質問・答弁の全文を表示
まず法案関連の質問の前に1点、大臣にお伺いをしたいのは、先般スタートしました社会保障の国民会議についてであります。
私の思いとしては、ぜひ大臣に国民会議における食料品の消費税減税や給付付き税額控除の検討に当たって、以下申し上げる2点についてぜひリーダーシップを発揮していただきたいということであります。
1点目は、地方自治体の財源確保と事務負担に十分配慮した制度設計を行うこと。
2点目は、国がプッシュ型で実行する迅速かつ公正な給付システムを構築することであります。
もちろん国民会議全体の担当が、城内大臣でいらっしゃるというのは承知の上で、地方自治を司る総務大臣にお伺いするものであります。
軽減税率8%による消費税収のうち、地方分は約1.8兆円。
そのうち約1.4兆円が地方における社会保障の財源に充てられています。
地方自治体が必要な事業を引き続き実施できるよう、消費税減税に当たっては、財源確保に十分配慮を願いたい。
また、給付付き税額控除の制度設計において、所得把握や給付事務において、自治体への負担がかからないようにしてほしい。
そのためにも、地方自治体に対して丁寧な対応、そしてなるべく簡素な制度設計に向けて十分配慮いただきたいということです。
給付システムにつきましては、我が国として困っている方に、困っているタイミングで必要な手を差し伸べる給付、これを可能にするシステムを構築することが不可欠です。
私たちはコロナ禍におけるデジタル配線を決して繰り返してはなりません。
大臣が総裁選で言及されましたイギリスのユニバーサルクレジットも、制度導入当初から徹底したデジタル化を進めております。
そのため、給付付き税額控除の制度設計と同時に、給付システムに関する議論を地方自治体等を巻き込んで行っていくべきだと考えます。
制度ができてからシステムを検討ということでは、効率的かつ最適なシステム構築は極めて困難です。
併せて、そのようなシステム構築のために税法等の法令改正が必要であるなら、それも躊躇してはならないと考えます。
そこで以上2点。
自治体の財源確保と事務負担への配慮、国が主導して迅速かつ公正な給付システムの構築。
これらについて関係大臣と連携しながらリーダーシップを発揮していくことについて、私は林大臣に大変期待をしておりますので、改めて大臣の決意をお伺いしたいと思います。
林大臣:鈴木委員は知事もご経験されて、この地方の自治体の事務負担への配慮という大変大事な視点をご指摘いただいたと思っております。
この食料品の消費税減税、そして給付付き税額控除の検討に当たっては、やはり何といってもこの地方財政の影響、そして今申し上げました地方自治体の事務負担の配慮、こうした諸課題についてしっかりこの国民会議でご議論をいただく、これが必要であるというふうに思っております。
今まさにご指摘いただいたように、この地方消費税を含む消費税の4割、これが地方の貴重な税財源になっている。
その中の大半が社会保障であるとご指摘があったとおりでございます。
ご指摘いただきましたように、私も総裁選で、これイギリスの例ですが、日本版ユニバーサルクレジットという導入を主張させていただきました。
また外務大臣になる前に党の成長戦略をご一緒しましたポイント制等と議論するときも、最終的にプッシュ型でこのシステムを作らないと完成とは言えないだろうという問題意識をずっと持って取り組んできたところでございまして、その都度、臨時的な対策でやるとなかなかそのシステムの設計までいかないうちに、結局は地方自治体にお願いするという、今までそういうことでございます。
鈴木英敬委員の、大臣のご経験を踏まえて大変心強い、力強い言葉を賜りました。
ぜひリーダーシップを発揮をしていただきたいというふうに思っております。