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この産業競争力強化法、非常に重要な政策でありまして、やっぱり目玉は大胆な投資促進税制だと思っています。
そこで皆さんのお手元に経済対策の考え方、2つの歯車がかみ合っている資料を私の方で作成してお配りをしています。
左側が供給で右側が需要です。
大体選挙になったりとか政治の現場で議論になるのは、やっぱり物価高で生活が苦しいので、右側のこの6番、家計を支える政策をやろうと。
これでなんとかですね、この物価高を乗り切ろうという話が注目されがちなんですけれども、この6番を頑張れば頑張るほどですね、消費に回り、結果としては物価が上がる方向に力が働いていくわけです。
ですから最終的にはですね、構造的な問題解決にはならない。
ただ、今厳しい人たちを支える痛み止めとしては重要な政策だと思っています。
本来やらなければいけないのは左側です。
今の日本のこの物価高の一つの大きな要因は、人口減少、人手不足による物を作る力、サービスを届ける力、そして米を作る力、こういう供給力が落ちているということと、さらには海外に物を売ってお金を稼いでくる、この競争力が不足していること、この2つが根本的な要因だと思っています。
こういった俯瞰を持った上で経済政策に取り組むことが重要だと思っていまして、その中で、今回のこの投資促進税制の意義とは何なのか。
そしてもう一つ、日米交渉、赤澤大臣が頑張っていらっしゃいますが、アメリカはIRA法ということで、圧倒的な減税や補助金で国内への投資を促進するというようなこともやっています。
そういった各国が国内の供給力を強化するために、投資を呼び込む競争が始まる中でのこの政策の意義とはどういう意味があるのか。
あわせて赤澤大臣として、今の全体感、どう経済を捉えているのかについてお話を伺いたいと思います。
強い経済の実現には、物価高対策だけでなく、まさに委員ご指摘のとおり、左側の国内の供給力、生産性を高めていくことが、本当に本丸というか不可欠であります。
供給力の強化は、結果として、物価上昇圧力の緩和にも資する面があります。
その対策を強化していくことが重要だということであります。
加えて、米国をはじめとする投資の囲い込み競争が国際的に起きています。
米国関税の影響を受けた設備投資の手控え、停滞や産業の海外流出を防ぎ、国内投資を促進していることも喫緊の課題であります。
こうした問題意識を踏まえ、私は前職で経済財政担当していたときに、2040年度に200兆円という官民の国内投資目標を設定をしたところで、その達成に向けて、大胆な投資促進税制を創設することとしております。
本税制は、全業種を対象として、大規模かつ高付加価値な国内投資を促進するものであり、企業の供給力の強化に資するものと考えています。
本措置も含め、高市総理が提唱されている危機管理投資、成長投資を促進し、賃上げと投資の好循環を定着させるよう取り組んでまいりたいと考えております。