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我が国の酪農畜産業を次世代に引き継ぐ、また将来にわたって持続可能なものとするためには、地域農業の中核をなすこの中小、家族経営を含めた経営の継承、そしてまた継続が必要であります。
外部環境に左右されない国産飼料に立脚した足腰の強い酪農畜産農家の育成が重要であると思います。
また一方、これまで生産性向上を目指して推進をされてまいりました畜産クラスター事業がありますが、近年政府の方針が若干変わって、これが一時ストップしておりました。
ようやく新年度からまた再開される可能性が出てきているわけでありますけれども、施設の大型化に伴う負債も多額になるわけでありまして、これが牛乳消費の低迷と相まって経営の硬直化を招いているのではないかと。
特に中小規模の農家にとりまして、このクラスター事業の活用や円滑な継承が高いハードルになっているという声も根強くあるわけであります。
また、輸入飼料価格の高騰が長期化するこうした中で、サイレージトウモロコシの導入拡大や、あるいは耕畜連携による自給飼料の増産は、今、一刻の猶予も許されないところであります。
加えて、過酷な労働環境や高齢化が離農に拍車をかけておりまして、経営を維持継承する上での大前提となるこの酪農ヘルパーの確保も人手不足におりまして、限界に近い状況にあります。
そこで政府にお伺いしますが、中小家族経営が地域の中で役割を果たし続け、着実に次世代へバトンを渡せるよう、施設整備支援、これに加えて経営のソフト面や段階的な継承を支える支援をどのように進めていくのか、農林水産省のお考えをお聞きします。
我が国の酪農を持続可能なものとしていくためには、規模拡大による収益性の向上に加えまして、中小家族経営に資する取組も含め支援することが重要だというふうに認識をしております。
今までは規模拡大、規模拡大と言いがちだったんですけれども、やはり体制などがしっかりとあれば、家族経営である種足腰の強い経営が可能だということもよく存じ上げております。
このため令和7年度補正予算では、新たに持続性向上タイプというのを措置をいたしたところであります。
牛舎などの施設や搾乳ロボットなどの機械の導入、施設の補修回収や中古機械の導入を支援するにあたり、新規就農者や経営継承者などの中小家族経営に対して、経営や営農技術などを助言する計画を地域で策定し、経営のソフト面や段階的な継承を支えることとしております。
今後とも、今、伊東先生からご指導ありましたとおり、中小の家族経営が地域酪農業でしっかりと役割を果たし、次世代に着実に経営継承なされるように努力させていただきます。