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本日、中東情勢の建設・建築業界への影響について伺います。
建設・建築の現場も、ご存知のように石油由来の原料、資材は多数使われており、価格が高騰しています。
石油、そしてナフサについては、予算委員会でも多数ご質問がありましたが、意外とこの建設建築業への言及が少なかったものですから、今回お話しさせていただきます。
私の地元の三重県でも状況を調べますと、アスファルトが一番影響を受けていると思いますが、塗装用シンナー、エナマンコンクリート、塩ビ管、防水剤等々、あらゆる資材全般で20から50%値上げをしている。
そしてまた不足感も顕在化しています。
工事工程にも大きな影響が懸念されるとともに、いつ入ってくるか分からない、そういった先行き不透明感から新規の受注が足踏みするのではないか。
こういう心配もあります。
特に大手は資材を確保できても、地元の小規模事業者はなかなか入手しにくい。
塩ビ1本とか2本とか、売ってくれないわけですね。
国交省として、まず流通の目詰まり解消、そして供給体制の安定化、これが必要だと思いますが、どのようなお考えでしょうか。
建設業においては、アスファルトやシンナーなど様々な石油製品等を使用することから、今般の中東情勢による建設資材の価格高騰や供給不足に起因して、工事の代金や工期などに影響が生じる可能性があると考えており、業界からも懸念の声が寄せられているところです。
原油や石油製品については、代替調達や備蓄石油の放出で日本全体として必要となる量を確保できている一方で、シンナーなどの石油製品を使用する建設資材も含め、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが見られることから、需要家の皆様方からいただいた情報を踏まえ、原料の供給見通しの確認や、関係事業者への安定供給の要請などに、政府全体で取り組んでおります。
国土交通省としても、建設業、資材関連団体等への継続的なヒアリング等により、価格や受給の動向などについて、可能な限り実態把握に努めるとともに、国土交通省のホームページに、中東情勢関連対策ワンストップポータルを開設し、流通の目詰まり情報の提供を呼びかけるなど、建設資材の安定的な調達に関する取組への協力要請を行っております。
引き続き、工務店や一人親方をはじめ、小規模事業者など、現場の生の声にもしっかり耳を傾けながら、経済産業省や関係団体などと緊密に連携して、建設資材の供給の偏りや流通の目詰まりの解消等に、スピード感を持って取り組んでまいります。