内閣委員会

衆議院 2026-04-24 質疑

概要

衆議院委員会において、AIによるサイバー攻撃への対応、公共インフラの官民連携、動物愛護、PFAS汚染など多岐にわたるテーマについて質疑が行われました。松本大臣や城内大臣らは、AIセーフティインスティテュート(AISI)の機能強化やスタートアップ育成戦略、サイバーセキュリティ対策の重要性を強調し、政府一体となった迅速な対応を表明しました。また、準天頂衛星「みちびき」の体制整備、ロマンス詐欺等の特殊詐欺対策、自衛隊施設におけるPFAS水質調査の結果と対応についても各担当者が答弁しました。さらに、補正予算依存からの脱却や、動物の殺処分ゼロに向けた法整備の方向性についても議論が交わされました。

発言タイムライン

中道改革自民維新国民共産参政チームみらい無所属政府委員長・議長
0分40分1:202:002:403:204:004:40大島敦平将明うるま長妻昭野村美森よう塩川鉄川裕一高山聡

発言者(12名)

質疑応答(69件)

AIによるサイバー攻撃能力への対応
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)
  • AIが自律的にサイバー攻撃能力を持つ時代に入ったとの認識か
  • AI基本計画やサイバーセキュリティ戦略、能動的サイバー防御にどう反映させるか
答弁
松本大臣
  • AIによる脆弱性発見の高速化など、高い危機感を持って対応する必要がある
  • サイバーセキュリティ戦略に基づき、AIを活用したサイバー対処能力の強化を推進する
  • 国家サイバー統括室の有識者会議を通じて迅速に対応する
全文
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こうしたAIがサイバー攻撃能力を持つ時代に入ったとの認識を持っているのか。

我が国のAI基本計画、サイバーセキュリティ戦略、能動的サイバー防御の運用にどう反映するのか。

政府の基本認識を伺いたいと思います。

この新しいAIというか、これまで数週間から数ヶ月かかっていたソフトウェアの脆弱性を、このミトスというのは数分から数時間で捕まえられると。

そうなりますと、これ我々が持っているいろいろなソフトウェアの脆弱性があっという間に分かってしまって、パッチを当てて対処する以前に、その前からもうすでに攻撃をされてしまうということで、非常に大きな反響を及ぼしているというのがこのクロード・ミトスの問題だと認識をしております。

我々としてはこれに今政府としてどうだというご質問ですけれども、かなり高い危機感を持って対応しなければいけないと思っております。

サイバーセキュリティ戦略においては、AIに関わる安全性の確保と、それからAIを活用したサイバーセキュリティの確保と、AIを悪用してそのように攻撃をしてくるものの対処の3つを大きくポイントとして挙げていますが、我々としてはこのサイバーセキュリティ戦略に基づいて、AIを活用したサイバー対処能力の強化をしていかなければいけないと思います。

具体的にAIを使って攻撃してくるんですから、AIを使って防御するということも当然考えなきゃいけないと思いますし、そういったことをおそらくこれから軸にして我々も対応していく。

そのための国家サイバー統括室としては有識者会議を開いて、これに強力に、そして迅速に対応していきたいというふうに思っております。

海外AI企業の限定モデルへのアクセスと重要インフラ防御
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)
  • 欧米のAI企業が限定提供している高度モデル(Claude Mythos等)に、日本の政府や重要インフラはどうアクセスするか
  • 評価、監査、情報共有の仕組みを確保する考えはあるか
答弁
松本大臣
  • 懸念を共有しており、国家サイバー統括室を通じて情報を収集している
  • 詳細な情報は攻撃者を利する可能性があるため、この場での回答は控える
  • 早期に対応策を決定したい
全文
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ですから、こういう国々と私たちが今あるという現状認識はしっかり持ちながら、サイバーあるいは国の安全保障は考えていかなければいけないと思っていまして、それで次に伺いたいのは、海外のAI企業の限定モデルに、日本の政府、重要インフラはどうアクセスしていくのか。

米国では12社と承知をしておりまして、政府としては、どのような対応をとっていくのか。

このアンストロピック社、欧米の政府関係企業と協議し、日本の重要インフラ防御に必要なくせず、評価、監査、情報共有の仕組みを確保する考えはあるのか。

私としては、日本としてはどのように対応していくかについて御答弁をお願いします。

松本大臣、委員ご指摘の懸念というのは我々も当然同じように共有していると思っております。

その上で、このアンストロピックのクロード・ミトスは今まだ非公開、委員おっしゃるとおり非公開で、大体確か40ぐらいだったかな、米国の中の企業等々に出しているというふうに聞いております。

それらを我々が提供していただける国家サイバー統括室の方からですね、いろいろと情報を収集しているところでございますが、そういった情報を公開しますとですね、逆にある意味敵を利すると、攻撃者を利することにもなりますので、詳細についてはこの場でお話しするということは控えなければいけないということはご了承いただきたいと思います。

ということで、しっかりとできるだけ早い段階でこの問題についてどう対応するかは決定していきたいというふうに思っております。

政府情報システムのセキュリティ対策とサプライチェーンリスク
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)
  • 技術革新に合わせて政府情報システムのセキュリティ対策を変化させるべきではないか
  • デジタル入札等のバックグラウンドに外国資本等の悪意ある者がいないか総点検してほしい
答弁
木原稔
  • サイバーセキュリティ戦略に基づき、政府機関のセキュリティ対策強化を図っている
  • 情報システム調達時に契約先のバックグラウンドチェックを徹底し、サプライチェーンリスクに対応する
全文
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引き続きまして官房長官にですね、高度AIの誕生など技術革新に合わせてサイバー攻撃防御のあり方が変わってきております。

政府の情報システムについても時代や技術の変化に合わせてセキュリティ対策のあり方を変化させていくことが重要ではないかと考えております。

野党ですから、誰と会うかというのはそれほど重要ではないので、大丈夫かとは思うんですけど、政府の基幹系のシステムが本当に今後の時代に耐えられるのか、あるいは政府がさまざまなデジタルの入札をするときに、そのバックには外国の資本とか関係者、悪意を持った方がいるかどうかも含めて、もう1回総点検をしていただきたいと思いますので、官房長官の御答弁をお願いします。

政府はそういった中で、昨年12月に閣議決定されましたサイバーセキュリティ戦略に基づいて、これは他の主体の模範となるべく政府機関等におけるセキュリティ体制の対策の強化を今図っているところであります。

それぞれ各省庁が情報システムを調達する際にも、委員が今御指摘のように、契約先の情報を確認することを徹底する、いわばバックグラウンドチェックですね。

するなど、サプライチェーンリスクに適切に対応して、セキュリティをしっかりと確保してまいりたいと、そのような姿勢で臨んでおります。

準天頂衛星「みちびき」の体制整備と予算
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- 5号機喪失と7号機延期を踏まえ、現行5機体制での継続、7機・11機体制への工程、バックアップ強化策をどう見直すか

答弁
内閣府宇宙開発戦略推進事務局長
  • 7機体制の整備維持および11機体制構築に向け、令和8年度予算に約169億円(補正含め約340億円)を計上
  • 7号機の早期打ち上げに注力し、11機体制を視野に工程と予算を検討する
全文
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準天頂衛星「みちびき」について、5号機喪失と7号機打ち上げ延期を踏まえ、現行5機体制でのサービスの継続、7機、11機体制の工程、バックアップ強化策をどう見直すのかについてお願いします。

令和8年度政府予算において、みちびきのみで測位が可能となる7機体制の整備維持、さらにバックアップ機能の強化や利用可能領域の拡大のため、11機体制の構築に向けて2号機、3号機、4号機の後継機、それから8号機並びに地上設備の開発整備を進めるため、約169億円を計上いたしております。

なお、令和7年度補正予算約171億円を合わせますと、約340億円となります。

今後、みちびき7号機を可能な限り早期に着実に打ち上げることに注力しまして、そしてバックアップ強化と11機体制を視野に入れつつ、早期の7機体制の実現に向けて必要な工程と予算を検討してまいりたいと考えております。

準天頂衛星の測位精度の向上(ミリメーター単位への開発)
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- 現在のセンチメートル単位の測位をミリメーター単位に向上させる技術開発(高精度時計の開発等)をお願いしたい

答弁
川崎宇宙開発戦略推進事務局長
  • 現在は6cm程度の精度を提供しており、性能改善を継続している
  • ミリメーター単位の実現には次世代の超高精度時計の開発等の課題がある
  • 海外の技術動向やニーズを踏まえ、戦略的に検討していく
全文
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先日も当委員会で述べたとおり、このみちびきと情報収集衛星が2つが更新需要があるので、開発がどんどん進むレベルが上がっていくと思っていて、大臣かあるいは政府参考人に伺いたいのは、私、今の数センチ単位の測位をミリメーター単位にしたいということを提案をしているんです。

ですから、ミリメーター単位だと高精度時計という次はしなければいけないので、そういう技術開発をぜひお願いしたいのでご答弁ください。

我が国の衛星測位システムである準天頂衛星システムの「みちびき」は、GPSと互換性を有する衛星測位サービスのほかに、今ご指摘のとおり独自にサブメーター級あるいはセンチメートル級などの高精度測位サービスを提供しておりまして、現在具体的には専用受信機により6cm程度の精度を提供しております。

委員ご指摘のミリメーターとなりますと、この精度を目指すためには現状においては次世代の超高精度な時計の開発をはじめとする測位誤差を最小化する上での課題があると考えておりまして、ご指摘のとおり海外の測位衛星に関する技術動向をしっかり見て、国内外のニーズも踏まえながら、ご指摘いただいた事項に基づき世界をリードできる衛星測位システムの実現を目指しまして、関係省庁、関係機関や民間企業と連携しながら戦略的、継続的に検討してまいります。

相談窓口の充実と価格転嫁の適正化
質問
平将明 (自由民主党・無所属の会)

- 相談窓口の充実を求める

答弁
公正取引委員会委員長
  • フリーランス新法の施行により、一方的な代金決定や手形払いの禁止等が盛り込まれた
  • 書面調査を毎年実施し、違反行為の未然防止に向けた注意喚起を行っている
  • 申告の受付や周知広報を通じて、適切な価格転嫁と取引の適正化に取り組む
全文
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相談窓口の充実もぜひお願いをいたします。

委員御指摘のとおり、本年1月1日に施行された改正した下請法、いわゆるフリーランス新法では、新たに協議に応じない一方的な代金決定や手形払いの禁止等が盛り込まれました。

その効果として、公正取引委員会と中小企業庁が実施したヒアリングでは、事業者の方々から資金繰りが改善した、価格交渉が進んだなどの声もいただいているところでございますが、公正取引委員会では、労務費転嫁指示の重視状況等の価格転嫁の状況を把握するための書面調査を毎年実施、同調査に基づき、違反行為の未然防止の観点から、注意喚起の文書等を行っているところであり、今後もこのような特別調査を継続していくこととしておりますし、様々な申告も受け付けることによって、実態をしっかりと把握した上で、引き続き、違反行為には厳正に対処するとともに、周知広報の取組を進めることで、適切な価格転嫁や取引の適正化が図られるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

サイバー対処能力強化法の進捗状況
質問
平将明 (自由民主党・無所属の会)

- サイバー対処能力強化法の成立後、国家サイバー統括室の設置や同盟国・同志国との連携などの能力構築が順調に進んでいるか報告を求める

答弁
内閣審議官
  • 内閣サイバー管の設置やサイバーセキュリティ戦略本部の機能強化などの規定を施行した
  • 官民連携の強化や通信情報の利用に係る基本方針を閣議決定し、サイバー通信情報管理委員会を設置した
  • 警察・自衛隊によるアクセス無害化措置などの施行に向け、組織整備やシステム導入に取り組んでいる
全文
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まずサイバーセキュリティでありますが、日本のサイバー安全保障、サイバーセキュリティの分野においては、昨年サイバー対処能力強化法、私、担当大臣でありましたが、成立をすることができ、さらに内閣官房に国家サイバー統括室をつくって、今、まさにその能力の構築で、さらに私からは同盟国、同志国との連携ということをお願いをしていると思いますが、これ、法律ができてから今日まで順調に進んでいるのかどうか、そのへんについて、政府から御報告をお願いします。

サイバー対処能力強化法及び等整備法につきましては、昨年5月に公布され、これまでに内閣サイバー管の設置、サイバーセキュリティ戦略本部の改装、機能強化などの規定の施行のほか、昨年12月に官民連携の強化や、通信情報の利用に係る基本方針を閣議決定いたしまして、本年4月1日にはサイバー通信情報管理委員会が設置されております。

政府におきまして、その事務を着実に遂行してきているところでございます。

現在、本年10月1日から施行します官民連携の強化や警察・自衛隊によるアクセス無害化措置のほか、来年秋までの通信情報の利用の施行に向けまして、組織体制の整備やシステムの導入などに取り組んでおりまして、引き続き、我が国のサイバー対処能力の強化に万全を期してまいります。

AIによるサイバー攻撃への金融庁の認識と対応
質問
平将明 (自由民主党・無所属の会)

- AIが高度なサイバー攻撃を自動実行する時代に突入し、国家の根幹を揺るがす脅威となっている現状について、金融庁がどのような認識を持っているか問う

答弁
大木参事官
  • AI活用による攻撃のスピード・規模の拡大など、脅威が高まっていると認識している
  • 財務大臣の指示を受け、金融庁として適切に対応する
  • 3メガバンク、日銀、日本取引所グループ等との官民連携会議を開催し、認識共有や対応を検討する
全文
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この法律をつくったときは、一番の我々の問題意識は、リビングオフザランド攻撃にどう対処するかと。

DDoS攻撃とかランサムウェアとかあるんですが、要はサーバーに侵入をして、侵入した痕跡を消して、いつでもサーバーを乗っ取れたり、侵入できる状況においてある。

戦争においても、ウクライナの鉄道のサーバーに侵入して、その痕跡を消していたという事例がありました。

ここのリビングオフザランド攻撃に対する対処能力は、これからどんどん上がっていくと思うんですが、私も担当大臣をやっていて、3つぐらい大きな課題が残っているだろうというふうに思っていました。

それは1つは、いわゆる重要インフラ以外の大企業や中小企業への対応。

さらには認知戦に対する対応。

さらにはいよいよ攻撃者がAIになってくる。

これも何度かこの予算委員会でも内閣委員会でも私指摘していますが、昨年私大臣でそこの答弁席に立ってた時は、今後AIが攻撃してくると言っていたら、もう既に今回のアンソロピックのいわゆるミトスでは、もうAIがそういう攻撃、しかもさらに高度な攻撃をしてくる時代に突入をしたと。

もっと深刻なのは、米国やそういった政府よりもですね、大国よりも、1企業がそのサイバー攻撃能力においてですね、もうすでに上回っていると、そういう事象が生まれてきたということであります。

米国アンソロピックのクロード・ミストツーは、自立型AI、数千件の脆弱性を瞬時に特定をし、攻撃を自動実行する。

これはサイバー空間の非対称性を決定的に悪化させるわけですね。

国家の根幹を揺るがす脅威であると思います。

ある意味有事と言ってもいいと思います。

米国はプロジェクトグラスウィングというプロジェクトを発足させ、AIによる自動修復体制の構築を急いでいるということでありますが、米国は財務長官が金融官を呼んで、そして民間企業とともに、民間企業主導ですけれども、アンソロピックも入って、プロジェクトグラスウィングを立ち上げたということであります。

先ほど大島先生も言っていましたが、金融はもう一刻の猶予もないと思うし、併せて重要インフラ事業者も守っていかなければいけないんだと思います。

まずは、米国中国の動きを見れば金融分野、極めて重要だと思いますが、今現状金融庁はどういう認識をしているのか、答弁をお願いします。

AI技術が急速に進展する中、サイバー攻撃にAIが活用されることで、攻撃のスピード、規模が劇的に加速、拡大するなど、サイバーセキュリティをめぐる脅威が高まっているところと認識をしてございます。

本件につきましては、片山財務金融担当大臣が、先般、米国出張中に各国の財務大臣や中銀総裁と意見交換されたところでございまして、その結果も踏まえ、金融庁に対してしっかりと対応するよう、御指示をいただいているところでございます。

金融庁といたしましては、本件への対応といたしまして、まさに本日でございますが、午後に3メガバンク、日本取引所グループ及び日本銀行などの関係者にお集まりをいただきまして、アンソロピック社による新AIモデルの開発を含め、AIの進展が今後もたらし得る変化や、金融分野における対応についての認識共有等を目的とする官民連携会議を開催する予定でございます。

今後とも関係省庁や金融機関等と緊密に連携をしながら、必要な対応を適時適切に検討、これを実施してまいりたいとこのように考えているところでございます。

AIセーフティインスティテュート(AISI)の現状認識
質問
平将明 (自由民主党・無所属の会)

- クロード・ミトス等のAIによる脆弱性特定・攻撃の問題について、AISIがどのように認識し対応しているか問う

答弁
政党科学技術イノベーション推進事務局審議官
  • 本件への対応の重要性を認識し、積極的に情報収集を行っている
  • 英国のAISIとクロード・ミトスの評価に関する情報交換を進めている
  • 国家サイバー統括室等の関係省庁と連携し、迅速に対応する
全文
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AIセーフティインスティテュートというのをつくったんですよね。

これは私が予算委員会で言って、当時の担当大臣は高市大臣でありました。

アジアで、AIセーフティインスティテュートを初めて作った国は日本です。

ですからそういった意味で非常に早く対応したし、今、経産省のIPAの下にAIセーフティインスティテュートがあります。

この問題を発覚したとき、片山さんはワシントンにいたんだけど、AISIの村上昭子所長はロンドンにいてですね、英国のAISIとの連携を取っていたというふうに聞いておりますが、AISIはこの見通す問題、どのように認識をしているのか、お伺いしたいと思います。

AIセーフティインスティテュート、AISIと呼んでございますが、におきましても、この件への対応の重要性は認識をしておりまして、情報収集等を積極的に行っているところでございます。

具体的に何をやっているか、詳細をつまびらかにすることは差し控えたいと思いますけれども、例えばですね、日本のAISIは、このクロードミトスの評価に関しまして、イギリスのAISIとの情報交換を進めてきているところでございます。

今後ともですね、国家サイバー統括室を始めといたします関係省庁と密接に連携しながら、本件に係る対応を適切かつ迅速に進めてまいりたいと考えてございます。

NISCによるAIサイバー脅威の評価と対応
質問
平将明 (自由民主党・無所属の会)

- 重要インフラ事業者のサーバー保護を担うNISCが、クロード・ミトスの問題をどう評価し、現状をどう認識しているか問う

答弁
関内内閣審議官
  • AI活用による攻撃の激増という新たな脅威に直面していると認識している
  • フロンティアAIモデルによる脆弱性発見・修正能力の向上に備え、重要インフラ事業者等の迅速な対応を促すことが重要と考えている
  • 欧州各国と意見交換を行い、基本的なサイバーセキュリティ対策の実施を検討する
  • 米国ビッグテック等の関係企業と情報交換を行い、政府としてできることを検討する
全文
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このAISIもチャットGPTが出てきてから、世界でAIサミットがパリとかロンドンで開かれる中で、我々はAIセーフティインスティテュートというのを作りましたが、英国は多分3ヶ月ぐらい早かったと思います。

AIセーフティインスティテュートを作ったんですが、これはAIの安全性の評価のみならず、これは安全保障の問題だということになって、実は英国はですね、AIセーフティインスティテュートから、AIセーフティインスティテュートというとおり名前を変えているんですよね。

なので、これはまさにサイバー安全保障そのものでありますので、自民党から提言も出させていただいていますが、まずはACの機能強化、あと人員の拡充、あと給料の上限の問題がありましたので、自民党から提言をして、そこは解決をさせていただきましたので、ホワイトハッカーを積極的に採用していただきたいというふうに思います。

さらには外国のACとの連携をするためには、内閣総理大臣、先ほど私は大臣時代に法律を担当させていただいてできたNISC、国家サイバーセキュリティセンターでありますが、当然これは金融だけじゃなくて、重要インフラ事業者全体の問題にもなるわけで、その重要インフラ事業者のサーバーを守るのはまさにNISCの本来業務だというふうに思うんですね。

なので、このNISCが今回のこのクロード・ミトスの問題をどう評価しているのか、現状認識を教えてください。

AI技術は急速に進展、普及してございまして、サイバー攻撃にAIが活用されることで、攻撃のスピード、規模が劇的に増加するなど、サイバーセキュリティにおける新たな脅威に直面している状況だと認識してございます。

その上で、委員からご指摘ございます、アンソロピック社のクロード・ミトスプレビューをはじめとするフロンティアAIモデルによる脆弱性の発見、修正などのサイバーセキュリティ性能の急速な向上に関しましては、これに備えて重要インフラ事業者や製品ベンダー等の迅速な対応を促していくことが非常に重要であると考えてございます。

こうした対応につきまして、私どもも欧州各国と意見交換を行ってございますけれども、各国も悩みながらその対応を検討しているところと承知しております。

こうした中、英国の関係当局は、セキュリティアップデートの適用などの基本的なサイバーセキュリティ対策の実施が重要である旨の注意喚起を公表いたしております。

私どもといたしましても、この点は非常に重要であると考えてございまして、関係省庁と連携をしながら、重要インフラ事業者等への対応を早急に検討してまいります。

また、委員ご指摘のございましたサイバーセキュリティ性能の高いAIモデルへの対応に関しましては、AIを活用したサイバー対処能力強化の観点から、米国のビッグテックを含めまして、関係企業と情報交換等をしていることは事実でございます。

こうしたやりとりの内容は、我が国のサイバー安全保障に関わる問題でございますけれども、これを踏まえまして、政府としてできることをしっかりと行うべく検討を進めてまいります。

日本版プロジェクトグラスウィングの組成と政府のリーダーシップ
質問
平将明 (自由民主党・無所属の会)

- 金融分野から始め、重要インフラ全体へ拡大する「日本版プロジェクトグラスウィング」を組成し、NISCを司令塔として脆弱性診断とパッチ適用を迅速に行う体制を構築することを提案し、政府の決意を求める

答弁
尾崎官房副長官
  • AIによる新たな脅威への対応は喫緊の課題であり、緊張感を持って対応する
  • 諸外国の取組を参考に、関係省庁一体となって重要インフラ事業者等への対応を早急に検討する
  • 米国ビッグテック等との情報交換を含め、脆弱性の発見・修正に関する取組を政府全体で具体化させる
全文
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米国のプロジェクトグラスウィングは、要はまず金融が危ないということで、アンソロピックのミトスを使って既存の金融機関のサーバーの脆弱性を診断して、そこに脆弱性があればパッチを当てていくというプロジェクトなんですね。

それでそこのプロジェクトにはAWS、Amazonとかマイクロソフトとかかなり大手が入ってきて、多分それはプロジェクトグラスウィングでパッチは当てられると思うんですが、日本の重要インフラ事業者は、AWSとかじゃない場合がありますよね。

いわゆる富士通とかNTTとかNECとか、それがプロジェクトグラスウィングには入っていないんですね。

なので日本独自の問題っていうのがあるんで、全く真似をすればいいっていうものではないですね。

さらに言うと、民間主導ではなくてある程度所管官庁が責任を持って最先端のAIを使って評価をさせ、パッチを当てるということを迅速にやらなければいけない。

だから今各国政府悩んでいるんだけど、米国はとりあえずアンソロピックでやりましょうと決めたんです。

ただここで問題は、アンソロピックは結構やらかすというか、こんなのできちゃいましたのでローンチ遅らせます、それでパッチ当てますと言うんだけど、今までも結構アンソロピックは中国系のハッカーに乗っ取られて、ガードレール外されて攻撃に使われるとか、結構あるんですね。

で、この問題は、私、アンソロピックだけじゃないと思うんですよ。

アンソロピックもオープンAIもグーグルも。

なので月曜日の自民党の私のサイバーセキュリティ本部では、オープンAIもグーグルも呼びました。

なので、これは今後も起きてくる。

それはもしアンソロピックに限らないという、この連続的に多分こういう事象が起きてく時に、毎回あたふたしないで、ちゃんと対応する仕組みを作っておかなきゃいけないと思うし。

あとAIの進化が激しいんで、この連続的な事象が想定されるんだけど、非連続的な攻撃も出てくるわけですよね。

なので、これアンソロピックとだけやっていても良くないと思っていて、これはだからアンソロピック、オープンAI、あとはグーグル、多分マイクロソフトなんかも入るんだと思いますが、そういう全体的なAIの事業者も入れる。

さらには先ほど申し上げた日本独自のいわゆるオンプレサーバーとかレガシーシステムみたいなものの対応も考えていく必要があるんだろうというふうに思います。

そこで私の提案は、まずは金融分野から始める。

それは米国はプロジェクトグラスウィングだけど、日本版プロジェクトグラスウィング。

しかしながら、ここはちゃんと金融庁が責任を持ってやり切る。

片山財務大臣が責任を持ってやりきる。

そしてNISCとICがしっかり連携をするというのが一つ。

さらには重要インフラ事業者は守るために、日本版の拡大版のプロジェクトグラスウィングを組成する。

その上でビッグテックAIは入ってもらい、日本の事業者も入ってもらい、早急に特に重要インフラ事業者は脆弱性診断をしてパッチを当てる。

あとは今後こういうような問題が出てきた際にはですね、そのチームでちゃんと対応ができるようにすると。

その時の司令塔はNISCだと思いますよ。

間違いなく。

それはNISC。

なので今直近にある問題の金融についてのトラックと、この全体的な日本のサイバーセキュリティ、AIの攻撃に対する強靭性を増すという2トラックを同時に走らせていく必要があるんだと思います。

その際にやっぱり政治家の役割は見えちゃうんですよね。

これ経産省の所管だからとか、これAIだからICだよねとか、これサイバー安全保障だからNISCだよね。

ここパチッと仕切って明確に指示を出す、その何ていうのかな、総合調整機能と、あとは政治家のリーダーシップが必要だと思います。

今日はあえて尾崎官房副長官に指名で来ていただきましたので、そのへんの決意も含めてお願いをいたします。

AI技術が急速に進展普及する中でのサイバーセキュリティ上の新たな脅威への対応は、政府としての喫緊の課題であり、緊張感を持って対応していく必要があると、そのように考えております。

こうした諸外国の取組も参考にしつつ、関係省庁一体となって、重要インフラ事業者等への対応を早急に検討してまいりたいと考えております。

また、脆弱性の発見修正等に関する対応に関しましても、米国ビッグテック等との情報交換も含め、政府としてできることをしっかり行うべく、検討を進めてまいりたいと考えております。

このように、重要インフラ事業者等への対応と、脆弱性の発見修正等の取組の双方の観点から、政府全体での一体となった取組の具体化を、緊張感を持って早急に進めてまいりたいと、そのように考えております。

サイバー安全保障への対応
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- サイバー安全保障担当部局の政務として、今後も情報収集に努め、早期に処方箋を出して対応することを求める

答弁
大臣政務官
  • サイバーセキュリティ性能の向上への対応は重要であり、国家サイバー統括室を中心に各省庁と連携し緊張感を持って対応する
  • 担当政務としてリーダーシップを発揮し、政府全体での取組の具体化を早急に進める
全文
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皆さんも政府は大丈夫かとなるので、ぜひ名前をつけてやっていただきたいとそのように思います。

この分野は本来サイバー安全保障の担当大臣、また政務三役のところだというふうに思います。

それで非常に早いので進化も早いし、次から次へと新たな事象が起きるので、政府はここはやはりアンテナ高くやっていただく必要があると思います。

一番政務三役の中でデジタルに精通をしている大臣政務官に来ていただきましたが、ぜひ政府はその部署として、サイバー安全保障担当部局の政務として、今後も情報収集に努めて、早い段階で処方箋を出して対応をしていただきたいと、政府を指導していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

フロンティアAIモデルによる脆弱性の発見修正といったサイバーセキュリティ性能の急速な向上に備えた対応は、まさに委員御指摘のとおり、我が国のサイバー安全保障の確保の観点からも重要であり、国家サイバー統括室を中心に各関係省庁とも連携しながら緊張感を持って対応していく必要があると思います。

対応の内容については先ほど政府参考人が答弁をしたとおりですけれども、委員がおっしゃるように政治家もしっかりとアンテナを高くしていく必要がございますので、担当政務として私自身リーダーシップを発揮して、国家サイバー統括室の司令塔機能を発揮し、重要インフラ事業者への対応と脆弱性の発見修正等の取組の双方の観点から、政府全体での取組の具体化を早急に進めてまいります。

公共インフラにおける官民連携(PPP/PFI)の収益性向上
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 金利上昇や施設更新による財政負担を抑制するため、民間のノウハウで事業の収益性を高める手立てについて政府の見解を問う

答弁
鈴木民間資金等活用事業推進室長

- PFIや指定管理者制度、独立行政法人化、自治体間の広域連携、デジタル技術の活用など様々な取組が考えられ、普及促進に努める

全文
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まずは公共インフラにおける官民連携、PPP、PFIについてお伺いいたしたいと思います。

今後、地方自治体の担うインフラ事業では、金利上昇による支払利息の増加による利益圧迫であったり、高度成長期の大量整備の一斉更新が問題になると見ておりまして、抜本的な経営改革を促すことも重要と考えますが、単なるコストカットではなく、民間のノウハウによって、事業そのものの収益性を高め、財政負担を抑制するような手立てとして、どのようなものがあるのか、政府の見解をお伺いいたします。

インフラ事業等の経営改善のためには、PFIや指定管理者制度をはじめとする民間事業者との連携のほか、独立行政法人化、自治体間の広域連携、デジタル技術の活用など、さまざまな取組が考えられる。

内閣総理大臣各地で行われるところでございまして、こうした取組の普及促進に努めてまいりたいと考えてございます。

公共インフラ整備における性能発注への転換
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 自治体の技術者不足や従来の仕様発注の限界を踏まえ、民間の創意工夫を引き出す性能発注への転換を国が強力に後押しすべきか問う

答弁
鈴木民間資金等活用事業推進室長
  • 性能発注は質の高い公共サービスを提供できるメリットがある
  • 民間の創意工夫を活用する方が有利な場合は、性能発注を基本とするPFI等を優先的に検討する必要があると考えている
全文
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同時に自治体では技術者不足も深刻になっておりまして、自治体単独で経営改革を進めるのには限界があるのではないかと見ております。

他方でいわゆる仕様発注と呼ばれる行政側がコストと業務内容を一方的に決める委託方式だけではこの難局を乗り切るのは不十分ではないかと思っております。

行政が何をどうやるかまで決める従来の仕様発注のような手法から民間の創意工夫を最大限に引き出す性能発注への転換を国として強力に後押しすべきではないかと思いますがいかがでしょうか。

施設整備等の要求水準を示し、達成方法を民間事業者に委ねる性能発注は、民間事業者の自由度が高まり、創意工夫やノウハウの活用がしやすくなることで質の高い公共サービスを提供できるメリットがあると考えてございます。

一方で施設の設計や使用する資材等を指定する仕様発注は公共が必要とする施設やサービスの使用が明確な場合に特に有効ではございますが、事業の規模や対応等を踏まえまして民間の創意工夫を活用する方がより有利であるというふうに考えられる場合には、やはり性能発注を基本とするPFI等を優先的に検討する必要があると考えております。

水の官民連携(ウォーターPPP)の成果
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 国交省が推進する水の官民連携において、広域連携や上下水道の一体委託によるスケールメリット等の具体的な成果を問う

答弁
松原大臣官房審議官
  • 事務負担の軽減、民間のノウハウ活用による効率的な運営、雇用創出に寄与している
  • 宮城県の事例では人材の一体的な活用や監視制御機器の一体化による効率化が挙げられる
  • 河内長野市と大阪狭山市で広域型の共同発注がスタートした
全文
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その上で、水の官民連携、いわゆるウォーターPPPで国交省が推進しているような取組は、先進的であると考えております。

具体的にどのような成果が上がっていると見ているのか、伺いたいと思います。

特に、複数の市町村が広域で連携したり、下水道と浄水道セットで民間に委託したりすることで生まれたスケールメリットによる効率化の成果についてお伺いしたいです。

水の官民連携は施設の維持管理と改築を長期かつ一体的に進められるため、地方公共団体、民間双方にとって事務負担が軽減されます。

また、老朽化対策の効果的な実施やデジタル技術などの活用といった民間の創意工夫やノウハウ、専門人材の活用による効率的な事業運営、民間企業の雇用創出にも寄与すると考えております。

加えて、水道、下水道、工業用水道が一体となって委託されている宮城県の事例では、下水道の維持管理を行う人材が近隣の水道施設も担当するなど、3つの事業で別々に配置されていた人材の一体的な活用や監視制御機器の一体化による業務の効率化などが挙げられております。

また本年4月からは河内長野市と大阪狭山市において、全国で初めての広域型の共同発注による水の管理連携が新たにスタートしたところでございます。

水の官民連携手法の他インフラへの展開
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 長期契約や性能発注、プロフィットシェア等のウォーターPPPの要素を他のインフラにも展開し、PPP/PFIを推進すべきか政府の認識を問う

答弁
鈴木民間資金等活用事業推進室長
  • 各分野の事情を踏まえ、客観的な評価に基づき経済的・社会的に最適な事業手法を選択することが適当である
  • 水の官民連携手法が有効な場合も多いと考えられ、効果的な活用を推進したい
全文
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水の官民連携では、長期契約、性能発注、維持管理と更新の一体マネジメント、そしてプロフィットシェアの4つの要素を要件とすることにより、効率的な維持管理、更新や、事務負担の軽減等を実現しております。

こういったことを他のインフラにおいてもしっかり展開してPPP、PFIの導入を推進していく必要があると考えますが、政府の認識をお伺いいたします。

事業手法の決定に当たりましては、公共施設等の管理者が客観的な評価を行い、これに基づき経済的、社会的に最適な事業手法が選択されることが適当であると認識をしてございます。

事業の手法の一つとして、水の官民連携で用いられている手法が有効な場合も数多くあると考えられますが、他の分野でPPP、PFIを展開していく際には、各分野の事情やこれまでの取組状況とも踏まえまして、最も効果的な手法を採用することが適切であると考えられます。

いずれにいたしましても、さまざまな分野で、より広くPPP、PFIの効果的な活用が推進されるよう取り組んでまいりたいと考えてございます。

自治体の官民連携における伴走的支援
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 首長の意欲があっても外郭団体等との調整で官民連携が停滞するケースがあるため、国がどのような伴走的支援を考えているか問う

答弁
鈴木民間資金等活用事業推進室長

- 地域プラットフォームの形成運営を支援し、ノウハウ習得や情報交換の場を提供している

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大阪国際空港は関西国際空港と、2011年PFI法が制定されてからコンセッションが行われまして、そこから大阪国際空港は本当に大きく変わりまして、単なる飛行機に乗るための空港というところから、おしゃれなレストランであったり子どもの遊び場みたいなところがありまして、飛行機に乗る目的以外の目的でおいしいものを食べに行ったりだとか、子どもを遊びに連れて行ったりだとかで空港を利用しているような状況です。

そういったことをぜひ多くの公共インフラにおいて進めていただきたいと思うんですが、これ大阪で進めるにあたって、実は一番ネックとなっておりましたのが、大阪国際空港の空港と駐車場、空港のビルと駐車場を管理しているのが、実は大阪府の外郭団体でありまして、そことの調整が非常に時間がかかったというか、大変であったという経緯があります。

このように首長自体に強い意欲があっても、役所組織や外郭団体との調整により、官民連携が頓挫していたり、停滞するケースも多くあると思うんですけれども、国は今後そういった自治体に対して、どういった伴走的な支援を考えているのか、お伺いしたいと思います。

現場の課題は非常に様々であるというふうに認識をしてございますが、PPP、PFI事業の一層の普及のためには、まずはその効果や具体的な手法等について十分な知識を備えていただくことが必要ではないかと考えてございます。

内閣府におきましては、全国各地に行政、金融機関、民間事業者等の関係者が集い、ノウハウの習得や情報の交換等を行う場として、地域プラットフォームの形成運営を支援しているところでございます。

国内企業のPPP習熟度の底上げと推進策
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 日本企業のPPP習熟度を底上げし海外展開につなげるため、我が国においてどのようにPPPを推進していくか問う

答弁
鈴木民間資金等活用事業推進室長
  • 諸外国の手法を学ぶことは有効であり、新興国等への参入事例も出ている
  • アクションプランに基づき、官民連携事業に精通した民間企業が増えるよう普及促進に努める
全文
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関空と板見のコンセッションにあたっては、オリックス社がフランスのヴァンシ・エアポートとタッグを組んでやっているところであります。

これは単なる資金調達だけではなく、世界的に大きなPPPの会社であるヴァンシ・エアポートから、運営ノウハウをオリックスが吸収するという戦略的側面もあると聞いております。

日本のインフラを日本の企業が担い、さらには海外へ展開していくためには、国内企業のPPP習熟度を底上げすることが必要だと思っております。

その上で、我が国におけるPPPをどのように推進していくかということについて、改めてお伺いしたいと思います。

諸外国においても公共サービスにおける官民連携が広く普及していると承知してございまして、これらの国における手法を学ぶことは国内企業の知見を高める上でも有効であると考えてございます。

また新興国、途上国においてPPPの期待が高まってございまして、モンゴルの空港コンセッション事業やカンボジアの水道事業など、日本の国内企業が参入されているものも出てきているところと承知をしてございます。

このような官民連携事業に精通した民間企業が増えるよう、政府の目標や関連施策等を定めましたアクションプランに基づきまして、さまざまな施策を推進することで、PPP事業の普及促進に努めてまいりたいと考えてございます。

PPP/PFIの周知と公共の監視体制
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 地方自治体や住民に正しい情報を伝え、公共の関与や監視が継続される仕組みをわかりやすく伝えて理解を得るべきか大臣の見解を問う

答弁
木原稔
  • 公共の役割を周知し国民の理解を得ることは重要である
  • PFIは民間に任せきりにせず、公共がモニタリングし最終責任を負う仕組みであり、上限幅の設定などで役割分担している
  • セミナーや地域プラットフォーム、HPを通じて周知に努めてきた
全文
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PFIや官民連携については、地方自治体や住民に正しい情報を伝え、正しく使いこなしてもらうことが重要だと思いますが、どのような対応をしているかということについてお伺いしたいと思います。

また、公共の関与や監視が継続される仕組みをわかりやすく伝え、国民の理解を得ることこそが重要だと考えますが、木原大臣のご所見をお伺いいたします。

ご指摘のようにPPP、PFIの推進に当たりまして、公共の役割について分かりやすく周知し、国民の理解を得ることは大変重要だと認識しております。

我が国のPFI事業は、公共が事業期間全般にわたって、民間の事業者の運営をモニタリングし、事業の最終的な責任を負うものでありまして、民間に任せきりにするものではありません。

例えば、利用料金を民間が徴収する場合でも、上限幅などを国や地方公共団体が定め、公共と民間が役割を分担しつつ、効果的な事業運営を図るものでございます。

この点について、これまでも各種セミナーの開催や、地方公共団体が設置する地域プラットフォーム等の場を活用して、丁寧に説明を行ってまいりました。

また、内閣府のホームページにおいて広く周知しておりまして、民間の資金や創意工夫を適切に活用することによる効果と合わせて、より一層の周知に努めてまいりたいと考えております。

大阪・関西万博のテーマウィークの成果と継承
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- 万博のテーマウィークで共有された価値観や議論の成果と、今後の展開について問う

答弁
うるま譲司 (日本維新の会)
  • 8つのテーマで429回のプログラムが実施され、約700万人が参加し活発な対話がなされた
  • 成果検証委員会にて、理念の継承や将来世代への体験機会の提供、次期万博への引き継ぎなどのレガシー展開を議論している
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一過性のイベントとして終わらせるのではなくて、これを世界と共有した新しい技術や価値観を、これから日本や世界のために使っていくことが重要だと思っております。

昨年の万博では、人類共通の課題について話し合う場として、テーマウィークというものが設定されておりました。

世界平和であったり、サステナビリティだったり、そういったことに関して、世界の皆さんと一緒に話し合う場というものがあったということであります。

その成果と今後の展開についてお伺いしたいと思います。

昨年開催されました大阪・関西万博では、前回のドバイ万博に引き続きまして、今、ご指摘のありましたテーマウィークが実施されまして、人類共通の課題として8つのテーマ、具体的に申し上げますと、未来のコミュニティとモビリティ、食と暮らしの未来、健康とウェルビーイング、平和と人権といった8つのテーマが設定されまして、これと関連するさまざまな会議やイベントが行われたところでございます。

具体的な実績申し上げますと、この会期を通じまして、合計429回のプログラムが実施されまして、国内外の最先端の有識者を含む2653名の方々が登壇されました。

リアル、バーチャル含めて約700万人の参加をいただきまして、多様な価値観についての活発な対話がなされたものと承知しております。

今、委員のご指摘ありましたように、こうした成果を一過性のものとはしないように、レガシーとして継承していくことが大変重要でございます。

そのため、現在、経済産業大臣のもとに、昨年12月に設置をいたしました成果検証委員会におきまして、レガシー展開の取り組みについて議論が進められております。

これまでの議論では、万博の理念の継承につきまして、方向性が示されておりますけれども、具体的には、例えば万博を契機として、新たな理念や価値を創造した活動を一過性のものとはせず、さらにアップデートを加えながら継続していくこと。

子どもたちなどの将来世代や来場することができなかった方々にも、そうした活動を体験していただける機会をつくっていくこと。

横浜グリーンエクスポ、ベオグラード博、リヤド博といった、次期以降の万博にも理念を引き継いで、国際的に発信をしていくこと。

IRによる文化芸術・スポーツの振興
質問
うるま譲司 (日本維新の会)

- IRが現代における文化芸術・スポーツのパトロンのような存在となり、振興に寄与するという考えについて政府の見解を問う

答弁
田中審議官
  • IRは滞在型観光の拠点となり、施設自体が文化芸術等の振興に貢献する
  • IR事業者からの納付金(カジノ収益の30%)を文化芸術の振興などの施策に充てることが定められている
  • 大阪の計画でも納付金の使途に文化芸術振興が明記されており、実施状況を確認していく
全文
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文化や芸術、スポーツの発展には、これまで世界の歴史を振り返ってみると、パトロンの存在というものが不可欠であったと思っております。

ルネッサンスの時期であればメディチ家であったり、アメリカであればカーネギーホールはカーネギー財団が支えているということでありまして、強力なお金の出し手が文化やスポーツ、芸術の振興につながっていると思っております。

現代においては、このIRにおいては、カジノの乗客、お金を持っているお客さんが、あらゆる興行のチケットを買ってくれたりするので、いろんな文化だったりスポーツだったり芸術の興行が開きやすいという側面があります。

例えば、ラスベガスでは、本当にファイトマネーが数百億円のプロボクシングの試合があったりとか、そういうこともあったりとか、カジノのクラブのところでは、世界の有名なアーティストが毎晩のようにコンサートを開いている。

これもカジノのいわゆる乗客のような人たち、お金を持っているお客さんが必ずいい席を買ってくれるからできるようなことだと思っております。

現代における文化芸術スポーツのパトロンのような存在がIRだと思っているんですけれども、その点政府にお伺いしたいと思います。

我が国のIRは、カジノだけでなく、MICE施設、ホテル、家族で楽しめるエンターテインメント施設、伝統文化や芸術などの日本ならではの魅力の発信や、国内各地への送客を図る施設などが一体となって整備され、国内外から多くの観光客を呼び込む滞在型観光の拠点となるものであります。

また、IR整備法では、IR事業者からの納付金収入、これはカジノの収益の30%でございますが、この納付金につきまして、観光振興のほか、地域経済の振興、社会福祉の増進、文化芸術の振興などに関する各施策に充てることとされています。

このため、IRの整備につきましては、主に観光立国の実現に向けた施策である一方で、委員ご指摘の文化芸術やスポーツの振興についても、IR施設自体が大いに貢献するとともに、IR事業者からの納付金収入を活用したさまざまな関連施策が実施されることが期待されるものでございます。

その上で大阪のIR区域整備計画におきましては、IR事業者におきまして、カジノの事業の収益をIR施設の魅力向上やコンテンツの追加などに再投資していくとともに、大阪府市の納付金等の具体的な使途につきましても、文化芸術の振興に関する施策が明記されているところでございます。

国土交通省といたしましては、委員ご指摘のIRを通じた文化芸術やスポーツの振興の観点も含めまして、引き続き大阪IRの区域整備計画の実施状況について十分確認してまいります。

民間および公務員における非正規雇用の正社員化施策
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 民間企業に対して正規職員を増やすための施策を講じているか

答弁
大熊
  • パートタイム・有期雇用労働法に基づき、事業主に転換措置の講じ義務を規定している
  • キャリアアップ助成金による支援を行っている
全文
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そこでまず厚労省にお伺いしますけれども、今、民間に対して正規職員を増やすための施策というのはやっておりますでしょうか。

非正規雇用労働者の方々の希望に応じた正社員への転換を推進することは重要であると考えております。

このためパートタイム・有期雇用労働法第13条では、非正規雇用労働者について通常の労働者への転換を推進するために事業主が講じなければならない措置を規定しておりまして、具体的には通常の労働者の募集を行う場合の周知、通常の労働者の配置を新たに行う場合の希望を申し出る機会の付与、一定の資格を有する者を対象とした通常の労働者への転換のための試験制度を設けることなどの措置のうち、いずれかの措置を講じなければならないとされております。

また厚生労働省といたしましては、非正規雇用労働者を正社員に転換した事業主に対するキャリアアップ助成金による支援などを行っておりまして、引き続き非正規雇用労働者の方々の希望に応じた働き方の実現に向けた取組を進めてまいります。

地方公務員における非正規雇用の比率削減方針
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 地方公務員の非正規雇用比率を減らし、正規職員を増やす方針はあるか

答弁
加藤
  • 任用制度は各自治体が責任を持って選択すべきものである
  • 能力実証を経た会計年度任用職員の常勤化事例集を取りまとめ、普及促進を図っている
全文
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そこで今日総務省来ていただいておりますけれども、この例えば地方公務員総務省における非正規雇用の比率がどんどん上がっておりますし、相当高い自治体によってはありますけれども、こういう公務員の非正規雇用もやはり比率を減らして正規職員を増やすという方針がもちろんありますよね。

地方公務員としての個々の職員、どのような職員を任用するかにつきましては、各自治体において対象となる職務の内容や責任などに応じて適切な任用制度を選択していただくべきものでございます。

各自治体がこれらの要素を考慮の上、それぞれの責任で必要な行政サービスを提供できる体制を確保していただくことが重要であると考えております。

こうした状況も踏まえまして、総務省では、政法審に基づきまして、能力実証を経た会計年度任用職員の常勤化する事例集を昨年9月に取りまとめまして、各自治体への普及促進などを図っているというところでございます。

地方公務員の正規職員増員方針の有無
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 正規職員を増やすという明確な方針があり、それを自治体に要請しているか

答弁
加藤
  • 直ちに正規職員を増やすという方針はない
  • 能力実証を経た公務員化の普及促進は図っているが、そこまでの(増員)方針はない
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そうすると総務省にお伺いしますが、正規職員を増やすという方針がある。

そしてそれを地方自治体にお願いをしていくということは間違いないですね。

普及促進を図るというのは、だから正規職員を増やすという方針があるのかどうかということなんですよ。

じゃあ、方針があるのかどうか、ないか。

正規職員を直ちに増やすというふうなことではございません。

あるいは会計年度任用職員を雇用する中で、そういう方もいらっしゃるという中で、そういうことにつきましては、能力実証を経た上で公務員化できる、そういうふうな形について普及促進を図っているというところでございます。

方針というふうなことでございますれば、そこまでのものはございません。

国家公務員における安定雇用の推進
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 国家公務員においても不安定雇用より安定雇用を推進すべきではないか

答弁
松本
  • 安定的な雇用については前向きに検討すべきである
  • 正規雇用を増やすためには、定員をいかに増やすかという議論を立法府で行ってほしい
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そこでぜひ松本大臣に前向きな御答弁いただきたいんですが、やはり公務員もどう考えても安定雇用と不安定雇用だったら、やはり安定雇用を推進すると、これはもう公務員だろうが民間だろうが当たり前のことだと思うんですよね。

公務員も例外でなくて、不安定雇用よりも安定雇用を推進するんだと、こういうようなことをぜひ御答弁いただきたいと思います。

一方で、安定的に国家公務員を雇用するということは、これは民間でも国でも地方自治でも同じことだろうと思いますから、それについては前向きに検討はしていかなければいけないと思います。

ここ数年というかしばらくの間、少しずつは増えていますけれども、やはり正規雇用を増やす意味では、その定員をいかに増やしていくかという議論をぜひ国会の中でもやっていただきたいと。

その中で我々は正規雇用を増やしていくということであれば、優秀な人たちをちゃんと我々国家公務員の中に入れていくということは、これは国全体の利益に資することだと思いますので、その辺りのところはぜひ立法府の中でも御議論をいただきたいというふうに思っております。

孤立死の年代別傾向の分析
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 80歳前後で孤立死率が下がる理由、および45-59歳で急増している理由は何か

答弁
  • 一概に回答は困難だが、高齢者は老人ホーム等へ入居するため単身生活が難しくなる傾向がある
  • 40代から世代人口に占める死亡者数の割合が上昇している統計がある
全文
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これはどういうことかわかりますか。

これはどうしているかお分かりですか。

ご質問について、孤立死者数の推計値における年代差の理由を一概にお答えすることは困難でありますけれども、他の統計等から推測できることを申し上げますと、一般に80歳を超えたご高齢の方では、単身での生活が難しくなり、老人ホーム等へ入居される方が、こちらにつきましても、年代差の理由一概にお答えすることは困難ということを申し上げた上で、他の統計等により推測できることと申し上げれば、例えば厚生労働省の人口動態調査によれば、最新の令和6年の結果で見ますと、死亡者と世代人口を比較した場合に、世代人口に占める死亡者数の割合が40歳代からかなり上昇。

孤立死に至る経路の調査・分析
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 貧困死やセルフネグレクトなど、孤立死に至る具体的なルートをサンプル調査などで分析・検討できないか

答弁
木原稔

- 地方自治体や現場へのヒアリング、有識者の助言などを通じ、具体的な事例や経路を把握してまいりたい

全文
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どういうふうに孤立死に至るのか、例えば失業があって、こうなって、こうなって、というような、その多いルートというのがあるわけですよ。

そういうのを分析して調査しませんかということを言っているんです。

サンプル調査をして、こうあってこうあってこうあって、その方はこうなったと。

それを検討で願いますかと言っているんですよ。

木原稔大臣申し上げておりますけれども、経路も含めて地方自治体や現場の方々からのヒアリングや有識者から助言などをいただくなどをして、各地域における具体的な孤立死の事例を把握してまいりたいと考えております。

トランス脂肪酸の輸入チェック体制
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- 輸入食品におけるトランス脂肪酸のチェックを行っているか

答弁
佐々木

- 食品衛生法に基づく規格基準が定められていないため、輸入食品監視の対象となっていない

全文
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もう1つ業界にお話聞きますと、輸入品でどんどんどんどんトランス脂肪酸がすごいものが入ってきているんじゃないかというふうな懸念も聞いておりますけれども、輸入についてトランス脂肪酸をチェックはしていますか。

我が国へ事業者外食品等を輸入する場合、食品中のトランス脂肪酸につきましては、食品衛生法に基づく規格基準が定められていないため、いわゆる輸入食品監視の対象にはなっておりません。

トランス脂肪酸の表示義務化
質問
長妻昭 (中道改革連合・無所属)

- G7諸国で日本のみ規制がなく、輸出時は表示している実態があるため、国内でも表示を義務化することを検討できないか

答弁
上野
  • 消費者への表示の必要性、事業者の実行可能性、国際基準との整合性の3点を満たす必要があるが、現時点では満たしていないため検討しない
  • 日本の摂取量は1%以下であり、諸外国とは状況が異なると考えている
全文
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これ大臣、検討ぐらいしませんか。

これ規制をする、あるいは表示義務をかける。

検討ぐらいしませんか。

だから大臣、検討ぐらい言っていただけますか。

国内では、おっしゃるように、国内で販売されている食品については、食品表示法第4条第1項の規定により定められた食品表示基準の義務表示の策定においては、消費者の摂取状況等を踏まえた消費者への表示の必要性があること、事業者にとって表示が実行可能であること、国際基準と整合していることの3点を全て満たすこととしております。

トランス脂肪酸の表示については、現時点において、該当の3点の要件のいずれも満たしているとは言えないことにより、義務表示を事項としておりませんので、規制の検討はしないということでございます。

日本の状況は従来から摂取量が1%以下となっておりまして、諸外国とは状況が異なるというふうに考えております。

よって検討はしないということでございます。

青色切符詐欺への対応
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 自転車への青切符制度導入に伴い、警察官を装い現金を要求する詐欺が発生している現状への認識を問う

答弁
赤澤亮正
  • 警察官を語る者が交通違反取締りと称して現金を要求する事案を把握している
  • 警察官が取締現場で反則金を徴収することはないことを周知し、被害時は110番通報を呼びかける
  • ホームページやSNSを活用して改めて周知を行う
全文
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青色切符詐欺についてです。

自動車などに適用されていた交通反則通告制度、いわゆる青切符制度が自転車にも適用されるようになり、この青切符制度を悪用した詐欺被害が全国で相次いでいるようです。

自動車を運転する人たちと違い、高校生や大学生、自転車しか乗らない人たちにとっては、交通違反の取り締まりそのものに慣れていないため、被害に遭いやすいのではないかと思います。

私が見たニュースでは、警察官を装って路上で自転車ユーザーに声をかけ、高校生からは5,000円、70代の方からは2万円などと現金を要求し、金銭をだまし取ったとのことです。

詐欺被害に、赤澤国家公安委員長。

今、ご指摘のような自転車への交通反則通告制度、これは悪用した、そういうふうに思われる詐欺事案については、警察官を語る私服の被疑者が自転車運転者に対して無等価であるなどと申し向けて、交通違反取締りと称して、違反だからこの場で現金を支払うようになどというふうに、現金を要求する事案が発生しているものというふうに承知をしております。

この場をお借りして呼びかけもさせていただきたいというふうに思うんですが、警察官が取締りの現場、ここにおいて反則金を徴収すること、これはありません。

このことはぜひしっかりと周知をしたいし、ぜひこの場でも強調したいところであります。

こうした被害を仮に認知をした場合には、迷わず110番通報をしていただきたいというふうに思います。

その上で、このような事案の発生を受けて警察庁では、先ほどの呼びかけの今申し上げた内容等々を含めて、ホームページであるとかSNSこれを活用して改めて周知をするとともに、都道府県警察において。

ロマンス詐欺の被害実態
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- ロマンス詐欺の被害実態について問う

答弁
赤澤亮正
  • 令和7年のSNS型ロマンス詐欺は認知件数5,604件、被害額約552億円と大幅に増加している
  • 被害者は40代から60代が多く、男性が約6割を占める
  • 接触ツールはマッチングアプリ(32.6%)、Instagram(22.6%)、Facebook(18.4%)が主である
  • ターゲット広告などの効果的な広報啓発を継続する
全文
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ロマンス詐欺の被害実態についてお尋ねします。

ロマンス詐欺は被害者の恋愛感情や孤独感につけ込む極めて悪質な犯罪です。

被害者はまさか相手が自分を騙しているとは夢にも思わず、自分は騙されていないと思い込み、被害を認識できないケースも多いと聞いています。

SNS等を通じて対面することなく、更新を重ねるなどして関係を深めて信用させ、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭等を騙し取る詐欺のことを、警察におきましては、SNS型ロマンス詐欺と称して各種対策を推進しているところでございます。

令和7年中におきますSNS型ロマンス詐欺の被害状況でございますけれども、認知件数が5,604件、被害額で約552億円でありまして、それぞれ前年比で大幅に増加をし、極めて厳しい状況にあるというふうに認識しております。

被害者の年齢層についてでございますけれども、幅広い年代に被害が及びつつも、40代から60代が多数を占め、また被害者の性別につきましては、男性の被害が全体の約6割を占めているところでございます。

また、被疑者と被害者が接触するツールとしましては、主としてマッチングアプリや、SNSが使用されておりますけれども、具体的にはマッチングアプリが全体の32.6%を占め、ついでInstagramが22.6%、Facebookが18.4%となっております。

SNS型ロマンス詐欺の被害の拡大を防止するための広報啓発活動でございますけれども、例えば被害者の年代等の傾向を踏まえて、SNSにおけるターゲティング広告を行うなどしておりまして、引き続き被害の実態を踏まえた効果的な広報啓発活動を実施してまいりたいと考えております。

ロマンス詐欺の心理的メカニズム
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 被害者が詐欺に気づけない心理的メカニズムや、警察による専門的な分析・研究の有無を問う

答弁
茂松正義
  • メッセージのやり取りを通じて犯人に感情や親近感を抱き、信頼してしまった結果、金銭を騙し取られると考えている
  • 非対面型の生活様式の定着や、生成AI・ディープフェイク等の新技術の悪用が背景にあると考えられる
全文
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ロマンス詐欺の被害者の心理について、警察として専門的な分析を行っているのでしょうか。

なぜ被害者は詐欺だと気づけないのか、その心理的メカニズムについての研究があれば教えていただきたいと思います。

お尋ねの、SNS型ロマンス詐欺の被害者の心理につきまして、一概にお答えすることは困難でございますけれども、SNS型ロマンス詐欺におきましては、マッチングアプリやSNSのダイレクトメッセージが用いられ、犯人側と被害者がメッセージにより更新を重ねる場合が大半でございます。

これらメッセージのやりとりの中で、被害者は犯人側に感情や親近感を抱き、犯人側を信頼してしまった結果、投資等の名目で金銭等を騙し取られているというふうに考えております。

また、お尋ねのSNS型ロマンス詐欺が成り立つ社会的背景でございますけれども、こちらも一概にお答えすることは困難でございますけれども、例えば、コロナ禍以降、スマートフォンを通じたSNSの利用やインターネットバンキングを利用した決済といった非対面型の新たな生活様式が定着したことによりまして、SNSを用いた非対面でのコミュニケーションが定着したことが挙げられると考えられます。

AIに関する新たな技術サービスの進展を受けて、犯人側が匿名性の高い通信手段や暗号資産等を利用して、海外から組織的に詐欺を勧告していること、生成AI、ディープフェイク等の新たな技術を悪用することによりまして、国境や言語の壁を越えて犯行形態を拡大していることといった背景が考えられるところでございます。

犯罪被害者への相談対応体制
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 警察官や職員が被害者の心理を理解し、寄り添った対応をするための専門的な研修を受けているか問う

答弁
篠原誠
  • 採用・昇任時に被害者の心情や支援に関する教育を実施している
  • 実務担当者へのカウンセリング技術研修や、有識者による講演、巡回教育などを実施している
  • 引き続き教育・研修の充実に努める
全文
質問・答弁の全文を表示

犯罪被害者への相談対応についてです。

犯罪の被害者が警察に相談に訪れたときに適切な対応ができる体制は必要不可欠です。

そのような体制が整っているのかという。

トーク画面の写真だけでも撮ってほしいということを依頼をして撮影をしてもらったということなんですけれども、そのときに何か適切な対応がされていたら、その被害解明、被害の実態解明につながったのではなかろうかというふうにも考えます。

犯罪被害の相談業務に当たる警察官や職員の方々は、被害者の心理を理解し、寄り添った対応をするための専門的な研修を受けているのでしょうか。

警察におきましては、警察官の採用時や昇任時において、犯罪被害者等の心情をはじめ、犯罪被害者等支援に関する必要な知識、技能について教育をしているほか、実務担当者に対し、犯罪被害者等支援やカウンセリング技術等に関する教育及び研修を実施しております。

支援の現場で犯罪被害者等に向き合った警察官や有識者による講演等も実施しております。

さらに犯罪被害者等への対応の改善及び二次的被害の防止を図るための教育として、警察署に対する巡回教育、民間被害者支援団体との連携要領に関する教育等も実施しております。

引き続き適切な犯罪被害者等支援を行える人材を育成するため、教育及び研修の充実に努めてまいります。

新たな犯罪手口への研修体制
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 次々に現れる新しい犯罪手口(ロマンス詐欺や青色切符詐欺等)への対応と研修体制について問う

答弁
篠原誠
  • 昇任研修等において、特殊詐欺など様々な犯罪手口に関する講義を実施している
  • 新たな手口を認知した際は、必要に応じて都道府県警察に周知している
全文
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新しい手口への対応と研修体制についてお尋ねします。

犯罪の手口は、次々に新しいものが出てきます。

ロマンス詐欺や青色切符詐欺も、その手口は私たちが思いもよらない発想で行われています。

さらには、昇任する警察官に対する研修等において、SNS型ロマンス詐欺等の特殊詐欺、これをはじめ、様々な犯罪の手口に関わる教養、このほか、取締り等に必要な知識について、講義、これを実施をしております。

併せて、新たな手口の犯罪を認知した場合でございますけれども、必要に応じて、その手口であるとか、警察活動上の留意事項などについて、都道府県警察に周知するなどしておるところでございます。

引き続き、都道府県警察職員に対して、きめ細やかな教育・研修を推進してまいりたいというふうに考えております。

ターゲット別啓発活動と予防教育
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 若年層や働く世代などターゲット別の啓発活動、および加害者を生まないための学校・地域での予防教育の状況と効果検証、諸外国事例の導入について問う

答弁
橋爪慶 own
  • (文科省) 犯罪対策閣僚会議の総合対策に基づき、加害者・被害者にならない取り組みを重要視している
  • (警察庁) 高齢者への防犯指導、若者へのSNS呼びかけ、児童生徒への防犯教室など世代別取組を実施している
  • 今後も手口やターゲットに応じた効果的な広報啓発を行いたい
全文
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まず、ターゲット別の啓発活動と予防教育についてです。

ロマンス詐欺や青色切符詐欺に代表されるような犯罪について、高齢者だけでなく、若年層、働く世代など、ターゲット別の啓発活動を行う必要があると考えます。

被害者を守ると同時に、加害者を生まない予防教育が必要です。

学校教育や地域社会でどのような対応をされているのでしょうか。

また、その効果を検証しているのでしょうか。

諸外国の先進事例の導入も検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

児童生徒等が犯罪やトラブルの加害者にも被害者にもならないように取り組むこと、これ重要でございまして、いわゆるロマンス詐欺などについても、そういった視点が非常に重要だと考えてございます。

このため、文部科学省といたしましては、政府の犯罪対策閣僚会議におきまして決定されました、国民を詐欺から守るための総合対策2.0に基づきまして、以上でございます。

現在、SNS型投資ロマンス詐欺や偽警察詐欺など様々な手口の詐欺が発生をしておりまして、また詐欺の手口は次々に変遷するものであるところ、警察といたしましても、詐欺被害を防止するため、その手口や、ターゲットに応じた広報啓発活動を実施することが重要であると認識をしております。

具体的には、高齢者に対しては、巡回連絡や自治体等の防犯講話の際の防犯指導、若者に対してはSNS上での呼びかけ、児童生徒に対しては防犯教室での啓発など、世代に合わせた取組を行っているところでございます。

今後とも新しい手口を把握した際には、被害を可能な限り食い止めるべく、その詐欺の特徴を踏まえ、ターゲット層にしっかり届くよう、効果的な広報啓発活動を行ってまいりたいと考えております。

金融機関との連携による送金防止策
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 不審な送金を防ぐ仕組みが十分に機能しているか、および具体的な対策について問う

答弁
大木正也
  • 金融機関と警察の間で情報連携協定を締結し、窓口やATMで警察官と共に送金を思いとどまるよう説得している
  • 「マネロンフォーラム」等の情報交換会を開催し、被害防止策を共有している
  • 金融庁としてこれらの取り組みを積極的に後押ししている
全文
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金融機関との連携について金融庁にお尋ねします。

不審な送金を防ぐための仕組みは十分に機能しているのでしょうか。

また、どのような対策を講じているのかお尋ねします。

委員御指摘のSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺等の被害金の送金を防ぐため、金融機関は全47都道府県の警察本部及び警察庁との間で、情報連携協定書を締結いたしまして、例えば、詐欺の被害に遭っている恐れのある顧客に対し、金融機関の窓口やATMなどで警察官と一緒になって、送金を思いとどまるよう説得に当たること。

また、各都道府県ごとに近隣金融機関の連携を深め、詐欺被害の防止を首都につなげていくことを目的とした情報交換会、私どもマネロンフォーラムと呼んでおりますけれども、こうしたものを開催いたしまして、詐欺被害の防止に有効なのかを共有すると、こうした取組を進めておるところでございます。

金融庁といたしましても、金融機関によるこうした取組を積極的に後押ししているところでございまして、引き続き警察庁と連携をし、被害詐欺の防止に取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。

足立区の水道管新設工事に伴う道路陥没の恐れについて
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)
  • 足立区の水道管新設工事で土砂が流入し車両通行止めとなっている事案の経緯と現状はどうか
  • 現時点で判明している原因は何か
答弁
松原
  • 4月21日に水道管新設工事のトンネル内に土砂が流入し、車両通行止めを実施中である
  • 土砂の流入は止まっており、歩行者や車両への被害はない
  • 原因は工事の施工に伴う事象と想定されるが、東京都が調査中である
全文
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今週の火曜日21日に足立区の鹿浜という場所において、水道管の新設工事の際にトンネルの中に土砂と水が流れ込んで交差点が陥没の恐れがあるということで、現在も車両の通行止めとなっております。

現時点において歩行者や車両に、昨年、八代市において下水道に起因する道路陥没事故が起きたこともあって、今回の足立区の件は下水道ではなく水道であって、加えて老朽化が原因ではなく新設工事なので、全く異なるものではあるんですが、どうしても同一してしまう区民の方がいらっしゃるところであります。

そこでまずお伺いしますが、今回の事案の経緯と現状がどうなっているのか。

そして現時点で判明している原因についてお伺いできますでしょうか。

東京都足立区において、4月21日、東京都水道局が発注した水道管の新設工事で作ったトンネル内に土砂が流入し、道路陥没の可能性があることから、同日より車両通行止めが行われています。

土砂の流入は止まっており、また歩行者や車両等への被害はなく、工事作業員も無事に退避しております。

土砂の流入は工事の施工に伴う事象と想定されておりますが、原因につきましては、工事の発注者である東京都において調査中でございます。

足立区の水道管工事事案への政府の関与について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 東京都が発注した工事であるが、政府としてのこれまでの関与および今後の想定される関与はどうか

答弁
松原
  • 事故直後から東京都より情報を収集している
  • 東京都から要請があれば必要な技術的支援を行う
全文
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現時点においては東京都において対応がされているというふうに認識しておりますが、政府としてこれまでの関与、そして今後何かが発生したときにどのような関与が想定されるのか、その点お伺いできますでしょうか。

国土交通省松原官房審議官国土交通省におきましては事故直後から東京都の方より情報を収集しているところでございます。

ところから要請があれば必要な技術的支援を行ってまいります。

水道管工事時のリスク対応の検証と周知について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 今回の事案の対応を含め、水道管工事時のリスク対応を国として検証し、全国の自治体に周知すべきではないか

答弁
松原

- 東京都の調査結果や対応を踏まえ、再発防止策を検討し、全国の自治体に周知徹底する

全文
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今回の事案の原因については、まだ判明しておらず、調査中というところではありましたが、今回被害を無事抑えられた対応も含めて、水道管工事時のリスク対応を国として検証をして、全国の自治体に対して周知していくこと、これも重要だと考えますが、その点、国交省のお考えでしょうか。

国土交通省松原官房審議官現在、東京都において事故原因の調査が行われるところであり、国土交通省としましては、その結果や今回の東京都の対応を踏まえまして、同種の工事において同様の事故が発生しないよう、再発防止策について検討し、全国の自治体に周知徹底してまいります。

補正予算依存からの脱却と過去の政府答弁との整合性について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)
  • 補正予算を原則当初予算で措置するという方針は、過去に「緊急性がある」として補正予算を組んできた政府答弁と矛盾しないか
  • 前もってどのように判断して当初予算に盛り込むのか、政府としての整理を伺いたい
答弁
城内
  • 過去の補正予算は、その時々の経済・物価動向を踏まえ緊急性が認められたため措置したものである
  • 今後は民間や自治体の予見可能性を確保するため、恒久的な施策は原則として当初予算で計画的に計上し、補正予算依存から脱却したい
全文
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4月の13日の経済財政諮問会議を踏まえて、総理から補正予算は機動性の高いものに限定をして、向上的な施策については原則、当初予算で措置することとし、補正予算依存からの脱却をする旨の言及がありました。

この補正予算に依存しない方向性については賛同するわけなんですが、過去の政府の方針との整理を改めてしておくことが必要重要だというふうに捉えております。

この補正予算については財政法29条でさまざま書かれておりますが、予算作成後に生じた事情に基づき、特に緊急となった経費の支出などが発生した場合に補正を組むことができるというふうにされておりますので、総理の言及の中にもありましたが、緊急性というところが重要になってくると。

それに対して政府はいろいろと、この当初予算を組んだときから経済情勢が変化をしてきて、それに対応するためにはこういう補正予算に緊急性が出てきて必要なんですといった話であったりとか、あと民間事業者そして自治体等に対して予見可能性を持たせることが大事なので、早いタイミングで補正を組むことが大事なんですと、こういったふうに丁寧な説明をされていて、補正予算の緊急性について非常にアピールをされていた、そんな臨時国会の印象であったわけでございます。

そうした中で、今回原則当初予算で措置をするという方針は、これまでの政府答弁と矛盾するように聞こえているんです。

これまでは緊急性があって、当初予算想定時には考えられなかったことになったので補正予算に盛り込んできましたと言っている一方で、それを当初予算にこれから盛り込もうとすると、どうやってそれを前もって判断するのかというところは疑問に思うわけなんです。

こうした点についてどのような整理を政府として行っているのか、城内大臣いかがでしょうか。

まず森委員に御理解いただきたいのは、補正予算及び財政法、これは片山財務大臣の所管でありますが、その上でお答えしますと、今森委員御指摘のとおり、財政法第29条に基づきまして、法律上または契約上、国の義務に属する経費の不足を補うほか、先ほど御指摘のように、予算作成後に生じた事情に基づき、特に緊急となった経費の支出を行う場合等に、作成することができるとされております。

このため、過去に補正予算に計上されました各経費は、その時々の経済、物価動向等を踏まえ、緊急性が認められ、事業の必要性を精査した上で、予算措置されたものであります。

一方で、今後民間事業者や地方自治体の取組を後押しするため、毎年当初予算に計上すべきとされるものについては、当初予算で計画的に計上し、それによって予算の予見可能性を確保することが必要であるというふうに認識しております。

こうした観点から高市総理もご発言されましたように、補正予算は緊急性の高いものに限定をして、恒久的な施策については、原則、当初予算で措置するということとし、それによって補正予算依存からの脱却をしていくということが重要であるというふうに考えております。

補正予算の原則変更と過去の認識について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 予算編成プロセスの都合上、補正予算は一定必要であるはずであり、方針転換するのであれば、過去の補正予算には緊急性が高くないものが含まれていたと認めるべきではないか

答弁
城内
  • 過去の補正予算は、時々の動向を踏まえ緊急性が認められたものについて精査し措置したものである
  • 災害等の新たな発生事案は引き続き補正予算で対応するが、数年にわたる恒久的な施策は当初予算に移行することで依存から脱却する考えである
全文
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なんというか、方針については私もすごい理解はするので、なんというか過去の補正予算においては、緊急性が必ずしも高くないものが含まれていましたと言った方がスムーズに方針転換ができるのではないかと考えていて。

というのも予算編成のプロセスとしては、6月くらいの骨太を作りますので、8月に各省で重点を作って、それで年末に向けて内閣において予算編成を行って、それを年明け以降の通常国会で議論をしていくというプロセスになるので、仮にそれが例えば、夏とか秋に何か起きたときに、それはやっぱり1年前にも予算で大体骨組みはできているわけですから、やっぱり補正予算って一定必要なところはあるんだと思うんです。

なのでそうしたところがあるからこそ、これまで補正予算を組んでいたと思うんですが、それを何というか、すっ飛ばして原則を変えていくというのは、なんというか昔のことをやっぱりそこは違ったんだよというふうに認めることが大事なんじゃないかなと思うんですが、城内大臣いかがでしょうか。

もう繰り返しになりますけれども、先ほど申しましたように、過去に補正予算に計上された各経費、それぞれ時々の経済物価動向を踏まえ、緊急性が認められたものについて、事業の必要性を精査した上で、予算措置をされ、補正予算で手当てをされているということであります。

そういうことで、そこに補正予算に入ったということは、やはり緊急性があるからということでご理解をいただきたいと思います。

他方で先ほど申しましたように、高市総理のご発言されたように、補正予算は緊急性の高いものに。

緊急性が高いから新たに入れたものでございますので、新たに発生したものは、例えば災害とかそういうものはやはり補正予算ですけれども、緊急性のより高いものにしっかり限定をして、恒久的な、例えば1回補正予算にしたものについてでも、これは2年3年、例えば国土強靭化そういうものもそうですけれども、これは最初は緊急性で言いたけれども、数年にわたってこれ補正予算で確保しなきゃいけないようなものについては、やはりですね、投資予算を措置するということで、補正予算、予算からの依存を脱却してという、そういう考え方でありますので、ぜひその点はご理解いただきたいと思います。

中東情勢を踏まえた経済対策と補正予算の検討について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)
  • イラン情勢等の不透明感から燃料高・物価高対策が必要な場合、補正予算依存脱却の原則に縛られて対応が後手に回ることにならないか
  • 緊急性がある場合は適切に補正予算を検討してほしい
答弁
城内
  • 予算作成後に生じた事由で特に緊急性がある場合には、必要に応じて補正予算を作成することを否定しない
  • 現時点では補正予算の編成が必要な状況とは考えていないが、予備費の活用も含め注視し、万全を期す
全文
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イラン情勢の先行きが不透明な中で、いわゆるこの追加の燃料高対策、物価高対策を含む経済対策の必要性があるというふうに認識をしております。

政府においては現時点では補正予算の必要性はないというふうに判断されているのかもしれませんが、現在実施されているガソリン補助金、これ基金がおそらくすぐ尽きてしまうんだと思います。

今年度の予算においては1兆円の予備費が、補正予算に依存することから脱却してきますというふうなことが言われておりますので、この方針が今回のようなイラン情勢を受けて、補正予算本当に必要なのにこうした原則があるからちょっとこう足踏みをしてしまうというかですね、後ろ向きになってしまうことを懸念しておりまして、この原則は原則としてある一方で、こうしたイラン情勢を踏まえていつまで続くか分からないですし不透明性が高いので、本当に緊急性が出てきて補正予算の必要性が出てきたときは、こうした原則はある一方で、ちゃんと踏み込んで補正予算の検討を進めていただきたいと思いますが、そうした点についていかがでしょうか。

城内大臣、今の森委員の御指摘、非常に重要な御指摘だと思いますが、ただ一般論として申し上げますと、高市総理もこれまで答弁していらっしゃるように、予算作成後に生じた事由に基づき、特に緊急性があるような場合には、当然必要に応じて補正予算を作成すること、これは否定するものではございません。

城内大臣、今の森委員の御指摘、非常に重要な御指摘だと思いますが、ただ一般論として申し上げますと、高市総理もこれまで答弁していらっしゃるように、予算作成後に生じた事由に基づき、特に緊急性があるような場合には、当然必要に応じて補正予算を作成すること、これは否定するものではございません。

その上で、中東情勢について御指摘がありましたので、中東情勢の対応につきましては、高市総理が先般、国会出席で述べられたとおり、まず政府として、現時点で補正予算の編成が必要な状況とは考えておりません。

もう一つ、令和8年度予算が成立したことで、必要があれば、同予算に計上されている予備費も場合によっては活用が可能であるということでありますので、引き続き中東情勢が経済に与える影響を注視をいたしまして、持続的に国民の皆様の安心安全な生活をお支えできるよう、高市総理の御指示のもとに関係閣僚とも連携しながら、経済財政運営に万全を期してまいる所存でございます。

補正予算における予算盛り込みの適正化について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 補正予算を組む際、各省が予算規模を大きくしようとするインセンティブが働き、不要な予算が盛り込まれる傾向がある。今回の原則を適用して、本当に必要なものに重点化すべきではないか

答弁
城内

- 必要な予算が盛り込まれていると認識しているが、予算編成のあり方については前例に踏襲せず見直していく。骨太方針に向けて経済財政諮問会議等で議論を進める

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というのも、補正予算を組むときに、経済対策をつくるときに、本当に必要じゃない予算も結構盛り込んでいる印象があって、私も役所にいたのでなんとなくわかるんですが、補正予算を組むときってなんとかなんとかうまく盛り込んでですね、本当に必要性がないものについても盛り込もうとして、何とかこの予算の規模を大きくしていくというようなインセンティブが各省に働いているような印象があるんですが、まさにそのときにこの原則が生きてくると思っていてですね。

まさにこのガソリン補助金だったりとか、本当にこのイラン情勢を受けて必要なところについては重点的にやっていきますと、ただそれと本当に関係ないやつは補正でやる必要ないでしょうといったときに、この原則が生きてくると思うんですが、そうした方針についてはいかがですか。

はい、城内大臣、私の理解では投資予算にしても補正予算にしても、必要な予算が当然盛り込まれているというふうに理解しております。

ただ先ほど申しましたように、依然しましても予算編成のあり方については高市総理前例に踏襲せずに見直していくというようなこともおっしゃっていますので、予算編成のあり方につきましては、今年の骨太方針に向けて、民間議員の方々もいらっしゃいますので、経済財政政策諮問会議等において、しっかり議論を進めてまいる考えであります。

政府全体の調査委託費の集計について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 政府全体および各省庁別のコンサル・シンクタンクへの委託調査の規模や、過去からの推移を把握するための集計を行っているか

答弁
行政改革効率化推進事務局次長

- 各府省庁が個別に調査名称や金額等を公表しているが、事務局として政府全体で集計は行っていない

全文
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そこでまず基本的なところをお伺いしますが、政府全体、そして各省庁別のコンサルやシンクタンクへの委託調査がどの程度行われているのか、また過去と比較した上での推移の数字があれば教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。

平成25年6月に閣議決定されました「行政の透明性向上のための予算執行等の在り方について」に基づきまして、当時の行政改革推進本部事務局が定めました予算執行等に係る情報の公開等に関する指針において、各府省庁が予算執行等に係る情報について公表することとしておりまして、委託調査費についても公表することを定めているところでございます。

お尋ねの件につきましては、各事務局において各府省庁の事業費については集計しておりませんが、行政の透明性向上のために、各府省庁において、調査の名称及び概要、契約の相手方の名前、契約形態、契約金額等について公表しているところでございます。

調査委託費の政府一括集計の提案について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 個別公表ではトレンドが見えないため、政府として集計を行い、人件費との比率などを検証してはどうか

答弁
行政改革効率化推進事務局次長

- 個々の委託調査費は公表されており把握可能であるため、事務局として数字を取りまとめることは考えていない

全文
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各省庁において公表しているというふうにご答弁いただきましたが、本当に集計しているわけではなくて、各事業ごとにいくらとか、そういった内容だとか、そうしたふうにまとまっているだけだと思うので、極めて一覧性もなくて、そうしたふうに実際にどれだけ政府全体で調査委託をしているのか、こうした集計は行われていないんだというふうに思います。

やはりこれはもったいなくて、せっかく公表している数字があるわけで、別にエクセルで足し算するだけじゃないですか。

なので担当が行政改革事務局になるのか、どこが担当かはわからないんですが、ぜひこうした集計を政府においてやっていただいて、実際過去の推移と比べてどれだけ増えているのか、そして、公務員の人件費とその調査委託費を比較したときにその比率がどうなのかとか、いろいろ検証する観点、論点はあると思いますので、ぜひ集計してみてはどうかと思うんですが、いかがでしょうか。

先ほどお答えいたしましたとおり、各省庁において調査の名称、概要、また契約の相手方等について公表することをしておりますので、これによって個々の委託調査費について把握することが可能となっておりまして、各事務局としては数字を取りまとめることは考えておりません。

国家公務員の政策立案能力向上と外部委託のあり方について
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)

- 本質的な調査研究まで外部委託に依存するとノウハウが蓄積されず、政策立案能力が低下する。外部委託を削減し、処遇改善や定数増に充てて能力向上を図るべきではないか

答弁
松本
  • コンサル依存でノウハウが失われることは避けるべきである
  • 内部部局の定員を重点的に増やし、政策立案に人を集中させている
  • 今後はAIの活用などで委託費用を削減し、霞が関の中で人がやるべきことを適切に配置して能力を高めていきたい
全文
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一方で、実際の業務に当たっては調査業務について外部のコンサルティング会社であったりシンクタンクに委託するケースが極めて多いように思っているところであります。

もちろん国家公務員の方は業務過多であって人員不足なので、なかなか自分で仕事を回せないので外部の調査委託に委ねるしかないというような現状は理解するんですが、職員自ら調査をして分析をする、本来しないといけない領域についても今切り出しをして外に投げているような印象があります。

なので、あまりこの各省によってどれだけ調査委託をしているのかしてないのかという差が起きるというのは、国家公務員全体を見たときに人材育成であったりとか調査研究能力を高めるという観点ではあまり良くないというふうに感じております。

なので、外部委託すべからく、そして調査委託すべからく悪いと言っているわけではなくて、本来自分たちでやらないといけないような本質的な調査研究については自分たちでやる。

なので、そういう色分けをうまくしていくことが国家公務員の政策立案能力を高めていく上では重要なんだと思います。

こうした問題意識を持っているんですが、調査委託にお金を使うんだったら、そのお金を削減をして、例えば処遇改善に使ったりとか、定数を上げたりとか、あと業務効率化に使ったりとか、もっと別にお金を使ったら、より職員の充実にもつながるし、能力向上にもつながると思うんですが、こうした問題意識も含めて、大臣の御見解いかがでしょうか。

コンサルの依存が進んで、調査、立案のノウハウが霞が関からどんどんなくなっていくということは、これは避けた方がいいと思います。

なので、今我々のところで何やっているかといったら、本省内部部局については特に重点的に定員を増員しています。

平成18年度以降、内部部局の定員は通算すると4割増やしています。

ですから、いわゆる内部部局の政策立案をするところに人を集中して、それ以外のところにコンサルを含めて、いろいろと業務委託をしているということだろうと思います。

これからAIが入ってきますから、コンサルに委託できることはAIでやられる可能性というのは十分出てきますよね。

そういったことをすればコンサルへのいわゆる委託費用というのが削減できるかもしれないし、そういった方向性は我々はちゃんと持っていかなきゃいけないし、霞が関の中で人がやらなきゃいけないことを人にやらせるということは大事だと思います。

だったらあんまり意味がないので、そういうコンサルを使うくらいだったら自分たちでやった方がいいに決まっているから、そういう霞が関全体の人の配置、ディストリビューションというのを変えて政策立案能力を高めていくということは、これはしっかりと僕、大臣やっている間に霞が関の中に伝えていきたいというふうに思います。

地方自治体のコンサル依存への対策
質問
森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ)
  • 地方自治体のコンサル依存が進んでいる現状への懸念
  • 法定計画の総点検による削減や、補助金評価基準の変更など、行政目線での取り組みを行う考えはあるか
答弁
松本大臣
  • 過度なコンサル依存は問題であり、自治体の政策立案能力を低下させないことが当然である
  • AI活用を含め、高い能力を持つ人材を霞ヶ関や自治体で確保できるよう努力する
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コンサルとか地方にいるシンクタンクコンサルを使ったり、そうしたふうによりコンサル依存が進んでいるのが地方自治体なんだと思います。

ただ、これを自治体独自に勝手にやってくださいと委ねるのはしんどいと思うんですが、行政改革の目線で、例えば法定の計画の数をちゃんと総点検をして不要なものは減らしていくとか、あと補助金を受けるときに「これはコンサルが書いたな」みたいなやつを評価しにくいというのは難しいと思うんですが、評価基準を変えたり、そういう行政目線の取り組みもあると思うんですが、最後手短にいかがでしょうか。

自治体における過度なコンサル依存も問題だと思っていますので、一般論として政策立案能力、自治体においてもそれが低下しないようにすることが当然だろうと思います。

先ほどの話にも関わりますが、コンサルもAI使うんだったら、あとはプロンプトをどれだけ上手にAIに打ち込むかだけなので、それだけ高い能力のプロンプトを打てるような人材を霞ヶ関であれ、自治体であれ、しっかり確保できるように努力していきたいと思います。

PFASハンドブックにおける自治体への調査期待の理由
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 環境省がPFASハンドブックにおいて、自治体に汚染範囲の把握や排出源特定のための追加調査を行うことを期待している理由は何か

答弁
高木官房審議官
  • 健康リスク低減のため、飲用による曝露防止を徹底することが重要であるため
  • 調査主体である自治体が汚染範囲の把握や曝露防止を行えるよう、技術的助言を行っている
全文
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最初に汚染源特定の取組の関係ですけれども、環境省は3月27日、2024年度公共用水域水質測定結果及び地下水測定結果を発表し、PFOS及びPFOAの指針値である50ng/Lを超過した地下水や河川が、全国で26都府県629地点、新たに130地点で確認されたことが分かりました。

環境省のPFASハンドブックでは、自治体に対して、水環境中のPFOS、PFOAの指針値超過時の対応として、汚染範囲の把握や排出源の特定のための追加調査等を行うことが期待されますとしています。

なぜ自治体が汚染範囲の把握や排出源の特定のための追加調査等を行うことを期待しているんでしょうか。

PFASに係る指針値の超過、これが確認された場合には、健康リスクを低減するために、飲用による曝露の防止が徹底されることが重要でございます。

このため、調査等の実施主体である関係自治体において、汚染の範囲の把握、それから曝露防止等が行われるよう、技術的な助言を行っているところでございます。

このような観点から、ただいま委員ご指摘のPFASハンドブックでは、地域の実情に応じて、飲用摂取の防止、継続的な監視調査、汚染範囲の把握や排出源の特定のための追加調査などを行うことが期待されますと記載しているところでございます。

自衛隊施設におけるPFOS等水質調査の実施状況
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 自治体の要請を受けて基地内のPFOS等水質調査を実施した自衛隊施設名を開示できるか

答弁
石原官房審議官

- 陸上自衛隊の北宇都宮駐屯地、海上自衛隊の下房航空基地、航空自衛隊の浜松、岐阜、小松、美濃山、三沢、那覇の計8施設で実施した

全文
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環境省は自治体が汚染範囲の把握や排出源の特定のための調査をすることを推奨しているわけであります。

自治体の要請を受けて、基地内のPFOS等水質調査を実施した自衛隊施設はどこか、その施設名を挙げていただけますか。

関係自治体の要請を受け、基地内におけるPFOS及びPFOAの水質調査を実施した自衛隊施設について申し上げますと、陸上自衛隊では、北宇都宮駐屯地、海上自衛隊では下房航空基地、航空自衛隊では浜松基地、岐阜基地、小松基地、美濃山基地、三沢基地、那覇基地の8施設でございます。

下房航空基地の水質調査結果
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 下房航空基地における水質調査の結果はどうなっているか

答弁
石原官房審議官
  • 令和8年1月の調査で、排水口3カ所のうち2カ所から1リットル当たり24,000ナノグラムのPFOS及びPFOAを検出した
  • 現在は処理装置を設置し、処理後の排水は基準値以下となっている
全文
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そのうち、下房航空基地の水質調査の結果はどうなっているでしょうか。

下房航空基地の直近の水質調査について申し上げますと、令和8年1月に基地内排水口3カ所を調査いたしまして、その結果はPFOS及びPFOAが検出され、うち2カ所はそれぞれ1リットル当たり24,000ナノグラム、残りの1カ所は排水がなく測定不能であったところでございます。

現在下房航空基地では、PFOS及びPFOA濃度低減対策の調査検討業務を実施しており、これら排水口に処理装置を設置し、処理後の排水は基準値以下となっているところでございます。

下房航空基地における高濃度検出の要因
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 2万4000という非常に高い数値が検出された要因は何か

答弁
石原官房審議官

- 自衛隊施設との因果関係は必ずしも明らかではないが、関係自治体や省庁と協力していきたい

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塩川鉄也(日本共産党)2万4000という非常に高い濃度のPFASが検出されたということですけれども、こういったなぜ2万4000という高い数値が出るのか、要因は何なのか、この点はどうでしょうか。

自衛隊施設との因果関係は必ずしも明らかでないところでございますが、防衛省では必要な関係自治体さんや関係省庁さんとの協力をしていきたいと考えております。

PFAS汚染源の特定と開示
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 汚染が出ている以上、その汚染源が何であるのかを明らかにしないのか

答弁
石原官房審議官

- 自治体からの要請にはできる限り協力しており、今後も緊密に連携し必要な対応を取る

全文
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塩川鉄也(日本共産党)でも汚染が出ていますよと、その汚染源が何なのかというようなことについては明らかにしないんですか。

関係自治体様から調査の要請があったときには、これまでも関係自治体様の調査にできる限り協力してきたところでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、必要な対応を取ってまいります。

泡消火薬剤へのPFOS含有の事実
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 航空機事故等の消火に用いる泡消火薬剤にPFOSが含まれていることは事実か

答弁
江原官房審議官

- 令和6年9月までにPFOSを含む泡消火薬剤の交換処分を、令和7年3月までに専用水槽の交換処分を完了した

全文
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塩川鉄也(日本共産党)航空機事故などがあったときに、消火のための泡消火薬剤、その中に、PFOSが含まれているということは事実ですよね。

防衛省では全ての自衛隊施設において、令和6年9月までにPFOSを含む泡消火薬剤の交換処分を、また令和7年3月までにPFOS及びPFOAが混入した泡消火設備専用水槽の交換処分を完了したところでございます。

過去の泡消火薬剤の使用実績
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 過去にPFOS、PFOAを含有する泡消火薬剤を使用したことがあるか

答弁
江原官房審議官

- 具体的な時期のデータは即答できないが、過去にあったことはあると思う

全文
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過去にPFOS、PFOAを含有する泡消火薬剤を使ってきたということはありますね。

今、ただちに具体的な時期について申し上げるデータは申し上げておりませんが、過去にあったことはあると思います。

自衛隊施設における流出防止対策の具体的内容
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 基地外への流出防止のため、どのような取り組みを行ったのか改めて説明してほしい

答弁
江原官房審議官

- 小松、岐阜、芦屋、美和、新田原の各基地で指針値を超過したため、浄水器の設置や公共水道への切り替え、外部流出防止策を実施した

全文
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航空機事故等に備えて自衛隊の航空基地においてもPFOS含有の泡消火剤がかつて使用されているということであります。

それが実際には基地外にも流出するという状況にあるわけで、先ほどちょっと説明がありましたけれども、このような自治体から流出防止対策の要請もあったと聞いております。

どのような取組を行ったのかについて、もう1回説明ください。

関係自治体の要請を受け、PFOS及びPFOAの流出調査を実施した自衛隊施設のうち、小松航空基地、岐阜基地、芦屋基地、美和基地、新田原基地で基準値や指針値を上回りました。

これらの施設につきましては、浄水器を設置したり、公共水道に切り替えたり、施設外部の流出防止策を実施するなどしまして、必要な対応をとっているところでございます。

自治体要請に基づく施設内PFAS調査の実施可否
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 汚染範囲の把握のため、地元自治体から要請があれば自衛隊施設内のPFAS調査を行うか

答弁
江原官房審議官

- これまでも自治体の調査にできる限り協力しており、今後も連携して必要な対応を取る

全文
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このように汚染物質の流出防止対策を講じるためにも、汚染源の特定が必要であります。

防衛省にお聞きしますが、PFAS汚染範囲の把握のために、地元自治体から要請があれば、自衛隊施設内のPFAS調査を行いますか。

防衛省としては、これまでも関係自治体の調査にできる限り協力したところでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、必要な対応をとってまいります。

百里基地における汚染調査の実施検討
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 百里基地周辺で高い濃度のPFOSが検出されており、消火訓練施設の影響が疑われる。下房基地と同様に基地内の汚染状況を調査する考えはないか

答弁
江原官房審議官
  • 令和7年9月に茨城県から情報提供要請があり、令和6年9月に実施した基地内井戸3カ所の調査結果(いずれも指針値以下)を回答した
  • 今後も自治体と連携して対応する
全文
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そこで、茨城県御見場市にあります、航空自衛隊の百里基地についてお聞きします。

茨城県と周辺自治体の調査によって、空自百里基地周辺に高い数値のPFASが検出されました。

百里基地北側の下吉陰地域で4100ナノグラムパーリットルを検出し、そのうちPFOSが3830ということで、PFOS主体の近隣の鉾田地域と大きな違いがあります。

PFOSは油火災の泡消火薬剤として使用されてきた経緯があります。

百里基地の北側には消火訓練施設があるので、その下流部に当たる地域から高い濃度のPFOSが検出をされているということではないのか。

下沢基地と同様に百里基地内の汚染状況の調査を行う考えはありませんか。

令和7年6月、茨城県御見場市が実施した調査で、下吉陰の井戸から指針値を超えるPFOS及びPFOAが検出され、その後の令和7年9月の調査で指針値を下回ったと承知しております。

令和7年9月、茨城県から百里基地に対し、基地内井戸の状況等について情報提供する要請があり、百里基地から茨城県に対し、令和6年9月に実施した基地内井戸3カ所の水質調査の結果として、いずれも指針値以下であった旨を回答したところでございます。

防衛省としては、これまでも関係自治体の調査にできる限り協力することでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、対応をとってまいります。

百里基地における再調査の実施可否
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 1回目に高数値が出た地点と2回目の地点が異なっており、依然として高濃度汚染の懸念がある。改めて自治体から要請があれば施設内調査を行う考えはあるか

答弁
江原官房審議官

- これまで通り、関係自治体の調査にできる限り協力し、緊密に連携して対応する

全文
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高い数値が出たところで2回目には検出されなかったということですけど、この調査、検査の方で4100が出た場所と2回目の検査をした場所は違うんですよ。

そういう点では、まだまだその4100という数値そのものは、その後何らかこう2回目以降の調査で変更とかってないわけで、いずれにしても高い濃度の汚染があるという状況も出ているわけであります。

そういう点でも改めてこういった汚染状況において、地元自治体から要請があれば、基地内、施設内の調査検査を行う、そういう考えはありませんか。

先ほども申し上げましたとおり、防衛省としては、これまでも関係自治体の調査にできる限り協力していることでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、対応をとってまいります。

PFASの食品健康影響評価(TDI)の見直し
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- エコチル調査により、低濃度曝露でも子どもの染色体異常が増える傾向があることが示された。この新たな知見を踏まえ、一日摂取量(TDI)を見直す考えはないか

答弁
木原稔

- エコチル調査の知見は承知している。まずはリスク管理機関である環境省が点検すべきであり、環境省から評価要請があれば、食品安全委員会として適切に対応する

全文
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この水質基準の見直しに関して、木原大臣にお尋ねします。

環境省の実施している10万人の親子を対象としたエコチル調査で、2024年9月、信州大学の研究グループが約2万5千人の妊婦の血中濃度を調査をし、妊娠中の母親のPFAS血中濃度が上昇すると、子どもの染色体異常が増える傾向があるとする論文を発表しました。

母親の体内でPFASの血中濃度が2倍になると、子どもが染色体異常になる割合が2.25倍に増えると推定できることが分かったということであります。

大臣にお尋ねしますが、ぜひエコチル調査で得られた新たな知見を踏まえて、PFASの食品健康影響評価、一日摂取量(TDI)を見直す考えはありませんか。

エコチル調査で得られた知見については承知しております。

その運用管理、最新の知見を踏まえた見直しの必要については、まずはリスク管理機関である環境省において点検すべきものと認識しております。

そのような中で、水道基準の見直しが必要になった場合には、食品衛生法第24条第1項第7号に基づいて、環境省より改めて評価要請がなされるものと認識しております。

このように評価要請がなされた場合には、食品安全委員会としてしっかりと対応してまいりたいと思っております。

殺処分ゼロの方針明示
質問
川裕一郎 (参政党)

- 数値を減らす目標とは別に、最終的に「ゼロ」にするという方針を国として示す必要があるのではないか

答弁
成田官房審議官
  • ゼロを目指すことは非常に重要であり、法律にも規定されている
  • どの段階でゼロを目指すかについては慎重な検討が必要であるため、丁寧に検討を進めたい
全文
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はい、予定よりも殺処分数は減ってきたというのは私も十分承知をしておりますし、ただ減らす目標とまた別に、ゼロに向けては厳しい部分があると思います。

もう1点答弁をお願いしたいんですけれども、この数値目標として減らすのではなくて、最終的にゼロを国として方針を示す必要があると思うんですけれども、そのあたりの見解を求めたいと思います。

先生御指摘のとおり、ゼロを目指すということは私ども非常に重要だと思っております。

これは政務官からの答弁の若干繰り返しにはなってございますが、法律の方にもゼロを目指すということが規定されております。

我々もその方針はしっかりと目指したいと思っておりますが、どの段階でゼロを目指すかといったところは、検討をいろいろ要するとかございますので、もう少し丁寧に検討を進めながら御指摘を踏まえて取組を進めてまいりたいと考えております。

公的シェルターの整備と財政支援
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 国として公的な動物シェルター機能の整備・拡充を位置づけるべきではないか
  • 殺処分ゼロに取り組む自治体や民間団体に対し、重点的な財政支援(交付金等)を設けるべきではないか
  • 飼育困難者への一時預かり制度などの仕組みへの転換は可能か
答弁
成田官房審議官
  • 都道府県等が整備する動物愛護管理センター等への補助を毎年度予算で計上し支援している
  • 現時点でナショナルセンター(国による直接的なシェルター)の設置は検討していない
  • 引き続き都道府県と連携し、返還や譲渡を促進して殺処分ゼロを目指す
全文
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私は国の基本目標として殺処分ゼロ、先ほど申し上げました明記をした上で、国として公的な動物シェルター機能の整備、拡充を位置づけるべきだと考えます。

同時に殺処分ゼロに取り組む自治体、民間保護団体に対しては、重点的な財政支援、いわば殺処分ゼロ推進交付金のような枠を設け、中長期で見通しをもって活動できるべきと考えます。

また、飼育困難者への一時預かり制度や、飼育支援策を制度化し、飼えなくなったら保健所に持って行って殺処分ではなく、相談すれば命が必ずつながっていく。

そういう仕組みに転換していくべきだと考えます。

そういうことは可能なのかお聞きしたいと思います。

ただいま御指摘ございました動物の収容につきましては、犬や猫の引き取りは動物愛護管理法に基づきまして都道府県等が行うこととされておりまして、引き取った犬や猫は都道府県等の動物愛護管理センター等に収容されているところでございます。

環境省におきましては平成21年度から毎年度予算を計上いたしまして都道府県等が整備する動物愛護管理センター等への補助を行っているところでございます。

例えば令和8年度当初予算におきましては約1億9千万円を確保しているというところでございます。

こういった形で都道府県等を支援しているという状況でございますので、現在ナショナルセンターといったこういったことは検討していないという状況でございます。

引き続き都道府県等と連携いたしまして、引き取った犬や猫の殺処分がなくなることを目指して、返還、譲渡を促進していきたいというふうに考えているところでございます。

悪質繁殖業者およびペット販売の規制
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 現行法制における悪徳繁殖業者や不適切な販売を根絶する上での最大の弱点はどこにあるか
  • 許可制への格上げ、生体販売の段階的禁止、ネット販売規制や購入直前告知義務化にどこまで踏み込めるか
答弁
成田官房審議官
  • 飼養管理基準に抽象的な内容が含まれており、効果的な指導や取締りが困難な場合があることが課題である
  • 犬猫の飼養管理基準を定量化して具体化したほか、他の哺乳類についても基準案を検討中である
  • 次期法改正に向けた超党派の議員連盟による議論の動向を注視し、必要に応じて情報提供を行う
全文
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悪徳繁殖業者や不適切な販売を根絶する上で、現行法制の最大の弱点はどこにあると認識をしているのか。

登録制の限界なのか、数値規制、立入検査の運用なのか、罰則の水準なのか、具体的にお示しをください。

許可制への格上げ、生体販売の段階的禁止、ネット販売規制や購入直前告知義務化といった点に、どこまで踏み込めるのか、方針をお聞きしたいと思います。

動物取扱業者に適切な飼養を求める観点から、動物愛護管理法に基づきまして、飼養管理基準が定められているところでございますが、当該基準には抽象的な内容も含まれておりますので、悪質な動物取扱業者への効果的な指導や取締りが困難な場合があるというふうに認識をいたしております。

このため、都道府県等による動物取扱業者への指導や取締りの実効性を高めるためには、様々な動物の種類や習性に応じまして、飼養管理基準を具体化することが重要であると考えております。

こういった認識を踏まえまして、環境省におきましては、令和3年度に犬と猫を対象とした飼養管理基準について、例えば、ケージのサイズや従業者1人当たりが扱うことができる頭数を定量化するなど、具体化したところでございます。

現在は、犬猫以外の哺乳類を対象とした飼養管理基準の案につきまして、有識者の意見を聞きながら検討を進めており、今年2月にはパブリックコメントを実施したところでございます。

なお、今、動物愛護管理法の次期改正についてお尋ねございましたが、現在、この法改正につきましては、超党派の議員連盟による議論が進められているところでございまして、その中で、飼養管理基準の実効性を確保するための方策が論点とされていると承知いたしております。

環境省といたしましては、この議論の動向を注視するとともに、求めに応じて必要な情報を提供してまいりたいと考えているところでございます。

動物虐待防止と執行体制の強化
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 動物虐待事案の対応力を高める上での最大のボトルネック(法制度、人員、予算、専門性、警察連携等)は何か
  • 次期改正において、緊急一時保護、所有権停止・剥奪、アニマルポリス的な専門部署の設置をどう検討しているか
答弁
成田官房審議官
  • 現場で虐待に該当するかどうかを迅速かつ的確に判断することが課題であるため、ガイドライン策定や研修会で支援している
  • 警察大学校での講義や連絡会議を通じて、警察との知見共有を積極的に行っている
  • 緊急的な保護方策が法改正の重要な論点となっていることを承知しており、議論の動向を注視している
全文
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動物虐待事案の対応力を高める上で、現在最大のボトルネックは何だと認識されているのか。

法制度、人員、予算、専門性、警察との連携、それぞれについて、課題の認識をお示しください。

また、次期改正法において、緊急一時保護、権限停止、剥奪、アニマルポリス的な専門部署の位置づけをどのように検討されているのかお聞きをします。

動物虐待事案の対応に当たりましては、虐待が疑われる事案を自治体が把握した際に、当該事案が虐待に該当するかどうかを、こういった判断を現場で迅速かつ的確に行うことが重要であると考えております。

こういったことが課題だと考えているところでございます。

このため環境省では自治体が現場で迅速かつ的確に判断できるよう、専門家の知見を踏まえましたガイドラインの策定や動物虐待に関する知識や技術の習得を目的とした職員向け研修会の開催などを通じまして、自治体の対応を支援しているところでございます。

また警察との連携についても重要と認識しているところでございます。

このため環境省担当官による警察大学校の研修における関係法令に関する講義や、自治体における警察との定期的な連絡会議の開催などを通じまして、環境省や自治体が持つ動物虐待に関する知見や情報を積極的に警察と共有しているところでございます。

命の危険にさらされている動物を緊急的に保護する方策が重要な論点とされていることは承知しているところでございます。

動物愛護教育の推進と社会文化の醸成
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 環境大臣と文部科学大臣が共同で動物愛護教育の指針や教材整備の方針を定める規定を盛り込むべきではないか
  • 国民運動としての広報啓発や表彰制度を、法と予算の両面からどう位置づけるか
答弁
成田官房審議官
  • 現行法に普及啓発の努力義務が規定されており、動物愛護習慣に合わせた表彰などの行事を毎年実施している
  • 文部科学省とは、学校関係者が自治体職員に相談しやすい環境を整えるなどの連携を行っている
  • 引き続き、人と動物が共生する社会の実現に向けて普及啓発に取り組みたい
全文
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学校教育、社会教育において、命の尊重及び動物の愛護に関する教育を推進する責務を負うこと。

環境大臣と文部科学大臣が、動物愛護教育の指針や教材整備の方針を共同で定めること。

こうした規定を盛り込むことについて、どのようにお考えでしょうか。

また、人と動物が幸せに暮らす社会の実現に向けて、国民運動としての広報啓発や表彰制度などを、法と予算の両面からどう位置づけるのか、ビジョンとしてお示しください。

御指摘の教育や普及啓発につきましては、現行の動物愛護管理法におきまして、国及び地方公共団体は、動物の愛護と適正な使用に関し、学校や地域等における教育活動等を通じて普及啓発を図るよう努める旨が規定されているところでございます。

また、同法に基づく動物愛護習慣には、国及び地方公共団体は、命あるものである動物の愛護と適正な使用について、国民の関心と理解を深めるための行事の実施に努める旨が規定されているところでございます。

こういった規定を踏まえまして、環境省では毎年、動物愛護習慣に表彰などの行事を行っているところでございます。

また文部科学省との連携という観点については、学校動物の適切な使用管理を推進するため、学校関係者が自治体職員に相談しやすい環境を整える等の取組も行っていると承知いたしております。

環境省といたしましては、動物愛護管理法の目的である人と動物の共生する社会の実現に向けて、動物愛護の普及啓発に取り組んでまいりたいと考えるところでございます。

AIセーフティインスティチュート(AISI)の機能強化
質問
高山聡史 (チームみらい)
  • 個別の最新AIモデルを対象とした評価を実施し、技術レポートを公表する方針やロードマップはあるか
  • 最先端AIモデル事業者との事前アクセスに関する協議・連携の状況はどうか
  • 英国AISI等の国際社会に対し、どのような技術的貢献を目指すか
答弁
小野田大臣
  • AISIの機能強化は喫緊の課題であり、個別の先進AIモデルを自ら評価し関係機関に共有する機能は非常に重要である
  • AI基本計画に基づき、技術的評価の実施やリスク実態把握を行い、人員を直ちに2倍程度に拡充する
  • 現在評価環境の構築を進めており、人員強化により体制を整えていく
全文
質問・答弁の全文を表示

そこでこの時間はまず、小野田大臣に、人工知能基本計画に基づくAIセーフティインスティチュート、以下、AISIの機能強化について伺います。

ご案内のとおり、昨年12月の人工知能基本計画の閣議決定を受けまして、我が国でもAIガバナンスの中核をなす機関として、AISIの抜本的な機能強化の方針が示されました。

このAISIの強化というところは、我々チームみらいとしても提言として強く主張させていただいた内容でございまして、この必要性は政府とも認識を共有しているものと思います。

国際的にもAISIのネットワークは広がりを見せており、先般のインドAIインパクトサミットでも各国AISIの役割や機能強化に関する議論がなされたと承知をしております。

特にイギリスのAISIは最新のAIモデルについて、サイバー分野、もちろん生物、科学、自律性といった能力の領域ごとに個別のモデルを対象とした評価レポートを継続的に公表しておりまして、AIモデルの評価を国際的に牽引している姿がはっきり見て取れると思います。

これに対して我が国のAIセーフティインシチュート(AISI)が公開しているアウトプットに目を向けますと、例えばAIセーフティ評価観点ガイド、AIセーフティに関するレッドチーミング手法ガイドなど、評価の枠組みであったり方法論の整備というところが先行していて、これ自体は重要な基盤整備として率直に評価できるものですが、個別のモデルを対象に評価を実施して技術レポートを出すという実績については、まだこれからという状況であるように思います。

この技術レポートを出すということがなぜ重要かというと、最新のAIモデルを開発している事業者、これはアンソロピックもそうですが他にも何社かありますが、そうした事業者が一般に公開される前のAIモデルについて事前のアクセスをAISIに提供する、こういったことがあるわけですが、この判断をするためには、そもそもそのAISIが評価能力を有する機関であるということが国際的に実証されている必要があります。

常日頃から評価能力があるということを国際的に示し、そして事前の共有を受けられる関係性、こういったものを作ることで、我が国AISIが世界最先端のモデルに日頃から早期に評価する機会を得る、こういったことを目指していただきたいわけです。

そこで小野田大臣に伺います。

大臣はAISIとして個別の最新AIモデルを対象とした評価を実施し、その結果を技術レポートとして公表する方針はあるのかと、その取組に関するロードマップ等の検討状況について。

第2に、最先端のAIモデルを有する事業者との事前アクセスに関する協議や連携の状況について。

そして第3に、英国のAISIをはじめとする国際社会に対して、我が国AISIがどのように技術的貢献を目指すのか。

これらについて大臣のお考えをお聞かせください。

AIの安全性、セキュリティの確保、AIの利活用推進を促進する上で極めて重要でございまして、AIセーフティインシチュート(AISI)の機能強化は喫緊の課題です。

委員の御指摘のとおり、特にAISIが個別の先進AIモデルを自ら評価し、その結果を海外機関を含めて関係機関に共有する機能を持つことも非常に重要であるというふうに認識しております。

こうしたことから、今挙げていただいた昨年末に策定したAI基本計画において、AISIの抜本的な強化を書いて、AIモデルの技術的評価を適切に行い、当該評価も踏まえ、AIがもたらすリスクにかかる実態把握を行うとともに、必要な措置を講ずるとともに、AISIの人員を直ちに現行の2倍程度に拡充するというふうにしております。

現在、評価環境の構築に向けた取組を進めておりまして、具体的なロードマップということはなかなか今申し上げられないんですが、ちゃんと人員を強化してそれができる体制にして、それをやっていくということを引き続き、AI技術の進展や利用者のさまざまなニーズに対応できるように、関係者。

規制のサンドボックス制度の運用改善
質問
高山聡史 (チームみらい)
  • 申請から認定までのリードタイムなど、現状の運用をどう評価しているか
  • スタートアップ等から使い勝手についてどのような指摘を受けており、改善策はどう考えるか
答弁
城内大臣
  • 2018年以降33計画152社を認定し、3件が法令改正に繋がるなど実績を上げている
  • 相談から認定までの平均リードタイムは約8ヶ月である
  • 申請書の作成が煩雑との指摘があり、ハンズオンでのサポートや関係省庁との連携による利活用促進に取り組む
全文
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続いて議題変わりまして、城内大臣に規制のサンドボックス制度についてお伺いいたします。

ご案内のとおり、この規制のサンドボックス制度は、AIなど新たな技術の実用化であったり、プラットフォーマー型ビジネスなど、新たなビジネスモデルについて、既存の規制との関係が不明確な新技術、新サービスであるという観点から、機関や参加者を限定した実証を認め、そのデータをもとに規制改革につなげるというものであると承知しております。

制度の趣旨自体は、私も大変優れたものだと思っておりますが、運用というところに目を向けますと、例えば申請から認定までのリードタイム、認定された件数、そして実証終了後に本格的な規制改革に結びついた事例の数であったり、まだ改善の余地があるものではないかというふうに思います。

そこで大臣にお伺いします。

第一に、規制のサンドボックス制度の現状、特にリードタイムのところなどについて、どのような評価をしておられるか。

そして第2に、スタートアップ等から実際にこの制度の使い勝手に関する指摘をどういうふうに受けていて、そうした認識があるかというところと、それを踏まえた改善策の必要性について、大臣のお考えをお聞かせください。

城内大臣、高山委員の御質問にお答えしますが、規制のサンドボックス制度は言うまでもなく、産業競争力強化法に基づきまして、機関や参加者を限定することにより、規制の適用を受けずに新技術、ビジネスモデルに関する実証を行い、そのデータを活用して規制の見直しにつなげていく、そういった制度であります。

制度の利用実績としましては、制度開始が2018年6月ですが、それ以降、33計画、152社が認定されており、うち3件は実証の結果、法令等の改正につながり、着実に実績を上げているというふうに認識しております。

また、高山委員御指摘のリードタイムでございますけれども、事業者から相談を受けてから実証計画の認定まで、平均で8ヶ月程度であります。

そのうち約半数が実証から1年以内に事業を開始しております。

なお、制度を利用した一部の事業者の方々からは、やはり申請書の作成が煩雑であるといったご指摘がありました。

様々な社会課題の解決のために、規制のサンドボックス制度を利用する事業者さんに対しまして、やはりその実証計画策定などのサポートをハンズオンで取り組むとともに、規制関係省庁と連携しながら、高山委員の御指摘もしっかり踏まえながら、本制度の利活用に今後とも一層取り組んでまいる課題であります。

スタートアップ育成戦略と規制改革の連動
質問
高山聡史 (チームみらい)
  • スタートアップ育成5カ年計画の進捗認識と、残り期間の重点項目は何か
  • スタートアップの成長ボトルネックとなっている規制分野を特定し、優先的に改革する考えはあるか
答弁
城内大臣
  • スタートアップ数は増加しエコシステムは発展しているが、投資額やユニコーン創出数などの目標は未達成である
  • 規制改革は極めて重要であり、独占禁止法に基づく議決権保有制限の見直しや有価証券届出書の提出免除基準の引上げ等の方向性を示している
  • 5月までにスタートアップ育成5カ年計画を強化した戦略をまとめる予定である
全文
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続いて、城内大臣に、スタートアップ担当大臣でもあり、規制改革担当大臣でもあるというお立場も生かしていただきながら、このスタートアップ育成戦略と規制改革をどう連動させていくかという観点でお伺いをいたします。

スタートアップ育成5カ年計画は令和4年11月の策定から約3年半が経過し、5年計画ということでございますから、最終盤に差し掛かっているものと思います。

まずこの間の成果につきまして、私としてもスタートアップの社数が当時の1.5倍、2万5千社であるとか、GDPの創出額でいうと、兵庫県内の名目GDPに相当するような規模であるというような話も伺っていて、エコシステムの裾野が着実に広がっているんだなという点では、大変評価できる部分もあるかなというふうに思います。

また人材育成においても、未踏事業の採択実績など、順調な推移を見せているものもあると思いますし、この関係者のご尽力に大変敬意を表したいと思います。

他方で、目標としていたものに目を向けると、まだまだ厳しい側面もあると思います。

例えば、投資額を10倍にする、10兆円だと目標を置いていたところに対して、計画開始時からほぼ横ばいの8000億円台であるというところであったり、ユニコーン企業数というところ、これはまだ現時点の社数が問題かというのはありますが、目標100社に対して8社であるというところ、そして政府調達3%目標というところも、政府全体ではまだ未達であると承知をしております。

裾野はある意味広がったわけですが、作りたかった山の高さからすると、まだ足りないところもあるということではないかと受け止めております。

このスタートアップを盛り上げていくというところで、しっかりと高さを出していくということに対してボトルネックになり得るのがまさに規制であるというところでございまして、医療、ヘルスケア、モビリティ、金融、宇宙、スタートアップが力を入れる領域を並べてみましても、いずれもどの程度伸びるかということが規制のあり方に大きく影響される成長速度であったりとか、どの程度伸びるかというところに直に規制のあり方が影響するという分野が多くあると思います。

先ほども規制のサンドボックス制度についてもお伺いしましたが、スタートアップ育成の観点からも、どの規制をいつまでにどう変えていくか、これを一体で検討するという視点も重要であるというふうに考えます。

そこで大臣にお伺いをいたします。

第一に、スタートアップ育成5カ年計画の進捗について、大臣としてどのような御認識をお持ちで、残り期間どこに重点を置いて追い込むというお考えなのかというところ。

そして大臣、第2に、このスタートアップ担当大臣と規制改革担当大臣を兼任になっているという立場も生かして、スタートアップの成長ボトルネックとなっている規制分野を特定し、優先的に改革していただきたいと我々考えておりますが、これに対するお考えをお聞かせください。

委員御覧のとおり、2022年にスタートアップ育成5カ年計画、これは定いたしまして、それ以来、官民一体の取組を行ってまいりました。

その結果、我が国のスタートアップの数は、2021年1万6100社から、今御指摘ありましたけれども、2025年には過去最多の2万5千社に増加するので、我が国のスタートアップエコシステムは着実に発展しつつあります。

他方で御指摘のように10兆円規模というスタートアップへの投資額とか、あるいは100社のユニコーンの創出という5カ年計画で掲げた目標はまだ実現できておりません。

御指摘のとおりであります。

スタートアップ政策を強化するため、本年、日本成長戦略会議のもとに、私自身が分科会長であるスタートアップ政策推進分科会、これを立ち上げまして、現在、精力的に検討を進めているところでございます。

御指摘の規制改革についても、スタートアップの育成推進に極めて重要な課題であると、まさに高山委員と同じ、全く同じ認識でございまして、4月20日に開催された日本成長戦略会議においてもスタートアップに係る規制改革について、いくつか例を挙げさせていただきますが、独占禁止法に基づく議決権保有制限の見直しとか、あるいはスタートアップの資金調達時の有価証券届出書の提出免除基準の引上げ、さらには国家戦略特区制度のさらなる活用の促進といった対応の方向性をお示ししたところでございます。

今後、高山委員の御指摘も踏まえまして、さらに検討を進めて、スタートアップ育成5カ年計画を強化し、我が国初のスタートアップが主要なプレイヤーの一つとして活躍する強い経済の実現に向けた戦略を5月までにまとめたいというふうに考えております。

成長戦略と規制改革の視点の統合
質問
高山聡史 (チームみらい)

- 成長戦略の目線と、それを実現するための規制改革の目線を日頃からどのように統合して考えているか

答弁
城内大臣
  • 成長戦略と規制改革を同時に考えることは非常に重要である
  • 担当大臣を兼任している立場を活かし、縦割り行政の垣根を超えて、スタートアップの視点と規制改革の視点を横串として各戦略分野に反映させるよう努める
全文
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もう1点、ぜひお伺いしたいのが、私、成長戦略の観点と規制改革の観点というご質問を大臣に何度かさせていただいていると思うのですが、やはり省庁の方、お話を伺っても、すごくそれぞれで仕事をしっかりやられているということは感じるのですが、成長戦略の目線と規制改革の目線というのは、日頃考えていらっしゃいますでしょうか。

大変これは適切な御指摘だと思います。

おっしゃるように成長戦略の目線と同時に、反対側にそれを実現するために規制改革をどうしていくかということは本当に重要な御指摘だと思います。

そういった観点から17の戦略分野がございますが、それと同時に、分野横断的課題として8つの課題がございまして、その中にもスタートアップというのがございまして、また私、御指摘のとおり、日本成長戦略担当大臣とともに、まさにスタートアップの担当でもあり、規制改革の担当でありますので、やはり縦割り行政の垣根を超えて、御指摘のとおり、日本成長戦略を策定すると同時に、スタートアップの視点、そして規制改革の視点をしっかり横串を差しながら、各戦略分野にそういった観点を別の角度から重視するように努めてまいりたいというふうに考えております。

独立財政機関の設置について
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 政府の経済財政政策を客観的に評価する独立機関を設置すべきではないか
  • 独立機関の設立により、政策の客観性と透明性が高まり、市場からの信任獲得につながるのではないか
答弁
高市早苗
  • 経済財政諮問会議において専門的中立的な知見を含めた検討を行っている
  • 成長率や金利の分析検証を強化し、市場関係者との対話を通じて信任を確保する
  • 政府外への独立組織設置の提案については、政府として回答すべき立場にない
全文
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例えば今月13日にも諮問会議が開催され、4人の民間議員の方が教授たちとの議論を踏まえた見解を示されています。

しかしながら、そこには教授たちが示された日本財政の厳しいご指摘についての言及はなく、あくまでも高市政権の取り組みをオーソライズするだけの内容になっています。

せっかく世界的マクロ経済学者のお二人からいただいた貴重なご批判も、2週間もすれば諮問会議の中では忘れされてしまうようです。

こうした現実を踏まえるに、いわゆる独立財政機関のような客観性の高い機関を設置して、政府の経済財政政策が定期的にレビューされる仕組みを構築すれば、お手盛りの評価を排除し、自らを厳しく律する姿を示すことができ、市場からの信任の獲得につながるのではないかと私は考えます。

独立機関をどこに設置するかという点については、今回踏み込まれませんけれども、いずれにしても、政府にとっても、こうした機関の設立は、政策に客観性と透明性をもたらす意味でのプラスに働くのではないでしょうか。

経済再生と財政健全化の両立に向けて、政府の経済財政政策を客観的に評価する独立機関を設立することについて、大臣の見解を伺います。

ご指摘の独立な組織についてですが、まず経済財政諮問会議についてご説明しますと、これは専門的中立的なご知見を有する学識経験者なども参画する場で、経済財政について活発な議論を行っている、そういう場でございます。

マーケットからの信任を確保していくためには、やはり経済財政諮問会議における議論も踏まえながら、経済財政運営の方針について、やはり専門的中立的な知見も含め、さまざまな観点から検討を重ねること。

その上で決定した方針に従い、政府一丸となって、強い経済の構築と財政の持続可能性の実現の両立、何度も繰り返しますけど、両立に取り組むことが重要であると考えております。

そして、また債務残高対GDP比などの財政運営の持続可能性の確認にも、やはり資するような形で、成長率、あるいは金利など不確実性を織り込む分析検証を強化し、併せて市場関係者との緊密な対話に努め、政府としてもマーケットからの信任を確保していくこととしております。

ご指摘の政府から独立した組織、これにつきましては、例えば国会などの政府外に設置すべきというご提案であれば、やはりこれは政府として、この場でお答えすべき立場にはないということで、ご理解いただければと思いますが、そういうご指摘があったということは、しっかり受け止めさせていただきました。

発言全文

山下貴司 (内閣委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣

大島敦 (中道改革連合・無所属) 16発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

これより会議を開きます。

理事の辞任についてお諮りいたします。

理事、井出陽生君から理事に任意の申し出があります。

これを許可するに御異議ありませんか。

御異議なしと認めます。

よってそのように決しました。

引き続き、理事の補欠選任についてお諮りします。

ただいまの理事に任意に伴う補欠選任につきましては、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。

御異議なしと認めます。

それでは理事に畑山次郎君を指名いたします。

内閣の重要政策に関する件、公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件、迎賓館及び公式制度に関する件、男女共同参画社会の形成の促進に関する件、国民生活の安定及び向上に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。

この際、お諮りします。

各件調査のため、本日政府参考人としてお手元に配布いたしておりますとおり、内閣官房、内閣審議官、門松坂志君ほか29名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

御異議なしと認めます。

よってそのように決しました。

質疑の申出がありますので、順次これを許します。

大島敦君。

大島君。

質疑者 大島敦

おはようございます。

私は2023年1月にChatGPTに質問を放り込んだときに、1994年7月に幕張メッセで行われた日本で初めてのインターネット見本市を見たときと同じ衝撃を受けました。

これで世界は変わると。

2025年1月、人工知能学者から、私たち人工知能学者はしばしば予測を外す。

5年先、10年先にできるだろうと考えてきたことが、数ヶ月後にはできてしまう。

さらに、健康寿命も含めて、人の寿命は150歳まで伸びるとも聞きました。

私たちは、産業革命が始まろうとしている時代の転換期に立っています。

この変化にどう応えるか、それが政治の役割と。

昨年の8月、安斉省の先端科学の展示場の入り口の言葉です。

「科学技術が主導権を握らなければならず、科学技術こそが前進する唯一、ただ一つの道です。

改革する者だけが進歩することができ、革新する者だけが強くなることができ、改革と革新を共にする者だけが勝利することができる」。

習近平と書いてありました。

2025年の9月3日、北京で行われた抗日戦争勝利80周年の軍事パレードで習近平氏、プーチン氏、金氏らが観覧席に向かう途中、マイクが会話を拾ったと報じられました。

習近平氏が今世紀中に人間は150歳まで生きられるようになるという予測があると応じたという報道を伺ったことがあります。

この論文は、昨年、2024年の10月に、アンスロピック社のダリオ・アモディ氏のエッセイの中、「AIはいかに世界をよりよく変えるか」の中に一文があります。

「20世紀に平均寿命はほぼ2倍になりました。

ならば圧縮された21世紀で再び2倍、150年というのはトレンド上不自然ではありません」という記載があって。

習近平氏はこのダリオ・アモディ氏のエッセイを読んでいるかもしれないです。

アンスロピック社は4月7日にクロード・ミトス・プレビューを発表するときに、ほとんどの権力者はまだ準備できていないという話をしております。

ようやく日本政府も、悪用可能な形まで自律的に構成し得る能力を示したとされています。

こうしたAIがサイバー攻撃能力を持つ時代に入ったとの認識を持っているのか。

我が国のAI基本計画、サイバーセキュリティ戦略、能動的サイバー防御の運用にどう反映するのか。

政府の基本認識を伺いたいと思います。

はい、松本大臣。

答弁者 松本大臣

おはようございます。

アンスロピック社のクロード・ミトスについてのお話でございます。

この新しいAIというか、これまで数週間から数ヶ月かかっていたソフトウェアの脆弱性を、このミトスというのは数分から数時間で捕まえられると。

そうなりますと、これ我々が持っているいろいろなソフトウェアの脆弱性があっという間に分かってしまって、パッチを当てて対処する以前に、その前からもうすでに攻撃をされてしまうということで、非常に大きな反響を及ぼしているというのがこのクロード・ミトスの問題だと認識をしております。

これに限らず、AI技術というのは急速に進歩していまして、今、攻撃のスピードと規模が非常に大きくなっている、速くなっている。

我々としてはこれに今政府としてどうだというご質問ですけれども、かなり高い危機感を持って対応しなければいけないと思っております。

サイバーセキュリティ戦略においては、AIに関わる安全性の確保と、それからAIを活用したサイバーセキュリティの確保と、AIを悪用してそのように攻撃をしてくるものの対処の3つを大きくポイントとして挙げていますが、我々としてはこのサイバーセキュリティ戦略に基づいて、AIを活用したサイバー対処能力の強化をしていかなければいけないと思います。

具体的にAIを使って攻撃してくるんですから、AIを使って防御するということも当然考えなきゃいけないと思いますし、そういったことをおそらくこれから軸にして我々も対応していく。

そのための国家サイバー統括室としては有識者会議を開いて、これに強力に、そして迅速に対応していきたいというふうに思っております。

大島君。

質疑者 大島敦

ご答弁いただきましてありがとうございました。

昨日の参政討論の中でも、非連続という言葉を使いました。

今のAIの研究者が述べているように、5年先、10年先にできてしまうことが、数ヶ月後にはできてしまうというスピードなので、そこに追いつくことが、あるいはそこを捉えることが、政治でも必要だと思っています。

米国大学での博士号の取得者数、2023年、全体で57,862人、中国の方6,552人、続いてインド、韓国、イランが648人、バングラデシュ、台湾と続いて、日本は115人で、科学者の数が圧倒的に少ないです。

イノベーションには言論の自由が前提かなと考えていたんですけど、14億人を有する中国は、活発な言論の自由がなくても、イノベーションが起きる領域にあるのかなと考えています。

このスピードは圧倒的だと思っています。

インパクトを持って取り上げられました。

当時のチャットGPTに匹敵するのではないかというエンジンを開発したと。

その時にこのCEOが2024年にインタビューに答えて、クローズドコードによって作られる障壁は一時的なものだ。

オープンソースと論文の公開で実際には何もしないものはない。

技術者にとってフォローされることは非常に満足のことであり、実際オープンソースは商業的というよりも文化的な行動だ。

与えることは追加の名誉で、このような企業は文化的な魅力を持っていると語っておりまして、彼は米国の留学は経験ないです。

ですから、こういう国々と私たちが今あるという現状認識はしっかり持ちながら、サイバーあるいは国の安全保障は考えていかなければいけないと思っていまして、それで次に伺いたいのは、海外のAI企業の限定モデルに、日本の政府、重要インフラはどうアクセスしていくのか。

MITOSプレビューは、欧米の大企業や一部組織に限定提供されております。

米国では12社と承知をしておりまして、政府としては、どのような対応をとっていくのか。

このアンストロピック社、欧米の政府関係企業と協議し、日本の重要インフラ防御に必要なくせず、評価、監査、情報共有の仕組みを確保する考えはあるのか。

やはりこのエンジンはまだ非公開ですので、我が国として早急に対応していかないと。

私としては、日本としてはどのように対応していくかについて御答弁をお願いします。

松本大臣。

答弁者 松本大臣

松本大臣、委員ご指摘の懸念というのは我々も当然同じように共有していると思っております。

その上で、このアンストロピックのクロード・ミトスは今まだ非公開、委員おっしゃるとおり非公開で、大体確か40ぐらいだったかな、米国の中の企業等々に出しているというふうに聞いております。

それらを我々が提供していただける国家サイバー統括室の方からですね、いろいろと情報を収集しているところでございますが、そういった情報を公開しますとですね、逆にある意味敵を利すると、攻撃者を利することにもなりますので、詳細についてはこの場でお話しするということは控えなければいけないということはご了承いただきたいと思います。

いずれにしても、ご懸念はもうその通りで、私も共有していると。

ということで、しっかりとできるだけ早い段階でこの問題についてどう対応するかは決定していきたいというふうに思っております。

大島君。

質疑者 大島敦

今回の事例は私、一時的なものだと思うの。

今のスピードですと米国と中国の差はそんなにないというのが皆さん有識者の評価なので、半年先には追いついているかもしれない。

このダリオ・アモディ氏は極めて抑制的に攻撃には使用しない。

しっかりと考えて経営されているので保てているんですけれども、半年後、1年後がまた違う環境に多分なっていると思う。

ですから政府にお願いしたいのは、この環境にしっかり応えられることがまず必要かなと思っています。

さまざまな情報を集めていただくこと、そして対応することが必要だと思いますので、よろしくお願いします。

特に金融機関だけではなくて、重要な産業インフラもあるので、そこの脆弱性があらわになったときに、国として国民に対する生命財産を守れないことになるものなので、そこはぜひご検討をお願いいたします。

引き続きまして官房長官にですね、高度AIの誕生など技術革新に合わせてサイバー攻撃防御のあり方が変わってきております。

政府の情報システムについても時代や技術の変化に合わせてセキュリティ対策のあり方を変化させていくことが重要ではないかと考えております。

内閣総理大臣、個人情報保護委員会から勧告を受けていると思うので、そういうようなことが必要で、ただ私も数年前まではスケジュール管理はアナログ化してたんですけど、あまりにも煩雑で、役所に伺ったらTeamsを使っているって聞いたもんですから、GAFAの軍門に下ってカレンダーソフトを使っているんですけど、本当にいいかどうかって、いろいろと考えています。

野党ですから、誰と会うかというのはそれほど重要ではないので、大丈夫かとは思うんですけど、政府の基幹系のシステムが本当に今後の時代に耐えられるのか、あるいは政府がさまざまなデジタルの入札をするときに、そのバックには外国の資本とか関係者、悪意を持った方がいるかどうかも含めて、もう1回総点検をしていただきたいと思いますので、官房長官の御答弁をお願いします。

木原官房長官。

答弁者 木原稔

おはようございます。

政府機関、内閣官房だけではなくて、それぞれの省庁がいわばサイバー攻撃の標的となり得る、あるいはなっていると思います。

そのやり方というのは、日々巧妙化、そして高度化していると言えます。

政府はそういった中で、昨年12月に閣議決定されましたサイバーセキュリティ戦略に基づいて、これは他の主体の模範となるべく政府機関等におけるセキュリティ体制の対策の強化を今図っているところであります。

それぞれ各省庁が情報システムを調達する際にも、委員が今御指摘のように、契約先の情報を確認することを徹底する、いわばバックグラウンドチェックですね。

するなど、サプライチェーンリスクに適切に対応して、セキュリティをしっかりと確保してまいりたいと、そのような姿勢で臨んでおります。

大島君。

質疑者 大島敦

今後なんですけれども、政府のシステムもスタンドアロン化した方がいいかもしれないと思う。

インターネットにつなげることがリスクがあるので、政府は別の回線で、多分防衛省は別の回線だと思うので、そうやって物理的に制御しないと、多分防げない時代が来ているのかなと思うので、その点についてもご検討していただければと思います。

よろしくお願いします。

続きまして、準天頂衛星の運用と課題について、担当大臣に伺いたいと思います。

準天頂衛星「みちびき」について、5号機喪失と7号機打ち上げ延期を踏まえ、現行5機体制でのサービスの継続、7機、11機体制の工程、バックアップ強化策をどう見直すのかについてお願いします。

はい。

政府参考人 内閣府宇宙開発戦略推進事務局長

まず、内閣府宇宙開発戦略推進事務局長。

令和8年度政府予算において、みちびきのみで測位が可能となる7機体制の整備維持、さらにバックアップ機能の強化や利用可能領域の拡大のため、11機体制の構築に向けて2号機、3号機、4号機の後継機、それから8号機並びに地上設備の開発整備を進めるため、約169億円を計上いたしております。

なお、令和7年度補正予算約171億円を合わせますと、約340億円となります。

みちびき5号機は喪失いたしましたが、現在みちびきは5機で運用しておりまして、安定した高精度測位サービスは変わりなく提供しております。

今後、みちびき7号機を可能な限り早期に着実に打ち上げることに注力しまして、そしてバックアップ強化と11機体制を視野に入れつつ、早期の7機体制の実現に向けて必要な工程と予算を検討してまいりたいと考えております。

大島君。

質疑者 大島敦

この準天頂衛星「みちびき」は、私が与党の内閣の部会長のときに、宇宙の審議官が私のところに来て、この衛星の話を伺ったんです。

瞬時に安全保障だと理解をしました。

自国の航空機や艦船を自国の衛星で測位できないことは、これは独立国家として考えられないと思ったものですから、その観点から、部会を通し、当時の政府の皆さんにもご理解をいただいて、閣議決定で今に至っております。

ご承知のとおり、こういう測位衛星を持っているのは、米国が最初、そして旧ソビエト、そして今のロシア、欧州、地域的にはインドと日本になっておりまして、中国の北斗の導入は、私の記憶が正しければ2003年のイラク戦争の時だったかな。

米国のGPS衛星、若干、故意に測位を狂わせたと聞いているんですよ。

それを踏まえ、自国でやはり測位が必要だということで、30数機で全世界カバーしているのが今の中国なんです。

我が国としては、極めて皆さんの協力を得ながら、時の政府の皆さんの協力も得て、ここまで来ているので、本当によかったなと思ってまして、その点につきまして、大臣から応援の弁をいただければと思います。

小泉大臣。

答弁者 小泉大臣

はい。

委員からも応援のお言葉いただき、大変頼もしく思っております。

我が国の衛星測位システムである準天頂衛星「みちびき」は、我が国の社会課題の解決、そして産業経済の活性化、防災、減災、国土強靭化、さらには委員御指摘の安全保障の面においても必要となる位置、地獄情報を提供するデジタル社会における重要な基盤インフラであると考えております。

みちびき5号機を喪失したことを重く受け止めるつつも、現在、みちびき5機で運用しておりまして、高精度測位サービス、変わりなく提供しています。

政府としては、現在、宇宙政策委員会のもとにある衛星測位ワーキンググループや、日本成長戦略において議論している官民投資ロードマップ、こちらにおいても、今後のみちびきの開発加速、そして利活用の一層の促進等について議論を行っているところです。

まずは、みちびき7号機を可能な限り早期に着実に打ち上げることに注力しまして、そしてみちびきのみで測位可能となる7機体制の早期構築、バックアップ強化等を実現する11機体制の開発加速と順次取組を推進してまいりたいと考えています。

大島君。

質疑者 大島敦

先日も当委員会で述べたとおり、このみちびきと情報収集衛星が2つが更新需要があるので、開発がどんどん進むレベルが上がっていくと思っていて、大臣かあるいは政府参考人に伺いたいのは、私、今の数センチ単位の測位をミリメーター単位にしたいということを提案をしているんです。

なぜかというと、測位イコール時間なので、正確な時間を測位できること。

今、衛星の時間管理は日本の衛星の数が少ないので外国に寄っています。

ですから、ミリメーター単位だと高精度時計という次はしなければいけないので、そういう技術開発をぜひお願いしたいのでご答弁ください。

川崎宇宙開発戦略推進事務局長。

政府参考人 川崎宇宙開発戦略推進事務局長

我が国の衛星測位システムである準天頂衛星システムの「みちびき」は、GPSと互換性を有する衛星測位サービスのほかに、今ご指摘のとおり独自にサブメーター級あるいはセンチメートル級などの高精度測位サービスを提供しておりまして、現在具体的には専用受信機により6cm程度の精度を提供しております。

また安定性向上など、現在も性能改善を進めているところでございます。

委員ご指摘のミリメーターとなりますと、この精度を目指すためには現状においては次世代の超高精度な時計の開発をはじめとする測位誤差を最小化する上での課題があると考えておりまして、ご指摘のとおり海外の測位衛星に関する技術動向をしっかり見て、国内外のニーズも踏まえながら、ご指摘いただいた事項に基づき世界をリードできる衛星測位システムの実現を目指しまして、関係省庁、関係機関や民間企業と連携しながら戦略的、継続的に検討してまいります。

大島君。

質疑者 大島敦

時間を正確に測ることが産業インフラと考えています。

もう10年ぐらい前かな、東証に行ったことがありまして、当時外国のファンドのサーバーは東証の近くにある、ニューヨークには置けないんですって。

光の速度には限界があるので。

ですから、時間を正確に測る。

それを我が国が共有するということは重要な産業インフラなので、今回の「みちびき」をミリメーター単位を目指して開発することは、我が国にとっての優位性につながると思うので、大臣、よろしくお願いします。

官房長官もよろしくお願いします。

もう戻っていただいて結構ですので、ありがとうございます。

では、官房長官はご退席。

聞いていただいてありがとうございました。

よろしくお願いします。

続きまして、各大臣も大丈夫ですので、今度は厚生労働委員会委員長に質問をしたいと思うので、よろしくお願いします。

では、両大臣はご退席されて結構です。

一言、小野田大臣から決意を伺えればと思うので、よろしくお願いします。

小野田国務大臣。

答弁者 小野田大臣

本当にそれぞれの技術者の皆様がさらなる高度なものを作ってくれるように頑張っておりますので、政府としてもしっかりとサポートしてまいりたいと思います。

よろしくお願いします。

では、ご退席されて結構です。

大島君。

質疑者 大島敦

ありがとうございます。

ありがとうございます。

委員長とは、前は経済産業委員会でもご指導させていただいてありがとうございます。

今年の1月から、中小住宅取引適正化法が施行になって、これは与野党ともに修正をして、4月を1月に変えたということで、今週、地元の製造業の会社2社、1社は従業員数としては30人に満たない会社、もう1社は10人に満たない会社を訪問しまして、伺いました。

今回手形が廃止されていますよね。

手形が廃止されておりますので、1社の方が手形が廃止されたので、60日しか待たずにすぐに振り込んでいただいたということを感謝をしておりまして、最初から振り込めるだけの余力があったら手形使わなければよかったのにと思ったんですけど、サラリーマンの購買担当としては、できるだけ60日間の低金利であっても金利を稼ぎたいので、わざわざ60日後に手形を出していたのかなと認識をいたしまして。

もう一つは今回、価格交渉とかにおいて、様々な交渉ごとにおいて、発注先に対して、あるこれ聞けるようになってますよね。

どうしてこの価格交渉に応じていただけないか等の。

ですから今後、私まだ2社しか訪問してないので、大きな会社は、今回中小住宅取引適正化法が施行される前だっても、一昨年ぐらいから、去年もそうですけど、応じていただけました。

大きな一部上場企業の会社は。

ただ、受発注の構造が重層的で、その重層的の一番深いところ、ティア3、ティア4、ティア5になってくると、なかなか難しいかもしれないので、その点について、今後、しっかりと聞き取り調査を行ってほしいことと、私が伺った小さな10人以下の会社の経営者の方も、後で電話して、こういうことになっているということを申し上げたそうなので。

平将明 (自由民主党・無所属の会) 26発言 ▶ 動画
質疑者 平将明

相談窓口の充実もぜひお願いをいたします。

委員長 山下貴司

公正取引委員会委員長。

政府参考人 公正取引委員会委員長

お答え申し上げます。

委員御指摘のとおり、本年1月1日に施行された改正した下請法、いわゆるフリーランス新法では、新たに協議に応じない一方的な代金決定や手形払いの禁止等が盛り込まれました。

その効果として、公正取引委員会と中小企業庁が実施したヒアリングでは、事業者の方々から資金繰りが改善した、価格交渉が進んだなどの声もいただいているところでございますが、公正取引委員会では、労務費転嫁指示の重視状況等の価格転嫁の状況を把握するための書面調査を毎年実施、同調査に基づき、違反行為の未然防止の観点から、注意喚起の文書等を行っているところであり、今後もこのような特別調査を継続していくこととしておりますし、様々な申告も受け付けることによって、実態をしっかりと把握した上で、引き続き、違反行為には厳正に対処するとともに、周知広報の取組を進めることで、適切な価格転嫁や取引の適正化が図られるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

委員長 山下貴司

大島君。

質疑者 大島敦

この中小住宅取引適正化法はあくまで受発注の構造があったときのみなので、私の地元の柿農家の方、なかなかホームセンター側の価格交渉大変だと言うんですよ。

今日はこれからもう時間がないので、ぜひ次回に御答弁いただきたいんですけれども、独占禁止法の中でも、独占法の中でも、独占法の中では今回の取引法は特別法的な扱いなので、独禁法の中でもガイドラインを出していただいて価格交渉、小さな柿農家も含めて価格交渉ができるような体制を整えていただければと思いますので、時間となりましたので大島の質問はここで終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

次に平将明君。

質疑者 平将明

自由民主党の平将明です。

よろしくお願いします。

先ほど大島先生からクロード・ミトスの話をしていただきましたので、これは結構危機的な状況だと思いますので、今日は皆さんと私の危機感と、あと解決の方向性を共有したいと思います。

私の配慮で今日大臣呼んでいませんけど、皆さん今日のことは確実に大臣に伝えてですね、できるだけ早く取り組んでいただきたいと、そのように思います。

まずサイバーセキュリティでありますが、日本のサイバー安全保障、サイバーセキュリティの分野においては、昨年サイバー対処能力強化法、私、担当大臣でありましたが、成立をすることができ、さらに内閣官房に国家サイバー統括室をつくって、今、まさにその能力の構築で、さらに私からは同盟国、同志国との連携ということをお願いをしていると思いますが、これ、法律ができてから今日まで順調に進んでいるのかどうか、そのへんについて、政府から御報告をお願いします。

委員長 山下貴司

内閣官房政務大臣内閣審議官。

政府参考人 内閣審議官

お答えいたします。

サイバー対処能力強化法及び等整備法につきましては、昨年5月に公布され、これまでに内閣サイバー管の設置、サイバーセキュリティ戦略本部の改装、機能強化などの規定の施行のほか、昨年12月に官民連携の強化や、通信情報の利用に係る基本方針を閣議決定いたしまして、本年4月1日にはサイバー通信情報管理委員会が設置されております。

政府におきまして、その事務を着実に遂行してきているところでございます。

現在、本年10月1日から施行します官民連携の強化や警察・自衛隊によるアクセス無害化措置のほか、来年秋までの通信情報の利用の施行に向けまして、組織体制の整備やシステムの導入などに取り組んでおりまして、引き続き、我が国のサイバー対処能力の強化に万全を期してまいります。

質疑者 平将明

この法律をつくったときは、一番の我々の問題意識は、リビングオフザランド攻撃にどう対処するかと。

DDoS攻撃とかランサムウェアとかあるんですが、要はサーバーに侵入をして、侵入した痕跡を消して、いつでもサーバーを乗っ取れたり、侵入できる状況においてある。

戦争においても、ウクライナの鉄道のサーバーに侵入して、その痕跡を消していたという事例がありました。

ここのリビングオフザランド攻撃に対する対処能力は、これからどんどん上がっていくと思うんですが、私も担当大臣をやっていて、3つぐらい大きな課題が残っているだろうというふうに思っていました。

それは1つは、いわゆる重要インフラ以外の大企業や中小企業への対応。

さらには認知戦に対する対応。

さらにはいよいよ攻撃者がAIになってくる。

これも何度かこの予算委員会でも内閣委員会でも私指摘していますが、昨年私大臣でそこの答弁席に立ってた時は、今後AIが攻撃してくると言っていたら、もう既に今回のアンソロピックのいわゆるミトスでは、もうAIがそういう攻撃、しかもさらに高度な攻撃をしてくる時代に突入をしたと。

もっと深刻なのは、米国やそういった政府よりもですね、大国よりも、1企業がそのサイバー攻撃能力においてですね、もうすでに上回っていると、そういう事象が生まれてきたということであります。

米国アンソロピックのクロード・ミストツーは、自立型AI、数千件の脆弱性を瞬時に特定をし、攻撃を自動実行する。

これはサイバー空間の非対称性を決定的に悪化させるわけですね。

国家の根幹を揺るがす脅威であると思います。

ある意味有事と言ってもいいと思います。

米国はプロジェクトグラスウィングというプロジェクトを発足させ、AIによる自動修復体制の構築を急いでいるということでありますが、米国は財務長官が金融官を呼んで、そして民間企業とともに、民間企業主導ですけれども、アンソロピックも入って、プロジェクトグラスウィングを立ち上げたということであります。

先ほど大島先生も言っていましたが、金融はもう一刻の猶予もないと思うし、併せて重要インフラ事業者も守っていかなければいけないんだと思います。

まずは、米国中国の動きを見れば金融分野、極めて重要だと思いますが、今現状金融庁はどういう認識をしているのか、答弁をお願いします。

委員長 山下貴司

金融庁大木参事官。

政府参考人 大木参事官

お答え申し上げます。

AI技術が急速に進展する中、サイバー攻撃にAIが活用されることで、攻撃のスピード、規模が劇的に加速、拡大するなど、サイバーセキュリティをめぐる脅威が高まっているところと認識をしてございます。

本件につきましては、片山財務金融担当大臣が、先般、米国出張中に各国の財務大臣や中銀総裁と意見交換されたところでございまして、その結果も踏まえ、金融庁に対してしっかりと対応するよう、御指示をいただいているところでございます。

金融庁といたしましては、本件への対応といたしまして、まさに本日でございますが、午後に3メガバンク、日本取引所グループ及び日本銀行などの関係者にお集まりをいただきまして、アンソロピック社による新AIモデルの開発を含め、AIの進展が今後もたらし得る変化や、金融分野における対応についての認識共有等を目的とする官民連携会議を開催する予定でございます。

今後とも関係省庁や金融機関等と緊密に連携をしながら、必要な対応を適時適切に検討、これを実施してまいりたいとこのように考えているところでございます。

委員長 山下貴司

平君。

質疑者 平将明

意見交換をしていると聞いています。

今日3メガ、日銀入れて、これについてのいわゆる協議をすることになると思うんですが、ぜひ迅速に進めていただきたいと思いますし、米国のプロジェクトグラスウィングというのは民間企業主導なんですが、やはり日本はある程度金融庁が舵を取ってやる必要があるんだろうと思います。

その上で金融庁だけではできませんので、いわゆる国家サイバー統括室、NISCと、あとAIセーフティインスティテュートとしっかり連携をしながら、日本にあった日本版のプロジェクトグラスウィングを組成をし、とにかく早めに国民に対して不安の解消、また金融機関に対するいわゆる脆弱性の診断とパッチを当てる作業。

さらには日本の金融機関ってすごいレイヤー構造になっているので、メガだけ抑えればいいという話ではないので、そこに対する配慮も必要なんだと思いますので、金融庁よろしくお願いをいたします。

AIセーフティインスティテュートというのをつくったんですよね。

これは私が予算委員会で言って、当時の担当大臣は高市大臣でありました。

アジアで、AIセーフティインスティテュートを初めて作った国は日本です。

ですからそういった意味で非常に早く対応したし、今、経産省のIPAの下にAIセーフティインスティテュートがあります。

この問題を発覚したとき、片山さんはワシントンにいたんだけど、AISIの村上昭子所長はロンドンにいてですね、英国のAISIとの連携を取っていたというふうに聞いておりますが、AISIはこの見通す問題、どのように認識をしているのか、お伺いしたいと思います。

委員長 山下貴司

はい。

政党科学技術イノベーション推進事務局審議官。

政府参考人 政党科学技術イノベーション推進事務局審議官

お答え申し上げます。

AIセーフティインスティテュート、AISIと呼んでございますが、におきましても、この件への対応の重要性は認識をしておりまして、情報収集等を積極的に行っているところでございます。

具体的に何をやっているか、詳細をつまびらかにすることは差し控えたいと思いますけれども、例えばですね、日本のAISIは、このクロードミトスの評価に関しまして、イギリスのAISIとの情報交換を進めてきているところでございます。

今後ともですね、国家サイバー統括室を始めといたします関係省庁と密接に連携しながら、本件に係る対応を適切かつ迅速に進めてまいりたいと考えてございます。

委員長 山下貴司

平君。

質疑者 平将明

このAISIもチャットGPTが出てきてから、世界でAIサミットがパリとかロンドンで開かれる中で、我々はAIセーフティインスティテュートというのを作りましたが、英国は多分3ヶ月ぐらい早かったと思います。

AIセーフティインスティテュートを作ったんですが、これはAIの安全性の評価のみならず、これは安全保障の問題だということになって、実は英国はですね、AIセーフティインスティテュートから、AIセーフティインスティテュートというとおり名前を変えているんですよね。

なので、これはまさにサイバー安全保障そのものでありますので、自民党から提言も出させていただいていますが、まずはACの機能強化、あと人員の拡充、あと給料の上限の問題がありましたので、自民党から提言をして、そこは解決をさせていただきましたので、ホワイトハッカーを積極的に採用していただきたいというふうに思います。

さらには外国のACとの連携をするためには、内閣総理大臣、先ほど私は大臣時代に法律を担当させていただいてできたNISC、国家サイバーセキュリティセンターでありますが、当然これは金融だけじゃなくて、重要インフラ事業者全体の問題にもなるわけで、その重要インフラ事業者のサーバーを守るのはまさにNISCの本来業務だというふうに思うんですね。

なので、このNISCが今回のこのクロード・ミトスの問題をどう評価しているのか、現状認識を教えてください。

委員長 山下貴司

はい、関内内閣審議官。

政府参考人 関内内閣審議官

AI技術は急速に進展、普及してございまして、サイバー攻撃にAIが活用されることで、攻撃のスピード、規模が劇的に増加するなど、サイバーセキュリティにおける新たな脅威に直面している状況だと認識してございます。

その上で、委員からご指摘ございます、アンソロピック社のクロード・ミトスプレビューをはじめとするフロンティアAIモデルによる脆弱性の発見、修正などのサイバーセキュリティ性能の急速な向上に関しましては、これに備えて重要インフラ事業者や製品ベンダー等の迅速な対応を促していくことが非常に重要であると考えてございます。

こうした対応につきまして、私どもも欧州各国と意見交換を行ってございますけれども、各国も悩みながらその対応を検討しているところと承知しております。

こうした中、英国の関係当局は、セキュリティアップデートの適用などの基本的なサイバーセキュリティ対策の実施が重要である旨の注意喚起を公表いたしております。

私どもといたしましても、この点は非常に重要であると考えてございまして、関係省庁と連携をしながら、重要インフラ事業者等への対応を早急に検討してまいります。

また、委員ご指摘のございましたサイバーセキュリティ性能の高いAIモデルへの対応に関しましては、AIを活用したサイバー対処能力強化の観点から、米国のビッグテックを含めまして、関係企業と情報交換等をしていることは事実でございます。

こうしたやりとりの内容は、我が国のサイバー安全保障に関わる問題でございますけれども、これを踏まえまして、政府としてできることをしっかりと行うべく検討を進めてまいります。

委員長 山下貴司

平将明君。

質疑者 平将明

米国のプロジェクトグラスウィングは、要はまず金融が危ないということで、アンソロピックのミトスを使って既存の金融機関のサーバーの脆弱性を診断して、そこに脆弱性があればパッチを当てていくというプロジェクトなんですね。

それでそこのプロジェクトにはAWS、Amazonとかマイクロソフトとかかなり大手が入ってきて、多分それはプロジェクトグラスウィングでパッチは当てられると思うんですが、日本の重要インフラ事業者は、AWSとかじゃない場合がありますよね。

いわゆる富士通とかNTTとかNECとか、それがプロジェクトグラスウィングには入っていないんですね。

なので日本独自の問題っていうのがあるんで、全く真似をすればいいっていうものではないですね。

さらに言うと、民間主導ではなくてある程度所管官庁が責任を持って最先端のAIを使って評価をさせ、パッチを当てるということを迅速にやらなければいけない。

だから今各国政府悩んでいるんだけど、米国はとりあえずアンソロピックでやりましょうと決めたんです。

ただここで問題は、アンソロピックは結構やらかすというか、こんなのできちゃいましたのでローンチ遅らせます、それでパッチ当てますと言うんだけど、今までも結構アンソロピックは中国系のハッカーに乗っ取られて、ガードレール外されて攻撃に使われるとか、結構あるんですね。

で、この問題は、私、アンソロピックだけじゃないと思うんですよ。

アンソロピックもオープンAIもグーグルも。

なので月曜日の自民党の私のサイバーセキュリティ本部では、オープンAIもグーグルも呼びました。

なので、これは今後も起きてくる。

それはもしアンソロピックに限らないという、この連続的に多分こういう事象が起きてく時に、毎回あたふたしないで、ちゃんと対応する仕組みを作っておかなきゃいけないと思うし。

あとAIの進化が激しいんで、この連続的な事象が想定されるんだけど、非連続的な攻撃も出てくるわけですよね。

なので、これアンソロピックとだけやっていても良くないと思っていて、これはだからアンソロピック、オープンAI、あとはグーグル、多分マイクロソフトなんかも入るんだと思いますが、そういう全体的なAIの事業者も入れる。

さらには先ほど申し上げた日本独自のいわゆるオンプレサーバーとかレガシーシステムみたいなものの対応も考えていく必要があるんだろうというふうに思います。

そこで私の提案は、まずは金融分野から始める。

それは米国はプロジェクトグラスウィングだけど、日本版プロジェクトグラスウィング。

しかしながら、ここはちゃんと金融庁が責任を持ってやり切る。

片山財務大臣が責任を持ってやりきる。

そしてNISCとICがしっかり連携をするというのが一つ。

さらには重要インフラ事業者は守るために、日本版の拡大版のプロジェクトグラスウィングを組成する。

その上でビッグテックAIは入ってもらい、日本の事業者も入ってもらい、早急に特に重要インフラ事業者は脆弱性診断をしてパッチを当てる。

あとは今後こういうような問題が出てきた際にはですね、そのチームでちゃんと対応ができるようにすると。

その時の司令塔はNISCだと思いますよ。

間違いなく。

それはNISC。

なので今直近にある問題の金融についてのトラックと、この全体的な日本のサイバーセキュリティ、AIの攻撃に対する強靭性を増すという2トラックを同時に走らせていく必要があるんだと思います。

その際にやっぱり政治家の役割は見えちゃうんですよね。

これ経産省の所管だからとか、これAIだからICだよねとか、これサイバー安全保障だからNISCだよね。

ここパチッと仕切って明確に指示を出す、その何ていうのかな、総合調整機能と、あとは政治家のリーダーシップが必要だと思います。

今日はあえて尾崎官房副長官に指名で来ていただきましたので、そのへんの決意も含めてお願いをいたします。

委員長 山下貴司

尾崎内閣官房副長官。

答弁者 尾崎官房副長官

お答えをいたします。

AI技術が急速に進展普及する中でのサイバーセキュリティ上の新たな脅威への対応は、政府としての喫緊の課題であり、緊張感を持って対応していく必要があると、そのように考えております。

英国の関係当局は、脆弱性の発見修正等のサイバーセキュリティ性能の急速な向上に備えて、基本的なサイバーセキュリティ対策の実施等を促す注意喚起を公表しております。

こうした諸外国の取組も参考にしつつ、関係省庁一体となって、重要インフラ事業者等への対応を早急に検討してまいりたいと考えております。

また、脆弱性の発見修正等に関する対応に関しましても、米国ビッグテック等との情報交換も含め、政府としてできることをしっかり行うべく、検討を進めてまいりたいと考えております。

このように、重要インフラ事業者等への対応と、脆弱性の発見修正等の取組の双方の観点から、政府全体での一体となった取組の具体化を、緊張感を持って早急に進めてまいりたいと、そのように考えております。

委員長 山下貴司

平将明君。

質疑者 平将明

サイバー対処能力強化法を作るときに、かなり英国、あとオーストラリアの協力を得ました。

その後、私、大臣時代に両国にお邪魔をして、サイバー安全保障分野での連携を強化するということで、そのときから、このAIの脅威については話をしているので、今、特にオーストラリア、英国との連携は非常にうまくいっていると思います。

さらには米国のAIの事業者、最先端のいわゆるアンソロピック、オープンAI社、グーグルも、自民党が主導してAIの政策をつくってきたこともあり、またレギュレーションもEUみたいなハードローでガチガチに固めないということの中で、実は自民党はこれらの3社とものすごくいい関係をつくっています。

なので、実は今回のクロードの件も、国によっては情報がほとんど得られないというような事象が起きている中で、実は我が国はかなり的確に情報を収集をすることができ、さらにはそういったAI事業者とも連携ができているところであります。

そういうこともあるので、同盟国、同志国、さらには各国のAI、ビッグテックと連携をして、やはり日本型の解決のスキームを出すと。

それがまた世界のこの問題に対する対応、さらには今後起きてくるAIの事象に対して、大事なのは私、プロジェクトに名前を付けることだと思うんですよね。

米国はプロジェクトグラスウィング。

分かりやすいですね。

日本は何となくやってるんだけど、あんまりこのプロジェクト何とかってやらないんで、野党の皆さんから何もやってないんじゃないかと。

うるま譲司 (日本維新の会) 28発言 ▶ 動画
質疑者 うるま譲司

皆さんも政府は大丈夫かとなるので、ぜひ名前をつけてやっていただきたいとそのように思います。

この分野は本来サイバー安全保障の担当大臣、また政務三役のところだというふうに思います。

それで非常に早いので進化も早いし、次から次へと新たな事象が起きるので、政府はここはやはりアンテナ高くやっていただく必要があると思います。

そういった意味でですね。

一番政務三役の中でデジタルに精通をしている大臣政務官に来ていただきましたが、ぜひ政府はその部署として、サイバー安全保障担当部局の政務として、今後も情報収集に努めて、早い段階で処方箋を出して対応をしていただきたいと、政府を指導していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁者 大臣政務官

大臣政務官、お答えいたします。

フロンティアAIモデルによる脆弱性の発見修正といったサイバーセキュリティ性能の急速な向上に備えた対応は、まさに委員御指摘のとおり、我が国のサイバー安全保障の確保の観点からも重要であり、国家サイバー統括室を中心に各関係省庁とも連携しながら緊張感を持って対応していく必要があると思います。

対応の内容については先ほど政府参考人が答弁をしたとおりですけれども、委員がおっしゃるように政治家もしっかりとアンテナを高くしていく必要がございますので、担当政務として私自身リーダーシップを発揮して、国家サイバー統括室の司令塔機能を発揮し、重要インフラ事業者への対応と脆弱性の発見修正等の取組の双方の観点から、政府全体での取組の具体化を早急に進めてまいります。

委員の御配慮へ大臣同席をしておりませんが、きちんと情報共有をさせていただきたいと思います。

質疑者 うるま譲司

田中君。

繰り返しですが、金融においては日本版グラスウィングをつくる。

これは金融省が責任を持って、片山大臣が責任を持ってやる。

もう一つは重要インフラを守る、全体のエコシステムを守るためにNCOがヘッドで、日本版の拡大版のグラスウィングをつくっていくということをお願いをして質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)次に、うるま譲司君。

うるま譲司君。

質疑者 うるま譲司

日本維新の会のうるま譲司です。

まずは公共インフラにおける官民連携、PPP、PFIについてお伺いいたしたいと思います。

今後、地方自治体の担うインフラ事業では、金利上昇による支払利息の増加による利益圧迫であったり、高度成長期の大量整備の一斉更新が問題になると見ておりまして、抜本的な経営改革を促すことも重要と考えますが、単なるコストカットではなく、民間のノウハウによって、事業そのものの収益性を高め、財政負担を抑制するような手立てとして、どのようなものがあるのか、政府の見解をお伺いいたします。

政府参考人 鈴木民間資金等活用事業推進室長

鈴木民間資金等活用事業推進室長、お答え申し上げます。

インフラ事業等の経営改善のためには、PFIや指定管理者制度をはじめとする民間事業者との連携のほか、独立行政法人化、自治体間の広域連携、デジタル技術の活用など、さまざまな取組が考えられる。

内閣総理大臣各地で行われるところでございまして、こうした取組の普及促進に努めてまいりたいと考えてございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)はい。

うるま君。

質疑者 うるま譲司

はい。

委員長。

同時に自治体では技術者不足も深刻になっておりまして、自治体単独で経営改革を進めるのには限界があるのではないかと見ております。

他方でいわゆる仕様発注と呼ばれる行政側がコストと業務内容を一方的に決める委託方式だけではこの難局を乗り切るのは不十分ではないかと思っております。

行政が何をどうやるかまで決める従来の仕様発注のような手法から民間の創意工夫を最大限に引き出す性能発注への転換を国として強力に後押しすべきではないかと思いますがいかがでしょうか。

政府参考人 鈴木民間資金等活用事業推進室長

鈴木室長、お答え申し上げます。

施設整備等の要求水準を示し、達成方法を民間事業者に委ねる性能発注は、民間事業者の自由度が高まり、創意工夫やノウハウの活用がしやすくなることで質の高い公共サービスを提供できるメリットがあると考えてございます。

一方で施設の設計や使用する資材等を指定する仕様発注は公共が必要とする施設やサービスの使用が明確な場合に特に有効ではございますが、事業の規模や対応等を踏まえまして民間の創意工夫を活用する方がより有利であるというふうに考えられる場合には、やはり性能発注を基本とするPFI等を優先的に検討する必要があると考えております。

このため政府におきましては公共施設の整備に当たりましてPFI等の

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)委員長。

はい。

うるま君。

質疑者 うるま譲司

はい。

その上で、水の官民連携、いわゆるウォーターPPPで国交省が推進しているような取組は、先進的であると考えております。

具体的にどのような成果が上がっていると見ているのか、伺いたいと思います。

特に、複数の市町村が広域で連携したり、下水道と浄水道セットで民間に委託したりすることで生まれたスケールメリットによる効率化の成果についてお伺いしたいです。

政府参考人 松原大臣官房審議官

国土交通省松原大臣官房審議官、お答え申し上げます。

水の官民連携は施設の維持管理と改築を長期かつ一体的に進められるため、地方公共団体、民間双方にとって事務負担が軽減されます。

また、老朽化対策の効果的な実施やデジタル技術などの活用といった民間の創意工夫やノウハウ、専門人材の活用による効率的な事業運営、民間企業の雇用創出にも寄与すると考えております。

加えて、水道、下水道、工業用水道が一体となって委託されている宮城県の事例では、下水道の維持管理を行う人材が近隣の水道施設も担当するなど、3つの事業で別々に配置されていた人材の一体的な活用や監視制御機器の一体化による業務の効率化などが挙げられております。

また本年4月からは河内長野市と大阪狭山市において、全国で初めての広域型の共同発注による水の管理連携が新たにスタートしたところでございます。

国土交通省といたしましては、水の官民連携の推進が、上下水道の持続性の向上や強靭化につながるよう、しっかり取り組んでまいります。

質疑者 うるま譲司

うるま君。

はい。

水の官民連携では、長期契約、性能発注、維持管理と更新の一体マネジメント、そしてプロフィットシェアの4つの要素を要件とすることにより、効率的な維持管理、更新や、事務負担の軽減等を実現しております。

こういったことを他のインフラにおいてもしっかり展開してPPP、PFIの導入を推進していく必要があると考えますが、政府の認識をお伺いいたします。

政府参考人 鈴木民間資金等活用事業推進室長

内閣府室長。

お答え申し上げます。

事業手法の決定に当たりましては、公共施設等の管理者が客観的な評価を行い、これに基づき経済的、社会的に最適な事業手法が選択されることが適当であると認識をしてございます。

事業の手法の一つとして、水の官民連携で用いられている手法が有効な場合も数多くあると考えられますが、他の分野でPPP、PFIを展開していく際には、各分野の事情やこれまでの取組状況とも踏まえまして、最も効果的な手法を採用することが適切であると考えられます。

いずれにいたしましても、さまざまな分野で、より広くPPP、PFIの効果的な活用が推進されるよう取り組んでまいりたいと考えてございます。

質疑者 うるま譲司

うるま君。

池田市と豊中市でして、大阪国際空港のあるところであります。

大阪国際空港は関西国際空港と、2011年PFI法が制定されてからコンセッションが行われまして、そこから大阪国際空港は本当に大きく変わりまして、単なる飛行機に乗るための空港というところから、おしゃれなレストランであったり子どもの遊び場みたいなところがありまして、飛行機に乗る目的以外の目的でおいしいものを食べに行ったりだとか、子どもを遊びに連れて行ったりだとかで空港を利用しているような状況です。

そういったことをぜひ多くの公共インフラにおいて進めていただきたいと思うんですが、これ大阪で進めるにあたって、実は一番ネックとなっておりましたのが、大阪国際空港の空港と駐車場、空港のビルと駐車場を管理しているのが、実は大阪府の外郭団体でありまして、そことの調整が非常に時間がかかったというか、大変であったという経緯があります。

このように首長自体に強い意欲があっても、役所組織や外郭団体との調整により、官民連携が頓挫していたり、停滞するケースも多くあると思うんですけれども、国は今後そういった自治体に対して、どういった伴走的な支援を考えているのか、お伺いしたいと思います。

政府参考人 鈴木民間資金等活用事業推進室長

内閣府室長。

お答え申し上げます。

現場の課題は非常に様々であるというふうに認識をしてございますが、PPP、PFI事業の一層の普及のためには、まずはその効果や具体的な手法等について十分な知識を備えていただくことが必要ではないかと考えてございます。

内閣府におきましては、全国各地に行政、金融機関、民間事業者等の関係者が集い、ノウハウの習得や情報の交換等を行う場として、地域プラットフォームの形成運営を支援しているところでございます。

また、PPP、PFI事業に取り組む自治体等を支援するため、専門的知見、ノウハウ、

質疑者 うるま譲司

大阪国際空港と関西国際空港のコンセッションにあたっては、そういう外郭団体の会社をなくしてしまうような手続きが大阪府議会で必要だったんですけれども、それをするにあたって大阪府議会では、やはりその直前に議員の皆さんが議員定数削減であったり議員報酬のカットみたいな身を切る改革をやったことで、府民の皆さんから理解を得ながら、会社を消された人たちは多分理解はしていないと思いますけれども、できたというところもちょっと言及させていただきたいと思います。

関空と板見のコンセッションにあたっては、オリックス社がフランスのヴァンシ・エアポートとタッグを組んでやっているところであります。

これは単なる資金調達だけではなく、世界的に大きなPPPの会社であるヴァンシ・エアポートから、運営ノウハウをオリックスが吸収するという戦略的側面もあると聞いております。

日本のインフラを日本の企業が担い、さらには海外へ展開していくためには、国内企業のPPP習熟度を底上げすることが必要だと思っております。

その上で、我が国におけるPPPをどのように推進していくかということについて、改めてお伺いしたいと思います。

政府参考人 鈴木民間資金等活用事業推進室長

じゃあまず鈴木室長。

お答え申し上げます。

諸外国においても公共サービスにおける官民連携が広く普及していると承知してございまして、これらの国における手法を学ぶことは国内企業の知見を高める上でも有効であると考えてございます。

また新興国、途上国においてPPPの期待が高まってございまして、モンゴルの空港コンセッション事業やカンボジアの水道事業など、日本の国内企業が参入されているものも出てきているところと承知をしてございます。

このような官民連携事業に精通した民間企業が増えるよう、政府の目標や関連施策等を定めましたアクションプランに基づきまして、さまざまな施策を推進することで、PPP事業の普及促進に努めてまいりたいと考えてございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)うるま君。

うるま譲司(日本維新の会)

質疑者 うるま譲司

はい。

PFIや官民連携については、地方自治体や住民に正しい情報を伝え、正しく使いこなしてもらうことが重要だと思いますが、どのような対応をしているかということについてお伺いしたいと思います。

また、公共の関与や監視が継続される仕組みをわかりやすく伝え、国民の理解を得ることこそが重要だと考えますが、木原大臣のご所見をお伺いいたします。

答弁者 木原稔

木原稔(内閣官房長官)うるま委員をはじめ、維新の議員の皆様には、このPFIを活用して、この民間の活力を生かして、様々な仕組みを変えていったり、進めていったり、その熱意を日頃伺っております。

ご指摘のようにPPP、PFIの推進に当たりまして、公共の役割について分かりやすく周知し、国民の理解を得ることは大変重要だと認識しております。

我が国のPFI事業は、公共が事業期間全般にわたって、民間の事業者の運営をモニタリングし、事業の最終的な責任を負うものでありまして、民間に任せきりにするものではありません。

例えば、利用料金を民間が徴収する場合でも、上限幅などを国や地方公共団体が定め、公共と民間が役割を分担しつつ、効果的な事業運営を図るものでございます。

この点について、これまでも各種セミナーの開催や、地方公共団体が設置する地域プラットフォーム等の場を活用して、丁寧に説明を行ってまいりました。

また、内閣府のホームページにおいて広く周知しておりまして、民間の資金や創意工夫を適切に活用することによる効果と合わせて、より一層の周知に努めてまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)うるま君。

うるま譲司(日本維新の会)

質疑者 うるま譲司

はい。

ぜひよろしくお願いいたします。

コンセッションでも定期的に公共の監視だったり、そういった審査が行われて、それがわかりやすく国民、府民の皆さんに説明されているところであります。

ぜひよろしくお願いいたします。

続きまして、大阪・関西万博についてお伺いしたいと思います。

大阪・関西万博ですね。

一過性のイベントとして終わらせるのではなくて、これを世界と共有した新しい技術や価値観を、これから日本や世界のために使っていくことが重要だと思っております。

昨年の万博では、人類共通の課題について話し合う場として、テーマウィークというものが設定されておりました。

世界平和であったり、サステナビリティだったり、そういったことに関して、世界の皆さんと一緒に話し合う場というものがあったということであります。

その成果と今後の展開についてお伺いしたいと思います。

経済産業省の官房審議官。

赤澤亮正(経済産業大臣)お答えいたします。

昨年開催されました大阪・関西万博では、前回のドバイ万博に引き続きまして、今、ご指摘のありましたテーマウィークが実施されまして、人類共通の課題として8つのテーマ、具体的に申し上げますと、未来のコミュニティとモビリティ、食と暮らしの未来、健康とウェルビーイング、平和と人権といった8つのテーマが設定されまして、これと関連するさまざまな会議やイベントが行われたところでございます。

具体的な実績申し上げますと、この会期を通じまして、合計429回のプログラムが実施されまして、国内外の最先端の有識者を含む2653名の方々が登壇されました。

リアル、バーチャル含めて約700万人の参加をいただきまして、多様な価値観についての活発な対話がなされたものと承知しております。

今、委員のご指摘ありましたように、こうした成果を一過性のものとはしないように、レガシーとして継承していくことが大変重要でございます。

そのため、現在、経済産業大臣のもとに、昨年12月に設置をいたしました成果検証委員会におきまして、レガシー展開の取り組みについて議論が進められております。

来週の27日に報告書案が審議される予定となってございます。

これまでの議論では、万博の理念の継承につきまして、方向性が示されておりますけれども、具体的には、例えば万博を契機として、新たな理念や価値を創造した活動を一過性のものとはせず、さらにアップデートを加えながら継続していくこと。

子どもたちなどの将来世代や来場することができなかった方々にも、そうした活動を体験していただける機会をつくっていくこと。

横浜グリーンエクスポ、ベオグラード博、リヤド博といった、次期以降の万博にも理念を引き継いで、国際的に発信をしていくこと。

こういった方向性が示されているところでございます。

引き続き開催地の大阪・関西をはじめとして、関係者の皆様ともしっかりと連携をして取り組んでまいります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)うるま君。

うるま譲司(日本維新の会)

質疑者 うるま譲司

ありがとうございます。

テーマウィークで世界と共有した価値観であったり、議論したことについて、これを会場に来ていない子どもたちだったり、そういった人たちにもこれから共有していく。

これは日本のために非常に重要なことだと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

次にですね、万博会場で今建設も始まっておりますIRについてお伺いしたいと思います。

IRのですね、文化芸術、スポーツの振興についてお伺いしたいと思います。

文化や芸術、スポーツの発展には、これまで世界の歴史を振り返ってみると、パトロンの存在というものが不可欠であったと思っております。

ルネッサンスの時期であればメディチ家であったり、アメリカであればカーネギーホールはカーネギー財団が支えているということでありまして、強力なお金の出し手が文化やスポーツ、芸術の振興につながっていると思っております。

現代においては、このIRにおいては、カジノの乗客、お金を持っているお客さんが、あらゆる興行のチケットを買ってくれたりするので、いろんな文化だったりスポーツだったり芸術の興行が開きやすいという側面があります。

例えば、ラスベガスでは、本当にファイトマネーが数百億円のプロボクシングの試合があったりとか、そういうこともあったりとか、カジノのクラブのところでは、世界の有名なアーティストが毎晩のようにコンサートを開いている。

これもカジノのいわゆる乗客のような人たち、お金を持っているお客さんが必ずいい席を買ってくれるからできるようなことだと思っております。

現代における文化芸術スポーツのパトロンのような存在がIRだと思っているんですけれども、その点政府にお伺いしたいと思います。

観光庁田中審議官。

観光庁田中審議官

政府参考人 田中審議官

お答え申し上げます。

我が国のIRは、カジノだけでなく、MICE施設、ホテル、家族で楽しめるエンターテインメント施設、伝統文化や芸術などの日本ならではの魅力の発信や、国内各地への送客を図る施設などが一体となって整備され、国内外から多くの観光客を呼び込む滞在型観光の拠点となるものであります。

また、IR整備法では、IR事業者からの納付金収入、これはカジノの収益の30%でございますが、この納付金につきまして、観光振興のほか、地域経済の振興、社会福祉の増進、文化芸術の振興などに関する各施策に充てることとされています。

このため、IRの整備につきましては、主に観光立国の実現に向けた施策である一方で、委員ご指摘の文化芸術やスポーツの振興についても、IR施設自体が大いに貢献するとともに、IR事業者からの納付金収入を活用したさまざまな関連施策が実施されることが期待されるものでございます。

その上で大阪のIR区域整備計画におきましては、IR事業者におきまして、カジノの事業の収益をIR施設の魅力向上やコンテンツの追加などに再投資していくとともに、大阪府市の納付金等の具体的な使途につきましても、文化芸術の振興に関する施策が明記されているところでございます。

国土交通省といたしましては、委員ご指摘のIRを通じた文化芸術やスポーツの振興の観点も含めまして、引き続き大阪IRの区域整備計画の実施状況について十分確認してまいります。

以上でございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)はい。

うるま君。

うるま譲司(日本維新の会)

質疑者 うるま譲司

はい。

私自身もIRを通じて文化、スポーツ、芸術の振興にしっかり努めてまいりたいと思います。

過去、IRをめぐる汚職事件というものもありました。

公職者が逮捕され、国民の信頼を大きく損ねた経緯があります。

IR事業は莫大な利権が絡むため、行政と事業者、公職者の接触には極めて高い透明性が求められます。

大阪府市のIR推進局においては、特に公職者等から特定の事業者に関わる要望、いわゆる口利きを受けた場合は、記録を作成するとともに、3ヶ月ごとにインターネットで公開するという、徹底した透明化の仕組みを運用しているところであります。

一方で、国においても接触ルールを定めていると聞いております。

長妻昭 (中道改革連合・無所属) 54発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

田中官公長審議官。

政府参考人 田中官公長

お答え申し上げます。

このため、IR整備法の基本方針におきましては、IR事業者などと接触するにあたり、面談は原則として庁内において複数の職員等により対応すること、面談において特定のIR事業者が不当に有利または不利になることにつながる行為をしないこと、面談の記録を作成し一定の期間保存することなどの内容を盛り込んだ接触ルールを関係省庁において策定するよう求めており、この方針に基づきまして、IR推進本部、国土交通省及びカジノ管理委員会において具体的な接触ルールが策定されております。

また、委員御指摘のとおり、大阪府におきましては、公職者等からの特定の事業者に係る要望などを受けた場合には記録を作成し保存するとともに、定期的に公表することとされているものと承知しております。

国におきましては、公職者も含めましてIR事業者等の意向を受けて要望等を行う者については接触ルールの対象といたしまして、面談記録の作成保存や情報公開法に基づく開示請求に対応するということとしておりまして、これによりまして公平性と透明性の確保を図っているところでございます。

委員長 山下貴司

小泉君。

質疑者 小泉進次郎

特に開業後もこういった透明性の確保が必要だと思いますので、しっかりお願いいたしたいと思います。

委員長 山下貴司

それでは時間になりましたので、これで終了させていただきます。

ありがとうございました。

次に長妻昭君。

長妻君。

質疑者 長妻昭

ありがとうございます。

長妻昭です。

よろしくお願いいたします。

今日は国家公務員制度担当の松本大臣も来ていただいております。

非正規雇用についてまず質問させていただきたいと思います。

これ日本の私は最大の問題の1つが雇用の不安定化。

つまり非正規雇用をどんどんどんどんの方図に増やしてしまった。

そしてそういう方々は年とともにお給料上がらずに、老後も大変な今不安に見舞われている。

1990年代に経団連の前身の経済団体が雇用のポートフォリオ論、柔軟型雇用というレポートを出しました。

つまり企業が業績が悪くなったときに人件費が重荷になるから、それをすぐに解雇できる、そういう便利な社員をいっぱい作るということが国際競争力を高めることだと。

そしてまた景気が良くなったらそういう社員をパッと雇うと。

こういうようなことをレポートとして出して、そして自民党が飛びついて労働法制をどんどん緩めていった。

労働法制は岩盤規制だと言った総理大臣もおられます。

それで日本の雇用がこれほどまでに劣化した。

私は戦後の自民党の失政の大きな一つがこの問題だというふうに思っています。

今や働く人の4割が非正規雇用になっておられるということです。

それに実は追随をして国家公務員も非正規雇用をどんどんどんどん増やしている。

例えば省庁によっては半分以上が非正規雇用、契約職員という省庁もありますし、安定雇用を司るハローワークにおいては6割を超える人が非正規公務員、契約職員。

こういう相当雇用が劣化をしているということであります。

そこでまず厚労省にお伺いしますけれども、今、民間に対して正規職員を増やすための施策というのはやっておりますでしょうか。

厚労省大熊大臣官房審議官。

政府参考人 大熊

お答えいたします。

非正規雇用労働者の方々の希望に応じた正社員への転換を推進することは重要であると考えております。

このためパートタイム・有期雇用労働法第13条では、非正規雇用労働者について通常の労働者への転換を推進するために事業主が講じなければならない措置を規定しておりまして、具体的には通常の労働者の募集を行う場合の周知、通常の労働者の配置を新たに行う場合の希望を申し出る機会の付与、一定の資格を有する者を対象とした通常の労働者への転換のための試験制度を設けることなどの措置のうち、いずれかの措置を講じなければならないとされております。

また厚生労働省といたしましては、非正規雇用労働者を正社員に転換した事業主に対するキャリアアップ助成金による支援などを行っておりまして、引き続き非正規雇用労働者の方々の希望に応じた働き方の実現に向けた取組を進めてまいります。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

今、ルール答弁していただいたとおりですね。

民間に対してはあの手この手で非正規雇用から正社員に転換する。

そして正社員を多く採用してほしい。

その比率を高める。

こういう取組を相当に強く働きかけ、法律まであるんですね。

ところが国家公務員や地方公務員、相当非正規比率が民間平均よりも高い部門もたくさんあるわけで、そこは手つかずになっているわけでございます。

これ地方公務員について調べていただきました1ページでありますけれども、これ初めてこういう資料が出るんだと思いますが、最新のものであります。

東京23区の区の職員の中に占める非正規雇用契約職員の比率ですけれども、例えば4割前後になっているのが、相当高い文京区、あるいは荒川区、あるいは葛飾区というものもあります。

これはちょっと統計の取り方がかなり絞って取っているので、私が知っている区の区長さんとお話ししたところ、半分以上がうちはもう非正規職員になっていると、こういうようなこともおっしゃる方がおられるわけですね。

そこで今日総務省来ていただいておりますけれども、この例えば地方公務員総務省における非正規雇用の比率がどんどん上がっておりますし、相当高い自治体によってはありますけれども、こういう公務員の非正規雇用もやはり比率を減らして正規職員を増やすという方針がもちろんありますよね。

総務省ですね。

総務省、加藤自治行政局公務員部長。

政府参考人 加藤

地方公務員としての個々の職員、どのような職員を任用するかにつきましては、各自治体において対象となる職務の内容や責任などに応じて適切な任用制度を選択していただくべきものでございます。

各自治体がこれらの要素を考慮の上、それぞれの責任で必要な行政サービスを提供できる体制を確保していただくことが重要であると考えております。

もっとも、非常勤職員を常勤職員として任用するには、地方公務員法に基づき、採用試験などにより、常勤職員としての能力実証を行う必要がございます。

こうした状況も踏まえまして、総務省では、政法審に基づきまして、能力実証を経た会計年度任用職員の常勤化する事例集を昨年9月に取りまとめまして、各自治体への普及促進などを図っているというところでございます。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

そうすると総務省にお伺いしますが、正規職員を増やすという方針がある。

そしてそれを地方自治体にお願いをしていくということは間違いないですね。

加藤公務員部長。

政府参考人 加藤

正規職員を直ちに増やすというふうなことではございません。

お願いをしているか。

それぞれの団体どのくらいの公務員に定数。

ただ、その中におきまして、常勤職員、会計年度任用職員、非常勤職員の中にも、常勤職員として十分にこなしていける方がいらっしゃる、そういうふうな場合もある。

あるいは会計年度任用職員を雇用する中で、そういう方もいらっしゃるという中で、そういうことにつきましては、能力実証を経た上で公務員化できる、そういうふうな形について普及促進を図っているというところでございます。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

普及促進を図るというのは、だから正規職員を増やすという方針があるのかどうかということなんですよ。

加藤公務員。

私、ないと聞いているんです。

加藤公務員部長。

改革のとおり、何と聞いていただいて。

じゃあ、方針があるのかどうか、ないか。

政府参考人 加藤

方針というふうなことでございますれば、そこまでのものはございません。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

これは、松本国家公務員制度担当大臣に来ていただいておりますけれども、省庁も含めて半分以上が非正規職員の省庁もあるんですね。

民間平均も超えているということで。

そして実は先ほど申し上げた民間に対しては正社員化、正社員を増やしてくださいという法律の中に、29条に国家公務員や地方公務員は除外しますという条文が入っているんですね。

あえて除外をしているわけで。

私はこの条文も削除してほしいと思うんですが、民間には増やせ増やせと言って、模範となる自分たちはそういう方針はない、国家公務員にもないというのは、今月松本大臣に質問したときに御答弁いただきました。

そこでぜひ松本大臣に前向きな御答弁いただきたいんですが、やはり公務員もどう考えても安定雇用と不安定雇用だったら、やはり安定雇用を推進すると、これはもう公務員だろうが民間だろうが当たり前のことだと思うんですよね。

公務員も例外でなくて、不安定雇用よりも安定雇用を推進するんだと、こういうようなことをぜひ御答弁いただきたいと思います。

松本大臣。

答弁者 松本

ありがとうございます。

委員御指摘の点は非常に良く、その祈念の部分はよく御理解をするところであります。

前回もお話ししたと思いますが、各府省庁のいろんな多様な働き方があって、それに合わせて雇用していく必要が一定あるのと、それからそれを我々としてはいろんな機会を通して門戸を広く出しているということはご理解いただきたいと思います。

ただその門戸を開く時に試験が、ペーパー試験があったり、あるいは選考試験があったり、試験がある以上はですね、何か枠をはめてこうしなければならないということはなかなか難しい。

なぜならば、その試験にクリアできない人までを入れて数を確保するというやり方は、公務員のありようとしては不適切だろうと思うからであります。

一方で、安定的に国家公務員を雇用するということは、これは民間でも国でも地方自治でも同じことだろうと思いますから、それについては前向きに検討はしていかなければいけないと思います。

前提としては、ずっと公務員の数を減らされてきたところに多少問題があると思います。

ここ数年というかしばらくの間、少しずつは増えていますけれども、やはり正規雇用を増やす意味では、その定員をいかに増やしていくかという議論をぜひ国会の中でもやっていただきたいと。

その中で我々は正規雇用を増やしていくということであれば、優秀な人たちをちゃんと我々国家公務員の中に入れていくということは、これは国全体の利益に資することだと思いますので、その辺りのところはぜひ立法府の中でも御議論をいただきたいというふうに思っております。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

ありがとうございます。

少し前向きな御答弁いただきました。

これで松本大臣、お帰りいただいて結構です。

ありがとうございます。

松本大臣は御退席されて結構です。

そして先週、日本で孤立死の年間の人数が発表されました。

これは私が国会で、孤立死の人数の調査が日本には全くないのでおかしいんじゃないのかということでやっていただいて、今回2年目ということになりました。

その中で新たなデータをお示しいただきました。

4ページでありますけれども、孤立死率というのを出していただきました。

人口に占める孤立死の割合、孤立死率ということを初めて出していただいたんです。

4ページ目見ますと、孤立死率が全体でいうと80歳から下がってくるんですね。

なぜか。

女性の場合だけ取ると85歳から下がってくるんですね。

85歳以上から。

これはどういうことかわかりますか。

内閣府南孤独孤立対策推進室長代理。

政府参考人

お答えいたします。

ご質問について、孤立死者数の推計値における年代差の理由を一概にお答えすることは困難でありますけれども、他の統計等から推測できることを申し上げますと、一般に80歳を超えたご高齢の方では、単身での生活が難しくなり、老人ホーム等へ入居される方が、

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

そこを受けていない前の段階だとですね、孤立死のリスクというのが高いということがここから見えてくる。

そしてもう一つですね、この出た孤立死率を見てみますと、45歳から59歳までは倍、倍、倍、倍とですね、孤立死率が倍増しているんですね、どんどん。

この年代が急に坂がですね、強く勾配がなっている。

これはどうしているかお分かりですか。

内閣府南孤独孤立対策推進室長代理。

政府参考人

お答えいたします。

こちらにつきましても、年代差の理由一概にお答えすることは困難ということを申し上げた上で、他の統計等により推測できることと申し上げれば、例えば厚生労働省の人口動態調査によれば、最新の令和6年の結果で見ますと、死亡者と世代人口を比較した場合に、世代人口に占める死亡者数の割合が40歳代からかなり上昇。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

この年代だとおそらく突然死の方々もおられるかもしれない。

入院を経ずに孤独死の事態でお亡くなりになる方々ということもあるのかもしれないということで、ぜひこの数字も分析していただきたいと思うんです。

この5ページですね、国会図書館に孤立死の原因について、いろいろな有識者の方々の分析を一覧にしていただきました。

これを見てみますと、一つは貧困死であると。

孤立死の本質は貧困死であるとおっしゃる学者の方もおられます。

貧困死が多いのではないかということで、格差が大きい中、貧困の中でお亡くなりになる。

と同時に、低所得者層が孤立死の中では多い傾向がある。

後期高齢者よりも前期高齢者に多い。

先ほどの孤立死率とも整合するわけでございます。

この貧困死という問題。

もう一つはセルフネグレクトという問題。

これ私はですね、緩慢なる自殺というふうにも申し上げたことあるんですけれども、あまりにも生活が苦しいので、自分は重い病気だとは思うけれども、お金もないので、医者にかからずにこのまま死ぬんだったら死んでいいかなということで、ご自宅におられる。

とうとうですね、セルフネグレクトの要素というのもある。

もう一つは自殺ということがある。

孤立死における若年少年層の自殺割合が多いという分析もあります。

こういうことで貧困死、セルフネグレクト、自殺というですね、3つのポイントがあるというふうに思います。

ところが6ページ目、政府の対策、孤立死予防に対する対策の例というのを出していただきましたが、非常に表面的なんですよね。

相談を充実しましょうとか、支援をしましょうとか、住居支援しましょうとか、見守りしましょうとか、ちょっと表面的なんですよ。

政府参考人

生前において社会とのつながりを失い、孤立死に至らないよう、社会から孤立する方を1人でも減らしていくために何ができるのか、早急に検討していくことが必要であると認識しております。

政府においても各地域における具体的な孤立死の事例を把握していくことも必要であると考えておりまして、地方自治体や現場の方々からのヒアリングにも取り組んできているところでございます。

こうした手段により、さらに、

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

前回もそうなんですけれども、なんか原稿をもちろん読んでいただくのはいいんですが、こういう質問に答える答えをしていただきたいんですよ。

経路ですね。

どういうふうに孤立死に至るのか、例えば失業があって、こうなって、こうなって、というような、その多いルートというのがあるわけですよ。

そういうのを分析して調査しませんかということを言っているんです。

政府参考人

今申し上げているとおり現場の声をヒアリングをしてそういうものもいろいろ聞いてきているところでございます。

だからその聞くことによってさまざまな、今3つの過程を述べられておりますけど。

そういうところも見えてきて、それぞれの対策を行うというところだというふうに私は考えております。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長長妻君。

質疑者 長妻昭

長妻昭自民党から分かりやすいというふうに言いましたけど、全然分かりにくいと思いますよ。

私は言いますけど。

だめだって。

だから検討でもいいんですけれども、ルートのことなんですよ。

これ自殺対策ではそれをやっているわけですよね。

お分かりになっているんですかね。

こういうことが2つ3つ重なって孤独死に至ったと。

孤立死に至ったと。

じゃあ孤立死に至った方がどういうふうな形で全部調査するのは難しいですよ。

サンプル調査をして、こうあってこうあってこうあって、その方はこうなったと。

そういう調査はしていないわけですよ。

それを検討で願いますかと言っているんですよ。

別に大臣を責めているんじゃないんですよ。

ぜひ大臣、これ前向きに検討するとおっしゃっていただく。

答弁者 木原稔

木原稔大臣申し上げておりますけれども、経路も含めて地方自治体や現場の方々からのヒアリングや有識者から助言などをいただくなどをして、各地域における具体的な孤立死の事例を把握してまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長長妻君。

質疑者 長妻昭

長妻昭把握してまいりたいと。

これは役所に聞きますと、経路調査は一切していないというふうにおっしゃっているので、これから今少し前向きの答弁ありましたので、ぜひお願いします。

そして食の安全について、前回に引き続いて質問をさせていただきたいと思います。

私は食の安全にこの間取り組んでまいりましたけれども、日本は先進国では食の安全についての対策が最低レベルの国だと言わざるを得ないんです。

ヨーロッパ諸国は予防原則というのをとってまして、疑わしきは罰すという原則なんですね。

ところが日本は疑わしきは罰せず。

もちろん刑事事件なんかではいいんですけれども、ただ、食の安全については疑わしきは罰すという、こういう方針で世界は先進国進んでいるにもかかわらず、日本はもう遅い、そしてやらないということがあります。

今回質問させていただくのはトランス脂肪酸についてなんですが、前回に引き続いてですね、これやっぱり食の安全というのは日本においては流行りすたりみたいのがあって、週刊誌が集中的に報道するとですね、わーっと盛り上がると。

トランス脂肪酸も2020年ちょっと前に盛り上がって、しかし盛り上がったけれども何にも変わらない。

でもう忘れてしまうと状況変わってないんですね。

一部メーカーが少しトランス脂肪酸の含有量を減らすという努力は自主的にされているというのは聞いていますけれども、実態として政府の規制とか安全評価は何にも変わらないということなんです。

木原稔大臣、前回の私の質問に対して、木原稔大臣は食品安全委員会担当大臣でもありますけれども、こういうふうにおっしゃいました。

トランス脂肪酸については、肝動脈疾患の発症の増加の可能性、妊産婦、胎児等への健康への影響の関連が認められたということで、WHOもその摂取を規制値を出しておりますが、日本は規制も表示義務も何にもないということであります。

そこで今日、国会図書館に最新のWHOの動向を調べていただきましたので、まずWHOは最新の方針ではトランス脂肪酸についてはどんなことを言っていますか。

参考人 河合

国立国会図書館河合専門調査員お答えいたします。

WHOは2024年に策定した事業計画の成果指標の1つとして、食品からトランス脂肪酸を排除し、ナトリウムと糖類の摂取量を削減するための国家政策を実施している国の数を掲げているなど、トランス脂肪酸を食品から排除する方針をとっております。

以上でございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長長妻君。

質疑者 長妻昭

長妻昭今聞いていただいたように、2024年に策定した計画ですね。

最近の策定で、トランス脂肪酸を食品から排除する方針をとっているということであります。

そしてこの資料の7ページ、これ世界地図が色分けされているものでございますけれども、これについて、これもWHOが作った資料、世界保健機関が作った資料ですけれども、これについても国会図書館説明いただける。

参考人 河合

国立国会図書館河合専門調査員お答えいたします。

WHOのトランス脂肪酸国別スコアカードでは、トランス脂肪酸の削減に関する各国の取組は、その度合いに応じて、立法措置や規制措置など最良のトランス脂肪酸政策を実践していることを示す4を最高とし、何らかの国の政策の関与が認められる1を最低として、4段階のスコアに位置づけられています。

日本は2に位置づけられております。

これは特定の状況下でトランス脂肪酸を制限するなどの措置を講じていることを示すスコアでございます。

日本以外G7諸国は例えば最高の4に位置づけられています。

以上でございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長長妻君。

質疑者 長妻昭

長妻昭日本以外G7の国は最高の4。

4、3、2、1と優秀な順に並べて、日本は下から2番目。

一応何で2番目かというと、この資料の通知を出しただけにとどまるわけでありますので、もちろんこれが徹底されているわけではありません。

この7ページ目の資料の下にですね、興味深いことが書いてあるんですが、現在世界の人口の半数以上が強制的なトランス脂肪酸制限の対象となっている。

57.1%世界の人口のこういう表が出ておりますけれども、これは現在というのはいつで、これは日本が含まれているのか、お答えいただければ。

河合専門調査員。

参考人 河合

お答えいたします。

現在とは、この資料の更新日である2026年4月14日であると考えられます。

スコアカードにおける強制的なトランス脂肪酸制限の対象となっている全人口の割合とは、スコアが3または4の国に住んでいる世界人口の割合を意味しております。

したがって日本はこの国に含まれていないと考えております。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

これね、57%の国人口でいうと日本は入ってないんですよ、これ。

大丈夫ですか。

しかもこれ今おっしゃっていただいている2026年のデータですからね。

本当に大丈夫なのかということです。

もう1つ業界にお話聞きますと、輸入品でどんどんどんどんトランス脂肪酸がすごいものが入ってきているんじゃないかというふうな懸念も聞いておりますけれども、輸入についてトランス脂肪酸をチェックはしていますか。

厚生労働省佐々木大臣官房機器管理医務技術総括審議官。

政府参考人 佐々木

お答えいたします。

我が国へ事業者外食品等を輸入する場合、食品中のトランス脂肪酸につきましては、食品衛生法に基づく規格基準が定められていないため、いわゆる輸入食品監視の対象にはなっておりません。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

どんなにトランス脂肪酸が、例えば洋菓子とか冷凍パンとか入っていても、何のチェックもしないんですよ。

これは別に厚労省が悪いというか、基準を大臣が作らないからですよ。

日本は無いからですよ。

先進7カ国で日本だけ無いんですよ。

それで日本動脈硬化学会がこういう声明を出されました。

ここに書いてあるのは、米国、カナダ、韓国、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、香港、台湾などに食品を輸出している日本の食品企業は、会社の規模を問わず、既に少なくともトランス脂肪酸の表示を実行していると書いてあるんですね。

海外に出すのは実行しているんです、トランス脂肪酸の表示。

ところが日本国内の消費者向けに販売される食品に関しても、表示を義務化することを切に要望する。

つまり海外に出すのは日本の企業がですね、トランス脂肪酸表示しているんだけど、日本国内では規制がないから表示していないと。

こんな馬鹿な話ないじゃないですか。

だから義務化してほしいということを日本動脈硬化学会がおっしゃっているんですよ。

これ大臣、検討ぐらいしませんか。

これ規制をする、あるいは表示義務をかける。

検討ぐらいしませんか。

上野大臣。

答弁者 上野

輸出品については輸出先の要求に応じた対応として必要な表示を行っていると表示しております。

国内では、おっしゃるように、国内で販売されている食品については、食品表示法第4条第1項の規定により定められた食品表示基準の義務表示の策定においては、消費者の摂取状況等を踏まえた消費者への表示の必要性があること、事業者にとって表示が実行可能であること、国際基準と整合していることの3点を全て満たすこととしております。

トランス脂肪酸の表示については、現時点において、該当の3点の要件のいずれも満たしているとは言えないことにより、義務表示を事項としておりませんので、規制の検討はしないということでございます。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

国民の皆さん、これ見ておられる方いらっしゃるかもしれませんが、これおかしいと思いませんか。

先進7カ国で日本だけですよ、規制ないの。

WHOにもこういうふうに言われているんですよ。

しかも輸出するときは表示するんですよ。

ある方のお菓子、ちょっとメーカー名は言いませんけれども、有名なお菓子をある国で買ってそこに書いてあったんですよ、トランス脂肪酸何グラム。

同じお菓子が日本では書いてないわけですよ。

あの表示で海外の人には健康に留意するように出して、日本ではそれ出さないと。

手間同じじゃないですか、別に。

なんで日本で消しちゃうんですか。

だから大臣、検討ぐらい言っていただけますか。

これ現行には検討はしないって書いてあるんでしょうけども、ご自身でちょっと判断してください。

そのぐらい。

答弁者 上野

上野大臣。

日本の状況は従来から摂取量が1%以下となっておりまして、諸外国とは状況が異なるというふうに考えております。

したがって先ほどお話ししましたように、義務表示の策定については、消費者の摂取状況等を踏まえた消費者への表示の必要性があることとされております。

よって検討はしないということでございます。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

これね、政府がよく言うのはこの9ページ見てください。

これは政府からいただいた最新の資料なんですが、1%総エネルギー量の1%未満だと日本は、だからしないんだと言っているんですよ。

1%未満の国ほとんどじゃないですか。

してますよ、これ。

野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ) 25発言 ▶ 動画
質疑者 長妻昭

その図にある国に対しては、現在接種量が1%を下回っておりますが、多くの国においては過去には接種量が1%を超えていたということで伺っております。

よってその強制、そういう政策によって現在は1%を下回っていると。

日本はそもそも1%を下回っていると。

こういうことでございますので、今、規制をする必要もございませんし、基準を設ける必要はないということでございます。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

ほかの国でも1%下回っている国もあるわけですよ、前から。

これは基本的に1%平均なんですよね。

取る人は取るわけですよ。

だからほかの国は規制しているということなんですよ。

大臣、ぜひもうちょっと調べて、こういういい加減な答弁は私は見過ごすことができないと思いますので、考え方を直していただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

次に野村美穂君。

はい、委員長。

野村君。

質疑者 野村美穂

国民民主党の野村美穂です。

本日は、詐欺・犯罪対策について質問いたします。

新たな詐欺手口への対応と被害実態について、令和7年における特殊詐欺、SNS型投資、ロマンス詐欺による被害は、認知件数、被害額ともに過去最高となりました。

詐欺の被害額は4,000億円を上回るという、極めて深刻な状況です。

そこで1点目のテーマ、新たな詐欺手口への対応と被害実態について3点質問いたします。

1点目の質問。

青色切符詐欺についてです。

令和8年4月1日、今月から新しい制度が始まりました。

自動車などに適用されていた交通反則通告制度、いわゆる青切符制度が自転車にも適用されるようになり、この青切符制度を悪用した詐欺被害が全国で相次いでいるようです。

自転車に対する交通違反を取り締まる青切符制度では、違反の種類が113種類もあり、その内容を理解している方は多くないと思います。

自動車を運転する人たちと違い、高校生や大学生、自転車しか乗らない人たちにとっては、交通違反の取り締まりそのものに慣れていないため、被害に遭いやすいのではないかと思います。

私が見たニュースでは、警察官を装って路上で自転車ユーザーに声をかけ、高校生からは5,000円、70代の方からは2万円などと現金を要求し、金銭をだまし取ったとのことです。

詐欺被害に、赤澤国家公安委員長。

答弁者 赤澤亮正

今、ご指摘のような自転車への交通反則通告制度、これは悪用した、そういうふうに思われる詐欺事案については、警察官を語る私服の被疑者が自転車運転者に対して無等価であるなどと申し向けて、交通違反取締りと称して、違反だからこの場で現金を支払うようになどというふうに、現金を要求する事案が発生しているものというふうに承知をしております。

この場をお借りして呼びかけもさせていただきたいというふうに思うんですが、警察官が取締りの現場、ここにおいて反則金を徴収すること、これはありません。

このことはぜひしっかりと周知をしたいし、ぜひこの場でも強調したいところであります。

こうした被害を仮に認知をした場合には、迷わず110番通報をしていただきたいというふうに思います。

その上で、このような事案の発生を受けて警察庁では、先ほどの呼びかけの今申し上げた内容等々を含めて、ホームページであるとかSNSこれを活用して改めて周知をするとともに、都道府県警察において。

質疑者 野村美穂

ご答弁ありがとうございました。

とにかく多くの人にそれが届くように啓発をよろしくお願いいたします。

次に2点目の質問です。

ロマンス詐欺の被害実態についてお尋ねします。

ロマンス詐欺は被害者の恋愛感情や孤独感につけ込む極めて悪質な犯罪です。

被害者はまさか相手が自分を騙しているとは夢にも思わず、自分は騙されていないと思い込み、被害を認識できないケースも多いと聞いています。

答弁者 赤澤亮正

お答えいたします。

SNS等を通じて対面することなく、更新を重ねるなどして関係を深めて信用させ、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭等を騙し取る詐欺のことを、警察におきましては、SNS型ロマンス詐欺と称して各種対策を推進しているところでございます。

令和7年中におきますSNS型ロマンス詐欺の被害状況でございますけれども、認知件数が5,604件、被害額で約552億円でありまして、それぞれ前年比で大幅に増加をし、極めて厳しい状況にあるというふうに認識しております。

被害者の年齢層についてでございますけれども、幅広い年代に被害が及びつつも、40代から60代が多数を占め、また被害者の性別につきましては、男性の被害が全体の約6割を占めているところでございます。

また、被疑者と被害者が接触するツールとしましては、主としてマッチングアプリや、SNSが使用されておりますけれども、具体的にはマッチングアプリが全体の32.6%を占め、ついでInstagramが22.6%、Facebookが18.4%となっております。

SNS型ロマンス詐欺の被害の拡大を防止するための広報啓発活動でございますけれども、例えば被害者の年代等の傾向を踏まえて、SNSにおけるターゲティング広告を行うなどしておりまして、引き続き被害の実態を踏まえた効果的な広報啓発活動を実施してまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

はい、御答弁ありがとうございました。

某消費者金融の広告ではないですけれども、「あんたそこに愛はあるんか」みたいな、そういった問いかけができるような、注意を引くような啓発をぜひお願いをしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

3点目の質問です。

ロマンス詐欺の被害者の心理について、警察として専門的な分析を行っているのでしょうか。

なぜ被害者は詐欺だと気づけないのか、その心理的メカニズムについての研究があれば教えていただきたいと思います。

政府参考人 茂松正義

ロマンス詐欺の加害者は高度な心理学的手法を用いて被害者と長い時間をかけて信頼関係を。

茂松刑事局長。

お尋ねの、SNS型ロマンス詐欺の被害者の心理につきまして、一概にお答えすることは困難でございますけれども、SNS型ロマンス詐欺におきましては、マッチングアプリやSNSのダイレクトメッセージが用いられ、犯人側と被害者がメッセージにより更新を重ねる場合が大半でございます。

これらメッセージのやりとりの中で、被害者は犯人側に感情や親近感を抱き、犯人側を信頼してしまった結果、投資等の名目で金銭等を騙し取られているというふうに考えております。

また、お尋ねのSNS型ロマンス詐欺が成り立つ社会的背景でございますけれども、こちらも一概にお答えすることは困難でございますけれども、例えば、コロナ禍以降、スマートフォンを通じたSNSの利用やインターネットバンキングを利用した決済といった非対面型の新たな生活様式が定着したことによりまして、SNSを用いた非対面でのコミュニケーションが定着したことが挙げられると考えられます。

AIに関する新たな技術サービスの進展を受けて、犯人側が匿名性の高い通信手段や暗号資産等を利用して、海外から組織的に詐欺を勧告していること、生成AI、ディープフェイク等の新たな技術を悪用することによりまして、国境や言語の壁を越えて犯行形態を拡大していることといった背景が考えられるところでございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長。

野村君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

続いて次のテーマに移りたいと思います。

野村美穂(国民民主党・無所属クラブ)警察官への教育と相談体制の整備について2点質問します。

犯罪被害者への相談対応についてです。

犯罪の被害者が警察に相談に訪れたときに適切な対応ができる体制は必要不可欠です。

そのような体制が整っているのかという。

トーク画面の写真だけでも撮ってほしいということを依頼をして撮影をしてもらったということなんですけれども、そのときに何か適切な対応がされていたら、その被害解明、被害の実態解明につながったのではなかろうかというふうにも考えます。

そこでお尋ねします。

犯罪被害の相談業務に当たる警察官や職員の方々は、被害者の心理を理解し、寄り添った対応をするための専門的な研修を受けているのでしょうか。

政府参考人 篠原誠

はい、警察庁篠原官房審議官。

お答えいたします。

警察におきましては、警察官の採用時や昇任時において、犯罪被害者等の心情をはじめ、犯罪被害者等支援に関する必要な知識、技能について教育をしているほか、実務担当者に対し、犯罪被害者等支援やカウンセリング技術等に関する教育及び研修を実施しております。

支援の現場で犯罪被害者等に向き合った警察官や有識者による講演等も実施しております。

さらに犯罪被害者等への対応の改善及び二次的被害の防止を図るための教育として、警察署に対する巡回教育、民間被害者支援団体との連携要領に関する教育等も実施しております。

引き続き適切な犯罪被害者等支援を行える人材を育成するため、教育及び研修の充実に努めてまいります。

以上でございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長。

野村君。

野村美穂(国民民主党・無所属クラブ)

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございます。

どなたがどこで対応されても、被害者に寄り添った、そのような対応をしていただけることを切に願います。

続きまして、警察官への教育と相談体制の整備について2点目の質問です。

新しい手口への対応と研修体制についてお尋ねします。

犯罪の手口は、次々に新しいものが出てきます。

ロマンス詐欺や青色切符詐欺も、その手口は私たちが思いもよらない発想で行われています。

政府参考人 篠原誠

はい、お答えいたします。

社会制度の変更であるとか、新たな技術、サービス、そうしたことの悪用によって、手口を巧妙化。

さらには、昇任する警察官に対する研修等において、SNS型ロマンス詐欺等の特殊詐欺、これをはじめ、様々な犯罪の手口に関わる教養、このほか、取締り等に必要な知識について、講義、これを実施をしております。

併せて、新たな手口の犯罪を認知した場合でございますけれども、必要に応じて、その手口であるとか、警察活動上の留意事項などについて、都道府県警察に周知するなどしておるところでございます。

引き続き、都道府県警察職員に対して、きめ細やかな教育・研修を推進してまいりたいというふうに考えております。

質疑者 野村美穂

野村美穂(国民民主党・無所属クラブ)青色切符のときに、いわゆる注意喚起の徹底、その際に「新たな詐欺被害者」というところを、「新たな詐欺被疑者」というふうに発言したかと思いますが、新たな詐欺被害者を生まないためにということでございます。

訂正させていただきます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長。

野村君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

大変申し訳ないんですけれども、専門職の配置状況と被害者支援体制の強化については、割愛をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

続きまして、予防啓発と官民連携の強化について、3点お尋ねする予定でしたが、こちらも2点で質問させていただきたいと思います。

まず、ターゲット別の啓発活動と予防教育についてです。

ロマンス詐欺や青色切符詐欺に代表されるような犯罪について、高齢者だけでなく、若年層、働く世代など、ターゲット別の啓発活動を行う必要があると考えます。

タイムリーな情報発信が犯罪の未然防止につながります。

もちろん情報発信だけでは被害をふさぎきれません。

被害者を守ると同時に、加害者を生まない予防教育が必要です。

学校教育や地域社会でどのような対応をされているのでしょうか。

お尋ねします。

また、その効果を検証しているのでしょうか。

諸外国の先進事例の導入も検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

文部科学省、警察庁の順にお尋ねをします。

文部科学省、橋爪官房審議官。

政府参考人 橋爪慶 own

お答え申し上げます。

児童生徒等が犯罪やトラブルの加害者にも被害者にもならないように取り組むこと、これ重要でございまして、いわゆるロマンス詐欺などについても、そういった視点が非常に重要だと考えてございます。

このため、文部科学省といたしましては、政府の犯罪対策閣僚会議におきまして決定されました、国民を詐欺から守るための総合対策2.0に基づきまして、以上でございます。

次に警察庁は、警察庁山田生活安全局長。

政府参考人 山田和弘

お答えいたします。

現在、SNS型投資ロマンス詐欺や偽警察詐欺など様々な手口の詐欺が発生をしておりまして、また詐欺の手口は次々に変遷するものであるところ、警察といたしましても、詐欺被害を防止するため、その手口や、ターゲットに応じた広報啓発活動を実施することが重要であると認識をしております。

具体的には、高齢者に対しては、巡回連絡や自治体等の防犯講話の際の防犯指導、若者に対してはSNS上での呼びかけ、児童生徒に対しては防犯教室での啓発など、世代に合わせた取組を行っているところでございます。

今後とも新しい手口を把握した際には、被害を可能な限り食い止めるべく、その詐欺の特徴を踏まえ、ターゲット層にしっかり届くよう、効果的な広報啓発活動を行ってまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長野村君ありがとうございました。

質疑者 野村美穂

野村美穂ターゲット層にしっかりと届くように、本当に1人でも多くの人が、その講話等をしっかり把握ができるような展開をお願いをしたいと思います。

そして2点目なんですけれども、SNS事業者、マッチングアプリ事業者との連携についても準備していただいたんですけれども、時間の都合上ちょっと割愛をさせていただきます。

申し訳ありません。

最後の質問になります。

予防啓発と官民連携の強化について、最後の質問いたします。

金融機関との連携について金融庁にお尋ねします。

不審な送金を防ぐための仕組みは十分に機能しているのでしょうか。

また、どのような対策を講じているのかお尋ねします。

金融庁大木さん。

政府参考人 大木正也

お答え申し上げます。

委員御指摘のSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺等の被害金の送金を防ぐため、金融機関は全47都道府県の警察本部及び警察庁との間で、情報連携協定書を締結いたしまして、例えば、詐欺の被害に遭っている恐れのある顧客に対し、金融機関の窓口やATMなどで警察官と一緒になって、送金を思いとどまるよう説得に当たること。

また、各都道府県ごとに近隣金融機関の連携を深め、詐欺被害の防止を首都につなげていくことを目的とした情報交換会、私どもマネロンフォーラムと呼んでおりますけれども、こうしたものを開催いたしまして、詐欺被害の防止に有効なのかを共有すると、こうした取組を進めておるところでございます。

金融庁といたしましても、金融機関によるこうした取組を積極的に後押ししているところでございまして、引き続き警察庁と連携をし、被害詐欺の防止に取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。

森ようすけ (国民民主党・無所属クラブ) 25発言 ▶ 動画
質疑者 野村美穂

野村君、ありがとうございました。

少し時間が余りそうなんで、質問ではないんですけれども、先ほど若年層への啓発について文科省の方から回答をいただいたんですけれども、例えば今回の詐欺被害の部分とは少し離れますが、中学生や高校生が自分の力を試してみたいと言って、生成AIを悪用してソフトバンク等を攻撃したというような、そういったニュースがありました。

彼らの持てる力を最大限に発揮をして、その力が悪用をするのではなく、社会に貢献ができるような形で展開ができるような、そういった教育をぜひお願いをしたいなというふうに思っております。

ちょっと外れて申し訳なかったんですけれども。

最後に、詐欺被害は被害者が声を上げにくくて、孤立しやすいという特徴もありますので、被害者に寄り添って専門的な支援ができる体制の整備と、何よりも被害を目前に防ぐ予防策の強化を強く求めて質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)次に森ようすけ君。

質疑者 森ようすけ

森ようすけ(国民民主党・無所属クラブ)森君。

国民民主党の森ようすけでございます。

本日もよろしくお願いいたします。

地元の足立区の話から入りたいと思います。

今週の火曜日21日に足立区の鹿浜という場所において、水道管の新設工事の際にトンネルの中に土砂と水が流れ込んで交差点が陥没の恐れがあるということで、現在も車両の通行止めとなっております。

現時点において歩行者や車両に、昨年、八代市において下水道に起因する道路陥没事故が起きたこともあって、今回の足立区の件は下水道ではなく水道であって、加えて老朽化が原因ではなく新設工事なので、全く異なるものではあるんですが、どうしても同一してしまう区民の方がいらっしゃるところであります。

そこでまずお伺いしますが、今回の事案の経緯と現状がどうなっているのか。

そして現時点で判明している原因についてお伺いできますでしょうか。

政府参考人 松原

国土交通省松原大臣官房審議官お答え申し上げます。

東京都足立区において、4月21日、東京都水道局が発注した水道管の新設工事で作ったトンネル内に土砂が流入し、道路陥没の可能性があることから、同日より車両通行止めが行われています。

土砂の流入は止まっており、また歩行者や車両等への被害はなく、工事作業員も無事に退避しております。

土砂の流入は工事の施工に伴う事象と想定されておりますが、原因につきましては、工事の発注者である東京都において調査中でございます。

質疑者 森ようすけ

森ようすけ(国民民主党・無所属クラブ)森君。

御答弁ありがとうございます。

土砂の流入が止まっていて、被害は特段ないということで、御安心できる御答弁をいただきました。

この工事については東京都の水道局が発注している工事であって、国が行っている工事ではないんですが、こうしたふうに丁寧に状況を把握していただいたところを感謝申し上げます。

現時点においては東京都において対応がされているというふうに認識しておりますが、政府としてこれまでの関与、そして今後何かが発生したときにどのような関与が想定されるのか、その点お伺いできますでしょうか。

政府参考人 松原

国土交通省松原官房審議官国土交通省におきましては事故直後から東京都の方より情報を収集しているところでございます。

ところから要請があれば必要な技術的支援を行ってまいります。

質疑者 森ようすけ

森ようすけ(国民民主党・無所属クラブ)森君。

ケースが出てくることは十分に想定されるところでございます。

今回の事案の原因については、まだ判明しておらず、調査中というところではありましたが、今回被害を無事抑えられた対応も含めて、水道管工事時のリスク対応を国として検証をして、全国の自治体に対して周知していくこと、これも重要だと考えますが、その点、国交省のお考えでしょうか。

政府参考人 松原

国土交通省松原官房審議官現在、東京都において事故原因の調査が行われるところであり、国土交通省としましては、その結果や今回の東京都の対応を踏まえまして、同種の工事において同様の事故が発生しないよう、再発防止策について検討し、全国の自治体に周知徹底してまいります。

質疑者 森ようすけ

森ようすけ(国民民主党・無所属クラブ)森君。

具体的で前向きな御答弁ありがとうございます。

ぜひ原因の検証をするとともに、再発防止を全国的に進めていただきたいと思いますので、その点前向きに進めていただければと思います。

国交省については御質問以上でございますので、御退席いただいて結構でございます。

松原官房審議官、御退席して結構です。

続きまして、城内大臣に補正予算の編成方針についてお伺いしたいと思います。

4月の13日の経済財政諮問会議を踏まえて、総理から補正予算は機動性の高いものに限定をして、向上的な施策については原則、当初予算で措置することとし、補正予算依存からの脱却をする旨の言及がありました。

これは城内大臣の所信の中でも同趣旨のことは述べられているというふうに認識をしておりまして、その方向性に基づいて具体化に向けて検討を進めていらっしゃる最中なんだというふうに認識をしております。

この補正予算に依存しない方向性については賛同するわけなんですが、過去の政府の方針との整理を改めてしておくことが必要重要だというふうに捉えております。

この補正予算については財政法29条でさまざま書かれておりますが、予算作成後に生じた事情に基づき、特に緊急となった経費の支出などが発生した場合に補正を組むことができるというふうにされておりますので、総理の言及の中にもありましたが、緊急性というところが重要になってくると。

これは昨年の臨時国会で補正予算の審議がされたときに、この補正予算って本当に緊急性があるのかということが野党側から厳しい指摘があったんだというふうに認識をしております。

それに対して政府はいろいろと、この当初予算を組んだときから経済情勢が変化をしてきて、それに対応するためにはこういう補正予算に緊急性が出てきて必要なんですといった話であったりとか、あと民間事業者そして自治体等に対して予見可能性を持たせることが大事なので、早いタイミングで補正を組むことが大事なんですと、こういったふうに丁寧な説明をされていて、補正予算の緊急性について非常にアピールをされていた、そんな臨時国会の印象であったわけでございます。

そうした中で、今回原則当初予算で措置をするという方針は、これまでの政府答弁と矛盾するように聞こえているんです。

これまでは緊急性があって、当初予算想定時には考えられなかったことになったので補正予算に盛り込んできましたと言っている一方で、それを当初予算にこれから盛り込もうとすると、どうやってそれを前もって判断するのかというところは疑問に思うわけなんです。

こうした点についてどのような整理を政府として行っているのか、城内大臣いかがでしょうか。

城内大臣。

答弁者 城内

はい、お答えします。

まず森委員に御理解いただきたいのは、補正予算及び財政法、これは片山財務大臣の所管でありますが、その上でお答えしますと、今森委員御指摘のとおり、財政法第29条に基づきまして、法律上または契約上、国の義務に属する経費の不足を補うほか、先ほど御指摘のように、予算作成後に生じた事情に基づき、特に緊急となった経費の支出を行う場合等に、作成することができるとされております。

このため、過去に補正予算に計上されました各経費は、その時々の経済、物価動向等を踏まえ、緊急性が認められ、事業の必要性を精査した上で、予算措置されたものであります。

一方で、今後民間事業者や地方自治体の取組を後押しするため、毎年当初予算に計上すべきとされるものについては、当初予算で計画的に計上し、それによって予算の予見可能性を確保することが必要であるというふうに認識しております。

こうした観点から高市総理もご発言されましたように、補正予算は緊急性の高いものに限定をして、恒久的な施策については、原則、当初予算で措置するということとし、それによって補正予算依存からの脱却をしていくということが重要であるというふうに考えております。

質疑者 森ようすけ

森君。

所管自体はおそらく財務省なんだと思うんですが、経済財政政策担当大臣ということで、おそらく横串で見ることが城内大臣の所掌お仕事だと思いますので、ご答弁もいただきありがとうございます。

ちょっと深掘ってお伺いさせていただきたいんですが、今いただいたご答弁は、なかなか理解できないところがあってですね。

なんというか、方針については私もすごい理解はするので、なんというか過去の補正予算においては、緊急性が必ずしも高くないものが含まれていましたと言った方がスムーズに方針転換ができるのではないかと考えていて。

というのも予算編成のプロセスとしては、6月くらいの骨太を作りますので、8月に各省で重点を作って、それで年末に向けて内閣において予算編成を行って、それを年明け以降の通常国会で議論をしていくというプロセスになるので、仮にそれが例えば、夏とか秋に何か起きたときに、それはやっぱり1年前にも予算で大体骨組みはできているわけですから、やっぱり補正予算って一定必要なところはあるんだと思うんです。

なのでそうしたところがあるからこそ、これまで補正予算を組んでいたと思うんですが、それを何というか、すっ飛ばして原則を変えていくというのは、なんというか昔のことをやっぱりそこは違ったんだよというふうに認めることが大事なんじゃないかなと思うんですが、城内大臣いかがでしょうか。

答えられないところがあると思いますが。

城内大臣。

答弁者 城内

はい、お答えします。

もう繰り返しになりますけれども、先ほど申しましたように、過去に補正予算に計上された各経費、それぞれ時々の経済物価動向を踏まえ、緊急性が認められたものについて、事業の必要性を精査した上で、予算措置をされ、補正予算で手当てをされているということであります。

そういうことで、そこに補正予算に入ったということは、やはり緊急性があるからということでご理解をいただきたいと思います。

他方で先ほど申しましたように、高市総理のご発言されたように、補正予算は緊急性の高いものに。

緊急性が高いから新たに入れたものでございますので、新たに発生したものは、例えば災害とかそういうものはやはり補正予算ですけれども、緊急性のより高いものにしっかり限定をして、恒久的な、例えば1回補正予算にしたものについてでも、これは2年3年、例えば国土強靭化そういうものもそうですけれども、これは最初は緊急性で言いたけれども、数年にわたってこれ補正予算で確保しなきゃいけないようなものについては、やはりですね、投資予算を措置するということで、補正予算、予算からの依存を脱却してという、そういう考え方でありますので、ぜひその点はご理解いただきたいと思います。

質疑者 森ようすけ

森君。

ご答弁ありがとうございます。

若干理解は深まりました。

ありがとうございます。

複数年度予算も多分組み合わせてということがあるんだと思うので、そうした意味で補正の総量を減らしていくということは、そこと組み合わせての考え方なんだなというふうに理解はした一方で、本当にそれで補正予算が減るのかというところは相変わらず疑問に思っているところがあるので、そこはまた追って議論させていただければと思います。

イラン情勢の先行きが不透明な中で、いわゆるこの追加の燃料高対策、物価高対策を含む経済対策の必要性があるというふうに認識をしております。

政府においては現時点では補正予算の必要性はないというふうに判断されているのかもしれませんが、現在実施されているガソリン補助金、これ基金がおそらくすぐ尽きてしまうんだと思います。

今年度の予算においては1兆円の予備費が、補正予算に依存することから脱却してきますというふうなことが言われておりますので、この方針が今回のようなイラン情勢を受けて、補正予算本当に必要なのにこうした原則があるからちょっとこう足踏みをしてしまうというかですね、後ろ向きになってしまうことを懸念しておりまして、この原則は原則としてある一方で、こうしたイラン情勢を踏まえていつまで続くか分からないですし不透明性が高いので、本当に緊急性が出てきて補正予算の必要性が出てきたときは、こうした原則はある一方で、ちゃんと踏み込んで補正予算の検討を進めていただきたいと思いますが、そうした点についていかがでしょうか。

答弁者 城内

城内大臣、今の森委員の御指摘、非常に重要な御指摘だと思いますが、ただ一般論として申し上げますと、高市総理もこれまで答弁していらっしゃるように、予算作成後に生じた事由に基づき、特に緊急性があるような場合には、当然必要に応じて補正予算を作成すること、これは否定するものではございません。

いずれにしろ、予算編成のあり方につきましては、今年の骨太方針に向けまして、経済財政諮問会議等において、議論を進めてまいる考えであります。

その上で、中東情勢について御指摘がありましたので、中東情勢の対応につきましては、高市総理が先般、国会出席で述べられたとおり、まず政府として、現時点で補正予算の編成が必要な状況とは考えておりません。

もう一つ、令和8年度予算が成立したことで、必要があれば、同予算に計上されている予備費も場合によっては活用が可能であるということでありますので、引き続き中東情勢が経済に与える影響を注視をいたしまして、持続的に国民の皆様の安心安全な生活をお支えできるよう、高市総理の御指示のもとに関係閣僚とも連携しながら、経済財政運営に万全を期してまいる所存でございます。

質疑者 森ようすけ

森君。

ありがとうございます。

尺がちょっと3分増えたので、もう1問質問いいですか。

もう1問質問させていただきたいんですが、おっしゃっていただいたとおり、こうした原則はある一方で、緊急補正が本当に出てきたときは、補正予算を組んでいただけると、組む検討することは十分あるというふうに御答弁をいただきました。

補正予算を組むにあたって、経済対策を組むにあたって、その中でもやはりこの原則を大事にしてほしいというところもあるんです。

というのも、補正予算を組むときに、経済対策をつくるときに、本当に必要じゃない予算も結構盛り込んでいる印象があって、私も役所にいたのでなんとなくわかるんですが、補正予算を組むときってなんとかなんとかうまく盛り込んでですね、本当に必要性がないものについても盛り込もうとして、何とかこの予算の規模を大きくしていくというようなインセンティブが各省に働いているような印象があるんですが、まさにそのときにこの原則が生きてくると思っていてですね。

まさにこのガソリン補助金だったりとか、本当にこのイラン情勢を受けて必要なところについては重点的にやっていきますと、ただそれと本当に関係ないやつは補正でやる必要ないでしょうといったときに、この原則が生きてくると思うんですが、そうした方針についてはいかがですか。

答弁者 城内

はい、城内大臣、私の理解では投資予算にしても補正予算にしても、必要な予算が当然盛り込まれているというふうに理解しております。

ただ先ほど申しましたように、依然しましても予算編成のあり方については高市総理前例に踏襲せずに見直していくというようなこともおっしゃっていますので、予算編成のあり方につきましては、今年の骨太方針に向けて、民間議員の方々もいらっしゃいますので、経済財政政策諮問会議等において、しっかり議論を進めてまいる考えであります。

質疑者 森ようすけ

森君。

ありがとうございます。

今後の動きはまだ読めませんが、必要なものについてはしっかり入れていただく。

必要なさそうなものについては補正じゃなくて、投資予算にちゃんと先送りしていく。

こうした方針にぜひやっていただきたいと思います。

城内大臣、ここまでで質問以上でございます。

委員長 山下貴司

結構です。

城内大臣はご退席されて結構です。

ありがとうございました。

質疑者 森ようすけ

松本大臣にお伺いしていただきたいんですが、次に国家公務員の政策立案能力について伺っていきたいと思います。

所信の中でも、公務員の働き方改革であったり、人材育成、そして効果的効率的な体制づくりを進めるということは、所信の中で言及があったかと思います。

私としては、そうした観点に加えて、政策立案能力であったり、調査能力、個々人の公務員の方が、そうした能力を高めていくことも重要だと思っております。

恐らくそれは包含する考えなんだと思います。

一方で、実際の業務に当たっては調査業務について外部のコンサルティング会社であったりシンクタンクに委託するケースが極めて多いように思っているところであります。

もちろん国家公務員の方は業務過多であって人員不足なので、なかなか自分で仕事を回せないので外部の調査委託に委ねるしかないというような現状は理解するんですが、職員自ら調査をして分析をする、本来しないといけない領域についても今切り出しをして外に投げているような印象があります。

これはあまり健全ではないなと思っていて、私も役人やっていたときに、〇〇総研さんだったりとか、外資系のコンサルだったりとか、本当に3社も4社も各事業をもってお願いしていて、これ本当だったら自分で調べた方がいいのになと思いながらやっていたところもあるので、自己反省も込めてなんですが、そうしたように感じているところであります。

そこでまず基本的なところをお伺いしますが、政府全体、そして各省庁別のコンサルやシンクタンクへの委託調査がどの程度行われているのか、また過去と比較した上での推移の数字があれば教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。

はい。

政府参考人 行政改革効率化推進事務局次長

内閣官房、行政改革効率化推進事務局次長、お答えいたします。

平成25年6月に閣議決定されました「行政の透明性向上のための予算執行等の在り方について」に基づきまして、当時の行政改革推進本部事務局が定めました予算執行等に係る情報の公開等に関する指針において、各府省庁が予算執行等に係る情報について公表することとしておりまして、委託調査費についても公表することを定めているところでございます。

お尋ねの件につきましては、各事務局において各府省庁の事業費については集計しておりませんが、行政の透明性向上のために、各府省庁において、調査の名称及び概要、契約の相手方の名前、契約形態、契約金額等について公表しているところでございます。

以上でございます。

質疑者 森ようすけ

森君。

ご答弁ありがとうございます。

各省庁において公表しているというふうにご答弁いただきましたが、本当に集計しているわけではなくて、各事業ごとにいくらとか、そういった内容だとか、そうしたふうにまとまっているだけだと思うので、極めて一覧性もなくて、そうしたふうに実際にどれだけ政府全体で調査委託をしているのか、こうした集計は行われていないんだというふうに思います。

やはりこれはもったいなくて、せっかく公表している数字があるわけで、別にエクセルで足し算するだけじゃないですか。

なので担当が行政改革事務局になるのか、どこが担当かはわからないんですが、ぜひこうした集計を政府においてやっていただいて、実際過去の推移と比べてどれだけ増えているのか、そして、公務員の人件費とその調査委託費を比較したときにその比率がどうなのかとか、いろいろ検証する観点、論点はあると思いますので、ぜひ集計してみてはどうかと思うんですが、いかがでしょうか。

政府参考人 行政改革効率化推進事務局次長

事務局次長、お答えいたします。

調査委託費につきましては、種々いろいろなものもございます。

先ほどお答えいたしましたとおり、各省庁において調査の名称、概要、また契約の相手方等について公表することをしておりますので、これによって個々の委託調査費について把握することが可能となっておりまして、各事務局としては数字を取りまとめることは考えておりません。

以上でございます。

質疑者 森ようすけ

森君。

ありがとうございます。

集計する必要性が感じられていないということなんですが、個々では公表していてもあまり意味ないような気がしていて、それが省全体としていくらなのか、そして政府全体としていくらなのか、やはり集計しないと全体のトレンドは見えてこないので、一個一個の事業を見ても、行政の観点からは仕方がないと思いますので、ぜひ調査に向けて前向きに検討していただきたいなというふうに感じております。

松本大臣にお伺いさせていただきたいんですが、各省によって結構差があるような印象があるんです。

というのも、ある省庁では結構審議会の資料作成も含めて丸投げしているというような省庁もあれば、もうこれは職員が自ら作っているんだろうなというような審議会資料もあるんです。

大体この資料のテイストを見るとですね、どこのコンサルが作ったかってなんとなくわかるんですね。

私も環境省を辞めた後にコンサルに行ったので、コンサルごとにパワポの作る雰囲気が違ったりとか、あとこういうイラストを使ったりとか、そういうのが違うんですね。

矢印の形とかいろいろ違うので、誰が作ったかって大体わかるんです。

なので、この省は結構ここに委託してるなとか、この省は全部自分でやってるなっていうのがわかるんです。

なので、基本的に調査分析というのは各省によってテーマは違うんですよ。

どれだけ深掘って各職員がやらないといけないかというのは共通しているんだと思うんです。

なので、あまりこの各省によってどれだけ調査委託をしているのかしてないのかという差が起きるというのは、国家公務員全体を見たときに人材育成であったりとか調査研究能力を高めるという観点ではあまり良くないというふうに感じております。

ただ、業務効率化のために外部委託をするというのは、それは必要なんだと思います。

なので、外部委託すべからく、そして調査委託すべからく悪いと言っているわけではなくて、本来自分たちでやらないといけないような本質的な調査研究については自分たちでやる。

そこまで重要度が高くなくて、本当に幅広くて多様なことをのぺーっと調査しないといけないとか、そういうものについては委託をしたらいいと思うんです。

なので、そういう色分けをうまくしていくことが国家公務員の政策立案能力を高めていく上では重要なんだと思います。

加えて、それがノウハウの蓄積にもつながってくると思います。

こうした問題意識を持っているんですが、調査委託にお金を使うんだったら、そのお金を削減をして、例えば処遇改善に使ったりとか、定数を上げたりとか、あと業務効率化に使ったりとか、もっと別にお金を使ったら、より職員の充実にもつながるし、能力向上にもつながると思うんですが、こうした問題意識も含めて、大臣の御見解いかがでしょうか。

松本大臣。

答弁者 松本

ありがとうございます。

委員の今のお話を聞いていて、もっともだなと思いました。

コンサルの依存が進んで、調査、立案のノウハウが霞が関からどんどんなくなっていくということは、これは避けた方がいいと思います。

なので、今我々のところで何やっているかといったら、本省内部部局については特に重点的に定員を増員しています。

平成18年度以降、内部部局の定員は通算すると4割増やしています。

ですから、いわゆる内部部局の政策立案をするところに人を集中して、それ以外のところにコンサルを含めて、いろいろと業務委託をしているということだろうと思います。

これからAIが入ってきますから、コンサルに委託できることはAIでやられる可能性というのは十分出てきますよね。

そういったことをすればコンサルへのいわゆる委託費用というのが削減できるかもしれないし、そういった方向性は我々はちゃんと持っていかなきゃいけないし、霞が関の中で人がやらなきゃいけないことを人にやらせるということは大事だと思います。

それを例えばコンサルに委託したところで、コンサルだってAIでやってきますよきっと。

だったらあんまり意味がないので、そういうコンサルを使うくらいだったら自分たちでやった方がいいに決まっているから、そういう霞が関全体の人の配置、ディストリビューションというのを変えて政策立案能力を高めていくということは、これはしっかりと僕、大臣やっている間に霞が関の中に伝えていきたいというふうに思います。

ありがとうございます。

質疑者 森ようすけ

森君。

おっしゃる通りで、結局シンクタンクコンサルもAI使うんですよ、分析に。

それでそこでお金取られるんだったら、ちゃんと省内、政府内において、行政の中において、ちゃんとそういうノウハウを積み重ねていって、こういう風にやったらいいんだよ、みたいなAIの使い方を含めてですね、やった方が絶対効率的なので、そういうところにお金を使っていただきたいと思います。

というのもですね、実は私、役所にいた時に、財務省から出向できていた人がいたんですよ。

その人に先輩だったんですけど、「森くん、これは自分で調べないといけないよ」と怒られたことがあってですね、若いときに。

なのでそういうことを聞いたときに、結構省庁によって外部委託をしている濃度が違うんだなという印象をそこで受けたことがあってですね、質問につながってくるんですが、最後の質問、一番最後のところに行きまして、今国家公務員の話をしたんですが、自治体も同じなんだと思います。

特に自治体において特色的なのは、法律に基づいて定められている計画作りがすごい多かったりとか、あと国の補助金を受けるためにその補助金の申請用紙を作るときに、

塩川鉄也 (日本共産党) 72発言 ▶ 動画
質疑者 森ようすけ

コンサルとか地方にいるシンクタンクコンサルを使ったり、そうしたふうによりコンサル依存が進んでいるのが地方自治体なんだと思います。

ただ、これを自治体独自に勝手にやってくださいと委ねるのはしんどいと思うんですが、行政改革の目線で、例えば法定の計画の数をちゃんと総点検をして不要なものは減らしていくとか、あと補助金を受けるときに「これはコンサルが書いたな」みたいなやつを評価しにくいというのは難しいと思うんですが、評価基準を変えたり、そういう行政目線の取り組みもあると思うんですが、最後手短にいかがでしょうか。

委員長 山下貴司

田沢大臣。

答弁者 松本大臣

自治体における過度なコンサル依存も問題だと思っていますので、一般論として政策立案能力、自治体においてもそれが低下しないようにすることが当然だろうと思います。

先ほどの話にも関わりますが、コンサルもAI使うんだったら、あとはプロンプトをどれだけ上手にAIに打ち込むかだけなので、それだけ高い能力のプロンプトを打てるような人材を霞ヶ関であれ、自治体であれ、しっかり確保できるように努力していきたいと思います。

委員長 山下貴司

森君。

質疑者 森ようすけ

松本大臣のリーダーシップを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。

以上でございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)次に塩川鉄也君。

塩川鉄也(日本共産党)

質疑者 塩川鉄也

日本共産党の塩川鉄也です。

今日はPFOS汚染の問題について質問をいたします。

最初に汚染源特定の取組の関係ですけれども、環境省は3月27日、2024年度公共用水域水質測定結果及び地下水測定結果を発表し、PFOS及びPFOAの指針値である50ng/Lを超過した地下水や河川が、全国で26都府県629地点、新たに130地点で確認されたことが分かりました。

河川や地下水の汚染地点が増えております。

環境省のPFASハンドブックでは、自治体に対して、水環境中のPFOS、PFOAの指針値超過時の対応として、汚染範囲の把握や排出源の特定のための追加調査等を行うことが期待されますとしています。

環境省にお尋ねいたします。

なぜ自治体が汚染範囲の把握や排出源の特定のための追加調査等を行うことを期待しているんでしょうか。

環境省高木官房審議官。

政府参考人 高木官房審議官

お答え申し上げます。

PFASに係る指針値の超過、これが確認された場合には、健康リスクを低減するために、飲用による曝露の防止が徹底されることが重要でございます。

このため、調査等の実施主体である関係自治体において、汚染の範囲の把握、それから曝露防止等が行われるよう、技術的な助言を行っているところでございます。

このような観点から、ただいま委員ご指摘のPFASハンドブックでは、地域の実情に応じて、飲用摂取の防止、継続的な監視調査、汚染範囲の把握や排出源の特定のための追加調査などを行うことが期待されますと記載しているところでございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)塩川君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也(日本共産党)健康リスクを低減するためだということであります。

環境省は自治体が汚染範囲の把握や排出源の特定のための調査をすることを推奨しているわけであります。

そこで防衛省にお尋ねいたします。

自治体の要請を受けて、基地内のPFOS等水質調査を実施した自衛隊施設はどこか、その施設名を挙げていただけますか。

防衛省、石原官房審議官。

政府参考人 石原官房審議官

お答え申し上げます。

関係自治体の要請を受け、基地内におけるPFOS及びPFOAの水質調査を実施した自衛隊施設について申し上げますと、陸上自衛隊では、北宇都宮駐屯地、海上自衛隊では下房航空基地、航空自衛隊では浜松基地、岐阜基地、小松基地、美濃山基地、三沢基地、那覇基地の8施設でございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)塩川君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也(日本共産党)8施設、航空基地のところということであります。

そのうち、下房航空基地の水質調査の結果はどうなっているでしょうか。

防衛省、石原官房審議官。

政府参考人 石原官房審議官

お答え申し上げます。

下房航空基地の直近の水質調査について申し上げますと、令和8年1月に基地内排水口3カ所を調査いたしまして、その結果はPFOS及びPFOAが検出され、うち2カ所はそれぞれ1リットル当たり24,000ナノグラム、残りの1カ所は排水がなく測定不能であったところでございます。

現在下房航空基地では、PFOS及びPFOA濃度低減対策の調査検討業務を実施しており、これら排水口に処理装置を設置し、処理後の排水は基準値以下となっているところでございます。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也(日本共産党)2万4000という非常に高い濃度のPFASが検出されたということですけれども、こういったなぜ2万4000という高い数値が出るのか、要因は何なのか、この点はどうでしょうか。

防衛省、石原官房審議官。

政府参考人 石原官房審議官

お答え申し上げます。

自衛隊施設との因果関係は必ずしも明らかでないところでございますが、防衛省では必要な関係自治体さんや関係省庁さんとの協力をしていきたいと考えております。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也(日本共産党)でも汚染が出ていますよと、その汚染源が何なのかというようなことについては明らかにしないんですか。

防衛省、石原官房審議官。

政府参考人 石原官房審議官

お答え申し上げます。

関係自治体様から調査の要請があったときには、これまでも関係自治体様の調査にできる限り協力してきたところでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、必要な対応を取ってまいります。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也(日本共産党)航空機事故などがあったときに、消火のための泡消火薬剤、その中に、PFOSが含まれているということは事実ですよね。

防衛省、江原官房審議官。

政府参考人 江原官房審議官

お答え申し上げます。

防衛省では全ての自衛隊施設において、令和6年9月までにPFOSを含む泡消火薬剤の交換処分を、また令和7年3月までにPFOS及びPFOAが混入した泡消火設備専用水槽の交換処分を完了したところでございます。

塩川君。

質疑者 塩川鉄也

過去にPFOS、PFOAを含有する泡消火薬剤を使ってきたということはありますね。

江原官房審議官。

政府参考人 江原官房審議官

お答え申し上げます。

今、ただちに具体的な時期について申し上げるデータは申し上げておりませんが、過去にあったことはあると思います。

塩川君。

質疑者 塩川鉄也

航空機事故等に備えて自衛隊の航空基地においてもPFOS含有の泡消火剤がかつて使用されているということであります。

それが実際には基地外にも流出するという状況にあるわけで、先ほどちょっと説明がありましたけれども、このような自治体から流出防止対策の要請もあったと聞いております。

どのような取組を行ったのかについて、もう1回説明ください。

防衛省、江原官房審議官。

政府参考人 江原官房審議官

お答え申し上げます。

関係自治体の要請を受け、PFOS及びPFOAの流出調査を実施した自衛隊施設のうち、小松航空基地、岐阜基地、芦屋基地、美和基地、新田原基地で基準値や指針値を上回りました。

これらの施設につきましては、浄水器を設置したり、公共水道に切り替えたり、施設外部の流出防止策を実施するなどしまして、必要な対応をとっているところでございます。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

この件からの流出防止対策を受けて、処理装置による処理を実施したということであります。

そういう点では特定されている高い数値が出ているようなPFAS汚染のところについては、処理装置でその直下のところのデータは大きく下がっているのは確かなんですが、しかし地域全体を見ますと周辺における河川でもまだ高い数値が出ておりますし、また土壌の汚染ということも懸念をされているところですから、こういった点についても留意をし、必要な河川や土壌の調査も必要だということを申し上げておくものであります。

このように汚染物質の流出防止対策を講じるためにも、汚染源の特定が必要であります。

防衛省にお聞きしますが、PFAS汚染範囲の把握のために、地元自治体から要請があれば、自衛隊施設内のPFAS調査を行いますか。

防衛省、江原官房審議官。

政府参考人 江原官房審議官

お答え申し上げます。

防衛省としては、これまでも関係自治体の調査にできる限り協力したところでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、必要な対応をとってまいります。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

そこで、茨城県御見場市にあります、航空自衛隊の百里基地についてお聞きします。

茨城県と周辺自治体の調査によって、空自百里基地周辺に高い数値のPFASが検出されました。

百里基地北側の下吉陰地域で4100ナノグラムパーリットルを検出し、そのうちPFOSが3830ということで、PFOS主体の近隣の鉾田地域と大きな違いがあります。

PFOSは油火災の泡消火薬剤として使用されてきた経緯があります。

百里基地の北側には消火訓練施設があるので、その下流部に当たる地域から高い濃度のPFOSが検出をされているということではないのか。

下沢基地と同様に百里基地内の汚染状況の調査を行う考えはありませんか。

防衛省、江原官房審議官。

政府参考人 江原官房審議官

お答え申し上げます。

令和7年6月、茨城県御見場市が実施した調査で、下吉陰の井戸から指針値を超えるPFOS及びPFOAが検出され、その後の令和7年9月の調査で指針値を下回ったと承知しております。

令和7年9月、茨城県から百里基地に対し、基地内井戸の状況等について情報提供する要請があり、百里基地から茨城県に対し、令和6年9月に実施した基地内井戸3カ所の水質調査の結果として、いずれも指針値以下であった旨を回答したところでございます。

防衛省としては、これまでも関係自治体の調査にできる限り協力することでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、対応をとってまいります。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

高い数値が出たところで2回目には検出されなかったということですけど、この調査、検査の方で4100が出た場所と2回目の検査をした場所は違うんですよ。

御見場市がそのように説明しておりました。

そういう点では、まだまだその4100という数値そのものは、その後何らかこう2回目以降の調査で変更とかってないわけで、いずれにしても高い濃度の汚染があるという状況も出ているわけであります。

そういう点でも改めてこういった汚染状況において、地元自治体から要請があれば、基地内、施設内の調査検査を行う、そういう考えはありませんか。

防衛省、江原官房審議官。

政府参考人 江原官房審議官

お答え申し上げます。

先ほども申し上げましたとおり、防衛省としては、これまでも関係自治体の調査にできる限り協力していることでございまして、今後とも関係省庁や関係自治体と緊密に連携し、対応をとってまいります。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

ぜひ、自衛隊としての汚染源の特定に取り組むことを求めます。

米軍基地の汚染も極めて重大ですので、全国の基地の調査を行うことを求めるものであります。

この水質基準の見直しに関して、木原大臣にお尋ねします。

4月1日から水道法に基づく水質基準にPFASが加わり、今まで暫定値だった合計50ng/Lが基準値となり、水道事業者は定期的な水質検査が義務化をされ、濃度が基準値を超えた場合に対策を講じることを求められるようになりました。

一方で、この基準値がゆるすぎるとの指摘もあるわけであります。

環境省の実施している10万人の親子を対象としたエコチル調査で、2024年9月、信州大学の研究グループが約2万5千人の妊婦の血中濃度を調査をし、妊娠中の母親のPFAS血中濃度が上昇すると、子どもの染色体異常が増える傾向があるとする論文を発表しました。

母親の体内でPFASの血中濃度が2倍になると、子どもが染色体異常になる割合が2.25倍に増えると推定できることが分かったということであります。

その他のエコチル調査論文からも、母子の健康影響が極めて低いPFAS曝露でも発生することを繰り返し明らかになっていると承知をしております。

大臣にお尋ねしますが、ぜひエコチル調査で得られた新たな知見を踏まえて、PFASの食品健康影響評価、一日摂取量(TDI)を見直す考えはありませんか。

答弁者 木原稔

木原大臣。

エコチル調査で得られた知見については承知しております。

その上で、PFASに関わる水道水の基準については、今、委員御指摘のとおり、本年4月より施行されたばかりでございます。

その運用管理、最新の知見を踏まえた見直しの必要については、まずはリスク管理機関である環境省において点検すべきものと認識しております。

そのような中で、水道基準の見直しが必要になった場合には、食品衛生法第24条第1項第7号に基づいて、環境省より改めて評価要請がなされるものと認識しております。

このように評価要請がなされた場合には、食品安全委員会としてしっかりと対応してまいりたいと思っております。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

最新のエコチル調査など、新たな科学的知見が集積をしておりますので、ぜひ水道水の基準値やTDIの見直しをすべき。

その点、環境省も含めた対応を強く求めて質問を終わります。

委員長 山下貴司

午後1時から委員会を再開することとし、この際休憩いたします。

休憩前に引き続き会議を開きます。

質疑を続行いたします。

川裕一郎君。

質疑者 川裕一郎

参政党の川裕一郎です。

よろしくお願いいたします。

私は小さな命を大切にできない政治は、決して人には優しい政治はできないと。

そんな思いで、昨年まで金沢市議会、石川県議会、18年間地方議会で活動をしてきました。

本日は小さな命を守り、人と動物が共に生きる優しい社会の実現、そして次期動物愛護管理法の見直しという観点から質問をさせていただきます。

日本における動物愛護の課題は多岐にわたりますが、特に深刻なのは、第一に、いまだに続いている犬猫の殺処分。

第二に、悪質な繁殖業者による過密な飼育。

第三に、虐待通報があっても十分に対応しきれていない行政、警察の体制。

第四に、保護施設、シェルターの不足、そして飼い主の責任意識の欠如であります。

これらは単発の対処方法では解決できない、構造的な問題だと考えております。

私は金沢市議会議員として当時、2010年の話でありますが、始まったばかりのツイッターで、仙台の男の子、高校生からメッセージがありました。

「明日、金沢市の保健所で、子猫が24匹殺処分されるので、助けてください」という連絡でありました。

それが夜だったので、次の日、保健所に確認をしました。

実際、24匹の子猫、そのうち譲渡が決まっていて、残り17匹がまだ引き受け手がないため、本日殺処分の予定ですというふうに伺い、自分自身、市議会という立場も使わせていただいて、「もう少し待ってくれ、必ず里を探すから待ってください」ということをお願いをして、数日待っていただくことになりました。

ただ、そんな17匹の子猫も引き受けてもらう人を私もなかなか探せないので、他方お願いをしながらインターネット上などで告知をしたところ、女優の杉本綾さんがそれを見つけていただいて、拡散をいただきました。

結果として、本当に2、3日で、その全ての譲渡先が見つかったんですけれども、そこまではよかったんですけれども、自分自身が当時はそんなに多くの犬や猫が殺処分されていることが、本当に恥ずかしながら知りませんでした。

当時2010年は、日本では犬猫合わせて20万匹ぐらい、そしてうち金沢市だけで千頭近くの犬猫が殺処分されている状況が続いておりました。

色々調べた結果、その2010年、もう16年も前の話ですけれども、熊本県で先進的な事例がありました。

熊本県動物愛護センター、そこがもうすでに殺処分ゼロを実現をしておりまして、すぐに視察に行きました。

当時、熊本も多くの犬猫を殺処分をしていたんですけれども、行政のトップの考え方が変わり、しっかり守っていこうという方針を示したところ、ゼロになったんですよね。

そこの行政の職員の方々とたくさん話をしました。

彼らは役所の職員ですけれども、それが仕事として、合室で犬猫の命を奪う仕事としてやっていました。

ただ、行政の方針が変わって、命を奪う仕事から生かす仕事に変わったと、ものすごい喜んでいました。

こういうことがあって、ぜひ自分の住む金沢でも殺処分ゼロにしていこう、日本全国でも広げたいという思いで、当時から活動を続けています。

時間はかかりましたが、2017年に金沢市で殺処分ゼロが達成されて、現在も続いています。

同じく石川県においても、その流れの中で、2022年から殺処分ゼロということが続いています。

16年経って20万匹ぐらいの殺処分が、現在日本全国でもう7000頭弱ぐらいまで下がりました。

ただ、それでもまだまだゼロには程遠いということで、ここでしっかりと国としてこの殺処分ゼロを掲げて対応してほしい、そんな思いで今日は質問をさせていただきます。

この経験から、殺処分のゼロというのは私自身もやれるという実感がありますし、それを含めて提案もさせていただきます。

全国に目を向けたら、神奈川県やまた奈良市でももうすでに殺処分ゼロを達成をしています。

名古屋市や福岡県、岡山市も殺処分ゼロを継続している地域も増えてきており、殺処分ゼロはもはや一部の特別な自治体の話だけではなくて、日本各地で確実に達成される、そういう局面に来ていると思います。

さらに海外に目を向けると、ドイツでは民間の動物保護施設、ティアハイムが全国各地に整備され、原則として犬猫の殺処分は行わない仕組みが社会に根付いています。

また、捨て犬、捨て猫を生まない社会を実現した国としても知られています。

つまり、殺処分しない社会は、世界各地ですでに現実のものになっています。

私は殺処分ゼロの実現、そして悪徳業者の根絶、教育と啓発の強化を柱として、小さな命を守る社会の実現を目指しています。

その観点から、動物愛護管理行政を所管する環境省の基本認識と、また今後の取組方針についてお聞きをしたいと思います。

まず、殺処分ゼロに向けてでありますけれども、金沢、石川県の経験から申し上げれば、行政の明確な目標設定とリーダーシップ、保健所や動物愛護センターの体制整備、そして民間保護団体とのパートナーシップ、譲渡会の支援や継続的な譲渡会の開催、こうした要素が揃えば、殺処分は確実に劇的に減らすことができます。

しかし、現行の動物愛護管理法は、動物の命を大切にするという理念は掲げているものの、殺処分ゼロの明確な達成目標としては書き込んでおりません。

私は次期動物愛護管理法改正について、法律の目的及び基本理念の中に、犬猫の殺処分ゼロの実現を明記し、国と地方公共団体の責務として、そのための施策を講じる義務を明文化すべきと考えております。

さらに国には殺処分ゼロに向けた基本計画の策定義務を課し、いつまでにどの水準まで殺処分数を減らすかという工程表を示す必要があると思います。

ここで森下政務官にお聞きをします。

動物愛護管理法第35条の4に、「殺処分がなくなることを目指して」と記されていますが、これではまだまだ弱く、殺処分ゼロの実現には程遠いと思います。

国として中長期の数値目標と期限を伴う殺処分ゼロに向けた国家的な工程表、これを策定する必要があると考えますが、見解を求めたいと思います。

森下環境大臣政務官。

答弁者 森下政務官

森下環境大臣政務官:川裕一郎委員の小さな命に対する思いとこれまでの活動を聞かせていただきまして、ありがとうございます。

質問にお答えさせていただきたいと思います。

動物愛護管理法に基づき策定している基本指針において、動物の適正飼養を推進しつつ、殺処分を減らしていく必要があるということは規定をされております。

この基本指針の中で殺処分を戦略的に減らすため、数値目標と期限を設定し、その実現のために必要な対策を整理しているところであります。

これに基づいた取組を着実に進めていくことが重要であると考えておりまして、具体的には委員もご指摘のとおり、令和2年の改正において、令和12年度の殺処分数を約2万頭とする目標を掲げておりました。

これは令和3年度に目標を既に達成しておりまして、令和6年度にはまさに約7000頭まで減少しているところであります。

こうしてしっかりと基本指針の点検を行っていくということと、この状況を踏まえながら、動物愛護管理行政の基本的な方向性、また中長期的な目標についての見直しも検討していきたいと考えております。

引き続き、引き取った犬や猫の殺処分がなくなることを目指して、また自治体の皆さん、そして民間の団体の方も頑張っておられますので、共に取組を進めてまいりたいと考えております。

質疑者 川裕一郎

川裕一郎委員:答弁ありがとうございます。

はい、予定よりも殺処分数は減ってきたというのは私も十分承知をしておりますし、ただ減らす目標とまた別に、ゼロに向けては厳しい部分があると思います。

もう1点答弁をお願いしたいんですけれども、この数値目標として減らすのではなくて、最終的にゼロを国として方針を示す必要があると思うんですけれども、そのあたりの見解を求めたいと思います。

じゃあまず、環境省成田大臣官房審議官。

政府参考人 成田官房審議官

お答え申し上げます。

先生御指摘のとおり、ゼロを目指すということは私ども非常に重要だと思っております。

これは政務官からの答弁の若干繰り返しにはなってございますが、法律の方にもゼロを目指すということが規定されております。

我々もその方針はしっかりと目指したいと思っておりますが、どの段階でゼロを目指すかといったところは、検討をいろいろ要するとかございますので、もう少し丁寧に検討を進めながら御指摘を踏まえて取組を進めてまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

川裕一郎君。

質疑者 川裕一郎

条文の中に殺処分がゼロになることを目指してというのは書かれているのは承知をしておりますし、ただその必要なのは期限だと思います。

目標を定めてそこに向かって前次次第ともにやっていくということがやっぱり大切だと思うので、御検討いただきたいそのように思います。

次の質問に移ります。

次に公的シェルターと自治体、民間保護団体への支援についてお聞きをしたいと思います。

地方で殺処分ゼロに取り組む中で痛感をしたのは、自治体と民間保護団体、いわゆるボランティアの皆さんだけに努力を求めるのはかなり厳しい部分があると思っています。

現状では多くのボランティアが自らの生活や時間、そして資金を削りながら小さな命を守っている。

その献身に国の制度や予算が十分に追いついているとは思いません。

私は国の基本目標として殺処分ゼロ、先ほど申し上げました明記をした上で、国として公的な動物シェルター機能の整備、拡充を位置づけるべきだと考えます。

同時に殺処分ゼロに取り組む自治体、民間保護団体に対しては、重点的な財政支援、いわば殺処分ゼロ推進交付金のような枠を設け、中長期で見通しをもって活動できるべきと考えます。

また、飼育困難者への一時預かり制度や、飼育支援策を制度化し、飼えなくなったら保健所に持って行って殺処分ではなく、相談すれば命が必ずつながっていく。

そういう仕組みに転換していくべきだと考えます。

そういうことは可能なのかお聞きしたいと思います。

環境省成田官房審議官。

政府参考人 成田官房審議官

お答え申し上げます。

ただいま御指摘ございました動物の収容につきましては、犬や猫の引き取りは動物愛護管理法に基づきまして都道府県等が行うこととされておりまして、引き取った犬や猫は都道府県等の動物愛護管理センター等に収容されているところでございます。

環境省におきましては平成21年度から毎年度予算を計上いたしまして都道府県等が整備する動物愛護管理センター等への補助を行っているところでございます。

例えば令和8年度当初予算におきましては約1億9千万円を確保しているというところでございます。

こういった形で都道府県等を支援しているという状況でございますので、現在ナショナルセンターといったこういったことは検討していないという状況でございます。

答弁者 松本大臣

松本大臣。

こういったことを推進していくための講習会ということも実施しているところでございます。

引き続き都道府県等と連携いたしまして、引き取った犬や猫の殺処分がなくなることを目指して、返還、譲渡を促進していきたいというふうに考えているところでございます。

質疑者 川裕一郎

ありがとうございます。

地方の方には財政的支援として保健所設置などの補助として今年度であれば1.9億円を拠出している予算は計上しているということですけれども、当然地元の負担金というのもありますし、財政的に余裕のない自治体であればそれもやはりなかなか出せないという部分があります。

そういう部分を考えるとまだまだやはり国が救済すべき部分が多いと思いますので、ぜひとも地域に任せるだけではなくて、国として積極的にまた対応もしていただきたいというふうに思います。

次に、悪質な繁殖業者とペット販売の問題についてお聞きをしたいと思います。

現行法では、第1種動物取扱業の登録制や、数値規制が導入がされましたが、それでもなお悪質な繁殖業者による過密飼育、劣悪な環境による多頭飼育崩壊が、そういう事案が各地で起きています。

自治体の立入検査や指導だけでは十分と言えず、結局行政やボランティアが後始末をしている、そういう構図が続いているのが現状であります。

扱い業としての登録を行っていないものに対する多頭飼育崩壊、これが目立っていると思います。

全国で相次ぎどおり、現行法では、なりわいに該当しないケースについては、行政の指導監督権限が十分に及ばず、救済が後手に回るという指摘があります。

また、ペットショップでの犬猫生体販売については、段階的禁止を視野に入れ、動物保護の正当な業への業態転換を支援すること、これも必要だと思います。

さらにインターネット販売は、対面販売や年齢制限の規制の枠は作られましたが、全面禁止、大幅規制まで進んでおらず、購入直前に告知を義務化することで、衝動買いと安易な飼育放棄を抑制できると思いますので、こういうことも対応いただきたいと思います。

海外ではドイツでペットショップでの犬猫販売はほぼ限定的になっております。

オランダでも厳格な繁殖規制や登録制度、不妊去勢の徹底により野良犬を事実上ゼロにし、安易な繁殖や衝動買いを抑える仕組みが整えられています。

日本もそこに近づくべきではないでしょうか。

ここでお聞きをします。

悪徳繁殖業者や不適切な販売を根絶する上で、現行法制の最大の弱点はどこにあると認識をしているのか。

登録制の限界なのか、数値規制、立入検査の運用なのか、罰則の水準なのか、具体的にお示しをください。

許可制への格上げ、生体販売の段階的禁止、ネット販売規制や購入直前告知義務化といった点に、どこまで踏み込めるのか、方針をお聞きしたいと思います。

成田大臣官房審議官。

政府参考人 成田官房審議官

お答え申し上げます。

動物取扱業者に適切な飼養を求める観点から、動物愛護管理法に基づきまして、飼養管理基準が定められているところでございますが、当該基準には抽象的な内容も含まれておりますので、悪質な動物取扱業者への効果的な指導や取締りが困難な場合があるというふうに認識をいたしております。

このため、都道府県等による動物取扱業者への指導や取締りの実効性を高めるためには、様々な動物の種類や習性に応じまして、飼養管理基準を具体化することが重要であると考えております。

こういった認識を踏まえまして、環境省におきましては、令和3年度に犬と猫を対象とした飼養管理基準について、例えば、ケージのサイズや従業者1人当たりが扱うことができる頭数を定量化するなど、具体化したところでございます。

現在は、犬猫以外の哺乳類を対象とした飼養管理基準の案につきまして、有識者の意見を聞きながら検討を進めており、今年2月にはパブリックコメントを実施したところでございます。

こうした取組を着実に進めながら、引き続き都道府県等と連携いたしまして、動物取扱業の適正化を含め、動物愛護管理法を適切に運用してまいりたいと考えているところでございます。

なお、今、動物愛護管理法の次期改正についてお尋ねございましたが、現在、この法改正につきましては、超党派の議員連盟による議論が進められているところでございまして、その中で、飼養管理基準の実効性を確保するための方策が論点とされていると承知いたしております。

環境省といたしましては、この議論の動向を注視するとともに、求めに応じて必要な情報を提供してまいりたいと考えているところでございます。

質疑者 川裕一郎

川裕一郎君。

利益を求めすぎる繁殖業者であったり、ペットショップ、そういうところがやはり問題を起こすというふうに考えておりますので、ぜひ罰則は厳しくなっていくように、今後検討というか対応いただきたいと思います。

次に4点目に、動物虐待防止と法の執行体制についてお聞きをします。

動物虐待については、前回改正で罰則の引上げなどが行われましたが、現場では依然として通報があっても十分に動けない。

そして自治体と警察の役割分担が曖昧で、誰が責任を持って踏み込むのかわからないという声が多く聞かれます。

虐待を見過ごすことは、人への暴力や他の犯罪の温床にもなりかねず、決して軽視はできません。

次期改正に向けた議論では、虐待が疑われる場合に警察や自治体が飼い主の同意なく動物を一時保護できる緊急一時保護制度、重度の虐待が認められた場合に飼い主から動物の所有権を一時停止、剥奪できる制度、虐待の定義を明確化、通報から立入検査までの対応義務付けなどが論点とされています。

私はこれらに加え、虐待通報に対する専門の捜査官、いわゆるアニマルポリス的な組織を自治体または広域で設置できることを法律上明記をし、国が財政的そして人的支援を行うべきと考えています。

虐待者に対する再発防止プログラムや心理、福祉支援との連携も必要だと思います。

ここでお聞きをします。

動物虐待事案の対応力を高める上で、現在最大のボトルネックは何だと認識されているのか。

法制度、人員、予算、専門性、警察との連携、それぞれについて、課題の認識をお示しください。

また、次期改正法において、緊急一時保護、権限停止、剥奪、アニマルポリス的な専門部署の位置づけをどのように検討されているのかお聞きをします。

環境省成田官房審議官。

政府参考人 成田官房審議官

お答え申し上げます。

動物虐待事案の対応に当たりましては、虐待が疑われる事案を自治体が把握した際に、当該事案が虐待に該当するかどうかを、こういった判断を現場で迅速かつ的確に行うことが重要であると考えております。

こういったことが課題だと考えているところでございます。

このため環境省では自治体が現場で迅速かつ的確に判断できるよう、専門家の知見を踏まえましたガイドラインの策定や動物虐待に関する知識や技術の習得を目的とした職員向け研修会の開催などを通じまして、自治体の対応を支援しているところでございます。

また警察との連携についても重要と認識しているところでございます。

このため環境省担当官による警察大学校の研修における関係法令に関する講義や、自治体における警察との定期的な連絡会議の開催などを通じまして、環境省や自治体が持つ動物虐待に関する知見や情報を積極的に警察と共有しているところでございます。

なお、動物愛護管理法の改正につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますが、現在、超党派の議員連盟による議論が進められているところでございまして、その中で先ほどご指摘ございました。

命の危険にさらされている動物を緊急的に保護する方策が重要な論点とされていることは承知しているところでございます。

環境省といたしましては、引き続き法改正の議論の動向を注視するとともに、自治体及び警察等と連携いたしまして、動物愛護管理法を適切に運用してまいりたいと考えているところでございます。

質疑者 川裕一郎

ちょっと時間がないので、早めにちょっとお話をします。

最後に、命の教育と社会全体の文化の問題として伺います。

私が金沢市や石川県の殺処分ゼロに飛び込む中で痛感をしたのは、行政の施策だけではなく地域全体で命を大切にする文化を育てていかなければ、本当の意味での解決にはいたらない、そういうふうに思っております。

そのためには、学校現場であったりとか、あと全国的な命の教育。

大臣。

学校教育、社会教育において、命の尊重及び動物の愛護に関する教育を推進する責務を負うこと。

環境大臣と文部科学大臣が、動物愛護教育の指針や教材整備の方針を共同で定めること。

こうした規定を盛り込むことについて、どのようにお考えでしょうか。

また、人と動物が幸せに暮らす社会の実現に向けて、国民運動としての広報啓発や表彰制度などを、法と予算の両面からどう位置づけるのか、ビジョンとしてお示しください。

環境省成田官房審議官。

政府参考人 成田官房審議官

お答え申し上げます。

御指摘の教育や普及啓発につきましては、現行の動物愛護管理法におきまして、国及び地方公共団体は、動物の愛護と適正な使用に関し、学校や地域等における教育活動等を通じて普及啓発を図るよう努める旨が規定されているところでございます。

また、同法に基づく動物愛護習慣には、国及び地方公共団体は、命あるものである動物の愛護と適正な使用について、国民の関心と理解を深めるための行事の実施に努める旨が規定されているところでございます。

こういった規定を踏まえまして、環境省では毎年、動物愛護習慣に表彰などの行事を行っているところでございます。

また全国の自治体においても様々な教育活動や普及啓発活動が実施されているところでございます。

また文部科学省との連携という観点については、学校動物の適切な使用管理を推進するため、学校関係者が自治体職員に相談しやすい環境を整える等の取組も行っていると承知いたしております。

当面は簡潔に願います。

環境省といたしましては、動物愛護管理法の目的である人と動物の共生する社会の実現に向けて、動物愛護の普及啓発に取り組んでまいりたいと考えるところでございます。

委員長 山下貴司

川君。

質疑者 川裕一郎

はい。

時間になりましたのでこれで終わります。

ありがとうございました。

最後に1点だけ、冒頭申し上げた殺処分ゼロ、この法律の明記、しっかりと期日をつけてやっていただきたいと心からお願い申し上げまして、私の質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

次に高山聡君。

高山君。

質疑者 高山聡史

チームみらいの高山聡です。

この内閣委員会において、本日午前も大島委員、平委員の御質問の中で、最新のAIモデルとサイバー攻撃のリスク等に関連した質疑がございました。

AIモデルの能力をどう評価するか、そしてその評価に基づいて活用やリスクに対する備えについても考えていくということは、もはや国家にとって最優先アジェンダの一つです。

今月4月7日にアンソロピック社がクロードミトスを発表してから、政府、与党でも平先生含め関係する方々のご尽力もあり、4月中に我が国でも国と民間事業者が連携し合って対処に当たる取組、これが具体化しようとしていることは、まず前向きに受け止めたいと思います。

その上で、このような最新モデルへの対処は今後さらに短い軸での緊急対応が求められることも考えられます。

今回のように起きてからすぐプロジェクト化していく動きも重要ですが、同時に常日頃からAIモデルに対するきちんとした評価ができる体制をしていくことも必要不可欠です。

日頃の備えによって、例えば3週間かかる対応を1週間、数日でできるようにしていく。

我が国の経済安全保障、そして国益を守るためには、これができるようになっていかなくてはならないと思います。

そこでこの時間はまず、小野田大臣に、人工知能基本計画に基づくAIセーフティインスティチュート、以下、AISIの機能強化について伺います。

ご案内のとおり、昨年12月の人工知能基本計画の閣議決定を受けまして、我が国でもAIガバナンスの中核をなす機関として、AISIの抜本的な機能強化の方針が示されました。

このAISIの強化というところは、我々チームみらいとしても提言として強く主張させていただいた内容でございまして、この必要性は政府とも認識を共有しているものと思います。

国際的にもAISIのネットワークは広がりを見せており、先般のインドAIインパクトサミットでも各国AISIの役割や機能強化に関する議論がなされたと承知をしております。

特にイギリスのAISIは最新のAIモデルについて、サイバー分野、もちろん生物、科学、自律性といった能力の領域ごとに個別のモデルを対象とした評価レポートを継続的に公表しておりまして、AIモデルの評価を国際的に牽引している姿がはっきり見て取れると思います。

これに対して我が国のAIセーフティインシチュート(AISI)が公開しているアウトプットに目を向けますと、例えばAIセーフティ評価観点ガイド、AIセーフティに関するレッドチーミング手法ガイドなど、評価の枠組みであったり方法論の整備というところが先行していて、これ自体は重要な基盤整備として率直に評価できるものですが、個別のモデルを対象に評価を実施して技術レポートを出すという実績については、まだこれからという状況であるように思います。

この技術レポートを出すということがなぜ重要かというと、最新のAIモデルを開発している事業者、これはアンソロピックもそうですが他にも何社かありますが、そうした事業者が一般に公開される前のAIモデルについて事前のアクセスをAISIに提供する、こういったことがあるわけですが、この判断をするためには、そもそもそのAISIが評価能力を有する機関であるということが国際的に実証されている必要があります。

常日頃から評価能力があるということを国際的に示し、そして事前の共有を受けられる関係性、こういったものを作ることで、我が国AISIが世界最先端のモデルに日頃から早期に評価する機会を得る、こういったことを目指していただきたいわけです。

そこで小野田大臣に伺います。

大臣はAISIとして個別の最新AIモデルを対象とした評価を実施し、その結果を技術レポートとして公表する方針はあるのかと、その取組に関するロードマップ等の検討状況について。

第2に、最先端のAIモデルを有する事業者との事前アクセスに関する協議や連携の状況について。

そして第3に、英国のAISIをはじめとする国際社会に対して、我が国AISIがどのように技術的貢献を目指すのか。

これらについて大臣のお考えをお聞かせください。

はい、小野田大臣。

答弁者 小野田大臣

AIの安全性、セキュリティの確保、AIの利活用推進を促進する上で極めて重要でございまして、AIセーフティインシチュート(AISI)の機能強化は喫緊の課題です。

委員の御指摘のとおり、特にAISIが個別の先進AIモデルを自ら評価し、その結果を海外機関を含めて関係機関に共有する機能を持つことも非常に重要であるというふうに認識しております。

こうしたことから、今挙げていただいた昨年末に策定したAI基本計画において、AISIの抜本的な強化を書いて、AIモデルの技術的評価を適切に行い、当該評価も踏まえ、AIがもたらすリスクにかかる実態把握を行うとともに、必要な措置を講ずるとともに、AISIの人員を直ちに現行の2倍程度に拡充するというふうにしております。

現在、評価環境の構築に向けた取組を進めておりまして、具体的なロードマップということはなかなか今申し上げられないんですが、ちゃんと人員を強化してそれができる体制にして、それをやっていくということを引き続き、AI技術の進展や利用者のさまざまなニーズに対応できるように、関係者。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

今もご答弁にありました人員の強化、あるいはそのための予算というところは、ぜひしっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。

そしてですね、ロードマップ、時間軸というところ、なかなか難しい面もあるかなと思うのですが、具体の取り組みの方針の一つの案として、例えばですね、そのクロードなどのクローズドなモデルに対する評価をやるということだけではなくて、今オープンソースで公開されているモデル、今日、メタもオープンソースにするというニュースがございましたが、オープンソースでもいいモデルを各国出しておりますので、そういったモデルに対する評価をまずやっていく。

そうすると自分の会社のモデルに対する評価でなくても、きちんと評価能力があるんだなということを世の中に示すことはできると思いますので、そういったこともぜひご検討いただきたいなというふうに思います。

続いて議題変わりまして、城内大臣に規制のサンドボックス制度についてお伺いいたします。

ご案内のとおり、この規制のサンドボックス制度は、AIなど新たな技術の実用化であったり、プラットフォーマー型ビジネスなど、新たなビジネスモデルについて、既存の規制との関係が不明確な新技術、新サービスであるという観点から、機関や参加者を限定した実証を認め、そのデータをもとに規制改革につなげるというものであると承知しております。

制度の趣旨自体は、私も大変優れたものだと思っておりますが、運用というところに目を向けますと、例えば申請から認定までのリードタイム、認定された件数、そして実証終了後に本格的な規制改革に結びついた事例の数であったり、まだ改善の余地があるものではないかというふうに思います。

そこで大臣にお伺いします。

第一に、規制のサンドボックス制度の現状、特にリードタイムのところなどについて、どのような評価をしておられるか。

そして第2に、スタートアップ等から実際にこの制度の使い勝手に関する指摘をどういうふうに受けていて、そうした認識があるかというところと、それを踏まえた改善策の必要性について、大臣のお考えをお聞かせください。

答弁者 城内大臣

城内大臣、高山委員の御質問にお答えしますが、規制のサンドボックス制度は言うまでもなく、産業競争力強化法に基づきまして、機関や参加者を限定することにより、規制の適用を受けずに新技術、ビジネスモデルに関する実証を行い、そのデータを活用して規制の見直しにつなげていく、そういった制度であります。

制度の利用実績としましては、制度開始が2018年6月ですが、それ以降、33計画、152社が認定されており、うち3件は実証の結果、法令等の改正につながり、着実に実績を上げているというふうに認識しております。

また、高山委員御指摘のリードタイムでございますけれども、事業者から相談を受けてから実証計画の認定まで、平均で8ヶ月程度であります。

そのうち約半数が実証から1年以内に事業を開始しております。

なお、制度を利用した一部の事業者の方々からは、やはり申請書の作成が煩雑であるといったご指摘がありました。

様々な社会課題の解決のために、規制のサンドボックス制度を利用する事業者さんに対しまして、やはりその実証計画策定などのサポートをハンズオンで取り組むとともに、規制関係省庁と連携しながら、高山委員の御指摘もしっかり踏まえながら、本制度の利活用に今後とも一層取り組んでまいる課題であります。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

ありがとうございます。

まさに良い取り組みであるからこそスピード感を持って、特にこの御答弁にもありました8ヶ月というのは、私もスタートアップで働いていた経験がございますが、今と来年ということになりますと、全くこの事業環境であるとか競争環境も異なる前提で対していく必要もあるといった時間軸でもございますので、少しでもスピード感のある形でことを進めていただきたいというふうに思います。

続いて、城内大臣に、スタートアップ担当大臣でもあり、規制改革担当大臣でもあるというお立場も生かしていただきながら、このスタートアップ育成戦略と規制改革をどう連動させていくかという観点でお伺いをいたします。

スタートアップ育成5カ年計画は令和4年11月の策定から約3年半が経過し、5年計画ということでございますから、最終盤に差し掛かっているものと思います。

まずこの間の成果につきまして、私としてもスタートアップの社数が当時の1.5倍、2万5千社であるとか、GDPの創出額でいうと、兵庫県内の名目GDPに相当するような規模であるというような話も伺っていて、エコシステムの裾野が着実に広がっているんだなという点では、大変評価できる部分もあるかなというふうに思います。

また人材育成においても、未踏事業の採択実績など、順調な推移を見せているものもあると思いますし、この関係者のご尽力に大変敬意を表したいと思います。

他方で、目標としていたものに目を向けると、まだまだ厳しい側面もあると思います。

例えば、投資額を10倍にする、10兆円だと目標を置いていたところに対して、計画開始時からほぼ横ばいの8000億円台であるというところであったり、ユニコーン企業数というところ、これはまだ現時点の社数が問題かというのはありますが、目標100社に対して8社であるというところ、そして政府調達3%目標というところも、政府全体ではまだ未達であると承知をしております。

裾野はある意味広がったわけですが、作りたかった山の高さからすると、まだ足りないところもあるということではないかと受け止めております。

このスタートアップを盛り上げていくというところで、しっかりと高さを出していくということに対してボトルネックになり得るのがまさに規制であるというところでございまして、医療、ヘルスケア、モビリティ、金融、宇宙、スタートアップが力を入れる領域を並べてみましても、いずれもどの程度伸びるかということが規制のあり方に大きく影響される成長速度であったりとか、どの程度伸びるかというところに直に規制のあり方が影響するという分野が多くあると思います。

先ほども規制のサンドボックス制度についてもお伺いしましたが、スタートアップ育成の観点からも、どの規制をいつまでにどう変えていくか、これを一体で検討するという視点も重要であるというふうに考えます。

そこで大臣にお伺いをいたします。

第一に、スタートアップ育成5カ年計画の進捗について、大臣としてどのような御認識をお持ちで、残り期間どこに重点を置いて追い込むというお考えなのかというところ。

そして大臣、第2に、このスタートアップ担当大臣と規制改革担当大臣を兼任になっているという立場も生かして、スタートアップの成長ボトルネックとなっている規制分野を特定し、優先的に改革していただきたいと我々考えておりますが、これに対するお考えをお聞かせください。

はい、城内大臣。

答弁者 城内大臣

はい、お答えします。

委員御覧のとおり、2022年にスタートアップ育成5カ年計画、これは定いたしまして、それ以来、官民一体の取組を行ってまいりました。

その結果、我が国のスタートアップの数は、2021年1万6100社から、今御指摘ありましたけれども、2025年には過去最多の2万5千社に増加するので、我が国のスタートアップエコシステムは着実に発展しつつあります。

他方で御指摘のように10兆円規模というスタートアップへの投資額とか、あるいは100社のユニコーンの創出という5カ年計画で掲げた目標はまだ実現できておりません。

御指摘のとおりであります。

スタートアップ政策を強化するため、本年、日本成長戦略会議のもとに、私自身が分科会長であるスタートアップ政策推進分科会、これを立ち上げまして、現在、精力的に検討を進めているところでございます。

御指摘の規制改革についても、スタートアップの育成推進に極めて重要な課題であると、まさに高山委員と同じ、全く同じ認識でございまして、4月20日に開催された日本成長戦略会議においてもスタートアップに係る規制改革について、いくつか例を挙げさせていただきますが、独占禁止法に基づく議決権保有制限の見直しとか、あるいはスタートアップの資金調達時の有価証券届出書の提出免除基準の引上げ、さらには国家戦略特区制度のさらなる活用の促進といった対応の方向性をお示ししたところでございます。

今後、高山委員の御指摘も踏まえまして、さらに検討を進めて、スタートアップ育成5カ年計画を強化し、我が国初のスタートアップが主要なプレイヤーの一つとして活躍する強い経済の実現に向けた戦略を5月までにまとめたいというふうに考えております。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

ありがとうございます。

5月までにまた次の戦略というところで、その内容もぜひ注目しながら、引き続きいろいろと議論させていただきたいと思います。

まさにこのスタートアップの領域、きちんと粒揃いの成功をしていくことももちろん大事、100点、120点を目指すことも大事なわけでございますが、やはり海外、特に米国に目を向けると、100点、120点を目指すという視座ではなくて、1000点を目指すみたいなぐらいの成長するような企業が何社生まれるかというところで、市場自体も大きく広がっていく。

そういった特性があるかなというふうに思います。

今スタートアップで頑張っておられる方々もそういった1000点を目指す夢が見れるというか、そういったことも現実的になるなというチャレンジができるような規制改革ということをぜひ進めていただきたいなというふうに思います。

もう1点、ぜひお伺いしたいのが、私、成長戦略の観点と規制改革の観点というご質問を大臣に何度かさせていただいていると思うのですが、やはり省庁の方、お話を伺っても、すごくそれぞれで仕事をしっかりやられているということは感じるのですが、成長戦略の目線と規制改革の目線というのは、日頃考えていらっしゃいますでしょうか。

答弁者 城内大臣

城内大臣。

大変これは適切な御指摘だと思います。

おっしゃるように成長戦略の目線と同時に、反対側にそれを実現するために規制改革をどうしていくかということは本当に重要な御指摘だと思います。

そういった観点から17の戦略分野がございますが、それと同時に、分野横断的課題として8つの課題がございまして、その中にもスタートアップというのがございまして、また私、御指摘のとおり、日本成長戦略担当大臣とともに、まさにスタートアップの担当でもあり、規制改革の担当でありますので、やはり縦割り行政の垣根を超えて、御指摘のとおり、日本成長戦略を策定すると同時に、スタートアップの視点、そして規制改革の視点をしっかり横串を差しながら、各戦略分野にそういった観点を別の角度から重視するように努めてまいりたいというふうに考えております。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

ありがとうございます。

まさにそういった目線を日頃から関わる方に対してお示しいただくということがある意味で、こういった複数の担当大臣に兼ねられている城内大臣としても、非常にもし私が担当者であれば聞きたいなと思うところですので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。

これで私の質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

次に中村はやと君。

中村君。

本日最後の質問者となります。

質疑者 中村はやと

無所属の中村はやとです。

私は2期目なんですが、1期目は環境委員会に所属し、気候変動やゴミリサイクル問題、太陽光パネルの問題等について勉強してきましたが、この内閣委員会では個別の分野を超えて政府全体で俯瞰的に考えるべきテーマについても議論できる場だと考えており、まさにそうしたテーマの一つである経済財政政策について、今日は城内大臣に質問させていただきたく思います。

第2次安倍政権以降、経済再生と財政健全化の両立との明確なスローガンが打ち出され、先般の城内大臣の委員会所信においても、強い経済の構築と財政の持続可能性の実現を両立させるとの言葉がありました。

その意味するところは文字の通りだと思っておりますが、経済成長も財政健全化もどちらも大切であり、二兎を追うということだと理解しております。

私もこの基本方針に異論はありません。

ただ重要なことは、その時々の経済、財政状況を踏まえ、両者のバランスをいかに取るかであると私は考えております。

高市総理は、所信演説の中で、長年続いてきた過度な緊縮思考、未来への投資不足の流れを断ち切ると宣言されておられます。

財政規律にも十分配慮するとおっしゃりながら、実際にはプライマリーバランス目標に柔軟性を持たせる検討を進めるなど、成長重視のスタンスであることは明らかです。

そうした中、お手元に資料を配布しておりますが、先月末に開催された経済財政諮問会議では、オリビエ・ブランシャール教授とケネス・ロゴフ教授というマクロ経済界の世界的権威を招き、高市政権の経済財政運営について意見交換を行っておられます。

当日の議事録を拝見すると、高市政権の積極財政を直接否定する指摘はなかったと思いますが、教授たちからは、5年後、もしくはさらに短い期限でのプライマリーバランス均衡の重要性や、高い債務残高比率ゆえの金利上昇時のリスクについて指摘を受けております。

率直に言って、私はこの議事録を読んだときに、教授たちは高市政権が掲げる成長重視の積極財政に対して、警鐘を鳴らされているのではないかと感じました。

配付資料にもあるとおり、主要旨の受け止めも同様です。

積み上がり、持続的な金利の上昇も懸念される状況を踏まえれば、今は財政健全化の手綱を緩めるべき時ではないと考えておりますが、大臣のお考えをお伺いいたします。

城内大臣。

答弁者 城内大臣

はい、お答えします。

高市内閣の責任ある積極財政、これは当然財政の持続可能性に十分配慮した財政政策でありまして、マーケットからの信認を損なう、いわゆるノホーズな財政政策をとっているわけではございません。

戦略投資を拡大することによって、責任ある積極財政はやはり将来の経済成長と所得をもたらすものであります。

3月26日の経済財政諮問会議では、御指摘のとおりブランシャール教授とロゴフ教授から日本の経済財政運営について貴重な御助言を賜りました。

活発な議論を行うことができたというふうに認識しております。

お二人からは、例えば我が国は投資が不足していること、また債務残高対GDP比の安定化が欠かせないこと、さらには世界的に金利が高まり不安定化が進む中で金利上昇に備えたリスク管理が大切であることなどについて御発言がございましたが、これらの御発言は高市内閣の方針と軌を一にするものであると考えております。

具体的には、ブランシャール氏は高市総理がお考えのことは極めて実行可能であるとか、あるいはロゴフ教授は非常に良いアイデアが示されていると、戦略投資を核とした積極財政に賛同の意を示されたわけでございます。

確かにお配りされました記事の中身、私も承知していますが、そういう状況でございます。

高市内閣では、いずれにしましても、市場動向や経済指標を常に十分注視しながら、責任ある積極財政の考え方に基づく経済財政運営を行い、成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑える。

将来の経済成長と所得向上をもたらすためには、やはり高市総理が強調されたように供給力、より質の高い製品、サービスを生み出す供給能力を拡大する、そういった戦略投資が必要であるというふうに考えています。

委員長 山下貴司

中村君。

質疑者 中村はやと

ありがとうございます。

となると、お二人からは、どちらの面での指摘や御意見があったということなので、厳しい指摘もありながらも評価される部分もあったと。

私がちょっと懸念しているのは、今回のことによってお墨付きを与えられたみたいな感じになってしまうと困るなというふうには思っておりますので、そういった点での確認をさせていただきました。

次の質問です。

高市政権の成長戦略の肝である危機管理投資についてです。

危機管理投資を、投資を上回るリターンを通じてGDPの成長にも資するものと位置づけ、債務残高対GDP比の低下にも有効だと考えられているようでございます。

しかしながらこの点についてブランシャール教授は、こうした投資の重要性について理解を示されているものの、財政的収益が見込めるとは言い難い。

そして成長を押し上げるかもしれないし、そうでもないかもしれないとも御指摘されております。

私は成長分野への投資は否定しません。

中期的、長期的な視点から我が国の持続的成長のために、政府は成長分野の投資をもちろんやるべきです。

ただ投資はあくまでも投資であって、投資をしたから必ず経済成長につながるわけではないということも十分に意識すべきだと考えております。

これまでも毎年赤字国債を発行しまして多くの成長投資をしてきたのに、力強い成長が見られない我が国の現実から目を背けるべきではないと思います。

高市政権では成長投資がGDPを拡大し、債務残高対GDP比を低下させて市場の信頼を得られると主張されておりますが、投資頼み、成長頼みの財政健全化では実現可能性が担保されません。

むしろ計画性のない策としてマーケットの信任を失ってしまうのではないかと危惧しております。

債務残高対GDP比の引下げについて、重要なことはGDP成長に頼り切るのではなく、債務そのものをこれ以上増やさないこと、着実に減らしていくことなどではないでしょうか。

大臣の見解を伺います。

答弁者 城内大臣

ちょっと若干誤解があるんじゃないかと思うので、御説明させていただきます。

繰り返しになります。

高市内閣の責任ある積極財政の考え方のもとで、投資すべき分野への大胆な投資、これは全ての分野に同じ額でバンバン投資するというのではなくて、投資すべき戦略分野、勝ち筋、投資した分、後でリターンが見込まれる分野に限定して大胆な投資を行い、先ほど申しました強い経済と、片一方の財政の持続可能性をバランスよく同時に実現していくこととしております。

戦略投資の拡大によって、タイムラグがありますけれども、将来の経済成長と所得をもたらす供給能力の拡大、それによって財政の持続可能性をより高めていくという考え方であります。

令和8年度予算においても、国の一般会計において新規国債発行額を2年連続で30兆円未満に抑えています。

そしてまた公債依存度も低下させるなど、繰り返しになりますけれども、財政の持続可能性にも十分配慮した姿となっております。

債務残高対GDP比は、政府が負う債務について、その利払いというか返済の原資となる税収を生み出すもととなる国の経済規模、すなわちGDPに対してどの程度の割合になっているかを示した指標でございまして、財政の持続可能性を見る上で有意義だというふうに考えています。

また、債務残高対GDP比につきましては、先日の経済財政諮問会議においてブランシャール教授、ロフ教授も重視されているというところでございます。

いずれにしましても、引き続き市場動向や経済指標を常に十分注視しながら、責任ある積極財政の考え方に基づく経済財政を行い、繰り返しになりますけれども、成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑え、政府債務残高の対GDP比を安定的に引き下げていくことで財政の持続可能性を実現し、マーケットからの信任を確保していくという考えであります。

委員長 山下貴司

長妻君。

質疑者 長妻昭

ありがとうございます。

茂木大臣のお話は、今までもそうしてきたし、これからもちゃんとやるということだと思うんですけど、だとするとやっぱりその「責任ある積極財政」という言葉自体が成立するのかなと、なんだか不思議な言葉だなという違和感はずっと考えていたところであったんですが、いずれにしてもこういったもやもやというのは、それぞれの立場によってやっぱり感じ方というのは大きく違うと思うんです。

そういった中で重要なのは、私は客観性だというふうに思っております。

私としては健全化に関しては手堅く確実なスタンスで臨むべきだと考えております。

最後に政府の取組の客観的レビューについて伺います。

市場からの信任を得るためには、政府の健全化の取組が本当に

山下貴司 (内閣委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

成果を出しているか、経済諮問会、経済財政政策の客観的な検証を見る。

川裕一郎 (参政党) 5発言 ▶ 動画
質疑者 川裕一郎

山下委員長。

例えば今月13日にも諮問会議が開催され、4人の民間議員の方が教授たちとの議論を踏まえた見解を示されています。

しかしながら、そこには教授たちが示された日本財政の厳しいご指摘についての言及はなく、あくまでも高市政権の取り組みをオーソライズするだけの内容になっています。

せっかく世界的マクロ経済学者のお二人からいただいた貴重なご批判も、2週間もすれば諮問会議の中では忘れされてしまうようです。

こうした現実を踏まえるに、いわゆる独立財政機関のような客観性の高い機関を設置して、政府の経済財政政策が定期的にレビューされる仕組みを構築すれば、お手盛りの評価を排除し、自らを厳しく律する姿を示すことができ、市場からの信任の獲得につながるのではないかと私は考えます。

独立機関をどこに設置するかという点については、今回踏み込まれませんけれども、いずれにしても、政府にとっても、こうした機関の設立は、政策に客観性と透明性をもたらす意味でのプラスに働くのではないでしょうか。

経済再生と財政健全化の両立に向けて、政府の経済財政政策を客観的に評価する独立機関を設立することについて、大臣の見解を伺います。

答弁者 高市早苗

はい、お答えします。

ただ1点だけ、先ほど私御答弁させていただいたように、そういった記事があることは承知しておりますけれども、確かに両教授どちらかから金利上昇に備えたリスク管理は重要だというご指摘ありましたけれども、両者ともブランシアル教授もロゴフ教授もお二人とも、戦略投資拡大の積極財政については良いアイデアだということでご賛同いただいたというふうに、私は、あるいはそこに揉まれた関係者の皆さんはそのように認識しております。

ご指摘の独立な組織についてですが、まず経済財政諮問会議についてご説明しますと、これは専門的中立的なご知見を有する学識経験者なども参画する場で、経済財政について活発な議論を行っている、そういう場でございます。

マーケットからの信任を確保していくためには、やはり経済財政諮問会議における議論も踏まえながら、経済財政運営の方針について、やはり専門的中立的な知見も含め、さまざまな観点から検討を重ねること。

その上で決定した方針に従い、政府一丸となって、強い経済の構築と財政の持続可能性の実現の両立、何度も繰り返しますけど、両立に取り組むことが重要であると考えております。

引き続き、債務残高の対GDP比の安定的な引き下げに取り組んでまいります。

そして、また債務残高対GDP比などの財政運営の持続可能性の確認にも、やはり資するような形で、成長率、あるいは金利など不確実性を織り込む分析検証を強化し、併せて市場関係者との緊密な対話に努め、政府としてもマーケットからの信任を確保していくこととしております。

ご指摘の政府から独立した組織、これにつきましては、例えば国会などの政府外に設置すべきというご提案であれば、やはりこれは政府として、この場でお答えすべき立場にはないということで、ご理解いただければと思いますが、そういうご指摘があったということは、しっかり受け止めさせていただきました。

委員長 山下貴司

中村君。

質疑者 川裕一郎

ぜひ前向きに検討という感じではなくて、ぜひこういう声はもうかなり出てくると思いますので、これも私の主観になっちゃうかもしれませんけれども、検討を真剣に考えていただければなと、というふうに強くリクエストさせていただきます。

私は経済財政運営は危機管理だと考えております。

安全保障の世界でも防災の世界でも、有事においては甚大な影響が出るからこそ、そうした事態を起こさない努力を日頃から行います。

経済財政運営もそれと同じで、ひとたび危機的な状況を訪れれば、国家が、そして日本国民の生活が立ち行かなくなるわけであり、政府にはそうした事態を決して起こさない努力が求められているはずです。

そうした努力こそがまさしく責任ある経済財政運営だと私は思っております。

私は高市総理がですね、戦略的な成長投資を行うとともに、財政規律にも十分配慮していただけるという姿勢を明らかにしていただいたので、主婦一名では高市早苗さんの名前を書いているというところもあるんです。

こそそういった面をですね、深く受け止めていただいて、今後取り組んでいただければと思います。

時間になりましたので、私の質問を終わりにさせていただきます。

ご清聴ありがとうございました。

委員長 山下貴司

次回は後ほどお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。

高山聡史 (チームみらい) 1発言 ▶ 動画
質疑者 高山聡史

ご視聴ありがとうございました。

中村はやと (無所属) 1発言 ▶ 動画
質疑者 中村はやと

ご視聴ありがとうございました。