そしてもう1つは、次の租税特別措置という、ちょっと私から言わせると非常に首をかしげるような減税の方法というのがあるんですね。
これは研究開発投資を増やす企業に、そのためにそういう企業に減税をすると。
研究開発投資をしたところに、そういうようなことで研究開発を。
これを増やしてもらおうと、こういう趣旨ではあります。
これは最新のデータですけれども、例えば一番減税した企業、企業名というのは一切非公開になっているんですけれども、1180億円も1年間でポーンと気前よく税金をおまけしているわけですね。
これは上位10位だけは政府公表されているんです。
匿名の企業名は公表されておりませんけれども。
これは経産大臣にお伺いしますけれども。
これそれぞれこういう企業というのは減税したことで、その後、あるいはかなり前のデータもたくさんありますけれども、過去こういう減税をした企業というのは、その後それぞれの企業が研究開発費を増やしたのか減らしたのか、これはちゃんと把握されていますか。
長妻昭君。
これですね、「一定の効果がある」って、個々の企業が増やしたか減らしたかさっぱり分からないということですよね、今の答弁は。
これ国民の皆さん聞いておられてどう思われますかね。
この研究開発税制で減税しているのは、とうとう過去最高金額で初めて1兆円を超えました。
1兆円、今回の予算で穴が開いているわけです。
これをきちっと取っていれば1兆円入ってくるわけで、そこに穴が開いているんですね、今回の予算。
その1兆円、誰の金で穴埋めしているのかというと、個人の所得税とか国の借金ですよ。
穴埋めしているということで。
しかも、それだけ太っ腹に減税したのに、例えばこの1位の企業、2位の企業、個別企業がこの減税によってその後研究開発費を増やしたか減らしたかさっぱりわからないと。
ただ全体としては効果あるんじゃないかみたいな今の答弁ですけれども、これ私はこういうことが止まらない背景には、一つの理由として、私は企業団体献金の弊害があると思っているんですね。
企業団体によるパーティー券の購入というのもあると思うんです。
と言いますのは、これ全面的に企業名が非公開なんですね。
ところがマスコミが一社だけ探り当てたわけでありまして、その1社の企業は企業名が明らかになりました。
調べてみますと、やはり自民党本部に数千万円、企業献金している本部だけの企業でありました。
1社しかわかっておりません。
ですから私は、他の国でもこういう制度、似た制度があるんですね。
ヨーロッパでは全部企業名公表していますし、一定の金額以上は。
アメリカでも州によっては公表していますし。
日本もですね、これ公表してほしいと思うんですよ。
この決断はやっぱり総理にしかできないというふうに思いまして、事前にも総理に綿密にいい御答弁をいただくように私からもお願いしていると思うんですが、これぜひ公表していただきたい。
私は公表したらば、おそらく企業団体献金をたくさん献金している企業がずらーっと並ぶと思うんですよ。
可能性があると思うんです。
そうしたときに、やっぱり企業団体献金の弊害というのがあるんじゃないのかと、こういうような議論も起こってくる可能性もあるんではないかと思いますし、何よりも国民の皆さんに不透明な形で1兆円も穴を開けている。
しかもその企業が研究開発費を増やしたか増やさないか把握していないと。
経産省も企業名を聞いていないわけですよ、国税から。
分からないわけです。
調査しようがないわけです。
役所の中でも共有されていない。
ぜひこれ大事に、まず私はこれを大きく見直す必要があると思うんですが、その前に企業名を公表するということを、総理の決断で前向きな御答弁いただきたいんですが。
長妻昭君。
総理いかがですか。
内閣総理大臣、高市さん。
長妻昭君。
これですね、2025年の6月3日の政府税制調査会の会合でも、財務省の見解として、研究開発税制について税負担の軽減額が伸びた一方で、企業の研究開発費は増えておらず、税優遇が投資促進につながっていないと、こういうことも言われております。
政府税制調査会の2025年6月には、形骸化しているのではないかと、こういうようなこともこれについて言われているわけでありまして。
これ、今片山大臣から「事務負担が大きい」と言うんですけど、これ国税はもうわかっているわけですよ、企業名を。
私も何かいろんなことを公表しろと言っているわけじゃなくて、企業名と減税額はこれありますから、企業名と減税額だけでいいんです。
2つだけで。
それを全部公表してくださいと。
プライバシーもへったくれもないですよ。
国民の税金が取りっぱぐれて、その穴埋めを個人の所得税とかですね、借金で穴埋めして、今回予算案がここに出てきているわけですから。
これについて、ぜひ大臣というか、総理大臣の方からもう少し踏み込んだ、党の自民党の税調からも御存じですよね、前向きな、もう少し公開するような表現が出てきているので。
ぜひ総理、他の国も含めて税の公平性も含めてこういう御時世ですから、1兆円も穴あいているわけですから、前向きな答弁をぜひ総理していただきたいと思うんですが、いかがでございますか。