佐々木真琴:はい、理解いたしました。
では積極的に共に歩んでまいれればと思います。
では次に、世界と結んだこのWPSの約束と日本各地の状況について伺ってまいります。
外務省からWPSの説明もいただきましたところ、2000年の安保理決議から、その後日本が2015年、19年、23年と国家行動計画を策定してまいったこと、さらには2025年には決議25周年を迎えたということで、日本がノルウェーとともにWPSフォーカルポイントネットワークの共同議長も務めているというところも把握をいたしております。
国際的にとても重要な役割を担っていると思っております。
また、さまざまな国際会議の場においても、ジェンダー平等の推進であるとか、国際的なスタンダードへのコミットメントを我々日本としても表明をして、条約の批准であったりとか、国際的な枠組みに積極的に関与をいたしております。
その中で極めて前向きな姿勢を持っていると認識をいたしておるんですけれども、じゃあ国内の状況はどうなんだと目を向けたときに、私、今人口4万5千人ぐらいの街に暮らしているんですけれども、まだまだジェンダー平等とは言えない状況があるなというところを感じております。
ぜひ外務省として、WPSの推進やジェンダー平等の推進、国際的なスタンダードへのコミットメントを表明している中で、日本の国内でどのように実装されているのか、どのように把握し評価されておられるのかを伺ってまいります。
国際的にリーダーシップを取るお立場であるからこそ、国際社会と約束をするだけではなくて、その約束が日本各地でどのように反映されているのかというところを、その世界との地域とのギャップを把握されているか、茂木大臣の率直な御意見をお伺いします。
茂木大臣:日本政府として、女性・平和・安全保障に関する行動計画を策定しておりまして、紛争影響国における女性と女児の保護、そして紛争下の性的暴力の防止、及び平和構築における女性の参画の推進のほか、日本独自の特徴として、防災・災害対応への取組についても明記し、WPSを推進をしているところであります。
行動計画の中では、主体であります国内関係省庁、国内関係府・省・庁とも取組に言及をしておりまして、関係省庁とも協力をして、国内においてもWPS推進をしていきたいと思っております。
対外的にWPSの重要性を訴えるのであれば、やはり自分もそれをしっかりとやっていく。
これは当然なことだと考えているわけでありますが、国内の実態と世界のギャップについて申し上げると、世界経済フォーラムが公表しました、昨年、2025年度のジェンダーギャップ指数について、我が国は148カ国中、なんと118位と、こういう状況でありまして、依然として男女共同参画の状況が諸外国と比べて遅れているものと、これを示すものと、いろいろな数値の取り方等々もありますが、しかしこういう118位という結果が出ているんですから、これは謙虚に受け止める必要があると考えております。
その上で外務省としては、女性・平和・安全保障に関する行動計画の実施に当たりまして、関係省庁の取組に関して実施状況を現在取りまとめているところでありまして、関係省庁とも協力をして国内におけるWPSの実施を進めていきたい、こんなふうに思っているところであります。
やはり人に「何かをやりましょう」と呼びかけるんだったら、やはり本人がそういう行動を示している、「あの人が言うんだったらやってみよう」と、こういう気持ちになるようなことというのは、極めて私は重要なんじゃないかなと思っています。
國場委員長:佐々木真琴君。
佐々木真琴:はい。
リーダーがそういったことを言ってくれるのは大変心強いなと思っております。
ぜひ我々も協力をしながら、しっかりと国際社会と約束してきたことを、地域の現場で実装できるように努力してまいりたいなと思っております。
ぜひ、世界と約束する場にいるからこそ、国際の場で感じてきた具体的なやりとりも含めて、「ここはこういうふうにやってるんだから、もっと日本もできるぞ」というようなところも、直接、外務大臣の方からもぜひ積極的にご意見いただきながらやっていきたいなと思います。
ありがとうございます。
では続いて、もう少しこの女性であったりとか、そういう分野を深掘っていきたいんですけれども、ジェンダー次世代ネットワークプログラムについて伺ってまいります。
第1回フォーラムでは女性参画やジェンダーバイアスをテーマに、地方と都市の格差解消や女性起業家支援、地方学生支援などについて議論がなされたと伺っております。
私はこの取組自体は大変意義深いものだなと考えておりますし、やはりまずはネットワーキングから始まるんだということも、地域の中で、地方の中で暮らしていると一番大切に感じる部分です。
まずは女性たちが抱えるモヤモヤというような気持ちを共有できる仲間がいるところから始まるというふうに考えております。
その上で伺ってまいりますのが、外務省としてこのプログラムを通じて最終的にどのような状態を目指しておられるのかを伺ってまいります。
今、この取組のロードマップがあるのだとしたら、どの段階にあるのか伺います。
というのも、ネットワークを形成するということは大変大切で、私もそこがあるからこそ次のステップがあると考えますけれども、それと同時に必要なのは、制度や意思決定の仕組みをどう変えていくのかということだと思います。
国際社会でのインプットを得た若者や研究者が日本に戻った後、地域に戻った後に、地域社会や政策の現場でどのように活躍をしていくのか、政策をつくっていくのか、その環境をどのように設計していくかが重要であると考えます。
ジェンダー次世代ネットワークを単なるネットワーク形成にとどめず、制度的な変化や地域での実装につなげていく具体的な戦略が必要だと考えます。
茂木外務大臣のリーダーシップで新しい仕組みをつくっていくことを考えないか、お伺いします。