家カルテってすごくいい方法なんで、これもどうしても大手ハウスメーカーしかついていけないみたいな話が多いんで、ぜひ。
私、既存住宅の流通活性化というのは本当に大事だと言うまでもないことです。
今もう住宅のストック総数は世帯数より多いわけですから、新築というのは本当は増えようがなくて。
やはり100年住宅とか200年住宅とかつて言っていたけれども、そうしたしっかりとした躯体のものをつくりながら、スーパーリフォームで回してこそ得ない。
これだけ値段が高くなると、それが現実的なので、やはりやるという前提で、ぜひ制度設計もしていただきたいというのを強く求めておきたいと思います。
次に、バリアフリーの社会づくり、共生社会の件について。
これまで私も障害者団体の皆さんからの声を聞きながら、新幹線の車椅子の席も世界最高水準ということで、今新型のは11号車にフリースペースができて、障害者団体の皆さんからも大変喜ばれていて、「生まれて初めて窓際の席に座ることができた」「新幹線の窓際から外を見る日本の風景って本当に美しい」みたいな。
本当にありがたいお話をいただいたりとか、やはり私、このバリアフリーのことはもう二十数年やっていますけど、福祉政策だと思ってやると前に進まないんですね。
「福祉政策でやっているんだから、少々使い勝手が悪くてもちょっと我慢して」みたいな、そういう心の根だと、本当にバリアフリーという政策は進まない。
私はバリアフリーというのは国家の品格だというふうに思って、大臣時代に仕事をしてまいりました。
やはり恥ずかしい。
当時、東京オリパラがあるときだったので、世界中からパラリンピアンが来たときに、一緒に行動ができない新幹線とか、そんなのは話にならないということで、相当強く言って、JRも従わざるを得ないような状況だったわけでありますが、バリアフリーというのはただ、大変長い道程が必要で、さまざまなこと、これがゴールだということはなかなかないんですね。
今回も税制改正、これが成立するといいんですけど、劇場・スタジアムでの車いす用の義務基準ということで、障害者の皆さんからサイトラインを確保してほしいと。
せっかく最近は車いす専用の席ができても、実際、目線にちょうど前の障害物があって、肝心なところが見えないとか、前の人が立ち上がると全然見えなくなってしまうとか、そうしたこと、なかなか健常者だと発想がないことについても随分改善をされてきているようになっています。
そうした障害者の皆さんに対応する劇場とかスタジアムについての固定資産税とか都市計画税の特例措置というのは、実は今まだ議論中というか、これから成立をするわけですけど、新年度の税制改正は実現する流れになったわけです。
こうしたことをいかに周知しながらというか、情報を出して、「それがスタンダードなんだ」ということをぜひ国交省で言っていただきたい。
これは実は今、障害者団体の皆さんに一番言われているのは、街中で食事をする飲食店、そこの中がバリアフリーじゃないところが圧倒的に多い。
小さな規模のところに行きますと、だいたい居抜きでお店が変わるわけで、最初にバリアフリーじゃないとずっと段差がある、トイレが使えない。
だから障害者の皆さんというのは、「何を食べたいか」じゃなくて、「どの店に行けば段差がなくてトイレも使えるか」ということで決めざるを得ない。
健常者の我々はそんなことよりも「何を食べたいか」で店を決めるわけですから、障害を持たれている方も「何を食べたいか」で店を決められるような国にしていくというのは大事なことだというふうに思っております。
そこで、どうしても規模が大きい施設、床面積2,000平米以上の大型の商業施設、これはもう既にバリアフリー化は義務化になっているんですけど、去年も同じようなことを言ったんですが、その中に入っているテナントは全く義務化の対象じゃないんですね。
ですから、大型商業施設のトイレはいけるけれども、実際のお店には入れない。
シャレた店になっていて、シャレた店であるけどバリアフリーが全然駄目だという店がものすごく多い。
これは現実なので、本当はこの2,000平米以上の商業施設のバリアフリー化の義務化をした時には、当然大型資本だし、その大型資本の大屋さんが、テナントも有名な飲食店が入るケースが多いわけですから、そこは当然義務化をしなければいけないと、私は予算委員会でも去年取り上げました。
同時に、今多分国交省の中でも有識者会議が動いていると承知をしていますが、こうしたことをしっかりと進めていただきたいというのが一つです。
その同じ流れなんですが、街中の飲食店も新築の場合はやっぱりバリアフリーで始めてもらいたいんですね。
これ最初に始めないともう永遠に続いちゃうわけですね。
私は個人の仕事としてもこれは大きな課題だと思っておりまして、建築士とか設計士のところから、建築基準を守るのは当たり前だ、しかしそこの中にバリアフリーの国際スタンダードにするのも当たり前ということがないと、建築や設計の段階でないとなかなかこの大きな改革というのは前に進められないんじゃないかと。
バリアフリーについては、この25年間で公共施設、駅などの公共施設のバリアフリー化というのは当然になりました。
25年前、駅にエレベーター、エスカレーターがあるというのはほとんどなかった。
しかし今は、駅にエレベーター、エスカレーターがない駅の方が珍しい。
それはやはり我々政治の力、行政の力、関係民間業者の協力だったと思うんですが、そうしたことをやはり町場の飲食店、新築からぜひやって、やはり世界中から来られる障害を持たれている方が、「日本というのは素晴らしい国だ」と。
このバリアフリーというのは、本当に私は国家の品格だと思っておりますので、この点について、やはり難しいことはあると思うんですけれども、「やるんだ」と決めると前に進みますから、その点について答弁をいただきたいと思います。