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早速でございますけれども、日本中央競馬会国庫納付金の納付に関する臨時措置法案について、質問させていただきたいと思います。
皆さん御承知のとおり、食料安全保障の強化のために、この集中対策期間、これは令和11年までに2.5兆円の財政の出動を政府は決定をしたわけであります。
まさしくこれ、農業構造を転換するためには、既存のこの予算の措置ではちょっと足りない。
これから大胆に、しっかりと確実に、農業構造の転換が必要だということは論を待たないわけでありますけれども、その政治判断というものは、まさに適時適切な政策判断であったというふうに私も痛感をしているところでありまして、それだけにやはり注視されているのは財源の問題であります。
果たしてその2.5兆円の原資というものの運用に関してはどのようなものになるのか、そういったところが論議の的となる。
この特例法に基づいてのJRAからの国庫納付による財源確保の事例というものはやっぱりあるわけでありまして、例えば昭和56年184億円、昭和58年221億円、昭和61年及び昭和62年の合計300億円、平成14年500億円と、そういうことになっているんですけれども、この度の特別積立金からの国庫納付金による財源確保、令和11年までに1000億円と法案にはありますけれども、JRAからの国庫納付の過去からの実績を踏まえると、実施の条件、あるいは納付措置の判断基準、あるいは考え方について、ありましたらお伺いをしたいと思います。
今般の財源の拠出につきましては、農業構造転換集中対策の実施にあたり、農林水産省として、新たな財源の確保の方策について検討を行ってきたところであります。
その中で、一定規模の財源を確保し得る方策として、当省所管の特殊法人である日本中央競馬会に対し協力要請を行い、競馬会においてもその趣旨に御理解、御協力をいただけたものであるというふうに認識しております。
その検討に当たっては、先ほど委員から御指摘がありましたように、過去、政策実施に当たって臨時的に相当の規模の財源を確保する必要が発生した際に、競馬会に特別の国庫納付を過去4回にしていただいたこと等を踏まえて、今回の農業構造転換集中対策の実施に当たっても、その政策的重要性に鑑み、改めて競馬会に協力要請を行ったところであります。
また、その手法については、過去4例のいずれの場合も、別途の法律を制定し、競馬会の特別積立金から特別に国庫納付を行っていただいたことから、今回も本法案に基づき、特別積立金から国庫納付を行っていただくことが妥当と判断したところであります。
なお、国庫納付の金額につきましては、日本中央競馬会の経営上、可能な範囲で最大限のご協力をいただいたところであります。