ありがとうございました。
山崎議員、これにも一定の有効性はあると思いますが、やはり視覚の問題であったり、カメラがないところでやるということがあります。
それと、過去に友人が長期にわたっていじめられるのを見て、学校に行くのが嫌になって不登校になった経験がある方につい先日お会いして、ちょうど聞いてみたんです。
カメラ設置することについてどう思うかって言われて、僕はてっきりそういうことを見てきたんで賛成って言われるかなと思ったら、意外な答えが返ってきたというか。
「ただでさえ人の目が気になるのに、誰に見られているのかわからないので怖い」というふうなことで言われたのと、もう一つは「本質は違うところでじゃないかな」というふうに言われました。
「先生だって私たちの中学校の時、ある意味いじめは見えていたと思う。
カメラのように事実は、その現象は見えていても、それをいじめと捉えて対処するかが本当に重要で、それがないとカメラをつけていても意味がない。
本質的な解決にならない」というふうなことを言われていました。
本当にそうだなというふうに思いますので、さまざまなプライバシーの問題も含めて、カメラの設置についてはそこではないということで、それをちょっと次の問題に行きたいと思うんですけれども、いじめ問題は早期発見、早期介入が非常に重要であるというふうに思います。
初期対応の強化ということについて、次にお伺いしたいというふうに思います。
先日、どうすればいじめから子どもを守れるかということを話している中で、若い方からアプリが有効ではないかというふうな話になりました。
そういった点で様々話をしたんですけれども、現場の課題に対応しながら、こういったようなやっぱりアプリが有効ではないかというふうな話がありましたので、ちょっと提案として聞いていただけたらなというふうに思います。
従来の対策は、被害が深刻化してから大人が動く後手の対応がほとんどです。
やっぱり子どもが「これっていじめかな」と思って感じたり、もっと言えば「苦しいな」というふうに思った最初の段階から、自分の意思でアクションを起こすということで、「アプリにいつでも相談してくださいね」ということで、AIとの対話をスタートすると。
それをしっかり打っていきながら、AIと対話を始めていくというふう。
心理学フレーム、認知行動療法などを活用して、もやもやした感情を言葉にするサポートをしたり、単なる激昂ではなくて、「いつ、どこで、誰に、何を」といった客観的な事実を整理できるようにAIの方が優しくガイドしていくと。
これが何がいいかというと、いいなと思ったのは、AIとの対話がそのまま公式な記録として保存されていくのがいいかなというふうに思いました。
やっぱりいじめが長期化していますと、分かった段階で最初のときの話を聞いても、なかなか覚えてないんですね。
そこが先ほど言った加害認定のときにも非常にネックになってきます。
この中にAIとの対話の中に、写真とか動画とかSNSのスクリーンショットなんかも、しっかりと打ち込んでいけるようにしてはどうかということと、もう一つ、これが肝だと思うんですけど、それを上書きできない、改ざんできないような形にしておくことが、非常に後々の信頼性を増すんじゃないかなというふうに思います。
そして、先ほどありました重大事態になった時なんかは、保存していたデータがそのまま学校や弁護士が受理しやすいような形、標準報告フォーマットみたいに自動変換するようなシステムにしていくと、それがそのまま本当に上書きできていない確かなデータとして使えるんじゃないかなというふうに思います。
あと、これは多分今でもあると思うんですけども、リスク検知ということで、自傷や生命の危機、深刻な攻撃などのキーワードをAIが即座に検知した場合には、24時間対応の専門家チームや外部機関へダイレクトにつなぐ。
先ほどの自殺対応ともつながるような重要な役割かなと思います。
それともう一つは、最初からこれが誰にも見られていないということが大事で、匿名でずっとAIとだけにしゃべっているように打っていくんですけれども、やっぱり「相談すべきだ」という勇気が出たタイミングで、ボタン一つで、信頼できる先生なのか、カウンセラーなのか、教育委員会なのか、相談機関なのか、自分で相談しやすい人を選択して、相談相手も選択、タイミングも選択として送れるような形はどうだろうかと。
そうすると、効果としては介入は早期化します。
そして、助けてもらうのを待つのではなくて、自ら証拠を残しながら報告先を選んだり、子どもたちの自主性を尊重してあげることができるというのは、傷つきも少ないのかなというふうに思います。
圧倒的な証拠力が、先ほど言ったように残るということでございます。
それでですね、しっかり、それともう一つは、先ほどの自殺のこととも微妙に関係するんですけれども、こういう精緻なことがずっと残っていくと、それを後々専門家に分析してもらえるんじゃないかなというふうに思います。
ずっと残ってきたものがですね。
それが例えば加害認定にも役立つでしょうし、その子自身の今後の支援に有効かなというふうに思います。
言っていった時に、例えばいじめって現場では3種類あるんですけど、子どもがいじめられていると考えて主観的に思ういじめ、それと客観的に誰が見てもいじめだねというふうなパターンとですね、主観と客観が合致するパターンと。
ずっと主観ではいじめられていると言うんですけども、若干、言葉悪いですけど被害妄想的で、なかなか客観が確認されない場合も稀にありますし、逆に本人はいじめられていないと言っているけど、完璧にいじめられているなという、その3パターンがあるんですけども。
バーっと自分の思いだけ打っていくパターンもあるかもしれないですけども、それはそれで支援もしていかなければなりませんので、そういった形も含めて、しっかりとそういった分析が可能になってくるんじゃないかなというふうに思います。
それによって、いじめの隠蔽や放置を許さない社会構造へと変わっていくと思いますし、子どもには最強の味方がポケットにあるという安心感があるんじゃないかなと思いますし、加害者にはそういった事案が積み重なっていくと、全てが記録されているという抑止力にもなっていくんじゃないかなというふうに思います。
すいません、ちょっと長く語ってしまいましたけれども。
そこでですね、現在、もう既に今私がしゃべった提案の中で、もう現在導入されているアプリもあるかもしれませんので、今、アプリを使ったいじめ対策の現状について、文部科学大臣にお伺いいたします。