委員長。
神田潤一君。
ありがとうございます。
これからインターネット配信を含めて、NHKがしっかりと公共放送としての使命を果たしていく、非常に大事な業務が必須業務化されたということになると思います。
ぜひとも今おっしゃっていただいた方向でしっかりと進めていただければと思います。
次の質問としては、先ほどからもテーマになっていますが、還元目的積立金から600億円、あるいは100億円という大きな拠出の数字があります。
これらについては、先ほどの高沢委員の御質問でかなり深掘りされたのではないかというふうに思っております。
600億円についてはネットワーク効率化に向けた取組、共同利用型モデル、ミニサテなどへの拠出、あるいは基金への拠出ということ。
そして100億円についてはメディア産業全体への貢献ということで、NHK財団に設立する基金に拠出した上で、官民で人材育成や技術開発などに取り組んでいくということ。
これから具体的に進めていくというようなお話もありましたので、ここでは深掘りは私としてはいたしません。
私は最初にテレビっ子であるというふうに申し上げまして、NHKの番組をいくつか挙げたんですが、NHKの番組だけではなくて、「ザ・ベストテン」とか、「ドリフターズ」の8時台の「全員集合」とか、「俺たち氷結族」とか、民放も私は大好きでよく見ておりました。
そういう意味では、この情報空間全体の多元性確保への貢献という、なかなか抽象的で難しい言い方ですが、私なりには、やはり民放の皆さんも非常にインターネットが台頭していく中で経営が厳しい、あるいは充実したコンテンツを継続的に発信していくことの困難さを感じているのではないかと。
あるいは地方局、地方の民放は、もっと自前で設備を維持したり整備したりしていくことがなかなか難しい中で、やはりNHKと一緒に放送事業を守っていく、発展させていく。
そしてそこには単一的ではない多様な情報を盛り込んでいける、いろいろな価値観でいろいろなコンテンツを発信していける。
そういったものを支えていく取組として、この600億円と100億円ということについては理解をいたしましたので、これについてもこれから具体化していくということではありますが、しっかりと進めていっていただきたいというふうに思います。
また次の質問として、中期計画について、令和8年度が最終年度ということになりますが、令和9年度に収支均衡を目指して回復をしていくというお話もありました。
新たな営業アプローチということで、これについても何人かの委員の先生から御質問があった点になります。
収支均衡の見込みについても既に触れられておりますので、私から質問は割愛させていただきたいというふうに思います。
ただ、今回こういう形で受信料を10%下げ、また赤字経営の中で収支均衡を目指していく、いろいろな経費の節減、効率化を図っていくという中で、一つ気になりましたのは、国際放送についてであります。
皆さんご存じのとおり、ウクライナ紛争が継続したり、トランプ大統領が就任して関税政策などでさまざまな影響が出ている、あるいは東アジアの安全保障環境も厳しくなり、イランへの米国やイスラエルの攻撃もある。
非常にこの国際情勢が厳しさを増す中にありまして、我が国として、日本としての立場や考え方、あるいは他国からの情報操作に負けないこのナラティブをしっかりと発信していく、そうしたことの重要性も高まっているというふうに思います。
こういう状況の中にありまして、国際放送について見ますと、予算の中で国際放送費というのがあります。
これは令和7年度が202.6億円、これが令和8年度195.3億円ということで、7億円ちょっとの減額になっています。
また、国際放送番組等配信費、これはインターネットの方だと思いますが、これも29.5億円から22.4億円と、これもやはり7億円少し減額になっています。
国際放送が非常に重要性を増しているという中にありまして、こうした国際放送関連の予算が減額になっている理由と、また併せて国際放送の使命をどのように達成しようとしているのか、これは担当の役員の方で構いませんので、御説明いただければと思います。