事前の法務省とのやりとりは、「胎児を人として位置付けた場合に、さまざまな法令が影響を受ける」ということの回答でありました。
かなり釈明的な回答であるなというふうに思ったんですが、その後、今日この質疑があるにあたって、だいぶそこから深掘りをしてくれたのではないかなということを答弁においては感じました。
これはまさに皆さん、私の質疑も聞いていただいて思うと思うんですが、やはり私は不備だというふうに、不備というか、法令上やはり空白になっている部分であるというふうに思うんですよね。
刑法発足当時というのはもう明治期にありますので、そこでの人の位置づけというものはこうだということがあったんだというふうに思います。
ただ、その後の医学の進歩によって、胎児ももう人なんだというようなことがわかってきている中で、これはやはりひなみさんの事例においてはですね、お母さんが妊娠9ヶ月であったということの中で、緊急帝王切開で生まれてですね、人ではない、人として扱わない、刑法上ですね。
これはちょっとやはり、繰り返しになりますけれども、民法も自賠責保険もですね、これはもうまさにそういう権利能力というものを、権利があるということを認めているわけですから。
これはやはり私は、この刑法の改正というものを与野党で考えていかなくてはならない。
政府においてももしっかり考えていただきたい。
このように思います。
なお、3月に愛知県議会で、前回一致で可決になりましたけれども、「交通事故等による被害を受けた胎児に係る法整備についての意見書」、これが前回一致で可決しております。
与野党とともにですね。
ですので、やはりこういった制度の空白の課題というものは、もう今こういう現実上に鑑みても動くべきであるというふうに思います。
ひなみさんのご家族、これはおじいさまの水川さんが中心となっていますけれども、新たな署名活動も開始をしています。
「お腹の赤ちゃんは人ではないのですか。
法務省へ交通事故等による被害を受けた胎児にかかる法整備を求めます」。
こういう署名活動で、もうどんどん署名が積み上がっています。
このひなみちゃんの事例につきましては、各種報道、また先ほど述べた署名活動、こういったことの中で、国民の中、また政治家の皆さんの中でもですね、「これはちょっと何としても改善をしなくてはならない」ということで動き始めています。
自民党におかれても議員連盟の発足の動きがあるというようなことも側聞しておりますし、これは野党の皆さん、そして維新の皆さんにおかれてもですね、これ課題意識を持っていただけるのであればですね、共にやはりこの改正というものをやっていかなくてはならないというふうに思っております。
法務省におかれては、これ刑法上、その人として例えば何週からなのかとかですね、そういう医学的見地もしっかりと踏まえながらということが必要だというようなことのもとですね。
ご答弁いただいているんだと思いますけれども、繰り返しになりますが、昨日までのやり取りからすると、かなり踏み込んで課題意識を持っていただいているというふうに思っております。
そういったことも含めて、実際にこのように苦しんでいらっしゃる方がいらっしゃって、「もう国民にこれはやはり変えるべきだろう」というような共感が広がっている中で、この空白を放置をするということは、私はおかしいというふうに思います。
変えていかなくてはならないというふうに思います。
政治は課題の改善のためにある。
私はそれをもとに行動していきたいというふうに思いますし、これはもう与野党皆さんのお力、そして政府のお力が必要でありますので、繰り返し、引き続きこの質問はやってまいります。
何卒皆様のご協力、ご指導、よろしくお願いをいたします。
以上で終わります。