予算委員会

衆議院 2026-02-27 質疑

概要

本セッションでは、高市早苗総理および閣僚らに対し、経済政策、安全保障、社会保障、予算編成のあり方について多角的な質疑が行われました。特に、食料品の消費税ゼロ税率導入と給付付き税額控除の実現に向けた「社会保障国民会議」の運用や、防衛力強化のための財源確保、インテリジェンス改革などが主要な論点となりました。また、補正予算への依存を脱却し、当初予算での措置を優先させる予算編成の抜本的改革についても強い意欲が示されました。

発言タイムライン

自民中道改革政府委員長・議長
0分1:002:003:004:005:006:007:00小林鷹小川淳岡本三長妻昭山本香伊佐進中野洋

発言者(15名)

質疑応答(106件)

食料品の消費税ゼロ税率導入に伴う課題
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 給付付き税額控除導入までのつなぎとして、食料品の消費税ゼロ税率を検討している
  • 財源以外の課題(外食産業への影響、農業関係者の還付、免税事業者の手続き、システム導入等)について見解を求める
答弁
片山さつき
  • 給付付き税額控除への移行を見据えた2年間のつなぎとして検討する方針
  • 指摘のあった外食産業への影響や事務負担、システム改修等の諸課題を認識している
  • 国民会議等を通じて、不安を持つ方々の意見を丁寧に伺いながら結論を出したい
全文
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まずは目の前の物価高や税、社会保険料の負担に苦しむ中低所得者の方々の負担軽減のために、自民党は改革の本丸として給付付き税額控除の導入を目指します。

その上で、自民党はそこに至るまでのつなぎの措置として、食料品について2年に限り、消費税をゼロ税率にすべく、検討を加速することを公約に明記をしました。

消費減税について乗り越えるべき壁は財源問題だけではありません。

外食産業への影響、農業関係者などが還付を受けるまでの資金繰り、これまで免税事業者だった方の申請手続き、あるいは新たなシステムの導入、こうした乗り越えるべき課題がございます。

財源については後ほど伺いますので、こうした財源以外の課題について、現時点での片山大臣の見解を伺います。

(片山大臣)食料品の消費税率ゼロにつきましては、改革の本丸である給付付き税額控除の実施までの2年間に限ったつなぎの位置づけ、給付付き税額控除への移行を見据えて検討を進める方針でございます。

その上で、食料品の消費税率ゼロの実施に当たって、今委員がご指摘いただいたように、外食産業への影響、農業関係者等が仕入れ時に支払った消費税額について、実際に還付を受ける、これまで免税事業者であった方が新たに還付申告を行うことの事務負担、事業者におけるシステム改修等の事務負担、税率の変更に伴う買い替えや買い止めやその他の反動などを含めまして、検討すべき諸課題があるとの指摘を既に数多くいただいております。

昨日も超党派で行う国民会議が立ち上げられたところでございますが、今後こうした諸課題について、特に不安をお持ちの方々からは、もう一つ一つ謙虚に丁寧に寄り添ってお話を伺いながら議論を行い、一つ一つ丁寧な結論を得てまいりたいと考えております。

インテリジェンス改革と国家情報会議の運用
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 国家情報会議の設置にあたり、省庁横断のセキュアな情報システムの構築をどう考えるか
  • 対外情報収集能力やカウンターインテリジェンス体制の強化にどう取り組むか
答弁
木原稔
  • 国家情報会議・局の設置法案の準備を進めており、運用面が重要であると認識している
  • 対外情報収集やカウンターインテリジェンス強化は重要課題であり、諸外国の例を参考に日本型を検討する
  • セキュリティを強化した省庁間情報システムを昨年から運用開始しており、今後も改善を重ねる
全文
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そしてこれから成長戦略について伺っていこうと思っていますが、その前に官房長官が本日定例会見があるということで、高市政権の一つの柱でもありますインテリジェンス改革について先に伺わせていただきます。

外国による影響力工作、偽情報の拡散、先端技術の流出、これらに対抗するためには、単なる情報収集能力だけではなくて、国家としてそれを統合し、評価し、判断するための司令塔機能が必要です。

さらに対外情報収集能力と防諜体制、いわゆるカウンターインテリジェンスの強化も急務です。

オープンソースの情報によるOSINTや通信、電波、電子信号などの収集分析を中心とした、いわゆるSIGINT等の重要性も世界では急速に高まってきておりますので、我が国の体制強化は待ったなしです。

国家情報局などの設置によって各インテリジェンス機関の情報共有を進めるにあたり、最も重要なことの一つは、得られた機密情報をいかに共有していくのか。

すなわち省庁横断のセキュアな、安全な情報システムの構築です。

これをどのように考えているのか。

そして、この国会で提出する国家情報会議設置法を出発点として、その後の対外情報収集能力やカウンターインテリジェンス体制の強化など、同盟国と比肩し得る体制を整備し、真のインテリジェンス強化にどのように取り組まれていくのか、見解を伺います。

インテリジェンス施策の推進に当たりまして、政府としては、まずは司令塔機能の強化に向けて、今ご指摘のような国家情報会議や国家情報局の設置に関する法案の提出のための、今準備を進めているところであります。

こうした組織を設置した上で、どのような機能を十分発揮させていくかという運用面ですね。

いわゆる運用面が大変重要であると私は認識をしておりまして、ということは、組織が立ち上がった後も継続して取り組んでいかなきゃいけない課題だというふうに思っています。

とりわけ今、委員の発言にあったように、対外情報収集能力やまたカウンターインテリジェンス機能の強化、この分野はとりわけ重要な課題であり、日本維新の会との連立合意書にもありますけれども、そういった新たな組織の下で、これは諸外国には実は実例がありますので、日本型には何が一番なじむのかということ、外国の例も参考にしながら、その後の道筋をしっかりと検討してまいる考えであります。

また、得られた機密情報を関係省庁間で適切に共有すること、これも私自身大変重要だというふうに認識しています。

この点、昨年からセキュリティを強化した関係省庁間の情報システム運用を開始したところでありまして、今後もその点、必要な改善を重ねながら、適切な情報を共有してまいる考えであります。

戦略分野への投資優先順位と日本版COTSプログラム
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 17の戦略分野すべてに十分な投資を行うのは困難であり、最優先分野を決めて着実に結果を出すべきではないか
  • 宇宙産業等において、民間競争を促し底力を引き出す「日本版COTSプログラム」を検討してはどうか
答弁
城内実
  • 17分野は危機管理投資と成長投資から選定した重要分野である
  • 総理の指示により、戦略的に絞り込んだ上で実効性のあるロードマップを検討している
  • SBIR制度では不十分な点があることを認識しており、米国のCOTSを参考に官民協調で大胆に投資を促進する
全文
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ただし、造船、量子、バイオ、素材、政府が今取り組もうとしている17の戦略分野は重要ではありますけれども、これを並行して進めることは簡単なことではありません。

何より重要なことは、十分な額の投資をしなかったら、成功はないということなんですね。

なので、全ての戦略分野に十分な投資ができるほどの力が、そもそも我が国にはあるのでしょうか。

国家として最優先に取り組むべき分野を決めて、着実に結果を出していくことが必要ではないか。

宇宙産業に限らず、国家プロジェクトに挑戦する企業を公平に支援しつつ、健全な競争を促すことで、我が国企業の底力を引き出していくためにも、日本版COTSプログラムを検討してはいかがだと思いますか。

この17の戦略分野ですが、これは経済安全保障のみならず、食料安全保障、エネルギー資源安全保障などの様々なリスクを最小化する危機管理投資、そしてAI、半導体、今御指摘、半導体の御指摘がありましたけれども、そういった先端技術を花開かせるための成長投資の中から選定したものでございます。

世界共通の課題解決に資する製品、サービス、インフラ、これを開発して国内外に提供することで、イノベーションを通じた経済成長や国際的地位の確保につながるものとして、いずれも優先して取り組むべき重要な分野であるというふうに考えております。

他方で、日本成長戦略会議におきまして、高市総理から対象領域、課題等を相場的にすることなく、戦略的に絞り込んだ上で、横断的分野における取組の成果も十分に取り込みつつ、目標道筋、政策手段を明確にした真に実効性のあるものとするよう御指示をいただいたところでございます。

この御指示を踏まえまして、各担当大臣のもと各戦略分野の官民投資ロードマップの検討を進めているところであります。

それに対しまして、我が国にはSBIR制度がございますが、これは政策課題や調達ニーズに基づきまして、スタートアップ等に対して基礎研究から事業化フェーズまでを継続的に支援する制度でありますが、COTSのように大きく成長した企業を多数生み出すまでには、現時点では残念ながら至っていないというふうに認識しております。

いずれにしましても、主要国に比べて我が国に圧倒的に足りないのは国内投資であるというふうに認識しております。

御指摘の米国のコッツプログラムにつきましても、小林委員の御指摘も参考にさせていただきながら、政府が一歩前に出て、様々なリスク、これを最小化する危機管理投資、そして先端技術を花咲かせる底力を発揮する成長投資によって、官民協調で投資を大胆に促進してまいる考えであります。

レアアースの国内精錬事業の推進
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 重要鉱物の中国依存度が高く、特に精錬の依存度が極めて高い
  • 経済活動の自立性のために、国内での精錬実施に向けた法整備や設備投資支援を行うべきではないか
答弁
赤澤亮正
  • 特定国依存からの脱却と自立性確保のため、供給源の多角化が重要である
  • 国内での分離精製事業は、放射性物質の処理等を行えば実施可能と考える
  • 国内事業の可能性を検討しつつ、出資や助成金を活用した支援に取り組む
全文
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しかし、我が国が必要とする重要鉱物の中国依存度というのは依然としてかなり高いです。

中でも精錬については、中国は9割のシェアを握っています。

だけども私は、我が国の経済活動の自立性を考えたときに、その壁をもう越えて、日本国内で精錬をやるべきことを決断する時期に来ていると考えています。

そのための新たな法整備や、大規模な設備投資の支援などについて、経済産業大臣の見解を伺います。

レアアースは、我が国の産業競争力と経済安全保障の確保に不可欠であり、特定国依存からの脱却により、我が国経済の自立性を確保するためには、同志国とも連携し、供給源の多角化を進めることが重要です。

委員御指摘のレアアースの国内での分離精製事業については、鉱山で放射性物質の処理などを行えば、実施は可能であるというふうに考えます。

引き続き、レアアースの鉱山開発、分離精製について、政府としても同志国や企業とも連携して、国内事業の可能性も検討しつつ、出資や助成金等を活用した支援を行い、レアアースの安定供給確保に取り組んでまいりたいと思います。

中国によるデュアルユース製品の輸出禁止措置への対応
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 中国が防衛関連企業を名指ししてデュアルユース製品の輸出禁止措置に踏み切った
  • 対象製品の代替調達の可否や、防衛産業・防衛力への影響について見解を求める
答弁
小泉進次郎
  • 中国の措置は許容できず、強く抗議し撤回を求めている
  • 特定国に依存しないサプライチェーンの強靭化、内製化、代替素材開発が喫緊の課題である
  • 措置の内容や装備品製造への影響を精査し、必要な対応を取る
全文
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そして経済的威圧という観点からは、今週火曜日に中国が我が国の防衛関連企業を中心に社名を挙げる形で、新たなデュアルユース製品の輸出禁止措置に踏み切りました。

政策を今検討中だとは考えておりますけれども、対象製品はすぐに他国から調達できるものなのか、防衛産業や我が国の防衛力に主にどのような影響があり得るのか、防衛大臣の見解を伺います。

まず1月6日に中国商務部が公表した我が国のみをターゲットとした輸出管理措置は、国際的な慣行と大きく異なり、決して許容できないものでありまして、強く抗議するとともに措置の撤回を求めてきたところであります。

そして今般の2月24日に公表された措置についても、同様に決して許容できません。

政府として強く抗議するとともに、措置の撤回を求めたところであります。

今般の措置にかかわらず、今、経済安全保障の関連の話が小林委員からあったとおり、我が国の抑止力・対処力の強化の観点から、特定国に依存しない我が国防衛産業のサプライチェーンの強靭化を進めることが、喫緊の課題だと考えています。

特定国への依存度の低減、内製化を含む調達先の多様化、代替素材・技術の開発、備蓄、そして同盟国等との協力強化も含めた取組を進めて、自立性を高めていくことが重要であると考えています。

いずれにしても、今般の措置の内容や、装備品の製造取得等に与える影響について、精査をしっかりと行って、必要な対応を取ってまいりたいと思います。

対内直接投資審査の高度化(日本版シフィウス)
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 外為法ではクロスボーダー買収がメインであり、実質的に特定国の影響下にある国内企業による買収(抜け穴)に対応できない
  • この点についての法整備を行うべきではないか
答弁
片山さつき
  • 現行制度でも一定の基準(議決権50%以上等)で審査しているが、不十分な点があることを認識している
  • リスクの高いものの支配・影響下にある投資活動を審査すべきとの答申を踏まえ、外為法改正法案を提出予定である
  • 日本版シフィウス創設を含めた体制強化に取り組む
全文
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しかしながら、その根拠法である外為法というのは、その対象がこの国境をまたぐクロスボーダーの買収がメインになっています。

なので、一見すると普通の国内企業ではあるけれども、実質的には特定国の影響を強く受けている企業が、国内で日本企業を買収する事案には対応できません。

これは抜け穴です。

こうした点についても法整備をすべきと考えますが、片山財務大臣の見解を伺います。

その上で、委員御指摘の実質的に特定国が支配する国内企業の点でございますが、現行制度においても外国法人等が議決権の50%以上を保有している等の基準に該当すれば、国内企業であってもその企業が対内直接投資を行う前に事前届出を出していただき、きちっと審査する仕組みにはなっております。

ですが、委員御指摘のようにそれではぬるいというか、ということもございますので、このような基準に該当しない場合であっても、外国政府等をはじめとするリスクの高いものの支配、影響下で行われる投資活動については、きちんと審査を行う必要があると認識しておりまして、この関税・外為審の取りまとめ、今年の1月でございましたが、ここにおいて、外為法上の事前届出を義務づけることが適当との御指摘をいただいております。

この答申を踏まえた制度の見直し、及び御指摘の日本版シフィウス創設をはじめとする体制強化を行うため、本国会に外為法改正法案を提出する予定でございます。

引き続き、対内直接投資審査の高度化に積極的に取り組んでまいります。

行財政改革による財源捻出のスケジュールと規模感
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 積極投資や消費減税、防衛力強化などの財源が必要である
  • 日本版土地による補助金や租税特別措置の見直しを含む行財政改革のスケジュールや財源捻出の規模感について所感を求める
答弁
片山さつき
  • 租税特別措置法等の見直しは、令和9年度予算編成・税制改正プロセスにおいて一貫して取り組む方針である
  • 多くの提案を受けており、現時点で確たる数字(規模感)を述べることはできない
  • 歳入歳出全般の見直しにより、必要な財源の確保に取り組む
全文
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政府として消費減税については新たな公債は発行しないと、特例公債は発行しないと表明していますが、今後の国の積極投資、消費減税、給付付き税額控除の財源、さらには今後の防衛力強化の財源、これもいろいろな財源が必要になってきます。

いわゆる日本版土地による補助金や租税特別措置の見直しを含めた行財政改革のスケジュールや財源捻出の規模感について、現時点での大臣の所感を教えていただきたい。

さまざまな財源の捻出に向けた大臣の考え方をお聞かせいただければと思います。

私が担当大臣を務めさせていただいております租税特別措置法等の見直しにつきましては、次の令和9年度予算の編成、税制改正プロセスにおいて、夏の要求要望段階から一貫した対応ができるように、既存の取組とも連携しながら、さらにしっかりと取り組んでいくという方針を立てて臨んでおります。

その中で何をどの程度見直すかについては、現時点では3万6千もございますし、またその他様々な御指摘が既に既存の組織からも、党からも出ておりますし、さらに党からはさらに御協力をいただけると聞いておりますので、これを今確たる数字を申し上げられないというのはそういう意味でございますが、担当大臣としては、御指摘がありましたように様々な物入りのものがございますので、責任を持ってこの取組をリードしてまいらなければいけないという角度でございます。

財政の持続可能性に十分配慮し、租税特別措置の見直しをはじめとした行財政改革も含めて、歳入歳出全般の見直しによって、必要な財源の確保に取り組んでまいります。

電力需要増への対応と原子力発電の活用
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • AIやデータセンターにより電力需要が激増し、太陽光発電だけでは限界がある
  • 安全性を前提とした原発の再稼働、リプレイス、新増設、次世代革新炉の開発・実装を早急に進めるべきではないか
答弁
赤澤亮正
  • 原子力はエネルギー安全保障と脱炭素に極めて重要であり、最大限活用する
  • 既存原発の再稼働を加速させ、立地自治体の理解を得るため国が前面に立つ
  • 2040年代以降の供給力減少を見据え、次世代革新炉の開発・設置を推進する
全文
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生成AI、データセンター、産業政策の推進により、電力需要は激増します。

以前より総理も私も、パネル型の太陽光発電については安定性、価格、経済安全保障上の理由によってもはや限界だという意見で一致していたかと思います。

だとすれば、やはり安全性を前提とした原発の再稼働、リプレイス、新増設、そして次世代革新炉の開発と実装を早急に進める必要があると考えますが、赤澤大臣の見解を伺います。

原子力はですね、エネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源として極めて重要であると思っています。

安全性の確保と地域の理解を大前提に最大限活用してまいります。

AIやデータセンターなどにより電力需要の急速な増加が見込まれるとご指摘のとおりでありまして、まずは既存の原子力発電所の再稼働を加速していくことが必要です。

そのため政府としては、審査知見の共有や人材の総合支援など取り組んでいるところで、事業者に働きかけていきますし、国も前面に立って立地自治体等関係者の理解と協力を得られるように取り組んでいきたいと思っています。

そうした中で、十数年から20年程度という相当長期のリードタイムが必要であることを踏まえれば、今から次世代革新炉の開発・設置を進めていくことが、委員御指摘のとおり非常に重要でありまして、そのため政府としては実用化に向けた研究開発を支援するとともに、原子力産業基盤の維持強化、都市環境整備などに着実に取り組んでまいります。

原子力規制の合理化(特従施設の建設と運転の連動)
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 特定重大事故等対処施設(特従施設)が完成しない場合に運転を停止するルールがあるが、設置の有無が直ちに安全性に影響するわけではない
  • 安全性を優先した上で、特従施設の建設と運転を連動させないなど、規制の合理化を検討すべきではないか
答弁
山中信介
  • 現行制度でも5年間の経過措置期間があり、建設しながらの運転は可能である
  • しかし、期間内に完成しないプラントがほとんどであるという実績がある
  • 経過措置の設定の仕方を見直すこととし、今後議論して早急に結論を出したい
全文
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特に審査を終えて再稼働したものの、特定重大事故等対処施設、いわゆる特従施設が工事計画認可から5年以内に完成しない場合、その時点で運転を停止しなければいけないというルールがあります。

2022年に山中委員長、規制委員長は、特従施設についてはその設置の有無が直ちに安全性に影響を与えるものではないと御発言しています。

ならば特従施設の建設と原発の運転を連動させないことを含めて、その他の規制についても安全性を優先した上で、蓄積された知見、海外の動向を参考に、さらなる規制の合理化を検討すべきではないでしょうか。

ご質問いただきました特定重大事故等対処施設、いわゆる特従施設につきましては、現行の制度におきましても、設置まで原子炉本体の工事計画の認可日から5年間の経過措置期間が設けられております。

その間は特従施設を建設しながら原子力発電所を運転することが可能となっております。

しかしながら、過去10年の特従施設の工事実績を確認いたしますと、5年の経過措置期間に特従施設が完成しなかったプラントがほとんどでございます。

規制委員会は継続的改善の観点から、本年の2月18日の原子力規制委員会で経過措置の設定の仕方を見直すことといたしました。

具体案につきましては、規制委員会において今後議論を行い、あまり時間をかけずに結論を出してまいりたいと考えているところでございます。

エネルギー技術の輸出(原発・高効率石炭火力)
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • グローバルサウスへの関与を強める中・露に対抗し、原発の輸出に再挑戦すべきではないか
  • 石炭に依存せざるを得ない国に対し、高効率石炭火力技術を輸出して支援することは外交に資するのではないか
答弁
赤澤亮正
  • 原子力輸出は基盤維持や脱炭素貢献の観点から重要であり、SMRの海外展開支援や制度整備支援を行う
  • 高効率石炭火力は新興国で重要だが、相手国のニーズや国際ルール(カーボンニュートラル等)を踏まえた検討が必要である
  • AZEC等の枠組みを活用し、技術輸出に積極的に取り組む
全文
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特に中国、ロシアがグローバルサウス諸国のエネルギー政策への関与を強めていることを考えれば、例えば原発の輸出に再挑戦することが必要ではないでしょうか。

さらには、我が国は2020年に石炭火力発電の海外輸出に対して公的支援を原則行わない方針を決定しましたけれども、電力を石炭に依存せざるを得ない国々があるとすれば、そうした国々に対して我が国の高効率の石炭火力の技術を輸出して支援することは、総理の言う「平和と繁栄をつくる責任ある日本外交」に資すると考えますが、いかがでしょうか。

原子力の輸出については、先方の要望や国内の状況も踏まえる必要がございますが、我が国の原子力基盤の維持強化、世界的な脱炭素や平和利用への貢献などの点から重要だと考えています。

引き続き、日米企業が共同参画するSMRのプロジェクトについて、ASEANの国々における実現可能性調査などの海外展開支援を行います。

また、IAEA等の国際機関と連携をした、原子力の導入を計画する国における制度整備や人材規制の支援などの取組も進めてまいります。

高効率の石炭火力については、電力需要が伸び続ける新興国において重要な役割を果たす一方で、カーボンニュートラルの達成のため、石炭火力新設の原則停止を表明している国もあり、相手国のニーズや国際ルールなども踏まえた上で検討していくことが必要です。

いずれにせよ、我が国の技術輸出は相手国との関係強化や企業の競争力強化に資するものであり、AZECなどの枠組みを活用し積極的に取り組んでまいります。

日中関係のマネジメント
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 中国による経済的威圧や対日批判が続いている
  • 対話の機運が乏しい中で、日本自身の努力によってどのように日中関係を管理していくのか
答弁
茂木敏充
  • 戦略的互恵関係を推進し、建設的かつ安定的な関係を構築する方針は一貫している
  • 中国側の事実に基づかない主張には、冷静に反論し続ける
  • 日米間で対中政策の考え方をすり合わせることが極めて重要であり、国益に基づき毅然と適切に対応する
全文
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にもかかわらず、中国は茂木大臣のカウンターパートの外相は、この経済的威圧だけではなくて、有辺でも対日批判というものを繰り返しなされております。

中国に対しては、毅然とした対応をとりつつも、対話を通じて、いわゆる戦略的互恵関係を築いていくことが重要だと考えますが、対話の機運が足元で乏しい中で、今後、我が国自身の努力によって、どうやって日中関係をマネージ、管理していくのか、大臣の見解を伺います。

その上で、中国との関係でありますが、戦略的互恵関係を包括的に推進をする。

そして建設的かつ安定的関係を構築していく。

隣国であるがゆえに、日中間には懸案であったりとか課題があるからこそ、一卒をしっかり行って、そうした懸案や課題を解消していくことが重要であると考えておりまして、我が国としては、中国とは様々な対話について、常にオープンであります。

実際、ミュンヘンにおきましても、私も安全保障会議に出席をさせていただきましたが、王毅外交部長が、事実に基づかない日本に関する認識というのを発言をしたわけでありまして、その後のセッションで私の方から極めて冷静に2回にわたって、事実関係について反論はしっかりとさせていただいたところでありまして、これからもこうした取組を続けていきたいと思っております。

同時に日中関係、これをうまくマネージしていく上で、日本と米国とのこの関係が極めて重要であると考えておりまして、高市総理大臣も事情が許せば3月には訪米する予定でありまして、トランプ大統領が中国に行く前に、しっかりとこういった対中政策について日米間で考え方をすり合わせる一卒を続けていくということが極めて重要だと思っております。

いずれにしても中国との間では、国益というこの観点から冷静に、また毅然と適切に対応してまいりたいと考えております。

国家安全保障戦略の改定と自立性の確保
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)
  • 次回の国家安全保障戦略改定において、防衛力強化だけでなく、エネルギー・食料・重要物資の海上輸送途絶などのリスクに備えた「自立性の確保」を最優先に盛り込んでほしい
  • 経済安全保障について、より体系的な考え方を示してほしい
答弁
高市早苗
  • 安全保障環境の変化が加速しているため、三文書を前倒しで改定する
  • 安全保障の領域が経済・技術分野に拡大していることを踏まえ、経済安全保障を主要課題とする
  • 「自立性」と「不可欠性」が日本を守ることになると考えている
全文
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その中で政府に要請したいことは、今後新たな国家安全保障戦略を改定するにあたって、防衛装備の充実や防衛産業の基盤強化というものも重要なんですけれども、防衛力の強化だけに狭く閉じないようにしていただきたいんです。

何らかのリスクが顕在化して、エネルギー、食料、医薬品、重要物資、この海上輸送の途絶が長期化すれば……我が国の国民生活や経済活動は成り立たなくなる。

つまり自民党が経済安保政策で追求してきた、他国の動向に右往左往しない国をつくるという考え方のもとで、どんなことがあっても国民の生活を守るために、自立性の確保が最優先なんだと、そのことを意識した戦略文書としていただきたいです。

特に経済安全保障については、今の国家安保戦略にも個別の政策は盛り込まれているんですけれども、より体系だった、基軸のある日本としての考え方を示せるような文書としていただきたい。

ですから我が国として主体的に防衛力の抜本的強化を進めることが必要ですので、本年中に三文書を前倒しで書いております。

それに当たっては、小林委員がおっしゃっていただきましたように、やはり安全保障の領域がもう外交・防衛という伝統的な領域から経済・技術の分野に大きく拡大しています。

ですから経済安全保障についてその重要性が高まっているという状況も踏まえて、主要な課題としてまいります。

とにかく自立性、そして不可欠性。

皇室典範の改正と男系継承
質問
小林鷹之 (自由民主党・無所属の会)

- 皇室典範の改正について、男系継承を前提としなければならないと考えているが、総理の見解はどうか

答弁
高市早苗
  • 過去に女性天皇がいたことは事実であり、それを否定することは不敬にあたる
  • しかし、皇統が女系で継承されたことは一度もない
  • 有識者会議の報告(男系の男子に限ることが適切)を尊重している
全文
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今申し上げた中で、特に最後に今般の皇室典範の改正について、私自身は男系継承を前提としなければならないと考えておりますけれども、この点についての高市総理の見解をお聞かせください。

過去には10代8方の男系の女性天皇がいらしたことは歴史的な事実ですから、過去の女性天皇を否定してしまうということは不敬に当たると考えております。

他方で、男系でない方が皇統を継承したこと、すなわち皇統が女系で継承されたことは一度もない。

ですから有識者会議の報告でもそうなっておりますけれども、皇統に属する男系の男子に該当するものに限ることが適切とされています。

政府としても私としても、この報告を尊重いたしております。

北陸新幹線の小浜・京都ルート延伸
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)
  • 令和の国土強靭化における新幹線の位置づけについて
  • 北陸新幹線小浜・京都ルートでの延伸に関する見解を求める
答弁
高市早苗
  • 新幹線ネットワークは産業発展や災害時の代替輸送ルート確保など、国土強靭化の観点から重要である
  • 小浜・京都ルートの決定経緯を踏まえ、与党での再検証等の議論を経て、1日も早い全線開業に向けて取り組む
全文
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総理にお伺いします。

新幹線の成長戦略投資としての、そして令和の国土強靭化における位置づけ、さらに、北陸新幹線、小浜・京都ルートでの延伸について、御見解をお伺いいたします。

高市早苗内閣総理大臣:新幹線ネットワークは、産業発展や観光立国など、我が国の成長をもとより、災害時の代替輸送ルートの確保など、国土強靭化の観点から重要な意義を有しております。

北陸新幹線、敦賀・新大阪間につきましては、昭和48年に決定した整備計画を踏まえて長い期間をかけての議論が積み重ねられ、平成29年に当時の与党プロジェクトチームにおいて、小浜・京都ルートとすることが決定されました。

現在、与党においてルートの再検証が進められていますけれども、こうした経緯も踏まえて議論が進められていくものと認識をしております。

与党における御議論も踏まえながら、政府としては北陸新幹線の1日も早い全線開業に向けて、丁寧に、また着実に取り組んでまいります。

整備新幹線の財源確保と貸付料のあり方
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 整備新幹線による収益増を適切に貸付料に反映し、財源を確保して早期開通を実現すべきではないか

答弁
金子恭之
  • 整備財源として貸付料をしっかり確保することが肝要である
  • 貸付期間の終了を踏まえ、交通政策審議会の小委員会で今後の貸付のあり方を議論しており、本年夏頃の取りまとめを目指す
  • 31年目以降も適正に貸付料を確保できるよう検討し、全線開業に取り組む
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さて、国土交通大臣にお伺いいたします。

北陸新幹線によって、北陸経済が活性化をいたしました。

JR西とJR東は高い収益を上げております。

整備新幹線による収益増を適切に貸付料に反映して、財源を確保して、1日も早い開通を実現することが必要と考えますが、いかがでしょう。

金子恭之国土交通大臣:稲田委員におかれましては、自民党の中で整備新幹線の促進に御尽力いただいております。

これに敬意を表したいと思います。

整備新幹線の整備を進める上で、必要な財源を確保することは重要な課題であり、法令で整備財源とされている貸付料をしっかり確保していくことが肝要であると思います。

これまで開業した整備新幹線の貸付料は、支払われてきたこととされておりますが、最初に開業した北陸新幹線、高崎・長野間の貸付期間が令和9年9月末までとなっていることも踏まえ、今後の整備新幹線の貸付のあり方について、交通政策審議会のもとに小委員会を設置し、議論を進めているところでございます。

この小委員会においては、これまでJR各社へのヒアリング等を実施してまいりましたが、その結果や財政制度等審議会における指摘等も踏まえ、本年夏ごろの取りまとめに向けて議論を深めていくこととしております。

こうした場での議論を通じて、貸付料について開業後31年目以降も適正に確保できるよう検討を進め、貸付料を含めた必要な整備財源の確保を図りながら、北陸新幹線の一日も早い全線開業に向けて、鉄道運輸機構とともに国土交通省が丁寧かつ着実に取り組んでまいります。

財政規律と債務残高対GDP比の引き下げ
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 歳出増のプレッシャーがある中で、どのように財政規律に配慮し、債務残高対GDP比を安定的に引き下げていくのか

答弁
高市早苗
  • 成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑え、対GDP比を安定的に引き下げて財政の持続可能性を確保する方針である
  • 令和8年度予算では新規国債発行額を2年連続で30兆円未満に抑えるなど配慮した
  • 今後の骨太方針策定に向けて具体的な指標を明確化し検討する
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さて、経済財政運営について総理にお伺いをいたします。

近年、防衛、子ども・子育て、物価高対策など政府の支出は大きく拡大いたしておりますが、これまでは物価や賃金の上昇が続く中において、政府の税収が増加していくことによって収支が改善する傾向が続いております。

一方で、今後は歳出面にも物価や賃金の上昇を反映させることによって、支出を増加させなければならないというプレッシャーもあると思います。

また、ガソリンと軽油に関する税の引き下げや教育無償化など、恒久的な取組を進める中で、財源の確保という大きな課題もございます。

さらに、人口減少、少子高齢化が進む中、社会保障における給付と負担のあり方や所得再分配機能について、国民的な議論も必要です。

先に述べました新幹線整備をはじめとした成長戦略、危機管理の投資のための責任ある積極財政を進めていくこと、難しい舵取りが求められると思います。

我が国の債務残高対GDP比を安定的に引き下げていく。

どのような形で財政規律に配慮した財政政策を行っていくことを明らかにしていくのか、総理のご所見を伺います。

責任ある積極財政の考え方のもと、成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑える。

政府債務残高の対GDP比を安定的に引き下げていく。

そして財政の持続可能性。

これを実現してマーケットからの信任を確保していく。

これが大きな方針です。

実際に令和8年度予算でも責任ある積極財政の考え方のもと、投資すべき分野に大胆に投資するなど、この強い経済の実現に取り組むとともに、予算全体のメリハリ付けを行いながら、国の一般会計において、新規国債発行額を2年連続で30兆円未満に抑え、また、国債依存度も低下させるなど、この財政の持続可能性に十分配慮をいたしました。

これからも、やはり債務残高対GDP比の安定的な引き下げ、これに向けて具体的な指標も明確化しながら、今年の骨太方針の策定に向けて検討を進めてまいります。

中小企業の賃上げと稼ぐ力の強化
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 物価高や人手不足の中、中小企業の賃上げと稼ぐ力を伸ばすために、予算に限らずあらゆる政策をどう総動員するのか

答弁
赤澤亮正
  • 価格転嫁や取引適正化を徹底し、賃上げの原資を確保する
  • 設備投資支援、事業再編、賃上げ促進税制の活用など、あらゆる施策を総動員して稼ぐ力を強化する
  • 変化に挑む企業が報われる形への行動変容を促す
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さて、赤澤経済大臣に聞きたいと思います。

最大の物価高対策は、インフレに負けない賃上げだと思います。

そのために、100億超企業など、自ら成長しようと頑張っている中小企業、中堅企業の支援は必要です。

また、物価高や人手不足といった厳しい事業環境の中で、地域の賃上げを実現しつつ、稼ぐ力を得ようと挑戦している中小企業、小規模事業者の取組を腰折れさせることはなりません。

事業環境が厳しい中、中小企業の賃上げと稼ぐ力を予算に限らず、あらゆる政策を総動員して、どのように伸ばしていくのかお示しください。

中小企業、小規模事業者が持続的な賃上げを実現していくことが、我が国の経済成長にとって極めて重要であります。

委員ご指摘のとおりです。

まず、賃上げの原資を確保するために、本年1月に施行されたいわゆる適正法、中小住宅取引適正化法、それから、いわゆる新興法、中小企業新興法の着実な執行など、価格転嫁、取引適正化を徹底してまいります。

その上で、あらゆる手段ということで、委員おっしゃったとおりで、中小企業、小規模事業者の稼ぐ力を抜本的に強化するために、企業の成長、生産性向上、省力化に向けた設備投資支援、それから事業承継、M&A等による事業再編、さらには委員に大変力強く応援をしていただきました、賃上げ促進税制の活用促進、プッシュ型による完走支援の体制強化など、あらゆる施策を総動員してまいります。

このような取組を通じて、現状維持ではなく、変化に挑む企業や人が報われる形に軸足を移し、筋肉質な強い中小企業への行動変容を促してまいります。

低所得の勤労子育て世代への給付付き税額控除
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 低所得の勤労子育て世代に対し、収入や子供の数に応じたきめ細やかな給付を行う「給付付き税額控除」を導入すべきではないか

答弁
高市早苗
  • 中所得・低所得者層を集中的に支援する観点から、給付付き税額控除を実現したいと考えている
  • 社会保障国民会議を通じて、子育て支援の観点も含めスピード感を持って検討する
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さて総理、昨日から社会保障国民会議が始まりました。

私は日本総研の沖縄由里元理事長が提言されている給付付き税額控除を取り入れて、勤労子育て世代まさしく、諸外国に比べると、低所得の勤労子育て世代の負担が重く、支援が少ないということでございます。

そういった世代に、収入や子どもの数に応じた、きめ細やかな、手厚い給付をする必要があると思いますが、御見解をお伺いします。

給付付き税額控除につきましては、税・社会保険料負担に苦しんでおられる中所得・低所得者層を集中的に支援する観点。

これを何としても実現したいと考えております。

おっしゃったように子育て世帯も含むこういった観点というのは非常に重要だと考えております。

昨日初めてこの社会保障国民会議を開催したところでございますけれども、今後国民会議の場を通じて、ご指摘いただいた子育て支援の観点も含めて有識者の方々の英知も集めて、スピード感を持って検討してまいります。

防衛装備の安定供給と産業基盤の強靭化
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 経済と防衛の結び付きを強化し、武器輸出三類型の見直しや防衛生産技術基盤の強化に政府が主体的に取り組むべきではないか

答弁
小泉進次郎
  • 防衛産業を日本の防衛力そのものと認識し、経産相との共同座長によるワーキンググループを立ち上げた
  • スタートアップの参入を促す「ファストパス調達」を導入し、契約締結までの期間を大幅に短縮する
  • 装備庁に伴走支援チームを立ち上げ、ディフェンステック分野を後押しする
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さて、小泉防衛大臣。

ウクライナの情勢を見ておりますと、戦いの帰趨や継戦能力を左右するのは、経済力・産業力そのものとも言えます。

中国による輸出規制なども踏まえれば、防衛装備の安定供給と産業基盤の強靭化はまったなしです。

戦略三文書においては、経済と防衛の結び付きを一層強化し、武器輸出三類型の見直し、防衛生産技術基盤の強化に政府が主体的に取り組む必要があると思いますが、大臣の決意をお伺いします。

この防衛産業が日本の防衛力そのものであると、そういった認識で、今、新たな取組を高市内閣でも進めております。

一つ目が、今、私の隣には経産大臣赤澤さんがいらっしゃいますけれども、赤澤大臣と私が共同座長を務めまして、防衛産業ワーキンググループを危機管理投資のこの17分野の1つとして今週立ち上げまして動き出しました。

そしてこの中で、やはり防衛産業の皆さんとも意見交換をしながら、この防衛産業に関わることがレピュテーションリスクを被っていくような、国民の皆さんへの理解を求めるような発信も不可欠だと考えています。

我々が今当たり前に使っているGPSも含めて、海外の軍事技術研究開発を発端として民生分野に流れて、それが我々の生活を豊かに便利にしているように、我々日本が持っているこのデュアルユース分野における生産技術基盤を、いかに日本の自律的な平和と安定につなげていくのか。

この観点からも防衛産業は非常に重要だと考えています。

そして今日、これから発表する予定なんです。

公表をしっかり資料とするんですけれども、防衛分野に今までのプライム企業だけではなくて、スタートアップの皆さんにもより参加をいただくべく、柔軟に、そして迅速な導入に資するための「ファストパス調達」という新たな取組について発表させていただきます。

これは、スタートアップ企業等の研究開発を支援する政府共通のスキームであるSBIR制度。

今まで防衛省の利用はなかなかなかったんですが、これを防衛省は活用してまいります。

そして「スタートアップ随契」という制度もありますが、これもさらに活用して、今までの契約締結まで最低1年以上かかったものを、これから公募から契約締結まで約3か月半という、これだけスピードアップをさせますし、今までは制度化されていなかったアジャイル型の調達をこれから制度化をしてまいります。

このような取組を伴走支援という形で進めていくために、新たに防衛省の装備庁の中に伴走支援のチームを立ち上げまして、しっかりとスタートアップも、このディフェンステックという分野は今非常に盛り上がりも見せていますから、後押しをして、しっかりと三文書の中においても後押しをしていければと思っております。

再審法改正(証拠開示および上告禁止)
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 冤罪救済に時間を要し、証拠が隠蔽される現状を打破するため、再審法における証拠開示の拡充および検察官の上告禁止についてどのような見解か

答弁
平口洋
  • 法制審議会では、証拠提出命令制度で十分であるとの意見が多数であり、上告禁止については三審制の観点から反対意見が多数であった
  • 法務省として答申を重く受け止め、今国会への法案提出に向け準備を進め、丁寧な説明に努める
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それでは、再審法について、総理にお伺いをいたします。

一昨年、死刑囚であった赤又さんが再審無罪。

事件から60年です。

昨年、私の地元福井でも前川さんが再審無罪。

事件から40年です。

一昨日、日野町事件が再審開始になりました。

事件から42年。

無罪・無実を訴え続けていた坂原さんは、獄中で亡くなっておられます。

この3つの事件に共通するのは、検察官控訴によって、冤罪の救済に人生を丸ごと損なう膨大な年月がかかったこと、そして有罪の重要な証拠が、捜査機関による捏造、誘導、偽造であり、それが隠されていたということでございます。

福井事件では、再審開始決定と再審無罪判決において、検察官に対して不利益な事実を隠そうとする不公正な意図があった。

公益を代表する検察官として、あるまじき不誠実で罪深い不正の処遇。

手続保障の観点からして、到底容認できない。

警察の不正不当な活動は、単に検察・警察に対する信用を失わせるのみならず、刑事司法全体に対する信頼を揺るがしかねない。

深刻なものであるとまで批判しております。

まさしく手続保障、迅速な裁判を受ける権利、憲法上の権利を侵害しているとまで言っている。

刑事司法の信頼を回復する。

これが立法事実でございます。

総理は二度、所信表明の中で再審法に言及されておりますが、この証拠開示及び上告禁止について、どのような御見解をお持ちでしょうか。

再審制度のあり方につきまして、様々な御意見があることは承知しております。

その上で、法制審議会においては、答申に盛り込まれた証拠の提出命令制度は、再審請求審の手続構造と整合的であり、これにより必要かつ十分な証拠が裁判所に提出されることとなる旨の意見が多数を占めたものと承知しております。

また、再審開始決定に対する検察官の復申申立を禁止することについては、三審制の下で確定した有罪判決を1回限りの判断で確定的に覆せるのは不合理であるなどの理由から、反対意見が多数を占め、答申に盛り込まれなかったものと承知しております。

法制審議会においては、御指摘の点も含めて、様々な立場の構成員により幅広い観点から、精力的にかつ丁寧に議論が行われたものと承知しておりまして、法務省といたしましては、答申を重く受け止めているところでございます。

今後、答申を踏まえて今国会への法案提出に向け、速やかに準備を進めるとともに、幅広い御意見、御理解を得られるよう、丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。

旧姓の短縮使用を含む基盤整備
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 旧姓の短縮使用も可能とする基盤整備を指示した思いについて伺いたい

答弁
高市早苗
  • 旧姓使用を法制化し、短縮使用も含めた取組が進めば、社会生活で不便や不利益を感じる人をさらに減らせると考えている
  • 戸籍制度および同一氏の原則は維持しつつ、社会生活のあらゆる場面で旧姓使用に法的効力を与える
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次に、旧姓の使用についてお伺いします。

総理は、もうずっと昔からこの問題に取り組んでおられました。

総務大臣時代には旧姓の使用拡大、そして周知のため様々な措置を進めてこられました。

私も選択的夫婦別氏の導入に反対の立場から、家族氏と戸籍制度を守り、その上で婚姻によって氏を変えた方が、婚姻後も不便なく婚姻前の氏を法的に使い続けることができる「婚前氏続唱制度」を提唱してまいりました。

今回、総理は平口大臣と木原大臣に旧姓の短縮も可能とする基盤整備を指示されましたが、私はこれは大変大きな決断だったと思います。

旧姓の短縮使用の基盤整備を指示された、その思いをお聞かせください。

今おっしゃったとおり、木原大臣と平口法務大臣に対して、旧姓の短縮も可能とする基盤整備の検討を進めるように指示をしました。

政府ではこれまで20年以上にわたって、旧姓使用の拡大とその周知に取り組んでまいりました。

この旧姓使用の運用は拡充されつつありますけれども、旧姓使用を法制化することによって、政府、地方公共団体、公私の団体、事業者において、旧姓の短縮も可能とすることを含めた取組が一層進めば、婚姻等による氏の変更によって、社会生活で不便や不利益を感じる方をさらに減らすことができると考えております。

ただし、戸籍制度及び同一戸籍、同一氏の原則、これは維持をしながら、社会生活のあらゆる場面で旧姓使用に法的効力を与えます。

昭和100年記念行事と「明治の日」制定
質問
稲田朋美 (自由民主党・無所属の会)

- 昭和100年の意義、および11月3日を「明治の日」とする祝日法改正案の意義について伺いたい

答弁
高市早苗
  • 昭和100年を国家的な節目とし、先人の英知に学び平和の誓いを継承する機会とする
  • 「明治の日」制定については、議員立法による法改正の手続きが進んでいると承知しており、国会で十分に議論し決定すべき事柄である
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最後に、今年令和8年は昭和元年から起算して満100年、政府として昭和100年記念行事を企画していただいております。

総理にも約20年前、昭和の日制定に御尽力をいただきました。

現在、明治の日超党派議連では、11月3日を文化の日に加えて「明治の日」とする祝日法改正案を今国会に提出すべく、各党で調整を進めております。

昭和100年の意義、明治の日制定の意義についてお考えを伺います。

今年は昭和元年から起算して満100年を迎える年でございます。

昭和の日である4月29日には、昭和100年記念式典を挙行することとしております。

昭和というのは、戦争、終戦、復興、高度経済成長といった未曾有の変革を経験した時代です。

昭和100年の機会を国家的な節目と捉えて、先人の英知と努力に学ぶとともに、平和の誓いを継承し、国際社会の安定と繁栄の貢献につなげる、そういう機会にしてまいりたいと思っております。

また、「明治の日」制定については、稲田議員を中心に、明治の日を実現するための議員連盟において、11月3日を明治の日として、文化の日を併記する議員立法の提出に向けて調整しておられると、与党においても手続きを終えたと承知いたしております。

国民の祝日というのは、国民こぞって祝い、感謝し、または記念する日でありますから、広く国民の皆様のご理解を得て定められていると認識しております。

だから基本的に議員立法によって法改正してきたことでございます。

国会において十分に御議論の上、決定いただくべき事柄であると思っております。

物価高騰対策の効果と政府の認識
質問
宮下一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 消費者物価指数の低下や実質賃金のプラス圏浮上の見通しについて言及
  • ガソリン暫定税率廃止や教育無償化などの対策が効果を上げているとの認識を示す
  • これらの点に関する政府の認識を問う
答弁
木内実郎
  • 総合経済対策によるガソリン暫定税率廃止等の効果で物価上昇に鈍化の兆しがある
  • 食料価格の押し上げ一巡や教育無償化により、今後物価上昇は落ち着く見込みである
全文
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まず、報道によりますと、1月の生鮮食料品を除く総合の消費者物価指数は、前年同月と比べて2.0%の上昇で、伸び率は2年ぶりの低い水準となりました。

ガソリンの暫定税率廃止などでガソリン価格が大きく下がったことや、公立高校の授業料無償化等も物価指数低下の要因となっているとされております。

物価上昇が落ち着くことで実質賃金の伸びもプラス圏に浮上する見通しです。

さらに1月からは電気・ガス代の補助も始まっておりまして、これは2月の消費者物価指数の低下につながって反映されるということですので、2月から物価の上昇の伸びが一段と鈍化するというふうに考えられます。

これからまた各自治体による充填支援、地方交付金の支給も行われることを踏まえると、高市内閣による物価高騰対策は着実に効果を上げていると考えられます。

こうした点についての政府の認識を、木内大臣にお伺いをしたいと思います。

宮下委員御指摘のとおり、昨年秋11月ですが、取りまとめました総合経済対策に盛り込みましたガソリンの暫定税率廃止等の政策効果もありまして、足元では御指摘のように物価上昇に鈍化の兆しが見られております。

また先行きにつきましても、1月23日閣議決定いたしました政府経済見通しでお示ししたように、食料価格の押し上げの一巡や経済対策、教育無償化による個別物価の押し下げにより、全体としての物価上昇は今後落ち着いていく見込みであります。

食料品の消費税ゼロ税率化に伴う課題と対策
質問
宮下一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 食料品の消費税ゼロ税率化導入にあたり、免税事業者・簡易課税事業者の還付不能による経営悪化を懸念
  • 課税事業者の資金繰りへの影響や、外食産業の需要減少、レジシステム改修の負担を指摘
  • これらの課題を踏まえた対策と検討を求める
答弁
高市早苗
  • 飲食料品の消費税率ゼロ(2年限定)は政権公約であり、果たすべき約束である
  • 指摘された課題は承知しており、国民会議において一つひとつ検証し、実現する方法を議論したい
全文
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一方で、中所得者・低所得者の皆様への対策としては、給付付き税額控除により支援する形を目指して、それまでのつなぎとして2年間、食料品の消費税ゼロ税率化を実施するものと理解しております。

この食料品の消費税ゼロ税率化と給付付き税額控除の実装に向けましては、昨日スタートした国民会議の場で諸課題についての検討がなされるとされておりますけれども、特に食料品の消費税減税に当たりましては、農林漁業者や飲食店、小売事業者などに大きな影響が生じる恐れがあります。

第一は、免税事業者と簡易課税事業者の経営の課題です。

農林漁業者の約97%は小規模な免税事業者や簡易事業者に推定されておりまして、このうち課税売上高1,000万円以下の免税事業者は約85%、課税売上高1,000万円超5,000万円以下の簡易課税事業者は約12%を占めます。

ここでパネルをご覧いただきたいですけれども、消費税は農産物などの売上にかかる税額、それから、苗代とか肥料代とか燃料費などの仕入れにかかる税額、これを引いた差額を事業者が納付する仕組みが、これが基本でありますけれども、逆に売上にかかる税額よりも仕入れにかかる税額が多い場合には、差額が還付されるということであります。

還付は消費税の申告をすることで行われるために、消費税の納税をしない免税事業者には還付する仕組みがない。

これが現状であります。

このため食料品の消費税が0%になって売上税額が0になりますと、仕入れ税額についての還付が受けられず、経営には大きなマイナスになるということです。

また、簡易課税事業者につきましては、売上税額の、農業については8割が仕入れ税額と見なして控除されていまして、実際売上税額の2割を納付する、こういう仕組みですけれども、消費税が0%になって売上税額が0になりますと、控除の計算自体ができませんので、やはり仕入れ税額は全額負担せざるを得ない状況となります。

また小規模であります免税事業者、また簡易課税事業者は事務負担が重いために、課税事業者に転換して仕入税額の還付を受けることは困難なのが現状であります。

なお、免税事業者や簡易課税事業者が仕入れにかかる税額分を販売価格に転嫁しようということもあるかと思うんですが、実際……消費税率が引き下げられた場合に、販売先から引き下げ、値下げを求められるということも十分考えられる状態です。

いずれにしましても、免税事業者、また簡易課税事業者の割合が多い農林漁業者の経営には大きな影響が出る恐れがありますので、こうした懸念を踏まえた対策についても、ぜひご検討いただきたいということを思います。

第二は、課税事業者の経営にも影響があるという点であります。

課税事業者についても消費税率が0%になって、売上税額分の収入がなくなって、一方で仕入税額の還付を受けるまで最長1年かかるということもありますと、資金繰りに影響が生じる恐れもありますので、資金繰り対策を打つことが必要だと考えます。

第三には、外食産業の経営への影響です。

税率の高い外食の需要が減少して、飲食店の経営に影響を及ぼす恐れがありますので、コロナ禍での支援策も参考にしながら、対策を講じていただくことが必要だと思います。

第四は、前から指摘されておりますが、システム対応の課題です。

レジ等におけるシステム改修などの事務負担が発生することを踏まえた支援。

また、相当の準備期間が必要となることなどを踏まえた実施時期の設定などが必要と考えます。

農林漁業者の皆様は食料生産の中核を担っていただいている皆様でありまして、その経営が持続可能なものとなることは、食料安全保障の確保の観点からも重要だと考えます。

国民会議におきましては、以上述べたような課題を踏まえた検討をしていただくよう、御配慮をお願いしたいと思います。

総理の御見解をぜひお聞かせください。

(高市早苗内閣総理大臣)飲食料品に限り消費税率をゼロにする。

しかも本丸である給付付き税額控除導入までの2年に限り、そして特例交際を発行しないということ。

これは私たちの約束でございます。

また、公約も含め、政権公約に飲食料品の消費税率ゼロ、検討を加速するということで、自民党は戦ってきました。

この約束は果たさなければなりません。

今ご指摘のあった様々な課題については、私も重々承知をいたしております。

そのような難しい理由があるということを某役所が報告しておりましたので、それも拝見をいたしました。

でもむしろ、国民会議でそういった課題一つひとつをきちっと検証してやっていきたいと思いますし、国民会議に小林政調会長も出てくださっていますので、ぜひ党内で、できない理由じゃなくて、できないことをできるようにする方法をしっかりと御議論いただいて、政調会長から前向きな提案をいただけたら嬉しいなと思っております。

食料システム法の全面施行に向けた準備状況
質問
宮下一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 持続可能な価格形成を目指す食料システム法の4月全面施行について言及
  • 指定飲料品におけるコスト指標作成など、具体的な準備状況を問う
答弁
鈴木憲和
  • 省令整備や500回以上の説明会・意見交換を実施し、準備を進めている
  • フード・テリトリー・マネージャーを配置し、令和8年度までに42名まで増員して体制を強化する
  • 米や野菜(玉ねぎ、キャベツ等)のコスト指標作成に向けた団体立ち上げを準備中である
全文
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次に、食料品の合理的な価格形成のあり方などについて、鈴木農林水産大臣にお伺いをしたいと思います。

今回の減税や給付付き税額控除の一番の発端は、やはり食料品価格の高騰ということでありますけれども、農林水産業の皆さんの経営が持続可能なものとなる、これも価格の安定に非常に重要だと思います。

生産された食料品が再生産可能な価格で販売される。

消費者の皆様にとっても納得できる価格で購入できる。

こういう価格形成は重要でありまして、その実現を目指した食料システム法が4月から全面施行されます。

特に米、野菜、牛乳、豆腐、納豆、指定飲料品としてコスト指標を作成するとともに、コストを考慮した取引を求める理由を示して取引条件を協議するよう申し出があった場合には、誠実に協議する努力義務も課されております。

そこで、鈴木大臣、指定飲料品におけるコスト指標作成など、全面施行に向けた準備状況等についてお伺いしたいと思います。

宮下先生からもずっとご指導いただいておりました食料システム法でありますけれども、持続的な供給に要する費用を考慮した価格形成を促し、コストを下回る価格での取引を抑制することなどを目的として、4月1日からの全面施行に向けた準備を進めているところであります。

具体的には、省令などの整備を1月30日に公布をいたしまして、各地域での説明会、そして業界団体との意見交換などを500回以上実施してまいりました。

今、食料システムの関係者に対して丁寧な説明を行っているところであります。

まず、フード・テリトリー・マネージャーを18名先行配置をさせていただいておりまして、4月1日以降に適切に指導助言などを行えるよう、取引実態に関する調査や研修などを実施しているところであります。

令和8年度中には42名までこのフード・テリトリー・マネージャーを増員して体制強化をさせていただきます。

この米、野菜、豆腐、納豆、飲用の牛乳を指定をしておりますが、これらにつきましては、農林水産大臣が認定をした団体がコスト指標を作成することとなり、価格交渉の場で活用いただくことが可能となります。

現在、関係者による団体の立ち上げに向けた準備が進められているところでありまして、米が先行して議論を進めておりますが、野菜についても、まずはバリュエーション、玉ねぎ、キャベツが候補となっております。

米の需要に応じた生産の実現策
質問
宮下一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 合理的な価格形成には需要に応じた生産が必要であり、生産量不足による価格高騰(令和の米騒動等)を指摘
  • 特に米について、需要に応じた生産を実現するための方策を問う
答弁
鈴木憲和
  • 2030年の生産目標を増大させ、米粉や輸出による需要創出を図る
  • 需給見通しの算出方法を見直し、柔軟に対応する
  • 食料法改正案により、中食・外食事業者の実態把握強化、備蓄制度の見直し、民間備蓄制度の創設を検討している
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宮下一郎君。

こうした新しい取組、法律もスタートするわけですけれども、農産物の合理的な、食料品の合理的な価格形成の実現のためには、食料システム法だけでは不十分だというふうに思います。

やはり需要に応じた生産が必要であると考えます。

需要に見合った生産量がなければ、価格は高騰してしまいますし、需要を大幅に上回る生産が行われれば、価格が暴落して、コスト割れとなる事態も発生します。

いわゆる令和の米騒動も、需要の増加を誤って、生産量の不足が生じたことが根本的な原因でした。

特に米については、生産量の正確な把握、需要量の予測精度の向上、流通量の把握、また備蓄制度の改革などが検討されているところであります。

こうしたことを踏まえて、鈴木大臣から、特に米について、需要に応じた生産を実現するための方策について、御見解を伺いたいと思います。

米政策については、食料・農業・農村基本計画におきまして、輸出を含めた需要拡大を見込んで、2030年の生産目標を2023年比で増大することとしております。

この目標を達成すべく、まずは政府自らが米粉や輸出を含めた国内外の需要を創出します。

その上で、各生産者が自らの経営判断により、マーケットに見合った形で需要に応じた生産を進めることで需給の安定を図り、結果として価格の安定が図られるようにすることが重要であるというふうに考えております。

特に米の安定供給に向けましては、需要見通しの算出方法の見直しなど、需給の変動に柔軟に対応できる需給見通しの作成に取り組みます。

加えまして、今国会への食料法改正案の提出に向け、流通構造の透明性確保のための実態把握の強化として、中食・外食事業者を対象に追加をすること、そして在庫量などの定期報告の義務付けなどの措置を講ずるほか、備蓄についても、目的規定を見直しまして、需要増加などによる供給不足に備えて保有できるようにすること。

そして政府備蓄を補完する民間備蓄制度の創設を盛り込むことについて、現在検討を進めているところであります。

農産物・食料品の輸出拡大に向けた取組
質問
宮下一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 世界マーケットへの展開と輸出障壁の除去が重要であると指摘
  • CPTPPや経済連携協定(EPA)等、輸出拡大につながる取組の現状を問う
答弁
鈴木憲和
  • 輸出額は13年連続で増加し、1兆7,005億円に達している
  • 日バングラデシュEPAで多くの重点品目の関税撤廃を獲得した
  • 日UAE EPA交渉やCPTPP新規加入交渉を継続し、さらなる拡大に努める
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宮下一郎君。

今お話のように、需要と供給のバランスが必要、そして需要についても拡大をしっかり目指していくということであります。

特に農産物、食料の需要拡大ということでいうと、やはり世界マーケットをしっかり見ていくということだと思います。

日本の高品質なものが食べたい、欲しいという皆さんは世界にいらっしゃるわけですし、そのためにも、その障壁を取り除いていく、スムーズに海外に農産物輸出ができるような取組が重要だと考えます。

現在、我が国は各国とCPTPPとか経済連携協定などの協議が進められていると認識しておりますけれども、鈴木大臣、こうした農産物、食料品の輸出拡大につながる取組の現状についてお伺いしたいと思います。

まず宮下委員、ご指摘のように、国内マーケットだけではなくて、海外マーケットをしっかりととっていくということ、何よりも大事であるというふうに思っております。

その上で、この直近の農林水産物食品の輸出額は、1兆7,005億円と、13年連続で増加をしております。

品目別に見ても、牛肉、緑茶、米、米加工品など、輸出重点品目31品目のうち13品目で過去最高記録をしております。

我が国はCPTPPをはじめ数々の経済連携協定を推進しておりまして、農林水産物食品の輸出拡大に積極的に取り組んでいるところであります。

今月署名をいたしました日バングラデシュEPAにおいては、高品質な牛肉、リンゴ、ブドウなどの生鮮果実、緑茶、味噌醤油など、多くの輸出重点品目で関税撤廃を獲得をいたしました。

また現在、日UAE EPA交渉やCPTPPの新規加入交渉も継続をしているところであります。

今後とも自由貿易の旗振り役として、さらなる輸出拡大につながるように努力をしていきたいと思います。

多極分散型国づくりの重要性と首都機能分散
質問
宮下一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 東京一極集中による少子化加速や地方経済の衰退、災害リスクを指摘
  • 複数の副首都を設け、首都機能を分散させる多極分散型構造への転換が重要であると主張
  • 多極分散型国づくりについての総理の認識を問う
答弁
高市早苗
  • 東京一極集中の是正と、機能が分散的に配置された国土構造の実現は重要である
  • バックアップ体制の整備は必要である
  • 副首都構想については、与党協議会での議論を深め、連立政権合意に基づき早急に結論を得たい
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最後に多極分散型国づくりの重要性について質問させていただきたいと思います。

現在、私は自民党・日本維新の会連立政権合意書に基づきまして設置された統治機構改革協議会の自民党側の会長を務めさせていただいております。

本日も実は9時から第6回目の会議が行われまして、充実した議論が行われたところです。

連立合意書には、「首都の危機管理機能のバックアップ体制を構築し、首都機能分散及び多極分散型経済圏を形成する観点から協議体を設置し、そして首都及び副首都の責務及び機能を整理した上で早急に検討を行って、令和8年通常国会で法案を成立させる」と書かれております。

日本は明治維新来150年にわたって、東京中心に道路交通の整備、また鉄道網の整備を放射状に行い、首都圏に人を集めることで経済発展をリードしてきたというふうに思います。

一方で、少子化、人口減少が日本全体で続いている。

昨日は2025年の東京都の出生率が前年比1.3%増えて9年ぶりに増加したという嬉しいニュースもあったのですが、それでも相対的に出生率の低い東京に若い人がどんどん移動するというのは、日本全体の少子化が加速している面もあると思います。

地方経済の持続可能性が失われつつあることも問題です。

また、首都直下地震や富士山噴火による大きなリスクが指摘されることも踏まえますと、やはり国家社会機能持続性を高めるために、複数の副首都を設けて首都機能を分散して、多極分散型の日本に構造を変えていくことが重要であると考えます。

また、首都圏にある民間企業などが地方にバックアップ拠点を設けることは、地方に大規模な投資を呼び込んで、地域ごとに産業クラスターを戦略的に形成する地域未来戦略の推進にも寄与するものと考えます。

こうしたことを踏まえて、多極分散型国づくりの重要性についての総理のご認識をぜひ伺いたいと思います。

今、宮下委員がほとんどおっしゃってくださいましたけれども、国全体の持続的な発展のために、東京一極集中の是正に向けて、人口やさまざまな機能が分散的に配置された国土構造の実現を図るということは重要だと考えています。

バックアップ体制の整備というのは必要でございます。

いわゆる副首都構想については、宮下委員が会長を務めていただいている与党による協議会において、まさに本日も含めて精力的にご議論いただいていると承知しておりますので、しっかり議論を深めた上で、連立政権合意書に基づいて早急に結論を得ていただきたいと希望いたしております。

今冬の除排雪費用への財政支援
質問
鷲尾英一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 今冬の記録的な降雪により、自治体の除排雪費用が急増している
  • 補助金の追加配分や特別交付税による万全の措置を講じるべきではないか
答弁
金子恭之
  • 国土交通省は3月に予定している道路除雪費のさらなる追加支援に向け、地方公共団体への聞き取りを開始した
  • 総務省は、繰上交付を希望した87市町村に特別交付税の一部130億円を繰り上げて交付済みであり、3月交付に向けて適切な算定に努める
全文
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今回の衆院選の時期においては、例年に比べ、急激な降雪に見舞われるなど、とりわけ、豪雪地帯にとっては厳しい状況になりました。

選挙期間中、ある雪国の首長さんからは、「今冬は例年の2倍以上の除排雪費用が既に支出されている」という現状を訴えられました。

その他にも地域によって事情は異なりますが、降雪の激甚化が進む中、普通交付税だけではまかなえず、除雪費補助の臨時特例措置や特別交付税に頼らざるを得ないことが常態化していると。

まずは、今冬の除排雪費用につきまして、補助金の追加配分や特別交付税により万全の措置を講ずるべきと考えますが、金子国土交通大臣、林総務大臣、それぞれの見解を求めます。

これらの要望を踏まえ、国土交通省では3月に予定をしております道路除雪費のさらなる追加支援に向け、本日より地方公共団体に対し、年度末までの執行見込み等に関する聞き取りを開始いたしました。

今後聞き取り結果を踏まえ、関係機関と調整を行い、さらなる追加支援について、しっかりと対応してまいります。

平年大きく上回る大雪に見舞われた団体で、繰上交付を希望した87市町村を対象に、3月に交付すべき特別交付税の一部130億円を繰り上げて交付をしたところでございます。

除排雪経費の実態を丁寧にお伺いしながら、地方団体の財政運営に支障が生じないように、適切な算定に努めてまいります。

除排雪費用に関する抜本的な制度見直し
質問
鷲尾英一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 人件費・資材費の高騰や線状降雪帯の発生、担い手不足により自治体の負担が限界に達している
  • 関係省庁が連携し、効率的な除排雪の実現や財源の在り方について総合的な検討を行うべきではないか
答弁
高市早苗
  • 自治体が除排雪経費に困ることなく、人手不足等の問題にも対応できるよう支援したい
  • 自民党の部会からの提言をしっかりと受け止め、政府の対応に生かしたい
全文
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続いて除排雪費用に関する抜本的な制度見直しにつきましてでありますけれども、先日直接要望を受けいたしました全国積雪寒冷地帯振興協議会によりますと、道路除排雪費執行額が過去最高を2年連続で更新いたしております。

これは人件費の高騰や除雪資材費の高騰によるわけでありますけれども、この負担が雪国の自治体に重くのしかかっているところであります。

また、いわゆる線状降雪帯というものが急激な降雪をもたらしている現状もございます。

そして地域では除排雪を担う事業者や、屋根の雪下ろしを担う人材の確保が困難になっている現状もございます。

そこで政府におかれましても、「春が来たら雪が溶けてよかった」で済ませることなく、雪国の自治体の声を聞きまして、基礎的な対応である除排雪費用に係る補助金等、総務省、国土交通省、内閣府等の関係省庁が連携をし、効率的な除排雪の実現、及びそのための財源の在り方、除排雪を担う体制整備等の課題について、政府として、総合的な検討を行うべきと考えます。

これからも自治体の皆様が除排雪施設経費に少なくとも困ることはないよう、また人手不足、担い手不足の問題もあります。

党において部会を立ち上げて御提言をいただくということでございますので、いただいた場合にそれをしっかりと受け止めて、政府としての対応に生かしてまいりたいと思います。

災害救助法適用の運用改善
質問
鷲尾英一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 災害救助法の性質上、現場では一時しのぎの対応しかできず、思い切った除雪に躊躇するケースがある
  • 自治体が躊躇なく対応できるよう、政府による後押しと密なコミュニケーションを求める
答弁
赤澤亮正
  • 災害救助法の考え方や留意点について説明会等で取り組んできた
  • 指摘を踏まえ、救助がスムーズに遂行されるよう、よりコミュニケーションを密にしていきたい
全文
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加えて、今冬季の大雪におきましては、重荷、倒壊などにより多数の生命、身体に危害を受ける恐れが生じたことから、災害救助法の適用となった自治体が4県43市町村と近年最多となりました。

政府において早期に警戒を呼びかけるなどの対応が行われたものと承知しておりますけれども、一部の自治体においては屋根雪の除雪等に関して対応に躊躇するようなことがあったとも聞いております。

と言いますのも、現場においては、例えば連続的に新雪が降り続く中、除雪資源、人材が極めて限られる中で、屋根の雪下ろしや出入り口の確保、排雪作業については、思い切った除排雪を行いたいにもかかわらず、災害救助法の性質上、一時しのぎの対応しかできないなどの歯がゆさを感じていらっしゃる方もいらっしゃいます。

除雪資源が限られる中で自治体現場が躊躇なく対応できるように、政府においてもしっかりと後押し、コミュニケーションをとっていただきたいと考えます。

救助の実施に当たって都道府県、市町村に対しては説明会、また電話等を通じて災害救助法の考え方であるとか留意点等々、これらに取り組んでまいりましたけれども、今委員のおっしゃるご指摘も踏まえながら、より災害救助法の適用、またそれによる救助がスムーズに遂行されるよう、よりコミュニケーションを密にしていきたいというふうに考えております。

豪雪地帯安全確保緊急対策交付金の拡充
質問
鷲尾英一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 除排雪時の死傷者が多発しており、現行の交付金は予算規模が小さく期間制限もあるため不十分である
  • 抜本的な予算拡充と期間制限の撤廃を求める
答弁
金子恭之
  • 除雪時の死傷事故対策は極めて重要な課題であると認識している
  • 支援期間の延長(3年から6年)や、雪置き場経費への拡充など、常に制度改善に努めてきた
  • 引き続き意見を伺い、持続可能な体制整備に向けて取り組む
全文
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さらに先ほども指摘いたしましたけれども、除排雪作業で多くの死傷事故が生じている現実がございます。

近年では令和2年で109名、今冬でも60名を超える死者が出ております。

ただし、これは令和7年度補正で1億、令和8年度当初でも5400万円という水準でしかありません。

しかも期間の上限が設けられているという現実がございます。

除排雪時の死傷者を低減するためには、抜本的な予算の拡充や、期間の制限の撤廃が必要と考えますが、金子大臣の見解を伺います。

豪雪地帯では、高齢化や除雪の担い手不足を背景に、この冬も含め、除雪時の死傷事故が多発しており、その対策は極めて重要な課題と認識をしております。

また、令和3年度の制度創設以降、豪雪地帯の皆様からのご要望も踏まえまして、除雪の自動化等の技術の導入を対象とする、支援期間を3年から6年に延長するなど、常に制度の改善に努めてきたところであり、令和8年度予算案においても、雪置き場の一時使用に係る経費を対象にする拡充を措置してきたところでございます。

引き続き、豪雪地帯の皆様からの御意見をしっかり伺いながら、適切な制度運用や予算確保など、より活用しやすい制度となるよう、持続可能な除排雪体制の整備に向けてしっかり取り組んでまいります。

補正予算を前提としない予算編成(予算の当初化)
質問
鷲尾英一郎 (自由民主党・無所属の会)
  • 補正予算への依存は、執行期間の不足や巨額の予算繰り越しを招き、自治体や事業者の負担となっている
  • 予見可能性を確保するため、必要な予算を可能な限り当初予算で措置することを求める
答弁
高市早苗
  • 民間事業者や地方自治体の予見可能性を高めるため、補正予算前提の編成とは決別したいという強い思いがある
  • 令和9年度予算の概算要求から本格的に取り組み、大改革としてやり遂げる
  • 豪雪関連の繰り越し実態を調査し、複数年度化への変更や運用の改善を検討する
全文
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まさにこの点につきまして、例えば補正予算での措置は、予算成立の時期によっては執行する期間がどうしても短くなるという問題がございます。

特に私の地元の新潟県などの豪雪地域では、一定の期間積雪により事業ができないなど、結果として年度内に事業が完了できない、あるいは予算を繰り越すなどの自治体等においても手間がかかって非常に非効率な場合が多くございます。

近年、大規模な補正予算の編成によりまして、令和6年度では10兆円を超える巨額の予算の繰り越し、うち公共事業においても4.3兆円規模の予算の繰り越しが生じていると承知しております。

公共事業等の十分な施工期間を確保し、自治体や事業者の負担を軽減する観点からも、補正予算を前提とせず、必要な予算を可能な限り当初予算で措置することが重要であると考えます。

総理が掲げる「補正予算を前提とした予算編成との決別」につきまして、決意をお伺いします。

そうなると計画もできないし、人繰りですとか資材の調達もできないし、そういう意味では本当に予見可能性を確保したいという強い思いがありまして、毎年補正予算が必ず組まれるということを前提にした予算編成とは決別して、これによって、かなり地方自治体も、それから事業者も助かると思います。

まだ8年度予算はさっき申し上げたとおり半歩、一歩という状況ですけれども、今年の夏の令和9年度予算の概算要求から本格的に取り組んで、これ約2年がかりの大改革になりますけど、必ずやり遂げてまいりますので、お力添えをお願いいたします。

2回目になるということの実態調査は今するようにしておりますので、複数年度にそもそも変えていける部分はいける。

ただ、あまりにも極端な急激な豪雪ということになる、それは、いかに当初見積もっても足りないから、それは補正に来ることもありますから、その問題についての繰り越し明許、それから自己繰り越しについて、このままでは上手に立ち行かないことがあるのであれば、その辺の改善も含めてしっかりとこれを寄り添って考えてまいります。

全閣僚の予算委員会出席の経緯
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 全閣僚が出席している事実関係と経緯について説明を求める

答弁
坂本哲志 (予算委員長)

- 理事会で了承を得たため、その通りに実施している

全文
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委員長、ちょっと質問に入る前にお答えいただけるようであればお願いします。

私どもはこの総括質疑、基本質疑において、全閣僚の出席を求めておりません。

お忙しい政務に当たっていただきたい。

通告のある大臣は来てくださいということなんですが、拝見するところ全閣僚が出席されているようです。

その経緯なり事実関係について、まずちょっと委員長に御説明をお願いしたいと思います。

坂本哲志(予算委員長)これは理事会で了承を得たことでございますので、そのとおりにさせていただいております。

チームみらい等との会合の内容と成果
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 消費減税に反対するチームみらい等と与党との会合について、話した時間や成果、課題、率直な感想を問う

答弁
高市早苗
  • 15分から20分程度の時間であった
  • 各党の考え方や現状について短く語ってもらった
全文
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消費減税に反対をされているチームみらいさんと与党との会合と報道に接しておりますが、何を何分程度話され、どんな成果と課題があったのか、ちょっと率直な感想をお聞きしたいと思います。

内閣総理大臣(高市早苗)昨日の段階でご出席可能といった会派の方にご出席をいただきました。

あれ、15分から20分ぐらいだったと思います。

昨日、参議院の本会議があって、そして衆議院の予算委員会に行って、参議院の予算委員会に行って、その後でしたし、また別の会議もありましたので、20分を合わせてという形で、それぞれの党の考え方といいますか、今の状況を短く語っていただいたということです。

代表質問における党首会談提案への不回答理由
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 代表質問で提案した党首会談などの直接対話の要望に対し、答弁で触れなかった(スルーした)理由と真意を問う

答弁
高市早苗
  • 野党の政策責任者を中心に社会保障と税の一体改革を協議する会議体を作ることで概ね合意していた
  • まずはこの会議体を大切にしたいと考えたため
全文
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ちょっと手続き的なことで恐縮なんですが、先日この点、私は総理から直接お聞きしたいと、一例を挙げれば党首会談も一つの手法だということでお願いを代表質問の際に申し上げたんですが、残念ながらその点、総理の御答弁はスルーでした。

その理由と真意を聞かせていただけますか。

内閣総理大臣(高市早苗)昨年の後半から年明けにかけまして、政府与党としては給付付き税額控除の実現に取り組む、当時の立憲民主党を含めた野党の政策責任者を中心に、給付付き税額控除の制度導入を含めた社会保障と税の一体改革について、政府与野党で共同開催する会議体をつくるということで協議を続けて、年明けには概ね合意をしていたと聞いております。

所得税も住民税も消費税も社会保険料も、これ国民の皆様にとって同じお呼びかけを頂戴したんですけれども、そういった、もう各党との政策責任者を中心にということで会議体をつくることでの協議も続けて合意があったと聞いておりましたので、スルーというよりは、まずはこの会議体を大切にしたいと思いました。

解散による与野党合意のリセットと信義則について
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 1月の解散により予定されていた会議がリセットされ、信義則が裏切られたと感じている点について、総理としての見解を求める

答弁
高市早苗
  • 解散前に協議会の開催を呼びかけたが、都合がつかなかった記憶がある
  • 解散の理由は公に説明しており、前政権や総裁就任後の約束(給付付き税額控除や食料品消費税率の協議体構築)は違えないよう努めている
全文
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それで中身に入る前にもう一つ経過のことで大変恐縮なんですが、先ほどおっしゃった総理の、既にあった与野党合意は、一旦1月の解散によって予定されていた会議も吹っ飛び、いわばリセットされた状態になっています。

これを私どもの側から言えば、信義則が裏切られたと感じているわけです。

したがって改めて呼びかけられるのであれば、ちょっとその信義則が結果としてこちらは破られたと感じていることに関して、そしてそのことによって国民的論議が遅れる可能性があることに関しては、この国の内閣総理大臣としてちょっと一言いただきたいと思っています。

(内閣総理大臣)解散によって信義則が裏切られたという表現をお使いでしたが、ただ、私は1月に確か協議会の開催を呼びかけて、その日はダメということであったと記憶をいたしております。

これは選挙戦などに入る前でございます。

ですから解散したことについてのご批判かもしれませんが、ただ解散というのは私なりに理由もあり、それも公に説明していることでございます。

解散前にした各党との様々な協議、お約束の内容も、私も自民党総裁になりましてから、政策の責任者同士、それからまた幹事長同士などがお約束した内容も違えてはいけないと思いながら、一生懸命自分なりに読ませていただきました。

給付付き税額控除については、そうやって協議体を作っていく。

食料品の消費税率の引き下げ、私どもはゼロ税率と言っていますが、こういったことにも協議の場を作っていく。

こういうお話があったことも承知をいたしております。

消費減税と給付付き税額控除の切り分け
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)
  • なぜ国民会議に臨時的な消費減税の議論が紛れ込んだのか
  • 本格的な給付付き税額控除の議論と切り分けて考えることはできないか
答弁
高市早苗
  • 食料品消費税率ゼロは立憲民主党や維新の会等から提案があり、実現可能な政策として協議したい考えである
  • 国民会議では同時並行で進めるため、切り分けはせず、議題ごとに参加いただく形を提案する
全文
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ですからお聞きしたいのは、なぜここに急に臨時的暫定的な消費減税が紛れ込んだのか。

これと本格的な給付付き税額控除の話は切り分けてお考えいただくことはできないか。

なぜ消費減税の議論が急に紛れたか。

そして給付付き税額控除と切り分けて考えることはできないのか。

(内閣総理大臣)まず食料品の消費税率ゼロにつきましては、昨年の臨時国会で、当時の立憲民主党の皆様から、中期的に食料品の消費税を下げ、もう少し長いスパンで給付付き税額控除をやると提案しているので、協議したい。

2年間の食料品減税は維新の会とは一致しており、公明党とも近い。

主な政党がこれだけ揃えば実現可能な政策に結びつけられるので、そうした協議の場を設けてもらいたいという趣旨の御提案を何度かいただいております。

その上で、食料品の消費税率ゼロについては、選挙期間中を通じて、また選挙直前の討論会などを通じて、党派により主張も手法もさまざまでございましたから、これは実施に向けて検討すべき諸課題もあるという御指摘もいただきました。

ですから、これお互いこういう協議の場をつくろうと……これは一緒に議論していきたいと思います。

この国民会議へのご参加について、切り分けていただいたらという話をいただきましたが、国民会議では同時並行で進めるということにいたしましたので、例えば給付付き税額控除の議題のときに出ていただいても結構かと思いますし、また政策担当者の方から御党の方にお話に上がらせていただきます。

食料品消費減税の実施決意
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 食料品の消費減税を「必ずやる」という明快な断言を求める

答弁
高市早苗
  • 自民党の政権公約や維新の会との合意書に含まれている
  • 党として討議決定した事項であり、政府としても責任を持ってやっていく決意である
全文
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もう一つ端的にお答えいただきたいんですが、消費減税はまさに選挙の中で突然出てきたと私の受け止めなんですが、自民党の中から高市総裁のもとで。

これは選挙の勢いで口が滑りましたでは済まないので、国民の期待は極めて高い話であると。

「本気だと、食料品の消費減税は必ずやります。

必ずやる前提の会議です。

絶対にやる決意です。

課題を整理、検討を加速というところまでお聞きしています。

やります。

やり切ります。

必ずやります。

絶対にやります。

やらないという選択肢はありません」という明快な御答弁をいただきたいんです。

高市早苗(内閣総理大臣)ちょっと口が滑ったという言い方をされても困るのですが、昨年10月の日本維新の会と自由民主党の連立政権の合意書にも入っております。

それから選挙の時の自民党の政権公約にも入っております。

政権公約を作るまでには、それこそ各部会長、そして政調会長を苦労して、自民党の中で政調審議会、総務会まで関わって、討議決定をいたしております。

ですから、これを掲げた自民党、そして日本維新の会、もちろん政府としても、これは責任を持ってやっていくという決意でございます。

国民会議における野党意見の集約方法
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 野党間で消費税に関する主張が分かれている中で、どのように意見をまとめ、誰が主導して国民会議を開催するのかを問う

答弁
高市早苗
  • 主張が多様であるからこそ、それぞれの課題を議論して解決策を見出したい
  • 各党独自の考えや解決策を持ってフルで参加してほしい
全文
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それ以外、当然私は今後、立憲、公明、そしてその他の中小政党まで含めて広くお呼びかけをいただいてこその国民会議だという思いを持っていますし、だとすると意見はさらに分かれていくわけですが、どうやってこの異なる意見の野党を集め、どのように誰が意見をまとめていくつもりでこの国民会議を開催されているのか、ちょっとその点お聞かせいただけませんか。

高市早苗(内閣総理大臣)確かに党派によってその主張がさまざまであるということは承知をいたしております。

さまざまな論点があるからこそ、これは消費税というのは非常に重要な税だと思っているんですよ。

だからこそ、それぞれの課題をきちっと議論をして、解決策を見出していきたい。

そういう思いでございます。

御党におかれまして、その給付付き税額控除の方、これは参加をいただけそうな雰囲気を先ほど感じておりましたけれども、消費税率につきましても、御党独自のお考えがあって、「こういう課題があるよ」とか、「こういう解決策があるよ」というんでしたら、ぜひともフルで参加をしていただけたらと思っております。

消費減税の実施時期と緊急性
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 国民生活の逼迫度合いを考え、丁寧な取りまとめよりも直ちに法律を出し、実施を急ぐべきではないか

答弁
高市早苗
  • 社会保障の持続可能性などの論点があるため、慎重な議論が必要である
  • 既にガソリン・電気・ガス料金の値下げ等の緊急対策は打っている
  • 夏までに意見がまとまれば、早めに法案を提出したい
  • レジ改修等のシステム対応については経産相に指示済みである
全文
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それで、ちょっとその前に、国民生活が逼迫している、あるいは物価高に苦しんでいるというのは、緊急、喫緊の課題ですよね。

わかるが、国民生活の逼迫度合い、緊急度合いを考えると、すぐにでも、これ難しい話じゃないので、いろいろと前後策の検討は必要ですよ。

しかし法的には数字の8を食料品にかかる税率8%をゼロと書き換えれば済む話ですから。

直ちに法律を出していただきたいという気持ちもあるんですよ。

その点いかがですか。

急ぐと、国民は待ってられないと。

その点の総理のご認識いかがですか。

子育て支援ですとか、それから私たちが年を、もう私は年を重ねていますけれども、まだ若いですけれども、年を重ねていった上で、必要な福祉であったり、障害者福祉であったり、いろんなことを考えると、これ大事な税なんですね。

それを一時的にでも引き下げる、もしくはゼロ税率にするということになりますと、これは様々な論点が当然出ています。

やっぱり給付と負担、それから社会保障の持続可能性、今の物価対策、いろんなことを考えました。

そうすると、去年ご審議いただきました令和7年度補正予算、徐々に順次、去年から始めたガソリンや軽油の値下げもあれば、今年の1月から始まった電気・ガス料金の値下げもありますけれども、重点支援地方交付金、これ地方自治体によって、まだこれからとか、また4月にかかるとかいうところもあります。

ですから、必要な物価高対策で緊急性のあるものについては打たせていただきました。

だからこれは皆様のご助言をいただきながら、この夏までにもし意見がまとまったら、できたら臨時国会早めにですね、法案を提出させていただきたいと。

それから、レジの問題もありましたけれども、これも経済産業大臣に、この間指示をしまして、いろんな消費税率に対応できるように。

だったら今からでもこれ回収するための予算、経産省にありますので、これを使って対応してくださいと。

これに活用できる予算ありますので、すぐにでも取り掛かってくださいという指示を出しました。

できるだけ早くこれ実施に移せたらいいなと希望していますので、よろしくご指導くださいませ。

消費減税を「やらない可能性」の有無
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 消費減税を「やらないという可能性」を残した会議ではないことを断言してほしい

答弁
高市早苗

- 2年間に限り、飲食料品の消費税率をゼロにしたい思いを伝えており、様々な意見を聞きながらやっていきたい

全文
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いろんな意見は聞くが、この消費税に関していろんな党のいろんな意見は聞くが、消費減税をやらないという可能性が残る会議ではないと。

いずれにしてもやると。

消費減税はやると。

やらない可能性を残した会議ではないということだけは、ちょっと今後の参加不参加の1つの重要な材料になりますので、ちょっとそこを断言していただけませんか。

昨日の会議でも申し上げたんですけれども、これ2年間に限り、飲食料品に限り、特例措置法を発行しないことを前提に、飲食料品の消費税率をゼロにしたいという私の思いを伝えました。

その上で反対されている政党もありますけれども、様々なご意見を聞きながら、これはやっていきたい。

ああいったものも皆さんが心配しないような状態で、でもできるだけ速やかにやりたい。

そういう思いでおります。

予算の年度内成立と暫定予算の検討
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 総理の解散判断で審議時間が不足した以上、新年度当初は暫定予算でしのぐという考えがあったのではないか

答弁
高市早苗

- 国民生活に影響が出ないよう早く認めていただきたいと考えており、暫定予算について語る段階ではない

全文
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一方、総理がこの時期の解散を決断した時点で、おそらく私が想像するにですよ、国会所要は大幅に遅れますから、当然。

そして必要な審議時間、どれだけ頑張るとしても一定程度必要ですから。

新年度当初は当面暫定予算でしのぐしかないと、決断した上での解散ではなかったと私は想像するんですが、ちょっと当時どういうお考えだったかお聞かせいただけませんか。

今、令和8年度予算をできる限り国民の皆様の生活に影響が出ないように早くお認めいただきたいということを前提にお願いを申し上げているところでございますので、暫定予算について語らせていただく段階ではないと思っております。

予算審議時間の確保と年度内成立の強行
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 過去の事例(海部政権時)のように十分な審議時間を確保すべきであり、年度内成立を前提に審議を強行しないことを断言してほしい

答弁
高市早苗
  • 予算審議の方針は国会で決めることである
  • 野党の協力を得ながら、年度内に成立させられるよう誠実に対応したい
全文
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これがこの時期に解散を強行した総理大臣が後にやった節度でありルールでありマナーだったんですよ。

それを踏まえてもう1回総理、必ずしも私どもも協力しますよ、協力しますが、必ずしも年度内成立を前提に物事を強行していくことはないということは、ちょっと断言いただけませんか。

予算審議の方針を含めて国会の上については、国会でお決めいただくことだと考えております。

その上で国民生活に支障を生じさせないよう、野党の皆様にもご協力をお願いしながら、令和8年度予算について何とか年度内に成立させていただけるよう、国会での御審議に誠実に対応してまいりたいと思っております。

国会開催時間(土日・夜間等)の考え方
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 審議時間確保のための土日・早朝・夜間審議や分科会の割愛について、総理はどう考えるか

答弁
高市早苗

- 開催時間は国会で決めることであり、呼びがあれば参る

全文
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審議時間を一定確保するために、土日の審議、早朝時間、夜間、そして報道で言われているような分科会の割愛、これについて現時点、総理はどうお考えになりますか。

国会の開催時間、委員会の開催時間、これは国会においてお決めになることだろうと思っております。

お呼びがあれば私は参ります。

暫定予算の拡張による国民生活への対応
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 給食費負担軽減や高校無償化など、党派的対立の少ない項目を暫定予算に盛り込み、本体予算を慎重審議するという提案への誠意ある回答を求める

答弁
高市早苗
  • 本会議での答弁漏れがあればお詫びする
  • 暫定予算のあり方についての一般的な議論を妨げる意図はない
  • 国会運営のあり方は国会で決めることであり、誠実に対応する
全文
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それでもう一つ重要なお尋ねが、私は本会議場でぜひ国民生活に支障のあることについては暫定予算に幅広くも盛り込みましょうという御提案をしました。

それには給食費の負担軽減、それから高校の無償化、こういった国民生活に重大な支障をきたし得る政策で、かつ党派的対立の少ないもの。

これは暫定予算は通常骨格ですから、通常必要最小限の事務的経費ですから、通常の暫定予算の概念には当てはまりませんが、それでもこうした国民生活に関わりのある深い重大な影響を及ぼし得る政策経費について盛り込むことを積極的に肯定し、容認し、そのスピーディな審議、そして採決環境を整えることに全面的に協力したいとここまで申し上げました。

これに対する答弁も実はスルーだったんです、本会議場で。

この点改めて総理の誠意を、私の提案に対する総理の誠意を改めて示していただけませんか。

その一つの解決策が申し上げた暫定予算の拡張なんです。

そして本体予算の慎重審議なんです。

それは暫定予算を拡張し、本予算を慎重審議するという解しかないんです。

そこに対するきちんとした総理の御見識、言葉だけじゃなくて、しっかりとお示しをいただくよう、改めて明快な答弁を求めます。

もし本会議で答弁漏れがありましたら、それはお詫びいたします。

その本会議で御提案をいただきました、暫定予算のあり方についての一般的な議論を妨げるような意図はございません。

国会運営のあり方については、もうこれは国会でお決めいただくことだと思っております。

私どもは誠実に対応してまいります。

予算委員会の運びにつきましては、予算委員長はじめ、与野党の予算委員会の理事の皆様が、一生懸命御議論いただいて、また、議員運営委員会や、あと国会対策委員会、各会派の委員の皆様が、いろいろ御議論をいただいていると思います。

ただ、私の方から、国会の運びについて、こうしてくれとか、あしてくれとか、そうと申し上げているわけではございません。

党内へのギフト提供問題
質問
小川淳也 (中道改革連合・無所属)

- 党内に合計1000万円のギフトを提供したことは、国民の金銭感覚からかけ離れた行為ではないか

答弁
高市早苗
  • 違法ではないことを確認済みである
  • 総裁として若手議員等をねぎらいたいという要望があり、個室レストラン等での会合が困難だったため、結婚式の祝儀を参考に3万円という金額で判断した
全文
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総理、最後にこれ、必ずしも鬼の首を取ったように目くじら立てるつもりはありませんが、党内に約一千万円のギフトを提供した問題について、ちょっと違法だとか何だとかということはあるんですが、ちょっと置いておきましょう。

今回の3万円300人、合計1000万円というのは、少なくともこれは認めてください。

庶民感覚、違法かどうか置いておいてですよ。

庶民感覚、国民の金銭感覚からはやはりかけ離れた行為でしたよね。

違法ではございません。

それは私もよく調べた上で対応いたしております。

受け取る側も違法ではございません。

ただ、恥ずかしいですが、昭和の中小企業の親父、社長みたいなところがまだ私にはあるのでしょう。

選挙が終わった後、たくさんの国会議員、さまざまなグループの方から小分けにしてでも、宴会というんですか、夕食会というんですか、そういったお声掛けもございました。

やはり若い議員とか、今度戻ってきた議員とか、そういうのを総裁としてねぎらってほしいというような連絡もたくさんいただきました。

ご飯会の方がお金がかかるって言ったら、私のセキュリティが確保できる場所で個室レストランで何十回にも分けてやるって言ったら、それはせこい話になりますけれども。

でも何らかの気持ちはお示ししたいなという中でギリギリの判断でした。

金額についてももう表に出ちゃったので、情けない話でございますが、結婚式のお衆議を参考にしました。

大体3万円ぐらいなのかなと思いました。

労働生産性と実質賃金の乖離
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 日本の労働生産性は主要国の中で高く、上昇傾向にある
  • しかし、他国と異なり実質賃金がほぼ上昇していない現状がある
  • この現状について総理の認識を問う
答弁
高市早苗
  • デフレ下のコストカットにより、生産性向上に比して賃金が抑制されてきたと認識
  • 足元では賃上げ率が5%を上回るなど、成長型経済への移行段階にある
  • 国内投資の拡大により賃上げ原資を創出し、物価上昇を上回る継続的な賃上げを実現したい
全文
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まずはじめに、総理に現状の日本経済の認識を確認させていただきたいと思います。

パネルの1をご覧ください。

経済力を押し上げる典型的な経済指標はGDPです。

そして我が国の現在のGDPのランキングは世界第4位。

国際的には我が国は経済大国だという認識を受けています。

間違いありません。

しかしながら、個人の豊かさ、そして個人の生活水準を測る経済指標は1人当たりのGDPです。

これ、右側をご覧になっていただきますと、残念ながら我が国の一人当たりGDPは世界第38位です。

先進国の中で我が国よりもGDPが少ない国にも抜かれておりまして、一人当たりの豊かさ、そして生活水準ということを考えますと、決して強い経済の国とは現状言うことができないのかもしれません。

そこで、今回のこの予算案が仮に通ったとして、政府が目指している政策、とりわけ経済政策が実現したときに、この左側のGDPに貢献するだけではなくて、右側の一人当たりGDP、とりわけ働く方々の賃金が確実に上昇していくというその仕組みづくりまで、政府でぜひ取り組んでいきたいということを期待しています。

よく日本は、「生産性が低いからだめなんだ」という方がいらっしゃいます。

けれども、本当にそうなんでしょうか。

パネルの2をご覧ください。

このパネルの2はOECDの統計をもとにいたしまして、厚生労働省が作られたグラフであります。

左側が労働生産性。

過去30年間、主要国のアメリカ、日本、イギリス、ドイツを比べましたときに、一番生産性が伸びているのはアメリカ。

1995年と比べまして50%伸びています。

そして、この5カ国の中で2番目に生産性が高いのは我が国、日本です。

37%伸びているんですね。

その後ろにイギリス、ドイツ、フランス、最後フランス25%とつながっています。

実は我が国は、働く方、経営者の皆さん、さまざまな努力があって、労働生産性はそこそこ高いです。

けれども、この右側をご覧になってください。

この生産性が高いにもかかわらず、実質賃金はどうか。

生産性が伸びている国は、それに対応して、すべからく実質賃金が伸びています。

例えば、イギリス・アメリカは過去30年間で約40%アップ。

フランス、ドイツは日本よりも生産性が低くても25%アップ。

そして残念ながら我が国はほぼゼロです。

私はここにこそ本質的な問題があるというふうに思っているんですね。

これはエピソードとしては、例えばこのサービス業界が生産性が低い、ということあるかもしれません。

ただエビデンスとしては、我が国全体としては生産性は低くないんです。

この問題は、生産性が低いから実質賃金を上げられなかったということではなくて、生産性が高くても上げてこなかった歴史、これを今後どのように変えていくかということが大切なんですね。

もしこの過去四半世紀の中で実質賃金が上がっていれば、消費に回ります。

国内消費に回っていれば、国内の設備投資が増えます。

設備投資は乗数効果が高いですから、国内企業の利益につながっていきます。

とりわけ中小企業、サービス産業にも回っていき、それがまた雇用につながる、賃金につながり、賃金は上がっていた可能性がものすごく高いというふうに思っているんですね。

総理、まずはじめに、総理のご認識を伺います。

この労働生産性が上昇しているにもかかわらず、主要国で残念ながら我が国だけが実質賃金が上がっていない現状、総理、どのようにお考えでしょうか。

我が国では長年のデフレの中で企業部門がコストカットを行ってきた結果、収益の増加に比べて賃金が抑制されて、実質労働生産性と比較して物価上昇を上回る賃上げが進んでこなかったと承知しています。

足元では賃上げ率が2年連続で5%を上回るなど、長く続いたコストカット型経済からその先にある新たな成長型経済へと移行する段階まで来ていると思います。

実質賃金で見ると、その伸びは政府経済見通しでお示ししましたが、令和6年度にプラス、令和7年度及び8年度もプラスとなる見通しです。

いろいろやはり見ていますと、国内投資、これがものすごく弱かったというところも、さっきおっしゃったような良い循環が起きてこなかったそういった原因だと思います。

とにかくしっかりと国内投資を増やして強い経済をつくって賃上げの原資を生み出すということと、物価高対策を着実に実施するということで、物価上昇を上回る継続的な賃上げ、これを実現したいと思っております。

コーポレートガバナンスと人的投資への資源配分
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 企業の経常利益や株主還元は大幅に増えたが、賃金上昇は限定的である
  • 成長投資の成果が株主だけでなく、確実に社員の賃金に結びつく仕組みが必要
  • コーポレートガバナンスをどう進化させ、賃金上昇に結びつける戦略があるか
答弁
高市早苗
  • ガバナンス改革は持続的成長と企業価値向上が目的であり、直接的な賃上げ目的ではない
  • ただし、成長には従業員等のステークホルダーとの適切な協調が不可欠である
  • 利益を株主還元とともに人的投資などの成長投資に配分することが求められる
全文
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では、この生産性の上昇とともに、日本が勝ち取ったその企業利益はどこに行ったのかということを確認させていただきたいと思います。

パネルの3をご覧ください。

これは、この30年間、よく「失われた30年間」と言われますけれども、何が失われたかということを確認させていただくために、ご覧になっていただいているパネルの3であります。

これは財務省の法人企業統計年報から取ってきておりまして、大企業も中小企業も含んだ数字であります。

今世紀に入りまして四半世紀、日本の企業の経常利益は5倍になっています。

そこそこ儲かっているんですね。

この5倍になった経常利益を活用して、株主への還元、配当金を中心とした還元は8倍になっています。

5倍儲かったお金にさらに輪をかけて、株主に8倍払っています。

その中で企業ですから将来のために投資をしなければいけないので、研究開発、設備投資が必要なんですけれども、なんと25年間で将来のために設備投資されたその金額は1.3倍。

たったの30%です。

さらに残念なのは賃金、この20年間で増えた金額は1.08倍、8%です。

今世紀に入って企業業績は、大企業、中小企業、とりわけ大企業は5倍儲かっています。

株主に8倍払っています。

にもかかわらず、社員の方には8%しか払っていないんですね。

ここに実は最大の問題があると思っています。

私は経営者の方を責めているわけではありません。

なぜならば欧米と違って、経営者の方は例えば株主にいっぱい配当したからといって、ボーナスが何億円ももらえたりしません。

経営者の方は社員の方の雇用を守りたかったんですね。

その上でしっかりと内部留保と思ってこういう形をとったところ、結果としてこういう悪循環に陥ってしまった。

この掛け違えたボタンを今後どうやって掛け直していくかということが、すごく大切だというふうに思っています。

実はこの歴史の中で、さまざまな思いが社員の方、そして企業経営者の方にあったことはわかりますけれども、これを大きく変えたいという思いで、総理ご自身がこの予算案を成立した後に危機管理投資や成長投資をやっていこうとされて、17分野からこれ、シナジーで広がると思います。

成功する可能性も高いと思います。

けれども、その結果、可能性として、その業界や企業はめちゃくちゃ儲かるけれども、社員の給料は全く増えないという可能性はもちろんあります。

これをどうやってリンクをつけて、政府がやろうとしている危機管理投資や成長投資が、会社や業界の利益を超えて、もちろん株主に回ってもいいですけれども、社員の方の給料にしっかりと回るかということを担保していくことも、大きな政治の責任だというふうに思うんですね。

実は金融庁と東京証券取引所が2015年に日本版のコーポレートガバナンスの改定をやっています。

かなり高層しました。

その結果、株価が大きく上昇したそのドライバーになっています。

けれども、本来このコーポレートガバナンスというのは、株主に対してどれぐらい優遇をするかということではなくて、ステークホルダー、株主、顧客、社員、その企業に関わる全ての方々に対する利益配分を、どのように適切に行っていくかということが本質だというふうに思っています。

そして総理ご自身も、実は施政方針演説の中で、「コーポレートガバナンスの在り方を見直し、企業の長期的な成長に資する人的投資や、新事業への投資がより積極的に行われるよう、株主への還元も含めた企業の資源配分戦略を成長志向型に変容させていきます」というふうに述べられていらっしゃいます。

日本は自由経済、資本主義の国です。

けれども、例えばフランスは労働分配率、日本は労働分配率、この30年で10%落ちてまして、今60%ぐらいです。

フランスは労働分配率の目標が法律になっています。

他国では労働分配率を公表することを義務付けている国もたくさんあります。

今、圧倒的な人手不足の時代で、社員の方をどう優遇するかということが、実はその会社並びに日本経済に大きなポイントになっているときに、総理ご自身、コーポレートガバナンスをどのように進化させて、そして単に企業が儲かるだけではなくて、確実に働く方の賃金に結びつくように、どういう戦略をお持ちなのかということを教えてください。

コーポレートガバナンス改革は、企業の持続的な成長と、中長期的な企業価値の向上を図る観点から推進してきたものでございます。

必ずしも、賃上げや労働分配率の向上を直接の政策目的としたものではないのですが、企業の持続的な成長を実現するためには、株主のみならず、従業員をはじめとする様々なステークホルダーと適切に協調するということが求められます。

こうした観点から、企業が自社の成長段階を考慮した上で、成長により得た利益を株主への還元とともに、人的投資などの成長投資に……。

人的投資の還元と経済の好循環
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)

- 企業業績が社員に還元されるよう、ガバナンスコード等で形づくる姿勢があるか

答弁
高市早苗
  • 人的投資は非常に重要であり、従業員の所得増が需要増、事業者の利益増、さらなる投資へとつながる好循環を目指す
  • そうした企業が高く評価される社会的な風潮を作りたい
全文
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岡本三成君総理、ご丁寧な説明をありがとうございます。

さらにお伺いさせてください。

ということは、確かにこの成長投資の中で企業業績も上がっていくけれども、それがしっかりと社員の方に還元されるように、これまでも賃上げ税制等もやってまいりました。

対応政策ですけれども、必ずしもそれが功を奏しきれなかったところもあります。

ということは、ある程度の北風政策というか、それが一義的には北風でも、日本経済全体にとっては対応政策だと思いますので、この企業業績等が社員の方の賃金に回るような形も、ガバナンスコードとして今後形づくっていくような姿勢でいらっしゃるという認識でよろしいでしょうか。

高市早苗内閣総理大臣人的投資は非常に重要だと考えております。

そしてやはり従業員も、例えばものづくりの企業であったりサービス産業であったりした従業員もお取引先もお客様なんですね。

だから従業員の方の所得が増えれば、それでまた需要も増えますよね。

物を買います。

そうするとまた事業者が儲かります。

また賃上げや研究開発投資、設備投資にも結びつく。

関連業者も儲かっていくというようなことで、非常にこの経済のパイを大きくしていくことにもなります。

それからやっぱりそういう企業というのは高く評価される、そういう社会的な風潮を作っていきたいと考えております。

中小企業の賃上げ支援と価格転嫁
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 中小企業では価格転嫁が進まず、賃上げ原資を確保できない現状がある
  • 公正取引委員会による取り締まりや、大企業との価格交渉への注視を求める
答弁
赤澤亮正
  • 適正取引促進法の着実な執行や発注者リストの公表により、賃上げ原資の確保を支援する
  • 設備投資支援、事業再編、金融支援などあらゆる施策を総動員し、中小企業の稼ぐ力を強化する
全文
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その上で、中小企業の賃上げには別の形の支援が必要だと思っているんです。

なぜならば、多くの中小企業は払いたくても払えないというところが多くて、価格転嫁がやはり進んでいないことです。

今年の1月から取引適正化法が施行されています。

チャンスだと思います。

今、価格転嫁率は約53%。

これは仕入れ値が100円上がったのに、売り値は53円しか上げられないという状況で、どんどんやはり中小企業の売り上げが下がってしまっているんですね。

法律でもしっかり取り締まろうということで、公正取引委員会の方に頑張っていただいていて、この予算の中に、公取の人員を110人ぐらい増やすという予算も入っています。

私も500人ぐらい増やしていただいていいんじゃないかと思っているんですが、ぜひ公取もしっかりワークをさせながら、中小企業庁とともに、その取引相手である一般的には売先大企業との価格交渉もしっかりと目を配っていただきたいと思っているんですけれども。

雇用の7割、付加価値の5割を占める日本経済の屋台骨である中小企業、小規模事業者が、持続的な賃上げを実現していくことが、我が国の経済成長にとって極めて重要であることは、委員御指摘のとおりであります。

まずは、払おうと思っても払えないという御指摘、まさにあったとおりで、中小企業等が賃上げの原資を確保できるよう、本年1月に施行された適正取引促進法の着実な執行、あるいは価格転嫁交渉等の状況を整理した発注者リストの公表、取引適正化、その上で中小企業、小規模事業者の稼ぐ力を抜本的に強化するために、企業の成長や生産性向上、省力化に向けた設備等支援、事業承継M&A等による事業再編、経営改善や事業再生に取り組む中小企業への金融支援、物資型による伴走支援の体制強化、さらには委員御指摘のあった後継者育成の体制強化、あらゆる施策を総動員してまいります。

このような取組を通じて、現状維持ではなく、変化に挑む企業や人が報われる形に軸足を移し、筋肉質な強い中小企業への行動変容を促してまいります。

公務員およびエッセンシャルワーカーの処遇改善
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 地方公務員の給与は民間賃上げのベンチマークとなるため、大幅な賃上げを求める
  • 介護士や保育士等のエッセンシャルワーカーの処遇改善をさらに加速させるよう求める
答弁
高市早苗
  • 国家公務員は民間給与との均衡を考慮し、適切な給与改定に取り組む
  • 介護人材については、補正予算による緊急対応や報酬改定を通じて処遇改善を行う
全文
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加えて、これ公的部門で働いていらっしゃる方の賃金、例えば地方公務員の方の給料、これは地方の企業の賃上げの大体ベンチマークになっています。

なので、公務員を敵みたいな風潮が以前はありましたけれども、今、国家のために働いてくださる方なんて本当にありがたい皆様で、地方の公務員の方の給料にもぜひ目配り、そして実際大幅な賃上げをお願いしたいと思っています。

これまでも総理ご自身が取り組んでくださっている介護士や保育士等のエッセンシャルワーカーの方々、こういう方々の賃上げもやっていただいていますが、これまで以上に、それこそ民間を引っ張るぐらいの勢いでシナジーを出していただくということをぜひお願いしたいと思います。

いかがでしょうか。

答弁もお入れになってしまいましたが、地方公務員の給与についてもお尋ねがございました。

国家公務員は民間給与等の均衡を考慮して、近年引上げ改定がなされております。

適切な給与改定に取り組んでまいります。

また、介護人材、あと保育士の処遇改善も重要で、介護人材は令和7年度補正予算による緊急的な対応に加えまして、令和9年度の定例改定を待たずに、令和8年度介護報酬を……。

円安による賃上げ阻害と構造転換
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 円安による輸入物価上昇が企業の業績を下押しし、賃上げを阻害している
  • エネルギーやデジタル赤字などの構造的な円安要因を転換し、日本を強くするための見解を問う
答弁
片山さつき

- 予算案を通じて、為替変動に左右されない強い経済をつくることを目指している

全文
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私、午後もまた立たせていただきますけれども、財務大臣に質問するつもりでした。

為替のこと、この水準のことをお伺いするつもりです。

御存じのとおり、輸入物価が上がっている最大の理由、物価高の理由は為替なんですけれども、実は厚労省の数字で、賃上げができない理由の最大の理由は円安だという資料があります。

要は輸入物価が上がっているから、エネルギー代や資材価格が上がって企業の業績を下押ししてしまって、ただ単にお買い物するときに輸入物価が問題になっているんじゃなくて、賃上げを阻害しているのも円安だということですので、このことも含めまして、また午後に財務大臣に。

財務大臣では為替の水準についてお答えできないのはわかっていますけれども、構造的な円安を転換するために、例えばエネルギーだけで26兆円、毎年円が出ていっています。

例えばデジタル赤字だけで7兆円出ていっています。

構造転換をして日本を強くするということに関しまして、財務大臣の御見解、ぜひお伺いしたいと思います。

まさに今回御提出している予算案につきましても、全て強い経済をつくるという意味で、総理もよくおっしゃっているように、こういった為替の変動に左右されないような強い経済ということは、まさに御指摘の点を含んでいると思います。

資産運用立国の戦略と国民への還元
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 企業業績や株価上昇の恩恵が、株を持たない大多数の国民(約4人に3人)に届いていない現状を指摘
  • 貯蓄から投資への移行を促す資産運用立国の取り組みにおいて、具体的にどのような戦略で家計に恩恵を還元するのか
答弁
高市早苗
  • 強い経済の実現による賃金上昇と、資産運用立国の推進による所得向上を同時に目指す
  • 子どもNISAの導入(令和8年度税制改正)など、安定的な資産形成環境を整備する
  • 年金積立金への好影響を通じて、直接的に株式を持たない国民にも効果を波及させる
全文
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午前の質疑の最後に、このグラフをご覧になっていただきまして、これまで30年間、企業業績は良かったけれども、残念ながら賃金には回っていなかったということを確認をさせていただきました。

そして今回、高市政権の中で取り組んでいただこうとしている危機管理投資、成長投資、これ、ぜひうまくいくように尽力お願いしたいし、お手伝いさせていただきたいんですけれども、それがうまくいったときに、それがしっかりと賃金に回るようなガバナンス行動についても、今後具体的に政府としてお取り組みいただけるということも確認させていただきました。

その上で、株主にも当然配当等いきます。

もし国民の多くが直接的に株を持っていれば、賃金も上がる。

そして政府のさまざまな政策で株価も上がったときに、株を持っていれば、そこからの配当や株価の上昇からも恩恵を受けられるいい流れになればいいなと思っています。

新NISA等の拡充がありまして、証券業協会の今の調査では、成人の方のうち約24%、4人に1人が株式や投資信託をお持ちです。

けれども別の言い方をすると、4人に3人は株価が上がっても自分の生活には何の恩恵もないんですね。

ですから、これをどういうふうに好循環をつくっていくか。

株価の上昇が欧米のように一人一人の生活そのものになっていくようにしていくかということは、非常に大切だと思っています。

「貯蓄から投資に向けた資産運用立国の取組を深め、国民の皆様の安定的な金融資産形成を促します」とおっしゃっています。

企業が儲かる、そして設備投資、研究開発にお金を回してもらう。

賃金もしっかりと上げた上で、株価上昇、そして配当金の恩恵も、それぞれの個人の方に、家計に受け取っていただきたいと思っているんですが、具体的にどのような戦略をお持ちでしょうか。

政府としては強い経済の実現を通じて、物価上昇に負けない賃金上昇を目指していますけれども、そうした努力と合わせて資産運用立国の取組を深めて、賃金以外の所得を含めた国民所得の向上につなげていくということも重要な課題だと思っております。

これまでの取組によって、足元のNISA口座数が2800万に達するなどの成果を挙げていますが、令和8年度税制改正では、新たに子どもNISAを導入することといたします。

今後ともより多くの国民の皆様が安定的な金融資産を形成できるような環境を整えてまいります。

また、資産運用立国の取組によって企業価値が向上した場合、年金積立金への好影響を通じて、直接株式を持たない皆様にも大きな効果がありますので、資産運用立国の多くの取組を進めて、より多くの皆様が成果を実感できるようにしてまいりたいと考えております。

政府系ファンド(日本成長ファンド)の創設と運用
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 政府が保有する多額の現預金や低リターン資産を、GPIFのノウハウを用いて適切に運用することを提案
  • インフレ時代において資産を減らさないリスク管理を行い、運用益を予算等を通じて国民に還元する仕組みを構築すべきではないか
答弁
片山さつき
  • (片山財務大臣)政府系ファンドの目的や規模により判断が異なるが、条件を満たし運用益を上げられるのであれば良いことだと考える
  • (高市総理)世界経済の成長を日本に取り込む問題意識を共有しており、安全性を担保した上でのリスク・リターンや機会費用を考慮し、検討することを期待する
全文
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直接的に株をお持ちでない方が今、4人に3人いらっしゃって、けれども間接的には年金運用の恩恵を受けることはできると。

けれども、GPIF年金運用法人のお金が実際に年金としてお受け取りいただくのは、多分数十年後の先の皆様です。

現役の皆様が受け取れる可能性は高くないという現状において、さまざまな施策を講じていただきたいと思っているんです。

昨年の特別国会の予算委員会で私、提案させていただきまして、総理と片山財務大臣に「日本成長ファンド(ジャパン・ファンド)」をご活用いただいたらどうですかということを申し上げました。

その趣旨の一つは、もしそこでしっかりとした運用益が出てきて、それを国民に還元するような仕組みを作ることができれば、直接的に自分では株に投資をされていない方も、さまざまな経済成長の恩恵が自分に直接返ってくるというふうな仕組みづくりにもなるというふうに思ったからなんですね。

あのときに総理、そして財務大臣から非常にポジティブな御答弁いただきましたけれども、日銀の資金循環統計では、政府の中で現預金のお金が約100兆円あります。

そして政府の中で日本国債等の安全安心で低リターンの運用が約125兆円。

そして外貨建て債券を含めた対外証券投資が330兆円。

現金で持っているのが勝ちですから、物の値段が下がりますから、現預金でよかったんですが、今完全にインフレの時代になりました。

現金で持っていると、物の値段が上がりますので、国富が、つまり国民の富がどんどん目減りしている状況を改善していきたいというふうに思っているんですね。

そこで昨年も申し上げましたけれども、先ほど総理も御言及をいただきました年金運用法人GPIFの運用ノウハウを使ってこの活用されていない国民の資産、政府の資金、この全部とは言いませんが、しっかりと活用できるものを活用していきたいなと考えています。

これは2001年に、それまで日本国債のみの運用だったものから自主運用を始めまして、25年経ちますけれども、累積の運用収益は196兆円になっています。

ですから過去5年間の運用収益は約100兆円。

ただ、このGPIFの素晴らしいのは、取っているリスク量がものすごい小さいんですね。

このノウハウをぜひ活用したいというふうに思っているんです。

インフレの時代に何もやらなくて、目減りしたリスクを誰が取るかということも、私は大切な時代になってきたと思っているんですね。

GPIFのノウハウというのは、世界の経済が成長すればその恩恵を日本が受けるという、そのポートフォリオがGPIFのノウハウなんですけれども、このことが直接的に、今適切に運用されていないお金で、同じようなノウハウでしっかりとリターンを得ることができれば、株式を直接持っていないような75%の方にも、その恩恵を、例えば政府のさまざまな施策の予算としてお使いいただくことによって還元することができます。

けれども、この十分に活用されていないインフレの時代における現預金に近い政府資金を適切に運用していくということにつきまして、まず片山財務大臣、どのようにお考えか改めてお伺いできればと思います。

片山財務大臣:まさに岡本委員の大変特異な、素晴らしいノウハウがお話になるところなんですけれども、一時は外貨準備高180兆についてご言及されていましたので、この問題については、まさに介入資金につきまして、その手の内を明らかにすること自体があまり各法の当局はやっておらず、それが有利なのかということで大議論がある上に、そもそもということがあるという話になってしまうんですが。

そうでなくて一般論として、安全性等の上からある程度GPIF的なリスクが、政府系ファンドにつきましてはどういう目的で、どのくらいの規模のものを作るか。

これを作っていくかによって、全く違ってくると思うので、今ここで私どもの立場で「作りましょう」とは言えないんですが。

そういったものの中で、委員がおっしゃったような、一定の、あまり大きくはないけれどもGPIF等の利益が取れる、リスクが取れるものがあるのであれば、そういうことが可能であるというふうに思いまして。

そういったものがありますので、これらにも配慮する必要がありますが、その上で全ての条件を満たせば、運用益をきっちりと上げて、輸出利益をなくしていくことは、これはいいことだと思っております。

内閣総理大臣の高市早苗さんは、「世界経済の成長を我が国の経済成長に取り込むべきだという問題意識は共有をいたします。

昨年ご提案いただいたときも、これから制度設計に入っていくというような検討に入っていくという段階でございましたので、私も安全性を担保した上で、リスクとリターンの関係性、それから運用しないことによる機会費用、これは考慮すべきだという問題意識を共有させていただいた上で、ジャパンファンドの検討にこれから入られるのを楽しみにしております。

多角的な経済外交と資源開発の連携
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 日米関係を重視しつつも、アメリカ一本足打法ではなく、カナダやオーストラリア等の同志国との連携を深めるべきと主張
  • 南鳥島沖のレアアース開発等において、アメリカ以外の国々のノウハウも取り入れ、経済的恩恵を最大化してほしい
答弁
茂木敏充
  • 同志国との連携を深め、多角的重層的な外交を展開する方針である
  • 特定国に依存しない強靭なサプライチェーン構築のため、資源や技術を持つ同志国(豪州、仏国等)との連携を進める
  • CPTPPの戦略的な拡大や、EU・ASEAN諸国との重層的な関係構築に取り組む
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赤澤経産大臣とともに、米国との関税交渉、またそれに連なる形での日本からアメリカへの投資、5500億ドルの中で、先日3つのプロジェクトが走り出したということ、大変素晴らしいと思っています。

その上でですね、やはり関税の先行きも含めまして、アメリカだけの一本足打法というのはかなり危うい時代になってきたというふうに思っています。

先日、カナダのトルドー首相がダボス会議の中で「ミドルパワーズ」という提案をされ、アメリカを念頭に置きながら、それ以外の自由貿易に価値があると思う国々で連携をすることによって、さらに大きな世界経済への貢献をしていきたいという話をされて、ちょうど3月6日からトルドー首相が日本に来院されるということも聞いておりますし、素晴らしいいいタイミングですから話を進めていただき、アメリカとは当然日米同盟を築きますからやっていく。

ただ、それ以外の国とも、例えばCPTPPの加盟国とともにさまざまなことを前に進めていくということを、これまで以上にご尽力いただきたいと思っているんですね。

それで先日、南鳥島沖でレアアースの泥が採掘をいたしました。

あのときに実は総理が、今後これをアメリカとの共同開発も含めまして検討していきたいということをおっしゃって、確かに昨年、この資源について一緒に取り組んでいくということをアメリカとも正面で交わしていらっしゃいますし、3月の日米首脳会談のときにトピックになるのかもしれませんけれども、アメリカ以外の例えばカナダやオーストラリアにも、地下6000メートルからしっかりと組み上げて、そして産業化していくというノウハウ、大変大きなものがあります。

アメリカに限らず、いろんな国々とともにやっていく可能性をぜひ追求していただきたいと思っているんですね。

けれども、アメリカだけではなくて、それ以外のところともやっていくことが、アメリカに対するいい牽制にもなるというふうに思っていますので、アメリカ一本足打法以外のところもしっかりと拡大をしながら、経済の恩恵を日本に最大化できるようなお取り組み、ぜひお願いしたいと思っているんですが、いかがでしょうか。

日米関係はもちろん重要でありますが、それ以外の同志国との連携もさらに深めていくことが、御指摘のように重要だと考えております。

先般の私の外交演説でも、高市内閣の掲げる「平和と繁栄をつくる責任ある日本外交」、これを推進すべく外務大臣として、様々な分野で国際社会から期待される日本の役割と責任を果たしていくため、国際社会の変化に対応した多角的重層的連携をリードする、包容力と力強さを兼ね備えた外交を展開していくと申し上げたところであります。

ここに関連して委員の御指摘で2点申し上げますと、1つはやはりこういったサプライチェーンにも関連する問題でありますが、これまで我々が築き上げてきた国際秩序は、様々な挑戦を受けて揺らいでいる。

また、重要鉱物をはじめとする特定国に依存をしない強靭なサプライチェーンの構築、こういった新たな課題も生まれているところでありまして、これを受けて資源を持っている国もあります。

それぞれの強みを生かしながら、そういった同志国との連携、オーストラリアもありますし、フランスもありますし、途上国もありますし、進めていきたいと考えております。

また、自由で公正な経済秩序を維持、強化をするためには、委員御指摘のCPTPP、まさに日本がリードして成立して今拡大をしておりますが、これも重要でありまして、その高い水準を維持しつつ戦略的な拡大に取り組んでいきたいと思っておりますし、CPTPPの各国、さらにはEU諸国、そしてASEAN諸国とも重層的な関係をつくっていければと思っております。

CPTPPの主導権強化と常設事務局の日本設置
質問
岡本三成 (中道改革連合・無所属)
  • 日本がリードしてCPTPP加盟国の首脳を集め、自由貿易の価値を世界に発信するリーダーシップを発揮してほしい
  • 日本にCPTPPの常設事務局を設置し、AIエージェント等を活用して効率的に運用することで、ルール作りを主導してほしい
答弁
高市早苗
  • ルールに基づく自由貿易体制の維持拡大は経済外交の柱であり、CPTPPの拡大や改定を目指す
  • 事務局の効率的な運用に関する議論についても、積極的に貢献したい
  • AIエージェントの活用提案も含め、日本として積極的にリーダーシップを発揮する
全文
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最後に、総理に、CPTPPを含めました自由貿易の同志国との関係強化について、御提案、そしてお願いしたいことがあります。

そのときに昨年議論をして、当時私たちは石破総理に御報告をし、イギリス側もスターマー首相に御報告された一つが、CPTPPのレベルをもっと上げて、そして同志国を増やして、アメリカに対抗するとは言いませんでしたけれども、自由貿易の価値をもっと前に進めていこうということなんですね。

今年それを議論した後に、また総理にもぜひその議論を御報告させていただきたいと思っているんですけれども、何が言いたいかというと、今このCPTPP、いい感じになってきましたけれども、やはりここで、これはもともとアメリカも入ろうとしていたところがアメリカが入らなくなって日本がリードして作ったものなので日本が中心なんですけれども、例えばCPTPPの関係大臣会合というのが昨年10月かな、行われまして、岩田副大臣が行かれましたけれども、首脳会談ってやったことないんですね。

日本で高市総理がリードをしてCPTPP加盟国の首脳を全部呼んで、そして自由貿易の価値を高らかに歌いながら、世界に大きな波動を起こしていくようなことを、私、ぜひ当たれたらどうかなというふうに思っているんです。

加えまして、今、常設の事務局がありません。

日本に常設の事務局を招聘する。

ルール作りも日本が主導するということをぜひやっていただきたいと思っていて、今AIの時代で、この17分野の中に半導体が入っていますけれども、日本のトップのAI会社の方に聞いたら、AIエージェントを入れさせていただければ、この事務局の仕事量もものすごく少なくすることができるというふうに言っています。

ぜひ今、なかなか国際社会の中でこの自由貿易の価値を認めないような大国も出てきたときに、日本がリードをして、そしてTPPをリードをして世界のトップを集めて、日本で高市総理がそのど真ん中で、日本と世界の価値を、日本が本当に世界のど真ん中に座ると。

加えまして、その責任を負う形で事務局も日本につくって、最先端のAIエージェントでそれを回していくようなことをぜひ実現していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

ルールに基づく自由貿易体制の維持拡大、これはもう我が国の経済外交の柱です。

特にCPTPPですけれども、戦略的な観点からその高い水準を堅持しながら、締約国の拡大、それから協定の改定を目指す、それからASEANやEUとのさらなる連携の可能性を模索するということが重要です。

委員御指摘の事務局に関する議論についても、その効率的な運用の観点を含めて積極的に貢献したいと思います。

今、議長国じゃないんで、私が日本にみんなを呼んでやれるかどうか、今、確定的なことは申し上げませんが、ただ、AIエージェントの話、ご提案も含めて、このCPTPPの発展のために、日本として積極的にリーダーシップを発揮して、ルールに基づく自由貿易体制の維持拡大に貢献をしてまいります。

年金生活者支援給付金の受給要件
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 年金生活者支援給付金の受給要件を簡潔に提示することを要求

答弁
上野賢一郎
  • 65歳以上の老齢基礎年金受給者であること
  • 前年の年金収入等が約81万円以下であること
  • 同一世帯全員が市町村民税非課税であること
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まず具体的に、今回の一般会計の予算の中のことについてお伺いします。

4716億円の予算がついている「年金生活者支援給付金」というのがあるんですね。

これはかつて我々民主党政権のときに創設をしまして、自民党政権でも引き継いでいただいているものですが、ただあまりPRしていただいていないので、ご存じない方がほとんどです。

この議場におられる方も、年金生活者支援給付金を知っている方いらっしゃいますかね。

あまり一人一人かどうか分かりませんけれども。

これは年金額が非常に少ない方に上乗せ年金を支給する、こういうような年金制度でございまして、今の物価高でもちろん現役世代も大変でございますが、やはり年金受給者も物価よりも年金は上がらないわけでございますので、本当にお困りになっておられる方も多数おられる。

そういう方々のための年金生活者支援給付金でございますが、これは厚労大臣、端的に受給要件を簡潔にお示しください。

厚生労働大臣上野賢一郎君。

具体的な支給要件でございますが、例えば老齢年金生活者支援給付金につきましては、65歳以上の老齢基礎年金の受給者であり、前年の年金収入等の金額が約81万円以下であること、また同一世帯の全員が市町村民税の非課税であることが要件となっております。

年金生活者支援給付金の未請求者対策と周知方法
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)
  • 申請主義による申請漏れ(未請求者)が多い現状を指摘
  • 郵便通知の工夫、電話連絡、訪問などの積極的なアプローチを要望
  • CMや新聞広告による広報、マイナポータルを活用したプッシュ型通知システムの導入を提案
答弁
上野賢一郎
  • 未請求者は令和6年度に約2万人まで減少している
  • 勧奨郵送の回数増加や封筒の文字拡大などの対策を実施済み
  • さらに未請求者をなくす手法を前向きに検討する
  • 新聞・テレビCMのほか、市町村役場やコンビニ等での広報を継続し、プッシュ型通知などの方法も検討する
全文
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長妻昭君。

これであっても申請主義なんですね。

つまり申請しないともらえないということで、申請漏れがすごく多いですよ。

これが全然手つかずということになっております。

これは年間6万円もらえる方もおられますし、12万円年間上乗せ年金をもらえる方もおられます。

これ全部税金で支給するわけでございますけれども。

これについて、例えば令和2年には対象となるであろう方に、ほぼなる方に58万人郵便で送りましたけれども、6万人の方が何にも手続きをされておられない。

大体1割の方。

ほかの年も1割近くのときもありますし、5%のときもありますけれども、かなりの方が申請されておられない。

これいろいろ聞いてみますと、意味がわからなくてそのままほっといたという方もおられるようでございまして。

非常に、1回送って申請がなかったらもうスルーするということで、これ2年の時事ですので、もうもらえないということになってしまいます。

これぜひ厚労大臣には、ただ1回送って応答がなかったらそのままスルーするのではなくて、やはり電話とか、三百の年金事務所がありますので、あるいはもう一回郵便を工夫して、何かちっちゃい字でいっぱい書いてあって封筒にわからないので、「これをもらえます」というような大きな意味合いの書き方とか、あるいは訪問するとか、そういうようなことをやっていただけないでしょうか。

長妻昭君。

今おっしゃったことも重要なんですけれども、毎年毎年違う方なんですね。

対象者が毎年来ない場合、それはほっとかれて、また次2万人とか、次6万人とかですね。

それは徐々にその年は減っているかもしれないけれども、前に申請しないと駄目な方はそのままスルーするわけです。

毎年毎年新規で条件が発生しますので、ですから置いてきぼりになった方が相当多いので。

あとPRをぜひしていただきたいんですね。

多くの方が年金生活者支援給付金を知らないわけで、これぜひCMとか新聞広告とか、そういうことをして大きくPRをしていただきたいと。

そしてチームみらいの方からプッシュ型給付システムという提案もありまして、私も賛成なんですけれども、この対象となる方にきちっとマイナンバーカードをマイナポータルとかいろんなところでお知らせをしていく。

こっちから積極的に、まだの方にはもう毎月ぐらいお知らせをするような、そういう仕組みも取れるはずでありますので、こういうことも含めて、こういう大切な制度、今実際に700万人の方が受けておられるんですけれども、まだまだ漏れている方がおられますので、最後に総理、こういう漏れがないようにきちっとそういうサービス給付を受けられる方に周知徹底する方法をさらに考えていくという御答弁を最後いただければ。

厚生労働大臣上野賢一郎君。

お答えいたします。

非常に大事なご指摘だというふうに思っております。

先ほど今委員からご紹介いただきましたように、令和2年度では約6万人の方が未請求でした。

これ年々改善をしておりまして、直近令和6年度では約2万人まで減少しております。

ただそうは言っても2万人の方が未請求ということでありますので、いろんな手法を今取らせていただいております。

今3回ですね、勧奨郵送をさせていただいたり、あるいはホームページ等でもお知らせをしたり、あるいは封筒、お送りする封筒も今相当大きな字で「請求できますよ」「給付金がもらえますよ」という話を書かせていただいております。

そういったことをやらせていただいておりますが、さらにどういったことをやればこの未請求者がなくなるのか、十分検討させていただいて、前向きに検討していきたいと思います。

内閣総理大臣 高市早苗さん。

大事な御指摘ですね。

個別に案内していると言っても、それでもそのまま申請されない方もいらっしゃるということで、新聞広告、テレビCMの周知広報のほかに、市町村役場、郵便局、スーパーマーケットでのポスター掲示、また病院とか診療所、薬局でのデジタルサイネージ広告、新聞突き出し広告、コンビニレジ液晶ポップ、店内放送、いろいろやってはいるんですが、ただやっぱりプッシュ型で来ないとなかなか気がつかないという場合もあります。

子育てなどでマイナポータルをご利用いただいておりますけれども、いろんな方法を検討させたいと思います。

持ち主不明年金記録の検索と公表
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)
  • 「ねんきんネット」の持ち主不明記録検索の利用者が少ないことを指摘
  • 2,500万件ある記録を、個人情報に配慮しつつ五十音順などで公表し、権利者を特定することを提案
答弁
上野賢一郎
  • 本人の同意なく氏名・生年月日等を公開することは困難である
  • SNS等を含む各種媒体でPR活動を積極的に行い、利用を促進する
  • 記録の統合は重要であるため、周知が進むよう指示を出す
  • 公表方法について具体的にどのような工夫が可能か研究する
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1点目、これもあまり知られていないので残念なんですけれども、「持ち主不明記録検索」というものがありまして、例の消えた年金問題というのがありました。

私も追及させていただきましたけれども、これでおかげさまで今1,600万人の人の記録が戻って、年金額にして2.9兆円の年金をお戻しすることができました。

ただ、まだ難易度の高い消えた年金記録、つまり基礎年金番号に統合されていない記録というのはまだ結構あるんですね。

これについて私どもの強い要請で、年金機構の「ねんきんネット」というホームページに検索画面を作ってもらいました。

ここで名前と生年月日だけでいいんです。

名前と生年月日だけ入れるとその人の記録かもしれないものが出てくると。

こういう仕組みなんですね。

実際にある関西の方の男性が、親の亡くなったお母さんの名前と生年月日を試しに入れて検索をしたらパッと出てきて、年金事務所に行きましたら700万円相続できたというようなことがあり、相続もできるんです。

親とか親戚含めて、当時消えた年金問題で、大きくなったときに亡くなっておられる方とか、その後亡くなった方で請求漏れの方は相続できるようになっていますので、そういうことも亡くなった方も含めてこれ検索できるということがあるんですね。

ただ、これが非常に、これも宣伝をしていただいていないんですよ。

やはりちょっと言っちゃ悪いんですけれども、自民党政権になってあまりこの年金問題というのは熱心じゃないんですよね。

さっき申し上げたようなことや、こういう年金について皆さんが漏れている、あるいは消えている、抜けているということについてですから、これPRをしていただきたいということがまず一義的にあります。

私驚いたのは、年金事務所に話を聞いたときに、日本年金機構の職員も知らないんですよ、この検索画面。

「こういうのあるんですね」と言っているわけです。

本当にちょっとおかしな状況であります。

そして厚労大臣にちょっと聞きますけれども、このねんきんネットの持ち主不明記録検索の背景には、どのくらい、何万件ぐらいのデータが背後にあるんですか。

長妻昭君。

これ2,500万件がこの背後にあるわけで、それがほとんど検索されずに、知られずに残っているということです。

消えた年金記録5,000万件というのを我々追求しましたけれども、今現在正確に言うと3,435万件は解明されたということでありますが、まだ難易度の高い記録が残っていると。

こういうことも、どうぞお忘れなく、肝に銘じていただきたいんですけれども、これももはや私はちょっと提案したいんですけれども、その2,500万件の記録をもう世にさらすことが必要なんじゃないかと。

検索というよりは、例えば名前を五十音順にずらっと並べて、「〇〇さんの記録が」統合されていませんよと。

統合すれば年金が増えるかもしれないというような形で、もう公開するということが、そろそろというか、もう相当時間も経っていますので必要なんじゃないかというふうに思うわけでございます。

そのとき、もちろん同姓同名とか、あるいは個人情報、あるいは詐欺に使われるとかリスクがありますので、工夫しながら、やはり公表する時期に私はもう来ているんじゃないかと。

2500万件あるわけですからね、まだ。

これ、大臣どうですか。

長妻昭君。

3ヶ月で9件見つかったということなんですが、ちょっとやっぱり利用者が少ないと。

これもテレビ、ラジオを見ている方に強く申し上げたいんですけれども、日本年金機構のホームページを見ていただくと、これマイナンバーカードとかではすぐ入れますし、一定の手続きがいるんですけれども、「持ち主不明記録検索」という画面がありますので、ここで名前と生年月日だけ入れれば、お亡くなりになったご両親の記録でも大丈夫なので、名前と生年月日だけ入れれば可能性のある記録が出てきますので、本当に活用を、ぜひ皆さんもPRをしていただければというふうに思います。

高市首相に最後、この件でお伺いするんですけれども、やはりとはいえ2500万件背後にあるわけで、それぞれ全部がもちろんお金に結びつく、年金受給に結びつく記録とは限りませんけれども、その可能性の高いものもかなり含まれているので、それを晒していく。

もちろん全てを晒すと個人情報、この人がどこの会社に勤めているとかわかってしまうわけですが、その個人の人は結びついていないんで、その人は知らないわけですから、そこで言ってもらえれば結びつく可能性があるので、工夫しながら、詐欺とか個人情報に配慮して工夫しながら、2500万件の記録を公開していく。

その検討をぜひ指示していただきたいんですが、いかがですか。

ぜひ。

長妻昭君。

ただ、我々が消えた年金問題を追及したときに、自民党の方々が幾度も「最後の1人まで戻します」ということを何度も何度もおっしゃっておられたわけですよ。

こういう今状況なので、ぜひ高市首相、全面的に公表せよとは言っていません。

工夫して、工夫して、何らかの形で公表できるような、そういう検討をぜひしていただけないかということなんです。

いかがですか。

厚生労働大臣上野賢一郎君。

公表という手法も考えられなくはないのかなというふうに思いますが、やはりご本人の同意なく、名前と、あるいは生年月日、性別の個人情報を公開するということは、これは少々厳しいかなというふうに思っております。

ただ、委員からのご指摘もありますので、昨年の10月から12月にかけまして、実際にどれぐらい検索されているかということを調査をいたしました。

この3ヶ月間で約1万8000件だったかと思いますが、検索をされておりまして、実際、支給につながった件数もあります。

9件だったかと思いますけれども。

ですから、そうしたこともありますので、これをより使っていただけるように、各種媒体を使ったPR活動を積極的にやらせていただきたいと思いますし、厚労省の持つ媒体、SNSなども含めまして、そうしたもので積極的に広報をして、その状況をよく分析をさせていただきたいと思います。

内閣総理大臣高市早苗さん。

先ほど厚生労働大臣が答弁しましたが、やはり氏名、生年月日、性別を含む情報を公開するということを、ご本人の同意なしにというのは難しいかなと思っております。

ただ、年金記録の統合というのは、委員ご指摘のとおり大変重要でございます。

先ほど、持ち主不明記録検索、これも利用が進んでいないということで、こうした場で長妻委員が言ってくださったということ、これもまた大きいと思います。

厚生労働大臣には、さらに周知が進むように、その指示は出させていただきます。

内閣総理大臣高市早苗さん。

個人情報の保護を考えると、その工夫をしてというのが、どのように工夫をしたらよいのかということで、またお知恵をお借りしたいと思っております。

研究はいたします。

ただ、やっぱりちょっと具体的にお知恵もお借りしたいと思っております。

研究開発税制の適用企業名の公表
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)
  • 研究開発税制による減税額が1兆円を超えているが、個別企業の投資増減が把握されていないことを批判
  • 企業団体献金の弊害を指摘し、透明性を確保するため適用企業名と減税額を公表することを要求
答弁
赤澤亮正
  • 個別企業の増減詳細は把握していないが、マクロでは投資を押し上げる効果があったと認識している
  • 令和9年度税制改正において結論を得る方向で、透明化に向けた検討を行う
  • 与党税制調査会の提言を踏まえ、より一層透明性を高める方向で検討させる
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そしてもう1つは、次の租税特別措置という、ちょっと私から言わせると非常に首をかしげるような減税の方法というのがあるんですね。

これは研究開発投資を増やす企業に、そのためにそういう企業に減税をすると。

研究開発投資をしたところに、そういうようなことで研究開発を。

これを増やしてもらおうと、こういう趣旨ではあります。

これは最新のデータですけれども、例えば一番減税した企業、企業名というのは一切非公開になっているんですけれども、1180億円も1年間でポーンと気前よく税金をおまけしているわけですね。

これは上位10位だけは政府公表されているんです。

匿名の企業名は公表されておりませんけれども。

これは経産大臣にお伺いしますけれども。

これそれぞれこういう企業というのは減税したことで、その後、あるいはかなり前のデータもたくさんありますけれども、過去こういう減税をした企業というのは、その後それぞれの企業が研究開発費を増やしたのか減らしたのか、これはちゃんと把握されていますか。

長妻昭君。

これですね、「一定の効果がある」って、個々の企業が増やしたか減らしたかさっぱり分からないということですよね、今の答弁は。

これ国民の皆さん聞いておられてどう思われますかね。

この研究開発税制で減税しているのは、とうとう過去最高金額で初めて1兆円を超えました。

1兆円、今回の予算で穴が開いているわけです。

これをきちっと取っていれば1兆円入ってくるわけで、そこに穴が開いているんですね、今回の予算。

その1兆円、誰の金で穴埋めしているのかというと、個人の所得税とか国の借金ですよ。

穴埋めしているということで。

しかも、それだけ太っ腹に減税したのに、例えばこの1位の企業、2位の企業、個別企業がこの減税によってその後研究開発費を増やしたか減らしたかさっぱりわからないと。

ただ全体としては効果あるんじゃないかみたいな今の答弁ですけれども、これ私はこういうことが止まらない背景には、一つの理由として、私は企業団体献金の弊害があると思っているんですね。

企業団体によるパーティー券の購入というのもあると思うんです。

と言いますのは、これ全面的に企業名が非公開なんですね。

ところがマスコミが一社だけ探り当てたわけでありまして、その1社の企業は企業名が明らかになりました。

調べてみますと、やはり自民党本部に数千万円、企業献金している本部だけの企業でありました。

1社しかわかっておりません。

ですから私は、他の国でもこういう制度、似た制度があるんですね。

ヨーロッパでは全部企業名公表していますし、一定の金額以上は。

アメリカでも州によっては公表していますし。

日本もですね、これ公表してほしいと思うんですよ。

この決断はやっぱり総理にしかできないというふうに思いまして、事前にも総理に綿密にいい御答弁をいただくように私からもお願いしていると思うんですが、これぜひ公表していただきたい。

私は公表したらば、おそらく企業団体献金をたくさん献金している企業がずらーっと並ぶと思うんですよ。

可能性があると思うんです。

そうしたときに、やっぱり企業団体献金の弊害というのがあるんじゃないのかと、こういうような議論も起こってくる可能性もあるんではないかと思いますし、何よりも国民の皆さんに不透明な形で1兆円も穴を開けている。

しかもその企業が研究開発費を増やしたか増やさないか把握していないと。

経産省も企業名を聞いていないわけですよ、国税から。

分からないわけです。

調査しようがないわけです。

役所の中でも共有されていない。

ぜひこれ大事に、まず私はこれを大きく見直す必要があると思うんですが、その前に企業名を公表するということを、総理の決断で前向きな御答弁いただきたいんですが。

長妻昭君。

総理いかがですか。

内閣総理大臣、高市さん。

長妻昭君。

これですね、2025年の6月3日の政府税制調査会の会合でも、財務省の見解として、研究開発税制について税負担の軽減額が伸びた一方で、企業の研究開発費は増えておらず、税優遇が投資促進につながっていないと、こういうことも言われております。

政府税制調査会の2025年6月には、形骸化しているのではないかと、こういうようなこともこれについて言われているわけでありまして。

これ、今片山大臣から「事務負担が大きい」と言うんですけど、これ国税はもうわかっているわけですよ、企業名を。

私も何かいろんなことを公表しろと言っているわけじゃなくて、企業名と減税額はこれありますから、企業名と減税額だけでいいんです。

2つだけで。

それを全部公表してくださいと。

プライバシーもへったくれもないですよ。

国民の税金が取りっぱぐれて、その穴埋めを個人の所得税とかですね、借金で穴埋めして、今回予算案がここに出てきているわけですから。

これについて、ぜひ大臣というか、総理大臣の方からもう少し踏み込んだ、党の自民党の税調からも御存じですよね、前向きな、もう少し公開するような表現が出てきているので。

ぜひ総理、他の国も含めて税の公平性も含めてこういう御時世ですから、1兆円も穴あいているわけですから、前向きな答弁をぜひ総理していただきたいと思うんですが、いかがでございますか。

赤澤亮正君。

経済産業大臣の赤澤亮正です。

租税特別措置関係の現状把握については、委員ご指摘のようなミクロという意味で言うと、委員ご指摘の上位10社の企業における研究開発費の増減について、経産省としては、租税特別措置の適用実態調査において公表されている以上の詳細は把握できていません。

一方、マクロという意味では、企業の研究開発投資額に関する最新の統計データでは、過去4年間に約3割増加したことで、令和6年度は過去20年間で最高の約19.7兆円となっておりまして、研究開発税制に、これはマクロで見た場合、企業の研究開発投資を押し上げる一定の効果があるという理解をしております。

その前に、財務大臣片山さつきさん。

財務大臣の片山さつきです。

法人税の関係の租税特別措置に係る適用企業名の公表につきましては、令和8年度与党税制改正大綱において、既に補助金などの交付先の名前が原則として公表されていることなどを踏まえ、企業の経営戦略に与える影響や、国・企業双方の事務負担などにも配慮しつつ、一層の透明化を図る観点から、具体化に向けた検討を行い、令和9年度税制改正において結論を得るとされております。

政府といたしましては、こうした方向性を踏まえ、今後必要な検討をしっかり行ってまいります。

今、財務大臣が答弁したとおりでございます。

令和8年度の与党税制改正大綱、これに基づきながら、必要な検討を行ってまいります。

それでは、所管の内閣総理大臣、高市早苗さん。

今御指摘いただきましたとおり、党の税調からも、与党の税制調査会からも、より透明性を深める、そういった内容の提言が出てきております。

高市内閣では片山大臣に所得、それから補助金などの見直し、こういったものも担当させておりますので、しっかりと検討させたいと思っております。

党の与党税制大綱ですね、これに従って、より一層透明性を高めていく方向で検討をさせます。

防衛装備移転三原則の見直しと国会の関与
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)
  • 武器輸出の制限(五類型)撤廃や紛争当事国への輸出可能性について懸念を表明
  • アメリカのように、一定金額以上の案件について国会への事前通知・審査を行う仕組みを導入することを要求
答弁
高市早苗
  • 防衛装備移転は外ため法に基づき、国家安全保障会議の厳格審査を経て政府が主体的に行うのが適切である
  • 国会への丁寧な説明は当然行うが、事前承認制度の導入については言及を避けた
  • 他国(ドイツ、オランダ)には事後報告の例もあり、適切な形で説明を果たす
全文
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そして、安全保障政策についてお伺いをいたします。

これ、安全保障防衛費については、今本予算で議論している本予算で約9兆円積んでおりまして、かつ総理大臣は言うまでもなく自衛隊の最高指揮監督権を有するということであります。

事実上の自衛隊に対して攻撃命令を出せる。

もちろん防衛出動とか閣議決定とか国会の承認とかありますけれども、そういうお立場、重要なお立場におられるということで、総理に基本的な考え方をお伺いするんですが。

私も今、民主主義や人権、法の支配というこの非常に重要な価値を揺るがす動きが、これアメリカからも出ている、他の国からもどんどんどんどん出てきているというようなことにおいて、やはり日本の安全保障戦略の見直しというのも、これも必要だということは理解するんですけれども。

ただ、これまでの政府のやり方を見ていると、国会にきちっと説明していない、国民の皆さんに説明せずに、どんどんどんどん国会の決議もなく進んでいる、法的な根拠もなく進んでいるというふうに思っているところであります。

こういう動きを高市首相の姿勢を頼もしく思う国民の皆さんもいるのも事実だと思いますが、その一方で不安に思っておられる方もいらっしゃるのも事実だというふうにも思います。

私どもも民主党政権のときも、基盤防衛力整備ということから動的防衛力整備に大きく転換するべきだという、ご承知いただいていますけれども、転換をしてそれを今も引き継いでいただいております。

我々も日本の国土を守って、国民の命と財産を守り抜く、これは重要だと思っておりますけれども、ただ国民の皆さんの不安の気持ちにどういうふうに答えるのか、きちっと説明するということが必要になってくるというふうに思います。

今の所得の話ですけれども、それぞれ個々の企業に適用する裁量はないかもしれませんが、そういう仕組みをつくることで適用ができるわけで、その仕組みをつくっているのは自民党なので、その仕組み自体に問題があるというような論点もお忘れなくいただきたいというふうに思います。

今の話でいうと、この武器輸出三原則、防衛装備移転三原則について、五類型を撤廃するというのが与党の連立合意に入っておられるということで、これまでは五類型の縛りがあったわけですけれども、五類型の縛りなく殺傷兵器が輸出できるようになると。

そしてもう一つ、自民党の先日出た提言案については、紛争当事国、現に戦闘が行われている地域については、特段の事情がある場合は武器の輸出が可能になるような、これまでにはなかったことが盛り込まれているようでございまして。

高市首相に端的に聞くんですが、いずれにしてもこういうことについて、きちっとやはり国会で議論をしていただかないと、そのまま前に進めるということはあってはならないので、そのお約束を「国会できちっと議論します」ということと、仮にこういうことを進める場合は、国会の事前承認というのが必要になるような仕組みをつくっていただきたいというふうにも思うんですね。

ご存じのようにアメリカは武器輸出においては、一定の金額を超える案件については議会への通知と審査が必要になっています。

1,400万ドル以上、22億円以上というように承知しておりますので、せめてアメリカ並みに「事前に国会の承認を得る」ということと、「議論をきちっとしていく」ということ、この2つについてぜひ前向きな答弁をいただきたいと思います。

長妻昭君今の答弁の中で1点私が本当にお願いしたいのは、やはりこういうかなり拡大をしていくときに、アメリカでもですね、一定の金額以上は議会に事前に通知し、審査するということがルール化されているので、せめてそれをモデルにして前向きに検討いただけないかと。

国会の関与というその一点について答弁をもう一度いただきたいと思うんですが、いかがですか。

長妻昭君。

事前報告はあるんですか、国会に。

個別の武器について。

長妻昭君。

ぜひですね、先ほどの大臣の答弁だと、国会には事後も事前も言及がなかったので、きちっとですね、事前、アメリカも事前に審査をすると通知をして、そしてアメリカで事前にそれをできない、武器輸出は駄目だという決議が出れば、武器輸出はできないこういう仕組みになっておりますので、ぜひそこら辺の歯止めというのも必要ですし、国会の審議というのもかましていただきたいということを強くお願いを申し上げます。

内閣総理大臣 高市早苗さん、今の御質問に関しましては、防衛力の抜本的強化をこれまで以上のスピード感で進めるということで、我が国の抑止力を高めて相手に攻撃を思いとどまらせて、事態発生そのものの可能性を低下させていくという考え方に基づきます。

内閣総理大臣 高市早苗さん、我が国を取り巻く安全保障環境の変化が加速度的に生じる中、政府として防衛装備移転をさらに推進し、地域の抑止力、対処力を向上させることが必要だと考えております。

防衛装備移転三原則運用指針の見直しにつきまして、現時点でその内容を詳述するということは控えますけれども、政府としては個別の案件ごとに厳格に審査をして、移転後の適正管理が確保される場合に限って認め得るとする基本的な考え方、これは維持をいたします。

どのような案件を移転可能とするべきか、これは具体的な検討を加速してまいります。

政府としては、防衛装備移転の許可というのは外ため法の運用によって行われるものです。

この外ため法の運用は行政権の作用に含まれますので、同法に則り、国家安全保障会議における厳格審査を経て、政府がその主体となって行っていくということが適切だと考えております。

防衛装備移転については、これまでも行われてきたものについて政府による対外発信もしておりますし、国会の質疑などを通じてその考え方や背景について御説明してまいりましたので、今後も皆様に御理解いただけるように、政府の考えについては丁寧に説明をさせていただく、これは当然のことだと思っております。

内閣総理大臣 高市早苗さん、もう先ほど答弁申し上げたとおり、委員の御指摘は国家の事前承認ということでございました。

アメリカの場合は報告ということでございます。

事前承認については外為法の運用で行われるものですので、国家安全保障会議の審査を経て、政府が主体的に行うということでございます。

防衛大臣 小泉進次郎君。

まだ今、与党の提言という中で、政府はこれから与党の提言を受けるのかもしれませんが、それについて詳細を詰めていくということになります。

今、長妻委員におかれましては、アメリカの例を挙げておられますが、例えばですね、ドイツ、そしてオランダ、こういった国々を見ますと、事前通知などではなく事後報告、こういったこともありますので、いずれにしても、それぞれの国で適切な形の国民の皆さんへの説明を果たすと、これは日本としても当然のことだと思っております。

裁量労働制の実態と拡大への懸念
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)
  • 裁量労働制において、実際の実労働時間が見なし労働時間を上回っている実態を指摘
  • 労働者が不利な状況にあるため、制度の拡大に慎重になるよう要求
答弁
上野賢一郎
  • 専門型で46分、企画型で1時間8分、実労働時間が見なし時間を上回っている
  • 本人の満足度は高く、健康悪化等に直結しているとは言えない
  • 適正運用がなされればメリットがあるが、乱用防止措置も含めて検討する
全文
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一問お伺いすると、その関連で裁量労働制というのがありますけれども、これについて厚労大臣配付資料の一番最後のページに「みなし労働よりも1時間8分長い」とか「46分長い」というようなことを申し上げておりますので、これについてのちょっと説明を答弁いただける。

長妻昭:これは高市総理、今聞いていただいたと思うんですが、つまり今は非常に狭い分野で裁量労働制というのは導入されているんですね。

その調査を厚労省がして、実は私に対して予算委員会で虚偽のデータを答弁があったんですね。

総理大臣から謝罪はされました。

その後、きちっと調査するということでこのデータが出てきたんですが、しかしこのデータを見ても、基本的に裁量労働制で1日の平均見なし時間、これぐらい働くという想定の時間よりも、実際の労働時間は長くなっているんですよ。

これというのが今の答弁なんですね。

ですから結局、普通の働き方の方が労働者にとっては有利なわけで、非常に見なし労働時間よりも多く働いているという実態がここで明らかになっているわけで、これ裁量労働制をさらに拡大するというようなことは、私はあってはならないと思います。

これ高市首相がことあるごとに裁量労働制の拡大をおっしゃっておられているので、これについてぜひもうちょっとよくお考えをいただきたいと。

前回の虚偽答弁を受けて、裁量労働制の拡大を法案から削除したんですね、政府は。

我々の要請で。

そういう経緯もありますので、ぜひ裁量労働制については慎重に議論するということを、総理、ぜひ答弁いただきたいと思うんです。

いや、総理から。

最後もう時間ありませんので、総理からお願いします。

長妻昭:今の現状というのは、これはおかしい状況にあると。

つまり見なし労働時間よりも実労働時間の方が長くなっちゃっている。

労働者が不利になっている。

今の現状はちょっとおかしいという認識ですか。

委員長、ちょっと時間もありませんので、次の質疑者に迷惑をかけてもいけないので、私から申し入れをしますけれども、ぜひこのデータをちょっとよく見ていただいて、労働者に不利にならないように。

私は労働法制は、前総理大臣で「岩盤規制」だとおっしゃった方がおられて、ドリルでそれを緩めていくというような趣旨をおっしゃった方はおられるんですけれども、労働法制というのは強い立場の経営者と弱い立場の労働者、これを本当に公正に契約をしていくための非常に重要なルールですので、緩める一方でいいとは全く思えません。

賃金も上がりませんから、そうすると健康状態も悪化していきますので、ぜひそこを考えながら進めていただきたいということを申し上げて、私の質問といたします。

厚生労働大臣 上野賢一郎君。

はい、お答えいたします。

厚労省が令和元年に実施をいたしました調査におきまして、1日の平均実労働時間、裁量労働制の場合、専門型で9時間1分、企画型で9時間17分となっております。

一方、1日の平均見なし労働時間、裁量労働制上の見なし労働時間でありますが、これは専門型で8時間15分、企画型で8時間9分となっておりまして、その差が専門型では46分、企画型では1時間8分となっているところであります。

じゃあ内閣総理大臣、高市早苗さん。

高市早苗:裁量労働制についての私の発言ですが、もうこれは健康維持、これはもう大前提でございます。

先ほど厚労大臣から実態の報告がありましたが、ただ適用労働者本人の満足度は高く、また制度適用によって労働時間が著しく長くなる、処遇が低くなる、健康状態が悪化するとは言えないということも明らかになっております。

ですから適正な運用が行われれば、労使双方にとってメリットのある働き方もできます。

制度の趣旨に沿っていない運用がなされた場合には、労働者の方々の健康確保や処遇確保の観点から問題があります。

ですから制度の乱用を防止する措置も含めて検討をしてまいります。

社会保障国民会議と全世代型社会保障構築会議の関係
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)
  • 全世代型社会保障構築会議と国民会議の違いは何か
  • 両者の関係性をどのように整理しているか
答弁
城内実
  • 構築会議は有識者による社会保障全般の総合的な検討を行う場である
  • 国民会議は物価上昇等の局面を踏まえ、給付付き税額控除や消費税ゼロを含む社会保障と税の一体改革について、政府と賛同政党が共同で国民的な議論を行う場である
全文
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まず国民会議についてお伺いをさせていただきたいと思います。

これまでの社会保障につきましては、内閣官房におかれました全世代型社会保障構築会議において議論がなされてまいりました。

この全世代型社会保障構築会議と国民会議とは何がどう違うのか。

この国民会議と全世代型社会保障構築会議の関係性というのはどのように整理されているのか。

まず、全世代型社会保障構築会議。

これは全世代型の持続可能な社会保障制度を構築する観点から、社会保障全般の総合的な検討を行うため、有識者により構成され、全世代型社会保障改革担当大臣のもとに開催されるものでございます。

なお、令和4年にまとめられました報告書は、令和5年にまとめられた改革工程を踏まえまして、さまざまな取組みを進めておりますが、人口減少の本格化、少子高齢化の進展に加えまして、物価上昇という新たな社会経済局面を迎える中、給付と負担のあり方などについて、全世代を通じて納得感が得られる社会保障の構築に向けた国民的な議論を進める必要が生じたわけであります。

そのため、これまでの政党間の協議を尊重しつつ、国民の受益と負担に深く関わる給付付き税額控除や、食料品の消費税ゼロを含めた社会保障と税の一体改革について、国民の皆様にも見える形で検討を進めるため、政府と、消費税が社会保障の貴重な財源であるとの認識を有し、給付付き税額控除の実現で取り組む政党が共同で開催するもの。

これが社会保障国民会議であります。

これまでの全世代型社会保障構築会議における議論も踏まえつつ、政府与党のみならず、野党の皆様にもご参画いただき、有識者の英知を合わせて議論を進めてまいる考えであります。

社会保障国民会議の議論範囲
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)

- 国民会議における議論の範囲はどうなるか

答弁
城内実
  • 給付付き税額控除と食料品の消費税率ゼロを同時並行的に議論し、令和8年夏前までの中間取りまとめを目指す
  • 議論の過程で明らかになった社会保障制度の課題についても協議する
  • 具体的な範囲や進め方は参加政党と相談して決定する
全文
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山本香苗(中道改革連合・無所属)議論の範囲はどのようになりますか。

若干繰り返しになりますけれども、社会保障国民会議は人口減少の本格化、少子高齢化の進展に加えまして、先ほど申しましたように物価上昇という新たな社会経済局面を迎える中、給付と負担のあり方などについて、全世代を通じて納得感を得られる社会保障の構築に向けた国民的な議論を進める必要があるということでございます。

議論の進め方としましては、まずは給付付き税額控除と食料品の消費税率ゼロを同時並行的に議論し、その両者について、令和8年夏前をめどに中間取りまとめを行う予定となっております。

その際、給付付き税額控除の制度設計に関連する社会保障制度の議論、これを並行して実施いたします。

その上で、給付付き税額控除の議論を進める過程で明らかとなった社会保障制度の課題等につきましては、改めて調整した上で、協議をすることとしております。

いずれにしましても、国民会議における議論の内容、範囲、進め方などにつきましては、ご参加いただく各党とよくご相談しながら今後進めていくものと考えております。

包括的支援体制整備の国民会議での議論
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)
  • 身寄りのない人や支援に繋がれない人が増える中、包括的な支援体制整備が不可欠である
  • これを給付付き税額控除の基盤として国民会議で議論すべきではないか
答弁
城内実
  • 地域共生社会の実現は構築会議の報告書でも重要な柱であり、極めて重要であると認識している
  • 国民会議においても、議論の過程で明らかになった課題として調整の上、協議を継続し、各党と相談して進める
全文
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山本香苗(中道改革連合・無所属)明らかになると思われる課題として一つ挙げさせていただきたいと思いますが、今、家族のつながりや地域のつながりというものが希薄化する中で、頼れる身寄りのない人たちが増えております。

また、他にも、孤独・孤立担当大臣をされた委員長もよくご存じだと思いますが、支援が必要であったとしても、なかなか支援につながれていない、そういう人が地域にはたくさんいらっしゃいます。

そういう状況のままで、社会保障の充実や、また新たにこの給付付き税額控除等を導入したとしても、支援が届かない、期待した効果が得られない、そういうことになりかねません。

支援を必要とする方を確実に必要な支援につなぐためにも、包括的な支援体制整備というものは不可欠だと考えておりますが、厚生労働大臣いかがでしょうか。

山本香苗(中道改革連合・無所属)今大臣のご答弁にありましたとおり、包括的支援体制整備というものは不可欠でございまして、ぜひ給付付き税額控除の基盤として国民会議でも議論していただきたいと思いますが、大臣いかがでしょうか。

例えば厚労大臣から御答弁がありましたけれども、この包括的な支援体制の整備を含めまして、地域共生社会の実現、これは全世代型社会保障構築会議がまとめました令和4年の報告書においても、大きな柱の一つとされておりまして、重要な取組として推進しているところであり、私もこれ極めて重要だというふうに認識しております。

国民会議につきましては、先ほど申しましたように、給付付き税額控除の議論を進める過程で明らかとなった、また、こういった社会保障制度の課題等について、改めて調整の上、協議を継続することとなっております。

従いまして、こうした中で、国民会議における議論の内容、先ほど範囲も申し上げましたけれども、進め方等については、今後参加いただく各党とよく御相談した上で、進めてまいる考えであります。

住まい支援の国民会議での議論
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)

- 住まいがなければ支援に繋がれないため、住まい支援も国民会議の対象に加えてほしい

答弁
城内実
  • 住まい政策は構築会議の報告書でも重要な課題と位置づけられており、推進している
  • 国民会議においても、プロセスで明らかになった課題として調整の上、協議を継続し、各党と相談して進める
全文
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もう1つ、住まいの問題につきましても、加えていただきたいなと思っております。

と言いますのも、住まいがなければ支援につながれないんです。

多くの支援制度というものは、住まいが前提となっております。

ぜひとも住まい支援も対象にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

御指摘のとおり、この住まいの確保についても、先ほども申し上げました全世代型社会保障構築会議の令和4年の報告書におきましても、住まい政策を社会保障の重要な課題と位置づけておりまして、必要な政策を本格的に展開すべきことがしっかりと盛り込まれておりまして、この政策の推進が図られているところでございます。

従いまして、先ほどとまた繰り返しになりますけれども、国民会議におきましても、先ほど申しましたように、給付付き税額控除の議論を進める過程で、プロセスで明らかになったこういった課題については、改めて調整の上、協議を引き続き継続していくということとなっておりますので、こうした中で国民会議における議論の内容、進め方等につきましては、今後御参加いただく各党とよく御相談しながら進めてまいる考えであります。

国民会議への政党への呼びかけ
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)

- 立憲民主党や公明党になぜ呼びかけがなされなかったのか、今後呼びかけるつもりはあるか

答弁
高市早苗
  • 衆議院では中道の方に呼びかけた
  • 参議院についても、党が別々であるためそれぞれに呼びかけを行う
全文
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総理は国民会議の先ほど来の呼びかけを、午前中にも小川代表に呼びかけていただきましたけれども、それに当たって「消費税が社会保障の重要な財源であることと認識し、給付付き税額控除の実現に賛同する」等に呼びかけているという話でございました。

立憲民主党、公明党になぜ呼びかけがなされなかったのか、今後呼びかけられるおつもりなのかお伺いしたいと思います。

昨日ちょっと参議院で私の答弁が間違っておりましたが、衆議院の方で中道の方にお呼びかけをさせていただきました。

それから参議院の方も、今、党が別々ということでございましたので、これはそれぞれにお呼びかけをさせていただくということでございます。

給付付き税額控除導入後の軽減税率の維持
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)

- 給付付き税額控除が導入された後も、現行の軽減税率(8%)は維持されるのか

答弁
高市早苗

- 食料品の消費税率ゼロは2年間のつなぎであり、終了後は現行の軽減税率に戻すことを想定している

全文
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まず総理にお伺いしたいんですが、この給付付き税額控除が導入された後も軽減税率は維持されると。

給付付き税額控除が導入されたからといって軽減税率がなくなるということはないということを言ってよろしいですね。

要するに軽減税率ゼロの話じゃなくて、8%、いわゆるその制度はきちんとそのまま維持された上でという話で結構ですね。

食料品の消費税率ゼロについては、この給付付き税額控除の実施までの2年間に限ったつなぎと位置づけております。

ただ、政府与党としましては、2年間の食料品に関する減税、これが終了した後は、現行の軽減税率に戻すということを想定しております。

給付付き税額控除と既存制度の整合性(手取り減少の防止)
質問
坂本哲志 (予算委員長)
  • 所得制限のある既存の支援策(生活保護、公営住宅等)との整合性が不十分だと、給付により所得が増えた結果、他の支援が切れて手取りが減る可能性がある
  • 絶対にそうならない制度設計を明確にしてほしい
答弁
木原稔
  • 低所得者の負担を軽減し、所得に応じて手取りが増えるようにすることが導入の考え方である
  • 他の社会保障政策との関係など制度面の課題を整理し、国民会議でしっかり検討する
  • 壁や崖がない滑らかな制度にする
全文
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その上でですが、給付付き税額控除の導入に当たっては課題もものすごくたくさんあります。

そうした中で、私が今一番懸念しているのは、既存の制度との整合性をどう図っていくのかというところを懸念しております。

総理は施政方針演説の中でも、税・社会保険料負担や物価高に苦しむ中所得・低所得の方々の負担を減らすため、給付付き税額控除を導入するとおっしゃっておられます。

ただ、制度設計次第ではかえって負担が増えてしまう可能性があります。

どういうことかと言いますと、特に低所得者世帯におきましては、例えば生活保護だとか公営住宅だとか医療費の負担軽減だとか、いろんな支援策がありますね。

所得制限付きなんですね。

そうしたものが重なっているわけです。

給付付き税額控除を導入することによって、ちょっと所得が増えたことによって、複数の支援が同時に減ったり、切られたり、手取りが増えるどころか、減ってしまうような可能性があると。

給付付き税額控除によって所得が少し増えるだけで、逆に結果的に手取りが減るようなことになったら本末転倒でありますので、絶対にそうならないように制度設計をするんだということを明確にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

給付付き税額控除につきましては、何といっても税・社会保険料負担や物価高に苦しんでいらっしゃいます低所得者の負担を集中的に軽減し、所得に応じて手取りが増えるようにするというものであり、こういった考え方から導入が必要だというふうに考えております。

その制度設計に当たっては、給付と負担の実態を踏まえまして、政策目的の整理や他の社会保障政策との関係といった制度面の課題についても、当然整理をして検討する必要があると考えております。

山本委員の御指摘につきましては、まさに既存の社会保障制度との整合性などが課題となるため、これは当然、参政党ともこういった点についてはよく相談しながら、国民会議でしっかり検討することとなるというふうに考えております。

壁や崖がないような滑らかな制度にしてまいります。

最低生活保障の維持と就労意欲の向上
質問
坂本哲志 (予算委員長)

- 働いたことで手取りが減る逆転現象を起こさせないことと同時に、働きたくても働けない人のための最低生活保障をしっかり守ることを大前提にしてほしい

答弁
木原稔

- 働く人ほど手取りが増えること、および最低生活保障を守るという指摘について、しっかり留意して取り組む

全文
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これは働く人が報われる社会にするための政策だと思うんですね。

ですので、働いたことによって手取りが減ることはない。

さっき総理がおっしゃったように、なめらかにする、崖はなくすということと同時に、最低生活保障は守る。

ここもしっかりと名言しておいていただきたいんです。

なぜならば、働きたくても働けない人っているじゃないですか。

実際、病気だとか、また失業や廃業だとか、また災害だとか、また家族の介護とか。

最低生活保障を守るということは、弱い人だけを守ることではなくて、社会の分断を防いで、誰もがもう1回チャレンジしていく土台をつくることにつながるんだと思うんです。

ですから、ちゃんと働いたら手取りは増える仕組みにするんだと。

そして逆転現象を起こさせないんだと。

と同時に、最低生活保障をちゃんと守るんだということを大前提にしていただきたいんですが、総理いかがでしょうか。

今、山本委員から、制度設計に当たりましては、働く人ほど手取りが増える、そしてまた最低生活保障を守るということを大前提とすべきという御指摘がございましたが、議員御指摘の点についても、しっかり留意して取り組んでまいります。

給付付き税額控除のプッシュ型導入
質問
坂本哲志 (予算委員長)

- 困窮している人ほど申請が困難であるため、申請主義ではなくプッシュ型で支援を届けてほしい

答弁
木原稔
  • 具体的な制度設計は国民会議で議論し、実務面の精査が必要である
  • 総理としては、最終的にプッシュ型を目指している
全文
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もう一つ、先ほど長妻理事もおっしゃっていただきましたけれども、これプッシュ型にしてもらいたいんです。

申請主義じゃなくて、ぜひプッシュ型にしていただきたい。

なぜならば、ご承知のとおりでありますけれども、生活に困窮している人ほど制度をご存じではありません。

また、書類を提出する、そういった事務も大変難しいです。

ダブルワーク、トリプルワークで役所に行く時間も余裕もありません。

低所得や中所得の方々の生活を支える制度であるからこそ、申請できる人だけを救うような制度にはしてほしくないんです。

ぜひともプッシュ型で行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

今、山本委員から申請主義ではなくプッシュ型でという話がございましたが、具体的な制度設計につきましては、これから超党派で行われます社会保障国民会議で議論をしていただきます。

何といっても必要な人に必要な支援が迅速かつ確実に届くよう、制度面に加え、実務面の課題についても、各党のお考えもしっかり持ち寄っていただきながら、丁寧かつスピード感を持って検討を進めてまいりたいと思います。

なお、このプッシュ型にするか何かについては、まずはその実務面を精査する必要があると考えております。

ちょっと今の城内大臣の答弁と違っちゃうとまずいんですが、私自身は最終的にプッシュ型を目指しております。

割と柔軟に制度設計ができますので、国民会議で当然細かいところは決めていきますけれども、今委員がおっしゃったような方向性を私自身は考えております。

リハビリテーションの国家戦略化
質問
坂本哲志 (予算委員長)
  • 日本のリハビリテーション技術や専門職の育成状況は世界的に高く評価されており、強みがある
  • 健康寿命延伸、産業育成、国際展開を含めた国家戦略として省庁横断的に強力に推進してほしい
答弁
高市早苗
  • 国際展開を含めた戦略的な産業育成は重要である
  • 関係省庁が緊密に連携し、リハビリ関連産業の競争力強化と国際展開の推進に政府一丸となって取り組む
全文
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総理、日本が世界有数のリハビリテーション大国だって御存じでいらっしゃいますでしょうか。

日本は世界で最も高齢化が進んでいるわけでありますけれども、そういう中で、急性期、回復期、生活期まで、切れ目なく、このリハビリテーション体制というのは築かれてまいりました。

とりわけ、我が国独自の回復期リハビリテーション病棟。

これはリハビリテーション病棟で365日、集中的に機能回復を図って、自宅復帰を実現するモデルとして、国際的にも高い評価を受けております。

また、日本の義肢装具士の技術というのは、精緻でオーダーメイド適合の質が高いことで知られておりますし、またリハビリロボットなど、移行連携分野でも国際的な競争力を持っています。

かつ、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、リハビリテーション専門職の方々というのは、圧倒的に多い。

育成がものすごく進んでおります。

これから、アジア各国も急速に高齢化します。

そうした中で、我が国の強みを世界標準にしていく、もう絶好のチャンスだと思っております。

総理、「成長のスイッチを、押して押して押しまくる」とおっしゃっていただきましたけれども、私はこのリハビリテーションというのはですね、まさにその成長のスイッチの一つだと確信をしております。

ぜひともリハビリテーションを、健康寿命を延伸、社会保障改革、そして関連産業の育成、そして国際展開、そうしたところまで含んだ国家戦略としていただいて、省庁横断的に強力に推進をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

アジア各国でおっしゃるとおり高齢化が進んでいく中で、我が国が有するリハビリテーションや機能訓練の技術ですとか、知見を生かして、国際展開を含めて戦略的に産業育成を図るということは重要でございます。

健康医療戦略などの政府方針に基づいて、これまでも日本と海外のリハビリテーション専門家の相互交流を通じて日本式のリハビリテーションの普及をやったり、介護テクノロジーの実用化などに向けた総合支援、インドネシアなど東南アジア諸国における質の高いリハビリテーションや関連機器の普及支援、こういった先端的研究開発と新産業創出に関する施策を、関係行政機関、関係省庁が緊密に連携して、我が国のリハビリテーション関連産業の競争力強化、国際展開の推進、これは政府一丸となって取り組んでまいります。

リハビリ専門職の処遇改善と省内体制の整備
質問
高市早苗 (中道改革連合・無所属)
  • 厚生労働省内にリハビリを横断的に統括する部署がなく体系的になっていないため、体制を整えてほしい
  • 理学療法士などの専門職の処遇改善を、報酬に紐づく形で具体的に措置してほしい
答弁
上野賢一郎
  • 令和7年度補正予算および令和8年度診療報酬改定において、処遇改善にしっかり対応する
  • リハビリ関連を応援できる省内体制をこれからしっかりと整える
全文
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もうめちゃくちゃこれ、もったいないと思っていますので、進めていただきたいんですが、確かにリハビリテーションの歴史もありまして、素晴らしいんですけれども、実は厚生労働省の中には統括する部署がないんですよ。

医療、介護、障害福祉制度にがっちり入っているんですけど、横断的なところもなくて体系だっておりません。

経産省とかとも連携はしてはいただいてますけれども、個別政策の積み重ねになって体系的になってないんですね。

ぜひここはしっかりとこの横をつなぐような形を、ぜひまた具体的にそういった場も考えていただければと思っておりますので、厚労大臣、経産大臣、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

実は基盤のところで、令和8年の報酬改定において、理学療法士などのリハビリテーションの専門職の方々の処遇改善も対象にはしていただいているんですが、実は報酬に紐づいていなくて、確実に上がるかどうかわかんないんですね。

もう一段具体的にちゃんと上がるように措置をとっていただきたいと思います。

リハビリ専門職の方のまず処遇の改善につきましては、令和7年度の補正予算、また令和8年度の診療報酬改定におきまして、しっかりとした対応をさせていただくこととしております。

そうしたご指摘も前からいただいておりますので、しっかりリハビリテーション、それに関連する皆さんを応援できるような省内の体制は、これからしっかりと整えさせていただきたいと考えています。

補装具の基準価格改定
質問
高市早苗 (中道改革連合・無所属)
  • 原材料費や物流コストが高騰しているが、補装具の基準価格が変わっていないため、作れば作るほど赤字である
  • 原価や人件費に見合った価格に速やかに改定してほしい
答弁
上野賢一郎
  • 当面は重点支援地方交付金を活用し、光熱水費高騰支援として応援する
  • 令和9年の地域改定に向け、原材料価格や給与等を踏まえた基準額の引上げを検討する
全文
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で、補装具なんですけど。

実はアルミニウムやプラスチック、半導体の多様な材料を使用するんですが、それぞれの価格もグワッと上がっているわけですね。

特にアルミニウムは令和3年当時から約200%上がっておりまして、エネルギー、物流コストも上がっています。

しかし実際にかかっているコストがこれだけ上がっていても、補装具は国によって基準価格が定められておりまして、その基準価格は変わっていないために、作れば作るほど赤字。

城内大臣の御地元のメーカーの電動車椅子は、1台作るたびにメーカーが約10%赤字。

補装具事業者は1台販売するたびに約15万円赤字。

合計20万円赤字となっております。

補装具の価格を原価の原材料価格、光熱費、輸送費及び人件費に見合った価格に速やかに改定していただきたいと思いますが、大臣、お願いします。

当面、重点支援地方交付金を活用して、これもメニュー化をさせていただいておりますが、光熱水費の高騰支援の一環として応援をさせていただくこととしております。

また、補装具の支給制度のこの基準額、この引上げということかと思いますが、それにつきましては、令和9年の地域改定に向けまして、光熱水費や原材料の仕入れ価格、あるいは従業員の方の給与……。

65歳以上の障害者に対する補装具費支給制度の適用
質問
山本香苗 (中道改革連合・無所属)
  • 65歳で介護保険に切り替わると、個別の身体状況に合わないレンタル品を利用せざるを得ず、社会参加が困難になるケースがある
  • 費用対効果や利用者の自立の観点から、65歳以上でも補装具費支給制度を利用できるようにしてほしい
答弁
上野賢一郎
  • 原則として社会保険である介護保険が優先される「保険優先」の考え方がある
  • ただし、個別の対応が必要な場合は障害者総合支援法に基づく補装具費として支給することも可能である
  • 市町村に対し、個別の状況を丁寧に勘案して対応するよう周知していく
全文
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そしてもう一つ、ぜひとも見直していただきたいことがあるんですが、障害のある方につき、脳性麻痺なので長年ご自身の体に合った補装具を、電動車椅子を使って自立生活してきた方が65歳になって介護保険に切り替わることで、障害者ではなくて高齢者の部門が担当部署になるわけです。

そうなったことによって、体に合わない電動車椅子やまたクッションをレンタルで利用しなくてはならなくなることから、外出の頻度が減ったり、また就労や社会参加が困難になるケースというのも出てきております。

比べさせていただきますと、例えば60万円の電動車いすを利用する場合、介護保険では、2年程度の減価償却を想定した価格、つまり毎月2万5千円程度のレンタル料が、これは自己負担と公費全体ですね、かかるわけなんですが、補装具費支給制度における電動車いすは、購入費として60万円かかりますけれども、使用年数の目安は6年間となっておりまして、ご高齢の方の場合は6年以上使っている方の方が多くいらっしゃいます。

つまり同じ電動車椅子を6年間利用する場合、介護保険では180万円、補装具では60万円と3倍もの費用対効果の差がありまして、費用対効果は明らかに、高齢者全般じゃありません、障害者の方にとっては、補装具費支給制度の方が優れているんです。

私はそれ以上に大事だと思っているのは、65歳を超えても補装具費支給制度が使えるようになると、障害のある利用者の方は、使い慣れた電動車いすがそのまま使える、かつ、障害を熟知した補装具事業者さんが対応してくれますので、安心してこれまでと同様の活躍ができるわけなんです。

65歳になったからといって、障害がなくなるわけではありません。

ぜひとも、障害のある方については、65歳以上も補装具費支給制度の方を使えるようにしていただきたいと。

まず大原則なんですが、我が国の社会保障体系全体の中におきましては、ある給付が公費負担制度、あるいは社会保険制度、両方で提供され得るそういった場合におきましては、保険料を支払って国民がお互いに支え合う社会保険制度をまず利用する、「保険優先」の考え方が原則となっておりまして、委員のご案内のとおりだというふうに思います。

障害福祉制度と介護保険制度の関係につきましても、この原則に基づきまして、障害者の方が利用される補装具のうち、車いす、歩行器等、介護保険で対応される福祉用具につきましては、原則として介護保険制度が優先される、そのような取扱いとさせていただいているところであります。

一方で、障害を有する高齢者の方が、その障害の特性に応じてオーダーメイドによって製作する場合など、個別の対応が必要な場合、そうした場合が必要だと判断される場合がございます。

そうした場合におきましては、介護保険による既製品の対応ではなくて、障害者総合支援法に基づく補装具費として支給する、そうしたことも可能としているところであります。

今後、実施主体である市町村に、お一人お一人の個別の状況を丁寧に勘案して、その方が必要なサービスを受けられるような対応を行ってほしいと、そういったことを周知していきたいというふうに考えておりますので、当面そういった対応をさせていただければと思います。

市町村における補装具適用の運用実態把握
質問
坂本哲志 (予算委員長)
  • 介護保険と補装具制度のどちらが適しているか専門的に判断できる人が市町村にいない懸念がある
  • 小規模自治体における運用の実態を把握してほしい
答弁
上野賢一郎

- 指摘があったため、しっかり状況を把握できるように努める

全文
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大臣、重ねてお願いとなりますが、実際そういう形で周知をしていただいたようによく存じ上げています。

しかしながら、高齢者の部門のところで、「この人はこちらです。

補装具の方が適しています。

こちらは介護保険の車椅子で大丈夫です」と判断できる人がいないんです。

専門的な判断ができる人がいないんです。

義肢とか義足とかそういったものは介護保険にありませんが、当然のことながら補装具の世界でやっていくわけですけれど、車椅子っていうのは両方にあるんです。

その場合にどっちかというところを、きちっとやっているかやっていないか、今まで一回も調査したことがないと伺っています。

ぜひ市町村のそのやり方、小自治体の運用の実態というものを把握していただけませんか。

委員からのご指摘でもございますので、しっかり状況を把握できるように努めたいと思います。

防衛力強化のための財源確保と所得税増税の是非
質問
伊佐進一 (中道改革連合・無所属)
  • 防衛力強化に必要な43兆円の財源確保において、所得税増税が本当に必要か
  • 法人税やタバコ税の増収分で既に1兆円を超えており、所得税への付加税は不要ではないか
  • インフレ局面において国民生活に影響を与える増税を避けるべきではないか
答弁
片山さつき
  • 安定的な財政規模の確保のため、防衛特別所得税の創設が必要である
  • 家計負担への配慮として、復興特別所得税の税率を引き下げる措置を講じている
  • 戦略三文書の見直しに伴う研究開発や自衛隊員の処遇改善など、恒久的な財源が不可欠である
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昨年末の税制大綱で所得税について言及されている、所得税の増税が書かれていることが本当に必要なのかどうかを、今日は議論させていただきたいと思っております。

まず、今までと比べて上積み部分8.9兆円というのをどう確保していくのか、まず財務大臣にご説明いただければと思います。

今、既に1兆円を超えている段階の中で、さらに所得税に付加税をかける必要があるのかどうかという話なんですが、ちょっと資料3を見ていただければと思います。

そういう意味では、すでにこの時点で1兆円を超える見積もりがあり、さらに法人税収が上がっていく中で、本当に今、国民生活に影響を与える所得税の増税が必要なのかということです。

インフレ経済が今後も続いていくという中で、先の先まで増税となると、今回の法改正で所得税の増税はする必要がないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

この点、安定的な財政規模の確保のため、防衛特別所得税の創設が必要ということになって、今回こういうふうにお出ししているということになります。

なお、この防衛特別所得税の創設に当たりましては、御承知のことながら、足元で家計負担が増加しないよう、復興特別所得税の税率を引き下げることとしておりまして、現下の家計を取り巻く状況に適切に配慮をさせていただいております。

そういった中で必要な財源、恒久的な財源というものが十分に必要である。

そういうことを考えますと、防衛特別所得税の創設というのは必要だと考えております。

復興特別所得税の期間延長と将来世代への負担
質問
伊佐進一 (中道改革連合・無所属)
  • 復興特別所得税の期限を2037年から2047年へ延ばすことは、実質的な増税の継続ではないか
  • 将来的に金利が上昇した場合、想定以上の負担増となるリスクがあるのではないか
答弁
片山さつき
  • 財源確保のスタートが遅れたため、将来的に安定させる観点から必要である
  • 安全保障環境が厳しい中、安定的な財政規模を確保するための考え方である
全文
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それだと復興の予算が足らなくなるので、その分、本来であれば2037年で終わっていたものを2047年まで伸ばすという話。

2047年度以降、一応復興債は全部払い終わるわけですが、2047年度以降からも期限なく1%の増税になるわけですよ。

だからさっき申し上げたように、もちろん今までの積み上げで足りないのはあるんですが、今後の長い期間の話をすると、やはり今足りているのに、しかもおそらく法人税収がこれから上がっていくという中で、何で将来世代の税まで先食いをする必要があるのか。

何が起こるかというと、返済が2037年で終わっていたものが2047年までになると、このインフレ局面の中でおそらく金利は上がっていくと思うんですよ。

そうすると、おそらく金利が上がっていくと、この復興債もしかするとこの予算、今想定している2.1%では足らなくなることも私は来るんじゃないかと思っております。

だから本来であればそこは影響を与えずに、国民生活に、もしかするとそうなったらさらに追加で影響を与えることになりますので、そこはぜひ私は、ここは慎重な議論が必要じゃないかということは、こればかりやっていてもあれなので申し上げておきたいというふうに思っております。

繰り返しになりますが、技術的なところから、過去の話といっても8年度、9年度の三つぼりを出して、財源の確保額が、つまりスタートが遅くなったことにより、これは今委員もおっしゃいましたよね。

所得税も今回お願いするということがこれからということですが、その分で財源確保額が令和8、9年度で計2兆円弱ということは、他のところがそういうふうに補ってきているということになりますから、これを将来的に安定させるという観点から、こういうことをお願いをしているわけで、それは防衛力強化か安全保障環境が厳しい中で必要であり、安定的な財政規模を確保するためには必要という、そういう考え方でございます。

インテリジェンス機能強化における情報部門と政策部門の分離
質問
伊佐進一 (中道改革連合・無所属)
  • 国家情報局と国家安全保障局を同格にすることで、情報機関の意図が政策を左右する(政治利用される)危険性はないか
  • 米国の事例のように、情報部門と政策部門を物理的・制度的に分離するファイアウォールをどう構築するか
答弁
木原稔
  • 相互に干渉しすぎない運用を重視し、情報部門が政策立案機能を持つものではないことを制度的に明らかにしたい
  • 政治家の責任のもと、適時適切な情報提供を行う組織を構築する
全文
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そこを少しちょっと議論したいなと思うんですが、ちょっと私が心配している観点だけ先申し上げると、国家情報局と国家安全保障局を同格に置くというところです。

つまり情報部門も政策部門も同じ閣僚で同格で、だから情報機関の暴走を止められなかったんじゃないかというふうに言われております。

本来、情報機関の情報というのは政策立案のために役立てるべきものであって、だからこれ逆に同格にすると、情報機関の意図が政策を左右する危険性があるんじゃないかと私は心配しているんですが、総理いかがでしょうか。

そういう意味の分離というのは必ず私は必要だというふうに思っております。

そういう意味で、さっき官房長官がおっしゃったような「じゃあファイアウォールは必要だ」という認識は持っていただいているので、どうやってじゃあ分離するかというところもぜひ教えていただきたい。

委員のご心配は、情報部門と政策部門のこと、お互いの立ち位置という問題だと思いますが、おっしゃるように、相互に干渉しすぎないように活動することが重要であろうと私もそのように考えています。

ですから、この点については現在検討している制度改正によってリスクが高まるとの御指摘は当たらないのではないかなというふうに考えています。

お互いに干渉しすぎずに適時適切な情報を提供していくということ。

その趣旨等はまた国会に提出予定している法案に反映しておりますので、そのときにまた申し上げたいと思っておりますが、新たな組織が安全保障政策等の企画立案機能を持つものでないということを、これは制度的にも明らかにしたいというふうに思っておりますから、委員が懸念されているような状況は措定することはないということは、今はその点だけはしっかりと申し上げておきます。

就労継続支援A型事業所の報酬改定と在り方の見直し
質問
伊佐進一 (中道改革連合・無所属)
  • 生産性の評価を厳格化した報酬改定により、事業所閉鎖や利用者の解雇が急増している現状をどう分析しているか
  • 一般就労への移行(卒業)が施設の報酬減につながる本末転倒な構造になっていないか
  • A型の雇用契約を伴う中途半端な在り方を整理する必要があるのではないか
答弁
上野賢一郎
  • 報酬の評価を厳格化した結果、基準を満たさない事業所が閉鎖に追い込まれたと考えている
  • A型事業所の経営状況を注視し、令和9年度の次期報酬改定に向けて在り方を検討する
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厚労省はこの現状をどう分析していらっしゃいますでしょうか。

だからそうすると、何か逆に施設のインセンティブとしては、卒業させない方が経営が成り立つという、ちょっと本末転倒になっています。

だから、これ何でそういう改定をしてしまったのかということなんですが。

それを考えると、そこにやはり力を注ぐということを考えると、ちょっと今のA型の中途半端な在り方というのは、ちょっとどう整理する必要が、私はそろそろ出てきたんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

その結果、生産活動収支が障害者への賃金総額を下回った事業所の中には、報酬による収入が減少し、事業所閉鎖などを選択する事業所もあったものと考えられております。

A型事業所の経営状況などもしっかり注視しながら、その在り方というものについては、令和9年度の次期報酬改定に向けて、厚生労働省でしっかりと検討させます。

医薬品の安定供給と産業構造の再編
質問
伊佐進一 (中道改革連合・無所属)
  • 5年続く医薬品供給不足の根本原因は何か、また政府はどう対応してきたか
  • 後発医薬品だけでなく、新薬メーカーの製造ラインも活用した品目統合や協業を支援できないか
答弁
上野賢一郎
  • 少量多品目生産という非効率な製造体制や不祥事が背景にある
  • 薬機法改正によるモニタリング強化や基金創設で対策を進める
  • 先発メーカーと後発メーカーのアライアンスや製造委託の支援について十分検討したい
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この理由は一体何なのかと。

政府としてどういう手を打ってきたのかというところを伺いたいと思います。

言うんであれば、新薬のラインも含めて、ゼネリックと一緒に品目統合、あるいは一緒に協業体制を組める、こういうところもぜひ使えるようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

現下の医薬品の供給不安につきましては、まず後発医薬品産業の少量多品目生産といった非効率的な製造体制が背景にあるというふうに考えております。

ただ、この流れをより確実な、着実なものにする必要があると思いますので、令和7年の薬機法改正におきまして、製造販売業者における供給体制管理責任者の設置であったり、国による供給状況のモニタリングであったり、あるいは新たな基金の創設による品目統合を支援する取組、こうしたことを複合的にやることにしておりますので、こうしたことでさらに対策を進めていきたいと考えています。

その流れを今、我々は受け継いでやっているところでありますが、御指摘のとおり、後発メーカーと先発メーカー、これがアライアンスを組むということは十分考えられますので、実際に後発メーカーが先発メーカーに製造の委託を行うというようなケースも想定されるかというふうに思います。

そうしたものをどういうふうに支援するか、そうしたことについても十分検討はさせていただきたいと思っています。

医薬品サプライチェーンの国内製造体制構築の拡充
質問
伊佐進一 (中道改革連合・無所属)

- 国内製造体制構築支援が抗菌薬のみに限定されているが、他の一か国依存の重要医薬品(麻酔薬や透析薬等)にも枠組みを拡大すべきではないか

答弁
高市早苗

- 厚生労働大臣に対し、抗菌薬以外のサプライチェーン調査を徹底し、真に必要な医薬品を指定するよう求める

全文
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一か国に原薬を依存しているものって結構あるんですよ。

これが重なったところ、例えば具体的に言うと私もちょっと調べたんですが、例えば麻酔薬アナペインとか、あるいは透析の薬レボカルニチンと言うそうですけど、止まったらいきなりたちまち命に関わる問題です。

こういうところもぜひ今回予算こうなっていますが、拡充していただいて、抗菌薬以外のところでもぜひこの枠組み使えるようにしていただきたいと、拡大していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

それは厚生労働省から来たんですけれども、「いやもうこれはずっとサプライチェーン調査を続けてくれと、他の薬も困っているものがあるはずだ」という指摘を何度もいたしましたが、いまだに抗菌薬しか厚生労働省から来ないという状況でございますので、厚生労働大臣にサプライチェーン調査をもっとしっかりとやっていただいて、真に必要なものをしていきたい。

これは小野田大臣の仕事ですが、指定をしてもらいたいと考えております。

企業・団体献金の規制
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)
  • 企業・団体献金の規制について、結論が出ないままとなっている現状を指摘
  • 規制を強化し、この問題に決着をつけるべきであると主張
答弁
高市早苗
  • 政治資金の在り方は各党各会派で丁寧に議論されるべきであり、具体的な規制内容への言及は差し控える
  • 献金は政治活動の自由の一環として保障されており、規制強化の必要性は各党で議論してほしい
全文
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通告の順番を変えまして、冒頭、政治改革のところから伺わせていただきたいというふうに思います。

冒頭にこれを訴えますのは、やはり政治への信頼というものが、こうした議論をする大きな前提であろうというふうに考えたからでございます。

まさに「信なくば立たず」ということでございまして、高市総理にはぜひこの政治資金の問題についても、議論を前向きに引っ張っていっていただきたいというふうにお願いを申し上げます。

私もこの政治資金の問題、長らく議論をしてまいりました。

昨年も政治改革特別委員会で議論を、臨時国会でもいたしました。

しかし残念ながら、この企業・団体献金の規制というものは結論が出なかったという状態のままであります。

昨年は当時の公明党と国民民主党で、この企業・団体献金については受け皿を限定するとということで、しっかりガバナンスを強化しようという法案を提出させていただきました。

当時、立憲民主党もこちらに賛成をするという方向になりました。

その流れを受けまして、今回も中道改革連合として法案の提出の準備をしているところでございます。

総理、この企業・団体献金の問題、与党の中でも維新の会はこれを禁止するということで、自民党さんは公開を強化する。

そして我々は、結論が出ないという中で規制を強化するという方向で議論をさせていただいております。

総理、ぜひ議論を進めてこの問題に決着をつけていくべきと考えますが、自民党総裁として答弁をお願いいたします。

この予算委員会の場では、やはり内閣総理大臣としての立場の答弁になるんですが、政治資金の在り方ですから、各党各会派で丁寧に議論されるべきものであると考えております。

ですから、具体的に規制内容について言及することは差し控えます。

ただ、政府の立場であえて言っていいのは、総務大臣のときに答弁をしていた内容でしたらいいかと思います。

企業・団体にとって献金というのは、自らの政治的意見を表明するための重要な活動であり、憲法と最高裁判例により政治活動の自由の一環として保障されているものでございます。

ですから、さらに規制を強化するということになりますと、企業・団体の政治活動の自由に関わるものですから、その必要性や相当性について各党各会派でご議論いただきたいと。

政治資金に関する答弁の変遷
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)
  • 昨年の臨時国会では真摯な議論を重ねると答弁していたが、数ヶ月で答弁が変わったように見える
  • どのような変化があったのかを問う
答弁
高市早苗
  • 特に変化はないが、内閣総理大臣の仕事に慣れてきたためかもしれない
  • 総理大臣としての立場と、自民党総裁として各党と話す立場は別であると考えている
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総理、私、つい昨年の臨時国会でもほぼ同じ問題意識を総理に提案させていただきました。

当時は総理も自民党総裁としてのお立場という中でもご答弁もいただきましたし、各党と真摯な議論を重ねていくといったようなことも答弁をしていただきました。

わずか数ヶ月しか経っておりませんので、その間、総理としての答弁だということで、随分答弁が変わっているように思いますけれども、総理、何かどういう変化があったんでございますか。

特に変化はないのですが、内閣総理大臣という仕事に慣れてきたということかもしれません。

やはり総理大臣としての立場、また自民党総裁として各党の皆様とお話をする立場、これは別であろうと思っております。

政治資金監視第三者機関の設置
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)

- 政治資金を監視する第三者機関の設置について、議論を加速させるべきであると主張

答弁
高市早苗
  • 議員立法の方向で取組が進められると考えている
  • 総理の立場から内容への言及は差し控えるが、適切に実現されることを期待している
全文
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もう一点、これも総理にお尋ねをいたします。

もう一つ重要な取組をまさに議論しておりまして、これは政治資金を監視する第三者機関を設置するということであります。

これについては御党も参加していただいて、プログラム法には賛成もしていただいておりますので、各党での実務者協議をまさにやっております。

これ、選挙で一時中断しておりますが、この政治資金規制法のオンライン提出の義務付けというものも改正を既にしておりまして、この新しい制度も令和9年1月スタートということでございます。

これを受けてですね、こうしたデータベース化ですとか、いろんな議論も進んでまいります。

こうした政治資金規制法、さまざま新しい制度が施行されていくということを考えますと、やはりこの第三者機関というのは、非常に新しい取組でございます。

政治資金をまさに第三者の目で監視をするということでございますので、この議論もしっかりと加速化をすべきだというふうに思いますけれども、総理、この点についてはいかがでございますか。

一昨年の臨時国会で公明党と国民民主党が共同提出した政治資金監視委員会の設置などについて規定する法案のお話だと思います。

政治資金監視委員会等の設置のために別途の立法が必要であるとしていることから、今後その立法に向けた取組が進められると思っております。

内閣総理大臣の立場からその議員立法の内容について考えを述べることは差し控えますけれども、この規定が適切に実現されることを期待いたしております。

SNSと選挙・偽情報対策
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)
  • SNS上の切り抜き動画による収益化や、外国勢力による偽情報の拡散への懸念を指摘
  • 政治活動としてのネット広告の総量規制などの必要性について、総務大臣の所見を問う
答弁
林芳正
  • 表現・政治活動の自由と公正な選挙の確保の両立が重要である
  • プラットフォーム事業者への要請や国民への注意喚起を実施済みである
  • 収益化制限などの論点は複雑であり、各党会派で議論されるべき事柄である
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そして3点目は、選挙も終わったばかりでございますので、このSNSと選挙の関係についても少しお伺いをしたいと思います。

これも関連をする総務大臣の方にもお伺いをしたいと思うんですけれども、SNSが投票行動に最近影響を与えるということも非常に議論になっております。

特にですね、動画の切り抜きなどの閲覧というのも非常に増えている状況でありますけれども、他方で広告収入という形で、これが非常にフェイクですとか、あるいは誹謗中傷も含めてですね、ビジネスになっているのではないか、こういう指摘もございます。

またBOTなどを活用して外国勢力、こういうものが偽情報の拡散に介入しているのではないか、こういうような指摘もなされているところでございます。

また今回の選挙では、政治活動としての政党広告、これは各党用いられております。

本党の広告も今回用いられておりますけれども、他方でこれ、公職選挙法の中では、いわゆる選挙運動ということでは、いろんな配布できるビラですとか、かなり厳格に規定をされております。

これは選挙運動の機会の均等だ、こういう公職選挙法の趣旨だと思うんですけれども、しかし政治活動ということでありますので、これは特に規制的なものが何もない。

けれども、例えば選挙期間内は総量規制的なものがあった方がいいんじゃないですとか、いろんな意見があるところだというふうに思っております。

これは選挙制度を支える、まさに民主主義を支えるこの土台であります選挙制度そのものに関わる議論でございますし、インターネット上の偽情報・誤情報対策というのは、従来から総務省の方がこの令和8年度予算の中でもいろんな経費も計上をしながら対策をしているというところかと思います。

こうしたSNSの偽情報であるとか、あるいはこれが収益化して本当にいいのかということであるとか、あるいは広告として何か総量的な規制がいるんではないかとか、今、超党派で協議会をしておりましていろんな議論もまさにしているところでありますが、こうしたプラットフォーマーを所管をする、あるいは公職選挙法を所管をするという立場から、総務大臣、この点についてどういう御所見をお持ちか。

また、こうした何らかの対応についての議論というのはやはり必要ではないかと思いますが、それについても御答弁、もし可能であれば。

民主主義の根幹を成す選挙におきましては、やはり表現の自由、そして今お話のあった政治活動の自由、これに配慮しつつですね、選挙人の自由な意思による公正な選挙が確保される、これが重要であるということでございます。

総務省といたしましては、先の衆議院選挙におきまして、この衆議院選におけるインターネット上の偽誤情報に関しまして、今御指摘のあったプラットフォーム事業者に対して利用規約等に基づく適切な対応を行うよう要請を実施いたしました。

また、総務省公式SNSアカウントを通じまして、国民向けの注意喚起を実施したところでございます。

この今、委員からも各党各会で御議論いただいているということでございますが、例えばこのSNSと政治活動への投稿に関して収益化を制限するということになりますと、どのような発信者を対象にするのか、それからどのような投稿を対象にするかなどなどですね、いろんな論点があるとこういうふうに承知をしております。

まさにそういうことも含めて、選挙運動に関する各党協議会において、議論をなされてきたものと承知をしておりまして、その表現の自由、政治活動、選挙運動の自由に関わる重要な問題でございます。

まさに各党会派において御議論いただくべき事柄であると、そういうふうに考えております。

成長投資・危機管理投資の考え方
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)
  • 成長投資・危機管理投資が、従来のミッション志向型成長戦略の延長線上にあるのか、基本的な考え方を問う
  • 今後の見通しについても言及を求める
答弁
城内実
  • 供給力の抜本的強化と潜在成長力の向上を目指しており、需要拡大中心の戦略とは異なる
  • 経済安全保障等のリスク最小化(危機管理投資)と先端技術への大胆な投資を組み合わせ、世界に提供することで成長につなげる
  • 官民投資ロードマップを3月頃に一部提示予定である
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その上で、今回高市総理の成長戦略のまさに目玉でもございます成長投資、危機管理投資についてお伺いをしたいというふうに思います。

今までも今回17分野ということで分野を選びましてやってまいりましたが、私自身も推進をしてまいりましたが、例えばGXであるとか、あるいはAI半導体であるとか、今までもいわゆるミッション志向型というか、政府がしっかりと方向性を示して、そして中長期的にしっかり支援をするということで、官民の投資というのをしっかりと前に進めていくということは、今までも各分野でやってきた取り組みだというふうにまさに思っております。

しかもAI半導体ですとかGXについては財源フレームもしっかり確保しながらこうしたことをやってきたということであります。

今回の成長投資、危機管理投資ということで、おそらくさまざまな重要な分野について同様の取り組みをしていくのかなというふうにも拝察をしておりまして、こうした今までのいわゆるミッション志向型のこうした成長戦略の延長線上で、これを大きく拡充をしていくということなのか、基本的な考え方をまず城内大臣にお伺いをしたいというふうに思います。

おそらく今後の事業費とかその辺は官民投資ロードマップですとか、そうしたものを作っていく中で具体に見えてくるかとは思うんですけれども、もし何か少し今後の見通し等も、もし可能であれば合わせて答弁いただければと思います。

高市内閣の日本成長戦略、これは我が国が物価上昇傾向にある中、新たな需要に着目いたしまして、供給力を抜本的に強化する、物をつくる力を強化する、そしてまた潜在成長力を高めていくという考え方を打ち出している点におきまして、これまでのどちらかといいますと、需要を増やすことのみに中心にした成長戦略とは異なると考えております。

今回の高市内閣の成長戦略、狙いとしましては、やはり何といっても御指摘のとおり、経済安全保障、食料安全保障、エネルギー資源安全保障、国土強靭化、サイバーセキュリティといった様々なリスクを最小化する、いわゆる危機管理投資、それに加えまして、AI半導体、様々な、これまでもAI、御指摘のとおり、産業基盤フレーム、安倍内閣総理大臣の頃といった17の戦略分野、そこの先端技術をしっかり花開かせ、日本及び日本人の底力を大胆な成長投資で発揮するということでございまして、その結果、世界共通の課題解決に資するような製品、サービス、インフラを国内のみならず、国外にもしっかり提供することを通じて、日本の成長につなげていくという、この考え方であります。

このため、17の戦略分野につきましては、複数年度の予算や、あるいは長期的な基金による大胆な投資促進、国際展開支援、人材育成、産学連携、国際標準化、防衛調達を含む官庁調達、あるいは規制制度改革といった供給及び需要の両方、両面にアプローチする多角的な観点からの総合支援策を講じるものであります。

御指摘の官民投資ロードマップについては、現在、日本成長戦略会議の事務局で今検討中でありまして、3月ぐらいには一部お示しできるようなことになるのではないかというふうに思っております。

いずれにしましても、この夏に日本成長戦略を策定いたしまして、こうした政策を強力に推進することによりまして、国内の投資の促進、これに徹底的な手こいで行い、その結果、国民の皆様に経済成長の果実を、国民の皆様っていろいろいらっしゃいますけれども、所得の高い方のみならず、中・低所得者、大企業のみならず中小企業、小規模事業者といった方々に成長の果実、これを実感していただくことを狙いとしているものであります。

多年度予算による投資枠組み
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)

- 多年度で別枠の予算管理を行う仕組みの導入について、具体的な考え方を問う

答弁
高市早苗
  • GXやAI半導体で実施してきた特別会計での別枠管理をさらに広げていく
  • 経済安全保障上の重要分野について、令和9年度予算からの導入を目指して検討する
  • 予見可能性を高めるため、当初予算への組み込みや基金の長期化を検討し、財政の持続可能性も確保する
全文
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もう一点関連して総理にご質問をしたいんですけれども、数年度の予算で大胆な投資をしていく仕組みだというふうなお言葉がありました。

総理からも多年度で別枠でこの予算管理する仕組みを導入するんだというふうにも、確か就任の演説で言っておられたかと思います。

そして補正で今までいろいろな形状をして、今までのGXですとか半導体ですとか、ある程度財源の裏付けがあって複数年でやっているものもありますし、あるいは国土強靭化のように事業費の総額というものをお示しをしながら、それは時々の補正も含めて必要な予算をしっかり確保していくと。

これまでも例えばGX経済移行債を活用した10年間の先行投資支援ですとか、AI半導体産業の基盤強化フレームにおける7年間の公的支援につきましては、特別会計において別枠管理しながら、必要な財源を確保しながら、財源の裏付けのあるつなぎ国債の発行などによって複数年度にわたる予算措置を行ってきております。

こうした取組をさらに広げていくということを考えています。

具体的には、もうすでに昨年秋に造船ですとか漁船ですとか重要鉱物など、経済安全保障上重要な分野における投資に関して、新たな財源の枠組みについての検討に着手するということを決定しておりますので、令和9年度予算からの導入を目指して検討を進めてまいります。

先ほど委員もご紹介をいただきましたけれども、予見可能性を高めるために、これまで補正に積まれていたもので真に必要なものはもう当初から積んでいこうとか、それから基金ですね。

少し長期化する、3年ではちょっと企業はとてもじゃないけど投資できない、設備投資もできない、研究開発もできない、そういったこともありますから、そういったものも少し長期化していく、こういったことも考えております。

これでですね、予見可能性が高まるということは、これは財政の持続可能性にもつながることであると思います。

成長率の範囲内に、まず債務残高の伸び率は抑える。

政府債務残高の対GDP比を安定的に引き下げる。

で、財政の持続可能性を実現して、マーケットからの信任を確保していく。

これが私の方針でございます。

中小企業の実質賃金向上と環境整備
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)
  • 中小企業において賃上げの余地が乏しく、人件費の転嫁も不十分である現状を指摘
  • 実質賃金を上げるための環境整備をどのように位置づけているか問う
答弁
高市早苗
  • 賃上げの責任を事業者に丸投げせず、継続的に賃上げできる環境を整える
  • 中堅・中小企業の稼ぐ力を抜本的に強化し、予見可能性を高めることで計画的な賃上げを促す
  • 官需については物価高や人件費をしっかりと発注価格に反映させる
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ただ基本的にはやはりそうした投資というものが私は必要だというふうに思っておりますし、しっかりと日本を成長させるその大きないろいろなスイッチをぜひ押していただきたいというふうに思っておるんですけれども、他方で先ほど城内大臣からもありましたとおり、それがじゃあ実際にどこまで賃上げにつながるのかと。

例えば雇用の7割を占めるのは中小企業でありますので、こうしたところの賃上げにもどうつながっていくかということも非常に大事だと思います。

いろんな分野の投資をするだけでは、おそらくそこの裾野のさまざまな企業の隅々にまで自動的にそれが行き届くということは、私はここしばらくの経済政策を見ていても、それはなかなか難しいんだろうというふうにも思っておりますので、やはり賃上げの環境整備というものが重要だというふうに思います。

さっき岡本我が党の政調会長からもすでにお話もありましたので、あまり重複する議論は避けようかと思いますけれども、非常にこの円安、物価高、あるいは金利上昇という中で、中小企業のこの賃上げの余地というのは非常に乏しいというふうなお声も聞いております。

労働分配率も非常に高いというのが中小企業の特徴でありますので、本当に上げたいんだけども本当に苦しいんだというふうな現場のお声は皆様もお聞きかと思います。

人手不足関連で倒産をするということもニュースで随分出てきたかというふうに思います。

価格転嫁というのもずっとやってまいりました取り組みも随分定着をしてきたというふうに思います。

最近のデータを見ますと、人件費の転嫁率がやっと5割を超えたというふうな数字も拝見をいたしました。

とはいえ5割ということは、やはり十分に転嫁をできていないということでありますので、これはなかなか賃上げをすればするほど苦しいという状況もあるんだというふうに思います。

そういう意味では、今回実質賃金を上げていくということが非常に大事なテーマになっているというふうに思いますので、この賃上げの環境整備は非常に重要だというふうに思いますけれども、総理は今回、中小企業の実質賃金を上げる上で、この環境整備についてどのように位置づけておられるか、答弁をいただきたいと思います。

「中小企業は、まさに雇用の7割、付加価値の5割を占める日本経済の屋台骨であります。

持続的な賃上げを実現することが、経済成長にとって極めて重要なんですけれども、政府としては、賃上げの責任を事業者に丸投げしない、継続的に賃上げできる環境を整えていくということを繰り返し申し上げております。

地域経済を牽引する中堅企業ですとか、売上高100億円を目指す成長志向の中小企業、地域経済を支える小規模事業者などの稼ぐ力を抜本的に強化します。

それから先ほど申し上げていましたとおり、やはり予見可能性を高めるということは、これは中小企業、小規模事業者にとっても大事なことで、これによってやはり計画的に賃上げをしたり設備投資をしたり研究開発ができますので、随分これは環境が変わってくると考えております。

やはり今ちょうど実質賃金の伸びがプラスとなってきているこの明るい動きというのは、さらに大きなうねりにしてまいりたいと思っております。

当然、官需については、これはもう今の物価高とか人件費、こういったものをしっかりと反映して発注価格にも反映をさせていただきます。

下請法・取適法に基づく価格転嫁の執行強化
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)

- 中小事業者取引適正化法(取適法)の施行に伴い、事業所管大臣と公取委が連携して執行を強化することを求める

答弁
茶谷英二
  • 事業所管大臣に指導助言権限が与えられ、国土交通省(トラックGメン)等と連携した合同パトロールや集中調査を実施している
  • 関係省庁連絡会議やマニュアル作成を通じてノウハウを共有し、面的執行の実効性を高めている
  • 増員により公取委自体の体制強化にも取り組んでいる
全文
質問・答弁の全文を表示

公正取引委員会委員長をお呼びしておりますので、今回下請法を改正しまして、中小事業者取引適正化法、取適法ですね、これが新しく施行されるということで大変に期待が大きいと。

先ほど委員会の中でも、公正取引委員会はもっと人手を増やした方がいいんじゃないかというふうな意見もあったところでありますけれども、今回、事業所管大臣と連携をできるというのが、これが非常に大きいというふうに思っておりまして。

多重下請け構造ですとか、いろんな価格転嫁できない業界がかなりありますので、実際にそれを見ている公取ではなくて、実際の各所管されている大臣の皆様がしっかり現場、公取と連携をしていく中で、いろんな指導助言等も含めてやっていけるということで。

どうしても公正取引委員会だけでは人では限界はあるというふうに思っておりますので、ぜひ各省の、特にこうした価格転嫁の進んでいない業界のところ、しっかりと連携をしていただいて執行強化をしていくことで、私、この価格転嫁というのはかなり前に進めることができるのではないかというふうに思っております。

委員長の執行強化に向けた取組というのをぜひ答弁いただきたいと思います。

本年1月から施行されました、委員ご指摘の取適法では、荷主と運送事業者との取引が適用対象に追加されたほか、新たに協議に応じない一方的な代金決定などが禁止行為に追加されました。

さらに公正取引委員会、中小企業庁、事業所管省庁が連携した面的執行の強化を図る観点から、事業所管大臣にも指導助言の権限が新たに与えられたところでございます。

」この関係省庁との執行連携、面的執行に係る取組につきましては、例えば国土交通省のトラックGメンと連携し、運送事業法等の違反行為未然防止の観点から、荷主事業者等の営業者や全国の高速道路のサービスエリア等において合同パトロールを実施したりしております。

また、中小企業庁と連携し、運送事業者間の取引に関して集中調査を実施しているところでございます。

このほか、個別事件の措置に合わせて、勧告対象となった企業の事業所管省庁と連携し、業界団体への要請や説明会を開催するなど、業界全体の取引適正化を図る取組も実施しております。

さらに関係省庁連絡会議を開催し、執行連携を進めるための実務的な意見交換を行ったり、取引法の調査手法などに関するマニュアルを作成し、これを用いた事業所管省庁向けの研修を開催するなどして、関係省庁間で法執行のノウハウ共有を進めて、取引法の面的執行が実効的なものとなるように取り組んでおります。

さらに増員などにより、公正取引委員会の面的執行体制の強化にも取り組んでいるところでございます。

公正取引委員会としては、引き続き取引法の周知、広報に取り組むとともに、関係者と連携して、違反行為には厳正に対処することで、サプライチェーン全体の適切な価格転嫁を通じた賃上げ環境の整備に努めてまいりたいと考えております。

中小企業の成長投資の後押し
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)

- 中小企業の生産性向上や省力化投資を後押しし、裾野まで成長の果実が行き渡るようにすべきだと主張

答弁
赤澤亮正
  • 生産性を上げ、賃上げの原資を獲得することが重要である
  • 中堅企業や成長志向の中小企業への投資支援に加え、行動変容を促す支援を行う
  • 賃上げ税制においても中小企業の重要性を考慮して維持している
全文
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ただ、この中堅企業、中小企業の方がやはり資金調達であるとか、あるいは人材がいないですとか、そういう意味では成長投資への踏み込みという意味では、やはり弱いというふうに思っております。

これは経済産業大臣にお伺いをしたいんですけれども、生産性の向上ですとか省力化の投資、これはですね、いろんな重点分野で柔軟な分野でいろんな投資促進はしていくんですけれども、やはりこの中小企業のしっかりとした成長投資の後押しを私はやっぱり大きな柱にしていかないと、やはり裾野まで賃上げあるいはそういった成長の果実が行き渡らないのではないかというふうに思っておりますが、赤澤大臣いかがでございますか。

中小企業、小規模事業者の持続的な賃上げを実現するためには、生産性を上げ、賃上げの原資を獲得することが重要です。

そのため、経済産業省としては、企業の成長や生産性の向上により、稼ぐ力を高め、強い中小企業を目指して、経営を行っている中小企業を全力で応援してまいります。

具体的には、中堅企業や売上高100億円を目指す中小企業に対する成長投資支援に加え、中小企業の労働生産性の向上を目的として、このような取組を通じて現状維持ではなく、変化に挑む企業、人が報われる形に軸足をおき、筋肉質な強い中小企業への行動変容を促してまいります。

あと1点だけ申し上げると、賃上げ税制ですね。

大企業は、ということにしたんですが、中小企業はやはり大事だということで残しておりますので、そういう思いでも、中堅・中小企業に注目してやっていくという問題意識は共有していると思います。

公立高校の質の向上と教育投資
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)
  • 公立高校の質の向上こそが、エッセンシャルワーカー等の育成や地域雇用、賃上げにつながる未来への投資であると主張
  • 予算の確保と今後の取り組みについて問う
答弁
松本洋平
  • 公立高校、特に専門高校が社会経済を支える人材養成を担っていると認識している
  • 高校教育改革促進基金を通じて、先導的な学びのあり方を構築するパイロットケースを創出する
  • 安定財源を確保した上で、交付金などの新たな財政支援の仕組みの構築を検討している
全文
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併せて、ちょっとこれも順番変わりますが、教育投資というところからも一つご質問をしたいと思います。

まさに教育への投資というのは未来への投資であります。

これからの日本をつくる投資そのものだというふうに思っております。

特に令和8年度予算においては、市立高校授業料の無償化ですとか、あるいは学校給食費の抜本的な負担軽減、いろんな予算は入っております。

我々も教育負担軽減ということはずっと謳ってまいりました。

しかしやはり今回、私学が特に無償化をしたということで、都市部では公立の方が逆に定員割れになるといったようなニュースも散見されますけれども、やはり公立高校の質の向上をしていくというのは極めて大事なのではないかというふうに思っております。

技術が高い、すなわち生産性あるいは付加価値が高い、こうした人材を育成をする取り組みというのも進めようということも聞いておりますけれども、公立高校の質を上げることによって、しっかりとこういうエッセンシャルワーカー、技術を持った方もしっかりと育てることができる。

その中で地域の雇用も支えることができ、そして生産性を上げるということで、そうした方々の賃上げもできるのでは。

そういう意味ではやはり公立高校の質の向上というのは非常に大事な未来への投資なんではないかというふうに私自身思っております。

令和7年度の補正予算ということで、このための基金というものが造成されておりますけれども、やはりこれもしっかりと予見可能性を持っていろんな高校が質の向上の取り組みをするという意味では、引き続きの予算確保ということもしっかり政府に求めたいと思いますし、文科大臣のこれからの取り組みというのをぜひお伺いをしたいと思います。

公立高校は高校教育の普及や機会均等を図る地域社会に根差した重要な存在であると認識をしております。

特に今ご指摘をいただきました専門高校でありますけれども、公立高校が約8割を占めるなど、社会経済を支える人材養成を担う役割を果たしているところであります。

私も三党協議の実務者でありましたけれども、私立の高校の無償化に合わせて、それだけではなくてですね、例えばその授業料のほかの学用品などの支援の充実を図るべきではないか、また同時にですね、今お話がありましたように、教育の質の向上を図るべきではないかというような多くの意見が出される中で、三本柱が三党の合意で結ばれたというふうに承知をしているところであります。

文部科学省におきましては、先般、高校改革の方向性などを示したグランドデザインを公表いたしておりまして、また、公立高校を対象に、令和7年度補正予算で設けた高校教育改革促進基金におきまして、地域に欠かせないアドバンスド・エッセンシャルワーカーなどを育成する役割を果たす、専門高校をはじめとする先導的な学びのあり方を構築するパイロットケースの創出に取り組むこととしているところであります。

今後、この国が示したグランドデザインに基づきまして、各都道府県において策定される高校改革の実行、これを着実に実施できるよう安定財源を確保した上で、交付金などの新たな財政支援の仕組みの構築についても検討をしているところであります。

それぞれの地域におきまして必要とされる人材というものは大きく異なっているところでもありますので、各都道府県においてしっかりと計画をつくっていただく。

また文部科学省としても、その計画策定に伴走をしながら予算面も含めてしっかりとサポートをしていくことができるように全力を尽くしてまいりたいと思います。

住宅価格高騰と投機的取引の調査
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)

- 首都圏のマンション価格高騰について、外国人による投機的な取引の実態把握の結果を問う

答弁
金子恭之

- 三大都市圏の新築マンションを対象に、短期売買と国外からの取得について初めて調査を実施した

全文
質問・答弁の全文を表示

残りの時間もだいぶ迫ってまいりましたので、住宅政策について最後にお伺いをしたいと思います。

これ私も大臣のときに非常に関心を持って、特にマンション価格、首都圏とかなり値上がりをしておりまして、本当に若い世帯がこれもうまさになかなか買えないなというふうなお声も非常に聞いてまいりました。

当時はですね、やはり外国人金子大臣が登記的なそういう取引をしているから値上がりをしているんじゃないかみたいな御指摘も国会でいただいたこともありまして、実際のところはどうなんだろうということで調査も準備をしておりました。

昨年質問をさせていただいたときには、まだ調査の中身が途上だということでございましたけれども、結果が出ていると思いますので、ちょっと簡単にその結果について金子大臣の方からお話しいただけますか。

また、近年の住宅価格上昇については、もう釈迦に説法でございますが、需要と供給の両面での様々な要因があるわけではありますが、このような様々な要因の一つとして、御指摘のとおり登記目的でのマンション取引の可能性を指摘する声もあると承知しております。

このため中野前大臣が着手いただきましたが、三大都市圏等の新築マンションを対象に不動産登記情報等を活用して、短期売買と国外からの取得の2点について国土交通省として初めて調査を行い、その結果を昨年11月……住まいは生活の基盤であり、日本人か、外国人かを問わず、実需に基づかない投機的取引……。

既存住宅ストックの活用と住宅政策の転換
質問
中野洋昌 (中道改革連合・無所属)

- 新築供給が減少する中、空き家や既存住宅のリノベーション・流通促進に舵を切ることで、手頃な住まいを確保すべきだと提案

答弁
金子恭之
  • 既存住宅ストックの有効活用が重要であると認識している
  • 既存住宅の耐震化・省エネ化の推進や、都市部空き家の流通促進事業を創設している
  • 住宅ローン減税等の支援制度を拡充し、希望する住まいを確保できる環境整備に取り組む
全文
質問・答弁の全文を表示

最後に、先ほど調査を引き続きやっていただけるというところで、いろいろな登記的なものになっていないかはしっかり把握していただきたいんですが、やはり需給バランスの問題が大きいと思っております。

2005年、首都圏のマンション供給戸数は当時8万、2015年は4万、2025年は約2万2千ということで、やはり非常に供給が少ないということであります。

他方で、これ前から言われているんですけれども、都心部でも空き家はかなりあります。

既存住宅が全然流通をしていないこういう状況にある中で、やはり住宅政策を新築から、空き家や既存住宅などの既存ストックのリノベーションですとか流通促進に大きく舵を切る必要があるのではないか。

そうすることで、やはりアフォーダブルな、手に入りやすい住まいの確保というのができるのではないかと思いますが、最後にこれについて答弁いただければと思います。

先ほども申し上げましたとおり、近年の住宅価格上昇の背景には、需要と供給の両面での様々な要因があるものと認識をしております。

その上で、今、委員からお話がありました、空き家を含めた既存住宅ストックを有効活用していくことが、一層重要になると考えております。

令和7年度補正予算や、令和8年度投資予算案において、既存住宅の耐震化、省エネ化などの取組を進めるとともに、新たに都市部に所在する空き家の流通を促進する事業を創設しています。

これらに加え、質の高い既存住宅について、借入限度額や控除期間を令和8年より拡充することとしている住宅ローン減税等の各種支援制度を活用して、国民一人一人が過度な経済的負担を感じることなく、希望する住まいを確保できる環境整備に取り組んでまいります。

再審制度における証拠開示と抗告禁止
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • 冤罪救済に膨大な時間を要している現状を指摘
  • 検察側による証拠開示の義務化と、検察側の抗告・不服申し立ての禁止を盛り込むべきと主張
  • 総理としての政治的判断を求める
答弁
平口洋
  • 法制審議会の答申では、証拠提出命令制度で十分であるとの意見が多数であった
  • 抗告禁止については、三審制の確定判決を覆すことへの不合理性から反対意見が多数であった
  • 法務省として答申を重く受け止め、準備を進める
  • 総理は答申を重視しつつ、今後の審査過程で超党派の意見を踏まえ適切に判断する
全文
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まず午前中、稲田委員の質問で、再審、裁判の確定判決が出た後、やり直しをする再審ですね。

これに関する質疑がありました。

先日、滋賀県の日野町の事件で、坂原博文さんが、再審請求の開始、ようやく十数年かかって最高裁が認めたわけですけれども、袴田さんの事件ですとか、いくつかのお話も稲田議員からありました。

これ大変人権に関わる話で、稲田委員の言葉をそのまま引けば、「冤罪の救済に人生をまるごと損なう膨大な年月がかかったこと」、そして「有罪の重要な証拠が捜査機関による捏造、誘導、偽造であり、それが隠されていた」というお話がありました。

法務大臣からは、これはお立場があるんでしょうが、法制審議会から極めてこれについてネガティブな答申があったので、それに沿った答弁をしなきゃいけないんでしょうが、総理にこれはぜひ政治的判断をいただきたいんです。

稲田委員がですね、自民党の稲田委員が、ひたしすぎであり、かつこれは超党派の議連で、柴山委員、法務大臣経験者が会長を務める超党派の議連でも法案を出していて、この中で特に証拠が、やはり検察側が持っていて、有罪にされちゃった側の証拠集めって大変苦労するわけですよね。

この証拠開示と、あとは検察側の抗告、不服申し立てですね。

これは禁止するという、この2点はぜひ盛り込みましょうよというお話がありましたが、残念ながら法務大臣からはネガティブな答弁でした。

これ総理に、ぜひこの再審をこの国会で出されるということですから、この検察側の証拠開示と抗告禁止について、政治家としての御判断をいただきたいと思います。

総理、いかがですか。

同じような答弁になるんですけれども、再審制度のあり方については様々な御意見があるということは承知をいたしております。

その上で、法制審議会においては、証拠の提出命令制度は再審請求審の手続構造と整合的であり、これにより必要かつ十分な証拠が裁判所に提出されることになるといった意見が多数を占めたものと承知をしております。

また、再審開始決定に対する検察官の抗告、不服申し立てを禁止することについては、三審制の下で確定した有罪判決を、いかほどの判断で確定的に覆せるのは不合理であることなどの理由から、反対意見が多数を占め、答申に盛り込まれなかったものと承知をしております。

法制審議会においては、様々な立場の構成員によって幅広い観点から精力的にかつ丁寧に議論が行われたものと承知しており、法務省としては答申を重く受け止めておるところでございます。

今後、答申を踏まえて速やかに準備を進めるとともに、幅広い御理解を得られるよう丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。

今、法務大臣から法制審の答申を重く受け止めるという話がございました。

そしてこの後でございますけれども、その答申を踏まえて法律案を提出することになろうかと思います。

ただ内容について、先ほど大臣がおっしゃったとおり、法制審の答申というのは非常に重いものですけれども、審査がこれからありますので、例えば与党内、そして超党派の議連でも御議論いただいていますから、そういった御意見をしっかりと踏まえて適切に判断をするという種類のものであると思っております。

補正予算を前提とした予算編成からの決別
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • 補正予算が常態化し、査定が甘くなっている現状を指摘
  • 「補正予算を前提とした予算編成と決別する」という施政方針演説の具体的なイメージを問う
  • 予見可能な予算をすべて当初予算に移行させ、補正予算をほぼなくす考えかを確認
答弁
高市早苗
  • 予算の予見可能性を確保し、経済成長と財政持続可能性につなげたい
  • 学校施設整備や道路整備など、予測可能なものは当初予算で措置する
  • 突発的な事態や新規事項は引き続き補正予算で対応する
  • 全てをゼロにするわけではなく、必要なものを当初予算に移行させる
全文
質問・答弁の全文を表示

総理に伺いたいと思いますが、総理は施政方針演説で「毎年補正予算が組まれることを前提とした予算編成と決別し、必要な予算は可能な限り当初予算で措置します」と明確にされておられます。

実際、毎年秋から冬にかけて、あるいは1月ぐらいに補正予算が出る。

来年度の4月からの本予算がある。

これを併せて事実上作業をしていて、「じゃあこれは補正で、これは当初予算で」みたいな査定をしているのが現実です。

大体の場合において、補正予算の方がジャブジャブというか、査定が甘い場合が多いんですよね。

そういう意味で、この施政方針演説、私は評価したいと思いますけれども、「補正予算を前提とした予算編成と決別する」というのはどういうイメージなんでしょうかね。

その、2年がかりというお話でしたけれども、最終的には災害とか突発的に起きたものはもちろんしょうがないんですけれども、毎年その補正予算で常態化しているような予算は全部当初予算に引っ越して、補正予算はほとんどなくなるようなイメージだと考えてよろしいんでしょうか、総理。

経済成長を実現するためにも必要な財政出動を行うにあたっては、特に民間事業者、それから地方公共団体の取組を後押ししようと思うと、政府の予算の予見可能性を確保することが大事だということを考えてきました。

自民党の中におりましても、そのようなことに関われる立場にありませんでしたので、ようやく内閣総理大臣になって、この大改革を何としてもやり遂げたいと決意をしました。

毎年度補正予算が組まれるということを前提とした予算編成と決別するということなんですけれども、これはもう大体見通しがつきますよね。

例えば学校施設整備費で、どれぐらいの数の学校に新たにエアコン設置しなきゃいけないかとか、老朽化対策をしなきゃいけないかとか、道路整備ですとか、災害対策についても、あらかたこの1年間予測はしっかりつくようなものについて当初予算で措置をする。

そして、ものすごく流動性があるとか、突発的なことが起きたとか、それから新規です。

これ、経済の状況、外的な要因で非常に経済が悪くなるとか、感染症が発生するとか、いろんなことありますから、そういった状況も見ながら途中でどうしても措置しなきゃいけない、そういったものは補正予算で措置をしていく。

そのように考えております。

補正予算を全くゼロにするということではないですが、毎年当たり前のようにつく予算であって、必ず必要なものというのは当初予算で対応する。

これが一番、財政の健全化にも、つまり財政の持続可能性にもつながっていくものだと思います。

経済成長にもつながっていく。

予見可能性というのはそういうことだと思っております。

当初予算への移行範囲とスケジュール
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • インフラや教育など、予想がつく予算は100%当初予算に移るのかを確認
  • 「2年がかり」というスケジュールの具体的な年度イメージを問う
答弁
高市早苗
  • 全てを丸ごと移行するのではなく、メリハリをつけて本当に必要なものを当初予算で措置し、不要なものは廃止する
  • 来年度は既に予算要求が終わっているため、今年の夏からの予算要求から具体的に変えていく
  • おおむね2年という目標を立てて確実に変えていく
全文
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そうすると、毎年当たり前につく予算、予見可能な予算については、補正予算ではなくて当初予算に全て引っ越すと。

何か財源がちゃんと張り付いたものだけちょっとだけ引っ越すとかじゃなくて、全体として、例えばインフラの予算だとか、今言った教育の関係の予算だとか、ある程度予想がつくものはほとんど補正からまるごと100%か、あるいはほとんど移るという理解でよろしいですか。

後藤祐一君。

重要なものは当初予算に言って、そうでないものはもうやめると。

最後のところは2年がかりというのは、今議論しているのは8年度予算ですけれども、9年度予算と10年度予算で2年度かけてやるというようなイメージということでよろしいですか。

当然ながら、重要なもの、必要なもの、これを引っ越すということでございます。

やっぱりメリハリをつけなきゃいけません。

だから、今普通に補正でついているものであっても、それを丸ごと当初予算に引っ越すということは考えておりません。

その中でやっぱりメリハリをつけて、本当に必要なものは当初で措置をする。

必要のないものはもうやめていくと、ということになろうかと思います。

ただし、来年度につきましては、もう私が総理になったのが10月21日ですから、もうシーリング外予算要求も終わっていて、実際には間に合っておりません。

ですから、ちょっと一部頭出しはさせていただいたつもりでございますけれども、具体的には今年の夏からの予算要求から変わっていく。

それで骨太の方針でそれを示していけるように急ピッチで作業をします。

だから、再来年度、そしてその次と、2年ぐらいはかかると思いますけれども、確実に変えていく、その決意でおります。

(高市総理)もう少し早くできればいいんですけれども、ただ複数年度でやっているようなものもあります。

それから例えば来年度どうしても急ぎというようなことで補正をやる可能性もありますから、来年度の予算は残念ながら途中からでございますけれども、その次の翌年度の予算が成立して、そしてもし必要な場合補正がついたらその辺りまでということで、おおむね2年という目標を立てております。

暫定予算の編成準備と政府の責任
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • 予算成立が遅れた場合に備え、「1日たりとも予算の空白をつくるべきではない」という責任を果たすため、暫定予算の準備を指示しているか問う
  • 提案権を持つ政府としての責任を果たす意思があるかを確認
答弁
高市早苗
  • 予算の審議方針は国会で決めることであり、年度内成立に向けて誠実に対応する
  • 一般論として、政府の責任を果たす用意はある
全文
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暫定予算ですが、総理が8年度予算は何とかこの年度内に成立させたい気持ちはよくわかります。

わかりますが、解散で1か月審議が始まるのが遅くなって、間に合わない場合もあり得るわけですよね。

そうである以上、暫定予算の議論は当然あり得る議論として、この予算委員会でしなきゃいけないと思うんですけれども、暫定予算については2つしかルールはないはずなんです。

1つは財政法30条。

法律上の根拠はこれしかありません。

「内閣が必要に応じて暫定予算を作成し、これを国会に提出することができる」。

もう1つはこれなんです。

平成3年、かなり前ですけれども、自民・社会・公明・民社の政調会長合意というのが、平成3年3月27日にありまして、「憲法83条、財政法30条の趣旨からして、1日たりとも予算の空白をつくるべきではない。

それは提案権を持つ政府の責任であり、また議決権を持つ国会の責任でもある」。

それと、「その趣旨からすれば、暫定予算については、与野党が合意し得る行政運営上、必要最小限の経費にとどめるべきものである」。

こういうふうにされております。

それで、これは非常に含蓄のある合意事項だと思うんですけれども、我々野党は来年度予算についてはいろいろまさに質疑をしているわけですけれども、今度の4月1日からちゃんと世の中が動くようにすることについては協力したいと言っているんです。

これはもう岡田代表が今日午前中の質疑でも言っていますし、代表質問でも申し上げました。

それと野党のこの予算委員会に議席を持つ各会派は、中道、国民、参政、チームみらい、共産。

この暫定予算については「協力しましょう」ということで意見一致しているんです。

つまり、ここであるところの「1日たりとも予算の空白をつくるべきではない」ということについて、議決権を持つ国会の責任として、我々はその責任を果たすようやります。

じゃあ提案権を持つ政府の責任を果たすつもりありますか。

我々は予算を出すことはできないんですよ、国会は。

予算を、暫定予算とはいえ、出すことができるのは内閣だけなんですよ。

この「1日たりとも予算を空白をつくるべきではない」という責任は、来年度当初予算がどういう運びになっていくかは、もう高市総理の手は離れていて、まさにこの予算委員会の国会側で、国会の運営をどうするかをもう判断する段階に入っていますから。

政府の果たすべき責任は、もし暫定予算になった場合に備えて、暫定予算の編成を、ないないでもいいから準備しとけと指示することなんじゃないですか。

この提案権を持つ政府の責任を果たすつもりはありますか。

その提案権を持つ政府の責任を果たすつもりはありますか。

そういう状況になった場合。

これを果たしていただかないと困るわけですから。

国会では予算を出せないんですもん。

提案権を持つ政府の責任を果たすつもりはありますか、総理。

(高市総理)令和8年度の予算の審議方針、これは国会の運営ですから、国会においてお決めいただくことでございます。

その上で、何とか野党の皆様にもご協力をお願いしつつ、令和8年度予算について、年度内に成立させていただけるように、国会でのご審議には誠実に対応してまいりたいと。

今、令和8年度のこの予算についてご審議をいただいている最中でございますので、今の段階で暫定予算について私から申し上げることはございません。

一般論とおっしゃいましたね。

年度予算のことじゃなくて、一般論とおっしゃいましたので、政府の責任を果たす用意はございますが、あくまでも何とか国民の皆様のためにも力を合わせて、ご理解を賜って、私どもも誠実に対応してまいりますので、来年の予算の年度内成立にお力添えを賜りますよう、伏して伏してお願い申し上げます。

暫定予算への新規予算(給食・高校無償化)の計上
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 小学校給食の実質無償化や私学高校の無償化など、新規予算であっても与野党が合意していれば暫定予算に盛り込めるか(一般論として)を問う

答弁
宇波博貴

- 財政法30条に具体的な内容の定めはなく、従来から特に必要がある場合は新規施策の経費も暫定予算に計上してきた

全文
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では国会で野党でぜひ議論していきたいと思いますが、そこで小川代表も代表質問、本会議でも、今日の午前中の予算委員会でも言っていましたが、この暫定予算となった場合に、小学校の給食の実質無償化というか、一部取る指標もあるようですけれども、この実質無償化、そして私学の高校の無償化、これは新しい予算、新規予算なんですね。

今まで暫定予算というのは公務員の人件費ですとか定常的な予算というのが中心だと言われてきました。

新規予算はなかなかはまりにくいみたいな議論がありますけれども、先ほど申し上げたように、暫定予算に何を盛り込めるかは実は制約はなくて、先ほどの財政法30条によれば、必要に応じて暫定予算を作成できるんですから、必要ならやればいいんです。

しかも私学の無償化については、多分日切れ法案として法案を通すわけですよね。

そうすると、まさに法律が成立すれば必要そのものじゃないですか。

給食だって4月から、何日かからはもう学校給食が実際に始まっていくわけですよね。

それを前提に市町村だって準備されているわけですよね。

ですから、この2つは盛り込んだ上で、まさにここに書いてあるように「与野党が合意し得る行政運営上必要最小限の経費にとどめるべき」というもので、これについてもこの予算委員会に席のある各野党は、今言った2つ、小学校の給食実質無償化と私学の高校の無償化予算をこの暫定予算に入れることについては、皆さん賛同いただいているんですよ。

与野党が合意し得る行政運営上必要最小限の経費に、もうこの小学校の給食と高校私学の無償化はもう入れて問題ないと思うんですけれども、与野党で合意し得るんですから、これはこの理解でよろしいですか。

多分これお答えにしにくいでしょうから、これは主計局長に通告していると思うんですけれども、一般論としていきます。

新規予算であっても、これ与野党が合意していれば暫定予算に盛り込んで問題ないですよね。

一般論でございますけれども、暫定予算につきましては、先ほど委員がご指摘の財政法第30条、これでは先ほどの御指摘のあった規定がなされているところでありまして、その具体的な内容については法律では定められておりません。

また、先ほど御指摘のあった平成3年の与野党合意でパネルのとおりの記述があるところでございますが、この与野党合意がなされた後においても、国民生活などに支障が生じないよう、従来から暫定期間中に特に必要があるものについては、新規施策に関する経費についても、暫定予算に計上してきているところでございます。

暫定予算の内部準備(プランB)の是非
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 事務方の混乱を防ぐため、外向きに公表せずとも「プランB」として内々で暫定予算案の準備を始めておくべきではないか、それを否定しないか問う

答弁
片山さつき
  • 現時点では本予算の審議を行っているタイミングであり、準備段階についてストレートに答えることは難しい
  • しかし、いついかなる状態があっても対応できるよう準備は行っている
全文
質問・答弁の全文を表示

そこをもし間に合わなかった場合に備えて、暫定予算といったって、実はすごいたくさんの予算の品目があるんですよ。

日本中でいろんな事業が動いていくわけですから、4月から。

準備を始めなきゃ間に合わなくなっちゃうじゃないですか。

だから例えばこういうときに答弁するときに、「暫定予算は作ります」と言えない理由が分かりますよ。

だけども旗は下ろさないけれども、準備は始めておいていただかないと。

じゃあ、「はい、じゃあ暫定予算出してください」というのは一日でできるものじゃないですから。

内々でも結構ですから、プランBとして総理、財務省主任の秘書官と話すのもいいけど、ぜひちょっと私の話を聞いていただきたい。

外に向けて「やります」と、暫定予算やりますとは言えないのはわかるけど、プランBとしてその場合に備えて、内々でも暫定予算案の準備を始めておくべきだと思うんですよ。

それは否定されないということでよろしいんですか。

そうしないと事務方が困っちゃうんですよ。

そしたら年度内に成立ができないとわかった瞬間に、そこで指示するんですか、財務大臣。

それは内々で指示しておいて、準備がある程度してある段階から表で言えるようになっていくという話で、内々の準備はもうしないと断言できるんですか?内々の準備をするなというんですか?それだって財務省だって内々で準備するでしょう。

内々で準備しちゃいけないんですか、財務大臣。

先ほど主計局長からお答えしたのは、小村武さんの予算のコンメンタール、財政法の暫定予算の計上の部分でございますけれども、この前提として、本予算が年度初めまでに成立していない場合のつなぎのための暫定予算についてという、この前提でございまして。

先ほど総理がおっしゃったように、今まだ2月で真摯な議論を本当にやっている時点で、私も長くこの世界でこの仕事をしておりますが、現状においてどうだという議論をするタイミングではないんじゃないかなと。

それが今はできていないからといって、私どもの予算編成、その作業についてどうこうという状況ではないのではないかと思っております。

なかなか霞ヶ関でのご経験の長い後藤委員のおっしゃる言葉には含蓄もあるのかなと思いますが、ここで内々の話というのはあまりないのかなと思いながら、私どもはいついかなることがあっても準備をするということでやっておりますので。

先ほどから何回もそのお話をしているわけですが、今の時点では全てその大変過程のお話でございまして。

この2月という時点で、全く内々ではないこの予算委員会で、内々ではなくて既に提出されて議論になっている予算の審議を行っているところでございますから、なかなかその準備段階について今の問いにストレートにお答えすることは難しいんですけれども、いついかなる状態があっても対応はいたしますということで、我々は別に今年に限らず、いつもそういうことをしているということではないかと思います。

予算の空白期間の許容性
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 暫定予算を成立させず、本予算の成立まで数日間(4月1日〜3日など)予算の空白期間ができることは、一般論として許されるのか、まずいことなのかを問う

答弁
片山さつき
  • 平成3年の与野党合意(予算の空白をつくるべきではない)は非常に重たいものであると認識している
  • 過去に国会情勢によって空白が生じたこともあるが、非常に重い責任であると考えている
全文
質問・答弁の全文を表示

それともう一つはっきりさせておきたいのは、一部に「4月も3日、4日ぐらいまでだったら暫定予算を作らなくてもいいんだ」みたいなことを言う人が時々います。

昨日もテレビ番組にすごいと言っていた人がいましたが、ここにあるように「一日たりとも予算の空白をつくるべきではない」ともう合意されているんです。

一回だけ、この後間に合わなかったことが実はあるんだけれども、それは非常によろしくないことで。

暫定予算を避けられないということになった場合には、4月1日から実施できる暫定予算、つまり3月31日までに衆議院・参議院両方を通さなきゃいけないという理解でよろしいですか。

一般論は結構です。

この3月から4月の話ではなくて、一般論として暫定予算を編成せずに、通さずに、本予算だけで、例えば4月1、2、3日は成立していなくて、4日にならないと、4月3日に本予算が成立しましたと。

暫定予算は成立していませんというようなことは、一般論として許していいことなんですか。

これはまずいという理解ですか。

平成3年は1991年でございますが、私はこのときまだ大蔵省で仕事をしておりまして、この当時の政治状況を思い出すわけでございますが、この暫定予算についての合意は非常に重たいもので、議決権を持つ国会の責任であるとは、まことにごもっともでございますが。

確かに委員がご指摘のように、これはできなかった、国会情勢によってですよ、できなかったこともあります。

なぜ空白ということが過去あったことがあるかというと、一番最初に地方自治体等をはじめ、義務的経費の大きなものがあった。

それまでには何とかするということが言われていた時期があって、その頃も私はもう予算も含めて仕事をしておりますので覚えておりますけれども、それをやはりこの議員大学生のもとで、当時ここにあった政党の政審会長が合意した。

これは国会運営として非常に重たいことと思っております。

食料品消費税ゼロの実施時期
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 総理が過去に述べた「2026年度内の実施」という希望について、可能性を否定しないかを確認

答弁
高市早苗
  • 現在、国民会議で議論を開始する段階であり、現時点で決め打ちはできない
  • ただし、議論の結果として2026年度内に実施となる可能性は否定しない
全文
質問・答弁の全文を表示

それでは食料品消費税ゼロに行きたいと思いますが、今日何度か議論があったので一つだけ総理に伺いますが、総理は衆院選の公示日の前日1月26日の記者クラブ主催の討論会で、「私としてはできるだけ早期に引き下げたい」と、食料品消費税ですね。

「希望は年度内、2026年度内を目指していきたい」と、こういうふうに述べておられます。

これは、もちろんその後、代表質問の答弁では、「国民会議で議論を行い、具体的な実施時期を含めて、結論を得て行おうとしている段階であり、現時点で結論を先取りすることはいたしません」ということで、少し後退させていますが、この食料品消費税ゼロの実施時期は2026年度内に実施する可能性も否定はしないということでよろしいですか、総理。

後藤祐一君。

ということは、議論の結果2026年度内に実施となることもあり得るということで、可能性としては否定しないということでよろしいですか。

実施時期をはじめとして各党派により指摘された検討すべき諸課題、これを国民会議でまさに議論を開始するという段階ですから、今日決め打ちで私自身が申し上げることはできません。

議論の結果、そうなることも可能性としては否定はいたしません。

消費税率変更に伴う流通業界の準備期間
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 法律成立から実施まで、流通業界の視点から最低限必要な期間(半年〜1年程度か)を問う

答弁
山本香苗 (中道改革連合・無所属)
  • レジシステムの導入支援などの補助金措置は行っている
  • 最短でどれくらいかかるかは、調査や普及状況によるため、現時点で答えられる状況にない
全文
質問・答弁の全文を表示

そうしますと、これ準備を考えるとどうなるんでしょうか。

今日経産省の政府参考にも来ていただいてますけれども、私、実は経産省の流通産業課ってまさに流通業を所管する課の課長さんだったことがあるんですけれども、これ流通業界に聞いても「できれば1年、どんなに急いだって半年」というぐらいが相場感だと伺っていますけれども、これ事務方からで結構ですけれども、この消費税の引下げ法案が成立してから実施されるまで、どんなに短くてもどのぐらいの期間が流通業から見たとき必要ですか。

補助金いくら必要ですか、なんてこと聞いてないですよ。

法律が成立してから実際の実施までの期間として、私は流通業からは「できれば1年、どんなに短かったって半年だ」っていうぐらいの相場感かなと思って、それ正しいですかって聞こうと思ってるんですが、まあ埒はあかないので経産大臣お答えください。

現在、中小企業向けに、いわゆるスマレジシステムを含むレジ関連システムなどの導入支援が可能な補助金が既に措置をされております。

令和7年度補正予算におきまして、3400億円措置した生産性革命推進事業の中に、デジタル化AI導入補助金として措置をしております。

スマートレジシステムの含みに向けては、活用状況調査、関係業界のヒアリング等を足元で進めておりますので、現場の声に耳を傾けながら必要な時期については精査を進めてまいる所存であります。

時期についてまさに事務方に聞いていただいたところでありますが、私自身に対しては総理から「スマレジシステムの活用状況調査とか、既存のデジタル化AI導入補助金の活用にスマレジシステムの導入促進とか進めるべきことをしっかり進めておけ」というご指示をいただいています。

ただ、現時点において最短でどれぐらいかかるかというのは、まさにその調査とかも含めてスマレジがどれぐらい普及しているかとか、そういうことにも関わってきますので、今申し上げられる状況にはございません。

消費税減税に伴う予算修正と税収影響
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 2026年度内に消費税を引下げる可能性があるなら、税収減に伴う予算修正が必要なはずであり、どの項目に影響が出るのか整理して提出することを求める

答弁
青木貴則
  • 制度設計が固まっていない現段階では、令和8年度の減収見込み額を答えることは困難である
  • 来年度当初予算を見直す必要はなく、結論が出た段階で税制改正法を出し、必要であれば補正予算で対応する
全文
質問・答弁の全文を表示

先ほど総理は2026年度内の消費税引下げの実施について可能性を否定しませんでした。

そうすると2026年度予算案は修正する必要がありますよね。

消費税収が減る、あるいは地方の税収も減るんで、それは当然国からその分お金を渡さなきゃいけない。

あるいは、先ほどの経産省が用意している補助がそれだけ足りないのかどうか。

当然、これ必要となりますよね。

もしその可能性があるんだとしたら、来年度予算をまさに今審議している中で、どういう項目の修正が必要なのか、議論しなきゃいけないわけですよ。

どの予算項目、税収を議論しなきゃいけないのか。

これは財務大臣かもしれないけど、お答えいただけますか。

消費税収が減るわけですよ。

なんで経産大臣が答えるんですか。

網羅的にまず消費税収、国税分がこんだけ減って、地方税収分がこんだけ減って、それに跳ねるものとかいろいろあったりするし、そういったものがどう変わっていくのかというのが、まさにこの今審議している予算の修正、どの項目みたいな話なわけですよ。

例えば来年の3月1日から実施した場合に、3月1か月分の減収分がお答えするのは困難でございますと言って、じゃあどうやって予算修正すればいいんですか。

ですから、これ整理されていないので。

後藤祐一どういう項目に影響が及ぶかは、ぜひまとめて理事会に提出いただきたいと思います。

お尋ねの消費税収への影響につきましては、現在国民会議で議論されている結果を踏まえた制度設計によって変わりうることから、制度設計が固まっていない現段階では、令和8年度の減収見込み額を答えることは困難であるということをご理解いただきたいと思います。

いずれにいたしましても、国民会議で実施に向けた検討すべき諸課題について、現在議論が行われているということでございます。

高市早苗今御審議いただいている来年度当初算を見直していただく必要はございません。

先ほど「来年度中にできる可能性があるのか」と聞かれたので、それは国民会議での議論がとても早く終わったら、税制の改正案などを出しますよ。

でも、またその時に補正も、さっき言いましたように、これは予見していないことがこの時期に起きたということで補正も出せます。

来年度の予算について、これ影響を及ぼすものじゃありません。

結論が出たら税制の改正法を出すということでございます。

委員長に御指名いただいたので、この食料品の消費税率については、まさに今後、超党派で行う国民会議で議論を行い、具体的な実施時期や検討すべき課題やその対応策を含めて、これから結論を得ていこうとしている段階でございまして、この段階で今おっしゃったような数字について、具体的な実施時期について、結論を先取りするということはいたしません。

対米関税(マヨネーズ等)への対応
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • 米国での裁判結果等により上昇した関税(16.4%)を、合意済みの15%に引き戻すこと、および追加の5%上乗せを阻止することを求める
  • 新関税においても15%以下を維持し、新たな譲歩をしないことを求める
答弁
赤澤亮正
  • 米国政府に対し、日本の扱いが昨年の日米合意より不利にならないよう既に申し入れを行っている
  • 日本側は合意に基づいた対応を求めており、不利にならないよう全力を挙げて協議する
  • 総理自身も、相手に約束を守らせる態度で対処していく
全文
質問・答弁の全文を表示

時間がなくなってしまったんですが、トランプ関税を少しやりたいと思いますけれども、マヨネーズの例がよく出てくるので申し上げますと、元々マヨネーズを日本からアメリカに輸出する場合、6.4%の関税がかかっておりましたが、総合関税は、この6.4%分を含めて15%の関税に、2月24日まではなっていました。

それが連邦最高裁で駄目だということになって、それからあと150日以内の間、アメリカの通商法122条に基づく関税というので、このもともとの6.4%に10%プラスする、つまり16.4%に今なっています。

つまり総合関税のときより1.4%増えちゃったんですね。

さらにここに5%乗っけるという話もあります。

ただこれ150日しか駄目なので、その後、概ね7月の末ぐらいに新しい関税、これは昔からよく言われている通商法301条、それに関連した方いっぱいいらっしゃると思いますけれども、筆頭なんかね、まさにかかっていましたけれども、悪名高いという話もありますが、という構造になっているということをまず御理解いただいた上で、これは交渉してきた赤澤大臣に聞きたいと思いますが、ぜひ3月中旬、総理が日米首脳会談に行かれる予定ですよね。

その前にいろいろ議論があると思うんですけれども、まずこのマヨネーズの場合でいうと、16.4%になっているのをちゃんと15%に引っ込めてくださいと。

だってトランプ政権がアメリカの中で裁判に負けたから日本からの関税が増えるっておかしな話だから、もうこれ交渉済みの話なんだから、これはちゃんと6.4%含めて15%になるように引っ込めてくださいという話と、そこにさらに5%乗っけるのをやめてくださいというところは確実に求めていただくということでよろしいでしょうか。

後藤祐一君。

今の答弁で将来の話も入っているようにも見えるんですが、その後の新関税と言われるものでも、一度合意した総合関税の15%を、これはちょっとグラデーションで微妙に15%より上になっているけれども、そういうことにならないように、15%より高い関税は認めない、いいということと、あとはもう総合関税、自動車も含めて15%にすることで、既に我々カードを切って、新しい自動車に関するルールだとかも作ったわけだから、新しい日本の譲歩はないということで、この新関税でも15%以下だということも、これはよろしいでしょうか、赤澤大臣。

総理に最後伺いたいですが、今4つ申し上げました。

つまり、今のこのマヨネーズで言うと15%からはみ出しちゃっているのをやめてください。

それと、そこに5%乗っけるのをやめてください。

7月の終わりぐらいになる新しい関税は15%以上は駄目ですよ。

あるいは、そのときに新しく日本が譲歩をするというのはなしと。

この4つ、トランプ大統領にちゃんと取ってきてくださいね、総理。

今月の23日、月曜日、米国のラトニック商務部長官とオンライン会談を行って、米国政府が新たな関税措置を取る中で、日本の扱いが昨年の日米間の合意より不利になることがないように、既に申し入れはしております。

向こう側はもちろん受け止めているということでありますが、これは基本的にトランプ大統領がいろいろな決断をされていくということであります。

そんな中、ご参考になるかと思うのは、現時点で米国の今後の措置を予断することはできませんけれども、グリア通商代表は、米国と各国とのこれまでの通商合意は有効であり、今後も維持される、私たちはそれらを遵守するという発言もしております。

なので、引き続き今般の判決の内容、措置の影響等を十分に精査しつつ、米国政府の対応を含む関連の動向や日米間の合意に与える影響について高い関心を持って注視をし、適切に対応していきたいと思います。

現時点で米側の対応を予断することはいたしませんけれども、少なくともこちらが主張していることは、先生がまさにおっしゃったとおりです。

我々は既に合意をしているので、その合意に基づいていろんなものを動かしていますし、今後も着実にやっていこうと日本側はそう思っていますし、米側にもそれを求めて、しっかりと今おっしゃったようなことについては、日本が不利になることのないように対応していきたいということで、全力を挙げて協議をしております。

そして万が一、日本にとって、日本も約束を守るわけですから、向こうにも守ってもらわなきゃいけない。

そういった態度で、しっかりと私自身も対処していきたいと思っています。

発言全文

坂本哲志 (予算委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

これより会議を開きます。

令和8年度一般会計予算、令和8年度特別会計予算、令和8年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題とし、基本的質疑に入ります。

この際、お分かりいたします。

3案審査のため、本日政府参考人としてお手元に配布いたしておりますとおり、内閣官房内閣審議官、中間秀彦君ほか43名の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんか。

ご異議なしと認めます。

よってそのように決しました。

質疑の申出がありますので、順次これを許します。

小林鷹之 (自由民主党・無所属の会) 44発言 ▶ 動画
質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

おはようございます。

自由民主党の小林鷹之です。

さきの総選挙で自民党は単独で3分の2を超える議席をいただきました。

「日本列島を強く豊かに」、このメッセージと高市総裁の写真を載せた自民党のパンフレットは、全国各地でかなり多くの方に手に取っていただきました。

一方で、私はこのメッセージは日本の先行きに対する強い危機感と、それに向き合う覚悟の裏返しだとも考えます。

成長の源である科学技術力が低下をし、韓国、中国、他国に抜かれた分野もあります。

彼らの背中さえ見えなくなってしまった分野もある。

GDPも今度はインドに抜かれます。

このままだと二流国に落ちてしまうかもしれない。

世界の真ん中に日本を持っていくんだと、その気持ちは総理も同じではないでしょうか。

国会議員の使命は、国を守り、国富を生み出し、国の活路を開くことです。

安定した政治基盤を築いて、強い経済をつくって、国力を高めるために政策を大転換する。

我が国が再び技術立国として世界の頂点に立ち、若者や子どもたちが、胸を張って世界に誇れる日本をつくっていく。

そのスタートが今回の選挙だったと私は受け止めています。

議席数におごることなく、謙虚に丁寧に国家運営に携わっていくことを申し合いまして、質問に入ります。

まずは目の前の物価高や税、社会保険料の負担に苦しむ中低所得者の方々の負担軽減のために、自民党は改革の本丸として給付付き税額控除の導入を目指します。

この制度設計に挑戦すべく、昨日、社会保障国民会議がキックオフしました。

今後も趣旨にご賛同いただける政党の皆様に、ぜひご参加いただいて、幅広く議論をしていきたいと考えます。

その上で、自民党はそこに至るまでのつなぎの措置として、食料品について2年に限り、消費税をゼロ税率にすべく、検討を加速することを公約に明記をしました。

消費減税について乗り越えるべき壁は財源問題だけではありません。

外食産業への影響、農業関係者などが還付を受けるまでの資金繰り、これまで免税事業者だった方の申請手続き、あるいは新たなシステムの導入、こうした乗り越えるべき課題がございます。

財源については後ほど伺いますので、こうした財源以外の課題について、現時点での片山大臣の見解を伺います。

財務大臣片山さつきさん。

答弁者 片山さつき

(片山大臣)食料品の消費税率ゼロにつきましては、改革の本丸である給付付き税額控除の実施までの2年間に限ったつなぎの位置づけ、給付付き税額控除への移行を見据えて検討を進める方針でございます。

その上で、食料品の消費税率ゼロの実施に当たって、今委員がご指摘いただいたように、外食産業への影響、農業関係者等が仕入れ時に支払った消費税額について、実際に還付を受ける、これまで免税事業者であった方が新たに還付申告を行うことの事務負担、事業者におけるシステム改修等の事務負担、税率の変更に伴う買い替えや買い止めやその他の反動などを含めまして、検討すべき諸課題があるとの指摘を既に数多くいただいております。

昨日も超党派で行う国民会議が立ち上げられたところでございますが、今後こうした諸課題について、特に不安をお持ちの方々からは、もう一つ一つ謙虚に丁寧に寄り添ってお話を伺いながら議論を行い、一つ一つ丁寧な結論を得てまいりたいと考えております。

委員長 坂本哲志

坂本委員長。

小林鷹之君、ありがとうございます。

質疑者 小林鷹之

(小林鷹之)自民党としても国民会議などの場で、この課題をしっかりと乗り越えていけるように尽力してまいります。

そしてこれから成長戦略について伺っていこうと思っていますが、その前に官房長官が本日定例会見があるということで、高市政権の一つの柱でもありますインテリジェンス改革について先に伺わせていただきます。

今日の戦いの領域は軍事にとどまりません。

サイバー、経済、技術、認知領域へと拡大しています。

外国による影響力工作、偽情報の拡散、先端技術の流出、これらに対抗するためには、単なる情報収集能力だけではなくて、国家としてそれを統合し、評価し、判断するための司令塔機能が必要です。

国家情報会議の設置は、単なる組織改変ではありません。

日本が自律的な戦略判断を行う情報国家へと転換する宣言だと私は考えています。

それと同時に、この新たな組織を使いこなす私たち政治家自身の役割と責任が、今後ますます重くなっていくと考えています。

組織をつくるだけでは本来の目的は達成できません。

分析の質をどう担保するのか。

省庁間の信頼をどう深めていくのか。

専門性の高い人材をどう育成するのか。

あるいは同盟国・同志国との協力をどうやっていくのか。

運用面の改革を早急に進めなければ、国家情報会議は司令塔とはなり得ません。

さらに対外情報収集能力と防諜体制、いわゆるカウンターインテリジェンスの強化も急務です。

オープンソースの情報によるOSINTや通信、電波、電子信号などの収集分析を中心とした、いわゆるSIGINT等の重要性も世界では急速に高まってきておりますので、我が国の体制強化は待ったなしです。

そこで官房長官に伺います。

国家情報局などの設置によって各インテリジェンス機関の情報共有を進めるにあたり、最も重要なことの一つは、得られた機密情報をいかに共有していくのか。

すなわち省庁横断のセキュアな、安全な情報システムの構築です。

これをどのように考えているのか。

そして、この国会で提出する国家情報会議設置法を出発点として、その後の対外情報収集能力やカウンターインテリジェンス体制の強化など、同盟国と比肩し得る体制を整備し、真のインテリジェンス強化にどのように取り組まれていくのか、見解を伺います。

答弁者 木原稔

内閣官房長官、木原稔君。

お答えします。

インテリジェンス施策の推進に当たりまして、政府としては、まずは司令塔機能の強化に向けて、今ご指摘のような国家情報会議や国家情報局の設置に関する法案の提出のための、今準備を進めているところであります。

こうした組織を設置した上で、どのような機能を十分発揮させていくかという運用面ですね。

いわゆる運用面が大変重要であると私は認識をしておりまして、ということは、組織が立ち上がった後も継続して取り組んでいかなきゃいけない課題だというふうに思っています。

とりわけ今、委員の発言にあったように、対外情報収集能力やまたカウンターインテリジェンス機能の強化、この分野はとりわけ重要な課題であり、日本維新の会との連立合意書にもありますけれども、そういった新たな組織の下で、これは諸外国には実は実例がありますので、日本型には何が一番なじむのかということ、外国の例も参考にしながら、その後の道筋をしっかりと検討してまいる考えであります。

また、得られた機密情報を関係省庁間で適切に共有すること、これも私自身大変重要だというふうに認識しています。

この点、昨年からセキュリティを強化した関係省庁間の情報システム運用を開始したところでありまして、今後もその点、必要な改善を重ねながら、適切な情報を共有してまいる考えであります。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

ありがとうございます。

昨日、自民党としても実質的に提言を取りまとめたところでありますので、しっかりとその実現に向けて力を尽くしてまいります。

次に経済政策について伺ってまいります。

目の前の物価高への対応も重要なんですけれども、より重要なことは、当面人口が減少していく中にあっても、力強い経済や社会をどのようにつくっていくかということだと私は考えています。

今回の選挙でも、私たち自民党は、若者や子どもたちが夢と希望を持てる活力ある日本をつくるために、政策の大転換の必要性を訴えてきました。

順次質問していきます。

「日本列島を強く豊かに」。

冒頭申し上げたとおり、この前向きなメッセージの裏にあるのは、我が国の先行きに対する強い危機感です。

責任ある積極財政を断行し、国も産業界とともに戦略的に投資をすることで、日本をテクノロジー大国へと押し上げて、強い経済をつくります。

技術と経済があれば、防衛力は高まります。

そして経済力と防衛力が高まれば、それを裏付けとして外交力が高まっていく。

つまり国益にかなうルール形成が可能になって、さらに経済力が上がっていきます。

科学技術を起点にして我が国の国力を強化し、世界の真ん中に日本を近づけていくことが必要です。

特に地方にも競争力のある産業の塊をつくっていくことで、日本経済を駆動させていくエンジンを全国各地に作っていかなければなりません。

先行事例は半導体ですね。

5年前、我が国は瀬戸際に立たされました。

半導体を供給される側に甘んじるのか、あるいは供給する側に立つのか。

私たちは後者の決断をいたしました。

半導体産業の復活を目指して、10年先の目標に向けた挑戦を始めました。

今、熊本のTSMC、北海道のラピダスプロジェクトは順調に進んでいます。

兆円規模の投資に反対も多かったですけれども、この投資の決断がさらなる投資を生み出していて、経済効果が大きく現れています。

資金の拠出を含めて、国が本気でやるんだと、その覚悟を示せば、それに応えてくれる日本人や日本の企業は必ずいると、私は信じているんです。

ただし、造船、量子、バイオ、素材、政府が今取り組もうとしている17の戦略分野は重要ではありますけれども、これを並行して進めることは簡単なことではありません。

なぜならば、半導体のときの経験を振り返りますと、ビジョンとそこに至るまでのプロセスをどうやって設定するのか、コストをどう見積もるのか、新たなこの市場をどう作っていくのか、そして産業界や自治体との調整も容易ではありません。

何より重要なことは、十分な額の投資をしなかったら、成功はないということなんですね。

なので、全ての戦略分野に十分な投資ができるほどの力が、そもそも我が国にはあるのでしょうか。

国家として最優先に取り組むべき分野を決めて、着実に結果を出していくことが必要ではないか。

城内担当大臣の見解を伺います。

答弁者 城内実

城内実君。

城内実大臣、小林委員の御質問にお答えします。

この17の戦略分野ですが、これは経済安全保障のみならず、食料安全保障、エネルギー資源安全保障などの様々なリスクを最小化する危機管理投資、そしてAI、半導体、今御指摘、半導体の御指摘がありましたけれども、そういった先端技術を花開かせるための成長投資の中から選定したものでございます。

世界共通の課題解決に資する製品、サービス、インフラ、これを開発して国内外に提供することで、イノベーションを通じた経済成長や国際的地位の確保につながるものとして、いずれも優先して取り組むべき重要な分野であるというふうに考えております。

他方で、日本成長戦略会議におきまして、高市総理から対象領域、課題等を相場的にすることなく、戦略的に絞り込んだ上で、横断的分野における取組の成果も十分に取り込みつつ、目標道筋、政策手段を明確にした真に実効性のあるものとするよう御指示をいただいたところでございます。

この御指示を踏まえまして、各担当大臣のもと各戦略分野の官民投資ロードマップの検討を進めているところであります。

今後、具体的な投資促進策の検討を行っていく主要な製品技術等や先行する製品技術等に関する整理の考え方を、尾崎幹部副長官をヘッドに設定……。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

いずれも重要だというのはそのとおりだと思います。

その中でもやはりこの優先順位というものをある程度つけて戦略的に取り組んでいただきたいと考えます。

ちなみに私は、今後あらゆる産業の基盤となる情報通信とエネルギーに関する分野こそが、特に重点的に投資をすべきものだと考えているんです。

例えば我が国のデジタル赤字は年間約7兆円です。

巨額の富が海外に流出しています。

しかも戦略分野とされておりますAIの開発に必要なのは質の良い大量のデータです。

その将来の富の源でもあるデータも海外に流出しているんですね。

なぜか。

日本にはAWSやマイクロソフトのような企業がないからです。

クラウドにしても、あるいはスターリンクのような通信の衛星コンステレーションにしても、ほとんどの情報通信サービスを私たちは海外に依存しています。

特に宇宙空間こそが今後の情報通信の要だと考えます。

宇宙空間のデータプラットフォームを日本が取れないか。

そのためには宇宙空間にデータセンターが必要になります。

今まさにここは米中がしのぎを削っていますけれども、だけど今ならまだ間に合う。

私はそう考えています。

この分野でも、またサービスや情報を受けるだけの国にはしたくない。

その強い思いがあるんです。

当然、宇宙空間へのアクセス、衛星の製造能力、これも必要になってきます。

こうした先を見た挑戦というのは、民間だけではリスクを取れません。

なので、国家戦略と位置づけて挑戦すべきであります。

さもなければ未来はありません。

ただし、世界に先駆けるような挑戦というのは、誰が成功するのか、なかなかわからないんですね。

そこで参考になるのは、アメリカのNASAが実施したCOTS、COTSというこのプログラムです。

かつてのスペースシャトルが、維持費が高額になって、民間に任せるということになりました。

そして、手を挙げた複数の企業に十分な研究開発の資金を渡して、公平な競争環境の下で目標を達成した企業から政府調達を行うということでやりました。

また、その勝負で生き残ったのがスペースXであります。

日本でも既に宇宙基金やSBIRなどで支援を行っているんですけど、私は発想を大転換すべきだと考えています。

そこで、再び城内大臣に伺います。

宇宙産業に限らず、国家プロジェクトに挑戦する企業を公平に支援しつつ、健全な競争を促すことで、我が国企業の底力を引き出していくためにも、日本版COTSプログラムを検討してはいかがだと思いますか。

見解を伺います。

答弁者 城内実

国務大臣、城内実君。

お答えします。

今小林委員から御指摘ありました米国のCOTSですか、これはNASAによる官民投資のプログラムでありまして、民間企業に国際宇宙ステーション(ISS)への輸送サービス等が実現したものというふうに認識しております。

それに対しまして、我が国にはSBIR制度がございますが、これは政策課題や調達ニーズに基づきまして、スタートアップ等に対して基礎研究から事業化フェーズまでを継続的に支援する制度でありますが、COTSのように大きく成長した企業を多数生み出すまでには、現時点では残念ながら至っていないというふうに認識しております。

いずれにしましても、主要国に比べて我が国に圧倒的に足りないのは国内投資であるというふうに認識しております。

御指摘の米国のコッツプログラムにつきましても、小林委員の御指摘も参考にさせていただきながら、政府が一歩前に出て、様々なリスク、これを最小化する危機管理投資、そして先端技術を花咲かせる底力を発揮する成長投資によって、官民協調で投資を大胆に促進してまいる考えであります。

委員長 坂本哲志

小林鷹之君。

質疑者 小林鷹之

ありがとうございます。

ぜひ政策の大転換を訴える高市政権でございますから、政府にはその真剣な検討をお願いいたします。

次に危機管理投資のうち、経済安全保障上重要なサプライチェーンの強靭化について伺っていきます。

現在、中国による輸出規制の対象となっているレアアース、この一部については、既にオーストラリアから輸出が始まっていますし、今年はその品目数が増えます。

しかし、我が国が必要とする重要鉱物の中国依存度というのは依然としてかなり高いです。

中でも精錬については、中国は9割のシェアを握っています。

大量の水と電力を必要としますし、これ環境コストが大きいとされているので、これまで日本では難しいとされてきました。

だけども私は、我が国の経済活動の自立性を考えたときに、その壁をもう越えて、日本国内で精錬をやるべきことを決断する時期に来ていると考えています。

そのための新たな法整備や、大規模な設備投資の支援などについて、経済産業大臣の見解を伺います。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣、赤澤亮正君。

レアアースは、我が国の産業競争力と経済安全保障の確保に不可欠であり、特定国依存からの脱却により、我が国経済の自立性を確保するためには、同志国とも連携し、供給源の多角化を進めることが重要です。

まさに委員御指摘のとおりで、これまでも豪州での鉱山開発や、マレーシアやフランスでの分離精製事業など、政府出資を通じ支援をしてきています。

委員御指摘のレアアースの国内での分離精製事業については、鉱山で放射性物質の処理などを行えば、実施は可能であるというふうに考えます。

引き続き、レアアースの鉱山開発、分離精製について、政府としても同志国や企業とも連携して、国内事業の可能性も検討しつつ、出資や助成金等を活用した支援を行い、レアアースの安定供給確保に取り組んでまいりたいと思います。

委員長 坂本哲志

小林鷹之君。

質疑者 小林鷹之

非常に前向きなお答えをいただきましてありがとうございます。

自民党としてもしっかりと伴走していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いをいたします。

そして経済的威圧という観点からは、今週火曜日に中国が我が国の防衛関連企業を中心に社名を挙げる形で、新たなデュアルユース製品の輸出禁止措置に踏み切りました。

政策を今検討中だとは考えておりますけれども、対象製品はすぐに他国から調達できるものなのか、防衛産業や我が国の防衛力に主にどのような影響があり得るのか、防衛大臣の見解を伺います。

答弁者 小泉進次郎

防衛大臣、小泉進次郎君。

おはようございます。

1月6日に公表された我が国に対する輸出管理措置に続きまして、今小林委員から御指摘のあった2月24日、中国商務部からデュアルユース品目について一部の日本企業等に対する輸出を禁止等する趣旨の発表が行われました。

まず1月6日に中国商務部が公表した我が国のみをターゲットとした輸出管理措置は、国際的な慣行と大きく異なり、決して許容できないものでありまして、強く抗議するとともに措置の撤回を求めてきたところであります。

そして今般の2月24日に公表された措置についても、同様に決して許容できません。

政府として強く抗議するとともに、措置の撤回を求めたところであります。

今般の措置にかかわらず、今、経済安全保障の関連の話が小林委員からあったとおり、我が国の抑止力・対処力の強化の観点から、特定国に依存しない我が国防衛産業のサプライチェーンの強靭化を進めることが、喫緊の課題だと考えています。

特定国への依存度の低減、内製化を含む調達先の多様化、代替素材・技術の開発、備蓄、そして同盟国等との協力強化も含めた取組を進めて、自立性を高めていくことが重要であると考えています。

そして各国でもサプライチェーン強靭化の取組が進んでいます。

私も先月アメリカのロサンゼルスでドローン企業を視察しましたが、一部のコアの部品について、「チャイナフリー」という、この中国の製品を使わないという取り組みも、私も見て、そして話も聞いてきました。

こういった取り組みも、装備品の安定供給を考える上では参考になると思います。

いずれにしても、今般の措置の内容や、装備品の製造取得等に与える影響について、精査をしっかりと行って、必要な対応を取ってまいりたいと思います。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

今お答えにあった自立性の確保というものが極めて重要だと考えています。

防衛省、経産省、あるいはNSS、しっかりと連携してご対応いただければと思います。

次は逆に、日本の強みである先端技術をどう守るかという観点から質問します。

成長投資によって先端技術を獲得したとしても、その企業が外国企業に安易に買収されてしまうと、技術流出が生じて、安全保障上のリスクとなりかねません。

従って、外国企業が日本企業を買収する一定の場合には、政府が事前に審査することとされています。

これまでも随時、外為法等の法令を改正して、審査基準を厳格化し、技術流出防止対策を強化してまいりました。

その流れの中で、今回いわゆる日本版シフィウスをつくるということは、私はいい試みだと考えています。

しかしながら、その根拠法である外為法というのは、その対象がこの国境をまたぐクロスボーダーの買収がメインになっています。

なので、一見すると普通の国内企業ではあるけれども、実質的には特定国の影響を強く受けている企業が、国内で日本企業を買収する事案には対応できません。

これは抜け穴です。

こうした点についても法整備をすべきと考えますが、片山財務大臣の見解を伺います。

答弁者 片山さつき

財務大臣片山さつきさん。

はい、委員長。

国際情勢が非常に不透明でございまして、この中で健全な投資は一層促進しつつ、国の安全等を損なう恐れに適切に対応するために、この対内直接投資審査制度の果たすべき役割が一層重要になっております。

高市総理からは、財務大臣としての私への指示事項の一つとして、対日直接投資審査を高度化する枠組みをつくるという御指示を受けていますので、関税・外国為替等審議会を通じて、制度の在り方を検討してまいりました。

その上で、委員御指摘の実質的に特定国が支配する国内企業の点でございますが、現行制度においても外国法人等が議決権の50%以上を保有している等の基準に該当すれば、国内企業であってもその企業が対内直接投資を行う前に事前届出を出していただき、きちっと審査する仕組みにはなっております。

ですが、委員御指摘のようにそれではぬるいというか、ということもございますので、このような基準に該当しない場合であっても、外国政府等をはじめとするリスクの高いものの支配、影響下で行われる投資活動については、きちんと審査を行う必要があると認識しておりまして、この関税・外為審の取りまとめ、今年の1月でございましたが、ここにおいて、外為法上の事前届出を義務づけることが適当との御指摘をいただいております。

この答申を踏まえた制度の見直し、及び御指摘の日本版シフィウス創設をはじめとする体制強化を行うため、本国会に外為法改正法案を提出する予定でございます。

引き続き、対内直接投資審査の高度化に積極的に取り組んでまいります。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

力強い御答弁ありがとうございます。

資本関係がない場合は、やはりこのインテリジェンスが必要になってきて、民間との情報共有というものが極めて重要になってくると考えていますので、自民党としてもしっかりと伴走していきたいと考えます。

次に財政のあり方について伺います。

先ほど成長投資の一例についてお尋ねしましたが、大きなプロジェクトは1年で終わりません。

「今年は予算がついたけど来年わからない」となってしまうと、事業者は投資に躊躇します。

予見可能性を担保するには、複数年度の予算の枠組みが必要です。

また特にコロナ以降は、大規模な補正予算を前提とする予算編成が続けられましたが、必要な予算は可能な限り当初予算に計上することで、企業、自治体、あるいは市場関係者の予見可能性を高めていくことが必要です。

こうしたことは昨年末、党から政府にも提言をさせていただいて、政権公約にも盛り込んで、先般の施政方針演説でも総理が言及をされました。

自民党でも財政改革推進本部でこの在り方をしっかりと詰めていきたいと考えます。

加えて、総理は単なる積極財政を取るわけではないとも発言しています。

財政の持続可能性、これを担保して市場の信任を確保することは極めて重要です。

政府として消費減税については新たな公債は発行しないと、特例公債は発行しないと表明していますが、今後の国の積極投資、消費減税、給付付き税額控除の財源、さらには今後の防衛力強化の財源、これもいろいろな財源が必要になってきます。

片山大臣に伺います。

いわゆる日本版土地による補助金や租税特別措置の見直しを含めた行財政改革のスケジュールや財源捻出の規模感について、現時点での大臣の所感を教えていただきたい。

さまざまな財源の捻出に向けた大臣の考え方をお聞かせいただければと思います。

答弁者 片山さつき

財務大臣片山さつきさん。

私が担当大臣を務めさせていただいております租税特別措置法等の見直しにつきましては、次の令和9年度予算の編成、税制改正プロセスにおいて、夏の要求要望段階から一貫した対応ができるように、既存の取組とも連携しながら、さらにしっかりと取り組んでいくという方針を立てて臨んでおります。

なお、1月の5日からつい昨日まで、御指摘の日本版SIMにつきまして意見を募集しておりましたんですが、見直しの提案でございますから、その中には確かに文書が途中で終わってしまって、何のという指摘がないようなものもあるので、それは除外していないんですが、なんと合計で約3万6千件、約3万6千件の御提案をいただいて、大変お忙しい中で御提案を寄せていただきました国民の皆様に感謝申し上げたいと思います。

その中で何をどの程度見直すかについては、現時点では3万6千もございますし、またその他様々な御指摘が既に既存の組織からも、党からも出ておりますし、さらに党からはさらに御協力をいただけると聞いておりますので、これを今確たる数字を申し上げられないというのはそういう意味でございますが、担当大臣としては、御指摘がありましたように様々な物入りのものがございますので、責任を持ってこの取組をリードしてまいらなければいけないという角度でございます。

また総理もおっしゃっているように、重要かつ大規模な新しい施策を実施するにあたっては、これまでも常に何らかの安定財源を確保しながら対応してまいりました。

この方針は、非常に厳しい状況のこの中でございますが、この方針はこれからも変わりません。

財政の持続可能性に十分配慮し、租税特別措置の見直しをはじめとした行財政改革も含めて、歳入歳出全般の見直しによって、必要な財源の確保に取り組んでまいります。

委員長 坂本哲志

小林鷹之君。

質疑者 小林鷹之

党もしっかりと協力していきたいと考えています。

また財政の運営については、決算のあり方をさらに強化をしていくこと、これが重要であることは最後に付言させていただきたいと思います。

次にエネルギー政策について伺います。

特に電力は全ての産業の根幹です。

生成AI、データセンター、産業政策の推進により、電力需要は激増します。

現行のエネルギー基本計画によれば、2040年の総電力需要は約1.1兆キロワットアワーです。

そのうち約3割を太陽光に依存することとなっておりますが、昨年の太陽光発電量は980億キロワットアワーなので、その約3倍が必要になってきます。

以前より総理も私も、パネル型の太陽光発電については安定性、価格、経済安全保障上の理由によってもはや限界だという意見で一致していたかと思います。

またペロブスカイト、カルコパイライト、こうした国産の太陽光発電への期待というのは大きいけれども、今述べた発電力に対応できるものでは到底ありません。

電力需要が上振れるケースも十分考えられる。

だとすれば、やはり安全性を前提とした原発の再稼働、リプレイス、新増設、そして次世代革新炉の開発と実装を早急に進める必要があると考えますが、赤澤大臣の見解を伺います。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣赤澤亮正君。

はい。

原子力はですね、エネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源として極めて重要であると思っています。

安全性の確保と地域の理解を大前提に最大限活用してまいります。

AIやデータセンターなどにより電力需要の急速な増加が見込まれるとご指摘のとおりでありまして、まずは既存の原子力発電所の再稼働を加速していくことが必要です。

そのため政府としては、審査知見の共有や人材の総合支援など取り組んでいるところで、事業者に働きかけていきますし、国も前面に立って立地自治体等関係者の理解と協力を得られるように取り組んでいきたいと思っています。

また、2040年代以降に既存の原子力発電所の供給力が大幅に減少していきます。

具体的には60年運転をこれを前提にすれば、2040年度までに全体の約1割の約360万キロワット、2050年度までに全体の約4割の約1400万キロワットの供給力が減少してまいります。

そうした中で、十数年から20年程度という相当長期のリードタイムが必要であることを踏まえれば、今から次世代革新炉の開発・設置を進めていくことが、委員御指摘のとおり非常に重要でありまして、そのため政府としては実用化に向けた研究開発を支援するとともに、原子力産業基盤の維持強化、都市環境整備などに着実に取り組んでまいります。

以上。

委員長 坂本哲志

小林鷹之君。

質疑者 小林鷹之

ありがとうございます。

原発を再稼働する際に、安全性を最優先した上での原発の審査をいかに効果的に実施するかは大きな課題です。

特に審査を終えて再稼働したものの、特定重大事故等対処施設、いわゆる特従施設が工事計画認可から5年以内に完成しない場合、その時点で運転を停止しなければいけないというルールがあります。

現在、柏崎刈羽の7号機が停止中なのもその理由によります。

そもそも特従施設は、テロによる重大事故などの緊急時に、原子炉の中水、冷却、減圧を行うためのバックアップ施設です。

2022年に山中委員長、規制委員長は、特従施設についてはその設置の有無が直ちに安全性に影響を与えるものではないと御発言しています。

ならば特従施設の建設と原発の運転を連動させないことを含めて、その他の規制についても安全性を優先した上で、蓄積された知見、海外の動向を参考に、さらなる規制の合理化を検討すべきではないでしょうか。

原子力規制委員会の見解を伺います。

答弁者 山中信介

原子力規制委員会委員長、山中信介君。

お答えいたします。

ご質問いただきました特定重大事故等対処施設、いわゆる特従施設につきましては、現行の制度におきましても、設置まで原子炉本体の工事計画の認可日から5年間の経過措置期間が設けられております。

その間は特従施設を建設しながら原子力発電所を運転することが可能となっております。

しかしながら、過去10年の特従施設の工事実績を確認いたしますと、5年の経過措置期間に特従施設が完成しなかったプラントがほとんどでございます。

規制委員会は継続的改善の観点から、本年の2月18日の原子力規制委員会で経過措置の設定の仕方を見直すことといたしました。

具体案につきましては、規制委員会において今後議論を行い、あまり時間をかけずに結論を出してまいりたいと考えているところでございます。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

ありがとうございます。

エネルギーについて最後、一点にとどめますけれども、この原発や次世代革新炉の先の未来のエネルギー、いわゆるフュージョンエネルギーは、我が国の今後の大きな国家プロジェクトに据えるべきだと考えています。

エネルギーの覇権を資源の保有国から技術の保有国へと移転させる、そういう可能性を持ったものでございます。

我が国がこれまで歴史的に制約されてきた経済や社会の制約であったこのエネルギーという問題について、歴史上初めて資源の輸入国から輸出国へと転換させることができるかもしれない、その可能性がございますので、ぜひ高市政権のもとで思い切って進めていただきたいと考えております。

そしてインフラ輸出についてです。

施政方針演説で総理が指摘したように、エネルギーは各国の産業の基盤です。

この各国が自立性と強靭性を強化する必要が高まっているとの指摘もそのとおりです。

だからこそ、我が国が得意とするエネルギー関連技術で世界に貢献していくことが必要と考えているんです。

特に中国、ロシアがグローバルサウス諸国のエネルギー政策への関与を強めていることを考えれば、例えば原発の輸出に再挑戦することが必要ではないでしょうか。

さらには、我が国は2020年に石炭火力発電の海外輸出に対して公的支援を原則行わない方針を決定しましたけれども、電力を石炭に依存せざるを得ない国々があるとすれば、そうした国々に対して我が国の高効率の石炭火力の技術を輸出して支援することは、総理の言う「平和と繁栄をつくる責任ある日本外交」に資すると考えますが、いかがでしょうか。

赤澤大臣の見解を求めます。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣、赤澤亮正君。

ご指摘はそのとおりだと思います。

経済成長やAI DXの進展に伴い、世界の電力需要は増加をし、各国で電力インフラ増強のニーズが高まっていると認識しております。

原子力の輸出については、先方の要望や国内の状況も踏まえる必要がございますが、我が国の原子力基盤の維持強化、世界的な脱炭素や平和利用への貢献などの点から重要だと考えています。

引き続き、日米企業が共同参画するSMRのプロジェクトについて、ASEANの国々における実現可能性調査などの海外展開支援を行います。

また、IAEA等の国際機関と連携をした、原子力の導入を計画する国における制度整備や人材規制の支援などの取組も進めてまいります。

高効率の石炭火力については、電力需要が伸び続ける新興国において重要な役割を果たす一方で、カーボンニュートラルの達成のため、石炭火力新設の原則停止を表明している国もあり、相手国のニーズや国際ルールなども踏まえた上で検討していくことが必要です。

いずれにせよ、我が国の技術輸出は相手国との関係強化や企業の競争力強化に資するものであり、AZECなどの枠組みを活用し積極的に取り組んでまいります。

委員長 坂本哲志

小林鷹之君。

質疑者 小林鷹之

カーボンニュートラルは大切かもしれません。

再エネの輸出も必要かもしれない。

だけど、この世界に本当の意味でこの日本が協力できるものは何かということを国家戦略として考えていただいて、この火力発電についても前向きに捉えていただければと思っています。

外交です。

最近、茂木大臣のSNSがバズっておりまして、若い方を含めて、それで外交に関心を持つ国民の皆さんが増えるということは、私、いいことだと思っているんです。

この1年間、私自身もアジアの同志国地域に足を運んで、政治リーダーたちと率直な意見交換を重ねてきました。

アメリカと中国の外交姿勢や、米中関係の今後の行方に、多くの国が固唾を飲みながら注視をする中で、アジアの秩序の安定のために、日本外交に強い期待が寄せられているのも現実です。

他方、これからの1年間を見据えますと、1ヶ月後の米中首脳会談を皮切りに、米中関係が安定的な軌道に乗っていくことも予想されます。

その流れの中に、仮に日米関係が飲み込まれてしまうとすれば、我が国のアジアやグローバルの場でのこのプレゼンスが喪失しかねないと考えています。

まさに今、日本外交は正念場に立たされているというのが私の認識です。

その中で「自由で開かれたインド太平洋」、いわゆるFOIPの10周年にあたりまして、我が国が能動的に国際秩序の形成に乗り出していくこと自体、私は積極的に評価をしています。

重要な隣国である中国にも、これは開かれた立場です。

にもかかわらず、中国は茂木大臣のカウンターパートの外相は、この経済的威圧だけではなくて、有辺でも対日批判というものを繰り返しなされております。

中国に対しては、毅然とした対応をとりつつも、対話を通じて、いわゆる戦略的互恵関係を築いていくことが重要だと考えますが、対話の機運が足元で乏しい中で、今後、我が国自身の努力によって、どうやって日中関係をマネージ、管理していくのか、大臣の見解を伺います。

答弁者 茂木敏充

外務大臣、茂木敏充君。

ありがとうございます。

まず小林委員がおっしゃるように、ASEANの国々をはじめ、政策が一貫していて、政権が安定している日本に対する期待は非常に高まっていると、そんなふうに考えております。

その上で、中国との関係でありますが、戦略的互恵関係を包括的に推進をする。

そして建設的かつ安定的関係を構築していく。

こういう方針、これは政府として一貫したものであります。

その上で、日本と中国、隣国であります。

隣国であるがゆえに、日中間には懸案であったりとか課題があるからこそ、一卒をしっかり行って、そうした懸案や課題を解消していくことが重要であると考えておりまして、我が国としては、中国とは様々な対話について、常にオープンであります。

一方で、委員の方からもご指摘がありましたが、中国側で対話ではなくて、事実に基づかない主張を、他国や国際社会に対して拡散しようとしております。

実際、ミュンヘンにおきましても、私も安全保障会議に出席をさせていただきましたが、王毅外交部長が、事実に基づかない日本に関する認識というのを発言をしたわけでありまして、その後のセッションで私の方から極めて冷静に2回にわたって、事実関係について反論はしっかりとさせていただいたところでありまして、これからもこうした取組を続けていきたいと思っております。

同時に日中関係、これをうまくマネージしていく上で、日本と米国とのこの関係が極めて重要であると考えておりまして、高市総理大臣も事情が許せば3月には訪米する予定でありまして、トランプ大統領が中国に行く前に、しっかりとこういった対中政策について日米間で考え方をすり合わせる一卒を続けていくということが極めて重要だと思っております。

いずれにしても中国との間では、国益というこの観点から冷静に、また毅然と適切に対応してまいりたいと考えております。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)

質疑者 小林鷹之

小林鷹之君。

ありがとうございます。

外交は政府だけではありませんので、自民党、特に政治がやはり中国との対話のチャンネルというものを模索することが重要だと考えていますので、しっかりと意識を合わせながらやっていければと思います。

時間が近づいてまいりましたので、簡潔にいきます。

国家安全保障戦略の改定について伺います。

もう戦略環境が大きく変わってきていますので、「自分の国は自分で守る」という意思と能力を持つこと、これが日米同盟とともに、今、日本にとって極めて重要なことだと思っています。

その中で政府に要請したいことは、今後新たな国家安全保障戦略を改定するにあたって、防衛装備の充実や防衛産業の基盤強化というものも重要なんですけれども、防衛力の強化だけに狭く閉じないようにしていただきたいんです。

何らかのリスクが顕在化して、エネルギー、食料、医薬品、重要物資、この海上輸送の途絶が長期化すれば……我が国の国民生活や経済活動は成り立たなくなる。

いわば自衛隊の形成能力の土台が失われかねません。

つまり自民党が経済安保政策で追求してきた、他国の動向に右往左往しない国をつくるという考え方のもとで、どんなことがあっても国民の生活を守るために、自立性の確保が最優先なんだと、そのことを意識した戦略文書としていただきたいです。

特に経済安全保障については、今の国家安保戦略にも個別の政策は盛り込まれているんですけれども、より体系だった、基軸のある日本としての考え方を示せるような文書としていただきたい。

その点について総理の考えを伺います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

(内閣総理大臣)前回三文書を書いてした2022年と比べまして、各国が無人機の大量運用を含む新しい戦い方ですとか、また長期戦への備えを急いでおります。

安全保障環境の変化がもう様々な分野で加速度的に生じています。

ですから我が国として主体的に防衛力の抜本的強化を進めることが必要ですので、本年中に三文書を前倒しで書いております。

それに当たっては、小林委員がおっしゃっていただきましたように、やはり安全保障の領域がもう外交・防衛という伝統的な領域から経済・技術の分野に大きく拡大しています。

ですから経済安全保障についてその重要性が高まっているという状況も踏まえて、主要な課題としてまいります。

とにかく自立性、そして不可欠性。

これはまさに日本を守ることになると考えております。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

(委員長)小林鷹之君。

よろしくお願いいたします。

(小林鷹之)最後に伺ってまいります。

私は目下の国家的重要課題は3つあると考えています。

1つは北朝鮮による拉致被害者全員の帰国の実現。

2つ目としては皇室典範の改正。

そして3つ目としては憲法改正の実現です。

もう時間が近づいておりますので、簡潔に伺いたいと思います。

その中でもう総理の強い意欲については感じておりますので、党としても全力尽くします。

今申し上げた中で、特に最後に今般の皇室典範の改正について、私自身は男系継承を前提としなければならないと考えておりますけれども、この点についての高市総理の見解をお聞かせください。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

(内閣総理大臣)皇室典範は、皇統に属する男系の男子がこれを継承すると定めています。

過去には10代8方の男系の女性天皇がいらしたことは歴史的な事実ですから、過去の女性天皇を否定してしまうということは不敬に当たると考えております。

他方で、男系でない方が皇統を継承したこと、すなわち皇統が女系で継承されたことは一度もない。

ですから有識者会議の報告でもそうなっておりますけれども、皇統に属する男系の男子に該当するものに限ることが適切とされています。

政府としても私としても、この報告を尊重いたしております。

委員長 坂本哲志

委員長。

質疑者 小林鷹之

(小林鷹之)日本列島を強く豊かに、世界の真ん中にもう一度日本を立たせる。

その思いを申し上げまして質問を終わります。

委員長 坂本哲志

(委員長)ありがとうございます。

この際、稲田朋美さんから関連質疑の申出があっています。

小林君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

稲田朋美 (自由民主党・無所属の会) 22発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

稲田朋美君。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美:おはようございます。

自由民主党の稲田朋美です。

総理、先の衆議院選の歴史的太政ですが、私はこれはもちろん責任ある積極財政が非常に評価されたと同時に、総理自身の前向きで明るくて、そして分かりやすい、そういうメッセージが国民に届いた結果だと思っております。

特に地方において期待が大きいのは危機管理投資、令和の国土強靭化でございます。

選挙期間中、豪雪地帯は大雪に見舞われまして、死者も60名。

危険と隣り合わせの雪下ろし一つとっても、豪雪地帯の生活は困難でございます。

令和4年、私は自民党の豪雪プロジェクトチームの座座長として、豪雪法を60年ぶりに大改正して、基本理念の明確化、除排雪施設の安全確保、体制整備、交付金の法制化などを盛り込んだところです。

しかし、豪雪交付金の年間の予算は2億円。

豪雪地帯の安全安心を実現するには不十分だし、使い勝手も良くない。

そんな中で、豪雪地帯の移動手段の確保は国土強靭化にとって不可欠です。

北陸新幹線は雪に強く、今回の大雪においてサンダーバードも白鷺も飛行機も道路も止まっても、北陸新幹線は止まらない。

構想から敦賀開業まで実に50年、半世紀が経っております。

敦賀以西については、北陸新幹線与党PTで平成29年に現在の小浜・京都ルートが決定され、既に環境影響評価手続きも現地調査までは終わっております。

毎年、北陸新幹線事業推進調査費が予算計上され、小浜駅付近の調査費も付いております。

政権の枠組みが変わっても、小浜・京都ルートの優位性は変わりません。

社運を賭けたやり直しは許されないと思います。

新幹線が無駄の代名詞であった時代は過去のものとなり、金沢のにぎわいを見ても、JRの収益を見ても、成長の牽引役となります。

日本の鉄道技術は世界一ですから、新幹線は輸出産業としても期待が持てます。

総理にお伺いします。

新幹線の成長戦略投資としての、そして令和の国土強靭化における位置づけ、さらに、北陸新幹線、小浜・京都ルートでの延伸について、御見解をお伺いいたします。

答弁者 高市早苗

高市早苗内閣総理大臣:新幹線ネットワークは、産業発展や観光立国など、我が国の成長をもとより、災害時の代替輸送ルートの確保など、国土強靭化の観点から重要な意義を有しております。

北陸新幹線、敦賀・新大阪間につきましては、昭和48年に決定した整備計画を踏まえて長い期間をかけての議論が積み重ねられ、平成29年に当時の与党プロジェクトチームにおいて、小浜・京都ルートとすることが決定されました。

現在、与党においてルートの再検証が進められていますけれども、こうした経緯も踏まえて議論が進められていくものと認識をしております。

与党における御議論も踏まえながら、政府としては北陸新幹線の1日も早い全線開業に向けて、丁寧に、また着実に取り組んでまいります。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美:ありがとうございます。

まさしく議論の積み重ねがございます。

そして、雪でも止まらない北陸新幹線を政治によって敦賀で止めることはできない。

もう1日も早い開通を実現するべく、しっかりと議論をしてまいります。

さて、国土交通大臣にお伺いいたします。

北陸新幹線によって、北陸経済が活性化をいたしました。

JR西とJR東は高い収益を上げております。

整備新幹線による収益増を適切に貸付料に反映して、財源を確保して、1日も早い開通を実現することが必要と考えますが、いかがでしょう。

答弁者 金子恭之

金子恭之国土交通大臣:稲田委員におかれましては、自民党の中で整備新幹線の促進に御尽力いただいております。

これに敬意を表したいと思います。

整備新幹線の整備を進める上で、必要な財源を確保することは重要な課題であり、法令で整備財源とされている貸付料をしっかり確保していくことが肝要であると思います。

これまで開業した整備新幹線の貸付料は、支払われてきたこととされておりますが、最初に開業した北陸新幹線、高崎・長野間の貸付期間が令和9年9月末までとなっていることも踏まえ、今後の整備新幹線の貸付のあり方について、交通政策審議会のもとに小委員会を設置し、議論を進めているところでございます。

この小委員会においては、これまでJR各社へのヒアリング等を実施してまいりましたが、その結果や財政制度等審議会における指摘等も踏まえ、本年夏ごろの取りまとめに向けて議論を深めていくこととしております。

こうした場での議論を通じて、貸付料について開業後31年目以降も適正に確保できるよう検討を進め、貸付料を含めた必要な整備財源の確保を図りながら、北陸新幹線の一日も早い全線開業に向けて、鉄道運輸機構とともに国土交通省が丁寧かつ着実に取り組んでまいります。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美:前向きな御答弁ありがとうございます。

責任ある積極財政のもと、新幹線は地方活性化に不可欠な成長投資です。

その意味から、整備財源の確保については、国も責任を持っていただきたいと思います。

令和8年度予算案において、公共事業の予算は220億円増えたにもかかわらず、整備新幹線の予算は7年連続で804億円、1円も増えていない。

増加はゼロです。

そもそも公共事業の予算の6兆円のうち、鉄道の予算はたったの1000億。

この予算では整備新幹線をはじめ鉄道ネットワークの整備を着実に進めていくことはできません。

自民党の整備新幹線等鉄道調査会会長としても看過できない重要な課題だと考えておりますので、鉄道予算の増額の必要性を政府に強く訴えたいと存じます。

さて、経済財政運営について総理にお伺いをいたします。

近年、防衛、子ども・子育て、物価高対策など政府の支出は大きく拡大いたしておりますが、これまでは物価や賃金の上昇が続く中において、政府の税収が増加していくことによって収支が改善する傾向が続いております。

一方で、今後は歳出面にも物価や賃金の上昇を反映させることによって、支出を増加させなければならないというプレッシャーもあると思います。

また、ガソリンと軽油に関する税の引き下げや教育無償化など、恒久的な取組を進める中で、財源の確保という大きな課題もございます。

さらに、人口減少、少子高齢化が進む中、社会保障における給付と負担のあり方や所得再分配機能について、国民的な議論も必要です。

先に述べました新幹線整備をはじめとした成長戦略、危機管理の投資のための責任ある積極財政を進めていくこと、難しい舵取りが求められると思います。

我が国の債務残高対GDP比を安定的に引き下げていく。

どのような形で財政規律に配慮した財政政策を行っていくことを明らかにしていくのか、総理のご所見を伺います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

責任ある積極財政の考え方のもと、成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑える。

政府債務残高の対GDP比を安定的に引き下げていく。

そして財政の持続可能性。

これを実現してマーケットからの信任を確保していく。

これが大きな方針です。

実際に令和8年度予算でも責任ある積極財政の考え方のもと、投資すべき分野に大胆に投資するなど、この強い経済の実現に取り組むとともに、予算全体のメリハリ付けを行いながら、国の一般会計において、新規国債発行額を2年連続で30兆円未満に抑え、また、国債依存度も低下させるなど、この財政の持続可能性に十分配慮をいたしました。

これからも、やはり債務残高対GDP比の安定的な引き下げ、これに向けて具体的な指標も明確化しながら、今年の骨太方針の策定に向けて検討を進めてまいります。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美さん。

はい、ありがとうございます。

先ほど述べました一つ一つの課題。

これを丁寧に対応していく姿勢を示すことが、市場の信任を得る上でも重要なことだと存じます。

さて、赤澤経済大臣に聞きたいと思います。

最大の物価高対策は、インフレに負けない賃上げだと思います。

そのために、100億超企業など、自ら成長しようと頑張っている中小企業、中堅企業の支援は必要です。

また、物価高や人手不足といった厳しい事業環境の中で、地域の賃上げを実現しつつ、稼ぐ力を得ようと挑戦している中小企業、小規模事業者の取組を腰折れさせることはなりません。

事業環境が厳しい中、中小企業の賃上げと稼ぐ力を予算に限らず、あらゆる政策を総動員して、どのように伸ばしていくのかお示しください。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣 赤澤亮正君。

中小企業、小規模事業者が持続的な賃上げを実現していくことが、我が国の経済成長にとって極めて重要であります。

委員ご指摘のとおりです。

まず、賃上げの原資を確保するために、本年1月に施行されたいわゆる適正法、中小住宅取引適正化法、それから、いわゆる新興法、中小企業新興法の着実な執行など、価格転嫁、取引適正化を徹底してまいります。

その上で、あらゆる手段ということで、委員おっしゃったとおりで、中小企業、小規模事業者の稼ぐ力を抜本的に強化するために、企業の成長、生産性向上、省力化に向けた設備投資支援、それから事業承継、M&A等による事業再編、さらには委員に大変力強く応援をしていただきました、賃上げ促進税制の活用促進、プッシュ型による完走支援の体制強化など、あらゆる施策を総動員してまいります。

このような取組を通じて、現状維持ではなく、変化に挑む企業や人が報われる形に軸足を移し、筋肉質な強い中小企業への行動変容を促してまいります。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美さん。

はい、期待しております。

さて総理、昨日から社会保障国民会議が始まりました。

私は日本総研の沖縄由里元理事長が提言されている給付付き税額控除を取り入れて、勤労子育て世代まさしく、諸外国に比べると、低所得の勤労子育て世代の負担が重く、支援が少ないということでございます。

そういった世代に、収入や子どもの数に応じた、きめ細やかな、手厚い給付をする必要があると思いますが、御見解をお伺いします。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

給付付き税額控除につきましては、税・社会保険料負担に苦しんでおられる中所得・低所得者層を集中的に支援する観点。

これを何としても実現したいと考えております。

おっしゃったように子育て世帯も含むこういった観点というのは非常に重要だと考えております。

昨日初めてこの社会保障国民会議を開催したところでございますけれども、今後国民会議の場を通じて、ご指摘いただいた子育て支援の観点も含めて有識者の方々の英知も集めて、スピード感を持って検討してまいります。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美さん。

ありがとうございます。

沖縄カーブを見ておりますと、やはり低所得の勤労世帯の社会保険料の負担が重いということですので、社会保障改革を進めることで、保険料の負担を軽減することも必要だと存じます。

さて、小泉防衛大臣。

ウクライナの情勢を見ておりますと、戦いの帰趨や継戦能力を左右するのは、経済力・産業力そのものとも言えます。

中国による輸出規制なども踏まえれば、防衛装備の安定供給と産業基盤の強靭化はまったなしです。

戦略三文書においては、経済と防衛の結び付きを一層強化し、武器輸出三類型の見直し、防衛生産技術基盤の強化に政府が主体的に取り組む必要があると思いますが、大臣の決意をお伺いします。

答弁者 小泉進次郎

防衛大臣 小泉進次郎君。

ありがとうございます。

お答えをさせていただきます。

この防衛産業が日本の防衛力そのものであると、そういった認識で、今、新たな取組を高市内閣でも進めております。

一つ目が、今、私の隣には経産大臣赤澤さんがいらっしゃいますけれども、赤澤大臣と私が共同座長を務めまして、防衛産業ワーキンググループを危機管理投資のこの17分野の1つとして今週立ち上げまして動き出しました。

そしてこの中で、やはり防衛産業の皆さんとも意見交換をしながら、この防衛産業に関わることがレピュテーションリスクを被っていくような、国民の皆さんへの理解を求めるような発信も不可欠だと考えています。

我々が今当たり前に使っているGPSも含めて、海外の軍事技術研究開発を発端として民生分野に流れて、それが我々の生活を豊かに便利にしているように、我々日本が持っているこのデュアルユース分野における生産技術基盤を、いかに日本の自律的な平和と安定につなげていくのか。

この観点からも防衛産業は非常に重要だと考えています。

そして今日、これから発表する予定なんです。

公表をしっかり資料とするんですけれども、防衛分野に今までのプライム企業だけではなくて、スタートアップの皆さんにもより参加をいただくべく、柔軟に、そして迅速な導入に資するための「ファストパス調達」という新たな取組について発表させていただきます。

これは、スタートアップ企業等の研究開発を支援する政府共通のスキームであるSBIR制度。

今まで防衛省の利用はなかなかなかったんですが、これを防衛省は活用してまいります。

そして「スタートアップ随契」という制度もありますが、これもさらに活用して、今までの契約締結まで最低1年以上かかったものを、これから公募から契約締結まで約3か月半という、これだけスピードアップをさせますし、今までは制度化されていなかったアジャイル型の調達をこれから制度化をしてまいります。

このような取組を伴走支援という形で進めていくために、新たに防衛省の装備庁の中に伴走支援のチームを立ち上げまして、しっかりとスタートアップも、このディフェンステックという分野は今非常に盛り上がりも見せていますから、後押しをして、しっかりと三文書の中においても後押しをしていければと思っております。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美さん。

ありがとうございます。

それでは、再審法について、総理にお伺いをいたします。

一昨年、死刑囚であった赤又さんが再審無罪。

事件から60年です。

昨年、私の地元福井でも前川さんが再審無罪。

事件から40年です。

一昨日、日野町事件が再審開始になりました。

事件から42年。

無罪・無実を訴え続けていた坂原さんは、獄中で亡くなっておられます。

この3つの事件に共通するのは、検察官控訴によって、冤罪の救済に人生を丸ごと損なう膨大な年月がかかったこと、そして有罪の重要な証拠が、捜査機関による捏造、誘導、偽造であり、それが隠されていたということでございます。

福井事件では、再審開始決定と再審無罪判決において、検察官に対して不利益な事実を隠そうとする不公正な意図があった。

公益を代表する検察官として、あるまじき不誠実で罪深い不正の処遇。

手続保障の観点からして、到底容認できない。

警察の不正不当な活動は、単に検察・警察に対する信用を失わせるのみならず、刑事司法全体に対する信頼を揺るがしかねない。

深刻なものであるとまで批判しております。

まさしく手続保障、迅速な裁判を受ける権利、憲法上の権利を侵害しているとまで言っている。

刑事司法の信頼を回復する。

これが立法事実でございます。

総理は二度、所信表明の中で再審法に言及されておりますが、この証拠開示及び上告禁止について、どのような御見解をお持ちでしょうか。

答弁者 平口洋

法務大臣 平口洋君。

お答えをいたします。

再審制度のあり方につきまして、様々な御意見があることは承知しております。

その上で、法制審議会においては、答申に盛り込まれた証拠の提出命令制度は、再審請求審の手続構造と整合的であり、これにより必要かつ十分な証拠が裁判所に提出されることとなる旨の意見が多数を占めたものと承知しております。

また、再審開始決定に対する検察官の復申申立を禁止することについては、三審制の下で確定した有罪判決を1回限りの判断で確定的に覆せるのは不合理であるなどの理由から、反対意見が多数を占め、答申に盛り込まれなかったものと承知しております。

法制審議会においては、御指摘の点も含めて、様々な立場の構成員により幅広い観点から、精力的にかつ丁寧に議論が行われたものと承知しておりまして、法務省といたしましては、答申を重く受け止めているところでございます。

今後、答申を踏まえて今国会への法案提出に向け、速やかに準備を進めるとともに、幅広い御意見、御理解を得られるよう、丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美さん。

私はこの法制審の案、証拠開示に制限をかけて、検察の上告について現状維持。

これでは将来に後悔を残すと思っております。

自民党の中でも、やはり柴山会長、井出事務局長が作った議連案を審議せよという声も多くあります。

私もこの国権の最高機関であり、唯一の立法機関に身を置くものとして、議連案での改正を目指す、そういう決意でございます。

次に、旧姓の使用についてお伺いします。

総理は、もうずっと昔からこの問題に取り組んでおられました。

総務大臣時代には旧姓の使用拡大、そして周知のため様々な措置を進めてこられました。

私も選択的夫婦別氏の導入に反対の立場から、家族氏と戸籍制度を守り、その上で婚姻によって氏を変えた方が、婚姻後も不便なく婚姻前の氏を法的に使い続けることができる「婚前氏続唱制度」を提唱してまいりました。

今回、総理は平口大臣と木原大臣に旧姓の短縮も可能とする基盤整備を指示されましたが、私はこれは大変大きな決断だったと思います。

旧姓の短縮使用の基盤整備を指示された、その思いをお聞かせください。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

今おっしゃったとおり、木原大臣と平口法務大臣に対して、旧姓の短縮も可能とする基盤整備の検討を進めるように指示をしました。

政府ではこれまで20年以上にわたって、旧姓使用の拡大とその周知に取り組んでまいりました。

この旧姓使用の運用は拡充されつつありますけれども、旧姓使用を法制化することによって、政府、地方公共団体、公私の団体、事業者において、旧姓の短縮も可能とすることを含めた取組が一層進めば、婚姻等による氏の変更によって、社会生活で不便や不利益を感じる方をさらに減らすことができると考えております。

ただし、戸籍制度及び同一戸籍、同一氏の原則、これは維持をしながら、社会生活のあらゆる場面で旧姓使用に法的効力を与えます。

委員長 坂本哲志

委員長。

委員長。

質疑者 稲田朋美

稲田朋美さん。

はい、ありがとうございます。

最後に、今年令和8年は昭和元年から起算して満100年、政府として昭和100年記念行事を企画していただいております。

総理にも約20年前、昭和の日制定に御尽力をいただきました。

現在、明治の日超党派議連では、11月3日を文化の日に加えて「明治の日」とする祝日法改正案を今国会に提出すべく、各党で調整を進めております。

昭和100年の意義、明治の日制定の意義についてお考えを伺います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

今年は昭和元年から起算して満100年を迎える年でございます。

昭和の日である4月29日には、昭和100年記念式典を挙行することとしております。

昭和というのは、戦争、終戦、復興、高度経済成長といった未曾有の変革を経験した時代です。

昭和100年の機会を国家的な節目と捉えて、先人の英知と努力に学ぶとともに、平和の誓いを継承し、国際社会の安定と繁栄の貢献につなげる、そういう機会にしてまいりたいと思っております。

また、「明治の日」制定については、稲田議員を中心に、明治の日を実現するための議員連盟において、11月3日を明治の日として、文化の日を併記する議員立法の提出に向けて調整しておられると、与党においても手続きを終えたと承知いたしております。

国民の祝日というのは、国民こぞって祝い、感謝し、または記念する日でありますから、広く国民の皆様のご理解を得て定められていると認識しております。

だから基本的に議員立法によって法改正してきたことでございます。

国会において十分に御議論の上、決定いただくべき事柄であると思っております。

質疑者 稲田朋美

ありがとうございます。

終わります。

委員長 坂本哲志

坂本委員長:関連質疑の申出があります。

小林君の持ち時間の範囲でこれを許します。

宮下一郎 (自由民主党・無所属の会) 13発言 ▶ 動画
質疑者 宮下一郎

宮下一郎君。

自由民主党の宮下一郎です。

本日は食料安全保障、また農業、林業、漁業等々、食料生産に関わる課題、また多極分散型国づくりの重要性等について、中心的に議論をさせていただきたいと思っております。

まず、報道によりますと、1月の生鮮食料品を除く総合の消費者物価指数は、前年同月と比べて2.0%の上昇で、伸び率は2年ぶりの低い水準となりました。

ガソリンの暫定税率廃止などでガソリン価格が大きく下がったことや、公立高校の授業料無償化等も物価指数低下の要因となっているとされております。

物価上昇が落ち着くことで実質賃金の伸びもプラス圏に浮上する見通しです。

さらに1月からは電気・ガス代の補助も始まっておりまして、これは2月の消費者物価指数の低下につながって反映されるということですので、2月から物価の上昇の伸びが一段と鈍化するというふうに考えられます。

これからまた各自治体による充填支援、地方交付金の支給も行われることを踏まえると、高市内閣による物価高騰対策は着実に効果を上げていると考えられます。

こうした点についての政府の認識を、木内大臣にお伺いをしたいと思います。

答弁者 木内実郎

国務大臣木内実郎君。

それでは宮下委員の御質問にお答えします。

宮下委員御指摘のとおり、昨年秋11月ですが、取りまとめました総合経済対策に盛り込みましたガソリンの暫定税率廃止等の政策効果もありまして、足元では御指摘のように物価上昇に鈍化の兆しが見られております。

また先行きにつきましても、1月23日閣議決定いたしました政府経済見通しでお示ししたように、食料価格の押し上げの一巡や経済対策、教育無償化による個別物価の押し下げにより、全体としての物価上昇は今後落ち着いていく見込みであります。

こうした中、名目賃金が労働需給の引き締まり等によりまして、近年と同程度の伸びが続くことで、実質賃金上昇率も……。

質疑者 宮下一郎

宮下一郎君。

お話のように足元の緊急対策はしっかり効果を発揮し始めておりますけれども、中長期的にはやはり危機管理投資、成長投資、これによって経済成長を図って、このことによって供給力の強化も図られますので、物価の安定にもつながります。

また継続的な実質賃金の上昇を実現するということが究極の目的、目指すべきところだと思います。

一方で、中所得者・低所得者の皆様への対策としては、給付付き税額控除により支援する形を目指して、それまでのつなぎとして2年間、食料品の消費税ゼロ税率化を実施するものと理解しております。

この食料品の消費税ゼロ税率化と給付付き税額控除の実装に向けましては、昨日スタートした国民会議の場で諸課題についての検討がなされるとされておりますけれども、特に食料品の消費税減税に当たりましては、農林漁業者や飲食店、小売事業者などに大きな影響が生じる恐れがあります。

第一は、免税事業者と簡易課税事業者の経営の課題です。

農林漁業者の約97%は小規模な免税事業者や簡易事業者に推定されておりまして、このうち課税売上高1,000万円以下の免税事業者は約85%、課税売上高1,000万円超5,000万円以下の簡易課税事業者は約12%を占めます。

ここでパネルをご覧いただきたいですけれども、消費税は農産物などの売上にかかる税額、それから、苗代とか肥料代とか燃料費などの仕入れにかかる税額、これを引いた差額を事業者が納付する仕組みが、これが基本でありますけれども、逆に売上にかかる税額よりも仕入れにかかる税額が多い場合には、差額が還付されるということであります。

還付は消費税の申告をすることで行われるために、消費税の納税をしない免税事業者には還付する仕組みがない。

これが現状であります。

このため食料品の消費税が0%になって売上税額が0になりますと、仕入れ税額についての還付が受けられず、経営には大きなマイナスになるということです。

また、簡易課税事業者につきましては、売上税額の、農業については8割が仕入れ税額と見なして控除されていまして、実際売上税額の2割を納付する、こういう仕組みですけれども、消費税が0%になって売上税額が0になりますと、控除の計算自体ができませんので、やはり仕入れ税額は全額負担せざるを得ない状況となります。

また小規模であります免税事業者、また簡易課税事業者は事務負担が重いために、課税事業者に転換して仕入税額の還付を受けることは困難なのが現状であります。

なお、免税事業者や簡易課税事業者が仕入れにかかる税額分を販売価格に転嫁しようということもあるかと思うんですが、実際……消費税率が引き下げられた場合に、販売先から引き下げ、値下げを求められるということも十分考えられる状態です。

いずれにしましても、免税事業者、また簡易課税事業者の割合が多い農林漁業者の経営には大きな影響が出る恐れがありますので、こうした懸念を踏まえた対策についても、ぜひご検討いただきたいということを思います。

第二は、課税事業者の経営にも影響があるという点であります。

課税事業者についても消費税率が0%になって、売上税額分の収入がなくなって、一方で仕入税額の還付を受けるまで最長1年かかるということもありますと、資金繰りに影響が生じる恐れもありますので、資金繰り対策を打つことが必要だと考えます。

第三には、外食産業の経営への影響です。

税率の高い外食の需要が減少して、飲食店の経営に影響を及ぼす恐れがありますので、コロナ禍での支援策も参考にしながら、対策を講じていただくことが必要だと思います。

第四は、前から指摘されておりますが、システム対応の課題です。

レジ等におけるシステム改修などの事務負担が発生することを踏まえた支援。

また、相当の準備期間が必要となることなどを踏まえた実施時期の設定などが必要と考えます。

農林漁業者の皆様は食料生産の中核を担っていただいている皆様でありまして、その経営が持続可能なものとなることは、食料安全保障の確保の観点からも重要だと考えます。

国民会議におきましては、以上述べたような課題を踏まえた検討をしていただくよう、御配慮をお願いしたいと思います。

総理の御見解をぜひお聞かせください。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

(高市早苗内閣総理大臣)飲食料品に限り消費税率をゼロにする。

しかも本丸である給付付き税額控除導入までの2年に限り、そして特例交際を発行しないということ。

これは私たちの約束でございます。

また、公約も含め、政権公約に飲食料品の消費税率ゼロ、検討を加速するということで、自民党は戦ってきました。

この約束は果たさなければなりません。

今ご指摘のあった様々な課題については、私も重々承知をいたしております。

そのような難しい理由があるということを某役所が報告しておりましたので、それも拝見をいたしました。

でもむしろ、国民会議でそういった課題一つひとつをきちっと検証してやっていきたいと思いますし、国民会議に小林政調会長も出てくださっていますので、ぜひ党内で、できない理由じゃなくて、できないことをできるようにする方法をしっかりと御議論いただいて、政調会長から前向きな提案をいただけたら嬉しいなと思っております。

宮下委員におかれましても、ぜひとも知恵を絞っていただきますようお願いいたします。

質疑者 宮下一郎

宮下一郎君。

(宮下一郎委員)その点、しっかり我々も知恵を出して頑張っていきたいと思っております。

次に、食料品の合理的な価格形成のあり方などについて、鈴木農林水産大臣にお伺いをしたいと思います。

今回の減税や給付付き税額控除の一番の発端は、やはり食料品価格の高騰ということでありますけれども、農林水産業の皆さんの経営が持続可能なものとなる、これも価格の安定に非常に重要だと思います。

生産された食料品が再生産可能な価格で販売される。

消費者の皆様にとっても納得できる価格で購入できる。

こういう価格形成は重要でありまして、その実現を目指した食料システム法が4月から全面施行されます。

特に米、野菜、牛乳、豆腐、納豆、指定飲料品としてコスト指標を作成するとともに、コストを考慮した取引を求める理由を示して取引条件を協議するよう申し出があった場合には、誠実に協議する努力義務も課されております。

そこで、鈴木大臣、指定飲料品におけるコスト指標作成など、全面施行に向けた準備状況等についてお伺いしたいと思います。

答弁者 鈴木憲和

農林水産大臣、鈴木憲和君。

(鈴木憲和農林水産大臣)ご質問ありがとうございます。

宮下先生からもずっとご指導いただいておりました食料システム法でありますけれども、持続的な供給に要する費用を考慮した価格形成を促し、コストを下回る価格での取引を抑制することなどを目的として、4月1日からの全面施行に向けた準備を進めているところであります。

具体的には、省令などの整備を1月30日に公布をいたしまして、各地域での説明会、そして業界団体との意見交換などを500回以上実施してまいりました。

今、食料システムの関係者に対して丁寧な説明を行っているところであります。

また、肝心なのは、法務目的を含めて実効性を担保するのが重要であると考えております。

まず、フード・テリトリー・マネージャーを18名先行配置をさせていただいておりまして、4月1日以降に適切に指導助言などを行えるよう、取引実態に関する調査や研修などを実施しているところであります。

令和8年度中には42名までこのフード・テリトリー・マネージャーを増員して体制強化をさせていただきます。

さらに先ほど委員からも御指摘ありました。

この米、野菜、豆腐、納豆、飲用の牛乳を指定をしておりますが、これらにつきましては、農林水産大臣が認定をした団体がコスト指標を作成することとなり、価格交渉の場で活用いただくことが可能となります。

現在、関係者による団体の立ち上げに向けた準備が進められているところでありまして、米が先行して議論を進めておりますが、野菜についても、まずはバリュエーション、玉ねぎ、キャベツが候補となっております。

法律の円滑な施行に万全を期してまいりたいと考えております。

質疑者 宮下一郎

宮下一郎君。

こうした新しい取組、法律もスタートするわけですけれども、農産物の合理的な、食料品の合理的な価格形成の実現のためには、食料システム法だけでは不十分だというふうに思います。

やはり需要に応じた生産が必要であると考えます。

需要に見合った生産量がなければ、価格は高騰してしまいますし、需要を大幅に上回る生産が行われれば、価格が暴落して、コスト割れとなる事態も発生します。

いわゆる令和の米騒動も、需要の増加を誤って、生産量の不足が生じたことが根本的な原因でした。

特に米については、生産量の正確な把握、需要量の予測精度の向上、流通量の把握、また備蓄制度の改革などが検討されているところであります。

こうしたことを踏まえて、鈴木大臣から、特に米について、需要に応じた生産を実現するための方策について、御見解を伺いたいと思います。

答弁者 鈴木憲和

農林水産大臣、鈴木憲和君。

米政策については、食料・農業・農村基本計画におきまして、輸出を含めた需要拡大を見込んで、2030年の生産目標を2023年比で増大することとしております。

この目標を達成すべく、まずは政府自らが米粉や輸出を含めた国内外の需要を創出します。

その上で、各生産者が自らの経営判断により、マーケットに見合った形で需要に応じた生産を進めることで需給の安定を図り、結果として価格の安定が図られるようにすることが重要であるというふうに考えております。

特に米の安定供給に向けましては、需要見通しの算出方法の見直しなど、需給の変動に柔軟に対応できる需給見通しの作成に取り組みます。

加えまして、今国会への食料法改正案の提出に向け、流通構造の透明性確保のための実態把握の強化として、中食・外食事業者を対象に追加をすること、そして在庫量などの定期報告の義務付けなどの措置を講ずるほか、備蓄についても、目的規定を見直しまして、需要増加などによる供給不足に備えて保有できるようにすること。

そして政府備蓄を補完する民間備蓄制度の創設を盛り込むことについて、現在検討を進めているところであります。

こうした取組を通じまして、国民の皆様への米の安定供給にしっかり努めてまいりたいと考えております。

質疑者 宮下一郎

宮下一郎君。

今お話のように、需要と供給のバランスが必要、そして需要についても拡大をしっかり目指していくということであります。

特に農産物、食料の需要拡大ということでいうと、やはり世界マーケットをしっかり見ていくということだと思います。

日本の高品質なものが食べたい、欲しいという皆さんは世界にいらっしゃるわけですし、そのためにも、その障壁を取り除いていく、スムーズに海外に農産物輸出ができるような取組が重要だと考えます。

現在、我が国は各国とCPTPPとか経済連携協定などの協議が進められていると認識しておりますけれども、鈴木大臣、こうした農産物、食料品の輸出拡大につながる取組の現状についてお伺いしたいと思います。

答弁者 鈴木憲和

農林水産大臣、鈴木憲和君。

はい、ご質問ありがとうございます。

まず宮下委員、ご指摘のように、国内マーケットだけではなくて、海外マーケットをしっかりととっていくということ、何よりも大事であるというふうに思っております。

その上で、この直近の農林水産物食品の輸出額は、1兆7,005億円と、13年連続で増加をしております。

品目別に見ても、牛肉、緑茶、米、米加工品など、輸出重点品目31品目のうち13品目で過去最高記録をしております。

我が国はCPTPPをはじめ数々の経済連携協定を推進しておりまして、農林水産物食品の輸出拡大に積極的に取り組んでいるところであります。

今月署名をいたしました日バングラデシュEPAにおいては、高品質な牛肉、リンゴ、ブドウなどの生鮮果実、緑茶、味噌醤油など、多くの輸出重点品目で関税撤廃を獲得をいたしました。

また現在、日UAE EPA交渉やCPTPPの新規加入交渉も継続をしているところであります。

今後とも自由貿易の旗振り役として、さらなる輸出拡大につながるように努力をしていきたいと思います。

質疑者 宮下一郎

宮下一郎君。

最後に多極分散型国づくりの重要性について質問させていただきたいと思います。

現在、私は自民党・日本維新の会連立政権合意書に基づきまして設置された統治機構改革協議会の自民党側の会長を務めさせていただいております。

本日も実は9時から第6回目の会議が行われまして、充実した議論が行われたところです。

連立合意書には、「首都の危機管理機能のバックアップ体制を構築し、首都機能分散及び多極分散型経済圏を形成する観点から協議体を設置し、そして首都及び副首都の責務及び機能を整理した上で早急に検討を行って、令和8年通常国会で法案を成立させる」と書かれております。

日本は明治維新来150年にわたって、東京中心に道路交通の整備、また鉄道網の整備を放射状に行い、首都圏に人を集めることで経済発展をリードしてきたというふうに思います。

一方で、少子化、人口減少が日本全体で続いている。

昨日は2025年の東京都の出生率が前年比1.3%増えて9年ぶりに増加したという嬉しいニュースもあったのですが、それでも相対的に出生率の低い東京に若い人がどんどん移動するというのは、日本全体の少子化が加速している面もあると思います。

地方経済の持続可能性が失われつつあることも問題です。

また、首都直下地震や富士山噴火による大きなリスクが指摘されることも踏まえますと、やはり国家社会機能持続性を高めるために、複数の副首都を設けて首都機能を分散して、多極分散型の日本に構造を変えていくことが重要であると考えます。

また、首都圏にある民間企業などが地方にバックアップ拠点を設けることは、地方に大規模な投資を呼び込んで、地域ごとに産業クラスターを戦略的に形成する地域未来戦略の推進にも寄与するものと考えます。

こうしたことを踏まえて、多極分散型国づくりの重要性についての総理のご認識をぜひ伺いたいと思います。

答弁者 高市早苗

高市早苗内閣総理大臣。

今、宮下委員がほとんどおっしゃってくださいましたけれども、国全体の持続的な発展のために、東京一極集中の是正に向けて、人口やさまざまな機能が分散的に配置された国土構造の実現を図るということは重要だと考えています。

バックアップ体制の整備というのは必要でございます。

いわゆる副首都構想については、宮下委員が会長を務めていただいている与党による協議会において、まさに本日も含めて精力的にご議論いただいていると承知しておりますので、しっかり議論を深めた上で、連立政権合意書に基づいて早急に結論を得ていただきたいと希望いたしております。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)この際、鷲尾英一郎君から関連質疑の申出があります。

小林君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

鷲尾英一郎 (自由民主党・無所属の会) 14発言 ▶ 動画
質疑者 鷲尾英一郎

鷲尾英一郎君。

自民党の鷲尾英一郎でございます。

まずは質問の機会をいただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。

私は1年4ヶ月ぶりに国政に復帰いたしました。

再び国政に送っていただきました地元の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。

落選中、地元を歩きまして、政治は生活を支えるために本当に大事なものだということを改めて実感をしたところでございます。

本日は、雪国の暮らしを守り、改善するために、簡潔に質問をさせていただきたいと思います。

今回の衆院選の時期においては、例年に比べ、急激な降雪に見舞われるなど、とりわけ、豪雪地帯にとっては厳しい状況になりました。

そのような中、選挙準備、運営に当たられた自治体の皆様をはじめとする全ての関係者に、改めて敬意と感謝を申し上げたいと思います。

選挙期間中、ある雪国の首長さんからは、「今冬は例年の2倍以上の除排雪費用が既に支出されている」という現状を訴えられました。

その他にも地域によって事情は異なりますが、降雪の激甚化が進む中、普通交付税だけではまかなえず、除雪費補助の臨時特例措置や特別交付税に頼らざるを得ないことが常態化していると。

高齢化が進んでいる地域では支え合いによる雪下ろしも限界だと。

安心して冬を越すことのできる抜本的な制度の見直しを検討してもらえないか、といった切実な訴えを多数いただきました。

高市総理は、総務大臣時代に高齢世帯の雪下ろし支援に対する特別交付税措置を創設されるなど、雪国の声に寄り添った手厚い支援を先導していただいております。

そこで2点お伺いをいたします。

まずは、今冬の除排雪費用につきまして、補助金の追加配分や特別交付税により万全の措置を講ずるべきと考えますが、金子国土交通大臣、林総務大臣、それぞれの見解を求めます。

答弁者 金子恭之

金子国土交通大臣君。

金子恭之(国土交通大臣):お答え申し上げます。

この冬は特に1月下旬からの記録的な豪雪によりまして、委員ご地元の新潟県をはじめ、全国的に平年を大幅に上回る積雪を観測をしております。

このため、地方公共団体が管理する幹線道路の除雪費については、既に年度当初に配分した予算額を大きく上回る執行状況となっており、国による追加的な財政支援を求める大変多くの要望をいただいております。

これらの要望を踏まえ、国土交通省では3月に予定をしております道路除雪費のさらなる追加支援に向け、本日より地方公共団体に対し、年度末までの執行見込み等に関する聞き取りを開始いたしました。

今後聞き取り結果を踏まえ、関係機関と調整を行い、さらなる追加支援について、しっかりと対応してまいります。

答弁者 林芳正

林総務大臣君。

林芳正(総務大臣):今、金子大臣からもございましたが、今年に入ってから、全国各地で多額の除排雪経費が生じております。

平年大きく上回る大雪に見舞われた団体で、繰上交付を希望した87市町村を対象に、3月に交付すべき特別交付税の一部130億円を繰り上げて交付をしたところでございます。

また現在、特別交付税の3月交付に向けまして算定作業を進めているところでございます。

この除排雪経費に係る特別交付税につきましては、各団体の2月中旬までの除排雪経費の実績額に、過去の決算額を基礎として計算した2月中旬以降の見込み額、これを加える形で所要見込み額を計算し、その額に基づいて算定することとしております。

除排雪経費の実態を丁寧にお伺いしながら、地方団体の財政運営に支障が生じないように、適切な算定に努めてまいります。

質疑者 鷲尾英一郎

鷲尾英一郎君。

続いて除排雪費用に関する抜本的な制度見直しにつきましてでありますけれども、先日直接要望を受けいたしました全国積雪寒冷地帯振興協議会によりますと、道路除排雪費執行額が過去最高を2年連続で更新いたしております。

これは人件費の高騰や除雪資材費の高騰によるわけでありますけれども、この負担が雪国の自治体に重くのしかかっているところであります。

また、いわゆる線状降雪帯というものが急激な降雪をもたらしている現状もございます。

そして地域では除排雪を担う事業者や、屋根の雪下ろしを担う人材の確保が困難になっている現状もございます。

デジタル技術等を活用した除排雪作業の効率化に期待する声もございます。

このような現状を踏まえまして、党としては小林政調会長のリーダーシップによりまして、部会横断の検討体制を設けまして、直近の予算確保に加えて、これらの抜本的制度見直しについて検討を行っていく所存であります。

そこで政府におかれましても、「春が来たら雪が溶けてよかった」で済ませることなく、雪国の自治体の声を聞きまして、基礎的な対応である除排雪費用に係る補助金等、総務省、国土交通省、内閣府等の関係省庁が連携をし、効率的な除排雪の実現、及びそのための財源の在り方、除排雪を担う体制整備等の課題について、政府として、総合的な検討を行うべきと考えます。

暮らしに身近な事柄に関する予算編成のあり方を転換することも、まさに責任ある積極財政だと思います。

それに真摯に取り組むことが、今回の選挙における民意に応えることになると思います。

総理の御見解をお伺いいたします。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

この冬も多くの地域で大雪がありまして、落雪ですとか除排雪時の事故によってお亡くなりになった方々もおられます。

心より哀悼の誠を捧げます。

今般の大雪、1月21日に関係閣僚会議を開催して、政府一丸となって自治体と連携した道路等の除排雪施設、災害救助法の迅速な適用、自衛隊の派遣など、幅広くお困りの地域に対する支援を行ってきました。

総務大臣から答弁したとおりでございます。

これからも自治体の皆様が除排雪施設経費に少なくとも困ることはないよう、また人手不足、担い手不足の問題もあります。

党において部会を立ち上げて御提言をいただくということでございますので、いただいた場合にそれをしっかりと受け止めて、政府としての対応に生かしてまいりたいと思います。

質疑者 鷲尾英一郎

鷲尾英一郎君。

ぜひよろしくお願い申し上げます。

加えて、今冬季の大雪におきましては、重荷、倒壊などにより多数の生命、身体に危害を受ける恐れが生じたことから、災害救助法の適用となった自治体が4県43市町村と近年最多となりました。

電線への着雪等による停電、車の立ち往生、空港での滞留等が発生したほか、今総理から御指摘ありました雪による死者が多数発生をしております。

現場で作業に当たられた全ての関係者の皆様に敬意と感謝を表する次第でありますが、とりわけ多くの地域においては人口減少や地域の守り手である民間事業者の減少によりまして、屋根の雪下ろしなどに困難な状況があったものと聞いております。

政府において早期に警戒を呼びかけるなどの対応が行われたものと承知しておりますけれども、一部の自治体においては屋根雪の除雪等に関して対応に躊躇するようなことがあったとも聞いております。

と言いますのも、現場においては、例えば連続的に新雪が降り続く中、除雪資源、人材が極めて限られる中で、屋根の雪下ろしや出入り口の確保、排雪作業については、思い切った除排雪を行いたいにもかかわらず、災害救助法の性質上、一時しのぎの対応しかできないなどの歯がゆさを感じていらっしゃる方もいらっしゃいます。

除雪資源が限られる中で自治体現場が躊躇なく対応できるように、政府においてもしっかりと後押し、コミュニケーションをとっていただきたいと考えます。

大雪対策に向けた防災担当大臣の決意をお伺いいたします。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正君。

お答えいたします。

今冬にあって、多くの方々、また多くの重荷被害を被られた方々含めて、心からの哀悼の意をまず表したいというふうに思っております。

今、鷲尾委員の方から御指摘ございました。

災害救助法、これが各都道府県に対して適用された場合に、コミュニケーションよくスムーズに対応できるような形をとってほしいということでございます。

救助の実施に当たって都道府県、市町村に対しては説明会、また電話等を通じて災害救助法の考え方であるとか留意点等々、これらに取り組んでまいりましたけれども、今委員のおっしゃるご指摘も踏まえながら、より災害救助法の適用、またそれによる救助がスムーズに遂行されるよう、よりコミュニケーションを密にしていきたいというふうに考えております。

またご指摘等があれば、ぜひ積極的にご質問、ご提言よろしくお願いします。

以上です。

質疑者 鷲尾英一郎

鷲尾英一郎君。

ぜひ災害の現場でありましたので、現場視点に立った対応をぜひお願いを申し上げたいというふうに思います。

さらに先ほども指摘いたしましたけれども、除排雪作業で多くの死傷事故が生じている現実がございます。

近年では令和2年で109名、今冬でも60名を超える死者が出ております。

この死傷者の低減を図るために、政府は豪雪地帯安全確保緊急対策交付金を創設いたしまして、屋根の雪下ろし人材の確保、育成支援、新技術開発普及の推進を行う自治体を支援いたしているところであります。

ただし、これは令和7年度補正で1億、令和8年度当初でも5400万円という水準でしかありません。

しかも期間の上限が設けられているという現実がございます。

除排雪体制を巡る状況は近年過酷になっております。

このような予算規模、ましてや期限が区切られていては、当てにならないことは明白であります。

除排雪時の死傷者を低減するためには、抜本的な予算の拡充や、期間の制限の撤廃が必要と考えますが、金子大臣の見解を伺います。

答弁者 金子恭之

国土交通大臣 金子恭之君。

お答えいたします。

豪雪地帯では、高齢化や除雪の担い手不足を背景に、この冬も含め、除雪時の死傷事故が多発しており、その対策は極めて重要な課題と認識をしております。

このため、国土交通省では、豪雪地帯安全確保緊急対策交付金制度によりまして、除雪の担い手育成や安全講習の開催など、地域における除雪の体制づくりに取り組む自治体を支援してきたところでございます。

また、令和3年度の制度創設以降、豪雪地帯の皆様からのご要望も踏まえまして、除雪の自動化等の技術の導入を対象とする、支援期間を3年から6年に延長するなど、常に制度の改善に努めてきたところであり、令和8年度予算案においても、雪置き場の一時使用に係る経費を対象にする拡充を措置してきたところでございます。

引き続き、豪雪地帯の皆様からの御意見をしっかり伺いながら、適切な制度運用や予算確保など、より活用しやすい制度となるよう、持続可能な除排雪体制の整備に向けてしっかり取り組んでまいります。

質疑者 鷲尾英一郎

鷲尾英一郎君これは除排雪施設の死傷者を低減するという目的なんですね。

やはりこれには期間があってはならないと強く思います。

ぜひそのことを踏まえた対応を強くお願い申し上げたいと思います。

さて、施政方針で総理は、補正予算が組まれることを前提とした予算編成と決別をして、当初予算で措置をする旨を表明されております。

まさにこの点につきまして、例えば補正予算での措置は、予算成立の時期によっては執行する期間がどうしても短くなるという問題がございます。

特に私の地元の新潟県などの豪雪地域では、一定の期間積雪により事業ができないなど、結果として年度内に事業が完了できない、あるいは予算を繰り越すなどの自治体等においても手間がかかって非常に非効率な場合が多くございます。

民間の事業者は人手不足の中、経営の見通しが立ちにくいなどの反例が出てきてしまいます。

近年、大規模な補正予算の編成によりまして、令和6年度では10兆円を超える巨額の予算の繰り越し、うち公共事業においても4.3兆円規模の予算の繰り越しが生じていると承知しております。

施工期間の十分な確保ができていないという問題のみならず、事務負担の観点でも大きな課題だと認識をいたしております。

補正予算の当初化という部分でいきますと、民間の事業者や地方自治体の取組を後押しするために、政府の予算の予見可能性を確保する、そのための取組だとも承知をいたしておりますが、予算の効率的な執行、そして適正な工期の確保といった観点でも、極めて重要な取組だと考えております。

そこで総理、それから片山財務大臣にお伺いをしたいと思っております。

毎年大規模な補正予算の編成によりまして、巨額の予算繰り越しが生じている状況は問題であります。

公共事業等の十分な施工期間を確保し、自治体や事業者の負担を軽減する観点からも、補正予算を前提とせず、必要な予算を可能な限り当初予算で措置することが重要であると考えます。

総理が掲げる「補正予算を前提とした予算編成との決別」につきまして、決意をお伺いします。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

御指摘の話ですが、例えば公共事業関連の予算で見ますと、令和8年度当初で約6.1兆円ということなんですけれども、これ、昨年、私自身が内閣総理大臣になったのが10月21日で、既に概算要求が終わっていましたので、まだ本当に半歩、一歩踏み出したところなんですけれども、やはり民間事業者ですとか地方自治体の予見可能性を高めないと、絶対にこれはいかんと思いました。

例えば補正予算というのは、毎年、毎年度組まれるかどうかわからない。

それから何月になるかわからない。

そうなると計画もできないし、人繰りですとか資材の調達もできないし、そういう意味では本当に予見可能性を確保したいという強い思いがありまして、毎年補正予算が必ず組まれるということを前提にした予算編成とは決別して、これによって、かなり地方自治体も、それから事業者も助かると思います。

これは経済成長にも結びついていくと思っております。

それから無駄も省けると思っております。

まだ8年度予算はさっき申し上げたとおり半歩、一歩という状況ですけれども、今年の夏の令和9年度予算の概算要求から本格的に取り組んで、これ約2年がかりの大改革になりますけど、必ずやり遂げてまいりますので、お力添えをお願いいたします。

答弁者 片山さつき

片山大臣、片山さつきさん。

鷲尾委員とは新潟でよく御一緒するんですが、私の祖母の実家は雪深い地域の新潟の神社でございますので、いかにこれが切実な問題かよくわかっております。

総理がお答えになった予算の複数年度化につきましては、私ども総力を挙げて取り組んでおりますし、今言ったような問題がございますが、この豪雪関連の繰り越しについては、明許繰り越しに当たるような事例がかなり多いです。

つまり、大変な豪雪によってとても作業が終わらないというのは、起因という原因になります。

実際、実例を見ましても、1回目の明許繰り越し、今までの場合はやはりこれは補正で大きな額が乗ってくるということが多いですから、そうすると補正のできる時期を考えると当然すぐに年度末が来ますから明許繰り越しになるんですが、問題は今の時期のいろいろな人的な要素であったり、人手不足であったり、事業工程であったりして、さらにもう1回繰り越さなきゃならないことも多いんですよ。

それに加えまして、委員のご指摘がありましたように、積雪地域では官工事や電気工事やその他の公共事業につき、繰り越ししやすいようにしているんですが、先般、全国の建設業協会の長からも私どもの方に陳情があって、それで自治体がついてこれないことがあると。

2回目になるということの実態調査は今するようにしておりますので、複数年度にそもそも変えていける部分はいける。

ただ、あまりにも極端な急激な豪雪ということになる、それは、いかに当初見積もっても足りないから、それは補正に来ることもありますから、その問題についての繰り越し明許、それから自己繰り越しについて、このままでは上手に立ち行かないことがあるのであれば、その辺の改善も含めてしっかりとこれを寄り添って考えてまいります。

よろしくお願いします。

質疑者 鷲尾英一郎

鷲尾英一郎君。

積雪による繰り越しをより簡単にできるように柔軟な運用を求めます。

質問を終わります。

委員長 坂本哲志

これにて、小林君、稲田さん、宮下君、鷲尾君の質疑は終了いたしました。

小川淳也 (中道改革連合・無所属) 52発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)次に小川淳也君。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)委員長。

中道改革連合、小川淳也です。

総理、先日は本会議で大変お世話になりました。

日頃の激務に改めて敬意を表したいと思います。

委員長、ちょっと質問に入る前にお答えいただけるようであればお願いします。

私どもはこの総括質疑、基本質疑において、全閣僚の出席を求めておりません。

お忙しい政務に当たっていただきたい。

通告のある大臣は来てくださいということなんですが、拝見するところ全閣僚が出席されているようです。

その経緯なり事実関係について、まずちょっと委員長に御説明をお願いしたいと思います。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)これは理事会で了承を得たことでございますので、そのとおりにさせていただいております。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)委員長、私ども野党の求めではなく、政府の都合であり与党側の意向だということでよろしいですね。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)理事会で協議をして了承を得ております。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)曖昧にしていただくべきことではないので、しっかりと政務がお忙しいでしょうから、そこは昨年の与野党合意なので、ぜひ柔軟に構えをとっていただきますように、改めてこの場をお借りしてお願いをしておきたいと思います。

それでは総理、まず昨日は国家情報会議第1回目の会合、おめでとうございます。

参加できなかったことを大変心苦しく思っております。

消費減税に反対をされているチームみらいさんと与党との会合と報道に接しておりますが、何を何分程度話され、どんな成果と課題があったのか、ちょっと率直な感想をお聞きしたいと思います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣(高市早苗)昨日の段階でご出席可能といった会派の方にご出席をいただきました。

あれ、15分から20分ぐらいだったと思います。

昨日、参議院の本会議があって、そして衆議院の予算委員会に行って、参議院の予算委員会に行って、その後でしたし、また別の会議もありましたので、20分を合わせてという形で、それぞれの党の考え方といいますか、今の状況を短く語っていただいたということです。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)チームみらいさんのことについてお話した方がいいですか。

それはいいですか。

そういったことでございます。

ぜひともお答えを申し上げております。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)小川淳也君。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)重ねて昨日参加を見合わせたことは心苦しく思っております。

ただ、会議の性格、それから改革の方向性、そして責任の所在、これが曖昧だと感じているので、参加に踏み切れなかったんです。

逆に言えば、それをこれから明らかにしていただく責任が総理にはあり、環境が整えば当然出席させていただく所存であるということは、ここで確認させていただきたいと思っています。

ちょっと手続き的なことで恐縮なんですが、先日この点、私は総理から直接お聞きしたいと、一例を挙げれば党首会談も一つの手法だということでお願いを代表質問の際に申し上げたんですが、残念ながらその点、総理の御答弁はスルーでした。

その理由と真意を聞かせていただけますか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣(高市早苗)昨年の後半から年明けにかけまして、政府与党としては給付付き税額控除の実現に取り組む、当時の立憲民主党を含めた野党の政策責任者を中心に、給付付き税額控除の制度導入を含めた社会保障と税の一体改革について、政府与野党で共同開催する会議体をつくるということで協議を続けて、年明けには概ね合意をしていたと聞いております。

所得税も住民税も消費税も社会保険料も、これ国民の皆様にとって同じお呼びかけを頂戴したんですけれども、そういった、もう各党との政策責任者を中心にということで会議体をつくることでの協議も続けて合意があったと聞いておりましたので、スルーというよりは、まずはこの会議体を大切にしたいと思いました。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)ちょっと昨年来の合意の取り扱いをどうするかは後で議論します。

一方、その時に党首会談の呼びかけがなかったので、私ここに来てるんですね。

総理とお話し合いをしたくて。

それでやっぱり時に膝詰めで。

あんまり小さい野党ですよ、小さい野党です。

大きな与党でいらっしゃる。

そのことはわきまえたいと思います。

でも時に膝突き合わせ、目を見据えて、しっかりとお互いに口を開いて話し合う場というのは必要ですから、ぜひ時期を見てそういうこともお願いしたいと思いますし、何より本会議でお尋ねしたことに、例えばできることもできないこともあるでしょう。

検討できることも検討できないこともあるでしょう。

答弁の中身は問いませんが、スルーというのは、いささか礼を失するということはちょっと苦言を申し上げなきゃいけないので、それは今後も含めてぜひお気をつけいただきたいと思っています。

その上でなんですが、今回の国家情報会議、私が一つ慎重である理由の根本背景を申し上げます。

原則として数の大きい小さいはちょっとこの際置きましょう。

与野党の第一党同士が国会に案を提出する前に、事前に共同で政策立案をするということは極めて異例の事態なんです。

その理由は、国会に出てきたときに案がですね。

これをきちんと検証する有力な主体が国会にいなきゃいけないからなんです。

つまりこれは大連立に常日頃慎重であることとも連なる議論なんですが、与野党が事前に国会外で協議をして共同で国会に何かを提案するというのは、一義的には慎重でなければならない。

国会において検証するという役割が野党第一党には基本的に課せられている、というのが私の認識です。

しかし、時に社会保障制度の根幹など、まさに与野党が互いに党派を超えて協議を開き、互いの信頼を基として話し合わなきゃいけない課題が例外的にはあり得るんです。

そして給付付き税額控除という極めて長期的な逆進性対策については、それに当たり得るとという判断のもとに、昨年の与野党合意がなされたわけです。

これを前提にちょっと話を進めていきたいと思っています。

それで中身に入る前にもう一つ経過のことで大変恐縮なんですが、先ほどおっしゃった総理の、既にあった与野党合意は、一旦1月の解散によって予定されていた会議も吹っ飛び、いわばリセットされた状態になっています。

これを私どもの側から言えば、信義則が裏切られたと感じているわけです。

したがって改めて呼びかけられるのであれば、ちょっとその信義則が結果としてこちらは破られたと感じていることに関して、そしてそのことによって国民的論議が遅れる可能性があることに関しては、この国の内閣総理大臣としてちょっと一言いただきたいと思っています。

内閣総理大臣、高市早苗さん。

答弁者 高市早苗

(内閣総理大臣)解散によって信義則が裏切られたという表現をお使いでしたが、ただ、私は1月に確か協議会の開催を呼びかけて、その日はダメということであったと記憶をいたしております。

これは選挙戦などに入る前でございます。

ですから解散したことについてのご批判かもしれませんが、ただ解散というのは私なりに理由もあり、それも公に説明していることでございます。

解散前にした各党との様々な協議、お約束の内容も、私も自民党総裁になりましてから、政策の責任者同士、それからまた幹事長同士などがお約束した内容も違えてはいけないと思いながら、一生懸命自分なりに読ませていただきました。

給付付き税額控除については、そうやって協議体を作っていく。

食料品の消費税率の引き下げ、私どもはゼロ税率と言っていますが、こういったことにも協議の場を作っていく。

こういうお話があったことも承知をいたしております。

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

(小川淳也)総理のお立場から見えている風景もいろいろあると理解しますが、私どもからすると予定されていた会議が解散で吹き飛び、議会の構成は大きく変わり、そこにいる人いない人も大きく入れ替わったために、一旦リセットして真摯な呼びかけが必要ではありませんか。

ついてはその信義則を破られたと感じるワンサイドがいるのであれば、その気持ちも組んだ上で呼びかけるのが筋ではありませんかという趣旨でのお尋ねでした。

そこにまさに今総理が御答弁なされたように、急に入ってきたのがこの消費減税なんですね。

私は申し上げたように、給付付き税額控除はあえて例外的に与野党第一党同士が党派を超え、事前に協議し得るに値するほど重大なテーマだと認識をしています。

ですからお聞きしたいのは、なぜここに急に臨時的暫定的な消費減税が紛れ込んだのか。

これと本格的な給付付き税額控除の話は切り分けてお考えいただくことはできないか。

もし切り分けてお考えをいただくということを明言いただければ、直ちにこの場で国民会議への参加を前向きに表明することも可能なんです。

なぜ消費減税の議論が急に紛れたか。

そして給付付き税額控除と切り分けて考えることはできないのか。

以上2点、簡潔にお答えいただきたいと思います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

(内閣総理大臣)まず食料品の消費税率ゼロにつきましては、昨年の臨時国会で、当時の立憲民主党の皆様から、中期的に食料品の消費税を下げ、もう少し長いスパンで給付付き税額控除をやると提案しているので、協議したい。

2年間の食料品減税は維新の会とは一致しており、公明党とも近い。

主な政党がこれだけ揃えば実現可能な政策に結びつけられるので、そうした協議の場を設けてもらいたいという趣旨の御提案を何度かいただいております。

その上で、食料品の消費税率ゼロについては、選挙期間中を通じて、また選挙直前の討論会などを通じて、党派により主張も手法もさまざまでございましたから、これは実施に向けて検討すべき諸課題もあるという御指摘もいただきました。

ですから、これお互いこういう協議の場をつくろうと……これは一緒に議論していきたいと思います。

この国民会議へのご参加について、切り分けていただいたらという話をいただきましたが、国民会議では同時並行で進めるということにいたしましたので、例えば給付付き税額控除の議題のときに出ていただいても結構かと思いますし、また政策担当者の方から御党の方にお話に上がらせていただきます。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)小川淳也君。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)給付付き税額控除のテーマだけの部分的参加ということは、ちょっと今、留めさせていただきたいと思います。

いずれにしても、これは極めて長期的な逆進性対策であり、なおかつ本格的な政策論議です。

それから1年、2年、食料品、あるいは各都市町様々なんですが、次元的に消費減税を行うというのは、経済対策の側面だったり、あるいは物価高対策の側面だったりする、臨時異例のものですから。

これをちょっと並行で議論する、あるいは同じ場で議論するということ自体に違和感を感じているのは依然変わりません。

そのことはちょっと申し上げておきたいと思います。

切り分けの議論の可能性、切り分け参加の可能性について今言及いただきました。

もう一つ端的にお答えいただきたいんですが、消費減税はまさに選挙の中で突然出てきたと私の受け止めなんですが、自民党の中から高市総裁のもとで。

これは選挙の勢いで口が滑りましたでは済まないので、国民の期待は極めて高い話であると。

もちろん反対意見もあると思いますよ。

「本気だと、食料品の消費減税は必ずやります。

必ずやる前提の会議です。

絶対にやる決意です。

課題を整理、検討を加速というところまでお聞きしています。

やります。

やり切ります。

必ずやります。

絶対にやります。

やらないという選択肢はありません」という明快な御答弁をいただきたいんです。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

高市早苗(内閣総理大臣)ちょっと口が滑ったという言い方をされても困るのですが、昨年10月の日本維新の会と自由民主党の連立政権の合意書にも入っております。

それから選挙の時の自民党の政権公約にも入っております。

政権公約を作るまでには、それこそ各部会長、そして政調会長を苦労して、自民党の中で政調審議会、総務会まで関わって、討議決定をいたしております。

私個人のお考え方そのものではございません。

ですから、これを掲げた自民党、そして日本維新の会、もちろん政府としても、これは責任を持ってやっていくという決意でございます。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)小川淳也君。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)事実をやるという断言と受け止めました。

もう一つ、総理がかねてからおっしゃっていることで、「野党の理解が得られれば、夏までに整理する」という点についてお聞かせいただきたいんです。

私ども中道は食料品に関しては軽減税率を主張しています。

それからチームみらいさんは減税そのものに反対です。

国民民主党さんは一律5%減税を主張しています。

食料品に限らず。

それ以外、当然私は今後、立憲、公明、そしてその他の中小政党まで含めて広くお呼びかけをいただいてこその国民会議だという思いを持っていますし、だとすると意見はさらに分かれていくわけですが、どうやってこの異なる意見の野党を集め、どのように誰が意見をまとめていくつもりでこの国民会議を開催されているのか、ちょっとその点お聞かせいただけませんか。

内閣総理大臣、高市さん。

答弁者 高市早苗

高市早苗(内閣総理大臣)確かに党派によってその主張がさまざまであるということは承知をいたしております。

さまざまな論点があるからこそ、これは消費税というのは非常に重要な税だと思っているんですよ。

だからこそ、それぞれの課題をきちっと議論をして、解決策を見出していきたい。

そういう思いでございます。

御党におかれまして、その給付付き税額控除の方、これは参加をいただけそうな雰囲気を先ほど感じておりましたけれども、消費税率につきましても、御党独自のお考えがあって、「こういう課題があるよ」とか、「こういう解決策があるよ」というんでしたら、ぜひともフルで参加をしていただけたらと思っております。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)小川淳也君。

質疑者 小川淳也

小川淳也(中道改革連合・無所属)お気持ちとしては受け止めたいと思います。

それで、ちょっとその前に、国民生活が逼迫している、あるいは物価高に苦しんでいるというのは、緊急、喫緊の課題ですよね。

一方で、それで夏までに結論とか、それから法案提出とか、そして法案審議、採決、施行期間、準備期間、かねてから総理はレジの問題も含めて、かなりご心配されていらっしゃいました。

となると、このペースでいくと、実施は来年以降となることが順当ではないかと拝察をしています。

この点に関して言うと、私は野党間にいろいろな意見があるし、それからそれを丁寧に取りまとめたいという総理の御意向もわかる。

わかるが、国民生活の逼迫度合い、緊急度合いを考えると、すぐにでも、これ難しい話じゃないので、いろいろと前後策の検討は必要ですよ。

しかし法的には数字の8を食料品にかかる税率8%をゼロと書き換えれば済む話ですから。

直ちに法律を出していただきたいという気持ちもあるんですよ。

この巨大与党の責任においてですね。

その点いかがですか。

急ぐと、国民は待ってられないと。

その点の総理のご認識いかがですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

子育て支援ですとか、それから私たちが年を、もう私は年を重ねていますけれども、まだ若いですけれども、年を重ねていった上で、必要な福祉であったり、障害者福祉であったり、いろんなことを考えると、これ大事な税なんですね。

それを一時的にでも引き下げる、もしくはゼロ税率にするということになりますと、これは様々な論点が当然出ています。

やっぱり給付と負担、それから社会保障の持続可能性、今の物価対策、いろんなことを考えました。

そうすると、去年ご審議いただきました令和7年度補正予算、徐々に順次、去年から始めたガソリンや軽油の値下げもあれば、今年の1月から始まった電気・ガス料金の値下げもありますけれども、重点支援地方交付金、これ地方自治体によって、まだこれからとか、また4月にかかるとかいうところもあります。

ですから、必要な物価高対策で緊急性のあるものについては打たせていただきました。

で、またこれ厚かましいお願いをしなきゃいけないんですが、令和8年度予算、これ高校の無償化も入っています。

それから学校給食費の無償化も入っています。

様々な対策をこれから打っていきますよ。

でもその中で、それでもまだ食品に関してはこれからも急激に下がるという見通しが立たないものですから。

だからこれは皆様のご助言をいただきながら、この夏までにもし意見がまとまったら、できたら臨時国会早めにですね、法案を提出させていただきたいと。

それから、レジの問題もありましたけれども、これも経済産業大臣に、この間指示をしまして、いろんな消費税率に対応できるように。

例えばこの先、感染症が蔓延して急にやっぱり対応しなきゃいけないとか、大災害が発生した、そういったときに、日本のスマレジが0と8と10これしか設定できないとか、回収するのに半年から1年かかる。

これまずいでしょうと。

だったら今からでもこれ回収するための予算、経産省にありますので、これを使って対応してくださいと。

これに活用できる予算ありますので、すぐにでも取り掛かってくださいという指示を出しました。

できるだけ早くこれ実施に移せたらいいなと希望していますので、よろしくご指導くださいませ。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

とにかく国民生活は逼迫しているので、私は急ぐべきだと今でも思っています、この点に関しては。

しかし今まさに総理が、国民生活への不安・懸念はあるんだが、よく意見を聞き丁寧にまとめたいと、ここに関してはそうおっしゃった。

ちょっとまさにその予算審議のことを伺いたいんですが、とにかくもう1回ちょっと確認させてください。

いろんな意見は聞くが、この消費税に関していろんな党のいろんな意見は聞くが、消費減税をやらないという可能性が残る会議ではないと。

いずれにしてもやると。

消費減税はやると。

やらない可能性を残した会議ではないということだけは、ちょっと今後の参加不参加の1つの重要な材料になりますので、ちょっとそこを断言していただけませんか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

昨日の会議でも申し上げたんですけれども、これ2年間に限り、飲食料品に限り、特例措置法を発行しないことを前提に、飲食料品の消費税率をゼロにしたいという私の思いを伝えました。

その上で反対されている政党もありますけれども、様々なご意見を聞きながら、これはやっていきたい。

先ほど自民党の委員が質問したような課題もありますよね。

ああいったものも皆さんが心配しないような状態で、でもできるだけ速やかにやりたい。

そういう思いでおります。

ご参加お待ちいたしております。

質疑者 小川淳也

委員長。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

ひとまず受け止めさせていただきました。

それではですね。

それでは一方を同じように慎重に審議しなきゃいけないのが、やっぱり予算なんですよ。

この予算案なんです。

これに関しては総理はしきりに年度内成立にご協力をとおっしゃる。

お気持ちはわかりますし、できる協力はしなきゃいけないと私どもも思っています。

一方、総理がこの時期の解散を決断した時点で、おそらく私が想像するにですよ、国会所要は大幅に遅れますから、当然。

そして必要な審議時間、どれだけ頑張るとしても一定程度必要ですから。

新年度当初は当面暫定予算でしのぐしかないと、決断した上での解散ではなかったと私は想像するんですが、ちょっと当時どういうお考えだったかお聞かせいただけませんか。

いずれもちょっと答弁簡潔にお願いします。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

今、令和8年度予算をできる限り国民の皆様の生活に影響が出ないように早くお認めいただきたいということを前提にお願いを申し上げているところでございますので、暫定予算について語らせていただく段階ではないと思っております。

ぜひとも御協力をお願いいたします。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

総理、おっしゃり方は極めて丁寧なんですが、言っている内容は極めて強硬なんですね。

これあえて言うと、この国会日程は与野党合意のもとにできたものじゃないんですよ。

総理の解散判断によってできた日程なんです。

やむを得ず。

それで総理が御自身の判断でやられた結果、時間が足りなくなったから国会の審議時間を省いてほしいは、まさに御自身がおやりになったことの国会への責任転嫁だと私は受け止めているんです。

そこを謙虚になっていただきたいんですよ。

そこをね、まさに。

総理のおっしゃる、ちょっとちなみに御紹介しますが、私本会議でしてきたでしょう。

この時期の解散というのは極めて異例なんです。

40年近くこの国にはなかった。

直近は1990年です。

時間があれば総理に自らお答えをいただきたいんですが、当時総理大臣は海部俊郎さんでした。

1月24日の解散、2月18日の投開票、そして国会招集は2月28日、そして予算は4月6日に審議が開始され、衆議院は5月10日まで、参議院の成立は6月7日。

実に99時間の審議時間を確保し、そのうち野党の質疑が93時間、93.9%は野党の質疑時間だったんです。

これがこの時期に解散を強行した総理大臣が後にやった節度でありルールでありマナーだったんですよ。

それを踏まえてもう1回総理、必ずしも私どもも協力しますよ、協力しますが、必ずしも年度内成立を前提に物事を強行していくことはないということは、ちょっと断言いただけませんか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

予算審議の方針を含めて国会の上については、国会でお決めいただくことだと考えております。

その上で国民生活に支障を生じさせないよう、野党の皆様にもご協力をお願いしながら、令和8年度予算について何とか年度内に成立させていただけるよう、国会での御審議に誠実に対応してまいりたいと思っております。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

まさにその誠実を中身で実質化してください。

念のため聞きます。

審議時間を一定確保するために、土日の審議、早朝時間、夜間、そして報道で言われているような分科会の割愛、これについて現時点、総理はどうお考えになりますか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

国会の開催時間、委員会の開催時間、これは国会においてお決めになることだろうと思っております。

お呼びがあれば私は参ります。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

私どもも十分な時間を確保したいという基本的な欲求があります。

責任感がありますが、やはり土日、早朝、夜間は、これは私たちだけのことでは済まないので、政府職員や秘書さん、スタッフに影響するので簡単ではないと私は現状そう認識をしています。

それでもう一つ重要なお尋ねが、私は本会議場でぜひ国民生活に支障のあることについては暫定予算に幅広くも盛り込みましょうという御提案をしました。

それには給食費の負担軽減、それから高校の無償化、こういった国民生活に重大な支障をきたし得る政策で、かつ党派的対立の少ないもの。

これは暫定予算は通常骨格ですから、通常必要最小限の事務的経費ですから、通常の暫定予算の概念には当てはまりませんが、それでもこうした国民生活に関わりのある深い重大な影響を及ぼし得る政策経費について盛り込むことを積極的に肯定し、容認し、そのスピーディな審議、そして採決環境を整えることに全面的に協力したいとここまで申し上げました。

これに対する答弁も実はスルーだったんです、本会議場で。

この点改めて総理の誠意を、私の提案に対する総理の誠意を改めて示していただけませんか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

もし本会議で答弁漏れがありましたら、それはお詫びいたします。

全ては国民の皆様の安心のためにという思いは、与野党の皆様共通だと思っております。

その本会議で御提案をいただきました、暫定予算のあり方についての一般的な議論を妨げるような意図はございません。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

もう一回聞きますよ。

これ私からの見え方なんですけどね。

総理は国民生活に支障を来してはならない、その安定を願う。

それは私とも全く同じ気持ちです。

一方、国会とは、異論を含めてさまざまな議論を重ね、その記録を後世に引き継ぐ。

つまり時々の政府の都合によって、国会審議の時間や質が容易に伸び縮みしてはいけないという重みのあるものである。

両方とも国家にとっての価値なんです。

国民生活は極めて大事。

そして国会審議は極めて尊重されるべき。

両方ともこの国にとっての価値だから。

だからこそ私も悩んでいるし、総理も悩んでおられるわけですね。

その一つの解決策が申し上げた暫定予算の拡張なんです。

そして本体予算の慎重審議なんです。

なぜなら本体予算にはこういうものも入っているんですよ。

防衛増税も。

そして防衛費を増大させるための所得増税も入っているんです。

こういうものと学校給食や高校無償化を同じ土俵で同じスピードで議論しろということに無理があると思いませんか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

国会運営のあり方については、もうこれは国会でお決めいただくことだと思っております。

私どもは誠実に対応してまいります。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

その誠実という言葉が、言葉だけであってはならないと何度も申し上げているんです。

事実上、今、政権内に私が勝手なことを申し上げるのもなんですが、総理に物を言える人は減ってきていると思いますよ。

総理の意向がないと国会対策といえども勝手なことはできないと思っている方がほとんどです。

心の中ではいろいろでしょう。

おそらく従来の慣例を大事にしなきゃな、国会審議は慎重にやるべきだよな、本来はと心の中で思っている人は多数いると思います。

与党の中にもね。

でも総理がそれを認め、御賛意を出さないことには身動きが取れないのが今の与党じゃないかと私は想像しています。

だからこそ総理のその誠実という言葉が言葉だけで終わらないことを心から御期待を申し上げたい。

改めてここは速さと慎重さをしっかり切り分け。

国会は追認期間でも下請期間でもありませんから。

国民生活の安定と国会の機能と品位を両立すること。

それは暫定予算を拡張し、本予算を慎重審議するという解しかないんです。

そこに対するきちんとした総理の御見識、言葉だけじゃなくて、しっかりとお示しをいただくよう、改めて明快な答弁を求めます。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

予算委員会の運びにつきましては、予算委員長はじめ、与野党の予算委員会の理事の皆様が、一生懸命御議論いただいて、また、議員運営委員会や、あと国会対策委員会、各会派の委員の皆様が、いろいろ御議論をいただいていると思います。

心から感謝を申し上げます。

ただ、私の方から、国会の運びについて、こうしてくれとか、あしてくれとか、そうと申し上げているわけではございません。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

坂本委員長、ということだそうですよ。

ぜひ委員長、私どもの言っていることも、与党側が言っていることも一理あると認めますので、私どもが言っていることも、ぜひよく汲んだ委員会運営をお願いしたい。

この場をお借りしてお願いしたいと思います。

総理、最後にこれ、必ずしも鬼の首を取ったように目くじら立てるつもりはありませんが、党内に約一千万円のギフトを提供した問題について、ちょっと違法だとか何だとかということはあるんですが、ちょっと置いておきましょう。

総理から率直なところをお聞きしたい。

実は総理は、これもこの場でもう公にしてもいいと思うんですけど、私も総理からギフトをいただいたことがあって、それは当時与野党政調会長同士のときに奈良のお醤油の小瓶をいただいたんですよ。

美味しかったです。

おそらくどうでしょう、値段、勝手に言うのもなんですが、何百円なのかと受け止めています。

もっと高いんですか?あ、千円はした。

そうですか。

それで私はありがたいなと思ったので、確かさぬきうどんか何かをお返ししていると思うんです。

それぞまさに社交なんですよね。

ある種の社交なんです。

今回の3万円300人、合計1000万円というのは、少なくともこれは認めてください。

庶民感覚、違法かどうか置いておいてですよ。

庶民感覚、国民の金銭感覚からはやはりかけ離れた行為でしたよね。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

違法ではございません。

それは私もよく調べた上で対応いたしております。

受け取る側も違法ではございません。

ただ、恥ずかしいですが、昭和の中小企業の親父、社長みたいなところがまだ私にはあるのでしょう。

選挙が終わった後、たくさんの国会議員、さまざまなグループの方から小分けにしてでも、宴会というんですか、夕食会というんですか、そういったお声掛けもございました。

やはり若い議員とか、今度戻ってきた議員とか、そういうのを総裁としてねぎらってほしいというような連絡もたくさんいただきました。

でも私は皆様ご承知のとおり、飯会苦手な女です。

ご飯会の方がお金がかかるって言ったら、私のセキュリティが確保できる場所で個室レストランで何十回にも分けてやるって言ったら、それはせこい話になりますけれども。

でも何らかの気持ちはお示ししたいなという中でギリギリの判断でした。

金額についてももう表に出ちゃったので、情けない話でございますが、結婚式のお衆議を参考にしました。

大体3万円ぐらいなのかなと思いました。

以上です。

委員長 坂本哲志

小川淳也君。

質疑者 小川淳也

もうちょっと率直にお述べいただきたかったです。

それから名義ですよね。

やはり党支部であれば、名義は高市早苗ではなく、自民党奈良県第2区総支部とすべきでした。

名義もね。

であれば、なお議論は少なかったのではないかと思います。

ちなみに、もうこれで最後にしますが、自民党奈良県第2区総支部の寄付のお願いの文書を見ると、「高市早苗の政策に共鳴し活動費の御協力をいただける会社関係者は政党支部にください」と書いてあるんです。

高市後援会資金管理団体は、「高市早苗の政策に共鳴し活動費の御協力をいただける場合は高市後援会資金管理団体に御入会ください」と書いてある。

つまり同じことなんですよ。

都合よく使い分けることは政治不信につながります。

総理の誠実さとか自己規律に関わる問題ですので、もうこれ答弁求めませんが、指摘をし、改めて総理の日頃の御尽力に敬意を表して質問を終えたいと思います。

ありがとうございました。

委員長 坂本哲志

坂本哲志委員長:この際、岡本三成君から関連質疑の申出があります。

小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

岡本三成 (中道改革連合・無所属) 19発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

岡本三成君。

質疑者 岡本三成

中道改革連合政調会長の岡本三成です。

本日は質問の機会をいただきましてありがとうございます。

高市総理、改めまして総理ご就任、誠におめでとうございます。

私は、選挙は勝ち負けですけれども、政策は勝ち負けではないというふうに思っています。

国民生活にとってより良いご提案をさせていただくことができれば、総理はトップリーダーとしてそれをしっかりと受け止めてくださり、実現してくださるというふうに期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

総理は、施政方針演説でこうおっしゃいました。

「日本と日本人の底力を生かし、力強い経済政策と力強い外交・安全保障政策を推し進めるべく、広範な政策を本格的に起動させます」。

とても重要なことだと思います。

したがって、この実現に貢献できるような、今日の質問・提案をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

まずはじめに、総理に現状の日本経済の認識を確認させていただきたいと思います。

パネルの1をご覧ください。

経済力を押し上げる典型的な経済指標はGDPです。

そして我が国の現在のGDPのランキングは世界第4位。

国際的には我が国は経済大国だという認識を受けています。

間違いありません。

しかしながら、個人の豊かさ、そして個人の生活水準を測る経済指標は1人当たりのGDPです。

これ、右側をご覧になっていただきますと、残念ながら我が国の一人当たりGDPは世界第38位です。

先進国の中で我が国よりもGDPが少ない国にも抜かれておりまして、一人当たりの豊かさ、そして生活水準ということを考えますと、決して強い経済の国とは現状言うことができないのかもしれません。

そこで、今回のこの予算案が仮に通ったとして、政府が目指している政策、とりわけ経済政策が実現したときに、この左側のGDPに貢献するだけではなくて、右側の一人当たりGDP、とりわけ働く方々の賃金が確実に上昇していくというその仕組みづくりまで、政府でぜひ取り組んでいきたいということを期待しています。

よく日本は、「生産性が低いからだめなんだ」という方がいらっしゃいます。

けれども、本当にそうなんでしょうか。

パネルの2をご覧ください。

このパネルの2はOECDの統計をもとにいたしまして、厚生労働省が作られたグラフであります。

左側が労働生産性。

過去30年間、主要国のアメリカ、日本、イギリス、ドイツを比べましたときに、一番生産性が伸びているのはアメリカ。

1995年と比べまして50%伸びています。

そして、この5カ国の中で2番目に生産性が高いのは我が国、日本です。

37%伸びているんですね。

その後ろにイギリス、ドイツ、フランス、最後フランス25%とつながっています。

実は我が国は、働く方、経営者の皆さん、さまざまな努力があって、労働生産性はそこそこ高いです。

けれども、この右側をご覧になってください。

この生産性が高いにもかかわらず、実質賃金はどうか。

生産性が伸びている国は、それに対応して、すべからく実質賃金が伸びています。

例えば、イギリス・アメリカは過去30年間で約40%アップ。

フランス、ドイツは日本よりも生産性が低くても25%アップ。

そして残念ながら我が国はほぼゼロです。

私はここにこそ本質的な問題があるというふうに思っているんですね。

これはエピソードとしては、例えばこのサービス業界が生産性が低い、ということあるかもしれません。

ただエビデンスとしては、我が国全体としては生産性は低くないんです。

この問題は、生産性が低いから実質賃金を上げられなかったということではなくて、生産性が高くても上げてこなかった歴史、これを今後どのように変えていくかということが大切なんですね。

もしこの過去四半世紀の中で実質賃金が上がっていれば、消費に回ります。

国内消費に回っていれば、国内の設備投資が増えます。

設備投資は乗数効果が高いですから、国内企業の利益につながっていきます。

とりわけ中小企業、サービス産業にも回っていき、それがまた雇用につながる、賃金につながり、賃金は上がっていた可能性がものすごく高いというふうに思っているんですね。

総理、まずはじめに、総理のご認識を伺います。

この労働生産性が上昇しているにもかかわらず、主要国で残念ながら我が国だけが実質賃金が上がっていない現状、総理、どのようにお考えでしょうか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

我が国では長年のデフレの中で企業部門がコストカットを行ってきた結果、収益の増加に比べて賃金が抑制されて、実質労働生産性と比較して物価上昇を上回る賃上げが進んでこなかったと承知しています。

足元では賃上げ率が2年連続で5%を上回るなど、長く続いたコストカット型経済からその先にある新たな成長型経済へと移行する段階まで来ていると思います。

実質賃金で見ると、その伸びは政府経済見通しでお示ししましたが、令和6年度にプラス、令和7年度及び8年度もプラスとなる見通しです。

いろいろやはり見ていますと、国内投資、これがものすごく弱かったというところも、さっきおっしゃったような良い循環が起きてこなかったそういった原因だと思います。

とにかくしっかりと国内投資を増やして強い経済をつくって賃上げの原資を生み出すということと、物価高対策を着実に実施するということで、物価上昇を上回る継続的な賃上げ、これを実現したいと思っております。

委員長 坂本哲志

岡本三成君。

質疑者 岡本三成

では、この生産性の上昇とともに、日本が勝ち取ったその企業利益はどこに行ったのかということを確認させていただきたいと思います。

パネルの3をご覧ください。

これは、この30年間、よく「失われた30年間」と言われますけれども、何が失われたかということを確認させていただくために、ご覧になっていただいているパネルの3であります。

これは財務省の法人企業統計年報から取ってきておりまして、大企業も中小企業も含んだ数字であります。

今世紀に入りまして四半世紀、日本の企業の経常利益は5倍になっています。

そこそこ儲かっているんですね。

この5倍になった経常利益を活用して、株主への還元、配当金を中心とした還元は8倍になっています。

5倍儲かったお金にさらに輪をかけて、株主に8倍払っています。

その中で企業ですから将来のために投資をしなければいけないので、研究開発、設備投資が必要なんですけれども、なんと25年間で将来のために設備投資されたその金額は1.3倍。

たったの30%です。

さらに残念なのは賃金、この20年間で増えた金額は1.08倍、8%です。

今世紀に入って企業業績は、大企業、中小企業、とりわけ大企業は5倍儲かっています。

株主に8倍払っています。

にもかかわらず、社員の方には8%しか払っていないんですね。

ここに実は最大の問題があると思っています。

私は経営者の方を責めているわけではありません。

なぜならば欧米と違って、経営者の方は例えば株主にいっぱい配当したからといって、ボーナスが何億円ももらえたりしません。

経営者の方は社員の方の雇用を守りたかったんですね。

その上でしっかりと内部留保と思ってこういう形をとったところ、結果としてこういう悪循環に陥ってしまった。

この掛け違えたボタンを今後どうやって掛け直していくかということが、すごく大切だというふうに思っています。

実はこの歴史の中で、さまざまな思いが社員の方、そして企業経営者の方にあったことはわかりますけれども、これを大きく変えたいという思いで、総理ご自身がこの予算案を成立した後に危機管理投資や成長投資をやっていこうとされて、17分野からこれ、シナジーで広がると思います。

成功する可能性も高いと思います。

けれども、その結果、可能性として、その業界や企業はめちゃくちゃ儲かるけれども、社員の給料は全く増えないという可能性はもちろんあります。

これをどうやってリンクをつけて、政府がやろうとしている危機管理投資や成長投資が、会社や業界の利益を超えて、もちろん株主に回ってもいいですけれども、社員の方の給料にしっかりと回るかということを担保していくことも、大きな政治の責任だというふうに思うんですね。

実は金融庁と東京証券取引所が2015年に日本版のコーポレートガバナンスの改定をやっています。

かなり高層しました。

その結果、株価が大きく上昇したそのドライバーになっています。

けれども、本来このコーポレートガバナンスというのは、株主に対してどれぐらい優遇をするかということではなくて、ステークホルダー、株主、顧客、社員、その企業に関わる全ての方々に対する利益配分を、どのように適切に行っていくかということが本質だというふうに思っています。

そして総理ご自身も、実は施政方針演説の中で、「コーポレートガバナンスの在り方を見直し、企業の長期的な成長に資する人的投資や、新事業への投資がより積極的に行われるよう、株主への還元も含めた企業の資源配分戦略を成長志向型に変容させていきます」というふうに述べられていらっしゃいます。

日本は自由経済、資本主義の国です。

けれども、例えばフランスは労働分配率、日本は労働分配率、この30年で10%落ちてまして、今60%ぐらいです。

フランスは労働分配率の目標が法律になっています。

他国では労働分配率を公表することを義務付けている国もたくさんあります。

今、圧倒的な人手不足の時代で、社員の方をどう優遇するかということが、実はその会社並びに日本経済に大きなポイントになっているときに、総理ご自身、コーポレートガバナンスをどのように進化させて、そして単に企業が儲かるだけではなくて、確実に働く方の賃金に結びつくように、どういう戦略をお持ちなのかということを教えてください。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

コーポレートガバナンス改革は、企業の持続的な成長と、中長期的な企業価値の向上を図る観点から推進してきたものでございます。

必ずしも、賃上げや労働分配率の向上を直接の政策目的としたものではないのですが、企業の持続的な成長を実現するためには、株主のみならず、従業員をはじめとする様々なステークホルダーと適切に協調するということが求められます。

こうした観点から、企業が自社の成長段階を考慮した上で、成長により得た利益を株主への還元とともに、人的投資などの成長投資に……。

委員長 坂本哲志

坂本哲志委員長

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

岡本三成君総理、ご丁寧な説明をありがとうございます。

さらにお伺いさせてください。

ということは、確かにこの成長投資の中で企業業績も上がっていくけれども、それがしっかりと社員の方に還元されるように、これまでも賃上げ税制等もやってまいりました。

対応政策ですけれども、必ずしもそれが功を奏しきれなかったところもあります。

ということは、ある程度の北風政策というか、それが一義的には北風でも、日本経済全体にとっては対応政策だと思いますので、この企業業績等が社員の方の賃金に回るような形も、ガバナンスコードとして今後形づくっていくような姿勢でいらっしゃるという認識でよろしいでしょうか。

答弁者 高市早苗

高市早苗内閣総理大臣人的投資は非常に重要だと考えております。

そしてやはり従業員も、例えばものづくりの企業であったりサービス産業であったりした従業員もお取引先もお客様なんですね。

だから従業員の方の所得が増えれば、それでまた需要も増えますよね。

物を買います。

そうするとまた事業者が儲かります。

また賃上げや研究開発投資、設備投資にも結びつく。

関連業者も儲かっていくというようなことで、非常にこの経済のパイを大きくしていくことにもなります。

それからやっぱりそういう企業というのは高く評価される、そういう社会的な風潮を作っていきたいと考えております。

委員長 坂本哲志

坂本哲志委員長

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

岡本三成君総理、ご期待申し上げます。

よろしくお願いいたします。

その上で、今、圧倒的な人手不足の時代ですから、もう基本の待遇は正社員待遇という時代になってきているのではないかと思います。

また、企業のガバナンス行動を変えるときに、例えば、定年になった瞬間に再雇用は嘱託扱いになり、昨日と今日でその方の能力は全然変わらないのに給料が三分の一というのも、今の時代に本当にふさわしいのかという問題意識も持っています。

ですから、そういうところもしっかりと流れをつくっていくような、ぜひ政治のリーダーシップを御期待申し上げたいと思います。

その上で、中小企業の賃上げには別の形の支援が必要だと思っているんです。

なぜならば、多くの中小企業は払いたくても払えないというところが多くて、価格転嫁がやはり進んでいないことです。

今年の1月から取引適正化法が施行されています。

チャンスだと思います。

今、価格転嫁率は約53%。

これは仕入れ値が100円上がったのに、売り値は53円しか上げられないという状況で、どんどんやはり中小企業の売り上げが下がってしまっているんですね。

法律でもしっかり取り締まろうということで、公正取引委員会の方に頑張っていただいていて、この予算の中に、公取の人員を110人ぐらい増やすという予算も入っています。

私も500人ぐらい増やしていただいていいんじゃないかと思っているんですが、ぜひ公取もしっかりワークをさせながら、中小企業庁とともに、その取引相手である一般的には売先大企業との価格交渉もしっかりと目を配っていただきたいと思っているんですけれども。

加えて、これ公的部門で働いていらっしゃる方の賃金、例えば地方公務員の方の給料、これは地方の企業の賃上げの大体ベンチマークになっています。

なので、公務員を敵みたいな風潮が以前はありましたけれども、今、国家のために働いてくださる方なんて本当にありがたい皆様で、地方の公務員の方の給料にもぜひ目配り、そして実際大幅な賃上げをお願いしたいと思っています。

これまでも総理ご自身が取り組んでくださっている介護士や保育士等のエッセンシャルワーカーの方々、こういう方々の賃上げもやっていただいていますが、これまで以上に、それこそ民間を引っ張るぐらいの勢いでシナジーを出していただくということをぜひお願いしたいと思います。

いかがでしょうか。

委員長 坂本哲志

坂本哲志委員長

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

雇用の7割、付加価値の5割を占める日本経済の屋台骨である中小企業、小規模事業者が、持続的な賃上げを実現していくことが、我が国の経済成長にとって極めて重要であることは、委員御指摘のとおりであります。

まずは、払おうと思っても払えないという御指摘、まさにあったとおりで、中小企業等が賃上げの原資を確保できるよう、本年1月に施行された適正取引促進法の着実な執行、あるいは価格転嫁交渉等の状況を整理した発注者リストの公表、取引適正化、その上で中小企業、小規模事業者の稼ぐ力を抜本的に強化するために、企業の成長や生産性向上、省力化に向けた設備等支援、事業承継M&A等による事業再編、経営改善や事業再生に取り組む中小企業への金融支援、物資型による伴走支援の体制強化、さらには委員御指摘のあった後継者育成の体制強化、あらゆる施策を総動員してまいります。

このような取組を通じて、現状維持ではなく、変化に挑む企業や人が報われる形に軸足を移し、筋肉質な強い中小企業への行動変容を促してまいります。

委員長。

質疑者 岡本三成

総理、ありがとうございます。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

すみません。

答弁もお入れになってしまいましたが、地方公務員の給与についてもお尋ねがございました。

国家公務員は民間給与等の均衡を考慮して、近年引上げ改定がなされております。

適切な給与改定に取り組んでまいります。

また、介護人材、あと保育士の処遇改善も重要で、介護人材は令和7年度補正予算による緊急的な対応に加えまして、令和9年度の定例改定を待たずに、令和8年度介護報酬を……。

委員長 坂本哲志

岡本三成君。

質疑者 岡本三成

私、午後もまた立たせていただきますけれども、財務大臣に質問するつもりでした。

為替のこと、この水準のことをお伺いするつもりです。

御存じのとおり、輸入物価が上がっている最大の理由、物価高の理由は為替なんですけれども、実は厚労省の数字で、賃上げができない理由の最大の理由は円安だという資料があります。

要は輸入物価が上がっているから、エネルギー代や資材価格が上がって企業の業績を下押ししてしまって、ただ単にお買い物するときに輸入物価が問題になっているんじゃなくて、賃上げを阻害しているのも円安だということですので、このことも含めまして、また午後に財務大臣に。

財務大臣では為替の水準についてお答えできないのはわかっていますけれども、構造的な円安を転換するために、例えばエネルギーだけで26兆円、毎年円が出ていっています。

例えばデジタル赤字だけで7兆円出ていっています。

構造転換をして日本を強くするということに関しまして、財務大臣の御見解、ぜひお伺いしたいと思います。

答弁者 片山さつき

財務大臣片山さつきさん。

申し合わせの時間が迫っておりますので、簡潔に御答弁をお願いいたします。

はい。

まさに今回御提出している予算案につきましても、全て強い経済をつくるという意味で、総理もよくおっしゃっているように、こういった為替の変動に左右されないような強い経済ということは、まさに御指摘の点を含んでいると思います。

で、御承知のように私の立場にあります。

ありがとうございました。

終わります。

委員長 坂本哲志

午後1時から委員会を再開することとし、この際休憩いたします。

坂本哲志 (予算委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

休憩前に引き続き会議を開きます。

質疑を続行いたします。

岡本三成 (中道改革連合・無所属) 13発言 ▶ 動画
質疑者 岡本三成

岡本三成君。

はい、委員長、ありがとうございます。

総理、閣僚の皆様、午後も引き続きよろしくお願いいたします。

午前の質疑の最後に、このグラフをご覧になっていただきまして、これまで30年間、企業業績は良かったけれども、残念ながら賃金には回っていなかったということを確認をさせていただきました。

そして今回、高市政権の中で取り組んでいただこうとしている危機管理投資、成長投資、これ、ぜひうまくいくように尽力お願いしたいし、お手伝いさせていただきたいんですけれども、それがうまくいったときに、それがしっかりと賃金に回るようなガバナンス行動についても、今後具体的に政府としてお取り組みいただけるということも確認させていただきました。

その上で、株主にも当然配当等いきます。

もし国民の多くが直接的に株を持っていれば、賃金も上がる。

そして政府のさまざまな政策で株価も上がったときに、株を持っていれば、そこからの配当や株価の上昇からも恩恵を受けられるいい流れになればいいなと思っています。

新NISA等の拡充がありまして、証券業協会の今の調査では、成人の方のうち約24%、4人に1人が株式や投資信託をお持ちです。

かなり上がってきました。

けれども別の言い方をすると、4人に3人は株価が上がっても自分の生活には何の恩恵もないんですね。

ですから、これをどういうふうに好循環をつくっていくか。

株価の上昇が欧米のように一人一人の生活そのものになっていくようにしていくかということは、非常に大切だと思っています。

総理は施政方針演説の中で、こういうふうにおっしゃっています。

「貯蓄から投資に向けた資産運用立国の取組を深め、国民の皆様の安定的な金融資産形成を促します」とおっしゃっています。

大切です。

企業が儲かる、そして設備投資、研究開発にお金を回してもらう。

賃金もしっかりと上げた上で、株価上昇、そして配当金の恩恵も、それぞれの個人の方に、家計に受け取っていただきたいと思っているんですが、具体的にどのような戦略をお持ちでしょうか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

政府としては強い経済の実現を通じて、物価上昇に負けない賃金上昇を目指していますけれども、そうした努力と合わせて資産運用立国の取組を深めて、賃金以外の所得を含めた国民所得の向上につなげていくということも重要な課題だと思っております。

これまでの取組によって、足元のNISA口座数が2800万に達するなどの成果を挙げていますが、令和8年度税制改正では、新たに子どもNISAを導入することといたします。

今後ともより多くの国民の皆様が安定的な金融資産を形成できるような環境を整えてまいります。

また、資産運用立国の取組によって企業価値が向上した場合、年金積立金への好影響を通じて、直接株式を持たない皆様にも大きな効果がありますので、資産運用立国の多くの取組を進めて、より多くの皆様が成果を実感できるようにしてまいりたいと考えております。

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

直接的に株をお持ちでない方が今、4人に3人いらっしゃって、けれども間接的には年金運用の恩恵を受けることはできると。

そのとおりだと思います。

けれども、GPIF年金運用法人のお金が実際に年金としてお受け取りいただくのは、多分数十年後の先の皆様です。

現役の皆様が受け取れる可能性は高くないという現状において、さまざまな施策を講じていただきたいと思っているんです。

昨年の特別国会の予算委員会で私、提案させていただきまして、総理と片山財務大臣に「日本成長ファンド(ジャパン・ファンド)」をご活用いただいたらどうですかということを申し上げました。

その趣旨の一つは、もしそこでしっかりとした運用益が出てきて、それを国民に還元するような仕組みを作ることができれば、直接的に自分では株に投資をされていない方も、さまざまな経済成長の恩恵が自分に直接返ってくるというふうな仕組みづくりにもなるというふうに思ったからなんですね。

あのときに総理、そして財務大臣から非常にポジティブな御答弁いただきましたけれども、日銀の資金循環統計では、政府の中で現預金のお金が約100兆円あります。

そして政府の中で日本国債等の安全安心で低リターンの運用が約125兆円。

そして外貨建て債券を含めた対外証券投資が330兆円。

約500兆円のお金が、デフレの時代がよかったんです。

現金で持っているのが勝ちですから、物の値段が下がりますから、現預金でよかったんですが、今完全にインフレの時代になりました。

現金で持っていると、物の値段が上がりますので、国富が、つまり国民の富がどんどん目減りしている状況を改善していきたいというふうに思っているんですね。

そこで昨年も申し上げましたけれども、先ほど総理も御言及をいただきました年金運用法人GPIFの運用ノウハウを使ってこの活用されていない国民の資産、政府の資金、この全部とは言いませんが、しっかりと活用できるものを活用していきたいなと考えています。

ちなみに今の年金運用法人の最新の成績を共有させていただきたいと思っています。

これは2001年に、それまで日本国債のみの運用だったものから自主運用を始めまして、25年経ちますけれども、累積の運用収益は196兆円になっています。

右上です。

過去5年間はインフレの時代になりました。

インフレの時代は金融商品の価格が上がります。

ですから過去5年間の運用収益は約100兆円。

すごいのはこのインカムゲイン、利子や配当金です。

これ、相場が悪くて株価が下がっても利子や配当は入ってきます。

この総額が60兆円。

去年はこのインカムゲイン、約5兆円でした。

今年は6兆円に乗ろうとしています。

というふうに、非常に運用のリターンがいい。

ただ、このGPIFの素晴らしいのは、取っているリスク量がものすごい小さいんですね。

ですから金融用語でいうシャープレシオ、これだけのリターンを上げているのにリスクが最小化されている。

このノウハウをぜひ活用したいというふうに思っているんです。

今、自民党の議員の方々も含めて超党派でこれを議論していこうというふうな準備を進めておりますけれども、よくこの議論をするときに、「いや、株式投資なんてして、もしそうしたら誰が責任を取るんだ」という話が出てきます。

けれども、この年金運用法人も始めるとき、2001年に同じことが言われたんですね。

結果は明らかです。

もしやってなかったら、現在293兆円になるこの年金の運用資金は、今約100兆円です。

もしやってなかったら190兆円増えなかった。

その責任は誰が取るんでしょうか。

インフレの時代に何もやらなくて、目減りしたリスクを誰が取るかということも、私は大切な時代になってきたと思っているんですね。

「戦争や恐慌があったらどうするんだ」という話もよく聞きます。

過去100年の間には世界恐慌もありました。

世界大戦もありました。

イラン戦争、リーマンショック、いろいろありましたけれども、世界経済は一貫して成長してきて、そして金融商品の価格も上がっていますし、多くの経済学者は今後100年間も同様に世界経済は成長していくと考えています。

GPIFのノウハウというのは、世界の経済が成長すればその恩恵を日本が受けるという、そのポートフォリオがGPIFのノウハウなんですけれども、このことが直接的に、今適切に運用されていないお金で、同じようなノウハウでしっかりとリターンを得ることができれば、株式を直接持っていないような75%の方にも、その恩恵を、例えば政府のさまざまな施策の予算としてお使いいただくことによって還元することができます。

けれども、この十分に活用されていないインフレの時代における現預金に近い政府資金を適切に運用していくということにつきまして、まず片山財務大臣、どのようにお考えか改めてお伺いできればと思います。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

片山財務大臣:まさに岡本委員の大変特異な、素晴らしいノウハウがお話になるところなんですけれども、一時は外貨準備高180兆についてご言及されていましたので、この問題については、まさに介入資金につきまして、その手の内を明らかにすること自体があまり各法の当局はやっておらず、それが有利なのかということで大議論がある上に、そもそもということがあるという話になってしまうんですが。

そうでなくて一般論として、安全性等の上からある程度GPIF的なリスクが、政府系ファンドにつきましてはどういう目的で、どのくらいの規模のものを作るか。

これを作っていくかによって、全く違ってくると思うので、今ここで私どもの立場で「作りましょう」とは言えないんですが。

これからまさに日本版SOWE(ソブリン・ウェルス・ファンド)で、さまざまな政府の補助金等を洗っていくと、基金等もございます。

特別会計における運用できるものもあるでしょう。

そういったものの中で、委員がおっしゃったような、一定の、あまり大きくはないけれどもGPIF等の利益が取れる、リスクが取れるものがあるのであれば、そういうことが可能であるというふうに思いまして。

あと税金とか保険料、市場からの借り入れ等が原資となっているものにつきましては、各々のガバナンスがあるわけですよね。

年金は年金で。

そういったものがありますので、これらにも配慮する必要がありますが、その上で全ての条件を満たせば、運用益をきっちりと上げて、輸出利益をなくしていくことは、これはいいことだと思っております。

委員長 坂本哲志

坂本委員長:

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

岡本三成:総理にも一言お伺いしたいんですけれども、今大臣がおっしゃることはそのとおりだと思うんです。

ですから例えば超党派議連、あと役所の皆様も一緒に、「この資金は活用できるけれども、この資金は向いていない」というふうな議論をぜひ積み重ねていきたいと思っていますし、ちなみに仮にGPIFと同じポートフォリオを作れますと。

アメリカの非常に短い国債を25%と思っていますので、介入資金はいつでもその中から現金化していけるということもありますけれども、しっかりと一つ一つの資金について吟味をさせていただきながら、前に進めていきたいというふうに思っております。

総理も、もし政府系ファンドにつきまして何か御所見いただけるのであれば、コメントをいただいてもよろしいでしょうか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣の高市早苗さんは、「世界経済の成長を我が国の経済成長に取り込むべきだという問題意識は共有をいたします。

昨年ご提案いただいたときも、これから制度設計に入っていくというような検討に入っていくという段階でございましたので、私も安全性を担保した上で、リスクとリターンの関係性、それから運用しないことによる機会費用、これは考慮すべきだという問題意識を共有させていただいた上で、ジャパンファンドの検討にこれから入られるのを楽しみにしております。

制度設計したら教えてください。

また情報提供にこちらも協力をさせていただきます」とお答えいたしましたので、また超党派議連での議論を楽しみにいたします。

委員長 坂本哲志

坂本哲志君。

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

次に外務大臣に質問させてください。

赤澤経産大臣とともに、米国との関税交渉、またそれに連なる形での日本からアメリカへの投資、5500億ドルの中で、先日3つのプロジェクトが走り出したということ、大変素晴らしいと思っています。

昨年の予算委員会、この場で私、何と申し上げたかというと、「アメリカに投資を迫られてやるなんてとんでもない」という一部の議員の方の御意見がありましたが、逆ですと。

その前は、例えば日本製鉄がUSスチールに投資をしたいときに、「投資させないと言われてなんでできないんだ」というふうにやってましたけれども、世界最大の経済大国に日本が投資できるチャンスがアメリカから与えられたというマインドセットを変えて、ポジティブにぜひ取り込んでくださいということを申し上げまして、先日3つのことを進めていただいたのは非常に素晴らしいというふうに思っています。

その上でですね、やはり関税の先行きも含めまして、アメリカだけの一本足打法というのはかなり危うい時代になってきたというふうに思っています。

先日、カナダのトルドー首相がダボス会議の中で「ミドルパワーズ」という提案をされ、アメリカを念頭に置きながら、それ以外の自由貿易に価値があると思う国々で連携をすることによって、さらに大きな世界経済への貢献をしていきたいという話をされて、ちょうど3月6日からトルドー首相が日本に来院されるということも聞いておりますし、素晴らしいいいタイミングですから話を進めていただき、アメリカとは当然日米同盟を築きますからやっていく。

ただ、それ以外の国とも、例えばCPTPPの加盟国とともにさまざまなことを前に進めていくということを、これまで以上にご尽力いただきたいと思っているんですね。

それで先日、南鳥島沖でレアアースの泥が採掘をいたしました。

あのときに実は総理が、今後これをアメリカとの共同開発も含めまして検討していきたいということをおっしゃって、確かに昨年、この資源について一緒に取り組んでいくということをアメリカとも正面で交わしていらっしゃいますし、3月の日米首脳会談のときにトピックになるのかもしれませんけれども、アメリカ以外の例えばカナダやオーストラリアにも、地下6000メートルからしっかりと組み上げて、そして産業化していくというノウハウ、大変大きなものがあります。

アメリカに限らず、いろんな国々とともにやっていく可能性をぜひ追求していただきたいと思っているんですね。

レアアースというのは、例えばマンガン団塊とか熱水鉱床に比べて実用化が難しいことはよくわかっています。

けれども、アメリカだけではなくて、それ以外のところともやっていくことが、アメリカに対するいい牽制にもなるというふうに思っていますので、アメリカ一本足打法以外のところもしっかりと拡大をしながら、経済の恩恵を日本に最大化できるようなお取り組み、ぜひお願いしたいと思っているんですが、いかがでしょうか。

答弁者 茂木敏充

外務大臣、茂木敏充君。

日米関係はもちろん重要でありますが、それ以外の同志国との連携もさらに深めていくことが、御指摘のように重要だと考えております。

先般の私の外交演説でも、高市内閣の掲げる「平和と繁栄をつくる責任ある日本外交」、これを推進すべく外務大臣として、様々な分野で国際社会から期待される日本の役割と責任を果たしていくため、国際社会の変化に対応した多角的重層的連携をリードする、包容力と力強さを兼ね備えた外交を展開していくと申し上げたところであります。

ここに関連して委員の御指摘で2点申し上げますと、1つはやはりこういったサプライチェーンにも関連する問題でありますが、これまで我々が築き上げてきた国際秩序は、様々な挑戦を受けて揺らいでいる。

また、重要鉱物をはじめとする特定国に依存をしない強靭なサプライチェーンの構築、こういった新たな課題も生まれているところでありまして、これを受けて資源を持っている国もあります。

技術を持っている国もあります。

それぞれの強みを生かしながら、そういった同志国との連携、オーストラリアもありますし、フランスもありますし、途上国もありますし、進めていきたいと考えております。

また、自由で公正な経済秩序を維持、強化をするためには、委員御指摘のCPTPP、まさに日本がリードして成立して今拡大をしておりますが、これも重要でありまして、その高い水準を維持しつつ戦略的な拡大に取り組んでいきたいと思っておりますし、CPTPPの各国、さらにはEU諸国、そしてASEAN諸国とも重層的な関係をつくっていければと思っております。

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

私、議員になる前に働いていた前職で、カーニー首相と同じ時代に働いていたことがあります。

日本のこと大好きです。

ぜひ味方にしていただきながら、カナダのみならず、欧州も含めまして、ぜひ、多角的な外交をお願いしたいと思っています。

最後に、総理に、CPTPPを含めました自由貿易の同志国との関係強化について、御提案、そしてお願いしたいことがあります。

総理、日英21世紀委員会と聞かれたことありますでしょうか。

これは中曽根総理、そしてサッチャー首相の時代に始まって、日本とイギリスで、議員、民間、いろいろな方が集まって、どうやって両国、そしてそれを波及させて世界の成長を一緒にリードしていくかということを議論するところで、今は自民党の木原先生がリードをされ、私もコアメンバーの一人です。

昨年はイギリスで会議をやりまして、イギリスの、例えば日本の鈴木大使も参加され、日本からロングボトム大使も行かれました。

今年も来月日本でやります。

そのときに昨年議論をして、当時私たちは石破総理に御報告をし、イギリス側もスターマー首相に御報告された一つが、CPTPPのレベルをもっと上げて、そして同志国を増やして、アメリカに対抗するとは言いませんでしたけれども、自由貿易の価値をもっと前に進めていこうということなんですね。

今年それを議論した後に、また総理にもぜひその議論を御報告させていただきたいと思っているんですけれども、何が言いたいかというと、今このCPTPP、いい感じになってきましたけれども、やはりここで、これはもともとアメリカも入ろうとしていたところがアメリカが入らなくなって日本がリードして作ったものなので日本が中心なんですけれども、例えばCPTPPの関係大臣会合というのが昨年10月かな、行われまして、岩田副大臣が行かれましたけれども、首脳会談ってやったことないんですね。

日本で高市総理がリードをしてCPTPP加盟国の首脳を全部呼んで、そして自由貿易の価値を高らかに歌いながら、世界に大きな波動を起こしていくようなことを、私、ぜひ当たれたらどうかなというふうに思っているんです。

加えまして、今、常設の事務局がありません。

手間がかかるということで、事務局を議長国が回しているんですね。

私、安いもんだと思うんです。

日本に常設の事務局を招聘する。

そして、日本はいろんな技術はあるけれどもルール作りができないのでマネタイズできないことが多いです。

ルール作りも日本が主導するということをぜひやっていただきたいと思っていて、今AIの時代で、この17分野の中に半導体が入っていますけれども、日本のトップのAI会社の方に聞いたら、AIエージェントを入れさせていただければ、この事務局の仕事量もものすごく少なくすることができるというふうに言っています。

ぜひ今、なかなか国際社会の中でこの自由貿易の価値を認めないような大国も出てきたときに、日本がリードをして、そしてTPPをリードをして世界のトップを集めて、日本で高市総理がそのど真ん中で、日本と世界の価値を、日本が本当に世界のど真ん中に座ると。

加えまして、その責任を負う形で事務局も日本につくって、最先端のAIエージェントでそれを回していくようなことをぜひ実現していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

素晴らしい御提案をありがとうございます。

ルールに基づく自由貿易体制の維持拡大、これはもう我が国の経済外交の柱です。

特にCPTPPですけれども、戦略的な観点からその高い水準を堅持しながら、締約国の拡大、それから協定の改定を目指す、それからASEANやEUとのさらなる連携の可能性を模索するということが重要です。

委員御指摘の事務局に関する議論についても、その効率的な運用の観点を含めて積極的に貢献したいと思います。

今、議長国じゃないんで、私が日本にみんなを呼んでやれるかどうか、今、確定的なことは申し上げませんが、ただ、AIエージェントの話、ご提案も含めて、このCPTPPの発展のために、日本として積極的にリーダーシップを発揮して、ルールに基づく自由貿易体制の維持拡大に貢献をしてまいります。

質疑者 岡本三成

岡本三成君。

日本はこれまでも自由貿易国家でありますし、これからも世界の貿易の拡大が、日本の未来を切り拓くことは間違いありません。

その中心で総理が、日本が世界で輝く国になるようなリーダーシップを発揮することを心からご期待申し上げまして、質問を終わらせていただきます。

ありがとうございました。

この際、長妻昭君から関連質疑の申出があります。

小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

長妻昭 (中道改革連合・無所属) 34発言 ▶ 動画
質疑者 長妻昭

長妻昭君。

長妻昭でございます。

よろしくお願いいたします。

我々中道改革連合は、綱領にこう謳っております。

「国民一人一人が自分らしく生き、その活力が社会の発展を支える政治を目指す。

国家やイデオロギーのために国民を従わせる政治ではなく、人間の尊厳を守り抜く政治と」。

こういう姿勢で我々取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

まず具体的に、今回の一般会計の予算の中のことについてお伺いします。

4716億円の予算がついている「年金生活者支援給付金」というのがあるんですね。

これはかつて我々民主党政権のときに創設をしまして、自民党政権でも引き継いでいただいているものですが、ただあまりPRしていただいていないので、ご存じない方がほとんどです。

この議場におられる方も、年金生活者支援給付金を知っている方いらっしゃいますかね。

あまり一人一人かどうか分かりませんけれども。

これは年金額が非常に少ない方に上乗せ年金を支給する、こういうような年金制度でございまして、今の物価高でもちろん現役世代も大変でございますが、やはり年金受給者も物価よりも年金は上がらないわけでございますので、本当にお困りになっておられる方も多数おられる。

そういう方々のための年金生活者支援給付金でございますが、これは厚労大臣、端的に受給要件を簡潔にお示しください。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣上野賢一郎君。

具体的な支給要件でございますが、例えば老齢年金生活者支援給付金につきましては、65歳以上の老齢基礎年金の受給者であり、前年の年金収入等の金額が約81万円以下であること、また同一世帯の全員が市町村民税の非課税であることが要件となっております。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

これであっても申請主義なんですね。

つまり申請しないともらえないということで、申請漏れがすごく多いですよ。

これが全然手つかずということになっております。

これは年間6万円もらえる方もおられますし、12万円年間上乗せ年金をもらえる方もおられます。

これ全部税金で支給するわけでございますけれども。

これについて、例えば令和2年には対象となるであろう方に、ほぼなる方に58万人郵便で送りましたけれども、6万人の方が何にも手続きをされておられない。

大体1割の方。

ほかの年も1割近くのときもありますし、5%のときもありますけれども、かなりの方が申請されておられない。

これいろいろ聞いてみますと、意味がわからなくてそのままほっといたという方もおられるようでございまして。

非常に、1回送って申請がなかったらもうスルーするということで、これ2年の時事ですので、もうもらえないということになってしまいます。

これぜひ厚労大臣には、ただ1回送って応答がなかったらそのままスルーするのではなくて、やはり電話とか、三百の年金事務所がありますので、あるいはもう一回郵便を工夫して、何かちっちゃい字でいっぱい書いてあって封筒にわからないので、「これをもらえます」というような大きな意味合いの書き方とか、あるいは訪問するとか、そういうようなことをやっていただけないでしょうか。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣上野賢一郎君。

お答えいたします。

非常に大事なご指摘だというふうに思っております。

先ほど今委員からご紹介いただきましたように、令和2年度では約6万人の方が未請求でした。

これ年々改善をしておりまして、直近令和6年度では約2万人まで減少しております。

ただそうは言っても2万人の方が未請求ということでありますので、いろんな手法を今取らせていただいております。

今3回ですね、勧奨郵送をさせていただいたり、あるいはホームページ等でもお知らせをしたり、あるいは封筒、お送りする封筒も今相当大きな字で「請求できますよ」「給付金がもらえますよ」という話を書かせていただいております。

そういったことをやらせていただいておりますが、さらにどういったことをやればこの未請求者がなくなるのか、十分検討させていただいて、前向きに検討していきたいと思います。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

今おっしゃったことも重要なんですけれども、毎年毎年違う方なんですね。

対象者が毎年来ない場合、それはほっとかれて、また次2万人とか、次6万人とかですね。

それは徐々にその年は減っているかもしれないけれども、前に申請しないと駄目な方はそのままスルーするわけです。

毎年毎年新規で条件が発生しますので、ですから置いてきぼりになった方が相当多いので。

あとPRをぜひしていただきたいんですね。

多くの方が年金生活者支援給付金を知らないわけで、これぜひCMとか新聞広告とか、そういうことをして大きくPRをしていただきたいと。

そしてチームみらいの方からプッシュ型給付システムという提案もありまして、私も賛成なんですけれども、この対象となる方にきちっとマイナンバーカードをマイナポータルとかいろんなところでお知らせをしていく。

こっちから積極的に、まだの方にはもう毎月ぐらいお知らせをするような、そういう仕組みも取れるはずでありますので、こういうことも含めて、こういう大切な制度、今実際に700万人の方が受けておられるんですけれども、まだまだ漏れている方がおられますので、最後に総理、こういう漏れがないようにきちっとそういうサービス給付を受けられる方に周知徹底する方法をさらに考えていくという御答弁を最後いただければ。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

大事な御指摘ですね。

個別に案内していると言っても、それでもそのまま申請されない方もいらっしゃるということで、新聞広告、テレビCMの周知広報のほかに、市町村役場、郵便局、スーパーマーケットでのポスター掲示、また病院とか診療所、薬局でのデジタルサイネージ広告、新聞突き出し広告、コンビニレジ液晶ポップ、店内放送、いろいろやってはいるんですが、ただやっぱりプッシュ型で来ないとなかなか気がつかないという場合もあります。

子育てなどでマイナポータルをご利用いただいておりますけれども、いろんな方法を検討させたいと思います。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

ぜひプッシュ型給付システムというのも他のあらゆるサービスで使えると思いますので、検討をいただければというふうに思います。

何しろこの年金生活者支援給付金ということを、もうちょっとこのテレビ、ラジオを聞いておられる方にも申し上げたいのは、全ての方に郵便が行くわけでもないんですね。

ですから対象者で郵便が行っていない方ももらえる可能性はゼロではないので、やはり御自身で「自分は少ないな」と思った方は、年金事務所に行って相談をぜひしていただきたいと思います。

もう一度言いますが、年金生活者支援給付金という制度であります。

1点目、これもあまり知られていないので残念なんですけれども、「持ち主不明記録検索」というものがありまして、例の消えた年金問題というのがありました。

私も追及させていただきましたけれども、これでおかげさまで今1,600万人の人の記録が戻って、年金額にして2.9兆円の年金をお戻しすることができました。

ただ、まだ難易度の高い消えた年金記録、つまり基礎年金番号に統合されていない記録というのはまだ結構あるんですね。

これについて私どもの強い要請で、年金機構の「ねんきんネット」というホームページに検索画面を作ってもらいました。

ここで名前と生年月日だけでいいんです。

名前と生年月日だけ入れるとその人の記録かもしれないものが出てくると。

こういう仕組みなんですね。

実際にある関西の方の男性が、親の亡くなったお母さんの名前と生年月日を試しに入れて検索をしたらパッと出てきて、年金事務所に行きましたら700万円相続できたというようなことがあり、相続もできるんです。

親とか親戚含めて、当時消えた年金問題で、大きくなったときに亡くなっておられる方とか、その後亡くなった方で請求漏れの方は相続できるようになっていますので、そういうことも亡くなった方も含めてこれ検索できるということがあるんですね。

ただ、これが非常に、これも宣伝をしていただいていないんですよ。

やはりちょっと言っちゃ悪いんですけれども、自民党政権になってあまりこの年金問題というのは熱心じゃないんですよね。

さっき申し上げたようなことや、こういう年金について皆さんが漏れている、あるいは消えている、抜けているということについてですから、これPRをしていただきたいということがまず一義的にあります。

私驚いたのは、年金事務所に話を聞いたときに、日本年金機構の職員も知らないんですよ、この検索画面。

「こういうのあるんですね」と言っているわけです。

本当にちょっとおかしな状況であります。

そして厚労大臣にちょっと聞きますけれども、このねんきんネットの持ち主不明記録検索の背景には、どのくらい、何万件ぐらいのデータが背後にあるんですか。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣 上野賢一郎君。

持ち主不明記録検索で検索できる件数ですが、現在約2,500万件です。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

これ2,500万件がこの背後にあるわけで、それがほとんど検索されずに、知られずに残っているということです。

消えた年金記録5,000万件というのを我々追求しましたけれども、今現在正確に言うと3,435万件は解明されたということでありますが、まだ難易度の高い記録が残っていると。

こういうことも、どうぞお忘れなく、肝に銘じていただきたいんですけれども、これももはや私はちょっと提案したいんですけれども、その2,500万件の記録をもう世にさらすことが必要なんじゃないかと。

検索というよりは、例えば名前を五十音順にずらっと並べて、「〇〇さんの記録が」統合されていませんよと。

統合すれば年金が増えるかもしれないというような形で、もう公開するということが、そろそろというか、もう相当時間も経っていますので必要なんじゃないかというふうに思うわけでございます。

そのとき、もちろん同姓同名とか、あるいは個人情報、あるいは詐欺に使われるとかリスクがありますので、工夫しながら、やはり公表する時期に私はもう来ているんじゃないかと。

2500万件あるわけですからね、まだ。

これ、大臣どうですか。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣上野賢一郎君。

公表という手法も考えられなくはないのかなというふうに思いますが、やはりご本人の同意なく、名前と、あるいは生年月日、性別の個人情報を公開するということは、これは少々厳しいかなというふうに思っております。

ただ、委員からのご指摘もありますので、昨年の10月から12月にかけまして、実際にどれぐらい検索されているかということを調査をいたしました。

この3ヶ月間で約1万8000件だったかと思いますが、検索をされておりまして、実際、支給につながった件数もあります。

9件だったかと思いますけれども。

ですから、そうしたこともありますので、これをより使っていただけるように、各種媒体を使ったPR活動を積極的にやらせていただきたいと思いますし、厚労省の持つ媒体、SNSなども含めまして、そうしたもので積極的に広報をして、その状況をよく分析をさせていただきたいと思います。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

3ヶ月で9件見つかったということなんですが、ちょっとやっぱり利用者が少ないと。

これもテレビ、ラジオを見ている方に強く申し上げたいんですけれども、日本年金機構のホームページを見ていただくと、これマイナンバーカードとかではすぐ入れますし、一定の手続きがいるんですけれども、「持ち主不明記録検索」という画面がありますので、ここで名前と生年月日だけ入れれば、お亡くなりになったご両親の記録でも大丈夫なので、名前と生年月日だけ入れれば可能性のある記録が出てきますので、本当に活用を、ぜひ皆さんもPRをしていただければというふうに思います。

高市首相に最後、この件でお伺いするんですけれども、やはりとはいえ2500万件背後にあるわけで、それぞれ全部がもちろんお金に結びつく、年金受給に結びつく記録とは限りませんけれども、その可能性の高いものもかなり含まれているので、それを晒していく。

もちろん全てを晒すと個人情報、この人がどこの会社に勤めているとかわかってしまうわけですが、その個人の人は結びついていないんで、その人は知らないわけですから、そこで言ってもらえれば結びつく可能性があるので、工夫しながら、詐欺とか個人情報に配慮して工夫しながら、2500万件の記録を公開していく。

その検討をぜひ指示していただきたいんですが、いかがですか。

ぜひ。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣高市早苗さん。

先ほど厚生労働大臣が答弁しましたが、やはり氏名、生年月日、性別を含む情報を公開するということを、ご本人の同意なしにというのは難しいかなと思っております。

ただ、年金記録の統合というのは、委員ご指摘のとおり大変重要でございます。

先ほど、持ち主不明記録検索、これも利用が進んでいないということで、こうした場で長妻委員が言ってくださったということ、これもまた大きいと思います。

厚生労働大臣には、さらに周知が進むように、その指示は出させていただきます。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

ただ、我々が消えた年金問題を追及したときに、自民党の方々が幾度も「最後の1人まで戻します」ということを何度も何度もおっしゃっておられたわけですよ。

こういう今状況なので、ぜひ高市首相、全面的に公表せよとは言っていません。

工夫して、工夫して、何らかの形で公表できるような、そういう検討をぜひしていただけないかということなんです。

いかがですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣高市早苗さん。

個人情報の保護を考えると、その工夫をしてというのが、どのように工夫をしたらよいのかということで、またお知恵をお借りしたいと思っております。

研究はいたします。

ただ、やっぱりちょっと具体的にお知恵もお借りしたいと思っております。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

それじゃあ役所と協議はしますけれども、ぜひ前向きにですね、その成案がまとまったらお願いしたいと思いますし、皆さんの方でも研究検討してください。

「最後の1人まで戻します」と何度も何度もおっしゃったのは自民党でありますので。

そして、この年金記録の統合ミスというのも自民党政権のときに起こったことでありますので、最後の決着について責任を持っていただきたいということも申し上げます。

そしてもう1つは、次の租税特別措置という、ちょっと私から言わせると非常に首をかしげるような減税の方法というのがあるんですね。

これは研究開発投資を増やす企業に、そのためにそういう企業に減税をすると。

研究開発投資をしたところに、そういうようなことで研究開発を。

これを増やしてもらおうと、こういう趣旨ではあります。

これは最新のデータですけれども、例えば一番減税した企業、企業名というのは一切非公開になっているんですけれども、1180億円も1年間でポーンと気前よく税金をおまけしているわけですね。

これは上位10位だけは政府公表されているんです。

匿名の企業名は公表されておりませんけれども。

これは経産大臣にお伺いしますけれども。

これそれぞれこういう企業というのは減税したことで、その後、あるいはかなり前のデータもたくさんありますけれども、過去こういう減税をした企業というのは、その後それぞれの企業が研究開発費を増やしたのか減らしたのか、これはちゃんと把握されていますか。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正君。

経済産業大臣の赤澤亮正です。

租税特別措置関係の現状把握については、委員ご指摘のようなミクロという意味で言うと、委員ご指摘の上位10社の企業における研究開発費の増減について、経産省としては、租税特別措置の適用実態調査において公表されている以上の詳細は把握できていません。

一方、マクロという意味では、企業の研究開発投資額に関する最新の統計データでは、過去4年間に約3割増加したことで、令和6年度は過去20年間で最高の約19.7兆円となっておりまして、研究開発税制に、これはマクロで見た場合、企業の研究開発投資を押し上げる一定の効果があるという理解をしております。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

これですね、「一定の効果がある」って、個々の企業が増やしたか減らしたかさっぱり分からないということですよね、今の答弁は。

これ国民の皆さん聞いておられてどう思われますかね。

この研究開発税制で減税しているのは、とうとう過去最高金額で初めて1兆円を超えました。

1兆円、今回の予算で穴が開いているわけです。

これをきちっと取っていれば1兆円入ってくるわけで、そこに穴が開いているんですね、今回の予算。

その1兆円、誰の金で穴埋めしているのかというと、個人の所得税とか国の借金ですよ。

穴埋めしているということで。

しかも、それだけ太っ腹に減税したのに、例えばこの1位の企業、2位の企業、個別企業がこの減税によってその後研究開発費を増やしたか減らしたかさっぱりわからないと。

ただ全体としては効果あるんじゃないかみたいな今の答弁ですけれども、これ私はこういうことが止まらない背景には、一つの理由として、私は企業団体献金の弊害があると思っているんですね。

企業団体によるパーティー券の購入というのもあると思うんです。

と言いますのは、これ全面的に企業名が非公開なんですね。

ところがマスコミが一社だけ探り当てたわけでありまして、その1社の企業は企業名が明らかになりました。

調べてみますと、やはり自民党本部に数千万円、企業献金している本部だけの企業でありました。

1社しかわかっておりません。

ですから私は、他の国でもこういう制度、似た制度があるんですね。

ヨーロッパでは全部企業名公表していますし、一定の金額以上は。

アメリカでも州によっては公表していますし。

日本もですね、これ公表してほしいと思うんですよ。

この決断はやっぱり総理にしかできないというふうに思いまして、事前にも総理に綿密にいい御答弁をいただくように私からもお願いしていると思うんですが、これぜひ公表していただきたい。

私は公表したらば、おそらく企業団体献金をたくさん献金している企業がずらーっと並ぶと思うんですよ。

可能性があると思うんです。

そうしたときに、やっぱり企業団体献金の弊害というのがあるんじゃないのかと、こういうような議論も起こってくる可能性もあるんではないかと思いますし、何よりも国民の皆さんに不透明な形で1兆円も穴を開けている。

しかもその企業が研究開発費を増やしたか増やさないか把握していないと。

経産省も企業名を聞いていないわけですよ、国税から。

分からないわけです。

調査しようがないわけです。

役所の中でも共有されていない。

ぜひこれ大事に、まず私はこれを大きく見直す必要があると思うんですが、その前に企業名を公表するということを、総理の決断で前向きな御答弁いただきたいんですが。

答弁者 片山さつき

その前に、財務大臣片山さつきさん。

財務大臣の片山さつきです。

法人税の関係の租税特別措置に係る適用企業名の公表につきましては、令和8年度与党税制改正大綱において、既に補助金などの交付先の名前が原則として公表されていることなどを踏まえ、企業の経営戦略に与える影響や、国・企業双方の事務負担などにも配慮しつつ、一層の透明化を図る観点から、具体化に向けた検討を行い、令和9年度税制改正において結論を得るとされております。

政府といたしましては、こうした方向性を踏まえ、今後必要な検討をしっかり行ってまいります。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

総理いかがですか。

内閣総理大臣、高市さん。

今、財務大臣が答弁したとおりでございます。

令和8年度の与党税制改正大綱、これに基づきながら、必要な検討を行ってまいります。

長妻昭君。

これですね、2025年の6月3日の政府税制調査会の会合でも、財務省の見解として、研究開発税制について税負担の軽減額が伸びた一方で、企業の研究開発費は増えておらず、税優遇が投資促進につながっていないと、こういうことも言われております。

政府税制調査会の2025年6月には、形骸化しているのではないかと、こういうようなこともこれについて言われているわけでありまして。

これ、今片山大臣から「事務負担が大きい」と言うんですけど、これ国税はもうわかっているわけですよ、企業名を。

私も何かいろんなことを公表しろと言っているわけじゃなくて、企業名と減税額はこれありますから、企業名と減税額だけでいいんです。

2つだけで。

それを全部公表してくださいと。

プライバシーもへったくれもないですよ。

国民の税金が取りっぱぐれて、その穴埋めを個人の所得税とかですね、借金で穴埋めして、今回予算案がここに出てきているわけですから。

これについて、ぜひ大臣というか、総理大臣の方からもう少し踏み込んだ、党の自民党の税調からも御存じですよね、前向きな、もう少し公開するような表現が出てきているので。

ぜひ総理、他の国も含めて税の公平性も含めてこういう御時世ですから、1兆円も穴あいているわけですから、前向きな答弁をぜひ総理していただきたいと思うんですが、いかがでございますか。

答弁者 高市早苗

それでは、所管の内閣総理大臣、高市早苗さん。

今御指摘いただきましたとおり、党の税調からも、与党の税制調査会からも、より透明性を深める、そういった内容の提言が出てきております。

高市内閣では片山大臣に所得、それから補助金などの見直し、こういったものも担当させておりますので、しっかりと検討させたいと思っております。

党の与党税制大綱ですね、これに従って、より一層透明性を高めていく方向で検討をさせます。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

本当に物価高の中、大変な思いをして税金や社会保険料を払っていただいている国民の皆さんですけれども、私はそういうお金が、企業団体献金をたくさんもらえるところや、パーティー券をたくさん買ってくれるところに重点配分されてしまっているというふうな現場を嫌というほど見てまいりましたので、社会保障の現場含めて、だからこういうことについてはフェアに公開をするということが本当に重要だと思いますので、ぜひ前向きに御検討いただければというふうに思います。

そして、安全保障政策についてお伺いをいたします。

これ、安全保障防衛費については、今本予算で議論している本予算で約9兆円積んでおりまして、かつ総理大臣は言うまでもなく自衛隊の最高指揮監督権を有するということであります。

事実上の自衛隊に対して攻撃命令を出せる。

もちろん防衛出動とか閣議決定とか国会の承認とかありますけれども、そういうお立場、重要なお立場におられるということで、総理に基本的な考え方をお伺いするんですが。

私も今、民主主義や人権、法の支配というこの非常に重要な価値を揺るがす動きが、これアメリカからも出ている、他の国からもどんどんどんどん出てきているというようなことにおいて、やはり日本の安全保障戦略の見直しというのも、これも必要だということは理解するんですけれども。

ただ、これまでの政府のやり方を見ていると、国会にきちっと説明していない、国民の皆さんに説明せずに、どんどんどんどん国会の決議もなく進んでいる、法的な根拠もなく進んでいるというふうに思っているところであります。

こういう動きを高市首相の姿勢を頼もしく思う国民の皆さんもいるのも事実だと思いますが、その一方で不安に思っておられる方もいらっしゃるのも事実だというふうにも思います。

私どもも民主党政権のときも、基盤防衛力整備ということから動的防衛力整備に大きく転換するべきだという、ご承知いただいていますけれども、転換をしてそれを今も引き継いでいただいております。

我々も日本の国土を守って、国民の命と財産を守り抜く、これは重要だと思っておりますけれども、ただ国民の皆さんの不安の気持ちにどういうふうに答えるのか、きちっと説明するということが必要になってくるというふうに思います。

その中で、こういう「#ママ戦争を止めてくれるわ」というのがかなり広まったというようなことを私も承知して、報道等でも出ておりますけれども、この「#ママ戦争を止めてくれるわ」というこういうことが広まることについて、高市首相はどういう感想をお持ちでございますか。

答弁者 小泉進次郎

まず所管の防衛大臣、小泉進次郎君。

まず今御紹介のありましたハッシュタグでありますけれども、絶対に戦争を起こしてはならない。

新たな戦争や紛争を起こしてはならないという思いで、我々も同じです。

そして特に今この瞬間も、24時間365日、日本の領土、領海、領空を守り抜くために活動しているのが自衛官。

それを守るのが自衛官の家族です。

このハッシュタグの投稿された方の思いが「戦争を起こしてはならない」そういったことだとすれば、今まさに地域の安全保障環境が極めて厳しく、この軍事バランスが崩れかねない中で、これからも戦争が起きないような地域と平和と安定をつくるためには、我々自前の防衛力の整備が必要だと、抑止力・対処力の構築をしなければならないと、この必要性を丁寧に説明をしたいと思っております。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん、今の御質問に関しましては、防衛力の抜本的強化をこれまで以上のスピード感で進めるということで、我が国の抑止力を高めて相手に攻撃を思いとどまらせて、事態発生そのものの可能性を低下させていくという考え方に基づきます。

ご指摘のハッシュタグなんですけれども、「絶対に戦争を起こしてはいけない」「大切な子どもさんを戦争に巻き込んではならない」、こうした思いは私も強く持っております。

その上で、ちょっとさっきの話なんですが、租税特別措置、これは法令上明確にされている要件を満たす場合に限り適用が可能で、行政庁の裁量の余地がございませんので、自民党に対する献金ですとかパーティー券ですとか、そういうこととつなげてはいただきたくないということを申し添えます。

今の所得の話ですけれども、それぞれ個々の企業に適用する裁量はないかもしれませんが、そういう仕組みをつくることで適用ができるわけで、その仕組みをつくっているのは自民党なので、その仕組み自体に問題があるというような論点もお忘れなくいただきたいというふうに思います。

今の話でいうと、この武器輸出三原則、防衛装備移転三原則について、五類型を撤廃するというのが与党の連立合意に入っておられるということで、これまでは五類型の縛りがあったわけですけれども、五類型の縛りなく殺傷兵器が輸出できるようになると。

そしてもう一つ、自民党の先日出た提言案については、紛争当事国、現に戦闘が行われている地域については、特段の事情がある場合は武器の輸出が可能になるような、これまでにはなかったことが盛り込まれているようでございまして。

高市首相に端的に聞くんですが、いずれにしてもこういうことについて、きちっとやはり国会で議論をしていただかないと、そのまま前に進めるということはあってはならないので、そのお約束を「国会できちっと議論します」ということと、仮にこういうことを進める場合は、国会の事前承認というのが必要になるような仕組みをつくっていただきたいというふうにも思うんですね。

ご存じのようにアメリカは武器輸出においては、一定の金額を超える案件については議会への通知と審査が必要になっています。

1,400万ドル以上、22億円以上というように承知しておりますので、せめてアメリカ並みに「事前に国会の承認を得る」ということと、「議論をきちっとしていく」ということ、この2つについてぜひ前向きな答弁をいただきたいと思います。

内閣総理大臣 高市早苗さん、我が国を取り巻く安全保障環境の変化が加速度的に生じる中、政府として防衛装備移転をさらに推進し、地域の抑止力、対処力を向上させることが必要だと考えております。

防衛装備移転三原則運用指針の見直しにつきまして、現時点でその内容を詳述するということは控えますけれども、政府としては個別の案件ごとに厳格に審査をして、移転後の適正管理が確保される場合に限って認め得るとする基本的な考え方、これは維持をいたします。

どのような案件を移転可能とするべきか、これは具体的な検討を加速してまいります。

政府としては、防衛装備移転の許可というのは外ため法の運用によって行われるものです。

この外ため法の運用は行政権の作用に含まれますので、同法に則り、国家安全保障会議における厳格審査を経て、政府がその主体となって行っていくということが適切だと考えております。

防衛装備移転については、これまでも行われてきたものについて政府による対外発信もしておりますし、国会の質疑などを通じてその考え方や背景について御説明してまいりましたので、今後も皆様に御理解いただけるように、政府の考えについては丁寧に説明をさせていただく、これは当然のことだと思っております。

質疑者 長妻昭

長妻昭君今の答弁の中で1点私が本当にお願いしたいのは、やはりこういうかなり拡大をしていくときに、アメリカでもですね、一定の金額以上は議会に事前に通知し、審査するということがルール化されているので、せめてそれをモデルにして前向きに検討いただけないかと。

国会の関与というその一点について答弁をもう一度いただきたいと思うんですが、いかがですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん、もう先ほど答弁申し上げたとおり、委員の御指摘は国家の事前承認ということでございました。

アメリカの場合は報告ということでございます。

事前承認については外為法の運用で行われるものですので、国家安全保障会議の審査を経て、政府が主体的に行うということでございます。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

事前報告はあるんですか、国会に。

個別の武器について。

答弁者 小泉進次郎

防衛大臣 小泉進次郎君。

まだ今、与党の提言という中で、政府はこれから与党の提言を受けるのかもしれませんが、それについて詳細を詰めていくということになります。

今、長妻委員におかれましては、アメリカの例を挙げておられますが、例えばですね、ドイツ、そしてオランダ、こういった国々を見ますと、事前通知などではなく事後報告、こういったこともありますので、いずれにしても、それぞれの国で適切な形の国民の皆さんへの説明を果たすと、これは日本としても当然のことだと思っております。

質疑者 長妻昭

長妻昭君。

ぜひですね、先ほどの大臣の答弁だと、国会には事後も事前も言及がなかったので、きちっとですね、事前、アメリカも事前に審査をすると通知をして、そしてアメリカで事前にそれをできない、武器輸出は駄目だという決議が出れば、武器輸出はできないこういう仕組みになっておりますので、ぜひそこら辺の歯止めというのも必要ですし、国会の審議というのもかましていただきたいということを強くお願いを申し上げます。

そして最後に格差の問題と労働法制の問題について質問いたしますけれども、この60年でジニ係数が2番目に大きくなっているんですね。

今格差が非常に大きくなっています。

これ実はやはり格差の大きな理由の1つは雇用格差、非正規雇用を含めて賃金がなかなか上がらない、実質賃金が上がらないということも影響していると思います。

もちろん高齢化というのもありますけれども。

1つこういうグラフ、最新のものでありますけれども、雇用形態による結婚率というのがありまして、これは男性でありますけれども、正社員と非正規雇用の方々で2倍ぐらいですね。

2倍以上、30から39歳、非正規雇用の方よりも正社員の方が結婚率が高い。

40、49歳も2倍ほどというような大きな差があるわけでございます。

格差の原因の大きな1つと同時に、結婚率についても相当今下がってまして、御存じのように今日本の男性の3人に1人が一生結婚しないと、こういうことに今なっております。

そこまで非常に結婚を望んでも結婚がなかなかままならない方が増えている。

全部が全部雇用の問題とは言いませんけれども、かなり主要なものが雇用の不安定ということに起因しているという研究結果が多く出ているところでございます。

出生率についても昨日発表がございましたけれども、70万人ということで、これは政府想定よりも17年も前倒しで早く起こってきていて大変深刻です。

西暦3000年には日本国は人口、日本国民ゼロになるというような試算もありまして、本当に深刻に考えなきゃいけないというふうに思っているところでございます。

これですね、少子化対策についてお子さんに対する手当て、これも重要なんですね。

ただですね、本当の少子化対策の大きな原因というのは、やっぱり結婚の問題というのがあると思います。

と言いますのは、今から44年前ぐらいは結婚したカップルから生まれるお子さんの平均人数が2.2人だったんですね。

今は1.9人なんですよ。

ですからそんなに激減していないんですね。

でも少子化はすごく進んでいるじゃないですか。

これはやはりそもそも結婚される方が激減されておられると。

日本は婚外子という形は非常に少ないので、そういう状況になっているんですね。

そういう意味でも安定した雇用というのは大変重要になってくるというふうに思います。

私は短時間正社員の制度がありますから、これを普及する対策というのをもっと進めていただきたい。

そして契約社員というのは、日本は自由自在に「あなた1年契約」「あなた2年契約」「3年契約」と自由自在に契約を結べることになっていますが、ヨーロッパ諸国では原則禁止になっていますからね、契約社員は。

「いつあなたは解雇です」という前提で人を雇うというのは、これは原則禁止だと。

日本は何の規制もなく入り口はできると。

こういうようなこともぜひ見直していただきたいというふうに思います。

時間もないので答弁はいりませんけれども、ぜひ厚労大臣も内閣も心していただきたい。

少子化対策の本丸だというふうにも思います。

一問お伺いすると、その関連で裁量労働制というのがありますけれども、これについて厚労大臣配付資料の一番最後のページに「みなし労働よりも1時間8分長い」とか「46分長い」というようなことを申し上げておりますので、これについてのちょっと説明を答弁いただける。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣 上野賢一郎君。

はい、お答えいたします。

厚労省が令和元年に実施をいたしました調査におきまして、1日の平均実労働時間、裁量労働制の場合、専門型で9時間1分、企画型で9時間17分となっております。

一方、1日の平均見なし労働時間、裁量労働制上の見なし労働時間でありますが、これは専門型で8時間15分、企画型で8時間9分となっておりまして、その差が専門型では46分、企画型では1時間8分となっているところであります。

委員長 坂本哲志

坂本哲志委員長:長妻昭君。

質疑者 長妻昭

長妻昭:これは高市総理、今聞いていただいたと思うんですが、つまり今は非常に狭い分野で裁量労働制というのは導入されているんですね。

その調査を厚労省がして、実は私に対して予算委員会で虚偽のデータを答弁があったんですね。

総理大臣から謝罪はされました。

その後、きちっと調査するということでこのデータが出てきたんですが、しかしこのデータを見ても、基本的に裁量労働制で1日の平均見なし時間、これぐらい働くという想定の時間よりも、実際の労働時間は長くなっているんですよ。

これというのが今の答弁なんですね。

ですから結局、普通の働き方の方が労働者にとっては有利なわけで、非常に見なし労働時間よりも多く働いているという実態がここで明らかになっているわけで、これ裁量労働制をさらに拡大するというようなことは、私はあってはならないと思います。

これ高市首相がことあるごとに裁量労働制の拡大をおっしゃっておられているので、これについてぜひもうちょっとよくお考えをいただきたいと。

前回の虚偽答弁を受けて、裁量労働制の拡大を法案から削除したんですね、政府は。

我々の要請で。

そういう経緯もありますので、ぜひ裁量労働制については慎重に議論するということを、総理、ぜひ答弁いただきたいと思うんです。

いや、総理から。

最後もう時間ありませんので、総理からお願いします。

よろしいですか。

坂本哲志委員長:はい。

答弁者 高市早苗

じゃあ内閣総理大臣、高市早苗さん。

高市早苗:裁量労働制についての私の発言ですが、もうこれは健康維持、これはもう大前提でございます。

先ほど厚労大臣から実態の報告がありましたが、ただ適用労働者本人の満足度は高く、また制度適用によって労働時間が著しく長くなる、処遇が低くなる、健康状態が悪化するとは言えないということも明らかになっております。

ですから適正な運用が行われれば、労使双方にとってメリットのある働き方もできます。

制度の趣旨に沿っていない運用がなされた場合には、労働者の方々の健康確保や処遇確保の観点から問題があります。

ですから制度の乱用を防止する措置も含めて検討をしてまいります。

委員長 坂本哲志

坂本哲志委員長:長妻昭君。

質疑者 長妻昭

長妻昭:今の現状というのは、これはおかしい状況にあると。

つまり見なし労働時間よりも実労働時間の方が長くなっちゃっている。

労働者が不利になっている。

今の現状はちょっとおかしいという認識ですか。

委員長、ちょっと時間もありませんので、次の質疑者に迷惑をかけてもいけないので、私から申し入れをしますけれども、ぜひこのデータをちょっとよく見ていただいて、労働者に不利にならないように。

私は労働法制は、前総理大臣で「岩盤規制」だとおっしゃった方がおられて、ドリルでそれを緩めていくというような趣旨をおっしゃった方はおられるんですけれども、労働法制というのは強い立場の経営者と弱い立場の労働者、これを本当に公正に契約をしていくための非常に重要なルールですので、緩める一方でいいとは全く思えません。

賃金も上がりませんから、そうすると健康状態も悪化していきますので、ぜひそこを考えながら進めていただきたいということを申し上げて、私の質問といたします。

よろしくお願いします。

坂本哲志委員長:この際、山本香苗さんから関連質疑の申出があります。

小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

山本香苗 (中道改革連合・無所属) 58発言 ▶ 動画
質疑者 山本香苗

山本香苗(中道改革連合・無所属)中道の山本香苗でございます。

衆議院において初めて質問を立たせていただきます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

早速質問に入ります。

まず国民会議についてお伺いをさせていただきたいと思います。

これまでの社会保障につきましては、内閣官房におかれました全世代型社会保障構築会議において議論がなされてまいりました。

この全世代型社会保障構築会議と国民会議とは何がどう違うのか。

この国民会議と全世代型社会保障構築会議の関係性というのはどのように整理されているのか。

答弁者 城内実

城内大臣にお伺いします。

城内大臣、城内実君。

城内実(経済財政政策担当)はい、お答えします。

まず、全世代型社会保障構築会議。

これは全世代型の持続可能な社会保障制度を構築する観点から、社会保障全般の総合的な検討を行うため、有識者により構成され、全世代型社会保障改革担当大臣のもとに開催されるものでございます。

なお、令和4年にまとめられました報告書は、令和5年にまとめられた改革工程を踏まえまして、さまざまな取組みを進めておりますが、人口減少の本格化、少子高齢化の進展に加えまして、物価上昇という新たな社会経済局面を迎える中、給付と負担のあり方などについて、全世代を通じて納得感が得られる社会保障の構築に向けた国民的な議論を進める必要が生じたわけであります。

そのため、これまでの政党間の協議を尊重しつつ、国民の受益と負担に深く関わる給付付き税額控除や、食料品の消費税ゼロを含めた社会保障と税の一体改革について、国民の皆様にも見える形で検討を進めるため、政府と、消費税が社会保障の貴重な財源であるとの認識を有し、給付付き税額控除の実現で取り組む政党が共同で開催するもの。

これが社会保障国民会議であります。

これまでの全世代型社会保障構築会議における議論も踏まえつつ、政府与党のみならず、野党の皆様にもご参画いただき、有識者の英知を合わせて議論を進めてまいる考えであります。

質疑者 山本香苗

山本香苗(中道改革連合・無所属)議論の範囲はどのようになりますか。

答弁者 城内実

城内実(経済財政政策担当)議論の範囲についてお尋ねございました。

若干繰り返しになりますけれども、社会保障国民会議は人口減少の本格化、少子高齢化の進展に加えまして、先ほど申しましたように物価上昇という新たな社会経済局面を迎える中、給付と負担のあり方などについて、全世代を通じて納得感を得られる社会保障の構築に向けた国民的な議論を進める必要があるということでございます。

議論の進め方としましては、まずは給付付き税額控除と食料品の消費税率ゼロを同時並行的に議論し、その両者について、令和8年夏前をめどに中間取りまとめを行う予定となっております。

その際、給付付き税額控除の制度設計に関連する社会保障制度の議論、これを並行して実施いたします。

その上で、給付付き税額控除の議論を進める過程で明らかとなった社会保障制度の課題等につきましては、改めて調整した上で、協議をすることとしております。

いずれにしましても、国民会議における議論の内容、範囲、進め方などにつきましては、ご参加いただく各党とよくご相談しながら今後進めていくものと考えております。

質疑者 山本香苗

山本香苗(中道改革連合・無所属)明らかになると思われる課題として一つ挙げさせていただきたいと思いますが、今、家族のつながりや地域のつながりというものが希薄化する中で、頼れる身寄りのない人たちが増えております。

また、他にも、孤独・孤立担当大臣をされた委員長もよくご存じだと思いますが、支援が必要であったとしても、なかなか支援につながれていない、そういう人が地域にはたくさんいらっしゃいます。

そういう状況のままで、社会保障の充実や、また新たにこの給付付き税額控除等を導入したとしても、支援が届かない、期待した効果が得られない、そういうことになりかねません。

支援を必要とする方を確実に必要な支援につなぐためにも、包括的な支援体制整備というものは不可欠だと考えておりますが、厚生労働大臣いかがでしょうか。

答弁者 上野賢一郎

上野賢一郎(厚生労働大臣)はい、ありがとうございます。

今ご指摘があったように、これから人口減少がさらに進みますし、単身世代の増加などもありますので、地域におきまして、住民同士の支え合いの育成であったり、あるいは福祉の支援体制との連携協働、これらの強化を図っていくことはとても大事だと考えておりまして、厚生労働省におきましては、誰も取り残されることなく地域で支え合う地域共生社会、この実現に向けて、各般の施策を今進めているところであります。

令和7年度の補正予算におきましては……。

質疑者 山本香苗

山本香苗(中道改革連合・無所属)今大臣のご答弁にありましたとおり、包括的支援体制整備というものは不可欠でございまして、ぜひ給付付き税額控除の基盤として国民会議でも議論していただきたいと思いますが、大臣いかがでしょうか。

答弁者 城内実

城内実(経済財政政策担当)お答えします。

例えば厚労大臣から御答弁がありましたけれども、この包括的な支援体制の整備を含めまして、地域共生社会の実現、これは全世代型社会保障構築会議がまとめました令和4年の報告書においても、大きな柱の一つとされておりまして、重要な取組として推進しているところであり、私もこれ極めて重要だというふうに認識しております。

国民会議につきましては、先ほど申しましたように、給付付き税額控除の議論を進める過程で明らかとなった、また、こういった社会保障制度の課題等について、改めて調整の上、協議を継続することとなっております。

従いまして、こうした中で、国民会議における議論の内容、先ほど範囲も申し上げましたけれども、進め方等については、今後参加いただく各党とよく御相談した上で、進めてまいる考えであります。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

質疑者 山本香苗

対象としていただきたいと思います。

もう1つ、住まいの問題につきましても、加えていただきたいなと思っております。

と言いますのも、住まいがなければ支援につながれないんです。

多くの支援制度というものは、住まいが前提となっております。

ぜひとも住まい支援も対象にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員長 坂本哲志

城内実君。

答弁者 城内実

お答えします。

御指摘のとおり、この住まいの確保についても、先ほども申し上げました全世代型社会保障構築会議の令和4年の報告書におきましても、住まい政策を社会保障の重要な課題と位置づけておりまして、必要な政策を本格的に展開すべきことがしっかりと盛り込まれておりまして、この政策の推進が図られているところでございます。

従いまして、先ほどとまた繰り返しになりますけれども、国民会議におきましても、先ほど申しましたように、給付付き税額控除の議論を進める過程で、プロセスで明らかになったこういった課題については、改めて調整の上、協議を引き続き継続していくということとなっておりますので、こうした中で国民会議における議論の内容、進め方等につきましては、今後御参加いただく各党とよく御相談しながら進めてまいる考えであります。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

御指摘ありがとうございます。

質疑者 山本香苗

総理にお伺いしたいと思います。

総理は国民会議の先ほど来の呼びかけを、午前中にも小川代表に呼びかけていただきましたけれども、それに当たって「消費税が社会保障の重要な財源であることと認識し、給付付き税額控除の実現に賛同する」等に呼びかけているという話でございました。

立憲民主党、公明党になぜ呼びかけがなされなかったのか、今後呼びかけられるおつもりなのかお伺いしたいと思います。

委員長 坂本哲志

高市早苗内閣総理大臣。

答弁者 高市早苗

すいません。

昨日ちょっと参議院で私の答弁が間違っておりましたが、衆議院の方で中道の方にお呼びかけをさせていただきました。

それから参議院の方も、今、党が別々ということでございましたので、これはそれぞれにお呼びかけをさせていただくということでございます。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

直近確認したところ、まだ正式にはいただいていないと。

接触はありましたけれども、まだ正式にはという話でございましたので、幅広くお呼びかけをいただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

質疑者 山本香苗

給付付き税額控除についてお伺いしたいと思います。

このことにつきましては、これから議論ということでございますので、詳細な制度設計につきましては、また別と考えておりますけれども、基本的な考え方をぜひ確認をさせていただきたいと思います。

まず総理にお伺いしたいんですが、この給付付き税額控除が導入された後も軽減税率は維持されると。

給付付き税額控除が導入されたからといって軽減税率がなくなるということはないということを言ってよろしいですね。

委員長 坂本哲志

高市早苗内閣総理大臣。

答弁者 高市早苗

食料品の消費税率ゼロについては、この給付付き税額控除の実施までの2年間に限ったつなぎと位置づけております。

給付付き税額控除への移行を見据えて検討を進めるという方針で、この超党派で行う国民会議でこれら2つの課題を同時並行で議論してまいります。

この給付付き税額控除は、給付と負担の全体像を把握した上で、税、社会保険料負担や物価高に苦しむ中所得、低所得の方の負担を集中的に支援する制度ですから、お尋ねの点につきましても、国民会議の議論の中で取り扱われるべき事柄と認識しております。

ただ、政府与党としましては、2年間の食料品に関する減税、これが終了した後は、現行の軽減税率に戻すということを想定しております。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

要するに軽減税率ゼロの話じゃなくて、8%、いわゆるその制度はきちんとそのまま維持された上でという話で結構ですね。

その上でですが、給付付き税額控除の導入に当たっては課題もものすごくたくさんあります。

そうした中で、私が今一番懸念しているのは、既存の制度との整合性をどう図っていくのかというところを懸念しております。

総理は施政方針演説の中でも、税・社会保険料負担や物価高に苦しむ中所得・低所得の方々の負担を減らすため、給付付き税額控除を導入するとおっしゃっておられます。

ただ、制度設計次第ではかえって負担が増えてしまう可能性があります。

どういうことかと言いますと、特に低所得者世帯におきましては、例えば生活保護だとか公営住宅だとか医療費の負担軽減だとか、いろんな支援策がありますね。

所得制限付きなんですね。

そうしたものが重なっているわけです。

給付付き税額控除を導入することによって、ちょっと所得が増えたことによって、複数の支援が同時に減ったり、切られたり、手取りが増えるどころか、減ってしまうような可能性があると。

給付付き税額控除によって所得が少し増えるだけで、逆に結果的に手取りが減るようなことになったら本末転倒でありますので、絶対にそうならないように制度設計をするんだということを明確にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員長 坂本哲志

木原稔君。

答弁者 木原稔

お答えします。

給付付き税額控除につきましては、何といっても税・社会保険料負担や物価高に苦しんでいらっしゃいます低所得者の負担を集中的に軽減し、所得に応じて手取りが増えるようにするというものであり、こういった考え方から導入が必要だというふうに考えております。

その制度設計に当たっては、給付と負担の実態を踏まえまして、政策目的の整理や他の社会保障政策との関係といった制度面の課題についても、当然整理をして検討する必要があると考えております。

山本委員の御指摘につきましては、まさに既存の社会保障制度との整合性などが課題となるため、これは当然、参政党ともこういった点についてはよく相談しながら、国民会議でしっかり検討することとなるというふうに考えております。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

当然議論をするんですが、そういうふうな方針でいくということはよろしいですね。

委員長 坂本哲志

木原稔君。

答弁者 木原稔

今、繰り返しになりますけれども、御指摘の点については、国民会議で参政党ともよく相談して、検討してまいりたいと考えております。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

総理いかがでしょうか。

質疑者 山本香苗

内閣総理大臣、高市さん。

答弁者 高市早苗

壁や崖がないような滑らかな制度にしてまいります。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

ありがとうございます。

もう一つお願いしたいことがあります。

これは働く人が報われる社会にするための政策だと思うんですね。

ですので、働いたことによって手取りが減ることはない。

さっき総理がおっしゃったように、なめらかにする、崖はなくすということと同時に、最低生活保障は守る。

ここもしっかりと名言しておいていただきたいんです。

なぜならば、働きたくても働けない人っているじゃないですか。

実際、病気だとか、また失業や廃業だとか、また災害だとか、また家族の介護とか。

最低生活保障を守るということは、弱い人だけを守ることではなくて、社会の分断を防いで、誰もがもう1回チャレンジしていく土台をつくることにつながるんだと思うんです。

ですから、ちゃんと働いたら手取りは増える仕組みにするんだと。

そして逆転現象を起こさせないんだと。

と同時に、最低生活保障をちゃんと守るんだということを大前提にしていただきたいんですが、総理いかがでしょうか。

質疑者 山本香苗

総理、よろしいですか。

担当大臣も挙げています。

委員長 坂本哲志

木原稔君。

答弁者 木原稔

今、山本委員から、制度設計に当たりましては、働く人ほど手取りが増える、そしてまた最低生活保障を守るということを大前提とすべきという御指摘がございましたが、議員御指摘の点についても、しっかり留意して取り組んでまいります。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

総理も同じ気持ちで言っていただけると思いますが、あえて答弁を求めます。

もう一つ、先ほど長妻理事もおっしゃっていただきましたけれども、これプッシュ型にしてもらいたいんです。

申請主義じゃなくて、ぜひプッシュ型にしていただきたい。

なぜならば、ご承知のとおりでありますけれども、生活に困窮している人ほど制度をご存じではありません。

また、書類を提出する、そういった事務も大変難しいです。

ダブルワーク、トリプルワークで役所に行く時間も余裕もありません。

低所得や中所得の方々の生活を支える制度であるからこそ、申請できる人だけを救うような制度にはしてほしくないんです。

質疑者 山本香苗

ぜひともプッシュ型で行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁者 木原稔

今、山本委員から申請主義ではなくプッシュ型でという話がございましたが、具体的な制度設計につきましては、これから超党派で行われます社会保障国民会議で議論をしていただきます。

何といっても必要な人に必要な支援が迅速かつ確実に届くよう、制度面に加え、実務面の課題についても、各党のお考えもしっかり持ち寄っていただきながら、丁寧かつスピード感を持って検討を進めてまいりたいと思います。

なお、このプッシュ型にするか何かについては、まずはその実務面を精査する必要があると考えております。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

総理いかがでしょうか。

質疑者 山本香苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

答弁者 高市早苗

すみません。

先ほどの最低生活保障も、これも生活保護制度と整合的に考えてまいります。

ちょっと今の城内大臣の答弁と違っちゃうとまずいんですが、私自身は最終的にプッシュ型を目指しております。

要は給付付き税額控除というのは、私にとっても長年研究をしてきた、また訴えてきた政策でございました。

割と柔軟に制度設計ができますので、国民会議で当然細かいところは決めていきますけれども、今委員がおっしゃったような方向性を私自身は考えております。

委員長 坂本哲志

山本香苗君。

ありがとうございます。

この後、実は消費税減税のことを総理にお伺いしようと思っていたんですが、午前中の小川代表や、また小林政調会長の御質問のところと被るので、ちょっと割愛をさせていただきたいと思います。

ガラッとテーマを変えまして、リハビリテーションについてお伺いをさせていただきたいと思います。

総理、日本が世界有数のリハビリテーション大国だって御存じでいらっしゃいますでしょうか。

日本は世界で最も高齢化が進んでいるわけでありますけれども、そういう中で、急性期、回復期、生活期まで、切れ目なく、このリハビリテーション体制というのは築かれてまいりました。

とりわけ、我が国独自の回復期リハビリテーション病棟。

これはリハビリテーション病棟で365日、集中的に機能回復を図って、自宅復帰を実現するモデルとして、国際的にも高い評価を受けております。

また、日本の義肢装具士の技術というのは、精緻でオーダーメイド適合の質が高いことで知られておりますし、またリハビリロボットなど、移行連携分野でも国際的な競争力を持っています。

かつ、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、リハビリテーション専門職の方々というのは、圧倒的に多い。

育成がものすごく進んでおります。

これから、アジア各国も急速に高齢化します。

そうした中で、我が国の強みを世界標準にしていく、もう絶好のチャンスだと思っております。

総理、「成長のスイッチを、押して押して押しまくる」とおっしゃっていただきましたけれども、私はこのリハビリテーションというのはですね、まさにその成長のスイッチの一つだと確信をしております。

質疑者 山本香苗

ぜひともリハビリテーションを、健康寿命を延伸、社会保障改革、そして関連産業の育成、そして国際展開、そうしたところまで含んだ国家戦略としていただいて、省庁横断的に強力に推進をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員長 坂本哲志

内閣総理大臣、高市早苗さん。

答弁者 高市早苗

とてもいいご提案をいただきました。

家族もリハビリ中でございまして、日本の理学療法士など専門職の能力の高さ、そしてまた専門知識の豊かさ、非常に私も感銘を受けております。

アジア各国でおっしゃるとおり高齢化が進んでいく中で、我が国が有するリハビリテーションや機能訓練の技術ですとか、知見を生かして、国際展開を含めて戦略的に産業育成を図るということは重要でございます。

健康医療戦略などの政府方針に基づいて、これまでも日本と海外のリハビリテーション専門家の相互交流を通じて日本式のリハビリテーションの普及をやったり、介護テクノロジーの実用化などに向けた総合支援、インドネシアなど東南アジア諸国における質の高いリハビリテーションや関連機器の普及支援、こういった先端的研究開発と新産業創出に関する施策を、関係行政機関、関係省庁が緊密に連携して、我が国のリハビリテーション関連産業の競争力強化、国際展開の推進、これは政府一丸となって取り組んでまいります。

素晴らしい技術が日本にあり、素晴らしい人材が日本にいるということはよく承知いたしております。

総理、ありがとうございます。

ただ、実はものすごい勢いで、中国とかその他の国々が追ってきている状況なんです。

もうめちゃくちゃこれ、もったいないと思っていますので、進めていただきたいんですが、確かにリハビリテーションの歴史もありまして、素晴らしいんですけれども、実は厚生労働省の中には統括する部署がないんですよ。

医療、介護、障害福祉制度にがっちり入っているんですけど、横断的なところもなくて体系だっておりません。

経産省とかとも連携はしてはいただいてますけれども、個別政策の積み重ねになって体系的になってないんですね。

ぜひここはしっかりとこの横をつなぐような形を、ぜひまた具体的にそういった場も考えていただければと思っておりますので、厚労大臣、経産大臣、ぜひよろしくお願い申し上げたいと思います。

すみません。

ちょっと時間がなくて。

すみません。

実は基盤のところで、令和8年の報酬改定において、理学療法士などのリハビリテーションの専門職の方々の処遇改善も対象にはしていただいているんですが、実は報酬に紐づいていなくて、確実に上がるかどうかわかんないんですね。

もう一段具体的にちゃんと上がるように措置をとっていただきたいと思います。

実は、処遇改善の対象になってないんです。

なってないんです。

で、補装具なんですけど。

実はアルミニウムやプラスチック、半導体の多様な材料を使用するんですが、それぞれの価格もグワッと上がっているわけですね。

特にアルミニウムは令和3年当時から約200%上がっておりまして、エネルギー、物流コストも上がっています。

しかし実際にかかっているコストがこれだけ上がっていても、補装具は国によって基準価格が定められておりまして、その基準価格は変わっていないために、作れば作るほど赤字。

城内大臣の御地元のメーカーの電動車椅子は、1台作るたびにメーカーが約10%赤字。

補装具事業者は1台販売するたびに約15万円赤字。

合計20万円赤字となっております。

日本の車いすというのは、東南アジアで体格が同じですから、東南アジアなんかでめちゃくちゃ人気があって、特にアシスト式を含む簡易電動車いすは、日本のメーカーが発明して今や世界に普及して素晴らしい製品なんですね。

しかし、こんな感じでは、国産の補装具が作れなくなってしまいます。

質疑者 山本香苗

補装具の価格を原価の原材料価格、光熱費、輸送費及び人件費に見合った価格に速やかに改定していただきたいと思いますが、大臣、お願いします。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)厚生労働大臣、上野賢一郎君。

答弁者 上野賢一郎

上野賢一郎(厚生労働大臣)はい。

リハビリ専門職の方のまず処遇の改善につきましては、令和7年度の補正予算、また令和8年度の診療報酬改定におきまして、しっかりとした対応をさせていただくこととしております。

また、省内の体制のお話がありました。

そうしたご指摘も前からいただいておりますので、しっかりリハビリテーション、それに関連する皆さんを応援できるような省内の体制は、これからしっかりと整えさせていただきたいと考えています。

その上で補装具の関係でございますが、今、物価高騰の中で大変厳しい状況に直面をされているという話も私も伺っております。

当面、重点支援地方交付金を活用して、これもメニュー化をさせていただいておりますが、光熱水費の高騰支援の一環として応援をさせていただくこととしております。

また、補装具の支給制度のこの基準額、この引上げということかと思いますが、それにつきましては、令和9年の地域改定に向けまして、光熱水費や原材料の仕入れ価格、あるいは従業員の方の給与……。

質疑者 山本香苗

山本香苗(中道改革連合・無所属)その結果ユーザーにも影響が出ておりまして、実際この本来は自己負担分だけでいいはずなんですけれども、補装具支給制度の中でやむなくご本人にですね、差額分まで求めるようなことが出てきているんです。

こういう実態も含めてですね、もう本当にギリギリのところでやっていらっしゃいます。

大事な大事な技術です。

ぜひ厚生労働省としても、もう早急に、速やかにこの調査をやっていただいて、各々の見直しをしていただきたいと思います。

そしてもう一つ、ぜひとも見直していただきたいことがあるんですが、障害のある方につき、脳性麻痺なので長年ご自身の体に合った補装具を、電動車椅子を使って自立生活してきた方が65歳になって介護保険に切り替わることで、障害者ではなくて高齢者の部門が担当部署になるわけです。

そうなったことによって、体に合わない電動車椅子やまたクッションをレンタルで利用しなくてはならなくなることから、外出の頻度が減ったり、また就労や社会参加が困難になるケースというのも出てきております。

これはもう違った面から見たときに、公費の面から……。

比べさせていただきますと、例えば60万円の電動車いすを利用する場合、介護保険では、2年程度の減価償却を想定した価格、つまり毎月2万5千円程度のレンタル料が、これは自己負担と公費全体ですね、かかるわけなんですが、補装具費支給制度における電動車いすは、購入費として60万円かかりますけれども、使用年数の目安は6年間となっておりまして、ご高齢の方の場合は6年以上使っている方の方が多くいらっしゃいます。

つまり同じ電動車椅子を6年間利用する場合、介護保険では180万円、補装具では60万円と3倍もの費用対効果の差がありまして、費用対効果は明らかに、高齢者全般じゃありません、障害者の方にとっては、補装具費支給制度の方が優れているんです。

私はそれ以上に大事だと思っているのは、65歳を超えても補装具費支給制度が使えるようになると、障害のある利用者の方は、使い慣れた電動車いすがそのまま使える、かつ、障害を熟知した補装具事業者さんが対応してくれますので、安心してこれまでと同様の活躍ができるわけなんです。

65歳になったからといって、障害がなくなるわけではありません。

ぜひとも、障害のある方については、65歳以上も補装具費支給制度の方を使えるようにしていただきたいと。

お願いします。

委員長 坂本哲志

厚生労働大臣、上野賢一郎君。

答弁者 上野賢一郎

お答えいたします。

まず大原則なんですが、我が国の社会保障体系全体の中におきましては、ある給付が公費負担制度、あるいは社会保険制度、両方で提供され得るそういった場合におきましては、保険料を支払って国民がお互いに支え合う社会保険制度をまず利用する、「保険優先」の考え方が原則となっておりまして、委員のご案内のとおりだというふうに思います。

障害福祉制度と介護保険制度の関係につきましても、この原則に基づきまして、障害者の方が利用される補装具のうち、車いす、歩行器等、介護保険で対応される福祉用具につきましては、原則として介護保険制度が優先される、そのような取扱いとさせていただいているところであります。

一方で、障害を有する高齢者の方が、その障害の特性に応じてオーダーメイドによって製作する場合など、個別の対応が必要な場合、そうした場合が必要だと判断される場合がございます。

そうした場合におきましては、介護保険による既製品の対応ではなくて、障害者総合支援法に基づく補装具費として支給する、そうしたことも可能としているところであります。

今後、実施主体である市町村に、お一人お一人の個別の状況を丁寧に勘案して、その方が必要なサービスを受けられるような対応を行ってほしいと、そういったことを周知していきたいというふうに考えておりますので、当面そういった対応をさせていただければと思います。

委員長 坂本哲志

山本香苗さん。

大臣、重ねてお願いとなりますが、実際そういう形で周知をしていただいたようによく存じ上げています。

しかしながら、高齢者の部門のところで、「この人はこちらです。

補装具の方が適しています。

こちらは介護保険の車椅子で大丈夫です」と判断できる人がいないんです。

専門的な判断ができる人がいないんです。

義肢とか義足とかそういったものは介護保険にありませんが、当然のことながら補装具の世界でやっていくわけですけれど、車椅子っていうのは両方にあるんです。

その場合にどっちかというところを、きちっとやっているかやっていないか、今まで一回も調査したことがないと伺っています。

ぜひ市町村のそのやり方、小自治体の運用の実態というものを把握していただけませんか。

委員長 坂本哲志

厚生労働大臣、上野賢一郎君。

答弁者 上野賢一郎

委員からのご指摘でもございますので、しっかり状況を把握できるように努めたいと思います。

委員長 坂本哲志

山本香苗さん。

ありがとうございます。

本当にですね、私は補装具は生活を支えるだけではなくて、人生の可能性を広げるものであって、本当に大きな大きな可能性を秘めているものだと思っております。

だからこそ年齢で区切ってはならないのではないかと。

生涯、65歳では終わらないと。

生涯があったとしても社会の担い手となれると。

夢も挑戦も65歳で終わらないわけでありまして、ぜひともこの65歳以上も補装具費支給制度を使えるようにしていただきたいと。

質疑者 山本香苗

総理、一言最後にいただけないでしょうか。

委員長 坂本哲志

内閣総理大臣、高市早苗さん。

答弁者 高市早苗

まず厚生労働大臣が答弁をさせていただいたとおりでございますけれども、周知広報ももう少ししっかりやっていかなきゃいけないと思っております。

委員長 坂本哲志

山本香苗さん。

ありがとうございました。

それでは質問を終わらせていただきます。

ありがとうございます。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)この際、伊佐進一君から関連質疑の申し出があります。

小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

伊佐進一 (中道改革連合・無所属) 32発言 ▶ 動画
質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

中道改革連合の伊佐進一です。

本日は質問の機会をいただきましてありがとうございます。

総理、ご就任おめでとうございます。

我々、その瞬間、妻と一緒にテレビで見ておりまして、正直申し上げると本当にワクワクいたしました。

女性初の総理総裁として一刻を担うご苦労というのは本当に計り知れないと思いますし、また巨大与党だからこそのご苦労というのもあるのではないかと推察しております。

だからこそ、国民に開かれた、また我々野党の意見も受け止めていただきながら、次の時代を切り開いていただくような、こういう総理になっていただきたいというご期待をまず申し上げたいと思っております。

ありがとうございます。

さて、総理が選挙期間中に「選挙に勝てば国論を二分する議論をやらせていただきます」という話がありました。

その中で、選挙後に国論を二分する議論というのはこれだということで、三つ挙げられておりました。

一つは責任ある積極財政。

これは補正予算ありきではなく、当初予算に寄せていくという話でありました。

これは二分するというよりも、おそらく方向性としては反対する人はそんなに多くないのではないかと私は思っております。

二つ目の防衛三文書の改定。

これは内容がまだどういう改定をするのかというのがはっきりわかっておりませんので、そういう意味ではこれも二分するというか、判断がなかなかできないと思っております。

三点目はインテリジェンス機能の強化。

これもおそらく方向性は賛成の方が多いと思っております。

どれがどう二分する議論かというのはまだ理解できておりません。

だから、あえて今日はそこをちょっと深掘りさせていただきたいなと思っております。

まず1点目、安全保障についてですが、今の日本の置かれた安全保障の環境というのを考えますと、私たちも抑止力の強化というのは重要だと思っております。

それに対しての一定の予算の確保というのも行わないといけないと思っております。

その上で、防衛力の強化のための予算ということで、今パネルを用意させていただきましたが、これ、令和5年から令和9年までに43兆円の予算が必要です。

これは私たちも与党時代に賛成をさせていただいて、問題はその財源です。

昨年末の税制大綱で所得税について言及されている、所得税の増税が書かれていることが本当に必要なのかどうかを、今日は議論させていただきたいと思っております。

まず、今までと比べて上積み部分8.9兆円というのをどう確保していくのか、まず財務大臣にご説明いただければと思います。

財務大臣、片山さつきさん。

答弁者 片山さつき

(片山財務大臣)現行の防衛力整備計画に基づく防衛力の抜本的強化につきましては、歳出改革、国庫債務整理基金の活用、税外収入、税制上の措置により財源を確保することになっております。

お手元の図でご理解いただいているところです。

その上で、本年中に三文書を改定するという目標ですから、改定した後は、新たな三文書に基づき防衛力の強化を進めることになると考えていますが、今後の防衛の安定的な財源が確保されるよう、必要な対応を検討していくということであります。

今までのところは5年間、先ほど平成とおっしゃったんですけれども、令和です。

令和の5年間、最初はこの枠組みができて、ここから先はまたここからということであります。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

防衛三文書を改定されて、新たにこれをやることが必要があるのだということであれば、それはその内容を示していただきながら、新たに財源をどうするかという議論が必要だと思っております。

今議論しなきゃいけないのは、少なくとも今回、この令和5年から9年、その後も含めて43兆円を確保する上で必要だということで、昨年末に決めていただいたもので所得税に手をつけるということが本当にいいのかどうかという議論をさせていただきたいと思っております。

さっき大臣がおっしゃっていただいたような、一番上の財源の確保、この税制措置については、法人税、今の法人税額に対して税率4%をかけます。

これ、令和8年の4月から、つまりこの4月から始まります。

タバコ税、加熱式タバコの増税を含めて、これも令和8年の4月から、紙巻タバコも含めて段階的に上がっていける。

これもこの4月です。

所得税については、もともとメニューにももちろん入っておりました。

ただ、ずっと我々が与党にいたときも慎重論があって、後ろ倒しにずっとなってきたと。

これが昨年末に決められたということなんですが、まず伺いたいのは、さっき申し上げたこの法人税とタバコ税というのは既にもう決まっています。

では、令和8年、令和9年、この法人税、タバコ税の増収分というのはどれぐらい読み込んでいるのか伺いたいと思います。

政府参考人 青木貴則

財務省主税局長、青木貴則君。

お答え申し上げます。

防衛力強化に係る財源確保のための防衛特別法人税の創設及びタバコ税の見直しによる増収額でございますが、令和8年度でそれぞれ5,760億円、440億円。

令和9年度で申しますと、それぞれ9,230億円、1,160億円と見込んでおります。

はい、ありがとうございます。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

すみません、委員長。

このグラフの一番上の「1兆円強足りない」というところに対して、今既に決まっている法人税とタバコ税だけで、今おっしゃった数字、ちなみに資料も配らせていただいております。

資料2なんですが、資料2見ていただくと、令和9年度の増収見込み、これタバコ税と法人税を足すだけで既に1兆円を超えます。

さらにこれ、平年度、平年度というのは平年化した場合にどうなるか。

これも数字合わせていただくと、法人税とタバコ税だけで1兆円を超えます。

今、既に1兆円を超えている段階の中で、さらに所得税に付加税をかける必要があるのかどうかという話なんですが、ちょっと資料3を見ていただければと思います。

これは税収の推移です。

法人税、これご覧いただいたとおり、ちょっとテレビの皆さんはすいません、パネルは用意していないんですが、法人税というのは税収が右肩上がりなんですよ。

ずっと上がり続けておりまして、ついにバブル期を超えて過去最高になっております。

だから、おそらくこの法人税収というのも、この予想を超えて今後上がっていくんじゃないかと思っています。

そういう意味では、すでにこの時点で1兆円を超える見積もりがあり、さらに法人税収が上がっていく中で、本当に今、国民生活に影響を与える所得税の増税が必要なのかということです。

インフレ経済が今後も続いていくという中で、先の先まで増税となると、今回の法改正で所得税の増税はする必要がないんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

来年度より適用が開始される防衛特別法人税及びタバコ税の措置により、令和9年度で1兆円程度の税収が見込まれるということは、これは御指摘のとおりでございます。

他方、この現行の防衛力整備計画においては、5年間で43兆円程度を措置するため、追加支出分が14.6兆円、この財源として税制措置により3兆円程度の確保を見込んでいるんですね。

この点、安定的な財政規模の確保のため、防衛特別所得税の創設が必要ということになって、今回こういうふうにお出ししているということになります。

なお、この防衛特別所得税の創設に当たりましては、御承知のことながら、足元で家計負担が増加しないよう、復興特別所得税の税率を引き下げることとしておりまして、現下の家計を取り巻く状況に適切に配慮をさせていただいております。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

今、大臣がおっしゃった3兆円、2兆円というのは過去の話ですよね。

つまり令和9年までの話では、確かに今回、我々が法人税や所得税の増税自体が、やはり今の物価高騰の中において国民生活のことを考えるとちょっと慎重に考えるべきだということで議論が遅くなってしまったから、この積み上げ、令和9年までの積み上げの中で、本来3兆円必要なものが2兆円になったという話であって、今議論しなきゃいけないのは今後です。

おそらくこの話というのはずっと聞いてくるわけです。

さっき「負担は配慮した」とおっしゃいますが、おっしゃる意味もよくわかります。

つまり復興税、復興に必要な税として今所得税に2.1%かかっているものを、あえてその1%分をここに回しますと。

それだと復興の予算が足らなくなるので、その分、本来であれば2037年で終わっていたものを2047年まで伸ばすという話。

つまりこれは何を意味しているかというと、本来であれば復興増税というのは2037年で終わっていたわけですよ。

ゼロになっているわけですよ。

ところが、これがそのまま続いていく。

そのまま2.1%続いていくということになります。

2047年度以降、一応復興債は全部払い終わるわけですが、2047年度以降からも期限なく1%の増税になるわけですよ。

だからさっき申し上げたように、もちろん今までの積み上げで足りないのはあるんですが、今後の長い期間の話をすると、やはり今足りているのに、しかもおそらく法人税収がこれから上がっていくという中で、何で将来世代の税まで先食いをする必要があるのか。

ちょっと総理にもぜひお答えいただきたいというふうに思っております。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

繰り返しになりますが、技術的なところから、過去の話といっても8年度、9年度の三つぼりを出して、財源の確保額が、つまりスタートが遅くなったことにより、これは今委員もおっしゃいましたよね。

全体のスタートはもっと最初早かったんですが、いろいろと状況があって遅れていると。

所得税も今回お願いするということがこれからということですが、その分で財源確保額が令和8、9年度で計2兆円弱ということは、他のところがそういうふうに補ってきているということになりますから、これを将来的に安定させるという観点から、こういうことをお願いをしているわけで、それは防衛力強化か安全保障環境が厳しい中で必要であり、安定的な財政規模を確保するためには必要という、そういう考え方でございます。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

これは私はいつも思うんですが、大臣、財務省がいつもお答えするのは、「財源としては恒久的なものが必要だ」ということを言われます。

恒久的に何かをやろうと思えば恒久的な財源が必要だと、それはよく理解できます。

でも今回、例えば消費税の食料品を2年間ゼロにするというのが自民党の公約であり、今の政府の方針だと議論するということですが、これも2年間については恒久的な財源を示さずにおそらく「2年間だからできるんだ」と、いろんな税外収入を含めてという議論をされているはずなんですよ。

ところが、この話は恒久的な話なんですよ。

だから今おっしゃったのは、「1兆円足りません。

3兆円本来必要なのが2兆円しか集まりません。

1兆円をどうしますか」という話と、今すでに所得税抜きでも法人税とタバコ税で超えているじゃないかと。

そこにさらに国民の皆さんに所得税をお願いするのかと、増税をお願いするのかという話だと思いますが、総理いかがですか。

もう一度、担当大臣から答えさせて、そして総理の方に答弁していただきます。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

最初の方で消費税の問題、これは大変重要な期日にわたる問題でございますが、先ほどから他の委員の御質問に出ておりますように、我が党として維新の党との連立合意から始まりまして、選挙公約にも入ったことは、2年間給付付き税額控除前のつなぎとして、特例公債に頼らないと言っているので、特例公債に頼るわけではないと言っているわけですから、問われましたら、その税外収入ですとか、あるいは、今、取り掛かろうとしております、まさに、租税特別措置や、さまざまな補助金基金等の見直し等も含めて、さまざまなやり方できっちりと確保できるかということをやった上で、特例公債には頼らないということが、今、我々の条件として上がっているということなので、そこは誤解のないようにお願いしたいと思います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

今、片山大臣が申し上げたことのほかに、復興特別所得税の話でよろしいでしょうか。

はい。

年間負担額、これ収入回数に応じて様々なんですが、例えば年収500万円の単身世帯では年間千円程度となります。

こうした負担についてもその必要性を含めて丁寧に説明を尽くしてまいりたいと存じます。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

総理すいません。

ごめんなさい。

その総理として、今のこの状況において、既にこの将来にわたって法人税とタバコ税で既に1兆円強必要な部分を超えているにもかかわらず、なぜさらに国民負担を求めるのかという点について御回答いただければと。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

すみません。

やはりこれ、今年の、今年年末までに戦略三文書を見直すとお伝えをしております。

さまざまな状況、つまりドローンを用いた新しい戦い方ですとか、宇宙、サイバー、電磁波、ここもまだまだ弱いところでございます。

私たちはどこから国民の皆様の命を、平和を守っていこうということで議論を、今はじめ積み重ねていっている最中でございます。

やはり研究開発もこれから必要です。

反対にこれはデュアルユースとしてスピンアウトしていくと富を生む分野でもあるんですけれども、ここもまだ足りない。

自衛隊基地の高機能化もまだまだ。

それから自衛隊員の処遇改善、ここもしなきゃいけない。

そういった中で必要な財源、恒久的な財源というものが十分に必要である。

こういった考え方に立っております。

ですから防衛力の強化は必須ですから、その実現に向けた安定的な財政規模の確保。

そういうことを考えますと、防衛特別所得税の創設というのは必要だと考えております。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

本当に将来にわたって必要な、日本を守るための抑止力の強化のためであれば、その予算というのは我々もしっかりと確保しなきゃいけない。

もちろん中身の精査はやらしていただく必要があると思いますが、ただ今の話は、既に防衛整備計画で「これをやります」といった中身について、「こんだけのお金が必要ですよね」という話であって。

今、総理がおっしゃったような、将来にわたってこれもあれも必要になりますということであれば、それをちゃんと示していただいて、そのためには追加でこれぐらいの予算が必要ですというのを、おそらくこの予算委員会ではやらなきゃいけないんだろうというふうに私は思っております。

これは福島の、もちろん影響はできるだけないように政府で考えていただいたのがこの案だと思うんですが、ただやはり心配になりますのは、例えば復興特別所得税。

これ何かというと、2.1%というのはすでに福島の復興のために必要な予算はもう復興債で出しているわけですよね。

その借金返しとして復興特別所得税を充てている。

何が起こるかというと、返済が2037年で終わっていたものが2047年までになると、このインフレ局面の中でおそらく金利は上がっていくと思うんですよ。

そうすると、おそらく金利が上がっていくと、この復興債もしかするとこの予算、今想定している2.1%では足らなくなることも私は来るんじゃないかと思っております。

だから本来であればそこは影響を与えずに、国民生活に、もしかするとそうなったらさらに追加で影響を与えることになりますので、そこはぜひ私は、ここは慎重な議論が必要じゃないかということは、こればかりやっていてもあれなので申し上げておきたいというふうに思っております。

次にインテリジェンス機能の強化について伺いたいと思います。

全く賛成です。

強化すべきだと思います。

自民党の方でも議論していただいて提言が出されたというふうに聞いております。

午前中の質疑でも司令塔機能の強化でありますとか、あるいは情報の共有、これも大賛成です、私自身。

ただ気になるのは、情報機関をどうコントロールしていくのかという観点です。

これは実は代表質問で、小川代表が情報の政治利用の危険性について指摘をいたしました。

高市総理の答弁は「情報の政治利用の危険性を高めるものではありません」と答弁されました。

そこを少しちょっと議論したいなと思うんですが、ちょっと私が心配している観点だけ先申し上げると、国家情報局と国家安全保障局を同格に置くというところです。

つまり情報部門と政策部門は同格だという、今改正をされようとしております。

これはよくインテリジェンスの世界で例に挙がるのが、アメリカのイラクに対する先制攻撃、2003年。

あの時は国連でも多くの国々がこの改正に対してかなり慎重な姿勢を示していた。

その中でパウエル国務長官が国連で説されるわけですよね。

「大量破壊兵器があるんだ」と。

「イラクとアルカイダが結合しているんだ」と。

ところが残念ながら全て間違いだった。

CIA長官が、当時の長官が、ある意味戦争を推し進める意図を持って、情報を少し操作をして、パウエル国務長官に情報を伝えていた。

具体的に言いますと、例えば、イラクがアルミ缶を入手しました。

このアルミ缶に対してCIAが評価をしたのは、「これは濃縮ウラン用の遠心分離器なんだ」ということを言った。

ところが、当時の原発を所管するエネルギー省は何と言っていたかというと、「いや違う、これロケット用でしょ」と言っていたわけですよ。

最終的にIAEAも「これ遠心分離器じゃないよね」という話になった。

だからパウエル国務長官が後に語ったのは、「これは私にとって人生の汚点だった」というふうに語られております。

何でそうなったかということです。

CIAと国務省が同格だったんです。

あまり仕切りがなかった。

つまり情報部門も政策部門も同じ閣僚で同格で、だから情報機関の暴走を止められなかったんじゃないかというふうに言われております。

本来、情報機関の情報というのは政策立案のために役立てるべきものであって、だからこれ逆に同格にすると、情報機関の意図が政策を左右する危険性があるんじゃないかと私は心配しているんですが、総理いかがでしょうか。

答弁者 木原稔

木原稔君内閣官房長官の木原稔です。

私が担当大臣ですので詳細については私の方からお答えさせていただきますが、まだ法案を提出しておりませんので、その回答できる範囲内でお答えいたします。

国家情報局には閣僚級の国家情報会議の事務局を担わせることも検討しており、委員のご指摘のとおり、現在の内閣情報調査室、内調よりも役割が大きく拡大することから、国家安全保障局と同格の組織とすることがふさわしいというふうに、今のところ考えております。

委員のご心配は、情報部門と政策部門のこと、お互いの立ち位置という問題だと思いますが、おっしゃるように、相互に干渉しすぎないように活動することが重要であろうと私もそのように考えています。

政策部門への配慮によって報告すべき情報が報告されなかったり、逆に情報部門の意向で政策が歪められるようなことはあってはならない。

これは当然であろうと思います。

このことは今回の法改正によらずとも、今でも言えることです。

ですから、この点については現在検討している制度改正によってリスクが高まるとの御指摘は当たらないのではないかなというふうに考えています。

いずれにしましても、情報部門と政策部門の双方がそれぞれに期待されている機能を十分に発揮することが重要であって、新たな組織が立ち上がった後も運用には十分に配慮してまいりたいとそのふうに思っております。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

同格かどうかというところは、情報部門と政策部門が、これは総理とか大統領にどういう情報をあげるのかというところに関わってまいります。

おそらくパウエル国務長官、当時どういう心境だったかというのは推察するすべもないわけですけど、国務省の方が立場がもし上だったとすれば、おそらくCIAに対して「いやちょっと待って、その情報本当なのかどうか」というところがおそらく政策立案部門からの再度の戻しというかというのができていたんじゃないかと思うんですね。

今、官房長官におっしゃっていただいたとおり、結局仕切りも大事よねと、これはおっしゃるとおりです。

情報部門が政策部門にどんどん出てくるようなことは、やはり私も慎重にあるべきだと思っていますが、今回同格になるがゆえに余計心配をしているということです。

確かにこの情報部門が政策に関与しないようなファイアウォールをどうやって作るかというのは非常に重要な問題でありまして、アメリカも実はこの反省を受けて改革を行いました。

9.11があって、このイラク戦争があって、その教訓を得て2004年に国家情報局の見直しを行っています。

そこで何て書いてあるかというと、ちょっと今日資料は配布していないんですが、「Director of National Intelligence shall not be located within the Executive Office of the President」。

つまり、この情報部門というのはホワイトハウスの中に行っちゃだめですよと、物理的にも実は分離をしました。

さらに、「Director of National Intelligence shall act as the principal advisor to the President, to the National Security Council and the Homeland Security Council」。

つまりアドバイス役なんだと、政策には関与しませんというところもしているわけですよね。

そういう意味の分離というのは必ず私は必要だというふうに思っております。

そういう意味で、さっき官房長官がおっしゃったような「じゃあファイアウォールは必要だ」という認識は持っていただいているので、どうやってじゃあ分離するかというところもぜひ教えていただきたい。

答弁者 木原稔

内閣官房長官木原稔君。

政策部門と情報部門相互に干渉しすぎることがないということを先ほど申し上げました。

それぞれが期待されている機能を十分に発揮することが重要である。

当然のことであります。

政策部門というのはいわゆるこれはカスタマーですよね。

情報部門というのはプロバイダーですよね。

ということは、もうプロバイダーはカスタマーのニーズにしっかりと応えて、それが求める情報を全て出すと、当然のことでありまして。

それぞれのカスタマーもプロバイダーもトップはこれ政治家がつくということになりますから。

ですから政治家の責任を持ってその役割を果たしていく。

お互いに干渉しすぎずに適時適切な情報を提供していくということ。

そういう組織をつくっていきたいというふうに思っております。

現在検討している国家情報会議及び国家情報局は、国民の安全や国民の確保に資する情報の戦略的な収集・集約・分析を担当する組織と位置づけております。

その趣旨等はまた国会に提出予定している法案に反映しておりますので、そのときにまた申し上げたいと思っておりますが、新たな組織が安全保障政策等の企画立案機能を持つものでないということを、これは制度的にも明らかにしたいというふうに思っておりますから、委員が懸念されているような状況は措定することはないということは、今はその点だけはしっかりと申し上げておきます。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

官房長官の方から制度的に明らかにするということを言っていただいたので、ありがとうございます。

ぜひこの懸念。

私、さっきイラクの例を挙げましたが、その当時2003年、私、アメリカの大学におりました。

ジョンズ・ホプキンス大学、SAISというところで外交政策を勉強しておりました。

そのときに、まさしく政権に結構近い大学でして、学長がウォルフウィッツさんといって、ネオコンサバティブのまさしく化身だった。

大学の授業でも情報部門の授業でも、これは私は取らなかったので他の友人の話なんですが、やはり情報部門の大事な点というのは、「こういう情報です」と出すのが情報部門の仕事ではなくて、「AというものとBというものとCというもの、こういうものがあります」というようにして選択肢を示すのが仕事だった。

これをずっとひたすら訓練させられたというようなことがありました。

そういう意味では、あくまで情報部門が政策立案に一回関わり始めると止められなくなると私は思っていますので、そのリスクマネジメントもしっかりできるような体系をつくっていただきたいというふうに思っております。

次に、ちょっと障害福祉の話をさせていただきたいと思います。

資料の4を見ていただくと、障害福祉サービスの予算。

これは20年間で4倍になっております。

利用者数も増えておりますし、1人当たりの費用も実は伸びております。

ところが、このトレンドと逆のトレンドに今なっているのがどこかというと、資料5の位置を見ていただくと、就労継続支援Aなんです。

これはA型、B型、上がA型です。

A型は令和6年の途中からずっと施設数が減り始めています。

その次の資料5-2も見ていただくと、利用者数も減っております。

これ、A型、B型の違い、テレビを御覧の皆さんもいらっしゃると思いますので。

B型というのはあくまで職業の仕事をしながら、お金もいただきながら、利用者さんにお金も払いながら、職業の訓練もしていくというものですが、A型というのは雇用契約が必要です。

つまり最低賃金が掛かっています。

労働法制も適用されます。

障害のある方々が利用されるんですが、ちゃんと最低賃金がもらえるというものがA型です。

そのA型が今どんどん減っている。

利用者数も減少しているということです。

障害者の皆さんの解雇というのは、令和6年度、過去最多になりました。

9,312人。

前年度は2,407人だったので、解雇が4倍になりました。

うちA型で解雇になった人が8割です。

厚労省はこの現状をどう分析していらっしゃいますでしょうか。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣上野賢一郎君。

お答えいたします。

A型につきましては、支援を安定的に提供する観点から、平成29年度から指定基準において生産活動収支、これが障害者である利用者への賃金の総額、これを上回るように求めてきました。

しかしながら近年、営利企業を中心に参入が進み、事業所数が増加する一方で、この基準を満たさない事業所も数多く見られたことから、令和6年度報酬改定では支援の質の確保・向上を図るため、この要件を報酬の評価においても厳格化する見直しを実施いたしました。

その結果、生産活動収支が障害者への賃金総額を下回った事業所の中には、報酬による収入が減少し、事業所閉鎖などを選択する事業所もあったものと考えられております。

こうしたことが要因だと考えています。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

ありがとうございます。

大臣がおっしゃった趣旨、さらにちょっと噛み砕いて申し上げると、就労している利用者さんの生産性の評価をより強化したということですよね。

つまり利用者の皆さんの平均の生産性が低くなると、基本報酬が下がるという制度になりました。

これ就労支援事業なので、本来の目的というのはしっかりと訓練していただいて、最終的には一般就労に結びつけるのが目的なんですが、ところがこれ、卒業されて一般就労に結びつくと、施設ではどうなるかというと、仕事できる人がいなくなるわけですよ。

そうすると生産性が落ちるわけですよね、平均の生産性が。

そうすると基本報酬が減るんです。

本来の目的は、一般就労を目指すために一生懸命訓練して「卒業してよかったね」となるはずが、施設は収入が減るっていうね。

だからそうすると、何か逆に施設のインセンティブとしては、卒業させない方が経営が成り立つという、ちょっと本末転倒になっています。

また逆に言えば、新しく入ってくる利用者さんも、生産性が低い人はなかなか正直取りたくないということになっているわけですよね。

だから、これ何でそういう改定をしてしまったのかということなんですが。

ちょっと重なりますかね。

ではどうぞ。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣上野賢一郎君。

この改正につきましては、A型に福祉活動の事業と生産活動の事業があります。

先ほど申しましたように、福祉活動の事業には報酬が当てられております。

生産活動につきましては、先ほど申しましたけれども、この賃金、収入よりも賃金が上回るということは、この報酬がこっちの方に、生産活動の方に回っているということになりますので、それはA型本来の事業のあり方からすると少し課題があるのではないか、そういう観点から先ほどの見直しをさせていただきました。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

これは本当に大臣がおっしゃるとおりだし、これ制度上、私ちょっと見直しが必要なんじゃないかと思っています。

確かに大臣がおっしゃるとおりなんですよ。

本来これ、施設の維持のために入っている補助金を、最低賃金がかかっているので、お金が見入りが足らないからそっちに回してしまっているという話なんですよね。

でもそもそも、そうするとこの就労A型というのは本当に今後維持できるのかどうかという根本的な話です。

実は資料6を見ていただければと思いますが、もともとこの障害者総合支援法ができたときに、この就労系のサービスというのは3類型がありました。

ちょうどこの真ん中の3つなんですけど、就労移行支援事業と就労継続支援A型、そしてB型、この3つです。

実は、今議論になっている一番真ん中のA型、つまり最低賃金がかかる、労働法制がかかる、ここを本当に作るのかどうかというのは、この障害者自立支援法のときから実は相当議論があったんです。

でも最終的には作ることにしたと。

A型の定義を見ていただくと、事業概要を見ていただくと、こう書いています。

「通常の事業所に雇用されることが困難な方」。

だから一般就労はなかなかこの瞬間は難しいですね。

「ただ、雇用契約に基づく就労が可能な方」。

ちょっとここもこの2つをどう噛み砕くかも難しいところなんですが、それがA型なんですよ。

B型は一般就労も困難だし、雇用契約に基づく就労も困難だというのがB型。

で、かたや就労移行支援事業はどうなっているかというと、「通常の事業所に雇用されることが可能」。

つまり一般就労はこの人可能だと。

だからやることって何かというと、職場体験とか就労に必要な知識とか訓練とか、要は訓練するわけですよ。

訓練なので、逆にこっちは雇用契約を結ばなくていいんです。

真ん中のA型だけが雇用契約があり、労働法制が適用されるという非常に中途半端な形になっています。

さっき申し上げたとおり、本来のゴール、目的は一般就労なわけですよ。

それを考えると、そこにやはり力を注ぐということを考えると、ちょっと今のA型の中途半端な在り方というのは、ちょっとどう整理する必要が、私はそろそろ出てきたんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

総理、もしよければ。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

今、いろいろご指摘をいただきました。

A型事業所の経営状況などもしっかり注視しながら、その在り方というものについては、令和9年度の次期報酬改定に向けて、厚生労働省でしっかりと検討させます。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

総理から非常に前向きな、在り方をしっかり検討させるということで、ぜひ検討していただきたいと思います。

というのは、今さっき解雇の話を申し上げましたが、実はA型で解雇された人は過去最多で7,292人と申し上げました。

これ、解雇された後どこに行かれたかという話なんですが、もちろん一般就労に行っていれば問題ないんです。

でも、一般就労に行かれた方は7,000人以上いる中で500人です。

A型の他のA型に戻れたよという人は、これも1,500人ぐらいなんですよ。

だからほとんどの方は、実はAからBに移りました。

つまり、今までだったら雇用契約で最低賃金をもらえていた利用者さん、障害をお持ちの方がB型になって、おそらく相当低い賃金になった。

多分生活できない。

そうすると生活保護になるわけですよ。

だからここはやっぱり在り方をちゃんと考えなきゃいけないんじゃないかと思いますので、ぜひ前向きに議論していただければありがたいというふうに思っております。

ちょっと飛ばしまして、すみません。

ちょっと飛ばしまして、次、ちょっと薬の話を先にやりたいというふうに思います。

医薬品の話、今、医薬品の供給不足、これ現場の薬局の皆さんからも、いまだおそらく多くの議員の皆さん、委員の皆さんも聞かれていらっしゃると思います。

もともと薬局の皆さん、相当板挟みになっておりまして、これもともとは始まったのは5年前、当時のジェネリックの会社、後発品の会社の不祥事、製造管理とか品質管理の問題で生産がストップしました。

それから5年たつわけですよ。

でも未だ医療関係者からは、もう改善が十分にできていないと。

最初は確かに咳止めとか、あるいは去痰薬とかというのが足らないと言われていましたが、これどんどんどんどん足らなくなる薬も入れ替わり立ち替わり変わりながら、常に何かが供給不足という状況が5年間続いております。

この理由は一体何なのかと。

政府としてどういう手を打ってきたのかというところを伺いたいと思います。

答弁者 上野賢一郎

厚生労働大臣、上野賢一郎君。

お答えいたします。

現下の医薬品の供給不安につきましては、まず後発医薬品産業の少量多品目生産といった非効率的な製造体制が背景にあるというふうに考えております。

その上で、今、委員からもご指摘のありました、一部の不祥事を契機といたしました供給量の低下であったり、あるいは感染症の流行もありました。

こうした様々な要因によりまして、現況に至っているということであります。

この医薬品の供給不安に対しましては、これまでからも増産の働きかけであったり、あるいは増産体制整備に対する補助などを行ってまいりました。

例えば限定出荷・供給停止の割合、これは令和6年の1月には19%でしたけれども、今年の1月には11%まで低下をしておりますので、状況は改善をしているというふうに考えております。

ただ、この流れをより確実な、着実なものにする必要があると思いますので、令和7年の薬機法改正におきまして、製造販売業者における供給体制管理責任者の設置であったり、国による供給状況のモニタリングであったり、あるいは新たな基金の創設による品目統合を支援する取組、こうしたことを複合的にやることにしておりますので、こうしたことでさらに対策を進めていきたいと考えています。

委員長 坂本哲志

坂本哲志君。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

本当に厚労省としてもできる限りいろいろな手を打っていただいていると思います。

そこは評価したいというふうに思っております。

私自身も厚労副大臣をやらせていただいた際に、「安定供給に向けた産業構造のあり方に関する検討会」というのを作らせていただいて、そこで議論する中で、とりわけ後発品、ジェネリックですが、いろいろな企業の薬の製造が少量多品目になっていると。

だから採算が取れる生産体制をどうやって作っていくのかとか、品目統合をやった方がいいとか、あるいは協業、企業の垣根を越えて一緒に協調してやりましょうとか、ある意味産業構造まで厚労省が手を突っ込んでいくようなことをいろいろ提案をさせていただいて、それを今大臣のもとでも引き続きずっと進めていただいていると思います。

あまり産業構造の変換というのは経産省はよくやるんですが、厚労省は今までやったことがなかったので、結構大きな一歩を踏み出したと思っています。

その中で、今回高市総理の方から重点投資分野17分野を言っていただいて、この中に創薬も入れていただいたのは本当にありがたいと思っています。

資料の9を見ていただくと、右の方を見ていただくと、今国家戦略上の位置づけの中でどれぐらい資金が投入されているか、中国は10兆円です。

韓国は4兆円。

日本は0.9兆円。

一桁少ない状況になっております。

注目していただきたいのは、この左側の棒グラフなんですけど、日本の薬のうち海外の輸入比率は76%です。

日本の市場なのに日本産というのは24%なんですよ。

4分の1。

ゼネリックは実は95%が国産です。

つまり何を意味しているかというと、新薬はほぼほぼかなりの部分が海外製造になっていますよという話です。

これはきっかけは2005年に薬機法を改正して海外の委託もOKにしたので、生産ラインがどんどん逃げていったということがありますが、これを何とかしなきゃいけない。

資料の8を見ていただくと、この資料の8では政府も今やっていただいているのは、さっき申し上げたような協業とか品目統合とかのための予算です。

後発医薬品の事業の再編とか製造ラインの統合とか、そういう設備投資を支援する。

ただ、これはお金をつけていただいていますが、後発医薬品だけが対象なんですよ。

今申し上げたとおり、今新薬メーカーの製造ラインが結構空いてしまっているんです。

ジェネリックは供給体制が追いついていない。

言うんであれば、新薬のラインも含めて、ゼネリックと一緒に品目統合、あるいは一緒に協業体制を組める、こういうところもぜひ使えるようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁者 上野賢一郎

上野賢一郎君。

厚生労働大臣の上野賢一郎君。

大変重要な御指摘だというふうに考えております。

品目統合、そして事業再編、これをしっかり進めることが大事だと思いますので、伊佐副大臣当時から、この問題を集中的に、精力的に取り組んでいただいております。

その流れを今、我々は受け継いでやっているところでありますが、御指摘のとおり、後発メーカーと先発メーカー、これがアライアンスを組むということは十分考えられますので、実際に後発メーカーが先発メーカーに製造の委託を行うというようなケースも想定されるかというふうに思います。

そうしたものをどういうふうに支援するか、そうしたことについても十分検討はさせていただきたいと思っています。

質疑者 伊佐進一

伊佐進一君。

大臣ありがとうございます。

「想定されるか」というふうにおっしゃっていただきました。

最後もう一点。

高市総理がこれまでずっと経済安全保障に力を入れてくださっておりました。

その中で、このサプライチェーンの問題として、コロナの際に抗菌薬が枯渇した。

これは原薬が中国一か国に依存していた。

その製造ラインに問題があって大変な状況になったわけですが、これに対して国内で製造できるようにということで、国内の製造体制構築支援、これは資料の10ですが、553億円つけていただいております。

ただ今日申し上げたいのは、抗菌薬だけが対象になっています。

一か国に原薬を依存しているものって結構あるんですよ。

さらにその中で言えば供給確保医薬品とか重要供給確保医薬品、つまりこれは絶対欠かしちゃだめだというのも結構あるんですよ。

これが重なったところ、例えば具体的に言うと私もちょっと調べたんですが、例えば麻酔薬アナペインとか、あるいは透析の薬レボカルニチンと言うそうですけど、止まったらいきなりたちまち命に関わる問題です。

こういうところもぜひ今回予算こうなっていますが、拡充していただいて、抗菌薬以外のところでもぜひこの枠組み使えるようにしていただきたいと、拡大していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

答弁者 高市早苗

高市総理大臣、高市早苗さん。

経済安全保障担当大臣のときに抗菌薬は指定をいたしました。

そのときに私が申し上げたのは、ベータラクタム系の抗菌薬、あれが途絶して大変だったと。

それは厚生労働省から来たんですけれども、「いやもうこれはずっとサプライチェーン調査を続けてくれと、他の薬も困っているものがあるはずだ」という指摘を何度もいたしましたが、いまだに抗菌薬しか厚生労働省から来ないという状況でございますので、厚生労働大臣にサプライチェーン調査をもっとしっかりとやっていただいて、真に必要なものをしていきたい。

これは小野田大臣の仕事ですが、指定をしてもらいたいと考えております。

質疑者 伊佐進一

非常に前向きな答えありがとうございました。

終わります。

委員長 坂本哲志

坂本委員長この際、約10分間休憩いたします。

坂本哲志 (予算委員長) 2発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

休憩前に引き続き会議を開きます。

質疑を続行いたします。

質疑者 中野洋昌

この際、中野洋昌君から関連質疑の申出があります。

小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

中野洋昌 (中道改革連合・無所属) 42発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

中道改革連合の中野洋昌でございます。

高市総理、また閣僚の皆様。

いよいよ基本的質疑スタートであります。

どうか、よろしくお願いを申し上げます。

通告の順番を変えまして、冒頭、政治改革のところから伺わせていただきたいというふうに思います。

冒頭にこれを訴えますのは、やはり政治への信頼というものが、こうした議論をする大きな前提であろうというふうに考えたからでございます。

まさに「信なくば立たず」ということでございまして、高市総理にはぜひこの政治資金の問題についても、議論を前向きに引っ張っていっていただきたいというふうにお願いを申し上げます。

私もこの政治資金の問題、長らく議論をしてまいりました。

昨年も政治改革特別委員会で議論を、臨時国会でもいたしました。

しかし残念ながら、この企業・団体献金の規制というものは結論が出なかったという状態のままであります。

昨年は当時の公明党と国民民主党で、この企業・団体献金については受け皿を限定するとということで、しっかりガバナンスを強化しようという法案を提出させていただきました。

当時、立憲民主党もこちらに賛成をするという方向になりました。

その流れを受けまして、今回も中道改革連合として法案の提出の準備をしているところでございます。

総理、この企業・団体献金の問題、与党の中でも維新の会はこれを禁止するということで、自民党さんは公開を強化する。

そして我々は、結論が出ないという中で規制を強化するという方向で議論をさせていただいております。

総理、ぜひ議論を進めてこの問題に決着をつけていくべきと考えますが、自民党総裁として答弁をお願いいたします。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

この予算委員会の場では、やはり内閣総理大臣としての立場の答弁になるんですが、政治資金の在り方ですから、各党各会派で丁寧に議論されるべきものであると考えております。

ですから、具体的に規制内容について言及することは差し控えます。

ただ、政府の立場であえて言っていいのは、総務大臣のときに答弁をしていた内容でしたらいいかと思います。

企業・団体にとって献金というのは、自らの政治的意見を表明するための重要な活動であり、憲法と最高裁判例により政治活動の自由の一環として保障されているものでございます。

ですから、さらに規制を強化するということになりますと、企業・団体の政治活動の自由に関わるものですから、その必要性や相当性について各党各会派でご議論いただきたいと。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

総理、私、つい昨年の臨時国会でもほぼ同じ問題意識を総理に提案させていただきました。

当時は総理も自民党総裁としてのお立場という中でもご答弁もいただきましたし、各党と真摯な議論を重ねていくといったようなことも答弁をしていただきました。

わずか数ヶ月しか経っておりませんので、その間、総理としての答弁だということで、随分答弁が変わっているように思いますけれども、総理、何かどういう変化があったんでございますか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

特に変化はないのですが、内閣総理大臣という仕事に慣れてきたということかもしれません。

やはり総理大臣としての立場、また自民党総裁として各党の皆様とお話をする立場、これは別であろうと思っております。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

いずれにしましても、政治への信頼というのは議論のすべての根本であります。

ですので、私、冒頭にこのテーマを取り上げさせていただきました。

しっかりと我々も我が党としての意見を各党としっかりぶつけてまいりたいというふうに思います。

そもそももう一度、平成のときの改正、やはり企業・団体献金というのは政治家個人の資金管理団体で受けることを禁止して、政党支部に限ったわけであります。

やはり政党と企業・団体の癒着を断つという趣旨であったと思います。

しかし、政党支部の数もそれ以来、かなり増えました。

そして多くの国会議員が政党支部の支部長を務めるという形であります。

やはりそういう意味では、本来の趣旨から言うと形骸化しているのではないか、こういう問題意識もあります。

真摯な議論をぜひ求めたいと思います。

もう一点、これも総理にお尋ねをいたします。

もう一つ重要な取組をまさに議論しておりまして、これは政治資金を監視する第三者機関を設置するということであります。

これについては御党も参加していただいて、プログラム法には賛成もしていただいておりますので、各党での実務者協議をまさにやっております。

これ、選挙で一時中断しておりますが、この政治資金規制法のオンライン提出の義務付けというものも改正を既にしておりまして、この新しい制度も令和9年1月スタートということでございます。

これを受けてですね、こうしたデータベース化ですとか、いろんな議論も進んでまいります。

こうした政治資金規制法、さまざま新しい制度が施行されていくということを考えますと、やはりこの第三者機関というのは、非常に新しい取組でございます。

政治資金をまさに第三者の目で監視をするということでございますので、この議論もしっかりと加速化をすべきだというふうに思いますけれども、総理、この点についてはいかがでございますか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

一昨年の臨時国会で公明党と国民民主党が共同提出した政治資金監視委員会の設置などについて規定する法案のお話だと思います。

政治資金監視委員会等の設置のために別途の立法が必要であるとしていることから、今後その立法に向けた取組が進められると思っております。

内閣総理大臣の立場からその議員立法の内容について考えを述べることは差し控えますけれども、この規定が適切に実現されることを期待いたしております。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

実現を期待ということで、先ほどよりだいぶ前向きに御答弁はいただいたかと思いますが、これは私、非常に大事な機関だと思っております。

これもしっかり各党各会派皆様としっかり議論してまいりますので、ぜひこれを一刻も早く設置をしたいということを改めて申し上げたいと思います。

そして3点目は、選挙も終わったばかりでございますので、このSNSと選挙の関係についても少しお伺いをしたいと思います。

これも関連をする総務大臣の方にもお伺いをしたいと思うんですけれども、SNSが投票行動に最近影響を与えるということも非常に議論になっております。

特にですね、動画の切り抜きなどの閲覧というのも非常に増えている状況でありますけれども、他方で広告収入という形で、これが非常にフェイクですとか、あるいは誹謗中傷も含めてですね、ビジネスになっているのではないか、こういう指摘もございます。

またBOTなどを活用して外国勢力、こういうものが偽情報の拡散に介入しているのではないか、こういうような指摘もなされているところでございます。

また今回の選挙では、政治活動としての政党広告、これは各党用いられております。

本党の広告も今回用いられておりますけれども、他方でこれ、公職選挙法の中では、いわゆる選挙運動ということでは、いろんな配布できるビラですとか、かなり厳格に規定をされております。

これは選挙運動の機会の均等だ、こういう公職選挙法の趣旨だと思うんですけれども、しかし政治活動ということでありますので、これは特に規制的なものが何もない。

けれども、例えば選挙期間内は総量規制的なものがあった方がいいんじゃないですとか、いろんな意見があるところだというふうに思っております。

これは選挙制度を支える、まさに民主主義を支えるこの土台であります選挙制度そのものに関わる議論でございますし、インターネット上の偽情報・誤情報対策というのは、従来から総務省の方がこの令和8年度予算の中でもいろんな経費も計上をしながら対策をしているというところかと思います。

こうしたSNSの偽情報であるとか、あるいはこれが収益化して本当にいいのかということであるとか、あるいは広告として何か総量的な規制がいるんではないかとか、今、超党派で協議会をしておりましていろんな議論もまさにしているところでありますが、こうしたプラットフォーマーを所管をする、あるいは公職選挙法を所管をするという立場から、総務大臣、この点についてどういう御所見をお持ちか。

また、こうした何らかの対応についての議論というのはやはり必要ではないかと思いますが、それについても御答弁、もし可能であれば。

答弁者 林芳正

総務大臣、林芳正君。

民主主義の根幹を成す選挙におきましては、やはり表現の自由、そして今お話のあった政治活動の自由、これに配慮しつつですね、選挙人の自由な意思による公正な選挙が確保される、これが重要であるということでございます。

総務省といたしましては、先の衆議院選挙におきまして、この衆議院選におけるインターネット上の偽誤情報に関しまして、今御指摘のあったプラットフォーム事業者に対して利用規約等に基づく適切な対応を行うよう要請を実施いたしました。

また、総務省公式SNSアカウントを通じまして、国民向けの注意喚起を実施したところでございます。

この今、委員からも各党各会で御議論いただいているということでございますが、例えばこのSNSと政治活動への投稿に関して収益化を制限するということになりますと、どのような発信者を対象にするのか、それからどのような投稿を対象にするかなどなどですね、いろんな論点があるとこういうふうに承知をしております。

まさにそういうことも含めて、選挙運動に関する各党協議会において、議論をなされてきたものと承知をしておりまして、その表現の自由、政治活動、選挙運動の自由に関わる重要な問題でございます。

まさに各党会派において御議論いただくべき事柄であると、そういうふうに考えております。

以上。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

もし総理の方からも、こうした最近のSNSと選挙をめぐる状況について、何かコメントあれば、ぜひお願いしたいというふうに思います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

今、総務大臣から答弁したとおりではございますけれども、やはり選挙という大切な時期に、偽情報、誤情報、また外国勢力からの干渉、これはあってはならないことだと思います。

ただ、まずその在り方につきましては、やはり各党各会派で御議論いただくべきことだと考えております。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

ありがとうございます。

しっかりとこれ、超党派の協議・議論しておりますので、皆様とも様々な論点、意見交わしていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

さて、ここからはですね、成長戦略そして賃上げについて伺ってまいりたいというふうに思います。

私たち中道は経済が成長するということはもちろん大事であります。

その上でやはり成長の果実、これが幅広く広がって、そして家計の賃上げにつながっていくということが必要だというふうに思っております。

こうした生活現場を支えていくボトムアップの政策、こういうものにもぜひしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。

その上で、今回高市総理の成長戦略のまさに目玉でもございます成長投資、危機管理投資についてお伺いをしたいというふうに思います。

今までも今回17分野ということで分野を選びましてやってまいりましたが、私自身も推進をしてまいりましたが、例えばGXであるとか、あるいはAI半導体であるとか、今までもいわゆるミッション志向型というか、政府がしっかりと方向性を示して、そして中長期的にしっかり支援をするということで、官民の投資というのをしっかりと前に進めていくということは、今までも各分野でやってきた取り組みだというふうにまさに思っております。

しかもAI半導体ですとかGXについては財源フレームもしっかり確保しながらこうしたことをやってきたということであります。

今回の成長投資、危機管理投資ということで、おそらくさまざまな重要な分野について同様の取り組みをしていくのかなというふうにも拝察をしておりまして、こうした今までのいわゆるミッション志向型のこうした成長戦略の延長線上で、これを大きく拡充をしていくということなのか、基本的な考え方をまず城内大臣にお伺いをしたいというふうに思います。

おそらく今後の事業費とかその辺は官民投資ロードマップですとか、そうしたものを作っていく中で具体に見えてくるかとは思うんですけれども、もし何か少し今後の見通し等も、もし可能であれば合わせて答弁いただければと思います。

答弁者 城内実

経済財政政策担当大臣、城内実君。

お答えします。

高市内閣の日本成長戦略、これは我が国が物価上昇傾向にある中、新たな需要に着目いたしまして、供給力を抜本的に強化する、物をつくる力を強化する、そしてまた潜在成長力を高めていくという考え方を打ち出している点におきまして、これまでのどちらかといいますと、需要を増やすことのみに中心にした成長戦略とは異なると考えております。

今回の高市内閣の成長戦略、狙いとしましては、やはり何といっても御指摘のとおり、経済安全保障、食料安全保障、エネルギー資源安全保障、国土強靭化、サイバーセキュリティといった様々なリスクを最小化する、いわゆる危機管理投資、それに加えまして、AI半導体、様々な、これまでもAI、御指摘のとおり、産業基盤フレーム、安倍内閣総理大臣の頃といった17の戦略分野、そこの先端技術をしっかり花開かせ、日本及び日本人の底力を大胆な成長投資で発揮するということでございまして、その結果、世界共通の課題解決に資するような製品、サービス、インフラを国内のみならず、国外にもしっかり提供することを通じて、日本の成長につなげていくという、この考え方であります。

このため、17の戦略分野につきましては、複数年度の予算や、あるいは長期的な基金による大胆な投資促進、国際展開支援、人材育成、産学連携、国際標準化、防衛調達を含む官庁調達、あるいは規制制度改革といった供給及び需要の両方、両面にアプローチする多角的な観点からの総合支援策を講じるものであります。

御指摘の官民投資ロードマップについては、現在、日本成長戦略会議の事務局で今検討中でありまして、3月ぐらいには一部お示しできるようなことになるのではないかというふうに思っております。

いずれにしましても、この夏に日本成長戦略を策定いたしまして、こうした政策を強力に推進することによりまして、国内の投資の促進、これに徹底的な手こいで行い、その結果、国民の皆様に経済成長の果実を、国民の皆様っていろいろいらっしゃいますけれども、所得の高い方のみならず、中・低所得者、大企業のみならず中小企業、小規模事業者といった方々に成長の果実、これを実感していただくことを狙いとしているものであります。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

丁寧に御答弁いただいてありがとうございます。

三月には徐々に示していけるといったようなご答弁もありましたので、それぞれの分野でどういう取り組みをするのかというのも、しっかりとまた議論もさせていただければと思いますし、私はこの大きな投資を促進をしていくというのは非常に大事なことだと思っております。

しっかりと議論させていただきたいと思います。

もう一点関連して総理にご質問をしたいんですけれども、数年度の予算で大胆な投資をしていく仕組みだというふうなお言葉がありました。

総理からも多年度で別枠でこの予算管理する仕組みを導入するんだというふうにも、確か就任の演説で言っておられたかと思います。

そして補正で今までいろいろな形状をして、今までのGXですとか半導体ですとか、ある程度財源の裏付けがあって複数年でやっているものもありますし、あるいは国土強靭化のように事業費の総額というものをお示しをしながら、それは時々の補正も含めて必要な予算をしっかり確保していくと。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

これまでも例えばGX経済移行債を活用した10年間の先行投資支援ですとか、AI半導体産業の基盤強化フレームにおける7年間の公的支援につきましては、特別会計において別枠管理しながら、必要な財源を確保しながら、財源の裏付けのあるつなぎ国債の発行などによって複数年度にわたる予算措置を行ってきております。

こうした取組をさらに広げていくということを考えています。

具体的には、もうすでに昨年秋に造船ですとか漁船ですとか重要鉱物など、経済安全保障上重要な分野における投資に関して、新たな財源の枠組みについての検討に着手するということを決定しておりますので、令和9年度予算からの導入を目指して検討を進めてまいります。

先ほど委員もご紹介をいただきましたけれども、予見可能性を高めるために、これまで補正に積まれていたもので真に必要なものはもう当初から積んでいこうとか、それから基金ですね。

少し長期化する、3年ではちょっと企業はとてもじゃないけど投資できない、設備投資もできない、研究開発もできない、そういったこともありますから、そういったものも少し長期化していく、こういったことも考えております。

これでですね、予見可能性が高まるということは、これは財政の持続可能性にもつながることであると思います。

成長率の範囲内に、まず債務残高の伸び率は抑える。

政府債務残高の対GDP比を安定的に引き下げる。

で、財政の持続可能性を実現して、マーケットからの信任を確保していく。

これが私の方針でございます。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

財政の持続可能性の議論は、今まで総理がずっとおっしゃってこられたことかと思います。

ですので、結局どのくらいの大きさの予算を何を裏付けにしてやるのかというものが出てこないとなかなか具体的に議論にはなってこないかというふうに思いますけれども、おそらく骨太あるいは成長戦略に向けて議論がさらにスタートするということかというふうに理解をしておりますので、しっかりといろんな中身もまた示していただきながら、しっかり我々もそれが真に成長につながるのか、そしてマーケットの信任や財政の持続可能性も含めて以上に大丈夫かといろいろな論点もございますので、しっかり議論をしていきたいというふうに思います。

ただ基本的にはやはりそうした投資というものが私は必要だというふうに思っておりますし、しっかりと日本を成長させるその大きないろいろなスイッチをぜひ押していただきたいというふうに思っておるんですけれども、他方で先ほど城内大臣からもありましたとおり、それがじゃあ実際にどこまで賃上げにつながるのかと。

例えば雇用の7割を占めるのは中小企業でありますので、こうしたところの賃上げにもどうつながっていくかということも非常に大事だと思います。

いろんな分野の投資をするだけでは、おそらくそこの裾野のさまざまな企業の隅々にまで自動的にそれが行き届くということは、私はここしばらくの経済政策を見ていても、それはなかなか難しいんだろうというふうにも思っておりますので、やはり賃上げの環境整備というものが重要だというふうに思います。

さっき岡本我が党の政調会長からもすでにお話もありましたので、あまり重複する議論は避けようかと思いますけれども、非常にこの円安、物価高、あるいは金利上昇という中で、中小企業のこの賃上げの余地というのは非常に乏しいというふうなお声も聞いております。

労働分配率も非常に高いというのが中小企業の特徴でありますので、本当に上げたいんだけども本当に苦しいんだというふうな現場のお声は皆様もお聞きかと思います。

人手不足関連で倒産をするということもニュースで随分出てきたかというふうに思います。

価格転嫁というのもずっとやってまいりました取り組みも随分定着をしてきたというふうに思います。

最近のデータを見ますと、人件費の転嫁率がやっと5割を超えたというふうな数字も拝見をいたしました。

とはいえ5割ということは、やはり十分に転嫁をできていないということでありますので、これはなかなか賃上げをすればするほど苦しいという状況もあるんだというふうに思います。

そういう意味では、今回実質賃金を上げていくということが非常に大事なテーマになっているというふうに思いますので、この賃上げの環境整備は非常に重要だというふうに思いますけれども、総理は今回、中小企業の実質賃金を上げる上で、この環境整備についてどのように位置づけておられるか、答弁をいただきたいと思います。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

「中小企業は、まさに雇用の7割、付加価値の5割を占める日本経済の屋台骨であります。

持続的な賃上げを実現することが、経済成長にとって極めて重要なんですけれども、政府としては、賃上げの責任を事業者に丸投げしない、継続的に賃上げできる環境を整えていくということを繰り返し申し上げております。

地域経済を牽引する中堅企業ですとか、売上高100億円を目指す成長志向の中小企業、地域経済を支える小規模事業者などの稼ぐ力を抜本的に強化します。

それから先ほど申し上げていましたとおり、やはり予見可能性を高めるということは、これは中小企業、小規模事業者にとっても大事なことで、これによってやはり計画的に賃上げをしたり設備投資をしたり研究開発ができますので、随分これは環境が変わってくると考えております。

やはり今ちょうど実質賃金の伸びがプラスとなってきているこの明るい動きというのは、さらに大きなうねりにしてまいりたいと思っております。

当然、官需については、これはもう今の物価高とか人件費、こういったものをしっかりと反映して発注価格にも反映をさせていただきます。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

賃上げの環境の整備を整えるのが国の責任だというふうな趣旨の御答弁かと思います。

まさにそうであろうというふうに思いますので、ぜひこの賃上げ環境整備、いろんな取り組みありますが、国がしっかり責任を持ってやっていくんだということを、ぜひ大きな柱に据えていただきたいと思います。

公正取引委員会委員長をお呼びしておりますので、今回下請法を改正しまして、中小事業者取引適正化法、取適法ですね、これが新しく施行されるということで大変に期待が大きいと。

先ほど委員会の中でも、公正取引委員会はもっと人手を増やした方がいいんじゃないかというふうな意見もあったところでありますけれども、今回、事業所管大臣と連携をできるというのが、これが非常に大きいというふうに思っておりまして。

多重下請け構造ですとか、いろんな価格転嫁できない業界がかなりありますので、実際にそれを見ている公取ではなくて、実際の各所管されている大臣の皆様がしっかり現場、公取と連携をしていく中で、いろんな指導助言等も含めてやっていけるということで。

どうしても公正取引委員会だけでは人では限界はあるというふうに思っておりますので、ぜひ各省の、特にこうした価格転嫁の進んでいない業界のところ、しっかりと連携をしていただいて執行強化をしていくことで、私、この価格転嫁というのはかなり前に進めることができるのではないかというふうに思っております。

委員長の執行強化に向けた取組というのをぜひ答弁いただきたいと思います。

答弁者 茶谷英二

公正取引委員会委員長 茶谷英二君。

「お答え申し上げます。

本年1月から施行されました、委員ご指摘の取適法では、荷主と運送事業者との取引が適用対象に追加されたほか、新たに協議に応じない一方的な代金決定などが禁止行為に追加されました。

さらに公正取引委員会、中小企業庁、事業所管省庁が連携した面的執行の強化を図る観点から、事業所管大臣にも指導助言の権限が新たに与えられたところでございます。

」この関係省庁との執行連携、面的執行に係る取組につきましては、例えば国土交通省のトラックGメンと連携し、運送事業法等の違反行為未然防止の観点から、荷主事業者等の営業者や全国の高速道路のサービスエリア等において合同パトロールを実施したりしております。

また、中小企業庁と連携し、運送事業者間の取引に関して集中調査を実施しているところでございます。

このほか、個別事件の措置に合わせて、勧告対象となった企業の事業所管省庁と連携し、業界団体への要請や説明会を開催するなど、業界全体の取引適正化を図る取組も実施しております。

さらに関係省庁連絡会議を開催し、執行連携を進めるための実務的な意見交換を行ったり、取引法の調査手法などに関するマニュアルを作成し、これを用いた事業所管省庁向けの研修を開催するなどして、関係省庁間で法執行のノウハウ共有を進めて、取引法の面的執行が実効的なものとなるように取り組んでおります。

さらに増員などにより、公正取引委員会の面的執行体制の強化にも取り組んでいるところでございます。

公正取引委員会としては、引き続き取引法の周知、広報に取り組むとともに、関係者と連携して、違反行為には厳正に対処することで、サプライチェーン全体の適切な価格転嫁を通じた賃上げ環境の整備に努めてまいりたいと考えております。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

委員長からかなり詳細に答弁をいただきました。

ありがとうございます。

具体例としては、トラックGメンとの連携ということで、具体のお話もありましたので、ぜひ金子大臣、よろしくお願いを申し上げます。

価格転嫁のお話ばかりしてまいりましたが、先ほど総理からも予見可能性があることで、賃上げ、あるいは私、この設備投資というものも後押しができるというふうに思っております。

ただ、この中堅企業、中小企業の方がやはり資金調達であるとか、あるいは人材がいないですとか、そういう意味では成長投資への踏み込みという意味では、やはり弱いというふうに思っております。

これは経済産業大臣にお伺いをしたいんですけれども、生産性の向上ですとか省力化の投資、これはですね、いろんな重点分野で柔軟な分野でいろんな投資促進はしていくんですけれども、やはりこの中小企業のしっかりとした成長投資の後押しを私はやっぱり大きな柱にしていかないと、やはり裾野まで賃上げあるいはそういった成長の果実が行き渡らないのではないかというふうに思っておりますが、赤澤大臣いかがでございますか。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣 赤澤亮正君。

中小企業、小規模事業者の持続的な賃上げを実現するためには、生産性を上げ、賃上げの原資を獲得することが重要です。

そのため、経済産業省としては、企業の成長や生産性の向上により、稼ぐ力を高め、強い中小企業を目指して、経営を行っている中小企業を全力で応援してまいります。

具体的には、中堅企業や売上高100億円を目指す中小企業に対する成長投資支援に加え、中小企業の労働生産性の向上を目的として、このような取組を通じて現状維持ではなく、変化に挑む企業、人が報われる形に軸足をおき、筋肉質な強い中小企業への行動変容を促してまいります。

あと1点だけ申し上げると、賃上げ税制ですね。

大企業は、ということにしたんですが、中小企業はやはり大事だということで残しておりますので、そういう思いでも、中堅・中小企業に注目してやっていくという問題意識は共有していると思います。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

そして中小企業、私一つ問題意識としてありますのは、今回当初予算で例えば中小企業と関係予算というのは調べましたら889億でございます。

皆様もご承知のとおり、令和7年度補正だと8364億なんですね。

10倍近い金額は補正で全部ついているということであります。

まさに、じゃあ中小企業の成長投資の促進というのは、じゃあどういう形でしっかりと投資をしていくのか。

総理も「補正頼み」みたいなところをどうしていくのかみたいなことも大きな議論だというふうに先ほどおっしゃっておられましたけれども、ぜひしっかりとこの中小企業の投資予算というものを、どういう形でしっかり予見可能性のある形で確保していくのかということは、ぜひご議論をいただきたいと思っております。

併せて、ちょっとこれも順番変わりますが、教育投資というところからも一つご質問をしたいと思います。

まさに教育への投資というのは未来への投資であります。

これからの日本をつくる投資そのものだというふうに思っております。

特に令和8年度予算においては、市立高校授業料の無償化ですとか、あるいは学校給食費の抜本的な負担軽減、いろんな予算は入っております。

我々も教育負担軽減ということはずっと謳ってまいりました。

しかしやはり今回、私学が特に無償化をしたということで、都市部では公立の方が逆に定員割れになるといったようなニュースも散見されますけれども、やはり公立高校の質の向上をしていくというのは極めて大事なのではないかというふうに思っております。

技術が高い、すなわち生産性あるいは付加価値が高い、こうした人材を育成をする取り組みというのも進めようということも聞いておりますけれども、公立高校の質を上げることによって、しっかりとこういうエッセンシャルワーカー、技術を持った方もしっかりと育てることができる。

その中で地域の雇用も支えることができ、そして生産性を上げるということで、そうした方々の賃上げもできるのでは。

そういう意味ではやはり公立高校の質の向上というのは非常に大事な未来への投資なんではないかというふうに私自身思っております。

令和7年度の補正予算ということで、このための基金というものが造成されておりますけれども、やはりこれもしっかりと予見可能性を持っていろんな高校が質の向上の取り組みをするという意味では、引き続きの予算確保ということもしっかり政府に求めたいと思いますし、文科大臣のこれからの取り組みというのをぜひお伺いをしたいと思います。

答弁者 松本洋平

松本洋平君。

お答えをいたします。

公立高校は高校教育の普及や機会均等を図る地域社会に根差した重要な存在であると認識をしております。

特に今ご指摘をいただきました専門高校でありますけれども、公立高校が約8割を占めるなど、社会経済を支える人材養成を担う役割を果たしているところであります。

私も三党協議の実務者でありましたけれども、私立の高校の無償化に合わせて、それだけではなくてですね、例えばその授業料のほかの学用品などの支援の充実を図るべきではないか、また同時にですね、今お話がありましたように、教育の質の向上を図るべきではないかというような多くの意見が出される中で、三本柱が三党の合意で結ばれたというふうに承知をしているところであります。

文部科学省におきましては、先般、高校改革の方向性などを示したグランドデザインを公表いたしておりまして、また、公立高校を対象に、令和7年度補正予算で設けた高校教育改革促進基金におきまして、地域に欠かせないアドバンスド・エッセンシャルワーカーなどを育成する役割を果たす、専門高校をはじめとする先導的な学びのあり方を構築するパイロットケースの創出に取り組むこととしているところであります。

今後、この国が示したグランドデザインに基づきまして、各都道府県において策定される高校改革の実行、これを着実に実施できるよう安定財源を確保した上で、交付金などの新たな財政支援の仕組みの構築についても検討をしているところであります。

それぞれの地域におきまして必要とされる人材というものは大きく異なっているところでもありますので、各都道府県においてしっかりと計画をつくっていただく。

また文部科学省としても、その計画策定に伴走をしながら予算面も含めてしっかりとサポートをしていくことができるように全力を尽くしてまいりたいと思います。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

残りの時間もだいぶ迫ってまいりましたので、住宅政策について最後にお伺いをしたいと思います。

これ私も大臣のときに非常に関心を持って、特にマンション価格、首都圏とかなり値上がりをしておりまして、本当に若い世帯がこれもうまさになかなか買えないなというふうなお声も非常に聞いてまいりました。

当時はですね、やはり外国人金子大臣が登記的なそういう取引をしているから値上がりをしているんじゃないかみたいな御指摘も国会でいただいたこともありまして、実際のところはどうなんだろうということで調査も準備をしておりました。

昨年質問をさせていただいたときには、まだ調査の中身が途上だということでございましたけれども、結果が出ていると思いますので、ちょっと簡単にその結果について金子大臣の方からお話しいただけますか。

答弁者 金子恭之

国土交通大臣金子恭之君。

中野前大臣には、都市部の中で住宅価格が上昇する中で、まさに今おっしゃったようにマンション取引の実態把握に着手していただき、積極的な取組を進めていただきました。

引き継いでおりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

また、近年の住宅価格上昇については、もう釈迦に説法でございますが、需要と供給の両面での様々な要因があるわけではありますが、このような様々な要因の一つとして、御指摘のとおり登記目的でのマンション取引の可能性を指摘する声もあると承知しております。

このため中野前大臣が着手いただきましたが、三大都市圏等の新築マンションを対象に不動産登記情報等を活用して、短期売買と国外からの取得の2点について国土交通省として初めて調査を行い、その結果を昨年11月……住まいは生活の基盤であり、日本人か、外国人かを問わず、実需に基づかない投機的取引……。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

最後に、先ほど調査を引き続きやっていただけるというところで、いろいろな登記的なものになっていないかはしっかり把握していただきたいんですが、やはり需給バランスの問題が大きいと思っております。

2005年、首都圏のマンション供給戸数は当時8万、2015年は4万、2025年は約2万2千ということで、やはり非常に供給が少ないということであります。

他方で、これ前から言われているんですけれども、都心部でも空き家はかなりあります。

既存住宅が全然流通をしていないこういう状況にある中で、やはり住宅政策を新築から、空き家や既存住宅などの既存ストックのリノベーションですとか流通促進に大きく舵を切る必要があるのではないか。

そうすることで、やはりアフォーダブルな、手に入りやすい住まいの確保というのができるのではないかと思いますが、最後にこれについて答弁いただければと思います。

答弁者 金子恭之

国土交通大臣金子恭之君。

お答えいたします。

先ほども申し上げましたとおり、近年の住宅価格上昇の背景には、需要と供給の両面での様々な要因があるものと認識をしております。

その上で、今、委員からお話がありました、空き家を含めた既存住宅ストックを有効活用していくことが、一層重要になると考えております。

令和7年度補正予算や、令和8年度投資予算案において、既存住宅の耐震化、省エネ化などの取組を進めるとともに、新たに都市部に所在する空き家の流通を促進する事業を創設しています。

これらに加え、質の高い既存住宅について、借入限度額や控除期間を令和8年より拡充することとしている住宅ローン減税等の各種支援制度を活用して、国民一人一人が過度な経済的負担を感じることなく、希望する住まいを確保できる環境整備に取り組んでまいります。

委員長 坂本哲志

中野洋昌君。

質疑者 中野洋昌

やはり住まいの中で、この住宅価格高騰の問題というのは非常に皆さんご関心高いと思います。

ちょっとまた他にも賃貸の問題ですとか、あるいは冬季、あるいは防災減災等の質問も準備をしておりましたが、時間となりましたので、以上で終わらせていただきます。

ありがとうございました。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)この際、後藤祐一君から関連質疑の申出があります。

小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。

後藤祐一 (中道改革連合・無所属) 64発言 ▶ 動画
委員長 坂本哲志

坂本哲志君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一でございます。

中道改革連合の後藤祐一でございます。

まず午前中、稲田委員の質問で、再審、裁判の確定判決が出た後、やり直しをする再審ですね。

これに関する質疑がありました。

先日、滋賀県の日野町の事件で、坂原博文さんが、再審請求の開始、ようやく十数年かかって最高裁が認めたわけですけれども、袴田さんの事件ですとか、いくつかのお話も稲田議員からありました。

これ大変人権に関わる話で、稲田委員の言葉をそのまま引けば、「冤罪の救済に人生をまるごと損なう膨大な年月がかかったこと」、そして「有罪の重要な証拠が捜査機関による捏造、誘導、偽造であり、それが隠されていた」というお話がありました。

法務大臣からは、これはお立場があるんでしょうが、法制審議会から極めてこれについてネガティブな答申があったので、それに沿った答弁をしなきゃいけないんでしょうが、総理にこれはぜひ政治的判断をいただきたいんです。

稲田委員がですね、自民党の稲田委員が、ひたしすぎであり、かつこれは超党派の議連で、柴山委員、法務大臣経験者が会長を務める超党派の議連でも法案を出していて、この中で特に証拠が、やはり検察側が持っていて、有罪にされちゃった側の証拠集めって大変苦労するわけですよね。

この証拠開示と、あとは検察側の抗告、不服申し立てですね。

これは禁止するという、この2点はぜひ盛り込みましょうよというお話がありましたが、残念ながら法務大臣からはネガティブな答弁でした。

これ総理に、ぜひこの再審をこの国会で出されるということですから、この検察側の証拠開示と抗告禁止について、政治家としての御判断をいただきたいと思います。

総理、いかがですか。

もう法務大臣がさっき答弁していますから、もう一度、じゃあ法務大臣。

いや、これ同じ答弁さっきされていますから。

いやいや、また違う答弁があるかもしれない。

答弁者 平口洋

平口洋君。

同じような答弁になるんですけれども、再審制度のあり方については様々な御意見があるということは承知をいたしております。

その上で、法制審議会においては、証拠の提出命令制度は再審請求審の手続構造と整合的であり、これにより必要かつ十分な証拠が裁判所に提出されることになるといった意見が多数を占めたものと承知をしております。

また、再審開始決定に対する検察官の抗告、不服申し立てを禁止することについては、三審制の下で確定した有罪判決を、いかほどの判断で確定的に覆せるのは不合理であることなどの理由から、反対意見が多数を占め、答申に盛り込まれなかったものと承知をしております。

法制審議会においては、様々な立場の構成員によって幅広い観点から精力的にかつ丁寧に議論が行われたものと承知しており、法務省としては答申を重く受け止めておるところでございます。

今後、答申を踏まえて速やかに準備を進めるとともに、幅広い御理解を得られるよう丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。

それでは総理いかがですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

今、法務大臣から法制審の答申を重く受け止めるという話がございました。

そしてこの後でございますけれども、その答申を踏まえて法律案を提出することになろうかと思います。

私自身が総裁選挙でも、この再審制度について訴えてまいりましたし、またこれは自民党の選挙公約にも、政権公約にも入っているものでございます。

ただ内容について、先ほど大臣がおっしゃったとおり、法制審の答申というのは非常に重いものですけれども、審査がこれからありますので、例えば与党内、そして超党派の議連でも御議論いただいていますから、そういった御意見をしっかりと踏まえて適切に判断をするという種類のものであると思っております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

法務大臣は同じ答弁に2回して時間稼ぐのをやめてほしいんですよね。

さっきと同じ答弁ですからね。

でも総理が少し今後の幅についてお答えいただいたことは、ぜひそこをまさにリーダーシップ発揮していただきたいと思いますし、今も自民党側の委員の方も、さっき稲田委員のときはかなり大きな声で「そうだ」と感じが、もちろん野党側からはありましたので。

ぜひ、本当に自民党の皆さん、この再審、よくない、よくないというふうに言ってらっしゃる方も現におられる。

ですから、ぜひ自民党の中のチェックでも上手にやっていただいて、証拠開示と検察側の抗告は駄目というふうにしていただきたいですし、もしそれがうまくいかない場合には、議員立法でやりましょうよ。

あるいは、閣法が出てきて、その条件を満たしていなかったら、国会で修正して、ちゃんと血の通った国会にしましょうよ、総理。

そんな格好悪いことにならないように、確保でちゃんと二つ満たしたものをやれば、「高市総理、さすが」ってなるじゃないですか。

総理が言えば誰も逆らえませんよ。

ぜひリーダーシップを発揮していただきたいなと思います。

力あるんですから、こういうところで使いましょうよ、総理。

では本論に戻りたいと思いますが、予算委員会ですから、まず予算についてお伺いしたいと思います。

総理に伺いたいと思いますが、総理は施政方針演説で「毎年補正予算が組まれることを前提とした予算編成と決別し、必要な予算は可能な限り当初予算で措置します」と明確にされておられます。

実際、毎年秋から冬にかけて、あるいは1月ぐらいに補正予算が出る。

来年度の4月からの本予算がある。

これを併せて事実上作業をしていて、「じゃあこれは補正で、これは当初予算で」みたいな査定をしているのが現実です。

大体の場合において、補正予算の方がジャブジャブというか、査定が甘い場合が多いんですよね。

そういう意味で、この施政方針演説、私は評価したいと思いますけれども、「補正予算を前提とした予算編成と決別する」というのはどういうイメージなんでしょうかね。

その、2年がかりというお話でしたけれども、最終的には災害とか突発的に起きたものはもちろんしょうがないんですけれども、毎年その補正予算で常態化しているような予算は全部当初予算に引っ越して、補正予算はほとんどなくなるようなイメージだと考えてよろしいんでしょうか、総理。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

経済成長を実現するためにも必要な財政出動を行うにあたっては、特に民間事業者、それから地方公共団体の取組を後押ししようと思うと、政府の予算の予見可能性を確保することが大事だということを考えてきました。

自民党の中におりましても、そのようなことに関われる立場にありませんでしたので、ようやく内閣総理大臣になって、この大改革を何としてもやり遂げたいと決意をしました。

毎年度補正予算が組まれるということを前提とした予算編成と決別するということなんですけれども、これはもう大体見通しがつきますよね。

例えば学校施設整備費で、どれぐらいの数の学校に新たにエアコン設置しなきゃいけないかとか、老朽化対策をしなきゃいけないかとか、道路整備ですとか、災害対策についても、あらかたこの1年間予測はしっかりつくようなものについて当初予算で措置をする。

そして、ものすごく流動性があるとか、突発的なことが起きたとか、それから新規です。

これ、経済の状況、外的な要因で非常に経済が悪くなるとか、感染症が発生するとか、いろんなことありますから、そういった状況も見ながら途中でどうしても措置しなきゃいけない、そういったものは補正予算で措置をしていく。

そのように考えております。

補正予算を全くゼロにするということではないですが、毎年当たり前のようにつく予算であって、必ず必要なものというのは当初予算で対応する。

これが一番、財政の健全化にも、つまり財政の持続可能性にもつながっていくものだと思います。

経済成長にもつながっていく。

予見可能性というのはそういうことだと思っております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

そうすると、毎年当たり前につく予算、予見可能な予算については、補正予算ではなくて当初予算に全て引っ越すと。

何か財源がちゃんと張り付いたものだけちょっとだけ引っ越すとかじゃなくて、全体として、例えばインフラの予算だとか、今言った教育の関係の予算だとか、ある程度予想がつくものはほとんど補正からまるごと100%か、あるいはほとんど移るという理解でよろしいですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

当然ながら、重要なもの、必要なもの、これを引っ越すということでございます。

やっぱりメリハリをつけなきゃいけません。

だから、今普通に補正でついているものであっても、それを丸ごと当初予算に引っ越すということは考えておりません。

その中でやっぱりメリハリをつけて、本当に必要なものは当初で措置をする。

必要のないものはもうやめていくと、ということになろうかと思います。

ただし、来年度につきましては、もう私が総理になったのが10月21日ですから、もうシーリング外予算要求も終わっていて、実際には間に合っておりません。

ですから、ちょっと一部頭出しはさせていただいたつもりでございますけれども、具体的には今年の夏からの予算要求から変わっていく。

それで骨太の方針でそれを示していけるように急ピッチで作業をします。

だから、再来年度、そしてその次と、2年ぐらいはかかると思いますけれども、確実に変えていく、その決意でおります。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

重要なものは当初予算に言って、そうでないものはもうやめると。

という形になるという非常に明快な御答弁でございました。

最後のところは2年がかりというのは、今議論しているのは8年度予算ですけれども、9年度予算と10年度予算で2年度かけてやるというようなイメージということでよろしいですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

(高市総理)もう少し早くできればいいんですけれども、ただ複数年度でやっているようなものもあります。

それから例えば来年度どうしても急ぎというようなことで補正をやる可能性もありますから、来年度の予算は残念ながら途中からでございますけれども、その次の翌年度の予算が成立して、そしてもし必要な場合補正がついたらその辺りまでということで、おおむね2年という目標を立てております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

ぜひこれ大事ですから、やってください。

逆に当初予算を増やしました、補正もやっぱり同じようにたくさん出しましたと言ったら、これ、マーケットが持ちませんから。

そこはぜひ気をつけてやっていただきたいと思います。

続きまして暫定予算に移りたいと思いますが。

おっと、こぼしちゃった。

失礼しました。

人数少ないところに、大変なんですよ。

ごめんなさいね。

はい、すいませんでした。

あと先ほど柴山大臣は、本部大臣じゃなくて文科大臣ですね。

大変失礼しました。

暫定予算ですが、総理が8年度予算は何とかこの年度内に成立させたい気持ちはよくわかります。

わかりますが、解散で1か月審議が始まるのが遅くなって、間に合わない場合もあり得るわけですよね。

そうである以上、暫定予算の議論は当然あり得る議論として、この予算委員会でしなきゃいけないと思うんですけれども、暫定予算については2つしかルールはないはずなんです。

1つは財政法30条。

法律上の根拠はこれしかありません。

「内閣が必要に応じて暫定予算を作成し、これを国会に提出することができる」。

もう1つはこれなんです。

平成3年、かなり前ですけれども、自民・社会・公明・民社の政調会長合意というのが、平成3年3月27日にありまして、「憲法83条、財政法30条の趣旨からして、1日たりとも予算の空白をつくるべきではない。

それは提案権を持つ政府の責任であり、また議決権を持つ国会の責任でもある」。

それと、「その趣旨からすれば、暫定予算については、与野党が合意し得る行政運営上、必要最小限の経費にとどめるべきものである」。

こういうふうにされております。

それで、これは非常に含蓄のある合意事項だと思うんですけれども、我々野党は来年度予算についてはいろいろまさに質疑をしているわけですけれども、今度の4月1日からちゃんと世の中が動くようにすることについては協力したいと言っているんです。

これはもう岡田代表が今日午前中の質疑でも言っていますし、代表質問でも申し上げました。

それと野党のこの予算委員会に議席を持つ各会派は、中道、国民、参政、チームみらい、共産。

この暫定予算については「協力しましょう」ということで意見一致しているんです。

つまり、ここであるところの「1日たりとも予算の空白をつくるべきではない」ということについて、議決権を持つ国会の責任として、我々はその責任を果たすようやります。

じゃあ提案権を持つ政府の責任を果たすつもりありますか。

我々は予算を出すことはできないんですよ、国会は。

予算を、暫定予算とはいえ、出すことができるのは内閣だけなんですよ。

この「1日たりとも予算を空白をつくるべきではない」という責任は、来年度当初予算がどういう運びになっていくかは、もう高市総理の手は離れていて、まさにこの予算委員会の国会側で、国会の運営をどうするかをもう判断する段階に入っていますから。

政府の果たすべき責任は、もし暫定予算になった場合に備えて、暫定予算の編成を、ないないでもいいから準備しとけと指示することなんじゃないですか。

この提案権を持つ政府の責任を果たすつもりはありますか。

総理。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

(高市総理)令和8年度の予算の審議方針、これは国会の運営ですから、国会においてお決めいただくことでございます。

その上で、何とか野党の皆様にもご協力をお願いしつつ、令和8年度予算について、年度内に成立させていただけるように、国会でのご審議には誠実に対応してまいりたいと。

今、令和8年度のこの予算についてご審議をいただいている最中でございますので、今の段階で暫定予算について私から申し上げることはございません。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

そこはわかっているので、今の段階で「暫定予算いいですよ」と言えないことはわかっているので、一般論で聞いているんです。

その提案権を持つ政府の責任を果たすつもりはありますか。

そういう状況になった場合。

これを果たしていただかないと困るわけですから。

国会では予算を出せないんですもん。

提案権を持つ政府の責任を果たすつもりはありますか、総理。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

一般論とおっしゃいましたね。

年度予算のことじゃなくて、一般論とおっしゃいましたので、政府の責任を果たす用意はございますが、あくまでも何とか国民の皆様のためにも力を合わせて、ご理解を賜って、私どもも誠実に対応してまいりますので、来年の予算の年度内成立にお力添えを賜りますよう、伏して伏してお願い申し上げます。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

ギリギリのところで少し気持ちはいただきましたが、ただ、総理、令和8年度当初予算をどういう審議認定するかは、国会でまさに与野党がこの予算委員会であるいは国対間で議論する話であって、お願いするのはもう何度も、10回も言っていますけれども、そこは答弁を誠実にしていただくことが内閣としてのお仕事であって、国会の運営に関してはとにかく言わないということでよろしいですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

先ほどから、国会の運営は国会においてお決めいただくべきものと申し上げております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

では国会で野党でぜひ議論していきたいと思いますが、そこで小川代表も代表質問、本会議でも、今日の午前中の予算委員会でも言っていましたが、この暫定予算となった場合に、小学校の給食の実質無償化というか、一部取る指標もあるようですけれども、この実質無償化、そして私学の高校の無償化、これは新しい予算、新規予算なんですね。

今まで暫定予算というのは公務員の人件費ですとか定常的な予算というのが中心だと言われてきました。

新規予算はなかなかはまりにくいみたいな議論がありますけれども、先ほど申し上げたように、暫定予算に何を盛り込めるかは実は制約はなくて、先ほどの財政法30条によれば、必要に応じて暫定予算を作成できるんですから、必要ならやればいいんです。

しかも私学の無償化については、多分日切れ法案として法案を通すわけですよね。

そうすると、まさに法律が成立すれば必要そのものじゃないですか。

給食だって4月から、何日かからはもう学校給食が実際に始まっていくわけですよね。

それを前提に市町村だって準備されているわけですよね。

ですから、この2つは盛り込んだ上で、まさにここに書いてあるように「与野党が合意し得る行政運営上必要最小限の経費にとどめるべき」というもので、これについてもこの予算委員会に席のある各野党は、今言った2つ、小学校の給食実質無償化と私学の高校の無償化予算をこの暫定予算に入れることについては、皆さん賛同いただいているんですよ。

与野党が合意し得る行政運営上必要最小限の経費に、もうこの小学校の給食と高校私学の無償化はもう入れて問題ないと思うんですけれども、与野党で合意し得るんですから、これはこの理解でよろしいですか。

多分これお答えにしにくいでしょうから、これは主計局長に通告していると思うんですけれども、一般論としていきます。

新規予算であっても、これ与野党が合意していれば暫定予算に盛り込んで問題ないですよね。

政府参考人 宇波博貴

財務省主計局長、宇波博貴君。

お答え申し上げます。

一般論でございますけれども、暫定予算につきましては、先ほど委員がご指摘の財政法第30条、これでは先ほどの御指摘のあった規定がなされているところでありまして、その具体的な内容については法律では定められておりません。

また、先ほど御指摘のあった平成3年の与野党合意でパネルのとおりの記述があるところでございますが、この与野党合意がなされた後においても、国民生活などに支障が生じないよう、従来から暫定期間中に特に必要があるものについては、新規施策に関する経費についても、暫定予算に計上してきているところでございます。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

新規予算も入ったことあるんですよ。

総理も同じ見解ということでよろしいですね。

一般論で結構です。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

一般論と言いながら、来年度4月から実施しなきゃいけない、いわゆる高校無償化や学校給食費にギリギリ踏み込んでこられておりますよね。

さっき局長が答弁したとおり、それは新規のものでも対象にはなりますけれども、しかしながら、暫定予算というのは年度内に予算が成立しなかった場合に対応するものでございます。

現在2月でございますので、なんとか年度内に成立をさせていただきますよう、ご協力をお願い申し上げる次第です。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

間に合ったらいいじゃないですか。

でも間に合わなくなることもあり得るじゃないですか。

しかもだって参議院がどうなるかは分からないし、参議院は与野党の構成が全然違うわけですから。

そこをもし間に合わなかった場合に備えて、暫定予算といったって、実はすごいたくさんの予算の品目があるんですよ。

日本中でいろんな事業が動いていくわけですから、4月から。

準備を始めなきゃ間に合わなくなっちゃうじゃないですか。

だから例えばこういうときに答弁するときに、「暫定予算は作ります」と言えない理由が分かりますよ。

だけども旗は下ろさないけれども、準備は始めておいていただかないと。

じゃあ、「はい、じゃあ暫定予算出してください」というのは一日でできるものじゃないですから。

内々でも結構ですから、プランBとして総理、財務省主任の秘書官と話すのもいいけど、ぜひちょっと私の話を聞いていただきたい。

外に向けて「やります」と、暫定予算やりますとは言えないのはわかるけど、プランBとしてその場合に備えて、内々でも暫定予算案の準備を始めておくべきだと思うんですよ。

それは否定されないということでよろしいんですか。

そうしないと事務方が困っちゃうんですよ。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

先ほど主計局長からお答えしたのは、小村武さんの予算のコンメンタール、財政法の暫定予算の計上の部分でございますけれども、この前提として、本予算が年度初めまでに成立していない場合のつなぎのための暫定予算についてという、この前提でございまして。

先ほど総理がおっしゃったように、今まだ2月で真摯な議論を本当にやっている時点で、私も長くこの世界でこの仕事をしておりますが、現状においてどうだという議論をするタイミングではないんじゃないかなと。

それが今はできていないからといって、私どもの予算編成、その作業についてどうこうという状況ではないのではないかと思っております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

そしたら年度内に成立ができないとわかった瞬間に、そこで指示するんですか、財務大臣。

それは内々で指示しておいて、準備がある程度してある段階から表で言えるようになっていくという話で、内々の準備はもうしないと断言できるんですか?内々の準備をするなというんですか?それだって財務省だって内々で準備するでしょう。

内々で準備しちゃいけないんですか、財務大臣。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

先ほどから内々のお話がだいぶ出ておりますが、この予算委員会という、テレビリというほど内々ではない世界、この世にありませんので。

なかなか霞ヶ関でのご経験の長い後藤委員のおっしゃる言葉には含蓄もあるのかなと思いますが、ここで内々の話というのはあまりないのかなと思いながら、私どもはいついかなることがあっても準備をするということでやっておりますので。

まさに小村武さんは、この主計局長から次官をされた方で、私の元の直属の上司でございますが、多分そのようにおっしゃったと思います。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

財務大臣、答弁上手ですね。

「いかなることがあっても準備する」って微妙に上手に。

さすがですよ。

準備してください。

今ので準備しても咎められないことはわかったので。

それともう一つはっきりさせておきたいのは、一部に「4月も3日、4日ぐらいまでだったら暫定予算を作らなくてもいいんだ」みたいなことを言う人が時々います。

昨日もテレビ番組にすごいと言っていた人がいましたが、ここにあるように「一日たりとも予算の空白をつくるべきではない」ともう合意されているんです。

一回だけ、この後間に合わなかったことが実はあるんだけれども、それは非常によろしくないことで。

暫定予算を避けられないということになった場合には、4月1日から実施できる暫定予算、つまり3月31日までに衆議院・参議院両方を通さなきゃいけないという理解でよろしいですか。

できれば総理にお願いしたいですが。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

先ほどから何回もそのお話をしているわけですが、今の時点では全てその大変過程のお話でございまして。

この2月という時点で、全く内々ではないこの予算委員会で、内々ではなくて既に提出されて議論になっている予算の審議を行っているところでございますから、なかなかその準備段階について今の問いにストレートにお答えすることは難しいんですけれども、いついかなる状態があっても対応はいたしますということで、我々は別に今年に限らず、いつもそういうことをしているということではないかと思います。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

一般論は結構です。

この3月から4月の話ではなくて、一般論として暫定予算を編成せずに、通さずに、本予算だけで、例えば4月1、2、3日は成立していなくて、4日にならないと、4月3日に本予算が成立しましたと。

暫定予算は成立していませんというようなことは、一般論として許していいことなんですか。

これはまずいという理解ですか。

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

平成3年は1991年でございますが、私はこのときまだ大蔵省で仕事をしておりまして、この当時の政治状況を思い出すわけでございますが、この暫定予算についての合意は非常に重たいもので、議決権を持つ国会の責任であるとは、まことにごもっともでございますが。

確かに委員がご指摘のように、これはできなかった、国会情勢によってですよ、できなかったこともあります。

なぜ空白ということが過去あったことがあるかというと、一番最初に地方自治体等をはじめ、義務的経費の大きなものがあった。

それまでには何とかするということが言われていた時期があって、その頃も私はもう予算も含めて仕事をしておりますので覚えておりますけれども、それをやはりこの議員大学生のもとで、当時ここにあった政党の政審会長が合意した。

これは国会運営として非常に重たいことと思っております。

委員長 坂本哲志

坂本哲志君。

これ重たいので、実際国会側もそこは意識しなければいけないし、我々はきちんと4月1日から暫定予算が執行できるような協力はこれを全面的にするということは申し上げておきたいと思います。

質疑者 後藤祐一

それでは食料品消費税ゼロに行きたいと思いますが、今日何度か議論があったので一つだけ総理に伺いますが、総理は衆院選の公示日の前日1月26日の記者クラブ主催の討論会で、「私としてはできるだけ早期に引き下げたい」と、食料品消費税ですね。

「希望は年度内、2026年度内を目指していきたい」と、こういうふうに述べておられます。

これは、もちろんその後、代表質問の答弁では、「国民会議で議論を行い、具体的な実施時期を含めて、結論を得て行おうとしている段階であり、現時点で結論を先取りすることはいたしません」ということで、少し後退させていますが、この食料品消費税ゼロの実施時期は2026年度内に実施する可能性も否定はしないということでよろしいですか、総理。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

実施時期をはじめとして各党派により指摘された検討すべき諸課題、これを国民会議でまさに議論を開始するという段階ですから、今日決め打ちで私自身が申し上げることはできません。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

ということは、議論の結果2026年度内に実施となることもあり得るということで、可能性としては否定しないということでよろしいですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣 高市早苗さん。

議論の結果、そうなることも可能性としては否定はいたしません。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

明確な答弁ありがとうございます。

そうしますと、これ準備を考えるとどうなるんでしょうか。

今日経産省の政府参考にも来ていただいてますけれども、私、実は経産省の流通産業課ってまさに流通業を所管する課の課長さんだったことがあるんですけれども、これ流通業界に聞いても「できれば1年、どんなに急いだって半年」というぐらいが相場感だと伺っていますけれども、これ事務方からで結構ですけれども、この消費税の引下げ法案が成立してから実施されるまで、どんなに短くてもどのぐらいの期間が流通業から見たとき必要ですか。

政府参考人 山本和則

中小企業庁次長 山本和則君。

お答えいたします。

現在、中小企業向けに、いわゆるスマレジシステムを含むレジ関連システムなどの導入支援が可能な補助金が既に措置をされております。

令和7年度補正予算におきまして、3400億円措置した生産性革命推進事業の中に、デジタル化AI導入補助金として措置をしております。

スマートレジシステムの含みに向けては、活用状況調査、関係業界のヒアリング等を足元で進めておりますので、現場の声に耳を傾けながら必要な時期については精査を進めてまいる所存であります。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

補助金いくら必要ですか、なんてこと聞いてないですよ。

法律が成立してから実際の実施までの期間として、私は流通業からは「できれば1年、どんなに短かったって半年だ」っていうぐらいの相場感かなと思って、それ正しいですかって聞こうと思ってるんですが、まあ埒はあかないので経産大臣お答えください。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣 赤澤亮正君。

時期についてまさに事務方に聞いていただいたところでありますが、私自身に対しては総理から「スマレジシステムの活用状況調査とか、既存のデジタル化AI導入補助金の活用にスマレジシステムの導入促進とか進めるべきことをしっかり進めておけ」というご指示をいただいています。

ただ、現時点において最短でどれぐらいかかるかというのは、まさにその調査とかも含めてスマレジがどれぐらい普及しているかとか、そういうことにも関わってきますので、今申し上げられる状況にはございません。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

委員長にお願いしたいと思いますが、法律が成立してから実施までに、最低どれだけ必要かということを、これ流通業だけじゃないと思うんですね。

今日の午前中もありましたけれども、いろいろな業界に影響がします。

飲食業界ですとか農業だとか、そこも含めてどのぐらいの期間が必要かということを、各業界の影響をまとめて、こちらの予算委員会に届けていただくよう、理事会でご協議ください。

委員長 坂本哲志

後刻理事会で協議をします。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

先ほど総理は2026年度内の消費税引下げの実施について可能性を否定しませんでした。

そうすると2026年度予算案は修正する必要がありますよね。

消費税収が減る、あるいは地方の税収も減るんで、それは当然国からその分お金を渡さなきゃいけない。

あるいは、先ほどの経産省が用意している補助がそれだけ足りないのかどうか。

当然、これ必要となりますよね。

もしその可能性があるんだとしたら、来年度予算をまさに今審議している中で、どういう項目の修正が必要なのか、議論しなきゃいけないわけですよ。

どの予算項目、税収を議論しなきゃいけないのか。

これは財務大臣かもしれないけど、お答えいただけますか。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣、赤澤亮正君。

赤澤亮正税収が減るんですか。

一応一般論になりますけれども、消費税率の変更への対応については、S-Mileageシステムの導入に加えて、会計、在庫管理等といった既存システムの改修等も必要となる場合もあると認識しています。

そのため、足元では関係業界へのヒアリングなどを進めているところであり、現時点で申し上げられることは、いずれにせよ経産省として必要な対応を整理、実行し、国民会議の結論が出れば早期に準備が整うように検討を進めていくということが申し上げられることであります。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

後藤祐一いやいや、まず。

消費税収が減るわけですよ。

なんで経産大臣が答えるんですか。

網羅的にまず消費税収、国税分がこんだけ減って、地方税収分がこんだけ減って、それに跳ねるものとかいろいろあったりするし、そういったものがどう変わっていくのかというのが、まさにこの今審議している予算の修正、どの項目みたいな話なわけですよ。

こんな曖昧な状態で13日まで上げるってどういうことなんですかっていうことになっちゃうわけですよ。

(高市総理が手を挙げている)

答弁者 高市早苗

高市早苗まず事務方からお答えさせます。

政府参考人 青木貴則

財務省主税局長、青木貴則君。

青木貴則消費税収について影響をお尋ねでございましたので、お答えをいたします。

お尋ねの消費税収への影響につきましては、現在国民会議で議論されている結果を踏まえた制度設計によって変わりうることから、制度設計が固まっていない現段階では、令和8年度の減収見込み額を答えることは困難であるということをご理解いただきたいと思います。

いずれにいたしましても、国民会議で実施に向けた検討すべき諸課題について、現在議論が行われているということでございます。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一委員長。

例えば来年の3月1日から実施した場合に、3月1か月分の減収分がお答えするのは困難でございますと言って、じゃあどうやって予算修正すればいいんですか。

ですから、これ整理されていないので。

税収がどれぐらい、地方税収も含めて減って、どういうところを変えなきゃいけないのかということを整理して、この理事会に届けていただくよう、理事会で御協議いただきたいと思います。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)まず財務大臣。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一いやいや、別にこれ答弁を求めていないです。

理事会で御協議いただきたいと思います。

いやいや、理事会で答弁を求めていることでもありませんので。

まずは、じゃあどっちにしますか。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

高市早苗今御審議いただいている来年度当初算を見直していただく必要はございません。

先ほど「来年度中にできる可能性があるのか」と聞かれたので、それは国民会議での議論がとても早く終わったら、税制の改正案などを出しますよ。

でも、またその時に補正も、さっき言いましたように、これは予見していないことがこの時期に起きたということで補正も出せます。

来年度の予算について、これ影響を及ぼすものじゃありません。

結論が出たら税制の改正法を出すということでございます。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一どういう項目に影響が及ぶかは、ぜひまとめて理事会に提出いただきたいと思います。

理事会でお取り計らい願います。

委員長 坂本哲志

坂本哲志(予算委員長)

答弁者 片山さつき

財務大臣、片山さつきさん。

後藤祐一答弁を求めていないです。

理事会へ御協議願います。

片山さつきいや、理事会協議とはまたちょっと性格が違うものですから。

恐れ入ります。

委員長に御指名いただいたので、この食料品の消費税率については、まさに今後、超党派で行う国民会議で議論を行い、具体的な実施時期や検討すべき課題やその対応策を含めて、これから結論を得ていこうとしている段階でございまして、この段階で今おっしゃったような数字について、具体的な実施時期について、結論を先取りするということはいたしません。

春先ぐらいからそういった議論をして、秋に決まるということは、今までも様々な閣僚間の協議でありましたけれども、その時点でこういうことをやっていたことはありませんから。

今、委員長の方に議論をさせていただくということをおっしゃったんですけれども、それは今までのことを考えれば、令和8年度予算案に反映されていなければならないという御指摘ではないと思っておりますので、そのところについては我々省の方からしっかりとお答えをさせていただかねばいけないと思って、今、手を挙げました。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

では、数字じゃなくて結構ですから、どの項目がどう影響を受けるのかという、その項目を提出していただくよう理事会で協議願います。

理事会は予算委員会の運営等々についてお互い協議をしていく場でありますので、まずは執行部との間でさまざまな審議の上で、その答弁を、回答をお願いいたしたいというふうに思います。

運営とはまた違う。

委員長 坂本哲志

じゃあ速記を止めてください。

資料要求として理事会で協議をいたします。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

これは普通にそういうふうに申し上げると助かります。

時間がなくなってしまったんですが、トランプ関税を少しやりたいと思いますけれども、マヨネーズの例がよく出てくるので申し上げますと、元々マヨネーズを日本からアメリカに輸出する場合、6.4%の関税がかかっておりましたが、総合関税は、この6.4%分を含めて15%の関税に、2月24日まではなっていました。

それが連邦最高裁で駄目だということになって、それからあと150日以内の間、アメリカの通商法122条に基づく関税というので、このもともとの6.4%に10%プラスする、つまり16.4%に今なっています。

つまり総合関税のときより1.4%増えちゃったんですね。

さらにここに5%乗っけるという話もあります。

ただこれ150日しか駄目なので、その後、概ね7月の末ぐらいに新しい関税、これは昔からよく言われている通商法301条、それに関連した方いっぱいいらっしゃると思いますけれども、筆頭なんかね、まさにかかっていましたけれども、悪名高いという話もありますが、という構造になっているということをまず御理解いただいた上で、これは交渉してきた赤澤大臣に聞きたいと思いますが、ぜひ3月中旬、総理が日米首脳会談に行かれる予定ですよね。

その前にいろいろ議論があると思うんですけれども、まずこのマヨネーズの場合でいうと、16.4%になっているのをちゃんと15%に引っ込めてくださいと。

だってトランプ政権がアメリカの中で裁判に負けたから日本からの関税が増えるっておかしな話だから、もうこれ交渉済みの話なんだから、これはちゃんと6.4%含めて15%になるように引っ込めてくださいという話と、そこにさらに5%乗っけるのをやめてくださいというところは確実に求めていただくということでよろしいでしょうか。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣赤澤亮正君。

はい。

今月の23日、月曜日、米国のラトニック商務部長官とオンライン会談を行って、米国政府が新たな関税措置を取る中で、日本の扱いが昨年の日米間の合意より不利になることがないように、既に申し入れはしております。

向こう側はもちろん受け止めているということでありますが、これは基本的にトランプ大統領がいろいろな決断をされていくということであります。

そんな中、ご参考になるかと思うのは、現時点で米国の今後の措置を予断することはできませんけれども、グリア通商代表は、米国と各国とのこれまでの通商合意は有効であり、今後も維持される、私たちはそれらを遵守するという発言もしております。

なので、引き続き今般の判決の内容、措置の影響等を十分に精査しつつ、米国政府の対応を含む関連の動向や日米間の合意に与える影響について高い関心を持って注視をし、適切に対応していきたいと思います。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

今の答弁で将来の話も入っているようにも見えるんですが、その後の新関税と言われるものでも、一度合意した総合関税の15%を、これはちょっとグラデーションで微妙に15%より上になっているけれども、そういうことにならないように、15%より高い関税は認めない、いいということと、あとはもう総合関税、自動車も含めて15%にすることで、既に我々カードを切って、新しい自動車に関するルールだとかも作ったわけだから、新しい日本の譲歩はないということで、この新関税でも15%以下だということも、これはよろしいでしょうか、赤澤大臣。

答弁者 赤澤亮正

経済産業大臣赤澤亮正君。

はい。

現時点で米側の対応を予断することはいたしませんけれども、少なくともこちらが主張していることは、先生がまさにおっしゃったとおりです。

我々は既に合意をしているので、その合意に基づいていろんなものを動かしていますし、今後も着実にやっていこうと日本側はそう思っていますし、米側にもそれを求めて、しっかりと今おっしゃったようなことについては、日本が不利になることのないように対応していきたいということで、全力を挙げて協議をしております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

総理に最後伺いたいですが、今4つ申し上げました。

つまり、今のこのマヨネーズで言うと15%からはみ出しちゃっているのをやめてください。

それと、そこに5%乗っけるのをやめてください。

7月の終わりぐらいになる新しい関税は15%以上は駄目ですよ。

あるいは、そのときに新しく日本が譲歩をするというのはなしと。

この4つ、トランプ大統領にちゃんと取ってきてくださいね、総理。

大丈夫ですか。

答弁者 高市早苗

内閣総理大臣、高市早苗さん。

私がトランプ大統領と堂々と渡り合えるように働いてくるのが赤澤大臣の仕事だと考えております。

「私に恥をかかせるな」と言ったよね、はい、というふうに申し渡しましたので、彼は一生懸命、この間からラトニックさんと交渉をしています。

そして万が一、日本にとって、日本も約束を守るわけですから、向こうにも守ってもらわなきゃいけない。

そういった態度で、しっかりと私自身も対処していきたいと思っています。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一君。

最後にこの予算との関係を申し上げますが、アメリカへの投資は85条とかなっていますけれども、この予算の中で、もう終わりましたね。

10兆円を超える新しい債務省なんかが認められていますので、これについても今後議論してまいりたいと思います。

終わります。

委員長 坂本哲志

これにて、小川君、岡本君、長妻君、山本さん、伊佐君、中野君、後藤君の質疑は終了いたしました。

次回は来る3月2日午前9時から委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。