内閣委員会

衆議院 2026-05-15 質疑

概要

衆議院(委員会名不明)において、小泉進次郎大臣や小野田紀美大臣らが出席し、経済安全保障推進法の改正案を中心に審議が行われました。主要テーマとして、中堅中小企業の経営基盤強化と技術流出防止、特定重要物資の安定供給に向けた役務への支援拡大、および海外事業支援の新制度導入について議論されました。また、医療分野の基幹インフラ指定に伴う段階的な導入計画や、官民協議会・シンクタンクの創設による情報共有の高度化、防衛省が重要技術育成プログラムに参画する意義についても答弁がなされました。

発言タイムライン

中道改革自民維新国民参政チームみらい共産政府委員長・議長
0分35分1:101:452:202:553:304:05後藤祐中根一黒田征野村美川裕一塩川鉄

発言者(13名)

質疑応答(58件)

中堅中小企業の経営基盤強化と技術流出防止
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)
  • 外為法等の規制だけでは機微技術の流出防止は完結せず、企業側に信頼できる資本の選択肢が必要である
  • 資金不足や事業承継時に高リスクな資本に依存せざるを得ない状況を防ぐための基本認識を問う
答弁
小泉進次郎
  • 中小企業が安定株主を前提に経営基盤を強化し成長できる環境整備は重要であると考えている
  • 中小企業投資育成株式会社のような公的投資会社の存在や、法案に盛り込んだ幅広い関係者の連携協力努力義務を通じて、サプライチェーンの強靭化を図る
全文
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機微技術の流出防止は、外為法による投資審査、輸出管理、特許出願の非公開、情報保全だけで完結するものではないと考えます。

企業側に信頼できる資本の選択肢がなければ、資金不足や事業承継を契機に高リスクな資本や買収提案に依存せざるを得ない場合があります。

基本認識を伺います。

小泉進次郎(防衛大臣):先ほど申し上げましたとおり、中小中堅企業に対する技術流出防止の取組については、経済産業省を中心にこれまでも措置を講じてきていると承知しておりますが、中小企業が安定株主の存在を前提に経営基盤を強化し、成長していける環境を整備することは、政府としても重要であると考えております。

例えば、中堅中小企業に対して中長期的な目線で投資を行う中小企業投資育成株式会社のような公的な投資会社も存在しております。

法案では、国や特定重要物資の供給を行う事業者のみならず、特定重要物資の供給を受ける者、さらには金融機関や投資家等の幅広い関係者が、特定重要物資の安定供給確保に向け、相互に連携協力する努力義務も盛り込んでいるところです。

経済安全保障上重要なサプライチェーンの強靭化のためには、短期的な経済合理性を超えた総合的な判断が望ましいケースもございまして、この規定等が事業者にとって一つの規範となり、経済安全保障上重要な行動をとろうとする事業者

特定重要物資の安定供給確保に向けた協力要請の具体策
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- 認定事業者からの申し出に基づく政府の対処や、未認定企業への供給確保計画の提出促進について、具体的な取組を問う

答弁
門松坂志
  • 原材料供給事業者の廃止・譲渡等で供給が困難な場合、認定事業者からの申出に基づき、他の供給事業者や投資家、金融機関等に協力を求めることを想定している
  • 供給確保計画の作成提出を促し、事業継続や他事業者による補完に取り組むことで規定を活用する
全文
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大島敦(中道改革連合・無所属):今回の法改正により、既に指定されている16の特定重要物資の供給に問題が起きそうなときには、物資を供給する認定事業者自らが申し出を行い、これを受けて政府が対処することとされています。

さらに今は、認定を受けていない企業であっても、物資の安定供給にとって重要であれば、政府が供給確保計画の提出を促してでも、安定供給に取り組んでいくと理解しました。

具体的なケースも含め、協力要請の規定に基づく政府の取組を政府参考人に手短にお願いします。

改正法についてのお尋ねでございますが、第11条の2の規定は、特定重要物資の原材料を供給する事業者が、その事業を廃止、譲渡、移転、買収するなどにより、認定供給確保事業者が特定重要物資を供給する取組は困難となるような場合に、そうした認定供給確保事業者から、主務大臣への申出を付けて、当該主務大臣が他の原材料供給事業者や、投資家、金融機関等の関係者に対して協力を求めることを想定しているところでございます。

第9条の2第2項の規定に基づき、特定重要物資等の供給者に対して供給確保計画の作成提出を促し、事業の継続や他の事業者による補完に取り組むことを想定しているというところでございまして、これらの規定の活用を考えているところでございます。

JVICによる海外事業支援の必要性
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- JVICが支援を行う必要性について政府の見解を問う

答弁
門松坂志
  • 国際環境の変化等で海外事業のリスクが高まっており、民間の判断のみでは投資がなされないケースがある
  • 採算性に不確実性がある経済安全保障上の重要事業に対し、JVICがリスク収受を行うことで日本企業の参画を促す新たな仕組みを導入する
全文
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大島敦(中道改革連合・無所属)次にJVICが支援する必要性について、政府参考人からの御答弁をお願いします。

海外事業はもともとリスクが高く、近年は国際環境の変化や産業競争の激化により、そのリスクは一層高まっていると思っております。

このために経済安全保障上重要な事業であっても、民間の判断のみでは投資がなされないケースが生じております。

こうしたことを踏まえまして、今般、我が国の経済安全保障上重要であるが、採算性に不確実性があるため、既存の支援ツールだけでは、民間企業から十分な投資が行われない海外事業を対象といたしまして、JVICがリスク収受等の強力なリスク提起を行い、これにより日本企業の参画を図ることで当該事業を実施可能とする新たな仕組みを導入することといたしております。

重要技術を持つ中堅中小企業の育成と保護
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 融資と伴走支援による企業の成長仕組みの必要性についての見解を問う

答弁
小泉進次郎
  • 重要技術を持つ企業の把握と成長促進、不適切な買収による安定供給への支障回避の必要性を認める
  • 改正法案に協力要請等の規定を盛り込み、民間ファンド等も協力要請先に含め得るとしている
  • 関係省庁と連携し、中堅中小企業の保護・育成を含む安定供給確保の取組を不断に検討する
全文
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後藤祐一、育成も含めて融資をしながら、伴走的に会社をしっかりと成長させていくという、そういう仕組みが必要だと思うんですけれども、大臣のご所見をお聞かせください。

小泉大臣。

先生ご指摘のとおり、中堅中小企業を含め、我が国の経済安全保障にとって重要な技術を有する企業を把握して成長を促すとともに、我が国の自立性や不可欠性を損なう形で買収が行われ、重要物資の安定供給確保が困難となることは避けねばなりません。

先ほど政府参考人からも申し上げたとおり、本改正法案ではそうした買収の行為も想定しつつ、特定重要物資等の安定供給確保に支障が生ずる恐れに対応するための協力要請等の規定を盛り込んでおります。

こうした協力要請先には民間のファンド等も含まれ得ると考えております。

委員ご指摘のような重要な技術を持つ中堅中小企業を守り育てていくことも含め、我が国における重要な物資の安定供給確保に必要な取組については、関係省庁と密に連携しつつ、不断に検討してまいりたいと思います。

経済安全保障推進法の速やかな検討
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 中東情勢やAIの進化、機能不可欠性の議論を踏まえ、法律施行後すぐに検討を開始してほしい

答弁
小野田紀美

- 国際情勢や技術開発の進展、データセキュリティの重要性などの変化を踏まえ、必要な措置のあり方について速やかに検討を行う

全文
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昨日の参考人質疑でもナフサショックあるいはAIの進化、これへの対応については大いにいい議論があり、これに経済安全保障上も対応しなきゃいけないという意見が述べられたところでございますが、この法案の準備上、イランの戦争が起きたのは2月28日ですから、その前にほぼ出来上がっていたことを踏まえると、どうしても対応しきれていない部分があるのは当然のことでありまして、本来ちょっと後で議論しますけれども、若干3条の2とか7条とか追いついていないんじゃないかなというところもあるのですが、そこは今後の検討ということにしまして。

逆に言うと、配付資料の1枚目で修正案の施行対象を配らせていただいておりますけれども、もともとの見直し規定は今回の法改正で変わるところの施行状況を見て3年後を目途にという検討規定なんですが、これだと遅すぎますので、足元で起きている中東情勢あるいはAIの進化あるいは機能不可欠性の議論なんかもございました。

こういったことも含めて、この法律こうなりましたらすぐにでも検討を始めていただきたいと。

現下の中東情勢を含む国際情勢、そしてAIの高度化をはじめとする技術開発の進展、データセキュリティの重要性等、我が国の経済安全保障をめぐる状況が刻々と変化していることを踏まえ、経済安全保障を推進していく観点から必要な措置のあり方について、速やかに検討を行ってまいりたいと思います。

現時点で具体的な検討内容について、詳細をもってお答えすることを差し控えることについては、ご理解いただきたいと思いますが、いずれにせよ、状況が刻々と変化していることを踏まえ、必要な措置のあり方について、速やかに検討を行っていきたいと考えます。

付帯決議案(ナフサ不足・AIサイバー攻撃)への対応
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • 中東情勢によるナフサ不足等への機動的対処とサプライチェーン全体の制度設計を速やかに検討すること
  • 高度化するAIによるサイバー攻撃リスクに対し、基幹インフラ役務の安定提供確保制度で十分な対応が可能か
答弁
小泉進次郎
  • ナフサ受給影響については、官民協議会の活用を含め関係省庁と連携し機動的に対処する
  • サプライチェーン全体を通じて物資が滞りなく供給されるための制度設計を速やかに検討する
  • AIサイバー攻撃に対しては、国家サイバー統括室との連携や、必要に応じた事業者への勧告を含め適切に対応する
全文
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この付帯決議の2にあるように、中東情勢によるナフサ不足等の事態にも対応できるよう、官民協議会の開催等を機動的に対処するとともに、サプライチェーン全体を通じた対応が可能となるような制度設計を速やかに検討すること。

3にあるように、高度化するAIによるサイバー攻撃等の経済安全保障上のリスクに対応するため、サイバー対処能力強化法の運用とも併せ、本法の基幹インフラ役務の安定的な提供の確保に関する制度において、十分な対応が可能かどうかの。

まず2にご指摘の中東情勢の緊迫化によるナフサの受給への影響については、将来再度生じる類似またはより深刻な行為の蓋然性が一層高まっていることから、これを未然に防止するため、本法案の施行後、必要に応じて官民協議会を活用することも含め、関係省庁と連携し、引き続き政府一丸となって、機動的に対処してまいりたいと考えます。

また、現下の中東情勢での経験も踏まえて、重要な物資の生産それ自体のみならず、この原材料から、生産された物資の供給を受ける側まで、サプライチェーン全体を通じて、必要な場所に、必要なものの、必要な量の物資が滞りなく供給されるために、経済安全保障推進法で対処すべき課題を洗い出し、必要な制度設計を速やかに検討してまいりたいと考えます。

2件目の決議でございますが、高度化するAIによるサイバー攻撃に対応するため、経済安全保障推進法に基づく基幹インフラ制度のみならず、各基幹インフラ所管省庁の業法等に基づく取組や、国家サイバー統括室のサイバー政策を具体化し、実施するよう指示があったところと承知しております。

これらの取組を実施する関係府省庁との連携を一層強化しつつ、今後、経済安全保障推進法を所管する内閣府としては、国家サイバー統括室との間で対処すべき脆弱性情報の共有を受け、基幹インフラ制度の審査にも活用することを含め、密接に連携を図るほか、基幹インフラ制度の審査において必要と認められた場合には、事後的に事業者に対して勧告を行うことも含め、しっかりと対応してまいりたいと。

官民協議会の施行期日
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 官民協議会の施行期日はいつ頃になるか

答弁
小野田紀美
  • 周知期間やパブリックコメント等の手続きに一定の期間が必要である
  • 遅くととも秋には施行できるよう速やかに準備を進める
全文
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今の大臣答弁の中にもありましたが、官民協議会の施行期日、これは附則の第一条で6月を超えない範囲内において政令で定める日となるのですが、ここは本当はもう少し早い日にちに修正を提案していたのですが、ちょっとここは整いませんでしたが、6月を超えない範囲内ですから、もっと早くやることはいくらでも可能なわけでありまして、一昨日大臣は早急に準備を整え、可能な限り速やかに施行してまいりたいと答弁していますが、いつごろ施行になるでしょうか。

一方、官民協議会の事務に従事する者等には、罰則付きの守秘義務を課すなど、一定の負担を負わせるものであることから、一定の周知期間を設ける必要があり、また改正後の規定に基づく基本方針の改定について、パブリックコメント等の手続きが必要なことからも、一定の期間は必要になります。

官民協議会に係る施行期日の規定については、御指摘のとおり、交付の日から起算して、6月を超えない範囲内において政令で定める日の施行としているところでございますが、委員の御指摘をしっかりと受けとめ、遅くとも秋には施行できるよう、速やかに準備を進めてまいりたいと考えます。

3条の2および7条の「未然に防止」という表現の解釈と改正
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)
  • 「国家及び国民の安全を害する行為」に、行為による影響まで含むのか
  • 7条の「外部から行われる行為」や「損なう事態を未然に防止」という表現の解釈はどうなっているか
  • 現行の書き方は解釈が苦しいため、次回の法改正時に無理のない表現に改正することを検討できるか
答弁
総田審議官
  • 3条の2については、将来起こる行為を考えている
  • 7条については、外部主体からの行為により事態が生じる場合は現行条文で対応可能と考えている
  • 現時点で改正の必要があるとは考えていないが、今後の検討の中で必要があれば改正も当然に検討し得る
全文
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まず確認したいのは、この特定の国による害する行為とは、今回のこのホルムズ海峡封鎖から始まってナフサ不足に至るという今起きていることにおいて、この害する行為とは何のことでしょうか。

ホルムズ海峡の封鎖という行為自体も含むのでしょうか。

なので、ちょっと戻ると、この「国家及び国民の安全を害する行為」というこの行為で、行為による影響というところまで読むということなんでしょうか。

という条文になっていますけれども、この「外部から行われる行為」という言葉で、外部の行為を読んじゃうんでしょうか。

あるいは、「損なう事態を未然に防止するため」で、損なう事態を防止するためというのも読んじゃうんでしょうか。

なので検討の中で、そこはよく検討いただきたいと思いますが、ちょっとこれ確認答弁をさせていただくことで、この修正を合意しているので、大臣に確認したいと思いますが、以上のように、この3条の2と7条の書き方、かなり苦しい書き方になっていて苦しい解釈になっているわけですよね。

なので今回修正の結果加わる7条1項の検討規定に基づいて検討する中で、この3条の2と7条の書き方についても検討していただいて、次に法律を改正するときに無理のない解釈になるよう改正することを御検討いただけますでしょうか。

将来起こる行為をですね、考えていくというふうに考えてございます。

まず、外部主体から直接または間接的に何らかの行為が行われ、国家及び国民の安全を損なう事態が生じる場合には、現行条文にて対応可能と考えており、現行条文の「外部から行われる行為」という表現によってご指摘の外部の行為により。

現時点において改正の必要があるとは考えておりませんが、我が国を取り巻く様々な状況を踏まえ、経済安全保障を推進していく観点から、今後検討を進める中で、必要があれば、御指摘の条項についての改正も当然に検討し得ると考えております。

指定基金の指定範囲
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 指定基金を設けるのは、実際にはごく限定された法人のみという認識でよいか

答弁
小泉進次郎
  • 基金の新設や予算措置を決めるものではなく、既存基金への伴走支援を可能にするものである
  • 特定重要技術の研究開発予定などを精査し、無限定に指定することはない
全文
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63条1項の指定基金ですが、これかなり多くの30いくつかの法人、あるいはこれからプラスアルファということも含めて、含まれ得るということなんですが、実際にこの指定基金を設けるのは、ごく昨日も確か3、5人の方で具体的に名前を挙げられた方いたと思いますけれども、ごく限定された法人しか現実には指定しないということで、大臣よろしいでしょうか。

指定基金制度は、既に設置済みの基金に、研究開発等の伴走支援を行うための協議会の設置を可能とするものでございまして、基金の新設を行うものでなく、予算措置のあり方を決めるものでもございません。

その上で、実際に指定基金が設置される法人の数について、現時点で確たることを申し上げることは困難ではありますが、指定基金の指定に当たっては、当該基金が特定重要技術の研究開発等を行うことが確かに予定されているかなどをしっかり精査することとしており、無限定に指定されることはございません。

JBICの劣後的貸付けの基準
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 認定特定海外事業促進業務に関連し、「経済安全保障上重要な事業」という広範な概念ではなく、具体的な基準を示すことはできないか

答弁
小野田紀美

- 基本方針に示された「自立性の確保」「優位性・不可欠性の獲得・維持・強化」「国際秩序の維持・強化」という3つの目的に照らし、厳格に精査して運用する

全文
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JBICの劣後的貸付け、ここも今回加わる事業については全額免除まで含めて劣後的貸付けを行うことが100歩譲って認めるにしても、一般勘定、特別勘定、従来やっているところを広げるのは、それはいかがなものですかと一昨日聞いたときに、渡辺参考人から経済安全保障上重要な事業を念頭に活用したいという答弁だったんですが、この経済安全保障上重要では相当広く読めてしまうんですね。

この認定特定海外事業促進業務、今回加わる業務に関連する事業ですとか、何らかこの法律に関わるような概念を用いた基準をお示しいただけないでしょうか。

政府としては、経済安全保障推進法に基づき、令和4年9月に閣議決定した経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する基本的な方針、いわゆる基本方針において、経済安全保障施策の推進に際しては、自立性の確保、優位性・不可欠性の獲得・維持・強化、国際秩序の維持・強化という3つの目的の実現に取り組むこととしております。

その上で、一般業務勘定、特別業務勘定に対する劣後的負担の活用に当たりましては、経済安全保障上重要な事業について、事業を念頭に規模を算定するということを想定しておりますが、その際には政府として先ほど小野田大臣からも御答弁のあった基本方針に示された目的に照らしつつ、厳格に精査してまいりたいと考えております。

経済活動への影響への配慮
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 規制措置を行う際、経済成長への影響に配慮し、事業者の自律性尊重や適正な競争阻害の防止を約束できるか

答弁
小野田紀美
  • 法第5条に基づき、合理的に必要と認められる限度において規制を行う
  • 有識者会議の提言を踏まえ、事業者の負担や実効性の観点から関係者と連携し、適切に運用する
全文
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今般の改正の適用に当たり、経済安全保障推進法第五条の経済活動に与える影響を考慮するに当たっては、経済成長に及ぼす影響に配慮するとともに、事業者の事業活動における自律性を尊重し、事業者間の適正な競争関係を不当に阻害することがないようにすることで、お約束いただけますでしょうか。

この法律上、規制措置については、議員御指摘の第5条において、この法律の規定による規制措置は、経済活動に与える影響を考慮し、安全保障を確保するために、合理的に必要と認められる限度において、行われなければならないと定められております。

施策の執行に当たっては、事業者の負担、現場での実効性等の観点も踏まえ、経済安全保障施策が全体として整合的かつ実効的に実施されるよう、関係府省庁や民間事業者と緊密に連携することが望ましいとされております。

政府としては引き続きこれらの趣旨を踏まえ、各制度を適切に運用してまいりたいと考えます。

認定特定海外事業の損失公表
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 認定特定海外事業で損失が生じた場合、個別情報保護と説明責任のバランスを考慮して公表のあり方を検討することでよいか

答弁
小野田紀美

- 事業内容や収益性を適正に審査して認定し、損失が出た場合は情報保護と説明責任のバランスを考慮して公表のあり方を検討する

全文
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認定特定海外事業促進業務の対象案件については、適正な審査を行った上で認定を行い、仮に損失が生じた場合には、企業の個別情報保護等への配慮の必要性や、国民への説明責任のあり方とのバランスを考慮しながら、公表のあり方を検討することでよろしいでしょうか。

委員の御指摘のとおり、特定海外事業促進制度においては、支援対象事業についてJBICからの情報も提供を受けつつ、事業内容や収益性等を適正にしっかりと審査した上で認定することとしております。

その上で、仮に損失が出た場合には、企業の個別情報保護等への配慮の必要性や、国民への説明責任のあり方とバランスを考慮しながら、公表のあり方を今後検討してまいります。

SCS評価制度の公共調達への導入
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)を、公共調達において一定レベル必須とするなどの支援・義務付けを検討すべきではないか

答弁
井野
  • 政府調達や重要インフラ事業者における本制度の活用に向けた方策を検討する
  • 政府統一基準群との整合性を図りつつ整理を進める
  • 一定以上のレベル取得者への第三者評価制度の導入を調整中である
全文
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公共調達の全てかどうかともかく、特にこういったセキュリティがすごく大事な調達はあると思うんですよね。

については義務づけたりと。

こういったことをやるべきだと思うんですが、今日経済産業省から井野副大臣に来ていただいておりますけれども、いかがでしょうか。

これやるべきじゃないでしょうか。

サイバーエッセンシャルズとサイバーエッセンシャルズプラスというカテゴリーをいくつか分けて対応していて、実際これをとっていないと、あるいは外部評価みたいなこともするようでございますが、こういった制度を導入するなどして、これは先ほどの議論の続きですけれども、公的機関の公共調達においてこのSCS制度の一定レベルを必須とすることを、一定以上のレベルの取得には場合によっては認証機関による定期的なものを含めた監査を義務づけるといったことまでを含めて検討すべきではないでしょうか。

また一層広く活用されるように、先生御指摘の公共調達、我々は政府調達や重要インフラ事業者などにおける本制度の活用に向けた方策についても検討してまいりたいと考えております。

政府の方で調達する際のこの基準と、まさに今検討しているSTS評価制度、この部分の整合性というものをしっかりと見ていかなければならないというふうに思っています。

この統一基準が、今現在行われている政府統一基準群と同一なものかきちんと整合性を図ること、そして社会への浸透状況というものもしっかりと鑑みながら、さらなる整理を進めていかなければならないというふうに考えております。

また併せて、先ほどのエッセンシャルプラスの方にもご指摘がございましたが、監査の義務付けに関しましては、令和8年度末の本評価制度開示時点から、一定以上の保守の取得をされたところには、第三者評価制度を必要とする予定で、今現在調整を進めております。

サイバーセキュリティに関する官民協議会の法的根拠と守秘義務
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 金融分野等のサイバー対策において、守秘義務を課して協議を行う場合、経済安保法3条の2かサイバー対策能力強化法45条のどちらの枠組みを活用すべきか

答弁
内閣官房審議官
  • 経済安保法に基づく官民協議会は国家公務員と同等の守秘義務を課すため、必要に応じて活用することが考えられる
  • サイバー対策能力強化法45条の協議会においても、被害防止のための情報共有に必要に応じて活用することが重要と考えている
全文
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あるいは、今回位置づけられる官民協議会でやる。

あるいはサイバー対策能力強化法に同じような規定があって、配付資料10ページ目に協議会というのがあって、この45条でやることも可能だと思うんです。

守秘義務をかけてやる以上は、今回の経済安保法上の3条の2でやるか、このサイバー対策能力強化法の45条でやるか、どっちかにはすべきだと思いますが、いかがでしょうか。

一方、経済安全保障推進法に基づきます官民協議会は、幅広い構成員を参画させ、経済安全保障上の課題の解決を図る観点から、その構成員に国家公務員と同等の守秘義務を課すということにしてございます。

そのため、施行後、官民協議会の枠組みを活用できるようになれば、経済安全保障上の諸課題について、必要に応じて、守秘義務の係るこの協議会を活用いただくということも考えられるというふうに考えてございます。

また、サイバー対策能力強化法第45条に定める協議会においても、サイバー攻撃による被害を防止するための情報を政府から提供することであったり、被害の防止に資する情報を関係者間で共有協議を行うということによって、協議会の構成における被害を防止することが目的というふうに承知しておりまして、必要に応じて、守秘義務のかかるこの協議会も活用いただくことが重要だというふうに考えてございます。

不可欠性を活用した経済的抑止力
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 特定国が輸出制限を行った際、日本が不可欠性を持つ物資の輸出を制限することで抑止力とする考え方は重要ではないか

答弁
小野田紀美
  • 経済的威圧は容認できないが、対応としては不可欠性の獲得、自立性の向上、国際秩序の維持、産業界連携が重要である
  • 輸出管理については、国際的な慣行に即して実施している
全文
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実際日本にとって不可欠性の高い重要鉱物や物資について、圧倒的シェアを持つ国が日本に対して輸出制限措置を行おうと。

政府としては、特定の国家が輸出制限措置等を通じた経済的威圧により、国家の自主的な政策の意思決定や健全な経済発展を阻害することは容認できるものではないと考えております。

経済的威圧への対応としては、不可欠性の獲得に加え、自立性の向上、国際秩序、ルールの維持、強化、産業界との連携が重要と考えており、こうした観点を踏まえながら、経済安全保障推進法をはじめとする各施策の着実な施行、そして同盟国、同志国と連携等を通じた各種取組を進めております。

その上で輸出管理については、国際的な平和及び安全の維持、我が国が締結した条約の誠実な履行、国際平和のための国際的な努力への寄与等のため、国際的な慣行に即する形で実施してきているものと認識しております。

外為法48条の安全保障上の輸出制限活用
質問
後藤祐一 (中道改革連合・無所属)

- 外為法48条(国際約束の履行等)を、WTOルール等の例外として、安全保障上の抑止力として活用することは可能か

答弁
貿易管理部長

- 対外取引の自由を基本としつつ、必要最小限の管理を行う前提であり、関係国との連携を含め慎重に検討する必要がある

全文
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つまりWTOで基本的には自由貿易、ただ例外的な、例えば安全保障上の理由がある場合なんかには、輸出の制限とかWTOで例外的にできるようになっていますけれども、そのWTOルールなどの通常の貿易を定めた国際条約を、この48条の3に適用して、先ほど議論した抑止力として活用可能なんでしょうか。

外為法に基づく輸出管理につきましては、対外取引の自由を基本としつつ、国際的な平和及び安全の維持、我が国経済の健全な発展等の観点から、必要最小限の管理または調整を行うことを前提としております。

関係国との連携等を総合的に勘案しまして、慎重に検討する必要があると考えております。

IoTセキュリティラベリング制度(JC-CERT)の導入時期と国際整合性
質問
中根一幸 (自由民主党・無所属の会)
  • 太陽光パネルのPCS等に適用されるJC-CERT制度について、他国に同様の禁止制度があるか
  • 2027年4月からの施行は、他国に例がないのであれば先送りすべきではないか
答弁
久米
  • 他国で特定の国製品の使用を禁止する制度は把握していない
  • 本制度は禁止ではなくサイバーセキュリティ基準の認証制度であり、国内の喫緊の課題に対応するため他国の動向に関わらず導入が必要である
  • 施行時期はメーカーの対応タイミングを勘案して設定しており、拙速な導入ではない
全文
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13ページに、その典型としてあるのが、このIoTセキュリティラベリング制度、JC-CERTってやつがあるんですけれども、ちょっと時間がないので、端的に答えます。

これ、太陽光パネルのPCSって、直流を交流にするような機械、あるいは蓄電池、こういったものが対象になるそうなんですね。

これ自体は、別に規制じゃないんですが、今度2027年4月からこのJC-CERTを取得していないと太陽光発電、蓄電池、風力発電は2027年4月から動かせません。

これを取っていないと。

燃料電池は2028年4月から動かせなくなります。

これ、ほかの国にも同じような禁止する制度があるんでしょうか。

これ、2027年4月からの施行は、もしそうでないとすれば、先送りすべきじゃないでしょうか。

最初のお尋ね点、諸外国において、太陽光のPCSに関し、特定の国の製品の使用を禁止するような制度が設けられているとは把握してございません。

今回活用するJC-CERT制度は、特定の国の企業や製品の使用を禁止するような制度ではなく、一定のサイバーセキュリティ基準を満たす機器であるかどうかを確認認証する制度であります。

実際に我が国では、分散型電源の構成機器がサイバー攻撃の踏み台にされる事案も生じておりますことから、分散型電源におけるサイバーセキュリティの確保は喫緊の課題だと認識しております。

他国が同様の規制を導入するまで対応を見送ることは必ずしも適切ではないと考えております。

施行時期については、できる限り早期にサイバーセキュリティ対策が講じられた機器を導入していただく必要がある一方で、メーカーがJC-CERT制度に対応した機器の市場への投入が可能になるタイミングを勘案して、2027年4月と設定しておりまして、拙速に導入するものではございません。

重要物資の供給に不可欠な役務における関係省庁の連携
質問
中根一幸 (自由民主党・無所属の会)

- 重要な物資の供給に不可欠な役務の支援において、主務大臣が複数存在する場合、企業の負担が増えないよう関係省庁がしっかり連携してほしいが、政府の見解はどうか

答弁
戸土木
  • 主務大臣が複数いる場合、関係省庁間で連携し企業の負担を最小限にすることが重要であると認識している
  • 事業者はまず日頃から関わりのある主務官庁に相談することが期待される
  • 経済安全保障推進法に基づき、省庁間で相互に協力し、円滑な相談対応を行う
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まず重要な物資の供給に不可欠な役務について伺います。

重要物資の安定供給は物資そのものの製造だけでなく、設置、補修、修理、輸送、港湾、通信、専門人材など、サプライチェーン全体で考える必要があります。

そのため、1つの物資であっても製造、輸送、設置、補修などの段階ごとに、経産省、国交省、総務省、厚労省など、複数の省庁が関係することも当然あり得ます。

14日の参考人質疑で、経団連の原参考人から主務大臣や相談窓口が異なることで企業の負担にならないよう関係省庁で十分に連携してほしいという趣旨の御意見をいただきました。

これは制度を実際に使う民間企業の立場から見て大変重要な指摘だと思います。

せっかく制度をつくっても企業から見てどこに相談すればいいのかわからない。

同じような説明や資料提出を複数の省庁に求めるということになれば、制度が使いにくくなってしまいます。

そこで伺います。

重要な物資の供給に不可欠な役務を支援するにあたり、複数の主務大臣が存在する場合には、企業の負担を増やすということのないよう、関係省庁がしっかり連携していただきたいと思っておりますが、政府のお考えをお伺いします。

委員、まさに御指摘のとおり、主務大臣が複数いる場合、関係省庁間でしっかりと連携し、企業の負担が必要以上にならないようにすることが重要と認識しているところでございます。

特に事業者のお立場からすれば、複数の事務官庁のうち、どちらに相談することが適切かについて、躊躇を覚える可能性がまず考えられます。

主務大臣は、もとより日々の公務において、その所管する業界、民間事業者等との情報のやりとりを行っており、他の省庁に比べて業界事情に精通していることからすれば、民間事業者等の方々におかれては、まずは日頃より関わりのある主務官庁にご相談をしていただくことが期待されるところでございます。

また、主務大臣が複数いる場合でありましても、経済安全保障推進法4条2項に定めるとおり、関係省庁同士は相互に協力しなければならないとされており、民間事業者等の取組が円滑に実施されるよう、複数の省庁が連携して、民間事業者等のご相談などに対応することにしているところでございます。

このような規定も活用し、今の議員のお指摘も胸に刻みながら、しっかりと対応していきたいとお願いいたします。

特定海外事業促進制度の早期施行と予算確保
質問
中根一幸 (自由民主党・無所属の会)

- 特定海外事業促進制度について、制度の早期施行と十分な予算・体制の確保を合わせて進めてほしいが、政府の考えはどうか

答弁
  • 国際情勢に鑑み、経済安全保障上重要な海外事業への支援には早期対応が必要であると認識している
  • 手続きを早急に実施し、1年の期限にかかわらずできる限り早く施行できるよう検討する
  • 実効性を高めるため、必要な予算をしっかりと確保していく
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次に、重要な海外事業の促進について伺います。

特定海外事業促進制度については、14日の参考人質疑において、同志国やグローバルサウス諸国等との連携強化のため、経団連の原参考人などから賛同の意見がありました。

私もこの制度を経済安全保障を推進する上で非常に重要な制度であると考えております。

現在、資源、エネルギー、重要鉱物、半導体、通信インフラ、港湾物流などをめぐり、各国が戦略的な取組をご案内のとおり進めております。

日本だけですべてのサプライチェーンを国内で完結させるということは、当然ですけれども、これは現実的ではありません。

だからこそ、同志国やグローバルサウス諸国等と連携し、相手国にとっても日本にとってもメリットのある形で重要な海外事業を進める必要があると思います。

例えば、港湾物流、通信、資源エネルギー関連事業を進めることは、相手国にとっては国家発展、また雇用の創出につながります。

一方で日本にとっては重要物資の安定供給、物流ルートの多様化、過度な一国依存からの脱却にもつながるわけであります。

その意味で特定海外事業促進制度は、日本の経済安全保障を国際連携の中で強化する重要な制度でもあります。

また、制度の実効性を高めるためには、十分な事業費と体制の確保、これ先日もお話ししましたが、必要だと思います。

そこで伺います。

特定海外事業促進制度について、制度の早期施行と十分な予算体制の確保を合わせて、しっかりと進めてほしいと考えますが、政府の考えを確認お伺いいたします。

本制度は昨今の国際情勢の激変を受けまして、同盟国、同志国やグローバルサウス諸国等と協調し、官民一体となって経済安全保障上重要な海外事業を実施する必要があること、さらには、グローバルサウス諸国等の旺盛な需要の取り込みを通じまして、我が国企業の国際競争力を維持するとともに、地政学上の重要地域における我が国のプレゼンスを高めつつ、我が国企業が関わる経済安全保障上重要なグローバルサプライチェーンを強化する必要があることなどを踏まえまして創設するものでございます。

それで、本制度は、法律の交付から起算して1年を超えない範囲内において、政令で定める日を施行日とすることとしておりますが、ただいま委員からご指摘がありましたとおり、昨今の国際情勢に鑑み、経済安全保障上重要な海外事業の支援の要請には、できる限り早い対応が必要であると認識しております。

このため、有識者の意見を聞いた上で、基本指針等を定めまして、パブリックコメントに付す。

こういった所要の手続き作業を早急に実施いたしまして、1年の期限にかかわらず、できる限り早く制度の施行ができるよう検討を進めてまいります。

またご指摘を踏まえまして、本制度を迅速に立ち上げ円滑に運用するとともに、その実効性を高め、本制度の目的である経済安全保障上重要な事業の実施や、それを通じたグローバルサプライチェーンの強化が確保できますように、必要な予算をしっかりと確保してまいりたいとこのように考えてございます。

官民協議会の意義と運用の高度化
質問
中根一幸 (自由民主党・無所属の会)
  • 新たに創設される官民協議会はどのような意義を持つのか
  • 制度化により、従来の官民コミュニケーションをどのように高度化し、将来の脅威やリスクに備えるのか
答弁
総田
  • 官民で情報や対策を協議し、連携を強化することが重要であると考えている
  • サプライチェーン上の顕在化した脅威への対策や、業種横断的な中長期リスクの検討などのテーマを設定して議論を行う
  • 民間と政府の知見を合わせ、共通認識の形成と信頼関係の構築を通じて将来のリスクに備える
全文
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次に官民協議会について伺います。

経済安全保障をめぐる環境は急激に変化しています。

サプライチェーンの途絶、重要技術の流出、サイバー攻撃、重要インフラへの妨害、さらには生成AIなど新しい技術を悪用したリスクなど、脅威は複雑化、高度化しています。

こうした中で、本法律案に基づき、新たな官民協議会の枠組みを創設することとされております。

これまで官民のコミュニケーションは行われてきたと思います。

しかし、経済安全保障の分野では、その時々の意見だけではなく、平時から官民が継続的に信頼関係を築き、リスクを認識、共有しておくことが重要であります。

民間事業者は実際の取引、技術動向、サプライチェーンの現場をよく知っております。

一方で政府は、安全保障上のリスク、国際情勢、制度面での対応、関係国との連携などを担っております。

この双方の知見を結びつけることが、実効性ある経済安全保障政策につながってくると考えます。

官民協議会を単なる意見の交換の場にとどめず、将来の脅威やリスクに備える実践的な枠組みにしていく必要があります。

そこで伺います。

本法律案に基づき新たに創設する官民協議会は、いかなる意義を持つのか。

また、官民協議会の制度化により、これまでの官民コミュニケーションをどのように高度化し、将来の経済安全保障上の脅威やリスクに備えていくのか、政府のお考えをお伺いいたします。

委員御指摘のとおり、政府と民間企業等が脅威やリスク認識等の情報を共有し、対策を協議するなど、これまで以上に官民連携を強化していくことが重要であると考えてございます。

この官民協議会では経済安全保障上の幅広い課題について、その時々の情勢等を踏まえつつ、官民で情報協議や対策の協議を行うべきテーマを設定し、必要な関係者の参画を得て議論を行うことを想定してございます。

具体的なテーマといたしましては、例えば重要な物資に係るサプライチェーン上で顕在化している脅威に係る実態や影響を把握した上で対策を検討すること。

また先端技術の進展等に伴い、今後顕在化することが見込まれる業種横断のリスクをテーマに、中長期の対応を検討することなどが想定されてございます。

経済活動の担い手でもあります民間企業等と、政府が今申し上げた様々なテーマで意見交換や協議を行い、官民の共通認識の形成や信頼関係の構築につなげることで、委員のお指摘いただきました将来の経済安全保障上の脅威やリスクにもしっかり備えてまいりたいと考えてございます。

高度なAIを利用したサイバー攻撃への政府一体となった対策
質問
中根一幸 (自由民主党・無所属の会)

- クロード・ミトス等の高度なAIを利用したサイバー攻撃から基幹インフラ事業者を守るため、基幹インフラ制度だけでなく、関係省庁が政府一体となって対策を進めるべきではないか

答弁
総田

- 高度化するAIによるサイバー攻撃に対応するためには、経済安全保障推進法に基づく制度だけでなく、政府一体となった対応が必要であると認識している

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最後に、クロード・ミトス等への対応について伺います。

近年、生成AIをはじめとするAI技術は急速に進化しています。

こうした技術は社会産業を発展させる可能性を持つ一方で、悪意ある主体に利用されれば、サイバー攻撃の高度化、自動化、巧妙化につながる恐れがあります。

例えば、クロード・ミトスをはじめとした高度化するAIが悪用されれば、巧妙なフィッシングメールの作成、脆弱性の探索、攻撃コードの自動生成などが行われる可能性もございます。

特に電力、通信、金融、交通、公安、水道などの基幹インフラ事業者が攻撃を受けたら大変なことになります。

国民生活、そして経済活動に大きな影響を及ぼします。

経済安全保障推進法における基幹インフラ制度は、特定妨害行為の防止を目的とする重要な制度です。

しかしAIを利用したサイバー攻撃のような技術の進化が早い分野については、基幹インフラ制度だけで対応が完結するものではありません。

サイバーセキュリティを担当する関係機関、そして重要インフラを所管する各省庁、警察、外務、防衛、経産省、総務省、国土交通省など、政府一体となって対策を進めなければいけないものだと思っております。

また当然民間事業者との情報共有も必要になってまいります。

そこで伺います。

クロード・ミトスをはじめとした高度化するAIを利用したサイバー攻撃から、我が国の基幹インフラ事業者を守るためには、基幹インフラ制度だけでなく、関係省庁が専門性を発揮しながら、政府一体となって対策を進めるべきだと考えますが、政府のお考えをお伺いいたします。

委員御指摘のとおり、高度化するAIによるサイバー攻撃に対応するためには、経済安全保障推進

経済安全保障推進法改正の問題意識と重要事項
質問
黒田征樹 (日本維新の会)
  • 経済安全保障推進法成立後の現状と中国の輸出管理措置を踏まえ、今回の改正における政府の問題意識は何か
  • 何を最も重要な改正事項と位置づけているか
答弁
鈴木
  • 国際情勢の急速な変化により現行制度の見直し・拡充が必要であると認識している
  • 重要物資サプライチェーンの強靭化、医療分野の基幹インフラ制度への追加、海外事業支援の新制度、シンクタンク・官民協議会の創設を重要事項としている
全文
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この経済安全保障推進法が成立されて、丸4年が経過をいたしました。

この間、さまざまな国際情勢の変化によって、非常に日本の経済安全保障、これを見直すという必要性が高まっているという、そんな中で、今回の改正案が示されたと。

ということで、この改正案に先立って、我々日本維新の会からは、このような提言を小野田紀美大臣に直接提出させていただいて、私自身もその場に同席をさせていただいて、意見交換もさせていただきました。

まずはじめに、この経済安全保障推進法が成立した2022年以降、政府は16の特定重要物資を指定して、予算総額約2兆5643億円を投じて、148件の認定計画を支援してまいりました。

また一方では中国は2020年以降レアアース等、早々に輸出管理措置を強化をしております。

こうした現状を踏まえて今回の改正において政府はどのような問題意識に基づき何を最も重要な改正事項と位置づけているのか、これ総括的にお答えいただきたいというふうに思います。

大事な点は今、委員がおっしゃっていただいたというふうに思いますけれども、現行の経済安全保障推進法に基づき、これまで16の特定重要物資の安定供給確保のための支援、15分野における基幹インフラ役務の安定的な提供の確保、51の先端的な重要技術を対象とした研究開発等の伴走支援、25の特定機能分野における特許出願非公開による機微な発明の流出防止を実施することで、我が国の自立性の向上、優位性不可欠性の確保に向けた取組は着実に進展をしてまいりました。

他方、中東情勢をはじめ国際情勢の急速な変化等、我が国の経済安全保障をめぐる環境が複雑化する中、現行制度の見直しや拡充を行うべきだというふうに考えております。

具体的には、重要な物資のサプライチェーンのさらなる強靭化のための取り組み、医療分野の基幹インフラ制度への追加による医療の安定提供の確保などが必要であります。

加えて、国際情勢の激変等に伴う新たな課題に迅速かつ強力に対応していくため、経済安全保障上重要な海外事業を支援するための新たな制度、総合的な経済安全保障シンクタンク及び官民協議会の創設も不可欠であります。

こうした課題を踏まえ、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、人材力を含む総合的な国力を強化しながら最大限活用し、我が国の平和と安全、繁栄を経済面から確保するためのさらなる措置を講ずるため、今般、経済安全保障推進法の改正案を提出したものであります。

特定重要物資の役務への拡大と認定要件
質問
黒田征樹 (日本維新の会)
  • 特定重要物資の支援対象に「役務」を盛り込むにあたり、認定の要件や支援内容の具体像はどうなるか
  • 海底ケーブル以外にどのような役務が対象となり得るか
答弁
戸瀬

- 主務大臣が定める取組方針に照らして適切か、また提供能力の維持・強化に資する措置が講じられているかという観点から審査する

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まず、この今回の改正で非常に大きい、前進したなと思うのが、特定重要物資の役務への拡大ということで、国際通信の99%が光海底ケーブルを経由しているということで、物資そのものだけじゃなくて、物資が機能するための役務も経済安保上の急所となっているということで、このケーブルの接線が不足して役務を外部に過度に依存する状況が続けば、いざというときにこのケーブルを適切に利用できないという事態が生じ得ます。

ですので、この問題意識はこれも我が党の提言でも申し上げさせていただきましたけれども、今回この役務を特定重要物資として支援対象にするに当たりまして、認定の要件、支援内容の具体像、海底ケーブルの以外に、どんな役務が対象となり得るのかということをお聞かせいただきたいと思います。

お尋ねの件でございますが、現行制度におきましては、国民の生存に必要不可欠、または広く国民生活、もしくは経済活動が依存している重要な物資、またはその原材料等について、外部への依存性や供給途絶の改善性などが認められた場合に、特定重要物資として指定し、生産備蓄等の物資、または原材料等そのものを確保するための取組を主として支援してきたところでございます。

一方、サプライチェーン強靭化のためには、物資そのものの生産、供給途絶の改善性が認められる場合において、他の制度による措置の実施状況を踏まえた措置の必要性を確認した上で、当該物資等の安定供給等を図る事業者から提出された供給確保計画の認定に当たりましては、現行の認定手続きと同様に改正法第9条第4項に基づき、主務大臣が定める取組方針に照らし適切なものであるか、また、役務についてその提供能力の維持または強化に資する答申などの取組を円滑かつ確実に実施するための措置が講じられているかの観点から審査することを知るところでございます。

需要サイドへの対策と実効性の担保
質問
黒田征樹 (日本維新の会)
  • 新設された重要事業者等の相互連携協力規定は、需要サイドへの対策としてどのような意義と位置づけを持つか
  • 努力義務に留まっている本規定の実効性を担保するための具体策(税制優遇や補助金等)はあるか
答弁
戸瀬

- 特定重要物資の安定供給は供給側だけでなく、需要サイドを含む幅広い関係者の存在の上に成り立つものであると認識している

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続きまして、需要サイドへの対策ということで、これまでの安保政策は、供給側への支援、調達先の分散化、国産化の強化、こういったことに重点を置かれてきたというふうに思いますけれども、例えばレアアースを例に挙げれば、政府は調達先分散化を推進したものの、需要者側、要はその材料を使う側は、市場のメカニズムの観点からやはり安価な中国産にどうしても移行してしまう、依存してしまうというそういう構造がありまして、その構造を我々も非常に問題視をしまして、今回のこの提言においても強く求めたところであります。

そういう中で2点ちょっとお伺いさせていただきたいと思いますが、第1に、今回新設された重要事業者等の相互連携協力規定は、我が党が求めてきたこの需要サイドへの対策の観点から、どのような意義と位置づけを持つものと認識をしているのか。

そしてまた第2に、この規定はあくまでも努力義務となっておりますので、これを実際に動かすために、我々としては例えば税制の優遇であるとか補助金であるとか、そういうインセンティブ等も含めた具体的な施策がいるんじゃないですかということも、これまでお話もさせていただきましたし提案もさせていただきましたが、そういう具体策について、要は実効性を担保できるその具体策について政府の方針をお聞かせいただきたいと思います。

ただいまご質問がありました2つの点でございますが、特定重要物資の安定供給確保は、特定重要物資やその原材料等の供給を行う事業者だけではなく、特定重要物資の供給を受ける事業者としての需要サイドをはじめ、幅広い関係者の存在の上に成り立つものでございます。

このため、需要サイドも含めた官民一体の安定供給。

資源循環経済と福祉政策の連携
質問
黒田征樹 (日本維新の会)

- 希少金属の国内再資源化率が低い現状を踏まえ、小型家電リサイクル等の資源循環(サーキュラーエコノミー)と福祉政策を連携させることについて政府の認識はどうか

答弁
成田
  • 金属資源のリサイクルは経済安全保障の観点から重要であり、循環経済行動計画に基づき再資源化拠点の構築等を図る
  • 障害者就労支援との連携を重要な取組と認識しており、事例の横展開などを通じて安定供給に貢献する
全文
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続きまして重要鉱物。

先ほどから、適正ルートで国内で再資源化されているその数字は、ベースメタル、いわゆるアルミとか銅、そういったものがおよそ2割から3割程度。

希少金属、いわゆる供給リスクの高い希少金属が数パーセントにとどまっているというような中で、7割を超える残りの大部分の行き先が、一つは焼却処分。

で埋め立てると。

もう一つが正規ルート、不正ルートも含めてですね、海外に流出をしているというそういう現状があります。

せっかくこの国内に入ってきた資源がですね、再度流出をしている、もしくは埋め立てられているという、これは非常に問題じゃないかなというふうに思っておりまして、その解決策じゃないですけれども、少しでも前進をさせていただきたいなというのが、私もずっと市議時代からですね、携わってきました。

小型家電のリサイクル、これは障害者施設で担っていただこうということで、日本基盤ネットワークというものがあります。

3年ほど前ですけど、第6回ジャパンSDGsアワード特別賞受賞ということで、岸田総理のときに官邸で受賞いただいたというような事例があります。

要はこういう手段を使ってですね、その残りの7割の部分の幾分かを今拾っていただいているということで、まさに自民党さんの提言でもありましてですね、これ、資源循環経済、サーキュラーエコノミーで日本列島を強く豊かにと。

というものがあります。

調達するのも大事ですけれども、しっかりとそういう資源循環も促していくという必要性があると思いますが、こういう経済安保の政策と福祉政策、この連携させていくということについて、認識を伺いたいというふうに思います。

我が国は先生御指摘のとおり、金属資源の多くを海外に依存しておりまして、また海外に流出しているところでございます。

このため使用済み製品などから金属資源をリサイクルすることは、我が国の経済安全保障の観点からも重要であると認識しているところでございます。

このため本年4月に循環経済に関する関係閣僚会議で決定いたしました循環経済行動計画におきまして、再生資源供給サプライチェーンを強靭化するべく、再資源化拠点等の構築ネットワークの形成を図ることとしております。

その中で、障害者就労支援との連携も重要な取組であると認識しているところでございます。

環境省におきましては、今年3月に公表いたしました小型家電リサイクル制度を活用した関係主体の連携事例書におきまして、障害者就労支援との連携事例も紹介するなど、取組の横展開を図っているところでございます。

こうした取組も通じまして、重要な金属資源等の安定供給を実現し、経済安全保障の確保に貢献してまいる所存でございます。

法改正による国民生活への影響と今後の決意
質問
黒田征樹 (日本維新の会)
  • 今回の法改正(需要サイドへのアプローチ、役務への拡大等)により、国民の生命・財産・日常生活を守る経済的基盤が確実に向上することを国民に答えられるか
  • 今後の経済安保改革を着実に進める決意はどうか
答弁
鈴木
  • 総合的な国力を強化し、我が国の平和と安全繁栄を経済面から確保するための措置を講じる
  • 国民の日常生活を守る重要な取組であり、今後も国際情勢の変化を踏まえ不断の見直しに取り組む
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ちょっと時間がないので最後に副大臣にご質問させていただきますけれども、今回の法改正によって供給サイドだけじゃなくて需要サイドのアプローチというようなことであるとか、役務への拡大、基幹インフラへの利用追加など幅広い改正が実現するということで。

しかしその制度を作ることと、その制度を機能させるということは別の話でありますので、本法案が成立することにより、国民の生命、財産、日常生活を守る経済的基盤が現状より確実に向上する。

この点を国民の皆様に向けてしっかりとお答えいただきたいというのと、今後も続く経済安保改革を着実に進める決意を改めてお聞かせいただきたいというふうに思います。

今般の改正法案によって、中東情勢をはじめ国際情勢の急速な変化と、我が国の経済安全保障をめぐる環境が複雑化する中、現行制度の見直しや拡充を行うとともに、国際情勢の激変等に伴う新たな課題に迅速かつ強力に対応していくための新たな制度を創設することで、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、人材力を含む総合的な国力を強化しながら最大限活用し、我が国の平和と安全繁栄を経済面から確保するためのさらなる措置を講じてまいります。

委員御指摘の国民の日常生活を守ることにもつながる重要な取組でありまして、本法案をもって完結するものでもございません。

今後とも絶えず変化する国際情勢や経済、社会構造等を踏まえ、不断の見直しに取り組んでまいる所存です。

重要な海外事業の展開支援
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 経済安全保障推進法の枠組みでどのような海外事業の支援を考えているか
  • 国内産業の空洞化を防ぐため国内支援を優先すべきではないか
  • 海外事業の展開支援にどのような効果を期待しているか
答弁
小野田紀美
  • 同盟国やグローバルサウス等と共同し、経済安全保障上重要な海外事業を実施する必要性が高まっている
  • 採算性に不確実性があり民間投資が進みにくい事業に国の支援を呼び水として参画を促す
  • 国際輸送網の強靭化や重要技術の海外展開等を支援し、知財・データの国内投資創出や技術維持など国内産業へも裨益させる
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新設される重要な海外事業の展開支援についてです。

この経済安全保障推進法の枠組みの中で、どのような海外事業の支援を考えられているのでしょうか。

国内での産業を優先して支援すべきではないでしょうか。

そこで、この海外事業の展開支援は、どのような効果を期待されているのか、大臣にお尋ねします。

グローバル化の進展とともにサプライチェーンの国際分業化が進み、我が国産業と国際経済との関係がますます深まる中で、我が国の経済安全保障の確保のためには、国内で経済安全保障の確保に必要な取組を充実させるだけでは足りず、価値観を共有する同盟国、同志国やグローバルサウス諸国等と共同し、官民一体で、経済安全保障上重要な海外事業を実施する必要性が高まっていると認識をしております。

こうした中で、本制度は我が国の経済安全保障上重要であるが、採算性に不確実性があるため、既存の支援ツールだけでは民間企業から十分な投資が行われない海外事業について、国の支援を呼び水として民間企業の参画を得ることにより当該事業を実施可能とするものでございます。

具体的には、我が国にとって重要な国際的な輸送網の強靭化、日本での重要なサービスの提供、我が国の重要な技術の海外展開に資する海外の施設整備等の事業を支援するものでございます。

こうした事業を支援することによって、日本の経済安全保障がより強固なものとなるだけでなく、例えば海外事業で得られた知財やデータなどを活用した国内投資の創出、海外事業を通じた我が国の技術、ノウハウ、人材の維持、向上など、さまざまな面において国内産業への裨益があるものと考えております。

官民協議会の目的と民間事業者のメリット
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 官民協議会に参加することで民間事業者が得られる具体的なメリットは何か
  • 民間の貢献に対する国の評価やフィードバックをどのように行う予定か
  • 事業活動にプラスとなる情報提供や支援策の提示は行われるか
答弁
小野田紀美
  • 政府から経済安全保障上の脅威やリスク、各国の動向等の情報提供を受けられる
  • 学識経験者を含む他の参加者から専門的な知識や新たな知見を得られる
  • 迅速かつ適切な対策を講じることが可能になる
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官民協議会の目的と民間事業者が期待できる具体的なメリットについてです。

官民協議会は政府と民間が経済安全保障に関する脅威やリスク認識を共有する場とされていますが、民間事業者にとってこの協議会に参加することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

民間事業者が負担を負いながら協力をしている実態に対して、国はどのように評価し、どのようなフィードバックを行う予定なのでしょうか。

また、官民協議会を通じて、民間事業者の事業活動にプラスになる情報提供支援策の提示が行われるのか、大臣のお考えをお聞かせください。

お尋ねの民間企業のメリットについては、例えば政府から経済安全保障上の脅威、リスクやその背景にある各国の動向等の情報の提供を受けることができることや、協議を通じ、学識経験者を含むほかの参加者から専門的な知識や新たな知見を得ることができること。

他にもこれらを通じ、経済安全保障上の脅威やリスクに対して迅速かつ適切な対策を講じることができるようになるなどを挙げられます。

官民協議会における情報共有の双方向性と反映
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 民間事業者の現場の声や課題を政策に反映させる双方向の仕組みを構築すべきではないか
  • 要望や課題を政策に反映させるプロセスや、採用された場合のフィードバック仕組みはあるか
  • 議論の内容や成果について、どの程度まで参加事業者に開示し透明性を確保するのか
答弁
総田
  • 民間企業が置かれている状況や課題認識を教えてもらうことで、政策立案に生かしていく
  • 知見がどのように政策に生かされたかというフィードバックは、継続的な連携を引き出す上で重要と考えている
  • 情報共有の基準については、テーマに応じてその都度定めて協議する
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官民協議会では、政府から民間への一方的な情報提供に終わらず、民間事業者の国民民主党の現場の声や課題を政策に反映させる双方向の仕組みが不可欠だと考えますがいかがでしょうか。

具体的に民間事業者から寄せられた要望や課題をどのようなプロセスで政策に反映をさせていくのか。

また民間からの提案が政策に採用された場合、その旨を民間事業者にフィードバックする仕組みはあるのでしょうか。

要するに国のためなのだから協力してもらって当たり前というスタンスではなくて、事業者が自らの国への経済安全保障の貢献度がどの程度と評価してもらえているのか、きちんと伝わる工夫をする予定があるのかをお尋ねします。

さらに、官民協議会の議論の内容や成果について、守秘義務の範囲内でどの程度まで参加事業者に開示されるのか、透明性の確保についてもお答えください。

政府といたしましても、官民協議会で経済安全保障上の脅威やリスクに対して、民間企業が置かれている具体的な状況や課題認識、対応方針等の情報を教えていただくことで、委員御指摘のとおり、民間企業との状況を踏まえた政策立案に生かしていくことができると考えてございます。

また、民間企業等からいただきました知見がどのように政策立案に生かされたかについてお伝えすることは、委員おっしゃるとおり、民間企業の継続的な参加であって連携を引き出していく上で非常に重要であるというふうに考えてございます。

このため、このようなフィードバックも含め、政府の状況認識、対応の方向性等を官民協議会を通じ、積極的に民間共闘にも伝えながら、一層の官民連携を進めてまいりたいというふうに考えております。

また、この官民協議会でどういう情報が共有されるのかという基準でございますけれども、これもそのテーマに応じて、その時々でこの協議会の中で定めて協議を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

官民協議会の構成員選定基準と中小・地方企業の参画
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 官民協議会の構成員はどのような基準で選定するのか
  • 中小企業や地方企業も重要な担い手であると考えているか
答弁
総田
  • 一律の選定基準を定めることは困難だが、テーマに応じて産官学の関係者が参集する
  • 例えばサプライチェーンがテーマの場合、川上から川下までを代表する企業を選定し、そこには当然中小企業や地方企業も含まれる
全文
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官民協議会の構成員は、どのような基準で民間事業者を選定するのでしょうか。

大企業だけでなく、特定重要物資の製造や基幹インフラを支える中小企業、地方に拠点を置く企業も重要な担い手だと思います。

官民協議会では、経済安全保障の幅広い課題について、その時々の情勢等を踏まえつつ、官民で情報協議や対策の協議を行うべきテーマを設定し、当該テーマに応じて産官学の関係者が参集することを想定してございます。

ご質問いただきました一律の選定基準といったものを定めることはなかなか困難でございますけれども、今考えている例えばという事例で申し上げますと、例えば特定物資のサプライチェーンがテーマということであった場合にどういう事業者の方に参加いただくかということで申し上げると、当該物資を所管する省庁であったり、それから当該物資のサプライチェーンのうち川上、川中、川下を代表する民間企業、さらには当該物資のサプライチェーンについて知見を有している学識経験者の方々、こういった方が想定されるわけでございますけど、この中には当然テーマに応じて中小企業や地方企業も含まれるというふうに考えてございます。

委員おっしゃったとおり、まさに実態、現場を実際把握している中小企業や地方企業も含め、必要な民間企業の方々に参画いただき、官民協議会における議論が有益なものになるよう、検討を進めてまいりたいと考えてございます。

届出システムの簡素化と事業者負担の軽減
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 届出手続きが煩雑であるとの声がある中、デジタル化やワンストップ化、審査期間短縮など負担軽減に向けた具体的取組は何か

答弁
総田
  • 法改正により届出義務の適用範囲の明確化や経過措置規定の見直しを行った
  • Q&Aの随時見直しや、省令等の見直しによる制度改善を行う
  • 提出書類の一部省略やシステム化など、事務負担軽減の方策を検討している
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届出システムの簡素化と事業者負担の軽減についてお尋ねします。

届出システムのデジタル化、ワンストップ化、審査期間の短縮化など、事業者負担を軽減するための具体的な取組をお示しください。

この点、制度改善に向けて、事業者等から様々な御意見を頂戴しており、これらの御意見等も踏まえて、本法案においても、制度の運用改善を図るため、法52条において、特定重要設備の導入に係る届出義務の適用範囲を明確化する改正、それから法53条において、事業者の新規指定に係る経過措置規定を見直す改正を盛り込んだところでございます。

そして、法改正事項以外にも、より事業者の予見可能性を高めるため、これまで内閣府や事業所管官庁が公表している制度の解説、いわゆるQ&Aの見直しを随時行ってまいりました。

今後も、より制度を改善すべく、届出事項や手続等を定める省令等の見直しを行うこととしております。

さらに届出様式の作成や届出に添付する提出書類の提出などにつきまして、提出書類の一部を省略することでありますとか、先ほど少しご指摘ございましたが、届出のシステム化も含めて、事業者の事務負担軽減につながる方策を検討しているところでございます。

医療分野追加に伴う医療機関の事務負担軽減
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 医療分野を特定社会基盤事業に追加するにあたり、医療現場の事務負担を最小限にするための工夫は何か

答弁
  • 段階的に対象病院を指定(ブロック単位で8病院、その後3年かけて都道府県に1つずつ)し、先行事例を他院が活用できるようにする
  • リスク評価等のリスク管理措置について一体となってサポートする
  • サイバーセキュリティ対策支援や診療報酬改定による財政的支援を組み合わせて対応する
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次に、届出システムの簡素化に関連し、医療分野を追加するに当たり、医療機関の事務負担についてもお尋ねします。

医療機関の事務負担を最小限にするため、どのような工夫を検討をしているのでしょうか。

今回の指定にあたっては、必要な準備期間、十分な配慮時間というのを設けるために、段階的に対象病院を指定していくということを考えておりまして、まずは、ブロック単位で8つの病院、その後3年かけて都道府県に1つずつやっていくというやり方をすることによって、最初の病院でやったところのやり方とかを他の病院が使えるようにしていくというような工夫をしていきたいというふうに思っております。

それからリスク管理措置についても、ここについてはどの程度のリスク評価をしなきゃいけないかということも含めて、これはもうハンズオンと呼ぶかどうかともかくとして、一体となってサポートしながら進めていくことが必要だというふうに考えております。

さらに併せて、これは基幹インフラ用の支援ではございませんが、全体としてサイバーセキュリティ対策に対する支援措置、それからネットワークの安全性の検証等の支援というのを行ったり、それからあと診療報酬改定で、必要な安全管理責任者の配置に対する財政的な支援等を行っておりますので、そうしたものを組み合わせて、医療機関の負担が過重なものにならないように、丁寧に対応していきたいというふうに考えております。

医療分野追加のスケジュールと効果
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 医療分野の追加において、都道府県への指定に3年かけるのは遅すぎるのではないか
  • その期間中、どのように追加の効果を求めていくのか
答弁
  • まずブロック単位の8病院で問題や負担を確認しながら対象を拡大する
  • 3年かけて一気に47都道府県にするかについてはさらに検討し、より段階的に拡大できる方向で取り組む
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過重のものにならないように検討していくというようなことで、ブロックで3年もめどに都道府県に指定をしていくというようなお話だったんですけれども、ちょっと3年では遅いんじゃないかなと。

今回のその医療分野を追加するということに当たって、3年という期間が長いのではないかというふうにも思います。

その3年の間、どのようにこの追加をしたところの効果を求めていかれるんでしょうか。

まずは最初にブロック単位で8つの病院というのを指定させていただきますので、そこでどういった問題、もしくは負担があるのかというのも確認しながら対象を拡大していくということでございますが、ずっと3年待って、そこで一気に本当に47にしていくかどうかということについては、さらに検討をさせていただきますが、より段階的にちょっとずつ拡大できるような方向で取り組んでいくのではないかと思います。

規制の必要最小限化と柔軟な対応
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 必要最小限の規制とするための具体的な判断基準は何か
  • 国際情勢や技術進展に応じた見直し仕組みはあるか、また官民協議会で規制見直しを議論するのか
答弁
総田
  • 国家・国民の安全と自由な経済活動のバランスに留意し、合理的に必要と認められる限度において行うという原則に基づいている
  • 事業者と密に意思疎通を図り、意見を踏まえて省令等の見直しを行うことで、負担軽減と実効性の両立に取り組む
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政府は、基幹インフラ規制や重要物資の指定について、真に必要な範囲に限定し、必要最小限の規制とする方針を示していますが、具体的にどのような基準で必要最小限を判断しているのでしょうか。

また、国際情勢の変化や技術の進展に応じて、適宜見直す仕組みはあるのでしょうか。

事業者の声、現場の声を大切にし、官民協議会において、規制の見直しについても議論されるのか、お尋ねします。

本基幹インフラ制度におきましては、本制度の基本方針により、国家及び国民の安全と自由な経済活動のバランスに留意し、規制対象を真に必要なものに限定することをしているところでございます。

また本日、大臣からも言及がございましたが、そもそも経済安全保障推進法第5条におきまして、この法律の規定による規制措置は、経済活動に与える影響を考慮し、安全保障を確保するために合理的に必要と認められる限度において行わなければならないということが規定されております。

これらの点も踏まえまして、事業者に対して無用な負担を強いることのないよう、制度の運用に当たって、事業者等と密に意思疎通を図りいただいた御意見なども踏まえながら、制度の改善に向けた検討も行っているところでございます。

その検討の結果として、先ほど申し上げましたとおり、公開支援にも盛り込みましたし、今後も含めて省令等の見直しということも行っていくところでございます。

引き続き、事業者等と密に意思疎通を図りながら、不断に基幹インフラ制度の改善に向けた見直しを行うことにより、事業者の負担軽減と制度の実効性が両立できるように取り組んでまいりたい。

経済安全保障シンクタンクの専門人材の待遇改善
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 民間と比較して処遇が低いとされる国の情報機関において、優秀な人材を確保・維持するための具体的な待遇水準や取り組みはどう考えているか

答弁
小野田紀美

- 高度な専門性を持つ人材に参画していただくことが重要であると認識している

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新設される経済安全保障シンクタンクやインテリジェンス等の情報機関で働く専門家人材の待遇改善についてお尋ねします。

新設するシンクタンクにおいて、産官学から優秀な人材の参画を得るためには、競争力のある処遇が必要だと考えますが、具体的にどのような待遇水準を想定されているのでしょうか。

どのように取り組まれるのか、大臣にお尋ねします。

そのシンクタンクがこの役割を適切に果たすためには、高度な専門性を持つ人材に参画していただくことが重要であることは、委員御指摘のとおりです。

高度専門人材の育成と産官学連携
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 特定重要物資の供給に不可欠な高度専門人材(海洋工事・光伝送・製造検査技能者等)を育成するための産官学連携の仕組みや支援はどう行うか
  • 教育機関との連携や実習施設整備、海外技術導入への財政支援を検討しているか
答弁
小野田紀美
  • 半導体、船舶部品、人工呼吸器等の安定供給確保取組方針において、事業者が人材育成に取り組むことを示し、それに取り組む事業者を支援している
  • 日本成長戦略会議の航空宇宙WG等でも専門人材育成の必要性について指摘を受けている
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経済安全保障推進法の枠組みにおいて、特定重要物資の供給に不可欠な機能を提供する事業者に対する人材育成支援としてどのような施策を講じるのでしょうか。

特に海洋工事技術者、光伝送技術者、製造検査技能者といった高度専門人材を育成するための産官学連携の仕組み構築について、国はどのような支援を行うのでしょうか。

また、こうした人材育成には大学や高専などの教育機関との連携、実習施設の整備、海外からの技術導入なども必要になると考えますが、財政支援を含めた検討をされているのか、大臣にお尋ねします。

この点、例えば経済安全保障推進法に基づくサプライチェーンの強靭化に向けた措置として、半導体及び先端電子部品の安定供給確保取組方針では、事業実施に必要な人材確保に積極的に取り組むこと、そして船舶の部品の安定供給確保取組方針では、人材育成のための教育研修の強化、人工呼吸器及び抗菌性物質製剤の安定供給確保取組方針では次世代の人材育成に自主的に取り組むことを事業者が実施していくべき内容として示した上で、これらに取り組む事業者を支援することとしております。

加えて私が経済安全保障担当大臣として座長を務めている日本成長戦略会議の航空宇宙ワーキンググループにおいても、有識者の委員からも専門人材の育成の必要性について御指摘いただいているところでおります。

官民協議会と既存組織との役割分担
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)

- 新設されるシンクタンクや官民協議会と、既存の有識者会議や審議会との役割分担や連携はどう整理されるのか

答弁
小野田紀美
  • 審議会・有識者会議は学識経験者が中心となり調査審議を行い、政策立案に生かす合議制機関である
  • 官民協議会は行政機関と民間企業等が構成員となり、テーマに応じた情報共有と対策協議を目的としており、目的や構成員が異なる
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続きまして4つ目のテーマ、官民協議会と既存の組織との関係について1点質問いたします。

新設される総合的な経済安全保障シンクタンクと官民協議会、また既存の会議体との役割分担や連携はどのように整理されるのか。

一般に審議会や有識者会議とは学識経験者等から組織され、各省の所掌事務の範囲において調査審議等を行う合議制の機関でございまして、その調査や審議の結果は報告や答申等の形で取りまとめられ、各省の政策立案に生かされるものでございます。

一方、本法律案で設立される官民協議会は、関係行政機関及び民間企業等を構成員とし、経済安全保障上の幅広い課題について取り扱うテーマに応じ、情報を共有するとともに、対策を協議することを目的としておりまして、審議会や有識者会議等、構成員や設置の目的が異なるものでございます。

民間との信頼関係構築と政策の実効性向上
質問
野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ)
  • テーマごとにメンバーを集める形式では信頼関係を築くのは難しいのではないか
  • 官民協議会を通じてどのように民間事業者との信頼関係を築き、政策の実効性を高めるのか
答弁
小野田紀美
  • 構成員が特定のテーマについて一定期間にわたり継続して議論を行うことを想定している
  • こうした定期的な協議を通じて信頼関係を構築し、課題への適切な対応につなげたい
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しかし、テーマを決めて、その都度集められるメンバーとの意見交換では、なかなか信頼関係は築けないのではないでしょうか。

大臣は、官民協議会を通じて、どのように民間事業者との信頼関係を築き、経済安全保障政策の実効性を高めていくお考えか、決意をお聞かせいただければと思います。

官民協議会の具体的な制度設計の詳細は、今後基本方針や規約で決まっていくものでありまして、現時点で予断するものではございませんが、構成員が特定のテーマについて一定の期間にわたり、継続して議論を行うことを想定しております。

こうした定期的な協議を通じて、官民の信頼関係を構築し、経済安全保障上の課題への適切な対応につなげてまいりたいと考えます。

エネルギー安全保障と脱炭素の優先順位
質問
川裕一郎 (参政党)

- 経済安全保障(エネルギー安保)と脱炭素の方向性が衝突する場合、政府はどちらを優先するのか

答弁
福本
  • エネルギー安全保障と脱炭素はともに重要な課題であり、GXを通じて「安定供給・経済成長・脱炭素」の3つの同時実現を目指す
  • GX政策は国富の流出を防ぎ、国民の暮らしや産業基盤を守るために不可欠である
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経済安全保障の名の下に進める政策は、本来、第一に日本の国民の暮らしと産業の基盤を守るものであるはずです。

にもかかわらず、実際の政策運営においては、国際社会の脱炭素目標や海外の評価が国民生活の安定より優先されているのではないかと懸念を持っております。

経済安保、特にエネルギー安保と脱炭素の方向が衝突する場合は、政府はどちらを優先するのか、見解をお聞きします。

我が国の平和と安全や経済的な繁栄などの国益を経済上の措置を講じ確保することが、まず経済安全保障であると承知をしております。

その上で、エネルギー安全保障と脱炭素は、ともに重要な政策課題と認識しております。

我が国が進めているGXはまさに、エネルギーの安定供給、経済成長、脱炭素、この3つの同時実現を目指す取組となっております。

GX政策は国富の流出を防ぎ、まさに国民の暮らしや産業基盤を守り、エネルギー安全保障、経済成長を実現する上で不可欠なものとしております。

我が国の産業競争力の強化に資するGX分野への先行投資支援含めまして、こうした官民での国内投資を拡大し、エネルギー安全保障と脱炭素、同時実現を目指してまいりたいと考えております。

特定重要物資への食料・種子・飼料の指定
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 食料、飼料、国産農産物などが特定重要物資に指定されていない現状に疑問がある
  • 食料や安いエネルギーを重要物資・サービスとして明確に位置づける考えはないか
答弁
小野田紀美
  • 特定重要物資は「重要性」「外部依存性」「脆弱性」「措置の必要性」の4要件を満たすものを指定している
  • 液化天然ガスなどは既に指定し支援しているが、原油等は石油備蓄法で対応している
  • 供給リスクを不断に点検し、必要に応じて見直しを行う
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次に特定重要物資の指定のあり方についてお伺いをします。

現行制度では、肥料は特定重要物資として指定をされ、医療分野でも一部の抗菌剤や人工呼吸器などが対象とされております。

しかし、日本人の暮らしの根幹である食料そのもの、飼料も含めて、国産農産物といった品目は、経済安保推進法上の特定物資には指定をされておりません。

肥料だけを経済安保の対象とし、その先にある食料そのものの安定供給、そして家計と産業を支える安価で安定したエネルギーの確保を法の枠組みの外に置いたままで良いのか疑問にあります。

食料と安い電力、燃料を経済安保上の重要物資、重要サービスとして明確に位置づける考えはないのか。

農林水産省の食料安定保障政策との役割分担という説明だけで本当によいのか、小野田大臣の見解をお伺いしたいと思います。

特定重要物資の指定についてお尋ねいただきまして、この経済安全保障推進法では要件を満たすものなんですけれども、その要件が国民の生存に必要不可欠、または国民生活、経済活動が依拠しているという重要性。

そして外部に過度に依存している、または依存する恐れがあるという外部依存性。

そして外部から行われる行為による供給途絶等の脆弱性。

もう1つが安定供給確保のために措置を講ずる必要性という、この要件を満たす物資を特定重要物資として指定し、その安定供給確保に向けた取組を支援しております。

これについて言えば、例えば液化天然ガスは、ほぼ全量を輸入し備蓄に適さず、供給途絶のリスクがあることも踏まえ、特定重要物資として指定した上で、民間事業者が行う液化天然ガスの余剰の確保の取組を支援し、急激な需給変動等に対しても安定供給が確保できるように取り組んでおります。

一方、ほとんどの燃料の原料となる原油や、軽油、灯油、軽油、重油の石油製品については、石油備蓄法に基づく。

いずれにしても国民が重要な物資の供給に不安を抱えることがないように、供給リスクを不断に点検しつつ、必要に応じて見直しを行いながら、しっかりと我が国の経済安全保障の確保に取り組んでまいりたいと考えます。

食料関連物資(種子・飼料)の指定検討
質問
川裕一郎 (参政党)

- 食料自給率が低い中、食料そのものでなくとも種子や家畜の飼料などは重要物資に含めるべきではないか

答弁
小野田紀美
  • 各所管省庁においてサプライチェーンリスクを常に検討している
  • 提案を受け、4要件を満たすか含め不断に見直しを行いたい
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食料に関しては別の法律の枠組みの中でということでありましたけれども、実際日本の食料自給率はまだわずか38%ということで、その食料をつくるための種子、入れていくともう10%程度しかないというふうに言われています。

私はここの重要物資として、食料は例えば入らなくたとしても、種子であるとか、また家畜の飼料であるとか、そういうものは入れるべきではないかなというふうに思うんですけれども、もう一度答弁をお願いします。

それぞれのどういったものを指定するかというのは各所管省庁において検討は常にサプライチェーンリスクについては検討されているものでございますけれども、そういった提案、これが必要なんじゃないかという提案を受けて我々としては要件、さっきの4要件を満たすものかどうかも含めてしっかりと不断に見直しをしていきたいというところです。

役務支援における国産基盤の優先と依存基準の明確化
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 役務を支援対象に拡大する際、国産のクラウドやデータセンターなどの自前基盤を優先的に支援する考えはあるか
  • 外国支配や過度な依存を避ける基準を法令や基本方針で明確に示すつもりはあるか
答弁
小野田紀美

- 重要な物資の供給に不可欠な役務が外部に過度に依存し、途絶する可能性があるため、改正法により役務に関する取組を支援する

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次に先ほどから今回のよく話がある役務に関して質問もさせていただきたいと思います。

本改正では特定重要物資の供給に不可欠な役務も支援対象に加える仕組みが創設されます。

海底ケーブルの敷設、保守や人工衛星の打ち上げなどの例が示されていますが、今後クラウドサービスやデータセンター、輸送物流エネルギー関連系の役務も議論の対象になることが想定もされると思います。

ここで問われるべきは、どこの国、どの事業者の役務に依存するのかということだと思います。

海外製の設備や海外クラウドに依存する役務をさらに支援をすれば、日本の技術、エネルギー、データはかえって弱まる危険があると思います。

ここでお伺いをします。

役務を支援対象に拡大するにあたり、国産のクラウド、データセンターなど、自前の基盤を優先的に支援する考えはないのでしょうか。

また、支援対象の役務を選定する際に、外国支配や過度な依存を避けるという基準を法令または基本方針の中で明確にお示すつもりはないのか、これも小野田大臣にお伺いします。

現行制度においては国民の制度に必要不可欠な、または広く国民生活もしくは経済活動が影響している重要な物資等について、外部への依存性や供給途絶の蓋然性等が認められた場合に、特定重要物資として指定し、生産備蓄等の物資または原材料等そのものを確保するための取組を主として支援してまいりました。

一方、重要な物資等の供給に不可欠な役務が外部に過度に依存し、その役務の提供が途絶することも想定され得るところです。

そのため、今般の改正法案により、重要な物資等の供給に不可欠な役務に関する取組を支援することとしているところでありますが、当該役務が外部への依存性と途絶への蓋然性という基準を

医療分野の基幹インフラ指定に伴う支援と準備期間
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 医療分野を基幹インフラとする場合、セキュリティ対策やBCPに必要な費用を国が直接継続的に支援するスキームを組み込むか
  • 地方の状況を踏まえた慎重な指定と十分な準備期間をどう担保するか
答弁
  • 安全管理ガイドラインの策定や研修を実施している
  • 特定機能病院を念頭に、地方ブロックごとに少なくとも1病院を指定し、その後3年程度かけて各都道府県に拡大する段階的な指定を行うことで、知見の共有と円滑な準備を可能にする
全文
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次に医療分野に関して質問します。

本改正で、基幹インフラ制度の対象に医療分野が追加をされ、医療情報基盤や診療報酬審査支払機構のシステム、さらには一定の病院が特定社会基盤事業者として指定されることになります。

一方で有識者会議や医療部会では、医療機関はサイバー要員も財源も不足をしており、基幹インフラ並みのセキュリティ要求は極めて大きな負担だという懸念が繰り返し表明されております。

ここでお聞きをします。

医療分野を基幹インフラとして規制の対象に含める以上、セキュリティ対策やBCPに必要な費用を国が直接継続的に支援をするスキームを制度として組み込む考えはあるのでしょうか。

また、対象病院の範囲について、特定機能病院などから段階的に拡大するとされていますが、地方の医療提供体制や財政状況を踏まえた慎重な指定と十分な準備期間をどのように担保するのか、具体的にお示しください。

まず最初はサイバーセキュリティ対策というかBCP等についてでございますけれども、BCP策定も含めて安全管理ガイドラインというのを策定し、その実施を促しておりまして、医療機関向けの研修をもう既に行っているところでございます。

加えて医療機関におけるネットワークの外部接続点の適正化、その指定に当たっては特定機能病院を念頭に人口面積、地域性も考慮して改正法案に基づき、北海道から九州沖縄ブロックまで各地方ブロックにつき少なくとも1病院を指定し、その後3年程度の期間をかけて各都道府県につき少なくとも1病院を指定するということにしているところでございます。

このような段階的な指定を行うことで、先行して指定された病院の運用を丁寧に支援するとともに、それ以降に指定された病院は先行する病院の知見等を参考としつつ、より円滑に制度への対応の準備を進めることができるというふうに考えております。

下水道・ダム等の生活基幹インフラの指定
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 下水道、ダム、産業廃棄物処理などを基幹インフラとして位置づける必要性をどう評価しているか
  • 追加する場合、地方自治体の負担を抑えるための支援や制度設計をどう行うか
答弁
小野田紀美
  • 下水処理については、システム障害時も手動操作等で最低限の機能維持が可能であると認識している
  • 対象事業の追加を検討する場合は、事業者の負担を考慮し、有識者や関係者の意見を伺いながら丁寧に調整する
全文
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次にインフラに関して少しお話をしたいと思います。

諸外国では、下水道やダム、自治体の産業廃棄物など、生活に密接に関わる基幹インフラとして位置づけをされています。

日本では、制度設計時に候補として検討されたものの、最終的には対象から外れました。

自然災害や老朽化が進む中で、下水処理やダムの管理、産業廃棄物処理が機能不全に陥れば衛生環境、防災の面で国民の生命健康に直結するリスクが現実に存在をします。

これらを今後、基幹インフラとして位置づける必要性をどのように評価をしているのか。

また仮に追加をする場合、地方自治体や公営企業に過度な事務、財政負担を負わせることのないよう、国としてどのような支援と簡潔な制度設計を行うのか。

基幹インフラ制度の対象となる事業は法律上、国民生活及び経済活動の基盤となる役務であって、その安定的な提供に支障が生じた場合に国家及び国民の安全を損なう事態を生ずる恐れがあるものとされており、そのうち一定の基準を満たすものを基幹インフラ事業者として選定をしております。

その上で御指摘の事業について申し上げれば、まず下水処理については、仮にシステム障害が生じても、手動での操作や簡易な水処理により、下水処理施設等の最低限の機能化国交省より聞いております。

議員ご指摘のように、仮に対象事業の追加を検討する場合には、対象となる事業者の負担等も十分に考慮し、規制対象が真に必要な範囲となるよう、有識者や関係事業者等のご意見も伺いながら丁寧に調整をしてまいりたいと考えております。

経済安全保障シンクタンクの体制と統合の方向性
質問
川裕一郎 (参政党)
  • リエティと重要技術戦略研究所という2つのシンクタンクを並行させるメリット・デメリットをどう整理しているか
  • 将来的な統合・再編の道筋や判断基準、タイムラインはあるか
答弁
小野田紀美
  • リエティは政府主導の公的機関として、外交・情報・防衛・経済・技術を横断的に扱う唯一の政府系シンクタンクである
  • 重要技術戦略研究所は一般財団法人として設立される民間の機関であり、技術に特化するものである
全文
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次にシンクタンクに関して質問させていただきます。

本改正では、独立行政法人経済産業研究所リエティに総合的な経済安全保障のシンクタンクの機能を持たせる一方、内閣府は別途、重要技術戦略研究所という安全安心に関するシンクタンクを設立しようとしています。

有識者会議でも、シンクタンク機能が分散をすれば人材や資金が薄まり、経済安全保障、そして技術戦略を統合的に設計できなくなるのではと懸念もされております。

ここでお聞きをします。

リエティと重要技術戦略研究所という2つのシンクタンクを並行させることのメリットとデメリットを、政府はどのように整理をしているのか。

そして将来的に統合、再編を視野に入れ、人材、財源を集中させて、真に強いシンクタンクを作る道筋を描いているのか、それとも永久的に分散をさせたままなのか、その判断基準とタイムラインについて、大臣の所見をお聞きをします。

総合的な経済安全保障シンクタンクは、今回の法改正で、公的機関である独立行政法人内に政府主導で設置されるものでございまして、政府の要請に即応することも含め、外交、情報、防衛、経済、技術に係る調査研究を実施し、政策提言を行う唯一の政府系シンクタンクです。

他方、重要技術戦略研究所については、一般財団法人として設立される民間の機関でございまして、技術に特化し、

施策のKPI設定と見直し・公開の方針
質問
川裕一郎 (参政党)
  • 日本の自立度を測るKPIをどう設定し、いつどのようなタイミングでスクラップを含む見直しを行うか
  • 評価結果と見直しの議論をどのように国会と国民に公開し、説明責任を果たすか
答弁
小野田紀美
  • 施行後3年を目途に見直す規定があるが、状況に応じて不断に見直しを行い、古い制度のスクラップも検討する
  • サプライチェーン強靭化の実績など、これまで同様に国民への説明責任を果たしていく
全文
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早速質問ですけれども、本改正に基づく各施策について、どのようなKPIを用いて日本の自立度を測り、いつ、どのようなタイミングでスクラップを含めた見直しを行うのか。

また、その評価結果と見直しの議論をどのような形で国会と国民に公開し、説明責任を果たしていくのか、政府としての具体的な方針を大臣にお伺いします。

本年1月の有識者会議において、今般の推進法の改正の検討にとどまらず、将来的な課題に先手を打つ形で対応ができるよう、今後も不断の見直しを行うことが不可欠である。

その際、時代に沿わなくなった古い制度をスクラップするという視点も忘れてはならないと指摘をいただいております。

本法案においては、施行後3年を目途に施行状況を見直すことを政府に求めておりますが、この規定にかかわらず、状況に応じて不断に見直しを行うことは当然に必要と考えており、国際情勢の変化等に対応すべく、様々な観点から施策の実施状況を検証し、法制上の措置に限らず必要な措置を検討してまいります。

次に各施策の評価とその結果の国民への公開については、例えばサプライチェーンの強靭化については毎年施策の実績を、法律上の各施策の評価と見直しの議論についても、これまで同様に国民に対する説明責任をしっかりと果たしてまいりたいと考えます。

医療分野の基幹インフラ制度導入
質問
高山聡史 (チームみらい)
  • 医療分野を基幹インフラ制度の対象とする意義は何か
  • 医療現場の診療業務を阻害せず、制度の実効性を担保するための具体的な運用方策は何か
答弁
  • 重要な設備が外部からの妨害手段として使用される恐れを国が事前に審査し、防止することが可能になる
  • 特定機能病院を念頭に、各ブロック・都道府県から段階的に指定し、先行事例の知見を活用して円滑な対応を支援する
  • 安全管理ガイドラインの策定等の医療全体での対策と並行し、重層的な対策を構築する
全文
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本日はまず、今回の改正により、医療分野が基幹インフラ制度の対象に追加されることについて伺います。

近年、医療機関を狙ったサイバー攻撃は急激に深刻化しており、ランサムウェアによる電子カルテシステムの停止、外来診療、手術の一時休止といった事案が国内外で繰り返し発生しております。

患者さんの生命、健康に直接の影響が及ぶような事態を防ぐためにも、医療分野を基幹インフラとして位置づける改正は、私としても必要なものだと考えます。

他方で、医療機関は、これまで基幹インフラ制度の対象とされてきた他の分野と比較しますと、事業規模、専門人材、ガバナンス構造など、相当異なる性質を有していると思います。

大規模な病院といっても、大手金融機関や大手電力会社と比べると、これはやはり異なるわけです。

特にITサイバーセキュリティを担う専門人材の層が薄いこと、診療の継続性と情報セキュリティの両立という固有の難しさを抱えていることなど、留意すべき要素があると思います。

そこで本制度と医療機関のサイバーセキュリティ対策との関係を整理させていただきたいということも含めまして、政府参考人にお伺いいたします。

この医療分野も基幹インフラ制度の枠組みで対処するということの意義について、そして政府として対象医療機関に対し、これまで既存の基幹インフラ事業者で蓄積されてきた審査ノウハウや事務的な知見を活用すべきだと思いますが、医療現場が本来の診療業務を阻害されることなく、制度の実効性を担保するために、具体的な運用の方策としてどういったことを考えておられるか、伺いたいと思います。

委員御指摘のように、この医療の分野においてサイバーセキュリティ対策していくのは、なかなか人材も、それから規模の面でも非常に難しいところがあるというふうに考えているところでございます。

今回、基幹インフラ制度の対象とすることで、対象医療機関が導入しようとする重要な設備が、我が国の外部から行われる妨害行為の手段として使用される恐れが大きいかどうかをあらかじめ国において審査し、その防止を図ることが可能になります。

また、制度の実効的な運用を確保するためには、対象医療機関を段階的に指定し、それぞれの医療機関が円滑に対応準備を進められるようにすることが重要というふうに考えております。

具体的には、特定機能病院を念頭に、本改正法案の施行時点で各ブロックにつき1病院、その後施行から3年程度の期間に、少なくとも各都道府県につき1病院を指定することというふうにしております。

その上で、先行して指定された病院の運用を丁寧に支援するとともに、それ以降に指定された病院において、先行する病院の知見等を参考としつつ、より円滑に制度への対応準備というのを進められるようにしていきたいというふうに考えております。

また、特定社会基盤事業者として指定されるかどうかにかかわらず、医療全体のサイバーセキュリティ対策として、医療情報システムに関する安全管理ガイドラインというのを策定し、対応を促しております。

それから対応状況というのをきちんと確認して、医療機関の管理者が準すべき事項として必要な措置を省令に位置づけているという取組みを行ってきているところでございます。

このように、基幹インフラとしての対応と、それから医療全体でのサイバーセキュリティ対策というのを両方並行して行って、重層的な対策というのを構築していきたいというふうに考えております。

物資安定供給に向けた協力要請の法制化
質問
高山聡史 (チームみらい)
  • 認定事業者以外の関係者へも協力要請を行えるよう法的に位置づけることが、サプライチェーンの強靭化にどのような効果をもたらすか
  • 運用上の留意点についての見解は何か
答弁
小野田紀美

- これまでは行政指導の範囲での協力要請であったが、法規定に基づく主務大臣の要請となることで、一定の重みを持つことになる

全文
質問・答弁の全文を表示

続いて、物資の安定供給確保に向けた相互連携協力の努力義務、並びに支障が生じる恐れがある場合の協力要請の規定について大臣に伺ってまいります。

特定重要物資のサプライチェーンの強靭化は、今回のイラン情勢の緊迫化も含め、近年の地政学的な緊張の高まりの中で、まさに国家的な課題だというふうに考えます。

今回の改正では、認定供給確保事業者にとどまらず、その関係者まで法律上の枠組みで協力要請を行えるようにするという点が大きな変化であると認識しております。

そこで大臣にお伺いします。

これまで、事務省庁というのは、こういった法律上の枠組みがなくとも、特定重要物資の安定供給に関わる課題が生じるような場合においては、いわば運用として個別に関係する企業などに対して、ヒアリングや要請、こういったものを行ってきたものと承知をしております。

今回の改正により、こうした要請が正式に法制度に基づく行為として位置づけられることになると思いますが、正式な位置づけになるということと、そして認定事業者だけでなく関係者、これは物素材メーカーであったりとか金融機関含めて関係者にも広がるということが、サプライチェーンの実態的な強靭化にどういった効果をもたらすというふうにお考えでしょうか。

また、これに関する運用上の留意点についても大臣の御見解を伺います。

今般の改正案、供給確保の計画に基づく取組が困難となる場合に、計画の認定を受けていない事業者など、本法の支援枠組の対象でない事業者も含めた幅広い関係者に対して、主務大臣が協力を求めることができる旨などを規定するものでございます。

これまではこうした規定がなく、委員御指摘のとおり、各省庁が行政指導の範囲で関係者に対して協力を求めてきたところでございまして、本規定に基づく主務大臣の要請には一定の重みがあると考えております。

法案施行後の不断の見直し
質問
高山聡史 (チームみらい)

- 3年という期間に関わらず、不断の運用見直しが必要な論点としてどのようなものを考えているか

答弁
内閣府経済安全保障政策統括官
  • 3年の見直し規定にかかわらず、状況に応じた不断の見直しは当然に必要であると考えている
  • 有識者会議で指摘された安全保障上重要な工事に関する機微データの防護など、データセキュリティのあり方を含め検討したい
全文
質問・答弁の全文を表示

最後に本法案の施行後の見直しの規定について伺います。

本法案の質疑でも再三議論に挙がっておりますとおり、経済安全保障の領域は、AIをはじめとする技術の環境の変化、地政学的環境の変化、これらが極めて急激に変化をする中で、そうした環境変化に素早く対応することが不可欠の分野であります。

条文の修正案もございますが、改めて3年という期間にかかわらず、不断の運用見直しが行われることの重要性について、この場でも触れさせていただきたいというふうに思います。

昨日の参考人質疑の中でも、何年ならいいんだ、3年ならいいのか、1年、2年なのか、こういうふうに時間軸を切るよりも、不断の検討により、大きな変化に対して常に対応できることが重要であるという趣旨の議論があったというふうに認識をしております。

政府としても今回の法改正を受けて、あるいはこれまでの3年を振り返って、今後運用の具体化を一層進めていくべきだと考えている論点、あるいは不断の見直しを特に要すると整理できる論点として、どういうものがあると考えているか、御見解を伺います。

その上で本法案は施行後3年をめどに施行状況を見直すことを政府に求めているという規定が一部入ってございますけれども、この規定にかかわらず状況に応じて各施策を不断に見直すことはご指摘いただきましたように当然に必要だと考えてございます。

で、例えば本年1月に政府の有識者会議の提言において、安全保障上重要な工事に関する機微なデータの防護等のデータセキュリティのあり方等についてご指摘をいただいておりまして、これらも含めまして様々な措置を検討してまいりたいとこのように考えてございます。

経済安全保障重要技術育成プログラムにおける防衛省の参加数
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 指定基金協議会のうち、防衛省が参加している数を確認したい

答弁
美根

- 3月31日時点で設置されている40の指定基金協議会のうち、39に参加している

全文
質問・答弁の全文を表示

先端的な重要技術の開発支援、育成プログラムにおける研究開発構想に係る指定基金協議会、今40と承知しておりますけれども、この指定基金協議会に参加する行政機関について、防衛省、防衛装備庁も含みますけれども、防衛省が参加をしているのはいくつになるか、防衛省お答えください。

本年3月31日時点で40の指定基金協議会が設置されておりますが、防衛省も潜在的な社会実装の担い手として想定される関係行政機関の1つとして、39の指定基金協議会に参加しておるところでございます。

防衛省が多くの指定基金協議会に参加している理由
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 防衛省が最も多くの協議会に参加していると考えられるが、その理由は何か

答弁
美根

- 先端的な重要技術は民生にも波及するものであり、防衛省としてもそれらを取り入れるため参加している

全文
質問・答弁の全文を表示

40のうち39ということですから、ほとんど全てに参加をしていると。

私もちょっと数えたら、経産省でも37でして、防衛省が一番多いのかなと思いました。

防衛省がこんなに多いというのはなぜなんでしょうか。

先ほどありましたように、先端的な重要技術の研究開発を推進するプログラムということでございまして、当然防衛だけではなくて、広く民生にも波及するような技術だというふうには考えておりますが、我々防衛省としましても、基本的に先端技術、これを取り入れていくということで、このプログラムに、こちら指定基金協議会の方の場で参加させていただいているということでございます。

光通信等の衛星コンステレーション基盤技術開発への防衛省参加理由
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証プログラムに防衛省が参加している理由は何か

答弁
吉野
  • 衛星通信は自衛隊作戦の基盤であり、強靭性の高いネットワーク構築が必要であるため
  • 光通信技術は通信容量増大やセキュリティ向上等の課題を解決するインフラとなり得ると考えているため
全文
質問・答弁の全文を表示

あまり説明になっていませんが、この研究プログラムというのが、率直に言って防衛軍事に偏っていると、軍事を重視する、そういった研究体制ということがそこから見て取れるところであります。

そこで具体的な事例として光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証というのも一つ挙げられております。

このプログラムに防衛省が参加をしている理由は何でしょうか。

衛星通信は自衛隊の作戦の基盤となるものでございまして、周辺国の妨害能力の向上、増大する自衛隊の通信所要に対応するためには、低軌道の衛星コンステレーションや静止軌道衛星と組み合わせて、多層的で強靭性の高い衛星通信ネットワークを構築することが必要でございます。

その中で、光通信技術は、通信容量の増大や通信ネットワークのセキュリティ向上、電波資源の枯渇への対応といった課題を解決するためのインフラとなり得るものと考えてございまして、防衛省も潜在的な社会実装の担い手となる可能性がある技術領域と考えてございます。

このため防衛省と防衛装備庁でございますが、お尋ねの事業に係る指定基金協議会に参加し、光通信に係る先端技術についての意見交換を行っておるところでございます。

防衛省PFI事業と経済安全保障重要技術育成プログラムの関係
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 防衛省のPFI事業と経済安全保障重要技術育成プログラムの両方にスカパーJSATが関与しているが、これらは一体のものか

答弁
吉野

- 両事業は目的や内容が異なる別個の事業である

全文
質問・答弁の全文を表示

本件は、スタンドオフ防衛能力の実効性確保に必要な画像情報の安定的な取得を目的に、民間企業が運営する衛星コンステレーションの構築を目指すPFI事業ですと説明をしております。

一方、この経済安全保障重要技術育成プログラム、光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証のプログラムについては、スカパーJSATとNTTが出資をしているスペースコンパスが幹事企業となっております。

まさに防衛省のPFI事業とこの経済安全保障重要技術育成プログラムと、どちらにもスカパーJSATが関与しているわけですけれども、この2つは、いわば一体のものということでしょうか。

今ご指摘のございました衛星コンステレーションの整備運営等の事業、PFIの事業でございますが、こちらの防衛省を既に運用してございますが、こちらと経済安全保障重要技術育成プログラム、経済安全保障重要技術育成プログラムの対象とされております光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証、これらにつきましては、それぞれ目的や内容等の異なるべく事業でございます。

経済安全保障重要技術育成プログラムの成果の防衛利用
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 育成プログラムでの光通信衛星コンステレーション基盤技術の開発成果を、防衛省のスタンドオフ防衛能力獲得に活用できるのではないか

答弁
吉野

- 一般論として光通信技術を組み込めば画像確認時間の短縮などの可能性があるが、具体的に成果を防衛省として活用するかは決まっていない

全文
質問・答弁の全文を表示

でも、経済安全保障重要技術育成プログラムにおける光通信の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証というのは、この防衛省が行っているスタンドオフ防衛能力の獲得を目的とした衛星コンステレーションをこれに生かせるものは生かしていけるというものになってくるのではありませんか。

違いますか。

経済安全保障重要技術育成プログラムで行っております事業そのものというよりも一般論として衛星間の光通信という観点で申し上げれば、こういった技術を衛星コンステレーションに組み込むことで、撮像した画像を地上で確認するまでの時間を短縮できる可能性はあるというふうに考えてございます。

その上でご指摘の経済安全保障重要技術育成プログラムの事業、これの成果を防衛省として活用するか否かにつきましては、何ら決まったものはございません。

防衛省・防衛装備庁が育成プログラムに参加する意図
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 防衛省・防衛装備庁が関係行政機関としてプログラムに参加しているのは、光通信技術を活用したいからではないか

答弁
吉野

- 防衛省としても潜在的な社会実装の担い手となる可能性がある技術領域と考えており、その観点から参加している

全文
質問・答弁の全文を表示

でも経済安全保障重要技術育成プログラムに防衛省、防衛装備庁が関係行政機関として入っているというのは、やはりこういった光通信における技術を生かしていきたいということではあるんですよね。

防衛省、お尋ねの事業に係る指定資金協議会に参加してございますが、その趣旨と申し上げますのは、先ほど申し上げたとおりでございますが、防衛省も潜在的な社会実装の担い手となる可能性がある技術領域と考えておりまして、そのような観点で参加をしてごられます。

PFI事業における有事の事業継続義務
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 業務要求水準書にある「戦争等で従事が困難な状況」とは具体的にどのような状況を想定しているのか

答弁
吉野

- 具体的な状況をあらかじめ想定して申し上げることは困難だが、事業の重要性を踏まえ継続的に行われるよう措置を講じている

全文
質問・答弁の全文を表示

塩川君。

この経済安全保障重要技術育成プログラムについては、本事業により開発を行う光通信ネットワーク技術については、災害対策、海洋監視、安全保障など、さまざまな分野での宇宙利用を拡大していく上で、必須のデータ通信基盤となることが想定されるということで、安全保障分野での活用も想定している。

だからこそ、防衛省、防衛装備庁も参加をしているということで、防衛省のこのPFI事業と経済安全保障重要技術育成プログラムの連携、連動というのは当然であります。

そこでこのスカパーJSATが落札をした防衛省のPFI事業であります衛星コンステレーションの整備運営等事業の業務要求水準書を見ますとその中には、事業者は戦争、暴動、その他これらの類似の事案が発生し、本事業に従事することが困難な状況が生じた場合でも、国が撮像指示を行い、必要な画像データの取得が実施できるよう、処置を講じなければならないとあります。

戦争とかがあっても、国が求めた画像を送れということをPFI事業者に義務づけているということですけれども、ここで言っている本事業に従事することが困難な状況が生じた場合という困難な状況というのはどういう状況を想定しているんでしょうか。

具体的な状況をあらかじめ想定してこちらの場で具体的に申し上げることは困難であることはご理解をいただきたいと思います。

他方で衛星コンステレーションの果たす役割の重要性を踏まえまして、継続的にこの事業を行われるよう措置を講ずるという旨をこちらの方で記載をさせていただいてございます。

有事における民間事業者の役割とリスク
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 戦争のような状況下でも民間事業者に事業継続を迫る仕組みであり、海外地上システムの維持管理などで危険を招く事態を想定しているのではないか

答弁
吉野

- スタンドオフ防衛能力の実効性確保という事業の重要性に鑑み、事業の継続ができるよう必要な措置を講じる考えである

全文
質問・答弁の全文を表示

でもこの戦争とかという事態を想定しているということですよね。

例えば船舶のPFI事業などにおいても、民間船は通常有事では戦場に出られないわけですけれども、予備自衛官を乗せることでそれを可能にするような、PFI事業者であっても実際に戦地に行くようなそういう仕組みも構築しているということもあります。

今回の場合についても戦争のような状況であっても民間事業者、PFI事業者に対して、まさにその事業継続が困難な場合でもPFI事業者には衛星コンステレーションの整備運営に係る仕事を継続しろということを迫るということになるんじゃありませんか。

塩川鉄也このPFI事業では衛星を管理、運営するためにも地上システムがあるわけですよ。

地上システムは国内だけじゃなくて海外にもあるわけですよね。

そういった海外の地上システムを維持、保全、管理をするといったところでも民間事業者の仕事ということになった場合に、やはり何らかの危険を招くような、そういう事態というのも想定しているからこそ、こういった規定を業務要求仕様書に書いているということじゃないですか。

こちらの衛星コンステレーションの事業に関しましては、我が国が進行する部隊等を、その防空ミサイルの脅威圏外から撃破するためのスタンドオフ防衛能力の実効性を確保する観点から、情報収集能力を強化する必要があるという認識の下で、目標情報を探知・捕捉する能力獲得を目的として構築をしているものでございます。

このような事業の趣旨の重要性を踏まえまして、業務が継続的にできるよう措置する考えでございます。

先ほど申し上げたとおり、PFI事業の衛星コンステレーションの事業に関しましては、我が国を守る上でのその重要性に鑑みまして、先ほど来申し上げているとおり、事業の継続ができるよう必要な措置を講ずる観点から、今のような取組をしているところでございます。

民間事業者の軍事組み込みと経済プログラムの性質
質問
塩川鉄也 (日本共産党)

- 民間事業者を軍事に組み込むような仕組みについて、大臣の見解を問う

答弁
小泉進次郎

- 経済プログラムは民生・公的利用の幅広い活用を目指す先端技術の研究開発を推進するものであり、防衛装備品そのものの開発を行うものではない

全文
質問・答弁の全文を表示

塩川鉄也民間事業者を軍事に組み込むようなそういう仕組みというのは、小泉大臣。

経済プログラムは、経済安全保障の確保・強化の観点から、AIや量子、宇宙、海洋等の分野に関し、民生利用や公的利用の幅広い活用を目指して、先端的な重要技術の研究開発を推進するものでございます。

一方、本プログラムに限らず、先端的な重要技術を官民の様々な分野で活用していくことは当然でございます。

本プログラムは、防衛装備品そのものの研究開発を実施するものではございませんが、得られた成果が将来的に民間における用途のみならば、

発言全文

山下貴司 (内閣委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣委員会。

山下貴司(内閣

大島敦 (中道改革連合・無所属) 13発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

これより会議を開きます。

内閣提出経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律、及び株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案を議題といたします。

この際、お諮りいたします。

本案審査のため、本日政府参考人として、お手元に配布いたしておりますとおり、内閣官房内閣審議官門松坂志君ほか15名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

ご異議なしと認めます。

よってそのように決しました。

質疑の申し出がありますので、順次これを許します。

大島敦君。

質疑者 大島敦

大島敦(中道改革連合・無所属):よろしくお願いします。

昨年の9月にバングラデシュを訪問して、現地の縫製工場、ラルフ・ローレンとかポロを作っている縫製工場の見学をしたときに、大きな標語が書いてあって「改善」って書いてある。

トヨタの生産方式がバングラデシュの縫製工場でも導入されていて、産業はやはりサプライチェーンが大切だと思っていまして、その一つが欠けてもものはできないんです。

例えば今政府で高速増殖炉を作っていこうと高らかに旗を掲げているんですけど、私が入社したときの最初の仕事が高速増殖炉の、常用の核燃料の棒、燃料が入った核燃料の棒を束ねる非常に難しいパイプの工程管理をしていまして、今その工場は日本にない。

ですから、高速増殖炉を日本で作ろうとしても、おそらくサプライチェーンが途絶しているので、難しいかなと思います。

本当に技術者の皆さん、あるいは工場の技術者の皆さんが、しっかり熟練をしながら、データを取りながら、要約できるのがそういうものなので。

ですから、今回の法律の中で、中堅企業、サプライチェーンについての配慮があったことが非常に好ましいと思っています。

では質問の1問目からいきます。

優れた技術を持つ中堅中小企業ほど、管理部門、法務、輸出管理、サイバーセキュリティ、知的戦略の人材が不足しがちです。

こうした企業が事業承継や資金調達を契機に、技術流出リスクに直面することがあります。

政府は機微技術を持つ中小企業を経済安全保障政策の重点対象として位置づけるべきではないかと思うんですけれども、大臣の御所見をお聞かせください。

小野田大臣。

答弁者 小野田紀美

小野田紀美(経済安全保障担当):我が国の雇用を支える中堅中小企業は、我が国経済の基盤であり、かつ経済安全保障政策においても重要な対象であると認識しております。

その上で、委員御指摘のとおり、中堅中小企業には、経済安全保障上、優れた技術を保有する企業もある一方、事業承継や資金調達といった経営環境の変化により、技術流出のリスクに直面する場合もあると認識しております。

この点、産業の防衛にも寄与する外為法に基づく投資審査や輸出管理といった取組みに加えて、技術

質疑者 大島敦

大島敦(中道改革連合・無所属):小血の部品ってこんなちっこい焼き固める部品がありまして、機械の奥の方の部品なの。

そこの工場を訪問したときに、中国製と日本製の比較があって、同じ形だけど、耐久力は日本が抜群にいいという話を聞いたんですよ。

ただ、二足歩行ロボットの協議会を見たときに、技術レベルが相当上がっているかなと。

最先端も必要なんですけど、個々の積み上げでしか物はできないので、その点を理解していただけるとありがたいなと思っています。

機微技術の流出防止は、外為法による投資審査、輸出管理、特許出願の非公開、情報保全だけで完結するものではないと考えます。

企業側に信頼できる資本の選択肢がなければ、資金不足や事業承継を契機に高リスクな資本や買収提案に依存せざるを得ない場合があります。

一体で進める必要性があると思います。

基本認識を伺います。

小泉大臣。

答弁者 小泉進次郎

小泉進次郎(防衛大臣):先ほど申し上げましたとおり、中小中堅企業に対する技術流出防止の取組については、経済産業省を中心にこれまでも措置を講じてきていると承知しておりますが、中小企業が安定株主の存在を前提に経営基盤を強化し、成長していける環境を整備することは、政府としても重要であると考えております。

例えば、中堅中小企業に対して中長期的な目線で投資を行う中小企業投資育成株式会社のような公的な投資会社も存在しております。

計画認定制度とも連携するなど、実際協力して経済安全保障を強化する枠組みを提供してきてくれております。

法案では、国や特定重要物資の供給を行う事業者のみならず、特定重要物資の供給を受ける者、さらには金融機関や投資家等の幅広い関係者が、特定重要物資の安定供給確保に向け、相互に連携協力する努力義務も盛り込んでいるところです。

経済安全保障上重要なサプライチェーンの強靭化のためには、短期的な経済合理性を超えた総合的な判断が望ましいケースもございまして、この規定等が事業者にとって一つの規範となり、経済安全保障上重要な行動をとろうとする事業者

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長):大島君。

質疑者 大島敦

大島敦(中道改革連合・無所属):今回の法改正により、既に指定されている16の特定重要物資の供給に問題が起きそうなときには、物資を供給する認定事業者自らが申し出を行い、これを受けて政府が対処することとされています。

さらに今は、認定を受けていない企業であっても、物資の安定供給にとって重要であれば、政府が供給確保計画の提出を促してでも、安定供給に取り組んでいくと理解しました。

具体的なケースも含め、協力要請の規定に基づく政府の取組を政府参考人に手短にお願いします。

内閣府大臣、官房審議官。

政府参考人 門松坂志

改正法についてのお尋ねでございますが、第11条の2の規定は、特定重要物資の原材料を供給する事業者が、その事業を廃止、譲渡、移転、買収するなどにより、認定供給確保事業者が特定重要物資を供給する取組は困難となるような場合に、そうした認定供給確保事業者から、主務大臣への申出を付けて、当該主務大臣が他の原材料供給事業者や、投資家、金融機関等の関係者に対して協力を求めることを想定しているところでございます。

第9条の2第2項の規定に基づき、特定重要物資等の供給者に対して供給確保計画の作成提出を促し、事業の継続や他の事業者による補完に取り組むことを想定しているというところでございまして、これらの規定の活用を考えているところでございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長大島君。

質疑者 大島敦

大島敦(中道改革連合・無所属)次にJVICが支援する必要性について、政府参考人からの御答弁をお願いします。

財務省大臣、官房審議官。

政府参考人

政府参考人 門松坂志

お答えいたします。

海外事業はもともとリスクが高く、近年は国際環境の変化や産業競争の激化により、そのリスクは一層高まっていると思っております。

このために経済安全保障上重要な事業であっても、民間の判断のみでは投資がなされないケースが生じております。

こうしたことを踏まえまして、今般、我が国の経済安全保障上重要であるが、採算性に不確実性があるため、既存の支援ツールだけでは、民間企業から十分な投資が行われない海外事業を対象といたしまして、JVICがリスク収受等の強力なリスク提起を行い、これにより日本企業の参画を図ることで当該事業を実施可能とする新たな仕組みを導入することといたしております。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長大島君。

質疑者 大島敦

大島敦(中道改革連合・無所属)大臣、2つのことが御答弁いただきまして、1つはこの16指定してある特定重要物資について指定してある会社プラスアルファ、そこの会社に物を納めている会社についても、私としてこういう仕組みは様々あった方がいいと思っている。

ですから信頼できる民間ファンドの活用ということもあってもいいのかなと思っていまして、JVICさんが有志をして呼び水になるんだったら。

我が国の経済安全保障の土台は、国内の中堅中小企業が持つ機微技術製造基盤です。

伝統的にものづくりを行ってきた中堅中小企業の工場が海外企業に買収を持ちかけられた事例も聞いております。

日本の技術が失われ、サプライチェーンが途絶する恐れがあることを危機感を持っております。

協力要請の規定により、特定重要物資を供給する認定事業者に加え、より広い関係者も対象として安定供給確保に取り組まれていることは評価します。

しかし、サプライチェーンのより深くにいる機微技術を持つ中堅中小企業の情報をさらに

後藤祐一 (中道改革連合・無所属) 44発言 ▶ 動画
質疑者 後藤祐一

後藤祐一、育成も含めて融資をしながら、伴走的に会社をしっかりと成長させていくという、そういう仕組みが必要だと思うんですけれども、大臣のご所見をお聞かせください。

小泉大臣。

答弁者 小泉進次郎

はい。

先生ご指摘のとおり、中堅中小企業を含め、我が国の経済安全保障にとって重要な技術を有する企業を把握して成長を促すとともに、我が国の自立性や不可欠性を損なう形で買収が行われ、重要物資の安定供給確保が困難となることは避けねばなりません。

先ほど政府参考人からも申し上げたとおり、本改正法案ではそうした買収の行為も想定しつつ、特定重要物資等の安定供給確保に支障が生ずる恐れに対応するための協力要請等の規定を盛り込んでおります。

こうした協力要請先には民間のファンド等も含まれ得ると考えております。

委員ご指摘のような重要な技術を持つ中堅中小企業を守り育てていくことも含め、我が国における重要な物資の安定供給確保に必要な取組については、関係省庁と密に連携しつつ、不断に検討してまいりたいと思います。

質疑者 大島敦

大島君。

結構えげつなく買収したり、あるいは中堅中小企業についても、そういう事案が発生する恐れがありますので、さまざまな観点から、中堅中小企業を守っていくことが、日本の産業全体を守ることにつながると思いますので、その点、しっかりご理解をしていただき、進めていただければと思います。

ありがとうございます。

委員長 山下貴司

次に後藤祐一君。

後藤君。

質疑者 後藤祐一

中道改革連合の後藤祐一でございます。

条文修正の協議をこれまで行っておりましたが、結果的に見直し規定を修正いただけることで、与野党合意となりました。

質疑終局の後、提出をさせていただきますけれども、この間の与党側を含めた、もちろん与野党の皆様も含めてですね、政府側も含めて対応いただいた皆様に感謝を申し上げたいと思います。

今日は主に確認答弁を中心にしたいと思います。

昨日の参考人質疑でもナフサショックあるいはAIの進化、これへの対応については大いにいい議論があり、これに経済安全保障上も対応しなきゃいけないという意見が述べられたところでございますが、この法案の準備上、イランの戦争が起きたのは2月28日ですから、その前にほぼ出来上がっていたことを踏まえると、どうしても対応しきれていない部分があるのは当然のことでありまして、本来ちょっと後で議論しますけれども、若干3条の2とか7条とか追いついていないんじゃないかなというところもあるのですが、そこは今後の検討ということにしまして。

逆に言うと、配付資料の1枚目で修正案の施行対象を配らせていただいておりますけれども、もともとの見直し規定は今回の法改正で変わるところの施行状況を見て3年後を目途にという検討規定なんですが、これだと遅すぎますので、足元で起きている中東情勢あるいはAIの進化あるいは機能不可欠性の議論なんかもございました。

こういったことも含めて、この法律こうなりましたらすぐにでも検討を始めていただきたいと。

小野田大臣。

答弁者 小野田紀美

はい。

現下の中東情勢を含む国際情勢、そしてAIの高度化をはじめとする技術開発の進展、データセキュリティの重要性等、我が国の経済安全保障をめぐる状況が刻々と変化していることを踏まえ、経済安全保障を推進していく観点から必要な措置のあり方について、速やかに検討を行ってまいりたいと思います。

現時点で具体的な検討内容について、詳細をもってお答えすることを差し控えることについては、ご理解いただきたいと思いますが、いずれにせよ、状況が刻々と変化していることを踏まえ、必要な措置のあり方について、速やかに検討を行っていきたいと考えます。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

この検討内容については、付帯決議案としてまとめさせていただいております。

配付資料の2ページ目、付帯決議案でございますが、通告してある付帯決議の方の質問を、ちょっと先に、この2、3、4についてまとめて、1問で大臣に聞きたいと思います。

確認答弁です。

読み上げますので。

この付帯決議の2にあるように、中東情勢によるナフサ不足等の事態にも対応できるよう、官民協議会の開催等を機動的に対処するとともに、サプライチェーン全体を通じた対応が可能となるような制度設計を速やかに検討すること。

3にあるように、高度化するAIによるサイバー攻撃等の経済安全保障上のリスクに対応するため、サイバー対処能力強化法の運用とも併せ、本法の基幹インフラ役務の安定的な提供の確保に関する制度において、十分な対応が可能かどうかの。

答弁者 小泉進次郎

小泉大臣。

まず2にご指摘の中東情勢の緊迫化によるナフサの受給への影響については、将来再度生じる類似またはより深刻な行為の蓋然性が一層高まっていることから、これを未然に防止するため、本法案の施行後、必要に応じて官民協議会を活用することも含め、関係省庁と連携し、引き続き政府一丸となって、機動的に対処してまいりたいと考えます。

また、現下の中東情勢での経験も踏まえて、重要な物資の生産それ自体のみならず、この原材料から、生産された物資の供給を受ける側まで、サプライチェーン全体を通じて、必要な場所に、必要なものの、必要な量の物資が滞りなく供給されるために、経済安全保障推進法で対処すべき課題を洗い出し、必要な制度設計を速やかに検討してまいりたいと考えます。

2件目の決議でございますが、高度化するAIによるサイバー攻撃に対応するため、経済安全保障推進法に基づく基幹インフラ制度のみならず、各基幹インフラ所管省庁の業法等に基づく取組や、国家サイバー統括室のサイバー政策を具体化し、実施するよう指示があったところと承知しております。

これらの取組を実施する関係府省庁との連携を一層強化しつつ、今後、経済安全保障推進法を所管する内閣府としては、国家サイバー統括室との間で対処すべき脆弱性情報の共有を受け、基幹インフラ制度の審査にも活用することを含め、密接に連携を図るほか、基幹インフラ制度の審査において必要と認められた場合には、事後的に事業者に対して勧告を行うことも含め、しっかりと対応してまいりたいと。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

重要な答弁だと思います。

3年後目途ではなく、速やかにということですので、ぜひ現下の対応が起きていることを踏まえた検討をすぐに進めていただきたいと思います。

今の大臣答弁の中にもありましたが、官民協議会の施行期日、これは附則の第一条で6月を超えない範囲内において政令で定める日となるのですが、ここは本当はもう少し早い日にちに修正を提案していたのですが、ちょっとここは整いませんでしたが、6月を超えない範囲内ですから、もっと早くやることはいくらでも可能なわけでありまして、一昨日大臣は早急に準備を整え、可能な限り速やかに施行してまいりたいと答弁していますが、いつごろ施行になるでしょうか。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しくなる中で、経済安全保障上の幅広い課題について、官民で情報共有や対策の協議を行う官民協議会について、法案成立後、速やかに施行することは重要でございます。

一方、官民協議会の事務に従事する者等には、罰則付きの守秘義務を課すなど、一定の負担を負わせるものであることから、一定の周知期間を設ける必要があり、また改正後の規定に基づく基本方針の改定について、パブリックコメント等の手続きが必要なことからも、一定の期間は必要になります。

官民協議会に係る施行期日の規定については、御指摘のとおり、交付の日から起算して、6月を超えない範囲内において政令で定める日の施行としているところでございますが、委員の御指摘をしっかりと受けとめ、遅くとも秋には施行できるよう、速やかに準備を進めてまいりたいと考えます。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

6月以内ですから、遅くとも秋なんでしょうけれども、秋でも早いうち、あるいは夏のうちにも動かせるように。

もし、これはちょっと違うかもしれませんが、AI関係で使うのであれば本当に急がなきゃいけませんし、ナフサの関係で動かすのであれば、もう今起きていることですから、ぜひ熱いうちにやっていただきたいと思います。

続きまして、害する行為3条の2、あるいは7条、ここも本来修正すべきで協議をしてきたのですが、この前の一昨日の質疑、若干混乱していたので、そこを整理しつつ、今後の対応を議論したいと思いますが、通告では4というやつです。

これは内閣官房の政府参考人に伺います。

条文4ページ目。

3条の2の「国家及び国民の安全を害する行為を未然に防止するため」という目的で官民協議会が設置されるんですが、今回のナフサ不足というのは誰かの行為だとか、もうナフサ不足が起きちゃっているわけですから、この不足は発生していないというそこの現状の説明はいらないので、起きた場合でもいいですけれども、この「未然に防止」というところの「未然に」にあまりこだわりすぎない方がいいんですよね、というところは議論させていただきました。

まず確認したいのは、この特定の国による害する行為とは、今回のこのホルムズ海峡封鎖から始まってナフサ不足に至るという今起きていることにおいて、この害する行為とは何のことでしょうか。

ホルムズ海峡の封鎖という行為自体も含むのでしょうか。

政府参考人 内閣府政府参考人

内閣府政府参考人。

お尋ねいただきました害する行為でございますけれども、例えば将来の他国による石油製品等の輸出制限であったり、我が国と競合する、これも将来になりますけれども、他国による原油等の代替調達の試みなどが想定されてございます。

また、今回のホルムズ海峡封鎖が、害する行為であるかということでございますけれども、これは前回の私の不安定な答弁により審議に混乱を招いたことは、お詫びを申し上げたいと思っています。

私がその場で申し上げたかったことで申し上げますと、現下のホルムズ海峡の封鎖そのものではなくて、将来再度生じ得る類似またはより深刻な、いわば第二のホルムズ海峡封鎖を意図して答弁させていただいたものでございます。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

将来の封鎖であっても、その封鎖を未然に防止はできないんですよ。

この官民協議会ではですよ。

それは外交でやる話であって。

だから今の答弁だとまたちょっと延長戦になっちゃうんですが、そういうことも含めて、先ほど大臣が答弁した、この検討規定をせっかく加えたわけですから、やはり読みにくいから無理な答弁になっちゃう。

役人もかわいそうなんですよ。

なので、じゃあちょっと修正案でもう1つ聞きますけれども、この3条の2の第1項の「経済活動に関して行われる国家及び国民の安全を害する行為を未然に防止するため」という言葉で、今回であれば例えばホルムズ海峡の封鎖、あるいはそれによって、輸出制限って韓国が全世界に対して輸出制限してるぐらいですよ。

聞いた話によると。

そんなの官民協議会で防げませんから。

韓国が日本にだけ制限してるなら別として、それは韓国で足りなくなっちゃうから、韓国が輸出じゃダメですよって自発的にやってる話。

それはしょうがないでしょ。

そんなの官民協議会で止めることできるわけないんですよ。

でも今言った輸出の制限ってそういうことですからね。

そういうへりくつを言わなきゃいけなくなっちゃうこと自体がおかしいんです。

なので、ちょっと戻ると、この「国家及び国民の安全を害する行為」というこの行為で、行為による影響というところまで読むということなんでしょうか。

もう1つ、ついでに言うと、これは7条も関係してくるので、7条では「外部から行われる行為により、国家及び国民の安全を損なう事態を未然に防止するため」、5ページ目に条文あります。

という条文になっていますけれども、この「外部から行われる行為」という言葉で、外部の行為を読んじゃうんでしょうか。

あるいは、「損なう事態を未然に防止するため」で、損なう事態を防止するためというのも読んじゃうんでしょうか。

政府参考人 総田審議官

内閣府総田審議官。

お答えいたします。

3条の2の第1項のですね、未然に防止する、国家及び国民の安全を害する行為を未然に防止する行為のところに影響、行為による影響まで含むのかと。

御質問に対してでございます。

将来起こる行為をですね、考えていくというふうに考えてございます。

はい。

質疑者 後藤祐一

あれ、7条。

7条。

7条。

あ、じゃあ、7条は、官房参議官。

政府参考人 官房参議官

7条の方についてお答え申し上げます。

まず、外部主体から直接または間接的に何らかの行為が行われ、国家及び国民の安全を損なう事態が生じる場合には、現行条文にて対応可能と考えており、現行条文の「外部から行われる行為」という表現によってご指摘の外部の行為により。

質疑者 後藤祐一

小泉君。

昨日の参考人聴取で、鈴木和津と参考人から、「未然に」っていらないんだよねって、かなりストレートな話がありました。

私は実は鈴木先生に事前にお話し合いに行ったとき、もともと彼は持論なんですよ、そういうのが。

広く読めるようにすべきだというのが。

それも踏まえて、この修正案を考えているんです。

だから自然に彼はそういうふうにおっしゃっているんですよ。

でも今のとおり苦しいですよね。

その行為で。

行為による影響を及ぶとか、未然に防止というので、防止そのものも及ぶとか。

なので検討の中で、そこはよく検討いただきたいと思いますが、ちょっとこれ確認答弁をさせていただくことで、この修正を合意しているので、大臣に確認したいと思いますが、以上のように、この3条の2と7条の書き方、かなり苦しい書き方になっていて苦しい解釈になっているわけですよね。

なので今回修正の結果加わる7条1項の検討規定に基づいて検討する中で、この3条の2と7条の書き方についても検討していただいて、次に法律を改正するときに無理のない解釈になるよう改正することを御検討いただけますでしょうか。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

はい。

現時点において改正の必要があるとは考えておりませんが、我が国を取り巻く様々な状況を踏まえ、経済安全保障を推進していく観点から、今後検討を進める中で、必要があれば、御指摘の条項についての改正も当然に検討し得ると考えております。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

当然に検討し得ると。

かなり積極的な答弁だと思いますので、ぜひこれ、次改正がいつなのかわかりませんけれども、自民党の特に委員の皆様、どなたかが副大臣とか政務官とか、あるいは大臣とかになっていることもあると思いますので、これよく覚えておいてください。

3条の2と7条、ちゃんと読めるように改正することも法律の中に入れていただきたいと思います。

続きまして、指定基金に行きたいと思いますが、配付資料条文が、何ページだ。

ちょっと後ろの方だ。

ごめんなさい、ここは今日配っていないや。

63条1項の指定基金ですが、これかなり多くの30いくつかの法人、あるいはこれからプラスアルファということも含めて、含まれ得るということなんですが、実際にこの指定基金を設けるのは、ごく昨日も確か3、5人の方で具体的に名前を挙げられた方いたと思いますけれども、ごく限定された法人しか現実には指定しないということで、大臣よろしいでしょうか。

答弁者 小泉進次郎

はい。

小泉大臣。

指定基金制度は、既に設置済みの基金に、研究開発等の伴走支援を行うための協議会の設置を可能とするものでございまして、基金の新設を行うものでなく、予算措置のあり方を決めるものでもございません。

その上で、実際に指定基金が設置される法人の数について、現時点で確たることを申し上げることは困難ではありますが、指定基金の指定に当たっては、当該基金が特定重要技術の研究開発等を行うことが確かに予定されているかなどをしっかり精査することとしており、無限定に指定されることはございません。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)後藤君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)今まで2個で16分野とはまたいでやってきているんですから、技術でいうと4分野43、やってきているんですから、1つ2つ加わるのはあるかもしれませんけれども、30とかそういうのはやめてくださいね。

今、大臣、首を振っているということで意思を感じました。

JBICの劣後的貸付け、ここも今回加わる事業については全額免除まで含めて劣後的貸付けを行うことが100歩譲って認めるにしても、一般勘定、特別勘定、従来やっているところを広げるのは、それはいかがなものですかと一昨日聞いたときに、渡辺参考人から経済安全保障上重要な事業を念頭に活用したいという答弁だったんですが、この経済安全保障上重要では相当広く読めてしまうんですね。

この認定特定海外事業促進業務、今回加わる業務に関連する事業ですとか、何らかこの法律に関わるような概念を用いた基準をお示しいただけないでしょうか。

答弁者 小野田紀美

小野田紀美(経済安全保障担当)はい。

政府としては、経済安全保障推進法に基づき、令和4年9月に閣議決定した経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する基本的な方針、いわゆる基本方針において、経済安全保障施策の推進に際しては、自立性の確保、優位性・不可欠性の獲得・維持・強化、国際秩序の維持・強化という3つの目的の実現に取り組むこととしております。

こうした目的を踏まえ、採算性に不確実性を抱える事業を実現させるために導入する特定海外事業促進。

答弁者 小泉進次郎

小泉進次郎(防衛大臣)変化する分野でもありまして、制度に応じたさまざまなアプローチがあると考えておりますが、一般業務勘定及び特別業務勘定に対する劣後的政府保証権については、両業務を所管する財務省から答弁をさせていただければと思います。

政府参考人 渡辺

渡辺(財務省官房長官)後藤議員御指摘の認定特定海外事業は、今般創設する新たな勘定において支援対象となる事業を示す概念でありますことから、既存の勘定で支援する事業に対してこうした概念を用いることは困難である点は、御理解いただきたいと考えております。

その上で、一般業務勘定、特別業務勘定に対する劣後的負担の活用に当たりましては、経済安全保障上重要な事業について、事業を念頭に規模を算定するということを想定しておりますが、その際には政府として先ほど小野田大臣からも御答弁のあった基本方針に示された目的に照らしつつ、厳格に精査してまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)後藤君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)水曜日、少し大臣こういうところで主導してくださいね。

だから大臣に通告したんですから。

財務省にだけ通告すると、おとどいて同じ答弁するんですよ。

これから定めるルールのところで、厳しめのことを書けないんですから。

ぜひそこは主導としてやっていただきたいと思います。

附帯決議の確認答弁はちょっと網羅的にはしませんが、さっき2、3、4は終わりました。

1をちゃんと確認する必要があると思います。

大臣に確認します。

2ページ目附帯決議案です。

経済安保法制定時の附帯決議にもこれあるんですけれども。

今般の改正の適用に当たり、経済安全保障推進法第五条の経済活動に与える影響を考慮するに当たっては、経済成長に及ぼす影響に配慮するとともに、事業者の事業活動における自律性を尊重し、事業者間の適正な競争関係を不当に阻害することがないようにすることで、お約束いただけますでしょうか。

答弁者 小野田紀美

小野田紀美(経済安全保障担当)はい。

この法律上、規制措置については、議員御指摘の第5条において、この法律の規定による規制措置は、経済活動に与える影響を考慮し、安全保障を確保するために、合理的に必要と認められる限度において、行われなければならないと定められております。

また、有識者会議の御提言においても、経済安全保障の推進に当たっては、推進法の趣旨に照らして、合理的な範囲で取組を行うことが重要である。

施策の執行に当たっては、事業者の負担、現場での実効性等の観点も踏まえ、経済安全保障施策が全体として整合的かつ実効的に実施されるよう、関係府省庁や民間事業者と緊密に連携することが望ましいとされております。

政府としては引き続きこれらの趣旨を踏まえ、各制度を適切に運用してまいりたいと考えます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)後藤君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)経済安全保障そのものは必要なんですが、昨日の米中で接近したということもありまして、状況が変わりますから、日本の企業だけ損するようなことはないように。

民間、特に日本の企業が不利になるようなことだけはしないように。

そこは今までの運用がそうだからということではなくて、世界が変わりますから、昨日のように。

それを踏まえた対応をお願いしたいと思います。

7はちょっと加わったので確認しておきたいと思いますが、JBICのところは、先ほどの答弁に少し進化があったと思いますけれども、これはおとといの長妻委員の質疑の中であった答弁をもとに確認をさせていただきたいと思います。

2人ずり7ですが、これも大臣に確認したいと思います。

認定特定海外事業促進業務の対象案件については、適正な審査を行った上で認定を行い、仮に損失が生じた場合には、企業の個別情報保護等への配慮の必要性や、国民への説明責任のあり方とのバランスを考慮しながら、公表のあり方を検討することでよろしいでしょうか。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

はい。

委員の御指摘のとおり、特定海外事業促進制度においては、支援対象事業についてJBICからの情報も提供を受けつつ、事業内容や収益性等を適正にしっかりと審査した上で認定することとしております。

その上で、仮に損失が出た場合には、企業の個別情報保護等への配慮の必要性や、国民への説明責任のあり方とバランスを考慮しながら、公表のあり方を今後検討してまいります。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

ぜひそこを守ってやっていただきたいと思います。

続きまして、サイバーセキュリティの関係で、配付資料12ページ目に、これは中小企業も念頭においた、基幹インフラ事業者以外の事業者、もちろん含めたものとして、サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度、SCS評価制度というものが、これは経産省から、これも決まっていて、今年度末頃に制度開始を予定しているということだそうでございまして、こういったことをちゃんとやっているところは星3、さらにこれをやっていると星4、全部をちゃんとやっていると星5とか、そういった格付けに近いような評価制度でございますけれども、これはとても重要なことだと思うんです。

あまり義務という形よりは、こういった、この会社は星がいくつだからお取引できるとか、それは民民ベースで進めていくことというのは非常に意味があると思うんですが、これ純粋な任意制度だけだと、広がりにどうしても限界があると思うんですね。

公共調達の全てかどうかともかく、特にこういったセキュリティがすごく大事な調達はあると思うんですよね。

については義務づけたりと。

あるいはそういったこと、これお金かかりますからね。

何らかの支援措置を講じたりと。

こういったことをやるべきだと思うんですが、今日経済産業省から井野副大臣に来ていただいておりますけれども、いかがでしょうか。

これやるべきじゃないでしょうか。

答弁者 井野

井野経済産業副大臣。

現在導入の準備を進めております。

拡大やセキュリティ専門家と中小企業とのマッチングの促進を進めているところでいく予定でございます。

また一層広く活用されるように、先生御指摘の公共調達、我々は政府調達や重要インフラ事業者などにおける本制度の活用に向けた方策についても検討してまいりたいと考えております。

質疑者 後藤祐一

後藤君。

ぜひ検討していただきたいんですが、これは経産省だけでは多分限界があるんですよね。

なので、これは政府全体でやらなきゃいけませんから、それは国交省だとか総務省だとかもちろん関係しますので。

川崎政務官、内閣官房、内閣府の担当の政務官にお越しいただいておりますが、14ページに、これは一昨日、長妻委員の配布された資料で、まさに今申し上げているようなことを既にやっているんですよね。

サイバーエッセンシャルズとサイバーエッセンシャルズプラスというカテゴリーをいくつか分けて対応していて、実際これをとっていないと、あるいは外部評価みたいなこともするようでございますが、こういった制度を導入するなどして、これは先ほどの議論の続きですけれども、公的機関の公共調達においてこのSCS制度の一定レベルを必須とすることを、一定以上のレベルの取得には場合によっては認証機関による定期的なものを含めた監査を義務づけるといったことまでを含めて検討すべきではないでしょうか。

答弁者 川崎

内閣府川崎大臣政務官。

お答え申し上げます。

後藤委員が御指摘いただいておりますとおり、もともとこのSCS評価制度については、そもそも先ほど井野副大臣がお答えいただいたとおり、民間との間のサプライチェーンのセキュリティの強化を目的として、発注側と受注者側で必要なセキュリティ対策を定め、そしてそれがきちんと行われているかどうかを可視化する制度でございます。

そしてこの評価制度というものに関しましては、今申し上げたとおりでございますが、一方で政府機関においては、現在政府機関等のサイバーセキュリティ対策のための統一基準群、政府統一基準群というものに基づいた調達を行っております。

政府の方で調達する際のこの基準と、まさに今検討しているSTS評価制度、この部分の整合性というものをしっかりと見ていかなければならないというふうに思っています。

この統一基準が、今現在行われている政府統一基準群と同一なものかきちんと整合性を図ること、そして社会への浸透状況というものもしっかりと鑑みながら、さらなる整理を進めていかなければならないというふうに考えております。

また併せて、先ほどのエッセンシャルプラスの方にもご指摘がございましたが、監査の義務付けに関しましては、令和8年度末の本評価制度開示時点から、一定以上の保守の取得をされたところには、第三者評価制度を必要とする予定で、今現在調整を進めております。

以上です。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)後藤君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)前向きな答弁ありがとうございます。

公共調達の中にも、このサイバーセキュリティが極めて重要な分野と、それほどでもない分野があると思うんです。

その極めて重要な分野は、できるだけ早くかつレベルの高いものを求める方向で、今言った整合性を早くとっていただいて、そのために内閣官房とか内閣府が全政府に対しての調整権限をお持ちなわけですから、まさにその調整権限を発動して経産省とも協力しながら、実効性ある形で進めていただきたいと思います。

続きまして官民協議会、特にこのサイバーセキュリティの関係での官民協議会について議論したいと思いますが、金融に関してはこの黒戸ミトスへの対応として日本版グラスウィング的なものが、昨日もこれはより専門的な方で集まったんでしょうかね。

これの法的根拠はと一昨日私聞きましたけれども、当面は業法だということで守秘義務がかけられません。

今後、守秘義務をかける必要が出てくることもあると思うんです。

選択肢はいくつかあって、このまま業法でやった場合には、守秘義務をかける場合はちょっと別の話なので、違うことを考えなきゃいけない。

あるいは、今回位置づけられる官民協議会でやる。

あるいはサイバー対策能力強化法に同じような規定があって、配付資料10ページ目に協議会というのがあって、この45条でやることも可能だと思うんです。

どれでやっていくんでしょうか。

守秘義務をかけてやる以上は、今回の経済安保法上の3条の2でやるか、このサイバー対策能力強化法の45条でやるか、どっちかにはすべきだと思いますが、いかがでしょうか。

これは内閣官房の政府参考人に。

政府参考人 内閣官房審議官

内閣官房審議官。

内閣官房審議官お答えいたします。

議員ご指摘のとおり、金融庁主導により実施される官民連携協議会は、民間共に国家公務員と同等の守秘義務が課されているわけではなく、また現時点でそうした保秘が必要な情報を取り扱っていないというふうに認識をしてございます。

一方、経済安全保障推進法に基づきます官民協議会は、幅広い構成員を参画させ、経済安全保障上の課題の解決を図る観点から、その構成員に国家公務員と同等の守秘義務を課すということにしてございます。

そのため、施行後、官民協議会の枠組みを活用できるようになれば、経済安全保障上の諸課題について、必要に応じて、守秘義務の係るこの協議会を活用いただくということも考えられるというふうに考えてございます。

また、サイバー対策能力強化法第45条に定める協議会においても、サイバー攻撃による被害を防止するための情報を政府から提供することであったり、被害の防止に資する情報を関係者間で共有協議を行うということによって、協議会の構成における被害を防止することが目的というふうに承知しておりまして、必要に応じて、守秘義務のかかるこの協議会も活用いただくことが重要だというふうに考えてございます。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)そのどっちか使っていくという答弁だと思うんですけれども、配付資料の10ページ目のこの対策能力強化法の45条を読んでいただくと、2ページ目にこの協議会の構成員は、重要電子計算機を使用する者、電子計算機等供給者が主なんですね。

だからこれイメージベンダーだと思うんですよ。

それに対して金融業界の方々、電力業界の方々という、その業種ごとに集まれてあるのは、どっちかというと今回の3条の2だと思うんですよ。

ただあっちでこっちでやるのがいいのかどうか。

場合によってはサイバーの方の対策能力強化法でやるんであれば、この45条の書き方を変えた方がいいと思いますよ。

今回の3条の2のような書き方に変えた上でこっちで統一してやるだとか、そこはちょっと整理していただきたいなと思います。

各業界の人全部を「その他内閣総理大臣が必要と認める者」で読むのは本当はおかしい。

これはおとといもう既に通告しておりますけれども、参考人質疑でもほとんどの方がこの不可欠性大事だと、これによる抑止力を確保することが必要ではないかというお話がございましたが、これまず大臣に伺いたいと思います。

実際日本にとって不可欠性の高い重要鉱物や物資について、圧倒的シェアを持つ国が日本に対して輸出制限措置を行おうと。

をしたような場合に、日本がその国に対して、日本が不可欠性を持つ物資の輸出を制限するといったようなことは、経済安全保障上の抑止力として重要だと思いますが、大臣いかがでしょうか。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

政府としては、特定の国家が輸出制限措置等を通じた経済的威圧により、国家の自主的な政策の意思決定や健全な経済発展を阻害することは容認できるものではないと考えております。

経済的威圧への対応としては、不可欠性の獲得に加え、自立性の向上、国際秩序、ルールの維持、強化、産業界との連携が重要と考えており、こうした観点を踏まえながら、経済安全保障推進法をはじめとする各施策の着実な施行、そして同盟国、同志国と連携等を通じた各種取組を進めております。

その上で輸出管理については、国際的な平和及び安全の維持、我が国が締結した条約の誠実な履行、国際平和のための国際的な努力への寄与等のため、国際的な慣行に即する形で実施してきているものと認識しております。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)後藤君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)慎重な答弁ですよね。

あまり言い過ぎるのもここは危ないところですからね。

昨日の参考人質疑で、鈴木参考人から外為法の活用について言及がありましたが、配付書類の11ページ目に48条、外為法の輸出の許可というのがございます。

これの注釈によると、我が国が締結した条約その他の国際約束を誠実に履行するため、国際平和のための国際的な努力に我が国として寄与するため、義務を課すことができると。

承認を受けることを義務付けることができるとなっているんですが、これは例えば希少動植物の輸出入を規制するワシントン条約とか、あるいは廃棄物の輸出入を規制するバーゼル条約とか、こういったものの対応として典型的には現に使われています。

ですが、今議論しているような論点でこれを使うことができるんでしょうか。

つまりWTOで基本的には自由貿易、ただ例外的な、例えば安全保障上の理由がある場合なんかには、輸出の制限とかWTOで例外的にできるようになっていますけれども、そのWTOルールなどの通常の貿易を定めた国際条約を、この48条の3に適用して、先ほど議論した抑止力として活用可能なんでしょうか。

これは経済産業省ですね。

政府参考人 貿易管理部長

経済産業省、貿易管理部長。

お答えいたします。

外為法に基づく輸出管理につきましては、対外取引の自由を基本としつつ、国際的な平和及び安全の維持、我が国経済の健全な発展等の観点から、必要最小限の管理または調整を行うことを前提としております。

関係国との連携等を総合的に勘案しまして、慎重に検討する必要があると考えております。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)使えないんですよ、大臣。

で、そのことを昨日、鈴木さんが言ってたんです。

で、使えということじゃないんです。

使おうというときには使えるようにしておくことは重要だと思うんですよ。

でも今の答弁、完全否定はしてないんです。

ですが、極めて難しいという答弁なんですよ。

なので、次の経済安保法の検討をすることになりました、すぐに。

今のところも含めて不可欠性への対応をどうしていくのか。

それはこの外為法を使うかどうかなんですよ。

そこは実際に使うかどうかは慎重でいいんだけど、今の答弁でいいのかどうかはよく検討していただきたいと思います。

一方でやりすぎもよくないのと最初に指摘しましたが、例えば米中が昨日のように接近する中で、アメリカの企業はしれっと中国の企業から安い商品を輸入して、アメリカの会社がどんどん使っている。

一方で日本はデカップリングで中国製品の使用は禁止であるというようなことになったら、日本企業はやってられないですよ。

それはやりすぎちゃいけなくて、情勢に応じて他の国、少なくともアメリカと同等でやるべきです。

中根一幸 (自由民主党・無所属の会) 14発言 ▶ 動画
質疑者 中根一幸

大臣だと思うんです、せめて。

日本だけが規制強化になるのは、これ、やっちゃいけないことだと思うんですよ。

13ページに、その典型としてあるのが、このIoTセキュリティラベリング制度、JC-CERTってやつがあるんですけれども、ちょっと時間がないので、端的に答えます。

これ、太陽光パネルのPCSって、直流を交流にするような機械、あるいは蓄電池、こういったものが対象になるそうなんですね。

これ自体は、別に規制じゃないんですが、今度2027年4月からこのJC-CERTを取得していないと太陽光発電、蓄電池、風力発電は2027年4月から動かせません。

これを取っていないと。

燃料電池は2028年4月から動かせなくなります。

これ、ほかの国にも同じような禁止する制度があるんでしょうか。

これ、2027年4月からの施行は、もしそうでないとすれば、先送りすべきじゃないでしょうか。

経済産業省。

経済産業省、久米電力ガス事業部長。

申し合わせの時間を過ぎておりますから、答弁は完結。

政府参考人 久米

お答え申し上げます。

最初のお尋ね点、諸外国において、太陽光のPCSに関し、特定の国の製品の使用を禁止するような制度が設けられているとは把握してございません。

今回活用するJC-CERT制度は、特定の国の企業や製品の使用を禁止するような制度ではなく、一定のサイバーセキュリティ基準を満たす機器であるかどうかを確認認証する制度であります。

実際に我が国では、分散型電源の構成機器がサイバー攻撃の踏み台にされる事案も生じておりますことから、分散型電源におけるサイバーセキュリティの確保は喫緊の課題だと認識しております。

他国が同様の規制を導入するまで対応を見送ることは必ずしも適切ではないと考えております。

施行時期については、できる限り早期にサイバーセキュリティ対策が講じられた機器を導入していただく必要がある一方で、メーカーがJC-CERT制度に対応した機器の市場への投入が可能になるタイミングを勘案して、2027年4月と設定しておりまして、拙速に導入するものではございません。

質疑者 中根一幸

小泉君。

拙速に導入するものではございませんというところで延期の可能性を少し感じました。

終わります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)中根君。

中根一幸(自由民主党・無所属の会)

質疑者 中根一幸

自由民主党の中根一幸です。

本日は経済安全保障推進法の一部を改正する法律案について前回に続き質問いたします。

よろしくお願いいたします。

14日、昨日ですね。

内閣委員会では本法律案について4名の参考人の方々から大変貴重な御意見を伺いました。

経済安全保障は政府だけで完結するものではなく、民間事業者、研究者、金融機関、関係省庁がしっかり連携して官民一体となって進めていくことが重要であると、改めて感じたところであります。

以下4点について質問させていただきます。

これまで質問された委員の皆様と重なる点もあると思いますが、私の視点から質問させていただきます。

よろしくお願いします。

まず重要な物資の供給に不可欠な役務について伺います。

重要物資の安定供給は物資そのものの製造だけでなく、設置、補修、修理、輸送、港湾、通信、専門人材など、サプライチェーン全体で考える必要があります。

そのため、1つの物資であっても製造、輸送、設置、補修などの段階ごとに、経産省、国交省、総務省、厚労省など、複数の省庁が関係することも当然あり得ます。

14日の参考人質疑で、経団連の原参考人から主務大臣や相談窓口が異なることで企業の負担にならないよう関係省庁で十分に連携してほしいという趣旨の御意見をいただきました。

これは制度を実際に使う民間企業の立場から見て大変重要な指摘だと思います。

せっかく制度をつくっても企業から見てどこに相談すればいいのかわからない。

同じような説明や資料提出を複数の省庁に求めるということになれば、制度が使いにくくなってしまいます。

そこで伺います。

重要な物資の供給に不可欠な役務を支援するにあたり、複数の主務大臣が存在する場合には、企業の負担を増やすということのないよう、関係省庁がしっかり連携していただきたいと思っておりますが、政府のお考えをお伺いします。

内閣府、戸土木審議官。

内閣府、戸土木審議官。

政府参考人 戸土木

委員、まさに御指摘のとおり、主務大臣が複数いる場合、関係省庁間でしっかりと連携し、企業の負担が必要以上にならないようにすることが重要と認識しているところでございます。

特に事業者のお立場からすれば、複数の事務官庁のうち、どちらに相談することが適切かについて、躊躇を覚える可能性がまず考えられます。

主務大臣は、もとより日々の公務において、その所管する業界、民間事業者等との情報のやりとりを行っており、他の省庁に比べて業界事情に精通していることからすれば、民間事業者等の方々におかれては、まずは日頃より関わりのある主務官庁にご相談をしていただくことが期待されるところでございます。

また、主務大臣が複数いる場合でありましても、経済安全保障推進法4条2項に定めるとおり、関係省庁同士は相互に協力しなければならないとされており、民間事業者等の取組が円滑に実施されるよう、複数の省庁が連携して、民間事業者等のご相談などに対応することにしているところでございます。

このような規定も活用し、今の議員のお指摘も胸に刻みながら、しっかりと対応していきたいとお願いいたします。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)中根君。

質疑者 中根一幸

中根一幸(自由民主党・無所属の会)関係省庁と連携して、相談意見を明確化して、ぜひしっかりと進めていっていただきたいと思います。

この間も質問させていただいたので、改めて質問させていただきました。

次に、重要な海外事業の促進について伺います。

特定海外事業促進制度については、14日の参考人質疑において、同志国やグローバルサウス諸国等との連携強化のため、経団連の原参考人などから賛同の意見がありました。

私もこの制度を経済安全保障を推進する上で非常に重要な制度であると考えております。

現在、資源、エネルギー、重要鉱物、半導体、通信インフラ、港湾物流などをめぐり、各国が戦略的な取組をご案内のとおり進めております。

日本だけですべてのサプライチェーンを国内で完結させるということは、当然ですけれども、これは現実的ではありません。

だからこそ、同志国やグローバルサウス諸国等と連携し、相手国にとっても日本にとってもメリットのある形で重要な海外事業を進める必要があると思います。

例えば、港湾物流、通信、資源エネルギー関連事業を進めることは、相手国にとっては国家発展、また雇用の創出につながります。

一方で日本にとっては重要物資の安定供給、物流ルートの多様化、過度な一国依存からの脱却にもつながるわけであります。

その意味で特定海外事業促進制度は、日本の経済安全保障を国際連携の中で強化する重要な制度でもあります。

を施行する必要があると思っております。

また、制度の実効性を高めるためには、十分な事業費と体制の確保、これ先日もお話ししましたが、必要だと思います。

そこで伺います。

特定海外事業促進制度について、制度の早期施行と十分な予算体制の確保を合わせて、しっかりと進めてほしいと考えますが、政府の考えを確認お伺いいたします。

泉政策統括官

答弁者

本制度は昨今の国際情勢の激変を受けまして、同盟国、同志国やグローバルサウス諸国等と協調し、官民一体となって経済安全保障上重要な海外事業を実施する必要があること、さらには、グローバルサウス諸国等の旺盛な需要の取り込みを通じまして、我が国企業の国際競争力を維持するとともに、地政学上の重要地域における我が国のプレゼンスを高めつつ、我が国企業が関わる経済安全保障上重要なグローバルサプライチェーンを強化する必要があることなどを踏まえまして創設するものでございます。

それで、本制度は、法律の交付から起算して1年を超えない範囲内において、政令で定める日を施行日とすることとしておりますが、ただいま委員からご指摘がありましたとおり、昨今の国際情勢に鑑み、経済安全保障上重要な海外事業の支援の要請には、できる限り早い対応が必要であると認識しております。

このため、有識者の意見を聞いた上で、基本指針等を定めまして、パブリックコメントに付す。

こういった所要の手続き作業を早急に実施いたしまして、1年の期限にかかわらず、できる限り早く制度の施行ができるよう検討を進めてまいります。

またご指摘を踏まえまして、本制度を迅速に立ち上げ円滑に運用するとともに、その実効性を高め、本制度の目的である経済安全保障上重要な事業の実施や、それを通じたグローバルサプライチェーンの強化が確保できますように、必要な予算をしっかりと確保してまいりたいとこのように考えてございます。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)中根君。

質疑者 中根一幸

中根一幸(自由民主党・無所属の会)はい。

ありがとうございます。

制度は早く動かし、必要な予算と体制を確保してこそ、実効性が生まれると思います。

早期施行と十分な予算、体制の確保をぜひ力強く進めていただきたいと思います。

次に官民協議会について伺います。

経済安全保障をめぐる環境は急激に変化しています。

サプライチェーンの途絶、重要技術の流出、サイバー攻撃、重要インフラへの妨害、さらには生成AIなど新しい技術を悪用したリスクなど、脅威は複雑化、高度化しています。

こうした中で、本法律案に基づき、新たな官民協議会の枠組みを創設することとされております。

これまで官民のコミュニケーションは行われてきたと思います。

しかし、経済安全保障の分野では、その時々の意見だけではなく、平時から官民が継続的に信頼関係を築き、リスクを認識、共有しておくことが重要であります。

民間事業者は実際の取引、技術動向、サプライチェーンの現場をよく知っております。

一方で政府は、安全保障上のリスク、国際情勢、制度面での対応、関係国との連携などを担っております。

この双方の知見を結びつけることが、実効性ある経済安全保障政策につながってくると考えます。

官民協議会を単なる意見の交換の場にとどめず、将来の脅威やリスクに備える実践的な枠組みにしていく必要があります。

そこで伺います。

本法律案に基づき新たに創設する官民協議会は、いかなる意義を持つのか。

また、官民協議会の制度化により、これまでの官民コミュニケーションをどのように高度化し、将来の経済安全保障上の脅威やリスクに備えていくのか、政府のお考えをお伺いいたします。

総田大臣官房審議官。

政府参考人 総田

お答えいたします。

委員御指摘のとおり、政府と民間企業等が脅威やリスク認識等の情報を共有し、対策を協議するなど、これまで以上に官民連携を強化していくことが重要であると考えてございます。

この官民協議会では経済安全保障上の幅広い課題について、その時々の情勢等を踏まえつつ、官民で情報協議や対策の協議を行うべきテーマを設定し、必要な関係者の参画を得て議論を行うことを想定してございます。

具体的なテーマといたしましては、例えば重要な物資に係るサプライチェーン上で顕在化している脅威に係る実態や影響を把握した上で対策を検討すること。

また先端技術の進展等に伴い、今後顕在化することが見込まれる業種横断のリスクをテーマに、中長期の対応を検討することなどが想定されてございます。

経済活動の担い手でもあります民間企業等と、政府が今申し上げた様々なテーマで意見交換や協議を行い、官民の共通認識の形成や信頼関係の構築につなげることで、委員のお指摘いただきました将来の経済安全保障上の脅威やリスクにもしっかり備えてまいりたいと考えてございます。

質疑者 中根一幸

中根君。

ありがとうございます。

官民協議会は、機微な情報も含めて官民が共有し、将来のリスクに先手を打つ重要な枠組みだと思います。

重要鉱物、AI、造船、大規模インフラ障害など、リスクは幅広く、変化も早いと思います。

先ほどもお話ししましたが、単なる意見交換ではなく、実践的な対策につながる場として運用していただきたいと思います。

最後に、クロード・ミトス等への対応について伺います。

近年、生成AIをはじめとするAI技術は急速に進化しています。

こうした技術は社会産業を発展させる可能性を持つ一方で、悪意ある主体に利用されれば、サイバー攻撃の高度化、自動化、巧妙化につながる恐れがあります。

例えば、クロード・ミトスをはじめとした高度化するAIが悪用されれば、巧妙なフィッシングメールの作成、脆弱性の探索、攻撃コードの自動生成などが行われる可能性もございます。

特に電力、通信、金融、交通、公安、水道などの基幹インフラ事業者が攻撃を受けたら大変なことになります。

国民生活、そして経済活動に大きな影響を及ぼします。

経済安全保障推進法における基幹インフラ制度は、特定妨害行為の防止を目的とする重要な制度です。

しかしAIを利用したサイバー攻撃のような技術の進化が早い分野については、基幹インフラ制度だけで対応が完結するものではありません。

サイバーセキュリティを担当する関係機関、そして重要インフラを所管する各省庁、警察、外務、防衛、経産省、総務省、国土交通省など、政府一体となって対策を進めなければいけないものだと思っております。

また当然民間事業者との情報共有も必要になってまいります。

そこで伺います。

クロード・ミトスをはじめとした高度化するAIを利用したサイバー攻撃から、我が国の基幹インフラ事業者を守るためには、基幹インフラ制度だけでなく、関係省庁が専門性を発揮しながら、政府一体となって対策を進めるべきだと考えますが、政府のお考えをお伺いいたします。

内閣府 総田官房審議官。

政府参考人 総田

委員御指摘のとおり、高度化するAIによるサイバー攻撃に対応するためには、経済安全保障推進

黒田征樹 (日本維新の会) 102発言 ▶ 動画
質疑者 黒田征樹

黒田征樹議員、各機関インフラ所管省庁の業法等に基づく取組や、国家サイバー統括室のサイバー対処能力強化法に基づく取組などと連携し、政府全体で包括的かつ重層的に対応を進めることが重要であると考えているところでございます。

また、今週の火曜日12日に、高市早苗内閣総理大臣から松本尚デジタル大臣を中心に、AIが高度化する中におけるサイバーセキュリティの確保に向け、重要インフラ事業者等への対応と、脆弱性の発見、修正等の対応の双方の観点から政府全体での対応を早急に具体化し、実施するよう指示があったところと承知をしているところでございます。

このため、内閣府といたしましては、経済安全保障の知見を生かしつつ、高度なサイバー攻撃の知見を有する国家サイバー統括室との間で対応すべき脆弱性情報等の共有をしながら、先ほどもご指摘がございました金融庁、経済産業省等の事業所管官庁とも、より緊密に連携し、基幹インフラ制度の運用に当たることで、基幹インフラ役務の安定的な提供を一体的に確保してまいりたい。

このように考えているところでございます。

委員長 山下貴司

長谷君。

質疑者 黒田征樹

ありがとうございます。

これは本当に今日一番大事なところだと思っておりますので、ぜひ内閣府としても、先ほどお話ありましたように高度なサイバー攻撃の知見を有する国家サイバー統括室。

AIを利用したサイバー攻撃はますます今後高度化すると思います。

基幹インフラを守るためには国家サイバー統括室、また各省庁、そして民間事業者が緊密に連携することが不可欠であります。

政府一体で先手先手の対応を進めていただきたいと思います。

以上で質問を終わります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)黒田征樹君。

質疑者 黒田征樹

黒田征樹(日本維新の会)日本維新の会、黒田征樹でございます。

この経済安全保障推進法が成立されて、丸4年が経過をいたしました。

この間、さまざまな国際情勢の変化によって、非常に日本の経済安全保障、これを見直すという必要性が高まっているという、そんな中で、今回の改正案が示されたと。

ということで、この改正案に先立って、我々日本維新の会からは、このような提言を小野田紀美大臣に直接提出させていただいて、私自身もその場に同席をさせていただいて、意見交換もさせていただきました。

今回出てきた法案がこの提言をかなり盛り込んでいただいたということに感謝を申し上げたいというふうに思います。

それを踏まえてこれまでの議論、締めくくり総括ということですのでおさらいをしていきたいというふうに思います。

まずはじめに、この経済安全保障推進法が成立した2022年以降、政府は16の特定重要物資を指定して、予算総額約2兆5643億円を投じて、148件の認定計画を支援してまいりました。

また一方では中国は2020年以降レアアース等、早々に輸出管理措置を強化をしております。

こうした現状を踏まえて今回の改正において政府はどのような問題意識に基づき何を最も重要な改正事項と位置づけているのか、これ総括的にお答えいただきたいというふうに思います。

答弁者 鈴木

鈴木内閣副大臣お答えいたします。

大事な点は今、委員がおっしゃっていただいたというふうに思いますけれども、現行の経済安全保障推進法に基づき、これまで16の特定重要物資の安定供給確保のための支援、15分野における基幹インフラ役務の安定的な提供の確保、51の先端的な重要技術を対象とした研究開発等の伴走支援、25の特定機能分野における特許出願非公開による機微な発明の流出防止を実施することで、我が国の自立性の向上、優位性不可欠性の確保に向けた取組は着実に進展をしてまいりました。

他方、中東情勢をはじめ国際情勢の急速な変化等、我が国の経済安全保障をめぐる環境が複雑化する中、現行制度の見直しや拡充を行うべきだというふうに考えております。

具体的には、重要な物資のサプライチェーンのさらなる強靭化のための取り組み、医療分野の基幹インフラ制度への追加による医療の安定提供の確保などが必要であります。

加えて、国際情勢の激変等に伴う新たな課題に迅速かつ強力に対応していくため、経済安全保障上重要な海外事業を支援するための新たな制度、総合的な経済安全保障シンクタンク及び官民協議会の創設も不可欠であります。

こうした課題を踏まえ、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、人材力を含む総合的な国力を強化しながら最大限活用し、我が国の平和と安全、繁栄を経済面から確保するためのさらなる措置を講ずるため、今般、経済安全保障推進法の改正案を提出したものであります。

以上です。

質疑者 黒田征樹

黒田征樹(日本維新の会)ありがとうございます。

まさにその危機意識もそのとおりだというふうに思います。

振り返ってみれば、我が国の経済安保のリスクが初めて可視化したのは尖閣諸島沖に起きました中国漁船の衝突事件。

そのときにレアアースの依存というものが日本全体に知れ渡った瞬間だったんじゃないかなというふうに思いますけれども、あれが2010年頃だったと思いますが、それから15年が経過してもまだレアアースに対しても十分な経済安保という視点で改善されているものの、まだまだ不十分な部分があるというふうに認識をしておりますので、今回の改正がそういったところも踏まえてしっかりと形づいているのかというところも確認をしていきたいというふうに思います。

まず、この今回の改正で非常に大きい、前進したなと思うのが、特定重要物資の役務への拡大ということで、国際通信の99%が光海底ケーブルを経由しているということで、物資そのものだけじゃなくて、物資が機能するための役務も経済安保上の急所となっているということで、このケーブルの接線が不足して役務を外部に過度に依存する状況が続けば、いざというときにこのケーブルを適切に利用できないという事態が生じ得ます。

ですので、この問題意識はこれも我が党の提言でも申し上げさせていただきましたけれども、今回この役務を特定重要物資として支援対象にするに当たりまして、認定の要件、支援内容の具体像、海底ケーブルの以外に、どんな役務が対象となり得るのかということをお聞かせいただきたいと思います。

政府参考人 戸瀬

戸瀬官房審議官。

お尋ねの件でございますが、現行制度におきましては、国民の生存に必要不可欠、または広く国民生活、もしくは経済活動が依存している重要な物資、またはその原材料等について、外部への依存性や供給途絶の改善性などが認められた場合に、特定重要物資として指定し、生産備蓄等の物資、または原材料等そのものを確保するための取組を主として支援してきたところでございます。

一方、サプライチェーン強靭化のためには、物資そのものの生産、供給途絶の改善性が認められる場合において、他の制度による措置の実施状況を踏まえた措置の必要性を確認した上で、当該物資等の安定供給等を図る事業者から提出された供給確保計画の認定に当たりましては、現行の認定手続きと同様に改正法第9条第4項に基づき、主務大臣が定める取組方針に照らし適切なものであるか、また、役務についてその提供能力の維持または強化に資する答申などの取組を円滑かつ確実に実施するための措置が講じられているかの観点から審査することを知るところでございます。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 黒田征樹

はい。

ありがとうございます。

まさに物資だけを守っても、物資を動かす、機能させる、そういう役務が外国依存なら全く意味がありませんので、形式的な認定にとどまらずに、民間企業が役務の国産化、多元化に向けた投資を行えるように、実効性のある支援をお願いしたいというふうに思います。

続きまして、需要サイドへの対策ということで、これまでの安保政策は、供給側への支援、調達先の分散化、国産化の強化、こういったことに重点を置かれてきたというふうに思いますけれども、例えばレアアースを例に挙げれば、政府は調達先分散化を推進したものの、需要者側、要はその材料を使う側は、市場のメカニズムの観点からやはり安価な中国産にどうしても移行してしまう、依存してしまうというそういう構造がありまして、その構造を我々も非常に問題視をしまして、今回のこの提言においても強く求めたところであります。

そういう中で2点ちょっとお伺いさせていただきたいと思いますが、第1に、今回新設された重要事業者等の相互連携協力規定は、我が党が求めてきたこの需要サイドへの対策の観点から、どのような意義と位置づけを持つものと認識をしているのか。

そしてまた第2に、この規定はあくまでも努力義務となっておりますので、これを実際に動かすために、我々としては例えば税制の優遇であるとか補助金であるとか、そういうインセンティブ等も含めた具体的な施策がいるんじゃないですかということも、これまでお話もさせていただきましたし提案もさせていただきましたが、そういう具体策について、要は実効性を担保できるその具体策について政府の方針をお聞かせいただきたいと思います。

政府参考人 戸瀬

はい、戸磯審議官。

ただいまご質問がありました2つの点でございますが、特定重要物資の安定供給確保は、特定重要物資やその原材料等の供給を行う事業者だけではなく、特定重要物資の供給を受ける事業者としての需要サイドをはじめ、幅広い関係者の存在の上に成り立つものでございます。

このため、需要サイドも含めた官民一体の安定供給。

2点目のご質問の方でございます。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 黒田征樹

この需要サイドに目を向けて努力義務とはいえ入れていただいたということは大きな一歩と認識していますし、それを政府の方もしっかりと措置を講ずると努めるということでありますので、そこは実態にあってその多角化がしっかりと進むように努力をしていただきたいというふうに思います。

続きまして重要鉱物。

先ほどから、適正ルートで国内で再資源化されているその数字は、ベースメタル、いわゆるアルミとか銅、そういったものがおよそ2割から3割程度。

希少金属、いわゆる供給リスクの高い希少金属が数パーセントにとどまっているというような中で、7割を超える残りの大部分の行き先が、一つは焼却処分。

で埋め立てると。

もう一つが正規ルート、不正ルートも含めてですね、海外に流出をしているというそういう現状があります。

せっかくこの国内に入ってきた資源がですね、再度流出をしている、もしくは埋め立てられているという、これは非常に問題じゃないかなというふうに思っておりまして、その解決策じゃないですけれども、少しでも前進をさせていただきたいなというのが、私もずっと市議時代からですね、携わってきました。

小型家電のリサイクル、これは障害者施設で担っていただこうということで、日本基盤ネットワークというものがあります。

3年ほど前ですけど、第6回ジャパンSDGsアワード特別賞受賞ということで、岸田総理のときに官邸で受賞いただいたというような事例があります。

要はこういう手段を使ってですね、その残りの7割の部分の幾分かを今拾っていただいているということで、まさに自民党さんの提言でもありましてですね、これ、資源循環経済、サーキュラーエコノミーで日本列島を強く豊かにと。

というものがあります。

まさにそのとおりだというふうに思います。

調達するのも大事ですけれども、しっかりとそういう資源循環も促していくという必要性があると思いますが、こういう経済安保の政策と福祉政策、この連携させていくということについて、認識を伺いたいというふうに思います。

政府参考人 成田

環境省成田官房審議官。

お答え申し上げます。

我が国は先生御指摘のとおり、金属資源の多くを海外に依存しておりまして、また海外に流出しているところでございます。

このため使用済み製品などから金属資源をリサイクルすることは、我が国の経済安全保障の観点からも重要であると認識しているところでございます。

このため本年4月に循環経済に関する関係閣僚会議で決定いたしました循環経済行動計画におきまして、再生資源供給サプライチェーンを強靭化するべく、再資源化拠点等の構築ネットワークの形成を図ることとしております。

その中で、障害者就労支援との連携も重要な取組であると認識しているところでございます。

環境省におきましては、今年3月に公表いたしました小型家電リサイクル制度を活用した関係主体の連携事例書におきまして、障害者就労支援との連携事例も紹介するなど、取組の横展開を図っているところでございます。

こうした取組も通じまして、重要な金属資源等の安定供給を実現し、経済安全保障の確保に貢献してまいる所存でございます。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 黒田征樹

はい、ありがとうございます。

これは非常に前向きな御答弁をいただいたんだなというふうに思います。

これを始めた当初はやはり進めていくにあたっていろいろなハードルがありました。

今ようやくここまでたどり着いたんだなという思いもありますけれども、具体的に今後さらに後押しをしていくような具体策も検討いただければというふうに思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

ちょっと時間がないので最後に副大臣にご質問させていただきますけれども、今回の法改正によって供給サイドだけじゃなくて需要サイドのアプローチというようなことであるとか、役務への拡大、基幹インフラへの利用追加など幅広い改正が実現するということで。

しかしその制度を作ることと、その制度を機能させるということは別の話でありますので、本法案が成立することにより、国民の生命、財産、日常生活を守る経済的基盤が現状より確実に向上する。

この点を国民の皆様に向けてしっかりとお答えいただきたいというのと、今後も続く経済安保改革を着実に進める決意を改めてお聞かせいただきたいというふうに思います。

答弁者 鈴木

鈴木副大臣。

お答え申し上げます。

今般の改正法案によって、中東情勢をはじめ国際情勢の急速な変化と、我が国の経済安全保障をめぐる環境が複雑化する中、現行制度の見直しや拡充を行うとともに、国際情勢の激変等に伴う新たな課題に迅速かつ強力に対応していくための新たな制度を創設することで、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、人材力を含む総合的な国力を強化しながら最大限活用し、我が国の平和と安全繁栄を経済面から確保するためのさらなる措置を講じてまいります。

委員御指摘の国民の日常生活を守ることにもつながる重要な取組でありまして、本法案をもって完結するものでもございません。

今後とも絶えず変化する国際情勢や経済、社会構造等を踏まえ、不断の見直しに取り組んでまいる所存です。

以上です。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 黒田征樹

ありがとうございました。

不断の見直し、我々もしっかりと力を尽くしていきたいというふうに思います。

これで終わります。

委員長 山下貴司

ありがとうございます。

この際、暫時休憩いたします。

休憩後に続き、会議を開きます。

質疑を続行いたします。

野村美穂君。

野村君。

質疑者 野村美穂

国民民主党の野村美穂です。

本日は経済安全保障推進法改正案における官民協議会を中心に質問をいたします。

前回の質疑では、基幹インフラや重要物資について広くお尋ねしましたが、本日は経済安全保障の実際の担い手である民間事業者の視点から5つのテーマ、合計10問の質問で、官民協議会の実効性、事業者負担の軽減、専門人材の確保について、昨日の参考人質疑をもとに掘り下げて質問いたします。

まず最初のテーマ、重要な海外事業の展開支援について1点質問いたします。

5月12日の委員会質疑で質問できなかった項目になります。

大臣にお尋ねします。

新設される重要な海外事業の展開支援についてです。

この経済安全保障推進法の枠組みの中で、どのような海外事業の支援を考えられているのでしょうか。

国内であれば日本国内の産業が空洞化することを防ぐため、国内にも目を配ることが必要だと考えます。

国内での産業を優先して支援すべきではないでしょうか。

そこで、この海外事業の展開支援は、どのような効果を期待されているのか、大臣にお尋ねします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣、お答えします。

グローバル化の進展とともにサプライチェーンの国際分業化が進み、我が国産業と国際経済との関係がますます深まる中で、我が国の経済安全保障の確保のためには、国内で経済安全保障の確保に必要な取組を充実させるだけでは足りず、価値観を共有する同盟国、同志国やグローバルサウス諸国等と共同し、官民一体で、経済安全保障上重要な海外事業を実施する必要性が高まっていると認識をしております。

こうした中で、本制度は我が国の経済安全保障上重要であるが、採算性に不確実性があるため、既存の支援ツールだけでは民間企業から十分な投資が行われない海外事業について、国の支援を呼び水として民間企業の参画を得ることにより当該事業を実施可能とするものでございます。

具体的には、我が国にとって重要な国際的な輸送網の強靭化、日本での重要なサービスの提供、我が国の重要な技術の海外展開に資する海外の施設整備等の事業を支援するものでございます。

こうした事業を支援することによって、日本の経済安全保障がより強固なものとなるだけでなく、例えば海外事業で得られた知財やデータなどを活用した国内投資の創出、海外事業を通じた我が国の技術、ノウハウ、人材の維持、向上など、さまざまな面において国内産業への裨益があるものと考えております。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

次に本日のメインのテーマになります。

官民協議会の実効性について6問質問いたします。

昨日の参考人質疑で、日本経団連の原参考人から、経済安全保障を企業利益より優先しろという風潮が強まっている傾向があるとのお話がありました。

また、民間事業者がどれだけ貢献しているのかのフィードバックがない。

届出システムの簡素化が必要。

規制は少なければ少ない方が良い。

1点目の質問です。

官民協議会の目的と民間事業者が期待できる具体的なメリットについてです。

今回新設される官民協議会について大臣にお尋ねします。

官民協議会は政府と民間が経済安全保障に関する脅威やリスク認識を共有する場とされていますが、民間事業者にとってこの協議会に参加することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

昨日、日本経団連の原参考人からは、経済安全保障を企業利益より優先しろという風潮が強まっているが、民間がどれだけ貢献しているのか、フィードバックがないという趣旨のお話がありました。

民間事業者が負担を負いながら協力をしている実態に対して、国はどのように評価し、どのようなフィードバックを行う予定なのでしょうか。

また、官民協議会を通じて、民間事業者の事業活動にプラスになる情報提供支援策の提示が行われるのか、大臣のお考えをお聞かせください。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣、経済安全保障の取組は政府のみならず、民間企業等が主要な担い手となることから、政府と民間企業等が脅威やリスク認識等の情報を共有し、対策を協議するなど、これまで以上に官民連携を強化することは重要でございます。

こうした状況を踏まえ、政府から機微な情報を含め、民間企業等に提供することを可能とするとともに、民間企業等からの情報提供を容易にするよう、構成員に国家公務員と同等の守秘義務を課す官民協議会を創設し、一層の官民連携を促進することとしました。

お尋ねの民間企業のメリットについては、例えば政府から経済安全保障上の脅威、リスクやその背景にある各国の動向等の情報の提供を受けることができることや、協議を通じ、学識経験者を含むほかの参加者から専門的な知識や新たな知見を得ることができること。

他にもこれらを通じ、経済安全保障上の脅威やリスクに対して迅速かつ適切な対策を講じることができるようになるなどを挙げられます。

こうしたメリットを構成員となる民間企業等に感じていただいて、積極的に官民協議会に参画していただけるよう、官民協議会の詳細な運用方針については、今後、民間企業等の御意見をしっかり伺いながら、丁寧に検討してまいりたいと考えます。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございました。

民間事業者が受け取るメリットということで御説明をいただいたんですけれども、さらにそのメリットを受け入れた状態で、また循環するような形の関係性を構築していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは次に、官民協議会における情報共有の双方向性と民間の声の反映についてお伺いします。

官民協議会では、政府から民間への一方的な情報提供に終わらず、民間事業者の国民民主党の現場の声や課題を政策に反映させる双方向の仕組みが不可欠だと考えますがいかがでしょうか。

具体的に民間事業者から寄せられた要望や課題をどのようなプロセスで政策に反映をさせていくのか。

また民間からの提案が政策に採用された場合、その旨を民間事業者にフィードバックする仕組みはあるのでしょうか。

要するに国のためなのだから協力してもらって当たり前というスタンスではなくて、事業者が自らの国への経済安全保障の貢献度がどの程度と評価してもらえているのか、きちんと伝わる工夫をする予定があるのかをお尋ねします。

さらに、官民協議会の議論の内容や成果について、守秘義務の範囲内でどの程度まで参加事業者に開示されるのか、透明性の確保についてもお答えください。

政府参考人 総田

内閣総田審議官。

お答えいたします。

経済安全保障におきましては、政府のみならず民間企業等も主要な担い手になることから、官民双方に資する双方向的な情報共有を含め、これまで以上に官民連携を強化することが重要であると考えてございます。

政府といたしましても、官民協議会で経済安全保障上の脅威やリスクに対して、民間企業が置かれている具体的な状況や課題認識、対応方針等の情報を教えていただくことで、委員御指摘のとおり、民間企業との状況を踏まえた政策立案に生かしていくことができると考えてございます。

また、民間企業等からいただきました知見がどのように政策立案に生かされたかについてお伝えすることは、委員おっしゃるとおり、民間企業の継続的な参加であって連携を引き出していく上で非常に重要であるというふうに考えてございます。

このため、このようなフィードバックも含め、政府の状況認識、対応の方向性等を官民協議会を通じ、積極的に民間共闘にも伝えながら、一層の官民連携を進めてまいりたいというふうに考えております。

また、この官民協議会でどういう情報が共有されるのかという基準でございますけれども、これもそのテーマに応じて、その時々でこの協議会の中で定めて協議を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございました。

それでは3点目の質問です。

官民協議会の構成員選定基準と中小企業、地方企業の参画についてお尋ねします。

官民協議会の構成員は、どのような基準で民間事業者を選定するのでしょうか。

大企業だけでなく、特定重要物資の製造や基幹インフラを支える中小企業、地方に拠点を置く企業も重要な担い手だと思います。

政府参考人 総田

総田審議官。

お答えいたします。

官民協議会では、経済安全保障の幅広い課題について、その時々の情勢等を踏まえつつ、官民で情報協議や対策の協議を行うべきテーマを設定し、当該テーマに応じて産官学の関係者が参集することを想定してございます。

ご質問いただきました一律の選定基準といったものを定めることはなかなか困難でございますけれども、今考えている例えばという事例で申し上げますと、例えば特定物資のサプライチェーンがテーマということであった場合にどういう事業者の方に参加いただくかということで申し上げると、当該物資を所管する省庁であったり、それから当該物資のサプライチェーンのうち川上、川中、川下を代表する民間企業、さらには当該物資のサプライチェーンについて知見を有している学識経験者の方々、こういった方が想定されるわけでございますけど、この中には当然テーマに応じて中小企業や地方企業も含まれるというふうに考えてございます。

委員おっしゃったとおり、まさに実態、現場を実際把握している中小企業や地方企業も含め、必要な民間企業の方々に参画いただき、官民協議会における議論が有益なものになるよう、検討を進めてまいりたいと考えてございます。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

続いて4点目です。

届出システムの簡素化と事業者負担の軽減についてお尋ねします。

基幹インフラ制度における届出について、昨日の参考人質疑の中でも、繰り返し届出手続の簡素化が強く要望されていました。

5月12日の私の質疑で、令和6年5月17日から制度の運用を開始し、令和6年度には全事業所所管省庁合計で972件の届出を受けて審査を行ったとの答弁がありました。

事業者からは届出手続きが煩雑である、審査に時間がかかる、同じような情報を何度も求められるといった声が寄せられていると伺っております。

届出システムのデジタル化、ワンストップ化、審査期間の短縮化など、事業者負担を軽減するための具体的な取組をお示しください。

政府参考人 総田

はい、総田審議官。

事業者負担についてのお尋ねでございます。

基幹インフラ制度の運用に当たりましては、関係事業者の負担にも配意しながら、制度の運用改善に向けた不断の見直しを行うことが肝要であるというふうに考えているところでございます。

この点、制度改善に向けて、事業者等から様々な御意見を頂戴しており、これらの御意見等も踏まえて、本法案においても、制度の運用改善を図るため、法52条において、特定重要設備の導入に係る届出義務の適用範囲を明確化する改正、それから法53条において、事業者の新規指定に係る経過措置規定を見直す改正を盛り込んだところでございます。

そして、法改正事項以外にも、より事業者の予見可能性を高めるため、これまで内閣府や事業所管官庁が公表している制度の解説、いわゆるQ&Aの見直しを随時行ってまいりました。

今後も、より制度を改善すべく、届出事項や手続等を定める省令等の見直しを行うこととしております。

さらに届出様式の作成や届出に添付する提出書類の提出などにつきまして、提出書類の一部を省略することでありますとか、先ほど少しご指摘ございましたが、届出のシステム化も含めて、事業者の事務負担軽減につながる方策を検討しているところでございます。

引き続き事業者等と密に意思疎通を図りながら、関係事業者の負担軽減に取り組んでまいる次第でございます。

委員長 山下貴司

野村君

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございました。

事業者の負担軽減だけにとどまらず、国の方の負担軽減にも資するものだというふうに考えておりますので、不断な見直しで効率的な業務推進をお願いしたいと思います。

よろしくお願いします。

次に、届出システムの簡素化に関連し、医療分野を追加するに当たり、医療機関の事務負担についてもお尋ねします。

5月12日の質疑の中で、特定社会基盤事業に医療分野を追加するに当たり、病院側の負担をどのように軽減していくのか、リスク管理措置という複雑な手続きを、医療現場が実際に対応していけるのかについてお尋ねをしました。

それについて掘り下げて質問いたします。

医療機関の事務負担を最小限にするため、どのような工夫を検討をしているのでしょうか。

詳しく御説明をお願いいたします。

政府参考人

厚生労働省森審議官。

医療機関指定するにあたりましては、やはり当然、医療機関の負担軽減に努めていくこと、非常に大切なことだというふうに思っております。

今回の指定にあたっては、必要な準備期間、十分な配慮時間というのを設けるために、段階的に対象病院を指定していくということを考えておりまして、まずは、ブロック単位で8つの病院、その後3年かけて都道府県に1つずつやっていくというやり方をすることによって、最初の病院でやったところのやり方とかを他の病院が使えるようにしていくというような工夫をしていきたいというふうに思っております。

それからリスク管理措置についても、ここについてはどの程度のリスク評価をしなきゃいけないかということも含めて、これはもうハンズオンと呼ぶかどうかともかくとして、一体となってサポートしながら進めていくことが必要だというふうに考えております。

さらに併せて、これは基幹インフラ用の支援ではございませんが、全体としてサイバーセキュリティ対策に対する支援措置、それからネットワークの安全性の検証等の支援というのを行ったり、それからあと診療報酬改定で、必要な安全管理責任者の配置に対する財政的な支援等を行っておりますので、そうしたものを組み合わせて、医療機関の負担が過重なものにならないように、丁寧に対応していきたいというふうに考えております。

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございました。

過重のものにならないように検討していくというようなことで、ブロックで3年もめどに都道府県に指定をしていくというようなお話だったんですけれども、ちょっと3年では遅いんじゃないかなと。

今回のその医療分野を追加するということに当たって、3年という期間が長いのではないかというふうにも思います。

その3年の間、どのようにこの追加をしたところの効果を求めていかれるんでしょうか。

政府参考人

森審議官。

ご質問ありがとうございました。

まずは最初にブロック単位で8つの病院というのを指定させていただきますので、そこでどういった問題、もしくは負担があるのかというのも確認しながら対象を拡大していくということでございますが、ずっと3年待って、そこで一気に本当に47にしていくかどうかということについては、さらに検討をさせていただきますが、より段階的にちょっとずつ拡大できるような方向で取り組んでいくのではないかと思います。

どういうふうに考えているところでございます。

委員長 山下貴司

野村君

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

続きまして2番目のテーマです。

官民協議会の実効性から7点目の最後の質問です。

規制の必要最小限化と柔軟な対応についてお尋ねします。

経団連の原参考人からは、規制は少なければ少ない方が良いという御意見がありました。

これは過度な規制が民間の事業活動を萎縮させ、国際競争力を損なうリスクがあるという懸念の表れだと思います。

政府は、基幹インフラ規制や重要物資の指定について、真に必要な範囲に限定し、必要最小限の規制とする方針を示していますが、具体的にどのような基準で必要最小限を判断しているのでしょうか。

また、国際情勢の変化や技術の進展に応じて、適宜見直す仕組みはあるのでしょうか。

事業者の声、現場の声を大切にし、官民協議会において、規制の見直しについても議論されるのか、お尋ねします。

はい。

政府参考人 総田

戸野木審議官。

規制のあり方についてのお尋ねでございます。

本基幹インフラ制度におきましては、本制度の基本方針により、国家及び国民の安全と自由な経済活動のバランスに留意し、規制対象を真に必要なものに限定することをしているところでございます。

また本日、大臣からも言及がございましたが、そもそも経済安全保障推進法第5条におきまして、この法律の規定による規制措置は、経済活動に与える影響を考慮し、安全保障を確保するために合理的に必要と認められる限度において行わなければならないということが規定されております。

これは1つの原則というふうになっているところでございます。

これらの点も踏まえまして、事業者に対して無用な負担を強いることのないよう、制度の運用に当たって、事業者等と密に意思疎通を図りいただいた御意見なども踏まえながら、制度の改善に向けた検討も行っているところでございます。

その検討の結果として、先ほど申し上げましたとおり、公開支援にも盛り込みましたし、今後も含めて省令等の見直しということも行っていくところでございます。

引き続き、事業者等と密に意思疎通を図りながら、不断に基幹インフラ制度の改善に向けた見直しを行うことにより、事業者の負担軽減と制度の実効性が両立できるように取り組んでまいりたい。

このように考えているところでございます。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

不断にと強調させていただきましたので、不断にぜひお願いしたいと思います。

3つ目のテーマです。

専門家人材について2点お尋ねします。

経済安全保障シンクタンクにおける専門家人材の待遇改善についてです。

新設される経済安全保障シンクタンクやインテリジェンス等の情報機関で働く専門家人材の待遇改善についてお尋ねします。

専門家人材の待遇改善については、現場で働く労働者からも事業者からも要望が強い分野だと思います。

特に経済安全保障の分野では、外交、情報、防衛、経済技術といった高度な専門知識を持つ人材が不可欠です。

しかしながら民間企業と比較して国の情報機関の職員の処遇は低いと言われており、優秀な人材を確保、維持することに苦労しているとの声をよく耳にします。

新設するシンクタンクにおいて、産官学から優秀な人材の参画を得るためには、競争力のある処遇が必要だと考えますが、具体的にどのような待遇水準を想定されているのでしょうか。

どのように取り組まれるのか、大臣にお尋ねします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

総合的な経済安全保障シンクタンクには、おっしゃっていただいたように、外交、情報、防衛、経済、技術の高度な専門知識を総合的に結集し、政府の要請に即応することも含め、定量的な調査研究や各府省の省庁を横断したテーマの調査研究政策提言を行わせることとしております。

そのシンクタンクがこの役割を適切に果たすためには、高度な専門性を持つ人材に参画していただくことが重要であることは、委員御指摘のとおりです。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

次に経済安全保障を支える高度専門人材の育成と産官学連携についてお尋ねします。

重要な任務を行うためには、それを実行する労働力、つまり人材が不可欠です。

安全保障を支える高度専門人材、労働力の育成、確保にフォーカスして質問を続けます。

昨日の参考人質疑において、NECの上松参考人より、経済を支えるデジタルインフラ事業を支えるためには、海洋工事技術者、光伝送技術者、製造検査技能者といった高度な専門技術を持つ人材が不可欠です。

上松参考人からは、こうした高度専門人材の育成には長期間を要すること、また産官学が連携して、体系的な育成プログラムを構築する必要があるとの御意見を頂戴しました。

経済安全保障推進法の枠組みにおいて、特定重要物資の供給に不可欠な機能を提供する事業者に対する人材育成支援としてどのような施策を講じるのでしょうか。

特に海洋工事技術者、光伝送技術者、製造検査技能者といった高度専門人材を育成するための産官学連携の仕組み構築について、国はどのような支援を行うのでしょうか。

お尋ねします。

また、こうした人材育成には大学や高専などの教育機関との連携、実習施設の整備、海外からの技術導入なども必要になると考えますが、財政支援を含めた検討をされているのか、大臣にお尋ねします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

昨日の参考人質疑において、経済安全保障に関する高度な専門人材を育成する重要性に関する御意見があったことは承知しております。

私も聞いておりました。

この点、例えば経済安全保障推進法に基づくサプライチェーンの強靭化に向けた措置として、半導体及び先端電子部品の安定供給確保取組方針では、事業実施に必要な人材確保に積極的に取り組むこと、そして船舶の部品の安定供給確保取組方針では、人材育成のための教育研修の強化、人工呼吸器及び抗菌性物質製剤の安定供給確保取組方針では次世代の人材育成に自主的に取り組むことを事業者が実施していくべき内容として示した上で、これらに取り組む事業者を支援することとしております。

加えて私が経済安全保障担当大臣として座長を務めている日本成長戦略会議の航空宇宙ワーキンググループにおいても、有識者の委員からも専門人材の育成の必要性について御指摘いただいているところでおります。

今先生挙げてくださった海底ケーブル

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございました。

続きまして4つ目のテーマ、官民協議会と既存の組織との関係について1点質問いたします。

現在、経済安全保障法制に関する有識者会議や各省庁の審議会など、既に多くの会議体が存在しています。

新設される総合的な経済安全保障シンクタンクと官民協議会、また既存の会議体との役割分担や連携はどのように整理されるのか。

答弁者 小野田紀美

小泉大臣。

一般に審議会や有識者会議とは学識経験者等から組織され、各省の所掌事務の範囲において調査審議等を行う合議制の機関でございまして、その調査や審議の結果は報告や答申等の形で取りまとめられ、各省の政策立案に生かされるものでございます。

一方、本法律案で設立される官民協議会は、関係行政機関及び民間企業等を構成員とし、経済安全保障上の幅広い課題について取り扱うテーマに応じ、情報を共有するとともに、対策を協議することを目的としておりまして、審議会や有識者会議等、構成員や設置の目的が異なるものでございます。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

はい、ありがとうございました。

それでは最後に大臣に総括的にお尋ねします。

本日の5つ目のテーマです。

官民協議会を通じた経済安全保障政策の実効性向上と民間との信頼関係構築について1点お尋ねします。

経済安全保障は民間事業者の理解と協力なくしては成り立ちません。

しかし民間からは、規制ばかりが先行し支援が不十分、国からのフィードバックがなく、自分たちの協力がどう評価されているのかがわからないという声があると、昨日の参考人質疑でも御意見をいただきました。

官民協議会は、こうした民間の不安や不満を解消し、政府と民間の信頼関係を構築する重要な場になると考えます。

しかし、テーマを決めて、その都度集められるメンバーとの意見交換では、なかなか信頼関係は築けないのではないでしょうか。

大臣は、官民協議会を通じて、どのように民間事業者との信頼関係を築き、経済安全保障政策の実効性を高めていくお考えか、決意をお聞かせいただければと思います。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

経済安全保障政策の実効性を高める観点から、経済活動の担い手である民間企業等と政府が、活発な意見交換や継続的な協議の中で、経済安全保障のリスクや課題について共通認識を醸成し、信頼関係を構築することというのが非常に重要であるということは、委員の御指摘のとおりでございます。

官民協議会の具体的な制度設計の詳細は、今後基本方針や規約で決まっていくものでありまして、現時点で予断するものではございませんが、構成員が特定のテーマについて一定の期間にわたり、継続して議論を行うことを想定しております。

こうした定期的な協議を通じて、官民の信頼関係を構築し、経済安全保障上の課題への適切な対応につなげてまいりたいと考えます。

委員長 山下貴司

野村君。

質疑者 野村美穂

ありがとうございました。

以上で私の質問を終わります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)川裕一郎君。

質疑者 川裕一郎

川裕一郎(参政党)参政党の川裕一郎です。

私は日本の主権、地方や中小企業、一次産業、そして未来世代の命と暮らしを守るために、経済安全保障そのものには賛成であります、この強化に関しては。

しかし同時に、近年の脱炭素、カーボンニュートラルが、国民生活や産業に過大なコストと負担を強いる一方で、我が国のエネルギー主権をかえって弱め、そして海外の利害に沿った政策になっていないかという強い懸念を持っております。

経済安保の名の下で法律や規制が積み上がり、そこに脱炭素を抱き合わせる形で、国民や現場に一方的な負担だけが押し付けられていないか、こうした問題意識から質疑を行いたいと思います。

まず総論として伺います。

今回の改正は、特定重要物資の安定供給、基幹インフラの防衛、そして官民協議会やシンクタンク機能の整備など、経済安全保障政策を一体的に進めるための枠組みを大きく拡張するものであります。

一方で、政府全体としては、GX、2050年にカーボンニュートラルを掲げ、電力産業、交通などあらゆる分野に、脱炭素の名の下で巨大な投資を、規制を、そして課しており、その結果、電気料金や物価の上昇として、国民生活を圧迫しているのが現状だと思っております。

ここで伺います。

経済安全保障の名の下に進める政策は、本来、第一に日本の国民の暮らしと産業の基盤を守るものであるはずです。

にもかかわらず、実際の政策運営においては、国際社会の脱炭素目標や海外の評価が国民生活の安定より優先されているのではないかと懸念を持っております。

経済安保、特にエネルギー安保と脱炭素の方向が衝突する場合は、政府はどちらを優先するのか、見解をお聞きします。

政府参考人 福本

経済産業省福本大臣官房審議官。

お答えいたします。

我が国の平和と安全や経済的な繁栄などの国益を経済上の措置を講じ確保することが、まず経済安全保障であると承知をしております。

その上で、エネルギー安全保障と脱炭素は、ともに重要な政策課題と認識しております。

我が国が進めているGXはまさに、エネルギーの安定供給、経済成長、脱炭素、この3つの同時実現を目指す取組となっております。

我が国は毎年約20兆円もの化石燃料輸入に依存しております。

GX政策は国富の流出を防ぎ、まさに国民の暮らしや産業基盤を守り、エネルギー安全保障、経済成長を実現する上で不可欠なものとしております。

我が国の産業競争力の強化に資するGX分野への先行投資支援含めまして、こうした官民での国内投資を拡大し、エネルギー安全保障と脱炭素、同時実現を目指してまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

川君。

質疑者 川裕一郎

毎年20兆円の化石燃料が、それがまた国民の負担になっているという話でありますけれども、このGXに関しては、官に合わせてこれから10年で150兆円の投資を行うというふうに政府も言われています。

ただこれも参議院の方でもお話がありましたが、例えば日本がカーボンニュートラル投資をして達成をしたとしても、日本の、世界の気温はわずか0.006度しか下がらないというふうに、これシンクタンクの方で発表がされました。

政府の方では実際のところ地球の温度がどれくらい下がるのかという検証がされていないということも明らかになりました。

実際のところ効果がないものに150兆円、これ10年ですからその先はもっともっとかかっていくと思います。

いうことをやはり続けていくことを実際に問題意識を持っておりますので、今後もこの件に関してはまたお話もしていきたいと思います。

次に特定重要物資の指定のあり方についてお伺いをします。

現行制度では、肥料は特定重要物資として指定をされ、医療分野でも一部の抗菌剤や人工呼吸器などが対象とされております。

しかし、日本人の暮らしの根幹である食料そのもの、飼料も含めて、国産農産物といった品目は、経済安保推進法上の特定物資には指定をされておりません。

肥料だけを経済安保の対象とし、その先にある食料そのものの安定供給、そして家計と産業を支える安価で安定したエネルギーの確保を法の枠組みの外に置いたままで良いのか疑問にあります。

食料と安い電力、燃料を経済安保上の重要物資、重要サービスとして明確に位置づける考えはないのか。

農林水産省の食料安定保障政策との役割分担という説明だけで本当によいのか、小野田大臣の見解をお伺いしたいと思います。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

特定重要物資の指定についてお尋ねいただきまして、この経済安全保障推進法では要件を満たすものなんですけれども、その要件が国民の生存に必要不可欠、または国民生活、経済活動が依拠しているという重要性。

そして外部に過度に依存している、または依存する恐れがあるという外部依存性。

そして外部から行われる行為による供給途絶等の脆弱性。

もう1つが安定供給確保のために措置を講ずる必要性という、この要件を満たす物資を特定重要物資として指定し、その安定供給確保に向けた取組を支援しております。

これについて言えば、例えば液化天然ガスは、ほぼ全量を輸入し備蓄に適さず、供給途絶のリスクがあることも踏まえ、特定重要物資として指定した上で、民間事業者が行う液化天然ガスの余剰の確保の取組を支援し、急激な需給変動等に対しても安定供給が確保できるように取り組んでおります。

一方、ほとんどの燃料の原料となる原油や、軽油、灯油、軽油、重油の石油製品については、石油備蓄法に基づく。

いずれにしても国民が重要な物資の供給に不安を抱えることがないように、供給リスクを不断に点検しつつ、必要に応じて見直しを行いながら、しっかりと我が国の経済安全保障の確保に取り組んでまいりたいと考えます。

委員長 山下貴司

川君。

質疑者 川裕一郎

食料に関しては別の法律の枠組みの中でということでありましたけれども、実際日本の食料自給率はまだわずか38%ということで、その食料をつくるための種子、入れていくともう10%程度しかないというふうに言われています。

私はここの重要物資として、食料は例えば入らなくたとしても、種子であるとか、また家畜の飼料であるとか、そういうものは入れるべきではないかなというふうに思うんですけれども、もう一度答弁をお願いします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

それぞれのどういったものを指定するかというのは各所管省庁において検討は常にサプライチェーンリスクについては検討されているものでございますけれども、そういった提案、これが必要なんじゃないかという提案を受けて我々としては要件、さっきの4要件を満たすものかどうかも含めてしっかりと不断に見直しをしていきたいというところです。

質疑者 川裕一郎

また改めて次の改選に向けてもまた提案させていただきますのでよろしくお願いいたします。

次に先ほどから今回のよく話がある役務に関して質問もさせていただきたいと思います。

本改正では特定重要物資の供給に不可欠な役務も支援対象に加える仕組みが創設されます。

海底ケーブルの敷設、保守や人工衛星の打ち上げなどの例が示されていますが、今後クラウドサービスやデータセンター、輸送物流エネルギー関連系の役務も議論の対象になることが想定もされると思います。

ここで問われるべきは、どこの国、どの事業者の役務に依存するのかということだと思います。

海外製の設備や海外クラウドに依存する役務をさらに支援をすれば、日本の技術、エネルギー、データはかえって弱まる危険があると思います。

ここでお伺いをします。

役務を支援対象に拡大するにあたり、国産のクラウド、データセンターなど、自前の基盤を優先的に支援する考えはないのでしょうか。

また、支援対象の役務を選定する際に、外国支配や過度な依存を避けるという基準を法令または基本方針の中で明確にお示すつもりはないのか、これも小野田大臣にお伺いします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

現行制度においては国民の制度に必要不可欠な、または広く国民生活もしくは経済活動が影響している重要な物資等について、外部への依存性や供給途絶の蓋然性等が認められた場合に、特定重要物資として指定し、生産備蓄等の物資または原材料等そのものを確保するための取組を主として支援してまいりました。

一方、重要な物資等の供給に不可欠な役務が外部に過度に依存し、その役務の提供が途絶することも想定され得るところです。

そのため、今般の改正法案により、重要な物資等の供給に不可欠な役務に関する取組を支援することとしているところでありますが、当該役務が外部への依存性と途絶への蓋然性という基準を

委員長 山下貴司

川裕一郎君。

質疑者 川裕一郎

はい、個別に判断と、これからということですけれども、ぜひとも、どれくらいの依存度かというのは、まだ具体的なものが少しないのかもしれませんけれども、あまりにひどいものに関しては、しっかりとそこは考えていただきたいというふうに思います。

次に医療分野に関して質問します。

本改正で、基幹インフラ制度の対象に医療分野が追加をされ、医療情報基盤や診療報酬審査支払機構のシステム、さらには一定の病院が特定社会基盤事業者として指定されることになります。

一方で有識者会議や医療部会では、医療機関はサイバー要員も財源も不足をしており、基幹インフラ並みのセキュリティ要求は極めて大きな負担だという懸念が繰り返し表明されております。

ここでお聞きをします。

医療分野を基幹インフラとして規制の対象に含める以上、セキュリティ対策やBCPに必要な費用を国が直接継続的に支援をするスキームを制度として組み込む考えはあるのでしょうか。

また、対象病院の範囲について、特定機能病院などから段階的に拡大するとされていますが、地方の医療提供体制や財政状況を踏まえた慎重な指定と十分な準備期間をどのように担保するのか、具体的にお示しください。

政府参考人

厚労省森審議官。

医療分野の指定に当たっての対応についてでございます。

まず最初はサイバーセキュリティ対策というかBCP等についてでございますけれども、BCP策定も含めて安全管理ガイドラインというのを策定し、その実施を促しておりまして、医療機関向けの研修をもう既に行っているところでございます。

加えて医療機関におけるネットワークの外部接続点の適正化、その指定に当たっては特定機能病院を念頭に人口面積、地域性も考慮して改正法案に基づき、北海道から九州沖縄ブロックまで各地方ブロックにつき少なくとも1病院を指定し、その後3年程度の期間をかけて各都道府県につき少なくとも1病院を指定するということにしているところでございます。

このような段階的な指定を行うことで、先行して指定された病院の運用を丁寧に支援するとともに、それ以降に指定された病院は先行する病院の知見等を参考としつつ、より円滑に制度への対応の準備を進めることができるというふうに考えております。

委員長 山下貴司

川裕一郎君。

質疑者 川裕一郎

ぜひ現場にあまり負担のかからないように対応いただきたいというふうに思います。

次にインフラに関して少しお話をしたいと思います。

諸外国では、下水道やダム、自治体の産業廃棄物など、生活に密接に関わる基幹インフラとして位置づけをされています。

日本では、制度設計時に候補として検討されたものの、最終的には対象から外れました。

自然災害や老朽化が進む中で、下水処理やダムの管理、産業廃棄物処理が機能不全に陥れば衛生環境、防災の面で国民の生命健康に直結するリスクが現実に存在をします。

これらを今後、基幹インフラとして位置づける必要性をどのように評価をしているのか。

また仮に追加をする場合、地方自治体や公営企業に過度な事務、財政負担を負わせることのないよう、国としてどのような支援と簡潔な制度設計を行うのか。

小野田大臣にお伺いします。

答弁者 小野田紀美

はい、小野田大臣。

基幹インフラ制度の対象となる事業は法律上、国民生活及び経済活動の基盤となる役務であって、その安定的な提供に支障が生じた場合に国家及び国民の安全を損なう事態を生ずる恐れがあるものとされており、そのうち一定の基準を満たすものを基幹インフラ事業者として選定をしております。

その上で御指摘の事業について申し上げれば、まず下水処理については、仮にシステム障害が生じても、手動での操作や簡易な水処理により、下水処理施設等の最低限の機能化国交省より聞いております。

大臣どうなんだというお問い合わせもいただきました。

議員ご指摘のように、仮に対象事業の追加を検討する場合には、対象となる事業者の負担等も十分に考慮し、規制対象が真に必要な範囲となるよう、有識者や関係事業者等のご意見も伺いながら丁寧に調整をしてまいりたいと考えております。

委員長 山下貴司

川君。

質疑者 川裕一郎

今の質問である程度は理解できましたので、ありがとうございました。

次にシンクタンクに関して質問させていただきます。

本改正では、独立行政法人経済産業研究所リエティに総合的な経済安全保障のシンクタンクの機能を持たせる一方、内閣府は別途、重要技術戦略研究所という安全安心に関するシンクタンクを設立しようとしています。

有識者会議でも、シンクタンク機能が分散をすれば人材や資金が薄まり、経済安全保障、そして技術戦略を統合的に設計できなくなるのではと懸念もされております。

ここでお聞きをします。

リエティと重要技術戦略研究所という2つのシンクタンクを並行させることのメリットとデメリットを、政府はどのように整理をしているのか。

そして将来的に統合、再編を視野に入れ、人材、財源を集中させて、真に強いシンクタンクを作る道筋を描いているのか、それとも永久的に分散をさせたままなのか、その判断基準とタイムラインについて、大臣の所見をお聞きをします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

総合的な経済安全保障シンクタンクは、今回の法改正で、公的機関である独立行政法人内に政府主導で設置されるものでございまして、政府の要請に即応することも含め、外交、情報、防衛、経済、技術に係る調査研究を実施し、政策提言を行う唯一の政府系シンクタンクです。

他方、重要技術戦略研究所については、一般財団法人として設立される民間の機関でございまして、技術に特化し、

質疑者 川裕一郎

早速質問ですけれども、本改正に基づく各施策について、どのようなKPIを用いて日本の自立度を測り、いつ、どのようなタイミングでスクラップを含めた見直しを行うのか。

また、その評価結果と見直しの議論をどのような形で国会と国民に公開し、説明責任を果たしていくのか、政府としての具体的な方針を大臣にお伺いします。

答弁者 小野田紀美

小野田大臣。

本年1月の有識者会議において、今般の推進法の改正の検討にとどまらず、将来的な課題に先手を打つ形で対応ができるよう、今後も不断の見直しを行うことが不可欠である。

その際、時代に沿わなくなった古い制度をスクラップするという視点も忘れてはならないと指摘をいただいております。

本法案においては、施行後3年を目途に施行状況を見直すことを政府に求めておりますが、この規定にかかわらず、状況に応じて不断に見直しを行うことは当然に必要と考えており、国際情勢の変化等に対応すべく、様々な観点から施策の実施状況を検証し、法制上の措置に限らず必要な措置を検討してまいります。

次に各施策の評価とその結果の国民への公開については、例えばサプライチェーンの強靭化については毎年施策の実績を、法律上の各施策の評価と見直しの議論についても、これまで同様に国民に対する説明責任をしっかりと果たしてまいりたいと考えます。

委員長 山下貴司

川君。

質疑者 川裕一郎

以上で質問を終わります。

ありがとうございました。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

チームみらいの高山でございます。

本日はまず、今回の改正により、医療分野が基幹インフラ制度の対象に追加されることについて伺います。

近年、医療機関を狙ったサイバー攻撃は急激に深刻化しており、ランサムウェアによる電子カルテシステムの停止、外来診療、手術の一時休止といった事案が国内外で繰り返し発生しております。

患者さんの生命、健康に直接の影響が及ぶような事態を防ぐためにも、医療分野を基幹インフラとして位置づける改正は、私としても必要なものだと考えます。

他方で、医療機関は、これまで基幹インフラ制度の対象とされてきた他の分野と比較しますと、事業規模、専門人材、ガバナンス構造など、相当異なる性質を有していると思います。

大規模な病院といっても、大手金融機関や大手電力会社と比べると、これはやはり異なるわけです。

特にITサイバーセキュリティを担う専門人材の層が薄いこと、診療の継続性と情報セキュリティの両立という固有の難しさを抱えていることなど、留意すべき要素があると思います。

そこで本制度と医療機関のサイバーセキュリティ対策との関係を整理させていただきたいということも含めまして、政府参考人にお伺いいたします。

この医療分野も基幹インフラ制度の枠組みで対処するということの意義について、そして政府として対象医療機関に対し、これまで既存の基幹インフラ事業者で蓄積されてきた審査ノウハウや事務的な知見を活用すべきだと思いますが、医療現場が本来の診療業務を阻害されることなく、制度の実効性を担保するために、具体的な運用の方策としてどういったことを考えておられるか、伺いたいと思います。

政府参考人

厚生労働省森審議官。

基幹インフラに医療を追加していくに当たっての御指摘だというふうに考えております。

委員御指摘のように、この医療の分野においてサイバーセキュリティ対策していくのは、なかなか人材も、それから規模の面でも非常に難しいところがあるというふうに考えているところでございます。

今回、基幹インフラ制度の対象とすることで、対象医療機関が導入しようとする重要な設備が、我が国の外部から行われる妨害行為の手段として使用される恐れが大きいかどうかをあらかじめ国において審査し、その防止を図ることが可能になります。

また、制度の実効的な運用を確保するためには、対象医療機関を段階的に指定し、それぞれの医療機関が円滑に対応準備を進められるようにすることが重要というふうに考えております。

具体的には、特定機能病院を念頭に、本改正法案の施行時点で各ブロックにつき1病院、その後施行から3年程度の期間に、少なくとも各都道府県につき1病院を指定することというふうにしております。

その上で、先行して指定された病院の運用を丁寧に支援するとともに、それ以降に指定された病院において、先行する病院の知見等を参考としつつ、より円滑に制度への対応準備というのを進められるようにしていきたいというふうに考えております。

また、特定社会基盤事業者として指定されるかどうかにかかわらず、医療全体のサイバーセキュリティ対策として、医療情報システムに関する安全管理ガイドラインというのを策定し、対応を促しております。

それから対応状況というのをきちんと確認して、医療機関の管理者が準すべき事項として必要な措置を省令に位置づけているという取組みを行ってきているところでございます。

このように、基幹インフラとしての対応と、それから医療全体でのサイバーセキュリティ対策というのを両方並行して行って、重層的な対策というのを構築していきたいというふうに考えております。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

ありがとうございます。

これまでの御答弁にもありましたが、現実的な指定のペースということは大変重要である一方、その備え自体は待ってくれないところもあるので、おっしゃっていただいた情報の共有であったりとか、知見の共有によって、なるべく十分な備えが広く行き渡るように取り計らいをお願いしたいというふうに思います。

そして、また、基幹インフラ制度による事前審査だけで、このサイバーセキュリティの問題をすべてカバーするということではなく、基幹インフラ制度とそれ以外のサイバーセキュリティの対策とか、相互補完的に機能するということが、これは特に医療分野においても重要であると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

続いて、物資の安定供給確保に向けた相互連携協力の努力義務、並びに支障が生じる恐れがある場合の協力要請の規定について大臣に伺ってまいります。

特定重要物資のサプライチェーンの強靭化は、今回のイラン情勢の緊迫化も含め、近年の地政学的な緊張の高まりの中で、まさに国家的な課題だというふうに考えます。

今回の改正では、認定供給確保事業者にとどまらず、その関係者まで法律上の枠組みで協力要請を行えるようにするという点が大きな変化であると認識しております。

そこで大臣にお伺いします。

これまで、事務省庁というのは、こういった法律上の枠組みがなくとも、特定重要物資の安定供給に関わる課題が生じるような場合においては、いわば運用として個別に関係する企業などに対して、ヒアリングや要請、こういったものを行ってきたものと承知をしております。

今回の改正により、こうした要請が正式に法制度に基づく行為として位置づけられることになると思いますが、正式な位置づけになるということと、そして認定事業者だけでなく関係者、これは物素材メーカーであったりとか金融機関含めて関係者にも広がるということが、サプライチェーンの実態的な強靭化にどういった効果をもたらすというふうにお考えでしょうか。

また、これに関する運用上の留意点についても大臣の御見解を伺います。

答弁者 小野田紀美

小泉大臣。

今般の改正案、供給確保の計画に基づく取組が困難となる場合に、計画の認定を受けていない事業者など、本法の支援枠組の対象でない事業者も含めた幅広い関係者に対して、主務大臣が協力を求めることができる旨などを規定するものでございます。

これまではこうした規定がなく、委員御指摘のとおり、各省庁が行政指導の範囲で関係者に対して協力を求めてきたところでございまして、本規定に基づく主務大臣の要請には一定の重みがあると考えております。

委員長 山下貴司

高山君。

質疑者 高山聡史

ありがとうございます。

経済合理的で必ずしもそうではない意思決定を民間の事業者に求めるということは、例えば事業者が社内で決済を回すときに、「なぜなんだ」といったときに、「これは経済安全保障のために必要だ」という意義を説いても、やはりそれでも必要なのかという議論があるものだと思います。

これが法に基づくきちんとした正式な要請を受けたということがあれば、その事業者が社内決済、投資しやすくなるということがあると思いますし、これは金融機関における、例えば銀行の融資などでも同様のことがあり得ると思いますので、この意味合いということは大変大きなものだというふうに考えます。

最後に本法案の施行後の見直しの規定について伺います。

本法案の質疑でも再三議論に挙がっておりますとおり、経済安全保障の領域は、AIをはじめとする技術の環境の変化、地政学的環境の変化、これらが極めて急激に変化をする中で、そうした環境変化に素早く対応することが不可欠の分野であります。

条文の修正案もございますが、改めて3年という期間にかかわらず、不断の運用見直しが行われることの重要性について、この場でも触れさせていただきたいというふうに思います。

昨日の参考人質疑の中でも、何年ならいいんだ、3年ならいいのか、1年、2年なのか、こういうふうに時間軸を切るよりも、不断の検討により、大きな変化に対して常に対応できることが重要であるという趣旨の議論があったというふうに認識をしております。

政府としても今回の法改正を受けて、あるいはこれまでの3年を振り返って、今後運用の具体化を一層進めていくべきだと考えている論点、あるいは不断の見直しを特に要すると整理できる論点として、どういうものがあると考えているか、御見解を伺います。

政府参考人 内閣府経済安全保障政策統括官

内閣府経済安全保障政策統括官。

まず今お越しにいただいています法案は、経済安全保障推進法の制定から数年経過いたしまして、我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に置かれていることに鑑みまして、経済安全保障を確保するために必要なさらなる措置を講ずるために、今提出しご提出にいただいているものでございます。

それで、まずはこの改正後の本法の取組を、迅速かつ強力に推進いたしまして、経済安全保障の確保に一層取り組んでまいります。

その上で本法案は施行後3年をめどに施行状況を見直すことを政府に求めているという規定が一部入ってございますけれども、この規定にかかわらず状況に応じて各施策を不断に見直すことはご指摘いただきましたように当然に必要だと考えてございます。

で、例えば本年1月に政府の有識者会議の提言において、安全保障上重要な工事に関する機微なデータの防護等のデータセキュリティのあり方等についてご指摘をいただいておりまして、これらも含めまして様々な措置を検討してまいりたいとこのように考えてございます。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 黒田征樹

ありがとうございます。

まさに不断の取組ですね。

本法案の改正に関わるところもそうですし、官民協議会というのもございます。

民間との協議によって新たに理解が深まる点、あるいはそれによって現場での運用実態を踏まえて、制度的な手当てが必要となるような点も見つかってくることかなというふうに思いますので、必要に応じた運用改善に、そして制度改正を機動的に行っていく方針を明確に確認させていただきたいという趣旨でございました。

今回、イラン情勢のことであったりとか、あるいはAIの急激な進化というのは、事前に予見をすることが大変難しいテーマでございます。

特にAIの進化というのは、今回クロード3というものがこれほどまで国会でも大きく取り上げられましたが、AIの飛躍的な進化というのは、おそらくこの1回だけではございません。

今年、来年、どういった変化が起こるか、それによってどのような経済安全保障上の取り組みが必要となるかということは、今、現時点では我々予測が難しい種類のものであるというふうに考えます。

そういった大きな変化に対して政府としても迅速に、機動的に取り組めるような、そういった議論が必要であるということを申し上げて、私の質問を終わります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)次に塩川鉄也君。

塩川君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也(日本共産党)日本共産党の塩川鉄也です。

に関して今日は質問をいたします。

先端的な重要技術の開発支援、育成プログラムにおける研究開発構想に係る指定基金協議会、今40と承知しておりますけれども、この指定基金協議会に参加する行政機関について、防衛省、防衛装備庁も含みますけれども、防衛省が参加をしているのはいくつになるか、防衛省お答えください。

はい。

政府参考人 美根

防衛省、美根防衛装備庁技術戦略部長。

お答え申し上げます。

経済安全保障重要技術育成プログラムは、我が国の自立性、優位性、ひいては不可欠性を確保していくため、先端的な重要技術の研究開発を推進しまして、社会実装につなげるための政府の取組でありまして、研究開発等を伴走支援する枠組みとして、研究開発実施者等関係府省を含む政府関係機関等が意見交換を行う場となる指定基金協議会が設置されております。

本年3月31日時点で40の指定基金協議会が設置されておりますが、防衛省も潜在的な社会実装の担い手として想定される関係行政機関の1つとして、39の指定基金協議会に参加しておるところでございます。

委員長 山下貴司

塩川君。

質疑者 塩川鉄也

40のうち39ということですから、ほとんど全てに参加をしていると。

私もちょっと数えたら、経産省でも37でして、防衛省が一番多いのかなと思いました。

防衛省がこんなに多いというのはなぜなんでしょうか。

はい。

どちらですか。

政府参考人 美根

防衛省、美根防衛装備庁技術戦略部長。

お答え申し上げます。

先ほどありましたように、先端的な重要技術の研究開発を推進するプログラムということでございまして、当然防衛だけではなくて、広く民生にも波及するような技術だというふうには考えておりますが、我々防衛省としましても、基本的に先端技術、これを取り入れていくということで、このプログラムに、こちら指定基金協議会の方の場で参加させていただいているということでございます。

委員長 山下貴司

黒田君。

質疑者 塩川鉄也

あまり説明になっていませんが、この研究プログラムというのが、率直に言って防衛軍事に偏っていると、軍事を重視する、そういった研究体制ということがそこから見て取れるところであります。

そこで具体的な事例として光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証というのも一つ挙げられております。

このプログラムに防衛省が参加をしている理由は何でしょうか。

政府参考人 吉野

防衛省吉野サイバーセキュリティ情報課審議官。

お答えいたします。

衛星通信は自衛隊の作戦の基盤となるものでございまして、周辺国の妨害能力の向上、増大する自衛隊の通信所要に対応するためには、低軌道の衛星コンステレーションや静止軌道衛星と組み合わせて、多層的で強靭性の高い衛星通信ネットワークを構築することが必要でございます。

その中で、光通信技術は、通信容量の増大や通信ネットワークのセキュリティ向上、電波資源の枯渇への対応といった課題を解決するためのインフラとなり得るものと考えてございまして、防衛省も潜在的な社会実装の担い手となる可能性がある技術領域と考えてございます。

このため防衛省と防衛装備庁でございますが、お尋ねの事業に係る指定基金協議会に参加し、光通信に係る先端技術についての意見交換を行っておるところでございます。

委員長 山下貴司

塩川君。

質疑者 塩川鉄也

衛星通信に係る高達成の確保も含めた取組ということであります。

そういう中で防衛白書においてスタンドオフ防衛能力の獲得を目的とした衛星コンステレーションを2027年度までに構築するというのがあります。

その取組として防衛省は衛星コンステレーションの整備運営等事業、いわゆるPFI事業を推進をしております。

事業者としてスカパーJSATが落札

山下貴司 (内閣委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 山下貴司

(修正対象のテキストが極めて短く、文脈が不明確なため、提供されたルールに基づきノイズ除去および句読点の補完を行いました)通行したところです。

スカパワJSATは。

野村美穂 (国民民主党・無所属クラブ) 27発言 ▶ 動画
質疑者 塩川鉄也

本件は、スタンドオフ防衛能力の実効性確保に必要な画像情報の安定的な取得を目的に、民間企業が運営する衛星コンステレーションの構築を目指すPFI事業ですと説明をしております。

一方、この経済安全保障重要技術育成プログラム、光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証のプログラムについては、スカパーJSATとNTTが出資をしているスペースコンパスが幹事企業となっております。

まさに防衛省のPFI事業とこの経済安全保障重要技術育成プログラムと、どちらにもスカパーJSATが関与しているわけですけれども、この2つは、いわば一体のものということでしょうか。

政府参考人 吉野

吉野サイバーセキュリティ情報課審議官、お答えいたします。

今ご指摘のございました衛星コンステレーションの整備運営等の事業、PFIの事業でございますが、こちらの防衛省を既に運用してございますが、こちらと経済安全保障重要技術育成プログラム、経済安全保障重要技術育成プログラムの対象とされております光通信等の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証、これらにつきましては、それぞれ目的や内容等の異なるべく事業でございます。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

でも、経済安全保障重要技術育成プログラムにおける光通信の衛星コンステレーション基盤技術の開発実証というのは、この防衛省が行っているスタンドオフ防衛能力の獲得を目的とした衛星コンステレーションをこれに生かせるものは生かしていけるというものになってくるのではありませんか。

違いますか。

政府参考人 吉野

吉野サイバーセキュリティ情報課審議官。

経済安全保障重要技術育成プログラムで行っております事業そのものというよりも一般論として衛星間の光通信という観点で申し上げれば、こういった技術を衛星コンステレーションに組み込むことで、撮像した画像を地上で確認するまでの時間を短縮できる可能性はあるというふうに考えてございます。

その上でご指摘の経済安全保障重要技術育成プログラムの事業、これの成果を防衛省として活用するか否かにつきましては、何ら決まったものはございません。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

でも経済安全保障重要技術育成プログラムに防衛省、防衛装備庁が関係行政機関として入っているというのは、やはりこういった光通信における技術を生かしていきたいということではあるんですよね。

政府参考人 吉野

吉野サイバーセキュリティ情報課審議官。

防衛省、お尋ねの事業に係る指定資金協議会に参加してございますが、その趣旨と申し上げますのは、先ほど申し上げたとおりでございますが、防衛省も潜在的な社会実装の担い手となる可能性がある技術領域と考えておりまして、そのような観点で参加をしてごられます。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

この経済安全保障重要技術育成プログラムについては、本事業により開発を行う光通信ネットワーク技術については、災害対策、海洋監視、安全保障など、さまざまな分野での宇宙利用を拡大していく上で、必須のデータ通信基盤となることが想定されるということで、安全保障分野での活用も想定している。

だからこそ、防衛省、防衛装備庁も参加をしているということで、防衛省のこのPFI事業と経済安全保障重要技術育成プログラムの連携、連動というのは当然であります。

そこでこのスカパーJSATが落札をした防衛省のPFI事業であります衛星コンステレーションの整備運営等事業の業務要求水準書を見ますとその中には、事業者は戦争、暴動、その他これらの類似の事案が発生し、本事業に従事することが困難な状況が生じた場合でも、国が撮像指示を行い、必要な画像データの取得が実施できるよう、処置を講じなければならないとあります。

戦争とかがあっても、国が求めた画像を送れということをPFI事業者に義務づけているということですけれども、ここで言っている本事業に従事することが困難な状況が生じた場合という困難な状況というのはどういう状況を想定しているんでしょうか。

政府参考人 吉野

吉野サイバーセキュリティ情報課審議官、お答えいたします。

具体的な状況をあらかじめ想定してこちらの場で具体的に申し上げることは困難であることはご理解をいただきたいと思います。

他方で衛星コンステレーションの果たす役割の重要性を踏まえまして、継続的にこの事業を行われるよう措置を講ずるという旨をこちらの方で記載をさせていただいてございます。

質疑者 塩川鉄也

塩川君。

でもこの戦争とかという事態を想定しているということですよね。

例えば船舶のPFI事業などにおいても、民間船は通常有事では戦場に出られないわけですけれども、予備自衛官を乗せることでそれを可能にするような、PFI事業者であっても実際に戦地に行くようなそういう仕組みも構築しているということもあります。

今回の場合についても戦争のような状況であっても民間事業者、PFI事業者に対して、まさにその事業継続が困難な場合でもPFI事業者には衛星コンステレーションの整備運営に係る仕事を継続しろということを迫るということになるんじゃありませんか。

政府参考人 吉野

吉野サイバーセキュリティ情報課審議官。

お答えいたします。

こちらの衛星コンステレーションの事業に関しましては、我が国が進行する部隊等を、その防空ミサイルの脅威圏外から撃破するためのスタンドオフ防衛能力の実効性を確保する観点から、情報収集能力を強化する必要があるという認識の下で、目標情報を探知・捕捉する能力獲得を目的として構築をしているものでございます。

このような事業の趣旨の重要性を踏まえまして、業務が継続的にできるよう措置する考えでございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長塩川君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也このPFI事業では衛星を管理、運営するためにも地上システムがあるわけですよ。

地上システムは国内だけじゃなくて海外にもあるわけですよね。

そういった海外の地上システムを維持、保全、管理をするといったところでも民間事業者の仕事ということになった場合に、やはり何らかの危険を招くような、そういう事態というのも想定しているからこそ、こういった規定を業務要求仕様書に書いているということじゃないですか。

政府参考人 吉野

サイバーセキュリティ情報課審議官お答えいたします。

先ほど申し上げたとおり、PFI事業の衛星コンステレーションの事業に関しましては、我が国を守る上でのその重要性に鑑みまして、先ほど来申し上げているとおり、事業の継続ができるよう必要な措置を講ずる観点から、今のような取組をしているところでございます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長塩川君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也民間事業者を軍事に組み込むようなそういう仕組みというのは、小泉大臣。

答弁者 小泉進次郎

小泉進次郎はい。

経済プログラムは、経済安全保障の確保・強化の観点から、AIや量子、宇宙、海洋等の分野に関し、民生利用や公的利用の幅広い活用を目指して、先端的な重要技術の研究開発を推進するものでございます。

一方、本プログラムに限らず、先端的な重要技術を官民の様々な分野で活用していくことは当然でございます。

本プログラムは、防衛装備品そのものの研究開発を実施するものではございませんが、得られた成果が将来的に民間における用途のみならば、

委員長 山下貴司

山下貴司委員長小泉君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也国家を狙う事業だということを指摘をし、質問を終わります。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長これにて本案に対する質疑は終局いたしました。

この際、本案に対し、長谷川淳二君ほか5名から、自由民主党無所属の会、中道改革連合無所属、日本維新の会、国民民主党無所属クラブ、参政党及びチームみらいの共同提案による修正案が提出されております。

提出者から趣旨の説明を聴取いたします。

後藤祐一君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一ただいま議題となりました、経済施策を一体的に講ずることにより、安全保障の確保の推進に関する法律及び株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨及び内容を御説明申し上げます。

昨今の中東情勢や人工知能関連技術の動向など、我が国を取り巻く様々な状況を踏まえると、経済安全保障を推進していく観点から、官民協議会の在り方を含め、必要な措置について、速やかに検討を進める必要があります。

そこで本修正案では検討条項を追加することとしており、政府は速やかに経済活動に関し、国家及び国民の安全を損なう事態を防止するために、必要な措置のあり方について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとすることとしております。

この検討条項は交付の日から施行することとしております。

以上が本修正案の趣旨及び内容であります。

何卒委員各位の御賛同をお願い申し上げます。

委員長 山下貴司

山下貴司委員長これにて趣旨の説明は終わりました。

これより、原案及び修正案を一括して討論に入ります。

討論の申し出がありますので、これを許します。

塩川鉄也君。

質疑者 塩川鉄也

塩川鉄也私は日本共産党を代表し、経済安保推進法と改正案に対し、反対の討論を行います。

経済安保は第一次トランプ政権が打ち出したものです。

仮想敵国を前提とし、経済力、技術力を相手国への対抗手段、威圧する手段と位置付け、経済分野でも米国を中心としたブロック体制に同盟国等を組み込もうとするものです。

日本政府は軍事面での日米一体化とともに、経済安保でも米国に追従し、2022年に経済安保推進法を成立させました。

本案はそれをさらに拡大しようとするものです。

重要物資の確保を理由に、政府が関係者に対し協力要請できる規定を盛り込んでいます。

許認可権や巨額の支援など様々な権限を持つ行政機関からの要請は、事業者にとって大きな圧力となり、営業の自由の侵害が避けられません。

重大なのは、軍事への協力も対象となり得ることです。

重要物資とは何かを決めるのは政府であり、現行法の下でも、既に船体や無人航空機、半導体など、軍事と関わりが深い分野が指定されています。

その上、法案では関係者の範囲、協力の内容など、政府に白紙委任されています。

政府の裁量で広範な事業者が自衛隊や米軍への協力を迫られることになりかねません。

また、総理大臣が経済安保に関する官民協議会を設置し、その参加者に対して重要情報提供義務を課します。

官民協議会には警察や公安調査庁も参加可能です。

政府が民間事業者の情報を吸い上げ、経済安保分野における警察や情報機関の活動強化に使える仕組みであり、企業活動に対する監視介入を拡大させる懸念は拭えません。

加えて、軍事転用可能なデュアルユース技術の研究開発支援を行う、経済プログラムに参加する指定基金の対象を拡大する問題です。

現在設置されている指定基金協議会のほとんどに防衛省が参加しています。

経営プログラムが軍事と深くつながっているのは明白です。

科学技術の軍事研究を一層推進することには反対です。

さらに政府が経済安保上重要だとする海外事業への支援制度を新設する問題です。

採算が不確実なハイリスクな事業にJBICが融資するこの制度は、一企業の経営リスクを国民の財産、税金で肩代わりするものになりません。

最後に、政官癒着の問題です。

質疑で明らかになったのは、重要物資の助成金の広報になる法人の役員に、支援を受ける業界の金融の役員と天下り役人がついている実態です。

業界団体から自民党への献金など、政官業癒着の構造そのものです。

海外事業への支援制度を創設し、重要物資に役務を追加することは、こうした癒着を一層拡大させることになることは明らかです。

以上、申し述べ、討論を終わります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)これにて、討論は終局いたしました。

これより採決に入ります。

内閣提出「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」及び「株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案」、及びこれに対する修正案について採決いたします。

まず、長谷川淳二君ほか5名提出の修正案について採決いたします。

本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。

起立多数。

よって本修正案は可決されました。

次に、ただいま可決いたしました修正部分を除く原案について採決いたします。

これに賛成の諸君の起立を求めます。

起立多数。

よって本案は修正議決すべきものと決しました。

ただいま議決いたしました本案に対し、長谷川淳二君ほか5名から、自由民主党、無所属の会、中道改革連合・無所属、日本維新の会、国民民主党・無所属クラブ、参政党及びチームみらいの共同提案による附帯決議をすべしとの動議が提出されております。

提出者からの趣旨の説明を聴取いたします。

後藤祐一君。

質疑者 後藤祐一

後藤祐一(中道改革連合・無所属)ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表してその趣旨を御説明いたします。

本文の朗読により趣旨の説明に代えさせていただきます。

「経済施策を一体的に講ずることにより、安全保障の確保の推進に関する法律」及び「株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案」に対する附帯決議案。

政府は、本法の施行に当たっては、次の事項を遵守しつつ運用すべきである。

1、今次改正の適用に当たり、経済安全保障推進法第5条の経済活動に与える影響を考慮するに当たっては、経済成長に及ぼす影響に配慮するとともに、事業者の事業活動における自主性を尊重し、事業者間の適正な競争関係を不当に阻害することもないようにすること。

2、中東情勢によるナフサ不足等の事態にも対応できるよう、官民協議会の開催等を機動的に対処するとともに、サプライチェーン全体を通じた対応が可能となるような制度設計を速やかに検討すること。

3、クラウドミトスをはじめとした、高度化するAIによるサイバー攻撃等の経済安全保障上のリスクに対応するため、サイバー対処能力強化法の運用とも合わせ、本邦の基幹インフラ役務の安定的な提供の確保に関する制度において、十分な対応が可能かどうかの検討も含めて、基幹インフラ事業ごとの対策を強化すること。

4、2及び3の検討に当たっては、附則第7条第1項に基づき迅速な検討を行い、その結果に基づいて必要な法制上の措置その他の措置を講ずること。

5、指定基金については、原則として特定重要技術の研究開発の促進及びその成果の適切な活用のための資金に限ることとし、それ以外の用途を含む基金の指定については、これらに関連するものに限定すること。

6、国際協力銀行の一般業務勘定及び特別業務勘定に係る劣後的政府貸付は、経済安全保障上重要な事業への支援の適切な遂行に必要な範囲に限定すること。

7、認定特定海外事業促進業務の対象案件については、適正な審査を行った上で認定を行い、仮に損失が生じた場合には、企業の個別情報保護等への配慮の必要性や、国民への説明責任の在り方とのバランスを考慮しながら、公表の在り方を検討すること。

以上であります。

何卒委員各位の御賛同をお願いいたします。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)これにて趣旨の説明は終わりました。

採決いたします。

本動議に賛成の諸君の起立を求めます。

起立多数。

よって本案に対し、附帯決議をすることに決しました。

この際、本附帯決議に対し、政府から発言を求められておりますので、これを許します。

答弁者 小野田紀美

小野田紀美(経済安全保障担当)ただいま、御決議のありました事項につきましては、御趣旨を十分に尊重してまいります。

委員長 山下貴司

山下貴司(内閣委員長)ありがとうございます。

ただいま議決いたしました本案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

御異議なしと認めます。

よってそのように決しました。

次回は来る20日水曜日午前8時50分理事会、午前9時委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。

川裕一郎 (参政党) 1発言 ▶ 動画
質疑者 川裕一郎

ご視聴ありがとうございました。

高山聡史 (チームみらい) 1発言 ▶ 動画
質疑者 高山聡史

ご視聴ありがとうございました。

塩川鉄也 (日本共産党) 1発言 ▶ 動画
質疑者 塩川鉄也

ご視聴ありがとうございました。

後藤祐一 (中道改革連合・無所属) 1発言 ▶ 動画
質疑者 後藤祐一

ご視聴ありがとうございました。

塩川鉄也 (日本共産党) 1発言 ▶ 動画
質疑者 塩川鉄也

ご視聴ありがとうございました。

後藤祐一 (中道改革連合・無所属) 1発言 ▶ 動画
質疑者 後藤祐一

ご視聴ありがとうございました。