環境委員会

参議院 2026-05-14 質疑

概要

衆議院環境委員会において、石原環境大臣らが出席し、地方環境事務所を地方環境局へ名称変更する環境省設置法改正案について審議が行われました。名称変更の目的は、組織のプレゼンス向上による自治体や他省庁との連携強化であり、あわせて災害廃棄物処理や鳥獣対策、地域脱炭素の推進に向けた人員・予算の拡充を図ることが説明されました。また、国立公園の施設管理不備への改善策や、ペーパーレス化の環境評価、動物愛護管理行政の体制整備など、幅広い環境課題についても質疑が交わされました。

発言タイムライン

自民無所属国民公明維新参政れいわチームみらい政府委員長・議長
0分40分1:202:002:403:204:004:40吉井章三上え浜野喜梅村み尾辻朋望月良

発言者(13名)

質疑応答(56件)

地方環境事務所の地方環境局への名称変更の背景と目的
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 地方環境事務所を地方環境局に名称変更する背景と目的について伺いたい

答弁
  • 時代の要請に合わせ業務・規模を拡大してきた
  • ブロック単位の支分部局である実態が理解されづらく支障があったため、名称を改め体制を強化する
  • 自治体支援機能を含め、より効果的な機能発揮を促進する
全文
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環境省の地方支分部局である地方環境事務所ですね。

平成17年に設置されてから20年が経過ということであります。

この間20年ということで、地方環境事務所に求められるその役割ですね、本当に大きくなってきたというふうに思っております。

設置法の改正案では、事務所を地方環境局に名称変更するということであります。

まずこの背景、そして目的、お答えください。

環境省の地方支分部局でございます地方環境事務所、設置から20年が経過する中で、環境行政に対する時代の要請に合わせまして、その業務や規模を拡大してまいったところでございます。

一般に地方ブロック単位の支分部局は局、都道府県単位の支分部局が事務所とされておりますことから、地方環境事務所が地方ブロック単位の支分部局であるということが、なかなか理解されづらく、支障が生じる場合もございました。

これを解消するために、今回、さらなる体制強化と併せまして、ブロック単位とする地方支分部局にふさわしい地方環境局という名称に改めることとさせていただきます。

本改正を通じまして、自治体の支援機能を含め、地方支分部局として、より効果的な機能発揮を促進してまいりたいと考えてございます。

名称変更に伴う具体的な支障の内容
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 地方環境事務所という名称であったことで、具体的にどのような問題や支障が生じていたのか伺いたい

答弁
  • 地方事務所長が都道府県知事や市町村長にアポ取りをする際、面会予約が取りづらいことがあった
  • 報道機関に県単位の事務所と誤認され、ブロック内の他県に情報が伝わらない支障があった
全文
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今、地方環境事務所という名称ですね、これによって、ある部分も理解されなかったりとか、問題が、また支障がということでありました。

具体的に、その問題がとか支障がとか、その部分はどういったところにあったのか、お答えください。

具体的に申し上げますと、例えば、都道府県知事や市町村長に対して、地方事務所長がアポ取りをしようとしても、なかなか面会の予約が取りづらかったといったようなことがございました。

また、地方環境事務所が記者発表や記者会見等を行った際に、報道機関側から県単位の1事務所というような認識をされてしまい、同じブロック内の他の県において報道がなされないと。

情報が他県に伝わっていかなかったといったような支障が生じる場合がございました。

局への名称変更のタイミング
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 設置から時間が経過しているが、もっと早く局にするタイミングがあったのではないか

答弁
  • 設置から20年で業務規模が拡大し、定員が設立当時の約3倍(1,208人)に増加した
  • 災害廃棄物処理やクマ対策、外来生物対策などの喫緊の課題に対応するため体制を強化している
全文
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設置されてからですね、ある意味こう長い年月が経っているというふうに思います。

逆にもっと早く局にするタイミングがあったんではないかなというふうに思うんですけど、そのあたりいかがですか。

地方環境事務所は、設置から20年が経過する中で、先生からもご紹介ございましたように、業務規模を拡大してきたところでございます。

具体的に申し上げますと、平成17年の設立当時はですね、全体で369名だった定員がですね、平成28年度末には、その3倍強の1,208人と、あれは28年ですね、失礼いたしました。

1,208人となってございます。

この度、災害廃棄物の処理対策ですとか、あるいは近年都民に課題になってございますクマ対策ですね。

これを含めまして、攻撃的な野生動物の管理ですとか、あるいは外来生物対策、地域での資源循環、こういった喫緊の課題に対しまして、63名。

自治体からの要望と改正案の整合性
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)
  • 地方環境局に求められる役割が増大する中、自治体からどのような要望を受けているか
  • 今回の改正案は自治体の要望に沿ったものか伺いたい
答弁
  • 都道府県域を超えた広域処理体制の構築支援や、地域脱炭素化のための広域的な仕組み構築の要望を受けている
  • これらの要望を踏まえ、体制強化を通じて広域的な連携を図りたい
全文
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次に、自治体からの要望についてであります。

地域脱炭素、そしてまた災害廃棄物対策等、地方での環境課題が本当に山積するという状況で、自治体から地方環境局に求められる役割というのは、本当に増大していくものというふうに思います。

地方環境局の支援が本当に必須、期待されるというふうに思いますし、環境局については、これまで自治体から何らかの要望を受けているのか、そしてまた今回の改正案は自治体の要望に沿ったものなのか、その辺りいかがですか。

地方公共団体からは、大規模災害の発生やその後の対応に備えるために、都道府県域を超えたさらなる広域処理体制を構築支援してほしいといったようなご要望ですとか。

あるいは地域の脱炭素化のために、広域的なまとまりの中で、関係主体が相互に補完し、相乗効果をより一層高められるような仕組みを構築してほしいと。

このような要望をいただいておるところでございます。

こうした要望を踏まえまして、地方支分部局としての機能を発揮し、各地方公共団体の管轄する、それぞれの区域を超えた、より広域的な連携を図っていくためにも、環境事務所の体制強化を図ってまいりたいと考えてございます。

災害廃棄物処理対策における地方環境局の役割
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 大規模地震や激甚化する気象災害に備え、迅速に災害廃棄物を処理するための体制整備において、地方環境局はどのような役割を担うのか

答弁
  • 平時の地域ブロック協議会における連携強化と、発災時の広域連携の調整を行う体制を確保する
  • 法改正と体制整備を通じて、自治体に寄り添った支援体制の充実を図る
全文
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次に災害廃棄物対策についてであります。

今後発生する、発生するであろうと予想される南海トラフ地震、そしてまた大規模な地震、また気候変動による激甚化頻発化する気象災害等に備えて、迅速に災害廃棄物を処理できる体制を整備する必要があるわけでありますけれども、地方環境局。

災害廃棄物処理対策の強化に向けて、どのような役割を担うのか、その点についてお答えください。

これまで地方環境事務所では、平時には地域ブロック協議会の場を活用し、計画の策定支援や研修訓練等の自治体の災害廃棄物対策の支援を行うとともに、発災時には被災自治体へ職員を派遣するなどの支援を実施してまいりました。

他方、自治体のマンパワー不足、知見の不足などへの懸念や、今後起こり得る大規模災害等も想定し、平時、発災時の両面で各自治体に寄り添ったさらなる支援が必要な状況でございます。

これを踏まえまして、今回の法改正やこれに伴う体制整備を通じ、地方環境局の災害廃棄物処理の支援体制の充実を図っていきたいと考えています。

具体的に、期待される役割としましては、平時の地域ブロック協議会における関係者の連携の強化、発災時における地域ブロックでの広域連携の調整などを十分に実施できる体制を確保することで、災害廃棄物対策の強化を図っていきたいと考えています。

災害廃棄物処理の具体的取組と体制拡充
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 平時からの準備(広域連携策定や民間協定締結)が重要であると考え、地方環境局による具体的な働きかけや取組について伺いたい

答弁
環境大臣政務官
  • 廃棄物処理法等の改正により、協定締結の努力義務や計画策定義務を盛り込んだ
  • 設置法改正で「資源循環災害廃棄物対策課」を設け、定員を29名増員する
  • 協定雛形の提供や自治体間のマッチング支援を推進し、迅速な処理体制を構築する
全文
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廃棄物対策における広域連携についてなんですけれども、円滑に災害廃棄物を処理するためには、とりわけ平時から事前の準備が重要であるというふうに思います。

近隣自治体との広域連携の策定、また民間団体との災害協定の締結、地方環境局の積極的な働きかけが重要になると思いますし、そのあたり具体的な取組、そのあたり聞かせてください。

議員ご指摘のとおり、災害廃棄物を円滑に処理するためには、平時から民間団体との協定の締結や、仮置き場の確保等を含む災害廃棄物処理計画の策定など、事前の準備が重要であると考えております。

令和6年度末時点で各市町村における災害支援協定の締結率は約81%、災害廃棄物処理計画の策定率は約90%まで進んでいるところでございます。

一方で、発災時に実際に機能する体制とするためには、仮置き場の具体的な確保ですとか、広域処理の手順、民間事業者との役割分担など、計画内容のさらなる具体化による実効性の向上が課題となっています。

このため、今国会に提出しております廃棄物処理法等の改正法案では、自治体間や自治体と民間事業者等との協定締結に係る努力義務や、市町村に対する仮置き場の確保等を含む、災害廃棄物処理に係る計画の策定義務を盛り込んでいるところでございます。

今回ご審議いただいております設置法改正案では、地方環境事務所がより効果的に機能を発揮できるように、地方環境事務所を地方環境局に改称し、併せて地方環境事務所の資源循環課を、資源循環災害廃棄物対策課とするとともに、災害廃棄物対策の定員を全国で29名増員するなど、体制の拡充を図ることとしております。

この人員を活用して、協定の雛形や協定締結の事例等の提供、広域処理を含む自治体間のマッチング支援などの取組をより一層推進し、発災時の円滑かつ迅速な災害廃棄物処理支援体制の構築に取り組んでまいりたいと考えております。

地域脱炭素の推進と今後の取り組み
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 地域脱炭素創生室による伴走支援を今後どのように取り組み、加速させていくのか伺いたい

答弁
中尾
  • 名称変更により首長等との連絡調整が円滑になり、庁内横断的な取組の推進につながる
  • 脱炭素先行地域の実現に向けた伴走支援を継続し、都道府県等と連携して取組を横展開させる
全文
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次に地域脱炭素についてであります。

この取組を推進するためには、地域の自治体と直接接する地方環境局の役割、当然重要であります。

令和4年には各地方環境事務所に地域脱炭素創生室を設置し、地方公共団体への伴走支援体制を強化してこられましたが、今後どのように取り組んでいくか。

おつもりの中、また加速していくのか、その辺りいかがですか。

議員ご指摘のとおり、地域脱炭素の実現に向けた、地方支分部局による積極的な支援を可能とするため、令和4年度に各地方環境事務所に地域脱炭素創生室を新設いたしまして、各地方自治体への伴走支援を行う体制を強化してきたところでございます。

本改正による事務所から局への名称変更などを通じまして、首長などとのトップレベルを含む自治体との連絡調整がより円滑となることで、自治体での分野、庁内横断的な取組の推進につながると考えております。

今後は脱炭素先行地域などの先行的な取組の実現に向けた伴走支援を引き続き行うということが大きな課題となっております。

また、さらに取組のさらなる横展開が課題となっておりまして、その展開に当たりましては、広域自治体としての都道府県などとの連携もこれまで以上に重要となるところであります。

引き続き自治体とよく連携を図りながら、地域脱炭素の取組の加速化を図ってまいりたいと考えております。

鳥獣対策の体制強化と広域的な対策
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- クマ等の鳥獣対策における地方環境局の役割は重要であり、組織体制を具体的にどう強化し、自治体を超えた広域的な対策をどう進めるのか

答弁
堀上
  • 熊対策専門官および広域野生長寿対策専門官を新たに配置・拡充し、体制を強化した
  • 都道府県の境界を超えた管理指針の検討支援や、広域的な対策を検討する協議会を推進する
全文
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次にクマを含む鳥獣対策についてであります。

昨年も地元でもクマの出没が相次ぎました。

クマ、シカ、イノシシ等、鳥獣対策における地方環境局の役割、大変重要であると考えます。

組織の体制、具体的にどのように強化されていくのか。

また、熊等の野生長寿の分布は都道府県、県境とは関係なく、自治体を超えた広域的な対策が求められるというふうに思います。

どのように進めていかれるのかお答えください。

環境省では、今年の4月に各地方環境事務所等に、熊対策専門官、それから広域野生長寿対策専門官をそれぞれ新たに配置または拡充し、野生長寿対策を行うための体制強化を図ったところでございます。

これらの専門官は、都道府県の境界を超えて、広域的な野生長寿対策を行うための管理指針の検討の支援、都道府県と連携した広域的な野生長寿対策を検討する協議会、

地方環境課題解決への意気込みと地域連携
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 名称変更により、地方の環境課題解決に向けて自治体や利用者に寄り添い、連携して取り組む意気込みを伺いたい

答弁
石原
  • 環境課題の現場は地域にあり、地方環境局が地域のプレイヤーと密に連携することが重要である
  • 体制強化により、これまで以上に地域に寄り添った政策推進を行い、課題解決に全力で取り組む
全文
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最後に大臣になんですけれども、今回の改正によってですね、環境事務所が環境局になるということによって、地方の環境課題の解決に向けて、自治体、そして利用者、これまでよりもさらに寄り添いながら、また連携をして取り組んでいただきたいというふうに思うんですけれども、最後に意気込みをお答えください。

環境課題の現場は地域にあります。

地方環境事務所は、各地域において、自治体をはじめとする地域のプレイヤーと密に連携しながら、環境政策の推進に取り組む役割を担っているところであります。

今般の法改正を通じて、地方環境局への名称を変更する、また災害廃棄物処理、熊対策を含む広域的な野生長寿の管理等について、体制強化を行っているところでありますが、これにより、これまで以上にしっかりと地域に寄り添った政策の推進が可能となり、地域における環境課題の解決に全力で私が率先して取り組んでまいりたいと思います。

地域の実情に即した体制構築の要望
▶ 動画
質問
吉井章 (自由民主党・無所属の会)

- 地域への負担が増え続ける中、常に地域の実情を把握し、先手先手で体制強化と自治体連携を図ってほしい

答弁
石原
  • 大臣自身も地方へ足を運び意見を聞く努力をする
  • 地方環境局が地域の声を聞き、問題解決に寄り添い共に目指していくことを法改正の中で進める
全文
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だからやっぱり負担はこれからも多分増え続けるというふうに思います。

今後も先ほどから答弁いただきましたけれども、やっぱり地域に寄り添って、やっぱり先手先手で、やっぱり体制強化も含めて進めていっていただきたいし、そのためにはやっぱりそれぞれの地方の自治体と連携を常に図っていただくと。

ここがやっぱり非常に重要であり、常に地域の実情を分かっていただける、その体制を国としても取っていただきたいというふうに思います。

そのあたり、大臣、もう一言お願いできたらと思います。

大臣は一人なもんですから、私も全ての地域に足を運ぶことはできないんですが、なるべくやっぱり私自身もですね、いろんな地方の方に足を運ばさせていただいて、ご意見を聞かせていただければと思います。

ただやはり、この地方の環境局が、しっかりとその地域の声を聞いて、そしてその地域の問題解決に、本当に寄り添って、共に解決を目指していく。

そういうことを、今回の法改正の中で、しっかりと進めてまいりたいというふうに思います。

地方環境事務所の名称変更の目的
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 地方環境事務所を地方環境局に名称変更することで、具体的に何を変えようとしているのか

答弁
石原良司
  • 業務規模の拡大に対し「事務所」という名称では地方ブロック単位の支分部局であることが理解されにくく、連携調整に支障があったため名称を変更した
  • 体制強化と合わせて名称を改めることで、自治体支援を含めより効果的な機能発揮を促進する
全文
質問・答弁の全文を表示

はじめに石原環境大臣に、環境省の地方支分部局である地方環境事務所の名称を地方環境局に改める件です。

今回の法改正では、事務所が地方環境局へと変わるということですけれども、名称変更そのものに、もちろん異論があるわけではありません。

しかし、国民の皆様から見れば、問われるのは看板の掛け替えではなくて、何が実際に変わるのかということでございます。

名称を変える理由は、今ご説明いただきましたけれども、これによりまして、何を変えようとしているのか、何を変えようと掲げているのか、ご説明ください。

環境省の地方支分部局である地方環境事務所は、設置から20年が経過する中で、時代の要請に合わせてその業務規模も拡大してきたところであります。

一方で、その名称が事務所であることにより、地方ブロック単位の支分部局であることが対外的に理解されづらく、地方公共団体等の円滑な連携調整に支障が生ずる場面もありました。

これを解消するため、今回、さらなる体制強化と合わせて、地方ブロック単位の支分部局にふさわしい地方環境局という名称に改めることをしたところであります。

本改正を通じて、自治体の支援機能を含め、地方分部局として、より効果的な機能発揮を促進してまいりたいと考えております。

地方環境事務所の人員・予算の充足状況
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 地方の現場では課題が年々増大しており、現状の予算や人員配置が不十分ではないか

答弁
石原良司
  • 定員数を拡充し、令和8年末には発足時の3倍強の1,208人まで増員し、予算も計上している
  • 本省プロパーの配置や地方採用、任期付き職員の採用により確保を図っている
  • 不足しているとの指摘もあるため、今後も予算・定員・人材確保にしっかり取り組む
全文
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地方の現場では、気候変動による豪雨災害、そして災害廃棄物への対応、国立公園の保全と観光振興、外来種対策、鳥獣被害、PFASなどなど、さらに地域脱炭素の推進、環境行政への期待という課題というのは年々大きくなっております。

一方で、地方環境事務所というのは、人員体制が十分とは言えないとよく聞いております。

自治体からも「相談しても手が回っていない」「専門人材が足りない」という声があります。

地域との相談窓口となる地方環境事務所は、今後ますます重要な存在となります。

その重要性と比較して見ると、現状の予算とか人員配置が十分ではないかと考えられるのですけれども、いかがでしょうか。

地方環境事務所につきましては、定員数をずっと拡充してきておりまして、令和8年の末の定員につきましては、発足時の3倍強の1,208人まで増員をしてまいっております。

こうした定員に合わせまして、地方環境事務所が事務処理を行うための予算も計上してきているところでございます。

人員につきましては、環境省といたしまして、本省採用プロパーの職員を地方に配置する、あるいは地方環境事務所によるプロパー職員の採用、地方採用でございますね。

こういったことや、あるいは任期付き職員の採用等により、業務遂行に必要な職員の確保を図ってきたところでございます。

ただ、ご指摘のように十分足りていないのではないかといったようなこともございますので、今後とも環境行政に関する地域からのニーズにお答えできますように、事務所が機能を発揮するための予算、定員、人材確保にしっかり取り組んでまいりたいと考えております。

地方環境局の体制整備と予算措置
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 名称変更に伴い次長職が設置されるが、予算を組んで人材確保や地域アプローチを含む抜本的な改革を行うべきではないか

答弁
石原良司
  • 法改正に合わせて、災害廃棄物対策や鳥獣保護管理などの職員を合計63名増員するなど必要な体制を実施している
  • 今後も機能発揮に必要な定員・人材・予算をしっかりと確保する
全文
質問・答弁の全文を表示

政府は今回の法律案においても、地方環境事務所の名称の変更に合わせて、次長という役職がまた設置されると聞いております。

まずご説明いただきましたように、内部組織を法令で定めるものとすることによって、地方支分部局としての効果的な機能発揮を促進するということになります。

また、これらの改正のためには、特段費用は要していないと聞いております。

しっかり予算を組んで、人材確保や地域の方々へのアプローチを含めた活動等に関する抜本的な改革を行うことも重要ではないかと考えます。

大臣の認識を伺います。

本改正は、災害廃棄物対策、広域的な鳥獣保護管理、外来生物対策、地域の資源循環等の施策を担当する職員の定員を、本改正に加え、それらの施策を行う職員を合計で63名増員するなど、必要な体制をこの法改正と合わせて実施しているところであります。

今後とも、地方環境局が機能を発揮するために必要な定員と人材と予算をしっかりと確保してまいります。

防災庁設置後の災害廃棄物処理の役割分担
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 防災庁(および防災局)が設置された際、環境省(および地方環境局)との災害廃棄物処理などの役割分担はどうなるのか

答弁
住倉正
  • 基本方針に基づき、専門性・整合性の観点から、災害廃棄物の処理等は引き続き環境省が所管する
  • 初動の被害把握や現地支援チーム派遣、自治体間マッチングなどの環境省の役割を維持しつつ、防災庁・防災局と緊密に連携する
全文
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これに関して、政府が設置を目指している防災庁についてです。

現在、災害廃棄物処理などを担っている環境省とのこの役割分担がどのように変わるかという点です。

特に防災庁の地方支分部局となる防災局と、環境省の地方環境局の役割分担、これはどうなっているんでしょうか。

令和7年12月に閣議決定されました防災立国の推進に向けた基本方針におきましては、個々の行政分野における防災対策については、専門性、整合性等の観点から防災庁設置後も所管する各府省庁において実施することが示されているところでございまして、災害廃棄物の処理等は引き続き環境省が所管することとされます。

その一方で環境省の役割といたしましては、災害廃棄物処理の観点では、初動時における被害実態の把握、関係団体等を含む発災直後の現地支援チームの派遣、広域処理を含む自治体間のマッチング支援などを行ってきているところでございまして、今後より適正かつ円滑で迅速な災害廃棄物処理を行うためにも、防災庁、そして防災庁の支分部局となる防災局を含め、緊密に連携をしてまいりたいと考えております。

地方環境事務所による環境問題の情報発信
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- リチウムイオン電池の廃棄など国民の意識改善が必要な課題に対し、地方環境事務所は現在どのように情報を発信しており、今後どう届けるのか

答弁
畑真由美
  • 連絡会議や協議の場を活用し、クマ対策や外来生物対策、災害廃棄物対策などの情報共有・提供を行ってきた
  • 今後は報道機関・メディアとの連携強化に加え、ウェブサイトの構成工夫などにより、より多くの方が必要な情報にアクセスできるよう取り組む
全文
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また環境省は環境問題について国民の皆様へもっと広くアプローチして積極的に知ってもらうということも必要だと思います。

例えば地球温暖化対策、そして今発火が問題となっていますリチウムイオン電池。

この正しい廃棄は国民の皆様の意識一つで大きく変わるものです。

自治体によってこの回収の問題もさまざまとなっております。

そのためにも環境省の活動をより広く国民の皆様に周知していく必要があると感じております。

その点におきまして、地域に近い立場である地方環境事務所においては現在、どのように環境問題の取組を発信しているのか、今後より多くの方々に情報を届けるために、その取組を教えてください。

具体的にはクマ対策ですとか、あるいは特定外来生物、ナガイグマの譲渡とか、クビアカカミキリとか、大変話題になってございますけれども、こういった外来生物対策、それから先ほど議論になっております災害廃棄物対策、また今ご紹介のありましたリチウムイオン電池への対応などですね、地域ごとに関心や緊急性の高い分野それぞれございます。

こういった中で自治体や関係団体、専門家等が参画する連絡会議や協議の場を活用し、情報共有や情報提供を進めてまいりました。

今後もこれを一層進めてまいります。

また、報道機関と各種メディアとの連携を一層強化するとともに、地方環境局のウェブサイトにつきましても、より多くの方々が必要な情報にアクセスできますよう、随時の情報提供はもちろんのこと、掲載内容や構成の工夫などにも改めて取り組んでまいりたいと考えております。

国立公園内施設の管理不備と改善策
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 国立公園内の建物や橋の所在・所有者が不明であった事態の背景と、どのように改善しているのか

答弁
畑真由美
  • 管理が不十分であったことを真摯に受け止め、所在の特定と国有財産台帳への紐付けを速やかに進めている
  • 所在不明財産の約7割、所有者不明財産の約9割の特定確認を終えており、特に安全に関わる橋などは優先的に対応済みである
  • 省内事務マニュアルの見直しを行い、再発防止に取り組む
全文
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まず、地方環境事務所の前身となります、自然保護事務所の頃から行われています、国立公園。

この国立公園の管理と長寿対策を取り上げます。

地方環境事務所は、管轄区域の国立公園の管理を担っていますけれども、会計検査院から、国立公園にある建物や橋などの施設の所在、また所有者が不明になっていたことが指摘されました。

私の地元である広島県を含む瀬戸内海国立公園の橋も、環境省が所有者を把握していなかったと報じられました。

こうした国立公園にある建物や橋などの施設の所在、そして所有者が不明になる事態が発生した背景、そしてどのように改善をされているのか。

会計検査院からの指摘につきましては、国立公園における施設の管理が必ずしも十分ではなかったという点を含め、真摯に受け止めておるところでございます。

国有財産の適正管理及び利用者の安全確保の観点から、是正改善に取り組んでおるところでございます。

今回の指摘を踏まえまして、施設の重要度も鑑みながら、不明な国有財産については、所在を特定し、国有財産台帳との紐付けを速やかに進めておるところでございます。

また、所有者が不明な財産につきましては、所有者の特定を進めておりまして、特定できたものから、関係者との協議を行っております。

具体的には現時点で所在が不明な国有財産につきましては約7割、所有者が不明な財産については約9割について特定確認作業を終えているところでございます。

とりわけ橋など利用者の安全が関わるような施設については優先的に対応しておりまして、現状こういった安全性に関わるような施設については、安全性の確認をしたところでございます。

さらに今後につきましては、この度の反省を踏まえまして、国有財産の省内事務マニュアルの見直しなどを行いまして、再発防止に取り組んでまいります。

国立公園管理の改善スケジュール
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 施設管理の改善目標は来年度までと考えてよいか

答弁
木原稔

- 点検については今年度内の作業完了を目指して進めている

全文
質問・答弁の全文を表示

では、この改善というのはスケジュール的には来年度までということでよかったでしょうか。

目標は。

一応、点検につきまして、今年度内の作業完了を目指して進めておるところでございます。

国立公園の管理人員の充足状況
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 広大な国立公園を管理する体制が不十分であることが施設管理の不備につながっているのではないか。人員は十分確保されているか

答弁
堀上正和
  • 現場事務所に国立公園管理官やレンジャーを配置している
  • 令和8年度には定員1名だった6つの事務所に各1名増員し、全体で222名の体制で充実を図っている
全文
質問・答弁の全文を表示

その国立公園ですけれども、全国に35公園ございます。

面積がおよそ245万ヘクタールといって、どれだけ広いかと言いますと岩手県と青森県を合わせた面積とほぼ同じでございます。

ここを安全に皆さんが利用するための管理というのは本当に大変なことだと思うんですけれども、人員も含めて。

山岳地や海域、湿原など広大、また多様な風景地を管理するということで、その体制が十分でないことも、こうした指摘につながっているのではないでしょうか。

地方環境事務所全体として国立公園の管理を担う人員、十分確保されているんでしょうか。

環境省では各国立公園に国立公園管理事務所等の現場事務所を設置しまして、国立公園管理官や自然保護官、通称レンジャーというふうに言ってますけれども、そういった職員が国立公園の現地管理に関する業務を行っております。

国立公園の管理体制の充実、委員ご指摘のとおり重要な課題と認識しておりまして、令和8年度はこれまで定員が1名のみとなっていた6つの国立公園管理事務所、そこに各1名の、計6名になりますが、増員をいたしまして、全体として合計222名の体制で、その充実を図ってきている。

国立公園における具体的課題の改善事例
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 35の国立公園の中で、具体的にどのような課題があり、どう改善している事例があるか

答弁
堀上正和
  • 地域により鹿の被害や登山道の荒廃など課題は多様であり、多様な主体と連携して対応している
  • 例として、富士山での過度な混雑に対し、山梨県・静岡県による入山料徴収や時間制限、環境省によるモニタリング等の機関連携対策を実施している
全文
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何分広すぎて、この222人が適当かどうかというのは、私も分かりかねるんですけれども、この35の国立公園の中で、では具体的に問題や課題があって、こういうふうに実際に改善しているんだというような例はありますでしょうか。

まず国立公園、日本の国立公園の場合には、国が管理を進めていきますけれども、環境省だけじゃなくて、地域関係者、土地所有者、地方自治体、それから関係行政機関、多様な主体と連携して取り組みを進めているということがあります。

そこは特に重要だということでございまして、またさらに国立公園の課題自体が、地域によってさまざまありまして、鹿による植生被害、あるいは外来種の侵入。

そういった問題のほかにも、登山道の荒廃、あるいは廃屋の増加、そういう公園利用上の課題なども多岐にわたっています。

そういう中で、地域地域でそれぞれ課題に対応しているわけですが、例えば、富士箱根伊豆国立公園にあります富士山、そこへ登山する人が非常に多くなっていた。

過度な混雑が問題となっておりましたけれども、山梨県と静岡県が入山料の徴収、あるいは入山時間の制限の実施、それから環境省も利用者モニタリング、普及啓発、そういったことをやって、各機関連携して対策を行っているというところであります。

国立公園満喫プロジェクトの内容と成果
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 「国立公園満喫プロジェクト」について詳しく教えてほしい

答弁
堀上正和
  • 保護と利用の好循環による地域経済活性化を目的とし、2016年から推進している
  • 体制づくり、景観改善(廃屋撤去)、多言語解説の整備、プロモーション強化などを実施した
  • 成果として、2025年の訪日外国人利用者は988万人となり、2019年の約1.5倍に増加した
全文
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国として今、この国立公園をブランド化しようという動きがあると聞きました。

名称がですね、国立公園満喫プロジェクトという名前だそうです。

詳しくこれを教えていただけますでしょうか。

今ご指摘がありました国立公園満喫プロジェクトでございますが、国立公園の魅力、ブランド力を高めるということで、国内外の利用者が満喫できる、実際に満喫できるような環境を整えるということで、地域経済を活性化して、自然環境保全への再投資も通じて、保護と利用の好循環を実現することを目的としております。

これはもう10年前ですね、2016年から国立公園満喫プロジェクトとして取り組みを推進してきています。

具体的には地域協議会など様々な主体が協働するための体制づくり、それから景観改善、先ほどもちょっと言いましたが、廃屋区が増えているというところもありますので、廃屋区の撤去、あるいは海外から来られる方向けに多言語解説、そういった受入れ環境の磨き上げ、さらにプロモーション強化、そういったところを進めてきたところであります。

その効果として、2025年の訪日外国人の国立公園利用者数、988万人となっております。

これは、新型コロナウイルスの影響を受ける前の、2019年の約1.5倍に増加をしてきているところでございます。

クマ対策専門官の任期付き雇用理由
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- クマ対策専門官の公募条件が高すぎるが、なぜ任期付きとしたのか

答弁
三上えり (立憲民主・無所属)

- 国民の生命・身体への被害防止は喫緊の課題であるため、即戦力を確保する観点から任期付き職員として雇用している

全文
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この公募のために、実務経験が4年以上必要である上に、任期も3年と決まっています。

処遇の割に求める条件が高すぎるとの話もございます。

どうしてこれを任期付きとしたのか、御説明をお願いします。

昨今のクマ被害の対策ということで、まず国民の生命、身体への被害を未然に防止する観点で、喫緊の課題ということで認識しています。

このために環境省では、各地域でクマ被害対策に関する体制構築を集中的に支援する。

そういう観点で、クマ対策専門家について、即戦力をまず任期付き職員として雇用するというところで、今やっているということでございます。

クマ対策専門人材の確保と自治体への派遣
▶ 動画
質問
三上えり (立憲民主・無所属)

- 専門人材の奪い合いが起きている中、必要に応じて地方公共団体に派遣する選択肢はあるか

答弁
三上えり (立憲民主・無所属)
  • 令和7年度補正予算にて、環境省の交付金で自治体が専門人材を配置できるよう支援対象に追加した
  • 国の専門官配置とあわせて、国と自治体が密に連携して一体的に人材の確保・育成に取り組む
全文
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報道によりますと、熊対策の専門人材の確保に、地方公共団体が一斉に取り組みを始めて、人材の奪い合いになっていると聞きます。

これは必要に応じて、地方公共団体に派遣をするという選択肢もあるんじゃないでしょうか。

どうでしょう。

御指摘のとおり、現状、熊対策を担う専門的な技術知見を有する人員に限られてございます。

そのために国と自治体をうまく連携しながら、そういった専門人材の育成確保を進めるということが重要でございますが、令和7年度の補正予算で、熊対策を担う専門人材を自治体において配置できるような措置をしました。

環境省の交付金で支援対象として追加したというところでありまして、各自治体で随時配置が進んでいるところでございます。

環境省においても、先ほどお話しした熊対策専門家、あるいは広域鳥獣対策専門官を新たに配置するということを今年やってきておりまして、こういったことで、国と自治体が密に連携を取って、熊対策に必要な専門人材の確保育成に向けて、一体的な取組を進めると、まずはそこからやっていきたいというふうに考えてございます。

環境省の予算水準について
▶ 動画
質問
浜野喜史 (国民民主党・新緑風会)

- 令和8年度予算が前年度比で増額となっているが、環境政策を推進する上で十分な水準であるか、大臣の見解を問う

答弁
石原良司

- 循環型社会等の実現に向けた取組や、鳥獣被害対策、地方環境事務所の体制強化に必要な予算は十分に確保していると認識している

全文
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今回の法改正により、災害廃棄物処理対策に係る地方公共団体支援機能の強化、クマ対策を含む広域的野生鳥獣保護管理、外来生物対策、地域の資源循環などの体制強化を行うこととされております。

この体制強化につきましては、地方環境事務所経費に関する予算を9億円程度増額し、対応するということとなっております。

それも含めて、環境省における一般会計予算全体としては、令和7年度予算1467億円に対して、令和8年度予算では1570億円と、103億円の増額予算となっております。

予算をつけて対応していくべきと考えておりますけれども、今年度予算は環境政策を進めていくにあたって、十分な水準となっているのか、大臣の率直な見解をお伺いいたします。

環境省における一般会計予算は、循環型社会、脱炭素社会、自然共生社会の3社会の実現を目指す環境政策を推進し、環境経済、社会課題を同時解決する取組や、人の命と環境を守る基盤的取組のために経費を織り込んでいるものであります。

環境省としては、金属資源等の再資源化に対する投資促進支援、クマ等の鳥獣被害対策に加え、地方環境事務所の体制強化に必要な人件費など、全体的に必要な予算は十分に確保しているというふうに認識しております。

環境省増額予算の財源確保について
▶ 動画
質問
浜野喜史 (国民民主党・新緑風会)

- 環境省への増額予算の財源をどのように確保しているのか説明を求める

答弁
人松次郎
  • 歳出歳入両面からの改革努力により予算全体のメリハリ付けを行う中で確保している
  • 具体的に環境省では、エネルギー対策特別会計の地域脱炭素推進交付金を減額し、一般会計からの繰り入れを減らすなどの措置を講じている
全文
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その上で財務省にお伺いをいたします。

環境省への増額予算の財源については、どのように確保することとなっているのか、説明をお願いしたいと思います。

予算編成全体について、まず申し上げれば、財政健全化目標との整合性の確保の観点や、市場からの信任の確保のために、通年の国債発行額をどのようにコントロールするかといった観点から、歳出歳入両面からの改革努力を行うことが、予算編成の前提となっております。

こうした改革努力を講じることをもって財源を確保しつつ、経済物価動向や重要施策に対応することが、予算編成全体の基本的な立て付けとなっておりまして、令和8年度予算においても同様となっております。

お尋ねの環境省の令和8年度一般会計予算の前年度比からの増額につきましては、公務員人件費の増17億円や、重要金属等の再資源化に対する投資促進支援の増60億円といった経済物価動向への対応、さらには重要施策の推進に必要な確保を手当てさせていただいているものでございます。

その財源につきましては、環境省予算に限らず、先ほど申し上げた令和8年度予算編成全体の中で、歳出歳入両面からの改革を推進し、予算全体のメリハリ付けを行う中で確保しているものでございます。

その際、環境省予算におきましても、例えばエネルギー対策特別会計におきまして、地域脱炭素推進交付金を対前年度比で減額を行い、これに伴いまして、一般会計からエネルギー対策特別会計への繰り入れを減額を行うなど、メリハリある予算編成を行っているところでございます。

デコカツにおけるペーパーレス化の環境保全効果について
質問
浜野喜史 (国民民主党・新緑風会)

- 国民運動「デコカツ」において、ペーパーレス化が環境保全や脱炭素化に寄与する取組として発信してきたか見解を問う

答弁
白石統括官

- 2018年の報道発表等において、テレワークやペーパーレス化がCO2排出削減や紙資源の節約などの環境保全につながることを発信してきた

全文
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環境省設置法におきましては、環境省は地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全を図ることを任務とすると明記されております。

脱炭素化などの環境政策への世の中の関心が高まる中で、環境省が発信する情報には非常に重みがあるというふうに考えております。

その上で伺います。

環境省が推進する脱炭素につながる、新しい豊かな暮らしをつくる国民運動であるデコカツにおきましては、ペーパーレス化の推進が環境保全や脱炭素化に寄与する取組として、多くの企業から情報を発信してきたことがあるのではないかと考えておりますけれども、見解をお伺いいたします。

環境省におきましては、国民一人ひとりの暮らし方や働き方に気づきを与えまして、その行動変容につなげることで、資源の節約、それからCO2の削減など、環境保全を図っていくことが重要であるとの観点から、これまでもデコカツをはじめ、さまざまな普及啓発の取組を進めてきたところでございます。

議員御指摘の2018年の7月の環境省からの報道発表につきましても、テレワークやウェブ会議など、企業における働き方改革を推進することが、移動に伴うCO2排出の削減やペーパーレス化による紙資源の節約、あるいはゴミの発生量の抑制といった環境保全につながることについて発信したものでございます。

また、2018年の報道発表にとどまらず、当時定めました第5次の環境基本計画、あるいは脱炭素化等につきましても、同様の趣旨の発信を行っているところでございます。

ペーパーレス化の定量評価と森林管理への影響について
▶ 動画
質問
浜野喜史 (国民民主党・新緑風会)

- 紙の消費減少が森林管理の不備や緑化への逆効果を招く可能性や、電力使用量増大の懸念があるため、ペーパーレス化の環境保全効果の定量評価は困難ではないか

答弁
白石統括官

- ペーパーレス化は紙資源節約やゴミ抑制につながるが、CO2削減等の定量評価は、森林管理の状況や再生可能エネルギーの導入状況、社会システムの変化等により困難である

全文
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さらに関連してお伺いいたしますけれども、紙の消費は、適切な森林整備や、再造林の循環を支える側面があり、消費量が減少すれば、森林管理が行き届かなくなり、結果として森林の健全な維持や緑化の推進に逆効果となる可能性もあると考えております。

加えて、ペーパーレス化の促進は電力使用量の増大にもつながるため、ペーパーレス化の促進が環境保全や脱炭素化につながるといった定量評価は難しいのではないかと考えておりますけれども、見解をお伺いいたします。

まずペーパーレス化自身は紙資源の節約、それからゴミの発生量の抑制にはつながるだろうというふうには考えてございます。

さらにそれ以外の議員ご指摘のCO2削減等も含めた効果の意義づけでございますけれども、まず紙の生産消費と森林管理の関係につきましては、紙の原料となる木材がどのような森林管理の下で生産されたものなのかということなどによりまして、CO2吸収量あるいは生物多様性の保全の観点から、それは見方が大きく変わり得るものだというふうに認識をしてございます。

またペーパーレス化によりまして業務の電子化が進むことになりますけれども、電力使用量のみに環境負荷がかかるということではなくて、同時に省エネの推進、再生可能エネルギーの導入の状況等によりまして、電力消費量やCO2排出量への影響も異なってくるだろうというふうに考えます。

さらに、かつて印刷物がメディアコミュニケーションの主体であった社会から、ITデジタル化が進展して、今やデジタル抜きでは業務生活が成り立たない社会になっていくわけでございますけれども、そういうことを考えますと、ペーパーレス化による環境への影響という観点に関しまして、経済社会システムの大きな変化というものを含めて、それを捉えて定量的な評価を行うことはとても難しいことだというふうに考えてございます。

ペーパーレス化の発信と製紙業界の努力について
▶ 動画
質問
浜野喜史 (国民民主党・新緑風会)

- 定量評価が困難であるにもかかわらず、ペーパーレスが自然環境保護につながる等の発信を行ってきたことについて問う

答弁
石原良司

- 製紙業界においても持続可能な森林管理による生物多様性保全やCO2吸収の努力がなされており、そうした業界の努力についても適切に発信していきたい

全文
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定量的評価はなかなか難しいという御説明だったと受け取りました。

その上でお伺いするんですけれども、そのペーパーレスの効果についてですね、定量評価が難しいにもかかわらず、環境省の発信によって、ペーパーレスが自然環境保護や森林破壊の抑制につながる、紙の消費がCO2排出の主要因の一つなどといった、

ペーパーレス化による環境保全効果については、先ほど統括官から答弁したとおりなんですが、ぜひ強調しておきたいことは、実は、製紙業界においては、例えば、自然共生サイトに多くの製紙メーカーの森が認定をされております。

また、持続可能な森林管理による生物多様性の保全や、CO2の吸収、すみません。

議員ご指摘のように、もし間違ったメッセージを広げているようなことがあれば、この製紙業界がこのような努力をしていることもしっかりと発信をしてまいりたいと思います。

紙パルプ産業のバイオリファイナリー転換への国の関与について
▶ 動画
質問
浜野喜史 (国民民主党・新緑風会)

- 分野別投資戦略に基づき、2033年までに官民で1兆円規模の投資を進めるとしているが、具体的に国がどのように関与するのか説明を求める

答弁
田中審議官
  • 燃料転換やバイオリファイナリー産業への転換を支援し、GX経済移行債を活用した予算措置等を行っている
  • 具体的に「エネルギー製造プロセス転換支援事業」において紙パルプ産業のプロジェクトを採択し推進している
全文
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経済産業省にお伺いいたします。

紙パルプ紙加工産業において脱炭素化に大きく寄与するバイオリファイナリー産業への転換を図ることが重要であると考えております。

昨年12月に改定された政府の分野別投資戦略において、国益回収ボイラーやバイオマス素材生産設備、産業用ヒートポンプなどに対して、2033年までに官民で1兆円規模の投資を進めていくこととされております。

画期的な取組であり、確実に進めていただきたいと考えております。

困難な脱炭素化は民間任せにはできません。

官民で1兆円規模の投資を進めていくということでありますけれども、具体的に国がどのように関与していくのか説明をお願いいたします。

議員ご指摘の紙パルプに関する分野別投資戦略におきましては、国による先行投資支援として企業のコミットメントや、制度的措置と一体で、まず石炭などを活用した自家発電設備などの将来の脱炭素エネルギーへの転換を見越した燃料転換、さらには化石由来製品などの代替素材としてパルプを活用したバイオリファイナリー産業への転換、こういったことに関する取組を支援するなどの方針を示しております。

この方針に基づきまして、国による支援と民間投資を合わせて、2033年までに1兆円以上の投資を目指し、紙パルプ産業におけるGXを進めていくこととしております。

その実現のため、政府といたしましては、GX経済移行債を活用した予算措置などを行っております。

例えば、排出削減が困難な産業におけるエネルギー製造プロセス転換支援事業、この事業におきましては、紙パルプ産業に関連する2つのプロジェクトを採択推進しているところでございます。

災害廃棄物処理の体制強化
▶ 動画
質問
原田大二郎 (公明党)
  • 能登半島地震で現行体制が十分に機能しなかった面があるのではないか
  • 大規模災害を見据え、平時から仮置き場確保や広域処理の調整を強める必要があるのではないか
答弁
堀上
  • 地方環境事務所を地方環境局に改称し、災害廃棄物対策の定員を29名増員して体制を拡充する
  • ガイドラインによる技術的助言、モデル事業による仮置き場確保支援、現地チーム派遣による初動支援などを推進する
全文
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まず災害廃棄物処理について伺います。

先ほど吉井委員もありましたけれども、環境省はこれまでも地域ブロックごとに地方環境事務所を中心に、モデル事業の紹介や自治体間のマッチング、地域ブロック協議会の運営などを進めてこられたと承知しております。

ただ、能登半島地震におきましては、現行体制だけでは十分に機能しきれなかった面もあったのではないかと思います。

南海トラフ地震のような大規模災害を見据えると、仮置き場の確保や広域処理、県境を超えた事前調整を平時から強める必要があると思います。

災害廃棄物の円滑な処理を進めていくためには、平時から民間団体等の協定締結や仮置き場の確保等を含む災害廃棄物処理計画の策定による事前の準備が重要でございます。

今回の法改正を通じて、国がよりリーダーシップを発揮できるよう、地方環境事務所を地方環境局に改称し、資源循環課を資源循環災害廃棄物対策課とするとともに、災害廃棄物対策の定員を全国で29名増員するなど、体制の拡充を図ることとしております。

こうした体制強化によりまして、広域処理を含む自治体間のマッチング支援のほか、災害廃棄物に係る協定の雛形や協定締結事例等を充実したガイドラインによる技術的な助言、さらには災害廃棄物処理計画の策定を支援するモデル事業等による仮置き場の確保の支援、そして公費解体、撤去マニュアル等を活用した研修訓練の強化、そして関係団体等を含む発災直後の現地チームの派遣による初動支援の強化などの取り組みをより一層推進してまいります。

野生鳥獣(クマ)対策の支援体制
質問
原田大二郎 (公明党)

- 対策専門官を全国で15名増員することによる具体的な役割と支援内容について伺いたい

答弁
堀上
  • 熊対策・広域鳥獣対策専門官を配置し、自治体の初動対応訓練やマニュアル作成への助言、広域協議会の運営支援を行う
  • 自治体のニーズに応じた技術的助言や交付金運用を通じて、住民の安全確保に取り組む
全文
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次にクマなどの鳥獣対策について伺います。

近年クマの出没や人身被害の不安が広がっております。

その中で環境省の役割は捕獲そのものをしっかりと担っていくというよりも、自治体が現場対策チームを組めるように、交付金や専門家による伴走支援を行うことであると理解をしております。

今回、対策専門官を全国で15名増員すると。

環境省では、本年4月に各地方環境事務所等に、熊対策専門官、広域鳥獣対策専門官、それぞれ新たに配置、または拡充し、体制強化を図ったところでございます。

これらの専門官は、自治体が行う熊出没時の初動対応に係る訓練、マニュアル作成における助言、都道府県と連携した広域協議会等の設立運営、他地域の事例の紹介等の技術的助言や交付金の運用等を通じて、現場での熊対策の実行役である自治体のニーズを伺いながら、それぞれの状況に応じて支援する、そういった役割を担っているところでございます。

環境省といたしましては、今回の法改正を契機として、より一層各自治体との連携を図って、熊を含む野生鳥獣対策を広域的に進めることにより、住民の安全が確保されるように取り組んでまいりたいと考えております。

地域脱炭素における自治体連携の強化
▶ 動画
質問
原田大二郎 (公明党)

- 地方環境局化により局長・次長体制が整うことで、停滞している脱炭素先行地域の状況をどう打破し、どのような対策を打つのか

答弁
中尾
  • 局長・次長の新設により、首長や部長クラスなどのトップレベルでの連絡調整を円滑化させる
  • 自治体内の庁内横断的な取り組みや、地域の関係者との連携を強化し、脱炭素の取組を推進する
全文
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次に地域脱炭素と自治体連携についてお伺いいたします。

地域脱炭素につきましては、すでに各地方環境事務所に地域脱炭素創生室が置かれ、一定の体制が整えられてきたと承知をしております。

その上で、今回地方環境事務所が地方環境局となることで、地域ブロックの代表機関としての位置づけがより明確になり、自治体との連携強化が期待されているのだと思います。

局長・次長体制が整うことで、進捗が3割にとどまる脱炭素先行地域の停滞打破など、そのためにどのような対策を打っていくのかお答えください。

地域脱炭素化の取組を進めるに当たりましては、地域の事業者、金融機関などの多くの関係者の協力が必要でございます。

特に自治体におきましても、環境部局ならず、庁内横断的な取組が重要であります。

そのためには、首長を含めたトップレベルでの調整というものが非常に重要となって、リーダーシップが鍵となってくるところでございます。

地域脱炭素の取組の開始以降、地方環境事務所による首長等との面会を、数多くこれまでも行ってきたところでございますけれども、本改正で地方環境局への名称の変更や、自庁職の新設が行われることによりまして、首長、副首長、さらには県でいいますと部長クラスなどとのトップレベルでの調整を含めて、連絡調整の一層の円滑化が進み、まして、地域におけるダスタンスの取組の推進につながることが期待されるところでございます。

自治体を含め、はじめ、地域の関係者との連携を強化してまいりたいと考えております。

災害廃棄物の海上輸送を含む広域処理支援
▶ 動画
質問
原田大二郎 (公明党)
  • 海上輸送を含む広域処理について、現在どのように自治体を支援しているか
  • 地方環境局化を契機に、平時からの備えをどう進める機運を作るのか
答弁
中尾
  • 局長が自治体の意思決定権者と日頃から意思疎通を図り、次長が関係省庁や事業者とハイレベルな調整を行う体制を構築する
  • 地域ブロック協議会の枠組みを活用し、平時・発災時ともに調整機能を向上させ、迅速な広域処理体制を構築する
全文
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続きまして、海上輸送を含む広域処理についてお伺いいたします。

南海トラフ地震のような大規模災害を考えますと、災害廃棄物の海上輸送は極めて重要です。

能登半島地震でも、石川県の災害廃棄物処理計画では、海上輸送が検討対象となり、実際にも県産業廃棄物協会、環境省など関係者が調整に入って進めたと承知をしております。

ただ、海上輸送は国土交通省との調整も必要ですし、実際に動くのは県、市町村、処理業者です。

そうであれば、発災後ではなく、平時から計画や協定の中に位置づけておくことが重要だと思います。

実際に海岸の隆起や護岸の損壊によって港の利用制限が生じるなど、過酷な現実にも直面をいたしております。

現在、環境省として、海上輸送を含む広域処理について、どのように自治体を支援しているのか、また、今回の地方環境局化を契機に、自治体に対して、防災災害廃棄物処理の備えをさらに進める機運をどう作っていくのか、御説明ください。

こうした対応から得られた教訓といたしましては、発災時に災害廃棄物処理を地方環境局という名称に改めるとともに、局長自ら自治体の市長などの意思決定権者と日頃の意思疎通を図ってまいりたいと考えております。

また、局長を支える次長が分担して、関係省庁や関係事業者等とのハイレベルでの調整を普段から密に行ってまいりたいと考えております。

こうした体制強化に加えまして、既存の地域ブロック協議会での枠組みも活用し、平時及び発災時における関係者との調整機能を向上させることで、発災時における迅速かつ円滑な廃棄物の広域処理体制を構築してまいりたいと考えております。

公費解体と空き家問題への平時からの備え
▶ 動画
質問
原田大二郎 (公明党)
  • 公費解体や空き家問題について、平時からどのような準備を自治体に促し、計画の実効性を高めるのか
  • 地方環境局の職員がどのようにノウハウを伝え、計画に反映させるのか
答弁
住倉
  • 改定した公費解体撤去マニュアルに基づき、平時からの研修や周知、発災時の技術的助言を充実させる
  • 廃棄物処理法改正に伴う専門支援機関により、発注契約業務などの実務支援を強化し、復興のスピードアップを図る
全文
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最後に、公費解体と空き家問題について伺います。

能登半島地震では、所有者不明の建物などへの対応が大きな課題となりました。

これに対し、環境省は法務省とも連携をし、公費解体に関する手引きやガイドラインを整備してきたこと、また、今年3月にはガイドラインを改定したことは大変重要だと思います。

ただ、災害が起こってから、申請様式や手順を整えるのでは遅く、平時から備えておくことが欠かせません。

また、空き家は通常時には財産権の対象であり、災害で建物性を失った場合に初めて公費解体の対象となり得るという点も、住民や自治体にとって分かりにくい面があります。

今回の地方環境局化を契機に、公費解体や空き家問題について、平時からどのような準備を自治体に促し、どのように計画の中身を実効性のあるもので高めていくのか、ご説明をください。

地方環境局の職員がノウハウを自治体に伝え、申請手続き、庁内連携、法務部局との連携などを災害廃棄物処理計画等にどう反映させていくのか、その点をお伺いいたします。

環境省では、本年3月に公費解体撤去マニュアルを改定し、申請様式のひな形の追加、申請受付から解体完了までの市町村における進捗管理や現地調査等の進め方の明確化、そして関係者の同意に関する手順や所有者不明建物管理制度等の既存制度の活用の在り方の整理など、自治体が発災後、速やかに公費解体の受付を開始し、効率的に事務を行うために参考となる内容を充実させてきたところでございます。

ただ、その一方で、こうしたマニュアルを整備、充実するとともに、この内容がしっかりと各地方公共団体、さらには関係者の皆様方に周知をされ、これがいざ発災時に速やかに動くようにしていくことは、これは極めて重要な課題でございます。

このため、今回の法改正を通じ、地方環境局の体制強化を図ることで、公費解体撤去マニュアルについて、平時からの研修等による周知や発災時の丁寧な技術的助言等の、こうした取組を一層充実強化をしてまいりたいと考えております。

このほか、今国会に提出いたしました廃棄物処理法等の改正法案により措置することとしております専門支援機関により、公費解体等の発注契約業務などの自治体の実務支援の強化も図りたいと考えております。

こうした取組を通じまして、公費解体撤去に係る自治体の事務の円滑化、迅速化を図り、平時からの備えを十分にすることによって、発災時における復興のスピードアップにつなげてまいりたいと考えております。

地方環境事務所の分局格上げによる調整機能の強化
▶ 動画
質問
串田誠一 (日本維新の会)
  • 再生可能エネルギー導入に伴う環境破壊や地元とのトラブルへの対応について
  • 設置法の改正により、地方環境事務所が地方分局となることで調整能力が高まるか
答弁
青山環境副大臣
  • 地方分局への格上げにより、調整機能ははっきりと高まると考えている
  • 局長が知事や市長などの首長に直接会えるようになるため、実効性のある調整が可能になる
  • 人員の増員(災害廃棄物対策や野生動物保護管理など)により、機能強化と調整機能の充実につながる
全文
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名称が地方環境事務所から環境局という名称になることは、採用においても非常に重要だということ、逆に言えばそれだけ重みを感じているということでございますので、環境省としての一般国民からの期待というのも高まるのかなというふうに思っているんですが、地球温暖化に関する脱炭素に関して地方自治体の役割って非常に重要なわけで、そこに環境省がどうやってコミットしていくのかということも期待されているわけでございますけれども、これまで青山副大臣には、この再生可能エネルギーと環境との地方とのトラブルとかということに関しても、何度か質問させていただいたわけでございます。

再生可能エネルギーは非常に大事なんですけれども、例えばメガソーラーだとか風力発電が環境を破壊しているんじゃないかということで、地元からの反対意見というのも非常に出ている。

そういうところに対して環境省というものがしっかりと調整をしていかなければならないのではないかなと思うんですが、今回の設置法の改正において、この調整能力が高まると考えてよろしいでしょうか。

結論から申しますと、地方分局に格上げされることによって、調整機能は高まると、はっきり高まると考えております。

これで調整すると言ってもですね、事務所長が会えるのは部長や局長止まりであれば、結局最後の意思決定が明確でありませんから、それが今回、地方分局になりますと、局長は間違いなく知事や市長に直接会うことができます。

したがって、業者の問題も含めた、この再生可能エネルギーと環境の調和というのが、いわばやっと本物の調整ができるようになると、私自身も現場を見て上での判断として考えております。

それからもう一つ大きなことは、地方分局になることによって、人員の増員が実現します。

そのうち例えば熊対策で言えば1ブロックあたり4人から5人の増員でありますから、実際の機能強化につながり、これも大きく言えば、調整機能全体の充実につながっていくと考えております。

里山対策と林野庁との連携
▶ 動画
質問
串田誠一 (日本維新の会)
  • 里山の放置により自然林化し、熊が人里に出る状況がある
  • 里山対策として、環境省と林野庁との連携を強めてほしい
答弁
栗上局長
  • 森林の多面的な機能と重要性を認識しており、林野庁や地方自治体と連携して保全・管理を行っている
  • 「自然共生サイト」の認定を通じて、里山林や人工林を含む保全活動を促進している
  • 法改正を契機に、引き続き地方自治体や地域の関係者との連携を深めていく
全文
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青山副大臣にそのような答弁をしていただけると大変期待をしたいなというふうに思っておりますが、先ほど熊対策という話がありまして、緊急搬送というのも非常にそういう対策ということで取り上げられているんだろうとは思うんですが、一方で里山が放置されてしまっていて、従来の森が、人工林が非常に多いわけなんですけれども、里山が非常に放置されてしまって、逆に里山に果樹が生え茂ってしまって、自然林になってしまい、熊が森から里山を通じて人里に出ているという、そういうような状況もございます。

そういう意味では里山対策というのも非常に大事だと思うんですが、これに対して環境省、林野庁との連携を強めていただきたいと思います。

環境省では自然環境保全の観点から森林を含めて国立公園などの保護地域の指定を行って、林野庁をはじめですね、あるいは地方自治体とも連携して保全及び管理を行っているところでございます。

また里山というお話もありましたが、特に民間等の取組によって生物多様性の保全が図られている区域、こちらを自然共生サイトとして認定する取組を進めております。

今後も保護地域の指定、それから自然共生サイトの認定によりまして、森林の保全が図られるように、今回の法改正も契機に、地方自治体、地域の関係者等と引き続き連携を深めていきたいと考えております。

動物愛護管理行政の組織体制(室から課への格上げ)
▶ 動画
質問
串田誠一 (日本維新の会)
  • 犬猫の飼育数が増え、家族の一員としての認識が高まっている
  • 動物愛護管理行政の重要性を鑑み、組織上の位置づけを「室」から「課」へ格上げすることを検討してほしい
答弁
石原環境大臣
  • 動物愛護管理法に基づき、殺処分のない社会を目指して保護に取り組んでいる
  • ペットが伴侶動物として生活に欠かせない存在であるとの認識を前提に、普及啓発を進めていく
全文
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次に設置法に関連しての組織に関して、ぜひとも環境大臣にお願いをしたいんですが、日本ではですね、民間の2025年の調査によると、日本の家庭での犬猫の飼育数は、犬が682万頭、猫が885万頭で、合計で1567万頭と、非常にたくさんの家庭がですね、犬や猫を家族同然に迎え入れているわけでございます。

ところが環境省の組織図ではですね、動物愛護管理室ということで、環境省の自然環境局。

犬や猫などのペットが家族の一員ともいえる今、動物愛護管理行政は国民から関心が高く、課題も多岐にわたると認識しております。

環境省では、その重要性をしっかりと認識をして、必要な体制が室から課に上げるという組織図にぐらいは出てくる必要があるんじゃないかなと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思うんですけれども。

8割が置いては避難できないということで、以前の環境大臣もご自身も置いてはいけないという答えをいただきましたし、各総理にも私も質問をしてきたわけなんですけれども、そういう意味で非常に家族同然という位置づけという意味では、それを扱っていくときには環境省としてもしっかりと体制をつくっていかなきゃいけない。

なのであれば、やはり室ではなくて、課に上げていこうではありませんか。

石原環境大臣「動物愛護管理法では、犬や猫については特別の規定が設けられ、自治体に引き取られる際には殺処分がなくなることを目指して、保護等に取り組むこととされております。

また、同法に基づき、環境省が策定している基本指針では、ペットは伴侶動物として生活に欠かせない存在になっている。

これらの認識を前提としながら国民の皆様に関心や理解を深めていただき、動物の愛護と管理に関する普及啓発を進めてまいりたいと考えております。

環境省設置法改正による地方環境局への名称変更のメリット
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 地方環境事務所を地方環境局へ名称変更し、体制をリニューアルすることによるメリットは何か

答弁
石原宏高
  • 地方環境局への名称変更と局長職の設置を行う
  • 災害廃棄物対策、広域的な自然保護管理、外来生物対策、地域の資源循環をより円滑かつスピーディーに行えるメリットがある
全文
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そこでまず最初の質問なんですけれども、すいません、後半に置いていた質問を先にさせていただきたいんですけれども、地域で起きていることをより一層解像度高く確認し、きめ細かく対応し、必要な政策の推進へと反映させるために、この法案というのがどういうメリットがあるのか、大臣からお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

石原宏高大臣「地方環境事務所は、地域において自治体をはじめとするステークホルダーと密に連携しながら、環境政策の推進に取り組む役割を担っております。

本改正により、地方環境事務所を地方環境局へ名称変更するとともに、局長職を設置いたします。

また、災害廃棄物対策、広域的な自然保護管理、外来生物対策、地域の資源循環を、これまで以上に円滑かつスピーディーに行えるというメリットが」

生物多様性・種の保存における法案改正のメリット
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 生物多様性の保全や種の保存という観点から、本法案を可決することでどのような利点があるか

答弁
石原宏高
  • 体制整備を通じて地方環境事務所の体制を強化し、より実効的な種の保存法の施行が可能になる
  • 関係者との連携強化や地域でのプレゼンス向上に取り組む
全文
質問・答弁の全文を表示

この法案が可決した先にどういったメリットがあるのかというのを網羅的にご説明をいただきましたけれども、それでは次に、先だっての質疑で私が再三申し上げていました種の保存、そして生物多様性、これをしっかり地方で守っていってほしいんだというような訴えなんですけれども、特に生物多様性や種の保存という観点から、この法案を可決したら、どんなよいことがあるのか、ここにフォーカスしてお答えいただけますか。

石原宏高大臣「地方環境事務所の主要な業務の一つが、地域の希少野生動植物や生物多様性の保全であります。

そのため、従来から国立公園の適切な維持管理や種の保存法に基づく保護増殖や開発規制、重要種への助言指導等を行ってきたところであります。

本改正案やこれに伴う体制整備を通じて、地方環境事務所の体制を強化して、より実効的な種の保存法の施行が行えるというメリットが生まれると考えております。

改正を機に関係者との連携強化や地域でのプレゼンスの向上に積極的に取り組んでまいりたいと考えております」

環境影響評価法の対象規模の見直し
質問
梅村みずほ (参政党)

- 小規模な事業による環境破壊を防ぐため、環境アセスメントの対象(網の目)をより細かくする必要性について見解を伺いたい

答弁
石原宏高
  • メガソーラー対策パッケージにおいて、環境影響評価法の対象規模の見直しを検討中である
  • 法と条例の役割分担を議論しつつ、ガイドラインによる環境配慮の促進や、問題を起こした事業者からの電気を買わない等の対策を講じている
全文
質問・答弁の全文を表示

大臣にもお伺いしたいんですが、この網の目をできるだけ細かにする必要性について、大臣から一言いただければと思います。

今、メガソーラーに関する対策パッケージで、環境影響評価法に基づく環境アセスメントの対象となる太陽光発電事業の規模を見直すこととしているところであります。

本年1月から有識者検討会を立ち上げ、自治体や事業者団体など様々な関係者の意見も聞きながら検討を進めているところであります。

検討に当たっては、環境影響評価法は規模が大きく、環境影響の程度が著しいものとなる恐れがある事業を対象としていること、また法と条例の役割分担、条例によって色々なケースがありますけれども、条例で4000、3000とか3000キロワット、それよりも低いものを条例で規制している、もしくは面積で規制しているような条例もありますので、法の対象とならない規模の事業については、自治体の判断によって条例で対象とすることも可能である、こういう現状もありますので、そういうことも含めて議論を進めているところであります。

法や条例の対象とならない規模の事業については、環境省において太陽光発電の環境配慮ガイドラインを作成し、事業者による環境配慮も促しているところであります。

あとは、委員の言われていることは非常に大事なところで、だからこそ私も色々な記者会見でも言っているんですが、小さく1000キロ、2000キロのものを条例で自治体もやるかどうかというのはなかなか微妙なところがあって、国がそこまで、さっきも言ったそもそもの環境アセスの考え方というのはありますから、大きなもので環境に大きな影響を与えるものという法の考え方もあります。

その中でパッケージの中でも、国がそういう問題を起こした事業者から電気を買わないというようなことを、またそれで色々な金融機関なんかにもそういうお願いもさせていただいております。

そしてさらには森林法違反なんかも開示がされるようになりましたし、国土交通省の問題を起こした事例に関しては、先ほど委員が言われたような企業も問題を起こしたことは国土交通省のホームページで確認もすることができます。

ですから、やはり民間の企業がそういうものを買わないでいただくということも一つの対策になっていくのではないかと考えているところであります。

電気事業法における地元自治体の同意要件化と規制強化
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 電気事業法において地元自治体の同意を要件とする法整備や、合意のない事業者への事業保留・一時停止命令などの規制を導入すべきではないか

答弁
井上経済産業副大臣
  • 現在は電気事業法等の法定性に基づき、国と自治体の役割分担のもとで必要な規制がなされている
  • メガソーラー対策パッケージを通じて規制の強化と自治体との連携を図り、地域との共生関係を確保する
全文
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だからそれがグローバルビジネスになっていないかというところで、今後も私ども追求するんですけれども、今日のところの質問としては、鳥取県の平井知事からもありました、電気事業法において地元自治体の同意を要件とするような法整備を行うとともに、地元自治体の要請に真摯に向き合わずに事業を合意に進めようとする事業者に対しては、対象事業の保留だとか一時停止を命ずることのできるような規制が必要じゃないかということで、大臣に伺いたいところなんですけれども、環境委員会ということで、法案審議でもありますので、副大臣いかがでしょうか。

太陽光発電を含め、発電事業については、現在、電気事業法によった法定性としておりますが、先ほど石原大臣の答弁にありましたとおり、自然環境や安全性、景観などの観点から関係法令、条例等において、国と自治体の適切な役割分担のもとで必要な規制がなされているものと承知しております。

その上で、昨年末に関係閣僚会議において取りまとめたメガソーラー対策パッケージでは、関係規制の強化に加え、規制を運用する自治体との連携強化を図ることとしております。

こういった取組を通じて、関係省庁の自治体との連携の下で、規制を効果的に機能させ、再エネ導入に当たって、地域との共生関係の配慮がきちんと確保されるように取り組んでまいりたいと思っております。

地方環境事務所の名称変更の目的と効果
▶ 動画
質問
奥田ふみよ (れいわ新選組)
  • 地方環境事務所を地方環境局へ名称変更することが、本当に国民のためになるのか
  • 名称変更だけで信頼が生まれ、職員の暮らしや処遇が改善されるのか
  • 名称変更に伴い、権限や予算が増えるのか、あるいは単なる看板の掛け替えなのか
答弁
石原宏高
  • 地方環境局への名称変更とともに、災害廃棄物処理や野生鳥獣管理の体制強化を図る
  • 他省庁の出先機関(財務局や整備局等)と名称を横並びにすることで、地域での効果を発揮できると確信している
全文
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環境省設置法の改正案、これは何をやろうとしているのか。

一言で言うと、地方環境事務所という名前を地方環境局に変える。

大臣、これ、本当に国民のためになるんでしょうか。

でもちょっと待っていただきたいのが、看板を塗り替えただけで信頼というのが生まれるのでしょうかという点です。

名称変更だけで地方環境事務所で働く職員の皆さんの安定した暮らし、憲法25条保障、充実されるのでしょうか。

名称変更によってですね、具体的にその点何が変わりますか。

権限増えるんでしょうか。

予算増えるのでしょうか。

それとも本当に看板だけなのでしょうか。

今般の法改正を通じてですね、環境局への名称を変更することとともに、加えて災害廃棄物処理、クマ対策を含む攻撃的な野生鳥獣の管理等について、体制の強化も図ってまいります。

ご存知のように財務省の地方財務局も財務局でありますし、国土交通省の地方整備局と運輸局と、全て局という名前がついておりますけれども、やはり慣れ親しんだ地域の各省の出先機関ということで横並びになって、それなりに効果を発揮できるものというふうに確信しております。

地方環境局における次長職の新設と人件費・専任化
▶ 動画
質問
奥田ふみよ (れいわ新選組)

- 次長職の新設にあたり、来年度以降に幹部職員の増員や賃金引き上げなどの対応を考えているか

答弁
木原稔
  • 当面は統括環境保全企画官等が兼務することで円滑な移行を図る
  • 施行後の実情を踏まえ、次長としての専任化を検討したい
全文
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今回の法案で、次長という役職を新しく新設されるということです。

全国は47都道府県あるのですが、それを大きく8ブロックに分けて、その8カ所全てに次長が置かれたとしましたら、幹部職員が8人、新たに増えるわけです。

でも、この次長は当て職だという説明がありました。

つまり、今いる統括環境保全保全企画官という役職の職員の方が、この次長も兼務するために、今回の改正法の施行に伴う人件費の増額はありませんということでした。

でも今年はそうしたとしても、来年度以降はどうなるんでしょうか。

新たに幹部職員を増やそうとか、賃金が上がるだとか、そういった対応は考えていらっしゃいますか。

このため当面は地方環境事務所の職務に精通しております統括環境保全企画官等をまずは兼務いたしまして、これにより既存の業務を踏まえながら、局長や自治体等との局内外との関係者との緊密な連携の下で新たな業務を担っていくということで、円滑な移行が可能になるのではないかと考えております。

そして御指摘のように法案が成立して施行されれば、その後の実情を踏まえつつ、次長として専任化することを検討してまいりたいと考えております。

地方環境事務所の専門職の人員数
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 地方環境事務所に専門職がどれくらい配置されているか

答弁
木原稔

- 総務部門を除き、幅広く捉えて1018名の専門職が配置されている

全文
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幹部職員ももちろん増やしてほしいんですけれども、もっと増やしていただきたいのが、幹部専門職です。

今、地方環境事務所には専門職の方、どれぐらいいらっしゃるのでしょうか。

何をもって専門性があるかというのはなかなか定義は難しいんですが、幅広く捉えれば、総務部門を除きますとですね、1018名、専門職の方がいらっしゃるということが分かりました。

地方環境事務所の人員配置の妥当性と体制整備
▶ 動画
質問
木原稔 (参政党)
  • 自治体の専門人材不足を補うため、現在の地方環境事務所の人員配置で十分か
  • 業務増と自治体職員の減少を考慮した職員増員措置を規定すべきではないか
答弁
木原稔
  • 大規模災害時は他事務所や本省から専門人材を派遣して支援している
  • 引き続き専門的人材の確保を含めた体制整備に努める
全文
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この少ない専門人材を補うのが、地方環境事務所の専門知識を有する人材かと思いますが、今の人数で本当に足りているのでしょうかと、私は聞いていて、ちょっと疑問に思いました。

地方環境事務所は、自治体の環境担当職員の減少を補えるだけの十分な人員配置をしているのでしょうか。

現在の地方環境事務所の問題は、名称の変更ではなく、むしろ多様な業務が増えて、それにより自治体職員が減少していくことを考慮せずに、地方事務所の職員を増やす措置を規定していないということが問題なのではないでしょうか。

御指摘のように、やはり大規模災害が起きたような場合には、管轄する地方事務所の職員だけでは対応するのは難しいということで、他の地方事務所からの人員派遣に加えて、本省からも現地の方に専門的人材を派遣して、自治体の支援を行っております。

そういうことをやるんですけれども、一方で常日頃からですね、人員の確保を図っていくということも重要でございまして、先ほど専門的人材ということでお答えもさせていただきましたけれども、引き続きですね、専門的な人材の確保を含めて、体制の整備に努めてまいる所存でございます。

熊対策専用職員の雇用形態
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 熊対策のために公募されている3年間の任期付き職員は、正規雇用か非正規雇用か

答弁
堀上局長

- 任期雇用であるが、正職員と同じ扱いである

全文
質問・答弁の全文を表示

このほか、捕獲作業などに従事する自治体職員を現在の3倍の2500人、そして捕獲用の箱罠は2倍の1万機、熊撃退スプレーは3倍の2万本に、それぞれ増やす目標を掲げていらっしゃいますが、私この中でちょっと一つ気になるのがですね、午前中にも質問あったんですけれども、熊対策専用の職員が公募されています。

これが3年間の任期付き職員という制限かけられていますが、これは正規雇用なのか、非正規雇用なのか、お答えください。

今お尋ねのありました熊対策の環境省の地方環境事務所で採用する職員だということだと思いますけれども、この職員につきましては、任期雇用ということで、職員と同じ扱いをしております。

正職員と同じ扱いということになります。

熊対策専用職員の任期設定
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 当該職員の任期に期限がついているか

答弁
堀上局長

- 任期付きとして3年や5年などの期限をつけて採用している

全文
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その任期が、期限がついているということで間違いないですか。

そうですね。

任期付きの中で3年とか5年とか、そういう期限をつけて採用するということにしております。

地方環境事務所の局への名称変更に伴う連携方針
▶ 動画
質問
高良沙哉 (沖縄の風)
  • 局への名称変更後、地方自治体や他省庁の地方支分部局とどのように連携していく方針か
  • 当初地域や広域的に業務を行う場合の連携はどう考えるか
答弁
石原宏高
  • 名称変更や局長職の新設による体制強化で、自治体や他省支分部局との連携調整の円滑化を期待している
  • 脱炭素や資源循環等の各分野で、広域的視点と地域に寄り添った政策を推進し連携を強化する
  • 指定管理鳥獣等に関する交付金業務を本省から移管し、自治体とのより緊密な連携体制を構築する
全文
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本法案提出の背景には、現在事務所であることから都道府県知事や市町村長に面会を求めると、地方ブロック機関の長であることが認識されにくいというそういう不都合があったというふうに午前中からも聞いていますが、地方公共団体や他の地方支分部局との連携が必要な業務について、今後局になることによって、その地域の地方自治体や他省庁の地方支分部局とどのように連携していく方針なのでしょうか。

また、当初地域や広域的に業務を行う場合の連携についてはどうでしょうか。

はい、地方環境事務所はですね、各地域において、自治体をはじめとする地域のプレイヤーと密に連携しながら、環境政策の推進に取り組んできたところであります。

本改正による事務所から局への名称変更や、局長職の新設、これと合わせた体制強化によりですね、自治体や他省の地方支分部局とのですね、連携調整等がですね、より円滑に進むことが期待されるところであります。

こうした体制整備等を活用し、脱炭素、資源循環、災害廃棄物対策、国立公園管理、野生鳥獣の保護管理等のですね、各分野において、これまで以上にですね、広域的な視点に立ちつつ、当初地域も含めてですね、地域に寄り添った政策を推進してまいりたいと考えております。

これによりですね、自治体や他省の地方支分部局とのですね、連携を強化してまいりたいというふうに思っています。

また、事務所から局に名称変更することに伴い、事務所の所掌や職責には変更はないんですが、今後、指定管理鳥獣等に関する自治体への交付金に関する業務を本省から移管し、自治体とのより緊密な連携体制の下で対策に当たるというふうに考えております。

地方環境局の役割と存在意義
▶ 動画
質問
高良沙哉 (沖縄の風)
  • 地域の特有な環境課題(米軍関連の汚染・騒音・悪臭、災害廃棄物、原発等)への対応について
  • 本法律案成立後、地方環境局としてどのような役割を担い、存在意義を発揮していくのか
答弁
石原宏高
  • 名称変更と体制拡充を生かし、自治体を効果的に支援する
  • 自治体、関係行政機関、事業者等の調整機能を高め、地域の環境問題解決に貢献する
全文
質問・答弁の全文を表示

午前中からですね、地域の課題ということがやはり環境の問題では非常に大きく取り上げられてきたかなというふうに思いますが、地域にはそれぞれやはり特有の環境課題があります。

例えば、世界自然遺産に登録されている沖縄の北部地域の森では、米軍がかつての訓練の際に放置した薬莢が、いまだに度々発見をされて、特有の環境問題になっています。

そのほか、今、この委員会でもたびたび取り上げていますが、PFASの汚染の問題や、軍事機による騒音、また悪臭の問題、悪臭に関しては、本日も沖縄県内では報道されていますが、米軍機がエンジンをかけたまま給油を行うことによって、非常に悪臭があって、地域の住民が大変困っているという問題もございます。

災害廃棄物の処理、原発に関する課題など、県域をまたぐ課題も多くあります。

そこで本法律案が成立した場合、それぞれの地域の課題解決のために、地方環境局としてどのような役割を担い、存在意義をこれまで以上に発揮していきたいと考えているのでしょうか。

石原環境大臣、地方環境事務所は、今回の名称変更、体制拡充を生かし、自治体を効果的に支援するとともに、自治体、関係行政機関、事業者等の調整機能を高めてまいります。

これにより、これまで以上に地域の環境問題の解決に貢献してまいります。

地方環境事務所の予算増額の内訳
▶ 動画
質問
尾辻朋実 (チームみらい・無所属の会)

- 地方環境事務所の予算のうち、一般行政に必要な経費が約8億円増額されている中身を教示すること

答弁
木原稔

- 常勤職員の人件費、通信運搬費、職員料費、非常勤職員の賃金などの管理的経費全般が含まれる

全文
質問・答弁の全文を表示

環境委員会調査室が事前に配布してくれました参考資料によりますと、地方環境事務所の予算が、昨年度の当初予算からおよそ9億6千万円増額になっており、そしてまたその中でも一般行政に必要な経費、これのみに焦点を当てましても、およそ8億円弱、昨年度よりも本年度の予算案で増額されております。

これ、企業会計でいうとこの一般管理費ではないかと思いますが、この8億円の増額の中身をちょっと教えていただければありがたいです。

ご指摘の地方環境事務所の一般行政に必要な経費の内訳といたしましては、常勤職員の人件費に加えまして、いわゆる調費、通信運搬費などでございます。

それから職員料費や非常勤職員の賃金、こういったものが含まれ、事務所運営に必要な管理的経費全般を含むものとなっております。

地方環境事務所の予算増額における人件費の割合
▶ 動画
質問
尾辻朋実 (チームみらい・無所属の会)

- 予算増額分において、人件費に厚く配分されているという理解でよいか確認すること

答弁
木原稔
  • 増額分約8億円のうち、人件費が約6億円(定員増に伴う増が3億円、人事院勧告による給与引上げが3億円)である
  • その他、事務用品費・通信運搬費に約1億円、庁舎借り上げ等の管理経費に約1億円を計上している
全文
質問・答弁の全文を表示

そうするとやっぱり多少人件費は分厚く当てているという理解でよろしいでしょうか。

もう少し内訳について詳しくご説明をさせていただきますと、地方環境事務所の一般行政に必要な経費、これは約8億円弱純増ということでございますけれども、人件費が約6億円でございます。

これは定員増に伴う人件費の増が約3億円。

そして人事院勧告を踏まえて、既存職員の給与水準引上げ、これが約3億円、合わせて約6億円というものでございます。

それから2点目に、調費と申し上げましたけれども、事務用品費ですとか、あるいは通信運搬費、これで約1億円でございます。

3点目に、庁舎等の借り上げあるいは移転、その他の様々な管理経費、これらも合わせて1億円ということで、合計約8億円ということでございます。

こうした形で、環境局の体制強化のために必要な経費というのを計上させていただいております。

地方環境局における人材確保の方針
▶ 動画
質問
尾辻朋実 (チームみらい・無所属の会)

- 自治体職員の減少や専門職・技術職の採用難がある中で、地方環境局としての今後の採用方針や目標を教示すること

答弁
木原稔
  • 本省で採用したプロパー職員の配置替えや、地方採用でのプロパー職員採用を開始している
  • 専門性の高い人材をターゲットとした任期付き職員の採用を行い、人材確保に努める
全文
質問・答弁の全文を表示

やっぱりお金と人というのはセットで必要なものでございますので、そういう観点から次の質問もするんですけれども、自治体の職員の皆さんの働く環境というのは、非常に心配なスパイラルに入ってしまっていると思います。

限られた人員の中でこれまでのサービスを守るためには、やはりものすごく頑張らなければいけない。

そうすると仕事が大変になり、そうすると募集をかけても、それに応じてくださる方が減ってしまう。

なお一層人手が足りなくなっていくという、こういう状況でございまして。

特に深刻なのが専門職と技術職であります。

地方自治体でも採用がなかなか難しい中で、今後、せっかく地方環境局になるということで、今後の採用方針、目標などあれば教えていただければと思います。

私ども、そういった意味で専門的な職員につきまして、本省で採用したプロパー職員を現地の方に配置替えをするとか、それからここ2年ほど行っておりますが、地方環境事務所においても地方採用でプロパー職員の採用を始めてございます。

また、任期付き職員、これは特に専門性の高い方をターゲットにやっておりますけれども、こういったことで、地域に根ざした環境保全のための人材の確保に、今後とも努めてまいっていく所存でございます。

名称変更に伴う所掌・職責の変更と体制強化の両立
▶ 動画
質問
尾辻朋実 (チームみらい・無所属の会)

- 事務所から局への名称変更で所掌や職責に変更がないとする一方で、体制を強化し「看板だけではない」とする点について補足説明を求めること

答弁
石原宏高
  • 法的に所掌や職責が直接変更されるわけではない
  • しかし、名称変更を機に体制や予算の充実強化を図ることが本質である
全文
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それで実は先ほど聞いておって、やっぱりこれは分からないと思ったので、また改めて基本的なことをお尋ねをしたいんですが、大臣からも、事務所から局への名称変更に伴って所掌や職責に変更はないということを、先ほど別の委員のご質問に対してご答弁ありましたけれども、そしてまた職務権限を変更等することなく名称変更のみのためというような説明ぶりもあるので、その通りなんだろうと思うんです。

一方でやはり体制は強化したい、せっかく名前を変えたのだから看板だけではないという議論も県中から繰り返されているので、そこのところを、すみません、分かりやすくちょっと補足説明いただけませんでしょうか。

石原宏高大臣、先ほどからご指摘いただいておりますけれども、局への名称変更に伴いまして、法的にですね、所掌や職責が変更されるというもので直接的にはございません。

ただし、ここでもずっとご議論いただいておりますとおりですね、ただ単に名前を変えるということではなくて、やはりこれを機にですね、より一層の体制なり、それを裏打ちする予算なりの充実強化を図っていくということが、ある種本質であります。

政令職としての次長の役割と資料記載について
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)
  • 訓令で既に設置されていた次長について、法案資料に記載しなかった理由を問うこと
  • 新たに政令職として置かれる次長の業務や役割がどう変わるか説明を求めること
答弁
木原稔
  • 従来の訓令職は所内内部管理目的であったため資料に記載しなかった
  • 新たな政令職の次長は、局長を助け、対外的に自治体や関係機関との調整・関係構築を行い、政策調整力を向上させる役割を担う
全文
質問・答弁の全文を表示

ですから、ちょっと次長のところで少し視点を変えて、幹部職員として次長を置くことができると、地方局の内部組織を現行の環境省令から政令で定めるものに変更するとあります。

次長につきましては、すでに訓令によって設置をされています。

一方で法案の説明資料には、既に置かれている役職の根拠を変更するというその内容の記載がなく、現状とそこからどのように変わるかというのが分かりにくくなっています。

資料に訓令について記載しなかった理由を御説明願います。

また、新たに幹部職員として置かれる次長の業務、役割がどう変わるかについても御説明をいただきたいと思います。

地方環境事務所における所内の内部管理のために、これは訓令という形ではございますが、次長というのを設けさせていただいておりました。

今回新設する政令職としての次長につきましては、局長を助け、局の事務を整理するものとして、対外的にも対応していくといったような役割を担っていただこうと思っております。

このため、所内の内部管理にとどまらず、地方環境局を代表して、自治体や関係行政機関、関係団体、それから関係事業者等の実務責任者との調整や関係構築を行うことによりまして、地方環境局の政策調整力の向上を期待するというものでございます。

法案資料において、訓令職の次長を記載しなかったというのは、訓令であるということと、あと、所内の内部管理のために設置したというその性質上、そこまでの記載はさせていただいておりませんでした。

いずれにいたしましても、政令職としての次長の対外調整の機能を使って、地方環境事務所の政策調整力を高めてまいりたいと考えております。

災害廃棄物処理対策における自治体支援
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 市町村の研修訓練実施率が目標値を大きく下回っている現状を踏まえ、目標実現に向けた具体的なサポート策を問うこと

答弁
住倉局長

- マンパワー不足やノウハウ不足が背景にあることを認識しており、しっかりとサポートしてまいりたい

全文
質問・答弁の全文を表示

次に災害廃棄物処理についてということで、強化されることの一つに災害廃棄物処理対策が挙げられています。

各地方環境事務所では廃棄物処理対策について自治体の支援を行っているというふうに聞いております。

これに関連しまして、近畿地方環境事務所では令和8年に行った調査がございます。

これは災害廃棄物対策の実効性を確保するために、災害廃棄物処理に関する調査を行ったり研修会を開催して関係者の対応能力の向上に資するもの、こういったことを目的にした調査です。

この調査結果の一例をご紹介しますと、災害廃棄物処理に関する研修訓練を定期的に実施する市町村の割合が、目標値60%に対しまして、近畿全体では21%という低い値となっています。

市町村も予算、費用と時間が限られる中、精一杯対応していると思いますが、目標値には至らない現実がございます。

しっかり自治体の事情を聞いていただきまして、目標実現に向けたサポートをお願いしたいというふうに思いますが、どういったことが考えられるかお聞かせください。

ただいまご指摘いただきましたとおり、災害廃棄物処理に関する研修訓練を定期的に実施する市町村の割合でございますが、令和6年度末時点で全国では約24%、近畿ブロックでは約21%となってございます。

この背景といたしましては、マンパワー不足や研修訓練を実施するためのノウハウがないといった理由を伺っているところです。

しっかりとサポートしてまいりたいと考えております。

アクティブレンジャーの配置人数
質問
梅村みずほ (参政党)

- 各地の国立公園管理事務所や自然保護事務所に、アクティブレンジャーがそれぞれ何名程度配置されているか教示すること

答弁
堀上局長

- 令和8年度の総数は132名であり、現場事務所ごとに1名から3名程度配置されている

全文
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6番目のアクティブレンジャーの規模についてお伺いいたします。

レンジャーについて大臣からもご答弁がありましたが、私からは地元和歌山県に、奈良、三重と三県にまたがるですね、吉野熊野国立公園がございまして、今年は国立公園として90周年というそんな節目を迎えております。

この長い間皆様から愛され守られてきた90周年、これらに関しまして地方環境事務所が所管しているアクティブレンジャーの募集と業務についてをお伺いしたいというふうに思います。

各地の国立公園においてレンジャー、全体の人数、各国立公園管理事務所や自然保護事務所にそれぞれ何名程度配置されているのか伺いたいと思います。

令和8年度で全体の総数が132名で、国立公園管理事務所等の現場事務所それぞれに1名から3名程度配置されているところでございます。

アクティブレンジャーの待遇改善
▶ 動画
質問
梅村みずほ (参政党)

- 業務内容が多岐にわたり多忙である一方、非常勤・日給制・短期間の雇用であるため、待遇が見合っていないのではないか。雇用安定性や給与面の改善を検討しているか問うこと

答弁
堀上局長
  • 人事院通知を踏まえ、類似職務の常勤職員の俸給に留意し決定している
  • 適性のある人材の継続任用が可能であり、直近では看護・介護休暇を有給化するなどの措置を行っている
  • 引き続き意欲的に取り組めるよう改善に努める
全文
質問・答弁の全文を表示

この雇用についてですが、アクティブレンジャーの業務について、公園内の巡視や外来種対策の実施、補助、ホームページ、SNS等を通じた情報発信と、その内容は多岐にわたるほか、勤務日、勤務時間も基本的には月曜日から金曜日のフルタイムとなっており、仕事の幅や量は一般的な常勤の公務員と比較しても決して楽ではないものというふうに思います。

が、立場としては先ほど申し上げたとおり、非常勤で日給制、雇用期間は2年程度となっており、多様かつ多忙な業務に対してその立場や待遇は見合っていないのではないかと思うんですが、環境省として適当だとお考えなのか、雇用の安定性や給与の面で条件の改善を検討していませんでしょうか。

アクティブレンジャーの待遇につきましては、人事院通知などを踏まえまして、類似する職務に従事する常勤職員の俸給月額に留意しながら、職務内容や必要となる知識、技術、職務経験などを考慮して決定をしているところでございます。

また、任期につきましては、原則として単年度の雇用になりますけれども、高い適性を有する人材の継続した任用も可能になってございます。

雇用条件の改善につきましても、直近で今年4月ですけれども、特別休暇関係の見直しを行いまして、看護等休暇、あるいは短期介護休暇などを有給にする、そういった措置も行っているところでございます。

アクティブレンジャー、自然保護官補佐には、志や専門性が高い職員も多く、国立公園等のパトロール、自然の解説など、様々な場面で活躍いただいていると認識しております。

その待遇については、休暇取得等の規定を見直すなど、改善に努めているところでありますが、引き続き、アクティブレンジャーがそれぞれの国立公園の現場において、意欲を持って業務に取り組んでもらえるように努めてまいりたいと思います。

発言全文

猪口邦子 (環境委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 猪口邦子

政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。

環境省設置法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、環境省大臣官房長、畑康幸君ほか8名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。

御異議ないと認め、採決いたします。

環境省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。

本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。

質疑のある方は順次ご発言願います。

吉井章君。

吉井章 (自由民主党・無所属の会) 22発言 ▶ 動画
質疑者 吉井章

おはようございます。

自民党の吉井でございます。

よろしくお願いいたします。

環境省の地方支分部局である地方環境事務所ですね。

平成17年に設置されてから20年が経過ということであります。

この間20年ということで、地方環境事務所に求められるその役割ですね、本当に大きくなってきたというふうに思っております。

設置法の改正案では、事務所を地方環境局に名称変更するということであります。

まずこの背景、そして目的、お答えください。

畑官房長。

政府参考人

お答え申し上げます。

環境省の地方支分部局でございます地方環境事務所、設置から20年が経過する中で、環境行政に対する時代の要請に合わせまして、その業務や規模を拡大してまいったところでございます。

一般に地方ブロック単位の支分部局は局、都道府県単位の支分部局が事務所とされておりますことから、地方環境事務所が地方ブロック単位の支分部局であるということが、なかなか理解されづらく、支障が生じる場合もございました。

これを解消するために、今回、さらなる体制強化と併せまして、ブロック単位とする地方支分部局にふさわしい地方環境局という名称に改めることとさせていただきます。

本改正を通じまして、自治体の支援機能を含め、地方支分部局として、より効果的な機能発揮を促進してまいりたいと考えてございます。

質疑者 吉井章

吉井章君。

今、地方環境事務所という名称ですね、これによって、ある部分も理解されなかったりとか、問題が、また支障がということでありました。

具体的に、その問題がとか支障がとか、その部分はどういったところにあったのか、お答えください。

畑官房長。

政府参考人

お答え申し上げます。

具体的に申し上げますと、例えば、都道府県知事や市町村長に対して、地方事務所長がアポ取りをしようとしても、なかなか面会の予約が取りづらかったといったようなことがございました。

また、地方環境事務所が記者発表や記者会見等を行った際に、報道機関側から県単位の1事務所というような認識をされてしまい、同じブロック内の他の県において報道がなされないと。

情報が他県に伝わっていかなかったといったような支障が生じる場合がございました。

地方環境局への名称変更とともに合わせて行う体制強化も生かしながら、地方支分部局としての効果的な機能を発揮していくことにより、こうした事案がないように取り組んでまいりたいと考えてございます。

質疑者 吉井章

吉井章君。

はい、わかりました。

設置されてからですね、ある意味こう長い年月が経っているというふうに思います。

逆にもっと早く局にするタイミングがあったんではないかなというふうに思うんですけど、そのあたりいかがですか。

畑官房長。

政府参考人

お答え申し上げます。

地方環境事務所は、設置から20年が経過する中で、先生からもご紹介ございましたように、業務規模を拡大してきたところでございます。

具体的に申し上げますと、平成17年の設立当時はですね、全体で369名だった定員がですね、平成28年度末には、その3倍強の1,208人と、あれは28年ですね、失礼いたしました。

1,208人となってございます。

この度、災害廃棄物の処理対策ですとか、あるいは近年都民に課題になってございますクマ対策ですね。

これを含めまして、攻撃的な野生動物の管理ですとか、あるいは外来生物対策、地域での資源循環、こういった喫緊の課題に対しまして、63名。

質疑者 吉井章

吉井章君。

はい、分かりました。

次に、自治体からの要望についてであります。

地域脱炭素、そしてまた災害廃棄物対策等、地方での環境課題が本当に山積するという状況で、自治体から地方環境局に求められる役割というのは、本当に増大していくものというふうに思います。

地方環境局の支援が本当に必須、期待されるというふうに思いますし、環境局については、これまで自治体から何らかの要望を受けているのか、そしてまた今回の改正案は自治体の要望に沿ったものなのか、その辺りいかがですか。

畑官房長。

政府参考人

お答え申し上げます。

地方公共団体からは、大規模災害の発生やその後の対応に備えるために、都道府県域を超えたさらなる広域処理体制を構築支援してほしいといったようなご要望ですとか。

あるいは地域の脱炭素化のために、広域的なまとまりの中で、関係主体が相互に補完し、相乗効果をより一層高められるような仕組みを構築してほしいと。

このような要望をいただいておるところでございます。

こうした要望を踏まえまして、地方支分部局としての機能を発揮し、各地方公共団体の管轄する、それぞれの区域を超えた、より広域的な連携を図っていくためにも、環境事務所の体制強化を図ってまいりたいと考えてございます。

質疑者 吉井章

吉井章君。

次に災害廃棄物対策についてであります。

今後発生する、発生するであろうと予想される南海トラフ地震、そしてまた大規模な地震、また気候変動による激甚化頻発化する気象災害等に備えて、迅速に災害廃棄物を処理できる体制を整備する必要があるわけでありますけれども、地方環境局。

災害廃棄物処理対策の強化に向けて、どのような役割を担うのか、その点についてお答えください。

政府参考人

ご質問にお答えいたします。

これまで地方環境事務所では、平時には地域ブロック協議会の場を活用し、計画の策定支援や研修訓練等の自治体の災害廃棄物対策の支援を行うとともに、発災時には被災自治体へ職員を派遣するなどの支援を実施してまいりました。

他方、自治体のマンパワー不足、知見の不足などへの懸念や、今後起こり得る大規模災害等も想定し、平時、発災時の両面で各自治体に寄り添ったさらなる支援が必要な状況でございます。

これを踏まえまして、今回の法改正やこれに伴う体制整備を通じ、地方環境局の災害廃棄物処理の支援体制の充実を図っていきたいと考えています。

具体的に、期待される役割としましては、平時の地域ブロック協議会における関係者の連携の強化、発災時における地域ブロックでの広域連携の調整などを十分に実施できる体制を確保することで、災害廃棄物対策の強化を図っていきたいと考えています。

質疑者 吉井章

吉井章君。

今、自治体のマンパワー不足等をおっしゃっておりました。

まさに地域は厳しい状況になるというふうに思いますし、そのあたりしっかりとやっていただきたいと思います。

廃棄物対策における広域連携についてなんですけれども、円滑に災害廃棄物を処理するためには、とりわけ平時から事前の準備が重要であるというふうに思います。

近隣自治体との広域連携の策定、また民間団体との災害協定の締結、地方環境局の積極的な働きかけが重要になると思いますし、そのあたり具体的な取組、そのあたり聞かせてください。

環境大臣政務官。

答弁者 環境大臣政務官

ご質問にお答えいたします。

議員ご指摘のとおり、災害廃棄物を円滑に処理するためには、平時から民間団体との協定の締結や、仮置き場の確保等を含む災害廃棄物処理計画の策定など、事前の準備が重要であると考えております。

令和6年度末時点で各市町村における災害支援協定の締結率は約81%、災害廃棄物処理計画の策定率は約90%まで進んでいるところでございます。

一方で、発災時に実際に機能する体制とするためには、仮置き場の具体的な確保ですとか、広域処理の手順、民間事業者との役割分担など、計画内容のさらなる具体化による実効性の向上が課題となっています。

このため、今国会に提出しております廃棄物処理法等の改正法案では、自治体間や自治体と民間事業者等との協定締結に係る努力義務や、市町村に対する仮置き場の確保等を含む、災害廃棄物処理に係る計画の策定義務を盛り込んでいるところでございます。

今回ご審議いただいております設置法改正案では、地方環境事務所がより効果的に機能を発揮できるように、地方環境事務所を地方環境局に改称し、併せて地方環境事務所の資源循環課を、資源循環災害廃棄物対策課とするとともに、災害廃棄物対策の定員を全国で29名増員するなど、体制の拡充を図ることとしております。

この人員を活用して、協定の雛形や協定締結の事例等の提供、広域処理を含む自治体間のマッチング支援などの取組をより一層推進し、発災時の円滑かつ迅速な災害廃棄物処理支援体制の構築に取り組んでまいりたいと考えております。

質疑者 吉井章

吉井章君。

はい、しっかりお願いいたします。

次に地域脱炭素についてであります。

この取組を推進するためには、地域の自治体と直接接する地方環境局の役割、当然重要であります。

令和4年には各地方環境事務所に地域脱炭素創生室を設置し、地方公共団体への伴走支援体制を強化してこられましたが、今後どのように取り組んでいくか。

おつもりの中、また加速していくのか、その辺りいかがですか。

中尾審議官。

政府参考人 中尾

議員ご指摘のとおり、地域脱炭素の実現に向けた、地方支分部局による積極的な支援を可能とするため、令和4年度に各地方環境事務所に地域脱炭素創生室を新設いたしまして、各地方自治体への伴走支援を行う体制を強化してきたところでございます。

地域の脱炭素化の取組を進めるに当たりましては、地域の事業者、金融機関などの幅広い関係者の協力が必要であります。

本改正による事務所から局への名称変更などを通じまして、首長などとのトップレベルを含む自治体との連絡調整がより円滑となることで、自治体での分野、庁内横断的な取組の推進につながると考えております。

今後は脱炭素先行地域などの先行的な取組の実現に向けた伴走支援を引き続き行うということが大きな課題となっております。

また、さらに取組のさらなる横展開が課題となっておりまして、その展開に当たりましては、広域自治体としての都道府県などとの連携もこれまで以上に重要となるところであります。

引き続き自治体とよく連携を図りながら、地域脱炭素の取組の加速化を図ってまいりたいと考えております。

質疑者 吉井章

吉井章君。

よろしくお願いします。

次にクマを含む鳥獣対策についてであります。

昨年も地元でもクマの出没が相次ぎました。

クマ、シカ、イノシシ等、鳥獣対策における地方環境局の役割、大変重要であると考えます。

組織の体制、具体的にどのように強化されていくのか。

また、熊等の野生長寿の分布は都道府県、県境とは関係なく、自治体を超えた広域的な対策が求められるというふうに思います。

どのように進めていかれるのかお答えください。

堀上局長。

政府参考人 堀上

お答えいたします。

環境省では、今年の4月に各地方環境事務所等に、熊対策専門官、それから広域野生長寿対策専門官をそれぞれ新たに配置または拡充し、野生長寿対策を行うための体制強化を図ったところでございます。

これらの専門官は、都道府県の境界を超えて、広域的な野生長寿対策を行うための管理指針の検討の支援、都道府県と連携した広域的な野生長寿対策を検討する協議会、

質疑者 吉井章

吉井章今でもなくとうとう命がなくなっています。

先手先手を打ってですね、やっぱりやっていっていただきたいというふうに思います。

よろしくお願いしたいと思います。

最後に大臣になんですけれども、今回の改正によってですね、環境事務所が環境局になるということによって、地方の環境課題の解決に向けて、自治体、そして利用者、これまでよりもさらに寄り添いながら、また連携をして取り組んでいただきたいというふうに思うんですけれども、最後に意気込みをお答えください。

石原環境大臣。

答弁者 石原

環境行政が担う課題は、地球規模の課題から、また国民の生命や生活に直結する課題まで多岐にわたっております。

環境課題の現場は地域にあります。

これまでも地域での政策の積み上げが、国の政策を先導する役割を果たしてまいりました。

地方環境事務所は、各地域において、自治体をはじめとする地域のプレイヤーと密に連携しながら、環境政策の推進に取り組む役割を担っているところであります。

今般の法改正を通じて、地方環境局への名称を変更する、また災害廃棄物処理、熊対策を含む広域的な野生長寿の管理等について、体制強化を行っているところでありますが、これにより、これまで以上にしっかりと地域に寄り添った政策の推進が可能となり、地域における環境課題の解決に全力で私が率先して取り組んでまいりたいと思います。

質疑者 吉井章

吉井章君。

ありがとうございます。

私も地方議員を15年長くやってました。

いつも今大臣がおっしゃったように課題は地域にあると言っていただいた。

もうすごい嬉しいです。

やっぱり地域は本当に大変な状況なんですね。

だからやっぱり負担はこれからも多分増え続けるというふうに思います。

今後も先ほどから答弁いただきましたけれども、やっぱり地域に寄り添って、やっぱり先手先手で、やっぱり体制強化も含めて進めていっていただきたいし、そのためにはやっぱりそれぞれの地方の自治体と連携を常に図っていただくと。

ここがやっぱり非常に重要であり、常に地域の実情を分かっていただける、その体制を国としても取っていただきたいというふうに思います。

そのあたり、大臣、もう一言お願いできたらと思います。

石原環境大臣。

答弁者 石原

大臣は一人なもんですから、私も全ての地域に足を運ぶことはできないんですが、なるべくやっぱり私自身もですね、いろんな地方の方に足を運ばさせていただいて、ご意見を聞かせていただければと思います。

ただやはり、この地方の環境局が、しっかりとその地域の声を聞いて、そしてその地域の問題解決に、本当に寄り添って、共に解決を目指していく。

そういうことを、今回の法改正の中で、しっかりと進めてまいりたいというふうに思います。

質疑者 吉井章

吉井章君。

終わります。

ありがとうございました。

委員長 猪口邦子

三上えり君

三上えり (立憲民主・無所属) 31発言 ▶ 動画
質疑者 三上えり

立憲民主・無所属の三上えりです。

会派を代表して、本日議案となりました環境省設置法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきます。

はじめに石原環境大臣に、環境省の地方支分部局である地方環境事務所の名称を地方環境局に改める件です。

今回の法改正では、事務所が地方環境局へと変わるということですけれども、名称変更そのものに、もちろん異論があるわけではありません。

しかし、国民の皆様から見れば、問われるのは看板の掛け替えではなくて、何が実際に変わるのかということでございます。

名称を変える理由は、今ご説明いただきましたけれども、これによりまして、何を変えようとしているのか、何を変えようと掲げているのか、ご説明ください。

石原環境大臣。

答弁者 石原良司

環境省の地方支分部局である地方環境事務所は、設置から20年が経過する中で、時代の要請に合わせてその業務規模も拡大してきたところであります。

一方で、その名称が事務所であることにより、地方ブロック単位の支分部局であることが対外的に理解されづらく、地方公共団体等の円滑な連携調整に支障が生ずる場面もありました。

これを解消するため、今回、さらなる体制強化と合わせて、地方ブロック単位の支分部局にふさわしい地方環境局という名称に改めることをしたところであります。

本改正を通じて、自治体の支援機能を含め、地方分部局として、より効果的な機能発揮を促進してまいりたいと考えております。

三上えり君。

質疑者 三上えり

地元の職員の方も、これでさらにフットワーク軽く動けるようになると期待しております。

地方の現場では、気候変動による豪雨災害、そして災害廃棄物への対応、国立公園の保全と観光振興、外来種対策、鳥獣被害、PFASなどなど、さらに地域脱炭素の推進、環境行政への期待という課題というのは年々大きくなっております。

一方で、地方環境事務所というのは、人員体制が十分とは言えないとよく聞いております。

自治体からも「相談しても手が回っていない」「専門人材が足りない」という声があります。

地域との相談窓口となる地方環境事務所は、今後ますます重要な存在となります。

その重要性と比較して見ると、現状の予算とか人員配置が十分ではないかと考えられるのですけれども、いかがでしょうか。

答弁者 石原良司

お答え申し上げます。

地方環境事務所につきましては、定員数をずっと拡充してきておりまして、令和8年の末の定員につきましては、発足時の3倍強の1,208人まで増員をしてまいっております。

こうした定員に合わせまして、地方環境事務所が事務処理を行うための予算も計上してきているところでございます。

人員につきましては、環境省といたしまして、本省採用プロパーの職員を地方に配置する、あるいは地方環境事務所によるプロパー職員の採用、地方採用でございますね。

こういったことや、あるいは任期付き職員の採用等により、業務遂行に必要な職員の確保を図ってきたところでございます。

ただ、ご指摘のように十分足りていないのではないかといったようなこともございますので、今後とも環境行政に関する地域からのニーズにお答えできますように、事務所が機能を発揮するための予算、定員、人材確保にしっかり取り組んでまいりたいと考えております。

三上えり君。

質疑者 三上えり

政府は今回の法律案においても、地方環境事務所の名称の変更に合わせて、次長という役職がまた設置されると聞いております。

まずご説明いただきましたように、内部組織を法令で定めるものとすることによって、地方支分部局としての効果的な機能発揮を促進するということになります。

また、これらの改正のためには、特段費用は要していないと聞いております。

しっかり予算を組んで、人材確保や地域の方々へのアプローチを含めた活動等に関する抜本的な改革を行うことも重要ではないかと考えます。

大臣の認識を伺います。

石原環境大臣。

答弁者 石原良司

本改正は、災害廃棄物対策、広域的な鳥獣保護管理、外来生物対策、地域の資源循環等の施策を担当する職員の定員を、本改正に加え、それらの施策を行う職員を合計で63名増員するなど、必要な体制をこの法改正と合わせて実施しているところであります。

今後とも、地方環境局が機能を発揮するために必要な定員と人材と予算をしっかりと確保してまいります。

三上えり君。

質疑者 三上えり

人員の確保、よろしくお願いいたします。

環境省の所管の中には、他の省庁と協力していく分野もあります。

特に、脱炭素、そして地球温暖化対策におきましては、環境省が他の省庁をリードして、その取組を促進させていかなくてはなりません。

これに関して、政府が設置を目指している防災庁についてです。

現在、災害廃棄物処理などを担っている環境省とのこの役割分担がどのように変わるかという点です。

特に防災庁の地方支分部局となる防災局と、環境省の地方環境局の役割分担、これはどうなっているんでしょうか。

住倉局長。

政府参考人 住倉正

はい、お答え申し上げます。

令和7年12月に閣議決定されました防災立国の推進に向けた基本方針におきましては、個々の行政分野における防災対策については、専門性、整合性等の観点から防災庁設置後も所管する各府省庁において実施することが示されているところでございまして、災害廃棄物の処理等は引き続き環境省が所管することとされます。

三上えり君。

政府参考人 住倉正

ワンストップ窓口などが位置づけられていると承知しております。

その一方で環境省の役割といたしましては、災害廃棄物処理の観点では、初動時における被害実態の把握、関係団体等を含む発災直後の現地支援チームの派遣、広域処理を含む自治体間のマッチング支援などを行ってきているところでございまして、今後より適正かつ円滑で迅速な災害廃棄物処理を行うためにも、防災庁、そして防災庁の支分部局となる防災局を含め、緊密に連携をしてまいりたいと考えております。

三上えり君。

質疑者 三上えり

防災局と環境省、このどちらもいいところをうまく生かしながら、その連携に期待したいと思います。

また環境省は環境問題について国民の皆様へもっと広くアプローチして積極的に知ってもらうということも必要だと思います。

例えば地球温暖化対策、そして今発火が問題となっていますリチウムイオン電池。

この正しい廃棄は国民の皆様の意識一つで大きく変わるものです。

自治体によってこの回収の問題もさまざまとなっております。

そのためにも環境省の活動をより広く国民の皆様に周知していく必要があると感じております。

その点におきまして、地域に近い立場である地方環境事務所においては現在、どのように環境問題の取組を発信しているのか、今後より多くの方々に情報を届けるために、その取組を教えてください。

畑官房長。

政府参考人 畑真由美

お答え申し上げます。

地方環境事務所におきましては、自治体をはじめとする地域の関係者の皆様と連携をいたしまして、環境施策の推進に取り組んでまいりました。

地方環境局への名称変更や体制強化を契機といたしまして、今後なお一層、情報発信の面においても、きめ細かく対応していく必要があると考えてございます。

具体的にはクマ対策ですとか、あるいは特定外来生物、ナガイグマの譲渡とか、クビアカカミキリとか、大変話題になってございますけれども、こういった外来生物対策、それから先ほど議論になっております災害廃棄物対策、また今ご紹介のありましたリチウムイオン電池への対応などですね、地域ごとに関心や緊急性の高い分野それぞれございます。

こういった中で自治体や関係団体、専門家等が参画する連絡会議や協議の場を活用し、情報共有や情報提供を進めてまいりました。

今後もこれを一層進めてまいります。

また、報道機関と各種メディアとの連携を一層強化するとともに、地方環境局のウェブサイトにつきましても、より多くの方々が必要な情報にアクセスできますよう、随時の情報提供はもちろんのこと、掲載内容や構成の工夫などにも改めて取り組んでまいりたいと考えております。

三上えり(立憲民主・無所属)

質疑者 三上えり

市民一人一人に、この改正が広く行き渡るように、ご努力をお願いいたします。

次は、地方環境事務所の業務について、それぞれ伺ってまいります。

まず、地方環境事務所の前身となります、自然保護事務所の頃から行われています、国立公園。

この国立公園の管理と長寿対策を取り上げます。

地方環境事務所は、管轄区域の国立公園の管理を担っていますけれども、会計検査院から、国立公園にある建物や橋などの施設の所在、また所有者が不明になっていたことが指摘されました。

私の地元である広島県を含む瀬戸内海国立公園の橋も、環境省が所有者を把握していなかったと報じられました。

こうした国立公園にある建物や橋などの施設の所在、そして所有者が不明になる事態が発生した背景、そしてどのように改善をされているのか。

ご説明お願いします。

畑官房長。

政府参考人 畑真由美

お答え申し上げます。

会計検査院からの指摘につきましては、国立公園における施設の管理が必ずしも十分ではなかったという点を含め、真摯に受け止めておるところでございます。

国有財産の適正管理及び利用者の安全確保の観点から、是正改善に取り組んでおるところでございます。

今回の指摘を踏まえまして、施設の重要度も鑑みながら、不明な国有財産については、所在を特定し、国有財産台帳との紐付けを速やかに進めておるところでございます。

また、所有者が不明な財産につきましては、所有者の特定を進めておりまして、特定できたものから、関係者との協議を行っております。

具体的には現時点で所在が不明な国有財産につきましては約7割、所有者が不明な財産については約9割について特定確認作業を終えているところでございます。

とりわけ橋など利用者の安全が関わるような施設については優先的に対応しておりまして、現状こういった安全性に関わるような施設については、安全性の確認をしたところでございます。

完了などの作業完了を目指しまして、引き続き計画的に作業を進めてまいります。

さらに今後につきましては、この度の反省を踏まえまして、国有財産の省内事務マニュアルの見直しなどを行いまして、再発防止に取り組んでまいります。

三上えり(立憲民主・無所属)

質疑者 三上えり

では、この改善というのはスケジュール的には来年度までということでよかったでしょうか。

目標は。

木原官房長。

政府参考人 木原稔

一応、点検につきまして、今年度内の作業完了を目指して進めておるところでございます。

三上えり君。

質疑者 三上えり

ありがとうございます。

その国立公園ですけれども、全国に35公園ございます。

面積がおよそ245万ヘクタールといって、どれだけ広いかと言いますと岩手県と青森県を合わせた面積とほぼ同じでございます。

ここを安全に皆さんが利用するための管理というのは本当に大変なことだと思うんですけれども、人員も含めて。

山岳地や海域、湿原など広大、また多様な風景地を管理するということで、その体制が十分でないことも、こうした指摘につながっているのではないでしょうか。

地方環境事務所全体として国立公園の管理を担う人員、十分確保されているんでしょうか。

堀上局長。

政府参考人 堀上正和

はい、お答えいたします。

環境省では各国立公園に国立公園管理事務所等の現場事務所を設置しまして、国立公園管理官や自然保護官、通称レンジャーというふうに言ってますけれども、そういった職員が国立公園の現地管理に関する業務を行っております。

国立公園の管理体制の充実、委員ご指摘のとおり重要な課題と認識しておりまして、令和8年度はこれまで定員が1名のみとなっていた6つの国立公園管理事務所、そこに各1名の、計6名になりますが、増員をいたしまして、全体として合計222名の体制で、その充実を図ってきている。

そういうところでございます。

三上えり君。

質疑者 三上えり

すみません。

何分広すぎて、この222人が適当かどうかというのは、私も分かりかねるんですけれども、この35の国立公園の中で、では具体的に問題や課題があって、こういうふうに実際に改善しているんだというような例はありますでしょうか。

堀上局長。

政府参考人 堀上正和

まず国立公園、日本の国立公園の場合には、国が管理を進めていきますけれども、環境省だけじゃなくて、地域関係者、土地所有者、地方自治体、それから関係行政機関、多様な主体と連携して取り組みを進めているということがあります。

そこは特に重要だということでございまして、またさらに国立公園の課題自体が、地域によってさまざまありまして、鹿による植生被害、あるいは外来種の侵入。

そういった問題のほかにも、登山道の荒廃、あるいは廃屋の増加、そういう公園利用上の課題なども多岐にわたっています。

そういう中で、地域地域でそれぞれ課題に対応しているわけですが、例えば、富士箱根伊豆国立公園にあります富士山、そこへ登山する人が非常に多くなっていた。

過度な混雑が問題となっておりましたけれども、山梨県と静岡県が入山料の徴収、あるいは入山時間の制限の実施、それから環境省も利用者モニタリング、普及啓発、そういったことをやって、各機関連携して対策を行っているというところであります。

引き続きそういった連携を強化して、国立公園の課題解決に取り組んでいきたいというふうに考えております。

三上えり君。

質疑者 三上えり

国として今、この国立公園をブランド化しようという動きがあると聞きました。

名称がですね、国立公園満喫プロジェクトという名前だそうです。

詳しくこれを教えていただけますでしょうか。

堀上局長。

政府参考人 堀上正和

今ご指摘がありました国立公園満喫プロジェクトでございますが、国立公園の魅力、ブランド力を高めるということで、国内外の利用者が満喫できる、実際に満喫できるような環境を整えるということで、地域経済を活性化して、自然環境保全への再投資も通じて、保護と利用の好循環を実現することを目的としております。

これはもう10年前ですね、2016年から国立公園満喫プロジェクトとして取り組みを推進してきています。

具体的には地域協議会など様々な主体が協働するための体制づくり、それから景観改善、先ほどもちょっと言いましたが、廃屋区が増えているというところもありますので、廃屋区の撤去、あるいは海外から来られる方向けに多言語解説、そういった受入れ環境の磨き上げ、さらにプロモーション強化、そういったところを進めてきたところであります。

その効果として、2025年の訪日外国人の国立公園利用者数、988万人となっております。

これは、新型コロナウイルスの影響を受ける前の、2019年の約1.5倍に増加をしてきているところでございます。

そういったことを受けまして、今年3月31日には、2026年以降の取組方針を公表して、引き続き、国立公園ならではの滞在体験の魅力向上、さらなるブランド力の向上、地域への貢献に取り組んでいきたいと考えております。

三上えり君。

質疑者 三上えり

今後インバウンドも含めてますます訪れる人が増えてくることが期待されております。

こういった事業もまた知っていただくための何か発信の形をまた工夫したらいいんじゃないかなと思います。

この重要な地域資源でもある国立公園の維持管理に不備あり、地方環境局の体制整備に向けた大臣の決意をお願いします。

石原環境大臣。

答弁者 石原良司

我が国の国立公園は、四季折々の素晴らしい風景、また森林、湿地など、多様な自然とそれに育まれる生活、文化、歴史が凝縮され、忘れられない唯一無二の感動や体験を与えてくれる場所であります。

この国立公園の豊かな自然の管理と質の高い利用を進めるために、国立公園の管理体制の充実は重要であり、パークレンジャーの人数も、直近10年で2016年の約100名から、現在の222名まで倍増したところであります。

就任後に北海道の国立公園を訪問したときに、やはりレンジャーと地域の行政の長の方が密に連絡を取って、非常に有効な関係があったと思います。

こうやってレンジャーも増やしていますが、やはり国立公園の管理において、いろいろと所在が分からないというような大変申し訳ないこともあったんですが、やはりそのレンジャーだけで全部やるのはなかなか難しいですから、まさにこの地方環境事務所が地方観光局となって、そして地域と密に連絡を取る中で、いろんな情報も地域からお聞かせいただいて、すぐに対応をしていく。

そういうことが重要ではないかというふうに思います。

私自身の地元でも、神戸島の国立公園の歩道が壊れて、地域の方から情報が入って、今、環境省で修復もやろうとしております。

まさに地域と連携をしながら、この国立公園の管理も進めてまいりたいというふうに思います。

三上えり君。

質疑者 三上えり

続いて、熊の話です。

冬眠明けの熊が本格的に活動を始める時期になりました。

すでに冬眠明けのクマが例年より多く発生しています。

私の地元でも昨日、広島市内の住宅街でクマが出まして、先月29日は東京都内八王子市でもツキノワグマが目撃されております。

昨年末、クマ被害対策パッケージが示されました。

今、公募を広域鳥獣対策専門官とクマ対策専門官で行っています。

今年、緊急予算で対応したクマの担当数。

質疑者 三上えり

まず熊対策専門官ですが、昨年4月に北海道・東北の事務所に各1名の定員を配置しました。

さらに今年の4月に北海道・釧路・東北・関東・信越の事務所に各1名配置しました。

これら計7名の熊対策専門家につきましては、全員採用しまして、今業務を開始していただいているというところでございます。

また広域鳥獣対策専門家につきましては、各事務所に1名ずつ定員配置しまして、ただこれ10名なんですが、6名の広域鳥獣対策専門官を採用しましたけれども、残り4名、現段階でまだ欠員ということで、ここは引き続き公募をして、欠員の充足を図っていきたいというふうに考えてございます。

三上えり君。

質疑者 三上えり

この公募のために、実務経験が4年以上必要である上に、任期も3年と決まっています。

処遇の割に求める条件が高すぎるとの話もございます。

どうしてこれを任期付きとしたのか、御説明をお願いします。

三上局長。

質疑者 三上えり

昨今のクマ被害の対策ということで、まず国民の生命、身体への被害を未然に防止する観点で、喫緊の課題ということで認識しています。

このために環境省では、各地域でクマ被害対策に関する体制構築を集中的に支援する。

そういう観点で、クマ対策専門家について、即戦力をまず任期付き職員として雇用するというところで、今やっているということでございます。

三上えり君。

質疑者 三上えり

なかなかこの確保には厳しいと思います。

報道によりますと、熊対策の専門人材の確保に、地方公共団体が一斉に取り組みを始めて、人材の奪い合いになっていると聞きます。

これは必要に応じて、地方公共団体に派遣をするという選択肢もあるんじゃないでしょうか。

どうでしょう。

三上局長。

質疑者 三上えり

御指摘のとおり、現状、熊対策を担う専門的な技術知見を有する人員に限られてございます。

そのために国と自治体をうまく連携しながら、そういった専門人材の育成確保を進めるということが重要でございますが、令和7年度の補正予算で、熊対策を担う専門人材を自治体において配置できるような措置をしました。

環境省の交付金で支援対象として追加したというところでありまして、各自治体で随時配置が進んでいるところでございます。

環境省においても、先ほどお話しした熊対策専門家、あるいは広域鳥獣対策専門官を新たに配置するということを今年やってきておりまして、こういったことで、国と自治体が密に連携を取って、熊対策に必要な専門人材の確保育成に向けて、一体的な取組を進めると、まずはそこからやっていきたいというふうに考えてございます。

質疑者 三上えり

昨年度の熊の出没数、これ5万件を超えています。

引き続きの徹底した対策をお願いいたします。

質問以上です。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

浜野喜史 (国民民主党・新緑風会) 23発言 ▶ 動画
質疑者 浜野喜史

国民民主党の浜野喜史でございます。

石原環境大臣にお伺いいたします。

今回の法改正により、災害廃棄物処理対策に係る地方公共団体支援機能の強化、クマ対策を含む広域的野生鳥獣保護管理、外来生物対策、地域の資源循環などの体制強化を行うこととされております。

この体制強化につきましては、地方環境事務所経費に関する予算を9億円程度増額し、対応するということとなっております。

それも含めて、環境省における一般会計予算全体としては、令和7年度予算1467億円に対して、令和8年度予算では1570億円と、103億円の増額予算となっております。

予算をつけて対応していくべきと考えておりますけれども、今年度予算は環境政策を進めていくにあたって、十分な水準となっているのか、大臣の率直な見解をお伺いいたします。

石原環境大臣。

答弁者 石原良司

環境省における一般会計予算は、循環型社会、脱炭素社会、自然共生社会の3社会の実現を目指す環境政策を推進し、環境経済、社会課題を同時解決する取組や、人の命と環境を守る基盤的取組のために経費を織り込んでいるものであります。

環境省としては、金属資源等の再資源化に対する投資促進支援、クマ等の鳥獣被害対策に加え、地方環境事務所の体制強化に必要な人件費など、全体的に必要な予算は十分に確保しているというふうに認識しております。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

大臣の御見解としては十分ということであります。

そう言わざるを得ないんだろうというふうに思いますけれども、財政健全化が必要であるという誤った考え方に立つのではなく、政府として必要と考える施策を、責任を持って行うことを求めておきたいと思います。

その上で財務省にお伺いをいたします。

環境省への増額予算の財源については、どのように確保することとなっているのか、説明をお願いしたいと思います。

財務省、人松次長。

政府参考人 人松次郎

お答え申し上げます。

予算編成全体について、まず申し上げれば、財政健全化目標との整合性の確保の観点や、市場からの信任の確保のために、通年の国債発行額をどのようにコントロールするかといった観点から、歳出歳入両面からの改革努力を行うことが、予算編成の前提となっております。

こうした改革努力を講じることをもって財源を確保しつつ、経済物価動向や重要施策に対応することが、予算編成全体の基本的な立て付けとなっておりまして、令和8年度予算においても同様となっております。

お尋ねの環境省の令和8年度一般会計予算の前年度比からの増額につきましては、公務員人件費の増17億円や、重要金属等の再資源化に対する投資促進支援の増60億円といった経済物価動向への対応、さらには重要施策の推進に必要な確保を手当てさせていただいているものでございます。

その財源につきましては、環境省予算に限らず、先ほど申し上げた令和8年度予算編成全体の中で、歳出歳入両面からの改革を推進し、予算全体のメリハリ付けを行う中で確保しているものでございます。

その際、環境省予算におきましても、例えばエネルギー対策特別会計におきまして、地域脱炭素推進交付金を対前年度比で減額を行い、これに伴いまして、一般会計からエネルギー対策特別会計への繰り入れを減額を行うなど、メリハリある予算編成を行っているところでございます。

財務省としては、引き続き責任ある積極財政の考え方に基づきまして、強い経済の実現をはじめといたします、必要な政策対応と財政の持続可能性の確保を両立させていく努力を講じてまいりたいと考えております。

質疑者 浜野喜史

はい、通告をさせていただいた内容について、答弁内容を検討していただいて、ご答弁いただいたものと理解いたします。

その上で、資料要求をさせていただきたいと思います。

様々な施策を実施するにあたっての財源確保の要否に関する判断基準が分かる資料、また、過去の様々な施策の実施にあたり、財源確保の要否について意思決定をしてきた経過が分かる資料。

以上2点の資料提出を求めます。

委員長 猪口邦子

ただいまの件につきましては、後ほど理事官において協議いたします。

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

環境省設置法におきましては、環境省は地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全を図ることを任務とすると明記されております。

脱炭素化などの環境政策への世の中の関心が高まる中で、環境省が発信する情報には非常に重みがあるというふうに考えております。

その上で伺います。

環境省が推進する脱炭素につながる、新しい豊かな暮らしをつくる国民運動であるデコカツにおきましては、ペーパーレス化の推進が環境保全や脱炭素化に寄与する取組として、多くの企業から情報を発信してきたことがあるのではないかと考えておりますけれども、見解をお伺いいたします。

白石統括官。

政府参考人 白石統括官

はい、お答え申し上げます。

環境省におきましては、国民一人ひとりの暮らし方や働き方に気づきを与えまして、その行動変容につなげることで、資源の節約、それからCO2の削減など、環境保全を図っていくことが重要であるとの観点から、これまでもデコカツをはじめ、さまざまな普及啓発の取組を進めてきたところでございます。

議員御指摘の2018年の7月の環境省からの報道発表につきましても、テレワークやウェブ会議など、企業における働き方改革を推進することが、移動に伴うCO2排出の削減やペーパーレス化による紙資源の節約、あるいはゴミの発生量の抑制といった環境保全につながることについて発信したものでございます。

また、2018年の報道発表にとどまらず、当時定めました第5次の環境基本計画、あるいは脱炭素化等につきましても、同様の趣旨の発信を行っているところでございます。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

さらに関連してお伺いいたしますけれども、紙の消費は、適切な森林整備や、再造林の循環を支える側面があり、消費量が減少すれば、森林管理が行き届かなくなり、結果として森林の健全な維持や緑化の推進に逆効果となる可能性もあると考えております。

加えて、ペーパーレス化の促進は電力使用量の増大にもつながるため、ペーパーレス化の促進が環境保全や脱炭素化につながるといった定量評価は難しいのではないかと考えておりますけれども、見解をお伺いいたします。

白石統括官。

政府参考人 白石統括官

お答え申し上げます。

まずペーパーレス化自身は紙資源の節約、それからゴミの発生量の抑制にはつながるだろうというふうには考えてございます。

さらにそれ以外の議員ご指摘のCO2削減等も含めた効果の意義づけでございますけれども、まず紙の生産消費と森林管理の関係につきましては、紙の原料となる木材がどのような森林管理の下で生産されたものなのかということなどによりまして、CO2吸収量あるいは生物多様性の保全の観点から、それは見方が大きく変わり得るものだというふうに認識をしてございます。

またペーパーレス化によりまして業務の電子化が進むことになりますけれども、電力使用量のみに環境負荷がかかるということではなくて、同時に省エネの推進、再生可能エネルギーの導入の状況等によりまして、電力消費量やCO2排出量への影響も異なってくるだろうというふうに考えます。

さらに、かつて印刷物がメディアコミュニケーションの主体であった社会から、ITデジタル化が進展して、今やデジタル抜きでは業務生活が成り立たない社会になっていくわけでございますけれども、そういうことを考えますと、ペーパーレス化による環境への影響という観点に関しまして、経済社会システムの大きな変化というものを含めて、それを捉えて定量的な評価を行うことはとても難しいことだというふうに考えてございます。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

ありがとうございます。

定量的評価はなかなか難しいという御説明だったと受け取りました。

その上でお伺いするんですけれども、そのペーパーレスの効果についてですね、定量評価が難しいにもかかわらず、環境省の発信によって、ペーパーレスが自然環境保護や森林破壊の抑制につながる、紙の消費がCO2排出の主要因の一つなどといった、

答弁者 石原良司

石原環境大臣。

ペーパーレス化による環境保全効果については、先ほど統括官から答弁したとおりなんですが、ぜひ強調しておきたいことは、実は、製紙業界においては、例えば、自然共生サイトに多くの製紙メーカーの森が認定をされております。

また、持続可能な森林管理による生物多様性の保全や、CO2の吸収、すみません。

議員ご指摘のように、もし間違ったメッセージを広げているようなことがあれば、この製紙業界がこのような努力をしていることもしっかりと発信をしてまいりたいと思います。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

真摯な御答弁、誠にありがとうございます。

携わっておられる方々にも届く、大臣の御答弁だったのではないかと理解いたしました。

その上で、確認だけさせてください。

紙を利用することは、脱炭素化に反すると、こういう考え方に立っているものではないというふうに理解するんですが、もう一度申し上げましょうか。

ちょっと回りくどい表現がわかります。

よろしいですか。

として、ゴミが増える方が危険性はありますけれども、先ほど統括官が言ったように、なかなか推定することは難しいという認識だと思います。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

ありがとうございます。

経済産業省にお伺いいたします。

紙パルプ紙加工産業において脱炭素化に大きく寄与するバイオリファイナリー産業への転換を図ることが重要であると考えております。

昨年12月に改定された政府の分野別投資戦略において、国益回収ボイラーやバイオマス素材生産設備、産業用ヒートポンプなどに対して、2033年までに官民で1兆円規模の投資を進めていくこととされております。

画期的な取組であり、確実に進めていただきたいと考えております。

困難な脱炭素化は民間任せにはできません。

官民で1兆円規模の投資を進めていくということでありますけれども、具体的に国がどのように関与していくのか説明をお願いいたします。

経済産業省田中審議官。

政府参考人 田中審議官

お答え申し上げます。

議員ご指摘の紙パルプに関する分野別投資戦略におきましては、国による先行投資支援として企業のコミットメントや、制度的措置と一体で、まず石炭などを活用した自家発電設備などの将来の脱炭素エネルギーへの転換を見越した燃料転換、さらには化石由来製品などの代替素材としてパルプを活用したバイオリファイナリー産業への転換、こういったことに関する取組を支援するなどの方針を示しております。

この方針に基づきまして、国による支援と民間投資を合わせて、2033年までに1兆円以上の投資を目指し、紙パルプ産業におけるGXを進めていくこととしております。

その実現のため、政府といたしましては、GX経済移行債を活用した予算措置などを行っております。

例えば、排出削減が困難な産業におけるエネルギー製造プロセス転換支援事業、この事業におきましては、紙パルプ産業に関連する2つのプロジェクトを採択推進しているところでございます。

引き続き、紙パルプ産業における脱炭素化と産業競争強化を一体進める取組を後押ししてまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

浜野喜史君。

質疑者 浜野喜史

はい。

重要な取組だと思いますので、今後とも取組の動向に注目をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

最後に申し上げます。

紙は国民生活に必要不可欠なものであり、紙パルプ、紙加工産業、そして紙を用いた印刷産業は、質問を終わります。

ありがとうございました。

質疑者 原田大二郎

公明党の原田大二郎です。

原田大二郎 (公明党) 18発言 ▶ 動画
質疑者 原田大二郎

環境省設置法の一部を改正する法律案について質疑をさせていただきます。

大臣、そして政府参考人の皆様、本日はよろしくお願いをいたします。

今回の法案は、環境事務所を地方環境局に改めるものです。

政府の説明では、その背景として、地方環境事務所の業務が従来の国立公園管理や環境保全活動の促進に加え、地域脱炭素、災害廃棄物処理、熊対策を含む野生鳥獣保護管理などへ広がってきたことが挙げられています。

そうであれば、今回の法改正の意味は単なる名称変更ではありません。

現場の自治体が抱える課題をどう解消するのか、そして住民の暮らし、安全、防災、復興にどうつなげるのか、そこが問われています。

本日はその観点でお伺いをいたします。

まず災害廃棄物処理について伺います。

先ほど吉井委員もありましたけれども、環境省はこれまでも地域ブロックごとに地方環境事務所を中心に、モデル事業の紹介や自治体間のマッチング、地域ブロック協議会の運営などを進めてこられたと承知しております。

ただ、能登半島地震におきましては、現行体制だけでは十分に機能しきれなかった面もあったのではないかと思います。

南海トラフ地震のような大規模災害を見据えると、仮置き場の確保や広域処理、県境を超えた事前調整を平時から強める必要があると思います。

堀上局長。

政府参考人 堀上

お答え申し上げます。

災害廃棄物の円滑な処理を進めていくためには、平時から民間団体等の協定締結や仮置き場の確保等を含む災害廃棄物処理計画の策定による事前の準備が重要でございます。

今回の法改正を通じて、国がよりリーダーシップを発揮できるよう、地方環境事務所を地方環境局に改称し、資源循環課を資源循環災害廃棄物対策課とするとともに、災害廃棄物対策の定員を全国で29名増員するなど、体制の拡充を図ることとしております。

こうした体制強化によりまして、広域処理を含む自治体間のマッチング支援のほか、災害廃棄物に係る協定の雛形や協定締結事例等を充実したガイドラインによる技術的な助言、さらには災害廃棄物処理計画の策定を支援するモデル事業等による仮置き場の確保の支援、そして公費解体、撤去マニュアル等を活用した研修訓練の強化、そして関係団体等を含む発災直後の現地チームの派遣による初動支援の強化などの取り組みをより一層推進してまいります。

委員長 猪口邦子

原田大二郎君。

質疑者 原田大二郎

ぜひ事前にしっかりと積極的に関与していただきたいというふうに思っております。

次にクマなどの鳥獣対策について伺います。

近年クマの出没や人身被害の不安が広がっております。

先ほど三上委員からもありました。

その中で環境省の役割は捕獲そのものをしっかりと担っていくというよりも、自治体が現場対策チームを組めるように、交付金や専門家による伴走支援を行うことであると理解をしております。

今回、対策専門官を全国で15名増員すると。

堀上局長。

政府参考人 堀上

お答えいたします。

環境省では、本年4月に各地方環境事務所等に、熊対策専門官、広域鳥獣対策専門官、それぞれ新たに配置、または拡充し、体制強化を図ったところでございます。

これらの専門官は、自治体が行う熊出没時の初動対応に係る訓練、マニュアル作成における助言、都道府県と連携した広域協議会等の設立運営、他地域の事例の紹介等の技術的助言や交付金の運用等を通じて、現場での熊対策の実行役である自治体のニーズを伺いながら、それぞれの状況に応じて支援する、そういった役割を担っているところでございます。

環境省といたしましては、今回の法改正を契機として、より一層各自治体との連携を図って、熊を含む野生鳥獣対策を広域的に進めることにより、住民の安全が確保されるように取り組んでまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

原田大二郎君。

質疑者 原田大二郎

次に地域脱炭素と自治体連携についてお伺いいたします。

地域脱炭素につきましては、すでに各地方環境事務所に地域脱炭素創生室が置かれ、一定の体制が整えられてきたと承知をしております。

その上で、今回地方環境事務所が地方環境局となることで、地域ブロックの代表機関としての位置づけがより明確になり、自治体との連携強化が期待されているのだと思います。

局長・次長体制が整うことで、進捗が3割にとどまる脱炭素先行地域の停滞打破など、そのためにどのような対策を打っていくのかお答えください。

大臣官房中尾審議官。

政府参考人 中尾

お答え申し上げます。

地域脱炭素化の取組を進めるに当たりましては、地域の事業者、金融機関などの多くの関係者の協力が必要でございます。

特に自治体におきましても、環境部局ならず、庁内横断的な取組が重要であります。

そのためには、首長を含めたトップレベルでの調整というものが非常に重要となって、リーダーシップが鍵となってくるところでございます。

地域脱炭素の取組の開始以降、地方環境事務所による首長等との面会を、数多くこれまでも行ってきたところでございますけれども、本改正で地方環境局への名称の変更や、自庁職の新設が行われることによりまして、首長、副首長、さらには県でいいますと部長クラスなどとのトップレベルでの調整を含めて、連絡調整の一層の円滑化が進み、まして、地域におけるダスタンスの取組の推進につながることが期待されるところでございます。

自治体を含め、はじめ、地域の関係者との連携を強化してまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

原田大二郎君

質疑者 原田大二郎

続きまして、海上輸送を含む広域処理についてお伺いいたします。

南海トラフ地震のような大規模災害を考えますと、災害廃棄物の海上輸送は極めて重要です。

能登半島地震でも、石川県の災害廃棄物処理計画では、海上輸送が検討対象となり、実際にも県産業廃棄物協会、環境省など関係者が調整に入って進めたと承知をしております。

ただ、海上輸送は国土交通省との調整も必要ですし、実際に動くのは県、市町村、処理業者です。

そうであれば、発災後ではなく、平時から計画や協定の中に位置づけておくことが重要だと思います。

実際に海岸の隆起や護岸の損壊によって港の利用制限が生じるなど、過酷な現実にも直面をいたしております。

そこで伺います。

現在、環境省として、海上輸送を含む広域処理について、どのように自治体を支援しているのか、また、今回の地方環境局化を契機に、自治体に対して、防災災害廃棄物処理の備えをさらに進める機運をどう作っていくのか、御説明ください。

政府参考人 中尾

お答え申し上げます。

ただいまご指摘いただきましたとおり、能登半島地震におきましては、石川県内で発生した災害廃棄物処理にあたって、県の災害廃棄物処理実行計画に基づき、海上輸送による県外での広域処理も行われたところでございます。

こうした対応から得られた教訓といたしましては、発災時に災害廃棄物処理を地方環境局という名称に改めるとともに、局長自ら自治体の市長などの意思決定権者と日頃の意思疎通を図ってまいりたいと考えております。

また、局長を支える次長が分担して、関係省庁や関係事業者等とのハイレベルでの調整を普段から密に行ってまいりたいと考えております。

こうした体制強化に加えまして、既存の地域ブロック協議会での枠組みも活用し、平時及び発災時における関係者との調整機能を向上させることで、発災時における迅速かつ円滑な廃棄物の広域処理体制を構築してまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

原田大二郎君

質疑者 原田大二郎

ぜひ、新しくできた局長、次長をですね、役割分担しながら進めていただけたらと思います。

最後に、公費解体と空き家問題について伺います。

能登半島地震では、所有者不明の建物などへの対応が大きな課題となりました。

これに対し、環境省は法務省とも連携をし、公費解体に関する手引きやガイドラインを整備してきたこと、また、今年3月にはガイドラインを改定したことは大変重要だと思います。

ただ、災害が起こってから、申請様式や手順を整えるのでは遅く、平時から備えておくことが欠かせません。

また、空き家は通常時には財産権の対象であり、災害で建物性を失った場合に初めて公費解体の対象となり得るという点も、住民や自治体にとって分かりにくい面があります。

そこで伺います。

今回の地方環境局化を契機に、公費解体や空き家問題について、平時からどのような準備を自治体に促し、どのように計画の中身を実効性のあるもので高めていくのか、ご説明をください。

地方環境局の職員がノウハウを自治体に伝え、申請手続き、庁内連携、法務部局との連携などを災害廃棄物処理計画等にどう反映させていくのか、その点をお伺いいたします。

住倉局長。

政府参考人 住倉

お答え申し上げます。

ただいまご指摘いただきましたとおり、能登半島地震におきましては、損壊家屋等の所有者・共有者の特定や、公費解体撤去の際の同意取得に時間がかかった等の課題が指摘されたところでございます。

このため、環境省におきましては、法務省とも連携いたしまして、建物性が失われた倒壊家屋等について、法務局の登記官の職権によるみなし登記を活用する。

環境省では、本年3月に公費解体撤去マニュアルを改定し、申請様式のひな形の追加、申請受付から解体完了までの市町村における進捗管理や現地調査等の進め方の明確化、そして関係者の同意に関する手順や所有者不明建物管理制度等の既存制度の活用の在り方の整理など、自治体が発災後、速やかに公費解体の受付を開始し、効率的に事務を行うために参考となる内容を充実させてきたところでございます。

ただ、その一方で、こうしたマニュアルを整備、充実するとともに、この内容がしっかりと各地方公共団体、さらには関係者の皆様方に周知をされ、これがいざ発災時に速やかに動くようにしていくことは、これは極めて重要な課題でございます。

このため、今回の法改正を通じ、地方環境局の体制強化を図ることで、公費解体撤去マニュアルについて、平時からの研修等による周知や発災時の丁寧な技術的助言等の、こうした取組を一層充実強化をしてまいりたいと考えております。

このほか、今国会に提出いたしました廃棄物処理法等の改正法案により措置することとしております専門支援機関により、公費解体等の発注契約業務などの自治体の実務支援の強化も図りたいと考えております。

こうした取組を通じまして、公費解体撤去に係る自治体の事務の円滑化、迅速化を図り、平時からの備えを十分にすることによって、発災時における復興のスピードアップにつなげてまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

原田大二郎君。

質疑者 原田大二郎

今回の法案が本当に意味を持つかどうかは、地方環境事務所が地方環境局になったという名称の変更そのものではありません。

災害廃棄物の広域ロジスティックス、熊対策、広域脱炭素、広域解体、こうした現場の厳しい課題に対して、国の支援が助言中心から現場に入り込む実効支援へと一歩進むかどうか、そこにかかっています。

その具体的な道筋と行動を政府に強く求めて、私の質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 猪口邦子

串田誠一君。

質疑者 串田誠一

日本維新の会の串田誠一でございます。

串田誠一 (日本維新の会) 11発言 ▶ 動画
質疑者 串田誠一

名称が地方環境事務所から環境局という名称になることは、採用においても非常に重要だということ、逆に言えばそれだけ重みを感じているということでございますので、環境省としての一般国民からの期待というのも高まるのかなというふうに思っているんですが、地球温暖化に関する脱炭素に関して地方自治体の役割って非常に重要なわけで、そこに環境省がどうやってコミットしていくのかということも期待されているわけでございますけれども、これまで青山副大臣には、この再生可能エネルギーと環境との地方とのトラブルとかということに関しても、何度か質問させていただいたわけでございます。

再生可能エネルギーは非常に大事なんですけれども、例えばメガソーラーだとか風力発電が環境を破壊しているんじゃないかということで、地元からの反対意見というのも非常に出ている。

そういうところに対して環境省というものがしっかりと調整をしていかなければならないのではないかなと思うんですが、今回の設置法の改正において、この調整能力が高まると考えてよろしいでしょうか。

委員長 猪口邦子

委員長。

青山環境副大臣。

答弁者 青山環境副大臣

お答えします。

委員御指摘のとおり、例えば国民の関心の一番強いところの一つで言いますと、串路湿原に私も参りまして、現場で地元の自治体との調整に努力重ねていますけれども、かなり難しい面がある。

それから入っている業者との関係も含めて、調整が難しい面が今まで色濃く出ておりました。

結論から申しますと、地方分局に格上げされることによって、調整機能は高まると、はっきり高まると考えております。

現実的なことを申しますと、今までの事務所長では、実は知事や市長のような首長に会うことはとても難しかったんです。

これで調整すると言ってもですね、事務所長が会えるのは部長や局長止まりであれば、結局最後の意思決定が明確でありませんから、それが今回、地方分局になりますと、局長は間違いなく知事や市長に直接会うことができます。

したがって、業者の問題も含めた、この再生可能エネルギーと環境の調和というのが、いわばやっと本物の調整ができるようになると、私自身も現場を見て上での判断として考えております。

それからもう一つ大きなことは、地方分局になることによって、人員の増員が実現します。

今日、終始、南海トラフなどの巨大災害から災害の廃棄物が膨大に出るという問題が議論されてまいりましたが、その問題については29人の増員が組み込まれています。

これは29人というのは、北海道から九州までの7ブロックと、プラス福島の8ブロック、合わせて29人であります。

さらに今日もその熊対策の問題が特に、住民の不安ということで始終出てまいりましたが、熊対策を含む野生動物保護管理については34人の増員がこれで実現します。

そのうち例えば熊対策で言えば1ブロックあたり4人から5人の増員でありますから、実際の機能強化につながり、これも大きく言えば、調整機能全体の充実につながっていくと考えております。

質疑者 串田誠一

串田誠一君。

青山副大臣にそのような答弁をしていただけると大変期待をしたいなというふうに思っておりますが、先ほど熊対策という話がありまして、緊急搬送というのも非常にそういう対策ということで取り上げられているんだろうとは思うんですが、一方で里山が放置されてしまっていて、従来の森が、人工林が非常に多いわけなんですけれども、里山が非常に放置されてしまって、逆に里山に果樹が生え茂ってしまって、自然林になってしまい、熊が森から里山を通じて人里に出ているという、そういうような状況もございます。

そういう意味では里山対策というのも非常に大事だと思うんですが、これに対して環境省、林野庁との連携を強めていただきたいと思います。

いかがでしょうか。

委員長 猪口邦子

栗上局長。

政府参考人 栗上局長

お答えいたします。

委員御指摘のとおり森林は国土の7割ということで、温室効果ガスの吸収、水源涵養、そして今御指摘もありました生物の生息生育の場の提供、多面的な機能を持っている重要な生態系であると認識しています。

環境省では自然環境保全の観点から森林を含めて国立公園などの保護地域の指定を行って、林野庁をはじめですね、あるいは地方自治体とも連携して保全及び管理を行っているところでございます。

また里山というお話もありましたが、特に民間等の取組によって生物多様性の保全が図られている区域、こちらを自然共生サイトとして認定する取組を進めております。

里山林や人工林などの森林を含むサイトが非常に多くなってきております。

現在、地方環境事務所が地方自治体等とも連携をして、それらのサイトにおける保全活動の促進をしているところでございます。

今後も保護地域の指定、それから自然共生サイトの認定によりまして、森林の保全が図られるように、今回の法改正も契機に、地方自治体、地域の関係者等と引き続き連携を深めていきたいと考えております。

委員長 猪口邦子

串田誠一君。

質疑者 串田誠一

ぜひ補札弁当ではなくて出てこないような、そういう政策も同時に進めていただきたいと思います。

次に設置法に関連しての組織に関して、ぜひとも環境大臣にお願いをしたいんですが、日本ではですね、民間の2025年の調査によると、日本の家庭での犬猫の飼育数は、犬が682万頭、猫が885万頭で、合計で1567万頭と、非常にたくさんの家庭がですね、犬や猫を家族同然に迎え入れているわけでございます。

ところが環境省の組織図ではですね、動物愛護管理室ということで、環境省の自然環境局。

犬や猫などのペットが家族の一員ともいえる今、動物愛護管理行政は国民から関心が高く、課題も多岐にわたると認識しております。

環境省では、その重要性をしっかりと認識をして、必要な体制が室から課に上げるという組織図にぐらいは出てくる必要があるんじゃないかなと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思うんですけれども。

そういう意味で、今回能登半島の地震のときに環境省が一生懸命動物との同行同伴避難を進めていただいて、報告書にも必ずそこが記載されているような状況でございました。

そして補正予算にも今回初めて動物愛護の関連予算がついて、同行同伴避難を進めるということでなっているわけでございますが、これはなぜかと言いますと、やはり家族同然に迎え入れているということでございます。

まさにその伴侶動物ということでございますけれども、日本は動物愛護管理法というのがあるんですが、これは一般的な動物。

答弁者 石原環境大臣

石原環境大臣「動物愛護管理法では、犬や猫については特別の規定が設けられ、自治体に引き取られる際には殺処分がなくなることを目指して、保護等に取り組むこととされております。

また、同法に基づき、環境省が策定している基本指針では、ペットは伴侶動物として生活に欠かせない存在になっている。

これらの認識を前提としながら国民の皆様に関心や理解を深めていただき、動物の愛護と管理に関する普及啓発を進めてまいりたいと考えております。

質疑者 串田誠一

8割が置いては避難できないということで、以前の環境大臣もご自身も置いてはいけないという答えをいただきましたし、各総理にも私も質問をしてきたわけなんですけれども、そういう意味で非常に家族同然という位置づけという意味では、それを扱っていくときには環境省としてもしっかりと体制をつくっていかなきゃいけない。

なのであれば、やはり室ではなくて、課に上げていこうではありませんか。

どうかよろしくお願いいたします。

質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

梅村みずほ (参政党) 73発言 ▶ 動画
質疑者 梅村みずほ

本日は環境省設置法の改正案ということで、国交省の出先機関としては運輸局がありますよ、財務省の出先機関は財務局があって、法務省の出先機関は法務局がありますよということで、国民にも広く使われておりました。

環境省は出先機関、どんな名前だったかというと地方環境事務所。

何それっていうところで、なかなかご理解が得られなかったりとか、所長ですと先ほど副大臣からもありましたけれども、なかなか知事や市長ともアポイントメントを取るのが難しかったりということが、なるほど、そういうことがあったんだなというふうに、立法事実として確認を、串田誠一議員からのご質問で、私もなるほどと聞いていたところでございます。

ですので、この地方支分部局としてリニューアルを名前としてされるということで、これは重要なことだと思います。

環境省が設置されてから、そして地方に事務所が置かれてから、日本を取り巻く環境というのは多様に変化をしております。

この環境局になることによって、この地方公共団体等との円滑な連絡ができるようになって、調整に支障が生じていたものが解消されるということで、ぜひとも進めていただきたいなと思います。

けれども、やっぱりこうやって局に変わると、なるほど、ちゃんと中央からこういうふうに地方まで来てくださって、環境のことを面倒見てくださるんだなという認識が、より一層広がると思いますので、中身を一層伴う局になっていただかなくてはいけないわけでございます。

で、この地方におけるこの出先機関の名称が局に変わるということで、災害廃棄物の処理対策が円滑にいったりだとか、熊対策がよりきめ細やかにできるようになったりだとか、外来生物対策も当然大切ですし、先ほど串田委員からもありましたけれども、私、先だっての質疑におきましても、再エネをめぐる地方での問題について取り上げてまいりました。

こういった地域地域のトラブルというのがどのようになっていくのかというところが関心があるわけでございます。

そこでまず最初の質問なんですけれども、すいません、後半に置いていた質問を先にさせていただきたいんですけれども、地域で起きていることをより一層解像度高く確認し、きめ細かく対応し、必要な政策の推進へと反映させるために、この法案というのがどういうメリットがあるのか、大臣からお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

石原環境大臣。

答弁者 石原宏高

石原宏高大臣「地方環境事務所は、地域において自治体をはじめとするステークホルダーと密に連携しながら、環境政策の推進に取り組む役割を担っております。

本改正により、地方環境事務所を地方環境局へ名称変更するとともに、局長職を設置いたします。

また、災害廃棄物対策、広域的な自然保護管理、外来生物対策、地域の資源循環を、これまで以上に円滑かつスピーディーに行えるというメリットが」

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

大臣、ありがとうございます。

この法案が可決した先にどういったメリットがあるのかというのを網羅的にご説明をいただきましたけれども、それでは次に、先だっての質疑で私が再三申し上げていました種の保存、そして生物多様性、これをしっかり地方で守っていってほしいんだというような訴えなんですけれども、特に生物多様性や種の保存という観点から、この法案を可決したら、どんなよいことがあるのか、ここにフォーカスしてお答えいただけますか。

石原環境大臣。

答弁者 石原宏高

石原宏高大臣「地方環境事務所の主要な業務の一つが、地域の希少野生動植物や生物多様性の保全であります。

そのため、従来から国立公園の適切な維持管理や種の保存法に基づく保護増殖や開発規制、重要種への助言指導等を行ってきたところであります。

本改正案やこれに伴う体制整備を通じて、地方環境事務所の体制を強化して、より実効的な種の保存法の施行が行えるというメリットが生まれると考えております。

改正を機に関係者との連携強化や地域でのプレゼンスの向上に積極的に取り組んでまいりたいと考えております」

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

はい、ありがとうございます。

種の保存法の改正というのも今鋭意検討されていると思うので、今どうなっているんだって突っ込むことはやめにしようと思っておりますけれども、大臣も当然かねてより私なんかが申し上げなくても問題意識は持っていらっしゃって、去年の秋ぐらいからですね、いろんな改正に向けた検討会等も進められていると承知をしております。

種の保存法もそうですし、あと今国会中に方向性を取りまとめたいと大臣が雑誌のインタビューで答えていらっしゃるのは環境アセス法的観点ですね。

こういったところも対象の見直しを進めていらっしゃると承知をしているんです。

この環境影響評価法というのは、今まで40メガワット以上というところでかなり網の目が大きいといいますかですね、大規模な事業しか対象となっていなかったというところで、割と小さい規模の事業で非常に大きな問題が起こってきたと。

この網の目をできるだけ細かにしなきゃいけない。

例えば前回の質疑で具体名を出しましたけれども、日本エコロジー社、串野出現での開発でいろいろめちゃくちゃやってるわけですよね。

ああいった事業者、どれぐらいの規模でやってるかっていったら1000キロワットから2000キロワットとか、非常に小さいわけなんですよ。

で、そういった事業者が何でそんな小規模にやっているのかと言ったら、この後もお話しするかもしれないですけれども、もうFIT制度にうまみがなくなっているんですよね。

売電価格が下がってしまってもう利益は取り尽くした。

じゃあ次なる方向先はどこか、金のなる木はどこなのかと言ったら、企業一社一社になってくるわけですよ。

だから日本エコロジー社というのは、その立ち上げだけやってすぐ売っ払うんですね。

だから非FITの流れがもう出てきているんですよ。

そこにどうやって歯止めをかけるかと言ったときに、この環境アセス法は全く役に立たないということになっているので、それを見越して、この環境省と経産省がどういうふうに対策を講じていくのか。

民間企業は早いですから、「今のうちだぞ」と、対策を取られるうちに利益を確保するんだと、もう動いていますので、できるだけ早く対応していただきたいと思っております。

大臣にもお伺いしたいんですが、この網の目をできるだけ細かにする必要性について、大臣から一言いただければと思います。

石原環境大臣。

答弁者 石原宏高

今、メガソーラーに関する対策パッケージで、環境影響評価法に基づく環境アセスメントの対象となる太陽光発電事業の規模を見直すこととしているところであります。

本年1月から有識者検討会を立ち上げ、自治体や事業者団体など様々な関係者の意見も聞きながら検討を進めているところであります。

検討に当たっては、環境影響評価法は規模が大きく、環境影響の程度が著しいものとなる恐れがある事業を対象としていること、また法と条例の役割分担、条例によって色々なケースがありますけれども、条例で4000、3000とか3000キロワット、それよりも低いものを条例で規制している、もしくは面積で規制しているような条例もありますので、法の対象とならない規模の事業については、自治体の判断によって条例で対象とすることも可能である、こういう現状もありますので、そういうことも含めて議論を進めているところであります。

法や条例の対象とならない規模の事業については、環境省において太陽光発電の環境配慮ガイドラインを作成し、事業者による環境配慮も促しているところであります。

あとは、委員の言われていることは非常に大事なところで、だからこそ私も色々な記者会見でも言っているんですが、小さく1000キロ、2000キロのものを条例で自治体もやるかどうかというのはなかなか微妙なところがあって、国がそこまで、さっきも言ったそもそもの環境アセスの考え方というのはありますから、大きなもので環境に大きな影響を与えるものという法の考え方もあります。

その中でパッケージの中でも、国がそういう問題を起こした事業者から電気を買わないというようなことを、またそれで色々な金融機関なんかにもそういうお願いもさせていただいております。

そしてさらには森林法違反なんかも開示がされるようになりましたし、国土交通省の問題を起こした事例に関しては、先ほど委員が言われたような企業も問題を起こしたことは国土交通省のホームページで確認もすることができます。

ですから、やはり民間の企業がそういうものを買わないでいただくということも一つの対策になっていくのではないかと考えているところであります。

質疑者 梅村みずほ

はい、丁寧にお答えいただきましてありがとうございます。

ナショナルミニマムという考えは必要だなと思ってまして、何でもかんでもどの問題でも細かく国がやるわけにはいかないと思っているんです。

ただ、この条例ができるまでの間にどんどんとこの事業が進んでしまう、環境が壊されてしまうというと、私も先だっての質疑は、串野市議会議員の木村勇人議員から、串野で何が起こっているのかということを詳細に教えていただいて、まさに先ほど吉井委員からもありましたけれども、地方は大変だということで、マンパワーも財力もなかなかない中で、あらゆる問題に対応してくださっていますけれども、私たち政治家としては、地方議員とつながって、「こういう動きを防がなきゃいけないから、条例を早くやったほうがいいですよ」とか言うんですけど、なかなかやっぱり条例を設定するまで非常に時間がかかるという、常にいたちごっこで、やっとできたときには、もう次の金のなる木に移動しています、ということにならないように、できるだけ速やかに対応しなきゃいけないと。

そのためにも、こういった問題が他の地域であったので、「議会でこういう動きが出てますよ」という情報提供なんかも、新しい環境局でできると思いますので、役割を果たしていただきたいなと思っております。

時間が迫ってきましたので、今日はですね、井上副大臣、お越しいただきましてありがとうございます。

先ほどの非FITの問題、これから多分追求していきますので、ぜひお願いします。

で、もうそれ、何が原因かと言えば、やっぱりREこれもあるんですよ。

結局、企業一社一社にこの脱炭素の取り決め、100%再エネでやりましょうよっていうふうになってくると、企業がその再エネを確保しなきゃいけないということで、どこに売っ払っているかと言ったら、企業に売っ払っているという。

そういう仕組みになってきているんですよ。

だからそれがグローバルビジネスになっていないかというところで、今後も私ども追求するんですけれども、今日のところの質問としては、鳥取県の平井知事からもありました、電気事業法において地元自治体の同意を要件とするような法整備を行うとともに、地元自治体の要請に真摯に向き合わずに事業を合意に進めようとする事業者に対しては、対象事業の保留だとか一時停止を命ずることのできるような規制が必要じゃないかということで、大臣に伺いたいところなんですけれども、環境委員会ということで、法案審議でもありますので、副大臣いかがでしょうか。

答弁者 井上経済産業副大臣

井上経済産業副大臣。

太陽光発電を含め、発電事業については、現在、電気事業法によった法定性としておりますが、先ほど石原大臣の答弁にありましたとおり、自然環境や安全性、景観などの観点から関係法令、条例等において、国と自治体の適切な役割分担のもとで必要な規制がなされているものと承知しております。

その上で、昨年末に関係閣僚会議において取りまとめたメガソーラー対策パッケージでは、関係規制の強化に加え、規制を運用する自治体との連携強化を図ることとしております。

こういった取組を通じて、関係省庁の自治体との連携の下で、規制を効果的に機能させ、再エネ導入に当たって、地域との共生関係の配慮がきちんと確保されるように取り組んでまいりたいと思っております。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

はい、ありがとうございます。

環境を壊しながら進める環境政策、脱炭素の責任というのは、環境省にも私はあると思いますけれども、経産省によるところが非常に大きいと思っているんです。

このFITの流れも知らぬわけはないんです。

そこにどんな企業が入って推進しているのかということにつきましても、今後の質疑でお話をしていきたいと思いますので、今日の質疑はこれでとどめたいと思います。

ありがとうございました。

いいですか。

これで。

委員長 猪口邦子

午後1時に再開することとし、休憩いたします。

ただいまから環境委員会を再開いたします。

休憩前に引き続き、環境省設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を行います。

質疑のある方は順次ご発言願います。

奥田ふみよ君。

質疑者 奥田ふみよ

れいわ新選組、奥田ふみよです。

環境省設置法の改正案、これは何をやろうとしているのか。

一言で言うと、地方環境事務所という名前を地方環境局に変える。

大臣、これ、本当に国民のためになるんでしょうか。

政府の説明資料を読みました。

名前が事務所だと、知事や市長、村長に面会を申し込んでも、ブロック機関の長だと認識されないだとか、あとは記者会見をしても、県単位の1事務所と誤認されて報道されない、だから局に変えるんだと、おっしゃることは理解しました。

知事との面会がスムーズにいくならば、それはとてもいいことですし、私が住んでいる地元の福岡県で記者会見をして、それが九州全体のことだと分かってもらえるのもとてもいいことだと思っています。

でもちょっと待っていただきたいのが、看板を塗り替えただけで信頼というのが生まれるのでしょうかという点です。

名称変更だけで地方環境事務所で働く職員の皆さんの安定した暮らし、憲法25条保障、充実されるのでしょうか。

大臣。

名称変更によってですね、具体的にその点何が変わりますか。

権限増えるんでしょうか。

予算増えるのでしょうか。

それとも本当に看板だけなのでしょうか。

お答えください。

答弁者 石原宏高

石原環境大臣。

環境行政ですね、多岐にわたっております。

やっぱりですね、環境の課題というのは、現場がですね、地域があってですね、その地域での政策の積み上げがですね、国の政策をですね、先導する役割を果たしていると思います。

で、地方環境事務所は各地域において、自治体をはじめ、地域のプレイヤーと密に連携しながらですね、環境政策の推進に取り組む役割を担っています。

今般の法改正を通じてですね、環境局への名称を変更することとともに、加えて災害廃棄物処理、クマ対策を含む攻撃的な野生鳥獣の管理等について、体制の強化も図ってまいります。

ご存知のように財務省の地方財務局も財務局でありますし、国土交通省の地方整備局と運輸局と、全て局という名前がついておりますけれども、やはり慣れ親しんだ地域の各省の出先機関ということで横並びになって、それなりに効果を発揮できるものというふうに確信しております。

質疑者 奥田ふみよ

ありがとうございます。

今回の法案で、次長という役職を新しく新設されるということです。

全国は47都道府県あるのですが、それを大きく8ブロックに分けて、その8カ所全てに次長が置かれたとしましたら、幹部職員が8人、新たに増えるわけです。

でも、この次長は当て職だという説明がありました。

つまり、今いる統括環境保全保全企画官という役職の職員の方が、この次長も兼務するために、今回の改正法の施行に伴う人件費の増額はありませんということでした。

でも今年はそうしたとしても、来年度以降はどうなるんでしょうか。

新たに幹部職員を増やそうとか、賃金が上がるだとか、そういった対応は考えていらっしゃいますか。

木原官房長。

政府参考人 木原稔

お答え申し上げます。

新設する次長職につきましては、地方環境局長を支えて、また、局内の担当管理職とも連携しながら、各地方局の実情に応じた様々な業務、中でも自治体等のステークホルダーとのハイレベルな調整を担うといったようなことも想定をいたしてございます。

このため当面は地方環境事務所の職務に精通しております統括環境保全企画官等をまずは兼務いたしまして、これにより既存の業務を踏まえながら、局長や自治体等との局内外との関係者との緊密な連携の下で新たな業務を担っていくということで、円滑な移行が可能になるのではないかと考えております。

そして御指摘のように法案が成立して施行されれば、その後の実情を踏まえつつ、次長として専任化することを検討してまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

ありがとうございます。

幹部職員ももちろん増やしてほしいんですけれども、もっと増やしていただきたいのが、幹部専門職です。

今、地方環境事務所には専門職の方、どれぐらいいらっしゃるのでしょうか。

木原官房長。

政府参考人 木原稔

お答え申し上げます。

地方環境事務所は、国立公園の管理、広域的な野生鳥獣の管理、それから外来生物対策、地域脱炭素、地域における資源循環、さらには災害廃棄物対策等、様々な専門的な業務になってございます。

こうした業務に必要な専門性を有する職員につきましては、本省採用のプロパー職員、それから地方事務所で採用しております地域採用のプロパー職員、さらには任期付き職員といったような形でですね、地方事務所において雇用しております。

何をもって専門性があるかというのはなかなか定義は難しいんですが、幅広く捉えれば、総務部門を除きますとですね、1018名、専門職の方がいらっしゃるということが分かりました。

ただし、この人数が本当に足りているのかどうかという点です。

総務課以外に7部署あるという今お答えいただきましたけれども、こうした専門知見を有する人材は、地方環境事務所に必要なことはもちろん、自治体との連携においても非常に重要です。

例えば、都道府県における鳥獣の保護及び管理に関する専門的知見を有する職員の配置状況についてという資料を見ますと、令和6年4月現在で鳥獣に関する行政を担当する職員が全部で3614人いるうち、専門的知見を有する職員は213人のみ、つまり全体の5.9%しかいません。

平均すると4.5人。

北海道のように34人いるというところは珍しく、香川県は21人、兵庫県や島根県で16人という配置をしている県もありますが、ほとんど4人以下という状況です。

この少ない専門人材を補うのが、地方環境事務所の専門知識を有する人材かと思いますが、今の人数で本当に足りているのでしょうかと、私は聞いていて、ちょっと疑問に思いました。

例えば、災害が発生したときに、災害廃棄物対応の現場では、都道府県の出先機関では、衛生環境に関することなど災害廃棄物以外の業務もあるために、災害時には災害廃棄物処理への対応まで余裕がないという声を聞いています。

また環境省の出先機関も人員に限りがあって、被災地へ派遣を行うほどの余裕がないのが現状だという指摘もあります。

というのも、そもそもその47都道府県を8ブロックに分け、その1ブロックが大変広範囲になっているからです。

地方環境事務所は、自治体の環境担当職員の減少を補えるだけの十分な人員配置をしているのでしょうか。

現在の地方環境事務所の問題は、名称の変更ではなく、むしろ多様な業務が増えて、それにより自治体職員が減少していくことを考慮せずに、地方事務所の職員を増やす措置を規定していないということが問題なのではないでしょうか。

いかがでしょう。

木原官房長。

御指摘のように、やはり大規模災害が起きたような場合には、管轄する地方事務所の職員だけでは対応するのは難しいということで、他の地方事務所からの人員派遣に加えて、本省からも現地の方に専門的人材を派遣して、自治体の支援を行っております。

これまでもそのようにやってまいりましたが、こういった臨機応変な対応によって、なるべく地域の皆様のお役に立てるように、これまでも努力をしてきたところでございます。

そういうことをやるんですけれども、一方で常日頃からですね、人員の確保を図っていくということも重要でございまして、先ほど専門的人材ということでお答えもさせていただきましたけれども、引き続きですね、専門的な人材の確保を含めて、体制の整備に努めてまいる所存でございます。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

ありがとうございます。

本当に毎年毎年、人間の想像を超えてくる天変地異というのが、日本だけでなく世界中で起こっています。

そういうことを考えても、日頃からのマンパワーと予算、人とお金ですね、これを十分にやっぱり補填していただくということを、しっかりとお伝えしたいなと今思いました。

環境行政は、気候変動、脱炭素、生物多様性の保全、外来生物対策、放射性物質の除染、どれもこれも高度な科学的技術的な専門知識が必要な分野です。

本当に改めて申し伝えますが、ぜひ十分な人とお金、ぜひ回してください。

ではもう一つ、熊対策についてもお伺いいたします。

今年もすでに熊の被害が出てきています。

熊対策といえば、例えば、熊一頭一頭の活動を把握して分析できる生態学の専門家が現場にいなければ、適切な対応などできないと思います。

昨年、熊による人身被害が相次いだことを受け、政府は各省庁が2030年度までに取り組む被害防止策をまとめたロードマップを初めて制定しています。

地域別の捕獲目標数などを示して、人里周辺に現れるクマの個体数を削減し、人とクマの住み分けを図る。

このほか、捕獲作業などに従事する自治体職員を現在の3倍の2500人、そして捕獲用の箱罠は2倍の1万機、熊撃退スプレーは3倍の2万本に、それぞれ増やす目標を掲げていらっしゃいますが、私この中でちょっと一つ気になるのがですね、午前中にも質問あったんですけれども、熊対策専用の職員が公募されています。

これが3年間の任期付き職員という制限かけられていますが、これは正規雇用なのか、非正規雇用なのか、お答えください。

政府参考人 堀上局長

堀上局長。

今お尋ねのありました熊対策の環境省の地方環境事務所で採用する職員だということだと思いますけれども、この職員につきましては、任期雇用ということで、職員と同じ扱いをしております。

正職員と同じ扱いということになります。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

その任期が、期限がついているということで間違いないですか。

政府参考人 堀上局長

堀上局長。

そうですね。

任期付きの中で3年とか5年とか、そういう期限をつけて採用するということにしております。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

やはり職員と同じ扱いと言われましても、任期付きとなると、やはり先行きが不安だと、私がもしその立場だったら、5年後どうなっているんだろうという不安がつきまとうような仕事かなと思います。

この地方環境事務所に変えるのであれば、安心して皆が働ける環境での正規専門の人材を欠かすことなく補填していただければと思います。

ちょっと時間も迫ってきたのですが、午前中の大臣の答弁にもありました。

環境課題の現場は地域にあるとおっしゃった。

まさにこれは各地域で様々な環境課題に取り組む労働者の皆さんの働く環境を万全にすることだと思います。

とにもかくにもマンパワーとお金、ここが一番重要な今回の法改正の本質だと私は思っています。

高市政権は責任ある積極財政を連呼されています。

ぜひ日本列島を強く豊かにと。

おっしゃるのであれば、この国に暮らすすべての国民の安定した雇用と社会保障の充実のためにこそ積極財政をする。

憲法25条を保障する。

それこそが日本列島を本当に強く豊かにすることではないのでしょうか。

お金も権限も伴わない看板のかけ替えに予算と時間を使うより、現場で本当に環境を守れる職員や専門家の一人一人の尊厳が守られる職場に変えて、一人でも多くの人材を育てていただくことに注力していただくことを申し伝えて終わりにさせていただきます。

ありがとうございます。

委員長 猪口邦子

高良沙哉君。

その他 高良沙哉

高良沙哉(沖縄の風)です。

よろしくお願いいたします。

環境省設置法の一部を改正する法律案について、特に体制の強化や充実の側面から質問をいたします。

沖縄のケラマ諸島は、2014年に海域を含めて国立公園に指定されました。

ケラマの国立公園は、大小30余りの島々と数多くの岩礁からなる島嶼群で、陸域が3520ヘクタール、海域は9475ヘクタールという、ちょっと想像が難しいような規模の国立公園ですが、この海域を含む領域を、沖縄・奄美自然環境事務所。

畑官房長。

政府参考人 畑官房長

お答え申し上げます。

ケラマ自然保護事務所の現在の職員数でございますが、4名でございます。

これは非常勤職員も含めて4名ということでございます。

委員長 猪口邦子

高良沙哉君。

その他 高良沙哉

この点ちょっと通告していないんですが、どのような業務を担っているのかということと、今4名を広い範囲で見ているということだと思うんですが、業務上の不足などがあったりなかったりするんだろうかというところを少しお聞かせください。

政府参考人 畑官房長

畑官房長。

業務としては、国立公園でございますので、その中の施設等の管理、それから野生生物管理の関係の調査とか、そういったことになってございます。

内訳でございますが、座間見の事務室で3名、それから渡嘉敷の事務室で1名ということでですね。

それぞれこの3名、座間見事務室の3名は、常勤職員2名、非常勤職員1名と、それから渡嘉敷の事務室は非常勤職員1名ということで、現在運用にあたってございます。

委員長 猪口邦子

高良沙哉君。

その他 高良沙哉

ありがとうございます。

昨年、ケラマに視察に行ったんですが、その際に自然保護官事務所の職員さんとお会いして話を聞くことができましたけれども、かなり専門性も高く、そして幅広い業務を行っているというふうに感じました。

鯨の生息とダイビングなどの観光とのバランスをどうするかであったりとか、あとは山上の保全、海域が含まれていますので、山上の保全や漂着ごみの問題が非常に大きくて、市民の質疑応答をどうするか、その中でやはりとても大切にされていると感じたのが、地域の住民や業者との間の連携や協力など、環境保全等のためのかなり幅広い業務を行っているというふうに感じています。

国立公園の事務所においては非常に幅広い業務、そして専門性の高い業務がなされているんだというふうに感じます。

なのでその体制強化ということがやはり非常に重要になってくるというふうに思っております。

そこで2つ目質問をいたします。

本法案提出の背景には、地方環境事務所が担ってきた役割の拡大などがあり、それに伴って現状も職員は増えつつあると聞きました。

本法案が成立した場合、さらに体制の強化は考えているのでしょうか。

権限の強化や職員の拡充などを予定されているのか。

先ほど午前中の質疑の中では、串田委員からの質問に対して、首長に会うことがあったり調整ができるという点で、実質的には権限強化なのかなというふうにはお聞きしましたけれども、今回の法改正による権限の強化がなされるのか、また職員の拡充なども予定されているのか、どのような分野で職員不足の声が上がり、それが補填されていくのかということについてお聞かせください。

政府参考人 木原稔

木原官房長。

お答え申し上げます。

今年度、災害廃棄物対策や、これはちょっと一般論なんですけど、広域的な野生鳥獣保護の管理等につきまして、純増部分で言いますと49人の増員を図ってございまして、定員としては1208名という状態になってございます。

とりわけ国立公園の管理に関して申し上げますと、レンジャーさんによる現地管理体制の強化、これまでも逐次図ってきてはおるんですけれども、先ほど、ケラマの保護官事務所について少しお話をさせていただいたんですけれども、全国の国立公園には、常勤職員が1名しかいないという単独駐在事務所があり、管理運営を行うのは非常に難しいとか、こういった課題もございますので、こういった一人事務所の解消なども含めて、必要な体制の確保には逐次取り組んでまいってきておりますし、今後もここは重点的に取り組んでまいりたいと考えてございます。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

その他 高良沙哉

ありがとうございます。

私が昨年視察に行った時にもですね、1名の方にしか実はお会いできなくて、その他のスタッフもおそらくいたんだろうと思うんですが、当日でお休みだったんだと思いますけれども、1名の方にしかお会いすることができませんでした。

やはり人間的な働き方をしていくためには、1人で多くの業務を担うというのは、とても十分にやっていくことが難しいことだと思いますので、ぜひ今回の法改正の後にはしっかりと体制も強化されて、働きやすい、充実した環境が実現することが期待されます。

3つ目の質問をいたします。

本法案提出の背景には、現在事務所であることから都道府県知事や市町村長に面会を求めると、地方ブロック機関の長であることが認識されにくいというそういう不都合があったというふうに午前中からも聞いていますが、地方公共団体や他の地方支分部局との連携が必要な業務について、今後局になることによって、その地域の地方自治体や他省庁の地方支分部局とどのように連携していく方針なのでしょうか。

また、当初地域や広域的に業務を行う場合の連携についてはどうでしょうか。

石原環境大臣にお尋ねいたします。

答弁者 石原宏高

石原環境大臣。

はい、地方環境事務所はですね、各地域において、自治体をはじめとする地域のプレイヤーと密に連携しながら、環境政策の推進に取り組んできたところであります。

本改正による事務所から局への名称変更や、局長職の新設、これと合わせた体制強化によりですね、自治体や他省の地方支分部局とのですね、連携調整等がですね、より円滑に進むことが期待されるところであります。

こうした体制整備等を活用し、脱炭素、資源循環、災害廃棄物対策、国立公園管理、野生鳥獣の保護管理等のですね、各分野において、これまで以上にですね、広域的な視点に立ちつつ、当初地域も含めてですね、地域に寄り添った政策を推進してまいりたいと考えております。

これによりですね、自治体や他省の地方支分部局とのですね、連携を強化してまいりたいというふうに思っています。

また、事務所から局に名称変更することに伴い、事務所の所掌や職責には変更はないんですが、今後、指定管理鳥獣等に関する自治体への交付金に関する業務を本省から移管し、自治体とのより緊密な連携体制の下で対策に当たるというふうに考えております。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

その他 高良沙哉

ありがとうございます。

実質を伴ったこのような改正で形が変わっていくことによって、やはり実質が伴っていなければ地域に浸透していく役割を果たしていくということが難しいと思いますので、ぜひこの改正に合わせて実質が満たされていくように、そして新たに加わる役割、自治体とのスムーズな連携が取れるように力を尽くしていただければと思います。

4つ目の質問をいたします。

午前中からですね、地域の課題ということがやはり環境の問題では非常に大きく取り上げられてきたかなというふうに思いますが、地域にはそれぞれやはり特有の環境課題があります。

例えば、世界自然遺産に登録されている沖縄の北部地域の森では、米軍がかつての訓練の際に放置した薬莢が、いまだに度々発見をされて、特有の環境問題になっています。

そのほか、今、この委員会でもたびたび取り上げていますが、PFASの汚染の問題や、軍事機による騒音、また悪臭の問題、悪臭に関しては、本日も沖縄県内では報道されていますが、米軍機がエンジンをかけたまま給油を行うことによって、非常に悪臭があって、地域の住民が大変困っているという問題もございます。

災害廃棄物の処理、原発に関する課題など、県域をまたぐ課題も多くあります。

そこで本法律案が成立した場合、それぞれの地域の課題解決のために、地方環境局としてどのような役割を担い、存在意義をこれまで以上に発揮していきたいと考えているのでしょうか。

石原環境大臣の見解をお聞きします。

答弁者 石原宏高

石原環境大臣、地方環境事務所は、今回の名称変更、体制拡充を生かし、自治体を効果的に支援するとともに、自治体、関係行政機関、事業者等の調整機能を高めてまいります。

これにより、これまで以上に地域の環境問題の解決に貢献してまいります。

沖縄県内における環境問題については、米軍の問題なんかもあります。

委員長 猪口邦子

高良沙哉君。

その他 高良沙哉

体制がこうやって充実していく環境局が地域にやはり根を張って、本日の質問はこれで終えたいと思います。

委員長 猪口邦子

尾辻朋実君。

質疑者 尾辻朋実

尾辻朋実(チームみらい・無所属の会)でございます。

本日も大取りは望月委員に飾っていただくのでありますけれども、今回の法改正につきましても、本日私で9人目の質問となりますので、かなり議論も重ねてこられまして、できるだけ重複を避けながら、申し合わせの時間、有意義なものにいたしたく努めてまいりますので、本日もよろしくお願いを申し上げます。

さて、基本的なことでありまして、そして大切なことであります。

予算に関することから質問を始めさせていただきたいと思います。

本日も午前午後を通じまして、看板を変えるだけではないんだと、中身の体制をきちんと強化していくための名称の変更であるということを繰り返されてこられました。

これが意気込みだけでなく現実となるためには、当然人員も増員強化し、また予算もそれに応じて当てていくということが当然必要ではないかと思いながら聞いていたんですけれども、予算は特に増やさないというようなご答弁ぶりもちょっと漏れ聞こえておりますので、改めて説明を申し上げながら質問いたします。

環境委員会調査室が事前に配布してくれました参考資料によりますと、地方環境事務所の予算が、昨年度の当初予算からおよそ9億6千万円増額になっており、そしてまたその中でも一般行政に必要な経費、これのみに焦点を当てましても、およそ8億円弱、昨年度よりも本年度の予算案で増額されております。

これ、企業会計でいうとこの一般管理費ではないかと思いますが、この8億円の増額の中身をちょっと教えていただければありがたいです。

政府参考人 木原稔

木原官房長。

お答え申し上げます。

ご指摘の地方環境事務所の一般行政に必要な経費の内訳といたしましては、常勤職員の人件費に加えまして、いわゆる調費、通信運搬費などでございます。

それから職員料費や非常勤職員の賃金、こういったものが含まれ、事務所運営に必要な管理的経費全般を含むものとなっております。

質疑者 尾辻朋実

そうするとやっぱり多少人件費は分厚く当てているという理解でよろしいでしょうか。

政府参考人 木原稔

木原官房長。

もう少し内訳について詳しくご説明をさせていただきますと、地方環境事務所の一般行政に必要な経費、これは約8億円弱純増ということでございますけれども、人件費が約6億円でございます。

これは定員増に伴う人件費の増が約3億円。

そして人事院勧告を踏まえて、既存職員の給与水準引上げ、これが約3億円、合わせて約6億円というものでございます。

それから2点目に、調費と申し上げましたけれども、事務用品費ですとか、あるいは通信運搬費、これで約1億円でございます。

3点目に、庁舎等の借り上げあるいは移転、その他の様々な管理経費、これらも合わせて1億円ということで、合計約8億円ということでございます。

こうした形で、環境局の体制強化のために必要な経費というのを計上させていただいております。

委員長 猪口邦子

尾辻朋実君。

質疑者 尾辻朋実

非常に率直に申し上げまして、安心いたしました。

令和8年度において49名の人員の純増に対して8億円の増額はあまりにも多すぎると思っておりましたけれども、かといって人件費が増額しないというご答弁であれば、それもそれで49名をどうするんだということでございましたので、3億円ということでご答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。

細かいことはもう今のご説明で次の質問までお答えをいただいたと思いますので、先の質問に進めさせていただきたいと思います。

今しがた高良委員からも言及がありましたし、午前中の大臣のご答弁の中でも「課題は地域にある」というご発言がございました。

まさにやっぱり狭い日本といえども、冷帯から暖帯、そして亜熱帯まであるわけでありまして、地域ごとに課題というのは重なっていたり異なっていたり、それぞれあるんだと思っております。

しかしながらその中で、やはり我が国の自治体職員がピークに比べますと、もう14%減少していて、私の地元の鹿児島県でも自治体職員の皆さん、人数が減った中で今までの行政サービスをこれまで通り守るということで、一生懸命頑張っておられます。

その大変な中でも、鹿児島県内だけで3つの国立公園指定地域がございまして、また先ほど言及ありましたけれども、世界自然遺産、これも環境省に関わりますけれども、ユネスコの世界自然遺産に鹿児島県内で2カ所認定をされています。

1つが屋久島であり、1つが奄美・屋久島地域でございまして、行政上、まさに鹿児島県と沖縄県にまたがっておりますので、そもそも自治体の皆さん、すごく苦労しながら管理しておられる。

それを支援していただきたいですし、また行政の区割りで言ったときに、鹿児島県と沖縄県にまたがる地域指定というのもありますので、体制を強化していただいて、国の方から大きく支援をしてあげていただきたいなと。

その予算措置というのは前向きにぜひこれからも進めていただきたいなと。

やっぱりお金と人というのはセットで必要なものでございますので、そういう観点から次の質問もするんですけれども、自治体の職員の皆さんの働く環境というのは、非常に心配なスパイラルに入ってしまっていると思います。

限られた人員の中でこれまでのサービスを守るためには、やはりものすごく頑張らなければいけない。

そうすると仕事が大変になり、そうすると募集をかけても、それに応じてくださる方が減ってしまう。

なお一層人手が足りなくなっていくという、こういう状況でございまして。

特に深刻なのが専門職と技術職であります。

地方自治体でも採用がなかなか難しい中で、今後、せっかく地方環境局になるということで、今後の採用方針、目標などあれば教えていただければと思います。

政府参考人 木原稔

木原官房長。

お答え申し上げます。

地方環境事務所は、先ほどから答弁申し上げている通りではあるんですけれども、国立公園の管理から始まって、自然環境保全地域の管理、それから外来生物対策、地域における資源循環や災害が起きた際の瓦礫処理、あるいはその未然防止など、非常に多岐にわたっております。

それぞれの地域課題、課題は地域なりということですね。

それぞれの地域課題もそれぞれの特色があって、それを踏まえて対応しなきゃいけないと。

もちろん中心になって、自治体さんの環境保全において対応していただいておるわけでございますけれども、私どもとしても、またそういった課題が、その一つの自治体にとどまるわけじゃなくて、やはり広域的に、例えば今、委員からご紹介のあった国立公園にしても、他の県ともまたがっていったりといったようなこともあって、広域行政という意味においても、非常に役割が増していると。

地方の行政の役割が増しているという中で、私どもとしてもなるだけそういった分野を、地方自治を大事にしながらサポートをしていくということが重要だと考えております。

私ども、そういった意味で専門的な職員につきまして、本省で採用したプロパー職員を現地の方に配置替えをするとか、それからここ2年ほど行っておりますが、地方環境事務所においても地方採用でプロパー職員の採用を始めてございます。

また、任期付き職員、これは特に専門性の高い方をターゲットにやっておりますけれども、こういったことで、地域に根ざした環境保全のための人材の確保に、今後とも努めてまいっていく所存でございます。

委員長 猪口邦子

尾辻朋実君。

質疑者 尾辻朋実

なかなか厳しい状況は、国が採用する場合であっても自治体が採用する場合であっても共通する課題なんだろうなと思いながらお聞きをいたしております。

専門職、技術職というのは非常に行政サービスを支える上で必要な方たちでありますので、任期付きであるとか、いろいろな条件をつけないとなかなか採用が難しいとか、人材が限られているとか。

いろいろ課題はあるんだろうと思いますけれども、ぜひ前向きに今後も取り組んでいただきたいなと思います。

それで実は先ほど聞いておって、やっぱりこれは分からないと思ったので、また改めて基本的なことをお尋ねをしたいんですが、大臣からも、事務所から局への名称変更に伴って所掌や職責に変更はないということを、先ほど別の委員のご質問に対してご答弁ありましたけれども、そしてまた職務権限を変更等することなく名称変更のみのためというような説明ぶりもあるので、その通りなんだろうと思うんです。

一方でやはり体制は強化したい、せっかく名前を変えたのだから看板だけではないという議論も県中から繰り返されているので、そこのところを、すみません、分かりやすくちょっと補足説明いただけませんでしょうか。

答弁者 石原宏高

石原宏高大臣、先ほどからご指摘いただいておりますけれども、局への名称変更に伴いまして、法的にですね、所掌や職責が変更されるというもので直接的にはございません。

ただし、ここでもずっとご議論いただいておりますとおりですね、ただ単に名前を変えるということではなくて、やはりこれを機にですね、より一層の体制なり、それを裏打ちする予算なりの充実強化を図っていくということが、ある種本質であります。

法律上の部分と実際の運用の部分とで、同じ日本語であるけれども、なかなか難しいというところを、分かりやすく、難しいところなので、分かりやすくというのも難しいんですが、ご答弁をいただいて感謝を申し上げたいと思います。

最後、ちょっとだけ時間がありますので、私の地元の奄美大島、今申し上げました世界自然遺産に登録されるときに、2つ課題がありまして、大きくは1つ、ユネスコから課題として正式に言われたのは、猫の問題を解決してほしいということでありました。

家猫だとか野猫だとかっていう表現ありますけれども、全部猫は猫ですので、猫が、人間が本来奄美大島にいなかった猫を連れてきて放獣してしまったために、その猫たちが野生化してしまって、希少動物を食べてしまって、捕食してしまっていた。

そのままでは世界自然遺産としては登録できないという課題を突きつけられたのであります。

それ以前にも奄美大島ではマングース、これも外来種でございまして、人為的に放獣されたものが野生化してしまったのでありますけれども、この課題も抱えておりました。

マングースにつきましては、世界的にも注目されているんですけれども、完全に根絶したと言われるぐらいまで対策が進んでいると。

猫に関しても、奄美大島の皆さん、非常に優しいので、できるだけ殺さずに、どこかで飼っていただき、飼育してもらいたいということで、一箇所に集めて、遠隔地まで飛行機で運んだりして、家庭での飼育をお願いしてきたという経緯で、だいぶ野猫も減っております。

ただ、これ、いずれも共通しますのは、もともと人が勝手にやったことなんですね。

マングースに至っては、マングースがハブを食べてくれるんじゃないだろうか。

そうすると、アマミクロウサギをハブが食べる数が減って、希少なアマミクロウサギを守れるんじゃないかという考えでマングースを放った結果、増えたマングースを人が殺すということになってしまったんですね。

何が言いたいかというと、やはり環境省の皆さんが守っておられる仕事というのは、世界的に大事なお仕事でありますので、ぜひこう、我々も環境委員に所属して、環境を守るために頑張ってまいりますし、ご尽力いただきたいということをお願い申し上げて、今日の質問を終えます。

委員長 猪口邦子

ありがとうございます。

質疑者 梅村みずほ

梅村みずほ君。

ありがとうございます。

尾辻先生からお答えいただきました。

10人目ということで、本当に重複することばかりでして、9点ばかり事前にお伝えしてご用意いただいたものが、ほぼ重複しているんじゃないかなというふうに思いますが、貴重な時間ですので、一生懸命お話ししたいなというふうに思うんですけども。

法律で設定しているこの名前を変えるということの大変さというのは、省庁の皆さん、今回も法律で決まっているものを法律で変えにいくというのは大変なんだなと。

裏を返せば、名前というのはそれだけ重要なんでしょうか。

重要なんですね。

そんな重要かなと思ったりもするんですけども、でもこれだけ大勢の皆さんがですね、一生懸命議論しながら、名前を変えに行くという。

私はこう、今回のことですね、自分なりに考えますと、その看板の掛け替えだけじゃダメですよって、まあそうなりがちだと思うんですね。

まあでも、こう世の中、まあ私は市長やったもんですから、ほぼ集約の方なんですね。

地方、人口減少、学校は集約していこう。

地域の病院をどういうふうに建て直して小さくダウンサイジングしていくか。

いろんなものが集約しながら、こじんまりとしながら、この社会の背景に合ったように合わせていく。

スクラップをしながらでも、この時代にあった何か活力あるものを生み出していく。

そんな中で、午前中から今まであったように、環境省の存在というのはですね。

今まさにどんどんどんどん大きくなっていって期待されている、これから存在意義をますます発揮しないといけない、そんな事務所を局に格上げをしていくという中身が、だんだん名前に合ってなくて、いよいよこれからもっと活躍していくにあたっては局の方が名前がふさわしいと。

だから実態に合わせていくための名前なんだという、そういうふうな感覚を私は受け止めております。

首長がちょっとアポ取りづらいので、そんなの多分言いたいわけじゃないと思うんですね。

私、市長の時にそんなことなかったですからね。

所長さん来ていらっしゃると言ったら、もちろん喜んでと言って会っていたと思うんですけども。

まあ、なんか理屈を作ろうというのは分かりますけども。

はい、しっかりそういうことだなと理解しながらですね、こういうふうにだらだらしゃべっているのはですね、9つの質問を飛ばしていかないといけないんです。

まず1つ目なんですけれども、法案提出時期についてということ。

これ、吉井先生がしっかりドストライクな質問をされましたので、割愛させていただきたいと思います。

これまでもタイミングがあったのではないかという質問にしっかりと答えいただきましたので、割愛いたします。

そして2つ目ですね、名称変更の効果について。

これも何度も出てきましたので、しっかり答えていただきたいと思いますので、割愛いたします。

これぐらいで割愛していくとですね、本当に全部になってしまうんですよ。

ですから、ちょっと次長のところで少し視点を変えて、幹部職員として次長を置くことができると、地方局の内部組織を現行の環境省令から政令で定めるものに変更するとあります。

次長につきましては、すでに訓令によって設置をされています。

一方で法案の説明資料には、既に置かれている役職の根拠を変更するというその内容の記載がなく、現状とそこからどのように変わるかというのが分かりにくくなっています。

資料に訓令について記載しなかった理由を御説明願います。

また、新たに幹部職員として置かれる次長の業務、役割がどう変わるかについても御説明をいただきたいと思います。

政府参考人 木原稔

木原官房長、お答え申し上げます。

地方環境事務所における所内の内部管理のために、これは訓令という形ではございますが、次長というのを設けさせていただいておりました。

今回新設する政令職としての次長につきましては、局長を助け、局の事務を整理するものとして、対外的にも対応していくといったような役割を担っていただこうと思っております。

このため、所内の内部管理にとどまらず、地方環境局を代表して、自治体や関係行政機関、関係団体、それから関係事業者等の実務責任者との調整や関係構築を行うことによりまして、地方環境局の政策調整力の向上を期待するというものでございます。

法案資料において、訓令職の次長を記載しなかったというのは、訓令であるということと、あと、所内の内部管理のために設置したというその性質上、そこまでの記載はさせていただいておりませんでした。

いずれにいたしましても、政令職としての次長の対外調整の機能を使って、地方環境事務所の政策調整力を高めてまいりたいと考えております。

質疑者 梅村みずほ

いずれにしても格上げをするということだと思いますので、よろしくお願いいたします。

次に災害廃棄物処理についてということで、強化されることの一つに災害廃棄物処理対策が挙げられています。

この計画を策定するのに、私も市長時代なかなか大変な思いをいたしました。

各地方環境事務所では廃棄物処理対策について自治体の支援を行っているというふうに聞いております。

これに関連しまして、近畿地方環境事務所では令和8年に行った調査がございます。

これは災害廃棄物対策の実効性を確保するために、災害廃棄物処理に関する調査を行ったり研修会を開催して関係者の対応能力の向上に資するもの、こういったことを目的にした調査です。

この調査結果の一例をご紹介しますと、災害廃棄物処理に関する研修訓練を定期的に実施する市町村の割合が、目標値60%に対しまして、近畿全体では21%という低い値となっています。

市町村も予算、費用と時間が限られる中、精一杯対応していると思いますが、目標値には至らない現実がございます。

しっかり自治体の事情を聞いていただきまして、目標実現に向けたサポートをお願いしたいというふうに思いますが、どういったことが考えられるかお聞かせください。

政府参考人 住倉局長

住倉局長、お答え申し上げます。

ただいまご指摘いただきましたとおり、災害廃棄物処理に関する研修訓練を定期的に実施する市町村の割合でございますが、令和6年度末時点で全国では約24%、近畿ブロックでは約21%となってございます。

この背景といたしましては、マンパワー不足や研修訓練を実施するためのノウハウがないといった理由を伺っているところです。

しっかりとサポートしてまいりたいと考えております。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

ありがとうございます。

なかなか災害が起こったときのための計画とか研修とか訓練とかですね、とっつきにくいので、でも重要な事柄だと思います。

何卒よろしくお願いしたいなというふうに思います。

脱炭素の取り組みについても、割愛させていただきます。

6番目のアクティブレンジャーの規模についてお伺いいたします。

レンジャーについて大臣からもご答弁がありましたが、私からは地元和歌山県に、奈良、三重と三県にまたがるですね、吉野熊野国立公園がございまして、今年は国立公園として90周年というそんな節目を迎えております。

この長い間皆様から愛され守られてきた90周年、これらに関しまして地方環境事務所が所管しているアクティブレンジャーの募集と業務についてをお伺いしたいというふうに思います。

各地の国立公園においてレンジャー、全体の人数、各国立公園管理事務所や自然保護事務所にそれぞれ何名程度配置されているのか伺いたいと思います。

政府参考人 堀上局長

堀上局長。

お答えいたします。

令和8年度で全体の総数が132名で、国立公園管理事務所等の現場事務所それぞれに1名から3名程度配置されているところでございます。

委員長 猪口邦子

梅村みずほ君。

質疑者 梅村みずほ

ありがとうございます。

この雇用についてですが、アクティブレンジャーの業務について、公園内の巡視や外来種対策の実施、補助、ホームページ、SNS等を通じた情報発信と、その内容は多岐にわたるほか、勤務日、勤務時間も基本的には月曜日から金曜日のフルタイムとなっており、仕事の幅や量は一般的な常勤の公務員と比較しても決して楽ではないものというふうに思います。

が、立場としては先ほど申し上げたとおり、非常勤で日給制、雇用期間は2年程度となっており、多様かつ多忙な業務に対してその立場や待遇は見合っていないのではないかと思うんですが、環境省として適当だとお考えなのか、雇用の安定性や給与の面で条件の改善を検討していませんでしょうか。

伺います。

政府参考人 堀上局長

堀上局長。

アクティブレンジャーの待遇につきましては、人事院通知などを踏まえまして、類似する職務に従事する常勤職員の俸給月額に留意しながら、職務内容や必要となる知識、技術、職務経験などを考慮して決定をしているところでございます。

また、任期につきましては、原則として単年度の雇用になりますけれども、高い適性を有する人材の継続した任用も可能になってございます。

雇用条件の改善につきましても、直近で今年4月ですけれども、特別休暇関係の見直しを行いまして、看護等休暇、あるいは短期介護休暇などを有給にする、そういった措置も行っているところでございます。

8番の前段はまた飛ばさせていただいてですね、大臣にですね、このアクティブレンジャー、我が国の環境保全の最前線で働くことができるとの思いから生じる応募者の熱意。

答弁者 石原宏高

石原環境大臣。

アクティブレンジャー、自然保護官補佐には、志や専門性が高い職員も多く、国立公園等のパトロール、自然の解説など、様々な場面で活躍いただいていると認識しております。

その待遇については、休暇取得等の規定を見直すなど、改善に努めているところでありますが、引き続き、アクティブレンジャーがそれぞれの国立公園の現場において、意欲を持って業務に取り組んでもらえるように努めてまいりたいと思います。

質疑者 梅村みずほ

現場の自治体からいきますと、署でも局でもコミュニケーションがうまくいっていれば、存在感があって、信頼関係があれば、いつでもどうぞというふうになると思いますし、これからますます観光局に格上げされて、地域の信頼を得ていくというふうにもなると思うんですね。

やっぱり、先ほどもありましたように、各県市町村それぞれ課題とか地域特性というのは本当にあって、地域にあんまり関係のない知事や市長の信頼もしっかりと得るということになっていくんじゃないかというふうに思いますので、そういったことをご期待を申し上げてですね。

委員長 猪口邦子

質疑は終局したものと認めます。

これより討論に入ります。

別にご意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。

環境省設置法の一部を改正する法律案に、賛成の方の挙手を願います。

多数と認めます。

よって本案は多数をもって、原案通り可決すべきものと決定いたしました。

この際、梅村君から発言を求められておりますので、これを許します。

質疑者 梅村みずほ

梅村みずほ君。

私は、ただいま可決されました環境省設置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、無所属の会、立憲民主、無所属、国民民主党、新緑風会、公明党、日本維新の会、参政党、沖縄の風、及びチームみらい、無所属の会の各派、並びに、各派に属しない議員、望月良男君の共同提案による付帯決議案を提出いたします。

案文を朗読いたします。

環境省設置法の一部を改正する法律案に対する付帯決議案。

政府は本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずるべきである。

1、地方環境局が取り組む環境施策の展開に当たっては、国民の広範な意見を十分に施策に反映できる仕組みについて、多様な手法を検討、活用するように努めること。

とりわけ、未来世代を担う若者の声を反映させる機会を積極的に設けること。

2、地方環境局については、災害廃棄物処理対策、広域的野生生物保護管理対策及び中間貯蔵事業等の課題に的確に対応するため、地方公共団体や各府省の地方支部部局との緊密な連携を通じ、地方公共団体支援機能の充実を含めたさらなる機能強化を図るとともに、必要な予算・人員の一層の充実及び中長期的な視点に立った人材育成に努めること。

右、決議する。

以上です。

何卒委員各位の御賛同をお願いいたします。

多数をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。

委員長 猪口邦子

ただいまの決議に対し、石原環境大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。

答弁者 石原宏高

石原環境大臣。

ただいまの不問決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、関係省庁とも連携を図りつつ、努力してまいる所存でございます。

なお、審査報告の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

御異議ないと認め、採択決定いたします。

本日はこれにて散会いたします。

猪口邦子 (環境委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 猪口邦子

ご視聴ありがとうございました。

奥田ふみよ (れいわ新選組) 1発言 ▶ 動画
質疑者 奥田ふみよ

ご視聴ありがとうございました。

高良沙哉 (沖縄の風) 1発言 ▶ 動画
その他 高良沙哉

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尾辻朋実 (チームみらい・無所属の会) 1発言 ▶ 動画
質疑者 尾辻朋実

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望月良男 (各派に属しない議員) 1発言 ▶ 動画
その他 望月良男

ご視聴ありがとうございました。

梅村みずほ (参政党) 1発言 ▶ 動画
質疑者 梅村みずほ

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