横田光弘(日本維新の会)ありがとうございます。
そういう形で、本当にこれまで事務スタッフが長い時間をかけていろいろな苦労されて答弁書も作っていたと聞いておりますから、こういうようなものが、今までは考えられなかったような速さで進捗していくというのは非常に重要だと私も思っております。
ただ、ここからが非常に大きな問題でありまして、でもこのデータって一体どこにあるんだということです。
このデータはもちろん大臣もこれまで何回も答弁されていらっしゃるように、例えば国内にある、これは当然です。
当然国内の管理者がいる、これも当然です。
でも、これみんなアメリカ三社の企業のいわゆるクラウドの中にあるんですよ。
国内にあったとしてもね。
この企業、アメリカ三社だから全て悪いというわけじゃないけれども、今から申し上げるように、やはり非常に大きな問題を抱える可能性があるということなんです。
前回の委員会で我が党の安倍司理事がソブリンクラウドに関して質問しました。
デジタル庁自体は国家の機密情報を扱っているわけではない。
それはそのとおりです。
それから経済安保の推進法の基幹インフラの中にいわゆるクラウドが入っていない。
こういうようなことである程度外国製が入ってもしょうがない。
これもある意味ではそのとおりだというふうに思います。
ただ、私は思うんですけれども、政府とか地方公共団体、民間も含めて、国民の個人情報を扱うわけですから、これは当然のことながら、基幹インフラと言わざるを得ないんじゃないかと思うんですよね。
この基幹インフラをちゃんとコントロールする、そういうような法律が今のところないんです。
個人情報保護法、後で大臣、いろいろこれに対してのいろいろな改正の説明をされるというふうに聞いておりますけれども。
だけども今回のポイントは、このデータセンターとかクラウドを制御する、そういった法律がないわけです。
やはりこれをちゃんと制定していかないと、これからガバメントクラウドを広めていくわけですから、やはりこういうようなものに対するチェック機能、それからそれを守っていく、海外の勢力から守っていく、こういうような機能が非常に重要だというふうに思うわけです。
この1月に政府の経済安全保障のさらなる推進に向けた提言という有識者の提言があるんですが、その中にも安全保障上重要なデータ等のセキュリティを確保する重要性が高まっている、日本が責任を持って対処することが必要であるとか、データセンター及びクラウドサービスで大量に処理保存されるデータを防護するための措置についても検討すべきだと、こういう提言があるわけです。
本当にそう思うわけなんですよね。
今見ていると、当然のことながら、さっき私の開発環境のことも言いましたけど、フランス製ですが、OSもクラウドも、AIも、全部アメリカ製なんですよ。
昔、ビートロンというのがあったのを覚えている方もいらっしゃると思うんですが、本当あれ残念でしたよね。
その当時の通産省に、ある意味では見捨てられたようなものなんですよ。
そういうようなことを考えていくと、今まさにやるべきことは、もうこういう状況の中で、ちゃんとして私たちのデータを守っていく、個人情報を守っていく、こういうようなことが非常に重要になってきます。
ヨーロッパはどうなっているんだろうというふうに思うと、ヨーロッパではさすがにいろんなことを考えています。
欧州ソブリンクラウドの4条件ってあるんですね。
これ第1番目何かというと、データの所在地はEU域内。
日本でも同じです。
運用者はEU域内の独立した法人の人間に限る。
だからアリゾナとかそんなところからコントロールしちゃだめよということです。
だからデータを保存する際の暗号化等の鍵、キーですね。
これの管理やアクセス権はEU域内の人間が行うべきだと。
これも当然ですよね。
アメリカから勝手に何か開けられちゃ困るということです。
だからデータアクセスのトラック記録、誰がいつ、どういうアクセスをしたのかということを残せというふうになっているんです。
じゃあ何でEU、ヨーロッパはこれだけ慎重かというとですね、アメリカにはアメリカのクラウド法というのがあるわけです。
このクラウド法は何かというと、一応は名目としてはテロとか犯罪者、こういったものの捜査に関してという前置きがあった上で、米国内に拠点を持つ事業者に対してデータの物理的な保存場所、つまり国内外問わず開示命令が可能であると、こういうふうに書いてあるわけです。
だからそれを考えると、アメリカの政府のアクセス対象というものはEUにも及んでしまうじゃないかということで、こういうような新たな要件を4つつくり出したわけです。
つまりこれは日本でも同じだということなんですよね。
だから日本も単に契約を結んでいるから、例えばアマゾンやグーグルと契約を結んでいるからというだけじゃなくて、技術的だって十分可能なわけですから。
だからこれに対してのちゃんとした歯止めをつくっていかなきゃいけない、法律をつくっていかなきゃいけない。
もうそういう時代に入っていると私は思います。
こういうこのクラウドがですね、最近アンソロピックのクロード3とか話題になっていますが、そういう性能も重要ですけれども、それで判断するだけではなくてですね、実際に中に含まれるデータはどの国のルールで動いているのか。
これをちゃんと地政学的検知から確認をしていくという作業が私は必要だというふうに思っております。
今回の経済安全保障推進法ですね。
ここではデータ主権に関する内容は、実はこの改正法では先送りされちゃったわけです。
安全保障の観点からデータセンターとか、先ほど申し上げましたようにクラウドのサービスについての法律の制定は、むしろ何よりも重要だというふうに思っております。
そういうことを考えていくと、やはり例えば私たちの個人情報もさることながら、それから安全保障上の防衛省のデータだって、あれクラウドに入っているんじゃないのと、いうようなこともあるわけです。
ですからこういった点も含めて、日本国の将来を左右するであろうこの点についての見解を、安全保障の司令塔である内閣のNSSも含めて、司令塔の内閣府に見解を求めたいというふうに思っております。