豊田真由子さん。
豊田真由子(参政党)ありがとうございます。
やはり日本の国内だけを見ておりますと、それが当たり前ということになってしまいますので、じゃあ他の国はどうやっても、もちろんいいところ悪いところそれぞれございますので、そうしたところを広く私どもも研究していきたいと思っております。
それで申しますと、私、薬局のとか薬剤師さんの地位というのがやっぱり……私が住んでいた国は日本に比べるとずっと多幸がございまして、具体的にどういうことかと申しますと、医療機関へのアクセスがものすごい悪いので、例えば子どもが熱を出しましたと言って電話をしても、「2日後の午後4時に来てください」と言われるので、そうするともうどうしようということになって、普通の薬局に行くんですね。
そうしますと、かかりつけの薬剤師さんというのがいらっしゃって、子どものことなんかもよくわかって覚えてくださっているので、「あらって言ってですね、この薬で」ということで、基本、市販薬で済ませる。
大人の場合は、ちょっとしたものだったら医療機関ではなく、本当に市販の薬で済ませる。
やっぱりそういった形で、それぞれの症状とか重症度に応じて、「この医療が適切だ」ということを、もうちょっと分化して分けて考えていくようなことも、いろいろな素晴らしい医療従事者の方がいらっしゃいますので、それぞれの特性というか経験、専門性をもっと活用するということも非常に大事な点ではないかなと思っております。
それで、すみません、一問飛ばしまして、次に社会保険財源の流出についてお伺いをしたいと思います。
これは何を申し上げたいかというと、本来医療や介護、福祉、保育すべてですが、公定価格で成り立っているのは基本的には公費、あるいは保険料、窓口負担でありますので、それは純粋にそれぞれの患者さんですとかサービスを受ける方に対してのサービスの質の向上であったり、あるいは働く方の勤務環境とか処遇の改善であったり、そういうことに使われるべきお金であるはずです。
しかし、私が実際現場で病院とか介護施設におりましたときに、まず人材の紹介会社にものすごく高額の手数料を払っておりました。
現場の方の数千円、数万円のお給料を何とかあげてあげたいと思っているときに、1人紹介いただくと100万円とか取られちゃうんですね。
「何だかな」と私は思っておりまして、そんなに大きな法人でなくても、やはり数百万、数千万という、この原資は何かといったら繰り返しになりますが、公費か保険料か自己負担なので。
この公定価格の世界の中での、この人材に関してのご紹介のビジネスというのは、もちろんそれぞれの方の大事なことをやってくださっているとは思うんですけれども、ちょっと私は納得がいってなかった。
もう一点、介護の分野にもございまして、介護の事業者さんと病院の間に、その紹介会社が入っておられて、私の父なんかもそうだったんですけども、退院が近くなるとですね、MSW(医療ソーシャルワーカー)の病院の方に、「この事業者さんに連絡してください」って言われるんですね。
私は「なんで」と思いまして、私は自分で、もし父が施設に入るんだったら自分で探そうと思ってましたし、でも一応話を聞いてみるとですね、ちょっとラインナップが少なかったり、なかなか私も自分の身元を隠していたのであまりしゃべりませんでしたけれども、そんなに広範なラインナップの中からそれぞれの症状に応じて「これ」っていう感じでもなかったので、クオリティっていう観点からも「何か別に」という感じだったので。
ただ、やはり情報の非対称性がすごく大きな世界だと思いますので、多分大抵の患者さんとかご家族の方は、言われたとおりに言われたところに行くのかなとちょっと心配になりまして。
私、介護施設も見ておりましたので、施設の側の悩みとしては、やはりその仕組みが出来上がっているので、その間に入っている事業者さんから自分のところに入所者の方が紹介された場合には、やはりまたここで数十万とかのお金を払っていて、当然ながらそれもまた原資は公費か保険料かという話になってくるので、そこも「何だかな」と思いました。
もちろん世の中にたくさん民間のいろいろな紹介業の方はいらっしゃいます。
大変有用でございます。
ただ、純粋に民民の世界と違いまして、私はやはり今回のいろいろな社会保障の制度というのは、ご静粛にお願いします、パブリックのお金で成り立っているというところが、そこに本来行くべきところに行くべきお金が行かなくて、紹介をしてくださる方たちにすごく行っちゃうのは、やはり構造として問題があるというふうに思っておりました。
ありがとうございます。
具体的にいくらぐらいかということで申しますと、これは民間の調査でございますが、先ほどの人材の派遣の紹介の方でございますと、大体お給料の2割から3割ぐらいというものが払われると。
これについては昔は6か月まで働いていただくと、もう払ったものを返さなくていいという慣行がございまして、だから変な話、6ヶ月ごとにどんどんどんどんこう。
紹介会社を通じて働き場所を変えていくというような悪癖もあったようでございまして、それは今回、みなしを先般されたので、認定制度というのを設けられたので、多少改善していくとは思いますが。
あとまた介護の方で申しますと、大体月額家賃の1、2ヶ月相当分ということで、20万円台ぐらいが中心で、ただ多い場合は100万円というのもあるというふうに伺っております。
これじゃあどうしてそうなるのか、どうしたら変えていけるのかと考えた場合に、例えば看護師さんを紹介してもらう。
これに専門職がもっと高いんですけれども、これは制度の問題もやっぱりちょっとありまして、看護師さんが一定期間決められた配置基準を下回りますと、診療報酬が下がってしまうという仕組みになっておりまして。
なので、看護師さんがこの配置基準より不足するとなると、医療機関側は焦って紹介会社にすがるということになっていまして。
こういったことも見直しをしていっていらっしゃるということも伺っておるんですけれども、そういうふうに課題が何かあるときには、なぜそれが生じているか、じゃあどうやったら直せるかというところをきめ細やかに考えていただくということがあると思っています。
認定制度では全てこれが変わっていくかというと、やはりそこはそうではなくて、「私はここは民民の契約だからしょうがないんです」とか、「両者が折り合ってそれが合意に至っているからいいんです」とかで片付けないで、やはり公的な保険制度の持続可能性という観点から、もうちょっと厳しい必要な規律を設けるべきではないかというふうに考えております。
お考えを聞かせていただきたいと思います。