国土交通委員会

参議院 2026-05-19 質疑

概要

衆議院国土交通委員会において、都市再生特別措置法の改正案を中心に、金子国土交通大臣らが出席し質疑が行われました。主要テーマとして、エリアマネジメント団体の法人化支援や、オフィス・集客施設等の街中誘導による「地域の稼ぐ力」の強化、若年層(特に女性)の地方定着に向けたハード・ソフト両面からのアプローチが議論されました。また、スポーツ施設を核とした街づくりやウォーカブルな空間整備、伝統建築技術の継承、老朽化インフラ対策とまちづくりの一体化など、多角的な視点から地方都市の再生と持続可能性の向上について答弁がなされました。

発言タイムライン

自民無所属国民公明維新参政れいわ政府委員長・議長
0分25分50分1:151:402:052:30山本佐蓮舫平戸航三浦信青島健初鹿野木村英ながえ平山佐蓮舫

発言者(11名)

質疑応答(53件)

エリアマネジメント団体の法人化・組織基盤強化への支援
▶ 動画
質問
山本佐知子 (自由民主党・無所属の会)
  • まちづくりの担い手が法人化する初期段階において、組織基盤強化や人材育成のための直接補助が必要ではないか
  • 成長期には金融支援や税制措置など、段階に応じた機能的な制度設計を行うべきではないか
答弁
金子恭之
  • 担い手不足や活動資金の確保などの課題を認識している
  • 初期段階の支援として、計画制度の創設や無利子貸付、施設整備への金融支援等を講じる
  • フェーズに応じた段階的な支援により、持続的なエリアマネジメント活動を促進する
全文
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しかし、ここで、克服しなければならない課題が2つあります。

1つは、そもそも既にある既存の団体の脆弱な財政基盤であります。

もし完全に民間になると、まずはその財政基盤が非常に重要になってまいります。

そして2つ目は、人的資源など、事務局運営や、そして人材育成など、組織基盤ももっと強化しなければなりません。

やはり、実装していくためには、収益化、マネタイズが必要でありますけれども、今の例えば役所の方が入っている場合には、まだまだそういった視点のマネジメントというのが脆弱であると思います。

しっかりとお金を、儲けるというとおかしいですけれども、収益化をする、あるいは民間投資を呼ぶ、そうした民間の経営マインドを持っている人間、そういった方がやっぱりこの事務局に入っていくことが必要になってまいります。

ただ多くの現場を踏まえれば、まちづくりの担い手の法人化初期段階では、期間限定でもいいので、組織基盤強化と、そして人材育成のための直接補助、また、軌道に乗った成長期には、今改正もありますが、金融支援やあるいは税制措置というような段階に応じた機能的な制度設計がより現実的かと思いますが、国交省の見解を求めます。

委員御指摘のとおり、担い手不足、人材育成、活動資金の確保などに課題を有しているものと認識をしております。

初期段階の支援としては、多くの関係者をまとめ、継続的な取組を促す計画制度を創設するとともに、計画に基づく業務に対する無利子貸付や活動拠点となる施設整備への金融支援等を講じることとしております。

国土交通省といたしましては、このようなまちづくりのフェーズに応じた段階的な支援を行うことにより、適切かつ持続的なエリアマネジメント活動を促進し、令和のまちリノベーションを推進してまいります。

エリアマネジメント活動の計画策定と見える化
▶ 動画
質問
山本佐知子 (自由民主党・無所属の会)

- エリアマネジメント活動の内容を明確にする(見える化する)ための計画や方向性はあるか

答弁
中田
  • ガイドラインや先進的な事例集の作成を進め、適切な活動計画が作成されるよう支援する
  • 成功事例をモデルケースとし、現場の実務目線に立った整理を行う
  • 立ち上げ期等への予算支援も併せて行い、実装を推進する
全文
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今、大臣がおっしゃっていただきました、見える化というのは非常に大きな大事なところだと思っています。

こういったまちづくりに参加をしていただいているプレーヤー、たくさんいらっしゃいますけれども、やはり何をやっているか分からない。

技術的な課題を検証することも有益と考えますが、そのような計画、あるいは方向性というものはあるんでしょうか。

エリアマネジメント活動を全国に本格的に広げていくためには、活動の主体となるものが関係者との円滑な調整、安定的な収益の確保、支援者の拡大など、具体的な課題を一つずつ整理して、活動計画を定めていくことが課題となっております。

このため、国土交通省としましては、エリアマネジメント活動に係る計画が適切に作成されるよう、ガイドラインや先進的な事例集の作成などを進めることとしております。

先生、ご指摘のとおり、ガイドライン等の作成に当たりましては、実際のエリアマネジメントの成功事例をモデルケースとして、まちづくり関係者や専門家の意見を聞いて、現場の実務目線に立った整理を進めることが有効と認識しております。

国土交通省としましては、こうした取組に加えまして、活動の立ち上げ期等への予算支援も併せて行うことで、エリアマネジメント活動の本格的な実装を着実に推進してまいります。

街中のにぎわい創出と駐車場の集約的配置
▶ 動画
質問
山本佐知子 (自由民主党・無所属の会)
  • 街中のにぎわい創出には駐車場の確保が必要だが、現状は空き地がバラバラに駐車場化している課題がある
  • 立地適正化計画と地域公共交通網形成計画の連携が不十分な現状がある
答弁
金子恭之
  • 駐車場の集約により、歩行者の安全性・快適性とにぎわい創出の調和を図ることが重要である
  • 法案において附置義務駐車施設を集約するための特例を設け、計画的な配置を可能とした
  • 業務施設等の誘導とともに、交通結節点の整備など公共交通によるアクセス確保を図る
全文
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最後に、街中のにぎわいと交通手段についての質問です。

にぎわい創出のためには、周辺地の住民のアクセスも活性化をして、そして今までなかった新しい価値を街中に見出すこと。

そうすると、やはりおのずと車での移動にもなるので、各街中での駐車場の確保というのは、確かに必要であります。

しかし今、街中に行くと、ちょっと空き地になるとすぐ駐車場になるケースが多い。

しかも虫食い状態で、バラバラに駐車場が。

山本佐知子平成26年の改正では、コンパクトプラスネットワークの概念の下、居住機能や都市機能の誘導と、それにつながる地域公共交通ネットワークの形成を推進するものでありました。

立地適正化計画と地域公共交通網形成計画制度が創設されましたが、現状、この2つを一緒に作っている自治体は、立地適正化計画を作っている自治体の中で半分です。

金子恭之山本委員御指摘のとおり、街中のにぎわい創出には駐車場の確保や、公共交通の利便性向上等により、周辺からアクセスしやすい環境を形成することが重要と認識しています。

街中における駐車場の確保に当たっては、歩行者の安全性、快適性を高める観点から、駐車場を集約し、街中のにぎわい創出との調和を図ることが大切です。

こうした観点から、今回の法律案においては、附置義務駐車施設を集約するための特例を設け、エリアマネジメント活動と連携し、駐車場を計画的に配置することを可能としております。

また、今回の法律案では、街中への業務施設等の誘導を図ることとしており、公共交通による街中へのアクセス確保の観点から、交通結節点の整備等が。

都市再生特別措置法改正の必要性と背景
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 都市再生特別措置法の改正が必要となった理由と背景について説明を求める

答弁
中田
  • 人口減少が進む中、コンパクトプラスネットワークの取組で持続可能性向上を図ってきた
  • 若者の地方離れや地域の稼ぐ力不足が課題となり、自治体から支援を求める声がある
  • オフィス等の街中誘導や歴史文化に根ざしたまちづくりを推進する制度を創設する
全文
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都市再生特別措置法の改正、その必要性と背景を簡単に教えてください。

近年、地方部を中心に人口減少が一層進む中で、国土交通省におきましては、これまでコンパクトプラスネットワークの取組を進め、都市の持続可能性の向上を図っていきたいところでございます。

しかしながら、近年、働く場所や街中の魅力の不足により、若者の地方離れなどが深刻化する中で、地域の稼ぐ力の強化、街中のにぎわいの創出が大きな課題となっており、自治体等からこうした取組への支援を求める声をいただいているところです。

このような自治体からの声や、先進的な取組を行う地域の事例などを踏まえまして、今回の法律案におきまして、オフィス等の街中への誘導や、地域の歴史文化に根ざした魅力的なまちづくりを推進するための制度などの創設、こういったことの所要の措置を講じることとした次第でございます。

東京圏への人口流入の実態
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 直近のデータにおける東京圏への転入超過数および、最も多い年齢層を問う

答弁
中田
  • 2025年の東京圏への転入超過数は11万2738人である
  • 年齢層別では20〜24歳が最も多く、10代後半から20代の若者が大半を占めている
全文
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直近のデータで東京圏への転入超過数、並びに最も多い年齢層を教えてください。

令和8年2月に公表されました総務省の住民基本台帳人口移動報告によりますと、2025年の東京圏への転入超過数は11万2738人でございます。

またこれを年齢層別に見ますと、20から24歳が最も多い8万443人、東京圏への転入超過数の大半を10代の後半、20代の若者が占めているような状況でございます。

法案による若者の地方定着・還流への効果
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 若者が東京圏へ流出する理由(職種・賃金・利便性等)を踏まえ、本法案が若者の地方定着や還流にどのような具体的効果をもたらすのかを問う

答弁
中田
  • 民間投資を呼び込み個性ある都市空間を実現することで、雇用の創出や人口流出抑制を図る
  • 前橋市では有休不動産の活用等により5年間で従業員数が1000人増えるなどの効果が出ている
  • 先進事例を踏まえ、制度活用により地域の活性化に効果があると考えている
全文
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今回の法案が成立した場合、若者が東京圏に出ていかない、あるいは戻ってくるという、どんな具体的な効果があるんでしょうか。

本法案は、若者の地方離れなどの課題に対しまして、地域に民間投資を呼び込み個性ある都市空間の実現を図るものでございます。

先行的に取り組んでいる自治体におきまして、雇用の創出、事業の創出、あるいは人口流出の抑制などの効果が現れるものと承知でございます。

例えば、前橋市におきましては、有休不動産の活用や企業支援によりまして、従業員数5年間で1000人増えるなどの雇用創出の効果を生んでおります。

国土交通省としましては、こうした先進事例などを踏まえれば、今回の制度改正による措置が地域で積極的に活用されることで雇用や事業の創出といった地域の活性化に効果があるというふうに考えてございます。

特定業務施設等の誘導策の具体的内容
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 立地適正化計画における特定業務施設等の誘導に伴う、規制緩和や金融支援の具体的内容を問う

答弁
中田
  • オフィス、インキュベーション施設、集客施設等を街中へ誘導する
  • 都市計画の用途制限緩和、民間都市再生機構による金融支援、財政支援などの多角的な支援策を講じる
全文
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この法案では立地適正化計画に特定業務施設等の誘導を位置づけて規制緩和、金融支援を盛り込んでいるんですが、具体的にどういうものですか。

今般の法律案におきまして、オフィス、インキュベーション施設、集客施設等の特定業務施設などを街中へ誘導することとしてございます。

こうした業務施設等の集積を強力に進めるため、都市計画における用途制限の緩和、民間都市再生機構によります金融支援、一定のインキュベーション施設等の整備に対する財政支援など、多角的な支援策を新たに講じております。

ハード整備による若者・女性の地方定着への実効性
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 施設誘導による民間投資で本当に若者が地元に残るのか、特に若い女性に着眼した具体的な施策はあるのかを問う

答弁
金子
  • 長岡市での創業支援拠点設置による雇用創出や、長崎駅前整備による転出超過数の削減などの成功事例がある
  • 女性が求める利便性やレジャー娯楽施設を集客施設として誘導することで、女性の声に応える街づくりにつなげる
全文
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オフィス等の業務施設、インキュベーション施設等の業務支援施設、ホテルやスタジアム、アリーナ等の集客施設の誘導促進で民間の投資を呼び込み、地域活性化、地域の稼ぐ力を強化と言うんですがね、本当にこれで若い方たちが地元に残るのか、あるいは東京から戻ってくるのか、本当に具体的にそういう誘導効果があるんでしょうか。

例えば、中でも特に若い女性に着眼した施策は何かありますか。

先ほど局長からも具体例を紹介させていただきましたが、前橋市以外でも、また新潟県の長岡市では、町中に創業支援等を行う拠点施設を設置をして以降、そこから地元の学生起業家や企業によりまして、町中のにぎわい創出につながったほか、約1000名もの雇用創出効果もありました。

また、長崎駅前の整備等と相まって、2024年度には、転出超過人数が前年度比で約6割削減されるなど、人口抑制、流出の抑制も見られたところでございます。

ご指摘のとおり、地方出身者が地元を離れた理由として、特に女性からは日常生活が不便、レジャー娯楽施設が少ないという声をいただいております。

今般の制度を活用いたしまして、オフィスやレジャー娯楽施設を含む集客施設等を誘導することによりまして、街中の魅力と利便性の向上が期待できるなど、委員御指摘の女性の声に応える街づくりにつながるのではないかと考えております。

消滅可能性都市と女性の地方離れ対策
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 若年女性の減少による自治体消滅の危機に対し、女性に特化した直接的な対策がなければ法案の目的を達成できないのではないかと問う

答弁
金子
  • 地方部での都市機能維持は極めて重要であり、これまでもコンパクトプラスネットワーク等の取組を進めてきた
  • 本法案においても、地方部で必要な都市機能が持続的に維持されるよう支援する
全文
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だから女性に特化した直接答える行為がなければ、この法案がどんなにいいものでも、本来の達成しなければいけない目的がこぼれてしまうと思うんですが、そこはいかがでしょうか。

そういうことも含めまして、地方部等での都市機能の維持は極めて重要であり、国土交通省においてはこれまでも人口減少に対応し、都市の持続可能性の向上を図るため、コンパクトプラスネットワーク等の取組を進めてまいりました。

今般の法律案も、地方部を中心とした地域において必要な都市機能が持続的に維持されることを支援してまいります。

地域働き方・職場改革等推進会議の設置目的
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 地域働き方、職場改革等推進会議が設置された理由について説明を求める

答弁
岡本
  • 多様な働き方やキャリア選択が可能な環境整備が重要であるため
  • 地域密着型の活動を促進し、全国的な波及を目指して関係行政機関が連携して実施するために開催している
全文
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内閣府にお伺いしますが、地域働き方、職場改革等推進会議というものが設置されているが、どういう理由から設置されました?

若者や女性を含め、個人のライフスタイル、ライフサイクルに応じた多様な働き方やキャリア選択が可能となり、将来への展望を持ちながら、安心して働くことができる環境を整備することが重要と考えております。

こうした中で、御指摘の地域働き方、職場改革等推進会議は、地域の働き方、職場改革等の推進に取り組む地域密着型の活動を促進し、その全国的な波及を目指すための取り組みを有識者の参画も得つつ、関係行政機関で連携して実施するために開催しているものでございます。

若年層の地方転出における意識のギャップ
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 若い世代の意識と地域社会の現状にあるどのようなギャップが転出行動につながっているのかを問う

答弁
岡本
  • 若い世代では共働き・共子育てが一般化しているが、地域社会には「男は仕事、女は家庭」という固定的な性別観が根強く残っている
  • この意識の差が地方からの転出につながっていると認識している
全文
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どんなギャップでしょうか。

若い世代の男女におきましては、男女共に働き、共に子育てをすることが一般化している一方で、職場を含む地域社会におきましては、男は仕事、女は家庭等の固定的な性別観が根強く残っているとの指摘がなされているところでございます。

こうした意識の差が、若者や女性の地方からの転出行動につながっている面があると認識をしております。

地方の職場・地域における女性の具体的意見
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 気仙沼市のアンケート等で得られた、地方の職場や地域に対する若者・女性の具体的な声について問う

答弁
岡本

- 女性が昇進せず男性が当然のように昇進する、重い荷物の搬入などは男性がやるべきとされる、家事は女性が行うという暗黙の了解がある、といったジェンダーギャップに関する回答があった

全文
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この会議で紹介した、例えば気仙沼市の市民の暮らしやすさに関するアンケートにあった、地方の職場、地域に対する若者、女性の声、具体的にどういうものがありましたか。

ご指摘の気仙沼市におけるアンケート調査におきましては、どのようなときにジェンダーギャップ、男女格差を感じるかという質問に対し、例えば、「女性が多い製造業だったが、女性が昇進することはなく、少ない男性が当然のように昇進していく」「車両の運転や重い荷物の搬入、人前に立つときなど、男性がやらないと悪いように感じるときがある」「仕事の有無にかかわらず、家事は必ず女性が行うもので、男性はやらなくてよいという暗黙の了解がある」といった回答があったものと承知をしております。

ハード整備と地域風土改善の一体化
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 箱物などのハード整備だけでは限界があり、地域の風土(ソフト面)を変えなければ若者の流出は止められないのではないかと問う

答弁
金子
  • 指摘の通りであり、地域コミュニティや近所からのプレッシャーなどの影響があると考えている
  • 働き場所の確保に加え、地方にいても都会的な利便性がある地域を近くに設けることが重要である
全文
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大臣の地元も多分なんとなくイメージすると、これでどんなに開発しても、大臣がどんなに旗を振って頑張っても、やっぱりハードとソフトを一体化して地域の風土も変えていかなければ、ある意味国交省の法案だけでは、私はなかなか難しいものがあると思っているんですが、いかがでしょうか。

もうまさに今おっしゃってご指摘のとおりなんだろうと思います。

やっぱり田舎、狭い地域ですから、やっぱり地域のコミュニティの中で参加する会合ともありますし、また近所の方から話しかけられたりとか、そういうプレッシャーもあるんだろうと思います。

そういう意味では働き場をしっかり見つけていくということ、それから田舎にいてもある程度都会の匂いがするような地域が近くにあるとか、そういったことは非常に重要なことだと。

将来の生活サービス維持のリスク
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 過去のデータで指摘された、人口減少に伴う生活サービス(百貨店・病院等)の立地確率低下という不安定要因は軽減されたのかを問う

答弁
佐々木
  • 直近の調査では施設が存在する自治体数は概ね横ばいである
  • しかし、今後は人口減少に伴い立地確率が低くなり、事業者の撤退等で生活サービスの維持が困難になることが懸念される
全文
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このとき指摘されていた将来の不安定な要因は何か軽減されましたか。

百貨店、病院、介護などの個別のサービス提供事業者が存在する市町村数について、国土のグランドデザイン2050策定時の資料の出典である平成26年の経済センサス調査と、直近の令和3年で比較すると、施設によって多少の違いはあるものの、個別のサービス提供事業者が存在する自治体の数は、おおむね横ばいとなっております。

他方、今後につきましては、多くの市町村で人口減少に伴い、施設の立地確率が低くなることが想定され、そういった地域では、事業者の撤退等により、これまでどおりの生活サービスの維持が困難になっていくことが懸念されるところでございます。

少子高齢化地域の将来見通し
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 2050年に向けて、少子高齢化地域がどのように変化すると報告されているか説明を求める

答弁
佐々木

- 若年人口比率10%以下かつ高齢人口比率40%以上の地域は、2015年の約33%から2050年には約56%に増加する見通しである

全文
質問・答弁の全文を表示

この中で少子高齢化地域の変化をどのように報告されましたか。

若年人口比率が10%以下、かつ高齢人口比率が40%以上となる少子高齢化地域は、地方圏を中心に増加するとし、2015年に居住地域の約33%であったものが、2050年には地方圏を中心に増加し、約56%になる見通しであることを指摘しているところでございます。

市町村人口規模別の施設立地確率資料の解説
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 市町村人口規模別の施設の立地確率に関する資料の見方と懸念事項について説明を求める

答弁
佐々木

- 百貨店や大学などの施設が一つでも存在する自治体の割合が50%から80%になる人口規模を示したものであり、例えば百貨店では22.5万人である

全文
質問・答弁の全文を表示

この表の見方と懸念事項を説明してください。

ご指摘の資料は百貨店、大学などの施設が一つでも存在する自治体の割合が50%から80%になる市町村の人口規模を示したもので、例えばこれ右の上に書いてます百貨店でございますと22.5万人。

都市再生特別措置法の制定理由
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 2002年に都市再生特別措置法が制定された当時の理由について説明を求める

答弁
中田
  • 公共的空間の不足、民間投資の停滞、国際競争力の低下などの課題があったため
  • 都市機能の高度化と居住環境の向上(都市の再生)を図るために制定された
全文
質問・答弁の全文を表示

この法案が都市再生特別措置法が制定された2002年、そのときの理由ってどういうものでしょうか。

都市再生特別措置法が制定されました2002年当時、我が国の活力の源泉であります都市は、緑地や広場など公共的空間の不足、民間投資の停滞、国際競争力の低下などの課題を抱えてございました。

このため、2001年の4月に経済対策閣僚会議で決定されました緊急経済対策を踏まえまして、内閣総理大臣を本部長といたします都市再生本部が内閣に設置され、その後、都市再生本部における検討を踏まえ、都市機能の高度化と都市の居住環境の向上、すなわち都市の再生を図るために、2002年に都市再生特別措置法が制定されたところでございます。

基本理念の追加と目的条項の変更
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 今回の法改正で基本方針の規定を削除し、新たに基本理念を追加した理由は何かを問う

答弁
中田

- 地域の稼ぐ力の強化や魅力磨き上げに向けた官民連携の考え方を広く共有するため、基本理念に関する規定を設けた

全文
質問・答弁の全文を表示

それはなぜですか。

本法律案におきましては、地域の稼ぐ力の強化や、町の魅力の磨き上げに向けまして、官民連携で取り組む様々な制度の創設を図っているところであり、こうした官民連携によりますまちづくりの考え方を広く共有すべく、新たに基本理念に関する規定を設けたところでございます。

現行法枠組みによる課題解決の限界
▶ 動画
質問
蓮舫 (立憲民主・無所属)

- 人口減少や一極集中などの深刻な課題に対し、目的を変えずに基本理念を追加する手法や、現行法の枠組みで取り組むことには限界があるのではないかと問う

答弁
金子
  • これまで社会経済情勢の変化を踏まえ、制度の充実を図ってきた
  • 今般の改正では特に地方部を重視し、地方再生の推進や活性化、国際競争力の強化に引き続き取り組む
全文
質問・答弁の全文を表示

この法律の枠組みで、進む人口減少、止まらない若者の地方離れ、進む東京への一極集中、高齢化、過疎化、生活サービスの提供の変化、このすべての課題に、この法案で取り組んでいくのは、そろそろ限界があるんじゃないでしょうか、大臣。

都市再生特別措置法については、これまで社会経済情勢の変化を踏まえた上で、全国を対象に、まちづくりに必要な幅広い施設の整備等による都市再生やコンパクトプラスネットワークの推進など、制度の充実を広く図ってきたところであります。

今般の改正は近年、地方部を重視し、国土交通省としては、これを活用しまして、社会経済情勢の変化を踏まえた上で、地方再生を推進し、引き続き地方の活性化や国際競争力の強化にしっかりと取り組んでまいります。

スポーツ施設を核とした街づくりと制度運用
▶ 動画
質問
平戸航太 (国民民主党・新緑風会)

- アリーナやスタジアムを核とした街づくりを推進し、地域の稼ぐ力に結びつけるための制度運用と支援策についての見解を問う

答弁
佐々木陽
  • 特定業務施設として集客施設等を街中に誘導する制度を創設し、都市機能の集積を進める
  • 容積率緩和、民間都市開発推進機構による金融支援、財政支援などを通じて、スポーツを通じた都市再生を強力に後押しする
全文
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今回の改正案では、立地適正化計画において、アリーナやスタジアムといった集客施設や、業務施設を新たに特定業務施設等と位置付け、これらを街中へ誘導する方針が示されております。

都市再生の手法は多様ですが、アリーナやスタジアムを都市の核となる公共インフラとして位置付け、周辺地域の再生につなげる取組は、国内外で数多く成功例が確認されております。

特にアメリカでは、スタジアムやアリーナと一体となった街づくりが制度として確立され、国や自治体が積極的に関与することで、スポーツを通じた地域活性化が大きく進展しております。

また、国内でも同様の動きが広がりつつあります。

先ほどの質疑の中で触れておりました、私の故郷である長崎市におきましては、スタジアム、アリーナ、ホテル、商業、オフィスを一体化した長崎スタジアムシティが2024年10月に開業しました。

開業後は近隣商業施設が過去最高売上を記録し、約1000人規模の雇用が創出されるなど、地域経済に明確な波及効果が生まれております。

さらに、若年層の転入が増え始める兆しも見られ、都市の魅力向上に寄与しております。

加えて、スポーツ振興について、今年3月19日の予算委員会において、松本文部科学大臣から、スポーツを成長産業化として15兆円産業を目指すと、力強い答弁がございました。

こうした目標を実現するためにも、アリーナやスタジアムと一体となった街づくりを推進し、都市政策とスポーツ政策を連動させる視点が極めて重要であると考えております。

今回の改正案で創設される特定業務施設等誘導地区や民間都市開発推進機構による金融支援を活用し、アリーナやスタジアムを核とした街づくりを国として後押しし、地域の稼ぐ力へと結びつけていくことは重要です。

スポーツを通じた都市再生の可能性を最大限に引き出すためにも、これらの制度をどのように運用し、自治体や民間の取組を支援していくのか、その基本的な見解をお伺いいたします。

今般の法律案では、立地適正化計画に、新たにオフィス・インキュベーション施設、集客施設等の施設を特定業務施設と位置づけ、街中に誘導する制度を創設し、都市機能の集積を進めることとしております。

委員ご指摘のスタジアムアリーナ等についても、特定業務施設等の一例に当たるものでございまして、スポーツの魅力を通じて、幅広い方の来訪の増加が期待されることから、街中ににぎわいと価値を創出することとなります。

このような特定業務施設等の誘導が進むように、都市計画における容積率の緩和や、民間都市開発推進機構による金融支援、一定のインキュベーション施設等の整備に対する財政支援などを行うこととしており、国土交通省としては地域の官民が連携して取り組む、こうしたまちづくりを強力に後押しし、ご指摘のスポーツを通じた都市再生でございますけど、これを強力に後押しして、活力と賑わいにつなげてまいりたいと考えております。

省庁横断的なスポーツ地域活性化支援
▶ 動画
質問
平戸航太 (国民民主党・新緑風会)

- インフラ整備(国交省)とソフト事業(スポーツ庁)を一体的に支援できる省庁横断的な枠組みを創設し、モデル地域を重点支援すべきではないか

答弁
金子恭之
  • スポーツを起爆剤とした地域活性化は重要な視点であると認識している
  • スポーツ庁など関係省庁と方向性の共有を図りながら連携し、地域の活性化を推進する
全文
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アリーナやスタジアムといった施設を整備して終わりではなく、スポーツを起爆剤とした経済的な地域活性化こそが重要です。

国土交通省が担うインフラまちづくり支援と、スポーツ庁によるスポーツ推進のソフト事業、縦割りではなく、一体的に支援できる省庁横断の枠組みを創設すべきだと考えております。

こうした仕組みにより重点的にモデル地域を支援し、地域の稼ぐ力へ確実につなぐことが可能になります。

今回の法改正の趣旨も踏まえ、国としてどのように取り組むのか、大臣の見解をお伺いいたします。

平戸委員ご指摘の、スポーツを起爆剤とした地域活性化は、スポーツの魅力を通じ、幅広い方の来訪が期待されることから、重要な視点と認識をしております。

このため、今般の法律案では、立地適正化計画において、アリーナやスタジアムといったスポーツ施設等を特定業務施設等と位置づけ、街中に誘導する制度を創設し、各支援を行うこととしております。

国土交通省としては、スポーツ庁など関係する省庁と、方向性の共有を図りながら連携をし、スポーツを起爆剤とした地域の活性化等を推進してまいります。

多様なモビリティの共存と安全確保
▶ 動画
質問
平戸航太 (国民民主党・新緑風会)

- 法改正を踏まえ、自転車の安全確保や多様なモビリティが共存できるウォーカブルな街づくりにどう取り組むか

答弁
中田義久
  • 附置義務駐車施設を集約する特例を設け、自動車交通の流入を抑制する
  • 社会資本整備総合交付金や税制支援を活用し、安全で快適なウォーカブルな街づくりを推進する
全文
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続きまして、まちづくりにおける自転車の安全確保と走行空間の整備について伺います。

今年4月から16歳以上の自転車運転者に青切符制度が導入され、自転車の車道走行ルールをめぐる混乱や事故が大きな社会的関心を集めております。

こういった状況を踏まえると、自転車を含む多様なモビリティが安全に共存できる都市空間の再構築は、まちづくりにおける喫緊の課題であると考えております。

今回の改正案では、多様なモビリティに対応した外構空間の再編や、歩行者利便増進道路、いわゆるホコミチとの連携、さらに集約駐車施設に関する特例などが盛り込まれていると認識しております。

これらの施策を効果的に組み合わせることで、居心地がよく歩きたくなるウォーカブルな街づくりを進めるとともに、自転車の安全な走行空間を確保することが求められます。

今回の法改正を踏まえ、多様なモビリティとの共存や自転車の安全確保に向け、国としてどのように取り組んでいくのか、見解をお伺いします。

ウォーカブルの街づくりを進めていくためには、自動車交通の流入を抑制し、歩行者や自転車などの多様なモビリティが安全で快適に通行できる環境を形成することが重要でございます。

今回の法律案におきましては、こうした観点から、附置義務駐車施設を集約するための特例を設けまして、街中への自動車交通の流入抑制を図ることとしてございます。

国土交通省といたしましては、今般の法律案で創設される新たな制度に加えまして、社会資本整備総合交付金などによる財政支援や税制上の支援などを活用し、多様なモビリティが共存する安全で快適なウォーカブルな街づくりを積極的に推進してまいりたいと存じます。

自転車通行空間整備への予算重点配分
▶ 動画
質問
平戸航太 (国民民主党・新緑風会)

- 自転車レーンの確保や計画的な駐輪場整備を積極的に進める自治体に対し、予算を重点的に配分する仕組みを構築すべきではないか

答弁
中田義久
  • 計画的な自転車通行空間整備に対し、防災安全交付金において重点的な配分を実施している
  • ウォーカブルなまちづくりに関連する駐輪場整備についても、社会資本整備総合交付金等で重点配分の対象としている
全文
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歩行者、自転車、自動車の動線を安全に分離することは、都市の安全性と利便性を高める上で不可欠です。

本改正に基づくまちづくり推進活動計画やウォーカブル空間の整備に当たっては、自転車レーンの確保や計画的な駐輪場整備を進め、安全な自転車通行空間を形成することが重要だと考えます。

こうした取組を積極的に進める自治体に対しては、国として予算を重点的に配分する仕組みを構築すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。

自転車交通の安全性や快適性を確保するためには、歩行者、自転車、自動車のそれぞれが安全に通行できる環境づくり、あるいは適切な駐輪場所の確保といったことが重要と認識してございます。

こうした都市空間を実現していくために、計画的な自転車通行空間整備に対しまして、防災安全交付金におきまして重点的な配分を実施しております。

また、駐輪場の整備につきましても、社会資本整備総合交付金などによる支援を行っており、特にウォーカブルなまちづくりと関連するものにつきましては、重点配分の対象としてございます。

地域の課題や実情を十分に踏まえながら、引き続き、自転車の通行空間や駐輪場の整備に取り組む地方公共団体への支援に努めてまいりたいと存じます。

まちづくり計画の実効性担保とPDCAサイクル
▶ 動画
質問
平戸航太 (国民民主党・新緑風会)

- 計画倒れを防ぐため、「まちづくりの健康診断」等の客観的データを用いて自治体が自律的にPDCAサイクルを回し、実効性を高めるための支援策を問う

答弁
中田義久

- 財政的支援に加え、客観的データの提供・分析を行う「まちづくりの健康診断」や、地方整備局職員による「令和のまちリノベーション全国推進運動」などの技術的支援を実施している

全文
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続きまして、令和の街づくりにおける実効性の担保について伺います。

これまで我が国では、コンパクトシティやスマートシティなど、さまざまな街づくり政策が展開されてきました。

2014年の都市再生特別措置法改正では、市町村が立地適正化計画を策定し、居住や都市機能を特定エリアへ誘導する日本版コンパクトシティ政策が制度化されました。

また、スマートシティについては、Society 5.0の政策枠組みの中で位置づけられ、2010年代後半から2020年代にかけ、政府主導の取組が本格化しております。

しかしながら、これらの取組では、計画を作って終わり、いわゆる計画倒れとなるケースが散見されております。

今回、法改正が掲げる令和のまちづくりリノベーションにおいても、実効性をいかに担保し、計画を確実に実行へとつなげていくのかが最大の鍵であると考えております。

その際、都市が抱える課題や将来リスクを見える化することが重要です。

まちの状態を客観的に評価するための分析手法として、まちづくりの健康診断が重要な役割を果たします。

人口動態、公共交通、生活サービス、防災、財政などの客観的データ、数値に基づき、自治体が計画を定期的に評価、見直す仕組みを構築することが、持続可能な都市経営には不可欠です。

国としてこうしたまちづくりの健康診断の仕組みを活用しつつ、自治体が自律的にPDCAサイクルを回し、計画の実効性を高めていくためには、どのように支援していくのか、見解を求めます。

先生ご指摘のとおり、実効性をいかに確保していくのか、これが大変重要なことでございまして、本法案でも掲げます令和の街リノベーションの実効性確保のため、計画を作って終わりではなくて、PDCAサイクルをしっかり回して、適宜見直しを行っていくということが重要と考えてございます。

このため、国土交通省におきましては、計画の策定や見直し、あるいは事業の実施などに対しまして財政的支援を行いますとともに、昨年からでございますけれども、まちづくりの客観的なデータなどの提供や分析を自治体に対して行っていくそういうまちづくりの健康診断や、あるいは地方整備局の職員が直接自治体を訪問いたしまして意見交換などを行う令和のまちリノベーション全国推進運動といったことを新たに実施してございまして、国土交通省としてその持っている現場力を生かした技術的支援を行っているというところでございます。

自治体におきましてPDCAサイクルが適切に行われますように、引き続きしっかりと支援をしてまいりたいと存じます。

令和の街リノベーションの完遂に向けた決意
▶ 動画
質問
平戸航太 (国民民主党・新緑風会)

- スポーツ一体型の街づくり、自転車空間確保、データに基づく実効性担保など、制度を現場で機能させるためのリーダーシップと、自治体・民間を巻き込む取り組みへの決意を問う

答弁
金子恭之
  • 官民連携によるハードソフト一体となったまちづくりを強力に支援し、実効性あるリノベーションを全国に展開する
  • 地方整備局の現場力を生かした技術的サポートや関係省庁との連携により、都市再生による地域活性化に全力で取り組む
全文
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最後にこれまでの質疑を通じまして、大臣にお伺いしたいと思います。

今回の法改正による令和の街リノベーションは、人口減少下において地域の稼ぐ力を創出し、持続可能で多様な人々が暮らしやすい都市構造へ転換する、極めて重要な取り組みだと考えております。

しかし、これまで取り上げてきたとおり、スポーツと一体となった街づくり、安全な自転車空間の確保、さらには客観的データに基づく実効性の担保など、制度をつくるだけでは十分ではありません。

現場で確実に機能させるためには、国の強いリーダーシップと継続的な後押しが不可欠でございます。

本法案を契機として、国土交通省として、どのように全国の自治体や民間企業を巻き込み、実効性のある令和の街リノベーションを成し遂げていくのか、金子恭之国土交通大臣の強い決意と意気込みをお聞かせください。

本法律案は、地域の稼ぐ力の強化や街の魅力の磨き上げを通じて、地域の人々が地元の魅力を実感しながら働き、楽しみ、愛着や誇りを持てるような街の実現を図るものです。

この点、これまでの議論にもあったように、アリーナやスタジアムといった特定業務施設等の街中への誘導や、自転車など多様なモビリティが共存する居心地が良く、安全な街づくりを進めることが重要です。

このため、地元地域が官民連携の下で進めるハードソフト一体となったまちづくりの取組を強力に支援することにより、実効性ある令和のまちリノベーションを全国に展開してまいります。

また、この推進に当たっては、地方整備局職員が直接自治体を訪問いたしまして、客観的なデータ等を用いた技術的サポートを行うなど、国土交通省の現場力をフルに生かし、関係省庁とも連携し、都市再生による地域の活性化に全力で取り組んでまいります。

若者の地方離れの原因と法案の位置づけ
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)
  • 若者の地方離れの原因をどう分析しているか
  • 本法案が立法事実としてどう対応し、どのような位置づけになっているか
答弁
金子恵美子

- 国交省の2020年調査では、希望職種の不足やレジャー娯楽施設の少なさが主な理由である

全文
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若者の地方離れの原因として、どう分析しているのか。

本法案が立法事実としてそれに対応できる内容である必要がありますけれども、どのような整理と位置づけがなされているのか、金子大臣に伺います。

若者の地方離れに関しては、国土交通省が2020年に実施した調査によると、地方出身者が地元を離れた理由として、希望する職種の仕事が見つからない、レジャー娯楽施設が少ない等が多数。

中心市街地の空洞化対策と既存ストックの活用
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)
  • 中心市街地の空洞化対策における今後の方向性は何か
  • 物価高騰等で建て替えが困難な中、現有建物の価値的な活用にどう取り組むか
答弁
坂井学
  • 既存ストックの活用は重要であり、前橋市の好事例などを認識している
  • 法案ではオフィス等の誘導制度を創設し、既存ストック活用を含む整備に財政金融支援を行う
  • 地方整備局を通じた技術的サポートを強化し、自治体の取組を後押しする
全文
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その上で、地方都市における中心市街地の空洞化対策について、今後の方向性について伺いたいと思います。

現有の建物も価値的に活用するとの視点も持っていかなければいけないのではないかというふうに思います。

国交省としてどう取り組んでいくのか伺います。

佐々木国土交通副大臣、地方都市の中心市街地においては、空き店舗や空き家等が増加して、空洞化が課題になっていると認識しております。

このような中心市街地の活性化に向けては、委員御指摘のとおり、既存ストックの活用も重要でございまして、例えば、群馬県前橋市のように、有給不動産の活用や、企業支援等により、街中へのオフィス等の進出が進み、従業員数が5年間で約1000人増える、といった好事例も生まれていると承知をしております。

こうした先進事例や自治体からの声等を踏まえ、今般の法律案では、オフィスやインキュベーション施設等を新たに街中に誘導する制度を創設し、既存ストックの活用も含めた施設整備について財政金融支援を行うこととしております。

国土交通省としては、制度の活用により中心市街地の活性化等が図られるよう、地方整備局を通じた技術的サポートを強化するなど、自治体の取組を力強くしております。

高度医療機関の立地と地域医療構想の連携
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)
  • 高度医療機関の立地計画において、地域医療構想や拠点病院との関係をどう整理するか
  • 都道府県が主体的に、立体的なまちづくりに関与できる協議体制を整理すべきではないか
答弁
中田陽一
  • コンパクトプラスネットワークの取組として、分野横断的に地域一体となって取り組むことが重要である
  • 地域医療構想と整合性を保ち、まちづくりと医療政策が連携して取り組むことが重要である
  • 厚生労働省を含む12関係省庁の支援チームにより、分野横断的な連携を推進する
全文
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本法案について、高度医療機関の立地を計画するにあたって、市町村からの求めに応じて都道府県が相互の調整を行うとされております。

地域医療構想、拠点病院との関係性についてどう整理されていくのでしょうか。

私は、より立体的にまちづくりに関与できるような協議、これができるように整理をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

人口減少などが進む中で、地域全体の活力を維持し、生活に必要なサービスを確保していくためには、コンパクトプラスネットワークの取組を進めることがますます重要となっておりまして、これまで居住、医療、福祉、商業などの生活関連機能を街中に誘導してまいりました。

このような都市のコンパクト化を図る上では、関係する行政計画とも連動しながら、分野横断的に地域が一体となって取り組むことが重要となります。

このため、先生ご指摘の高度医療機関に関する広域での立地調整に当たりましても、地域医療構想などと整合性を保ちながら、まちづくりと医療政策が十分に連携して取り組むことが重要でございます。

国土交通省といたしましては、厚生労働省を含みます12の関係省庁で、コンパクトプラスネットワーク形成支援チームというのを構成してございますけれども、こういった分野横断的な連携を図っておりますが、引き続き関係省庁連携の下で、効果的な施策の推進に努めてまいりたいと存じます。

伝統建築技術の継承と人材育成
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)

- 歴史的建築物の価値維持には匠技術の伝承が不可欠であるため、人材育成や企業支援などの具体的施策を推進すべきではないか

答弁
坂井学
  • 伝統的な木造建築の保存・活用と技能継承は重要な課題であると認識している
  • 大工技能習得の研修支援や、和の住まいの魅力を発信するシンポジウムを開催している
  • 新たな自由生活基本計画に基づき、技能の習得・維持に努める
全文
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これらを推進するにあたり、技術者がいて、その技術が活用伝承されてこそ、価値を維持し続けられます。

ですが、これとは対極的に、人でなければならない職人技等の伝承確保は必須であるがゆえに、人材育成、企業支援なども含めた具体的な施策の推進が必要であると考えます。

我が国として残し維持すべき技術を戦略的に確保できるように取り組んでいただきたいと思いますけれども、坂井副大臣いかがでしょうか。

この法案は、地域の歴史文化、景観等に根差した建築物について、その改修や利用活用等を推進するための制度の創設等を行っており、伝統的な木造建築の保存や活用が進んで、技能が継承されることが重要な課題と考えております。

国土交通省では、伝統的な広報を含む大工技能を習得するための研修に対する支援や、地域の気候、風土、文化に根差した和の住まいの魅力を発信するシンポジウムの開催などに取り組んでおるところでもあります。

また、本年の3月に閣議決定をされた新たな自由生活基本計画においても、基本的な資産、国土交通省としては議論をしながら、技能の習得あるいは維持に、一生懸命努めてまいりたいというふうに思っております。

伝統技術継承に対する大臣の考え
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)

- 土木・建築の匠技術を残すことは国力に関わる重要なことであると考えているか

答弁
金子恵美子

- 伝統技術を後世に残していくことは非常に重要であると考えている

全文
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単純に本当にこの技術者の方々がいかに残せるかというのは国力そのものだと言っても過言ではありません。

大臣、通告していませんけど、この土木や建築、特にこの匠技術を残すということは我が国にとってとても重要なことだと思います。

感想で結構ですから大臣の思いをお伝えください。

おっしゃるとおりだと思います。

やはり昔からの伝統技術を後世に残していくというのは非常に重要なことだと思います。

そういう意味では伊勢神宮の問題もそうでありますし、いろんな技術を後世に引き継ぐことは非常に重要なことだと思っております。

まちづくりにおける交通渋滞対策
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)

- 交通量をコントロールし、渋滞を生じさせないコンサルティング能力の向上や検証に取り組んでほしい

答弁
中田陽一
  • 集客施設誘導に当たって交通渋滞を防ぐことは重要な課題である
  • 交通需要の的確な予測に基づき、周辺道路の整備や公共交通の利用促進に取り組む
全文
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町づくりに当たり、渋滞を極力生じさせないよう研究し、コンサルティング能力を向上させて、周辺道路との取り合いを検証の上、交通量をコントロールできることも、その町の魅力の一つでもあると私は思います。

ぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

先生御指摘のとおり、町中への集客施設等の誘導に当たって、交通渋滞が生じないように取り組むことは重要な課題だと認識してございます。

このため、町中への集客施設等の立地に際しましては、発生する交通需要を的確に予測すること、そして予測結果に基づきまして、周辺道路の整備を行うことや、公共交通の利用促進などの。

駅前タクシープールの設計基準の見直し
▶ 動画
質問
三浦信祐 (公明党)

- 駅前のタクシープールの乗車効率が悪く、設計基準が古いため見直してほしい

答弁
中田陽一
  • 技術指針を策定し、自治体の計画作成を支援している
  • 新たなモビリティの登場やインバウンド増加などの現状を踏まえた対応が必要である(文脈より)
全文
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今度は駅前のタクシープールにも課題があります。

この設計に基づくいろんな基準がありますけど、それちょっと古いんじゃないでしょうか。

これ変えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

駅前広場は、鉄道と地域を結びつける都市基盤施設でございまして、交通結節点としての円滑な交通処理や、人々が交流する広場空間など、多様な機能が求められております。

これらの機能が適切に配置されますよう、国土交通省としては、駅前広場整備のための技術指針を策定いたしまして、これに基づいて自治体による駅前広場計画作成の支援を行っております。

一方で、近年のシェアサイクルの普及や電動キックボード等の新たなモビリティの登場、あるいはにぎわい創出の場としての公共空間の活用、およびインバウンドの増加。

立地適正化計画の策定状況と支援
▶ 動画
質問
青島健太 (日本維新の会)

- 立地適正化計画に取り組めていない都市がある理由を問う

答弁
中田
  • 人員、財源、データの不足により、特に人口5万人未満の小規模自治体で策定が課題となっている
  • 策定費の支援強化や客観的データの提供、都道府県によるサポート制度の創設などで支援を行っている
全文
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棒グラフを見ていただければ、着実に伸びているというところは、御理解をいただけるかと思いますが、ただ一方で立地適正化計画、まだ取り組めていない都市もあるわけでございますが、これはどのような事情があるんでしょうか。

立地適正化計画の策定状況につきましては、計画策定が進んでいる状況でございますけれども、一方で人員、あるいは財源、それからデータなどの不足によりまして、人口規模5万人未満の自治体の計画策定数が少ないなど、小規模の自治体における計画策定が課題となっております。

このため国交省におきましては、小規模市町村に対する計画策定費の支援を強化しますとともに、昨年度からは、まちづくりの客観的なデータなどの提供等を行うことを新たに実施しまして、計画策定支援を行っているところでございます。

また、今般の法律案におきまして、都道府県が市町村の計画策定などをサポートできる、そういう制度を創設しているところでございます。

国交省としては、このような取組を通じまして、引き続き自治体の策定支援を積極的に行ってまいりたいと存じます。

エリアマネジメントの主体と機能
▶ 動画
質問
青島健太 (日本維新の会)

- 法改正で謳われているエリアマネジメントについて、誰が主体となりどのように機能させるのか、その実効性を問う

答弁
中田
  • 市町村長が指定する都市再生推進法人が主体的なプレイヤーやコーディネーターとして機能することを期待している
  • 活動の見える化を図る計画制度の創設や、無利子貸付、施設整備への金融支援などを講じ、持続性を確保する
全文
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その中で、今回の法改正においては、エリアマネジメントの重要性というのもしっかり謳われてはおるんですけれども、これはどういったところが主体となって、どのように機能させていくのか。

これ、実効性がやっぱり大事だと思うんですが、このエリアマネジメント、どういうふうに進めていくんでしょうか。

エリアマネジメント活動の推進に当たりましては、都市再生特別措置法に基づき市町村長が指定します都市再生推進法人、これが主体的なプレイヤーとして、あるいは関係者間の合意形成を図るコーディネーターとして機能していくということが期待されてございます。

また今回の法律案におきましては、エリアマネジメント活動の持続性を確保するために活動の見える化を図ってございまして、継続的な取組を促す計画制度を創設しますとともに、計画に基づく業務に対しまして、無利子貸付や活動拠点となる施設整備への金融支援などを講じることとしております。

国土交通省といたしましては、エリアマネジメント活動の立ち上げ、そして、組織体制推進法人の育成に係る支援も併せて実施しながら、適切かつ持続的なエリアマネジメント活動を促進し、令和の街リノベーションを推進してまいりたいと存じます。

長崎スタジアムシティの評価
質問
青島健太 (日本維新の会)

- 都市再生のモデルとなる長崎スタジアムシティについて、政府としてどのように評価しているか伺う

答弁
中田
  • 地元企業中心の有用な民間プロジェクトとして、都市再生特別措置法に基づき認定している
  • 複合的な施設整備や日常的な集客の工夫により、地方における都市再生のモデルケースといえる有益なプロジェクトであると認識している
全文
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さて、先ほど、平戸委員からも話がありましたが、長崎のスタジアムシティ、ご地元であるのと、平戸先生はサッカーで活躍されたので、余計関心が高いかと思いますが、サッカースタジアムとホテルと、また商業施設、あるいは学習塾なども入って非常に複合的な魅力的なスタジアムが形成をされています。

24年の10月にオープンした時から私も注目しておりましたけれども、これ都市再生という意味ではかなりモデルになるスタジアムであるというふうに私認識しておりますが、これどのように評価をされているか改めて伺いさせていただきます。

先生御指摘の長崎スタジアムシティにつきましては、地元企業が中心となりまして、スタジアムやアリーナを核とした街づくりを行っているものでございまして、有用な民間プロジェクトとして、令和3年に都市再生特別措置法に基づき、国土交通大臣が認定している、そういうものでございます。

このプロジェクトにおきましては、スポーツ施設に加え、商業娯楽施設、大規模な賃貸オフィスやホテルが併設され、スタジアムの観客席はイベント開催時以外にも一般開放されている。

こういったことなど、日常的に人々がエリアに集まる工夫が講じられているものと承知してございます。

こうした工夫の効果としまして、事業者によりますと、開業後1年間でスポーツや音楽イベントなどが約250件開催されまして、県内外から延べ485万人の来客がエリアに来たということなど、エリアのにぎわいが大きく図られている状況でございます。

地方における都市再生のモデルケースといえる有益なプロジェクトであると認識してございます。

スポーツを活用した地域活性化
▶ 動画
質問
青島健太 (日本維新の会)

- スポーツ施設がまちづくりのコンテンツとして有益であると考え、地域の活性化にさらにスポーツを活用することについて大臣の見解を問う

答弁
金子
  • アリーナやスタジアムは強い集客力があり、改正案で街中へ誘導する集客施設に位置づけている
  • スポーツの魅力を通じて幅広い来訪者の増加が期待できると考えている
全文
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そして、このスタジアムシティももちろんモデルケースなんですが、もう一つ具体的なところを挙げさせていただくと、私は野球をやっていましたので、野球がもう一つ気になるところであります。

平山先生もさっきお尋ねされましたけれども、やっぱりスポーツ、このまちづくりのコンテンツとしては極めて有益なものだろうと私は考えておるんですけれども、地域の活性化にもっとスポーツを活用してはどうかということに対して、大臣はどうお考えでしょうか。

金子国土交通大臣:青島委員のご指摘のとおり、今のアリーナとかスタジアムというのは、テレビで見るんじゃない、行ってみたいという思いに駆り立てられるというぐらいの魅力があるものと思います。

アリーナ、スタジアム等、集客効果の高いスポーツ施設は、今般の改正案で新たに街中へ誘導することとする集客施設に当たるもので、スポーツの魅力を通じ、幅広い方の来訪の増加が期待され、街中に。

公園等でのボール遊び可能なスペースの確保
▶ 動画
質問
青島健太 (日本維新の会)

- 子供たちがキャッチボールできる公園やスペースが減少している現状に対し、今回の法改正でそのような場所が増えることにつながる部分があるか問う

答弁
金子
  • 一律に禁止せず、公園の特性に応じてきめ細かくルールを定める方向性を自治体に周知している
  • 住民合意の下でボール遊びを可能にする事例もあり、法案での施設誘導も含め、地域の意向を踏まえたスポーツ環境の確保を支援する
全文
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それはなぜかというと、近年、野球に取り組む少女、少年たちが激変しているというか、少なくなっている。

いろいろ理由がありますけれども、昔のようにキャッチボールができる公園やスペースがかなり少なくなっているというところも大いに理由があるのではないかなと思っておりますが、今回の法改正、いろいろなものがあるんですが、これ野球のキャッチボールができるような公園とかスペースが増えるような、そういったことにつながる部分とはあるんでしょうか。

このため、国土交通省では、有識者検討会の提言において、一律に禁止事項を定めるのではなく、公園の特性に応じて、きめ細かくルールを定めるなど、多様な利活用ニーズに対応すべきという方向性を示し、各自治体に周知したところでございます。

実際に、自治体によっては、利用者や地域住民との合意の下、ボール遊びができる公園の利用ルールを策定している事案もございます。

今般の法律案でもアリーナやスタジアム等を街中に誘導することとしており、国土交通省としては地域の意向を踏まえたスポーツを確保した街づくりを支援してまいります。

都市再生における脱炭素化と他視点とのバランス
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • 基本理念に盛り込まれた脱炭素化の推進が、自治体の選択を狭めたり足枷になったりしないか
  • 防災や地域経済などの多様な視点とのバランスをどのように確保して運用するのか
答弁
金子国土交通大臣
  • 脱炭素化が過度な制約とならず、多様な視点のバランスを確保して適切に進めることが重要である
  • 基本理念において、脱炭素化だけでなく自律的で個性豊かな地域社会の形成への配慮など、多様な視点を総合的に勘案することを規定している
  • 自治体や事業者へ制度趣旨を丁寧に周知し、円滑な都市再生を働きかける
全文
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令和の街リノベーションといった具体的な施策が大きく打ち出されています。

しかし条文を見ると、今回初めて基本理念の規定が設けられています。

そこには都市機能の集約や防災機能の確保などが掲げられ、その中に都市の脱炭素化の推進等による環境への負荷の低減という文言も入っています。

ところが、概要資料やポンチ絵では、基本理念が新しく追加されたことについて一言も触れられていません。

基本理念は本法を貫く一丁目一番地です。

都市再生をどう進めるのかという基本姿勢こそ、国会で議論すべきではないでしょうか。

我が党は過度な脱炭素政策には反対です。

仮に日本が2050年カーボンニュートラルを達成しても、地球全体の気温抑制効果は0.006度程度にとどまるとの指摘もございます。

一方で電気代の高騰、再エネ付加金による国民負担、メガソーラーなどによる環境破壊が問題となっています。

脱炭素が自治体の選択を狭めることのないよう、防災や地域経済などとバランスをどのように確保して運用するのか、大臣にお伺いいたします。

都市の脱炭素化はこれまで、これからの都市再生にとって重要な視点ではありますが、防災や国際競争力の強化など、都市再生には多様な視点が求められているところであり、委員ご指摘のとおり、脱炭素化が過度な制約とならず、多様な視点のバランスを確保して適切に進められることが重要であると思います。

このため、基本理念においては、都市の脱炭素化の推進等による環境への負荷の低減だけではなく、自律的で個性豊かな地域社会の形成への配慮など、まちづくりに関わる多様な視点を総合的に勘案して、都市再生に取り組むことが必要である旨を規定をしております。

国土交通省としては、自治体や事業者等に対して、制度の趣旨等を丁寧に周知をし、地域の諸課題を解決する都市の再生が円滑に図られるよう、働きかけを行ってまいります。

街中への施設誘導による地域の稼ぐ力の強化
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • オフィスやインキュベーション施設等を街中に誘導することが、具体的にどのように地域の稼ぐ力の強化に結びつくのか
  • 仕事の創出や所得向上につながる具体的な効果をどう想定しているか
答弁
中田都市局長
  • 街中へのオフィス等の進出により、雇用の創出、事業の創出、人口流出の抑制、地域消費の拡大などの効果が生まれることを期待している
  • 群馬県前橋市において、5年間で従業員数が約1000人増えた先進事例がある
全文
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本法案では、地域の稼ぐ力の強化が掲げられています。

今回の改正では、オフィスやインキュベーション施設など、街中に誘導するとのことですが、これが政府の言う地域の稼ぐ力の強化に具体的にどのように結びつくのでしょうか。

地域に仕事を生み、新しい事業を育て、所得向上につながる効果をどのように想定しているのか、具体例をお伺いいたします。

先生ご指摘のとおり、今般の法律案におきましては、居住や医療福祉、商業等の生活に必要なサービスに加えまして、新たにオフィス、インキュベーション施設、集客施設等につきましても、街中へ誘導する制度を創設し、都市機能の集積を進めることとしてございます。

こうした施設の街中への集積につきましては、先行的に取り組んでいる自治体も既に存在しており、例えば群馬県の前橋市におきましては、有休不動産の活用や企業支援などによりまして、街中へのオフィス等の進出を進めて、従業員数が5年間で約1000人増えるなど、国土交通省といたしましては、こうした先進事例などを踏まえまして今般の制度改正による措置が地域で積極的に活用されることにより、雇用の創出、あるいは事業の創出、人口流出の抑制、来訪者や地域消費の拡大などの効果が生まれて、地域の活性化につながっていくことを期待して考えてございます。

都市再生の成果指標と効果検証
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • 街中整備による成果を何をもって評価し、指標や目標をどのように設定するのか
  • 雇用創出や地域への付加価値など、実質的な成果を検証する必要があるのではないか
答弁
中田都市局長
  • 立地的成果計画制度により、おおむね5年ごとに定期的な効果検証を行う
  • 指標は自治体が地域実情を踏まえ設定するが、雇用・事業創出等の効果把握も重要と考えている
  • 自治体向け手引きでの考え方の提示や、「街づくりの健康診断」における地域経済指標の充実によりサポートする
全文
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街中に働く場所や人の流れを生み出していくのであれば、その効果をどう検証するのかも重要だと思います。

これまでも街中整備には公費が投じられてきました。

しかし実際に街を歩くとシャッターが降りた店や空き家、空き地が目立つ地域もございます。

今回の改正により何をもって成果が出たと評価するのか、指標や目標をどのように設定するのか伺います。

また地域の稼ぐ力という以上、実際に働く場所が増えたのか、雇用が生まれたのか、地域に付加価値が残ったのかを成果として見ていく必要があるのではないでしょうか。

見解を伺います。

先生ご指摘のとおり、取組の成果や進捗状況を適切に把握し、効果検証していくことは大変重要でございまして、立地的成果計画制度につきましては、法律においておおむね5年ごとに定期的な取組の効果検証を行うよう進めることとされてございます。

ご指摘の特定業務施設等の誘導による成果指標や目標に関しましては、各自治体において地域の実情を踏まえ適切に設定されるものではありますけれども、都市のコンパクト化の目的で、ある街中の人口密度や生活関連機能の維持に加えまして、先生ご指摘の雇用創出、あるいは事業創出等に対する効果も把握していくことが重要だと考えます。

このため国土交通省といたしましては、自治体向けの手引きなどにおきまして、今般の改正を踏まえました成果指標や目標の設定方法などについて考え方を示しますとともに、客観的なデータ等の提供分析を自治体に対して行う街づくりの健康診断等におきまして、新たに地域経済に係る指標の充実を図るなど、地域における効果検証の取組をサポートしてまいりたいと存じます。

拠点整備における失敗リスクの回避と支援策
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • 需要のない箱物整備が住民負担となるリスク(青森駅前の事例など)がある
  • 過去の失敗を繰り返さないため、国として自治体の計画づくりをどのように支援するのか
答弁
中田都市局長
  • 計画策定段階から需要に応じた施設整備と運営管理の見通しを官民で共有することが必要である
  • 地域の特性や需要に応じた適切な規模の計画策定を促す
  • 地方整備局職員による直接訪問(健康診断)や「令和のまちリノベーション全国推進運動」を通じて積極的にサポートする
全文
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次に拠点整備を進める際のリスクについて伺います。

建物を作っても仕事や雇用が生まれなければ地域に残るものは建物と維持費だけです。

町中の施設が行き詰まれば自治体も放っておけず、結局住民の負担につながりかねません。

制度は異なりますが、2001年に青森駅前で開業した青い森シティ、中心市街地活性化の目玉として期待されながら、集客やテナント収入が想定通り伸びず、最終的に青森市が施設を取得し、公費負担に至った事例として知られています。

人口減少が進む中で、箱物を作れば人が集まるという発想では、これからのまちづくりは成り立たないと思います。

今回の改正が過去の失敗事例の二の舞とならないよう、国として自治体の計画づくりをどのように支援していくのか伺います。

人口減少が進む中、持続可能なまちづくりを進めることが重要でございまして、計画策定段階から需要に応じました施設整備やその後の運営管理を見据えた見通しを官民で共有し取り組んでいくことが必要だと考えております。

このため、今般の法律案におきましては、町中への業務施設等の誘導を進める制度の創設等を行うこととしておりますが、自治体が町づくりの計画を策定する際には、当該地域の特性や需要に応じました適切な規模のものにすることなどが必要であります。

また、町づくりを持続的に発展させにぎわいを創出していくためには、地元地域が官民連携の下で、ハードソフト一体となった取組を進めることが重要でございます。

国土交通省といたしましては、こうした観点に立ちまして、計画を策定することが大事であると考えております。

地方整備局職員が直接自治体を訪問して健康診断等を行います。

令和のまちリノベーション全国推進運動などを通じまして、自治体の計画づくりを積極的にサポートしてまいりたいと存じます。

まちづくりへの住民・地元事業者の参画確保
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • 協定制度やエリアマネジメント活動が、大手事業者や行政の意向のみで進み、地元の声が置き去りにされる懸念がある
  • 形だけの意見聴取に終わらせないため、どのような方針で運用するのか
答弁
長井国土交通大臣政務官
  • 地域住民や地元事業者が主役であり、官民連携で取り組むことが必要であると認識している
  • 公共公益施設の整備・活用を事前に定める協定制度や、住民等が参画するエリアマネジメント活動を見える化する制度を創設し、持続可能なまちづくりを進める
全文
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今回の制度では、協定制度やエリアマネジメント活動など、民間と連携してまちづくりを進める仕組みが設けられているものと理解しています。

民間の力を借りること自体を否定するものではありません。

ただ、大手事業者や再開発コンサル、行政側の意向だけで計画が進み、住民や地元の事業者の声が置き去りになっては、本当の意味での地域のためのまちづくりにはなりません。

協定制度やエリアマネジメント活動に住民や地元の事業者の参加が必ず求められているわけではない以上、運用次第では地元の声が十分に反映されない恐れがあります。

地元の声を聞いたという形だけで終わらないよう、どのような方針で運用するのかを伺います。

まちづくりは地域住民や地元事業者が主役であり、そうした地域の主体、自らが今後のまちのあり方を見据え、官民で連携して取り組んでいくことが必要と認識しております。

こうした観点も踏まえ、本法案では、地元自治体と民間事業者との間で公共公益施設の整備や地域での活用の在り方等を事前に定める協定制度、整備後の広場でのイベントなど、住民や地元事業者が参画するエリアマネジメント活動を見える化する制度を創設することとしております。

ハード、ソフト両面で精力的に取り組む都市開発プロジェクトを重点的に支援し、持続可能なまちづくりを進めてまいります。

「愛着と誇り」の規定意図と具体的取り組み
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • 法文に「愛着と誇りを持つことのできる良好な市街地」という主観的な言葉を盛り込んだ意図は何か
  • 地域の歴史・文化を生かし、住民が本当に愛着と誇りを持てる街づくりにどうつなげるのか
答弁
金子国土交通大臣
  • 地域固有の魅力を生かした街づくりを行うことで、ふるさとを大切にしたいという思いが強まり、より魅力的な地域づくりにつながると考え規定に盛り込んだ
  • 自治体、住民、事業者等と連携し、政策ツールを総動員して地域固有の魅力を高めていく
全文
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本案の46条では、都市再生整備計画の記載事項として、「愛着と誇りを持つことのできる良好な市街地」という言葉が出てきます。

私は、この愛着や誇りという言葉は、とても良い言葉だと思います。

都市再生は、単に建物を整備することや、民間投資を呼び込むことだけではなく、住民が住み続けたい、若者が戻りたいと思える街を作るものでなければならないと思います。

一方で、愛着や誇りは主観的な言葉でもあります。

今回、あえてこの言葉を法文に盛り込んだ意図は何でしょうか。

また、この改正を地域の歴史や文化、地元の暮らしを生かし、住民が本当に愛着と誇りを持てる街づくりにつなげるため、大臣としてどのように取り組むのかをお伺いいたします。

委員御指摘のとおり、愛着と誇りということは、人それぞれの主観的な面もありますが、地域の歴史、文化や景観、環境など地域固有の魅力を生かした街づくりを行うことで、街への愛着や誇りが高まり、ふるさとを大切にしたいという地域への思いが強まり、さらに魅力豊かな地域づくりにつながるものと考えており、規定に盛り込むことといたしました。

国土交通省といたしましては、地元自治体や地域住民、事業者等との連携を図り、政策ツールを総動員して地域固有の魅力を高めてまいります。

コンパクトシティ政策における福祉視点の重要性
▶ 動画
質問
初鹿野裕樹 (参政党)
  • 大型施設中心の再開発では人口減少や人手不足の解消は困難である
  • 障害者、高齢者、子ども、ケア担い手が安心して集まり支援を受けられる機能をまちの中心に備えるべきである
答弁
金子恵美子
  • コンパクトプラスネットワークの取り組みにより生活関連機能を街中に誘導し成果を上げている
  • 新たな施設誘導においても福祉重視の視点を大切に進める必要がある
  • 自治体への丁寧な説明や働きかけを行い、高齢者や障害者が安心して生活サービスを受けられるまちづくりを推進する
全文
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障害当事者の立場から質問したいと思います。

今回の本案は、人口減少や高齢化に対応するため、医療や商業、住宅を一定区域に集約するコンパクトシティ政策をさらに加速させるものとなっています。

具体的には、オフィスやコワーキングスペース、ホテル、スタジアムなどを特定業務施設として、大型施設を作れば街が復活するという発想では、人口減少や人手不足を解消することは困難と考えます。

例えば過去の例では、秋田市のエリアなかいちや、青森市のA-FACTORYのように、巨大な箱物を作っても、商業中心の再開発だけでは維持ができず、破綻やテナントの撤退を招いたケースがあります。

人口減少や人手不足を解消するためにも、私は、介護や子育てを支えることこそが経済を回すことであると確信しています。

これからのまちづくりに必要なのは、障害者や高齢者、子ども、そしてケアを担う方々が安心して集まり、休息し、必要な支援につなげられる機能をまちの中心に備えることこそが重要だと考えます。

立地適正化計画の基本方針とし、子どもファーストという理念を掲げ、子育て支援を中心とした施策を展開することにより、2012年以降、特に子育て世代の移住者が増えることによって、人口が増加しています。

人口減少等が進む中で、地域全体の活力を維持し、生活に必要なサービスを確保していくためには、コンパクトプラスネットワークの取り組みがますます重要となっており、これまで居住や医療、福祉、商業などの生活関連機能を街中に誘導し、一定の成果を上げてきたところでございます。

今般の改正案により、新たにオフィス、インキュベーション施設、集客施設等を街中に誘導することとしておりますが、委員御指摘のように、こうした施設の整備に当たっても、福祉重視の視点を大切に進めていくことが必要であると考えております。

また、こうした取組は、これまでの居住や福祉機能、国土交通省といたしましては、こうした考え方を自治体に対して丁寧に説明するとともに、地方整備局職員が直接自治体を訪問して意見交換を行うなどによりまして、高齢者や障害者等の方々が安心して生活関連サービス等を受けることができるまちづくりが進むようしっかりと働きかけてまいります。

居住誘導区域外における生活インフラの維持支援
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質問
木村英子 (れいわ新選組)
  • 交通や生活インフラの維持が後回しになり、福祉生活インフラの空白地帯ができる恐れがある
  • 居住誘導区域外で支援を必要とする人が住み慣れた地域で暮らせなくなる懸念に対し、国としてどのような支援を行うか
答弁
金子恵美子

- コンパクトプラスネットワークの推進が重要である一方、居住誘導区域外の住民の生活サービス維持は重要な視点であると考えている

全文
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木村英子(れいわ新選組)そこでの交通や生活インフラの維持が公的に後回しにされ、結果として生活サービスが行き届かなくなる恐れがあります。

例えば、高齢で中心部まで買い物に行けない、ごみの集積所までごみ出しができない、病院へ行く足がない、介護の必要な障害者や高齢者に対して、町の中心部から遠くて事業所の採算が合わないため、ヘルパーが来てくれないという問題は、当事者にとっては死活問題です。

こうした福祉生活インフラの空白地帯が国の政策によって作られたら、支援を必要とする障害者や高齢者の人は、住み慣れた地域で暮らすことができなくなります。

国としてどのような支援を行えるのか、大臣のお考えをお聞かせください。

人口減少等が進む中で、地域全体の活力を維持し、生活に必要なサービスを確保していくためには、コンパクトプラスネットワークの取組を進めることが、ますます重要と考えております。

一方で、ご指摘のように、居住誘導区域外の住民の方の生活サービスの維持をどう考えていくかは、重要な視点であると思います。

都市再生推進法人の現状
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質問
ながえ孝子 (各派に属しない議員)
  • 都市再生推進法人の現在の全国的な指定団体数を確認したい
  • 地域的な分布状況および法人形態別の内訳を教えたい
答弁
中田
  • 都市再生推進法人は市町村長が指定するものであり、制度創設以来150法人が指定されている
  • 地域的な分布は北海道から九州まで広がっている
全文
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そこでまず、このエリアマネジメントの中心的な担い手となる都市再生推進法人について伺います。

この都市再生推進法人、現在全国で何団体指定されているんでしょうか。

併せて地域的な分布状況、そしてまた株式会社であるのか、NPO法人であるのかなど、法人形態別の内訳について教えてください。

都市再生推進法人は、まちづくりに関するノウハウを有する法人といたしまして、都市再生特別措置法に基づき、市町村長が指定するものでございます。

当該制度の創設以来、都市再生推進法人として150の法人が指定されてきたところでございます。

また、地域的な分布状況につきましては、北海道から九州まで。

地方都市におけるエリアマネジメント推進支援
▶ 動画
質問
ながえ孝子 (各派に属しない議員)
  • 地方都市では担い手や人材、自治体職員が不足しており、計画策定前の段階での支援が必要である
  • エリアマネジメント推進部隊の設立をどのように支援していくか、国交省の見解を問いたい
答弁
金子
  • 地方都市において知見やノウハウ、担い手が不足している課題を認識している
  • これまで周知や有用事例の横展開を行ってきたが、法改正に伴い都市再生推進法人の役割を強化し支援を行う
全文
質問・答弁の全文を表示

かなり地域差があるということですよね。

でも、本来この制度を必要としているのは地方都市のほうですよね。

地方都市の現場では、そもそも都市再生推進法人の候補となる団体が見つからない。

エリアマネジメントを担える人材がいない。

自治体職員も不足しているというところで止まってしまっています。

つまり、計画ができた後の支援ではなくて、計画を作る前、その前の支援がすごく必要だと思うんですね。

担い手を探して、育てて、法人化して、事業計画に落とし込む段階への支援。

なので、自治体職員の人手不足が言われる中で、どうこのエリアマネジメントの推進部隊の設立を支援していくのか。

国交省のお考えを教えてください。

先ほど局長からお答えいたしましたように、都市再生推進法人は、平成19年の制度創設以来、150の法人が指定されてきた一方で、委員御指摘のとおり、指定実績が少ない地方都市があると認識をしております。

こうした地方都市におきましては、自治体や地元のまちづくり団体における都市再生推進法人制度に関する知見やノウハウの不足、まちづくりの担い手が不足していることなどの課題を有しているものと考えております。

国土交通省としては、これまでも市町村やさまざまな地域団体に対して都市再生推進法人制度の周知や有用事例の横展開を図る説明会などを行ってきたところです。

本法律案では、官民連携によるまちづくりを進めるにあたっての都市再生推進法人の役割が強化されていることから、活動実績のある都市再生。

地域主体の参画と人材育成
▶ 動画
質問
ながえ孝子 (各派に属しない議員)
  • 商店街組合やNPOなど、地域に根差した既存組織の知見をどのように活用し参画してもらうか
  • エリアマネジメントに必要な高度なノウハウを持つ人材育成について、どこに力点を置くか
答弁
金子
  • 商店街組織やまちづくり協議会など、地域に根差した主体の参画が重要と考えている
  • 補助金や助言、研修、事例の横展開による人材育成に加え、ガイドライン作成や伴走型支援に努める
全文
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法人形態の方も、株式会社や社団法人、財団法人などが多いということですが、地方にはこれまでも、エリアマネジメントというハイカラな言葉を使わなくても、いろんなまちづくりの関連のことをやってきたまちづくり協議会ですとか、商店街組合ですとか、NPOなどあるんですよね。

こうした既存の力をやっぱり生かさない手はないと思っているんです。

ですから今回の制度の中に、どのようにして入ってもらう、参画してもらって、その知見を活用していくのか教えていただきたいのと、加えてですね、先ほど大臣のお答えの中にも人材育成大事だという話ありましたけれども、実際にこれものすごくエリアマネジメントで高いノウハウが必要とされると思います。

空き地、空き店舗の活用ですとか、施設の企画運営もしなきゃいけない、利害関係者の調整、あるいは民間資本をどう引き込んでくるかなどなど、かなりの力量が求められます。

その都市再生推進法人の人材育成、具体的に国交省としてはどこに力点を置いていくのか教えてください。

住民、事業者、地元自治体等の様々な主体が一体となって行うまちづくりにおいては、委員御指摘のとおり、地域の状況に応じ、商店街組織やまちづくり協議会などの地域に根差した主体の参画が重要と考えています。

これまで、こうした多様な主体が参画するまちづくりのプラットフォームの立ち上げや、エリアの将来ビジョンの作成などに対し、補助金や助言などの支援を行ってまいりました。

また、自治体やまちづくり団体を対象とした研修や意見交換会を開催しており、官民連携まちづくりの優良事例の横展開などを通じ、まちづくりを担う人材育成に努めてまいりました。

国土交通省といたしましては、今回の法改正を機に、これまでの予算面や人材面の支援に加えて、分かりやすいガイドラインの作成や、令和のまちリノベーション全国推進運動での寄り添った相談など、地域の実情に応じた伴走型支援にしっかり努めてまいります。

地域資産のリノベーション活用支援
▶ 動画
質問
ながえ孝子 (各派に属しない議員)

- 古民家改修など、地域の資産をリノベーションして観光や地域活性化につなげたい自治体が多い現状がある

答弁
金子

- 本法案の制度を活用し、官民が連携してハード・ソフト両面で取り組むプロジェクトを重点的に支援したい

全文
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そして最後の質問になると思いますが、地域の大切な資産のリノベーションなど活用の促進について伺います。

愛媛県でもインバウンド誘致や地域活性化のために古民家の改修、ここに力を入れていこうという計画もあります。

地域の宝をリノベーションして観光につなげたい、あるいは地域活性化につなげたいと思っている自治体は全国にとても多いと思うんですね。

本法案での制度を活用して地元地域の官民が連携一体となってハードソフト両面の取組を精力的に行うプロジェクト、そういったことに対して重点的に支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。

地方都市の再生の全体像
▶ 動画
質問
平山佐知子 (各派に属しない議員)

- コンパクトシティ化の実現可能性や地方公共団体の人材不足などの課題がある中での、地方都市再生の全体像を問う

答弁
金子国土交通大臣
  • 地域の稼ぐ力の強化や街の魅力向上により民間投資を呼び込み、個性ある街づくりを実現する
  • 官民連携によるハード・ソフト一体となった取組(有休不動産の活用やオフィス進出促進等)を推進する
  • 本法案の制度を活用し、自治体等を強力に支援して実効性のある都市再生と地域活性化を目指す
全文
質問・答弁の全文を表示

この商業施設や住宅を中心部に集約するコンパクトシティ化、この明確な成功事例、なかなか気づくことができないといわれる中で、そもそもの実現可能性、今の経済情勢であったり、建設費の高騰であったり、地方公共団体の人材不足などによる政策実現性についても、なかなか難しさを今感じているところでございます。

国が目指す、まずはこの地方都市の再生についての全体像を教えてください。

近年、地方部を中心に人口減少が一層進み、働く場所や街中の魅力の不足による若者の地方離れなどが深刻化しております。

このような課題に対しては、地域の稼ぐ力の強化や街の魅力の磨き上げを通じて、地域に民間投資を呼び込み、全国各地で個性ある街づくりを実現していくことが重要であります。

また、こうした街づくりを持続的に発展させ、地方都市の再生を実現していくためには、例えば有休不動産の活用や企業支援等による街中へのオフィス進出の促進など、地元地域の官民が連携をして、ハードソフト一体となった取組を進めていくことが必要であります。

国土交通省としては、本法案の制度を活用して、そのような取組を行う自治体等を強力に支援することにより、実効性のある都市再生を進め、地域の活性化を実現してまいりたいと考えております。

都市計画法および立地適正化計画の見直し
▶ 動画
質問
平山佐知子 (各派に属しない議員)

- 立地適正化計画導入後も郊外の開発が止まっていない現状を踏まえ、都市計画法の抜本的な見直しについて見解を問う

答弁
佐々木国土交通副大臣
  • 都市郊外部の無秩序な土地利用を防ぐため、都市計画の規制的手法による開発抑制が必要と考えている
  • 自治体による規制的手法の活用を促すため、地方整備局職員による技術的サポートや優良事例の紹介などの現場力を生かした支援を行う
全文
質問・答弁の全文を表示

今大臣におっしゃっていただいたように、これまでの議論にもあったように、しっかりとこの将来像をしっかり示すということが大事だと思っています。

このコンパクトシティ構想ですけれども、これを進めるための立地適正化計画制度、先ほどから話に出ていますが、これ導入されてから十数年ということで、これによって居住誘導区域、いわゆる街中で人口が増えて、そして区域外、郊外で減少するというのが理想的とされましたけれども、これは実際は区域外の開発というのは土地が安いということもあって、なかなか止まっていません。

たとえ中心市街地に複合施設などを作ったとして、人が住むべき場所と、農業や工業を推進する場所、自然を守る場所など、色分けしていかないと、なかなか難しいのかなと感じています。

また、区域区分、この在り方など、都市計画法の抜本的な見直しこそが求められているのではないかと思いますけれども、その点、お考えをお聞かせください。

コンパクトプラスネットワークの普及を進める中で、都市郊外部の無秩序な土地利用が進まないよう、都市計画の規制的手法を用いて開発抑制を行うということは必要だと考えております。

しかし、この都市計画の規制的手法については、必ずしも自治体において十分に活用されていない側面もございます。

そこで、自治体にこうした手法を積極的に活用して、魅力あるまちづくりを進めていただくことが重要と考えておりまして、地方整備局職員が自治体を訪問して技術的サポートを行うとともに、参考となる優良事例の紹介を行うなど、国土交通省の現場力を生かして、しっかりと進めていきたいと考えております。

老朽化インフラ対策とまちづくりの一体化
▶ 動画
質問
平山佐知子 (各派に属しない議員)

- 社会資本整備重点計画で盛り込まれた「老朽化対策のまちづくりとの一体化」および立地適正化計画との連動について、具体的な考え方を問う

答弁
鶴田総合政策局長
  • 予防保全型メンテナンスへの転換を進め、地域の将来像を踏まえた対策を行う
  • 立地適正化計画等のまちづくり計画に基づき、人口分布や重要度に応じた優先順位を設定して修繕更新を行う
  • 必要性の乏しい老朽インフラについては、集約再編も含めた適正化を検討し、インフラ長寿命化行動計画に位置づけて自治体を促す
全文
質問・答弁の全文を表示

この地方の持続可能性を考える上で、やはり公共インフラについてもしっかり考えなくてはいけないと思っています。

人口減少が加速する中、この老朽化していくインフラをどう維持、再編していくというのは、全国の自治体共通の課題だと思っています。

例えば、およそ73万本ある日本の道路橋のうち、築50年以上というのは2040年に75%に達するという。

それからトンネルは52%、上水道は41%、下水道は34%が同様に対応年数の目安を超えるということです。

政府は今年1月、インフラ対策の指針となる社会資本整備重点計画を改定されました。

重点目標に老朽化対策のまちづくりの一体化というのを盛り込んで、この立地適正化計画との連動を求めるということです。

具体的にはどういうことを考えていらっしゃるのか、聞かせてください。

我が国のインフラは高度経済成長期以降に集中的に整備され、老朽化が加速的に進行しているため、不具合が生じる前に予防的な修繕等を実施する予防保全型メンテナンスへの転換を進めています。

その際、今後人口減少が加速していくことを踏まえますと、予防保全の取組は地域の将来像をよく踏まえながら進めていく必要があると考えております。

具体的には、自治体がインフラ老朽化対策の計画を策定するに際しまして、立地適正化計画等のまちづくりの計画を踏まえ、人口分布や土地利用の方向性など地域の状況を勘案しつつ、施設の健全度に加えまして、利用状況や重要度にも応じた優先順位を設定して修繕更新を行う取組を進めてまいります。

また、必要性が乏しいと考えられる老朽インフラにつきましては、延命化にとどまらず、集約再編も含めて積極的な検討を促し、インフラストックの適正化の取組も進めてまいります。

国土交通省としましては、本年夏ごろを目途に改定します国土交通省インフラ長寿命化行動計画にこれらの取組を位置づけまして、地方公共団体の取組を促してまいります。

地域固有の魅力を生かした都市再生
▶ 動画
質問
平山佐知子 (各派に属しない議員)

- 単なる施設整備ではなく、地域の歴史や自然などの魅力を生かしたソフト面を含む地域活性化の重要性について言及し、政府の考えを問う

答弁
金子国土交通大臣
  • エリア全体の特徴を踏まえ、景観等の地域の魅力を維持・向上させる面的な取組が重要である
  • 本法案において、地域建築物の改修による利活用や景観再生を図る制度を創設し、エリア全体の特徴を生かした都市再生を進める
  • これらの制度を活用する自治体を強力に支援し、地域固有の魅力を最大限に生かした活性化を実現する
全文
質問・答弁の全文を表示

はい、やっぱり便利さと、それから地域の安全安心、この両立をどう図っていくのか、地元の合意形成をとっていくというのは結構難しいところがあると思いますけれども、ぜひ丁寧にですね、進めていただきたいと思います。

また、法律案では、町のにぎわい創出につながるイベントを継続実施するといったソフト面などの多様な貢献を評価するといったことも盛り込まれています。

やっぱりですね、エリアを訪れるだけの何かしらの、先ほどからもあるように魅力がなければ人は集まってこない。

本当の意味での地域活性化にはつながらないと思います。

私の地元、静岡県内では、民間企業と地方自治体が連携をして、一大リゾート地を目指す取り組みがあって、この本当に富士山を望むことができる広大な敷地にですね、滞在型の自然観光地にしていこうという、これまさに地域の歴史や金子国土交通大臣。

平山委員御指摘のとおり、都市の活性化には単体の施設整備にとどまらず、エリア全体の特徴を十分に踏まえ、景観等の地域の魅力を維持、向上させる面的な取組が重要であります。

このため、本法案におきましては、地域で大切にされてきた建築物の改修等によりまして、その利活用や、景観再生を図る制度の創設等を行っており、エリア全体の特徴を生かした都市再生を進めることとしております。

国土交通省としては、これらの制度を活用した自治体の取組を強力に支援いたしまして、全国各地において地域固有の魅力を最大限に生かした地域活性化が実現するよう、全力で取り組んでまいります。

発言全文

辻元清美 (国土交通委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 辻元清美

今から国土交通委員会を開会いたします。

委員の異動についてご報告いたします。

昨日までに佐々木正文さんが委員を辞任され、その補欠として竹内慎二さんが選任されました。

政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。

都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、国土交通省都市局長、中田博人さん、ほか5名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに、ご異議ございませんか。

ご異議なしと認め、採決を決定いたします。

都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。

本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。

質疑のある方は順次ご発言願います。

山本佐知子 (自由民主党・無所属の会) 10発言 ▶ 動画
委員長 辻元清美

辻元清美委員長。

山本佐知子君。

質疑者 山本佐知子

山本佐知子(自由民主党・無所属の会):おはようございます。

自由民主党、山本佐知子です。

都市再生特別措置法等の改正に関連しての質問であります。

令和のまちづくり改革ともいえる今回の改正では、まちづくりの主体が行政主導によるものではなく、市民や企業等の民間団体など、多様な関係者が担い手となり、これまで以上に個性的な賑わいあるまちづくり、そして防災化を推進をして、都市機能を高め、また民間投資をもっと呼び込むことを趣旨としていることと理解しています。

今、いろいろな地方で、まちづくりの団体が活動しているわけであります。

その代表的なものが、官民連携都市再生推進事業の担い手であるエリアプラットフォームです。

緩やかなつながりの場であるこのエリアプラットフォームから、さらに金融支援を受け、自走できる、一歩前に進んだまちづくりを実行するために、都市再生推進法人指定など、エリアマネジメント団体への移行、法人化が必要になってきます。

言い換えれば、行政指導から民間主体へと移行することであります。

そして、その安定的な収益化も目指していかなければいけません。

しかし、ここで、克服しなければならない課題が2つあります。

1つは、そもそも既にある既存の団体の脆弱な財政基盤であります。

今のエリアプラットフォームは役所と連携していますので、市役所から人が入っている、あるいは支援をしている、そういうことが多いわけであります。

もし完全に民間になると、まずはその財政基盤が非常に重要になってまいります。

そして2つ目は、人的資源など、事務局運営や、そして人材育成など、組織基盤ももっと強化しなければなりません。

やはり、実装していくためには、収益化、マネタイズが必要でありますけれども、今の例えば役所の方が入っている場合には、まだまだそういった視点のマネジメントというのが脆弱であると思います。

しっかりとお金を、儲けるというとおかしいですけれども、収益化をする、あるいは民間投資を呼ぶ、そうした民間の経営マインドを持っている人間、そういった方がやっぱりこの事務局に入っていくことが必要になってまいります。

今回の法改正では、金融支援や無利子貸付制度を創設するもので、それはそれで、さらなる民間投資を呼ぶためには大変不可欠でありがたい改正であります。

ただ多くの現場を踏まえれば、まちづくりの担い手の法人化初期段階では、期間限定でもいいので、組織基盤強化と、そして人材育成のための直接補助、また、軌道に乗った成長期には、今改正もありますが、金融支援やあるいは税制措置というような段階に応じた機能的な制度設計がより現実的かと思いますが、国交省の見解を求めます。

金子国土交通大臣。

答弁者 金子恭之

金子恭之(国土交通大臣):おはようございます。

お答えいたします。

エリアマネジメントは、地域の住みやすさや暮らしやすさの向上を図るため、官民一体となって、町の様々な課題の解決に取り組む活動であり、地域のまちづくりにおける今後の活動の拡大が期待されているところでございます。

委員御指摘のとおり、担い手不足、人材育成、活動資金の確保などに課題を有しているものと認識をしております。

初期段階の支援としては、多くの関係者をまとめ、継続的な取組を促す計画制度を創設するとともに、計画に基づく業務に対する無利子貸付や活動拠点となる施設整備への金融支援等を講じることとしております。

国土交通省といたしましては、このようなまちづくりのフェーズに応じた段階的な支援を行うことにより、適切かつ持続的なエリアマネジメント活動を促進し、令和のまちリノベーションを推進してまいります。

質疑者 山本佐知子

山本佐知子(自由民主党・無所属の会):ありがとうございます。

今、大臣がおっしゃっていただきました、見える化というのは非常に大きな大事なところだと思っています。

こういったまちづくりに参加をしていただいているプレーヤー、たくさんいらっしゃいますけれども、やはり何をやっているか分からない。

技術的な課題を検証することも有益と考えますが、そのような計画、あるいは方向性というものはあるんでしょうか。

中田都市局長。

政府参考人 中田

中田都市局長:お答え申し上げます。

エリアマネジメント活動を全国に本格的に広げていくためには、活動の主体となるものが関係者との円滑な調整、安定的な収益の確保、支援者の拡大など、具体的な課題を一つずつ整理して、活動計画を定めていくことが課題となっております。

このため、国土交通省としましては、エリアマネジメント活動に係る計画が適切に作成されるよう、ガイドラインや先進的な事例集の作成などを進めることとしております。

先生、ご指摘のとおり、ガイドライン等の作成に当たりましては、実際のエリアマネジメントの成功事例をモデルケースとして、まちづくり関係者や専門家の意見を聞いて、現場の実務目線に立った整理を進めることが有効と認識しております。

国土交通省としましては、こうした取組に加えまして、活動の立ち上げ期等への予算支援も併せて行うことで、エリアマネジメント活動の本格的な実装を着実に推進してまいります。

質疑者 山本佐知子

山本佐知子(自由民主党・無所属の会):ありがとうございます。

この、やっぱり今、にぎわいはですね、都市部、既存の都市部ではなくて、やはり地方都市でしっかりと地域にあった、根差したにぎわいを作っていただいて、そして都市に流出した人口がまた戻ってくるような、若い方もしっかり活動できるような、そうした方向性をやっぱり示していただきたいと思っています。

最後に、街中のにぎわいと交通手段についての質問です。

にぎわい創出のためには、周辺地の住民のアクセスも活性化をして、そして今までなかった新しい価値を街中に見出すこと。

若い世代や子どもたちの参加も必要と考えます。

そうすると、やはりおのずと車での移動にもなるので、各街中での駐車場の確保というのは、確かに必要であります。

しかし今、街中に行くと、ちょっと空き地になるとすぐ駐車場になるケースが多い。

しかも虫食い状態で、バラバラに駐車場が。

山本佐知子平成26年の改正では、コンパクトプラスネットワークの概念の下、居住機能や都市機能の誘導と、それにつながる地域公共交通ネットワークの形成を推進するものでありました。

立地適正化計画と地域公共交通網形成計画制度が創設されましたが、現状、この2つを一緒に作っている自治体は、立地適正化計画を作っている自治体の中で半分です。

答弁者 金子恭之

金子恭之山本委員御指摘のとおり、街中のにぎわい創出には駐車場の確保や、公共交通の利便性向上等により、周辺からアクセスしやすい環境を形成することが重要と認識しています。

街中における駐車場の確保に当たっては、歩行者の安全性、快適性を高める観点から、駐車場を集約し、街中のにぎわい創出との調和を図ることが大切です。

こうした観点から、今回の法律案においては、附置義務駐車施設を集約するための特例を設け、エリアマネジメント活動と連携し、駐車場を計画的に配置することを可能としております。

また、今回の法律案では、街中への業務施設等の誘導を図ることとしており、公共交通による街中へのアクセス確保の観点から、交通結節点の整備等が。

質疑者 山本佐知子

山本佐知子ありがとうございました。

この公共交通の視点も、今回また法律改正もあったりしますけれども、私たちもこの前、理事で神奈川の方に公共交通の視察に行ってまいりましたが、やはりこのコンパクトシティ化を進める一方で、この公共交通のネットワークというものも本当に大事だということを改めて認識をいたしました。

この2つの視点、しっかり融合させていただきたいと思います。

以上です。

委員長 辻元清美

辻元清美ありがとうございます。

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

蓮舫立憲民主党の蓮舫です。

蓮舫 (立憲民主・無所属) 61発言 ▶ 動画
質疑者 蓮舫

都市再生特別措置法の改正、その必要性と背景を簡単に教えてください。

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

近年、地方部を中心に人口減少が一層進む中で、国土交通省におきましては、これまでコンパクトプラスネットワークの取組を進め、都市の持続可能性の向上を図っていきたいところでございます。

しかしながら、近年、働く場所や街中の魅力の不足により、若者の地方離れなどが深刻化する中で、地域の稼ぐ力の強化、街中のにぎわいの創出が大きな課題となっており、自治体等からこうした取組への支援を求める声をいただいているところです。

このような自治体からの声や、先進的な取組を行う地域の事例などを踏まえまして、今回の法律案におきまして、オフィス等の街中への誘導や、地域の歴史文化に根ざした魅力的なまちづくりを推進するための制度などの創設、こういったことの所要の措置を講じることとした次第でございます。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

はい。

都市圏別の人口移動は1950年以降、3つの移動期がありました。

1960年、高度経済成長期。

1980年後半バブル期、そして2000年から現在に至るまで、資料1です。

最初の移動期は地方圏からの転出超過ピークで、転入先は東京圏、名古屋圏、大阪圏だったものが、バブル期や現在は東京圏への一極集中が続いているんですね。

直近のデータで東京圏への転入超過数、並びに最も多い年齢層を教えてください。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

令和8年2月に公表されました総務省の住民基本台帳人口移動報告によりますと、2025年の東京圏への転入超過数は11万2738人でございます。

またこれを年齢層別に見ますと、20から24歳が最も多い8万443人、東京圏への転入超過数の大半を10代の後半、20代の若者が占めているような状況でございます。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

はい。

10代後半から20代の若い方での東京圏の転入は総数の9割以上という実態です。

国交省がこの法案の背景・必要性で説明に使っている地方出身者が地方・地元を離れた理由の調査結果を見ますとね、希望する職種の仕事、能力を生かせる仕事、賃金等待遇の良い仕事、日常生活の利便性、公共交通機関の便利さ等を求めて、東京圏に移り住むことを望んでいる、選んでいる。

今回の法案が成立した場合、若者が東京圏に出ていかない、あるいは戻ってくるという、どんな具体的な効果があるんでしょうか。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

本法案は、若者の地方離れなどの課題に対しまして、地域に民間投資を呼び込み個性ある都市空間の実現を図るものでございます。

先行的に取り組んでいる自治体におきまして、雇用の創出、事業の創出、あるいは人口流出の抑制などの効果が現れるものと承知でございます。

例えば、前橋市におきましては、有休不動産の活用や企業支援によりまして、従業員数5年間で1000人増えるなどの雇用創出の効果を生んでおります。

国土交通省としましては、こうした先進事例などを踏まえれば、今回の制度改正による措置が地域で積極的に活用されることで雇用や事業の創出といった地域の活性化に効果があるというふうに考えてございます。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

内閣府が2024年地域課題分析レポートに掲載した2025年卒業予定の大卒・院卒の若者が、地元就職を希望しない理由、その数値のバックデータを教えていただいたんですが、地元就職を希望しない、どちらかといえば希望しない、その答えた地元外進学の若者で、将来的に地元就職を考えていますかとの質問に、男女共に9割が考えていない、分からないとしているんです。

比率はこれ女性の方が多いんです。

他方で実施すれば地元就職するかもしれない理由で大きいのは、給料が良い就職先ができる、働きたいと思うような企業ができる。

この法案では立地適正化計画に特定業務施設等の誘導を位置づけて規制緩和、金融支援を盛り込んでいるんですが、具体的にどういうものですか。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

今般の法律案におきまして、オフィス、インキュベーション施設、集客施設等の特定業務施設などを街中へ誘導することとしてございます。

こうした業務施設等の集積を強力に進めるため、都市計画における用途制限の緩和、民間都市再生機構によります金融支援、一定のインキュベーション施設等の整備に対する財政支援など、多角的な支援策を新たに講じております。

国土交通省としましては、民間事業者や自治体に対しまして、制度の丁寧な周知や働きかけを行いまして、制度の活用を促してまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

ちょっとよくわからないんです。

オフィス等の業務施設、インキュベーション施設等の業務支援施設、ホテルやスタジアム、アリーナ等の集客施設の誘導促進で民間の投資を呼び込み、地域活性化、地域の稼ぐ力を強化と言うんですがね、本当にこれで若い方たちが地元に残るのか、あるいは東京から戻ってくるのか、本当に具体的にそういう誘導効果があるんでしょうか。

委員長 辻元清美

金子国土交通大臣。

答弁者 金子

御指摘のとおりでございますが、本案は若者の地方離れなどの課題に対応して地域に民間投資を呼び込み、個性ある都市空間の実現を図るものであります。

先ほど局長からも具体例を紹介させていただきましたが、前橋市以外でも、また新潟県の長岡市では、町中に創業支援等を行う拠点施設を設置をして以降、そこから地元の学生起業家や企業によりまして、町中のにぎわい創出につながったほか、約1000名もの雇用創出効果もありました。

また、長崎駅前の整備等と相まって、2024年度には、転出超過人数が前年度比で約6割削減されるなど、人口抑制、流出の抑制も見られたところでございます。

今お話になられた新潟とか長崎で成功している事例があって、それを根拠に横展開をしていくという発想は評価をしているんですね。

ただ、少子高齢化、人口減少、ただでさえ労働適齢人口が減っている中で、若者が地方圏を離れていくのが、そのピンポイントの成功事例を横展開して本当に効果があるのかどうか。

例えば、中でも特に若い女性に着眼した施策は何かありますか。

金子国土交通大臣。

ご指摘のとおり、地方出身者が地元を離れた理由として、特に女性からは日常生活が不便、レジャー娯楽施設が少ないという声をいただいております。

今般の制度を活用いたしまして、オフィスやレジャー娯楽施設を含む集客施設等を誘導することによりまして、街中の魅力と利便性の向上が期待できるなど、委員御指摘の女性の声に応える街づくりにつながるのではないかと考えております。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

直接答えるものにしないと、意味がないと思っているんです。

2014年、日本創生会議が提言した消滅可能性都市。

2020年から2025年までの30年間で、若年女性、20歳から39歳の女性人口が50%減少する自治体では、将来的に自治体としての維持が困難になる可能性がある市区町村が、全国の4割あると指摘されました。

4割の自治体が消滅する可能性があると。

これ、産む産まないの判断ではなくて、生物学的にその世代の女性は子どもを産むそうなんですね。

この方たちが東京圏に移動してしまうと、地方で子どもは増えません。

高齢化だけが進みます。

町が維持できない。

自治体がなくなる。

女性の東京圏の転入超過数は2009年からずっと男性を上回っているんです。

特に女性は東京圏に一度出たら、地元に男性よりも戻らない傾向があるんです。

だから女性に特化した直接答える行為がなければ、この法案がどんなにいいものでも、本来の達成しなければいけない目的がこぼれてしまうと思うんですが、そこはいかがでしょうか。

委員長 辻元清美

金子国土交通大臣。

答弁者 金子

今御指摘いただきました消滅可能性都市の話、私の地元でもいっぱいあります。

でも実際、それを解消したところも実はあるんですね。

そういうことも含めまして、地方部等での都市機能の維持は極めて重要であり、国土交通省においてはこれまでも人口減少に対応し、都市の持続可能性の向上を図るため、コンパクトプラスネットワーク等の取組を進めてまいりました。

今般の法律案も、地方部を中心とした地域において必要な都市機能が持続的に維持されることを支援してまいります。

ずばり答えるものではありませんが、御理解いただきたいと思います。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

その意味で言うと、東京では唯一、消滅可能性都市と言われた豊島区は、官民で相当な努力をして、これを克服したんです。

だから、どんな努力をしたらいいかって、前例はそういうところにもあるんです。

内閣府にお伺いしますが、地域働き方、職場改革等推進会議というものが設置されているが、どういう理由から設置されました?簡単で結構です。

委員長 辻元清美

岡本内閣審議官。

政府参考人 岡本

答え申し上げます。

若者や女性を含め、個人のライフスタイル、ライフサイクルに応じた多様な働き方やキャリア選択が可能となり、将来への展望を持ちながら、安心して働くことができる環境を整備することが重要と考えております。

こうした中で、御指摘の地域働き方、職場改革等推進会議は、地域の働き方、職場改革等の推進に取り組む地域密着型の活動を促進し、その全国的な波及を目指すための取り組みを有識者の参画も得つつ、関係行政機関で連携して実施するために開催しているものでございます。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

2枚目の資料なんですが、特に女性は進学等で都市部に出ると、就職等で地元に戻るものが少ない。

若い世代の男女の意識の変化と、職場を含む地域社会の現状のギャップが、若者層の転出行動になっていると指摘しているんです。

どんなギャップでしょうか。

委員長 辻元清美

岡本内閣審議官。

政府参考人 岡本

お答え申し上げます。

若い世代の男女におきましては、男女共に働き、共に子育てをすることが一般化している一方で、職場を含む地域社会におきましては、男は仕事、女は家庭等の固定的な性別観が根強く残っているとの指摘がなされているところでございます。

こうした意識の差が、若者や女性の地方からの転出行動につながっている面があると認識をしております。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

このギャップ、とっても大きいんですよね。

東京では1人で暮らしている女性に対して、まだ結婚しないの、あるいは子どもはまだなの。

もうほとんど聞かれない、むしろハラスメントに近い。

でも地方ではまだこういう声が職場や地域で残っている。

それは女性にとって、若い人たちにとって、ものすごく意識のギャップがあると思っているんです。

国交省の調査でも、実際に女性は家庭を守るべきという意識からの脱却、女性が働きやすい職場環境の構築が重要と指摘しているんです。

女性の声を政策に反映させる、このためには、女性の地方離れを止めることが必至だと思っているんです。

さらに内閣府にお伺いします。

この会議で紹介した、例えば気仙沼市の市民の暮らしやすさに関するアンケートにあった、地方の職場、地域に対する若者、女性の声、具体的にどういうものがありましたか。

委員長 辻元清美

岡本内閣審議官。

政府参考人 岡本

ご指摘の気仙沼市におけるアンケート調査におきましては、どのようなときにジェンダーギャップ、男女格差を感じるかという質問に対し、例えば、「女性が多い製造業だったが、女性が昇進することはなく、少ない男性が当然のように昇進していく」「車両の運転や重い荷物の搬入、人前に立つときなど、男性がやらないと悪いように感じるときがある」「仕事の有無にかかわらず、家事は必ず女性が行うもので、男性はやらなくてよいという暗黙の了解がある」といった回答があったものと承知をしております。

質疑者 蓮舫

蓮舫。

すごくリアルな声だと思うんですよ。

本当に過疎がかなり進んでいると。

そもそも働く場所がない。

介護施設か農協、郵便局か役場ぐらいしかない。

私たちの世代、30代、地元で働くということをイメージしている人はほぼいないんじゃないかと思います。

地域の人たちで集まってバーベキューする機会があったけれども、女の人が料理をよそったり、ビールをついだり、男の人がずっとしゃべっている。

「私も将来こんなことをしなきゃいけないのかな。

嫌だな」。

こういう認識って、やっぱりすごくまだ残ってるんですね。

この若い世代と地域のギャップ、どういうふうに改善していけばいいか。

どんなに箱物やハードを設備しても、空気や風土を変えなければ、若い人たちが街を出ていくのを止めるのはなかなか難しいと思っているんです。

今回の法案では、例えばそのアリーナやコ・ワーキングスペース、地場産業関連工場などの特定業務施設等誘導地区で、市街地再開発事業の施行を可能にする。

所有者不明土地対策を行って、市街地整備事業の円滑な施行を確保するとして、都市開発事業を促進、推進と言うんですけれども、これ、デベロッパーは喜びますよ。

ビジネスチャンスにつながりますから、また開発につながるんでしょう。

でもね、本当に女性がこれで残るのか、若者が残るんだろうか。

私は法施行後に、日常生活の不便が本当に解消されるのか。

大臣の地元も多分なんとなくイメージすると、これでどんなに開発しても、大臣がどんなに旗を振って頑張っても、やっぱりハードとソフトを一体化して地域の風土も変えていかなければ、ある意味国交省の法案だけでは、私はなかなか難しいものがあると思っているんですが、いかがでしょうか。

委員長 辻元清美

金子国土交通大臣。

答弁者 金子

もうまさに今おっしゃってご指摘のとおりなんだろうと思います。

やっぱり田舎、狭い地域ですから、やっぱり地域のコミュニティの中で参加する会合ともありますし、また近所の方から話しかけられたりとか、そういうプレッシャーもあるんだろうと思います。

そういう意味では働き場をしっかり見つけていくということ、それから田舎にいてもある程度都会の匂いがするような地域が近くにあるとか、そういったことは非常に重要なことだと。

質疑者 蓮舫

蓮舫。

先ほど私もいとまがないと申し上げました。

やっぱり人口減少の速度は相当進んでいるんですね。

国交省が2014年7月に「国土のグランドデザイン2050」を公表しました。

で、そのとき、ここで指摘された中身でいうとね、1キロメッシュで見ると、2050年には、現在居住地域の6割以上の地点で人口が半分以下に減少。

うち2割は無居住化、住む人がいなくなる。

地域消滅の危機という指摘をしているんです。

これを受けて内閣府は2016年に「地域の経済2016」をまとめました。

その中で、需要密度と立地可能なサービスの分析を指摘。

国交省のデータから3大都市圏を除く市町村を前提に、サービス別に必要な需要規模の計算で、生活に必要な飲食料品の小売店や飲食店、郵便局、一般診療所等はおおむね500人が集まれば80%の確率で施設や店舗の立地は可能になるんですが、百貨店などの大型商業施設は、同じく80%の確率で立地可能になるには27万5000人の需要人口規模が必要としているんです。

さらには将来人口推計に基づく2040年の人口規模になった場合、立地確率が50%を下回る市町村も出していて、百貨店は3割、大学、有料老人ホーム、ハンバーガー店等は2割を超える市町村で店舗や施設が消える可能性を指摘しています。

病院、銀行、介護などの施設も1割を超える施設でなくなると言われている。

元となった国交省のデータが発表されたのは今から12年前です。

あれから12年が経過しました。

このとき指摘されていた将来の不安定な要因は何か軽減されましたか。

委員長 辻元清美

佐々木国土政策局長。

政府参考人 佐々木

お答えいたします。

百貨店、病院、介護などの個別のサービス提供事業者が存在する市町村数について、国土のグランドデザイン2050策定時の資料の出典である平成26年の経済センサス調査と、直近の令和3年で比較すると、施設によって多少の違いはあるものの、個別のサービス提供事業者が存在する自治体の数は、おおむね横ばいとなっております。

他方、今後につきましては、多くの市町村で人口減少に伴い、施設の立地確率が低くなることが想定され、そういった地域では、事業者の撤退等により、これまでどおりの生活サービスの維持が困難になっていくことが懸念されるところでございます。

質疑者 蓮舫

蓮舫(立憲民主・無所属)。

大きな流れ、トレンドの傾向は変わらない。

立地が不可能になっていく可能性の市区町村は、なお依然、リスクとして存在をしている。

さらには、コロナ禍を経て、2020年10月、国交省は2050年を展望した国土の方向性と課題を公表して、国土の長期展望専門委員会の中間取りまとめを発表しました。

この中で少子高齢化地域の変化をどのように報告されましたか。

委員長 辻元清美

佐々木国土政策局長。

政府参考人 佐々木

お答えいたします。

若年人口比率が10%以下、かつ高齢人口比率が40%以上となる少子高齢化地域は、地方圏を中心に増加するとし、2015年に居住地域の約33%であったものが、2050年には地方圏を中心に増加し、約56%になる見通しであることを指摘しているところでございます。

質疑者 蓮舫

蓮舫(立憲民主・無所属)。

2015年、居住地域の33%だった少子高齢化地域が、2050年には56%になる。

東京の一極集中が止まらない。

この国土の将来推計のリスクを、私はものすごく懸念しているんです。

でね、それはすなわち住む人がいなくなると同時に、消費者の数、1人当たり消費額の減少っていうのは、これ、企業にとっても撤退せざるを得ない判断が迫られることになると思うんです。

どんなに生産性の改善努力をしても、人がいなくなれば、それはビジネスが成り立たないからです。

4枚目の資料で付けているんですが、国交省は、市町村人口規模別の施設の立地確率を一覧表にしています。

この表の見方と懸念事項を説明してください。

委員長 辻元清美

佐々木国土政策局長。

政府参考人 佐々木

お答えいたします。

ご指摘の資料は百貨店、大学などの施設が一つでも存在する自治体の割合が50%から80%になる市町村の人口規模を示したもので、例えばこれ右の上に書いてます百貨店でございますと22.5万人。

質疑者 蓮舫

蓮舫(立憲民主・無所属)。

2023年鳥取県では県内すべてのJAスーパーが撤退をして閉店しました。

もう他人事ではない状況で店も成り立たない。

過疎化も進む。

人が住む地域がなくなってくる。

その時に都市再生というのは一体何なんだろうかというのを、今回の法案を、私、概要を見ながら話し、すごい悩ませていただきました。

冒頭、大臣からも国交省のデータでは、女性は人間関係やコミュニティに閉塞感がある。

地域の文化や風習が肌に合わない。

レジャー娯楽施設が少ないことという声が男性よりも多いと言ってるんですけれども、それももちろんなんですが、やっぱり決定的に希望する仕事はない。

給料が安い。

これに尽きると思っているんです。

昨日、ある団体が公表したデータが大きく話題を呼んだのが、岐阜県ですね。

若者が健康的に暮らすには、月27万円の給料が必要だ。

衝撃な額です。

おそらくこれ、東京でも格差広がっていますから、27万円の給料をもらっている若者ってどれぐらいいるんだろうか、ちょっと分析もしてみたいと思うんですけどもね。

だからやらなければいけないことはいっぱいあると思うんですが。

私この法案そもそもに戻りたいと思うんです。

この法案が都市再生特別措置法が制定された2002年、そのときの理由ってどういうものでしょうか。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

都市再生特別措置法が制定されました2002年当時、我が国の活力の源泉であります都市は、緑地や広場など公共的空間の不足、民間投資の停滞、国際競争力の低下などの課題を抱えてございました。

このため、2001年の4月に経済対策閣僚会議で決定されました緊急経済対策を踏まえまして、内閣総理大臣を本部長といたします都市再生本部が内閣に設置され、その後、都市再生本部における検討を踏まえ、都市機能の高度化と都市の居住環境の向上、すなわち都市の再生を図るために、2002年に都市再生特別措置法が制定されたところでございます。

質疑者 蓮舫

蓮舫(立憲民主・無所属)。

はい。

バブル崩壊以降、土地の下落が止まらなくなった。

少子高齢化、情報化等の進展、産業構造転換の必要が背景にあって立法された。

で、この立法背景は第1条目的条項となり、14条にその目的を受ける形で、総理が基本方針を作る時に第3項を規定したんですね。

それを今回の法改正で3項は削除をしました。

そして基本理念を新たに追加した。

それはなぜですか。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

本法律案におきましては、地域の稼ぐ力の強化や、町の魅力の磨き上げに向けまして、官民連携で取り組む様々な制度の創設を図っているところであり、こうした官民連携によりますまちづくりの考え方を広く共有すべく、新たに基本理念に関する規定を設けたところでございます。

国交省といたしましては、新たに設ける基本理念を踏まえまして、官民連携の取組を推進し、社会経済情勢の変化に的確に対応し、地域の諸課題を解決する都市の再生を進めてまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

立法はそもそも平成13年の緊急経済対策を背景にしているんです。

あれから24年経ちました。

四半世紀です。

日本の国土を取り巻く状況は大きく変わりました。

その中で法案の目的は変えないで、基本理念で新たに目的を盛り込んでいく方策っていうのが、果たして立法作業として適切なのかどうなのかと思うんですよね。

この法律の枠組みで、進む人口減少、止まらない若者の地方離れ、進む東京への一極集中、高齢化、過疎化、生活サービスの提供の変化、このすべての課題に、この法案で取り組んでいくのは、そろそろ限界があるんじゃないでしょうか、大臣。

委員長 辻元清美

金子国土交通大臣。

答弁者 金子

今、局長からもこれまでの成り立ち等々についてお話がございました。

都市再生特別措置法については、これまで社会経済情勢の変化を踏まえた上で、全国を対象に、まちづくりに必要な幅広い施設の整備等による都市再生やコンパクトプラスネットワークの推進など、制度の充実を広く図ってきたところであります。

今般の改正は近年、地方部を重視し、国土交通省としては、これを活用しまして、社会経済情勢の変化を踏まえた上で、地方再生を推進し、引き続き地方の活性化や国際競争力の強化にしっかりと取り組んでまいります。

委員長 辻元清美

蓮舫君。

質疑者 蓮舫

国土の危機、変化、魅力ある職場づくりが視点とあるんです。

私、この法案はないよりあった方がいいと思うんです。

でも、ここで金融支援とか助成とか、予算を使うんだったら、国交省だけじゃなくて、全体的に地方再生で今、本当に求められるソフトとハードとは一体何なのか、そちらに集中をして予算を振り向けた方が、今のこの国土の危機を逃れる方策になると思っているということを指摘して、質問を終わらせていただきます。

委員長 辻元清美

辻元清美委員長。

この際、委員の異動について御報告いたします。

本日、竹内真嗣さんが委員を辞任され、その補欠として原田大二郎さんが選任されました。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

おはようございます。

国民民主党・新緑風会の平戸航太です。

よろしくお願いいたします。

まず、スポーツを核とした街づくりについて。

平戸航太 (国民民主党・新緑風会) 19発言 ▶ 動画
質疑者 平戸航太

お伺いいたします。

今回の改正案では、立地適正化計画において、アリーナやスタジアムといった集客施設や、業務施設を新たに特定業務施設等と位置付け、これらを街中へ誘導する方針が示されております。

都市再生の手法は多様ですが、アリーナやスタジアムを都市の核となる公共インフラとして位置付け、周辺地域の再生につなげる取組は、国内外で数多く成功例が確認されております。

特にアメリカでは、スタジアムやアリーナと一体となった街づくりが制度として確立され、国や自治体が積極的に関与することで、スポーツを通じた地域活性化が大きく進展しております。

また、国内でも同様の動きが広がりつつあります。

先ほどの質疑の中で触れておりました、私の故郷である長崎市におきましては、スタジアム、アリーナ、ホテル、商業、オフィスを一体化した長崎スタジアムシティが2024年10月に開業しました。

開業後は近隣商業施設が過去最高売上を記録し、約1000人規模の雇用が創出されるなど、地域経済に明確な波及効果が生まれております。

さらに、若年層の転入が増え始める兆しも見られ、都市の魅力向上に寄与しております。

加えて、スポーツ振興について、今年3月19日の予算委員会において、松本文部科学大臣から、スポーツを成長産業化として15兆円産業を目指すと、力強い答弁がございました。

こうした目標を実現するためにも、アリーナやスタジアムと一体となった街づくりを推進し、都市政策とスポーツ政策を連動させる視点が極めて重要であると考えております。

今回の改正案で創設される特定業務施設等誘導地区や民間都市開発推進機構による金融支援を活用し、アリーナやスタジアムを核とした街づくりを国として後押しし、地域の稼ぐ力へと結びつけていくことは重要です。

スポーツを通じた都市再生の可能性を最大限に引き出すためにも、これらの制度をどのように運用し、自治体や民間の取組を支援していくのか、その基本的な見解をお伺いいたします。

佐々木国土交通副大臣。

答弁者 佐々木陽

今般の法律案では、立地適正化計画に、新たにオフィス・インキュベーション施設、集客施設等の施設を特定業務施設と位置づけ、街中に誘導する制度を創設し、都市機能の集積を進めることとしております。

委員ご指摘のスタジアムアリーナ等についても、特定業務施設等の一例に当たるものでございまして、スポーツの魅力を通じて、幅広い方の来訪の増加が期待されることから、街中ににぎわいと価値を創出することとなります。

このような特定業務施設等の誘導が進むように、都市計画における容積率の緩和や、民間都市開発推進機構による金融支援、一定のインキュベーション施設等の整備に対する財政支援などを行うこととしており、国土交通省としては地域の官民が連携して取り組む、こうしたまちづくりを強力に後押しし、ご指摘のスポーツを通じた都市再生でございますけど、これを強力に後押しして、活力と賑わいにつなげてまいりたいと考えております。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

ありがとうございます。

アリーナやスタジアムといった施設を整備して終わりではなく、スポーツを起爆剤とした経済的な地域活性化こそが重要です。

国土交通省が担うインフラまちづくり支援と、スポーツ庁によるスポーツ推進のソフト事業、縦割りではなく、一体的に支援できる省庁横断の枠組みを創設すべきだと考えております。

こうした仕組みにより重点的にモデル地域を支援し、地域の稼ぐ力へ確実につなぐことが可能になります。

今回の法改正の趣旨も踏まえ、国としてどのように取り組むのか、大臣の見解をお伺いいたします。

金子国土交通大臣。

答弁者 金子恭之

平戸委員ご指摘の、スポーツを起爆剤とした地域活性化は、スポーツの魅力を通じ、幅広い方の来訪が期待されることから、重要な視点と認識をしております。

このため、今般の法律案では、立地適正化計画において、アリーナやスタジアムといったスポーツ施設等を特定業務施設等と位置づけ、街中に誘導する制度を創設し、各支援を行うこととしております。

国土交通省としては、スポーツ庁など関係する省庁と、方向性の共有を図りながら連携をし、スポーツを起爆剤とした地域の活性化等を推進してまいります。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

前向きな答弁をありがとうございます。

ぜひ省庁の垣根を超えた一体的な支援の推進をよろしくお願いいたします。

続きまして、まちづくりにおける自転車の安全確保と走行空間の整備について伺います。

今年4月から16歳以上の自転車運転者に青切符制度が導入され、自転車の車道走行ルールをめぐる混乱や事故が大きな社会的関心を集めております。

当委員会での過去の質疑でも取り上げられております。

こういった状況を踏まえると、自転車を含む多様なモビリティが安全に共存できる都市空間の再構築は、まちづくりにおける喫緊の課題であると考えております。

今回の改正案では、多様なモビリティに対応した外構空間の再編や、歩行者利便増進道路、いわゆるホコミチとの連携、さらに集約駐車施設に関する特例などが盛り込まれていると認識しております。

これらの施策を効果的に組み合わせることで、居心地がよく歩きたくなるウォーカブルな街づくりを進めるとともに、自転車の安全な走行空間を確保することが求められます。

今回の法改正を踏まえ、多様なモビリティとの共存や自転車の安全確保に向け、国としてどのように取り組んでいくのか、見解をお伺いします。

中田都市局長。

政府参考人 中田義久

お答え申し上げます。

ウォーカブルの街づくりを進めていくためには、自動車交通の流入を抑制し、歩行者や自転車などの多様なモビリティが安全で快適に通行できる環境を形成することが重要でございます。

今回の法律案におきましては、こうした観点から、附置義務駐車施設を集約するための特例を設けまして、街中への自動車交通の流入抑制を図ることとしてございます。

国土交通省といたしましては、今般の法律案で創設される新たな制度に加えまして、社会資本整備総合交付金などによる財政支援や税制上の支援などを活用し、多様なモビリティが共存する安全で快適なウォーカブルな街づくりを積極的に推進してまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

はい。

ありがとうございます。

歩行者、自転車、自動車の動線を安全に分離することは、都市の安全性と利便性を高める上で不可欠です。

本改正に基づくまちづくり推進活動計画やウォーカブル空間の整備に当たっては、自転車レーンの確保や計画的な駐輪場整備を進め、安全な自転車通行空間を形成することが重要だと考えます。

こうした取組を積極的に進める自治体に対しては、国として予算を重点的に配分する仕組みを構築すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。

中田都市局長。

政府参考人 中田義久

お答え申し上げます。

自転車交通の安全性や快適性を確保するためには、歩行者、自転車、自動車のそれぞれが安全に通行できる環境づくり、あるいは適切な駐輪場所の確保といったことが重要と認識してございます。

こうした都市空間を実現していくために、計画的な自転車通行空間整備に対しまして、防災安全交付金におきまして重点的な配分を実施しております。

また、駐輪場の整備につきましても、社会資本整備総合交付金などによる支援を行っており、特にウォーカブルなまちづくりと関連するものにつきましては、重点配分の対象としてございます。

地域の課題や実情を十分に踏まえながら、引き続き、自転車の通行空間や駐輪場の整備に取り組む地方公共団体への支援に努めてまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

はい、ありがとうございます。

歩行者と自転車が安心して。

続きまして、令和の街づくりにおける実効性の担保について伺います。

これまで我が国では、コンパクトシティやスマートシティなど、さまざまな街づくり政策が展開されてきました。

2014年の都市再生特別措置法改正では、市町村が立地適正化計画を策定し、居住や都市機能を特定エリアへ誘導する日本版コンパクトシティ政策が制度化されました。

また、スマートシティについては、Society 5.0の政策枠組みの中で位置づけられ、2010年代後半から2020年代にかけ、政府主導の取組が本格化しております。

しかしながら、これらの取組では、計画を作って終わり、いわゆる計画倒れとなるケースが散見されております。

今回、法改正が掲げる令和のまちづくりリノベーションにおいても、実効性をいかに担保し、計画を確実に実行へとつなげていくのかが最大の鍵であると考えております。

その際、都市が抱える課題や将来リスクを見える化することが重要です。

まちの状態を客観的に評価するための分析手法として、まちづくりの健康診断が重要な役割を果たします。

人口動態、公共交通、生活サービス、防災、財政などの客観的データ、数値に基づき、自治体が計画を定期的に評価、見直す仕組みを構築することが、持続可能な都市経営には不可欠です。

そこでお伺いいたします。

国としてこうしたまちづくりの健康診断の仕組みを活用しつつ、自治体が自律的にPDCAサイクルを回し、計画の実効性を高めていくためには、どのように支援していくのか、見解を求めます。

中田都市局長。

政府参考人 中田義久

お答え申し上げます。

先生ご指摘のとおり、実効性をいかに確保していくのか、これが大変重要なことでございまして、本法案でも掲げます令和の街リノベーションの実効性確保のため、計画を作って終わりではなくて、PDCAサイクルをしっかり回して、適宜見直しを行っていくということが重要と考えてございます。

このため、国土交通省におきましては、計画の策定や見直し、あるいは事業の実施などに対しまして財政的支援を行いますとともに、昨年からでございますけれども、まちづくりの客観的なデータなどの提供や分析を自治体に対して行っていくそういうまちづくりの健康診断や、あるいは地方整備局の職員が直接自治体を訪問いたしまして意見交換などを行う令和のまちリノベーション全国推進運動といったことを新たに実施してございまして、国土交通省としてその持っている現場力を生かした技術的支援を行っているというところでございます。

自治体におきましてPDCAサイクルが適切に行われますように、引き続きしっかりと支援をしてまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

はい、ありがとうございます。

最後にこれまでの質疑を通じまして、大臣にお伺いしたいと思います。

今回の法改正による令和の街リノベーションは、人口減少下において地域の稼ぐ力を創出し、持続可能で多様な人々が暮らしやすい都市構造へ転換する、極めて重要な取り組みだと考えております。

しかし、これまで取り上げてきたとおり、スポーツと一体となった街づくり、安全な自転車空間の確保、さらには客観的データに基づく実効性の担保など、制度をつくるだけでは十分ではありません。

現場で確実に機能させるためには、国の強いリーダーシップと継続的な後押しが不可欠でございます。

本法案を契機として、国土交通省として、どのように全国の自治体や民間企業を巻き込み、実効性のある令和の街リノベーションを成し遂げていくのか、金子恭之国土交通大臣の強い決意と意気込みをお聞かせください。

金子恭之国土交通大臣。

答弁者 金子恭之

お答えいたします。

本法律案は、地域の稼ぐ力の強化や街の魅力の磨き上げを通じて、地域の人々が地元の魅力を実感しながら働き、楽しみ、愛着や誇りを持てるような街の実現を図るものです。

この点、これまでの議論にもあったように、アリーナやスタジアムといった特定業務施設等の街中への誘導や、自転車など多様なモビリティが共存する居心地が良く、安全な街づくりを進めることが重要です。

このため、地元地域が官民連携の下で進めるハードソフト一体となったまちづくりの取組を強力に支援することにより、実効性ある令和のまちリノベーションを全国に展開してまいります。

また、この推進に当たっては、地方整備局職員が直接自治体を訪問いたしまして、客観的なデータ等を用いた技術的サポートを行うなど、国土交通省の現場力をフルに生かし、関係省庁とも連携し、都市再生による地域の活性化に全力で取り組んでまいります。

委員長 辻元清美

平戸航太君。

質疑者 平戸航太

はい、ありがとうございます。

大臣の力強い決意をいただき、大変心強く感じました。

本法案が地域の稼ぐ力を引き出し、持続可能で魅力ある令和の街リノベーションの原動力となることを期待しております。

先ほど1つ目の質問で、私が長崎市出身だということに触れました。

そして長崎、私が初めて就職した茨城県の日立市、どちらもやはり人口が流出していく。

そして、地場の産業の元気が、活力が失われていく、そういった現場を見ておりました。

一方で、私、千葉県の流山市に住んでおりまして、子育て世帯がどんどん増えていく、そういった自治体の在り方というものも見つめてきました。

地域に合わせた地域の特性を生かしたまちづくりというものが、大変これから重要になってくると思います。

私も私自身の経験を生かして、市政に貢献していきたいと思いますので、引き続き皆さんと協力をさせていただきたいと思います。

少し時間が余っておりますが、私の質疑は以上とさせていただきます。

ありがとうございました。

三浦信祐 (公明党) 18発言 ▶ 動画
質疑者 三浦信祐

深刻化していることに対して、地域の活性化、稼ぐ力の強化、町の磨き上げを図ることを目的としていると理解をしております。

若者の地方離れの原因として、どう分析しているのか。

本法案が立法事実としてそれに対応できる内容である必要がありますけれども、どのような整理と位置づけがなされているのか、金子大臣に伺います。

答弁者 金子恵美子

金子国土交通大臣、お答え申し上げます。

これまでずっといろいろな先生方からご議論いただいたんですが、まさに自分が生まれ育った故郷がこのような状況になっている。

その中でしっかりと私自身も取り組んでいかなきゃいけないということを考えております。

若者の地方離れに関しては、国土交通省が2020年に実施した調査によると、地方出身者が地元を離れた理由として、希望する職種の仕事が見つからない、レジャー娯楽施設が少ない等が多数。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐、国土交通省としては、こうした制度の活用を通じて、魅力的な街づくりを進める地域の取り組みを強力に後押し。

各地域において、そしたら長崎のり上げていただきましたけど、じゃあ、佐世保はどうなのかとか、そうつながりのところを立体的に見ないと、1つの町だけが伸びたとしても、連携が取れないという課題があります。

やはりこの課題は、俯瞰的に見て推進をしていかなければいけない、こういう視点があると思います。

その上で、地方都市における中心市街地の空洞化対策について、今後の方向性について伺いたいと思います。

各地域中心街のリベリングを図る場合においても、老朽化のビルのリペア、リプレイス、再開発も重要であります。

再開発に当たってビル等が解体され、スペースが確保できない、こういう状況では、建て替え自体が物価高騰や戦略的に人工水位等を考慮して進まないケース。

まさに今課題になっているところ、これがそのまま直撃をすることになると思います。

現有の建物も価値的に活用するとの視点も持っていかなければいけないのではないかというふうに思います。

国交省としてどう取り組んでいくのか伺います。

答弁者 坂井学

佐々木国土交通副大臣、地方都市の中心市街地においては、空き店舗や空き家等が増加して、空洞化が課題になっていると認識しております。

このような中心市街地の活性化に向けては、委員御指摘のとおり、既存ストックの活用も重要でございまして、例えば、群馬県前橋市のように、有給不動産の活用や、企業支援等により、街中へのオフィス等の進出が進み、従業員数が5年間で約1000人増える、といった好事例も生まれていると承知をしております。

こうした先進事例や自治体からの声等を踏まえ、今般の法律案では、オフィスやインキュベーション施設等を新たに街中に誘導する制度を創設し、既存ストックの活用も含めた施設整備について財政金融支援を行うこととしております。

国土交通省としては、制度の活用により中心市街地の活性化等が図られるよう、地方整備局を通じた技術的サポートを強化するなど、自治体の取組を力強くしております。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐、大きな集合的なそういう地域にある大規模店舗、これも集客能力が困る。

さあ、いざ中心市街地に注目をしてみたら、建物や商業施設がなくなっている。

どうすればいいんですかという課題をどう克服するかという、こういう視点が必要だというふうに思います。

まちづくりにおきまして、医療福祉機関、商業機関、教育機関が軸となっていくというのは、これまでも変わらない可能性が、今後も変わらない可能性があります。

中心市街地あるいは中心市街が、中心駅前、これが郊外型店舗やニュータウン形成等によって空洞化して活力低下が地方都市で多く見られているのは今話したとおりでありますが、一方で高齢化が進む中で今度は郊外に行けないよと、大規模な店舗ではその中を歩くこともできないから本当は商店の方がいいんだという声も実はめぐりめぐって実際には起きている課題でもあります。

中心市街地、例えば駅前に例えれば、総合病院が進出をする、交通結束点としてアクセス機会が増える。

そして単に病院設というこの建物だけでしたら、それしか目的になりませんけれども、そこに大きな建物を建てられたら、集合施設にすることができれば、いろいろ複合施設化をすることにあって、人が中心市街地に集まりやすくなる可能性も存分にあります。

昔、病院も街中にあったのが、郊外に移転しました。

ところがバスの運転手さんが足りなくて、その病院にアクセスする機会が減ってしまえば、ドライバーさんがいないということでのタクシーの機会が失われれば、病院へのアクセスも課題があるという地域も決して少なくはないというふうに思います。

そういう点においては、このピンチをチャンスに変える、能動的なまちづくりも視野に入ってくるということを、この法案で担保した方がいいんじゃないかなというふうに思います。

本法案について、高度医療機関の立地を計画するにあたって、市町村からの求めに応じて都道府県が相互の調整を行うとされております。

地域医療構想、拠点病院との関係性についてどう整理されていくのでしょうか。

地域医療構想って基本的には都道府県ですから、相談を待っている場合じゃないというところの観点も議論しなきゃいけないと言います。

私は、より立体的にまちづくりに関与できるような協議、これができるように整理をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

中田都市局長。

政府参考人 中田陽一

お答え申し上げます。

人口減少などが進む中で、地域全体の活力を維持し、生活に必要なサービスを確保していくためには、コンパクトプラスネットワークの取組を進めることがますます重要となっておりまして、これまで居住、医療、福祉、商業などの生活関連機能を街中に誘導してまいりました。

このような都市のコンパクト化を図る上では、関係する行政計画とも連動しながら、分野横断的に地域が一体となって取り組むことが重要となります。

このため、先生ご指摘の高度医療機関に関する広域での立地調整に当たりましても、地域医療構想などと整合性を保ちながら、まちづくりと医療政策が十分に連携して取り組むことが重要でございます。

国土交通省といたしましては、厚生労働省を含みます12の関係省庁で、コンパクトプラスネットワーク形成支援チームというのを構成してございますけれども、こういった分野横断的な連携を図っておりますが、引き続き関係省庁連携の下で、効果的な施策の推進に努めてまいりたいと存じます。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐。

まさに横串を刺して議論するということ。

一方で、その医療にアクセスできるかどうかという、その生活者の目線に則って議論を重ねていただきたいということをお願いしたいと思います。

次に、地域の歴史文化や景観環境に根差すまちづくりの推進ということが謳われております。

この本法案において、地域の大切な資産のリノベーションや活用の促進、この核となる特定固有魅力形成建築物、そして歴史まちづくりの対象拡大、景観再生を図る制度の創設が規定をされていると承知しております。

これらを推進するにあたり、技術者がいて、その技術が活用伝承されてこそ、価値を維持し続けられます。

木造建築にあるような匠技術、伝統技術は国を挙げて維持することが重要だと私は思います。

先般の一般質疑において、BIM等の建築DXの推進について議論もさせていただきました。

ですが、これとは対極的に、人でなければならない職人技等の伝承確保は必須であるがゆえに、人材育成、企業支援なども含めた具体的な施策の推進が必要であると考えます。

我が国として残し維持すべき技術を戦略的に確保できるように取り組んでいただきたいと思いますけれども、坂井副大臣いかがでしょうか。

坂井国土交通副大臣。

答弁者 坂井学

はい。

三浦委員、質問ありがとうございました。

この法案は、地域の歴史文化、景観等に根差した建築物について、その改修や利用活用等を推進するための制度の創設等を行っており、伝統的な木造建築の保存や活用が進んで、技能が継承されることが重要な課題と考えております。

私の地元でございますけれども、東海道五十三次、特に宿場町がありまして、昔は料理屋さんが何軒もありました。

もう1軒しかありません。

それを何とか保存維持するための議論が非常に深まっているということもあります。

国土交通省では、伝統的な広報を含む大工技能を習得するための研修に対する支援や、地域の気候、風土、文化に根差した和の住まいの魅力を発信するシンポジウムの開催などに取り組んでおるところでもあります。

また、本年の3月に閣議決定をされた新たな自由生活基本計画においても、基本的な資産、国土交通省としては議論をしながら、技能の習得あるいは維持に、一生懸命努めてまいりたいというふうに思っております。

以上であります。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐。

職人さんってやっぱりすごいなと思うのは、市で確保しているような重要な建造物、これを修繕しようと思っても、なかなかその予算がない。

だけどこれを残さないと、未来に対する建設業、また我々が作ってきた技術を未来に残してあげられないと、ボランティアでもいいからやりたいと思ってくださる方がおられます。

そして例えば瓦が落ちた、ある部分が削れている、それを見ただけでどういうふうに直せばいいかって分かっている方はまだ残っています。

こういう方々が本当に残していけるような、食べていけるような機会を作っていかないと、せっかく世界中からインバウンドの方が来て、そしてその歴史的景観を見てやっぱり日本はいいなと思っていただく機会を自ら手放すことになってしまいます。

単純に本当にこの技術者の方々がいかに残せるかというのは国力そのものだと言っても過言ではありません。

大臣、通告していませんけど、この土木や建築、特にこの匠技術を残すということは我が国にとってとても重要なことだと思います。

感想で結構ですから大臣の思いをお伝えください。

金子国土交通大臣。

答弁者 金子恵美子

おっしゃるとおりだと思います。

やはり昔からの伝統技術を後世に残していくというのは非常に重要なことだと思います。

そういう意味では伊勢神宮の問題もそうでありますし、いろんな技術を後世に引き継ぐことは非常に重要なことだと思っております。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐。

ぜひ我々も応援していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

町づくりに当たり、渋滞を極力生じさせないよう研究し、コンサルティング能力を向上させて、周辺道路との取り合いを検証の上、交通量をコントロールできることも、その町の魅力の一つでもあると私は思います。

ぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

中田都市局長。

政府参考人 中田陽一

お答え申し上げます。

先生御指摘のとおり、町中への集客施設等の誘導に当たって、交通渋滞が生じないように取り組むことは重要な課題だと認識してございます。

このため、町中への集客施設等の立地に際しましては、発生する交通需要を的確に予測すること、そして予測結果に基づきまして、周辺道路の整備を行うことや、公共交通の利用促進などの。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐。

今度は駅前のタクシープールにも課題があります。

乗車効率が悪いところもたくさんあります。

この設計に基づくいろんな基準がありますけど、それちょっと古いんじゃないでしょうか。

これ変えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

中田都市局長。

政府参考人 中田陽一

お答え申し上げます。

駅前広場は、鉄道と地域を結びつける都市基盤施設でございまして、交通結節点としての円滑な交通処理や、人々が交流する広場空間など、多様な機能が求められております。

これらの機能が適切に配置されますよう、国土交通省としては、駅前広場整備のための技術指針を策定いたしまして、これに基づいて自治体による駅前広場計画作成の支援を行っております。

一方で、近年のシェアサイクルの普及や電動キックボード等の新たなモビリティの登場、あるいはにぎわい創出の場としての公共空間の活用、およびインバウンドの増加。

質疑者 三浦信祐

三浦信祐。

しっかりやっていただきたいと思います。

ありがとうございました。

青島健太君。

質疑者 青島健太

日本維新の会、青島健太です。

平成26年にスタートしました立地適正化計画。

この制度大変重要なものだと

委員長 辻元清美

国土交通委員会。

この今の現状、どのように国交省は評価しているんでしょうか。

佐々木国土交通副大臣。

答弁者 佐々木

委員御指摘のとおり、市町村における立地適正化計画の作成数、計画策定公表済みの自治体は650都市、作成に向けた具体的な取組を進めている市町村が947都市に上っております。

これは立地適正化計画の策定に関して、令和7年3月末時点で600都市を目指すとされていた政府目標を達成するものであり、次の目標である令和13年3月末時点で、1,000都市に向けても順調に取組が進められております。

また、計画策定済みの自治体のうち、居住誘導区域内の人口割合が増加している自治体や、都市機能誘導区域内に立地する施設数割合が維持または増加している自治体が、いずれも約3分の2に達しているなど、都市のコンパクト化が進んでおります。

国土交通省としては、全国で立地適正化計画の策定が促進されるよう、引き続き取り組んでまいります。

青島健太 (日本維新の会) 20発言 ▶ 動画
委員長 辻元清美

青島健太君。

質疑者 青島健太

佐々木副大臣から御説明ありましたが、資料も用意しました。

棒グラフを見ていただければ、着実に伸びているというところは、御理解をいただけるかと思いますが、ただ一方で立地適正化計画、まだ取り組めていない都市もあるわけでございますが、これはどのような事情があるんでしょうか。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

立地適正化計画の策定状況につきましては、計画策定が進んでいる状況でございますけれども、一方で人員、あるいは財源、それからデータなどの不足によりまして、人口規模5万人未満の自治体の計画策定数が少ないなど、小規模の自治体における計画策定が課題となっております。

このため国交省におきましては、小規模市町村に対する計画策定費の支援を強化しますとともに、昨年度からは、まちづくりの客観的なデータなどの提供等を行うことを新たに実施しまして、計画策定支援を行っているところでございます。

また、今般の法律案におきまして、都道府県が市町村の計画策定などをサポートできる、そういう制度を創設しているところでございます。

国交省としては、このような取組を通じまして、引き続き自治体の策定支援を積極的に行ってまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

青島健太君。

質疑者 青島健太

今御説明あったとおり、小規模市町村こそ、これが必要で、また未来に向かってしっかりとした取組をしなければならないというのが現状だと思います。

こうしたところへの支援を、さらに厚くお願いをしたいと思います。

そして、この都市をどうデザインしていくのか、まちづくりにおいては、現実的にはいろいろな利害が対立します。

景観を重視する、あるいは防災、また利便性、こうしたものをどうやって整理をして、皆さんの納得いく都市というものを目指していくのか。

その中で、今回の法改正においては、エリアマネジメントの重要性というのもしっかり謳われてはおるんですけれども、これはどういったところが主体となって、どのように機能させていくのか。

今、前の委員の方からもご説明ありました。

これ、実効性がやっぱり大事だと思うんですが、このエリアマネジメント、どういうふうに進めていくんでしょうか。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

エリアマネジメント活動の推進に当たりましては、都市再生特別措置法に基づき市町村長が指定します都市再生推進法人、これが主体的なプレイヤーとして、あるいは関係者間の合意形成を図るコーディネーターとして機能していくということが期待されてございます。

また今回の法律案におきましては、エリアマネジメント活動の持続性を確保するために活動の見える化を図ってございまして、継続的な取組を促す計画制度を創設しますとともに、計画に基づく業務に対しまして、無利子貸付や活動拠点となる施設整備への金融支援などを講じることとしております。

国土交通省といたしましては、エリアマネジメント活動の立ち上げ、そして、組織体制推進法人の育成に係る支援も併せて実施しながら、適切かつ持続的なエリアマネジメント活動を促進し、令和の街リノベーションを推進してまいりたいと存じます。

委員長 辻元清美

青島健太君。

質疑者 青島健太

やはり肝は、このエリアマネジメントをどう機能させるのかというところが、最も大事ではないかなと考えております。

さて、先ほど、平戸委員からも話がありましたが、長崎のスタジアムシティ、ご地元であるのと、平戸先生はサッカーで活躍されたので、余計関心が高いかと思いますが、サッカースタジアムとホテルと、また商業施設、あるいは学習塾なども入って非常に複合的な魅力的なスタジアムが形成をされています。

24年の10月にオープンした時から私も注目しておりましたけれども、これ都市再生という意味ではかなりモデルになるスタジアムであるというふうに私認識しておりますが、これどのように評価をされているか改めて伺いさせていただきます。

委員長 辻元清美

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

先生御指摘の長崎スタジアムシティにつきましては、地元企業が中心となりまして、スタジアムやアリーナを核とした街づくりを行っているものでございまして、有用な民間プロジェクトとして、令和3年に都市再生特別措置法に基づき、国土交通大臣が認定している、そういうものでございます。

このプロジェクトにおきましては、スポーツ施設に加え、商業娯楽施設、大規模な賃貸オフィスやホテルが併設され、スタジアムの観客席はイベント開催時以外にも一般開放されている。

こういったことなど、日常的に人々がエリアに集まる工夫が講じられているものと承知してございます。

こうした工夫の効果としまして、事業者によりますと、開業後1年間でスポーツや音楽イベントなどが約250件開催されまして、県内外から延べ485万人の来客がエリアに来たということなど、エリアのにぎわいが大きく図られている状況でございます。

地方における都市再生のモデルケースといえる有益なプロジェクトであると認識してございます。

質疑者 青島健太

中田局長からご説明ありましたけれども、いろいろな魅力がありますが、私が一番やはりここが画期的だなと思うのは、町の方々が歩く動線として、スタジアムの中の道を歩けること。

ですから、スタンドの椅子を使って、家族連れがご飯を食べたり、そこでお昼休み、ホットコーヒーを飲んだりとか、そういうような形でスタジアムを開放しているというところが、スポーツにも近づくし、町の魅力にも貢献しているし、新しいスタジアムの使い方だなというふうに思っております。

そして、このスタジアムシティももちろんモデルケースなんですが、もう一つ具体的なところを挙げさせていただくと、私は野球をやっていましたので、野球がもう一つ気になるところであります。

長谷川先生の地元にもなりますが、北海道にはエスコンフィールドというのが、23年の3月から開業しています。

こちらは天然芝でドーム球場。

野球場としても素晴らしいんですけれども、こちらもサウナであったり、アミューズメント、あるいは周辺に、北海道ですから農業に親しむためのミュージアムとかですね、マンションが建って、もう町そのものを作っているというような取り組みでございます。

28年には、このスタジアムのすぐそばに新駅まで作るという計画もできております。

大変、このエスコンフィールドも魅力的ですが。

平山先生もさっきお尋ねされましたけれども、やっぱりスポーツ、このまちづくりのコンテンツとしては極めて有益なものだろうと私は考えておるんですけれども、地域の活性化にもっとスポーツを活用してはどうかということに対して、大臣はどうお考えでしょうか。

委員長 辻元清美

金子国土交通大臣。

答弁者 金子

金子国土交通大臣:青島委員のご指摘のとおり、今のアリーナとかスタジアムというのは、テレビで見るんじゃない、行ってみたいという思いに駆り立てられるというぐらいの魅力があるものと思います。

アリーナ、スタジアム等、集客効果の高いスポーツ施設は、今般の改正案で新たに街中へ誘導することとする集客施設に当たるもので、スポーツの魅力を通じ、幅広い方の来訪の増加が期待され、街中に。

質疑者 青島健太

青島健太:超党派の野球議員連盟というのを皆さんと一緒にやらせていただいたんですね。

それはなぜかというと、近年、野球に取り組む少女、少年たちが激変しているというか、少なくなっている。

いろいろ理由がありますけれども、昔のようにキャッチボールができる公園やスペースがかなり少なくなっているというところも大いに理由があるのではないかなと思っておりますが、今回の法改正、いろいろなものがあるんですが、これ野球のキャッチボールができるような公園とかスペースが増えるような、そういったことにつながる部分とはあるんでしょうか。

委員長 辻元清美

金子国土交通大臣。

答弁者 金子

金子国土交通大臣:都市公園では地域住民の意見などがあり、残念ながら、ボール遊びを禁止している場所もございますが、委員のご指摘のとおり、キャッチボールをしたいという意見もいっぱいあるわけでございます。

このため、国土交通省では、有識者検討会の提言において、一律に禁止事項を定めるのではなく、公園の特性に応じて、きめ細かくルールを定めるなど、多様な利活用ニーズに対応すべきという方向性を示し、各自治体に周知したところでございます。

実際に、自治体によっては、利用者や地域住民との合意の下、ボール遊びができる公園の利用ルールを策定している事案もございます。

今般の法律案でもアリーナやスタジアム等を街中に誘導することとしており、国土交通省としては地域の意向を踏まえたスポーツを確保した街づくりを支援してまいります。

質疑者 青島健太

青島健太:日本は言うまでもありません。

少子高齢化がもっともっと進んでまいります。

高齢の方々にとっても、スポーツ的な環境というのは、またいいものであると思っております。

スポーツを通じたまちづくり、これからも訴えさせていただきます。

ありがとうございました。

質疑者 初鹿野裕樹

初鹿野裕樹:参政党の初鹿野裕樹です。

本日もよろしくお願いいたします。

今回の法案説明では、地域の稼ぐ力や

初鹿野裕樹 (参政党) 19発言 ▶ 動画
質疑者 初鹿野裕樹

令和の街リノベーションといった具体的な施策が大きく打ち出されています。

しかし条文を見ると、今回初めて基本理念の規定が設けられています。

そこには都市機能の集約や防災機能の確保などが掲げられ、その中に都市の脱炭素化の推進等による環境への負荷の低減という文言も入っています。

ところが、概要資料やポンチ絵では、基本理念が新しく追加されたことについて一言も触れられていません。

基本理念は本法を貫く一丁目一番地です。

都市再生をどう進めるのかという基本姿勢こそ、国会で議論すべきではないでしょうか。

我が党は過度な脱炭素政策には反対です。

仮に日本が2050年カーボンニュートラルを達成しても、地球全体の気温抑制効果は0.006度程度にとどまるとの指摘もございます。

一方で電気代の高騰、再エネ付加金による国民負担、メガソーラーなどによる環境破壊が問題となっています。

脱炭素が自治体の選択を狭めることのないよう、防災や地域経済などとバランスをどのように確保して運用するのか、大臣にお伺いいたします。

答弁者 金子国土交通大臣

金子国土交通大臣、お答え申し上げます。

都市の脱炭素化はこれまで、これからの都市再生にとって重要な視点ではありますが、防災や国際競争力の強化など、都市再生には多様な視点が求められているところであり、委員ご指摘のとおり、脱炭素化が過度な制約とならず、多様な視点のバランスを確保して適切に進められることが重要であると思います。

このため、基本理念においては、都市の脱炭素化の推進等による環境への負荷の低減だけではなく、自律的で個性豊かな地域社会の形成への配慮など、まちづくりに関わる多様な視点を総合的に勘案して、都市再生に取り組むことが必要である旨を規定をしております。

国土交通省としては、自治体や事業者等に対して、制度の趣旨等を丁寧に周知をし、地域の諸課題を解決する都市の再生が円滑に図られるよう、働きかけを行ってまいります。

質疑者 初鹿野裕樹

初鹿野裕樹(参政党)配慮事項として条文に入る以上、現場では当然意識されることとなります。

今、脱炭素政策は世界でも進め方を見直す動きが出ています。

我が国でも議論すべき時期に来ていると思います。

そういう時期に十分に議論されないまま、多くの法律に脱炭素の言葉が少しずつ埋め込まれ、将来政策を見直すときに簡単には戻せないということになりはしないかと強い疑念を持っております。

今回の基本理念について、脱炭素に資するかというものさしが一人歩きをして、地域に必要なまちづくりの足枷になることがないよう、配慮事項として入れるのであれば、その運用にもきちんと配慮していただきたいと思います。

本法案では、地域の稼ぐ力の強化が掲げられています。

今回の改正では、オフィスやインキュベーション施設など、街中に誘導するとのことですが、これが政府の言う地域の稼ぐ力の強化に具体的にどのように結びつくのでしょうか。

地域に仕事を生み、新しい事業を育て、所得向上につながる効果をどのように想定しているのか、具体例をお伺いいたします。

政府参考人 中田都市局長

中田都市局長、お答え申し上げます。

先生ご指摘のとおり、今般の法律案におきましては、居住や医療福祉、商業等の生活に必要なサービスに加えまして、新たにオフィス、インキュベーション施設、集客施設等につきましても、街中へ誘導する制度を創設し、都市機能の集積を進めることとしてございます。

こうした施設の街中への集積につきましては、先行的に取り組んでいる自治体も既に存在しており、例えば群馬県の前橋市におきましては、有休不動産の活用や企業支援などによりまして、街中へのオフィス等の進出を進めて、従業員数が5年間で約1000人増えるなど、国土交通省といたしましては、こうした先進事例などを踏まえまして今般の制度改正による措置が地域で積極的に活用されることにより、雇用の創出、あるいは事業の創出、人口流出の抑制、来訪者や地域消費の拡大などの効果が生まれて、地域の活性化につながっていくことを期待して考えてございます。

質疑者 初鹿野裕樹

初鹿野裕樹(参政党)ありがとうございます。

街中に働く場所や人の流れを生み出していくのであれば、その効果をどう検証するのかも重要だと思います。

これまでも街中整備には公費が投じられてきました。

しかし実際に街を歩くとシャッターが降りた店や空き家、空き地が目立つ地域もございます。

今回の改正により何をもって成果が出たと評価するのか、指標や目標をどのように設定するのか伺います。

また地域の稼ぐ力という以上、実際に働く場所が増えたのか、雇用が生まれたのか、地域に付加価値が残ったのかを成果として見ていく必要があるのではないでしょうか。

見解を伺います。

政府参考人 中田都市局長

中田都市局長、お答え申し上げます。

先生ご指摘のとおり、取組の成果や進捗状況を適切に把握し、効果検証していくことは大変重要でございまして、立地的成果計画制度につきましては、法律においておおむね5年ごとに定期的な取組の効果検証を行うよう進めることとされてございます。

ご指摘の特定業務施設等の誘導による成果指標や目標に関しましては、各自治体において地域の実情を踏まえ適切に設定されるものではありますけれども、都市のコンパクト化の目的で、ある街中の人口密度や生活関連機能の維持に加えまして、先生ご指摘の雇用創出、あるいは事業創出等に対する効果も把握していくことが重要だと考えます。

このため国土交通省といたしましては、自治体向けの手引きなどにおきまして、今般の改正を踏まえました成果指標や目標の設定方法などについて考え方を示しますとともに、客観的なデータ等の提供分析を自治体に対して行う街づくりの健康診断等におきまして、新たに地域経済に係る指標の充実を図るなど、地域における効果検証の取組をサポートしてまいりたいと存じます。

質疑者 初鹿野裕樹

初鹿野裕樹君。

次に拠点整備を進める際のリスクについて伺います。

建物を作っても仕事や雇用が生まれなければ地域に残るものは建物と維持費だけです。

町中の施設が行き詰まれば自治体も放っておけず、結局住民の負担につながりかねません。

制度は異なりますが、2001年に青森駅前で開業した青い森シティ、中心市街地活性化の目玉として期待されながら、集客やテナント収入が想定通り伸びず、最終的に青森市が施設を取得し、公費負担に至った事例として知られています。

人口減少が進む中で、箱物を作れば人が集まるという発想では、これからのまちづくりは成り立たないと思います。

今回の改正が過去の失敗事例の二の舞とならないよう、国として自治体の計画づくりをどのように支援していくのか伺います。

政府参考人 中田都市局長

中田都市局長。

お答え申し上げます。

人口減少が進む中、持続可能なまちづくりを進めることが重要でございまして、計画策定段階から需要に応じました施設整備やその後の運営管理を見据えた見通しを官民で共有し取り組んでいくことが必要だと考えております。

このため、今般の法律案におきましては、町中への業務施設等の誘導を進める制度の創設等を行うこととしておりますが、自治体が町づくりの計画を策定する際には、当該地域の特性や需要に応じました適切な規模のものにすることなどが必要であります。

また、町づくりを持続的に発展させにぎわいを創出していくためには、地元地域が官民連携の下で、ハードソフト一体となった取組を進めることが重要でございます。

国土交通省といたしましては、こうした観点に立ちまして、計画を策定することが大事であると考えております。

地方整備局職員が直接自治体を訪問して健康診断等を行います。

令和のまちリノベーション全国推進運動などを通じまして、自治体の計画づくりを積極的にサポートしてまいりたいと存じます。

質疑者 初鹿野裕樹

初鹿野裕樹君。

ありがとうございます。

大切なのは地域の実情に合った規模で、実際に使われる場所を作ることだと思います。

その地域に本当に必要な機能を見極められるよう、国としても自治体を支えていただきたいと思います。

今回の制度では、協定制度やエリアマネジメント活動など、民間と連携してまちづくりを進める仕組みが設けられているものと理解しています。

民間の力を借りること自体を否定するものではありません。

ただ、大手事業者や再開発コンサル、行政側の意向だけで計画が進み、住民や地元の事業者の声が置き去りになっては、本当の意味での地域のためのまちづくりにはなりません。

協定制度やエリアマネジメント活動に住民や地元の事業者の参加が必ず求められているわけではない以上、運用次第では地元の声が十分に反映されない恐れがあります。

地元の声を聞いたという形だけで終わらないよう、どのような方針で運用するのかを伺います。

答弁者 長井国土交通大臣政務官

長井国土交通大臣政務官。

お答えします。

まちづくりは地域住民や地元事業者が主役であり、そうした地域の主体、自らが今後のまちのあり方を見据え、官民で連携して取り組んでいくことが必要と認識しております。

こうした観点も踏まえ、本法案では、地元自治体と民間事業者との間で公共公益施設の整備や地域での活用の在り方等を事前に定める協定制度、整備後の広場でのイベントなど、住民や地元事業者が参画するエリアマネジメント活動を見える化する制度を創設することとしております。

ハード、ソフト両面で精力的に取り組む都市開発プロジェクトを重点的に支援し、持続可能なまちづくりを進めてまいります。

以上。

質疑者 初鹿野裕樹

初鹿野裕樹君。

ありがとうございました。

ガイドラインでは、地元の声を聞いたという形だけで終わることがないように、計画づくりの早い段階から、住民や地元の事業者が実際に意見を出し、計画に反映されるような進め方を示していただきたいと思います。

次の質問に移ります。

本案の46条では、都市再生整備計画の記載事項として、「愛着と誇りを持つことのできる良好な市街地」という言葉が出てきます。

私は、この愛着や誇りという言葉は、とても良い言葉だと思います。

都市再生は、単に建物を整備することや、民間投資を呼び込むことだけではなく、住民が住み続けたい、若者が戻りたいと思える街を作るものでなければならないと思います。

一方で、愛着や誇りは主観的な言葉でもあります。

今回、あえてこの言葉を法文に盛り込んだ意図は何でしょうか。

また、この改正を地域の歴史や文化、地元の暮らしを生かし、住民が本当に愛着と誇りを持てる街づくりにつなげるため、大臣としてどのように取り組むのかをお伺いいたします。

答弁者 金子国土交通大臣

金子国土交通大臣。

固有魅力維持、工場区域は地元の方々が地域で大切にされてきた建築物の改修や利活用を推進することで、地域固有の魅力を高める制度です。

委員御指摘のとおり、愛着と誇りということは、人それぞれの主観的な面もありますが、地域の歴史、文化や景観、環境など地域固有の魅力を生かした街づくりを行うことで、街への愛着や誇りが高まり、ふるさとを大切にしたいという地域への思いが強まり、さらに魅力豊かな地域づくりにつながるものと考えており、規定に盛り込むことといたしました。

国土交通省といたしましては、地元自治体や地域住民、事業者等との連携を図り、政策ツールを総動員して地域固有の魅力を高めてまいります。

質疑者 初鹿野裕樹

若者も地元に仕事があり、ここで暮らしていけると思える。

そういう地域のつながりや暮らしを支えることまで含めて都市再生なのだと思います。

愛着と誇りという言葉が単なる理念にとどまらず、地域の暮らしを守り、若者が地元で働き続けたいと思える街づくりにつながることを期待したいと思います。

時間になりましたので、これで私の質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 辻元清美

木村英子君。

質疑者 木村英子

れいわ新選組の木村英子です。

本日は、都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案について、

質疑者 初鹿野裕樹

障害当事者の立場から質問したいと思います。

今回の本案は、人口減少や高齢化に対応するため、医療や商業、住宅を一定区域に集約するコンパクトシティ政策をさらに加速させるものとなっています。

具体的には、オフィスやコワーキングスペース、ホテル、スタジアムなどを特定業務施設として、大型施設を作れば街が復活するという発想では、人口減少や人手不足を解消することは困難と考えます。

例えば過去の例では、秋田市のエリアなかいちや、青森市のA-FACTORYのように、巨大な箱物を作っても、商業中心の再開発だけでは維持ができず、破綻やテナントの撤退を招いたケースがあります。

人口減少や人手不足を解消するためにも、私は、介護や子育てを支えることこそが経済を回すことであると確信しています。

これからのまちづくりに必要なのは、障害者や高齢者、子ども、そしてケアを担う方々が安心して集まり、休息し、必要な支援につなげられる機能をまちの中心に備えることこそが重要だと考えます。

立地適正化計画の基本方針とし、子どもファーストという理念を掲げ、子育て支援を中心とした施策を展開することにより、2012年以降、特に子育て世代の移住者が増えることによって、人口が増加しています。

立地適正化計画における居住誘導区域には、金子国土交通大臣

答弁者 金子恵美子

木村委員、お答え申し上げます。

人口減少等が進む中で、地域全体の活力を維持し、生活に必要なサービスを確保していくためには、コンパクトプラスネットワークの取り組みがますます重要となっており、これまで居住や医療、福祉、商業などの生活関連機能を街中に誘導し、一定の成果を上げてきたところでございます。

今般の改正案により、新たにオフィス、インキュベーション施設、集客施設等を街中に誘導することとしておりますが、委員御指摘のように、こうした施設の整備に当たっても、福祉重視の視点を大切に進めていくことが必要であると考えております。

また、こうした取組は、これまでの居住や福祉機能、国土交通省といたしましては、こうした考え方を自治体に対して丁寧に説明するとともに、地方整備局職員が直接自治体を訪問して意見交換を行うなどによりまして、高齢者や障害者等の方々が安心して生活関連サービス等を受けることができるまちづくりが進むようしっかりと働きかけてまいります。

質疑者 木村英子

木村英子(れいわ新選組)そこでの交通や生活インフラの維持が公的に後回しにされ、結果として生活サービスが行き届かなくなる恐れがあります。

例えば、高齢で中心部まで買い物に行けない、ごみの集積所までごみ出しができない、病院へ行く足がない、介護の必要な障害者や高齢者に対して、町の中心部から遠くて事業所の採算が合わないため、ヘルパーが来てくれないという問題は、当事者にとっては死活問題です。

こうした福祉生活インフラの空白地帯が国の政策によって作られたら、支援を必要とする障害者や高齢者の人は、住み慣れた地域で暮らすことができなくなります。

国としてどのような支援を行えるのか、大臣のお考えをお聞かせください。

金子国土交通大臣

答弁者 金子恵美子

人口減少等が進む中で、地域全体の活力を維持し、生活に必要なサービスを確保していくためには、コンパクトプラスネットワークの取組を進めることが、ますます重要と考えております。

一方で、ご指摘のように、居住誘導区域外の住民の方の生活サービスの維持をどう考えていくかは、重要な視点であると思います。

街中への都市機能の集積を図りつつも、現在、居住誘導区域外に

木村英子 (れいわ新選組) 3発言 ▶ 動画
委員長 辻元清美

辻元清美(国土交通委員長)木村英子さん。

質疑者 木村英子

持続可能なまちづくりを促進するということで、その自治体への助言、指導を行うと言っておりますけれども、人材確保や財政面において、自治体任せでは限界があると思います。

居住誘導区域から外れた地域に住み続ける住民や福祉的支援を必要とする方々が安心して暮らし続けるために、今回の改正案では、手厚い財政的支援など、具体的な施策が不十分であると考え、反対を訴えて質問を終わりたいと思います。

以上です。

その他 ながえ孝子

ながえ孝子(各派に属しない議員)愛媛県選出のながえ孝子です。

今、全国の地方都市では、中心市街地の空洞化、空き家、空き店舗の増加、商店街の衰退が大きな課題となっています。

ながえ孝子 (各派に属しない議員) 15発言 ▶ 動画
その他 ながえ孝子

私の地元愛媛でも、かつて本当に人通りが多くて賑やかだった商店街にシャッターが目立つようになり、あるいは実際によってはもう完全にシャッター街になってしまった商店街が少なくありません。

実は私は商店街の生まれ育ちなので、この街中の賑わいとか元気をどう取り戻していくか、これは私にとっても切実な問題であります。

今回の改正案ではエリアマネジメント活動に関する計画制度、これが創設をされます。

これは町をハードの面で再開発して終わりではなくて、民間や地域の力も活用しながら、町を継続的に運営して育てていくための仕組み、1つのチャレンジだと私は受け止めています。

そこでまず、このエリアマネジメントの中心的な担い手となる都市再生推進法人について伺います。

この都市再生推進法人、現在全国で何団体指定されているんでしょうか。

併せて地域的な分布状況、そしてまた株式会社であるのか、NPO法人であるのかなど、法人形態別の内訳について教えてください。

中田都市局長。

政府参考人 中田

お答え申し上げます。

都市再生推進法人は、まちづくりに関するノウハウを有する法人といたしまして、都市再生特別措置法に基づき、市町村長が指定するものでございます。

当該制度の創設以来、都市再生推進法人として150の法人が指定されてきたところでございます。

また、地域的な分布状況につきましては、北海道から九州まで。

委員長 辻元清美

ながえ孝子君。

その他 ながえ孝子

はい。

かなり地域差があるということですよね。

お答えいただきましたように、東京、大阪、愛知など、大都市圏で活用が進む一方で、私の住んでいる四国では1つしかありません、まだ。

北海道、北陸、九州などではまさにこれからです。

でも、本来この制度を必要としているのは地方都市のほうですよね。

地方都市の現場では、そもそも都市再生推進法人の候補となる団体が見つからない。

エリアマネジメントを担える人材がいない。

自治体職員も不足しているというところで止まってしまっています。

つまり、計画ができた後の支援ではなくて、計画を作る前、その前の支援がすごく必要だと思うんですね。

担い手を探して、育てて、法人化して、事業計画に落とし込む段階への支援。

これがとても必要だと思っています。

エリアマネジメントという概念自体、まだ広く知られてはいません。

私自身よく分かりませんでした。

なので、自治体職員の人手不足が言われる中で、どうこのエリアマネジメントの推進部隊の設立を支援していくのか。

国交省のお考えを教えてください。

答弁者 金子

金子国土交通大臣。

先ほど局長からお答えいたしましたように、都市再生推進法人は、平成19年の制度創設以来、150の法人が指定されてきた一方で、委員御指摘のとおり、指定実績が少ない地方都市があると認識をしております。

こうした地方都市におきましては、自治体や地元のまちづくり団体における都市再生推進法人制度に関する知見やノウハウの不足、まちづくりの担い手が不足していることなどの課題を有しているものと考えております。

国土交通省としては、これまでも市町村やさまざまな地域団体に対して都市再生推進法人制度の周知や有用事例の横展開を図る説明会などを行ってきたところです。

本法律案では、官民連携によるまちづくりを進めるにあたっての都市再生推進法人の役割が強化されていることから、活動実績のある都市再生。

委員長 辻元清美

ながえ孝子君。

その他 ながえ孝子

大臣、ぜひお願いしたいのが、今、整備局が中心となっていておっしゃったの。

そことても重要で期待しているところなんです。

ぜひ伴走支援ですね。

地域の中に本当に出向いていって、何でも言ってくださいという姿勢を強くアピールすることは、とても心強いことだと思っていますので、ぜひ前のめりに頑張っていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

法人形態の方も、株式会社や社団法人、財団法人などが多いということですが、地方にはこれまでも、エリアマネジメントというハイカラな言葉を使わなくても、いろんなまちづくりの関連のことをやってきたまちづくり協議会ですとか、商店街組合ですとか、NPOなどあるんですよね。

歴史があります。

地域事情に詳しくて人脈もあり、地元からの信頼もあります。

こうした既存の力をやっぱり生かさない手はないと思っているんです。

ですから今回の制度の中に、どのようにして入ってもらう、参画してもらって、その知見を活用していくのか教えていただきたいのと、加えてですね、先ほど大臣のお答えの中にも人材育成大事だという話ありましたけれども、実際にこれものすごくエリアマネジメントで高いノウハウが必要とされると思います。

空き地、空き店舗の活用ですとか、施設の企画運営もしなきゃいけない、利害関係者の調整、あるいは民間資本をどう引き込んでくるかなどなど、かなりの力量が求められます。

その都市再生推進法人の人材育成、具体的に国交省としてはどこに力点を置いていくのか教えてください。

答弁者 金子

金子国土交通大臣。

住民、事業者、地元自治体等の様々な主体が一体となって行うまちづくりにおいては、委員御指摘のとおり、地域の状況に応じ、商店街組織やまちづくり協議会などの地域に根差した主体の参画が重要と考えています。

これまで、こうした多様な主体が参画するまちづくりのプラットフォームの立ち上げや、エリアの将来ビジョンの作成などに対し、補助金や助言などの支援を行ってまいりました。

また、自治体やまちづくり団体を対象とした研修や意見交換会を開催しており、官民連携まちづくりの優良事例の横展開などを通じ、まちづくりを担う人材育成に努めてまいりました。

国土交通省といたしましては、今回の法改正を機に、これまでの予算面や人材面の支援に加えて、分かりやすいガイドラインの作成や、令和のまちリノベーション全国推進運動での寄り添った相談など、地域の実情に応じた伴走型支援にしっかり努めてまいります。

委員長 辻元清美

ながえ孝子君。

その他 ながえ孝子

はい。

よろしくお願いいたします。

そして最後の質問になると思いますが、地域の大切な資産のリノベーションなど活用の促進について伺います。

愛媛県でもインバウンド誘致や地域活性化のために古民家の改修、ここに力を入れていこうという計画もあります。

地域の宝をリノベーションして観光につなげたい、あるいは地域活性化につなげたいと思っている自治体は全国にとても多いと思うんですね。

答弁者 金子

本法案での制度を活用して地元地域の官民が連携一体となってハードソフト両面の取組を精力的に行うプロジェクト、そういったことに対して重点的に支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。

委員長 辻元清美

ながえ孝子君。

その他 ながえ孝子

そういう応援があればですね、意欲的に取り組めるんだっていう自治体はかなり多いと思いますので、ぜひどれだけ予算が取れるかにかかっているかなと思うんですけれども、ぜひ頑張っていただいて。

そしてこの都市再開発というと、どうしても都市圏が、大都会圏が中心になろうかというイメージされるんですけれども、地方都市で活用できるようなそういう運用をお願いしたいと思います。

終わります。

ありがとうございました。

委員長 辻元清美

平山佐知子君。

その他 平山佐知子

平山佐知子です。

よろしくお願いいたします。

法案の概要にもありますように、この地域の活性化、あらゆる方策から進めていくべきだと私も思います。

その上で、改めて方向性の確認をまずはさせていただきたいと思います。

平山佐知子 (各派に属しない議員) 10発言 ▶ 動画
その他 平山佐知子

この商業施設や住宅を中心部に集約するコンパクトシティ化、この明確な成功事例、なかなか気づくことができないといわれる中で、そもそもの実現可能性、今の経済情勢であったり、建設費の高騰であったり、地方公共団体の人材不足などによる政策実現性についても、なかなか難しさを今感じているところでございます。

国が目指す、まずはこの地方都市の再生についての全体像を教えてください。

金子国土交通大臣。

答弁者 金子国土交通大臣

お答えいたします。

近年、地方部を中心に人口減少が一層進み、働く場所や街中の魅力の不足による若者の地方離れなどが深刻化しております。

このような課題に対しては、地域の稼ぐ力の強化や街の魅力の磨き上げを通じて、地域に民間投資を呼び込み、全国各地で個性ある街づくりを実現していくことが重要であります。

また、こうした街づくりを持続的に発展させ、地方都市の再生を実現していくためには、例えば有休不動産の活用や企業支援等による街中へのオフィス進出の促進など、地元地域の官民が連携をして、ハードソフト一体となった取組を進めていくことが必要であります。

国土交通省としては、本法案の制度を活用して、そのような取組を行う自治体等を強力に支援することにより、実効性のある都市再生を進め、地域の活性化を実現してまいりたいと考えております。

平山佐知子君。

その他 平山佐知子

今大臣におっしゃっていただいたように、これまでの議論にもあったように、しっかりとこの将来像をしっかり示すということが大事だと思っています。

このコンパクトシティ構想ですけれども、これを進めるための立地適正化計画制度、先ほどから話に出ていますが、これ導入されてから十数年ということで、これによって居住誘導区域、いわゆる街中で人口が増えて、そして区域外、郊外で減少するというのが理想的とされましたけれども、これは実際は区域外の開発というのは土地が安いということもあって、なかなか止まっていません。

たとえ中心市街地に複合施設などを作ったとして、人が住むべき場所と、農業や工業を推進する場所、自然を守る場所など、色分けしていかないと、なかなか難しいのかなと感じています。

また、区域区分、この在り方など、都市計画法の抜本的な見直しこそが求められているのではないかと思いますけれども、その点、お考えをお聞かせください。

佐々木国土交通副大臣。

答弁者 佐々木国土交通副大臣

コンパクトプラスネットワークの普及を進める中で、都市郊外部の無秩序な土地利用が進まないよう、都市計画の規制的手法を用いて開発抑制を行うということは必要だと考えております。

しかし、この都市計画の規制的手法については、必ずしも自治体において十分に活用されていない側面もございます。

そこで、自治体にこうした手法を積極的に活用して、魅力あるまちづくりを進めていただくことが重要と考えておりまして、地方整備局職員が自治体を訪問して技術的サポートを行うとともに、参考となる優良事例の紹介を行うなど、国土交通省の現場力を生かして、しっかりと進めていきたいと考えております。

その他 平山佐知子

この地方の持続可能性を考える上で、やはり公共インフラについてもしっかり考えなくてはいけないと思っています。

人口減少が加速する中、この老朽化していくインフラをどう維持、再編していくというのは、全国の自治体共通の課題だと思っています。

例えば、およそ73万本ある日本の道路橋のうち、築50年以上というのは2040年に75%に達するという。

それからトンネルは52%、上水道は41%、下水道は34%が同様に対応年数の目安を超えるということです。

政府は今年1月、インフラ対策の指針となる社会資本整備重点計画を改定されました。

重点目標に老朽化対策のまちづくりの一体化というのを盛り込んで、この立地適正化計画との連動を求めるということです。

具体的にはどういうことを考えていらっしゃるのか、聞かせてください。

鶴田総合政策局長。

政府参考人 鶴田総合政策局長

我が国のインフラは高度経済成長期以降に集中的に整備され、老朽化が加速的に進行しているため、不具合が生じる前に予防的な修繕等を実施する予防保全型メンテナンスへの転換を進めています。

その際、今後人口減少が加速していくことを踏まえますと、予防保全の取組は地域の将来像をよく踏まえながら進めていく必要があると考えております。

具体的には、自治体がインフラ老朽化対策の計画を策定するに際しまして、立地適正化計画等のまちづくりの計画を踏まえ、人口分布や土地利用の方向性など地域の状況を勘案しつつ、施設の健全度に加えまして、利用状況や重要度にも応じた優先順位を設定して修繕更新を行う取組を進めてまいります。

また、必要性が乏しいと考えられる老朽インフラにつきましては、延命化にとどまらず、集約再編も含めて積極的な検討を促し、インフラストックの適正化の取組も進めてまいります。

国土交通省としましては、本年夏ごろを目途に改定します国土交通省インフラ長寿命化行動計画にこれらの取組を位置づけまして、地方公共団体の取組を促してまいります。

平山佐知子君。

その他 平山佐知子

はい、やっぱり便利さと、それから地域の安全安心、この両立をどう図っていくのか、地元の合意形成をとっていくというのは結構難しいところがあると思いますけれども、ぜひ丁寧にですね、進めていただきたいと思います。

また、法律案では、町のにぎわい創出につながるイベントを継続実施するといったソフト面などの多様な貢献を評価するといったことも盛り込まれています。

やっぱりですね、エリアを訪れるだけの何かしらの、先ほどからもあるように魅力がなければ人は集まってこない。

本当の意味での地域活性化にはつながらないと思います。

私の地元、静岡県内では、民間企業と地方自治体が連携をして、一大リゾート地を目指す取り組みがあって、この本当に富士山を望むことができる広大な敷地にですね、滞在型の自然観光地にしていこうという、これまさに地域の歴史や金子国土交通大臣。

答弁者 金子国土交通大臣

平山委員御指摘のとおり、都市の活性化には単体の施設整備にとどまらず、エリア全体の特徴を十分に踏まえ、景観等の地域の魅力を維持、向上させる面的な取組が重要であります。

このため、本法案におきましては、地域で大切にされてきた建築物の改修等によりまして、その利活用や、景観再生を図る制度の創設等を行っており、エリア全体の特徴を生かした都市再生を進めることとしております。

国土交通省としては、これらの制度を活用した自治体の取組を強力に支援いたしまして、全国各地において地域固有の魅力を最大限に生かした地域活性化が実現するよう、全力で取り組んでまいります。

辻元委員長。

委員長 辻元清美

ありがとうございます。

終わります。

ほかにご発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。

これより討論に入ります。

別にご意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。

都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。

多数と認めます。

よって本案は多数をもって、原案通り可決すべきものと決定いたしました。

この際、蓮舫さんから発言を求められておりますので、これを許します。

蓮舫さん。

質疑者 蓮舫

私は、ただいま可決されました都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・無所属の会、立憲民主・無所属、国民民主党・新緑風会、公明党及び日本維新の会の各派並びに各派に属しない議員、ながえ孝子さん及び平山佐知子さんの共同提案による不対決議案を提出いたします。

案文を朗読いたします。

蓮舫 (立憲民主・無所属) 4発言 ▶ 動画
質疑者 蓮舫

都市再生特別措置法の一部を改正する法律案に対する付帯決議案。

政府は本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講じ、その運用に万全を期すべきである。

1、地方都市が抱える課題が多様化・複雑化している中、地域の実情に応じた人口減少対策、特に若年層の定着対策を講ずるためには、全国一律の施策を推進するのではなく、各地方公共団体において独自の地域資源等を最大限に活用した創意工夫のある取組の展開が欠かせない。

そのため、地方公共団体による都市行政の効果が最大限発揮できるよう、社会資本整備総合交付金等の支援措置の一層の拡充を図るとともに、その運用に当たっては、より柔軟性を持たせること。

2、地方都市の再生には、都市計画分野からのアプローチでは、一定の限界があることも否めないことから、地方創生2.0等の施策との有機的な政策連携を図り、政府一体となった取組を行うべく、関係府省庁が緊密に連携し、総合的な政策形成を図ること。

3、都市機能のさらなる集積・連携強化による地域の活性化に向けた特定業務施設等の誘導策は、結果として、中心市街地への自動車の流入増につながる可能性がある。

そのため、都市における脱炭素に資する街づくりの方針との整合性や、交通安全を図る観点から、地域公共交通網の再整備に向けた取組等に関する技術的・政策的支援はもとより、効果的な財政的支援のあり方についても、必要な検討を図ること。

4、立地適正化計画制度や権限法制度における都道府県の調整機能の役割が明確化されることに伴い、都道府県による広域的視点からの全体最適化を効果的に機能させるべく、各地方整備局等も一体となった伴走型支援を推進するとともに、都道府県に対する必要な指針や技術的助言等の提供、国土交通大学校の活用等による人材の育成等の措置を講ずること。

5、立地適正化計画制度と災害対策とのさらなる連携の強化を図るため、関係府省庁で構成されるコンパクトプラスネットワーク形成支援チームにおける防災タスクフォースの機能強化により、府省庁横断、ワンストップの相談体制が本法による施策の推進に効果的な役割が果たせるよう、必要に応じてその運用の在り方を見直すこと。

また、防災指針の新規策定の促進はもとより、新たな災害ハザード情報を

委員長 辻元清美

辻元清美委員長付帯決議案に賛成の方の挙手をお願いいたします。

多数と認めます。

よって、蓮舫君から提出の付帯決議案は、多数をもって、本委員会の決議とすることに決定いたしました。

ただいまの決議に対し、金子国土交通大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。

答弁者 金子恭之

金子恭之国土交通大臣都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案につきましては、本委員会におかれましては、熱心な御討議をいただき、ただいま可決されましたことに深く感謝申し上げます。

今後、本法の施行に当たりましては、審議における委員各委員の御意見や、ただいまの付帯決議において提起されました事項の趣旨を十分に尊重してまいる所存でございます。

ここに委員長をはじめ、理事の皆様方、また委員の皆様方の御指導、御協力に対し、深く感謝の意を表します。

誠にありがとうございました。

委員長 辻元清美

辻元清美委員長なお審査報告書の作成につきましては、これを委員長に一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。

御異議ないと認め、左を決定いたします。

本日はこれにて散会いたします。