次に鈴木美香君。
鈴木美香君。
はい。
参政党の鈴木美香でございます。
本日も質疑のお時間をいただき、ありがとうございます。
私は法律の専門家ではなく、これまで裁判とか司法というものに、あまり直接触れることのない人生を送ってまいりました。
しかしながら、知人のことや報道等を通じて、裁判や司法に関心を持って見聞きしてまいりました。
裁判所は、国民の自由や権利を守る最後の砦であり、我が国の良心であるという信頼を抱いて生活しております。
今後も国民が安心して暮らせるよう、司法の公正、充実を維持していただけるよう願っております。
そのような観点から、本日、質疑をさせていただきます。
家庭裁判所調査官の増員についてお聞きいたします。
今回の改正法では、離婚後共同親権の導入により、家事調査官を10名増やすということであります。
今回の質疑を準備するにあたり、離婚後共同親権のことについて学ばせていただきました。
さまざまな問題がある中で、離婚後共同親権という制度が実現し、スタートに当たり、ご尽力されてきた方々にとっては、大きなことだと、とても強く感じております。
ほかの委員の方々たちも指摘されておりましたけれども、私もこの家事調査官の人数が10名で足りるのかということに関して、問題意識も持っております。
この点で、近年の少年事件が大幅な減少傾向にあるということで、事務分担を見直すことで離婚後共同親権制度にも対応していくということでございますけれども、犯罪白書によりますと、少年事件が減少している原因は暴走族の減少や新興宗教といったような件数の減少と同時に、また減衰や少子化による少年の数の絶対的な減少が影響しているということが分かりました。
一方で、少年による家庭内暴力の認知数は、平成15年では1,154件だったものが、令和6年では4,691件と約4倍となっております。
また、令和7年における小中高生、子どもの自殺の数は538人と、悲しいかな、過去最高人数になっております。
表面上の少年事件の件数は減っているものの、子どもたちの家庭内暴力や自殺、さらには特殊詐欺の受け子の関与など、表面には見えにくく深刻な形で子どもの問題が巻き込まれている事案が増えているように思います。
このように少子化が進む中で、子どもをめぐる問題は量から質へと重心が移り、むしろ根の深い課題となっているということから、家庭内の安定のほか、離婚後を含めた子と親の関係のあり方がこれまで以上に重要だと思っております。
今回の質疑にあたりまして、離婚や親権、親子交流をめぐる家事事件について、現場で活動されてきた弁護士さんからお話を伺いました。
離婚後共同親権導入前は、離婚すれば単独親権しか選択肢がなかったため、親権をめぐって「自分の方が親権者にふさわしい」という主張をするがゆえに、相手の悪いところを主張してしまうというようなことで、ますますこう葛藤を招いていたケースもあったというお話でした。
離婚後共同親権が導入されたことで、離婚をしても父母が協力して子を養育していこうという選択肢が増えたために、離婚という結論には変わりなくても、お互いに歩み寄ろうとする傾向も増えているのではないかと期待します。
ここで最高裁にお尋ねいたします。
離婚後共同親権が導入されたことで、離婚調停では子どもの養育に対して、父母に協力するよう働きかけるような方向性に進んでいるのでしょうか。
お尋ねいたします。