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まず、中東情勢の影響長期化に伴う生産コストの上昇懸念についてお伺いします。
しかし、生産者の皆さんが真に懸念しているのは、今は何とか回っていても、この先、情勢の先行きが見通せない中で、肥料や資材、燃料などの価格上昇が、農業経営を圧迫するのではないかという点です。
肥料の原料となる尿素の指標上昇や、ナフサ価格の上昇を背景としたハウス資材などの値上げの動きも出始めています。
それだけ現場では「作ってもコストに見合わないのではないか」という強い不安が広がっています。
4月に全面施行された食料システム法の下で、中東情勢などの外部要因によるコスト増に対し、どう対応していくのか。
急激な情勢変化に応じたコスト指標の見直しも含め、生産者の皆さんがコスト増の心配なく、安心して生産していけるよう、どのような対策を講じていくのか、政府の見解を伺います。
食料システム法におきましては、中東情勢による影響を含めまして、コストに関する具体的な根拠とともに、取引条件に関する協議の申出があった場合には、誠実に協議に応じる旨の努力義務を規定するなどによりまして、費用を考慮した取引を促進することとしております。
また、米などの指定飲食料品等につきましては、取引条件の協議において参照すべき指標として、国の認定を受けた民間団体がコスト指標を作成できることとしておりますが、指標が作成されました後も、費用の急激な変化など特段の事情が生じました場合には、関係者の判断により随時改定することが可能でありまして、この旨を農林水産大臣が定めた基本方針にも明記をしているところでございます。
こうした食料システム法の運用に当たりましては、実効性の確保が非常に重要であると考えておりまして、地方農政局等に配置をいたしましたフードプランナーが、取引状況の調査を行うとともに、必要に応じて指導・助言等を行うなど、しっかり取り組んでまいりたいと考えてございます。