経済産業委員会

衆議院 2026-05-20 質疑

概要

衆議院(委員会名不明)において、赤澤亮正経済産業大臣らが出席し、幅広い産業・エネルギー政策について質疑が行われました。主要テーマとして、中小企業の健康経営支援や機微技術の流出防止、中東情勢に伴う物資不足への対策、およびラピダスの上場計画やガバナンスについて議論されました。また、脱炭素電源への財政投融資、美浜発電所周辺の避難路整備、カーボンプライシング導入による国民負担の見通し、そして契約学科制度や未踏事業を通じた高度人材育成についても答弁がなされました。

発言タイムライン

中道改革自民維新国民参政チームみらい政府委員長・議長
0分1:052:103:154:205:256:307:35大島敦若狹清田嶋要丹野み鈴木義牧野俊河合道

発言者(14名)

質疑応答(65件)

中小・小規模企業における健康経営の普及と支援
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)
  • 中小・小規模企業における健康経営の浸透率を把握し、支援策を強化すべきではないか
  • 商工会議所や専門家による伴走支援が必要ではないか
  • コーポレートガバナンス・コード改定に合わせ、人への投資を明確に位置づけるべきではないか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 問題意識を共有しており、健康経営は極めて重要である
  • 中小企業向けに周知の強化や補助金加点などのインセンティブ措置を拡大している
  • 商工会議所や専門家、税理士等と連携した具体的な伴走支援の在り方を検討していく
全文
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まず、健康経営についてということで、あまり質問は出ない領域かなと思うんですけれども、私は必要だと思ってまして、今から3年前、2023年に、商工会議所と商工会、大宮ハローワークが協力して、求人と求職のマッチングイベントがありました。

そうすると、この領域について、私としては健康経営の取組を広めたいのは、人材不足に直面する中小・小規模企業が重要だと思っています。

業種・地域・従業員規模別の浸透率を把握し、実施企業に対する支援策を強化していった方がいいと思っています。

ここは広報不足ではなく、商工会議所、商工会、健康経営を推進する専門家との伴走支援が必要と考えております。

政府の考え方を問いたいと思います。

その前に、実は今、コーポレートガバナンス・コードが改定の時期を迎えておりまして、コーポレートガバナンス・コードの中でも、人への投資を含む成長投資の方を優先的に求めることをどのように明確に位置づけるかという議論がありまして、人への投資も含めて生産性を向上させるという植物的な言い方ではなくて、人への投資を含めて企業全体の価値を上げている時代に入ってきていると思いますので、中小・小規模企業においても、こういう健康経営という観点から、商工会議所、商工会、健康経営を推進する専門家の伴走支援をしながら取り組まれることが、日本の経済を良くすることにつながると思うので、ぜひその点をご答弁をお願いします。

委員の問題意識に完全に共有をいたします。

少子高齢化に伴い、生産年齢人口の減少が見込まれる中で、企業が従業員の健康投資といった健康経営の取組、生産性向上や持続的成長を図っていくことは極めて重要であります。

また、委員御指摘のとおり、中小企業については、大企業よりも認定比率が低い状況であるため、中小企業を重点的に支援すべく、さらなる周知に加えて、認定企業への補助金加点といったインセンティブ付け措置を拡大をしているところでございます。

また、今年からの補助金も、実は健康経営優良法人が加点されるような補助金の数を増やしたり、経産省としても全力でこれを定着させようと努力をしております。

ご指摘のとおり、健康経営そのものを知らないで、健康経営に取り組んでいない事業者も多数いますので、これまでも周知活動を行ってきましたが、まさに委員ご指摘の商工会議所、商工会、健康経営を推進する専門家と連携した伴走支援についても、極めて有効な支援の一つだと考えられます。

中小・小規模企業への健康経営の普及に向けて、自治体、健康づくり支援機関、商工会や商工会議所などの経営支援機関や、健康経営に詳しい専門家、普段から中小企業とやり取りをしている税理士の皆様などが連携をして、健康経営のメリットやノウハウを伝えていくといった具体的な伴走支援の在り方を検討してまいりたいと思います。

中東情勢に伴う物資不足への現状認識と対策
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)
  • 中東情勢の長期化を前提とした国としてのマネジメントが必要ではないか
  • 政府としての現状認識と見通しを問う
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 中東情勢について具体的な余談を述べる立場ではないが、原油備蓄を8ヶ月分確保している

全文
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ある一つで、でもあと国としては基本的に今回のイラクをめぐっての紛争が長いという前提の方が、マネジメントとして国をマネジメントするには必要なのかなと思ってまして。

その点につきまして、大臣から現状認識を、もうすぐ3ヶ月になるので、日本国政府としては3ヶ月のうちには解決する見通しだったと。

ひょっとしたらこれから長く続くかもしれないという、この見立ては結構大切だと思うので、大臣の言える範囲内での御所見をお願いします。

ご通告のない質問だと思いますが、中東情勢については正直申し上げて、余談を持って何か申し上げられることがあるわけではないと思います。

ただ、一つ我が国として申し上げられるのは、これ、備蓄について繰り返しておりますけど、8ヶ月分、原油の備蓄を持ちですね。

物資不足における現場の状況と政府の対応
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- 地元の建材メーカー等で断熱材などの部材が入ってこない状況があるが、政府はどう意見を聴取しているか

答弁
畑田
  • 石油および原油製品は年を超えて確保できる目処がついている
  • ナフサやポリエチレン等の中間化学製品についても、国内精製や輸入拡大等により年を超えて継続可能である
全文
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地元、多分皆さん、委員の皆さんもそうだと思うんですけれども、地元に帰ると結構多くの方から様々な要請を受けると思うの。

比較的大きい、売上規模が40億から50億のゼネコンの経営者は、一応入っているというものは、ただ小さいところになると、なかなかそこまでは届いていないということを訴えられまして、一部町長企業の建材メーカーの方に伺っても、部材については結構上から材料が入ってこないという話を聞いたり、特にこれから北海道、夏に家を新築して、そして観光するときに、北海道だとこの土台においても、山岡さん詳しいと思うんですけど、断熱材を使用するので、断熱材がないって言うんですよ。

そうするとこれから高知に対する着手ができなくなるので、こういうようなことを政府としては、どのように意見を聴取されているのかについて、政府参考人からのご答弁をお願いします。

石油や原油製品自体、日本全体として必要になる量は確保できておりまして、年を超えて石油の供給を確保する目処がついていると。

その上で、ナフサについては備蓄原油を用いた国内の精製ですとか、それから中東以外からの輸入拡大、またポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫も合わせると。

これも年を超えて継続できるとなっています。

物資不足時の法的根拠に基づく配分措置
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- オイルショック時に作成された法律について説明を求める

答弁
畑田
  • 1973年の石油需給適正化法および国民生活安定緊急措置法が成立している
  • 必要性が認められる場合には、法律に基づき事業者や個人に対して割当や配給を行うことが可能である
全文
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で、もう一つ、政府参考人に伺いたいのは、多分第一次オイルショックのときに作った法律があるんです。

それについて説明していただけますか。

オイルショックのときの件ですけれども、これは1973年の第一次オイルショックの際に、石油需給適正化法、また国民生活安定緊急措置法、こういうものを成立させていただいておりまして、ナフサにつきましては、石油需給適正化法における石油製品の一つということでございます。

発動の必要が認められる場合には、事業者や個人に対して割り当て、または配給といった対応。

国民生活安定緊急措置法における生活関連物資等に含まれ得るというふうに解釈をされておりまして、法律の規定に照らして必要性が認められる場合には、事業者や個人に対して割当または配給等を行うことができるということになっております。

機微技術を持つ中小企業の流出防止と育成支援
質問
大島敦 (中道改革連合・無所属)

- 機微技術を持つ中小企業の情報を把握し、育成するための官民ファンドによる投資が必要ではないか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 経済安全保障推進法の改正等を活用し、機微技術を持つ中堅中小企業の把握を進める
  • JICや中小企業向けの個別の官民ファンドにおいて、支援対象に合致すれば投資は可能な状況にある
全文
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これは、機微技術の流出防止は、外為法による投資審査、輸出管理、特許の出願・非公開・情報保全だけで関係するものではないと考える。

企業側に信頼できる資本の選択肢がなければ、資金不足や事業承継を契機に、高リスクな資本や買収提案に依存せざるを得ない場合もある。

ここで一つお願いしたいのは、サプライチェーンのより深くにある機微技術を持つ中小企業の情報をさらに把握し、育成していくためには、政府系金融機関が出資する官民ファンドが必要だと思っています。

機微技術を持つ企業をより広く投資し、育成することが必要と考えるので、大臣の御答弁をお願いします。

赤澤亮正大臣、ご指摘のとおり、我が国の経済安全保障を確保する観点から、中堅中小企業の優れた技術や製造基盤を支えることは重要であります。

今般の経済安全保障推進法の改正も活用し、幅広い関係者の協力を得ながら、サプライチェーンの途絶等が起こることがないよう、機微技術を持つ中堅中小企業の把握を進めてまいりたいと思います。

また、こうした経済安全保障上重要な企業への投資を通じた育成については、いい御指摘のところでありますけれども、JICや中小企業などの個別の官民ファンドにおいて、国内産業競争力の強化や中小企業の新事業展開、事業承継、事業再生等の促進といったそれぞれの支援対象に合致をすれば投資は可能という状況になります。

脱炭素電源整備への財政投融資の必要性
質問
斉木武志 (自由民主党・無所属の会)
  • 原子力発電所等の建設費高騰や超長期投資への民間金融機関の対応の難しさを指摘
  • 政府が債務保証等の投資を行う姿勢が必要であるとの考えから、財政投融資を電源投資に組み込む必要性をどう認識しているか
答弁
久米
  • 電力安定供給と脱炭素化の両立には大規模な電源・送電線整備が短期間に必要である
  • 民間金融機関のみで必要金額を賄うことが困難な状況にあるため、電気事業法改正案に財政投融資を活用した貸付制度を盛り込み、投資を促進する
全文
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今回の改正案の肝目、私一つ大きいなのは、脱炭素電源の整備に政府の財政投融資を活用していく、要するに国として電源整備に一歩を踏み出すということが大きな肝目ではないかと思っております。

こういった、例えば原子力発電所など整備しようとすると、建設費が今すごく高騰しているんですね。

福島事故前に比べて何が変わったかといいますと、まず規制基準が強化をされて、特重施設、テロ対策であるとか、ミサイルの飛来などに備えて、サブの制御システムを持つこと。

また、メルトダウンに備えてコアキャッチャーを増設をすること。

こういった様々な付帯設備がくっついてきていますので、例えば海外に輸出しようとすると、1兆2500億とか、1兆5000億とか、とても数千億のオーダーでは済まないんじゃないか、というふうにも言われている。

こういった建設費の高騰がある。

やはり今、民間金融機関からも、みずほ銀行などによると、政府に対しては、2050年にかけて、この規模のこの電源であるとか、安全対策工事であるとか、送電網の整備、系統の整備、こういったものにこれだけのお金がかかるんじゃないかという試算も出ていて、先日政府と金融機関が行った協議でも、なかなかこれだけの長期、例えば原子力発電所などは20年建設、60年運転、40年廃炉ですから、120年の正規をまたぐ兆円単位の投資。

これに対してなかなか今、総括勘定ではなくなった民間企業、一民間企業に対して兆円単位の100年単位の融資ができるかというのはなかなか厳しいと、金利も優遇できませんよみたいな厳しい声もあったというふうに聞いております。

こういった民間金融機関がちょっとお呼び越しになる中で、やはり私は国がやはりある意味債務保証をつけて、国が投資をするんだから金融機関もついてこいよと。

こうやって一歩前に出る姿勢というのは、私は非常に必要だと思っておるんですが、この民間金融機関の態度も含めて、今この政府の財投を電源投資に入れていく必要性をどのように認識していらっしゃいますか。

DXやGXの進展に伴いまして、電力量の増加が見込まれる中、電力の安定供給の確保と脱炭素化を両立していくためには、今後短期間に集中して大規模な電源や送電線の整備を進めることが必要でございます。

その中で今、委員からもご紹介いただきましたけれども、今後長期かつ大規模な投資が増えることが見込まれる中で、民間金融機関のみで必要金額を賄うことがこれまで以上に難しくなると。

量的補完の観点で、政府による制度措置の必要性、官民協調の重要性についての指摘もあったところであります。

こうした課題に対応するため、今、国会に提出している電気事業法改正案では、電力公益機関による財政投融資を活用した貸付制度を盛り込んでおりまして、民間企業を補完することで、資金調達が難しい長期かつ大規模な電源や送電線への投資を促進してまいりたいと考えてございます。

海外における大規模電源投資への政府関与の状況
質問
斉木武志 (自由民主党・無所属の会)

- フランスのEDF再国有化や中国・ロシアの事例を挙げ、世界的に政府が大規模投資や債務保証に舵を切っている状況についてどう見ているか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 各国が異なる事情で取り組んでいるが、フランスのEDFについては、気候変動対策やエネルギー自立の確保、新規建設の加速などの観点から2023年に完全国有化されたと承知している

全文
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こうした政府が一歩、金融支援に乗り出すというのは、私は日本だけではなくて、先行している事例が世界的に、特にフランスにおいて進んでいると思います。

例えば東側諸国を見ると、例えば中国とかロシア、例えばロシアはロスアトムなど、完全に国有企業が、中国もそうですね、原子力発電所の建設をどんどんしていっている。

フランスも欧州における原子力大国ですけれども、一度は独占的な地位にあったフランス電力EDFというナショナルカンパニーがありました。

これが2000年代に民営化をされていたんだけれども、政府がここ2023年に株式をまた国有化をして、フランス電力を再国有化いたしました。

背景にあるのが、やはりそうした大規模電源投資が民間企業ではできないというところですね。

次世代革新炉、欧州型次世代革新炉であるとか、6基これから建設をしていくというふうに表明しておりますので、そういったところにおいても、民間に任せては進まないので、国が再国有化していく。

債務をきっちり引き受けて建設をしていくということは、中国であろうが、ロシアであろうが、西側の欧州諸国、フランスであろうが、皆さん、やはり政府がいろいろ試行錯誤をしながら、大規模投資の必要性、政府の債務保障の必要性という方に舵を切ってきている。

この辺りの今の各国の状況というものを、どのように、私は国際的にも必要な状況だと思っているんですが、どのように見ていらっしゃいますか。

ただいまの委員からご紹介いただきましたように、世界の国々はそれぞれに異なる経済事情やエネルギー事情を踏まえながら、電力の安定供給の確保や脱炭素の取り組みに取り組んでいるということだと承知しておりますけれども、特に今ご紹介いただいたフランス政府の取り組みに関して申し上げますれば、原子力事業者であってフランス国内最大の電力会社であるEDF、これは気候変動対策やエネルギー分野における自国の独立性を確保し、原子力発電の新規建設計画の加速や再生可能エネルギーの展開に必要な手段を確保するという観点から、2023年6月に完全国有化されたというふうに承知をしてございます。

美浜発電所周辺の避難路整備
質問
斉木武志 (自由民主党・無所属の会)
  • 美浜発電所周辺は原子力発電所に囲まれており、南方向への避難路確保が急務である
  • 新潟県の事例(柏崎刈羽)と比較して整備が進んでいない現状があるが、美浜から高島に抜ける避難路整備にどう取り組むか
答弁
山田健次
  • 原子力防災体制の充実強化は重要であり、関係省庁と連携して取り組む
  • 福井県との共創会議の工程表に三浜・高島道路等を記載しており、調査状況を踏まえつつ実現に向けて取り組む
全文
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そしてもう一つですね、となると、今お話したのは最初美浜の4号機のお話ししました。

美浜においてはですね、もう一つ声が出ているんですね。

リプレイスはいいけど、避難路がないじゃないかという声です。

美浜発電所というのはですね、先ほど7基動いていると申しましたが、東側には敦賀原子力発電所がございます。

北側には美浜発電所があります。

西側には大井、高浜の発電所がありまして、何か有事があった際には、東も北も西も原子力発電所にぐるっと囲まれている地域なんですね。

そうすると必然的に避難路は南しかないということになります。

ですので京都の方に抜けていくという動線になっています。

ただそこは今、行こうとすると山にぶち当たるんですね。

京都まで直通で行ける道がありませんので、いざ有事が起きてしまうと逃げるところがないじゃないかという話になってきます。

副大臣、今日来ていただきましたけれども、副大臣は柏崎刈羽の再稼働に携わられて、鍵になったのが、東電が1000億円を新潟県に寄付をして、これで柏崎刈羽から6方向に避難道路を整備するという、これでやはり地元の納得をいただいたという背景があると私は思っております。

これ、福井県民にとってみるとですね、柏崎は1基じゃないかと。

で、1000億円で6方向に避難路をつけると。

でも、南は福井県は7基も動いているわけです。

避難路がないわけですね。

唯一の脱出路。

これは長年要望して経産省のメニューにも載せていただきましたけど、なかなか見えないよと。

1基で1000億だったら7基だったら7000億あったっていいわけですよ。

なのにお金がない、お金がないと言ってなかなか進まない。

これはちょっとリプレイスするんだったら、少なくとも避難路はセットでしょう。

そういう町民の方のお考え、これは理屈は通っていると思うんですね。

ぜひこういった脱炭素電源に政府のお金を突っ込んでいくよと、債務保障するよと言うんだったら、逃げる道も当然確保しなきゃいけないでしょうという話なんですが、新潟に見劣りしないですね。

この美浜から高島に抜ける避難路の整備、ここはどのように取り組まれますか。

まず、避難道路の整備を含む原子力防災体制の充実強化は重要です。

経済産業省としても、内閣府等の関係省庁と連携しつつ、その充実強化にしっかりと取り組んでまいります。

その上で、福井県においては、2021年に先ほど委員からもご指摘あったように、共創会議を創設し、地域の課題や要望を伺いながら、国、自治体、事業者が一体となって策定した工程表に基づいて、地域振興や避難道路整備など、地域の課題解決に向けて取り組んでおります。

避難道路の整備につきましては、昨年2月に開催した第7回共創会議において、各立地市長や福井県のご要望などを踏まえ、今後取り組んでいく事業の例として、三浜・高島道路等を工程表に記載したところであります。

三浜・高島道路については、今週より福井県において調査が行われており、その状況等を踏まえつつ、共創会議の枠組みの下、引き続き福井県等と相談しながら、工程表の実現に向けて一つ一つ取り組みを進めてまいります。

避難路整備の財源確保と進捗への不満
質問
斉木武志 (自由民主党・無所属の会)
  • 共創会議のメニューに載っているが、新潟の事例に比べて進捗が遅いのではないか
  • リプレイスを検討する地域に避難路がないのは憂慮すべきであり、財源の工夫を含め、町民が納得できる対応を求める
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 三浜道路については工程表に位置づけ交付金を措置しており、今後の調査進捗に応じて追加額を措置していく考えである
  • 他県との比較による住民の感情をしっかりと受け止め、工程表の内容を確実に遂行しつつ、丁寧に対策を考えていきたい
全文
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ただですね、共創会議のメニューにはもう従前から載っているわけでして、今お聞きしたのは、新潟県があれだけ6方向に大々的に東電がお金を出して避難路を作るよと言っている割にはですね、なかなか資源エネルギー庁さん、共創会議に長年載せているけど、進捗していないんじゃないの?というところだと思うんですよ。

そこのところ、財源の問題あると思うんですけれども、財源の問題は今日もお話ししたじゃないですか。

なければ財を持ってくるであるとかね、さまざまな知恵の使い方というのはあると思うんです。

もうちょっとね、柏崎刈羽はあれだけ再稼働に取り組まれたわけですから、地元も副大臣に行かれて、いろいろと汗をかかれたわけでして、地元の肌感覚というのは知ってらっしゃると思います。

そういった意味で、リプレイスも視野に入れている地域に避難路がないというのは、これはなかなか憂慮すべきことですので、もう少しね、思いを寄せていただきたいなと思うんですが、財源の工夫含めて、じゃあ去年と何が変わったのかと。

本当に町民の方が納得できるようなご発言いただけませんでしょうか。

三浜道路の状況、競争会議の工程表に位置づけられて、今、交付金を措置しておりますけれども、この調査ですね、これまでの交付決定額がございますけれども、今後調査の進捗に応じてですね、追加額をしっかり措置していくという考え方で対応してまいりたいというふうに思っております。

今申し上げたとおり、当店の柏崎刈羽の特殊状というのは、今、政府の参考人から申し上げたとおりでございますけれども、その上で、やっぱり地元の住民の皆さんの感情としては、隣の県であれだけやってくれているのにという思いがあるということは、しっかりと受け止めて、まず、この工程表に載せているものをしっかりと取り組んでいくとともに、そういった声を丁寧にお聞きしながら、これからの対策を考えていきたいと思います。

ラピダスの上場市場とIR計画
質問
若狹清史 (日本維新の会)
  • NASDAQやニューヨーク証券取引所などの海外市場への上場や重複上場を検討しているか
  • 海外市場上場時に黄金株が会社法や外為法上で有効に機能するか
  • 投資家への周知に向けた政府のIR計画はどうなっているか
答弁
野原
  • 国内市場を主としつつ国外も排除せずに検討しており、具体策は事業進展に合わせて検討する
  • インペックスの事例などを参考に、上場に向けて関係者と調整を行う
  • ラピダスが事業計画の進捗を積極的にアピールし、ガバナンスを確保する方針を後押しする
全文
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現時点では、私が推測するのですけれども、当初プライム市場への上場が続くかなと理解をしておりますが、GAFAMや海外AIデータセンター事業者を主要顧客として見込む観点から、NASDAQやニューヨーク証券取引所などの海外市場への上場、重複上場も選択肢として検討されているのか、お聞かせください。

海外市場で上場する場合、私もいろいろなIPO支援を国内外でさせていただきましたけれども、黄金株は会社法、また外国為替及び外国貿易法上も有効に機能するのかという質問をしたいんですけれども、きっとその辺は細かくご検討いただいていると思います。

良くも悪くも、敵も味方も、私たちのプランはすごいんだよ、魅力があるんだよという事業だということを投資家、そしてそれに対して何かやろうとしている人たちに対しても周知していくというところの時間だと今は思っておるんですけれども、政府としてどのようなIR計画を検討しているのかをお聞かせください。

申し上げますけれども、最初の点、まずですね、上場、どの市場で上場しますかという話と、上場に向けてですね、前向きなアピールが必要なのかという点でございますが、この点につきましては、2031年度頃の上場につきましては、国内消費市場、もちろん国外も排除せずに検討されているというふうに聞いております。

具体的な上場先につきましては、今後事業が進展していく中で具体的に検討されていくものと承知しております。

さらに株式市場で前向きな評価がなされるよう、ラピダスとしては事業計画やその順調な進捗を幅広い企業等に対して積極的に働きかけアピールすること。

それから、指名委員会等設置会社への移行を展望しつつ、社外取締役を中心とした上場企業と同等の財務ガバナンスを確保していくことなどを進める方針というふうに承知をしておりまして、経済産業省としてもこの点についてはしっかり後押ししてまいりたいと考えております。

例えばインペックスは黄金株を有しつつ東京証券取引所に上場しているものと承知しておりまして、そのような例も参考にしながらですね、上場に向けて関係者としっかり調整を行っていきたいと思います。

ラピダスの出資比率維持とバイアウト方針
質問
若狹清史 (日本維新の会)
  • 民間増資が進んだ場合、政府が民間最大株主より1%多い議決権を維持する方針か、または追加出資を行うか
  • IPO後に政府持ち分を売却して国費を回収するバイアウトを検討しているか、あるいは長期保有するか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 無議決権種類株を議決権種類株に転換することで、政府が第一等株主である形を維持する方針である

全文
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第二に、2026年2月に政府、民間合わせて約2670億の資金調達を実施して32社が民間参画者と承知しておりますけれども、今後さらに大規模な民間増資が進んだ場合、政府は民間最大株主より1%が多い議決権を維持するという方針を堅持するのか、または希薄化防止のために追加出資を行う予定があるのか。

またIPOをした後に政府持ち分を段階的に売却し、国費を回収する、いわゆるバイアウトを考えているのか、それでも長期保有にするのか、こういった現在のお考えをお聞かせください。

事業者の経営判断の迅速性、それから半導体に関する政策目的達成のためのガバナンスの確保等をこの3種類の株式を持つことによって図っているところでございますが、今後、民間からの出資が追加されて増えると、民間からの出資は議決権株式だけになっていますので、そうすると政府の議決権が相対的に少なくなるという、比率が少なくなるということが想定されますけれども、既存株主や政府によるラピダスのガバナンスに与える影響等を勘案しながら、政府が保有する無議決権種類株を議決権種類株に転換していくということで、政府がラピダスの第一等株主である形を維持する方針でございます。

ラピダスへの現物出資と資産査定
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- 現物出資における資産評価のばらつきを避けるため、第三者委員会等の評価を導入して検討してほしい

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 外部有識者委員会の意見を踏まえ、NEDO、IPA、ラピダスと連携して具体的な資産査定方法を検討する

全文
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また聞くと、現物出資も検討されているということですけれども、現物出資に関しては相当大変な作業が想定されます。

これはなぜかというと評価がまちまちで、いろんな方々によって現物出資の評価はめちゃくちゃ変わってくると思いますので、ここはぜひ第三者委員会等の評価も入れて検討していただければという要望になります。

政府としては今後出資対象資産の公正な価値評価の進め方等について速やかに方針を固めまして、外部有識者委員会の意見も踏まえながらNEDO、IPA、ラピダスとも連携調整しつつ、具体的などういうふうな方法で資産査定をするかということについて検討を進めてまいりたいと考えております。

ラピダスの海外顧客獲得に向けた取り組み
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- TSMC等の競合と比較して海外大口顧客の確保が不十分な中、政府として通商上のどのような働きかけを展開しているか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 現在、国内外60社以上(多くが海外企業)と協議中である
  • キヤノンやIBM等の最先端半導体設計への支援を通じて、ラピダスの製造技術活用を想定したエコシステム形成に取り組む
全文
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クエストグローバルやテンストレンドとの協業も進んでいるようですけれども、競合のTSMCと比べると、海外大口顧客の確保はまだ道半ばかなというふうに見ております。

実際N-2ぐらいの段階になったときに、ある程度の見通しがついていないとIPOは非常に遠のくと思っておりますが、政府として顧客獲得に向けた通商上の働きかけを具体的にどのように展開しているのかをお聞かせください。

足元でラピダスは、国内外の顧客60社以上と現在協議中でありますけれども、このうちの多くが海外企業である状況であります。

経済産業省といたしましても、先ほどのご指摘があったキヤノンに加えまして、IBMなどにつきましても取り組む最先端の半導体設計に対する支援を決定しているところであります。

こうしたプロジェクトにおきましては、ラピダスの製造技術を活用することが想定されているものでございます。

引き続き、最先端半導体の需要の創出と供給の強化を図るためのエコシステムの形成に向けて、全力で取り組んでまいります。

補助金の収益納付制度の実績
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- ものづくり補助金および事業再構築補助金において、制度期間中に実際に収益納付が発生した件数と返還額の合計はいくらか

答弁
山崎
  • ものづくり補助金:33件、返還額 約7700万円
  • 事業再構築補助金:331件、返還額 約11億円
全文
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ここでちょっと時間の関係もあるので、2点お伺いしたいんですけれども、ものづくり補助金、事業再構築補助金が、制度存在期間中に実際に収益納付が発生した件数と返還額の合計はそれぞれいくらかを教えてください。

収益納付が生じなかった事業が大半であれば、赤字による免除だったのか、そもそも制度の成果が出ていないのか、ここら辺は非常に大事なところなので、具体的な数値でお答えをお願いいたします。

収益納付の実績でございますが、まず、ものづくり補助金ですが、令和元年度補正予算事業から令和5年度補正予算事業に実施した中で、計33件、その返還額は約7700万円でございます。

事業再構築補助金は、令和2年度補正予算事業より実施した中で、計331件、返還額の合計は約11億円となってございます。

LNGの融通の具体的内容
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- LNGの融通について具体的にどのような内容を指しているのか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 現時点で民間ベースの具体的な話は承知していない
  • 原油の共同備蓄と同様に、電力の観点からLNGを融通し合うことは意味があると考えて話をしている
全文
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通告しておりませんが、大臣、一方で中を見てみますと、アジアでの原油の共同備蓄というのは、なんとなくイメージが湧くわけでありまして、国家備蓄がありますので、それを国と国同士でやるんだろうなと思いますが、LNGの融通というのは、LNGは国が持っているわけではなく、民間企業が持っているものだと私は承知をしておりますが、LNGの融通というのは具体的に何のことをおっしゃっておられるのか、もしご存じであれば、分からなければ事務方はちょっと誰か答えてください。

赤澤亮正経済産業大臣LNGについてですね、民間ベースでどういう話をしているかについて、私は現時点で承知はしておりませんが、基本的に原油について共同備蓄みたいなことを作るのと合わせて、電力という意味で言うとLNGについて融通し合うということが非常に意味があるから、とりあえずそこについては話をしているということだと思います。

具体的なことについては内容が分かり次第お話をしたいというふうに思います。

中長期的なエネルギー供給構造の転換
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 中東情勢の緊迫化を受け、中長期的にどのようなエネルギー供給構造を目指していくのか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 中東依存度を減らす努力はしてきたが、依然として不十分であるとの認識を共有している
  • 再エネや原子力など、安全・安定供給・経済効率・環境適合(S+3E)のバランスを取りながら、自給率を向上させ、危機に耐えうる構造への転換を図る
全文
質問・答弁の全文を表示

通告に従って質問をさせていただきたいと思いますが、中東情勢は引き続き緊迫しておりまして、我が国のエネルギー安全保障は重大な局面を迎えていると思います。

中長期的な将来を見据えた構造転換を進めていくという必要が、もう今こそその御決断をいただく時なんじゃないかなと私は思っています。

政府として、今回の危機をどのように認識し、中長期的にどのようなエネルギー供給構造を目指していくのか、赤澤大臣の御所見を伺います。

まずですね、短期的に需要抑制、中長期的には構造転換という委員の問題意識だと思います。

私はそれについては全く共有をするものであります。

加えて一時期、私の記憶が間違えなければ、中東依存度が6割台ぐらいまで落ちたんですけど、その後、例えばイランへの制裁があったりとか、あるいは東南アジアの国々が、むしろ非常に自分たちの原油消費量が増えちゃったりとか、いろんなことであるいはロシアの制裁があったり、とにかくいろんなことで、結局また元に戻ったところで今回直撃ということで、努力はしてきたものの、足りてないじゃないかと言われれば、本当にその通りだということだと思います。

そして今回の中東情勢を踏まえて、エネルギー自給率の向上の重要性について再認識されましたので、さらに再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することにより、エネルギー自給率の向上を図ってまいりたいと思いますし、いつも申し上げております安全性、安定供給、経済効率性、環境適合のいわゆるS+3Eのバランスをとりながら、今回のようなエネルギー危機にも耐えうるエネルギー自給構造への転換を図ってまいりたいというふうに思っております。

ガソリン補助金の執行状況と評価
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 燃料油価格激変緩和事業の執行状況、支給総額、および価格抑制効果の評価について

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • ガソリン価格を170円前後に抑えており、一定の効果を上げていると評価している
  • 今後の持続可能性については、物価動向や経済への影響を注視し、経産省として検討を進める
全文
質問・答弁の全文を表示

次にガソリン補助金について教えていただきたいと思います。

確認しておきたいのですが、現在の補助事業の執行状況、そしてこれまでの支給総額、価格抑制効果について、政府はどのように評価をしておられるでしょうか。

はい、燃料価格の激変緩和措置について言うと、これはガソリン価格が200円ですね、リッターを超える水準に急騰する恐れがあった中、国民の皆様の生活と経済活動を守るため、緊急的に、速やかにガソリン価格を引き下げるために講じたというものであります。

委員御案内のとおり、一応170円前後に抑えられていて、今ガソリン価格が。

これは高市政権発足する前の1年間が、平均すると178円でしたので、一定の効果は上げていると。

明らかに200円を超えるようなガソリン価格が実際に起こってしまった時と比べれば、これはもう相当程度効果はあるというふうに思っています。

ということで、中東情勢が不透明である中でありますが、しかも一定の効果は当然認められたガソリン補助金でありますけれども、市場で継続することが適切か、予断を持ってなかなかお答えできないですが、今後の物価動向や経済に与える影響を注視しながら、経済産業省として必要な検討を進めてまいりたいと考えております。

ガソリン補助金の累積支給額
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- これまでのガソリン補助金の累積支給総額について

答弁
佐々木

- 総予算額(基金に入れた額)は約8兆9668億円であり、残高約9800億円を差し引いた約8兆円が執行額である

全文
質問・答弁の全文を表示

これまでの支給総額も通告させていただいたかと思いますが。

総予算額8兆9千億円。

総予算額でこれまで激変緩和基金に入れた額が8兆9668億円でございました。

で、残っている、基金残っている残高が約9800億円でありますので、その差額約8兆円ぐらいが執行額だというふうに理解してございます。

ガソリン価格決定の透明性と元売の収益認識
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 元売各社の価格決定の仕組みや収益認識をどのように把握し、国民への説明責任を果たすのか

答弁
佐々木
  • 卸売価格は国際原油価格の変動に基づき週単位で決定されており、上昇・下落ともに反映速度は同じである
  • 小売価格はガソリンスタンド経営者の判断(在庫や競争環境)によるため、変動タイミングは一概に言えないが、通常1〜2週間で反映される
全文
質問・答弁の全文を表示

次に、元売各社の収益認識について伺いたいと思います。

しかしながら、国民負担、これだけ急騰に使って下げてきている中で、どういう仕組みになっているのかというのは、明らかにしておくべきではないかと思いまして、価格決定の透明性、これはどういうふうになっているのかということを確認したいと思っています。

政府として、元売各社の価格決定や収益認識について、どのように把握しておられるか。

国民に対する説明責任をどのように果たしていくのか伺います。

石油製品の卸売価格につきましては、週ごとの国際原油価格の変動に基づいて、週ごとに決められているものと承知をしてございます。

一方、従って国際原油価格が上昇する局面においても、下落する局面においても、石油製品の卸売価格に反映される速さは基本的には同じだと考えており、そういったご指摘のような批判は当たらないのではないかと思います。

ただ一方で、ガソリンの小売価格でありますが、こちらにつきましてはガソリンスタンドの経営者が経営判断として在庫の仕入れ価格や周辺との競争環境なども踏まえて決められるものであり、その変動のタイミングや下げ幅を一概に申し上げることは難しいというふうに考えてございます。

入れ替わる期間を踏まえると、国際原油価格の変動や補助金の効果を反映した小売価格になるまで1、2週間程度を要するものの、早期に価格に反映されるということだというふうに理解をしてございます。

中東駐在員の安全確保と派遣支援
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 外務省の渡航中止勧告(レベル3)が出ている中、関係企業の駐在員派遣や安全確保についてどのような対応を行っているか

答弁
上田

- 危険レベル3を維持しつつも、5月13日に内容を一部改定し、復旧復興に寄与する企業や真にやむを得ない事情がある場合の対応について整理した

全文
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次に、中東地域における法人企業支援に関して伺います。

政府として関係企業との情報共有、安全確保、人員派遣の支援など、どのような対応を行っているのかお聞かせください。

法人保護の観点から申し上げますと、湾岸諸国等における危険情報につきましては、民間施設等にも攻撃の被害が発生したことを踏まえまして、現在、UAE、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビアの一部、バーレーン、ヨルダンの一部につきまして、委員御指摘のとおり、渡航中止勧告に相当する危険レベル3となってございます。

ただその上で、4月8日以降、米イラン間で停戦が継続している状況を踏まえまして、先週でございますが、5月13日付で、先ほど申し上げた危険情報の内容を一部、改定をいたしました。

危険レベル3は維持をいたしつつも、これら各国の復旧復興に寄与する企業、日本企業団体の取組と、真にやむを得ない事情がある場合には、はい。

船舶戦争保険への公的支援
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 民間保険市場で戦争リスクの保障が困難になった場合、政府による再保険支援などの公的関与を検討すべきではないか

答弁
河野義博 (中道改革連合・無所属)
  • 現時点では、業界団体から保険は問題なく提供されており、保険料も支障をきたすほど上昇していないとの報告を受けている
  • 今後の仮定の話に答えることは困難だが、情勢を注視し万全を期す
全文
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次に、中東からの原油輸入の再開維持に向けた支援措置について伺います。

エネルギー安全保障は国家存立に関わる問題であり、民間のみで負担しきれない戦争リスクについては、一定の公的関与も検討する余地があるのではないかと思います。

例えば、政府による再保険支援や、危機時の限定的保障スキームなど、諸外国の制度も参考にしながら検討すべきと考えますが、政府の見解を伺います。

船舶を運航する際は、船主等が船体に関する損害や第三者への損害賠償などに備えて、海上保険に加入しておりますが、海運業界団体からは、委員御指摘の戦争リスクに対応するための保険も含めて、船舶の運航に必要となる保険は、引き続き問題なく提供されているとの報告を受けております。

また、現時点で、船舶の運航に支障をきたすほど、保険料も上昇していないという報告も受けております。

委員御指摘のとおり、御指摘のような現時点で家庭の話についてはお答えすることは困難でありますけれども、国交省としては海上保険の観点も含めて中東情勢を注視するとともに、関係業界や関係省庁との間で連絡を密に取り、対応に万全を期してまいります。

輸送船舶の確保と業界連携
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 日本向けの輸送手段を安定的に維持するため、海運会社や商社等の関係業界との連携調整をどのように進めているか

答弁
佐々木

- 傭船料の変動や港の制限により配船計画の精査が必要な状況だが、現時点で原油輸出に必要な船舶の確保に支障は出ていないことを確認している

全文
質問・答弁の全文を表示

輸送船舶の確保についても伺いたいと思います。

政府としては、この業界との連携調整支援をどのように進めていられているでしょうか。

中東情勢の緊迫化以降、傭船料の価格の変動ですとか、海運会社によって着港できる、港に着くことのできる、その港の制限が生じていることから、原油調達に必要な船舶の確保に追加的な交渉や配船計画の精査が必要になっているものの、私ども日々も取りの方々と話をさせていただいておりますけれども、現時点では調達契約が締結することができた原油を輸出するために、必要な船舶の確保に支障は出ていないと、こういうことを確認しているところであります。

引き続き、民間事業者及び関係省庁としっかり連携しつつ、現有の代替調達に万全を期してまいりたいと考えてございます。

製油所の設備改修への政策支援
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)

- 中東以外の原油を処理するための製油所の設備改修や高度化に対し、政策的な支援を行う考えはあるか

答弁
佐々木
  • 現時点では、既存設備での効率的な精製が継続されており、直ちに改修が必要との認識はない
  • ただし、安定供給に支障が出ないよう、調達多角化に必要な措置についてはあらゆる選択肢を排除せず検討する
全文
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次に、原油の調達多様化に向けた製油所投資について伺いたいと思います。

政府として、製油所の高度化、多様原油への対応投資、設備改修などに対して、政策支援を行う考えはあるのでしょうか。

方針をお聞かせください。

代替調達が進展している現在においても、元より各社は様々な原油を調達し、必要に応じてそれらを混合する等の措置を取ることで、既存の精製設備で効率的な精製を継続しており、精製設備の新設や改修が直ちに必要になるとは認識をしてございません。

他方、ご指摘のとおり、設備の制約が安定供給に支障を与えないこと、これは極めて重要なことでありまして、現状調達の多角化を進めるために必要な措置については、今後、精製設備の対応を含め、あらゆる選択肢を排除せずに検討してまいりたいと考えてございます。

米国における再生可能エネルギー急拡大の理由
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- トランプ政権下で米国で再エネが急拡大している理由について、大臣の見解を問う

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 米国のガソリン価格が上昇しており、生活防衛の観点から再エネや省エネへの意識が国民の間で広がっているためと推測される

全文
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先日日経新聞にちょっと面白いタイトルの記事がございましてね。

ファイナンシャルタイムズからの訳でございますが、再生エネルギーがなぜかアメリカで急拡大していると。

トランプ政権のもとでと。

トランプ政権言うまでもなく、掘って掘って掘りまくれの人ですからね。

要するに、化石資源を使いまくろうと、もう関係ないと気候変動、そんな感じでやったわけですけれども、結果はですね、再エネがアメリカで今急拡大している。

なぜだと大臣思いますか。

必ずしもご通告があったあれではないので、思ったことでお答えをしますが、今ですね、世界中のガソリン価格を調べるとですね、日本は米国と並んで一番低い方。

そういう中で、我が国は世界の中で一番安いんですが、米国はそれに並んでおりまして。

米国がリッター当たり、ガソリンの価格を上げると同じというより、極めて高くなっているという感覚は私にはあります。

ということなので、少なくともやっぱり米国民の皆様が生活を防衛するという意味で、ガソリン価格は今までと比べてはかなり上がっているので、それについては少なくともですね、再エネとか省エネルギーとか考えなきゃダメじゃないかという、そういう国民の間に感覚が広まっているものではないかというふうに、一つの理由としては推測をいたします。

日韓の電力国際連携線の検討
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 日韓関係が改善している今こそ、電力の国際連携線の検討をすべきではないか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- アジアでの連携を強める大きな方向性には賛同するが、国際連携線については、関係が悪化した際のリスクや依存度の観点から慎重な検討が必要である

全文
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ちょっと質問通告していない質問をもう一つだけお願いしたいんですが、日韓が昨日首脳会談行われました。

今こそ、日韓の国際連携線、電力の国際連携線を検討するべきだと私はずっと申し上げております。

そのためにもう民間はやる気になっていたという話が10年前からございますが、政治がやはりブレーキをかけていた。

今それをもう一度考えるチャンスかなと私は思っているんですが、これは答弁何もないと思うんですけど、何か見ていただいて、大臣の個人的な見解でいいと思う。

日韓の電力、通信、日本が一国に閉じているから、さまざま難しい面もある。

ヨーロッパは言うまでもなく連携線がつながっているわけでありまして、日本と韓国のような非常に近い距離でありますので、それを検討するべき時が来ているということを、昨年の議連でも韓国で言ってまいりました。

ぜひご意見をいただきたいと思います。

その上で、今のお話でありますが、大きな流れとしては、ホルムズ海峡を事実上閉鎖する国がいると、経済的威圧の典型的なものでありますが、あるいは重要鉱物の供給を絞ってみたりとか、そういう国が出てきたときに、どうも今までは産油国と消費国というのは割と利害が対立してお互い利益追求みたいなのがあったのが、むしろその国を除く産油国、消費国が一体となってですね、そういう取り組みは全部無効化していこうということで、まさにそれに乗っているのが高市総理が提唱したパワーアジアでありまして、アジアの国でもっと地区も増やしていこうとか、いざって時にお互い融通をしようとか、いろんなことを考えて、その中に当然韓国もパートナーとして入ってくるということだと思います。

大きな考え方、流れとしては、委員のご指摘、全くその通りだと思いますが、具体的に国際連携線ということになると、これ逆にまたいざというと、これ言い方難しいですが、日韓関係がずっといつも安定して良ければいいですけれども、そうでない場合に、ついて言うと、例えばリスクもあるかもしれない、ある意味では依存度ということで、測っておかなきゃいけない部分かもしれませんので、慎重な検討が必要だということに、私は現時点で考えております。

省エネ・再エネの社会実装と経産省の主導権
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)
  • 日本の省エネ加速が他国に比べ見劣りすることへの理解を求める
  • 住宅や農地など他省庁と所管が分かれている分野において、経産省が主体的に社会実装を推進すべきではないか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 省エネ・再エネ政策は関係省庁と連携して取り組んでおり、省エネ支援パッケージ等で方向性をまとめている
  • 経産省の存在感が薄いという指摘を真摯に受け止め、より意欲的に取り組む
全文
質問・答弁の全文を表示

これ90年以降の日本は、ちょっと残念な状況にある。

この数十年間の日本の省エネの加速は、ほかの先進国に比べると相当見劣りがするんだ。

その覚悟が大臣にあるかということと、とりわけ私がいろいろと今まで調べてきて感じるのは、他の役所とまたがる仕事が結構ありますね。

私びっくりしたんだけども、オフサイトPPAになると環境省がやっているという話ですね。

そして、住宅の屋根上ソーラーになると国交省という話があります。

そういうところでちょっとお呼び越しというか、ちょっと遠慮気味でね、私は経産省の存在があまり見えないような印象があるんですよね。

しかし、社会実装していくという最後のところにですね、今回力を入れないと、今目の前で苦しんでいる生活と、目の前で苦しんでいる産業にはね、やっぱり時間が勝負ですから。

今あるものをどんどん社会に広げていくというところで、ぜひ力を入れていただきたいということの御答弁いただきたいと思います。

そして我が経済産業省は、その設置法に基づき、電力の安定的かつ効率的な供給の確保のほか、省エネルギーに関する政策、再生可能エネルギーをはじめとする新エネルギーに関する政策を所掌しております。

再生可能エネルギーや省エネルギーについては、政府全体で進めている地球温暖化対策の観点や、各省庁の所管する個別政策領域ごとの取り組みとも密接に関係することから、経済産業省が指導しつつ、こうした関係省庁とも連携しながら取り組んでいるところです。

例えば省エネ支援政策については、毎年経済産業省が積極的に働きかけながら、国土交通省、環境省と連携して省エネ支援パッケージとして方向性を取りまとめた上で、関係省庁の支援策を同時並行して取り組んでいるところです。

ただ、委員の御指摘で、ちょっと経産省が影が薄いというお話でありますので、さらにしっかりやる気を出して取り組んでまいりたいというふうに思います。

政府・地方公共団体施設への太陽光発電導入状況
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 政府施設および地方公共団体施設における太陽光発電の直近の導入容量および2030年度目標に対する達成率を問う

答弁
環境大臣政務官
  • 政府施設:目標約58MWに対し導入量約2MW(進捗約3%)
  • 地方公共団体施設:目標約4820MWに対し導入量約300MW(進捗約6%)
全文
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今ですね、日本の政府の施設における太陽光発電の直近の導入状況はどういうふうでしょうか。

設備容量。

そして2030年度の導入目標というのが、エネ基第七次にございますが、それに対する導入割合はいくらでしょうか。

同じように、地方公共団体の施設に関しては、導入割合はどんな状況ですか。

政府が保有する施設につきましては、令和4年度以降、令和12年度までに約58MWの太陽光発電を追加的に導入することを目標としております。

これに対しまして、令和4年度のスタートから令和7年度までの追加的な導入量は約2MWとなっております。

目標に対する進捗状況は約3%になっております。

また併せて、地方公共団体が保有する施設につきましては、令和4年度以降、令和12年度までに約4820MWの太陽光発電を追加的に導入することを目標としております。

これに対しまして、令和4年度から令和7年度までの追加的な導入量は約300MWとなっており、目標に対する進捗状況は約6%となっております。

政府施設の再エネ導入目標の低進捗への対応
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 2030年まで残り4年で達成率が極めて低い現状をどう改善するのか、大臣の覚悟を問う

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 率先垂範ができていない現状を重く受け止める
  • 第7次エネルギー基本計画に基づき、目標達成スピードを早めるために何ができるか真剣に検討する
全文
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田嶋要あと4年しかないんですけど、どうするんですか。

どうするんですか。

どうするんですかこれ。

やれます?だからそういうことをやってて本当にいいんですか、日本は。

だから私は、無理だとは思うけれども最善頑張っていただいて、まだ私はやっていないことたくさんあると思っているので、ぜひ大臣に覚悟を持ってやらない選択肢はもうないと、全部やるということを宣言していただきたいと思っています。

赤澤大臣、委員のご指摘を重く受け止めます。

官庁が民に率先をきちっとたれるべきというのはご指摘のとおりだと思いますので、2030年までで今の到達状況だとなかなか今聞いた目標については到達しないところがあると思いますが、そこについては政府全体としてですね、目標への達成スピードを早めるために何ができるかは真剣に考えてください。

赤澤大臣、今おっしゃったことは重く受け止めます。

ということは、これよろしくないと言いますか、率先垂範という意味では全く逆の状態になっているということだと思います。

今の委員のご指摘も踏まえて、よく確認をさせていただいた上で、何ができるか真剣に考えていきたいというふうに思います。

オフサイトPPAの所管について
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 企業の取り組みであるオフサイトPPAを環境省が所管しているのは不適切であり、経産省が主体的に動くべきではないか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 経産省が省エネ政策を所管していることは間違いなく、過去の経緯を踏まえた上で、何ができるか考えていく

全文
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それからオフサイトPPAを環境省がやっているというのは、私は腑に落ちませんね。

だから、いわゆるFITじゃないオフサイトPPAは、これは企業の話ですから。

環境省、経産省でしょ、やっぱりこれ。

もうちょっと主体的に動いていただけません?

経産省が省エネについて政策所管していることは間違いのないところでありますし、データに基づく委員の一つ一つのご指摘は、大変重く受け止めさせていただきたいと思います。

その上で、所掌については過去の経緯等もいろいろあるようですから、しっかりその辺も踏まえて理解した上で、何ができるか考えてまいりたいというふうに思います。

首都圏CCS事業の現状
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 千葉県における首都圏CCS事業の現在の状況を問う

答弁
龍崎

- 特定区域に指定し、本年4月に首都圏CCS株式会社へ試掘許可を出した。今後、安定的な貯留の可否や事業性を確認する

全文
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これ、山岡筆頭の苫小牧が第1箇所目でね、私も視察にさせていただいて、もちろん法案にも賛成して応援している立場でございますが、首都圏CCSは東京の近辺でございます。

どこかというと我が千葉県でございますが、現在どういう状況でしょうか。

ご指摘の九十九里沖のCCS事業でございますけれども、地質を専門とする有識者からの見解も踏まえまして、CO2の貯留に適した貯留層が存在し、またはその可能性があると認められたことから、昨年9月、CCS事業法に基づき、試掘を行うための特定区域に指定してございます。

その後、首都圏CCS株式会社より、試掘の許可申請を受けて審査を行いまして、本年4月に同社に対して試掘の許可を行ったところということでございます。

今後、首都圏CCS株式会社が試験による調査を行いまして、CO2の安定的な貯留を行えるかどうか、それからCO2の貯留に適した地層が広範囲に存在し、事業性があるかどうか、などについて確認をしていく。

首都圏CCS事業の事業性と不確実性
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 事業性があるかの確認はこれからであり、現時点では何も決まっていないという理解でよいか

答弁
龍崎

- 安全性や適した地層の存在を確認した上で、事業者が事業性を判断することになる

全文
質問・答弁の全文を表示

つまり、事業性があるかの確認はこれからだということですね。

何も決まっていないという理解でいいですか。

貯留に行います際の安全性、それから広範囲に適した地層が存在するか、それに基づいて事業性についても当然事業者ですから判断をしていくと、こういうことになってまいります。

首都圏CCS事業に関与する自治体数
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 首都圏CCS事業に一体いくつの自治体が関与し、どのようなメリットがあるのか

答弁
龍崎

- 特定区域の4自治体、分離回収施設およびパイプライン検討中の自治体9自治体、および千葉県を合わせ、重複を除き計13自治体が関係する

全文
質問・答弁の全文を表示

一体いくつの自治体が関与し、どういうメリットがその自治体にあるのか、御答弁いただけますか。

まず関係自治体の数でございますけれども、今般指定した特定区域は4つの自治体の受け合いにございます。

また、首都圏CCS株式会社の現時点での計画では、CO2の分離回収を行う製鉄所の所在自治体と、ご指摘もありました、検討中のパイプラインが通る自治体、これが合計で9つということになります。

このうち、九十九里町は、1つ目の4自治体にも、2つ目の9自治体にも入っているので、この重複を除きまして、千葉県を加えますと、全部で関係する自治体は13ということになります。

CCS事業への環境アセスメント導入
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- メガソーラーの失敗事例を鑑み、CCS事業においても初動から環境アセスメントを実施すべきではないか

答弁
環境大臣政務官

- 現段階の知見では環境影響の程度が著しい恐れがあるか十分な判断ができないが、個々の事業が環境保全に配慮して実施されるか確認する仕組みとなっている

全文
質問・答弁の全文を表示

最後に環境政務官にもう一度お尋ねしますけれども、CCSは環境アセス法の対象に入れないということで、あのとき法律ができました。

その失敗を鑑みて、もう一度言いますよ。

改めてこのCCSは、この初動でミスをしないようにしっかりと、これは法律改正いりませんから。

ぜひCCSは最初から環境アセスをやっぱりやるべきじゃないかということを改めて申し上げますが、いかがですか。

環境影響評価法は、規模が大きく、環境影響の程度が著しいものとなる恐れがある事業を対象としております。

このCCSにつきましては、今後事業化が進んでいくものであり、現段階で環境影響の程度が著しい恐れがあるかというものが、今の現段階の知見では十分でないこと等から、環境影響の程度が著しい恐れがあるか、市長。

長くなっておりますけれども、さまざまな手続きが定められておりますので、環境省として、個々のCCS事業が環境保全に配慮して実施されるかどうかにつきましては、しっかりと確認をする仕組みとなっております。

避難所へのLPガス空調導入の推進
質問
丹野みどり (国民民主党・無所属クラブ)

- 災害時の停電対策および避難所機能強化のため、体育館等へのLPガス空調導入を政府として推進すべきではないか

答弁
龍崎

- LPガスは地政学リスクが低く、備蓄も可能で重要な分散型エネルギーであると認識している。安定供給の意義を強く認識し、引き続き支援していく

全文
質問・答弁の全文を表示

そこでですね、もうせっかく設置していくんだったら、LPガス空調にした方が、やっぱり災害時に強いよなと思うわけであります。

加えて、分散型エネルギーの推進であったりとか、電力のピーク時の対応をするとか、GXと安定供給を両立させるとか、もちろん避難所の機能を強化するとかもいろんなことがありますので、こういったことを一体化して進めるということは、非常にこの経済産業省としても政策に当たるのではと思っておりますが、いかがでしょうか。

この避難所にLPガス空調の設置を推進することについて、政府のお考えをお聞かせください。

お尋ねのLPガスにつきましては、地政学リスクの低いアメリカ、カナダ、それからオーストラリアからの輸入が9割を占めます。

それから長期保存が可能でございまして、約100日分の備蓄を有しておりまして、エネルギー安全保障にも資する重要な分散型エネルギーであると認識をしてございます。

ご指摘の全国の体育館などにですね、LPガスの空調設備を導入していくことにつきましては、さまざまな意義があると思いますけれども、特に今般の中東情勢を受けまして、地政学リスクに強靭なですね、LPガスの安定供給の意義につきましては、改めて認識を強くしたところでございます。

引き続きですね、しっかりと支援をしてまいりたいと思ってございます。

避難所におけるプライバシー配慮の取り組み
質問
丹野みどり (国民民主党・無所属クラブ)

- 避難所でのプライバシー欠如によるトラブルや車中泊の増加を防ぐため、国はどのような改善に取り組んでいるか

答弁
岡本

- 災害関連死を防ぐため、被災者のストレスを軽減する取り組みを行っている(※答弁途中で切れている)

全文
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避難所というのはですね、なかなかこれプライバシーというのがございません。

それが嫌で、車で避難をして、車中泊を強行になってしまったりとかですね、女性とかお子さんの性被害があったりとか、いろんなトラブルもやっぱりなかなかまだ改善していないところもございます。

現在国は、こうした避難所におけるプライバシーの配慮について、改善に向けてどういった取り組みをされているのか教えてください。

災害関連死を防ぐためにも、発災後不安に苛まれる被災者の方々にストレスを軽減し、尊厳ある生活を営んでいただくことが重要であると考えております。

知的財産権等の取引実態調査と対応
質問
鈴木義弘 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 知財権の無償譲渡やノウハウ開示の強要などの実態調査結果は事実か
  • 同様の調査を過去に実施しているか
  • こうした事例は近年増加傾向にあるか
  • 増加している場合、優越的地位の乱用として法的措置をとったか
答弁
向井
  • 本年3月に実態調査結果を公表しており、事例を類型化して独禁法の考え方をまとめた
  • 令和元年(製造業)や令和2年(スタートアップ)にも同様の調査を実施している
  • 増加傾向にあるかは必ずしも明らかではないが、未然防止のため「知財取引指針」の原案を公表し、最終版の策定と周知・法執行への活用を進める
全文
質問・答弁の全文を表示

令和8年の2月に、知的財産権ノウハウデータを対象とした企業間取引の実態調査の結果というのが報道にあったんで、それについてお尋ねしたいと思います。

取引先から知財権の無償譲渡やノウハウの開示を強要されるといった不当な取引を受け入れた経験があると答えた企業の割合は15.8%。

取引先から知財権の無償譲渡を強要された企業、納品後に著作権を無償譲渡するように求められる事例、取引先が知財権の対価を一方的に決める事例も確認されたということなんですね。

この調査による確認事例は事実で間違いないか。

それとこのような知的財産権ノウハウデータを対象とした調査は過去にも行ってきているのか。

このような事例は近年、増加傾向にあるのか、下がっているのか、横ばいなのかですね。

増加しているとすれば、公取委は、優越的地位の乱用に該当するなどとして、法的措置をとったのか、お尋ねしたいと思います。

公正取引委員会では知的財産権、ノウハウ、データを対象といたしまして、独禁法で禁止しております優越的地位の乱用行為等に該当し得る取引の実態を確認するべく、実態調査を実施しておりまして、その結果を本年3月に公表したところでございます。

本実態調査では大規模なアンケート調査を実施しておりますし、そのほかのヒアリング、事業者や事業者団体からお話を聞いておりまして、実際に確認された事例につきまして、それを類型化した上で、独禁法の考え方を取りまとめたものでございます。

そして過去の知的財産権の取引に関する調査の状況でございますが、令和元年6月に報告書を公表しております「製造業者のノウハウ・知的財産権を対象とした優越的地位の乱用行為等に関する実態調査」。

そして令和2年11月でございますが、こちらはスタートアップの取引慣行に関する実態調査、そういうものも行っておりまして、公表しておるところでございます。

今回本年3月に公表した実態調査は、幅広い業種を対象にしたものでございまして、業種横断的に調査を実施したものでございます。

調査報告書で指摘しておりますような問題事例、そういうものが増加傾向にあるのかどうかということについては必ずしも明らかではないわけでございますが、このような行為が問題といたしまして、未然防止を図りたいという観点から、公正取引委員会等、中小企業庁及び特許庁の連名で、知的財産権、ノウハウ、データの適切な取引のための優越的地位の乱用等に関する指針、いわゆる知財取引指針の原案、こちらは公表いたしまして、パブリックコメントに付したところでございます。

公正取引委員会としては、まずパブリックコメントで提出された意見を踏まえまして、指針の最終版の公表に向けた作業を進めまして、それにつきまして、取引指針が取りまとめられますと、周知広報、法執行での活用を考えていきたいというふうに考えてございます。

知財権の無償譲渡強要への厳正な対処
質問
鈴木義弘 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 知財権の無償譲渡強要などは既に独禁法に抵触しているのではないか
  • 指針策定を待つのではなく、実効性のある踏み込んだ対応をすべきではないか
答弁
向井

- 指摘のような問題が独禁法の優越的地位の乱用の要件に該当する場合は、厳正に対処していく

全文
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今、私が例を挙げた、この、知財権の無償譲渡を強要されたとかね、商品を納品してから、著作権を無償譲渡するよう求められたというのは、独禁法にそもそももう抵触しちゃっているんじゃないですか。

違うんですか。

これから指針を出してちゃんとやってくださいよという悠長なことをやっていたら、そういう15.8%の企業さん守れますかね。

同じ答弁しかしないんだったら結構ですから、一つ踏み込んだ答弁してください。

御指摘のような問題というものがございまして、それが独禁法の優越的地位の乱用の要件に該当するということでございますと、そういうものにつきましては、厳正に対処していきたいというふうに考えてございます。

知財取引の適正化に向けた経産省の取り組み
質問
鈴木義弘 (国民民主党・無所属クラブ)
  • 知財権の不当な取引が続くことが日本の競争力を損なうのではないか
  • 実態が判明した段階で法律の強化など、競争力を担保するための具体策を講じる考えはあるか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 知的財産は中小企業の成長や賃上げの原資となる重要なものであると認識している
  • 公正取引委員会と共に新しい指針の策定を進め、周知広報や実効性確保、実態把握、経営力強化に取り組むことで適正な取引環境を整備する
全文
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それを受けまして、経産省としてですね、実態が分かった段階で、法律の強化なのか、今何かあやふやな答弁しているということは、何か該当するんだかしないんだか、これからちょっとよく検討しますよという形で、こういうことを続けていくこと自体が、日本の競争力を担保するものになっていくのかどうか、お答えいただきたいと思います。

知的財産は中小企業にとって極めて重要な成長の源泉でありまして、また賃上げの原資の確保にも資するものであるというふうに受け止めているところでございます。

今般の調査の結果などを踏まえますと、優越的地位の乱用行為等に該当し得る事例でありますけれども、こうした問題行為の未然防止に向けた取組について、さらに進めていく必要があるというふうに、改めて考えているところでございます。

経済産業省といたしましては、先ほど答弁もありましたけれども、公正取引委員会とともに、知的財産に関する新しい指針の策定を進めております。

この周知の広報や、実効性の確保のための取組、あるいは、知財取引の実態把握や、知財活用による経営力の強化などに取り組んでまいりたいというふうに思っております。

今後も、関係省庁と連携をしつつ、知的財産に関して適正な取引が行われる環境整備を推進してまいりたいと思っております。

労務費の適切な転嫁と価格交渉の現状
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- 労務費転嫁指針の発表後、国際情勢の変化(エネルギーコスト上昇等)がある中で、価格転嫁の現状について見解を伺いたい

答弁
向井
  • 取引適正化法の施行や労務費転嫁指針の改正により、価格交渉が進んだとの声もあり改善方向にあるが、特別調査の結果ではまだ道半ばであると認識している
  • 毎年大規模な書面調査を実施し、違反行為の未然防止に向けた注意喚起や厳正な対処を継続する
全文
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令和8年1月に内閣官房と公正取引委員会での労務費の適切な転嫁の価格交渉に関する指針を発表しました。

先ほども答弁いただいて、また指針なんだよね。

12の行動指針に沿わないような行為は厳正に対処するというふうに明記してあるんですが、この発表から国際状況が随分変化したと思うんですね。

イランの戦争で石油が入ってこない、ナフサが足りない、こういう状況になったんですけれども、この雇用環境、価格、労務費の適切な転嫁が、まあ4ヶ月5ヶ月、なかなかそれは見通しが、データが出てこないかもしれないんですけど、今のご見解をいただきたいと思います。

近年の急激な労務費、原材料費、エネルギーコストの上昇を受けまして、価格転嫁及び取引の適正化を目的といたしまして、本年1月1日でございますが、いわゆる下請け法を改正いたしまして、取引適正化法というものが施行されてございます。

その中に新たな禁止行為といたしまして、協議に応じない一方的な代金決定、そして手形払いの禁止等が盛り込まれておるということでございます。

このような改正を受けまして、労務費の転嫁に関して、発注者、受注者の双方が取るべき行動や求められる行動を示しました、ご指摘の労務費転嫁指針、そちらの改正についても行ったところでございまして、ご指摘のとおり、本年1月1日に改正をしたところでございます。

このような取引適正化法の施行や労務費指針の改正、それによります効果といたしまして、公正取引委員会と中小企業庁が実施しておりますヒアリングでは、事業者から価格交渉がかなり進んだというような声もいただいておるところでございまして、状況といたしましては改善の方向にあると認識しているところでございますが、一方で公正取引委員会が実施しております特別調査の結果を見てみますと、やはり価格転嫁はまだ道半ばであると認識しておるところでございます。

公正取引委員会といたしましては、労務費転嫁指針の遵守状況等の価格転嫁の状況を把握するために、大規模な書面調査を毎年実施しておるところでございまして、同調査に基づきまして、違反行為の未然防止の観点から、注意喚起文書の送付等を行っておるところでございますが、今年度もこのような調査を実施することとしておるところでございます。

公正取引委員会といたしましては、引き続き、違反行為には厳正に対処するとともに、周知広報の取組を進めることで、適切な価格転嫁、そして取引の適正化が図られるように取り組んでまいりたいと考えてございます。

中小企業のサイバーセキュリティ対策支援
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- 大企業ですら被害を防げない中、リソースの限られた中小企業のサイバーセキュリティ対策を政府として具体的にどう支援するのか

答弁
大臣官房審議官

- 「セキュリティアクション」の推進や、安価なワンパッケージサービス「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の利用を広め、導入経費の一部をデジタル化AI導入補助金で支援している

全文
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著名企業が攻撃を受けて、長期の商品出荷停止に追い込まれたことは記憶に新しいと思います。

昨年ですから。

十分な資金や専門人材を有する大企業でさえ被害が防ぎきれない中で、人的・財政的リソースに限りのある中小企業においては、なお一層厳しい状況に置かれているんじゃないか。

中小企業のサイバーセキュリティ対策をどのように支援していくのか、政府として具体的にどのような方策を講じていこうとするのか、お尋ねしたいと思います。

特に十分な知見や資金の確保が困難な中小企業に対する細やかな支援は不可欠と考えております。

このため、経済産業省としましては、中小企業等がセキュリティ対策に取り組むことを自己宣言するセキュリティアクションの推進、また、異常監視やサイバー攻撃を受けた際の初動対応支援、保険など、中小企業等に必要な対策を安価かつワンパッケージにまとめたサイバーセキュリティお助け隊サービスというものの利用を広め、その導入経費の一部をデジタル化AI導入補助金で支援するといった取り組みを進めているところでございます。

近年、セキュリティに対する認識が拡大していることで、こうした施策の利用も進んでおります。

引き続き、産業界や関係省庁、また関係の支援機関とも連携しながら、これら施策の普及を図ってまいりたいと考えております。

中小企業のセキュリティ対策における実効性の向上
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- 単なる啓蒙啓発だけでは限界がある。大手企業への感染ルートとなる中小企業の対策を促すため、インセンティブを働かせるなど一歩踏み込んだ仕組みを作る考えはあるか

答弁
大臣官房審議官

- 指摘の認識を強く持っており、既存施策の遂行とともに、新たな対策についても検討し実施していきたい

全文
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取引先の中小零細のところからそこにサイバー攻撃が来て、取引している大手さんがそのメールを使ってしまった、開けてしまったら感染しますよね。

だからやっぱりそこのところ周知徹底するっていうのは、もう何年も前からやってるんだと思うんですね。

でもまたそういうことが、やっぱり大手さんでお金を持って人材もいる中でやってもうまくいかなかったっていうのがあるんで、そこをやっぱりインセンティブ働かせるような仕組みに変えていかないとですね。

ただ啓蒙啓発するとか、商工会、商工会議所とかいろんな業界団体で啓蒙啓発したからって「はい、わかりました」ってやるんだったら、もうとうの昔にやってますよね。

そこのところをもう一歩踏み込んでやる考えがあるかお聞かせいただきたいと思います。

今、委員がおっしゃったとおりの認識というのは、私たち関係部局も強く認識を持っておりますので、先ほど申し上げた施策はしっかり行うとともに、また新たな対策についてもしっかり検討して実施してまいりたいと考えております。

AI時代における教育カリキュラムの転換と人材育成
質問
若狹清史 (日本維新の会)

- AIの普及により知識の暗記よりも論理的思考や問いを立てる能力が重要になっている。経産省が求める先端技術人材を育成するため、教育段階からカリキュラムを変更するよう文科省へ働きかけるべきではないか

答弁
中村博之
  • 社会情勢や産業構造の変化に対応した教育が必要であるとの認識に同意する
  • 初等中等教育では思考判断・表現力や本質的な問いの追求を、高等教育では文理横断的なスキルによる価値創造を重視する
  • 経済産業省等の関係省庁と連携し、戦略的な人材育成を推進する
全文
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せっかく文科省の副大臣お見えいただいていますので、飛ばして6番のところで、AIが急速に普及しているので、何であれ文書を入力するだけで簡単に調べられる。

例えばデータセンター、電源、半導体、強固なセキュリティを備えたソフトウェア等の開発と整備が指摘され、その中で一番忘れられているのが教育じゃないか。

AIが非常に優秀な外部記憶装置だとすれば、受験勉強に、受験競争に象徴される知識返帳の教育が時間の無駄となる。

論理的な思考能力と疑問を抱き、問いを発する能力の重要性が増しているんだ。

これはまた別の機会で、AIについては何回か質問したいと思うんですけど、日本の教育はこれからの能力を、今申し上げたようなことが課題で、もしあるんだったら、今までの教育の仕方で、能力を上げていくことができるのかどうか。

最後に行き着くところは人材育成。

だからそこのところを経産省が「こういう人材が欲しいんだ」と言ったときにですね、やっぱりそれに対応できるような、教育のカリキュラムなり、そういう人を増やしていく。

教育の段階から、そういったプログラムというより、カリキュラムを入れていってもらうような働きかけを、経産省としてやっていかなければ、やっぱり人材育成、実際、実のある人材育成にならないんじゃないかと思うんですけど、まず、文科省の方のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

生成AI等の技術革新が進む社会において、社会情勢の変化や産業構造の転換に対応した教育が必要であるとのご指摘はそのとおりでございます。

持続可能な社会の担い手として、当事者意識をもって自分の意見を形成し、他者との対話や協力して働く、そういった人間ならではの力が一層重要になってまいります。

こうした人間ならではの力が一層重要になる時代に向けて、初等中等教育段階においては、次期学習指導要領に向けては、深い意味、理解に基づく確かな知識の習得にとどまらない、思考判断、表現力の育成、本質的な問いの追求が重要と考えています。

また、AIを使いこなす観点からは、さらに、高等教育段階においては、文理横断的な知識やスキル、能力を身につけ、その知識や技能を活用し、新たな技術や価値を発見・創造していく人材を育成していく必要があります。

文部科学省としては、イノベーションを起こすことのできる人材や現場を支える人材を、高校から大学院等を通して戦略的に育成するため、こうした教育施策について引き続き、経済産業省をはじめとする関係省庁と連携しながら、人材育成推進をしてまいります。

AIのセキュリティリスクと責任所在の明確化
質問
河野義博 (中道改革連合・無所属)
  • AI活用における情報漏洩などのセキュリティリスクへの対策はどうするか
  • AIの意思決定により誤りや事故が発生した際の責任所在について、法律的な議論と補強を急ぐべきではないか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • AIが自ら判断し実行するエージェントAIの普及に伴い、責任の所在は大きな問題になると認識している
  • 責任分解点をどこに置くかという議論を早急に進める必要がある
全文
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河野議員、まず1番目、AIの活用はデータに大きく依存しているため、セキュリティリスクが常につきまとう。

情報漏洩の危険性の対策はどうするか。

2番目、AIが意思決定を行った際に、もし誤りや事故が発生した場合、誰が責任を取るべきかという点が曖昧になっている。

それによってどういう結果が出たかといったときに、どういう責任の所在を求めるのかというのが、政治の世界でもほとんど議論されていない。

だからどこをどうするかっていう、ピン留めをするようなものを早く。

議論して法律として補強していくということが必要なんだと思います。

その中で、講談の方で言われていたお話でありますけれども、AIがやったことに対して、どのように誰が責任を取るのかといったことだと思います。

これはとりわけエージェントAI、AIが自ら人間の代わりに判断をして、それを実行していくということになったときに大変大きな問題になると思いますし、それは遠い将来ではないということだと思っております。

この責任分解点のどこからどこに責任が生じていくのかといった議論については早急に進めなければいけないというふうにしております。

G7貿易大臣コミュニケーションにおける重要鉱物の経済的威圧への対応
質問
牧野俊一 (参政党)
  • G7貿易大臣コミュニケーションにある「必要な場合には行動をとる」という文言の具体的な意図を問う
  • 制裁、対抗措置、共同調達、備蓄、プライスフロア、関税などのうち、どのような政策手段を想定しているか確認する
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 経済的威圧に対してG7が結束して行動するという強い意思を示したものである
  • 具体的な行動の中身や政策手段の範囲については、個別の事態の進捗に応じて検討する
全文
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本日はですね、主にカーボンプライシングに関して、主としてお伺いしたいと思っているんですけど、まずちょっと冒頭、先日の5月6日採択されたG7貿易大臣コミュニケーションの中で、重要鉱物について、恣意的な輸出制限などの経済的威圧に対する抑止を図って、必要な場合には行動をとる用意があるというふうな文言がございますが、ここでいう行動をとるというのは、どんな行動を意図しているのか、制裁とか対抗措置、共同調達、備蓄とか、あるいはプライスフロアとか関税とか、いろいろあると思いますが、政府としてどのような政策手段を含むと考えているのか、お考えをお願いいたします。

私も参加した5月6日のG7貿易大臣会合において、特定国による日本に対する恣意的な輸出制限について、日本だけでなく他国も対象になり得るという懸念を共有したところであります。

その結果、重要鉱物について恣意的な輸出制限を含む経済的威圧に対する深刻な懸念を表明する。

そして経済的威圧に対する抑止を図り、必要な場合は行動をとる用意がある、といった内容を含む閣僚声明を発出したところであります。

閣僚声明の御指摘の箇所については、経済的威圧に対して結束して行動をとっていくという、G7の強い意思を示したものであります。

その行動の中身は、個別の事態の進捗に応じて検討するものであり、どの範囲の政策手段を含むかについて、

ナフサ在庫の定義と統計の仕組み
質問
牧野俊一 (参政党)
  • 政府が発表している「ナフサ在庫」の定義を明確にするよう求める
  • 液体の原料ナフサのみを指すのか、川中製品や樹脂ペレット換算も含んでいるのか、統計の仕組みを問う
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))

- 備蓄原油からの国内生成や中東以外からの輸入拡大に加え、ポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫を合わせて計上している

全文
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続きまして、ナフサについてお伺いしたいんですけれども、ナフサについて政府は調達先の切り替えと備蓄の放出、川中、川下在庫を含め年を超えて供給を継続できる見通しであるというふうにおっしゃっていますけれども、また現場でやはり先ほどからいろいろな質疑の中で出ていますとおり、大企業であってもなかなかナフサを原料とする製品が十分に供給されていない、あるいは全然入ってこない、こういった状況があって、先般もSNSで話題になっている通り、カルビーのポテトチップスが白黒色になるとかですね、そういったことも起きていますが、ここにいる政府が言うこのナフサ在庫の定義をちょっと一度明確にした方がいいかなと思うんですが、このナフサの在庫というふうに政府の発表で言っているときに、これは液体の原料ナフサのことを指すのか、川中製品とか、あるいは途中の各種樹脂ペレット換算、こうしたところも含めてのナフサ在庫と言っているのか、あるいは化学製品の製造過程で、一度ペレットになってしまったら元の液体には戻せないわけですから、その辺がこの原料の統計の中に混じったりしていないかという、ここの統計のこの仕組みについてお伺いできればと思います。

まずナフサについては御指摘ありましたとおり、備蓄原油からの国内の生成ですとか、あるいは中東以外からの輸入、ナフサの輸入を拡大したとかですね。

そういうことに加えまして、ポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫を合わせて、

川中以降の品目別国内在庫量の公開状況
質問
牧野俊一 (参政党)

- 国内需要の何ヶ月分という説明において、具体的にどの品目がどれほど在庫として存在しているのかを問う

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 業界団体と協力し、石油化学工業協会のホームページ等で品目別の在庫量(例:ポリプロピレン3.2ヶ月分等)を定期的に公開している
  • 経済産業省のポータルサイトからもリンクを貼って周知している
全文
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原料のナフサとは統計上混じっていないということでございますけれども、よく言われる国内需要の何ヶ月分というふうな説明が、今お配りしまして、こちらの資料の1番をご覧いただきたいのですが、ナフサを原料にして各種化学基礎製品から誘導品ができて、そして関連産業に順次降りていくというこうした流れの中で、一体どの品目がどれぐらい在庫が国内の河野義博君。

ご指摘のですね、川中以降の品目別の国内在庫量につきましては、これは業界団体、産業界と協力もしておりまして、定期的に情報を公開しております。

一例として申し上げますけれども、石油化学工業協会がホームページで情報を出しておりまして、これもその中での一部例として申し上げますが、例えば、在庫という意味で言いますと、3月末時点でポリプロピレンは3.2ヶ月分ありますとか、あるいはポリスチレンは1.7ヶ月分の川中在庫がありますとか、こういうことを公表しておりますし、これも皆様からアクセスしやすいようにということで、経済産業省の中東情勢に関するポータルサイトからここに飛べるようにというふうにリンクを貼って、少しでも伝わるようにということでございます。

ナフサの戦略国家備蓄の拡充
質問
牧野俊一 (参政党)

- ナフサを原油と同等の重要な戦略物資と捉え、戦略国家備蓄を増やしていく考えがあるか問う

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • ナフサの重要性は認識しているが、揮発性が高く品質劣化しやすいため、年単位の長期備蓄は難しい特性がある
  • 安定供給に万全を期す観点から、備蓄の在り方について引き続き検討する
全文
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ここでちょっと大臣にお伺いしたいんですが、このナフサというのはですね、この化学産業の血液とも言われますけれども、原油と並んで、明らかに非常に重要な戦略物資だと思いますが、今後、未来のことを考えて、原油と同等のレベルで、ナフサも戦略国家備蓄ということを増やしていく、こういったお考えはありますでしょうか。

我が国がこれまでのところ、備蓄をしているというのは、原油がありますし、あるいはLPGですかね、それから重要鉱物なんかも備蓄をしています。

原油や石油製品について、とにかく現在ですね、全体としては必要量を確保できており、年を超えて石油の供給確保できる目処がついているということであります。

ナフサについても同じような状況だということを申し上げていますが、ナフサについては非常に重要であるという点は委員のご指摘のとおりなんですが、揮発性が高いということで、年単位の長期備蓄が難しいと。

端的に言うと、ナフサにしてから保有しているとちょっと水が混じったり品質が落ちたりということがあって、そういう特性があるものですから、難しい面があるんですけれども、安定供給に万全を期す観点から、備蓄の重要性については認識をしておりますので、その在り方について引き続き検討してまいりたいというのが今のお答えでございます。

カーボンクレジット市場による一次産業への恩恵
質問
牧野俊一 (参政党)

- GXに伴うカーボンクレジット市場の開始により、林業や農業などの一次産業に一定の恩恵があるか問う

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 排出量取引制度においてJクレジットを控除できるため、需要の高まりが期待される
  • 適切な森林管理やメタンガス削減がクレジット化されるため、市場が活発になれば一次産業の排出削減活動への経済メリットが高まる
全文
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林業や農業などの既にカーボンクレジット市場が始まっているところの一時産業にも一定の恩恵があるのか、ここについて参考人からお伺いできればと思います。

ご指摘いただきましたカーボンクレジット市場でございますが、国が温室効果ガスの削減量や森林などによる温室効果ガス吸収量をクレジットとして認証したJクレジットを売買取引する市場であると認識しております。

一方、日本の排出量取引制度では、制度対象者は自らが排出した量と同じ量の排出枠を保有することが義務付けられるところでございます。

その際、排出量を算定するにあたって、カーボンクレジット市場で調達したJクレジットの量に相当する部分については一定量、控除することが可能となっております。

すなわち、Jクレジットを活用すれば、保有すべき排出枠の量が減るため、今後、Jクレジットの需要が高まることが期待されると考えております。

Jクレジットでは、適切な森林管理による二酸化炭素吸収や、家畜由来のメタンガス削減による排出削減のクレジット化も認められておりまして、市場取引が活発になれば、委員ご指摘の林業や農業においても、排出削減活動に対する経済メリットが高まるものと考えております。

小規模農家・林業従事者へのJクレジット利益還元と負担軽減
質問
牧野俊一 (参政党)

- 申請手続きの複雑さから小規模事業者が参入困難であり、利益が仲介事業者や大規模事業者に偏る懸念があることを指摘し、対応を問う

答弁
政府参考人
  • 申請負担軽減のため、複数の農家を取りまとめて申請する「プログラム型プロジェクト」を活用している
  • 事業者が農業者へ収益処分方法を説明することや、規約に同意した上で実施することを運用ルールで定めている
全文
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ただ実際には、それをやるためには、正確にこの敷地面積とかどれぐらいの排出量、吸収量なんだということを測定する、あるいは測定をした結果に基づいて認証をとって、さらにそれを実際に動かしているときのモニタリングをやって、というふうないろんな負担がさまざまかかってきますので、特に大規模な事業者にとってはまだできる余地があっても、小規模農家とか林業を単独で家族でやっているようなそういうケースではなかなか参入が困難であるというふうな指摘もあると思います。

なので、実際にはそういった小規模な方々はプログラム型運営管理者というところを通して行うことになるわけですけれども、実際にこのクレジット制度によって利益を得るのがこうした仲介事業者であるとか、大規模事業者。

Jクレジット制度におきまして、小規模な農家などが削減活動に取り組む場合、委員御指摘のように、この申請手続が複雑であるですとか、あるいは手間がかかるといったような指摘、これがあることにつきましては、私どもも承知しているところでございます。

このため、農業分野におきましては、事業者が複数の農家などを取りまとめて申請することで、小規模な農家であっても、申請手続などの負担軽減が可能なプログラム型プロジェクトを活用した取組、これが進んでいるところでございます。

このプロジェクトの実施に当たりましては、私どもJクレジットの運用ルールで、一つは事業者に対し農業者へ収益処分方法を説明する、これを促すようにしております。

それと、事業者や農業者の役割ですとか、あるいはクレジットの取扱いなどについて定めました規約でございますけれども、これに農業者が同意の上実施するようなことを定めているところでございます。

サプライチェーン短縮によるCO2削減のクレジット化
質問
吉田宣弘 (中道改革連合・無所属)
  • 国内農業の活性化と自給率向上によるサプライチェーン短縮が、マクロなCO2削減に大きく寄与するのではないか
  • この削減分を農業・林業従事者に還元するクレジット等の仕組みを構築できないか
答弁
福島審議官
  • 流通分野を含めた温室効果ガス削減は極めて重要であると認識している
  • 現行のJクレジット制度は国内排出が対象であり、国際運送に係る排出は帰属先の決定が困難なため、国際ルール上、国内排出に含まれず制度対象外となっている
  • 流通の合理化を進めるとともに、サプライチェーン全体で農業者のインセンティブが向上する取組を関係省庁等と進めたい
全文
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フードマイレージという考え方もありますけれども、このCO2、そういったことをサプライチェーンの短縮によって、CO2削減として一定の価値が出てくるはずであるというふうに思います。

例えば、日本の農水分野の年間のCO2排出量は、政府の統計によりますと、およそ4,638万トン前後ということですけれども、ただ、一方、この中には輸入に伴って、食料を輸入するとか、あるいは餌を輸入する、この時に発生するCO2はこの中には計算されていないはずです。

実際、食料輸入だけでも年間1,700万トン、飼料の輸入も含めれば年間2,400万トンぐらいのCO2排出がその中にあるというふうにされていますので、こうしてしっかりと国内の農業自体を活性化させて、自給率を上げるということそのものが、マクロで見たときの大幅なCO2削減につながっていく。

特に現在制度が開始されてから、農林分野のカーボンクレジット、今まで認証された分だけを全部累計しても、農水省の今年の3月の統計で62万トンということでしたので、先ほどの輸入に関わるところ2,400万トンございますから、もし仮にこれの半分を削減できれば1,200万トン。

はるかにこの大きなインパクトがあるわけですね。

なのでそうした農業とか林業自体を活性化させることによって、このサプライチェーンの短縮を通じてマクロのCO2を削減していくという、このこと自体がクレジットが何らかの形で農業や林業の方々に還元される、こういった仕組みがないのかなというふうに思っているんですが、そちらはいかがでしょうか。

今委員御指摘のとおり、生産分野に限らず、流通分野も含めて、温室効果ガスの排出削減活動、これは極めて重要であると考えております。

現行のJクレジットの制度でございますけれども、これは日本国内における排出を対象としております。

国内の流通につきましては、温室効果ガス削減活動がクレジットの対象となっているところでございます。

一方で、今、議員御指摘的な国際的な、例えば運送に係る排出でございますけれども、どの国に排出を帰属させるかを決められないといったようなことで、現在国際的なルールにおきましては、なかなか国内からの排出に含まれないこととされております。

なので、こういった本制度の対象とはなっていないような状況でございます。

そういったような状況ではございますけれども、私ども農林水産省といたしましては、一つは、流通の合理化を進めていかなければいけないと考えておりまして、また、それと併せて、物流面を含めてサプライチェーン全体を通じて、農業者の方々のインセンティブが向上するような、そういった温室効果ガス削減の取組、これを関係省庁ですとか、事業者の方々、一体となって進めてまいりたいと考えているところでございます。

農業分野への排出量取引制度の適用とインセンティブ
質問
牧野俊一 (参政党)

- 国内の食料自給率向上によるCO2削減効果を、排出量取引制度などのクレジット形式で農家に還元する仕組みを検討すべきではないか

答弁
福島審議官
  • サプライチェーン全体で農業者にインセンティブを持たせることが重要と考えている
  • 農林中金による「インセッティングコンソーシアム」等の枠組みを通じ、生産者の所得向上や温室効果ガス排出権取引を推進したい
全文
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なので、現状はですね、どこの国が輸送に伴うCO2はどこの国から出たものか、なかなか統計上整理するのが難しいということで、そうした、今私が説明したような国内の食料受給率を上げることによって、国際的にマクロで見たときのCO2削減が排出されるというところが、なかなかこの、クレジットという形で農家さんに還元されるということ自体は直接的には計算上難しいかもしれませんが、例えばちょっと後ほど電力の絡みでFITとかについてもお伺いしようと思っているんですけれども、FITから今FIPというのに移行しようとしていますね。

このFIPというのは基準価格と市場価格の差のところを政府補助で埋めるという仕組みになっていますので、例えば農業や林業を活性化して、そうした国内の生産がしっかりと上がるということに対して、農業分野のクレジットにこそ、例えば今般始まる排出量取引制度に関して言いますと、1トンあたり、下限1,700円から上限で4,300円の中で、このETSの取引がされるというふうに規定をされていますが、この農業分野にこそ、こうした、はい。

私も先ほど申し上げましたように、サプライチェーン全体で、農業者に対してどうやってインセンティブを持たせるかということが大切ではないかと考えております。

で、例えば今現状の足元の取り組みを申し上げますと、これは農林中金さんがですね、中心となりまして、令和7年9月にですね、インセッティングコンソーシアムというコンソーシアムを設立いたしました。

これは、食品事業者の原材料の調達による間接的なGHGの排出の削減につきまして、川上の生産現場との連携を促すことでですね、生産者の方に所得の向上を目指すという、こういったような枠組みを施行していこうというコンソーシアムができたところでございます。

私どもとしても、こういった取組、これを後押しすることによりまして、農業者の方々が、川上川下の事業者の方々の取組から、農業者の方々の利益になるような、インセンティブの向上に資するような温室効果ガス排出権取引を推進していきたいと考えているところでございます。

発電事業者への有償オークション導入理由
質問
牧野俊一 (参政党)

- 2033年度から導入される特定事業者排出枠の有償オークションにおいて、なぜ発電事業のみを特定事業として指定しているのか

答弁
福本審議官
  • 発電部門は国際競争がなく国外転出が想定されないため、諸外国でも先行導入されている
  • 国内の排出量の約4割を占め脱炭素の重要性が高く、代替技術(再エネ等)が存在するため
全文
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牧野俊一続きまして、電力について伺いたいんですけれども、2033年度から発電事業者に対して、特定事業者排出枠の有償オークションを段階的に導入するということになっておりますが、ここで発電事業だけを特定事業として指定しているのはなぜなんでしょうか。

福本大臣官房審議官排出量取引制度を設計するに当たりましては、発電部門は国際競争がなく国外転出が想定されないことから、欧州など諸外国でも先行的に有償オークションの対象となってきたと承知しております。

我が国においても、発電部門の排出が全体の4割を占め、脱炭素の重要性が高いということ、再生可能エネルギーなどの商用化された代替技術が存在すること、とともに諸外国でも発電部門で先行的に有償オークションが導入されていることも踏まえまして、ご指摘のとおり、2033年度から有償オークションを導入することとしております。

有償オークションの仕組みと電気料金への転嫁
質問
牧野俊一 (参政党)
  • 有償オークションの具体的な仕組みはどうなっているか
  • 制度開始に伴う電気事業者の負担が、最終的に電気料金に転嫁される可能性があるか政府の認識を問う
答弁
福本審議官
  • 排出枠のすべてを無償とするのではなく、一定割合を政府の入札を通じて有償調達することを義務付ける仕組みである
  • 電気料金への転嫁については、燃料費等の要素があるため一概には言えないが、どのような形で価格転嫁できるか検討していく
全文
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海外との競合がないということと、代替技術があるというのがその主な理由だと理解しますが、このちょっと一問飛ばしまして、特定事業排出枠のこの有償オークションというものでは、実際にこの電気事業者の排出枠がどのような形でこのオークションにかけられるのか、この仕組みの概要がどうなっているのかということと、この制度の開始に伴って、電気事業者が抱える負担というのが、最終的に電気料金に転嫁され得るものなのかどうか、ここについて政府の認識をお願いいたします。

2033年度より発電事業者を対象に導入される有償オークションでございますが、制度対象者に対して排出枠を無償で割り当てるのではなく、一定量を入札によって割り当てることとしております。

具体的には、過去の発電実績や目指すべき排出原単位を踏まえて、毎年度、発電事業者ごとに割り当てる排出枠の総量を算定をした上で、算定された排出枠のすべてを無償で割り当てるのではなく、一定の割合を政府による入札を通じて有償で調達することを発電事業者に義務付けることを想定をしております。

なお、有償の入札に付される排出枠の割合につきましては、段階的に引き上げていくことを想定をしておりますが、入札の頻度を含め制度の詳細は、今年度から始まった無償での排出量取引制度の運用状況を踏まえて検討していく所存でございます。

福本大臣官房審議官電気料金のそのときの負担につきましては、いろいろな要素が、燃料費とかですね、ございますので、一概には申し上げられませんけれども、このオークションに関わる費用と負担というものをどういった形で価格転嫁をしていくことができるかということについては検討してまいると考えております。

排出量取引制度における総排出枠の削減と企業負担
質問
牧野俊一 (参政党)

- 総排出枠を将来的に削減し続ける設計であれば、企業が省エネ努力をしても構造的に排出枠価格や企業負担が増加し続けるのではないか

答弁
福本審議官
  • 総量に上限を設けて減少させる考え方ではなく、ベンチマーク方式では「排出原単位」の改善を求める仕組みである
  • 活動量が増加した場合は追加の無償枠を割り当てるため、必ずしも総量が減り続けるとは限らない
  • 削減努力をした企業には適切に評価される仕組みであり、国民負担を一方的に増加させるものではない
全文
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そうすると、排出量取引制度というのは、制度設計上最終的に徐々にCO2排出をマクロで減らしていこうというふうな思想で設計されている都合上、2つの方式が言われていて、ベンチマーク方式という各業界ごとに基準となる排出量、どんなメーカーがどれぐらい出しているかという平均値ぐらいからスタートして徐々に削減していくという方法と、グランドファザリング方式という、シンプルに年率何%を落としていくという2つの方式が、業界によって違うものが割り当てられていますけれども、とにかく総排出枠を将来的に徐々に削減していくということでやっていくと、企業努力をしていろいろと省エネとか効率化が進んだとしても、制度全体として枠が減少し続ければ、排出枠の価格とか企業負担というのが構造的に増えていってしまう。

対象となる国、個々の企業に割り当てられる排出枠の量の合計である総量に上限を設け、その総量を減少させていくという考え方には立っておりません。

具体的には、排出量ベースで制度対象の約9割に適用される委員御指摘のベンチマーク方式につきましては、排出量の削減ではなく、業種ごとに生産量あたりの排出量である排出原単位の改善を求めていく仕組みとなっております。

その上で、生産量が増加した場合など、活動量が一定割合以上増加した場合には、追加で無償枠の割り当てを行う仕組みとしておりまして、必ずしも排出枠の総量が将来減っていくということとは限らない仕組みとなっております。

なお、排出枠の価格につきましても、徐々に上昇していくことを想定はしておりますけれども、これはGX投資に積極的に取り組む企業にとっては負担ではなく、むしろ収益源となるものであると考えております。

こうしたことを踏まえますと、御指摘のように企業が削減基準以上の削減努力を行った場合には適切にその努力が評価される仕組みとなっていると考えておりまして、国民負担を一方的に増加させる制度ではないと考えております。

再エネ付加金のピークアウト見通し
質問
牧野俊一 (参政党)

- 政府は再エネ付加金が2032年頃にピークアウトすると試算しているが、既認定未稼働案件やFIPへの移行、新規導入の影響で、本当に2032年がピークになると言えるのか

答弁
小林部長
  • 卸電力市場価格の影響を受けるため正確な見通しは困難だが、買取価格の引下げや入札制の活用により買取総額は抑制傾向にある
  • 初期に認定された高価格の太陽光買取が順次終了するため、現状が継続すれば2032年以降は減少に転じる蓋然性が高い
全文
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ただ、一方で、現状国民は既に再エネ付加金というのを電気代の一部として負担しているわけですけれども、政府は再エネ付加金が将来的に2032年ごろをピークにピークアウトすると、資料の裏側の2をご覧いただきたいんですが、2032年ごろを上限と。

吉田宣弘君。

当初の3年間で導入された発電設備に対する固定価格買取期間が20年ということでありますので、この20年が経過するのに伴って平均買取価格が徐々に低下していくので、2032年頃がピークだろうというふうな試算だというふうに認識しております。

ただ、例えばこの既認定未稼働案件、もう既にこのFITの買取対象として認定はされているけれども、まだ動いていない設備の分とか、あるいは先ほど出てきたFIPですね。

固定価格で始めから決め打ちじゃなくて、一定の基準価格を決めて、それと市場価格の差分についてプレミアムを払っていくということに、FIPに移行していくということ。

それから新規の再エネ導入などによって、試算通りに本当にこの32年がピークなのかという、そこが本当に付加金のピークにならない可能性もあるんじゃないかなというふうに思いますが、ここについてはいかがでしょうか。

まず、再エネ付加金でございますけれども、再エネ特措法に基づき、再エネ電気の買取費用から、再エネ電気を卸電力市場に売電した場合に得られる収入、これを除いた額を基礎に定めることとされております。

そのため、今後の再エネ付加金の水準については、卸電力市場価格等の影響を受けますことから、正確に見通すことは困難でございますけれども、買取価格の引下げや入札制の活用の実施等により、近年の再エネ電気の買取総額は抑制されつつあること、それからご指摘のとおり、制度開始初期の高い価格での事業用太陽光の発電の買取が順次終了していくこと、さらに新規認定を行う事業についても、引き続き国民負担の抑制を図りつつ、その導入を進めていくこと。

こうしたことにより、現在の状況が継続すれば、2032年頃までは、付加金は現在の水準前後で推移しますが、2032年以降は減少に転じる蓋然性が高いと見込んでございます。

カーボンプライシング導入による国民負担の見通し
質問
牧野俊一 (参政党)
  • 再エネ付加金に加え、化石燃料付加金や有償オークション等の新たな負担が導入されることへの懸念
  • 再エネ付加金がピークアウトしても、総額としての家計・企業の電力コスト負担が減らないのではないか
  • 将来的に国民の負担がどの程度増減する見通しか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • GX推進法に基づき、化石燃料付加金(2028年度〜)や有償オークション(2033年度〜)を導入予定である
  • エネルギーにかかる負担総額を中長期的に減少させる中で導入し、全体的な負担水準に配慮する
  • 燃料費や人件費等の変動要因があるため定量的な試算は困難だが、負担抑制に意を配る
全文
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そうすると、制度設計上はそういうふうになるということで、FIPに関しましても、市場価格等の差分の補填になりますので、そもそも原油価格等が高騰して、市場価格自体が上がっていくと補填分は減るので、この付加金というカーブを描くとこうなるかもしれませんけど、電力料金というグラフを描くと、上に上がっていく可能性ももちろんあり得るという認識だと思います。

このGX大臣にここから伺いたいんですけれども、このGX推進法に基づきまして、今後は再エネ付加金という現状のものに加えて、化石燃料付加金とか、さらに排出量取引制度に関わる企業負担、そして発電事業者向けのいずれ入ってくる有償オークション等が加わっていくことになります。

したがって、再エネ付加金が将来的にピークアウトしても、実際は新たなカーボンプライシングの負担が、この絵だと緑の塗っているところですね。

これが再エネ付加金のピークを超えない範囲内で徐々に導入していくという風な制度設計だという風には伺ってますが。

この付加金がせっかくピークアウトしても、結局その家計とか企業の電力コスト負担というのが全然減っていかないんじゃないか。

総額としてどの程度国民の将来負担というのが減る、あるいは増える見通しか。

足元の現有情勢とかいろいろありますけれども、その辺の見通しについて大臣どのように考えていらっしゃいますでしょうか。

我が国ではGX推進法に基づき、GX経済移行債による先行的な投資支援を行うとともに、排出量取引制度を開始した上で、2028年度から委員ご指摘の化石燃料付加金を、また2033年度から発電事業者向けの有償オークションを導入することが法定されています。

排出量取引制度では、無償で排出枠を割り当ててまいりますが、GX投資を積極的に行う事業者にとっては、コストではなく、余剰分の排出枠の売却が収益機会になります。

化石燃料付加金及び発電事業者向け有償オークションは、石油石炭税や再エネ付加金といったエネルギーにかかる負担の総額を中長期的に減少させていく中で導入していく旨がGX推進法に明記をされており、委員もご指摘のとおり、全体的な負担水準に配慮することとなっております。

なお、将来の電力コストの総額については、カーボンプライシングのコスト以外にも、燃料費やあるいは人件費、資材費といった様々なコストの変動の影響を受けるため、定量的な試算がなかなか困難でありますが、中長期的なエネルギーにかかる負担の抑制に、しっかりと意を配ってまいりたいと考えております。

GX投資による日本経済の生産性向上経路
質問
牧野俊一 (参政党)
  • GX投資が単なる排出対応コストや設備更新費用となり、国際競争力を削ぐリスクがあるのではないか
  • GX投資によって、日本経済全体の供給能力や生産性がどのような経路で向上すると考えているか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 10年間で20兆円規模の先行投資支援により、150兆円超の官民投資を呼び込み、新たな市場と産業を創出する
  • 脱炭素だけでなく、地域での大規模投資や中小企業の省エネ投資を通じて雇用等の地域便益も見込まれる
  • 国産エネルギーの強化により国富の流出を抑え、世界市場で競争力を確保することが成長に重要である
全文
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ちょっと2問飛ばしまして、もう一度大臣にお伺いするんですが、この政府はGX投資を成長志向型投資というふうに位置づけていらっしゃいますが、実際にはCO2を取引するということそのものは土地の取引と同様に、GDPとしてはカウントされないはずですし、加えて既存設備に対する排出対応コストであるとか、排出枠の購入しなきゃいけない企業にとっては購入費ですね。

それから様々な追加設備にお金がかかる。

こうしたことを通じて、先日の質疑でもGXスチールの例を挙げさせていただきましたけれども、例えば一生懸命カーボン、新しいシステムの炉を作って、水素還元をやって、高価な鉄を作ったとしても、その鉄自体の性能は特に従来品と変わらないので、下流のサプライチェーンの生産性の向上であるとか、新たな付加価値投資を直接もたらす投資ではない、このGX投資というものが。

むしろ様々な電力価格とか設備更新の負担を通じて、コスト増の要因になっていくと、結果的に国際競争力を削いでしまうというリスクも一方で抱えているというふうに認識しますが、政府としてこのGX投資というものによって、日本経済全体の供給能力とか生産性がどのような経路で向上していくというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

我が国が進めるGXは、エネルギー安定供給、経済成長、脱炭素の3つの同時実現を追求するものであり、GX2040のビジョンに基づき、10年間で20兆円規模の先行投資支援を行い、150兆円超の官民投資を呼び込むことで、国内に新たな市場と産業を創出するための取り組みを進めているところでございます。

具体的には、GX予算を活用した先行投資支援の後押しによって、例えば鉄鋼会社による地域での大規模な投資や、地域に根差す中小企業の省エネ投資が進んでおり、脱炭素だけでなく、雇用を含めた地域への便益も見込まれるものと承知をしています。

足元の中東情勢を踏まえても、原子力や再エネといった自国で賄える国産エネルギーを強化し、化石燃料輸入による国富の流出を抑えることは、企業活動の基盤と日本経済の安定を図る上で、その重要性はますます高まっていると認識をしております。

このような状況を踏まえ、世界共通の課題である脱炭素、エネルギーの分野で、日本企業が国内で技術を磨いて競争力を確保し、さらに世界の市場を獲得していくことが、我が国の成長に向けて重要だと考えております。

こうした観点から、日本成長戦略の17の戦略分野の一つとして、資源・エネルギー安全保障GXを位置づけ、価値鎖となる技術製品を見極めつつ、取りまとめに向けて、現在、さらなる取組の検討を進めているところでございます。

契約学科制度の目的と企業の役割
質問
河合道雄 (チームみらい)
  • 契約学科制度がどのような目的で創設されたか
  • 企業に対してどのような役割を期待しているか
答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • イノベーションの源泉となる高度人材を育成し、新技術立国を実現することが目的
  • 企業には実践的な研究場の提供や運営資金の拠出など、積極的な人材育成への参画を期待している
全文
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経済産業省は、文科省と連携し、産学間連携の大型化や国際化、そしてスタートアップの活性化等を通じ、大学の強いシーズや人材を社会価値の創造につなげる趣旨として、契約学科の制度を新たに創設されました。

この契約学科制度は、どのような目的で創設されたものでしょうか。

また、企業にどのような役割を期待しているか、見解をお伺いいたします。

イノベーションを通じた経済成長を達成し、高市政権の目指す新技術立国を実現するためには、イノベーションの源泉となる高度人材の育成が不可欠であります。

産業界で活躍できる高度人材を育成するため、経済産業省は大学における学位の授与を行うプログラムを産学が連携して設置・運営する取組である契約学科を新たに支援することといたしました。

企業には社会実装を見据えた実践的な研究を経験できる場の提供や、運営資金の拠出を通じ、積極的に大学における人材育成に参画していただくことを期待したいと思います。

契約学科制度の設計意図と産業界ニーズ
質問
河合道雄 (チームみらい)
  • 契約学科の支援仕組みの設計意図について
  • 企業が資金提供を決断するにあたり、どのような産業界ニーズを想定しているか
答弁
菊川
  • 企業から大学へ教育・研究リソース(資金・人材)が提供されることを支援要件としている
  • 高度専門人材の育成および研究開発を共同で行い、将来的にそれらの人材を採用したいという企業のニーズを想定している
全文
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大臣にお伺いいたします。

本制度の支援の仕組みは、どのような意図で設計したものでしょうか。

また、企業が資金提供を決断するにあたって、どのような産業界のニーズを想定した設計になっているかお伺いいたします。

今、委員の方から御指摘ございましたとおり、今回の契約学科の制度につきましては、企業から大学に対しまして、教育でありますとか、研究のためのリソース、資金でありましたり、人材でありましたり、そういったリソースが提供されることを、我々が支援する予算事業の支援の要件としているところでございます。

このため、先ほども御指摘ありましたとおり、企業からの一定規模の資金提供が不可欠となる以上、どういった企業側にニーズがあるのかというところが大事かと思います。

我々といたしましては、企業においてはイノベーションを生み出すための源泉となる、これは高度専門人材となるわけですが、こうした高度専門人材をしっかりと育成、自ら大学と一緒になって育成していけること、そしてその育成に伴いまして、研究開発も一緒に担当していけること。

その結果として、企業側にとってみますと、高度専門人材を採用していけるという可能性もあるということも出てくるかと思います。

そうした様々なニーズが企業側に高まっておりまして、そういった観点から、企業側からもこの事業に関しまして非常に多くの問い合わせもいただいております。

学生の職業選択の自由と企業とのルール設定
質問
河合道雄 (チームみらい)

- 学生の職業選択の自由や就職活動ルールとの整合性を確保するため、企業とどのようなルール設定やコミュニケーションを想定しているか

答弁
菊川

- 学生の職業選択の自由の保持および既存の就職活動ルールの遵守を大前提としている

全文
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一方で、そういった学位プログラムに参加している学生からした場合に、しっかりとご自身の職業選択の自由が担保されることも同時に極めて重要なことでありますし、前提であるべきと考えられます。

特に本制度は、スタートアップの創出も期待していることから、就職ではなくて起業していくというパスもしっかりと担保することも重要であることを考えると、就職に向きがちな矢印を、しっかりと企業側の理解を得ながら、制度設計をしていくということも重要かなというふうに考えております。

ここで政府参考人にお伺いいたします。

学生の職業選択の自由や、いわゆる就職活動のルールとの整合に向けて、企業との間にルール設定や、どのようなコミュニケーションを取っていくかどうか、どのような関与を想定しているかについてお伺いいたします。

先ほど委員から御指摘がありましたとおり、学生にとりまして職業の選択の自由、これが保持されることは当然のことでございますし、既存の就職活動における取組、いろいろな様々な取組があるわけです。

ルールがございます。

そうしたこととの整合性ということは当然大前提としておりまして、今回の契約学科の取組においても、そうした必要なルールを守っていただくということは大前提と。

起業促進と企業の投資インセンティブの両立
質問
田嶋要 (中道改革連合・無所属)

- 育成した学生が起業した場合、企業の投資が直接的な採用につながらずインセンティブが損なわれる懸念があるが、どのような措置を講じるか

答弁
菊川
  • 起業の自由は原則として保障する
  • M&Aによる事業成長などのメリットを提示し、スタートアップ創出への寄与を公募の評価項目に盛り込んでいる
  • アントレプレナーシップ教育を通じて地域や業界全体の起業家人材育成につなげる視点を持つ企業の声がある
全文
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田嶋の方の成果目標には、採択大学拠点の大学発ディープテックスタートアップ創出実績、これを2倍以上にするとはございます。

契約学科で育成した学生が起業した場合、資金を提供した企業にとって、育成投資が繰り返しになってしまいますけれども、直接の採用につながらない場合、なかなか起業を促進しづらいという、どうしてもそういうインセンティブ構造にあるというような課題も指摘できようかと思います。

一方で産業界のニーズと人材供給のギャップを埋めるためには、新産業の創出の観点からもしっかりとスタートアップが増えていくということも重要でございますので、この出口をしっかりと位置づけること、これもこの制度上の要だと認識しております。

その観点から政府参考人にお伺いいたします。

企業の投資インセンティブを損なわずにスタートアップ支援を進めていくために、どういった措置をしていくお考えかお伺いをいたします。

先ほど、委員長への答弁の中で申し上げましたとおり、まず学生がどういう将来の選択をするか、これはまさに自由でございますので、そこについては原則しっかりとあるということでございます。

従いまして、スタートアップ、こういった起業をしていくというところについては、もちろんのことながら保障されるということであります。

その上で、企業にとってみれば、いろいろリソースを出す関係で、どういったROIというご指摘もありましたけれども、どういう形で企業側にとってのメリットを享受できるかと。

M&A、買収をするというような形で、自らの事業の成長にもつながるということを考えているという企業も多くございまして、そうした観点からスタートアップ創出への寄与を、公募における評価項目に盛り込んだところでございまして、実際に契約学科の検討を行う企業からは、大学においてアントレプレナーシップ教育を行うことで、地域、そして関連業界の起業家人材育成に全体につながっていくということを視野に入れてやっていくんだという声も聞いているところでございます。

補助終了後の民間資金提供の継続(自走化)
質問
河合道雄 (チームみらい)

- 初期の補助支援終了後も、民間企業が継続して資金を提供し続ける仕組みにするために何が必要と考えているか

答弁
菊川
  • 10年以上の継続的な設置運営を要件としている
  • 支援期間(3年または6年)を設けることで自走化を促す仕組みとしている
  • 採択時に実装化を要件化し、予算終了後も企業による継続的な資金提供がなされるようフォローアップを行う
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本制度の要件として、10年以上の継続的な運営への関与というところを挙げていらっしゃるかと思います。

補助金があるからやるということではなくて、理念としてもしっかりと大学に目指すとか、前に言った地域大学の場合は地域の産業の拠点になっていくというようなところに期待もあるのかなというふうに捉えておりますけれども、そのためにはやはり民間が自らの判断で、投資し続けようと思えるような仕組みであること、あるいはそういう成果が上がることが重要だと考えております。

ここで政府参考人にお伺いいたします。

初期の補助支援が終了した後であっても、民間企業が継続して資金を提供し続ける仕組みにするために、どのようなことが必要だと現時点でお考えかお伺いいたします。

このために、先ほど委員からもご指摘がありましたとおり、この制度につきましては、少なくとも10年以上継続をして設置運営されること。

これを契約学科の要件としております。

令和8年度の当初予算、これは研究人材の育成につながる研究開発に対して補助する中身になっておりますが、これは最大6年間の支援補助ということになってございます。

一方で3年と6年というのが支援の期間でございますので、その意味するところは、自走化をしていただく。

それを促す取組という仕組みにしてございます。

経済産業省といたしましては、採択する際には、実装化をある種、要件化してございますので、国の支援、予算支援の終了後も、企業による継続した資金提供等々がなされまして、取組が継続的なものになるように考えておりまして、またその取組を、しっかりとその後もフォローアップしていくという形で進めてまいりたいと思います。

未踏事業の成果
質問
河合道雄 (チームみらい)

- 未踏IT人材発掘育成事業がどのような成果を上げているか

答弁
西川
  • 2000年の開始以来、延べ2400人を発掘育成し、うち約500人が起業している
  • AIスタートアップの経営者を多く輩出するなど、スタートアップの苗床としての役割を果たしている
全文
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続きまして、未踏事業についてお伺いいたします。

若年層向けの人材育成の仕組みといたしまして、未踏IT人材発掘育成事業がございます。

未踏事業は独立行政法人情報処理推進機構が実施する若年層向けの先端IT人材育成プログラムです。

25歳未満を主な対象として、独創的なアイデア・技術を持つ個人・チームを選抜し、産業界・学会のトップランナーであるプロジェクトマネージャーの下で、開発プロジェクトへの資金支援、集中的な指導助言を提供している実績のある制度と承知しております。

スタートアップ育成5カ年計画の下で、育成規模の拡大を目標として掲げておられて、これも順調に取り組まれているというふうに聞いております。

改めて政府参考人にお伺いいたします。

この未踏事業がどのような成果を上げてきているのか、そしてどのような成果を得ているのか、お伺いをいたします。

委員御指摘のとおり、未踏事業は独創的なアイデア技術を持つ突出した若手デジタル人材が提案するプロジェクト、これを産業界学会の第一線で活躍するプロジェクトマネージャーが自ら採択をして、アドバイスを行う事業でございます。

2000年に開始をいたしまして、これまで延べ2400人を発掘育成をし、そのうち約500人が起業されているというプログラムでございます。

この中で例えばAIスタートアップの経営者も多く輩出する、こういったスタートアップの苗床としての役割も果たしてきているものと認識をしてございます。

本事業は第一線の人材が直接突出した人材を選抜して育成を行うということで成果を出しているものと考えてございます。

未踏事業の今後の展開と裾野拡大
質問
河合道雄 (チームみらい)

- 未踏事業の知見を活かし、スタートアップ人材や理系高度人材の輩出に向けて今後どのように展開するか

答弁
西川
  • 単なる人数拡大ではなく、これまで応募してこなかった属性や領域への拡大を目指す
  • 「あかつきプロジェクト」により地方での育成機会を拡大している
  • 漁業などの特定分野に特化した「未踏ターゲットプログラム」を順次拡大している
全文
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加えての質問になります。

こういったところで、今まさにおっしゃっていただいたように、技術者ですとか、まさに起業家の苗床という話もありましたけれども、起業家も輩出してきた一方で、今回5カ年計画もそうですし、今後の方向性としても、やはりこういったところを広げていくですとか、この知見を還元して、しっかり土台の方、裾野を広げていく方にも、一定未踏事業の期待もある。

挑戦する風土ですとか、先端的な技術に挑んでいくんだというところが広がっていくことで、日本国全体の若年層の見る方向性が変わっていくみたいな波及を期待したいなというふうに個人的には感じております。

ややちょっと話が広がってしまいましたが、政府参考人にお伺いをいたします。

未踏事業の知見を生かして、こういったスタートアップ人材ですとか、理系高度人材の輩出に向けて、今後どういうふうに展開をお考えなのか、お伺いいたします。

委員御指摘のとおり、未踏事業における育成対象者の拡大に当たって、単に人数を増やすということだけではなくて、これまで未踏に応募できなかった、してこなかった属性の方、こういった方に応募いただきやすい形で、日本全体に広げていくと、また、違う領域に広げていくというところを目指してございます。

具体的には、過去、未踏事業の応募者の半数以上が、やはり関東地方からの応募であったということを踏まえて、地方での育成機会の拡大を目指して、2022年度から、地方における優れたアイデアや技術を持つ若手人材の育成を推進する、地方の若手人材発掘育成支援事業、通称、あかつきプロジェクトと呼んでおりますけれども、を開始させていただいてございます。

加えて、またビジネスレベルまで技術が進展していない、例えば漁師などの分野に特化した未踏ターゲットプログラム。

こういった新しい領域でのプログラムを順次拡大させていただいてございます。

こうした取組を通じて着実に未踏事業を通じた人材育成を進めて、スタートアップ人材や理系行動人材、これを幅広く広げていくところに貢献していきたいと考えてございます。

若年層人材育成への取り組み方針
質問
河合道雄 (チームみらい)

- 契約学科や未踏事業を含め、産業界のニーズに応じた若年層人材の育成に経済産業省としてどのように取り組むか

答弁
赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
  • 2040年に予想されるAI・ロボット利活用人材等の不足を踏まえ、文科省や産業界と連携し大学・高専の学部再編や機能強化を進める
  • 契約学科の推進や地方版未踏事業の実施により、若い人材の才能を伸ばし産業界で活躍できる環境整備を一層進める
全文
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本日のいろいろな質疑を通しまして、契約学科の制度、こちらは大学にアプローチするものでございますし、未踏というのは特定の教育機関に紐づくものではございませんが、25歳未満、実態としては大学生だとか、より若い世代だとか、あるいは関連する事業として、さらに若年層の方が参加できるものがあったりということも聞き及んでおります。

こういうことを考えますと、経済産業省が人材育成に関する政策パッケージを広げていって、一方、現在まで続けていらっしゃるデジタルスキルの標準化、いわゆるDSSの策定改定といったところですとか、学びデラックスポータルの運営など、社会人向けのリスキリング政策はどんどん増えているというところではありますが、ここで今日お伺いしたような、より早い段階から意欲ある人材への支援を手厚くしていくということは、労働需給のミスマッチを長期的に改善していく上では、非常に重要です。

これ今どちらかというと制度設計の観点から申し上げてきましたけれども、実は学生ですとか、そういったこれから社会に出ていく側のニーズも大きいということが考えられます。

大臣もしかしたらご存知かもしれませんが、最近「ギュラレル」という言葉がございまして、これはシンギュラリティにされるということでですね、自分が大学で学んでいる間にAIが仕事を取ってしまうんじゃないかという危機感を持ってですね、学生が若いうちから会社で働きたいだとか、インターンをしていくだとか、産業界に関わっていきながら、自身の能力をしっかりと、能力と経験を積んでいきたいというような表れである、ある種の造語、新語でございます。

こういった意味でも、産業界の経験を先取りして、学生ができる、若年層ができるようなプログラムをどんどん拡充していくことというのは、すごく重要だと考えております。

ここで、ちょっと広く大臣にお伺いしたいと思います。

契約学科制度やこの未踏をはじめ、産業界のニーズに応じた若年層人材の育成に、経済産業省としてどのように取り組んでいくか、ぜひ意気込み含めお伺いさせてください。

議員御指摘のとおり、労働需給のミスマッチを改善するためには、産業界のニーズに応じた人材育成が重要でございます。

経済産業省が発表した就業構造推計では、2040年には約440万人の事務職が余剰となる。

一方、AIロボット等利活用人材は約340万人、現場人材約260万人不足する可能性を示しております。

こうした結果も踏まえ、成長分野に関連して将来的な人材不足が懸念される理工・デジタル系を中心として、大学・高専の学部再編、機能強化が重要であり、文部科学省をはじめとする関係省庁や産業界と連携して進めていきたいと思っています。

加えて、産業連携による、ご指摘ありました契約学科のさらなる推進や、地方版未踏事業の実施による未踏事業の育成規模の拡大を進めることにより、若い人材の多様な才能を伸ばし、産業界での活躍につなげられる環境の整備を一層進めていきたいと思っています。

引き続き、関係省庁とも連携して、産業界のニーズに応じた人材育成に取り組んでまいりたいと思います。

発言全文

工藤彰三 (経済産業委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 工藤彰三

(修正対象のテキストに有効な発言内容が含まれていないため、出力はありません)

大島敦 (中道改革連合・無所属) 12発言 ▶ 動画
委員長 工藤彰三

工藤彰三(経済産業委員長)おはようございます。

これより会議を開きます。

経済産業省大臣官房サイバーセキュリティ情報課審議官、西川和美君ほか29名の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんか。

ご異議なしと認めます。

よって、そのように決しました。

質疑の申出がありますので、順次これを許します。

大島敦君。

質疑者 大島敦

大島敦(中道改革連合・無所属)よろしくお願いします。

今日は山岡一郎理事のご配慮で30分時間いただきまして、久しぶりに経産委員会で質問をさせていただきます。

まず、健康経営についてということで、あまり質問は出ない領域かなと思うんですけれども、私は必要だと思ってまして、今から3年前、2023年に、商工会議所と商工会、大宮ハローワークが協力して、求人と求職のマッチングイベントがありました。

私が存じ上げている企業もあって、会場を訪れました。

数社ずつそれぞれテーブルで求職者との面談を行います。

求職者との面談が切れ目なく埋まっているのは、住宅設備用部材を製造・加工している会社と、段ボールを製造している会社の2社だけでした。

その中で、大手住宅設備メーカー向けに住宅資材の製造・加工をしている会社は、私も存じ上げる会社であり、取材を申し込み、工場見学をして、経営人との意見交換もさせていただきました。

長時間残業、男性社員の育児休業制度の導入や長時間残業を減らすために作業の効率化を図るなど、若手社員が望む制度に社内変革を進めているということで、今、中小・小規模企業でもいい人材を集めるためには、社内のシステムを今に合わせていかないといけない。

もう一社、射出成形機を使って物を作っている会社、従業員規模で50人はいてないんですけども、訪問するとご自身のご子息が大手企業に勤めていて、30歳になったので会社に戻して経営を全部。

そうすると大企業の経営のマネジメント、給与は公務員並み、有給は取らせる、残業はほどほど。

そうするといい人材がたくさん入ってくるということなんです。

ですからそういうことで、経済産業省は長年健康経営ということで取り組んでらっしゃっていて、去年の政府の方針の中でも、これはプレコンセプションケア。

あまり聞き慣れない言葉なんですけれども、プレコンセプションケア。

性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザインや将来の健康を考えて、健康管理を行うということで、このプレコンセプションケアということの一つとして、健康経営も位置づけられていると思ってまして。

そうすると、この領域について、私としては健康経営の取組を広めたいのは、人材不足に直面する中小・小規模企業が重要だと思っています。

中小企業の認定数は伸びておりますが、全国の中小企業の母数に照らせば、まだ一部にとどまります。

業種・地域・従業員規模別の浸透率を把握し、実施企業に対する支援策を強化していった方がいいと思っています。

さらに、健康経営優良法人認定事務局の資料では、未実施企業への調査で、健康経営そのものを知らないので取り組んでいないと回答する回答が7割以上とされています。

ここは広報不足ではなく、商工会議所、商工会、健康経営を推進する専門家との伴走支援が必要と考えております。

政府の考え方を問いたいと思います。

その前に、実は今、コーポレートガバナンス・コードが改定の時期を迎えておりまして、コーポレートガバナンス・コードの中でも、人への投資を含む成長投資の方を優先的に求めることをどのように明確に位置づけるかという議論がありまして、人への投資も含めて生産性を向上させるという植物的な言い方ではなくて、人への投資を含めて企業全体の価値を上げている時代に入ってきていると思いますので、中小・小規模企業においても、こういう健康経営という観点から、商工会議所、商工会、健康経営を推進する専門家の伴走支援をしながら取り組まれることが、日本の経済を良くすることにつながると思うので、ぜひその点をご答弁をお願いします。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正(経済産業大臣)おはようございます。

委員の問題意識に完全に共有をいたします。

健康経営は私も非常に重要だと思ってまして、我が地元でも健康経営優良法人の認定を受けましたよと言って、本当に喜んで、その盾が応接室に飾ってあって、そのことを喜んで報告をしてくれるような企業が増えてきております。

本当に大事なポイントだと思いますし、コーポレートガバナンスの中で、もう人材投資ということで、今私は労働供給制約社会と言ってますが、人口減少して生産年齢人口が減っていく中でですね、一人一人働く方を大事にするというのはものすごく大事な考え方だと思うので、全く問題意識は共有をいたします。

少子高齢化に伴い、生産年齢人口の減少が見込まれる中で、企業が従業員の健康投資といった健康経営の取組、生産性向上や持続的成長を図っていくことは極めて重要であります。

また、委員御指摘のとおり、中小企業については、大企業よりも認定比率が低い状況であるため、中小企業を重点的に支援すべく、さらなる周知に加えて、認定企業への補助金加点といったインセンティブ付け措置を拡大をしているところでございます。

また、今年からの補助金も、実は健康経営優良法人が加点されるような補助金の数を増やしたり、経産省としても全力でこれを定着させようと努力をしております。

ご指摘のとおり、健康経営そのものを知らないで、健康経営に取り組んでいない事業者も多数いますので、これまでも周知活動を行ってきましたが、まさに委員ご指摘の商工会議所、商工会、健康経営を推進する専門家と連携した伴走支援についても、極めて有効な支援の一つだと考えられます。

攻めの予防医療に関する政府内会議でも、その重要性が指摘されています。

中小・小規模企業への健康経営の普及に向けて、自治体、健康づくり支援機関、商工会や商工会議所などの経営支援機関や、健康経営に詳しい専門家、普段から中小企業とやり取りをしている税理士の皆様などが連携をして、健康経営のメリットやノウハウを伝えていくといった具体的な伴走支援の在り方を検討してまいりたいと思います。

質疑者 大島敦

大島敦君。

ご答弁いただきましてありがとうございました。

大企業は十分進んでいくので、ご地元でのご発言も聞きながら、進めていただくことを確信しましたので、よろしくお願いします。

次は、物資不足への対応ということで、結構難しい時代に入っていると思っています。

私、今通常国会は国家情報会議設置法案、あるいは経済安全保障推進法案の審議に携わっておりまして、我が国は非常に良い国だと思います。

新型感染症の時にうまくいった国が台湾だったり韓国だったりシンガポールだったりして、どうして日本が?ということで、マイナンバー保険証とか、COCOAというアプリケーションもあったかな。

あまりうまくいかなかったというのは、国の成り立ちが違うと思ってまして、先ほど挙げた台湾にしても、韓国にしても、シンガポールにしても、中央集権性がある国なので、いろんな情報に関する、あるいは国の仕組みが違うと思っていて、それをそのまま日本でというわけにはいかないと思っています。

ですから、経済安全保障、あるいは安全保障についても、私は今の日本のこの状態が一番いいと思っていて、そのことを各国大使とお話ししても、評価点は高いです。

この良さを維持しながら、やはり安全保障に備えていることが、政治の、私たちの、多分、責務かと思ってまして。

1992年1月の発言がありまして、中国には、中東には石油がある。

中国にはレアアースがあるって明確に位置づけている。

92年に。

ですから今回は、その中東における石油が途絶したことと、あと、レアアースについて、やっぱり中国は92年から取り組んでおりますから、すぐにはレアアースできないんですよ。

まず採掘して、選鉱して、精錬して、商品化して、磁石化して、品質保証まで含めると、結構長いノウハウの蓄積があるので。

この間、日本にも、レアアースの学会があるそうでして、予算も500万円ぐらいなんですって。

意外と少ない予算で頑張ってらっしゃったりもして、そういうところもしっかり手当てをしていかないといけないなと思います。

もう一つ、米国のCSIS、米国戦略国際問題研究所の4月のレポートだと、トマホーク含めてパトリオットまで、7種類のミサイルの消耗率を出している。

結構消耗しておりまして、パトリオットだと46から61%。

サードだと53から81%。

これが消耗率なので、リアルなこういう数字を見ながら、戦略は日本国政府も立てられているのかなと思ってまして。

このようなミサイルを今後、このレポートだと1年から4年かかる。

ここには備えが必要だ。

米国国防総省の来年1月からの調達のガイドラインを伺うところによると、この備えについては、やはり生産過程も含めて米国製だという一文が入っていたりもすると聞いておりますので、やはりここのところも必要で、両方今、押し寄せてきているのが我が国だと思っていて。

今私たち非常に極めていい時代に生きていて、英語できないんですけど、海外の政治学者、経済学者、軍事の専門家、インテリジェンスの専門家の討論番組は全部字幕が出るので読めるんですよ。

ここで日本の報道ぶりとは全く違います。

2月28日の前からあるかもしれない。

イランは日本語で言うと存立危機、国の存立をかけてやってくるから、侮れない。

侮れないと。

今回長いぞっていうのをずっと言ってらっしゃる、識者の皆さん。

かつヘリウム、あるいは肥料、あるいは原油も含めて、国際価格は上がってくるっていうことをずっとこう言ってらっしゃってて。

一応私、背景についても調べるんです。

背景についてもどういう人たちがどういうこと言ってるのか調べながら聞いておりまして。

ですからもともと長いのかなと。

今回うまく解決すればいいですよ。

ある一つで、でもあと国としては基本的に今回のイラクをめぐっての紛争が長いという前提の方が、マネジメントとして国をマネジメントするには必要なのかなと思ってまして。

その点につきまして、大臣から現状認識を、もうすぐ3ヶ月になるので、日本国政府としては3ヶ月のうちには解決する見通しだったと。

ひょっとしたらこれから長く続くかもしれないという、この見立ては結構大切だと思うので、大臣の言える範囲内での御所見をお願いします。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

ご通告のない質問だと思いますが、中東情勢については正直申し上げて、余談を持って何か申し上げられることがあるわけではないと思います。

ただ、一つ我が国として申し上げられるのは、これ、備蓄について繰り返しておりますけど、8ヶ月分、原油の備蓄を持ちですね。

また、委員が先ほど触れられたんで、ちょっとお話をしますと。

質疑者 大島敦

大島敦君。

それで現状認識と対策をお伺いしません。

政府参考人に質問通告しておりましたので。

地元、多分皆さん、委員の皆さんもそうだと思うんですけれども、地元に帰ると結構多くの方から様々な要請を受けると思うの。

私もヒアリングしています。

比較的大きい、売上規模が40億から50億のゼネコンの経営者は、一応入っているというものは、ただ小さいところになると、なかなかそこまでは届いていないということを訴えられまして、一部町長企業の建材メーカーの方に伺っても、部材については結構上から材料が入ってこないという話を聞いたり、特にこれから北海道、夏に家を新築して、そして観光するときに、北海道だとこの土台においても、山岡さん詳しいと思うんですけど、断熱材を使用するので、断熱材がないって言うんですよ。

そうするとこれから高知に対する着手ができなくなるので、こういうようなことを政府としては、どのように意見を聴取されているのかについて、政府参考人からのご答弁をお願いします。

はい。

政府参考人 畑田

畑田大臣官房審議官。

お答えを申し上げます。

石油や原油製品自体、日本全体として必要になる量は確保できておりまして、年を超えて石油の供給を確保する目処がついていると。

その上で、ナフサについては備蓄原油を用いた国内の精製ですとか、それから中東以外からの輸入拡大、またポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫も合わせると。

これも年を超えて継続できるとなっています。

質疑者 大島敦

大島敦君。

1点、お手元の資料、1ページ目なんですけれども、関係省庁における情報提供の受付窓口、これが受付窓口の一覧表をいただきまして、地元帰って、これを私の訴えていただく方に配ってもわからないので、大島が作成したのが、3ページ目をめくっていただくと、これ皆さん、QRコードを読んでいただくと、直接経済産業省のホームページに飛ぶようになってまして、これ切ると名刺サイズになります。

で、書いたのが緊急重要、日本国政府、中東情勢関連対策窓口、QRで一本化、ワンストップ、迷ったらまずQRへということで。

この裏面をめくっていただくと、名刺サイズの裏面に、主要な対象物資、所管省庁ということで、燃料油、石油製品等、経産省、国交省、農水省、環境省、一番最後、詳細、最新情報は、これは表面QR、大島が作りました、これは。

ぜひね。

やはりこれがあると、皆さんね、地元で訴えられたときに、ここにアクセスしてくださいって渡せば済むので、ぜひね、ご活用ください。

やっぱね、こういうことで多くの情報を集めて、どこに何がスタックしているのかを、まず必要だと思うの。

で、もう一つ、政府参考人に伺いたいのは、多分第一次オイルショックのときに作った法律があるんです。

それについて説明していただけますか。

政府参考人 畑田

畑田大臣官房審議官。

お答えを申し上げます。

まず、周知の方ですけれども、QRコード向けありがとうございます。

我々も情報提供窓口ですね。

ホームページに中東情勢ポータルというのを設置し、またSNSなどもやっておりますけれども、全国の地方経済局が現場の企業の声をお聞きする中で窓口をお伝えしたり、また業界団体を通じてチラシを配布しておりますけれども、このチラシの中で我々もQRコードをつけておりまして、引き続き頑張っていきたいというふうに思っております。

オイルショックのときの件ですけれども、これは1973年の第一次オイルショックの際に、石油需給適正化法、また国民生活安定緊急措置法、こういうものを成立させていただいておりまして、ナフサにつきましては、石油需給適正化法における石油製品の一つということでございます。

発動の必要が認められる場合には、事業者や個人に対して割り当て、または配給といった対応。

国民生活安定緊急措置法における生活関連物資等に含まれ得るというふうに解釈をされておりまして、法律の規定に照らして必要性が認められる場合には、事業者や個人に対して割当または配給等を行うことができるということになっております。

質疑者 大島敦

大島敦君。

経済産業省、国土交通省の若手の職員さんに聞くと、結構一生懸命やっていただいている。

でも業界に任せた方が早いんじゃないかなと思う。

ただ、ここに一つ気をつけなければいけないところがあって、公正取引委員会は行政指導に誘発された事業者や事業団体の行為だっても、独占禁止法の適用は妨げられないという考え方を示している。

政府が業界で話し合って配分してくれと曖昧に投げると、価格、数量、取引先の調整になり、独占禁止法上のリスクが出ると思う。

しかし、従ってやるなら、業界全体の強制ではなく、政府が法律に基づき、対象物資、対象地域、優先順位、数量、期間、報告義務を明確にする方が、より安全だと思う。

今、法律の根拠なく、行為でやっている。

これまでの下請価格の転嫁も、どちらかといえば法制に則らないで、お願いベースでやっていたわけですよ。

この間、ようやく、ここを変えたことによって、下請中小企業取引適正化法を改正したので、だいぶ進みは良くなっているんですけど。

ですから法的根拠としては、多分ゼロ段階。

今やっていることは、石油備蓄法に基づいて、これは備蓄を放出している。

で、価格が高騰し、買い占め売り惜しみの疑いがあったときは、買い占め売り惜しみ防止法があって、2番目として、特定地域、特定用途で化石由来製品や燃料が不足すると、国民生活安定緊急措置法の14条から22条。

第3段階、化石由来製品等が全国的、長期的に著しく不足すると、国民生活安定緊急措置法26条。

これ、罰則規定があったかと思います。

そして石油そのものが大幅に不足し、国民生活、経済に著しい支障。

これは相当備蓄が減らないと難しいと思うんですけど、石油自給適正化法。

同法の4条から12条。

通常措置で石油危機を克服することが困難になったときは、石油自給適正化法の12条ということで、それぞれ法体系は準備してあります。

今後の対応として、私は業界団体に任せた方が早いと思う。

でも業界団体が一緒に集まってやると、これ談合になるので、そこに対して法律的な根拠を与えて進めた方が、政府としての進みが早い感じがする。

考え方なので、まだ法律的に正しいかどうかを詰めたわけじゃないんですけど、そういう観点での対応策をそろそろ。

特にシェールガス。

僕も10年以上前にヒューストンで、僕はシェールガスの現場、シェールガスもシェールオイルも同じですから、作り方は。

これは普通の井戸とは違うの。

私、鉄鋼会社で油井管という井戸を掘るパイプの販売管理をやっていた人なので。

ですから、シェールガスは値段が上がってくれば採算からたくさん出せるんです。

ホルムズ海峡ではなくてパナマ運河を通っては相当高い原油を買っているはずです、今、日本は。

ですから今の170円で抑えて、今42円下駄、政府から補助しているので210円。

でもこれは210円という観点でよく見ておかないと、今後さらに政府のこの補助が増える恐れがあると思う。

今後、請求価格が高止まりしていくと。

ですから、それを踏まえて、国民が騒然とならないように、大臣もご発言、注意しながらご発言されているんですけれども、そういう観点での取り組みをぜひお願いしたいと思っていまして、よろしくお願いします。

最後に1点だけ早口で私の方で答弁を求めますので、早口で答えていただけると助かります。

これは、機微技術の流出防止は、外為法による投資審査、輸出管理、特許の出願・非公開・情報保全だけで関係するものではないと考える。

企業側に信頼できる資本の選択肢がなければ、資金不足や事業承継を契機に、高リスクな資本や買収提案に依存せざるを得ない場合もある。

政府として機微技術を持つ中小・中堅企業に対し、技術流出防止と成長資金

質疑者 大島敦

共用一体で進める必要性があると考えると。

ここで一つお願いしたいのは、サプライチェーンのより深くにある機微技術を持つ中小企業の情報をさらに把握し、育成していくためには、政府系金融機関が出資する官民ファンドが必要だと思っています。

機微技術を持つ企業をより広く投資し、育成することが必要と考えるので、大臣の御答弁をお願いします。

赤澤大臣。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正大臣、ご指摘のとおり、我が国の経済安全保障を確保する観点から、中堅中小企業の優れた技術や製造基盤を支えることは重要であります。

今般の経済安全保障推進法の改正も活用し、幅広い関係者の協力を得ながら、サプライチェーンの途絶等が起こることがないよう、機微技術を持つ中堅中小企業の把握を進めてまいりたいと思います。

また、こうした経済安全保障上重要な企業への投資を通じた育成については、いい御指摘のところでありますけれども、JICや中小企業などの個別の官民ファンドにおいて、国内産業競争力の強化や中小企業の新事業展開、事業承継、事業再生等の促進といったそれぞれの支援対象に合致をすれば投資は可能という状況になります。

活用をぜひお願いいたします。

ありがとうございました。

斉木武志 (自由民主党・無所属の会) 17発言 ▶ 動画
委員長 工藤彰三

斉木武志君。

質疑者 斉木武志

斉木武志でございます。

本日は政府が本国会に提出をしております電気事業法の改正案についてお伺いをしたいと思います。

今回の改正案の肝目、私一つ大きいなのは、脱炭素電源の整備に政府の財政投融資を活用していく、要するに国として電源整備に一歩を踏み出すということが大きな肝目ではないかと思っております。

私の地元は福井県ですけれども、脱炭素電源といいますと、嶺南地域に7基、今、原子力発電所が稼働しておりまして、今、関西電力が4号機のリプレイスも視野に入れて、三浜3号機の周辺でボーリング調査を行っているところでございます。

こういった、例えば原子力発電所など整備しようとすると、建設費が今すごく高騰しているんですね。

福島事故前に比べて何が変わったかといいますと、まず規制基準が強化をされて、特重施設、テロ対策であるとか、ミサイルの飛来などに備えて、サブの制御システムを持つこと。

また、メルトダウンに備えてコアキャッチャーを増設をすること。

こういった様々な付帯設備がくっついてきていますので、例えば海外に輸出しようとすると、1兆2500億とか、1兆5000億とか、とても数千億のオーダーでは済まないんじゃないか、というふうにも言われている。

こういった建設費の高騰がある。

やはり今、民間金融機関からも、みずほ銀行などによると、政府に対しては、2050年にかけて、この規模のこの電源であるとか、安全対策工事であるとか、送電網の整備、系統の整備、こういったものにこれだけのお金がかかるんじゃないかという試算も出ていて、先日政府と金融機関が行った協議でも、なかなかこれだけの長期、例えば原子力発電所などは20年建設、60年運転、40年廃炉ですから、120年の正規をまたぐ兆円単位の投資。

これに対してなかなか今、総括勘定ではなくなった民間企業、一民間企業に対して兆円単位の100年単位の融資ができるかというのはなかなか厳しいと、金利も優遇できませんよみたいな厳しい声もあったというふうに聞いております。

こういった民間金融機関がちょっとお呼び越しになる中で、やはり私は国がやはりある意味債務保証をつけて、国が投資をするんだから金融機関もついてこいよと。

こうやって一歩前に出る姿勢というのは、私は非常に必要だと思っておるんですが、この民間金融機関の態度も含めて、今この政府の財投を電源投資に入れていく必要性をどのように認識していらっしゃいますか。

資源エネルギー庁、久米電力ガス事業部長。

政府参考人 久米

お答え申し上げます。

DXやGXの進展に伴いまして、電力量の増加が見込まれる中、電力の安定供給の確保と脱炭素化を両立していくためには、今後短期間に集中して大規模な電源や送電線の整備を進めることが必要でございます。

こうした投資の促進に向けて、資源エネルギー庁の内部において様々な議論を行ってきたところであります。

その中で今、委員からもご紹介いただきましたけれども、今後長期かつ大規模な投資が増えることが見込まれる中で、民間金融機関のみで必要金額を賄うことがこれまで以上に難しくなると。

量的補完の観点で、政府による制度措置の必要性、官民協調の重要性についての指摘もあったところであります。

こうした課題に対応するため、今、国会に提出している電気事業法改正案では、電力公益機関による財政投融資を活用した貸付制度を盛り込んでおりまして、民間企業を補完することで、資金調達が難しい長期かつ大規模な電源や送電線への投資を促進してまいりたいと考えてございます。

これによって脱炭素電気の供給や送配電網への接続といった需要家ニーズにも迅速に対応してまいります。

委員長 工藤彰三

斉木武志君。

質疑者 斉木武志

こうした政府が一歩、金融支援に乗り出すというのは、私は日本だけではなくて、先行している事例が世界的に、特にフランスにおいて進んでいると思います。

例えば東側諸国を見ると、例えば中国とかロシア、例えばロシアはロスアトムなど、完全に国有企業が、中国もそうですね、原子力発電所の建設をどんどんしていっている。

フランスも欧州における原子力大国ですけれども、一度は独占的な地位にあったフランス電力EDFというナショナルカンパニーがありました。

これが2000年代に民営化をされていたんだけれども、政府がここ2023年に株式をまた国有化をして、フランス電力を再国有化いたしました。

背景にあるのが、やはりそうした大規模電源投資が民間企業ではできないというところですね。

次世代革新炉、欧州型次世代革新炉であるとか、6基これから建設をしていくというふうに表明しておりますので、そういったところにおいても、民間に任せては進まないので、国が再国有化していく。

債務をきっちり引き受けて建設をしていくということは、中国であろうが、ロシアであろうが、西側の欧州諸国、フランスであろうが、皆さん、やはり政府がいろいろ試行錯誤をしながら、大規模投資の必要性、政府の債務保障の必要性という方に舵を切ってきている。

この辺りの今の各国の状況というものを、どのように、私は国際的にも必要な状況だと思っているんですが、どのように見ていらっしゃいますか。

赤澤亮正大臣。

答弁者 赤澤亮正

お答え申し上げます。

ただいまの委員からご紹介いただきましたように、世界の国々はそれぞれに異なる経済事情やエネルギー事情を踏まえながら、電力の安定供給の確保や脱炭素の取り組みに取り組んでいるということだと承知しておりますけれども、特に今ご紹介いただいたフランス政府の取り組みに関して申し上げますれば、原子力事業者であってフランス国内最大の電力会社であるEDF、これは気候変動対策やエネルギー分野における自国の独立性を確保し、原子力発電の新規建設計画の加速や再生可能エネルギーの展開に必要な手段を確保するという観点から、2023年6月に完全国有化されたというふうに承知をしてございます。

委員長 工藤彰三

斉木武志君。

質疑者 斉木武志

本当に各国政府が大規模投資という必要性に直面して、どこからお金を出すのかというところを、やはり国というものが一歩前に出るということが、地球上で非常に鮮明になってきていると私は思いますので、今後、法改正によって、そうした日本においても、こういった系統の整備であるとか、またこの洋上風力の電源開発であるとか、原子力のリプレイスであるとか、さまざまなこの脱炭素電源投資にですね、ぜひ積極的にこの民間金融機関のたらざる部分を補うという姿勢を堅持していただきたいなと思っております。

そしてもう一つですね、となると、今お話したのは最初美浜の4号機のお話ししました。

美浜においてはですね、もう一つ声が出ているんですね。

リプレイスはいいけど、避難路がないじゃないかという声です。

美浜発電所というのはですね、先ほど7基動いていると申しましたが、東側には敦賀原子力発電所がございます。

北側には美浜発電所があります。

西側には大井、高浜の発電所がありまして、何か有事があった際には、東も北も西も原子力発電所にぐるっと囲まれている地域なんですね。

そうすると必然的に避難路は南しかないということになります。

ですので京都の方に抜けていくという動線になっています。

ただそこは今、行こうとすると山にぶち当たるんですね。

京都まで直通で行ける道がありませんので、いざ有事が起きてしまうと逃げるところがないじゃないかという話になってきます。

副大臣、今日来ていただきましたけれども、副大臣は柏崎刈羽の再稼働に携わられて、鍵になったのが、東電が1000億円を新潟県に寄付をして、これで柏崎刈羽から6方向に避難道路を整備するという、これでやはり地元の納得をいただいたという背景があると私は思っております。

これ、福井県民にとってみるとですね、柏崎は1基じゃないかと。

で、1000億円で6方向に避難路をつけると。

でも、南は福井県は7基も動いているわけです。

避難路がないわけですね。

唯一の脱出路。

これは長年要望して経産省のメニューにも載せていただきましたけど、なかなか見えないよと。

1基で1000億だったら7基だったら7000億あったっていいわけですよ。

なのにお金がない、お金がないと言ってなかなか進まない。

これはちょっとリプレイスするんだったら、少なくとも避難路はセットでしょう。

そういう町民の方のお考え、これは理屈は通っていると思うんですね。

ぜひこういった脱炭素電源に政府のお金を突っ込んでいくよと、債務保障するよと言うんだったら、逃げる道も当然確保しなきゃいけないでしょうという話なんですが、新潟に見劣りしないですね。

この美浜から高島に抜ける避難路の整備、ここはどのように取り組まれますか。

山田健次経済産業副大臣。

答弁者 山田健次

お答え申し上げます。

まず、避難道路の整備を含む原子力防災体制の充実強化は重要です。

経済産業省としても、内閣府等の関係省庁と連携しつつ、その充実強化にしっかりと取り組んでまいります。

その上で、福井県においては、2021年に先ほど委員からもご指摘あったように、共創会議を創設し、地域の課題や要望を伺いながら、国、自治体、事業者が一体となって策定した工程表に基づいて、地域振興や避難道路整備など、地域の課題解決に向けて取り組んでおります。

避難道路の整備につきましては、昨年2月に開催した第7回共創会議において、各立地市長や福井県のご要望などを踏まえ、今後取り組んでいく事業の例として、三浜・高島道路等を工程表に記載したところであります。

三浜・高島道路については、今週より福井県において調査が行われており、その状況等を踏まえつつ、共創会議の枠組みの下、引き続き福井県等と相談しながら、工程表の実現に向けて一つ一つ取り組みを進めてまいります。

委員長 工藤彰三

斉木武志君。

質疑者 斉木武志

ありがとうございます。

ただですね、共創会議のメニューにはもう従前から載っているわけでして、今お聞きしたのは、新潟県があれだけ6方向に大々的に東電がお金を出して避難路を作るよと言っている割にはですね、なかなか資源エネルギー庁さん、共創会議に長年載せているけど、進捗していないんじゃないの?というところだと思うんですよ。

そこのところ、財源の問題あると思うんですけれども、財源の問題は今日もお話ししたじゃないですか。

なければ財を持ってくるであるとかね、さまざまな知恵の使い方というのはあると思うんです。

もうちょっとね、柏崎刈羽はあれだけ再稼働に取り組まれたわけですから、地元も副大臣に行かれて、いろいろと汗をかかれたわけでして、地元の肌感覚というのは知ってらっしゃると思います。

そういった意味で、リプレイスも視野に入れている地域に避難路がないというのは、これはなかなか憂慮すべきことですので、もう少しね、思いを寄せていただきたいなと思うんですが、財源の工夫含めて、じゃあ去年と何が変わったのかと。

本当に町民の方が納得できるようなご発言いただけませんでしょうか。

赤澤亮正大臣。

答弁者 赤澤亮正

お答え申し上げます。

新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の再稼働につきましては、事故事業者である東京電力が事故後初めて稼働させることに対するご地元の不安など、新潟特有の特殊な状況を

答弁者 赤澤亮正

三浜道路の状況、競争会議の工程表に位置づけられて、今、交付金を措置しておりますけれども、この調査ですね、これまでの交付決定額がございますけれども、今後調査の進捗に応じてですね、追加額をしっかり措置していくという考え方で対応してまいりたいというふうに思っております。

委員長 工藤彰三

山田副大臣。

答弁者 赤澤亮正

今申し上げたとおり、当店の柏崎刈羽の特殊状というのは、今、政府の参考人から申し上げたとおりでございますけれども、その上で、やっぱり地元の住民の皆さんの感情としては、隣の県であれだけやってくれているのにという思いがあるということは、しっかりと受け止めて、まず、この工程表に載せているものをしっかりと取り組んでいくとともに、そういった声を丁寧にお聞きしながら、これからの対策を考えていきたいと思います。

委員長 工藤彰三

斉木武志君。

質疑者 斉木武志

ありがとうございます。

本当に隣の芝生は青く見えるというか、東電さんの50億円しかないんですね、寄附金としては。

金額的にもあまりにもかけ離れているし、3方向を原子力発電所に囲まれていて、そこしか逃げ道がないわけですよ。

そこに少なくとも避難路をつけるというのは、これはどう見ても筋が立っている理屈ですので、やはり避難、安全性あっての原子力発電所だと思うんですね。

やはり何かあったときに対応できる備えというものに関しては、今日も在党のお話が出ましたけれども、さまざま知恵は出していけるわけです。

財源に関しては。

そういったこともぜひ今後も知恵出しをしながら、こういった立地地域の不安解消というものに汗をかいていきたいなと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

若狹清史 (日本維新の会) 125発言 ▶ 動画
委員長 工藤彰三

工藤彰三(経済産業委員長)次に若狹清史君。

若狹君。

質疑者 若狹清史

日本維新の会、若狹清史です。

本日質問の時間をいただきましてありがとうございます。

私の方から3項目につきましてご質問させていただきたいと思います。

まず1つ目なんですけれども、本年の4月に大臣が千代田区のラピダス現地協定の開所式にご出席をされました。

このタイミングを踏まえまして、国としての投資関与の出口戦略についてご質問させていただきます。

政府はIPAを通じてラピダスに1000億を出資し、第一株主となるとともに重要事項に拒否権を行使できる黄金株を保有しております。

ラピダスは2030年度の営業黒字化、2031年度のIPOを目指すとのことですが、以下の点を確認させてください。

第一に、上場市場の選択や事業周知についてです。

現時点では、私が推測するのですけれども、当初プライム市場への上場が続くかなと理解をしておりますが、GAFAMや海外AIデータセンター事業者を主要顧客として見込む観点から、NASDAQやニューヨーク証券取引所などの海外市場への上場、重複上場も選択肢として検討されているのか、お聞かせください。

海外市場で上場する場合、私もいろいろなIPO支援を国内外でさせていただきましたけれども、黄金株は会社法、また外国為替及び外国貿易法上も有効に機能するのかという質問をしたいんですけれども、きっとその辺は細かくご検討いただいていると思います。

現在は私自身、市場をとにかく動かす時期だと思っております。

政府の皆様方からすると、あまりオープンに情報を出しちゃうというところがあるのかもしれないんですけれども、それはまだまだ直前の話だと思っておりまして、市場をとにかく動かす時期だと思っております。

良くも悪くも、敵も味方も、私たちのプランはすごいんだよ、魅力があるんだよという事業だということを投資家、そしてそれに対して何かやろうとしている人たちに対しても周知していくというところの時間だと今は思っておるんですけれども、政府としてどのようなIR計画を検討しているのかをお聞かせください。

第二に、2026年2月に政府、民間合わせて約2670億の資金調達を実施して32社が民間参画者と承知しておりますけれども、今後さらに大規模な民間増資が進んだ場合、政府は民間最大株主より1%が多い議決権を維持するという方針を堅持するのか、または希薄化防止のために追加出資を行う予定があるのか。

またIPOをした後に政府持ち分を段階的に売却し、国費を回収する、いわゆるバイアウトを考えているのか、それでも長期保有にするのか、こういった現在のお考えをお聞かせください。

また聞くと、現物出資も検討されているということですけれども、現物出資に関しては相当大変な作業が想定されます。

これはなぜかというと評価がまちまちで、いろんな方々によって現物出資の評価はめちゃくちゃ変わってくると思いますので、ここはぜひ第三者委員会等の評価も入れて検討していただければという要望になります。

また最後に国際的な顧客獲得交渉についてですが、現在、キヤノンさんが国内大手初の試作委託を行うと報じられております。

クエストグローバルやテンストレンドとの協業も進んでいるようですけれども、競合のTSMCと比べると、海外大口顧客の確保はまだ道半ばかなというふうに見ております。

実際N-2ぐらいの段階になったときに、ある程度の見通しがついていないとIPOは非常に遠のくと思っておりますが、政府として顧客獲得に向けた通商上の働きかけを具体的にどのように展開しているのかをお聞かせください。

政府参考人 野原

野原商務情報政策局長。

ご質問5、6点ございました。

一番最後の顧客のところをお答えしているか。

申し上げますけれども、最初の点、まずですね、上場、どの市場で上場しますかという話と、上場に向けてですね、前向きなアピールが必要なのかという点でございますが、この点につきましては、2031年度頃の上場につきましては、国内消費市場、もちろん国外も排除せずに検討されているというふうに聞いております。

具体的な上場先につきましては、今後事業が進展していく中で具体的に検討されていくものと承知しております。

委員から御指摘がありましたとおり、ラピダスが投資家から前向きな評価を得て、上場後の株式市場において高い評価を得ていくことは大変重要でございまして、今から取り組んでいく課題でございます。

足元で、今年2月の資金調達の際に、当初想定の1300億円を大きく上回る1676億円を民間から出資をいただいて、32社出資をしたということになっています。

これもラピダスに対する期待の表れでございます。

さらに株式市場で前向きな評価がなされるよう、ラピダスとしては事業計画やその順調な進捗を幅広い企業等に対して積極的に働きかけアピールすること。

それから、指名委員会等設置会社への移行を展望しつつ、社外取締役を中心とした上場企業と同等の財務ガバナンスを確保していくことなどを進める方針というふうに承知をしておりまして、経済産業省としてもこの点についてはしっかり後押ししてまいりたいと考えております。

それから、黄金株について、委員から御指摘がありました。

例えばインペックスは黄金株を有しつつ東京証券取引所に上場しているものと承知しておりまして、そのような例も参考にしながらですね、上場に向けて関係者としっかり調整を行っていきたいと思います。

これが2点目でございます。

それから3点目でございますが、現在政府はラピダスの最大株主であるわけですけれども、今後民間からの資金調達が増えた、進んだ場合にどうするんですかというお尋ねでございますけれども。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正大臣。

現在、政府はラピダスに対して、議決権種類株、それから無議決権種類株、黄金株の3種類の株式を保有しております。

事業者の経営判断の迅速性、それから半導体に関する政策目的達成のためのガバナンスの確保等をこの3種類の株式を持つことによって図っているところでございますが、今後、民間からの出資が追加されて増えると、民間からの出資は議決権株式だけになっていますので、そうすると政府の議決権が相対的に少なくなるという、比率が少なくなるということが想定されますけれども、既存株主や政府によるラピダスのガバナンスに与える影響等を勘案しながら、政府が保有する無議決権種類株を議決権種類株に転換していくということで、政府がラピダスの第一等株主である形を維持する方針でございます。

していくということになると考えております。

それでその次が現物出資の準備の話がご質問あったと思います。

現物出資ですね。

地等生の建屋と製造装置でございまして、製造装置は特にたくさん種類もあります。

建屋と製造装置を合わせるとすごい額になりますので、それらの現物出資に当たって、資産査定の準備に時間がかかるんじゃないかと、そういうふうなことになってくると思います。

その点のご指摘だと思いますけれども、政府としては、委託研究の開発後に、情報処理促進法に基づきまして、ラピダスが研究開発で実施している建屋や製造装置を、NEDOから、まず情報処理推進機構IPAに無償譲渡する。

これは法律上、そういうふうに規定がございます。

その上でIPAからラピダスに対して現物出資する方針でございます。

委員御指摘のとおり現物出資を行う場合には対象となる資産の数が非常に多くて金額の規模も巨額になることが想定されるため、事前にしっかり準備をすることが必要でございます。

政府としては今後出資対象資産の公正な価値評価の進め方等について速やかに方針を固めまして、外部有識者委員会の意見も踏まえながらNEDO、IPA、ラピダスとも連携調整しつつ、具体的などういうふうな方法で資産査定をするかということについて検討を進めてまいりたいと考えております。

最後の顧客の点は。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

私からは海外の顧客を獲得することにつきまして答弁を申し上げます。

ラピダスプロジェクトの成功のためには国内に加えまして、ご指摘いただいたとおり、海外の顧客の獲得が極めて重要であるという認識であります。

足元でラピダスは、国内外の顧客60社以上と現在協議中でありますけれども、このうちの多くが海外企業である状況であります。

量産開始に向けて、今後もこれがさらに進展していくことを期待しているところであります。

その上で、ご支援について、政府による支援についてもご質問がありました。

経済産業省といたしましても、先ほどのご指摘があったキヤノンに加えまして、IBMなどにつきましても取り組む最先端の半導体設計に対する支援を決定しているところであります。

こうしたプロジェクトにおきましては、ラピダスの製造技術を活用することが想定されているものでございます。

引き続き、最先端半導体の需要の創出と供給の強化を図るためのエコシステムの形成に向けて、全力で取り組んでまいります。

委員長 工藤彰三

工藤彰三委員長若狹清史君、ありがとうございました。

質疑者 若狹清史

若狹清史(日本維新の会)非常にこのバイアウトを見据えているということですので、とにかく投資家の皆様方にこの事業が素晴らしいんだよということを周知していく機関だと思いますので、また厳密な支給は相当大変だと思いますので、財産者委員会を含めて皆様方で全力で取り組んでいただければと思います。

ちょっと時間切れなんですけど、2つ目に移らせていただきたいんですけれども、経済産業省さんが所管する主要補助金のうち、収益納付制度というものが設けられていたのが2つ、ものづくり補助金と事業再構築補助金という制度がございます。

補助事業で利益を出したら、それをいずれ返しなさいよと、一部国庫に返してくださいねという制度です。

これが、2025年ものづくり補助金は第19次で廃止、事業再構築補助金は制度自体13回で終了しましたが、そこで廃止。

後継の中小企業・新事業進出補助金では、それを適用していないということになりましたので、実質、収益納付の制度はなくなったということになります。

ここでちょっと時間の関係もあるので、2点お伺いしたいんですけれども、ものづくり補助金、事業再構築補助金が、制度存在期間中に実際に収益納付が発生した件数と返還額の合計はそれぞれいくらかを教えてください。

収益納付が生じなかった事業が大半であれば、赤字による免除だったのか、そもそも制度の成果が出ていないのか、ここら辺は非常に大事なところなので、具体的な数値でお答えをお願いいたします。

政府参考人 山崎

中小企業庁山崎経営支援部長お答えいたします。

収益納付の実績でございますが、まず、ものづくり補助金ですが、令和元年度補正予算事業から令和5年度補正予算事業に実施した中で、計33件、その返還額は約7700万円でございます。

事業再構築補助金は、令和2年度補正予算事業より実施した中で、計331件、返還額の合計は約11億円となってございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史(日本維新の会)ご指摘の、なぜ実績が少ないのかと。

委員長 工藤彰三

工藤彰三委員長若狹清史君。

質疑者 若狹清史

若狹清史(日本維新の会)ありがとうございます。

今回この数値を出していただくにあたって相当ご苦労いただいたと思いますけれども、実際に私もここのNCNをずっとさせてもらいました。

実際に採択された件数を見ると15万件から18万件ぐらいの規模で採択企業があると。

その中で今、ものづくり補助金は33件、そして再構築は331件と。

非常にこれが少ないというふうに思われても仕方がないと思います。

これだけ国がきちんと支援しているわけですよ。

15万社以上の採択者を出して、皆さん頑張ってくださいって支援しているのにもかかわらず、収益納付が少ない。

これは国がやっているのに国のせいじゃなくて、事業者サイドにもやはり責任があるはずだと僕は思っています。

事業計画をきちっと遂行していれば、利益を出すはずの計画を出して審査しているわけですから、これぜひ、事業計画も真剣に考えてもらえるように、メーカーと組んで、ただ申請だけ出して採択もらって「やっちゃいましょ、もらいました」という事例もたくさんあるので、そこらへんもぜひ経産省さんも補助を出す側ですが、経営者サイドにちゃんと事業計画を書きましょう、経営者の皆さんもちゃんと書きましょうねというような、真剣に考えてもらう機会をやはり作っていただかないと、この補助金の意味がなくなってきてしまいます。

ぜひ税務署とかと連携して、補助金を入れた、収益が上がった、上がったんだったら次の投資をしてください、そうしたらまた減免しますよ、補助金を追加しますよとやるのか、収益が上がったけど投資しないんだったら、返還してくださいねというような形を取るとか、企業の方にも緊張感を持たせるような仕組みを作られた方が、返還はきちっとしてくれるのかなと思いますので、ぜひご検討ください。

以上で終わります。

委員長 工藤彰三

工藤彰三委員長午後0時30分から委員会を再開することとし、この際休憩いたします。

(休憩)工藤彰三委員長引き続き会議を開きます。

質疑を続行いたします。

河野義博君。

質疑者 河野義博

河野義博(中道改革連合・無所属)対処していく、これこそ外交の要諦と申しますか、時期を得た素晴らしい発信の仕方も含めて、よかったんじゃないかなと思います。

通告しておりませんが、大臣、一方で中を見てみますと、アジアでの原油の共同備蓄というのは、なんとなくイメージが湧くわけでありまして、国家備蓄がありますので、それを国と国同士でやるんだろうなと思いますが、LNGの融通というのは、LNGは国が持っているわけではなく、民間企業が持っているものだと私は承知をしておりますが、LNGの融通というのは具体的に何のことをおっしゃっておられるのか、もしご存じであれば、分からなければ事務方はちょっと誰か答えてください。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣LNGについてですね、民間ベースでどういう話をしているかについて、私は現時点で承知はしておりませんが、基本的に原油について共同備蓄みたいなことを作るのと合わせて、電力という意味で言うとLNGについて融通し合うということが非常に意味があるから、とりあえずそこについては話をしているということだと思います。

具体的なことについては内容が分かり次第お話をしたいというふうに思います。

質疑者 河野義博

河野義博君。

ご案内のとおり、LNGはシェールはついていませんけれども、ほとんどのLNGは非市況価格条項がついていまして、外すといって、これまで経産省が頑張ってきたものの条項がついている中で、なかなか融通というのは難しいんだろうなと思いまして、どういうことなのかなと思って事実確認をさせていただいた次第であります。

通告に従って質問をさせていただきたいと思いますが、中東情勢は引き続き緊迫しておりまして、我が国のエネルギー安全保障は重大な局面を迎えていると思います。

ご案内のとおり、日本は一次エネルギーの大部分を海外に依存しておりまして、エネルギー自給率は10%台。

とりわけ、原油輸入は多くを中東地域に依拠しております。

こうした中、単なる短期的な危機対応にとどまらず、今こそ、もうこれはずっと言われてきました。

構造転換、構造転換では何かがある度に言われてきたんだけれども、なかなか進まずこの状況が続いているんだと私は思います。

中長期的な将来を見据えた構造転換を進めていくという必要が、もう今こそその御決断をいただく時なんじゃないかなと私は思っています。

今日は原油の調達、輸送、備蓄、そして製油所の対応などについて伺いたいと思いますけれども、原油の調達に関して、我が国としてはまず第一に、喫緊の課題は調達の多様化であって、これは様々な取組を進めていただいていると思います。

そして第二に、もう需要抑制を、やはり旗を振るタイミングに来ているんじゃないかなと私は思います。

政府は一貫して、ボリュームは足りています、あとは目詰まりだとおっしゃるんですが、これを目詰まりと呼ぶには、あまりにも大きな混乱が現場では起きています。

午前中の質疑にもありましたが、建設会社はもう物を建てられないと言っています。

塗料もありません。

工事は全く進まない。

そういう状況にも来ている。

プラスチックも包装できなくなる。

器もなくなる。

こういった状況がもう目の前にあるわけでありまして、このまま目詰まりの問題だと言っておくにはちょっと時期を逸することになりはしないかと心配するわけであります。

そして第三に、先ほど申し上げた脱炭素や国産エネルギーの拡大を含めた構造転換、これらを一体的に進めるということは、至上命令であると考えます。

特に、再生可能エネルギー電源の開発促進や、安全性を前提とした次世代電源への取り組み、さらには省エネ投資の拡大は、単なる環境政策ではなく、エネルギー安全保障政策そのものだと私は考えます。

政府として、今回の危機をどのように認識し、中長期的にどのようなエネルギー供給構造を目指していくのか、赤澤大臣の御所見を伺います。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

はい。

まずですね、短期的に需要抑制、中長期的には構造転換という委員の問題意識だと思います。

私はそれについては全く共有をするものであります。

委員もご案内のことで聞き取られるというのはわかっているんですが、構造転換について言えば、中東依存度を減らすために石油危機の後、かなり努力をした。

実際に今、その当時と比べると、原油の消費する絶対量はもう半分になっています。

相当省エネ、効率化を進めてきたと。

加えて一時期、私の記憶が間違えなければ、中東依存度が6割台ぐらいまで落ちたんですけど、その後、例えばイランへの制裁があったりとか、あるいは東南アジアの国々が、むしろ非常に自分たちの原油消費量が増えちゃったりとか、いろんなことであるいはロシアの制裁があったり、とにかくいろんなことで、結局また元に戻ったところで今回直撃ということで、努力はしてきたものの、足りてないじゃないかと言われれば、本当にその通りだということだと思います。

加えて、あといくつか申し上げておきたいのは、需要抑制も実はかなり真剣にやってきて、石器区の先生もご案内のとおり、夏、冬は省エネの呼びかけを国民の皆様にさせていただいております。

そして今回の中東情勢を踏まえて、エネルギー自給率の向上の重要性について再認識されましたので、さらに再生可能エネルギー、原子力などエネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い電源を最大限活用することにより、エネルギー自給率の向上を図ってまいりたいと思いますし、いつも申し上げております安全性、安定供給、経済効率性、環境適合のいわゆるS+3Eのバランスをとりながら、今回のようなエネルギー危機にも耐えうるエネルギー自給構造への転換を図ってまいりたいというふうに思っております。

質疑者 河野義博

河野義博君。

調達先の多様化という点で言えば、これまで成果を上げてきたのだと思いますが、構造転換が進んでいないというのが最大の課題だと思います。

日本が原油を輸入し始めたのは100年前です。

そこからずっとこの姿が変わっておらない。

やはり国産エネルギーたる再エネをしっかりと進めていく。

最初は負担があるかもしれませんが、これを長く手厚く取り組んでいくことによって、すでに太陽光は自立電源になったわけでありますので、世にはびこる再エネ悪玉論みたいなのは早く払拭して、再エネこそエネルギー安全保障の観点からも素晴らしい取り組みなんだということを引き続き私自身も訴えていきたいというふうに思います。

次にガソリン補助金について教えていただきたいと思います。

政府は燃料油価格激変緩和事業を通じて、石油元売各社に補助を実施しています。

国民生活や物流を守る観点から一定の役割を果たしている一方で、その制度運営の透明性など、国民からさまざまな声もあるわけであります。

確認しておきたいのですが、現在の補助事業の執行状況、そしてこれまでの支給総額、価格抑制効果について、政府はどのように評価をしておられるでしょうか。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

はい、燃料価格の激変緩和措置について言うと、これはガソリン価格が200円ですね、リッターを超える水準に急騰する恐れがあった中、国民の皆様の生活と経済活動を守るため、緊急的に、速やかにガソリン価格を引き下げるために講じたというものであります。

委員御案内のとおり、一応170円前後に抑えられていて、今ガソリン価格が。

これは高市政権発足する前の1年間が、平均すると178円でしたので、一定の効果は上げていると。

明らかに200円を超えるようなガソリン価格が実際に起こってしまった時と比べれば、これはもう相当程度効果はあるというふうに思っています。

一方で、与党から中東情勢、価格動向、支援策の持続可能性を勘案しつつ、政府として柔軟に対応すべきとのご提言もいただいており、高市総理からこれも踏まえて対応するようご指示があったところであります。

ということで、中東情勢が不透明である中でありますが、しかも一定の効果は当然認められたガソリン補助金でありますけれども、市場で継続することが適切か、予断を持ってなかなかお答えできないですが、今後の物価動向や経済に与える影響を注視しながら、経済産業省として必要な検討を進めてまいりたいと考えております。

質疑者 河野義博

河野義博君。

これまでの支給総額も通告させていただいたかと思いますが。

はい。

政府参考人 佐々木

経済産業省佐々木大臣官房エネルギー地域政策統括調整官。

お答え申し上げます。

激変緩和基金の執行状況でありますが、これまだ4月末時点の数字でしかありませんけれども、基金に9800億円残っているところであります。

直近の執行額、これ3月分で4月末に支払ったものですが、約1800億円というふうに承知をしてございます。

これまで累積の支給総額。

すみません。

手元にございません。

通告もしてます。

レクも受けてる。

よくない。

誰かいないんですか。

答えられる人。

はい。

早急に教えてください。

佐々木調整官。

すみません。

総予算額8兆9千億円。

総予算額でこれまで激変緩和基金に入れた額が8兆9668億円でございました。

で、残っている、基金残っている残高が約9800億円でありますので、その差額約8兆円ぐらいが執行額だというふうに理解してございます。

質疑者 河野義博

河野義博君。

およそ9兆円使ってこのガソリン価格を下げるということを今までやってきた。

またガソリン暫定税率も廃止してますから、この効果というのは絶大なわけでありますが、これが政策的な効果がどうなったんだということがしっかり一回立ち止まって考えてもいいかなと思うタイミングであります。

9兆円あれば構造転換に相当なやり方がやることができたと思うんですね。

ですので、やはり今こういう危機だからこそ時間がかかる構造転換を私はしっかりと取り組んでいくべきだとというふうに考えています。

次に、元売各社の収益認識について伺いたいと思います。

一般にマーケット価格が上がったときには、すぐにガソリンスタンドの値段は上がりまして、弾力性が非常に高い。

すぐ上がる。

一方で、価格下げ局面では、下がっていないんじゃないかというようなお声をよく伺うわけであります。

もちろん在庫の評価や、調達のタイムラグ、為替変動など、複雑な要因があることは承知をしております。

しかしながら、国民負担、これだけ急騰に使って下げてきている中で、どういう仕組みになっているのかというのは、明らかにしておくべきではないかと思いまして、価格決定の透明性、これはどういうふうになっているのかということを確認したいと思っています。

政府として、元売各社の価格決定や収益認識について、どのように把握しておられるか。

国民に対する説明責任をどのように果たしていくのか伺います。

政府参考人 佐々木

佐々木調整官。

答え申し上げます。

石油製品の卸売価格につきましては、週ごとの国際原油価格の変動に基づいて、週ごとに決められているものと承知をしてございます。

これは国際的にも共通している価格決定の仕組みだと理解をしてございます。

一方、従って国際原油価格が上昇する局面においても、下落する局面においても、石油製品の卸売価格に反映される速さは基本的には同じだと考えており、そういったご指摘のような批判は当たらないのではないかと思います。

ただ一方で、ガソリンの小売価格でありますが、こちらにつきましてはガソリンスタンドの経営者が経営判断として在庫の仕入れ価格や周辺との競争環境なども踏まえて決められるものであり、その変動のタイミングや下げ幅を一概に申し上げることは難しいというふうに考えてございます。

その上でお答え申し上げますと、一般的には、ガソリンスタンドの在庫というのは1、2週間程度で入れ替わるとされてございます。

入れ替わる期間を踏まえると、国際原油価格の変動や補助金の効果を反映した小売価格になるまで1、2週間程度を要するものの、早期に価格に反映されるということだというふうに理解をしてございます。

質疑者 河野義博

河野義博君。

元売りは、マーケット価格が上がれば翌週上げているし、下がったら下げています。

一言で言うとそういうことで正しいですか。

政府参考人 佐々木

佐々木調整官。

そういうふうに理解をしてございます。

質疑者 河野義博

河野義博君。

あくまで下げ局面で弾力性が鈍いのは、それは小売さんたちの経営判断だろうと。

そういうことですね。

はい、終わりました。

次に、中東地域における法人企業支援に関して伺います。

現在、外務省の危険情報レベルは3。

3というのは渡航中止勧告です。

渡航はやめてくださいというのがレベル3でありまして、中東地域の、我々が原油を輸入しているような国はレベル3に据え置かれている地域でありまして、安全面の観点から、石油元売り各社の駐在員は一旦日本に帰国していますが、再渡航、いわゆる兼任ができない状況が続いています。

会社の判断だといえば会社の判断ではあるものの、外務省がレベル3で渡航中止勧告を出している中、なかなか職員を現地に戻しますという判断はなかなかしづらいんだろうなというふうに思います。

一方で、現地における人的ネットワークや信頼関係は、現有調達において極めて重要であります。

長期的に現地の対応力が低下することは、日本のエネルギー安全保障に直結する問題でもあります。

政府として関係企業との情報共有、安全確保、人員派遣の支援など、どのような対応を行っているのかお聞かせください。

政府参考人 上田

外務省上田大臣官房参事官。

お答え申し上げます。

法人保護の観点から申し上げますと、湾岸諸国等における危険情報につきましては、民間施設等にも攻撃の被害が発生したことを踏まえまして、現在、UAE、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビアの一部、バーレーン、ヨルダンの一部につきまして、委員御指摘のとおり、渡航中止勧告に相当する危険レベル3となってございます。

ただその上で、4月8日以降、米イラン間で停戦が継続している状況を踏まえまして、先週でございますが、5月13日付で、先ほど申し上げた危険情報の内容を一部、改定をいたしました。

危険レベル3は維持をいたしつつも、これら各国の復旧復興に寄与する企業、日本企業団体の取組と、真にやむを得ない事情がある場合には、はい。

質疑者 河野義博

河野義博君。

私も海外にいました。

駐在していますと、やはり外務省の情報って非常に大事で、タイムリーにこういう発信をしていただくと、皆さんの不安も和らぐのではないかなというふうに思います。

次に、中東からの原油輸入の再開維持に向けた支援措置について伺います。

現在、船舶の戦争保険、特に再保険の引き受けが混乱化しているという要望を受けました。

ちょっと役所は違う認識であるようでありますが、仮に民間保険市場だけでは十分な保険機能が維持できなくなった場合、船社側が航海自体に難色を示す可能性もあります。

エネルギー安全保障は国家存立に関わる問題であり、民間のみで負担しきれない戦争リスクについては、一定の公的関与も検討する余地があるのではないかと思います。

例えば、政府による再保険支援や、危機時の限定的保障スキームなど、諸外国の制度も参考にしながら検討すべきと考えますが、政府の見解を伺います。

質疑者 河野義博

国土交通省河野海事局次長。

お答え申し上げます。

船舶を運航する際は、船主等が船体に関する損害や第三者への損害賠償などに備えて、海上保険に加入しておりますが、海運業界団体からは、委員御指摘の戦争リスクに対応するための保険も含めて、船舶の運航に必要となる保険は、引き続き問題なく提供されているとの報告を受けております。

また、現時点で、船舶の運航に支障をきたすほど、保険料も上昇していないという報告も受けております。

委員御指摘のとおり、御指摘のような現時点で家庭の話についてはお答えすることは困難でありますけれども、国交省としては海上保険の観点も含めて中東情勢を注視するとともに、関係業界や関係省庁との間で連絡を密に取り、対応に万全を期してまいります。

質疑者 河野義博

河野義博君。

輸送船舶の確保についても伺いたいと思います。

現在、船舶事業の逼迫やリスク回避の動きが生じる中で、日本向けの輸送手段を安定的に維持するためには、海運会社、商社、元売り、保険会社など関係業界との密接な、緊密な調整が不可欠であります。

政府としては、この業界との連携調整支援をどのように進めていられているでしょうか。

政府参考人 佐々木

佐々木統括調整官。

お答え申し上げます。

中東情勢の緊迫化以降、傭船料の価格の変動ですとか、海運会社によって着港できる、港に着くことのできる、その港の制限が生じていることから、原油調達に必要な船舶の確保に追加的な交渉や配船計画の精査が必要になっているものの、私ども日々も取りの方々と話をさせていただいておりますけれども、現時点では調達契約が締結することができた原油を輸出するために、必要な船舶の確保に支障は出ていないと、こういうことを確認しているところであります。

引き続き、民間事業者及び関係省庁としっかり連携しつつ、現有の代替調達に万全を期してまいりたいと考えてございます。

質疑者 河野義博

河野義博君。

船は総数が限られていまして、取り合いです。

当然、確保するためには、今までとは違うレベルの傭船料を払っているから調達できているということであって、確保できているから大丈夫だというのは正しくないと私は思いますので、そういうこと言っているんじゃないんですよ。

だから、しっかりやってください。

次に、原油の調達多様化に向けた製油所投資について伺いたいと思います。

これもちょっと政府と認識が異なっておるんですが、日本の製油所は歴史的経緯から中東産の重い重油を処理することを前提とした設計されている製油所であるというふうに聞いています。

米国産の軽い原油やアフリカ産原油など、中東地域以外の原油の処理には、石油精製設備に追加投資や設備改修が必要となる場合があるというふうに聞いています。

調達多様化は、まさにエネルギー安全保障強化そのものであって、単なる民間の採算性だけで判断できないこともあるのではないかなというふうに私は思っています。

政府として、製油所の高度化、多様原油への対応投資、設備改修などに対して、政策支援を行う考えはあるのでしょうか。

方針をお聞かせください。

政府参考人 佐々木

佐々木政策統括調整官。

委員がおっしゃいますように、日本の製油所は、中東産原油を処理するのに適した装置構成になっているとされております。

代替調達が進展している現在においても、元より各社は様々な原油を調達し、必要に応じてそれらを混合する等の措置を取ることで、既存の精製設備で効率的な精製を継続しており、精製設備の新設や改修が直ちに必要になるとは認識をしてございません。

他方、ご指摘のとおり、設備の制約が安定供給に支障を与えないこと、これは極めて重要なことでありまして、現状調達の多角化を進めるために必要な措置については、今後、精製設備の対応を含め、あらゆる選択肢を排除せずに検討してまいりたいと考えてございます。

質疑者 河野義博

河野義博君。

現時点で政府としては必要性を把握していないということでありますが、今後必要だったらあらゆる選択肢を排除しないということでございました。

質問も少し一問ありますが、時間が参りましたので終わります。

ありがとうございました。

質疑者 吉田宣弘

吉田宣弘君。

皆さんこんにちは。

中道の吉田宣弘でございます。

本日も質疑の機会を賜りましたことに、心から感謝を申し上げたいと思います。

それから赤澤大臣。

今日も朝7時から、この対応を準備されたということで、62問でございます。

今ちょっと通告なしの質問があり、63問ということで、本当にご苦労をおかけいたしますが、私は大臣に質問をお願いしているのは1問だけでございますので、その点少し政府参考人とのやりとりを聞いていただきながら、現場の苦労について少しお感じいただければというふうに思います。

それでは早速質問に入らせていただきますが、資源エネルギー庁のホームページには、毎日日本の原油備蓄の備蓄日数が一覧表の形で、国家備蓄、民間備蓄、それから産油国共同備蓄に分けて掲載をされており、毎日更新をされております。

国民の皆様の重大な関心事でございますので、所管のご担当の皆様にはご苦労をおかけしているかと思いますけれども、心からそのご苦労に関しては感謝を申し上げたいと思っております。

経済は3月14日分から、3月17日からですね、掲載されているということでございまして、この時の国家備蓄は146日分と、それから民間備蓄は90日分と、産油国共同備蓄が6日分となっており、ここからスタートしているわけでございますが、午前中にホームページを確認させていただいた最新の情報では、直近の5月19日、掲載の5月16日時点では、国家備蓄が117日分、民間備蓄が87日分、産油国共同備蓄が1日分と、3月14日から5月16日までで、合計37日分が放出されたということがわかります。

着実に放出もさせていただいているわけですけれども、その分減っているということが目に見えてわかるわけです。

ここで確認の意味で質問をいたします。

現場である事業者さんが聞かれたものですから、ご質問しますが、国家備蓄と民間備蓄というのは言葉の上からイメージつきやすいんですね。

産油国共同備蓄という言葉が正確に、私自身も聞かれたときにあっと思って答えられなかったわけでございますが、言葉尻からは産油国が共同で備蓄しているということぐらいしかイメージがちょっとつかないもので、情けない話ですけれども、ただ備蓄されている原油の所有権は、これは日本政府や日本の民間企業にはないということなのかなと思っておりますが、そこで正確なところをお聞かせいただきたいんですね。

この産油国共同備蓄とは、どういう備蓄形態であるかについて、資源エネルギー庁から説明をいただければと思います。

政府参考人 佐々木

佐々木大臣官房エネルギー地域政策統括調整官、お答え申し上げます。

産油国共同備蓄とは、日本国内の原油タンクにつきまして、タンク代等については政府から支援を提供するという形で、産油国の国営石油会社にそういったタンクを対応して、当該タンクに産油国の国営石油会社が原油の所有権を残した上で、原油を貯蔵していただく、そういった形態の備蓄であります。

平時には、産油国国営石油会社側が、東アジアや国内向けの供給拠点として、当該備蓄原油を商業的に活用することを認めている一方で、緊急時には、我が国が優先的に購入できるようにしてある、そういった仕組みでございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

ありがとうございます。

当然、日本の制度のもとでやっているわけですから、緊迫した時には、日本が優先的に購入できるということでございます。

それでですね、この備蓄の放出ですけれども、歴史的な経緯があることを少し学ばせていただきました。

それについてですね、少し質問させていただきますけれども、この備蓄制度は歴史的にどういう事情に基づいて始まったのか、加えてこれまでの放出の歴史について、その時々の放出に至った歴史的事情と合わせて、ご説明いただければと思います。

政府参考人 佐々木

佐々木統括調整官、お答え申し上げます。

我が国においては、1973年のオイルショックを契機にいたしまして、1975年に石油備蓄法を制定し、民間備蓄を法的に義務化するとともに、1978年から国家備蓄を開始するなど、石油の供給が不足する事態に備えて、半世紀にわたって備蓄量の確保に着実に取り組んできたところでございます。

これまで、国際エネルギー機関でございますが、IEAはじめとする国際協調の観点も踏まえながら、今回も含めると、石油備蓄制度構築令は7回、備蓄石油の放出を行ってきたところであります。

具体的には、1979年の第二次石油危機、1991年の湾岸戦争、2005年のハリケーンカトリーナ、2011年の東日本大震災、2011年のリビア情勢の悪化、2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際に備蓄石油の放出を行ってきているところでございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

ありがとうございます。

私も事前に調べておりましたけれども、7回の備蓄が放出をされているということ、それから最初から4回までは民間の備蓄で対応できたと。

その上で、1978年から最初の備蓄が行われ始めて一番最初に国家備蓄が放出された2011年ということなんですけれども、とすれば備蓄されていた原油というものは33年間そのままであったということなのかなと。

ちょっと出し入れしているのかもしれませんが、すみません、そこまで聞いていないんですけれども、とすればですね、心配になるのは、原油というものはどのくらい保管できるものなのかということです。

私はですね、日本の保管技術というのは、これはもう非常に優れたものであろうというふうに信じておりますし、そういった意味からは、おそらく長期保管をしても品質は大丈夫なんだろうというふうに思っておりますが、念のためですね、この点どのくらい保管できるものなのかについて教えていただければと思います。

政府参考人 佐々木

佐々木統括調整官、お答え申し上げます。

原油というものは品質の劣化がそもそも生じにくいものでありまして、一概に何年間保管できるということは申し上げるのは極めて難しいんですが、ただ長期間の保管が可能であることは間違いございません。

他方で、緊急時に国内需要に十分に対応するためには、国家備蓄原油の油種構成というのを国内の需要構造に合致したものに変えていく必要がある。

ということでありまして、随時、備蓄している原油の種類を入れ替えて、我が国が輸入している原油の構成に近づけることで、必要時に精製を行いやすくしているところでございます。

質疑者 吉田宣弘

吉田宣弘君。

この輸出構成については、適時適切に対応しているということが、教えていただきました。

本当にありがとうございます。

これからもぜひよろしくお願いしたいと思います。

その上で、次にこのイラン情勢に起因する原料、原材料とする製造物の供給について質問をさせていただきたいと思います。

私も毎週地元に帰っておりますけれども、先週末も土曜日、日曜日とこれを利用して、いろんな事業者さんのもとに足を運び、その事情を聞いてまいりました。

現場に行ってお声を聞くという取り組みは、中道改革連合と参議院の公明党、それから立憲民主党、これは4月中に1万2千件のアンケート調査というものを実施をして、今どうなっているのかということを聞いておりますけれども、私自身も秘書も一生懸命頑張ってくれて、もう50件以上の現場の状況を今のところ聞いております。

私の実感なので、何とも私個人に限った話かもしれませんが、ゴールデンウィーク前と今では深刻さの度合いが違っているというふうに思います。

私自身も今週末お会いした方は、もう顔つきが違いました。

顔つきが。

日常、会話的に入り込むんですけれども、初めから深刻な顔であったということは申し上げておきたいと思います。

これまでも、この経産委員の先生の質問の中にも、各委員の先生が一生懸命現場を回っているということを伺っておりますし、また赤澤大臣はじめ、経産省の皆様の御答弁をお聞きしながら、経産省が必死に頑張っているということも、正直感謝の思いとともに感じておりますが、ただ、現場においては、物が入ってこないという緊迫感では切実なものがあります。

そこでまず前提として確認をしますけれども、原油及びナフサは来年明けまで確保されているという認識でよろしいかお聞かせください。

政府参考人 佐々木

佐々木統括調整官。

お答え申し上げます。

まず原油につきましては、ホルムズ海峡を通らないルートでの代替調達、これに最大限注力をしておりまして、5月は現時点で約6割以上の代替調達が実現できる見込みでございます。

加えて6月は現時点で約7割以上の代替調達の確保に目途がついたところであります。

このように代替調達が進展する中で、仮に6月以降は5割しか代替調達が実現しないという保守的な過程を置いたとしても、備蓄放出量を抑えながら年を超えて石油の原油の供給を確保できるという目途がついているということであります。

その上でナフサにつきましても、備蓄原油を用いて国内で精製を継続していることに加え、中東以外からの輸入拡大等を行っているところでありまして、ポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫の低減ペースが抑えられることにより、年を超えて供給を継続できる見込みであります。

こうしたことから、原油や石油製品、またナフサ由来の化学製品につきましては、石油備蓄の放出や各国からの代替調達を通じて、年を超えて確保する目途がついており、日本全体として必要となる量は確保できているというふうに考えているところでございます。

質疑者 吉田宣弘

吉田宣弘君。

これまでもこの委員会、繰り返し同じ内容の答弁をお聞きしたところでございます。

そのことは信じます。

しかしながら、現場では物が入らないというお声の深刻さというのは増しております。

それはなぜかということを考えなければいけないわけでございますけれども、原油も確保されている。

ナフサも確保されている。

そうすれば、その次に作られる製品の生産量は、はてさてどうなっているのかなということを次に一つ一つお聞かせいただきたいんですね。

現場には本当に届かないという声がいっぱい上がっているんです。

私少しこれから例示をして一つ一つお聞きをするんですけれども、例えばガソリンのオイルあたりは発注をして大体これまでだったら1週間ぐらいでちゃんと物届いていたと言うけれども、もう3週間も梨も続く手ですよという会社、週末だけで2件ありました。

また、土木建築作業で必要な、特に上下水道工事であったりとか、浄水道も使いますが、塩化ビニール管。

これについても、発注をしているけれども、もう1ヶ月以上の梨のつぶてであるという声もお聞きをしてきました。

すなわち、物が届いてないんですよ。

これが今、中小企業、零細企業の現場では、もう本当に死活問題になっているということをお伝えしたいと思いますし、そもそも中小企業は、ちょっとたとえ非常に失礼かもしれませんけど、マグロみたいなもんで、動いておかなければ倒れたら、その瞬間にもう倒産をしてしまうというふうな、常に宿命を背負っています。

仕事をし続けて、報酬をもらって、運転資金に回し、余力があれば設備投資なんでしょうけども、これをずっと続けないと、1ヶ月仕事が止まったら、もうその瞬間、おそらくもう立ち行かないんですよ。

そして中小企業の現場で、今日も先週末も聞いたのは、仕事は目の前にある。

目の前にあるけども、物がないから仕事ができない。

報酬がもらえないという現実が今、まさに始まっている。

おりまして、これについては何がしかの分析も必要でしょう。

私自身も考えるに非常に難しいことがわかっております。

経営者の気持ちであったり、商売人の思いであったり、そういったものについて、やはり思いを馳せれば、やはり会社の利益を第一義的に守っていかなければいけない。

取引先のことは二の次になるだろうし、2ヶ月、3ヶ月先の仕事に対応するためには、できるだけ在庫も抱えておきたいと思うだろうし、そういった仕事の現場の人々の気持ちを大丈夫なんだと思っていただくようにしていかないと、おそらく物は滞ったまま、いわゆるこの委員会でも何度も出ています根詰まりというものは、私は解消していかないんじゃないかなというふうに思っているんです。

そこでですね、原油もある、ナフサもあるとすれば、次に作られるものについて、それが去年の今頃と同じぐらいちゃんと生産できているかについて、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。

まず1つ目、ガソリンエンジンオイルとディーゼルエンジンオイルについて、この両者の生産量は、例年と比べてどうなっているかについて教えてください。

政府参考人 佐々木

佐々木統括調整官。

お答え申し上げます。

私どもが石油元売事業者の方々にお聞きしているところによりますと、本年3月と4月におけるガソリンエンジンオイルとディーゼルエンジンオイルの生産量は、いずれもおおむね前年同月比同量上回る量となっているというふうにお聞きをしてございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

昨年よりも多く作っていると。

では次、塩化ビニール管について生産量について、例年と比べてどうなっているか教えてください。

政府参考人 田中

田中大臣官房審議官。

お答え申し上げます。

塩化ビニール管、継手協会公表の生産出荷統計によりますと、塩化ビニール管の令和8年3月の生産量は17,661トン、前年同月で114.5%となっております。

なお、7月については確定的な数字はまだございませんが、業界団体のヒアリングなどに基づけば、前年同月よりも増加する見込みでございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

次に、架橋ポリエチレン管というものについてお聞きするんです。

これはどういうものかというと、この細いパイプなんです。

よく住宅の建築現場に行くと、水なんかを通すための細い管がありまして、これが現場に行くと、もう手に入らない。

これがないと家建てられないという生産素材でございますけれども、これについてはいかがでしょうか。

政府参考人 田中

田中大臣官房審議官。

お答え申し上げます。

架橋ポリエチレン管のみの生産量の統計はございませんが、経済産業省の生産動態統計によりますと、架橋ポリエチレン管を含みますプラスチック製の管、パイプの令和8年3月の生産量、これは27,832トン、前年同月比で108.5%となっております。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

次にまた、住宅現場や様々な工事の現場で使われるマスキングテープ。

これいかがでしょうか。

政府参考人 田中

田中大臣官房審議官。

お答え申し上げます。

マスキングテープ単体のセンサーの統計、これもないところでございますけれども、日本粘着テープ工業会によりますと、マスキングテープを含みます紙粘着テープの令和8年3月の出荷量は、前年同月比で116.4%となっておりまして、またこれも確定的な数字は出ておりませんが、4月につきましても、この工業会へのヒアリング等に基づけば、前年同月より増加する見込みでございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

ちょっとまだ角度が違いますし、種類が違いますけれども、アドブルー、これは尿素水のことでございます。

ディーゼルエンジンを動かすために必須の添加剤でございますが、これについても教えてください。

政府参考人 田中

田中大臣官房審議官。

お答え申し上げます。

ご指摘のアドブルーの本年3月の生産量、企業ヒアリングによりますれば、前年同月期で109%となっております。

4月につきましても、いくつか企業を聞きましても、前年同月より増加する見込みでございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

実は次に1都会についてもお聞きをする予定でございましたが、ちょっと性質も違うものですから、ここで活用させていただきたいと思います。

余計な仕事をさせて申し訳ありませんでした。

今申し上げたですね、現場にないないと言って悲鳴が上がっている、このガソリンエンジンオイルやディーゼルエンジンオイル、塩化ビニール管、架橋ポリエチレン管、マスキングテープ、これ接着剤の原因なんですけども、アドブルー。

これいずれも昨年の今ぐらいの時期に比べると、生産量は多いんです。

多いんです。

これ多いのになぜ現場に届かないか、ここが私はこの問題の本質になってきていると思っているんですね。

先日、鈴木先生、国民民主党の先生、あ、いらっしゃいませ。

すいません。

現場に足りてないんだったら、増産しなきゃいけないんじゃないのか。

増産をお願いしなきゃいけないんだ。

ごもっともな、私はご指摘だったと思って、自分なりに今の質問をさせていただいたんですけれども。

作ってあるということ、去年よりも多く存在しているということ、そこがポイントで、今、買い溜めという行いもありました。

これもですね、企業の経営者の心からすれば、そういうふうな防衛措置を取ることは十分あり得る。

その中で、やはり、一番現場に物が届かなければいけないという事態を本当に何とかしないとですね。

帝国データバンクの直近の倒産のニュースによると、やっぱり増加傾向にあるというふうにあります。

先ほど申し上げたように、中小零細企業というのは仕事が止まってしまえば倒れちゃうんです。

来月のこの倒産の状況というのは、私はかなり深刻な数字が出てくるんじゃないかなと心配をしております。

今しっかり手を打っていただければならないというふうに思うんですね。

そして今日は質問にはちょっと入れておりませんけれども、次は実は次の課題があるんです。

今増産というか、昨年よりも作っているというふうなことでありますから、量は立っているんだろうと思うけれども、ではコストはどうなのか、価格はどうなのかという問題が次にあります。

おそらくなかなかないものを集めてきて作っているから、当然その分コストが乗っている価格になっているんだろうというふうに思うんですね。

現場で聞くと、物によってはもう倍ぐらいの値段になっているというものもありました。

あえていろいろ言いませんけれども。

それから今申し上げたこの例においても、2割から3割ぐらいの価格が上がっているというふうにお聞きしました。

高い値段で物を買って、そして安い値段で売ってしまったら商売になりたちませんから、当然ここで必要なものは価格転嫁です。

価格転嫁を適切に進めなきゃいけないということも、一緒にやっていかなきゃいけない。

ただ、価格転嫁をずっとサプライチェーンの全体で適正にやっていった結果、どういうことになるかというと、価格転嫁された品物の値段というものは全部エンドユーザーが吸収しなければいけない。

ではエンドユーザーが、例えば国民であった時には、国民がそのいわゆる価格転嫁された物価が上がったものについて、それを吸収できる余力があるのかどうか。

これが私はこの国内の経済対策、高市総理の、私は担っている、私は重要なミッションなんだと思うんです。

一言で言えば、実質賃金をプラス改定していくこと。

これができているのかどうか。

ここは経済産業委員会でございますから、こういったお話についてはまた別の機会ですることがあれば申し上げたく存じますけれども、そういった問題意識を持ちながら、これから中小零細企業の皆様の仕事があると言っているんですから、この仕事があるという現状をどうその仕事をしていただくような環境を整えていくのか。

私も何か知恵があって申し上げていないので、そういう意味では無責任なのかもしれませんが、一緒に知恵を出し合って、この局面をなんとか一緒になって、国民の皆さんと一緒になって乗り越えていきたいと思いますので、この件については以上で私は質問を終わらせていただきます。

質疑者 吉田宣弘

最後に残り1時間を使って、あと1問、赤澤大臣に質問させていただきます。

第7次エネルギー基本計画によると、徹底した省エネルギーが1つの柱となっています。

これまでのエネルギー基本計画でも貫かれてきた政府の方針なんですね。

そしてこの第7次の中で記載があるんですけれども、2023年5月のG7広島首脳会合では、省エネルギーが第一の燃料と位置づけられている。

燃料と位置づけられている。

素晴らしい表現です。

素晴らしい私は、何と言いますか、例えだなというふうに思いますけれども、COP28のGST決定文書でも、2030年までに世界全体のエネルギー効率の改善率を世界平均で2倍とすると、という内容が盛り込まれるなど、省エネルギーの重要性が世界でも再認識されているとございます。

このように第7次エネルギー基本計画に記載があるということは、省エネは平時でも取り組む、積極的に取り組む、重要な国家的課題だというふうなことでございます。

そして第7次エネルギーにはさらに、中小企業や家庭にとって脱炭素の取り組みの第一歩は省エネルギーであることが多く、一番簡単に取り組みやすいのは省エネだというふうに書いてあるわけです。

中小企業、家庭でも最初に手をつける、この第一次の燃料は省エネと言っても差し支えないというふうに考えます。

これからも平時から当てはまる話です。

今は平時じゃないんです。

そこで赤澤大臣にお聞きをしたいと思います。

中東情勢の緊迫化が継続し、出口が見えず、中東から日本へのエネルギー供給に不透明性が増している状況の中で、国民の皆様に改めて、この省エネの重要性を呼び掛ける取組を行うことも、私は意義があるんじゃないかと考えております。

もちろんこれから梅雨の時期を経て、もう既に暑いんですけれども、酷暑が予想されておりますから、まずは国民の皆様の健康が最優先であることは大前提ではございますけれども、このような省エネの取組を、今このような時代だからこそ、国民の皆様にお訴えをするというふうな取組も重要だと思いますが、赤澤大臣からご指摘いただければと思います。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

我が国では石油危機を契機として、官民が連携をして徹底した省エネルギーの取り組みを一貫して推進し、エネルギー効率は世界的にも高い水準にあります。

中東情勢にかかわらず、委員からのご指摘、まさに平時からということでありますが、エネルギー安全保障やエネルギー価格高騰への対応、カーボンニュートラルの実現に向けて、我が国が強みとしてきた省エネをさらに加速徹底することが重要だと思っています。

令和7年度補正予算においては、事業者や家庭の省エネ設備への更新を支援するため、数千億円規模の予算を講じており、徹底した周知の下で活用を促していきたいと考えております。

また毎年夏と冬のエネルギー需要が増大する時期に、国民の皆様に健康面も含めて無理のない範囲での省エネを呼び掛けており、中東情勢に関わらず、こうした取組を中期的に継続することが重要だと考えております。

なお、現時点でということで申し上げれば、我が国全体として必要な原油、あるいは石油製品量は確保されているということなので、国民へのメッセージの出し方は気をつけるべきで、本当にお願いすれば協力してくださる国民性である点も考慮しつつ、慎重に考える必要があると考えており、現時点においては国民の皆様にさらに踏み込んだ節約をお願いする段階ではないと考えております。

質疑者 吉田宣弘

吉田宣弘君。

時間が前に終わりますけれども、今の大臣の答弁に関しては少しコメントも挟みたくなるような気持ちがございますので、これについてはまた次回に譲らせていただければと思います。

ありがとうございました。

委員長 工藤彰三

次に田嶋要君。

田嶋要君。

質疑者 田嶋要

中道改革連合の田嶋要でございます。

まず質問の機会をいただきましたこと、改めて皆様に御礼を申し上げます。

ありがとうございます。

早速でございます。

今も省エネのお話がありました。

大臣、今日もお昼召し上がってますよね。

まだですか。

脱いちゃいました。

今日も私も弁当を食べて、プラスチックのゴミが多いなというのはやっぱり感じますね。

はい。

そして今日の弁当にはですね、プラスチックのスプーンまでご丁寧についておったわけでございますが、私ですね、このナフサの問題、大きな問題になってますけどね。

今の前の委員からの質問も省エネ最後ございましたが、ピンチをチャンスにする、そういう気持ちで、この平時かどうかはわかりませんが、とにかく今ですね、これは厳しい生活の状況でありますが、ある意味では、生活スタイル、産業スタイルを大きく転換する追い風が吹いているとも言えなくないんですね。

ヨーロッパとか、大臣はアメリカにしょっちゅう言っておられたわけでございますが、どうですかね。

私が気づいたのは、空港とかでですね、プラスチックのカトラリーは一切なかったですよ。

全部木製でした。

はい。

だから、韓国もそうだということで、日本はやはりですね、紙とか木製で使えるものでも今相当ワンスルーのゴミになるプラスチックのものが大変多いと私は心を痛めます。

だからそういう状況を変えるのも、今日はそれは問いませんがチャンスだろうというふうに思いますので、プラスチックは非常に優れた発明品でありますので、そこしか使えない部分はプラスチックを生かす。

しかし代用できる部分はですね、やはり日本はちょっと遅れているということを私の意見として申し上げたいというふうに思っております。

そして質問に話していただきます。

先日日経新聞にちょっと面白いタイトルの記事がございましてね。

ファイナンシャルタイムズからの訳でございますが、再生エネルギーがなぜかアメリカで急拡大していると。

トランプ政権のもとでと。

ちょっと不思議な、本当に?という感じ。

トランプ政権言うまでもなく、掘って掘って掘りまくれの人ですからね。

要するに、化石資源を使いまくろうと、もう関係ないと気候変動、そんな感じでやったわけですけれども、結果はですね、再エネがアメリカで今急拡大している。

なぜだと大臣思いますか。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

はい。

必ずしもご通告があったあれではないので、思ったことでお答えをしますが、今ですね、世界中のガソリン価格を調べるとですね、日本は米国と並んで一番低い方。

ヨーロッパとかは日本の倍とかそれぐらいの価格になっています。

そういう中で、我が国は世界の中で一番安いんですが、米国はそれに並んでおりまして。

米国がリッター当たり、ガソリンの価格を上げると同じというより、極めて高くなっているという感覚は私にはあります。

ということなので、少なくともやっぱり米国民の皆様が生活を防衛するという意味で、ガソリン価格は今までと比べてはかなり上がっているので、それについては少なくともですね、再エネとか省エネルギーとか考えなきゃダメじゃないかという、そういう国民の間に感覚が広まっているものではないかというふうに、一つの理由としては推測をいたします。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

すごくなしで失礼いたしました。

施策も検討するべきではないのかという数点するメッセージとして申し上げたいと思っております。

ちょっと質問通告していない質問をもう一つだけお願いしたいんですが、日韓が昨日首脳会談行われました。

私たちも議員連盟を通じてずっと申し上げていることで、私も持論として、やはり日韓関係というのは極めて、本当に日米に次ぐ重要性が私はあると思っておりますし、同じアジアに位置する同志国として、本当にこれはもう一体で、しかも強い産業も半導体など、あるいは造船などありますし、あるいはソフトウェア、ごめんなさい、コンテンツの関係もお互い強いということでございますので、本当にたくさん一緒に頑張れるところがある。

これは私、大臣に初めてお伺いするんですが、安倍総理に2度かつてお伺いをいたしました。

今こそ、日韓の国際連携線、電力の国際連携線を検討するべきだと私はずっと申し上げております。

エネルギーを共同調達するとかね、もちろんそれは大事なことでありますが、ハードルはこれまで高かった。

相互の国の信頼関係ももっと強くならなきゃいけない。

いろんな当時答弁をいただきましたが、私は今ほどいい関係に日韓がない。

そしてこれからもやはりいい関係をつくってお互いに1たす1が3になる関係を私は日韓作りたいと思っております。

そのためにもう民間はやる気になっていたという話が10年前からございますが、政治がやはりブレーキをかけていた。

今それをもう一度考えるチャンスかなと私は思っているんですが、これは答弁何もないと思うんですけど、何か見ていただいて、大臣の個人的な見解でいいと思う。

これは高市総理も、ああやって首脳をやられて、いろいろこれからいい関係をつくっていこう。

私は経済産業、特に昨日の議論も、ほとんど全てがエネルギー関係でしたね。

日韓の電力、通信、日本が一国に閉じているから、さまざま難しい面もある。

ヨーロッパは言うまでもなく連携線がつながっているわけでありまして、日本と韓国のような非常に近い距離でありますので、それを検討するべき時が来ているということを、昨年の議連でも韓国で言ってまいりました。

ぜひご意見をいただきたいと思います。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

赤澤大臣:まず、委員のピンチをチャンスに。

これをうまくやるのが我が国のある意味、伝統というか文化にもなっていると思って、全くそこは大いに賛同するものでございます。

その上で、今のお話でありますが、大きな流れとしては、ホルムズ海峡を事実上閉鎖する国がいると、経済的威圧の典型的なものでありますが、あるいは重要鉱物の供給を絞ってみたりとか、そういう国が出てきたときに、どうも今までは産油国と消費国というのは割と利害が対立してお互い利益追求みたいなのがあったのが、むしろその国を除く産油国、消費国が一体となってですね、そういう取り組みは全部無効化していこうということで、まさにそれに乗っているのが高市総理が提唱したパワーアジアでありまして、アジアの国でもっと地区も増やしていこうとか、いざって時にお互い融通をしようとか、いろんなことを考えて、その中に当然韓国もパートナーとして入ってくるということだと思います。

大きな考え方、流れとしては、委員のご指摘、全くその通りだと思いますが、具体的に国際連携線ということになると、これ逆にまたいざというと、これ言い方難しいですが、日韓関係がずっといつも安定して良ければいいですけれども、そうでない場合に、ついて言うと、例えばリスクもあるかもしれない、ある意味では依存度ということで、測っておかなきゃいけない部分かもしれませんので、慎重な検討が必要だということに、私は現時点で考えております。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

田嶋要:はい、恐縮です。

突然、具体的なご提案で恐縮でございますが、おっしゃることはよく理解しますが、10年前とは情勢相当違う。

安倍当時の総理の時代には、そういう答弁で多くの人が納得したと思うんですが、実際にヨーロッパはEUの国がメッシュになっているわけですね。

かつて戦争したフランスとドイツも隣同士でうまくやっている。

私はむしろ日韓のこれからを考えたときに、共同事業としてしっかりとやっていくということが、お互いに敬意を表しながら支え合っていける。

まさにアジア、世界の昨日の総理の言葉でいけば、安定化の要と。

私、田嶋要でございますけれども、安定化の要だというふうに日韓のことを表象されたわけですね。

そういう意味では私はそろそろ本当に考えるべき。

かつて九州電力とかも考えていたそうだけど、政治がやはりだめだと。

日韓関係、微妙だからだめだと。

そういうことをずっと続けていていいのかなというのが私の問題意識でありますので、またご検討いただきたいと思います。

配布資料をご覧いただきたいと思います。

1から3までつけております。

この1枚目は、先ほども出ました省エネルギーであります。

日本は省エネ大国と、今大臣も先ほどおっしゃいました。

どう見るかでありますが、絶対水準として、日本の単位あたりのエネルギー消費は非常に低いというのはおっしゃるとおりです。

このグラフが何を表しているかというと、オイルショックから90年ぐらいまでは、世界のエネルギー効率を上げていく努力で、ほぼトップクラスであったということでありますが、これは私が作った資料でもあるんですが、元のベースは全部専門家ですからね。

これ90年以降の日本は、ちょっと残念な状況にある。

省エネ大国だからといってあぐらをかいていたのか。

この数十年間の日本の省エネの加速は、ほかの先進国に比べると相当見劣りがするんだ。

これをぜひ大臣にも御理解をいただきたいと思います。

私も先ほどの委員と同じように、今のチャンスに、今までやれていないことも含めて、省エネ、再エネに全力で取り組んでいただきたい。

その覚悟が大臣にあるかということと、とりわけ私がいろいろと今まで調べてきて感じるのは、他の役所とまたがる仕事が結構ありますね。

例えば、水田や畑の上の発電になると農水省だ。

私びっくりしたんだけども、オフサイトPPAになると環境省がやっているという話ですね。

そして、住宅の屋根上ソーラーになると国交省という話があります。

そういうところでちょっとお呼び越しというか、ちょっと遠慮気味でね、私は経産省の存在があまり見えないような印象があるんですよね。

特に大企業の川上の話、研究開発の支援とか、あるいは実装とかいうところにはよく出てくるわけですが、半導体みたいにね。

しかし、社会実装していくという最後のところにですね、今回力を入れないと、今目の前で苦しんでいる生活と、目の前で苦しんでいる産業にはね、やっぱり時間が勝負ですから。

今あるものをどんどん社会に広げていくというところで、ぜひ力を入れていただきたいということの御答弁いただきたいと思います。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣、先ほども御紹介したように、我が国の石油危機の後、実際その当時と比べると、今はもう国として全体の原油の消費量を絶対値でいくと半分になっているということで、大変な努力を重ねてきているところであります。

そして我が経済産業省は、その設置法に基づき、電力の安定的かつ効率的な供給の確保のほか、省エネルギーに関する政策、再生可能エネルギーをはじめとする新エネルギーに関する政策を所掌しております。

再生可能エネルギーや省エネルギーについては、政府全体で進めている地球温暖化対策の観点や、各省庁の所管する個別政策領域ごとの取り組みとも密接に関係することから、経済産業省が指導しつつ、こうした関係省庁とも連携しながら取り組んでいるところです。

例えば省エネ支援政策については、毎年経済産業省が積極的に働きかけながら、国土交通省、環境省と連携して省エネ支援パッケージとして方向性を取りまとめた上で、関係省庁の支援策を同時並行して取り組んでいるところです。

ただ、委員の御指摘で、ちょっと経産省が影が薄いというお話でありますので、さらにしっかりやる気を出して取り組んでまいりたいというふうに思います。

委員長 工藤彰三

工藤彰三委員長田嶋要君。

質疑者 田嶋要

田嶋要資料1は省エネでございますけれども、配付資料ございませんが、再エネも大臣知っていますよね。

大臣、今一番先進国で再エネが低い水準なのは、日本とアメリカと韓国なんですね。

アメリカはさっきのニュース記事のように今加速している。

韓国も最近ですね、再エネを加速させるということを決定したというふうに報道でございますが、載っていました。

私は、アメリカとともに一番遅れているのは日本だと今思っているんです、再エネも。

ちなみにお伺いします。

今日環境省政務官お越しでございます。

今ですね、日本の政府の施設における太陽光発電の直近の導入状況はどういうふうでしょうか。

設備容量。

そして2030年度の導入目標というのが、エネ基第七次にございますが、それに対する導入割合はいくらでしょうか。

同じように、地方公共団体の施設に関しては、導入割合はどんな状況ですか。

御答弁ください。

政府参考人 環境大臣政務官

環境大臣政務官質問にお答えいたします。

政府が保有する施設につきましては、令和4年度以降、令和12年度までに約58MWの太陽光発電を追加的に導入することを目標としております。

これに対しまして、令和4年度のスタートから令和7年度までの追加的な導入量は約2MWとなっております。

目標に対する進捗状況は約3%になっております。

また併せて、地方公共団体が保有する施設につきましては、令和4年度以降、令和12年度までに約4820MWの太陽光発電を追加的に導入することを目標としております。

これに対しまして、令和4年度から令和7年度までの追加的な導入量は約300MWとなっており、目標に対する進捗状況は約6%となっております。

質疑者 田嶋要

田嶋要民間の先を走ってほしい行政の関係なんですね。

これ、いつの目標に対するパーセンテージですか。

3%と6%というのは、目標年はいつですか。

今、もう一回。

政府参考人 環境大臣政務官

環境大臣政務官お答えいたします。

目標は2030年ですね。

質疑者 田嶋要

田嶋要あと4年しかないんですけど、どうするんですか。

どうするんですか。

いや、これ、本当に、名ばかり目標で、全然最初からずっと、私これ5回目ぐらいですか、これ言ってんの。

やる気がないのはもうずーっと見えてますよ。

どうするんですかこれ。

こういう目標を掲げて絵に描いた餅で。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

赤澤大臣、委員のご指摘を重く受け止めます。

その上で、第7次エネルギー基本計画では、委員ご案内のとおり、安全は当然の前提として地域の理解を得ながら、原子力もそうでありますけど、再生可能エネルギーもですね、しっかり最大限活用していくということを打ち出しておりますので、現行一致でやっていかなきゃいけないということだと思います。

官庁が民に率先をきちっとたれるべきというのはご指摘のとおりだと思いますので、2030年までで今の到達状況だとなかなか今聞いた目標については到達しないところがあると思いますが、そこについては政府全体としてですね、目標への達成スピードを早めるために何ができるかは真剣に考えてください。

なかならない問題だというふうに理解をいたします。

質疑者 田嶋要

大臣、さっきの数字ご存知でした?

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

私は今聞いて、これは確かに委員が問題意識を持たれる。

私が聞く前ご存知でした?だから今聞いて、それまで聞いたことがないので、委員が問題意識を持たれるのは大変ごもっともなことだなという理解を今しております。

質疑者 田嶋要

大臣。

中心でやっているのは経産省でございますので、大臣になっていただいたので、ぜひですね、これあと4年で残り97%あるんですよ。

わかります?これが政府ね。

地方公共団体はあと残り4年で94%あるんですよ。

やれます?お話になりませんという感じですよ、本当に。

だからそういうことをやってて本当にいいんですか、日本は。

だから私は、無理だとは思うけれども最善頑張っていただいて、まだ私はやっていないことたくさんあると思っているので、ぜひ大臣に覚悟を持ってやらない選択肢はもうないと、全部やるということを宣言していただきたいと思っています。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣、今おっしゃったことは重く受け止めます。

繰り返しになります。

特に私の今聞いたのが間違いでなければ、政府も地方も非常に少ないですけど、さらに言えば政府の方がさらに地方の目標達成率の半分ぐらいしかいってないということですよね。

ということは、これよろしくないと言いますか、率先垂範という意味では全く逆の状態になっているということだと思います。

私自身はやっぱり責任を負っているのは一番には第7次エネルギー基本計画だと思いますので、それについて実際に2040年度の目標を立ててますよね。

原子力は2割ぐらいで、それから再生可能エネルギーが4、5割だったですかね。

火力が3割、4割だったかと思いますが、そこに到達する中の実際前提の計算がどうなっているのかですね。

今の委員のご指摘も踏まえて、よく確認をさせていただいた上で、何ができるか真剣に考えていきたいというふうに思います。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

誠実な大臣だと思っておりますので、ぜひ有言実行でお願いしたいと思います。

危機感も本気度も、この10年間あまり伝わってこなかったというのが私の正直な印象でありますので、改めて今日差し替えで質問させていただいておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思っています。

ただ悪い話ばっかりじゃなくて、資料の2ですね。

資料の2の住宅関係の省エネでこういうことをやっているんだと思ったのが、給湯器に関して。

給湯器も馬鹿にできないですから、給湯が一番エネルギー食っているんですよ、家庭でね。

給湯に関しては、なんと既存の賃貸住宅まで対応してくれている。

これは私、評価します。

ああ、やられているなと。

一番問題なのは、家のオーナーと住んでいる人が違うところですね。

これを何問題と言うんでしたっけ、オーナーなんとか現象と言うんですけど、要するに金払ってる人と住んでる人が別なと。

オーナーには断熱とかをやるインセンティブがないわけですよ。

自分が住んでるんじゃないんだから。

ということになって、その辺が一番難しい。

ただ、この給湯はやれてるけど、断熱、窓。

熱はほとんど窓から逃げていくから、いまだにシングルの賃貸に住ませているのは、本当に気の毒かと思いますよ。

これはもっと国が旗を振って、最低でもペアガラスにしなきゃいけないし、もっとそういうことでね、やるべきことはたくさんある。

一番難しいのは、賃貸の部分ですね。

省エネに関しては、鳥取県、大臣のご出身の鳥取県が日本の先頭ですから。

平井知事が頑張りましたから。

しかし鳥取県からちっとも広がらないんです。

予算委員会でも言いましたけれども。

だからぜひね大臣、やれることは山ほどある。

東京都や川崎が導入した屋根上ソーラーもいろんな課題はあるけどもっと広げましょう。

ペロブスカイトがやってくるんだから。

ペロブスカイトやタンデム使って、しっかりと広げる、今ビッグチャンスがやってきているということです。

改めて。

それからオフサイトPPAを環境省がやっているというのは、私は腑に落ちませんね。

オフサイトPPA、わかりますよね。

だから、いわゆるFITじゃないオフサイトPPAは、これは企業の話ですから。

環境省、経産省でしょ、やっぱりこれ。

もうちょっと主体的に動いていただけません?しつこいですけど、最後にもう一回だけお願いします。

よろしくお願いします。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

はい。

経産省が省エネについて政策所管していることは間違いのないところでありますし、データに基づく委員の一つ一つのご指摘は、大変重く受け止めさせていただきたいと思います。

その上で、所掌については過去の経緯等もいろいろあるようですから、しっかりその辺も踏まえて理解した上で、何ができるか考えてまいりたいというふうに思います。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

あともう一つだけ、次のテーマに行く前に、家電エコポイントという制度がありました、以前。

これ、麻生政権で始まり、政権変わって、私たち民主党政権で、私も経産の政務官で取り組んだテーマ。

つまり今の与党も野党も一緒に問題意識を持って取り組んだのが、当時の家電エコポイント。

これ予算は、間違えてますけどね、予算6,930億だったそうです、当時。

今回も経済政策いろいろ考えないといけないけど、こういうことももう1回バージョンアップして考えるべきではないか、という提案をしたいと思います。

それから中小企業に対する省エネ策、いろいろ既存のものを学ばせていただきましたが、予算措置をすると、手を挙げてやりたがっている人がいても、選ばれない事態が起きているんですね。

大臣、わかりますよね。

予算の枠に縛られちゃって、やる気のある中小企業の3分の1が跳ねられているんですよ、補助対象から。

こんなもったいない話ありません。

それだったら予算枠を広げるか、税制措置をして、やる気のある人みんなできるようにしてくださいよ。

そういうことを今回考えるべきだと私は思っておりますよ。

大臣の御答弁は、ちょっと時間がないんで、飛ばさせていただきますので、ぜひお願い申し上げます。

いいですね。

はい。

じゃあ次、残りの時間で、CCSに入りたいと思います。

首都圏CCSです。

配布資料の3でございます。

これ、山岡筆頭の苫小牧が第1箇所目でね、私も視察にさせていただいて、もちろん法案にも賛成して応援している立場でございますが、首都圏CCSは東京の近辺でございます。

どこかというと我が千葉県でございますが、現在どういう状況でしょうか。

政府参考人 龍崎

資源エネルギー庁、龍崎次長。

手短にお答え申し上げます。

ご指摘の九十九里沖のCCS事業でございますけれども、地質を専門とする有識者からの見解も踏まえまして、CO2の貯留に適した貯留層が存在し、またはその可能性があると認められたことから、昨年9月、CCS事業法に基づき、試掘を行うための特定区域に指定してございます。

その後、首都圏CCS株式会社より、試掘の許可申請を受けて審査を行いまして、本年4月に同社に対して試掘の許可を行ったところということでございます。

今後、首都圏CCS株式会社が試験による調査を行いまして、CO2の安定的な貯留を行えるかどうか、それからCO2の貯留に適した地層が広範囲に存在し、事業性があるかどうか、などについて確認をしていく。

こういうことでございます。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

つまり、事業性があるかの確認はこれからだということですね。

何も決まっていないという理解でいいですか。

政府参考人 龍崎

龍崎次長。

貯留に行います際の安全性、それから広範囲に適した地層が存在するか、それに基づいて事業性についても当然事業者ですから判断をしていくと、こういうことになってまいります。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

大臣、私が今日これを問いたいのは、また失敗してほしくないからなんですよ。

鴨川メガソーラーを経済産業委員会で6回取り上げました。

斉藤経済産業大臣は現地に行こうと考えると言って、結局来ていただけませんでしたけれども、同じ千葉県ですからね。

今や全国的にメガソーラー問題はそこら中にあるわけですけど、その走りが全国最大規模の鴨川で、私は8年間戦っています。

残念なことですよ。

もう山肌出ちゃってね、もう土砂の心配もあるし、とんでもない。

かと思ったら、銚子の風力発電。

いけるかなと思ったら、どっかのでっかい会社が辞めちゃいました。

辞める権利もあったと思いますよ。

だから国交省ですかね、制度設計が悪かったと思うんです。

私はね。

だから2度あることは3度あるで、今回もせっかく法律を作ってやろうとしている、これも失敗するリスクを私は非常に懸念している。

最大の失敗要因は住民が効いていない。

住民が反対運動を起こすということでしょう。

だから私はね、謙虚な姿勢で取り組まなきゃいけないと思いますよ。

3つ目のこの資料をご覧ください。

大臣、この首都圏CCS事業概要。

これまだ決まってもいない事業で、これ何なんですか、この事業は。

試掘の許可をしたんですよね。

試掘の許可、これ私の部屋に説明に来られましたよ、事業者が。

ちょっと残念なのはね、これだけ見たらね、やること決まっているように見えません。

ちっちゃい字でね、ちょっと私も目が見えなく、「本事業は現在設計作業中、事業化を検討している段階となります」とまあ断ってはいますけども、こういうのが独り歩きすると住民は怒りますよ。

そりゃなんだ、既成事実かよと。

大事な最初の案件でしょ。

大臣、大臣が大臣じゃないときに法律とったんですけどね。

苫小牧は。

実証で、もうずっとやっていて、大きな違いは、房総半島を横切るような話はないんですよ、苫小牧は。

ですよね。

だから私もあんまり現地に行って、「あ、これはいいな。

房総半島を横切るんですよ、委員長。

ちょっとこれ、どう思います?」ということをね、素人の一般国民が、「内房で出たものを外房に捨てに来るんですか」ってなっちゃいますよ、これ。

だから私はね、事業者にもくれぐれも、住民対話に99%のエネルギーを注いでほしいと申し上げたのは、鴨川もそうだったから。

聞いていないって、みんなが運動が広がったんですよ。

鴨川市民の3分の1が署名したんですよ。

そういうようなことになると、せっかく法律を通して頑張ろうと言っているのにね、ちょっと残念だと私は思います。

はい。

そのことをね、ぜひご理解いただきたいと思います。

それではね。

一体いくつの自治体が関与し、どういうメリットがその自治体にあるのか、御答弁いただけますか。

政府参考人 龍崎

資源エネルギー庁、龍崎次長。

お答え申し上げます。

まず関係自治体の数でございますけれども、今般指定した特定区域は4つの自治体の受け合いにございます。

また、首都圏CCS株式会社の現時点での計画では、CO2の分離回収を行う製鉄所の所在自治体と、ご指摘もありました、検討中のパイプラインが通る自治体、これが合計で9つということになります。

このうち、九十九里町は、1つ目の4自治体にも、2つ目の9自治体にも入っているので、この重複を除きまして、千葉県を加えますと、全部で関係する自治体は13ということになります。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

大変多くのね。

苫小牧は2件だと理解しています。

3件か、北海道見れたら。

だから大変多くの自治体を巻き込むわけでありまして、多くの地域でいろんな動きが始まる。

もう私のところにはアプローチが来ていますからね。

だから非常に心配しております。

私の立場は中立でありますが、法律に賛成した立場もありますので、責任も感じております。

したがって具体的な事例でめんどくさいことにならないように、そのためには丁寧な住民対話が僕は必要だと思います。

特に、なぜ内房じゃないのかということに対するしっかりとした定量的なデータ。

内房ではやれないんだということをまず説明しないと、外房にゴミだけ捨てに来ると思われますよ。

当たり前ですよ。

洋上風力とは意味が違いますから。

CCSはどう考えたって出てきたものを地中に埋める。

それはゴミとは言わないかもしれないけれども、「なんで内房じゃないんですか。

発生源で捨てるのが基本でしょ」ってなりません。

国の間だってそういうルールがありますよね、ロンドン条約とかなんかで。

そういうことがあるので、やはりぜひ注意していただきたい。

質問時間、あと1問になりました。

最後に環境政務官にもう一度お尋ねしますけれども、CCSは環境アセス法の対象に入れないということで、あのとき法律ができました。

あのときも大勢の方から入れるべきという提案がありました。

以来時間が過ぎまして、こうやって具体的にちょっと悩ましいケースが具体化してきますね。

私は今日はですね、太陽光に関してはメガソーラー問題が起きて久しく、これ今から6年前に環境アセスが法律に入ったんです。

メガソーラーがね、たった6年前ですよ。

その前に多くの自治体が先に条例を作っていたんですよ。

だけど多くのところで手遅れ。

だって不利益は遡及できないじゃないですか。

結局ね、アセスがなかった故にどうしようもないのが始まっちゃった。

建設が進んじゃったというケースはたくさんあるんですよ。

その失敗を鑑みて、もう一度言いますよ。

改めてこのCCSは、この初動でミスをしないようにしっかりと、これは法律改正いりませんから。

確かそうですよね。

省令か、政令かで何かやるから。

役所の方で決めていただければいいんですよね。

いらないと思いますよ。

ぜひCCSは最初から環境アセスをやっぱりやるべきじゃないかということを改めて申し上げますが、いかがですか。

政府参考人 環境大臣政務官

環境大臣政務官。

お答えいたします。

環境影響評価法は、規模が大きく、環境影響の程度が著しいものとなる恐れがある事業を対象としております。

このCCSにつきましては、今後事業化が進んでいくものであり、現段階で環境影響の程度が著しい恐れがあるかというものが、今の現段階の知見では十分でないこと等から、環境影響の程度が著しい恐れがあるか、市長。

市長。

はい、すいません。

長くなっておりますけれども、さまざまな手続きが定められておりますので、環境省として、個々のCCS事業が環境保全に配慮して実施されるかどうかにつきましては、しっかりと確認をする仕組みとなっております。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

はい、もう終わりますけど、経産大臣。

CCSの所管は経産省ですね。

経産省の方からも、環境アセスやった方がいいと言った方がいいと思いますよ。

念のため、失敗しないために。

この第1号、戸間駒以外の第1号を失敗させないために、ぜひご検討いただきたいと思います。

後のお祭りにならないように、ウォーニングしたいと思います。

よろしくお願いします。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

国民民主党、丹野みどりでございます。

今日もよろしくお願いします。

今日は防災についてからお話を進めてまいりたいと思います。

赤澤大臣が、防災がライフワークと伺っております。

何よりですね、やっぱり被害が小さければ小さいほど、日本経済が立て直るのも早いと思っておりまして、日本経済のリスクヘッジという観点からですね、今日はこのテーマで伺ってまいりたいと思っております。

近年、災害が本当に激甚化しておりますし、頻発化しております。

こうした中ですね、ひとたび災害が起きますと、避難所に見合わせることになります。

その環境というのが、まだまだ劣悪でございます。

能登半島地震の災害関連死を調べてみました。

報道ベースと消防庁の発表と県の数字で若干異なるんですけれども、おおよそ500人ほどということで、残念ながら今もなお、この数字は増え続けております。

災害自体を減らすことは当然できませんけれども、被害を減らす、減災ということは必ずできますし、災害関連死も減らすことができると思っております。

その上で必要なことが2つあるのではないでしょうか。

1つは避難所の今の環境、これをもっともっと向上させていくこと。

そしてもう1つが、個人個人のご自宅で、家具の転倒防止、これを徹底すること。

この2つに尽きると思って、今日は進めてまいりたいと思います。

まずはですね、防災がライフワークとおっしゃっている大臣の受け止めと、それからお考えをお聞かせください。

答弁者 赤澤亮正

赤澤大臣。

私のライフワークは防災です。

特に一言だけ申し上げると、運輸航空局に入った翌年に御巣高山の事故を経験しまして、その対応とかご遺族の本当に悲しみとか怒りとか、ああいうものを見てて、とにかく多くの人が亡くなる事件事故災害は大嫌いだというのが、私は行政マンとしても政治家としても原点であります。

まさにライフワークでありますし、国家の生命線に関わる課題と考えて、これまで心血を注いで取り組んでまいりました。

過去に巨大な自然災害に向き合ってきた経験から、私に限らず先人たちがいつも言っていることは、準備してきたことしか役に立たなかった。

だけど準備してきたことでは足りなかった。

これの繰り返しであります。

大震災のような大きな災害に対して、被害を低減していくためには、徹底した事前防災を行うしかありません。

まさにそれを具現化しようとしているのが防災庁でありまして、これまでの防災対策の積み重ねとは違う発想で進めていく必要があると思っています。

防災庁には、発災時から復旧復興までの事態対処の司令塔のみならず、平時から事前防災の推進の司令塔として機能してほしいし、そのために今、勧告権があり、その勧告に多少は従うということを法令に定めています。

やっぱり一番直さなきゃいけないのは、私の尊敬する自民党の同僚でもよくあるんですけど、「防災庁なんか作って平時何するんだ、暇だろう」っていう、これ一番の誤解でありまして、事前防災きちっとやることが、発災した後にですね、亡くなる方の数を劇的に減らすことはできないけど、万人単位で、その約30万人ですね、29万8000と言ってますけど、南海トラフの想定犠牲者数を本当に減らしていこうと思えば、その事前防災を徹底する以外ないということであります。

現在の私の所感に照らせばですね、電力、ガス等の避難所等への安定供給の確保や、生活関連物資、ガソリン等の燃料の避難所等への安定的な供給、被災事業者の皆様の生業再建支援が重要な役割となっています。

こうした役割を果たすためにですね、ライフライン事業者間における災害時連携計画の策定運用とか、職員の現地派遣に向けた事前準備などの体制整備、防災訓練の実施などの徹底した事前防災を進めて、ベストを尽くしたいと思っています。

さらに申し上げれば、ビッグデータ×AIの時代において、災害大国であることを生かし、事前防災徹底していく中でピンチをチャンスにということで、10年来、20年来、それが勝ち筋だと備えてきた私はですね、瓦礫を除去するロボットといいますか、瓦礫の中から生存者を素早く見つけて安全に助け出すロボットとか。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

ありがとうございます。

本当に正論でございまして、もう事前防災、備えにつきますよね。

本当にそういう意味におきまして、避難所の環境向上というのも備えの一環かなと思っております。

今日はそういう意味で、LPガス空調というのを取り上げたいと思います。

このLPガス空調は燃料としても、それから設備としても、保安においても、この経産省マターであると思っておりますので、進めてまいります。

ここ数年は本当に夏が暑い猛暑ですので、子どもたちの健康のために、教室にエアコンがかなり進みました。

文科省によりますと、教室は99.1%ということで、ほぼ完了しているんですね。

ところが、体育館に目を移しますと、体育館はまだ2割台という設置状況です。

当然、日頃の子どもたちの健康を守るという意味で、早く設置してあげてほしいんですけれども、当然ながら体育館というのは、教育施設だけではなくて、災害時に避難所にもなり得ます。

そこでですね、もうせっかく設置していくんだったら、LPガス空調にした方が、やっぱり災害時に強いよなと思うわけであります。

電気のエアコンですと、当然停電をしてしまうと、真っ暗になって何もつかない、暑い寒いということで、通信もできない。

でも本当に電気というのは要になりますので、あらゆる皆さんの命を救う避難所の電気の確保というのは、国民の皆さんの命を守る政治の責務と思っております。

このLPガス空調でございますと、当然燃料ですので電気もつきます。

それからガスですから煮炊きもできる。

あったかいお湯も出せる。

調理もできる。

実際に威力を発揮した事例がいくつかございます。

一般社団法人全国LPガス協会によりますと、例えばですね、大阪の泉佐野市で、2018年に台風21号があった。

その直後に台風24号があって、大規模な停電が発生したと。

そこで800人が避難したんですけれども、これ9月の残暑でものすごい暑かったと。

危険だったんだけれども、停電時でも熱中症リスクをこのLPガス空調が回避したということで、これはすごいということで、その後ですね、市内の小中学校18校、すべての体育館にLPガス空調を入れたということなんです。

私の地元であります愛知県豊田市、三好市もですね、すべての中学校にこのLPガス空調を入れております。

例えば三好市にお話を伺ったんですけれども、1校あたり設置費用がいろいろあるんですけれども、だいたい6000万円から7000万円で、国の補助が2分の1弱あったと。

三好市の市長によりますと、とにかくこれも災害時にめちゃくちゃ強いということ、それから国の補助があった、この2点において、もうそこで決めたというお話でございました。

実際、私はお金の計算をしてみたんですね。

先ほどの避難所となる体育館において、空調の未設置数を調べました。

避難所となる公立小中学校の体育館等のうち、エアコンがまだ設置されていないのが、小学校が13,344棟、中学校は9,290棟。

1台6000万円するとして、まだエアコンをつけていない小中学校の体育館等に全部つけるとなると、1兆3580億円なんですね。

国が半分の補助をするとなると、6790億2000万円ということで、これは今回、当初予算122兆円の0.6%に当たります。

この数字をどう見るかということもあるんですけれども、この体育館へのLPガス空調導入というのは、防災対策であると同時に、地域の設備産業、エネルギー産業、中小企業を支える経済政策でももちろんあります。

加えて、分散型エネルギーの推進であったりとか、電力のピーク時の対応をするとか、GXと安定供給を両立させるとか、もちろん避難所の機能を強化するとかもいろんなことがありますので、こういったことを一体化して進めるということは、非常にこの経済産業省としても政策に当たるのではと思っておりますが、いかがでしょうか。

この避難所にLPガス空調の設置を推進することについて、政府のお考えをお聞かせください。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正大臣、お答えください。

政府参考人 龍崎

資源エネルギー庁 龍崎次長。

お答え申し上げます。

お尋ねのLPガスにつきましては、地政学リスクの低いアメリカ、カナダ、それからオーストラリアからの輸入が9割を占めます。

それから長期保存が可能でございまして、約100日分の備蓄を有しておりまして、エネルギー安全保障にも資する重要な分散型エネルギーであると認識をしてございます。

また、ボンベでどこにでも供給が可能でございまして、貯蔵も容易で、導入支援を行っているということでございます。

ご指摘の全国の体育館などにですね、LPガスの空調設備を導入していくことにつきましては、さまざまな意義があると思いますけれども、特に今般の中東情勢を受けまして、地政学リスクに強靭なですね、LPガスの安定供給の意義につきましては、改めて認識を強くしたところでございます。

引き続きですね、しっかりと支援をしてまいりたいと思ってございます。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

大変心強いご答弁ありがとうございました。

自治体のやっぱり危機管理意識の差とか経済状況の差によって濃淡がついてはいけないと思っていまして、やっぱり日本全国どこに住んでいても、しっかりと避難所に身を寄せて安全が確保されるという、こういう責務が政治にはあるかなと思っておりますので、ぜひですね、経済産業省に旗振りをしてほしいなと思っております。

続いてもう一つなんですけれども、避難所の環境向上について取り上げてまいります。

避難所というのはですね、なかなかこれプライバシーというのがございません。

それが嫌で、車で避難をして、車中泊を強行になってしまったりとかですね、女性とかお子さんの性被害があったりとか、いろんなトラブルもやっぱりなかなかまだ改善していないところもございます。

現在国は、こうした避難所におけるプライバシーの配慮について、改善に向けてどういった取り組みをされているのか教えてください。

政府参考人 岡本

内閣府岡本大臣官房審議官。

お答えいたします。

災害関連死を防ぐためにも、発災後不安に苛まれる被災者の方々にストレスを軽減し、尊厳ある生活を営んでいただくことが重要であると考えております。

そのため、内閣におきましては、令和6年12月に、スフィア基準に沿って自治体向けの避難所の取組指針や各種ガイドライン等を改定し、避難所における清潔で快適なトイレ、温かい食事、安眠できるベッドなどを速やかに展開できるようにするなど、避難所における生活環境の改善に取り組んでいるところでございます。

とりわけ、委員ご指摘の避難所におけるプライバシーへの配慮につきましては、女性や子どもさんなどにとっても切実な問題であるというふうに認識しております。

先ほど申し上げた取組指針等におきましては、プライバシーを確保するパーテーションの設置を速やかに行うこととしているほか、トイレや入浴施設、更衣室、洗濯干し場などについても、安全やプライバシーに配慮しつつ。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

ありがとうございます。

いただいた資料で、パーティションとか、それぞれの個別のテントですとか、いろんなものがございました。

本当に改善に向けて進んでいるなと思っておりますので、ぜひですね、規格化して、どの避難所に行っても、そういうメリットを受けることができるという状況に早くしてほしいと思っております。

今お話ありました通り、やっぱりプライバシーを何とか確保したいということで、避難所にいながらにして、皆さんだんだん工夫を始めるんですよね。

見隠しを作ったりとかですね、いろいろやるんですけれども、やはり被災したというストレスだけでも、ものすごいものがあるのに、その上でもやはり避難所でも新たなストレスというのは、いかばかりかと思います。

そしてやっぱり避難所の中でも外でもしっかりとしたスペースを確保していくというのが非常に重要だと思っております。

そうした観点からですね、避難所の中の段ボールルーム、それから外での仮設住宅、これを両方手掛けている方がいらっしゃるので、ちょっとご紹介したいと思います。

これはですね、愛知県名古屋市の名古屋工業大学の北川圭介教授という方なんですけれども、この教授が発明・施行されているのが、インスタントハウスというものなんですね。

で、これ、インスタントという名前の通りですね、パッと空気を入れて膨らませて、ちょっと施工するとOKみたいな感じになっておりまして、もう軽くて安くて早い家なんですね。

見た目がですね、モンゴルのパオみたいな、白い鎌倉みたいな、そんな状況になっております。

実際にですね、能登半島地震の時でも非常に活躍をしたと。

発災翌日に教授ができるだけこの車に詰め込んでいったと。

その後もどんどん追加で設置していった。

で、能登半島ではですね、地震から100日で屋外用が175棟、屋内用が1650棟活躍した。

で、その後豪雨もありましたよね。

で、その豪雨の時も追加をして、屋外用75棟を追加で置いたということなんです。

実際私も地震後、能登半島にお邪魔しましたけれども、そこでも本当にしっかり活用されておりました。

私が行った時は8月で、まだ本当に暑かったんですけれども、中は広くて涼しいんですね。

発電機などが整備されますと、スポットクーラーとか扇風機とか入れることができまして、快適になります。

冬は暖かいということで、なかなかこれはいいなと思って体感してきた次第でございます。

ところがやはりですね、なかなかこれ、広がるには限界が当然ありまして、メインになっているのは仮設住宅ということになってございます。

そこで伺います。

この仮設住宅なんですけれども、建設して入居できるまで、どれくらい時間かかるのか教えてください。

政府参考人 岡本

内閣府岡本大臣官房審議官。

お答え申し上げます。

応急仮設住宅を建設し、被災者に供与する場合、仮設建築物そのものを建てることに加え、用地の確保、建設する場所の状況に応じて、進入路の警戒、整地、上下水道の敷設、排水口通路、駐車場などの整備、各戸ごとに湯沸かし器、トイレ、エアコンなどの設備を取り付けるなどの様々な工事が必要となります。

団地ごとに建設する場所の状況が異なり、またプレハブ、木造、ムービングハウスなど、どのようなものを建てるかによって、工事の期間は異なることから、着工から入居までの期間がどれくらいかは一概には申し上げることは困難ですが、例えばということで、プレハブの場合、能登半島地震におきましては、短いものでは30日程度、平均で70日程度となっております。

いずれにしても、被災者の方の住まいの確保が円滑かつ迅速に国に行われるよう、自治体や関係省庁とも連携して取り組んでまいりたいと考えております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

これ、ちなみになんですが、インスタントハウスはですね、能登半島で1人で1時間で施工して、その日から住まいとして活用することができたそうです。

この早さがすごいなと思うんですけれども、発明した北川教授にお話を伺いました。

この早さにこだわったのに理由があってですね。

というのも、教授が現地へまず行ったと。

災害が起きた場所に行ったときに、帰るときに子どもたちに手を引かれて、グラウンドが見えるところに行ったと。

そうすると子どもたちに、「仮設住宅があそこに立つ。

だけど、3ヶ月から半年もかかると。

なんでそんなにかかるの?大学の先生だったら、来週僕たちの家建てよ」って、そう言われたそうです。

で、もうこの言葉がすごく頭に残って、胸を締め付けられて、「もうよし、もうだったら作る」っていう、そこから始まった。

政府参考人 岡本

内閣府岡本大臣、官房審議官。

お答えいたします。

応急仮設住宅は、住家が全壊した方や、半壊し解体せざるを得ない場合など、居住する住家がない被災者を対象として提供されております。

このような被災者の方に対しては、応急仮設住宅だけではなく、自治体の判断で公営住宅に入居いただくことも可能とされております。

いずれにしましても、被災者の方の住まいの確保が円滑かつ迅速に行われるよう、自治体や関係省庁とも連携して取り組んでまいりたいと考えております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

罹災証明といいますか、どれぐらいの家の状況かというのを見ると思うんですけれども、そういった場合、当然、自治体の職員の方も被災されている。

なかなかそういうときに判定が遅くなってしまわないかというのも心配もあるんですけれども、このあたりはどういった対応をされているんでしょうか。

政府参考人 岡本

内閣府岡本大臣官房審議官。

お答えいたします。

被災した市町村職員の罹災証明事務に係る負担を軽減するため、これまでも総務省の応急対策職員派遣制度による派遣等の人的支援を行うとともに、昨年7月には地震により被災した住家の調査につきまして、簡易な半壊判定基準を新たに策定するなどの取組を進めてきました。

また、昨年から、罹災証明事務にノウハウのある自治体職員を罹災証明コーディネーターとして登録し、発災時に被災市町村へ派遣いただく制度も創設しており、経験の浅い市町村でも迅速に罹災証明書が交付できるよう支援しているところであります。

これまでに、静岡県牧之原市及び吉田町、並びに東京都八丈町の3自治体に派遣しております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

次にですね、建築費用を伺いたいんですけれども、幅ももちろんありますが、仮設住宅は大体いくらぐらいかかるんでしょうか。

政府参考人 岡本

内閣府岡本大臣官房審議官。

お答えいたします。

応急仮設住宅を建設し、被災者に供与する場合、先ほどのご説明と一部重複いたしますが、仮設建築物そのものを建てることに加え、用地の確保等のほかに、供与終了後の解体撤去や土地の現状回復などの、仮設建築物そのものを建てること以外にも、さまざまな工事にかかる費用が生じます。

従いまして、一概に申し上げることは困難ですが、例えばプレハブの場合、能登半島地震におきましては、契約額で1個当たり最低1300万円程度、平均1700万円程度となっております。

いずれにしましても、被災者の方の住まいの確保が円滑に迅速に行われるよう、自治体や関係省庁とも連携して取り組んでまいりたいと考えております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

ちなみにですね、インスタントハウスは一棟150万円です。

だからといってですね、これは仮設住宅が高くて遅いからダメということは全く言うつもりありませんで、私が言いたいのはですね、仮設住宅も先ほどの土地を選ぶところから始まって住宅の機能もあって、高いのも適正な名付けをしますし、違うのも名付ける。

私が言いたいのはですね、この時期的に、例えば住み分けをしたりとかですね、そのインスタントハウスでまずは急場をしのぐと。

で、じっくり生活再建、仕事再建していくときには仮設住宅ができて、そこに移っていくというような、そういったシームレスといいますか、切れ目のない、そういうサポートができるといいかなと思っておりますので、できるだけですね、こういう民間の知恵も生かしながら、取り組んでほしいなと切に思っております。

これまで災害が起きた後の避難所のことを申してきましたけれども、次は災害が起きる前の、大臣もおっしゃった事前防災、備えに関することを伺ってまいります。

これ、被害を減らすのにいろんな方法がありますけれども、私、家具の転倒防止。

これがですね、とても重要だと思っております。

どうしてかと言いますと、災害時の怪我で最も多いのが家具によるものなんですね。

東京消防庁によりますと、近年発生をした地震でけがをした原因、これを調べました。

すると、およそ30%から50%の方が家具の転倒や落下によるけがをしているというデータがあります。

でも本当にこの家具による怪我というのをまず減らせばですね、医療を受診する方がぐっと減りまして、その医療が本当に必要な限られた医療ソースを別の方に振り分けることができるとそういうこともありますので、本当にこれまずは家具で怪我をしないということがですね、徹底することがまずは現在の第一歩かと思っております。

この家具の転倒防止が必要だよということをですね、国としていつ頃から皆さんに周知をしているのか教えてください。

政府参考人 内閣府大臣官房審議官

内閣府大臣官房審議官、お答え申し上げます。

災害の多い我が国におきましては、国民一人ひとりが災害を我がこととして捉え、平時から災害に対する備えを心がけるとともに、自分の命は自ら守るという意識を持ち、防災に取り組むことが必要でございます。

議員ご指摘のとおり、日頃から家具の固定や配置の工夫により、家の中で安全空間を作っておくことが重要だと考えております。

内閣府におきましては、家具の固定の必要性、一定の進捗状況につきましては、1982年より防災に関する世論調査というところで調査しておりまして、2011年の東日本大震災の発生後、一時的に大きく上昇したものの、近年は約4割で横ばい状況となっております。

今後は国民の皆様に家具の固定等の措置をとっていただけるよう、家具の転倒落下防止等の措置を実施することの効果も含めて周知してまいりたいと考えております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

ありがとうございます。

今のお答えもありましたけれども、内閣府の調査によりますと、やっぱり家具を固定していると答えた方がおよそ38%なんですよね。

いっぱい取り組んでいるんだけれども、やっぱりみんな固定した方がいいと分かってはいるんだけれども、やっぱり4割弱やってないということなんですね。

4割弱の方しかやってないと。

私、前職がアナウンサーをしておりました、名古屋で。

ニュース番組を案内しておりましたけれども、その流れで、地震特番というのもですね、たくさん担当したせいで、防災意識も個人的に高いんです。

なので、自宅の家具、意識は全部固定をしているんですが、その固定を長らくしている自分の体感、感想からいきますと、まずそもそも、器具がおしゃれじゃないというか、むき出しなんです。

大臣ですよね。

天井と家具の上部でくるくると合わせてやるんですけど、取り付けも結構大変だし、むき出しになるから、なかなかおしゃれじゃないなというのも感じるんですが、何よりも、やっぱりですね、これは大きな家具を搬入するときの、新しい方はですね、業者の方が搬入するはずなんですね。

なので、この業者の方が搬入するときに、もう必ずつけるんだみたいな義務化をする。

政府参考人 内閣府大臣官房審議官

内閣府大臣官房審議官、お答え申し上げます。

委員御指摘の家具の固定の義務化につきましては、災害からの被害を最小限とするため、個々人の自覚に根差した自助の取組による日頃からの備えの一つとして、国民の皆様に実施していただくことが重要だと考えております。

日頃の備えによりどの程度被害が軽減するかにつきましては、南海トラフ地震に関する国の被害想定や防災対策の効果試算が示されており、家具等の転倒落下防止実施率が36%から100%になることにより、転倒落下物による死亡者数が約7割減少するとされており、こうした被害軽減効果を周知することが有効ではないかと考えております。

今後も国民一人一人が自ら助かるための意識を高め、行動変容につながるよう、関係省庁との連携を図りながら、防災対策の効果試算も含めた周知、広報等の取組を進めてまいりたいと考えております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

ぜひよろしくお願いします。

ちょっと時間も少なくなってきたんですけれども、駆け足で2つ目のテーマにいきたいと思います。

次はですね、病児保育についてでございます。

これも赤澤大臣が女性の活躍、これからのライフワークとおっしゃっております。

ですが、これは女性の活躍だけじゃなくて、当然子育て中の共働き世帯、それからそういう方を抱えている職場の方も、働く世の中、全ての重要なライフラインと思っております。

お子さんが元気な時はですね、普段保育園に行ってるんですけれども、「お熱が出ました」と言って電話かかってくるとですね、だいたいお母さんが迎えに行きます。

お母さんが迎えに、どんな仕事があっても迎えに行って、治ればいいんだけど、水ぼうそうで一週間ですとか、上の子治ったら下の子とかですね、もうそうやって誰もおじいちゃんおばあちゃんもいないって、もう預かってくれる人もいないってなると、もうお母さんが休ませざるを得なくって、だんだん働きづらくなって働き方を変える。

地域によって濃淡がありまして、数がすごく多いところもあれば、数が多いんだけれども、利便性がまだないとか、いろんな課題がございます。

当然、こども家庭庁さんもすごく頑張っていて、国と県と自治体と3分の1ずつ資金をするとか、そういうスキームもあるし、それから、例えば当日のキャンセルがあったら、キャンセル加算をするとかですね、いろんな取り組みがあって、前進はしていて、頭が下がるんですけれども、まだまだですね、働く社会においては、なかなかこれ良くないです。

さっき、数はまだあるんだけれども、利便性がイマイチというお話でいきますと、例えばですね、利用する時に予約がいるんですね。

お子さんが調子が悪くなるのを予測する親がどこにいるんだというのがそもそも不思議ですよね。

加えてですね、具合が悪くなった明け方で、もう予約までは当然やっていません。

朝電話をする、空いているかどうか。

で、ずーっと繋がれなくてようやく繋がったと思ったら満杯ですって言われて預けられないから休むとかね。

これも実際あった話です。

で、当然診断書を持っていかなきゃいけないと。

いろいろ手間がかかるわけですね。

で、これ、預かる子ちゃんというネットワークシステムがあるんですけれども、これがもしあれば、お母さんがスマホで見て、その地域の病床を見て、空いているかどうかとか、問診とかも全部一発でできると。

今時の社会は、そんなことは当たり前のサービスなのに、やはり働く社会においては、なかなかそこまで整っていないという現状があります。

なので、本当にこの病児保育の数、それから利便性の向上においては、課題と思っております。

答弁者 赤澤亮正

当然、施設の拡充とか利便性向上においては、経済産業省の所管外とは承知しておりますけれども、今お話ししたみたいな女性の労働力ですとか、社会、働く仕事と育児の両立とか、そういう観点から、赤澤大臣はどのように捉えていらっしゃるか教えてください。

赤澤大臣、はい、議員のご質問に即してお答えをするとですね、働くという観点では病児保育が充実していないと、お子さんが熱を出された途端にですね、その父母、お父さんお母さんである従業員の方は働くことを中断せざるを得なく、迎えに来てくださいという話ですね。

それから労働力の確保という観点でも、人口減少や少子高齢化が進む中で、子育て世代の労働力確保という意味で、病児保育は絶対に必要だと思います。

さらに仕事と家庭の両立の観点でも、キャリアの継続のために必要な環境の一つと言えます。

このようにご指摘のいずれの観点においても、病児保育は非常に重要であり、ライフラインとかインフラとおっしゃいましたけど、その通りだと思います。

経済産業省では、多様な人材の活躍に焦点を当てたダイバーシティ経営や人材資本と捉えて、その価値を最大限に引き出すための人的資本経営の実践を後押しをしておりますが、なかなかその中に直接ですね、病児保育ということは書き込まれている現状にはありません。

残念なことであります。

さまざまな事情を抱える、多様な人材が能力を最大限発揮できる環境を整えることは、企業の競争力向上の観点からも非常に重要ですし、人口減少下で生産年齢人口をどんどん減っていく。

私が名付けているのは、労働供給制約社会ですねと呼んでますけども、そこにおいては特にですね、議員ご指摘の病児保育を子育て中の従業員であるお父さんお母さんが安心して働くための重要な基盤であると承知をしております。

引き続き関係省庁とともに病児保育を含めた柔軟な働き方を可能とするという環境の整備に取り組んでまいりたいと思います。

なお私、初めて勤めた内閣府の副大臣が女性活躍担当だったので、それ以来の女性活躍ライフワークになっております。

質疑者 丹野みどり

丹野みどり君。

お答えありがとうございました。

終わります。

失礼します。

委員長 工藤彰三

工藤彰三(経済産業委員長)次に鈴木義弘君。

質疑者 鈴木義弘

鈴木義弘(国民民主党・無所属クラブ)国民民主党の鈴木義弘です。

今日は変則の委員会になるんですけれども、2回目の休憩の最後のバッターになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

公正取引委員会にまずお尋ねしたいと思います。

令和8年の2月に、知的財産権ノウハウデータを対象とした企業間取引の実態調査の結果というのが報道にあったんで、それについてお尋ねしたいと思います。

取引先から知財権の無償譲渡やノウハウの開示を強要されるといった不当な取引を受け入れた経験があると答えた企業の割合は15.8%。

取引先から知財権の無償譲渡を強要された企業、納品後に著作権を無償譲渡するように求められる事例、取引先が知財権の対価を一方的に決める事例も確認されたということなんですね。

この調査による確認事例は事実で間違いないか。

まず1点聞きます。

それとこのような知的財産権ノウハウデータを対象とした調査は過去にも行ってきているのか。

このような事例は近年、増加傾向にあるのか、下がっているのか、横ばいなのかですね。

増加しているとすれば、公取委は、優越的地位の乱用に該当するなどとして、法的措置をとったのか、お尋ねしたいと思います。

政府参考人 向井

はい、まず、公正取引委員会、向井事務総局官房審議官。

お答えいたします。

公正取引委員会では知的財産権、ノウハウ、データを対象といたしまして、独禁法で禁止しております優越的地位の乱用行為等に該当し得る取引の実態を確認するべく、実態調査を実施しておりまして、その結果を本年3月に公表したところでございます。

本実態調査では大規模なアンケート調査を実施しておりますし、そのほかのヒアリング、事業者や事業者団体からお話を聞いておりまして、実際に確認された事例につきまして、それを類型化した上で、独禁法の考え方を取りまとめたものでございます。

そして過去の知的財産権の取引に関する調査の状況でございますが、令和元年6月に報告書を公表しております「製造業者のノウハウ・知的財産権を対象とした優越的地位の乱用行為等に関する実態調査」。

そして令和2年11月でございますが、こちらはスタートアップの取引慣行に関する実態調査、そういうものも行っておりまして、公表しておるところでございます。

今回本年3月に公表した実態調査は、幅広い業種を対象にしたものでございまして、業種横断的に調査を実施したものでございます。

調査報告書で指摘しておりますような問題事例、そういうものが増加傾向にあるのかどうかということについては必ずしも明らかではないわけでございますが、このような行為が問題といたしまして、未然防止を図りたいという観点から、公正取引委員会等、中小企業庁及び特許庁の連名で、知的財産権、ノウハウ、データの適切な取引のための優越的地位の乱用等に関する指針、いわゆる知財取引指針の原案、こちらは公表いたしまして、パブリックコメントに付したところでございます。

公正取引委員会としては、まずパブリックコメントで提出された意見を踏まえまして、指針の最終版の公表に向けた作業を進めまして、それにつきまして、取引指針が取りまとめられますと、周知広報、法執行での活用を考えていきたいというふうに考えてございます。

質疑者 鈴木義弘

鈴木義弘君。

いろいろな事件とか事象とか世の中が起きるんですけれども、やはり過失なのか故意なのかで、もう全然意味が違ってきちゃうと思うんですね。

この今言った15.8%の事例がありましたというのを御説明いただいたんですけれども、これは過失じゃないと思うんだよね。

だってノウハウというのがどういうもんだかというのは分かって取引しているわけでしょ。

それをよこせというふうにやって、これから法的な措置をとるんだというと、来週から今度産業技術強化法の法律の改正に入っていくわけじゃないですか。

まるっきりこれ。

まあ1割5分というのは少ないと思うか多いと思うかですね。

こんな今の日本の国内の状況の中で競争力上がっていくかといったら、みんな食い物にされちゃってるっていうことですよね。

だからそれはやっぱり今年初めて調査したのか前にやったのかわかりませんけど、これからやっぱり毎年きちっと実態がどうなっているかを調べていくべきだと私は思うんですね。

それでやはり法的な措置を、まず1回目、それを、前にもありましたよね。

4年前ぐらいに、独禁法に違反している企業さん、大手さんばかり、10社か12、13社ぐらい、公表したじゃないですか。

公表したから、結局、下請け業者さんと協議をするようになったという事例があるわけですね。

知財に関わるやつを無償で使っちゃうというのは、本来もうその直罰でいいと私なんか思いますけどね。

注視をする必要ないんですけど、それの取り組みは答えられますか。

政府参考人 向井

公正取引委員会向井事務総局官房審議官。

お答えいたします。

まず先ほども御説明いたしましたように、指針を取りまとめまして、その考え方を周知徹底を図りたいと思います。

一方で、その指針についての遵守状況、そういうものについては、モニタリングをしていきたいというふうに考えてございまして、その中で、独禁法上、優越的地位の乱用というものが認められた場合には、そういうものにつきまして、厳正に対処していきたいというふうに考えてございます。

質疑者 鈴木義弘

鈴木義弘君。

今、私が例を挙げた、この、知財権の無償譲渡を強要されたとかね、商品を納品してから、著作権を無償譲渡するよう求められたというのは、独禁法にそもそももう抵触しちゃっているんじゃないですか。

違うんですか。

これから指針を出してちゃんとやってくださいよという悠長なことをやっていたら、そういう15.8%の企業さん守れますかね。

同じ答弁しかしないんだったら結構ですから、一つ踏み込んだ答弁してください。

政府参考人 向井

公正取引委員会向井審議官。

お答えいたします。

御指摘のような問題というものがございまして、それが独禁法の優越的地位の乱用の要件に該当するということでございますと、そういうものにつきましては、厳正に対処していきたいというふうに考えてございます。

質疑者 鈴木義弘

鈴木義弘君。

それを受けまして、経産省としてですね、実態が分かった段階で、法律の強化なのか、今何かあやふやな答弁しているということは、何か該当するんだかしないんだか、これからちょっとよく検討しますよという形で、こういうことを続けていくこと自体が、日本の競争力を担保するものになっていくのかどうか、お答えいただきたいと思います。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

お答えいたします。

知的財産は中小企業にとって極めて重要な成長の源泉でありまして、また賃上げの原資の確保にも資するものであるというふうに受け止めているところでございます。

今般の調査の結果などを踏まえますと、優越的地位の乱用行為等に該当し得る事例でありますけれども、こうした問題行為の未然防止に向けた取組について、さらに進めていく必要があるというふうに、改めて考えているところでございます。

経済産業省といたしましては、先ほど答弁もありましたけれども、公正取引委員会とともに、知的財産に関する新しい指針の策定を進めております。

この周知の広報や、実効性の確保のための取組、あるいは、知財取引の実態把握や、知財活用による経営力の強化などに取り組んでまいりたいというふうに思っております。

今後も、関係省庁と連携をしつつ、知的財産に関して適正な取引が行われる環境整備を推進してまいりたいと思っております。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

過去にも、経産委員会で質問して、地元の製造業で町工場さんの話を聞いたんですけど、結局、注文書だけで三十年、四十年の お取引先なんだそうです。

注文書一枚で図面が来るとか、注文書で契約をして、契約というより製品を作るんですね。

そうすると何か不具合あったときに取り決めがないんです。

じゃあ社長、契約書を交わさないんですかと言ったら、まあ四十年の お客さんだからね。

これも実態ですよね。

だから公取委さんが来て、そういう証拠になるものがあるんだったらそれは公取法違反、取引適正化法だとか下請け法違反になりますよというふうになるけど、もう少し実態をよくリサーチしてもらって、製造業でそうなんだから、そうじゃない業態のところ、業種のところは契約書なんか交わさないでキャッシュで売り買いしているんだったらいいんですけど、掛けでやったりですね、そういったところを、やはりそういう行儀がよくないような企業さんの場合は、業種がいいのか業態がいいのかわかりませんけど、最低やはり契約書を義務づけるとかですね、そういう法律の改正をしていかないとこれなくなっていかないと思うんですね。

だって一生懸命自分が今商売やっているのがノウハウの塊みたいなものを全部持っていかれちゃったら、だって終わっちゃいますよ。

それもね、大手の企業がそれやるんですよ。

でも一度「それはおかしなことだ、だめです」って言ったらもう仕事が来ない。

それでいつも泣く泣くわかったって言ってやってしまうっていう話も聞きますから、その辺はやっぱり連携してやるのは結構なんですけど、やっぱり最終的には経済産業省が経済産業政策として、やはり中小企業なり、知財を持っているところを守っていかないと、やはり発展につながっていかないと思うんです。

次にもう1点。

令和8年1月に内閣官房と公正取引委員会での労務費の適切な転嫁の価格交渉に関する指針を発表しました。

先ほども答弁いただいて、また指針なんだよね。

12の行動指針に沿わないような行為は厳正に対処するというふうに明記してあるんですが、この発表から国際状況が随分変化したと思うんですね。

イランの戦争で石油が入ってこない、ナフサが足りない、こういう状況になったんですけれども、この雇用環境、価格、労務費の適切な転嫁が、まあ4ヶ月5ヶ月、なかなかそれは見通しが、データが出てこないかもしれないんですけど、今のご見解をいただきたいと思います。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正大臣。

政府参考人 向井

公正取引委員会、向井審議官。

お答えいたします。

近年の急激な労務費、原材料費、エネルギーコストの上昇を受けまして、価格転嫁及び取引の適正化を目的といたしまして、本年1月1日でございますが、いわゆる下請け法を改正いたしまして、取引適正化法というものが施行されてございます。

その中に新たな禁止行為といたしまして、協議に応じない一方的な代金決定、そして手形払いの禁止等が盛り込まれておるということでございます。

このような改正を受けまして、労務費の転嫁に関して、発注者、受注者の双方が取るべき行動や求められる行動を示しました、ご指摘の労務費転嫁指針、そちらの改正についても行ったところでございまして、ご指摘のとおり、本年1月1日に改正をしたところでございます。

このような取引適正化法の施行や労務費指針の改正、それによります効果といたしまして、公正取引委員会と中小企業庁が実施しておりますヒアリングでは、事業者から価格交渉がかなり進んだというような声もいただいておるところでございまして、状況といたしましては改善の方向にあると認識しているところでございますが、一方で公正取引委員会が実施しております特別調査の結果を見てみますと、やはり価格転嫁はまだ道半ばであると認識しておるところでございます。

公正取引委員会といたしましては、労務費転嫁指針の遵守状況等の価格転嫁の状況を把握するために、大規模な書面調査を毎年実施しておるところでございまして、同調査に基づきまして、違反行為の未然防止の観点から、注意喚起文書の送付等を行っておるところでございますが、今年度もこのような調査を実施することとしておるところでございます。

公正取引委員会といたしましては、引き続き、違反行為には厳正に対処するとともに、周知広報の取組を進めることで、適切な価格転嫁、そして取引の適正化が図られるように取り組んでまいりたいと考えてございます。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

よろしくお願いいたします。

今日、吉田委員からも国民の鈴木という名前が出たんですけど、地元を回ってですね、建築屋さんでこの間話をしたら、塗料が入ってこないから塗装屋さんどうしてるって聞いたら、もう3日も4日も休んじゃってるって。

今だって物がなければ仕事できないじゃないですか。

何の業種でもそうです。

水道屋さんで塩ビのパイプが入ってこなかったら仕事できないでしょ。

だから足りてる足りてるって言ったって、ちゃんとやっぱりそこのところをリサーチしたことが、今日も数値的な答弁いただいたんですね。

3月時点で110いくつとか200いくつ、100何ぐらい、去年と比べればですね。

だからそこのところはやっぱり安心感を持たせられれば、川中にいる人たちも大丈夫だなって言って物を出していくけど、ここがいくつあるのかわかんなければ、やっぱりみんな抱きますよね。

目詰まりっていう表現を私は前にもお話したかもしれませんけど、あってないよ。

目詰まりという言い方はどこかに滞留しているから流れてこないだけの話で、目詰まりというのはパイプの中にゴミか石が入って目詰まりを起こすので、もともとの水が流れてこないから目詰まりを起こしようがない。

抱かれちゃっているだけの話です。

やはりその辺もちょっと言葉をいろいろ考えてそういうお言葉を発信しているんだと思うんですけれども、ぜひまた来月あたりでもどういう状況か、地元の話を聞かせていただいたものを大臣にまたお伝えできればなというふうに思います。

昨年、朝日グループやアクスル、うちの事務所もアクスルでいろんなものを買っているものですから、入ってこないんだって。

著名企業が攻撃を受けて、長期の商品出荷停止に追い込まれたことは記憶に新しいと思います。

昨年ですから。

十分な資金や専門人材を有する大企業でさえ被害が防ぎきれない中で、人的・財政的リソースに限りのある中小企業においては、なお一層厳しい状況に置かれているんじゃないか。

中小企業のサイバーセキュリティ対策をどのように支援していくのか、政府として具体的にどのような方策を講じていこうとするのか、お尋ねしたいと思います。

政府参考人 大臣官房審議官

大臣官房審議官、お答え申し上げます。

サイバーセキュリティ対策は、企業の規模に関係なく重要と考えております。

特に十分な知見や資金の確保が困難な中小企業に対する細やかな支援は不可欠と考えております。

このため、経済産業省としましては、中小企業等がセキュリティ対策に取り組むことを自己宣言するセキュリティアクションの推進、また、異常監視やサイバー攻撃を受けた際の初動対応支援、保険など、中小企業等に必要な対策を安価かつワンパッケージにまとめたサイバーセキュリティお助け隊サービスというものの利用を広め、その導入経費の一部をデジタル化AI導入補助金で支援するといった取り組みを進めているところでございます。

近年、セキュリティに対する認識が拡大していることで、こうした施策の利用も進んでおります。

引き続き、産業界や関係省庁、また関係の支援機関とも連携しながら、これら施策の普及を図ってまいりたいと考えております。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

取引先の中小零細のところからそこにサイバー攻撃が来て、取引している大手さんがそのメールを使ってしまった、開けてしまったら感染しますよね。

だからやっぱりそこのところ周知徹底するっていうのは、もう何年も前からやってるんだと思うんですね。

でもまたそういうことが、やっぱり大手さんでお金を持って人材もいる中でやってもうまくいかなかったっていうのがあるんで、そこをやっぱりインセンティブ働かせるような仕組みに変えていかないとですね。

ただ啓蒙啓発するとか、商工会、商工会議所とかいろんな業界団体で啓蒙啓発したからって「はい、わかりました」ってやるんだったら、もうとうの昔にやってますよね。

そこのところをもう一歩踏み込んでやる考えがあるかお聞かせいただきたいと思います。

政府参考人 大臣官房審議官

大臣官房審議官、お答え申し上げます。

今、委員がおっしゃったとおりの認識というのは、私たち関係部局も強く認識を持っておりますので、先ほど申し上げた施策はしっかり行うとともに、また新たな対策についてもしっかり検討して実施してまいりたいと考えております。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

よろしくお願いします。

ちょっと質問。

せっかく文科省の副大臣お見えいただいていますので、飛ばして6番のところで、AIが急速に普及しているので、何であれ文書を入力するだけで簡単に調べられる。

これは個人が非常に優秀な外部記憶装置を持ったに等しい。

つまり重宝な環境が出現し、社会の仕組みや働きにも適応に急ぎ求められているんじゃないか。

適応ですね。

例えばデータセンター、電源、半導体、強固なセキュリティを備えたソフトウェア等の開発と整備が指摘され、その中で一番忘れられているのが教育じゃないか。

AIが非常に優秀な外部記憶装置だとすれば、受験勉強に、受験競争に象徴される知識返帳の教育が時間の無駄となる。

特に伸び盛りの子供にとっては、害毒か苦痛でしかなく、本来の能力が伸びないまま終わってしまうんじゃないか。

もちろん知識がなければAIに振り回されるだけとなり、AIの奴隷となってしまう。

とはいえ知識だけではAIに立ち打ちできない。

論理的な思考能力と疑問を抱き、問いを発する能力の重要性が増しているんだ。

言われているわけですね。

使っているうちはいいんです、AIを。

使われる側になってしまったら、やはりそのスキルでは仕事ができなくなってしまう。

これはまた別の機会で、AIについては何回か質問したいと思うんですけど、日本の教育はこれからの能力を、今申し上げたようなことが課題で、もしあるんだったら、今までの教育の仕方で、能力を上げていくことができるのかどうか。

それに伴って、経産省でも先端技術の推進を強く推し進めようとするんですね。

先週可決した産業競争力強化法の改正も同じです。

最後に行き着くところは人材育成。

来週、上程されると思うんですけれども、産業技術の強化法の改正。

これも最後に行き着くところは人材育成です。

だからそこのところを経産省が「こういう人材が欲しいんだ」と言ったときにですね、やっぱりそれに対応できるような、教育のカリキュラムなり、そういう人を増やしていく。

じゃあどれだけ増やせばいいのかと、昔お尋ねしたことがあるんですけど、明確な答えが出てこない。

また職業の選択の自由だとかですね、学問の自由だとか、そういう話になる。

それで「こっちの人材育成が大事なんだ、大事なんだ」「こっちも人材育成が大事なんだ」と。

サイバーセキュリティでいけば、そういうプロフェッショナルの人を増やしていきたいと。

あっちもこっちも人手不足なのにどうやって増やすんだと。

教育の段階から、そういったプログラムというより、カリキュラムを入れていってもらうような働きかけを、経産省としてやっていかなければ、やっぱり人材育成、実際、実のある人材育成にならないんじゃないかと思うんですけど、まず、文科省の方のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

答弁者 中村博之

中村博之文部科学副大臣、お答え申し上げます。

生成AI等の技術革新が進む社会において、社会情勢の変化や産業構造の転換に対応した教育が必要であるとのご指摘はそのとおりでございます。

持続可能な社会の担い手として、当事者意識をもって自分の意見を形成し、他者との対話や協力して働く、そういった人間ならではの力が一層重要になってまいります。

こうした人間ならではの力が一層重要になる時代に向けて、初等中等教育段階においては、次期学習指導要領に向けては、深い意味、理解に基づく確かな知識の習得にとどまらない、思考判断、表現力の育成、本質的な問いの追求が重要と考えています。

また、AIを使いこなす観点からは、さらに、高等教育段階においては、文理横断的な知識やスキル、能力を身につけ、その知識や技能を活用し、新たな技術や価値を発見・創造していく人材を育成していく必要があります。

文部科学省としては、イノベーションを起こすことのできる人材や現場を支える人材を、高校から大学院等を通して戦略的に育成するため、こうした教育施策について引き続き、経済産業省をはじめとする関係省庁と連携しながら、人材育成推進をしてまいります。

質疑者 若狹清史

若狹清史君。

2年前の経済委員会でも質問に使ったんですけど、アジアの国って受験が大好きなんだね。

中国とか韓国とか日本とか、台湾もそう。

受験、他の国もそうなのでしょうけど。

受験をするために、小学校、中学校、高校、大学、大学院は受験というか、別としてですね、それを受験するんですけど、自分が志望校に入りたいと何をやるか。

教科書だとか先生の言っていることは全部丸暗記する。

テストに出るからいい点とって自分の志望校に行く。

中学もそう、高校もそう、大学も、となったときに22とか25とか浪人だとか、それは別ですよ。

社会に出るといきなりイノベーションを起こせと言われる。

それが今の社会なんですよ。

そういうトレーニングがされていないんですよね。

工藤彰三 (経済産業委員長) 1発言 ▶ 動画
質疑者 大島敦

だから、そういうトレーニングが今までの延長線上でものを考えて。

河野義博 (中道改革連合・無所属) 20発言 ▶ 動画
質疑者 河野義博

できるものなのか、もっと違う発想で制度を見直していかなくちゃいけない時期に来ているのか、私は岐路に立っていると思います。

もう何年も言い続けても直さないよね。

今までとずっと同じ延長線で物を見る。

PDCAサイクルをいくら回してもイノベーションは起きないんです。

ぐるぐるこの中回して、効率がいいとか予算を少なく使うとかっていうのはできるけど、そこからイノベーションが起きるかっていうのは起きないんです。

そういうシステムなんですよね、PDCAサイクルっていうのは。

だからそういうものをいくら使ってもイノベーションは起きないのに、じゃあどうすればイノベーションが起きるのか。

今、副大臣がご答弁いただいたんですけども、やっぱり今までと同じような発想の子どもたちの教育、初等がいいのか中等がいいのか高等がいいのかは別にしてもですね、やっぱり私は大事なのは感性だと思います。

感性をどうやって育んでいくのか。

私もこれ、質問作るときに、コピー用紙の裏のいらないやつに、鉛筆で書くんですね。

自分でも後で何書いていたかわかんないんだけど、まず漢字が書けない。

読むことはできても、普段やっぱり書かないんですよね。

じゃあここに入れればいいのかと言えば、さっき申し上げたように外部記憶装置がどんどんできて、AIでいろんなものができちゃう。

生成AIだとかChatGPTだとか、みんな使うようになっちゃったら、考えることしか残ってないんですよね。

じゃあ考えるために知識は必要だと思うんです。

その辺をやっぱりきちっともう一回足元を見直していただいて、来年改定をするのであればですね、それとあとできれば経済産業省がどういう人材が欲しいのか、もう少しより具体的な話をですね、経産省から文科省に伝えてもらうぐらい、こういう人が欲しいんだ、こういうスキルを持った人が何人欲しいんだっていうぐらい、やっぱりできるのであればそこまで行って、あとは文科省の方で、じゃあどういう風にプログラミングしていくのかっていうのが必要にならないと、いつもこっちはこっち、こっちはこっちで。

人材育成は同じようにやっているんです。

でも全然ミスマッチばかり起きちゃって、もういつも人材育成、人材育成。

その辺をどちらで答弁。

答弁者 赤澤亮正

経済産業省大臣官房審議官、お答え申し上げます。

経済産業省が発表しました就業構造推計におきまして、AIの進展などを踏まえて産業構造が変化した場合、2040年にはAIロボット等利活用人材であったりとか、現場人材であったりとかは不足する可能性が示してございますけれども、こうした実践的な人材を育成するためにも、初等中等教育、高等教育、社会人のリスキリング、一気通貫で進めることが非常に重要と認識してございまして、これまでも文科省と連携しながら進めてきているところでございます。

具体的には例えばですね、半導体や蓄電池といった成長分野につきまして、産学官の人材育成コンソーシアムを設立して、実践的なカリキュラム、教材の開発であったりとか、産業界からの講師派遣を行うなどしながら、現場人材の育成を進めているところでございます。

加えまして、産業構造の変化に合わせたリスキリングの促進に向けまして、戦略分野などで求められるスキルの可視化であったりとか、スキル関連情報の一体的な提供などの取り組みにも取り組んでいるところでございます。

引き続き、文部科学省をはじめ、関係省庁と連携して取り組んでまいりたいと思います。

質疑者 河野義博

河野義博君。

連携した結果、こうなりましたって、後で結構ですから、今年の後半でもいいし、年明けでもいいから、こうなりましたっていうのを、ぜひ説明に来てもらえたらありがたいなと。

河野議員、まず1番目、AIの活用はデータに大きく依存しているため、セキュリティリスクが常につきまとう。

情報漏洩の危険性の対策はどうするか。

2番目、AIが意思決定を行った際に、もし誤りや事故が発生した場合、誰が責任を取るべきかという点が曖昧になっている。

いまだに政治の場でも議論がされていない。

説明に来たときに、AIの関係の法律はできました。

あくまでも理念法で枠を決めただけの話。

それによってどういう結果が出たかといったときに、どういう責任の所在を求めるのかというのが、政治の世界でもほとんど議論されていない。

今どんどんやったほうがいい、やったほうがいいって、そういう感じのところが多いんですけど、実際それで不具合が出てきたり、人命に関わることがもしアクシデントで起きたときに取り返しのつかないことになりますから、その辺のところを今先ほどお尋ねした人材育成と同じように、AIの使い方を間違えちゃうとやっぱり私たち人間に対してももしかしたら牙を剥く可能性がないわけじゃない。

そういった意図を持ったプログラムを作る人がもしいたときに、善意な人ばかりとは限らないんですよ、AIを作ろうとする人は。

みんな日本人はどっちかっていうと善意な人が多いと思ってるけど、そうじゃない人たちがいるのも実際事実ありますから。

だからどこをどうするかっていう、ピン留めをするようなものを早く。

議論して法律として補強していくということが必要なんだと思います。

時間がないんで、今のところで御答弁できれば。

政務官。

経済産業大臣、政務官。

答弁者 赤澤亮正

AIのリスクについてお話をいただいたところであります。

その中で、講談の方で言われていたお話でありますけれども、AIがやったことに対して、どのように誰が責任を取るのかといったことだと思います。

これはとりわけエージェントAI、AIが自ら人間の代わりに判断をして、それを実行していくということになったときに大変大きな問題になると思いますし、それは遠い将来ではないということだと思っております。

この責任分解点のどこからどこに責任が生じていくのかといった議論については早急に進めなければいけないというふうにしております。

委員長 工藤彰三

鈴木義弘君。

質疑者 河野義博

終わりますけど、ぜひ早急に対応をとってもらいたいと思います。

ありがとうございました。

委員長 工藤彰三

午後3時50分から委員会を再開することとし、この際休憩いたします。

はい。

休憩前に引き続き会議を開きます。

質疑を続行いたします。

牧野俊一君。

質疑者 牧野俊一

参政党の牧野俊一でございます。

本日も質問の期間をいただきましてありがとうございます。

まだちょっとQTから戻られていない方も若干いらっしゃるかもしれませんが、時間を始めさせていただきます。

本日はですね、主にカーボンプライシングに関して、主としてお伺いしたいと思っているんですけど、まずちょっと冒頭、先日の5月6日採択されたG7貿易大臣コミュニケーションの中で、重要鉱物について、恣意的な輸出制限などの経済的威圧に対する抑止を図って、必要な場合には行動をとる用意があるというふうな文言がございますが、ここでいう行動をとるというのは、どんな行動を意図しているのか、制裁とか対抗措置、共同調達、備蓄とか、あるいはプライスフロアとか関税とか、いろいろあると思いますが、政府としてどのような政策手段を含むと考えているのか、お考えをお願いいたします。

赤澤亮正経済産業大臣。

答弁者 赤澤亮正

私も参加した5月6日のG7貿易大臣会合において、特定国による日本に対する恣意的な輸出制限について、日本だけでなく他国も対象になり得るという懸念を共有したところであります。

その結果、重要鉱物について恣意的な輸出制限を含む経済的威圧に対する深刻な懸念を表明する。

そして経済的威圧に対する抑止を図り、必要な場合は行動をとる用意がある、といった内容を含む閣僚声明を発出したところであります。

国際情勢が緊迫度を増す中で、これは大きな外交的成果だと思っています。

閣僚声明の御指摘の箇所については、経済的威圧に対して結束して行動をとっていくという、G7の強い意思を示したものであります。

その行動の中身は、個別の事態の進捗に応じて検討するものであり、どの範囲の政策手段を含むかについて、

質疑者 牧野俊一

牧野俊一君。

はい、ありがとうございます。

個別具体的なことはその時々に合わせてだと思いますけれども、やはりこうした重要鉱物資源についてG7で結束して行動していくんだという意思を示されたということは非常に大きいと思いますので、今後も引き続きしっかりと見守っていただきたいというふうに思います。

続きまして、ナフサについてお伺いしたいんですけれども、ナフサについて政府は調達先の切り替えと備蓄の放出、川中、川下在庫を含め年を超えて供給を継続できる見通しであるというふうにおっしゃっていますけれども、また現場でやはり先ほどからいろいろな質疑の中で出ていますとおり、大企業であってもなかなかナフサを原料とする製品が十分に供給されていない、あるいは全然入ってこない、こういった状況があって、先般もSNSで話題になっている通り、カルビーのポテトチップスが白黒色になるとかですね、そういったことも起きていますが、ここにいる政府が言うこのナフサ在庫の定義をちょっと一度明確にした方がいいかなと思うんですが、このナフサの在庫というふうに政府の発表で言っているときに、これは液体の原料ナフサのことを指すのか、川中製品とか、あるいは途中の各種樹脂ペレット換算、こうしたところも含めてのナフサ在庫と言っているのか、あるいは化学製品の製造過程で、一度ペレットになってしまったら元の液体には戻せないわけですから、その辺がこの原料の統計の中に混じったりしていないかという、ここの統計のこの仕組みについてお伺いできればと思います。

大臣官房審議官。

答弁者 赤澤亮正

お答え申し上げます。

まずナフサについては御指摘ありましたとおり、備蓄原油からの国内の生成ですとか、あるいは中東以外からの輸入、ナフサの輸入を拡大したとかですね。

そういうことに加えまして、ポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫を合わせて、

質疑者 牧野俊一

牧野俊一君。

はい、ありがとうございます。

原料のナフサとは統計上混じっていないということでございますけれども、よく言われる国内需要の何ヶ月分というふうな説明が、今お配りしまして、こちらの資料の1番をご覧いただきたいのですが、ナフサを原料にして各種化学基礎製品から誘導品ができて、そして関連産業に順次降りていくというこうした流れの中で、一体どの品目がどれぐらい在庫が国内の河野義博君。

はい、大臣官房審議官。

答弁者 赤澤亮正

はい、お答え申し上げます。

ご指摘のですね、川中以降の品目別の国内在庫量につきましては、これは業界団体、産業界と協力もしておりまして、定期的に情報を公開しております。

一例として申し上げますけれども、石油化学工業協会がホームページで情報を出しておりまして、これもその中での一部例として申し上げますが、例えば、在庫という意味で言いますと、3月末時点でポリプロピレンは3.2ヶ月分ありますとか、あるいはポリスチレンは1.7ヶ月分の川中在庫がありますとか、こういうことを公表しておりますし、これも皆様からアクセスしやすいようにということで、経済産業省の中東情勢に関するポータルサイトからここに飛べるようにというふうにリンクを貼って、少しでも伝わるようにということでございます。

質疑者 牧野俊一

河野義博議員。

中間製品については、そういった形で情報も公開されているという形はあるかと思いますが、まだまだちょっとしっかりと業界側から見て、十分にどこにどれだけの在庫があるのかということが把握できないような品目統計もあるとは思いますので、可能な限りここをしっかりと公開、情報を統計して公開できるような、特に例えば、最近塗料が足りないとかいうことがありますけど、塗塩なんかはその塗料の一番大きな原料になりますから、その辺の統計とかですね、しっかりと示していただけたらというふうに思っております。

ここでちょっと大臣にお伺いしたいんですが、このナフサというのはですね、この化学産業の血液とも言われますけれども、原油と並んで、明らかに非常に重要な戦略物資だと思いますが、今後、未来のことを考えて、原油と同等のレベルで、ナフサも戦略国家備蓄ということを増やしていく、こういったお考えはありますでしょうか。

赤澤大臣。

答弁者 赤澤亮正

我が国がこれまでのところ、備蓄をしているというのは、原油がありますし、あるいはLPGですかね、それから重要鉱物なんかも備蓄をしています。

原油や石油製品について、とにかく現在ですね、全体としては必要量を確保できており、年を超えて石油の供給確保できる目処がついているということであります。

ナフサについても同じような状況だということを申し上げていますが、ナフサについては非常に重要であるという点は委員のご指摘のとおりなんですが、揮発性が高いということで、年単位の長期備蓄が難しいと。

端的に言うと、ナフサにしてから保有しているとちょっと水が混じったり品質が落ちたりということがあって、そういう特性があるものですから、難しい面があるんですけれども、安定供給に万全を期す観点から、備蓄の重要性については認識をしておりますので、その在り方について引き続き検討してまいりたいというのが今のお答えでございます。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一君。

はい、ありがとうございます。

確かに軽質成分でありますので、原油と比べて放っておくと揮発したりとか、劣化するということはあると思いますので、そこら辺のですね、いかにこの品質を保って備蓄していくかというところの技術開発、こういったところにも力を入れていっていただきたいというふうに思います。

ここから当初申しましたとおり、GXに伴うこのカーボンプライシングについて伺っていきたいと思うんですけれども、昨年開催されましたGX。

河野義博議員。

林業や農業などの既にカーボンクレジット市場が始まっているところの一時産業にも一定の恩恵があるのか、ここについて参考人からお伺いできればと思います。

大臣官房審議官。

答弁者 赤澤亮正

お答えいたします。

ご指摘いただきましたカーボンクレジット市場でございますが、国が温室効果ガスの削減量や森林などによる温室効果ガス吸収量をクレジットとして認証したJクレジットを売買取引する市場であると認識しております。

一方、日本の排出量取引制度では、制度対象者は自らが排出した量と同じ量の排出枠を保有することが義務付けられるところでございます。

その際、排出量を算定するにあたって、カーボンクレジット市場で調達したJクレジットの量に相当する部分については一定量、控除することが可能となっております。

すなわち、Jクレジットを活用すれば、保有すべき排出枠の量が減るため、今後、Jクレジットの需要が高まることが期待されると考えております。

Jクレジットでは、適切な森林管理による二酸化炭素吸収や、家畜由来のメタンガス削減による排出削減のクレジット化も認められておりまして、市場取引が活発になれば、委員ご指摘の林業や農業においても、排出削減活動に対する経済メリットが高まるものと考えております。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一君。

はい、ありがとうございました。

ご回答いただきましたように、Jクレジットがもともとあったところに排出量取引制度が開始されることによって、クレジットに対する需要が高まると、それを介して、農業、林業等の一時産業にも一定恩恵が及ぶ可能性があるということですが、これはちょっと農水省に伺いたいんですけれども、政府の方は、カーボンクレジットによる地方創生であるとか、あるいは一時産業振興ということにも言及していると思います。

ただ実際には、それをやるためには、正確にこの敷地面積とかどれぐらいの排出量、吸収量なんだということを測定する、あるいは測定をした結果に基づいて認証をとって、さらにそれを実際に動かしているときのモニタリングをやって、というふうないろんな負担がさまざまかかってきますので、特に大規模な事業者にとってはまだできる余地があっても、小規模農家とか林業を単独で家族でやっているようなそういうケースではなかなか参入が困難であるというふうな指摘もあると思います。

なので、実際にはそういった小規模な方々はプログラム型運営管理者というところを通して行うことになるわけですけれども、実際にこのクレジット制度によって利益を得るのがこうした仲介事業者であるとか、大規模事業者。

農林水産省福島大臣官房審議官。

政府参考人 政府参考人

お答えいたします。

Jクレジット制度におきまして、小規模な農家などが削減活動に取り組む場合、委員御指摘のように、この申請手続が複雑であるですとか、あるいは手間がかかるといったような指摘、これがあることにつきましては、私どもも承知しているところでございます。

このため、農業分野におきましては、事業者が複数の農家などを取りまとめて申請することで、小規模な農家であっても、申請手続などの負担軽減が可能なプログラム型プロジェクトを活用した取組、これが進んでいるところでございます。

このプロジェクトの実施に当たりましては、私どもJクレジットの運用ルールで、一つは事業者に対し農業者へ収益処分方法を説明する、これを促すようにしております。

それと、事業者や農業者の役割ですとか、あるいはクレジットの取扱いなどについて定めました規約でございますけれども、これに農業者が同意の上実施するようなことを定めているところでございます。

農林水産省といたしましては、引き続き適切にJクレジット制度を運用していくとともに、関係省庁と連携しながら、各プロジェクトの運用状況も注視してまいりたいと考えております。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一君。

はい、ありがとうございます。

そうした中間業者の方、どうしても入らざるを得ないところはありますので、適切に本当にこの末端の小さな農業、林業の事業者さんに利益が還元されているかというところをしっかりとモニタリングしていただきたいというふうに思います。

それでですね、この農林分野のカーボンクレジット制度についてなんですけれども、現状は実際にいつも通り農作物を作っているとか、あるいは林業をやっているということそのものよりもですね、農業に対する炭素固定であるとか、稲作の中干しといって、溝を張らない期間を延長することによって、メタンの発生量を抑えて、CO2換算でいくら削減したみたいな、そういった追加的な脱炭素行為といったものが、主な評価対象になっているというふうに認識しています。

ただ、例えば、国全体ですごく農業がしっかり活性化して、食料自給率が大きく上昇しましたといった場合には、食料輸入とか、あるいは飼料の輸入ですね。

こうした輸入輸送の減少、国内の生産へ移行をすることによってサプライチェーンがグッと短縮するということによって、いわゆる

吉田宣弘 (中道改革連合・無所属) 31発言 ▶ 動画
質疑者 吉田宣弘

フードマイレージという考え方もありますけれども、このCO2、そういったことをサプライチェーンの短縮によって、CO2削減として一定の価値が出てくるはずであるというふうに思います。

例えば、日本の農水分野の年間のCO2排出量は、政府の統計によりますと、およそ4,638万トン前後ということですけれども、ただ、一方、この中には輸入に伴って、食料を輸入するとか、あるいは餌を輸入する、この時に発生するCO2はこの中には計算されていないはずです。

実際、食料輸入だけでも年間1,700万トン、飼料の輸入も含めれば年間2,400万トンぐらいのCO2排出がその中にあるというふうにされていますので、こうしてしっかりと国内の農業自体を活性化させて、自給率を上げるということそのものが、マクロで見たときの大幅なCO2削減につながっていく。

特に現在制度が開始されてから、農林分野のカーボンクレジット、今まで認証された分だけを全部累計しても、農水省の今年の3月の統計で62万トンということでしたので、先ほどの輸入に関わるところ2,400万トンございますから、もし仮にこれの半分を削減できれば1,200万トン。

はるかにこの大きなインパクトがあるわけですね。

なのでそうした農業とか林業自体を活性化させることによって、このサプライチェーンの短縮を通じてマクロのCO2を削減していくという、このこと自体がクレジットが何らかの形で農業や林業の方々に還元される、こういった仕組みがないのかなというふうに思っているんですが、そちらはいかがでしょうか。

農水省福島審議官。

政府参考人 福島審議官

お答えいたします。

今委員御指摘のとおり、生産分野に限らず、流通分野も含めて、温室効果ガスの排出削減活動、これは極めて重要であると考えております。

現行のJクレジットの制度でございますけれども、これは日本国内における排出を対象としております。

国内の流通につきましては、温室効果ガス削減活動がクレジットの対象となっているところでございます。

一方で、今、議員御指摘的な国際的な、例えば運送に係る排出でございますけれども、どの国に排出を帰属させるかを決められないといったようなことで、現在国際的なルールにおきましては、なかなか国内からの排出に含まれないこととされております。

なので、こういった本制度の対象とはなっていないような状況でございます。

そういったような状況ではございますけれども、私ども農林水産省といたしましては、一つは、流通の合理化を進めていかなければいけないと考えておりまして、また、それと併せて、物流面を含めてサプライチェーン全体を通じて、農業者の方々のインセンティブが向上するような、そういった温室効果ガス削減の取組、これを関係省庁ですとか、事業者の方々、一体となって進めてまいりたいと考えているところでございます。

委員長 工藤彰三

牧野俊一君。

質疑者 牧野俊一

はい、ありがとうございます。

なので、現状はですね、どこの国が輸送に伴うCO2はどこの国から出たものか、なかなか統計上整理するのが難しいということで、そうした、今私が説明したような国内の食料受給率を上げることによって、国際的にマクロで見たときのCO2削減が排出されるというところが、なかなかこの、クレジットという形で農家さんに還元されるということ自体は直接的には計算上難しいかもしれませんが、例えばちょっと後ほど電力の絡みでFITとかについてもお伺いしようと思っているんですけれども、FITから今FIPというのに移行しようとしていますね。

このFIPというのは基準価格と市場価格の差のところを政府補助で埋めるという仕組みになっていますので、例えば農業や林業を活性化して、そうした国内の生産がしっかりと上がるということに対して、農業分野のクレジットにこそ、例えば今般始まる排出量取引制度に関して言いますと、1トンあたり、下限1,700円から上限で4,300円の中で、このETSの取引がされるというふうに規定をされていますが、この農業分野にこそ、こうした、はい。

農水省福島審議官。

政府参考人 福島審議官

今、委員から御指摘いただきました。

私も先ほど申し上げましたように、サプライチェーン全体で、農業者に対してどうやってインセンティブを持たせるかということが大切ではないかと考えております。

で、例えば今現状の足元の取り組みを申し上げますと、これは農林中金さんがですね、中心となりまして、令和7年9月にですね、インセッティングコンソーシアムというコンソーシアムを設立いたしました。

これは、食品事業者の原材料の調達による間接的なGHGの排出の削減につきまして、川上の生産現場との連携を促すことでですね、生産者の方に所得の向上を目指すという、こういったような枠組みを施行していこうというコンソーシアムができたところでございます。

私どもとしても、こういった取組、これを後押しすることによりまして、農業者の方々が、川上川下の事業者の方々の取組から、農業者の方々の利益になるような、インセンティブの向上に資するような温室効果ガス排出権取引を推進していきたいと考えているところでございます。

委員長 工藤彰三

工藤彰三委員長牧野俊一君。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一はい、ありがとうございます。

今おっしゃっていただいたような農林中金さんの取り組み等も含めて、とにかく日本の問題の一つは、先ほどからロシアに由来するいろんな原料が届かないということもありますけれども、それも大事だし、同時に食料の自給率を上げる、こちらもちゃんとサプライサイドにしっかりと手を入れていく、このことも非常に重要だと思いますので、農家、林業、一次産業の方々がしっかりとそこから利益を安心してあげることができるような、それを支えるような仕組みづくり、ここをしっかりと今後も検討していっていただきたいというふうに考えております。

委員長 工藤彰三

工藤彰三委員長農林中金さんの質問はこれで終わりますので、退席いただいても大丈夫でございます。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一続きまして、電力について伺いたいんですけれども、2033年度から発電事業者に対して、特定事業者排出枠の有償オークションを段階的に導入するということになっておりますが、ここで発電事業だけを特定事業として指定しているのはなぜなんでしょうか。

経済産業省の方からお答え願います。

政府参考人 福本審議官

福本大臣官房審議官排出量取引制度を設計するに当たりましては、発電部門は国際競争がなく国外転出が想定されないことから、欧州など諸外国でも先行的に有償オークションの対象となってきたと承知しております。

我が国においても、発電部門の排出が全体の4割を占め、脱炭素の重要性が高いということ、再生可能エネルギーなどの商用化された代替技術が存在すること、とともに諸外国でも発電部門で先行的に有償オークションが導入されていることも踏まえまして、ご指摘のとおり、2033年度から有償オークションを導入することとしております。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一はい、ありがとうございます。

海外との競合がないということと、代替技術があるというのがその主な理由だと理解しますが、このちょっと一問飛ばしまして、特定事業排出枠のこの有償オークションというものでは、実際にこの電気事業者の排出枠がどのような形でこのオークションにかけられるのか、この仕組みの概要がどうなっているのかということと、この制度の開始に伴って、電気事業者が抱える負担というのが、最終的に電気料金に転嫁され得るものなのかどうか、ここについて政府の認識をお願いいたします。

政府参考人 福本審議官

福本大臣官房審議官お答えいたします。

2033年度より発電事業者を対象に導入される有償オークションでございますが、制度対象者に対して排出枠を無償で割り当てるのではなく、一定量を入札によって割り当てることとしております。

具体的には、過去の発電実績や目指すべき排出原単位を踏まえて、毎年度、発電事業者ごとに割り当てる排出枠の総量を算定をした上で、算定された排出枠のすべてを無償で割り当てるのではなく、一定の割合を政府による入札を通じて有償で調達することを発電事業者に義務付けることを想定をしております。

なお、有償の入札に付される排出枠の割合につきましては、段階的に引き上げていくことを想定をしておりますが、入札の頻度を含め制度の詳細は、今年度から始まった無償での排出量取引制度の運用状況を踏まえて検討していく所存でございます。

その上で、GXはエネルギー産業構造全体の転換を伴うものでありまして、最終的に特定の事業者に負担が偏ることなく、社会全体で分担。

質疑者 吉田宣弘

吉田宣弘国民全体で広く負担とおっしゃっているということは、この有償オークションに伴って発電事業者が負担するものが、電気料金に跳ね返る可能性はあるという認識で間違いないですね。

政府参考人 福本審議官

福本大臣官房審議官電気料金のそのときの負担につきましては、いろいろな要素が、燃料費とかですね、ございますので、一概には申し上げられませんけれども、このオークションに関わる費用と負担というものをどういった形で価格転嫁をしていくことができるかということについては検討してまいると考えております。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一はい、ありがとうございます。

そうすると、排出量取引制度というのは、制度設計上最終的に徐々にCO2排出をマクロで減らしていこうというふうな思想で設計されている都合上、2つの方式が言われていて、ベンチマーク方式という各業界ごとに基準となる排出量、どんなメーカーがどれぐらい出しているかという平均値ぐらいからスタートして徐々に削減していくという方法と、グランドファザリング方式という、シンプルに年率何%を落としていくという2つの方式が、業界によって違うものが割り当てられていますけれども、とにかく総排出枠を将来的に徐々に削減していくということでやっていくと、企業努力をしていろいろと省エネとか効率化が進んだとしても、制度全体として枠が減少し続ければ、排出枠の価格とか企業負担というのが構造的に増えていってしまう。

政府参考人 福本審議官

福本審議官。

対象となる国、個々の企業に割り当てられる排出枠の量の合計である総量に上限を設け、その総量を減少させていくという考え方には立っておりません。

具体的には、排出量ベースで制度対象の約9割に適用される委員御指摘のベンチマーク方式につきましては、排出量の削減ではなく、業種ごとに生産量あたりの排出量である排出原単位の改善を求めていく仕組みとなっております。

その上で、生産量が増加した場合など、活動量が一定割合以上増加した場合には、追加で無償枠の割り当てを行う仕組みとしておりまして、必ずしも排出枠の総量が将来減っていくということとは限らない仕組みとなっております。

なお、排出枠の価格につきましても、徐々に上昇していくことを想定はしておりますけれども、これはGX投資に積極的に取り組む企業にとっては負担ではなく、むしろ収益源となるものであると考えております。

こうしたことを踏まえますと、御指摘のように企業が削減基準以上の削減努力を行った場合には適切にその努力が評価される仕組みとなっていると考えておりまして、国民負担を一方的に増加させる制度ではないと考えております。

委員長 工藤彰三

牧野俊一君。

質疑者 牧野俊一

はい、ありがとうございます。

ヨーロッパみたいに、とにかく総量の天井を決めて、とにかくそれをどんどん枠を占めていくんだという発想じゃないということは、非常にいいのかなというふうに思います。

ただ、一方で、現状国民は既に再エネ付加金というのを電気代の一部として負担しているわけですけれども、政府は再エネ付加金が将来的に2032年ごろをピークにピークアウトすると、資料の裏側の2をご覧いただきたいんですが、2032年ごろを上限と。

質疑者 吉田宣弘

吉田宣弘君。

当初の3年間で導入された発電設備に対する固定価格買取期間が20年ということでありますので、この20年が経過するのに伴って平均買取価格が徐々に低下していくので、2032年頃がピークだろうというふうな試算だというふうに認識しております。

ただ、例えばこの既認定未稼働案件、もう既にこのFITの買取対象として認定はされているけれども、まだ動いていない設備の分とか、あるいは先ほど出てきたFIPですね。

固定価格で始めから決め打ちじゃなくて、一定の基準価格を決めて、それと市場価格の差分についてプレミアムを払っていくということに、FIPに移行していくということ。

それから新規の再エネ導入などによって、試算通りに本当にこの32年がピークなのかという、そこが本当に付加金のピークにならない可能性もあるんじゃないかなというふうに思いますが、ここについてはいかがでしょうか。

政府参考人 小林部長

資源エネルギー庁、小林省エネルギー新エネルギー部長。

お答えいたします。

まず、再エネ付加金でございますけれども、再エネ特措法に基づき、再エネ電気の買取費用から、再エネ電気を卸電力市場に売電した場合に得られる収入、これを除いた額を基礎に定めることとされております。

そのため、今後の再エネ付加金の水準については、卸電力市場価格等の影響を受けますことから、正確に見通すことは困難でございますけれども、買取価格の引下げや入札制の活用の実施等により、近年の再エネ電気の買取総額は抑制されつつあること、それからご指摘のとおり、制度開始初期の高い価格での事業用太陽光の発電の買取が順次終了していくこと、さらに新規認定を行う事業についても、引き続き国民負担の抑制を図りつつ、その導入を進めていくこと。

こうしたことにより、現在の状況が継続すれば、2032年頃までは、付加金は現在の水準前後で推移しますが、2032年以降は減少に転じる蓋然性が高いと見込んでございます。

引き続き、再エネ付加金が国民に過度な負担とならないよう、FIT・FIP制度を適切に運用しながら、再エネ導入拡大を図っていく方針でございます。

委員長 工藤彰三

牧野俊一君。

質疑者 牧野俊一

説明ありがとうございます。

そうすると、制度設計上はそういうふうになるということで、FIPに関しましても、市場価格等の差分の補填になりますので、そもそも原油価格等が高騰して、市場価格自体が上がっていくと補填分は減るので、この付加金というカーブを描くとこうなるかもしれませんけど、電力料金というグラフを描くと、上に上がっていく可能性ももちろんあり得るという認識だと思います。

このGX大臣にここから伺いたいんですけれども、このGX推進法に基づきまして、今後は再エネ付加金という現状のものに加えて、化石燃料付加金とか、さらに排出量取引制度に関わる企業負担、そして発電事業者向けのいずれ入ってくる有償オークション等が加わっていくことになります。

したがって、再エネ付加金が将来的にピークアウトしても、実際は新たなカーボンプライシングの負担が、この絵だと緑の塗っているところですね。

これが再エネ付加金のピークを超えない範囲内で徐々に導入していくという風な制度設計だという風には伺ってますが。

この付加金がせっかくピークアウトしても、結局その家計とか企業の電力コスト負担というのが全然減っていかないんじゃないか。

総額としてどの程度国民の将来負担というのが減る、あるいは増える見通しか。

足元の現有情勢とかいろいろありますけれども、その辺の見通しについて大臣どのように考えていらっしゃいますでしょうか。

委員長 工藤彰三

赤澤大臣。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

我が国ではGX推進法に基づき、GX経済移行債による先行的な投資支援を行うとともに、排出量取引制度を開始した上で、2028年度から委員ご指摘の化石燃料付加金を、また2033年度から発電事業者向けの有償オークションを導入することが法定されています。

排出量取引制度では、無償で排出枠を割り当ててまいりますが、GX投資を積極的に行う事業者にとっては、コストではなく、余剰分の排出枠の売却が収益機会になります。

化石燃料付加金及び発電事業者向け有償オークションは、石油石炭税や再エネ付加金といったエネルギーにかかる負担の総額を中長期的に減少させていく中で導入していく旨がGX推進法に明記をされており、委員もご指摘のとおり、全体的な負担水準に配慮することとなっております。

なお、将来の電力コストの総額については、カーボンプライシングのコスト以外にも、燃料費やあるいは人件費、資材費といった様々なコストの変動の影響を受けるため、定量的な試算がなかなか困難でありますが、中長期的なエネルギーにかかる負担の抑制に、しっかりと意を配ってまいりたいと考えております。

委員長 工藤彰三

牧野俊一君。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一。

はい、ありがとうございます。

この電力、特にエネルギーに関しては安定供給、そして安価にみんなが使える、このことがやはり産業を支える上で非常に重要になってくると思いますので、引き続き努力をしていっていただきたいというふうに思っております。

ちょっと2問飛ばしまして、もう一度大臣にお伺いするんですが、この政府はGX投資を成長志向型投資というふうに位置づけていらっしゃいますが、実際にはCO2を取引するということそのものは土地の取引と同様に、GDPとしてはカウントされないはずですし、加えて既存設備に対する排出対応コストであるとか、排出枠の購入しなきゃいけない企業にとっては購入費ですね。

それから様々な追加設備にお金がかかる。

こうしたことを通じて、先日の質疑でもGXスチールの例を挙げさせていただきましたけれども、例えば一生懸命カーボン、新しいシステムの炉を作って、水素還元をやって、高価な鉄を作ったとしても、その鉄自体の性能は特に従来品と変わらないので、下流のサプライチェーンの生産性の向上であるとか、新たな付加価値投資を直接もたらす投資ではない、このGX投資というものが。

むしろ様々な電力価格とか設備更新の負担を通じて、コスト増の要因になっていくと、結果的に国際競争力を削いでしまうというリスクも一方で抱えているというふうに認識しますが、政府としてこのGX投資というものによって、日本経済全体の供給能力とか生産性がどのような経路で向上していくというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。

大臣のお考えをお願いいたします。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

我が国が進めるGXは、エネルギー安定供給、経済成長、脱炭素の3つの同時実現を追求するものであり、GX2040のビジョンに基づき、10年間で20兆円規模の先行投資支援を行い、150兆円超の官民投資を呼び込むことで、国内に新たな市場と産業を創出するための取り組みを進めているところでございます。

具体的には、GX予算を活用した先行投資支援の後押しによって、例えば鉄鋼会社による地域での大規模な投資や、地域に根差す中小企業の省エネ投資が進んでおり、脱炭素だけでなく、雇用を含めた地域への便益も見込まれるものと承知をしています。

足元の中東情勢を踏まえても、原子力や再エネといった自国で賄える国産エネルギーを強化し、化石燃料輸入による国富の流出を抑えることは、企業活動の基盤と日本経済の安定を図る上で、その重要性はますます高まっていると認識をしております。

このような状況を踏まえ、世界共通の課題である脱炭素、エネルギーの分野で、日本企業が国内で技術を磨いて競争力を確保し、さらに世界の市場を獲得していくことが、我が国の成長に向けて重要だと考えております。

こうした観点から、日本成長戦略の17の戦略分野の一つとして、資源・エネルギー安全保障GXを位置づけ、価値鎖となる技術製品を見極めつつ、取りまとめに向けて、現在、さらなる取組の検討を進めているところでございます。

質疑者 牧野俊一

牧野俊一。

はい、ありがとうございます。

この日本の作り出したGX対応技術というものが、世界的な流れの中で、日本の作ったこの製品がないと環境対応が進められないというふうな、そういった世界的優位性を持つことによって海外市場が開けていくという可能性も一方ではあると認識はしておりますが。

このCO2排出対応のための追加投資が、そうした形でさまざまな新しい技術革新を通じて海外に販路拡大の機会を生んだりとか、あるいはそもそも根本的に省エネとか省資源化に資するという場合には、これはもう絶対的な正義だと思いますので、必ずしも我々の脱炭素の取り組み全てを決して否定しているわけではありません。

国民の健康を維持するという観点から、環境汚染対策というのは必須ですけれども、この二酸化炭素というのは、いわゆるSOx、NOxとかPM2.5みたいな、直接健康被害をもたらす大気汚染物質とは根本的に性質が異なりますので、どこまでCO2を悪者にして減らすかという、ここのそもそも論は今日は扱いませんけれども、やはりどうしても世界的な制約の中で今後も進めていくのであれば、このGXという文脈を使って、先ほど農水省さんが答えてくださったように、農業、林業、一次産業を支えるといった姿勢も持ってやっていっていただきたいというふうにご要望を申し上げて、私の今日の質疑を終わらせていただきます。

ありがとうございました。

委員長 工藤彰三

河合道雄君。

質疑者 河合道雄

河合道雄(チームみらい)です。

本日も一般質疑の機会をいただきまして誠にありがとうございます。

本日は2つのテーマ、1つ目は契約学科制度について、2つ目は未踏IT人材発掘育成事業についてお伺いをいたします。

次世代の産業競争力を左右するのは人材であり、人口減少局面にある日本では、人材育成への投資を官民合わせて増やしていくことが重要と考えられます。

その点では、民間からの投資をいかに増やしていくか、非常に重要だと考えておりまして、本日は、高等教育向けの施策ですとか、若年層向けの人材育成策について質問をさせていただきます。

経済産業省は、文科省と連携し、産学間連携の大型化や国際化、そしてスタートアップの活性化等を通じ、大学の強いシーズや人材を社会価値の創造につなげる趣旨として、契約学科の制度を新たに創設されました。

本取組は産学連携の観点からも重要ですし、大学での人材育成への投資という観点から見ても方向性を評価しております。

本制度は国家として重要な技術領域と地域の産業特性を生かした2種類の領域が設定されていると認識しております。

改めてここで大臣にお伺いをいたします。

この契約学科制度は、どのような目的で創設されたものでしょうか。

また、企業にどのような役割を期待しているか、見解をお伺いいたします。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正経済産業大臣。

イノベーションを通じた経済成長を達成し、高市政権の目指す新技術立国を実現するためには、イノベーションの源泉となる高度人材の育成が不可欠であります。

産業界で活躍できる高度人材を育成するため、経済産業省は大学における学位の授与を行うプログラムを産学が連携して設置・運営する取組である契約学科を新たに支援することといたしました。

企業には社会実装を見据えた実践的な研究を経験できる場の提供や、運営資金の拠出を通じ、積極的に大学における人材育成に参画していただくことを期待したいと思います。

経済産業省としては、産業界のニーズに応じた高度な専門人材の育成を支援することを通じて、私が担当しております新技術立国を実現してまいりたいと思います。

田嶋要 (中道改革連合・無所属) 18発言 ▶ 動画
委員長 工藤彰三

というふうに考えております。

河合道雄君。

質疑者 河合道雄

大臣、ご答弁ありがとうございます。

本制度の意義を評価した上で、制度をしっかりと活用・維持していくためには、企業側がそのお金を出す価値があると判断できるようなリターンの設計が明確であると考えられます。

制度の要件として、企業側は社員派遣や奨学金、現物寄付、共同研究費などのリソース提供が求められており、企業の大きな関与を期待している制度だと理解しております。

私も前職で人事やっておりましたけれども、企業がこういったところにお金を投資する際には、採用投資の観点も非常にあったと思います。

そういった際には、社内で予算をしっかりと通すためには、育った学生がどこに行くのかというところに対して、しっかりと説明をすることが求められておりました。

裏返すと、本制度においても、企業側にどういうふうに期待値のコントロールをしていくかということがすごく大事で、しっかりとROIを説明できるようなサポート、支援ですとか、合意形成が必要だと考えられます。

本事業の資料を見ていきますと、令和7年度の補正予算と8年度の当初予算、両方から措置されており、それぞれ補助の金額ですとか、期間も異なります。

契約学科の要件にも、産業界の役割というところと大学等の役割というのを並列して記載があることからも、制度設計上に企業に向けた目配せがある、そういうふうに推察いたします。

大臣にお伺いいたします。

本制度の支援の仕組みは、どのような意図で設計したものでしょうか。

また、企業が資金提供を決断するにあたって、どのような産業界のニーズを想定した設計になっているかお伺いいたします。

政府参考人 菊川

菊川イノベーション環境局長。

今、委員の方から御指摘ございましたとおり、今回の契約学科の制度につきましては、企業から大学に対しまして、教育でありますとか、研究のためのリソース、資金でありましたり、人材でありましたり、そういったリソースが提供されることを、我々が支援する予算事業の支援の要件としているところでございます。

このため、先ほども御指摘ありましたとおり、企業からの一定規模の資金提供が不可欠となる以上、どういった企業側にニーズがあるのかというところが大事かと思います。

我々といたしましては、企業においてはイノベーションを生み出すための源泉となる、これは高度専門人材となるわけですが、こうした高度専門人材をしっかりと育成、自ら大学と一緒になって育成していけること、そしてその育成に伴いまして、研究開発も一緒に担当していけること。

その結果として、企業側にとってみますと、高度専門人材を採用していけるという可能性もあるということも出てくるかと思います。

そうした様々なニーズが企業側に高まっておりまして、そういった観点から、企業側からもこの事業に関しまして非常に多くの問い合わせもいただいております。

質疑者 河合道雄

河合道雄君。

ご答弁いただきましてありがとうございます。

本制度の中では当初予算とランニングコストそれぞれ手配しながら継続的な関与を期待しているのかなというふうに受け取っておりますし、今お話しいただいたように採用等も含めて研究開発のイノベーションにつながるような端緒になることを期待しております。

その上で、やはり今もまさに参考人におっしゃったように、採用につながるというところは企業にとって非常に大きなメリットになると考えられます。

一方で、そういった学位プログラムに参加している学生からした場合に、しっかりとご自身の職業選択の自由が担保されることも同時に極めて重要なことでありますし、前提であるべきと考えられます。

特に本制度は、スタートアップの創出も期待していることから、就職ではなくて起業していくというパスもしっかりと担保することも重要であることを考えると、就職に向きがちな矢印を、しっかりと企業側の理解を得ながら、制度設計をしていくということも重要かなというふうに考えております。

ここで政府参考人にお伺いいたします。

学生の職業選択の自由や、いわゆる就職活動のルールとの整合に向けて、企業との間にルール設定や、どのようなコミュニケーションを取っていくかどうか、どのような関与を想定しているかについてお伺いいたします。

政府参考人 菊川

菊川イノベーション環境局長。

先ほど委員から御指摘がありましたとおり、学生にとりまして職業の選択の自由、これが保持されることは当然のことでございますし、既存の就職活動における取組、いろいろな様々な取組があるわけです。

ルールがございます。

そうしたこととの整合性ということは当然大前提としておりまして、今回の契約学科の取組においても、そうした必要なルールを守っていただくということは大前提と。

質疑者 田嶋要

田嶋要君。

その上で、契約学科を修了した学生の採用も視野に置いたプログラムとすることにつきましては、この制度を進める前に当たりまして、産業構造審議会の方でも、イノベーション小委員会というところでございますが、御議論をいただきました。

そうした中では、やはり博士課程の学生の採用について、産業界と大学の側のコミュニケーションをしっかりと改善していくことが必要だという、ある種の期待を込めた意見もございました。

と言いますと、一部の委員から、これは公表されている議事要旨でございますけれども、やはり大学側が、企業が大学の博士を採用する気がなかなかないんじゃないかと。

ご答弁いただきましてありがとうございました。

田嶋の方の成果目標には、採択大学拠点の大学発ディープテックスタートアップ創出実績、これを2倍以上にするとはございます。

契約学科で育成した学生が起業した場合、資金を提供した企業にとって、育成投資が繰り返しになってしまいますけれども、直接の採用につながらない場合、なかなか起業を促進しづらいという、どうしてもそういうインセンティブ構造にあるというような課題も指摘できようかと思います。

一方で産業界のニーズと人材供給のギャップを埋めるためには、新産業の創出の観点からもしっかりとスタートアップが増えていくということも重要でございますので、この出口をしっかりと位置づけること、これもこの制度上の要だと認識しております。

その観点から政府参考人にお伺いいたします。

企業の投資インセンティブを損なわずにスタートアップ支援を進めていくために、どういった措置をしていくお考えかお伺いをいたします。

政府参考人 菊川

菊川イノベーション環境局長。

先ほど、委員長への答弁の中で申し上げましたとおり、まず学生がどういう将来の選択をするか、これはまさに自由でございますので、そこについては原則しっかりとあるということでございます。

従いまして、スタートアップ、こういった起業をしていくというところについては、もちろんのことながら保障されるということであります。

その上で、企業にとってみれば、いろいろリソースを出す関係で、どういったROIというご指摘もありましたけれども、どういう形で企業側にとってのメリットを享受できるかと。

M&A、買収をするというような形で、自らの事業の成長にもつながるということを考えているという企業も多くございまして、そうした観点からスタートアップ創出への寄与を、公募における評価項目に盛り込んだところでございまして、実際に契約学科の検討を行う企業からは、大学においてアントレプレナーシップ教育を行うことで、地域、そして関連業界の起業家人材育成に全体につながっていくということを視野に入れてやっていくんだという声も聞いているところでございます。

引き続き企業の意見もお伺いながら取り組みを進めていきたいと思います。

質疑者 河合道雄

河合道雄君。

ご答弁いただきありがとうございます。

企業側から見たときに、いわゆるCVCですとか、資本関係をつくっていくとかも含めて、そういった連携もメリットあるような形で捉えていらっしゃるというお声を捉えているということを承りました。

実際にこのアントレプレナーシップ教育ですとか、担い手を増やしていくという観点では、経済産業省ではすでに地域大学のインキュベーション、産学融合拠点整備事業など、スタートアップが連携する座組の取り組みをされていると認識しておりますので、こういった既存取り組みの知見をうまく連携しながら、企業との関係設計ですとか、プログラム設計、学生の自立性の確保といったところを進めていっていただければというふうに考えております。

本制度についての最後の質問でございます。

本制度の要件として、10年以上の継続的な運営への関与というところを挙げていらっしゃるかと思います。

補助金があるからやるということではなくて、理念としてもしっかりと大学に目指すとか、前に言った地域大学の場合は地域の産業の拠点になっていくというようなところに期待もあるのかなというふうに捉えておりますけれども、そのためにはやはり民間が自らの判断で、投資し続けようと思えるような仕組みであること、あるいはそういう成果が上がることが重要だと考えております。

ここで政府参考人にお伺いいたします。

初期の補助支援が終了した後であっても、民間企業が継続して資金を提供し続ける仕組みにするために、どのようなことが必要だと現時点でお考えかお伺いいたします。

政府参考人 菊川

菊川イノベーション環境局長。

今ご指摘ありましたとおり、この制度が中長期的にしっかりと安定的に運営されていく。

これは非常に重要であると思います。

また産業界で活躍する人材育成にはやはり時間がかかるということでございますので、継続的に進めていく。

これが非常に重要であると思います。

このために、先ほど委員からもご指摘がありましたとおり、この制度につきましては、少なくとも10年以上継続をして設置運営されること。

これを契約学科の要件としております。

令和8年度の当初予算、これは研究人材の育成につながる研究開発に対して補助する中身になっておりますが、これは最大6年間の支援補助ということになってございます。

そういうことでございますので、10年継続することを前提として要件になっております。

一方で3年と6年というのが支援の期間でございますので、その意味するところは、自走化をしていただく。

それを促す取組という仕組みにしてございます。

経済産業省といたしましては、採択する際には、実装化をある種、要件化してございますので、国の支援、予算支援の終了後も、企業による継続した資金提供等々がなされまして、取組が継続的なものになるように考えておりまして、またその取組を、しっかりとその後もフォローアップしていくという形で進めてまいりたいと思います。

質疑者 河合道雄

河合道雄君。

ありがとうございます。

すでに制度設計の段階からですね、自走化を念頭に置くような座組でスタートしなければいけないというような仕組みになっているというふうに受けたまわりました。

この取り組みがですね、いろいろな大学、特に私は地方大学での意義も深いというふうに思いますけれども、広がっていくということとですね、先ほどこの中でエコシステムとして機能することと、あわよくば、産業界もしっかり派生して、博士人材ですとか高度な人材が増えていくというところに貢献するというふうになればというふうに期待をしておりまして、引き続き注視していきたいと思います。

続きまして、未踏事業についてお伺いいたします。

若年層向けの人材育成の仕組みといたしまして、未踏IT人材発掘育成事業がございます。

未踏事業は独立行政法人情報処理推進機構が実施する若年層向けの先端IT人材育成プログラムです。

25歳未満を主な対象として、独創的なアイデア・技術を持つ個人・チームを選抜し、産業界・学会のトップランナーであるプロジェクトマネージャーの下で、開発プロジェクトへの資金支援、集中的な指導助言を提供している実績のある制度と承知しております。

スタートアップ育成5カ年計画の下で、育成規模の拡大を目標として掲げておられて、これも順調に取り組まれているというふうに聞いております。

改めて政府参考人にお伺いいたします。

この未踏事業がどのような成果を上げてきているのか、そしてどのような成果を得ているのか、お伺いをいたします。

政府参考人 西川

西川大臣官房サイバーセキュリティ情報課審議官。

お答え申し上げます。

委員御指摘のとおり、未踏事業は独創的なアイデア技術を持つ突出した若手デジタル人材が提案するプロジェクト、これを産業界学会の第一線で活躍するプロジェクトマネージャーが自ら採択をして、アドバイスを行う事業でございます。

2000年に開始をいたしまして、これまで延べ2400人を発掘育成をし、そのうち約500人が起業されているというプログラムでございます。

この中で例えばAIスタートアップの経営者も多く輩出する、こういったスタートアップの苗床としての役割も果たしてきているものと認識をしてございます。

本事業は第一線の人材が直接突出した人材を選抜して育成を行うということで成果を出しているものと考えてございます。

引き続きこうした人材育成にしっかり取り組んでまいりたいと思います。

以上でございます。

質疑者 河合道雄

河合道雄君。

ご答弁いただきましてありがとうございます。

今のお話にもありましたけれども、やはり突出した人材というところがすごく重要な点だと感じております。

やはりこういう先端的な産業の担い手を育てていく上では、その突出した人材をしっかりと育てていってリードしていくということと、底上げのところの両方の仕立てが必要になってくるわけですけれども、未踏プロジェクトはそういう意味では、リードする側の育成の観点から極めて重要ということで、これらの取組を広げていくということを引き続き期待していきたいと思っております。

加えての質問になります。

こういったところで、今まさにおっしゃっていただいたように、技術者ですとか、まさに起業家の苗床という話もありましたけれども、起業家も輩出してきた一方で、今回5カ年計画もそうですし、今後の方向性としても、やはりこういったところを広げていくですとか、この知見を還元して、しっかり土台の方、裾野を広げていく方にも、一定未踏事業の期待もある。

挑戦する風土ですとか、先端的な技術に挑んでいくんだというところが広がっていくことで、日本国全体の若年層の見る方向性が変わっていくみたいな波及を期待したいなというふうに個人的には感じております。

ややちょっと話が広がってしまいましたが、政府参考人にお伺いをいたします。

未踏事業の知見を生かして、こういったスタートアップ人材ですとか、理系高度人材の輩出に向けて、今後どういうふうに展開をお考えなのか、お伺いいたします。

政府参考人 西川

西川情報課審議官。

答え申し上げます。

委員御指摘のとおり、未踏事業における育成対象者の拡大に当たって、単に人数を増やすということだけではなくて、これまで未踏に応募できなかった、してこなかった属性の方、こういった方に応募いただきやすい形で、日本全体に広げていくと、また、違う領域に広げていくというところを目指してございます。

具体的には、過去、未踏事業の応募者の半数以上が、やはり関東地方からの応募であったということを踏まえて、地方での育成機会の拡大を目指して、2022年度から、地方における優れたアイデアや技術を持つ若手人材の育成を推進する、地方の若手人材発掘育成支援事業、通称、あかつきプロジェクトと呼んでおりますけれども、を開始させていただいてございます。

加えて、またビジネスレベルまで技術が進展していない、例えば漁師などの分野に特化した未踏ターゲットプログラム。

こういった新しい領域でのプログラムを順次拡大させていただいてございます。

こうした取組を通じて着実に未踏事業を通じた人材育成を進めて、スタートアップ人材や理系行動人材、これを幅広く広げていくところに貢献していきたいと考えてございます。

以上でございます。

質疑者 河合道雄

河合道雄君。

はい、ご答弁いただきましてありがとうございます。

非常に関東圏に多いというのは重要な指摘だと思いました。

こういった地方の差が出てしまうというところに対して、やはり身近にロールモデルがいるかというところは非常に重要な点かと思いまして、地方版の未踏の事業もそうですし、未踏で採択されている方々も含めたスターがしっかりと自分の身近にいる状況というものをどう作っていくかというところも重要なテーマとして取り組んでいただきたいというふうな期待を申し添えさせていただきます。

本日のいろいろな質疑を通しまして、契約学科の制度、こちらは大学にアプローチするものでございますし、未踏というのは特定の教育機関に紐づくものではございませんが、25歳未満、実態としては大学生だとか、より若い世代だとか、あるいは関連する事業として、さらに若年層の方が参加できるものがあったりということも聞き及んでおります。

こういうことを考えますと、経済産業省が人材育成に関する政策パッケージを広げていって、一方、現在まで続けていらっしゃるデジタルスキルの標準化、いわゆるDSSの策定改定といったところですとか、学びデラックスポータルの運営など、社会人向けのリスキリング政策はどんどん増えているというところではありますが、ここで今日お伺いしたような、より早い段階から意欲ある人材への支援を手厚くしていくということは、労働需給のミスマッチを長期的に改善していく上では、非常に重要です。

これ今どちらかというと制度設計の観点から申し上げてきましたけれども、実は学生ですとか、そういったこれから社会に出ていく側のニーズも大きいということが考えられます。

大臣もしかしたらご存知かもしれませんが、最近「ギュラレル」という言葉がございまして、これはシンギュラリティにされるということでですね、自分が大学で学んでいる間にAIが仕事を取ってしまうんじゃないかという危機感を持ってですね、学生が若いうちから会社で働きたいだとか、インターンをしていくだとか、産業界に関わっていきながら、自身の能力をしっかりと、能力と経験を積んでいきたいというような表れである、ある種の造語、新語でございます。

こういった意味でも、産業界の経験を先取りして、学生ができる、若年層ができるようなプログラムをどんどん拡充していくことというのは、すごく重要だと考えております。

ここで、ちょっと広く大臣にお伺いしたいと思います。

契約学科制度やこの未踏をはじめ、産業界のニーズに応じた若年層人材の育成に、経済産業省としてどのように取り組んでいくか、ぜひ意気込み含めお伺いさせてください。

答弁者 赤澤亮正

赤澤経済産業大臣。

私も最近のAIの進歩を見てて、40年前にギュラレルなくてよかったなということは率直に感じるところでございます。

なかなか本当に面白いけど難しい時代になったなと思うんです。

議員御指摘のとおり、労働需給のミスマッチを改善するためには、産業界のニーズに応じた人材育成が重要でございます。

経済産業省が発表した就業構造推計では、2040年には約440万人の事務職が余剰となる。

一方、AIロボット等利活用人材は約340万人、現場人材約260万人不足する可能性を示しております。

こうした結果も踏まえ、成長分野に関連して将来的な人材不足が懸念される理工・デジタル系を中心として、大学・高専の学部再編、機能強化が重要であり、文部科学省をはじめとする関係省庁や産業界と連携して進めていきたいと思っています。

加えて、産業連携による、ご指摘ありました契約学科のさらなる推進や、地方版未踏事業の実施による未踏事業の育成規模の拡大を進めることにより、若い人材の多様な才能を伸ばし、産業界での活躍につなげられる環境の整備を一層進めていきたいと思っています。

引き続き、関係省庁とも連携して、産業界のニーズに応じた人材育成に取り組んでまいりたいと思います。

質疑者 河合道雄

河合道雄君。

大臣、御答弁いただきましてありがとうございました。

まさに今おっしゃっていただいたように、産業界のニーズに応えながら、今日一つすごく重要なテーマだなというふうに考えておるのが、地方への展開も含めてというところでございます。

エッセンシャルサービスについて、産業競争力でも話しましたけれども、やはり地方でしっかりと産業が育っていくためには、人材育成の仕組みが担保されることが極めて重要だと思います。

大学学科制度でも地方都市での事例も報道ベースで出ていたりですとか、そういったそれぞれの地場産業に応じた研究技術ですとか、産業構造に合わせた人材育成を大学と接続しながら取り組んでいくということが重要だと考えております。

また、今少し触れてありましたけれども、高専のような、新しいというとちょっと語弊がありますが、さらに新しく注目をされているような高等教育機関が地元のニーズに合わせた形で、しっかりと人材育成の中心となっていくということを期待していきたいと思います。

大臣も前向きなお話をいただきましたけれども、産業界のニーズを組んでというところに、年齢の差がどんどんなくなる時代でございます。

プログラムを垣根を越えて連携しながら、多世代にしっかりと価値が届くような、そのような仕組みで、今後も経産省の施策を進めていただくことを期待しています。

委員長 工藤彰三

工藤彰三君。

答弁者 赤澤亮正

赤澤亮正大臣。

産業技術力強化法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び趣旨を御説明申し上げます。

近年、AIや量子などの分野において、研究開発の成果が急速に社会実装され、大きく社会を変えつつあり、研究開発能力やその成果の起業化を行う能力である産業技術力の強化の観点から、重要技術への戦略的な支援がこれまで以上に重要となっております。

こうした中、世界各国で戦略的な技術領域への重点支援や研究開発拠点の誘致競争が激化をしています。

このため、我が国においても戦略的に重要な技術を特定し、その研究開発を重点的に支援することが必要です。

こうした状況を踏まえ、支援すべき革新的な技術である重点産業技術を指定し、当該重点産業技術に関する研究開発を促進し、もって、我が国産業の持続的な発展を図るため、本法律案を提出した次第であります。

次に、本法律案の要旨を御説明申し上げます。

第一に、重点的に研究開発を支援すべき、戦略的に重要な技術を重点産業技術として指定し、重点産業技術に関する研究開発について計画認定を行う制度や、大学や国立研究開発法人といった研究開発機関が有する重点産業技術に関する共同研究開発のための拠点の認定を行う制度を創設します。

第二に、認定された事業者や研究開発機関が認定計画に基づいて行った研究開発について、その試験研究費の40%を法人税額から控除し、また、認定を受けた拠点と共同研究開発をした場合は、50%を法人税額から控除する研究開発税制の特例を適用します。

加えて、補助金等で取得した設備を認定計画に基づく研究開発に転用するための承認手続の迅速化や、事業者が事業所管大臣と規制所管大臣の認定を受けて実施を行い、得られた情報を用いて規制の見直しにつなげていく、規制のサンドボックス制度を通じた規制改革の円滑化、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構による助言といった支援措置を講じます。

第三に、国等の委託研究開発に係る特許権等を受託者に帰属させることができる、いわゆる日本版バイドール制度において、当該特許権等が重点産業技術に関するものである場合、受託者が当該特許権等を正当な理由なく、相当期間利用していない際、その利用を促す措置を講じます。

以上が本法律案の提案理由及びその要旨であります。

何卒、御審議の上、速やかに御賛同くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

丹野みどり (国民民主党・無所属クラブ) 1発言 ▶ 動画
質疑者 丹野みどり

ご視聴ありがとうございました。

鈴木義弘 (国民民主党・無所属クラブ) 1発言 ▶ 動画
質疑者 鈴木義弘

ご視聴ありがとうございました。

工藤彰三 (経済産業委員長) 1発言 ▶ 動画
委員長 工藤彰三

ご視聴ありがとうございました。

牧野俊一 (参政党) 1発言 ▶ 動画
質疑者 牧野俊一

ご視聴ありがとうございました。

河合道雄 (チームみらい) 1発言 ▶ 動画
質疑者 河合道雄

ご視聴ありがとうございました。

赤澤亮正 (経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)) 1発言 ▶ 動画
答弁者 赤澤亮正

ご視聴ありがとうございました。