山崎正恭君:ありがとうございます。
私の問題意識は、だいたいほぼ現状と一緒かなと思いました。
これについては、医師や薬局の経営者の皆さんなど現場の方の話を聞くと、やはり高齢者の方の中で使っていない場合が多いということが多く聞かれます。
やはり50代以上になると一定割合苦手な人たちがいて、その人たちは苦手意識が強いがゆえになかなか使おうとしないというふうな声が多く聞かれます。
そこで対策としての一つは、今実際に島根県の出雲市の方でオンライン診療等に取り組んでいる皆さんが行われている「出雲モデル」というものがありまして、例えばそういったデジタルに苦手な高齢者の方に対するマイナ保険証の使い方やメリットについて、薬局の皆様方にその役割を担っていただいて講習といいますか、説明を行っているようです。
そこで少し話が違うように聞こえるかもしれませんが、実は私の母が今年の1月、78歳の誕生日に運転免許証を返納しました。
それに伴い、私は平日普段は東京ですし、妻も仕事をしておりまして、病院が遠いのと股関節が悪く歩行が大変困難ですので、どうしようかなと思っていたときに、先ほどの島根県出雲市のオンライン診療に行き着きました。
家で見てもらえますし、薬も送ってもらえるということで、何より歩行が困難な母にとっては移動がないため、これなら大丈夫そうだと思い、使ってみようということになりました。
最初はですね、私のiPadで横に家族がついてオンライン診察をしてもらっていましたが、実は操作自体はそんなに難しくないんです。
事前に家族が母の都合を聞いて予約さえしておけば、当日はパッド上の「メルモ」というアプリをプッと押してですね、そうすると病院名と予約時間が書かれた画面が出てくるんで、後は「診察室へ入室」というボタンを押すという、もうごくごく簡単な作業なんです。
そこで私はこんな簡単な作業なら、母だけでもできると思いまして、実は先週の金曜日、母の電話は長年ガラケーだったんですけども、スマホに変えました。
オンライン診療とともにですね、私の子供からしたら、僕の息子ですね、県外にいるもんですから、「LINEのビデオ通話もできるよ」とか母に言ってですね、良かれと思ってそうしたんですけども、それが実は大変なことになってまして。
実際にはまず手がかさかさで、スマホが反応しないんです。
まず電話が取れないんです。
そこで困ったと思って急ぎ100均に行きまして、ゴムタッチペンを買ってきました。
これで行けると思ったら、次はですね、電話をかけるのにも一通りこの画面が出て「ここをして」って言うんですけども、電話を持っている左手で、余計なところを触るんです。
持ち慣れてないのもあるんですけど、そうすると全く違う関係ない画面が出てくるので、そういった場面に対応できないんです。
本当に良かれと思ってやったんですけども、現段階の母にとっては大変に迷惑な話で、こういったDXが苦手な高齢者の実情がわかるというか、今絶賛、私はそれを進行中で実感をしているところでございます。
すいません、失敗談が長くなりましたけども。
そういった場合の対応を、先ほどの出雲モデルなんかでは、訪問介護や訪問看護に来た際に、その職員の方にオンライン診療のサポートを行っているという、そういった取り組みをしているようです。
訪問介護をしている人たちにとっても、利用者がそうやって病院とつながっていることは安心につながりますし、訪問介護や訪問看護の職員さんという今ある資源を活用しながら、高齢者のDX支援をサポートしていく取り組みをされています。
そこで、これから医師不足や私の母のような移動手段が困難な高齢者の場合には、オンライン診療が有効な資源になってくると思うんですけども、先ほど言ったようななかなか苦手な人にとっては、そういった先ほど言いました訪問介護の職員さんといった今ある資源などを活用していくこの出雲モデルのような取り組みは非常に有益だと考えるんですけれども、よかったら大臣所見をお伺いできたらと思いますが、よろしくお願いします。