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今日はですね、公職選挙法の抜本的見直しと、消防装備品の財政支援、そして大規模民家火災への対応の大きく分けて3点、質問させていただきたいと思いますが、ちょっと順番を変えまして、きょう、消防庁から田上次長お越しでございますので、消防装備品の財政支援について、まず先に質問をさせていただきたいと思います。
とりわけですね、はしご付き消防自動車への財政支援でございます。
昨今は都市部を中心にマンションもビルも高層化が非常に進んでいるということで、火災発生時などを含めてはしご付き消防自動車というのは極めて重要な位置づけに消防庁でもされているというふうに思います。
現在全国の消防本部では、消防庁の消防白書によると、はしご付き消防自動車は約1000台、昨年の令和7年4月1日現在で1000台保有をしております。
はしご車の購入費用は、はしごの長さが35メートル級であれば、1台2億円を超えるという高額な金額だそうでございます。
そして、はしご車の配備基準については、国で示している消防力の整備指針の中で、当該消防署の管轄区域内に、中高層建築物、高さ15メートル以上が一定数、おおむね10棟以上ある場合などに整備することになっております。
建物の、先ほど申し上げたとおり、高層化が進んでいる昨今、国民の身体、生命、財産を守る消防の立場から、本当にはしご車の重要性というのは増しているものと承知しています。
耐用年数も消防本部にもよりますけれども、20年を目安としております。
ここ近年ですね、消防機材の高騰、購入価格も高騰していると承知をしておりますし、平時には法定点検、車検、オーバーホール。
オーバーホールは、日本消防検定協会のハシゴ車基準によると、ハシゴ車の安全性を担保するため、定期的にオーバーホールを推奨しており、この基準に基づき、各消防本部の状況に応じて実施されております。
この基準では、まず車両購入後7年を目安に1回のオーバーホールを実施をして、2回目は5年間隔で実施されており、オーバーホールの金額も1回で3000万から4000万円の多額の費用を要するそうでございます。
当然、整備期間については、はしご車の大きさにもよりますけれど、半年近く製造したメーカーに入庫して、はしご車の可動部分、いわゆるはしごの一番根っことなる基礎の部分ですよね。
こういったところをバラバラにして、消耗品の交換や点検を行っているため、約半年間は入庫しちゃってますので、出動することができません。
このように高額かつ入庫期間を要するオーバーホールにもかかわらず、国においても、また私の住んでおります山梨県においても、財政支援制度がないことから、各消防本部では一般財源の確保に本当に苦労されているとお聞きをしておりまして、施設整備基金を取り崩すなど対応している状況です。
私が住んでいる甲府市にもですね、甲府地区消防本部でも3つの消防署に3台のはしご車があります。
それぞれこのオーバーホールの基準を目安にオーバーホールを実施されておりますけど、この3台のはしご車を耐用年数20年で3回ずつオーバーホールをすると、オーバーホールだけで3億円前後の支出になります。
非常に重く、このオーバーホールの費用が重くのしかかっております。
そこで質問なんですが、はしご車にかかわらず、消防車両の購入については、緊急消防援助隊に登録した車両への補助金制度や交付税算入のある記載があることは十分承知しておりますけれど、現時点ではこのオーバーホールに対する財政措置の制度が設けられておりません。
ぜひですね、新たに補助制度を創設するなど、はしご車の重要性に十分鑑みていただいて、国の財政支援策の検討をお願いをしたいと思いますが、消防庁の見解を伺いたいと思います。
委員御指摘のとおり、はしご付き消防自動車のように構造が複雑で、長期間の使用が予定される消防車両については、性能を維持し、安全性を確保するために、定期的にオーバーホールを実施することが必要と認識しております。
このため、オーバーホール等の維持管理経費については、他の車両も含め、普通交付税の消防費の中で措置しているところでございますが、引き続き、現場の意見もよくお聞きしながら、適切に対応してまいりたいと考えております。