今、代替ルートに関するさまざまな各国との交渉をされているということなんですけれども、先日の報道において、TOTOやLIXILといった、いわゆる川下における住宅設備を取り扱う大手事業者から、中東情勢の緊迫化に伴う製品供給への影響についての通達というものが出され、SNS等でかなり回っているということが起きております。
その内容としては、発表の内容なんですけれども、一次情報として、「原油ナフサをはじめとする石油化学基礎原料の供給環境が急速に悪化し、国内外における原材料の調達が極めて不安定な状況である。
受注の調整や制限の可能性が今後あります」というふうに、それらの住宅設備を扱う大手事業者が発表されていた。
これらは、ナフサを原料とする有機溶剤の不足によって、ユニットバスの壁、床にフィルムを装着する接着剤だったりとか、人工大理石製の浴槽に施すコーティング剤の調達というところに原因があるそうなんですね。
そもそも本年3月の上旬以降、大手石油化学各社がナフサ不足に伴う減産を既に発表していて、業界では当初から供給不足が見込まれていたと承知をしています。
一方で経産省は、輸入ナフサと国内生成ナフサで約2ヶ月、そしてさらには川中製品の在庫を含めて合計約4ヶ月分ナフサが確保されていることから、供給不足ではなく流通の目詰まりに過ぎないといった認識を示されています。
しかし、ナフサというのは石油化学製品の基礎原料であって、その供給は石油に依存している。
国内生成ナフサも石油から作られるので、その原料は原油備蓄に大きく左右されるわけであって、我が国は原油の約9割を中東に依存していますので、現在のように調達に制約が生じている現状では、国内で生成されるナフサも結局原料は石油になりますから、海外依存しているので、別にどこで作られていようと安定に確保できるとは限らないと言えるわけですね。
こうした状況では、現場で非常に個別調整によるさまざまな問題が発生していて、国交省として「中東情勢の関連対策ワンストップポータル」というのを設けて、それぞれ各分野の相談窓口というのを開かれたということで、いろいろと報告がなされて、それに随時個別案件に対して対応されていると伺いましたが、非常にその仕事だけをやっている役所の方々ではありませんので、限られた人員の中で、これからどんどんそういった状況のご連絡が来て対応するとなると、大変な状況にある。
つまり、いたちごっこの状況が生じるんじゃないのかなと。
一つ解決してまた一つ出てくるという状況になるんですね。
これはすでに石油からナフサができて、ナフサを原料としてエチレン、プロピレンであったりとか、さまざまなそういった基礎化学品というものがあって、そこから日用品だったり医療備品というものがナフサ由来用品として作られていくというところなんですが、原料が少なくなっていて、どんどん少なくなっていきますので、不足というのは時間が経てば経つほど、どんどんその範囲というのは広がっていくかと思います。
この提出されている「第3回中東情勢に関わる関係閣僚会議」という、お配りしました資料なんですけれども、先ほども経産省からお話ありましたが、原油の代替調達に今尽力されているということで、この用紙を見ていただきますと、「見通し」というところでして。
ホルムズ海峡を回避したルートでは、4月では2割以上、そして5月では過半の原油の調達を見込むというふうに試算されています。
これは実際に確保されているものなのかどうかについて、お答えいただけますか。
今、前年比というお話であったり、米国からは調達が確保されているというところで、契約未了分に関しても確からしいものを積み上げているというふうにおっしゃられているんですけれども、それであるのであれば、ぜひこの調達が今、契約が未了分に関して、これどのぐらいの量が入ってくるのか教えていただけませんかというふうにお伺いしたところ、その量に関しても具体的なことはお伝えできないというふうに私は伺ったんですね。
今はもうすでに4月の中旬でして、その月の中旬で4月に入ってくる量が未定であるというところは、私はちょっと疑問を感じましたので、ぜひ例えば4月が終われば4月に入ってきた量、5月に過半が調達できるのであればその5月に入ってきた量というものも、適宜国民の皆さんに対して公表すべきであると考えますが、政府の御見解を伺います。