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次に、黄川田国務大臣。
黄川田国務大臣。
子ども政策、少子化対策、若者活躍、地方創生を担当する内閣府特命担当大臣、また、地域未来戦略担当大臣として、所信の一端を申し述べます。
子ども家庭庁は、子ども基本法及び子ども庁に基づき、子ども政策の司令塔として、全ての子どもや若者が、健やかに成長でき、将来にわたって幸せに生活できる「子どもまんなか社会」の実現に力を尽くしてまいります。
子ども未来戦略の加速化プランを引き続き着実に実施し、結婚・出産・子育ての希望をかなえられる環境を整備してまいります。
若者について大規模な実態調査を行った上で、若者政策を推進してまいります。
また、民間企業による子ども・若者・子育ての取組のための環境整備と支援を行う、「子どもと共に成長する企業構想」に取り組みます。
施策の推進に当たっては、常に子どもや若者・子育て当事者の意見を聞くとともに、専門的な知見も活用しながら、施策の質の向上を図ってまいります。
子ども施策を目指すところは、一人一人の子どもが幸せに暮らせる環境づくりです。
支えられて育った子どもたちは成長し、やがて社会の担い手となります。
子ども世代、さらには孫世代が育つことで、この社会、この国の将来にわたる成長発展にもつながるものと考えます。
このため、すべての子ども、子育て世代への切れ目ない支援を着実に実施してまいります。
具体的には、児童手当の拡充、妊婦のための支援給付の着実な実施、子ども誰でも通園制度の本格実施や、これらの制度の支えとなる子ども・子育て支援金制度の円滑な施行に取り組んでまいります。
また、待機児童対策を中心とした保育の量の拡大から質の向上へと転換し、保育士等の配置の改善や処遇改善等を進めてまいります。
育児等が原因の離職を減らすため、安全で質の高いベビーシッターの利用促進、企業の活力を生かした小学生の居場所づくりや病児保育の充実を図ります。
産後ケア事業の体制強化やプレコンセプションケア推進5カ年計画に基づく取組を着実に進めるとともに、妊婦健診に関する経済的負担を軽減するための環境を整備します。
さらに、「はじめの100ヶ月の育ちビジョン」や、子どもの居場所づくりに関する指針に基づく取組み、放課後児童クラブの受け皿整備を進めてまいります。
物価高対応・子育て応援手当については、早期の支給が開始されるよう、引き続き自治体を支援してまいります。
青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備については、昨年取りまとめた政府の工程表に基づき、関係省庁と連携して必要な検討や取組を進めるとともに、中長期的な検討を要するものについては、令和8年中を目途に具体的な内容を取りまとめてまいります。
旧優生保護法の問題に関しては、優生手術被害者等支給法に基づき、優生手術を受けた方とその配偶者に対する支給金を着実に実施してまいります。
子どもに対する性暴力は断じて許すことはできません。
子ども・若者の性被害防止のための総合的対策を推進するとともに、本年末の子ども性暴力防止法の円滑な施行に向けた準備を着実に進めてまいります。
すべての子どもの健やかな成長を支え、さまざまな困難に直面する子ども・若者や、その家庭を地域社会で包括的に支援します。
具体的には、子ども家庭センターの設置・機能強化や、児童相談所の体制強化などの児童虐待への対応、社会的養護の質の向上や、社会的養護経験者等の自立支援、ヤングケアラー等に対する支援、一人親家庭の自立に向けた多面的な支援や子どもの貧困対策に取り組みます。
地域の障害児支援体制の整備を進めるとともに、発達に特性のある子どもや医療的ケア児等への支援、家族支援やインクルージョンを推進します。
また、いじめの重大事態の件数や小中高生の自殺者数が過去最多を更新している状況を重く受け止め、不登校対策のさらなる強化に取り組むとともに、子どもが自ら命を絶つことのない社会の実現に向けて、子どもの自殺対策を全力で進めてまいります。