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まず、国民の安心の基盤であるところの社会保障制度について、関連するところいくつかお尋ねをしてまいりたいと思っております。
ご案内のとおり、保健医療だとか介護だとか福祉だとか、そうした社会保障の中核をなすところのサービスは、大体公定価格によって行われるということになっています。
ここ数年、インフレの傾向が続いておりますので、社会の物価・賃金というのは上がっていく。
しかしながら公定価格がなかなかそれに追いついていくことがなかったために、医療機関でありますとか介護福祉施設とかの経営が大変厳しい状況になっている。
それが何年か続いていたというのが現状であったというふうに思っています。
今日お尋ねをしたいのは、どこまできめ細かくご対応いただいているかということについて、ぜひ確認をしていただきたいということでありまして。
社会保障とか医療、一言言っても、いろいろ裾野が広いところがあります。
医療機関というのも、医師の医療機関だけではなくて、歯科とか調剤薬局みたいなところもありますし、例えば、歯の詰め物みたいなのを作ってくださったりする歯科技工みたいな方もおられるし、あるいは例えば手とか足とか義手とか義足を作ってくださる義肢装具士の方々、あるいはそれを作ってくださるメーカーの方々、そういうものも保険で払う分もあるし、障害福祉のサービスとして補装具費ということで手当てされる部分もあります。
あとは例えば、あん摩マッサージ指圧師の方々、柔道整復師の方々の療養費、こうしたものも実は関わってきているわけであって、その物価上昇みたいなものはそうした全ての方々に関わってきている話ですから、ちゃんとそこまで手当てが届いているのかなというところについて、心配の声が。
そこで上野大臣に、今申し上げたようなところまで、きちんとどのように手当てがされているかご確認をさせていただきたいと思います。
その上で、今、細かなところまで対応しているのかというお話がございました。
例えば、歯科診療報酬につきましては、令和8年度の診療報酬改定におきまして、歯科物価対応料の新設、あるいは歯科医療機関におけるベースアップ評価料の引上げ、これに加えまして、歯科技工所を対象といたしましたベースアップ支援料を新設いたしましたので、委託費等の中に適切に取り込んでいただけるようにお願いをしているところであります。
また、調剤につきましても同様に、調剤物価対応料や調剤ベースアップ評価料を新設するなどの対応を行っております。
また、柔道整復、またあん摩マッサージ指圧師の療養費につきましては、今般の診療報酬改定の改定率なども踏まえまして、今後改定率を決定した上で、物価高騰への対応等も含め検討を進めてまいりたいと思います。
とりわけ今回、診療報酬でも相当の引き上げをさせていただいておりますが、おっしゃったような分野につきましては、まだまだ十分ではないような面もあるようかと思いますので、しっかりと物価高騰への対応を進めていきたいと考えております。
また、治療用装具につきましては、実際の取引価格、これを適切に反映するため、昨年末に実施をいたしました価格調査の結果なども踏まえまして、基準価格を改定をする予定でございます。
また、さらに補装具につきましても、技師や装具などを製作していただいている補装具の事業者に対しまして、重点支援地方交付金による光熱水費の高騰支援を実施しているところでございます。