本当このタイミングで日米でしっかりと呼吸を合わせることができた、また中国をめぐる問題についてもさまざまな率直な意見交換ができた、本当に素晴らしい機会だったんじゃないかというふうに思っております。
関心として、ちょうど一昨日の質問の中でも、ちょっと時間的に入り切らなかったことがあるわけでありますが、今茂木大臣からご答弁があったように、1月以降、中国からはデュアルユースに関連するようなさまざまな物資の、今より対日輸出規制というものが、なかなか続いたままになっておりまして、こういったところの打開にも、ぜひこの米中首脳会談とつなげていただきたいというふうに思っております。
前回ですね、この一昨日の時にも、この黄金期間中、政務の中国出張ありませんでしたね、というところまでで前回を終わらせていただいていて、今のままでいいはずがないという思いの中で、経済界も例えば動きがいろいろ出てきているようであります。
来月には日本国際貿易促進協会の代表団、これ、いわゆる日本の経済ミッションとしては、昨年11月以降、ちょっと関係が悪くなってから初めて訪中団を公式に送るというような話もありますし、これはちょっと対中外交とは違う角度だとは思いますけれども、5月21日から中国で開催されるAPECの貿易担当大臣会合、ここは日本政府としてもハイレベルの派遣を今検討されているというようにもお伺いしております。
ある意味この米国の力も借りながら、あるいはこういった国際会議の場みたいなものも活用しながら、今のさまざま日本の経済活動に大きな影響を与える問題、一つ一つの問題に取り組んでいただきたいということをまずお願いしたいと思います。
そしてベッセントさん、今回とにかくさまざまなテーマで議論されたとも聞いてまして、私はこれから見て、ベッセントさんにお会いしたことはないですけれども、私からするとベッセントさんといえば、あのジョージ・ソロスのクオンタム・ファンドにいた人なのかという、やっぱり基本的な認識の方であります。
1992年にイギリスのポンド売りを仕掛けて、イングランド中央銀行をある意味破綻させてしまうぐらいの大博打を、特に金融のマーケットで打ってきた人であります。
当時、ERMから結局イギリスは脱退せざるを得ないところまで追い込まれた。
また、日本に関して言うと、東日本大震災を受けて、この後は円売りだということで円の空売りを仕掛けて、その手口だけで1000億円以上儲けたというふうにも言われています。
ある意味、敵にしとくと本当にこんな怖い人はいないなと思うわけでありますが、そしてね、今、日本との文脈でいきますと、1月に大きく円安が進んだ際において、アメリカの財務当局がレートチェックをしたということが大変話題になりました。
私もこれは日米協調介入なのかなと思っていましたら、そうではないと。
ベッセントさんご自身が自分で判断をして、自分でレートチェックをしたと。
レートチェックというのは、ディーリングルームに電話して「今いくら」と聞くんですけれども、それをやられたということで、電話した人は当然違う人だと思いますけれども。
これもですね、どういうきっかけでどういう意図でやったのか、日米協調介入という文脈ではないということはご本人もいろんなところのインタビューで答えられていまして、ちょっと私もある意味まだまだやっぱり現役の方だなと思ったんですけれども、この日本の債券市場を見ていたときに、いわゆる6標準偏差、6シグマのいわゆる動きがあった、値動きがあった、これを自分は判断の根拠としてレートチェックしたんだということを述べられているんですね。
アメリカのある意味政権に入る直前までヘッジファンドのオーナーをしていた人っていうのは、やっぱりこういう感覚でマーケットを見ているんだなということをとても感じます。
卑近な例で期待に恐縮なんですけど、私も90年代のあたりにマーケットのリスクを見ていた時期があります。
当時も、アジア金融危機の直後とかそういうこともありましたから、例えばドル円の為替レートとかですね、一晩で10円以上バンと円安に吹っ飛んでしまって、翌日さらに逆の方向に円高の方に10円以上吹っ飛んでしまって、毎日モニターを見ると振り切れてしまっていて、毎日頭を抱えながら仕事をしていたのを思い出すわけですけど、そういう中でも、例えば金融機関でこのマーケットのリスクを見るときって、だいたい正常って2標準偏差なんですね。
ざっくり言うと、これまでの過去95%の範囲内にあるものを平常と見て、そこをはみ出すものをちょっとアラートを立てるということをやります。
そして、これは異常に危ない、マーケットの方がこの先本当に注視していろいろとアクションを起こさないと大変なことになるというのは3標準偏差であるんですね。
だから99.7%を0.3%の動きにものすごく注目をして金融機関として対処するんですけど、アジア金融危機のときでもだいたいそのくらいの感度なんですよ。
それを6標準偏差でやるってことは、1億回に1回とか、そういう単位で自分である意味アラートが鳴るようにしておいて、即座にレートチェックをしているということであります。
これとてもですね、さっきも言いましたけど、敵にすると本当怖いんですけれど、逆に言うとですね、このマーケットの暴力性ですとか、あるいはマーケットの信任を得ながらやる責任ある積極財政という観点からしたら、こんなに心強いアドバイザーはいないなとも思うわけであります。
これ今日、財務省にも来ていただいています。
特に為替ですとか金利、こういったものについて、どのような議論がなされたのか、お伺いしたいと思います。
財務省大臣官房渡辺参事官。